JP5458806B2 - A/d変換装置 - Google Patents

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本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D(Analog/Digital)変換装置に関し、特に、複数の低速なA/D変換回路を予め決められた順序の繰り返しで並列動作させてアナログ−デジタル変換するタイムインターリーブ方式のA/D変換装置に関する。
近年、デジタル技術の発達は目覚しく、それに伴いアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換装置の高速化、高精度化への要求が、ますます高まってきている。A/D変換装置の高速化を実現するための一つの技術として、複数の低速なサンプリング動作をするA/D変換回路を予め決められた順番で動作させ、複数A/D変換回路全体として等価的に高速サンプリングを実現するタイムインターリーブ方式が挙げられる。
しかし、複数のA/D変換回路によって処理を行うA/D変換装置は、各変換回路間の利得およびオフセット等の誤差成分(バラツキ)がノイズや歪を増加させ、A/D変換装置全体としての変換精度を劣化させる。
回路間の利得およびオフセット誤差成分を校正する第一の従来例としては、図12に示す構成がある。この発明の校正方法は、校正用のトレーニング信号として、正弦波を発生させる手段を具備しており、この正弦波信号を使って複数のA/D変換手段毎に、一連の変換データにサインカーブフィッティングを行って、利得、オフセットなどの校正値を求めて校正メモリに格納する。そして、通常のA/D変換時には、この校正メモリに格納された校正値に従ってデータを校正するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、タイムインターリーブ動作するA/D変換回路をアダプティブに校正する第二の従来例としては、例えば、図13に示す構成がある。ここではタイムインターリーブ動作するA/D変換回路とは別に、タイムインターリーブ時に得られる等価的なサンプリング速度と同じ速度で動作する高速かつ粗精度なA/D変換回路を用意し、このA/D変換回路の出力を参照信号(教師信号)とする適応信号処理によって補数係数を算出し、タイムインターリーブ動作するA/D変換回路の出力値の補正を行う手段が紹介されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−133954号公報 特開2007−150640号公報
しかし、第一の従来例の回路構成では、例えば、本体電源変動、使用温度変化、経年変化等により回路特性が変化した場合に対応するには、一旦通常のA/D変換処理を停止し、校正のための期間を設ける必要があり、通信機器のように、正確性が連続的に確保される必要がある装置の場合は不向きである。つまり、通信機器などに用いるには、本来のA/D変換動作を停止することなく、(バックグラウンドで)アダプティブに校正する手段を必要とする。
また、第二の従来例では、そもそもインターリーブ方式を採用する大きな理由の一つとしては、A/D変換回路単体では所望の高速性が実現できないために、タイムインターリーブ方式を採用しているのである。
従って、特許文献2で紹介されるような、タイムインターリーブ時に得られる等価的なサンプリング速度と同じ速度で動作する高速なA/D変換回路を実現すること自体が困難な場合が多い。たとえ出来たとしても、高速動作を実現するためには消費電力が著しく増加する。
本発明は、上述した背景に鑑みなされたものであり、その目的は、タイムインターリーブ動作する複数のA/D変換回路の回路間の特性誤差(特性バラツキ)をアダプティブに校正し、A/D変換装置全体としての変換誤差を低減するものである。
本発明のA/D変換装置は、タイムインターリーブ方式のA/D変換装置であって、実質的に同一の構造で並列に形成されて主信号であるアナログ信号を相違するサンプリングタイミングでデジタル信号に順次変換するN個(Nは2以上の整数)の主信号用A/D変換回路と、主信号用A/D変換回路と実質的に同一の構造で精度が校正済みの校正用A/D変換回路と、校正用A/D変換回路との出力差分がなくなるように主信号用A/D変換回路を校正する校正用制御回路と、を有することを特徴とする。
実質的に同一の構造で並列に形成されているN個の主信号用A/D変換回路が主信号であるアナログ信号を相違するサンプリングタイミングでデジタル信号に順次変換する。ただし、主信号用A/D変換回路と実質的に同一の構造で精度が校正済みの校正用A/D変換回路との出力差分がなくなるように主信号用A/D変換回路を校正用制御回路が校正する。このため、各主信号用A/D変換回路の回路間の特性誤差(特性バラツキ)をアダプティブに校正することができるので、A/D変換装置全体としての変換誤差を低減して高精度化が可能となる。
