JP2002217728A - A/d変換回路 - Google Patents
A/d変換回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被変換信号をそれぞれ異なるタイミングでサ
ンプリングして当該サンプリング信号値を出力する複数
のA/D変換器5、6から構成されたA/D変換部によ
り被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換す
るA/D変換回路で、各A/D変換器5、6の個体差に
よる変換特性の違いを補正する 【解決手段】 補正情報取得手段10がA/D変換部に
基準信号を入力して当該A/D変換部から出力されるデ
ジタル信号を取得し、取得したデジタル信号と予め用意
された基準デジタル信号とを整合させるための補正情報
を取得し、被変換信号をA/D変換部によりアナログ信
号からデジタル信号へ変換する場合に、補正手段10が
当該A/D変換部から出力されるデジタル信号を取得し
た補正情報を用いて補正する。
ンプリングして当該サンプリング信号値を出力する複数
のA/D変換器5、6から構成されたA/D変換部によ
り被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換す
るA/D変換回路で、各A/D変換器5、6の個体差に
よる変換特性の違いを補正する 【解決手段】 補正情報取得手段10がA/D変換部に
基準信号を入力して当該A/D変換部から出力されるデ
ジタル信号を取得し、取得したデジタル信号と予め用意
された基準デジタル信号とを整合させるための補正情報
を取得し、被変換信号をA/D変換部によりアナログ信
号からデジタル信号へ変換する場合に、補正手段10が
当該A/D変換部から出力されるデジタル信号を取得し
た補正情報を用いて補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のA/D(An
alog to Digital)変換器から構成されたA/D変換部
により被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換するA/D変換回路に関し、特に、各A/D変換器の
個体差による変換特性の違いを補正するA/D変換回路
に関する。
alog to Digital)変換器から構成されたA/D変換部
により被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換するA/D変換回路に関し、特に、各A/D変換器の
個体差による変換特性の違いを補正するA/D変換回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号をデジタル信号へ変換して
信号処理を行う電気回路では、一般に、A/D変換器を
用いて処理対象となる信号をアナログ信号からデジタル
信号へ変換(A/D変換)することが行われている。例
えば、近年、通信の分野ではソフトウエアラジオに関す
る技術の研究開発が盛んに行われており、この技術は無
線通信に用いられる変調器や復調器をデジタル信号処理
により実現するものであり、この処理の最初の段階でA
/D変換器が用いられる。
信号処理を行う電気回路では、一般に、A/D変換器を
用いて処理対象となる信号をアナログ信号からデジタル
信号へ変換(A/D変換)することが行われている。例
えば、近年、通信の分野ではソフトウエアラジオに関す
る技術の研究開発が盛んに行われており、この技術は無
線通信に用いられる変調器や復調器をデジタル信号処理
により実現するものであり、この処理の最初の段階でA
/D変換器が用いられる。
【0003】また、ソフトウエアラジオでは、できる限
りハードウエアを共通化するために、できる限り高い周
波数で処理対象となる通信信号をサンプリングしてデジ
タル化することが要求され、具体的には、例えば数10
MHz程度の周波数が用いられるのが望ましい。また、
ソフトウエアラジオでは、同時に、高精度な処理が必要
とされるため、A/D変換のビット精度としては14〜
16ビット(bit)程度が要求される。
りハードウエアを共通化するために、できる限り高い周
波数で処理対象となる通信信号をサンプリングしてデジ
タル化することが要求され、具体的には、例えば数10
MHz程度の周波数が用いられるのが望ましい。また、
ソフトウエアラジオでは、同時に、高精度な処理が必要
とされるため、A/D変換のビット精度としては14〜
16ビット(bit)程度が要求される。
【0004】しかしながら、デバイス技術において、上
述のような高速且つ高精度なA/D変換器を製造するこ
とは困難であり、例えば精度を犠牲にして高速変換とす
るか、或いは、速度を犠牲にして高精度変換とすること
が行われていた。また、もしも高速且つ高精度なA/D
変換器を採用するとしても、このようなA/D変換器は
非常に高価であるため、製品のコストを考えると安易に
採用することはできない。
述のような高速且つ高精度なA/D変換器を製造するこ
とは困難であり、例えば精度を犠牲にして高速変換とす
るか、或いは、速度を犠牲にして高精度変換とすること
が行われていた。また、もしも高速且つ高精度なA/D
変換器を採用するとしても、このようなA/D変換器は
非常に高価であるため、製品のコストを考えると安易に
採用することはできない。
【0005】このような問題に対して、複数のA/D変
換器を用いることで高速且つ高精度なA/D変換を実現
することが考えられる。例えば特開平6−6222号公
報(以下で、文献1と言う)では、複数個のA/D変換
器を互いに並列に接続してこれら複数個のA/D変換器
を交互に動作させることで、単一のA/D変換器の動作
速度と比べて、当該複数倍の動作速度のA/D変換が実
現されることが記載されている。
換器を用いることで高速且つ高精度なA/D変換を実現
することが考えられる。例えば特開平6−6222号公
報(以下で、文献1と言う)では、複数個のA/D変換
器を互いに並列に接続してこれら複数個のA/D変換器
を交互に動作させることで、単一のA/D変換器の動作
速度と比べて、当該複数倍の動作速度のA/D変換が実
現されることが記載されている。
【0006】次に、このように複数個のA/D変換器を
用いることで、単一のA/D変換器の仕様を上回る高速
なA/D変換を実現するA/D変換回路の一例を説明す
る。図2には、このようなA/D変換回路の一例とし
て、2個のA/D変換器を用いた場合の構成例を示して
ある。なお、A/D変換器の個数としては、3個以上で
あってもよい。
用いることで、単一のA/D変換器の仕様を上回る高速
なA/D変換を実現するA/D変換回路の一例を説明す
る。図2には、このようなA/D変換回路の一例とし
て、2個のA/D変換器を用いた場合の構成例を示して
ある。なお、A/D変換器の個数としては、3個以上で
あってもよい。
【0007】同図に示したA/D変換回路は、増幅器1
1と、帯域濾波器12と、第1のA/D変換器13と、
第2のA/D変換器14と、2分周器15と、バッファ
16と、インバータ17と、切換スイッチ18とから構
成されている。なお、第1のA/D変換器13と第2の
A/D変換器14としては、例えば同一製品のA/D変
換器が用いられている。
1と、帯域濾波器12と、第1のA/D変換器13と、
第2のA/D変換器14と、2分周器15と、バッファ
16と、インバータ17と、切換スイッチ18とから構
成されている。なお、第1のA/D変換器13と第2の
A/D変換器14としては、例えば同一製品のA/D変
換器が用いられている。
【0008】このA/D変換回路により行われる動作例
を示す。まず、A/D変換対象となる信号(被変換信
号)が増幅器11により所望の電圧になるように増幅さ
れ、当該増幅信号が帯域濾波器12により所望の帯域に
