JPH09252251A - 多相クロック信号発生回路およびアナログ・ディジタル変換器 - Google Patents

多相クロック信号発生回路およびアナログ・ディジタル変換器

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JPH09252251A
JPH09252251A JP8059434A JP5943496A JPH09252251A JP H09252251 A JPH09252251 A JP H09252251A JP 8059434 A JP8059434 A JP 8059434A JP 5943496 A JP5943496 A JP 5943496A JP H09252251 A JPH09252251 A JP H09252251A
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analog
clock signal
digital
sample
circuit
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JP8059434A
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Haruo Kobayashi
春夫 小林
Tsutomu Tobari
勉 戸張
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TERA TEC KK
Original Assignee
TERA TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタリーブ方式のアナログ・ディジタル変
換器では、複数のサンプル・ホールド回路およびアナロ
グ・ディジタル変換回路を用いるが、その動作特性のバ
ラツキにより全体のアナログ・ディジタル変換特性が劣
化する。 【解決手段】 インタリーブ順序を可変にする。このた
めに、複数のアナログ・ディジタル変換回路に供給され
る多相クロック信号の位相を可変制御する。インタリー
ブ順序をさまざまに変化させ、このなかで全体のアナロ
グ・ディジタル変換器の特性が最適になった時点のイン
タリーブ順序を採用する。 【効果】 アナログ・ディジタル変換特性が改善され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル・オシ
ロスコープあるいは波形アナライザに利用するに適す
る。本発明は、高速かつ高い精度でアナログ信号をディ
ジタル信号に変換する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高速サンプリング・レートのアナログ・
ディジタル変換器を実現するために、複数のアナログ・
ディジタル変換回路を用い、位相がずれた多相クロック
信号を与えるインタリーブ方式がある(参考文献:A.Mo
ntjo,et.al "Accuracy in Interleaved ADC Systems."H
P Journal,PP38-46,OCT 1993;C.Conroy,et.al"An 85MS-
S Parallel Pipeline A/D Converter in1μm CMOS,"IE
EE J,solid-state Circuits,April,1993) 。この従来例
を図15を参照して説明する。図15は従来例装置のブ
ロック構成図である。図15は4個のアナログ・ディジ
タル変換回路11〜14を用いた場合の例である。アナ
ログ・ディジタル変換回路11〜14およびサンプル・
ホールド回路1〜4は同じ特性であることが前提であ
る。図16はアナログ・ディジタル変換回路11〜14
の入出力状況を示す図である。横軸に入力電圧をとり、
縦軸に出力コードをとる。図17は多重化器6の真理値
を示す図である。図18はクロック信号発生器5から発
生する多相のクロック信号CK1〜CK4を示す図であ
る。各々の最大サンプリング・レートをfとすると、ク
ロック信号発生器5では、図18に示すように周期T=
1/fの4相のクロック信号CK1〜CK4を発生す
る。
【0003】サンプル・ホールド回路1およびアナログ
・ディジタル変換回路11は、クロック信号CK1のタ
イミングでサンプル・ホールドおよびアナログ・ディジ
タル変換を行う。サンプル・ホールド回路2およびアナ