本発明の実施の形態の原理図を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の原理図を示すブロック図である。 4インターリーブする場合を示すタイムフローである。 第一のモード期間における回路動作を示すブロック図である。 第二のモード期間における回路動作を示すブロック図である。 第三モード期間における回路動作を示すブロック図である。 第四モード期間における回路動作を示すブロック図である。 第五モード期間における回路動作を示すブロック図である。 第六モード期間における回路動作を示すブロック図である。 第一の実施例を示すブロック図である。 第二の実施例を示すブロック図である。 第一の従来例を示すブロック図である。 第二の従来例を示すブロック図である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。以下、同一のものには同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態の原理構成を示すブロック図である。本実施の形態のA/D変換装置は、タイムインターリーブ方式のA/D変換装置であって、実質的に同一の構造で並列に形成されて主信号であるアナログ信号A1を相違するサンプリングタイミングで第一から第四のデジタル信号D1〜D4に順次変換するN個である四個の主信号用A/D変換回路1〜4と、主信号用A/D変換回路1〜4と実質的に同一の構造で精度が校正済みの校正用A/D変換回路5と、校正用A/D変換回路5との出力差分がなくなるように主信号用A/D変換回路1〜4を校正する校正用制御回路6と、を有する。
より具体的には、タイムインターリーブ動作する四個の主信号用A/D変換回路1〜4によってアナログ信号A1をA/D変換した第一から第四のデジタル信号D1〜D4と、校正対象の主信号用A/D変換回路1〜4と同じクロックによってアナログ信号A1をA/D変換した第五のデジタル信号D5とを校正用制御回路6によって比較を行い、その誤差に基づき、各主信号用A/D変換回路1〜4の校正処理を、それぞれ第一から第四の制御端子CNT1〜4を介して行う。
例えば、主信号用A/D変換回路1との比較を行う場合、クロック用スイッチ8を主信号用A/D変換回路1へ供給される第一のクロック信号CLK1と同じ第一のクロック信号CLK1へ切り替え、校正用A/D変換回路5へも第一のクロック信号CLK1を供給し、主信号用A/D変換回路1と同じタイミングでA/D変換を行う。
さらに、両A/D変換回路からの出力変換データを校正用制御回路6によって比較し、比較する出力変換データが同一となるよう、主信号用A/D変換回路1の調整を、第一の制御端子CNT1を介して校正処理を実行する。
他の主信号用A/D変換回路2〜4についても同様にクロック用スイッチ8を比較対象となる信号用A/D変換回路2〜4へ供給する第二から第四のクロック信号CLK2〜CLK4と同じものに切り替え、比較、校正処理を実行する。図2に別の原理構成のブロック図を示す。
図1で示した原理とは異なり、校正用A/D変換回路5の精度は予め校正されていないことが前提であって、校正用A/D変換回路5自身の校正も行う機能を追加したものである。ここでは校正用A/D変換回路5と主信号であるアナログ信号A1はアナログ信号用スイッチ11によって電気的に接続、分離できるようになっている。
校正用A/D変換回路5の校正処理を実行する場合、既知の校正信号発生器10へアナログ信号用スイッチ11を切り替え、校正信号発生器10からの信号をA/D変換する。
さらに、校正用A/D変換回路5による変換データを精度測定回路7によって所定の基準信号と比較し、誤差を判定し、その結果に基づき第五の制御端子CNT5を介して、校正用A/D変換回路5の校正処理を実行する。
以上のプロセスにより、校正用A/D変換回路5の精度を確立する。その後の主信号用A/D変換回路1〜4の校正方法については、図1の原理で説明したものと同様である。
さらに詳しく4インターリーブ動作するA/D変換回路の動作について、各校正モードにおける動作をタイムフローに示した図3および各モード期間における回路動作について示した図4ないし図9を用いて全体動作フローを解説する。
まず、図4の第一モード期間では、アナログ信号用スイッチ11を校正信号発生器10から校正用A/D変換回路5へ切り替え、既知の校正用アナログ信号A2の情報を基に校正用A/D変換回路5の精度補償を行い、校正用A/D変換回路5の精度を確立する。この時、クロック用スイッチ8に関してはクロック信号CLK1〜CLK4のいずれかを選択すればよい。