制限されて、2個のA/D変換器13、14へ同時に入
力される。なお、帯域濾波器12からの出力信号がそれ
ぞれのA/D変換器13、14に同時に入力されるよう
に、帯域濾波器12の出力端からそれぞれのA/D変換
器13、14の入力端までの配線の長さが等しくされて
いる。
を示す。まず、A/D変換対象となる信号(被変換信
号)が増幅器11により所望の電圧になるように増幅さ
れ、当該増幅信号が帯域濾波器12により所望の帯域に
制限されて、2個のA/D変換器13、14へ同時に入
力される。なお、帯域濾波器12からの出力信号がそれ
ぞれのA/D変換器13、14に同時に入力されるよう
に、帯域濾波器12の出力端からそれぞれのA/D変換
器13、14の入力端までの配線の長さが等しくされて
いる。
【0009】また、この例では、各A/D変換器13、
14の最高サンプリング周波数の2倍の値がA/D変換
回路全体として要求されるサンプリング周波数となって
おり、当該サンプリング周波数を有するサンプリングク
ロック信号が2分周器15及び切換スイッチ18に入力
される。
14の最高サンプリング周波数の2倍の値がA/D変換
回路全体として要求されるサンプリング周波数となって
おり、当該サンプリング周波数を有するサンプリングク
ロック信号が2分周器15及び切換スイッチ18に入力
される。
【0010】また、2分周器15では入力されるサンプ
リングクロック信号の周波数が1/2倍に2分周されて
出力され、その後、当該2分周された信号が2つに分配
されて、一方の分配信号がバッファ16を通過すること
で遅延させられて第1のA/D変換器13にサンプリン
グクロック信号として入力され、同時に、他方の分配信
号がインバータ17を通過することで位相が反転させら
れて第2のA/D変換器14にサンプリングクロック信
号として入力される。
リングクロック信号の周波数が1/2倍に2分周されて
出力され、その後、当該2分周された信号が2つに分配
されて、一方の分配信号がバッファ16を通過すること
で遅延させられて第1のA/D変換器13にサンプリン
グクロック信号として入力され、同時に、他方の分配信
号がインバータ17を通過することで位相が反転させら
れて第2のA/D変換器14にサンプリングクロック信
号として入力される。
【0011】帯域濾波器12から各A/D変換器13、
14に入力された信号は、各A/D変換器13、14に
入力される各サンプリングクロック信号に従ったタイミ
ングでサンプリングされ、これにより、各A/D変換器
13、14では帯域濾波器12から入力された信号がA
/D変換されて、この結果として得られたデジタル信号
が切換スイッチ18に入力される。
14に入力された信号は、各A/D変換器13、14に
入力される各サンプリングクロック信号に従ったタイミ
ングでサンプリングされ、これにより、各A/D変換器
13、14では帯域濾波器12から入力された信号がA
/D変換されて、この結果として得られたデジタル信号
が切換スイッチ18に入力される。
【0012】ここで、通常のA/D変換器ではA/D変
換のタイミングとして外部から与えられるサンプリング
クロック信号の立ち上がりエッジ若しくは立ち下がりエ
ッジのいずれかを利用しており、この例では、2分周器
15からの他方の分配信号の位相をインバータ17によ
り反転させることで、第1のA/D変換器13と第2の
A/D変換器14とでちょうど半クロック(1/2周
期)分ずれたサンプリングクロック信号が入力されるよ
うになっている。これにより、各A/D変換器13、1
4から切換スイッチ18へ出力されるデジタル信号は互
いに半クロック分ずれてサンプリングされたものとな
る。
換のタイミングとして外部から与えられるサンプリング
クロック信号の立ち上がりエッジ若しくは立ち下がりエ
ッジのいずれかを利用しており、この例では、2分周器
15からの他方の分配信号の位相をインバータ17によ
り反転させることで、第1のA/D変換器13と第2の
A/D変換器14とでちょうど半クロック(1/2周
期)分ずれたサンプリングクロック信号が入力されるよ
うになっている。これにより、各A/D変換器13、1
4から切換スイッチ18へ出力されるデジタル信号は互
いに半クロック分ずれてサンプリングされたものとな
る。
【0013】切換スイッチ18では、入力される2分周
される前のサンプリングクロック信号に従ったタイミン
グでスイッチを第1のA/D変換器13と第2のA/D
変換器14とでA/D変換順に交互に切り換えることに
より、第1のA/D変換器13からのデジタル信号と第
2のA/D変換器14からのデジタル信号とを交互に後
続する処理を行う回路へ出力する。
される前のサンプリングクロック信号に従ったタイミン
グでスイッチを第1のA/D変換器13と第2のA/D
変換器14とでA/D変換順に交互に切り換えることに
より、第1のA/D変換器13からのデジタル信号と第
2のA/D変換器14からのデジタル信号とを交互に後
続する処理を行う回路へ出力する。
【0014】すると、切換スイッチ18から出力される
デジタル信号は、2分周される前のサンプリングクロッ
ク信号のサンプリング周波数に対応したもの、つまり、
各A/D変換器13、14の最高サンプリング周波数の
2倍の周波数に対応したものとなる。
デジタル信号は、2分周される前のサンプリングクロッ
ク信号のサンプリング周波数に対応したもの、つまり、
各A/D変換器13、14の最高サンプリング周波数の
2倍の周波数に対応したものとなる。
【0015】ここで、図3を参照して、上記図2に示し
たA/D変換回路により行われる一連のサンプリング処
理の様子の一例を示す。なお、ここでは、被変換信号と
して正弦波を用いた場合を示す。また、同図(a)〜同
図(d)のグラフの横軸は時間経過を示しており、縦軸
は信号の電圧を示している。
たA/D変換回路により行われる一連のサンプリング処
理の様子の一例を示す。なお、ここでは、被変換信号と
して正弦波を用いた場合を示す。また、同図(a)〜同
図(d)のグラフの横軸は時間経過を示しており、縦軸
は信号の電圧を示している。
【0016】同図(a)には、被変換信号となる正弦波
の一例を示してある。ここで、同図(a)に破線で示し
た時間間隔t[s]が所望のサンプリング周期に相当
し、2分周される前のサンプリングクロック信号の周期
に相当する。
の一例を示してある。ここで、同図(a)に破線で示し
た時間間隔t[s]が所望のサンプリング周期に相当
し、2分周される前のサンプリングクロック信号の周期
に相当する。
【0017】同図(b)には、第1のA/D変換器13
により被変換信号をサンプリングした場合にサンプリン
グされる信号値(サンプリング信号値)の一例を黒丸で
示してある。ここで、同図(b)に破線で示した時間間
隔2t[s]は、第1のA/D変換器13や第2のA/
D変換器14に入力されるサンプリングクロック信号の
周期に相当し、2分周された後のサンプリングクロック
信号の周期に相当する。
により被変換信号をサンプリングした場合にサンプリン
グされる信号値(サンプリング信号値)の一例を黒丸で
示してある。ここで、同図(b)に破線で示した時間間
隔2t[s]は、第1のA/D変換器13や第2のA/
D変換器14に入力されるサンプリングクロック信号の
周期に相当し、2分周された後のサンプリングクロック
信号の周期に相当する。
【0018】これに対して、同図(c)には、第2のA
/D変換器14により被変換信号をサンプリングした場
合にサンプリングされる信号値(サンプリング信号値)
の一例を白丸で示してある。上述のように、第1のA/
D変換器13によるサンプリングのタイミングと第2の
A/D変換器14によるサンプリングのタイミングとは
互いにt[s]ずれているため、同図(b)に黒丸で示
したサンプリング信号値と同図(c)に白丸で示したサ
ンプリング信号値とは互いにt[s]ずれてサンプリン