ログ・ディジタル変換回路12は、クロック信号CK2
のタイミングでサンプル・ホールドおよびアナログ・デ
ィジタル変換を行う。サンプル・ホールド回路3および
アナログ・ディジタル変換回路13は、クロック信号C
K3のタイミングでサンプル・ホールドおよびアナログ
・ディジタル変換を行う。サンプル・ホールド回路4お
よびアナログ・ディジタル変換回路14は、クロック信
号CK4のタイミングでサンプル・ホールドおよびアナ
ログ・ディジタル変換を行う。
【0004】後段の多重化器6で、各アナログ・ディジ
タル変換回路11〜14の出力を適切に選択すれば、全
体としてサンプリング・レート4fのアナログ・ディジ
タル変換器が実現できる。このような方式により、一般
にN個のアナログ・ディジタル変換回路11〜1Nのイ
ンタリーブでサンプリング・レートNfを実現できる。
【0005】従来例で示したインタリーブ方式のアナロ
グ・ディジタル変換器は、各アナログ・ディジタル変換
回路をインタリーブする順番が固定である。例えば、図
15の従来例装置ではアナログ・ディジタル変換回路1
1→12→13→14→11→…の順番でインタリーブ
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式には
以下のような問題点がある。まず、サンプル・ホールド
回路1〜Nおよびアナログ・ディジタル変換回路11〜
1Nは、同じ特性のものを用いることを前提としている
が、現実にはオフセットあるいはゲインなどの特性に不
整合が発生してしまう場合が多い。図19はアナログ・
ディジタル変換回路11〜1Nのオフセット誤差を示す
図であり、横軸にアナログ入力をとり、縦軸にディジタ
ル出力をとる。図19に示すように、理想の特性と現実
の特性との間にはオフセット誤差が生じている。図20
はアナログ・ディジタル変換回路11〜1Nのゲイン誤
差を示す図であり、横軸にアナログ入力をとり、縦軸に
ディジタル出力をとる。図19に示したオフセット誤差
と同様に、理想の特性と現実の特性との間には図20に
示すようにゲイン誤差が生じている。これらの特性の不
整合は、インタリーブ方式のアナログ・ディジタル変換
器全体の特性(S/N、有効ビット数)の著しい劣化を
生じさせる。
【0007】また、図21はクロック・スキューを示す
図であるが、例えば、図15の従来例に示した4相クロ
ック信号CK1〜CK4は配線遅延の影響などで正確に
(360°/4=)90°位相がずれたクロック信号に
ならず、いわゆるクロック・スキューが生じる場合が多
い。図21のクロック信号CK1i〜CK4iは理想の
クロック信号波形を示している。それに対してクロック
信号CK1〜CK4は現実のクロック信号波形を示して
いる。現実のクロック信号CK1〜CK4には、クロッ
ク・スキューT2、T3、T4が生じている。このクロ
ック・スキューもインタリーブ方式のアナログ・ディジ
タル変換器全体の特性の劣化を生じさせる。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、インタリーブ順序を可変することができる多
相クロック信号発生回路、アナログ・ディジタル変換器
および高速ディジタル回路の調整方法を提供することを
目的とする。本発明は、複数のアナログ・ディジタル変
換回路間の特性の不整合に伴う全体のアナログ・ディジ
タル変換器の特性劣化を補償することができる多相クロ
ック信号発生回路、アナログ・ディジタル変換器および
高速ディジタル回路の調整方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
複数N個の端子に〔2π/N〕ずつ位相が異なるクロッ
ク信号を供給する多相クロック信号発生回路である。本
発明の特徴とするところは、外部からの制御信号にした
がってこれらのクロック信号の位相を制御する手段を備
えたところにある。
【0010】前記制御する手段は、前記N個の端子に供
給する位相を任意に入替えるスイッチ回路を設けたとこ
ろにある。
【0011】本発明の第二の観点は、この多相クロック
信号発生回路をアナログ信号のサンプリング・クロック
信号源として備えたことを特徴とするアナログ・ディジ
タル変換器である。
【0012】これにより、例えば、インタリーブ方式の
アナログ・ディジタル変換器に用いれば、各アナログ・
ディジタル変換器の特性の誤差によって生じた不整合を
補償するようにクロック信号の供給位相を入替えること
ができる。
【0013】このアナログ・ディジタル変換器は、前記
サンプリング・クロック信号源から発生する多相クロッ
ク信号のそれぞれの位相にしたがってアナログ信号をサ
ンプル・ホールドする複数のサンプル・ホールド回路
と、この複数のサンプル・ホールド回路毎に設けられア
ナログ信号をディジタル信号に変換する複数のアナログ
・ディジタル変換回路と、この複数のアナログ・ディジ
タル変換回路の出力を一つのディジタル信号に多重化す
る多重化器とを備え、前記複数のサンプル・ホールド回
路の入力に共通に接続され前記サンプリング・クロック
信号源のクロック信号周期より短い周期でアナログ信号
をサンプル・ホールドする手段を備える構成とすること
が望ましい。
【0014】このように、多重化器を備えることによ
り、複数のアナログ・ディジタル変換回路をパラレルに
扱うことができるため、シリアルに扱う場合に比べてパ
ラレル数で分周された比較的低速なサンプリング・クロ
ック信号を用いることができる。
【0015】あるいは、前記サンプリング・クロック信
号源から発生する多相クロック信号のそれぞれの位相に
したがってアナログ信号をサンプル・ホールドする複数
のサンプル・ホールド回路と、この複数のサンプル・ホ
ールド回路毎に設けられアナログ信号をディジタル信号
に変換する複数のアナログ・ディジタル変換回路と、こ
の複数のアナログ・ディジタル変換回路の出力を一つの
ディジタル信号に多重化する多重化器とを備え、前記複
数のアナログ・ディジタル変換回路と前記多重化器との
間にそれぞれメモリを備える構成とすることもできる。
【0016】このように、多重化器の入力側にパラレル
に複数のメモリを備えることにより、多重化器の出力側
にシリアルに一つのメモリを備える場合に比較してパラ
レル数で分周された比較的低速なメモリを用いることが
できる。
【0017】または、前記サンプリング・クロック信号
源から発生する多相クロック信号のそれぞれの位相にし
たがってアナログ信号をサンプル・ホールドする複数の
サンプル・ホールド回路と、この複数のサンプル・ホー
ルド回路毎に設けられアナログ信号をディジタル信号に
変換する複数のアナログ・ディジタル変換回路と、この
複数のアナログ・ディジタル変換回路の出力を一時保持
するメモリとを備える構成とすることもできる。
【0018】このように、パラレルに備えられたメモリ
の内容をそれぞれ独立に読出すことにより、高速に読出
すことが要求される場合に対応することができる。
【0019】本発明の第三の観点は、前記多相クロック
信号発生回路の出力クロック信号により動作する高速デ
ィジタル回路の調整方法である。本発明の特徴とすると
ころは、その高速ディジタル回路の動作特性を監視しな
がら前記スイッチ回路を操作し、その動作特性が最適と
なる位置で前記スイッチ回路を固定するところにある。
前記高速ディジタル回路は、アナログ・ディジタル変換
器であることができる。
【0020】これにより、高速ディジタル回路の出力を
監視し、その動作特性が最適となる多相クロック信号を
選択するような制御を行うことができる。
【0021】すなわち、本発明の多相クロック信号発生
回路は、制御信号入力をさまざまに変化させることによ
り、さまざまな位相のクロック信号を発生させることが
できる。本発明をアナログ・ディジタル変換器に用いた
場合には、例えば、入力として正弦波を与えながらその
出力のS/Nを測定するといったテストをさまざまな位
相のクロック信号について行い、その中で最もS/Nの
よい位相のクロック信号を最終的に採用する方法を採る
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】
(第一実施例)本発明実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明実施例装置のブロック構成図であ
る。
【0024】本発明は、多重化器6の4個の端子s1〜
s4および4個のサンプル・ホールド回路1〜4に〔2
π/N、N=4〕ずつ位相が異なるクロック信号を供給
する多相クロック信号発生回路30である。
【0025】ここで、本発明の特徴とするところは、外
部からの制御信号cntrlにしたがってこれらのクロ
ック信号の位相を制御する手段としてのスイッチ回路1
0を備えたところにある。スイッチ回路10には、4個
の端子s1〜s4および4個のサンプル・ホールド回路