グされたものとなる。
/D変換器14により被変換信号をサンプリングした場
合にサンプリングされる信号値(サンプリング信号値)
の一例を白丸で示してある。上述のように、第1のA/
D変換器13によるサンプリングのタイミングと第2の
A/D変換器14によるサンプリングのタイミングとは
互いにt[s]ずれているため、同図(b)に黒丸で示
したサンプリング信号値と同図(c)に白丸で示したサ
ンプリング信号値とは互いにt[s]ずれてサンプリン
グされたものとなる。
【0019】そして、同図(d)には、第1のA/D変
換器13により得られたサンプリング信号値と第2のA
/D変換器14により得られたサンプリング信号値とを
切換スイッチ18により交互に取り出すことで得られる
サンプリング信号値を黒丸及び白丸で示してあり、これ
は所望のサンプリング周期t[s]で被変換信号をサン
プリングした場合に得られるデジタル信号と同じ信号値
を欠落なく取得したものとなっている。
換器13により得られたサンプリング信号値と第2のA
/D変換器14により得られたサンプリング信号値とを
切換スイッチ18により交互に取り出すことで得られる
サンプリング信号値を黒丸及び白丸で示してあり、これ
は所望のサンプリング周期t[s]で被変換信号をサン
プリングした場合に得られるデジタル信号と同じ信号値
を欠落なく取得したものとなっている。
【0020】なお、上記図2に示した例では、2個のA
/D変換器13、14から出力されるサンプリング信号
値を切換スイッチ18で切り換えてデジタル信号を取得
する構成を示したが、例えば複数のA/D変換器から出
力されるサンプリング信号値を直接的にDSP(Digita
l Signal Processor)に入力して処理する構成を用いる
こともでき、この構成では、各A/D変換器からのサン
プリング信号値を切り換える必要をなくすことができ
る。また、一般にDSPは外部のデバイスとのインタフ
ェースが容易な構造となっており、A/D変換器との接
続にはシリアルポート或いはパラレルポートを割り当て
ることができる。このようなポートを用いてDSPと各
A/D変換器とを接続した場合には、各A/D変換器に
よるA/D変換結果をDSPに取り込んだ後にDSPの
有するメモリ空間内へ再配置することにより、元の時系
列でのA/D変換結果を再現することができる。
/D変換器13、14から出力されるサンプリング信号
値を切換スイッチ18で切り換えてデジタル信号を取得
する構成を示したが、例えば複数のA/D変換器から出
力されるサンプリング信号値を直接的にDSP(Digita
l Signal Processor)に入力して処理する構成を用いる
こともでき、この構成では、各A/D変換器からのサン
プリング信号値を切り換える必要をなくすことができ
る。また、一般にDSPは外部のデバイスとのインタフ
ェースが容易な構造となっており、A/D変換器との接
続にはシリアルポート或いはパラレルポートを割り当て
ることができる。このようなポートを用いてDSPと各
A/D変換器とを接続した場合には、各A/D変換器に
よるA/D変換結果をDSPに取り込んだ後にDSPの
有するメモリ空間内へ再配置することにより、元の時系
列でのA/D変換結果を再現することができる。
【0021】以上のように、上記図2に示したようなA
/D変換回路では、複数個のA/D変換器を用いてそれ
ぞれのA/D変換器に同時に同じ被変換信号を入力し、
各A/D変換器によりA/D変換を行うタイミングを示
すサンプリングクロック信号の位相をA/D変換器の総
数の逆数に比例する分だけ互いにずらすことにより、単
一のA/D変換器と比べて高速なA/D変換を高精度に
行うことができる。なお、これら複数のA/D変換器の
それぞれによりA/D変換を行うタイミングは、具体的
には、例えば単一のA/D変換器の最高サンプリング周
波数に対応した周期をA/D変換器の総数で除算した結
果に相当する時間分だけ互いにずらされ、当該時間分が
例えば所望のサンプリング周期となる。
/D変換回路では、複数個のA/D変換器を用いてそれ
ぞれのA/D変換器に同時に同じ被変換信号を入力し、
各A/D変換器によりA/D変換を行うタイミングを示
すサンプリングクロック信号の位相をA/D変換器の総
数の逆数に比例する分だけ互いにずらすことにより、単
一のA/D変換器と比べて高速なA/D変換を高精度に
行うことができる。なお、これら複数のA/D変換器の
それぞれによりA/D変換を行うタイミングは、具体的
には、例えば単一のA/D変換器の最高サンプリング周
波数に対応した周期をA/D変換器の総数で除算した結
果に相当する時間分だけ互いにずらされ、当該時間分が
例えば所望のサンプリング周期となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
上記図2に示したようなA/D変換回路では、複数のA
/D変換器を用いることが必須となるところ、各A/D
変換器のデバイス自体の個体差による変換特性の違いが
生ずる場合があり、このような場合には、各A/D変換
器毎にサンプリングされる信号値の位相や振幅が若干ず
れてしまうことに起因して、被変換信号を正しくサンプ
リングしてA/D変換することができなくなってしまう
といった問題がある。
上記図2に示したようなA/D変換回路では、複数のA
/D変換器を用いることが必須となるところ、各A/D
変換器のデバイス自体の個体差による変換特性の違いが
生ずる場合があり、このような場合には、各A/D変換
器毎にサンプリングされる信号値の位相や振幅が若干ず
れてしまうことに起因して、被変換信号を正しくサンプ
リングしてA/D変換することができなくなってしまう
といった問題がある。
【0023】ここで、図4を参照して、このような問題
を具体的に説明する。同図には、各A/D変換器13、
14の個体差による変換特性の違いが顕著な場合におい
て、上記図2に示したA/D変換回路により行われる一
連のサンプリング処理の様子の一例を示してある。な
お、ここでは、被変換信号として正弦波を用いた場合を
示す。また、図4(a)〜図4(d)のグラフの横軸は
時間経過を示しており、縦軸は信号の電圧を示してい
る。
を具体的に説明する。同図には、各A/D変換器13、
14の個体差による変換特性の違いが顕著な場合におい
て、上記図2に示したA/D変換回路により行われる一
連のサンプリング処理の様子の一例を示してある。な
お、ここでは、被変換信号として正弦波を用いた場合を
示す。また、図4(a)〜図4(d)のグラフの横軸は
時間経過を示しており、縦軸は信号の電圧を示してい
る。
【0024】同図(a)には、被変換信号となる正弦波
の一例を示してある。ここで、同図(a)に破線で示し
た時間間隔t[s]が所望のサンプリング周期に相当
し、2分周される前のサンプリングクロック信号の周期
に相当する。
の一例を示してある。ここで、同図(a)に破線で示し
た時間間隔t[s]が所望のサンプリング周期に相当
し、2分周される前のサンプリングクロック信号の周期
に相当する。
【0025】同図(b)には、第1のA/D変換器13
により被変換信号をサンプリングした場合にサンプリン
グされる信号値(サンプリング信号値)の一例を黒丸で
示してあり、当該A/D変換器13の変換特性に起因し
てサンプリングされる信号値が理想的な値から多少ずれ
ている。ここで、同図(b)に破線で示した時間間隔2
t[s]が、第1のA/D変換器13や第2のA/D変
換器14に入力されるサンプリングクロック信号の周期
に相当し、2分周された後のサンプリングクロック信号
の周期に相当する。
により被変換信号をサンプリングした場合にサンプリン
グされる信号値(サンプリング信号値)の一例を黒丸で
示してあり、当該A/D変換器13の変換特性に起因し
てサンプリングされる信号値が理想的な値から多少ずれ