1〜4に供給する位相を任意に入替える手段が設けられ
ている。
【0026】本発明実施例では、アナログ・ディジタル
変換器に、この多相クロック信号発生回路30をアナロ
グ信号のサンプリング・クロック信号源として備えてい
る。
【0027】図1では、4個のサンプル・ホールド回路
1〜4およびアナログ・ディジタル変換回路11〜14
を用いた例を示しているが、その個数を限定するもので
はなく、N個のサンプル・ホールド回路1〜Nおよびア
ナログ・ディジタル変換器11〜1Nを用いることもで
きる。クロック信号発生器5は、ジョンソンカウンタに
より実現している。
【0028】スイッチ回路10を図2を参照して説明す
る。図2はスイッチ回路の内部構成を示す図である。ス
イッチ回路10は図2に示すように、クロック信号CK
1〜CK4とクロック信号P1〜P4とのつなぎ方を制
御信号cntrlによって変更できるようになってい
る。従来例ではインタリーブの順番がアナログ・ディジ
タル変換回路1→2→3→4と固定であったが、サンプ
ル・ホールド回路1〜4間およびアナログ・ディジタル
変換器11〜14間に特性の不整合があるとき、または
クロック信号CK1〜CK4にクロック・スキューがあ
るとき、インタリーブの順番を変えることで、これらの
影響によるアナログ・ディジタル変換器全体の特性の劣
化が軽減されることがあることを発明者らはシミュレー
ションにより発見した。
【0029】すなわち、サンプル・ホールド回路1〜4
およびアナログ・ディジタル変換回路11〜14間にあ
る特性の不整合、クロック信号CK1〜CK4間にある
クロック・スキューを仮定すると、例えば、インタリー
ブの順番をアナログ・ディジタル変換回路1→2→3→
4とするよりも、アナログ・ディジタル変換回路2→4
→1→3とした方が全体の特性が良いことがあるという
ことをシミュレーションにより発見した。
【0030】インタリーブの順番をさまざまに変えてい
る動作例を図3ないし図10を参照して説明する。図
3、図5、図7、図9はスイッチ回路10の接続例を示
す図であり、図4、図6、図8、図10は各接続例にと
もなうクロック信号波形を示す図である。図3および図
4は、アナログ・ディジタル変換回路1→2→3→4、
図5および図6は、アナログ・ディジタル変換回路3→
1→4→2、図7および図8は、アナログ・ディジタル
変換回路1→2→4→3、図9および図10は、アナロ
グ・ディジタル変換回路2→1→4→3の順でインタリ
ーブしている。
【0031】スイッチ回路10の他の実現例を図11に
示す。図11はスイッチ回路10の他の実現例を示す図
である。図11に示すように、スイッチ回路10は4個
の選択回路41〜44を備え、それぞれ制御信号cnt
rl1 〜cntrl4 によってクロック信号CK1〜C
K4のいずれかを選択することによっても実現できる。
【0032】このように図1に示した構成のアナログ・
ディジタル変換器を用いるとき、アナログ・ディジタル
変換器の使用時の最初に制御信号cntrlをさまざま
に変更し、基準のアナログ入力Vinを入力し、そのと
きのディジタル出力Dから各々の場合のアナログ・ディ
ジタル変換器全体のS/Nを求める。最適なS/Nが得
られる場合の制御信号cntrlに固定してこの状態で
アナログ・ディジタル変換器を使用する。インタリーブ
の順番を変えることで、全体のアナログ・ディジタル変
換器の特性を向上させることができる。
【0033】ここで、N=8(8個のアナログ・ディジ
タル変換回路11〜18のインタリーブ)で各アナログ
・ディジタル変換回路11〜18は6ビット分解能とし
たときのシミュレーション結果を示す。各アナログ・デ
ィジタル変換回路11〜18はオフセット誤差がある以
外は、ゲインその他の特性は一致していると仮定した。
【0034】 アナログ・ディジタル変換回路11のオフセット −1.75LSB アナログ・ディジタル変換回路12のオフセット −1.25LSB アナログ・ディジタル変換回路13のオフセット −0.75LSB アナログ・ディジタル変換回路14のオフセット −0.25LSB アナログ・ディジタル変換回路15のオフセット 0.25LSB アナログ・ディジタル変換回路16のオフセット 0.75LSB アナログ・ディジタル変換回路17のオフセット 1.25LSB アナログ・ディジタル変換回路18のオフセット 1.75LSB としたときに、 アナログ・ディジタル変換回路1→2→3→4→5→6
→7→8 の順にインタリーブするよりも アナログ・ディジタル変換回路4→7→1→6→3→8
→2→5 の順にインタリーブした方がトータルのアナログ・ディ
ジタル変換器のS/Nが5dB程度向上した。
【0035】本発明実施例では、4個のサンプル・ホー
ルド回路1〜4およびアナログ・ディジタル変換器11
〜14を用いる構成を示したが、その個数を限定するも
のではない。一般にN(N≧3)個の場合にも適用でき
る。
【0036】本発明応用例を図12ないし図14を参照
して説明する。図12ないし図14は本発明応用例のブ
ロック構成図である。図12の応用例は、サンプル・ホ
ールド回路1〜4の入力に共通に接続されクロック信号
CKによりアナログ信号をサンプル・ホールドするサン
プル・ホールド回路20を備えた構成である。
【0037】図12に示した応用例は、図1に示した構
成に比べて、サンプリング・レート4fで動作するサン
プル・ホールド回路20を持たなければならない。しか
し、この応用例では、サンプル・ホールド回路20の出
力はホールド動作時に一定なので、クロック信号CK1
〜CK4に多少のクロック・スキューがあってもインタ
リーブ方式のアナログ・ディジタル変換器全体のS/N
が劣化することがない構成になっている。すなわち、図
1に示した構成では、オフセット誤差、ゲイン誤差、ク
ロック・スキューによってアナログ・ディジタル変換器
全体の特性が劣化するが、図12に示した構成では、ク
ロック・スキューはS/Nを劣化させず、オフセット誤
差、ゲイン誤差のみが問題となる。
【0038】図13に示した応用例は、アナログ・ディ
ジタル変換回路11〜14と多重化器6との間にそれぞ
れメモリ21〜24を備えた構成である。アナログ・デ
ィジタル変換器をディジタル・オシロスコープ、波形ア
ナライザに使用するとき、ディジタル出力をメモリに取
り込んで使用する場合が多い。例えば、図1に示した構
成では、ディジタル出力Dの後にメモリを設け、一定量
のデータを取り込んだ後に、それをディスプレイに表示
するなどの使い方をする。この場合に、ディジタル出力
Dはサンプリング・レート4fで出力されるので高速の
メモリが必要である。しかし、図13に示した構成で
は、ディジタル出力D1〜D4はサンプリング・レート
fで出力されるので、低速のメモリでよい。
【0039】図14に示した応用例は、多重化器6を廃
し、アナログ・ディジタル変換回路11〜14の出力を
一時保持するメモリ21〜24を備えた構成である。こ
の場合には、図13に示した構成に比べてメモリ21〜
24の内容を各々独立(並列)に読み出せるので、高速
読み出しが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インタリーブ順序を可変することができる。これによ
り、複数のサンプル・ホールド回路およびアナログ・デ
ィジタル変換回路間の特性の不整合に伴う全体のアナロ
グ・ディジタル変換器の特性劣化を補償することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】スイッチ回路の内部構成を示す図。
【図3】スイッチ回路の接続例を示す図。
【図4】接続例にともなうクロック信号波形を示す図。
【図5】スイッチ回路の接続例を示す図。
【図6】接続例にともなうクロック信号波形を示す図。
【図7】スイッチ回路の接続例を示す図。
【図8】接続例にともなうクロック信号波形を示す図。
【図9】スイッチ回路の接続例を示す図。
【図10】接続例にともなうクロック信号波形を示す
図。
【図11】スイッチ回路の他の実現例を示す図。
【図12】本発明応用例のブロック構成図。
【図13】本発明応用例のブロック構成図。
【図14】本発明応用例のブロック構成図。
【図15】従来例装置のブロック構成図。
【図16】アナログ・ディジタル変換回路の入出力状況
を示す図。
【図17】多重化器の真理値を示す図。
【図18】クロック信号発生器から発生する多相のクロ
ック信号を示す図。
【図19】アナログ・ディジタル変換回路のオフセット
誤差を示す図。
【図20】アナログ・ディジタル変換回路のゲイン誤差
を示す図。
【図21】クロック・スキューを示す図。
【符号の説明】
1〜4、20 サンプル・ホールド回路 5 クロック信号発生器 6 多重化器 10 スイッチ回路 11〜14 アナログ・ディジタル変換回路 21〜24 メモリ 30 多相クロック信号発生回路 41〜44 選択回路 CK、CK1〜CK4、CK1i〜CK4i、P1〜P