ている。ここで、同図(b)に破線で示した時間間隔2
t[s]が、第1のA/D変換器13や第2のA/D変
換器14に入力されるサンプリングクロック信号の周期
に相当し、2分周された後のサンプリングクロック信号
の周期に相当する。
【0026】また、同図(c)には、第2のA/D変換
器14により被変換信号をサンプリングした場合にサン
プリングされる信号値(サンプリング信号値)の一例を
白丸で示してあり、当該A/D変換器14の変換特性に
起因してサンプリングされる信号値が理想的な値から多
少ずれている。なお、上述のように、第1のA/D変換
器13によるサンプリングのタイミングと第2のA/D
変換器14によるサンプリングのタイミングとは互いに
t[s]ずれているため、同図(b)に黒丸で示したサ
ンプリング信号値と同図(c)に白丸で示したサンプリ
ング信号値とは互いにt[s]ずれたものとなる。
器14により被変換信号をサンプリングした場合にサン
プリングされる信号値(サンプリング信号値)の一例を
白丸で示してあり、当該A/D変換器14の変換特性に
起因してサンプリングされる信号値が理想的な値から多
少ずれている。なお、上述のように、第1のA/D変換
器13によるサンプリングのタイミングと第2のA/D
変換器14によるサンプリングのタイミングとは互いに
t[s]ずれているため、同図(b)に黒丸で示したサ
ンプリング信号値と同図(c)に白丸で示したサンプリ
ング信号値とは互いにt[s]ずれたものとなる。
【0027】そして、同図(d)には、第1のA/D変
換器13により得られたサンプリング信号値と第2のA
/D変換器14により得られたサンプリング信号値とを
切換スイッチ18により交互に取り出すことで得られる
サンプリング信号値を黒丸及び白丸で示してあり、これ
は所望のサンプリング周期で被変換信号をサンプリング
した場合に得られるデジタル信号と同じ信号値を欠落な
く取得したものとなっているが、各A/D変換器13、
14毎の変換特性の違いに起因して理想的なサンプリン
グ結果の波形からずれたものとなっている。
換器13により得られたサンプリング信号値と第2のA
/D変換器14により得られたサンプリング信号値とを
切換スイッチ18により交互に取り出すことで得られる
サンプリング信号値を黒丸及び白丸で示してあり、これ
は所望のサンプリング周期で被変換信号をサンプリング
した場合に得られるデジタル信号と同じ信号値を欠落な
く取得したものとなっているが、各A/D変換器13、
14毎の変換特性の違いに起因して理想的なサンプリン
グ結果の波形からずれたものとなっている。
【0028】なお、本発明と同様な問題の解決を図るも
のとして、例えば上記文献1では、アナログ入力波形の
変化分を検出する微分器からの微分出力波形を順次に切
り換えて複数個の積分器へ出力し、各積分器による積分
出力波形をそれぞれに対応したA/D変換器によりA/
D変換し、これら複数個のA/D変換器によるA/D変
換出力を加算器により加算することで、各A/D変換器
間に不可避的に存在するゲインエラー及びオフセットエ
ラーに起因する波形歪を低減させることを図っている。
のとして、例えば上記文献1では、アナログ入力波形の
変化分を検出する微分器からの微分出力波形を順次に切
り換えて複数個の積分器へ出力し、各積分器による積分
出力波形をそれぞれに対応したA/D変換器によりA/
D変換し、これら複数個のA/D変換器によるA/D変
換出力を加算器により加算することで、各A/D変換器
間に不可避的に存在するゲインエラー及びオフセットエ
ラーに起因する波形歪を低減させることを図っている。
【0029】本発明は、例えば上記図2に示したA/D
変換回路を例として述べたような従来の課題を解決する
ためになされたもので、複数のA/D変換器から構成さ
れたA/D変換部により被変換信号をアナログ信号から
デジタル信号へ変換するに際して、各A/D変換器の個
体差による変換特性の違いを補正することができ、これ
により、高速且つ高精度なA/D変換を簡易な構成で実
現することができるA/D変換回路を提供することを目
的とする。
変換回路を例として述べたような従来の課題を解決する
ためになされたもので、複数のA/D変換器から構成さ
れたA/D変換部により被変換信号をアナログ信号から
デジタル信号へ変換するに際して、各A/D変換器の個
体差による変換特性の違いを補正することができ、これ
により、高速且つ高精度なA/D変換を簡易な構成で実
現することができるA/D変換回路を提供することを目
的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るA/D変換回路では、被変換信号をそ
れぞれ異なるタイミングでサンプリングして当該サンプ
リング信号値を出力する複数のA/D変換器から構成さ
れたA/D変換部により被変換信号をアナログ信号から
デジタル信号へ変換する構成において、次のような処理
を行う。
め、本発明に係るA/D変換回路では、被変換信号をそ
れぞれ異なるタイミングでサンプリングして当該サンプ
リング信号値を出力する複数のA/D変換器から構成さ
れたA/D変換部により被変換信号をアナログ信号から
デジタル信号へ変換する構成において、次のような処理
を行う。
【0031】すなわち、補正情報取得手段がA/D変換
部に基準信号を入力して当該A/D変換部から出力され
るデジタル信号を取得し、取得したデジタル信号と予め
用意された基準デジタル信号とを整合させるための補正
情報を取得する。そして、被変換信号をA/D変換部に
よりアナログ信号からデジタル信号へ変換する場合に
は、補正手段が当該A/D変換部から出力されるデジタ
ル信号を取得した補正情報を用いて補正する。
部に基準信号を入力して当該A/D変換部から出力され
るデジタル信号を取得し、取得したデジタル信号と予め
用意された基準デジタル信号とを整合させるための補正
情報を取得する。そして、被変換信号をA/D変換部に
よりアナログ信号からデジタル信号へ変換する場合に
は、補正手段が当該A/D変換部から出力されるデジタ
ル信号を取得した補正情報を用いて補正する。
【0032】従って、上記のような補正によって各A/
D変換器の変換特性の違いに起因するA/D変換結果の
波形歪が低減されることで、各A/D変換器の個体差に
よる変換特性の違いを補正することができ、これによ
り、高速且つ高精度なA/D変換を簡易な構成で実現す
ることができる。
D変換器の変換特性の違いに起因するA/D変換結果の
波形歪が低減されることで、各A/D変換器の個体差に
よる変換特性の違いを補正することができ、これによ
り、高速且つ高精度なA/D変換を簡易な構成で実現す
ることができる。
【0033】ここで、被変換信号としては、種々な信号
が用いられてもよい。また、各A/D変換器により被変
換信号をサンプリングするタイミングとしては、例えば
各A/D変換器毎に互いに一定の時間だけずれたタイミ
ングが用いられる。また、A/D変換部では、例えば複
数のA/D変換器のそれぞれによりA/D変換結果とし
て得られるサンプリング信号値が1つの出力にまとめら
れ、この出力が当該A/D変換部によるA/D変換結果
であるデジタル信号となる。
が用いられてもよい。また、各A/D変換器により被変
換信号をサンプリングするタイミングとしては、例えば
各A/D変換器毎に互いに一定の時間だけずれたタイミ
ングが用いられる。また、A/D変換部では、例えば複
数のA/D変換器のそれぞれによりA/D変換結果とし
て得られるサンプリング信号値が1つの出力にまとめら
れ、この出力が当該A/D変換部によるA/D変換結果
であるデジタル信号となる。
【0034】また、A/D変換器としては、種々なもの
が用いられてもよい。また、複数のA/D変換器の数と
しては、種々な数が用いられてもよい。また、基準信号
としては、種々な信号が用いられてもよい。また、補正
情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば
被変換信号をA/D変換して得られるデジタル信号を補
正するための補正値の情報や、このような補正を行うた
めの関数の情報などを用いることができる。
が用いられてもよい。また、複数のA/D変換器の数と
しては、種々な数が用いられてもよい。また、基準信号
としては、種々な信号が用いられてもよい。また、補正
情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば
被変換信号をA/D変換して得られるデジタル信号を補
正するための補正値の情報や、このような補正を行うた
めの関数の情報などを用いることができる。
【0035】また、基準デジタル信号としては、例えば
基準信号をA/D変換した場合に得られる理想的なデジ
タル信号が用いられる。つまり、基準信号を実際にA/
D変換部によりA/D変換した場合に得られるデジタル
信号をこのような基準デジタル信号に整合させるための
補正情報を他の信号(被変換信号)に適用することで、
当該他の信号についても、A/D変換部による当該他の
信号のA/D変換結果を理想的なデジタル信号に補正す
ることができる。
基準信号をA/D変換した場合に得られる理想的なデジ
タル信号が用いられる。つまり、基準信号を実際にA/
D変換部によりA/D変換した場合に得られるデジタル
信号をこのような基準デジタル信号に整合させるための
補正情報を他の信号(被変換信号)に適用することで、
当該他の信号についても、A/D変換部による当該他の
信号のA/D変換結果を理想的なデジタル信号に補正す
ることができる。
【0036】また、基準信号をA/D変換部によりA/
D変換して得られるデジタル信号と基準デジタル信号と
を整合させるための補正情報としては、例えばこれらを
全く一致させることができるものが用いられるのが好ま
しいが、実用上で有効な程度で各A/D変換器毎の個体
差を補償することができれば、当該整合の程度としては
種々な程度が用いられてもよい。
D変換して得られるデジタル信号と基準デジタル信号と
を整合させるための補正情報としては、例えばこれらを
全く一致させることができるものが用いられるのが好ま
しいが、実用上で有効な程度で各A/D変換器毎の個体
差を補償することができれば、当該整合の程度としては
種々な程度が用いられてもよい。
【0037】また、補正情報取得手段によりA/D変換
部に基準信号を入力して補正情報を取得する処理が行わ
れるタイミングとしては、種々なタイミングが用いられ
てもよく、例えば被変換信号をA/D変換処理する前の
タイミングで予め補正情報が取得されてもよく、また、
例えばA/D変換部により被変換信号のA/D変換処理
が行われていない任意のタイミングを見計らって補正情
報が取得されてもよく、また、例えば被変換信号が周期
的な通信信号であるような場合には、A/D変換部によ
る被変換信号のA/D変換処理が必要とならない周期的
な空きタイミングで補正情報が取得されてもよい。
部に基準信号を入力して補正情報を取得する処理が行わ
れるタイミングとしては、種々なタイミングが用いられ
てもよく、例えば被変換信号をA/D変換処理する前の
タイミングで予め補正情報が取得されてもよく、また、
例えばA/D変換部により被変換信号のA/D変換処理
が行われていない任意のタイミングを見計らって補正情
報が取得されてもよく、また、例えば被変換信号が周期
的な通信信号であるような場合には、A/D変換部によ
る被変換信号のA/D変換処理が必要とならない周期的
な空きタイミングで補正情報が取得されてもよい。
【0038】なお、本発明では、例えばA/D変換回路
の使用状況等によって各A/D変換器の特性が変化した
ような場合においても、補正情報取得手段により補正情
報を取得し直してこのような変化に対応することができ
る構成としたが、他の構成例として、例えばこのような
変化に対応する必要のない場合には、予め測定等によっ
て取得された補正情報を格納したROM(Read Only Me
mory)等のメモリをA/D変換回路に備え、補正手段が
当該メモリから補正情報を読み取って当該補正情報を用
いて補正を行うような構成とすることもできる。
の使用状況等によって各A/D変換器の特性が変化した
ような場合においても、補正情報取得手段により補正情
報を取得し直してこのような変化に対応することができ
る構成としたが、他の構成例として、例えばこのような
変化に対応する必要のない場合には、予め測定等によっ
て取得された補正情報を格納したROM(Read Only Me
mory)等のメモリをA/D変換回路に備え、補正手段が
当該メモリから補正情報を読み取って当該補正情報を用
いて補正を行うような構成とすることもできる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係るA/D変換回
路の一例として、2個のA/D変換器を用いた場合の構
成例を示してあり、このA/D変換回路は、これら複数
個のA/D変換器のそれぞれの個体差による特性差を補
正するためのキャリブレーション回路を有した構成とな
っている。なお、A/D変換器の個数としては、3個以
上が用いられてもよい。
照して説明する。図1には、本発明に係るA/D変換回
路の一例として、2個のA/D変換器を用いた場合の構
成例を示してあり、このA/D変換回路は、これら複数
個のA/D変換器のそれぞれの個体差による特性差を補
正するためのキャリブレーション回路を有した構成とな
っている。なお、A/D変換器の個数としては、3個以
上が用いられてもよい。
【0040】同図に示した本例のA/D変換回路は、増
幅器1と、帯域濾波器2と、基準信号発生器3と、切換
スイッチ4と、第1のA/D変換器5と、第2のA/D
変換器6と、2分周器7と、バッファ8と、インバータ
9と、DSP10とから構成されている。なお、第1の
A/D変換器5と第2のA/D変換器6としては、例え
ば同一製品のA/D変換器が用いられている。
幅器1と、帯域濾波器2と、基準信号発生器3と、切換
スイッチ4と、第1のA/D変換器5と、第2のA/D
変換器6と、2分周器7と、バッファ8と、インバータ
9と、DSP10とから構成されている。なお、第1の
A/D変換器5と第2のA/D変換器6としては、例え
ば同一製品のA/D変換器が用いられている。
【0041】また、本例のA/D変換回路の構成や動作
は、各A/D変換器5、6からA/D変換結果として出
力されるデジタル信号が直接的にDSP10に入力され
る点や、被変換信号をA/D変換して得られるデジタル
信号を補正するためのキャリブレーション回路を備えて
いる点を除いては、例えば上記図2に示したA/D変換
回路の構成や動作と同様である。
は、各A/D変換器5、6からA/D変換結果として出
力されるデジタル信号が直接的にDSP10に入力され
る点や、被変換信号をA/D変換して得られるデジタル
信号を補正するためのキャリブレーション回路を備えて
いる点を除いては、例えば上記図2に示したA/D変換
回路の構成や動作と同様である。
【0042】次に、本例のA/D変換回路により補正情
報を取得する動作例を示す。すなわち、本例では、切換
スイッチ4の切換により、被変換信号を2個のA/D変
換器5、6に入力するか、或いは基準信号を2個のA/
D変換器5、6に入力するかを切り換えることができ
る。そして、補正情報を取得する場合には、基準信号が
2個のA/D変換器5、6に入力されるように切換スイ
ッチ4が切り換えられる。
報を取得する動作例を示す。すなわち、本例では、切換
スイッチ4の切換により、被変換信号を2個のA/D変
換器5、6に入力するか、或いは基準信号を2個のA/
D変換器5、6に入力するかを切り換えることができ
る。そして、補正情報を取得する場合には、基準信号が