4 クロック信号 cntrl、cntrl1 〜cntrl4 制御信号 D ディジタル出力 T2〜T4 クロック・スキュー Vin アナログ入力

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数N個の端子に〔2π/N〕ずつ位相
    が異なるクロック信号を供給する多相クロック信号発生
    回路において、 外部からの制御信号にしたがってこれらのクロック信号
    の位相を制御する手段を備えたことを特徴とする多相ク
    ロック信号発生回路。
  2. 【請求項2】 前記制御する手段は、前記N個の端子に
    供給する位相を任意に入替えるスイッチ回路を設けた請
    求項1記載の多相クロック信号発生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の多相クロック信
    号発生回路をアナログ信号のサンプリング・クロック信
    号源として備えたことを特徴とするアナログ・ディジタ
    ル変換器。
  4. 【請求項4】 前記サンプリング・クロック信号源から
    発生する多相クロック信号のそれぞれの位相にしたがっ
    てアナログ信号をサンプル・ホールドする複数のサンプ
    ル・ホールド回路と、この複数のサンプル・ホールド回
    路毎に設けられアナログ信号をディジタル信号に変換す
    る複数のアナログ・ディジタル変換回路と、この複数の
    アナログ・ディジタル変換回路の出力を一つのディジタ
    ル信号に多重化する多重化器とを備え、前記複数のサン
    プル・ホールド回路の入力に共通に接続され前記サンプ
    リング・クロック信号源のクロック信号周期より短い周
    期でアナログ信号をサンプル・ホールドする手段を備え
    た請求項3記載のアナログ・ディジタル変換器。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング・クロック信号源から
    発生する多相クロック信号のそれぞれの位相にしたがっ
    てアナログ信号をサンプル・ホールドする複数のサンプ
    ル・ホールド回路と、この複数のサンプル・ホールド回
    路毎に設けられアナログ信号をディジタル信号に変換す
    る複数のアナログ・ディジタル変換回路と、この複数の
    アナログ・ディジタル変換回路の出力を一つのディジタ
    ル信号に多重化する多重化器とを備え、前記複数のアナ
    ログ・ディジタル変換回路と前記多重化器との間にそれ
    ぞれメモリを備えた請求項3記載のアナログ・ディジタ
    ル変換器。
  6. 【請求項6】 前記サンプリング・クロック信号源から
    発生する多相クロック信号のそれぞれの位相にしたがっ
    てアナログ信号をサンプル・ホールドする複数のサンプ
    ル・ホールド回路と、この複数のサンプル・ホールド回
    路毎に設けられアナログ信号をディジタル信号に変換す
    る複数のアナログ・ディジタル変換回路と、この複数の
    アナログ・ディジタル変換回路の出力を一時保持するメ
    モリとを備えた請求項3記載のアナログ・ディジタル変
    換器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の多相クロック信号発生回
    路の出力クロック信号により動作する高速ディジタル回
    路の調整方法において、 その高速ディジタル回路の動作特性を監視しながら前記
    スイッチ回路を操作し、その動作特性が最適となる位置
    で前記スイッチ回路を固定することを特徴とする高速デ
    ィジタル回路の調整方法。
  8. 【請求項8】 前記高速ディジタル回路は、アナログ・
    ディジタル変換器である請求項7記載の高速ディジタル
    回路の調整方法。
JP8059434A 1996-03-15 1996-03-15 多相クロック信号発生回路およびアナログ・ディジタル変換器 Pending JPH09252251A (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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