2個のA/D変換器5、6に入力されるように切換スイ
ッチ4が切り換えられる。
【0043】具体的には、例えばA/D変換回路の電源
投入時やA/D変換処理を要しない任意の時間に、DP
S10から切換スイッチ4へ切換信号を出力することで
当該切換スイッチ4が基準信号発生器3側に切り換えら
れるようにし、これにより、基準信号発生器3により発
生させられる基準信号を切換スイッチ4を介して2個の
A/D変換器5、6に入力する。
投入時やA/D変換処理を要しない任意の時間に、DP
S10から切換スイッチ4へ切換信号を出力することで
当該切換スイッチ4が基準信号発生器3側に切り換えら
れるようにし、これにより、基準信号発生器3により発
生させられる基準信号を切換スイッチ4を介して2個の
A/D変換器5、6に入力する。
【0044】すると、各A/D変換器5、6では、それ
ぞれに入力されるサンプリングタイミング信号に従った
タイミングで基準信号がA/D変換されて、当該A/D
変換結果であるデジタル信号がDSP10に入力され
る。なお、サンプリングタイミング信号としては、後述
する被変換信号をA/D変換する際に用いられるものと
同じものが用いられる。
ぞれに入力されるサンプリングタイミング信号に従った
タイミングで基準信号がA/D変換されて、当該A/D
変換結果であるデジタル信号がDSP10に入力され
る。なお、サンプリングタイミング信号としては、後述
する被変換信号をA/D変換する際に用いられるものと
同じものが用いられる。
【0045】また、DSP10の内部のメモリには、基
準信号をA/D変換して得られる理想的なデジタル信号
(基準デジタル信号)の波形データ(基準波形データ)
が予め記憶されている。そして、DSP10では、2個
のA/D変換器5、6により基準信号を実際にA/D変
換した場合に得られるデジタル信号の波形データとメモ
リに予め記憶されている基準波形データとを照合し、こ
れらの間の振幅の比率から補正係数を算出する。また、
DSP10は、算出した補正係数をメモリに記憶してお
く。
準信号をA/D変換して得られる理想的なデジタル信号
(基準デジタル信号)の波形データ(基準波形データ)
が予め記憶されている。そして、DSP10では、2個
のA/D変換器5、6により基準信号を実際にA/D変
換した場合に得られるデジタル信号の波形データとメモ
リに予め記憶されている基準波形データとを照合し、こ
れらの間の振幅の比率から補正係数を算出する。また、
DSP10は、算出した補正係数をメモリに記憶してお
く。
【0046】なお、本例では、上記した補正係数とし
て、2個のA/D変換器5、6により基準信号をA/D
変換して得られるデジタル信号の波形データに補正係数
を乗算した結果がメモリに予め記憶されている基準波形
データと一致するような補正係数を用いている。
て、2個のA/D変換器5、6により基準信号をA/D
変換して得られるデジタル信号の波形データに補正係数
を乗算した結果がメモリに予め記憶されている基準波形
データと一致するような補正係数を用いている。
【0047】次に、本例のA/D変換回路により被変換
信号をA/D変換する動作例を示す。本例のA/D変換
回路では、上述のようにして補正係数を取得した後に、
DSP10から切換スイッチ4へ切換信号を出力するこ
とで当該切換スイッチ4が帯域濾波器2側に切り換えら
れるようにし、これにより、被変換信号が2個のA/D
変換器5、6に入力されてA/D変換されるようにす
る。
信号をA/D変換する動作例を示す。本例のA/D変換
回路では、上述のようにして補正係数を取得した後に、
DSP10から切換スイッチ4へ切換信号を出力するこ
とで当該切換スイッチ4が帯域濾波器2側に切り換えら
れるようにし、これにより、被変換信号が2個のA/D
変換器5、6に入力されてA/D変換されるようにす
る。
【0048】具体的には、まず、A/D変換対象となる
信号(被変換信号)が増幅器1により所望の電圧になる
ように増幅され、当該増幅信号が帯域濾波器2により所
望の帯域に制限されて、切換スイッチ4を介して2個の
A/D変換器5、6へ同時に入力される。なお、帯域濾
波器2からの出力信号がそれぞれのA/D変換器5、6
に同時に入力されるように、帯域濾波器2の出力端から
それぞれのA/D変換器5、6の入力端までの配線の長
さが等しくされている。
信号(被変換信号)が増幅器1により所望の電圧になる
ように増幅され、当該増幅信号が帯域濾波器2により所
望の帯域に制限されて、切換スイッチ4を介して2個の
A/D変換器5、6へ同時に入力される。なお、帯域濾
波器2からの出力信号がそれぞれのA/D変換器5、6
に同時に入力されるように、帯域濾波器2の出力端から
それぞれのA/D変換器5、6の入力端までの配線の長
さが等しくされている。
【0049】また、本例では、各A/D変換器5、6の
最高のサンプリング周波数の2倍の値がA/D変換回路
全体として要求されるサンプリング周波数となってお
り、このサンプリング周波数を有するサンプリングクロ
ック信号が2分周器7に入力される。
最高のサンプリング周波数の2倍の値がA/D変換回路
全体として要求されるサンプリング周波数となってお
り、このサンプリング周波数を有するサンプリングクロ
ック信号が2分周器7に入力される。
【0050】また、2分周器7では入力されるサンプリ
ングクロック信号の周波数が1/2倍に2分周されて出
力され、その後、当該2分周された信号が2つに分配さ
れて、一方の分配信号がバッファ8を通過することで遅
延させられて第1のA/D変換器5にサンプリングクロ
ック信号として入力され、同時に、他方の分配信号がイ
ンバータ9を通過することで位相が反転させられて第2
のA/D変換器6にサンプリングクロック信号として入
力される。
ングクロック信号の周波数が1/2倍に2分周されて出
力され、その後、当該2分周された信号が2つに分配さ
れて、一方の分配信号がバッファ8を通過することで遅
延させられて第1のA/D変換器5にサンプリングクロ
ック信号として入力され、同時に、他方の分配信号がイ
ンバータ9を通過することで位相が反転させられて第2
のA/D変換器6にサンプリングクロック信号として入
力される。
【0051】帯域濾波器2から切換スイッチ4を介して
各A/D変換器5、6に入力された信号は、各A/D変
換器5、6に入力される各サンプリングクロック信号に
従ったタイミングでサンプリングされ、これにより、各
A/D変換器5、6では帯域濾波器2から入力された信
号がA/D変換されて、この結果として得られたデジタ
ル信号がDSP10に入力される。
各A/D変換器5、6に入力された信号は、各A/D変
換器5、6に入力される各サンプリングクロック信号に
従ったタイミングでサンプリングされ、これにより、各
A/D変換器5、6では帯域濾波器2から入力された信
号がA/D変換されて、この結果として得られたデジタ
ル信号がDSP10に入力される。
【0052】ここで、本例のA/D変換器5、6ではA
/D変換のタイミングとして外部から与えられるサンプ
リングクロック信号の立ち上がりエッジ若しくは立ち下
がりエッジのいずれかを利用しており、本例では、2分
周器7からの他方の分配信号の位相をインバータ9によ
り反転させることで、第1のA/D変換器5と第2のA
/D変換器6とでちょうど半クロック分ずれたサンプリ
ングクロック信号が入力されるようになっている。これ
により、各A/D変換器5、6からDSP10へ出力さ
れるデジタル信号は互いに半クロック分ずれてサンプリ
ングされたものとなる。
/D変換のタイミングとして外部から与えられるサンプ
リングクロック信号の立ち上がりエッジ若しくは立ち下
がりエッジのいずれかを利用しており、本例では、2分
周器7からの他方の分配信号の位相をインバータ9によ
り反転させることで、第1のA/D変換器5と第2のA
/D変換器6とでちょうど半クロック分ずれたサンプリ
ングクロック信号が入力されるようになっている。これ
により、各A/D変換器5、6からDSP10へ出力さ
れるデジタル信号は互いに半クロック分ずれてサンプリ
ングされたものとなる。
【0053】次に、DSP10では、2個のA/D変換
器5、6から入力される2つのデジタル信号を組み合わ
せることで、2分周される前のサンプリングクロック信
号のサンプリング周波数に対応したデジタル信号、つま
り、各A/D変換器5、6の最高サンプリング周波数の
2倍の周波数で被変換信号をA/D変換して得られるデ
ジタル信号を取得する。
器5、6から入力される2つのデジタル信号を組み合わ
せることで、2分周される前のサンプリングクロック信
号のサンプリング周波数に対応したデジタル信号、つま
り、各A/D変換器5、6の最高サンプリング周波数の
2倍の周波数で被変換信号をA/D変換して得られるデ
ジタル信号を取得する。
【0054】そして、DSP10では、このようにして
取得したデジタル信号の波形データに対してメモリに記
憶されている補正係数を乗算し、当該乗算結果を補正後
のデジタル信号の波形データとしてメモリに書き込むこ
とで、デジタル信号の補正を行う。このようにして、被
変換信号をA/D変換器5、6によりA/D変換して得
られるデジタル信号の補正(キャリブレーション)処理
が完了し、これにより、複数個のA/D変換器5、6の
それぞれの個体差による特性差を補正することができ
る。
取得したデジタル信号の波形データに対してメモリに記
憶されている補正係数を乗算し、当該乗算結果を補正後
のデジタル信号の波形データとしてメモリに書き込むこ
とで、デジタル信号の補正を行う。このようにして、被
変換信号をA/D変換器5、6によりA/D変換して得
られるデジタル信号の補正(キャリブレーション)処理
が完了し、これにより、複数個のA/D変換器5、6の
それぞれの個体差による特性差を補正することができ
る。
【0055】なお、本例では、2個のA/D変換器5、
6を用いた場合を示したが、3個以上のA/D変換器を
用いた場合についても、同様に、例えば所望のサンプリ
ング周波数を有するサンプリングクロック信号をA/D
変換器の使用個数の逆数で分周して用い、更に、各A/
D変換器によるA/D変換のタイミングをA/D変換器
の使用個数の逆数に比例する分だけ互いにずらすことに
より、被変換信号を高速且つ高精度にA/D変換するこ
とができる。
6を用いた場合を示したが、3個以上のA/D変換器を
用いた場合についても、同様に、例えば所望のサンプリ
ング周波数を有するサンプリングクロック信号をA/D
変換器の使用個数の逆数で分周して用い、更に、各A/
D変換器によるA/D変換のタイミングをA/D変換器
の使用個数の逆数に比例する分だけ互いにずらすことに
より、被変換信号を高速且つ高精度にA/D変換するこ
とができる。
【0056】以上のように、本例のA/D変換回路で
は、A/D変換部を構成する複数のA/D変換器5、6
のそれぞれの個体差による特性差を補正するために、基
準信号を当該A/D変換部に入力し、これにより得られ
るデジタル信号の波形データと予め用意された基準デジ
タル信号の基準波形データとを照合することで補正係数
を算出することが行われる。そして、本例のA/D変換
回路では、次に被変換信号をA/D変換部によりアナロ
グ信号からデジタル信号へ変換するに際して、このよう
な補正係数を用いてA/D変換部により得られるデジタ
ル信号を補正することが行われる。
は、A/D変換部を構成する複数のA/D変換器5、6
のそれぞれの個体差による特性差を補正するために、基
準信号を当該A/D変換部に入力し、これにより得られ
るデジタル信号の波形データと予め用意された基準デジ
タル信号の基準波形データとを照合することで補正係数
を算出することが行われる。そして、本例のA/D変換
回路では、次に被変換信号をA/D変換部によりアナロ
グ信号からデジタル信号へ変換するに際して、このよう
な補正係数を用いてA/D変換部により得られるデジタ
ル信号を補正することが行われる。
【0057】なお、本例では、2個のA/D変換器5、
6が、本発明に言う被変換信号をそれぞれ異なるタイミ
ングでサンプリングして当該サンプリング信号値を出力
する複数のA/D変換器に相当し、2個のA/D変換器
5、6から構成されたA/D変換部が、本発明に言うA
/D変換部に相当する。
6が、本発明に言う被変換信号をそれぞれ異なるタイミ
ングでサンプリングして当該サンプリング信号値を出力
する複数のA/D変換器に相当し、2個のA/D変換器
5、6から構成されたA/D変換部が、本発明に言うA
/D変換部に相当する。
【0058】また、本例では、基準信号発生器3により
発生させた基準信号をA/D変換部に入力して当該A/
D変換部から出力されるデジタル信号をDSP10によ
り取得し、取得したデジタル信号の波形データと予め用
意された基準デジタル信号の基準波形データとを整合さ
せるための補正情報として補正係数をDSP10により
取得する機能により、本発明に言う補正情報取得手段が
構成されている。
発生させた基準信号をA/D変換部に入力して当該A/
D変換部から出力されるデジタル信号をDSP10によ
り取得し、取得したデジタル信号の波形データと予め用
意された基準デジタル信号の基準波形データとを整合さ
せるための補正情報として補正係数をDSP10により
取得する機能により、本発明に言う補正情報取得手段が
構成されている。
【0059】また、本例では、被変換信号をA/D変換
部によりアナログ信号からデジタル信号へ変換する場合
に当該A/D変換部から出力されるデジタル信号をDS
P10により取得した補正係数を用いて補正する機能に
より、本発明に言う補正手段が構成されている。
部によりアナログ信号からデジタル信号へ変換する場合
に当該A/D変換部から出力されるデジタル信号をDS
P10により取得した補正係数を用いて補正する機能に
より、本発明に言う補正手段が構成されている。
【0060】ここで、本発明に係るA/D変換回路の構
成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種
々な構成が用いられてもよい。また、本発明の適用分野
としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発
明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種
々な構成が用いられてもよい。また、本発明の適用分野
としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発
明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
【0061】また、本発明に係るA/D変換回路におい
て行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメ
モリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサが
ROMに格納された制御プログラムを実行することによ
り制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当
該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウ
エア回路として構成されてもよい。また、本発明は上記
の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)デ
ィスクやCD−ROM等のコンピュータにより読み取り
可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握す
ることもでき、当該制御プログラムを記録媒体からコン
ピュータに入力してプロセッサに実行させることによ
り、本発明に係る処理を遂行させることができる。
て行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメ
モリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサが
ROMに格納された制御プログラムを実行することによ
り制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当
該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウ
エア回路として構成されてもよい。また、本発明は上記
の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)デ
ィスクやCD−ROM等のコンピュータにより読み取り
可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握す
ることもでき、当該制御プログラムを記録媒体からコン
ピュータに入力してプロセッサに実行させることによ
り、本発明に係る処理を遂行させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るA/
D変換回路によると、被変換信号をそれぞれ異なるタイ
ミングでサンプリングして当該サンプリング信号値を出
力する複数のA/D変換器から構成されたA/D変換部
により被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換する構成において、A/D変換部に基準信号を入力し
て当該A/D変換部から出力されるデジタル信号を取得
し、取得したデジタル信号と予め用意された基準デジタ
ル信号とを整合させるための補正情報を取得し、被変換
信号をA/D変換部によりアナログ信号からデジタル信
号へ変換する場合に当該A/D変換部から出力されるデ
ジタル信号を取得した補正情報を用いて補正するように
したため、各A/D変換器の個体差による変換特性の違
いを補正することができ、これにより、高速且つ高精度
なA/D変換を簡易な構成で実現することができる。
D変換回路によると、被変換信号をそれぞれ異なるタイ
ミングでサンプリングして当該サンプリング信号値を出
力する複数のA/D変換器から構成されたA/D変換部
により被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換する構成において、A/D変換部に基準信号を入力し
て当該A/D変換部から出力されるデジタル信号を取得
し、取得したデジタル信号と予め用意された基準デジタ
ル信号とを整合させるための補正情報を取得し、被変換
信号をA/D変換部によりアナログ信号からデジタル信
号へ変換する場合に当該A/D変換部から出力されるデ
ジタル信号を取得した補正情報を用いて補正するように
したため、各A/D変換器の個体差による変換特性の違
いを補正することができ、これにより、高速且つ高精度
なA/D変換を簡易な構成で実現することができる。
【図1】 本発明に係るA/D変換回路の一例を示す図
である。
である。
【図2】 複数のA/D変換器を用いたA/D変換回路
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図3】 被変換信号のサンプリングの一例を示す図で
ある。
ある。
【図4】 A/D変換器毎にサンプリング信号の特性が
異なる場合における被変換信号のサンプリングの一例を
示す図である。
異なる場合における被変換信号のサンプリングの一例を
示す図である。
1、11・・増幅器、 2、12・・帯域濾波器、 3
・・基準信号発生器、4、18・・切換スイッチ、
5、6、13、14・・A/D変換器、7、15・・2
分周器、 8、16・・バッファ、 9、17・・イン
バータ、10・・DSP、
・・基準信号発生器、4、18・・切換スイッチ、
5、6、13、14・・A/D変換器、7、15・・2
分周器、 8、16・・バッファ、 9、17・・イン
バータ、10・・DSP、
Claims (1)
- 【請求項1】 被変換信号をそれぞれ異なるタイミング
でサンプリングして当該サンプリング信号値を出力する
複数のA/D変換器から構成されたA/D変換部により
被変換信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換する
A/D変換回路であって、 A/D変換部に基準信号を入力して当該A/D変換部か
ら出力されるデジタル信号を取得し、取得したデジタル
信号と予め用意された基準デジタル信号とを整合させる
ための補正情報を取得する補正情報取得手段と、 被変換信号をA/D変換部によりアナログ信号からデジ
タル信号へ変換する場合に当該A/D変換部から出力さ
れるデジタル信号を取得した補正情報を用いて補正する
補正手段と、 を備えたことを特徴とするA/D変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008752A JP2002217728A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | A/d変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008752A JP2002217728A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | A/d変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002217728A true JP2002217728A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18876329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008752A Pending JP2002217728A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | A/d変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002217728A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184192A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Shimadzu Corp | 電子天びん |
JP2008275730A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sec:Kk | 音響信号符号化装置及び音響信号符号化方法 |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001008752A patent/JP2002217728A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184192A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Shimadzu Corp | 電子天びん |
JP2008275730A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sec:Kk | 音響信号符号化装置及び音響信号符号化方法 |
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