次に、主信号用A/D変換回路1の校正処理を実行する図5の第二モード期間では、アナログ信号用スイッチ11を校正用アナログ信号A2から主信号であるアナログ信号A1のパスへ切り替える。
また、クロック用スイッチ8も主信号用A/D変換回路1へ供給される第一のクロック信号CLK1へ切り替え、校正用A/D変換回路5へも第一のクロック信号CLK1を供給し、主信号用A/D変換回路1と同じタイミングでA/D変換を行う。
これにより主信号用A/D変換回路1および校正用A/D変換回路5は共に同じアナログ信号A1を変換することより、両回路の出力変換データを校正用制御回路6によって比較を行い、校正用A/D変換回路5の変換データと同じ結果を出力するよう主信号用A/D変換回路1を第一の制御端子CNT1によって調整し、校正処理を実行する。図6の第三モード期間から図8の第五モード期間では、校正対象に応じて校正用A/D変換回路5へ供給するクロックを切り替え、図5の第二モード期間と同様に校正処理を実行する。
次に、すべてのA/D変換回路の校正処理を終えた図9の第六モード期間では校正用A/D変換回路5を本体電源から電気的に分離してもよい。以上のプロセスを定期的もしくは不定期に行い、アダプティブに装置の校正処理を実行する。
なお、校正用発生信号器には正弦波発生器を用い、精度測定回路7は高速フーリエ変換(FFT)回路を用いた歪み検出回路で校正し、校正用A/D変換回路5の歪み特性が最小となるよう、校正用A/D変換回路5の校正処理を行ってもよい。
または、主信号用A/D変換回路1〜4および校正用A/D変換回路5より高精度なD/A変換回路で校正し、さらに精度測定回路7は前記D/A変換回路の入力であるデジタル校正信号と、校正用A/D変換回路5のデジタル出力結果を比較し、両者が同じになるよう校正用A/D変換回路5を校正してもよい。
本発明はさらに、主信号用A/D変換回路1〜4および校正用A/D変換回路5の校正処理を実行する調整パラメータとして、利得、オフセット、帯域を用いることを特徴とする。
[第一の実施例]
図4ないし図10に四個のインターリーブ動作する主信号用A/D変換回路1〜4と一個の校正用A/D変換回路5を用いたA/D変換装置に関する第一の実施例を示す。なお、このA/D変換装置は、四個のA/D変換回路1〜4を用いている。従って、その個数Nは4であるが、この個数Nは特に限定されるものではなく、設計仕様に応じて適切な値を選べばよい。
一つの入力される主信号であるアナログ信号A1に対して、四個の並列接続された主信号用A/D変換回路1〜4の第一から第四のデジタル信号D1〜D4が、校正用制御回路6に入力している。
各主信号用A/D変換回路1〜4へはクロック信号CLK1〜4が入力されており、主信号用A/D変換回路1へは第一のクロック信号CLK1、主信号用A/D変換回路2へは第二のクロック信号CLK2、主信号用A/D変換回路3へは第三のクロック信号CLK3、主信号用A/D変換回路4へは第四のクロック信号CLK4、が入力されている。
さらに、各主信号用A/D変換回路1〜4へは校正用制御回路6から利得を制御するための第一から第四のゲイン信号gain1〜4、オフセットを制御するための第一から第四のオフセット信号offset1〜4、帯域を制御するための第一から第四のバンド信号band1〜4、が入力されている。
主信号用A/D変換回路1へは第一のゲイン信号gain1、第一のオフセット信号offset1、第一のバンド信号band1、主信号用A/D変換回路2へは第二のゲイン信号gain2、第二のオフセット信号offset2、第二のバンド信号band2、主信号用A/D変換回路3へは第三のゲイン信号gain3、第三のオフセット信号offset3、第三のバンド信号band3、主信号用A/D変換回路4へは第四のゲイン信号gain4、第四のオフセット信号offset4、第四のバンド信号band4、が入力されている。
入力される主信号であるアナログ信号A1はアナログ信号用スイッチ11を介して校正用A/D変換回路5へも入力されており、前記アナログ信号用スイッチ11は、校正用A/D変換回路5を校正用の教師信号を発生させるための正弦波発生器12へのパス切り替えに構成されている。
校正用A/D変換回路5へは各クロック信号CLK1〜4がクロック用スイッチ8によって選択入力できる構成となっている。さらに、校正用A/D変換回路5のデジタル出力される第五のデジタル信号D5は校正用制御回路6および高速FFT変換回路13へと入力され、高速FFT変換回路13からは校正用A/D変換回路5の精度補償を行うための制御信号として、第五のゲイン信号gain5、第五のオフセット信号offset5、第五のバンド信号band5、が入力されている。
予め精度が校正されていない校正用制御回路6を校正するため、アナログ信号用スイッチ11を正弦波発生器12へ切り替える。校正用制御回路6は既知の信号を発生させる正弦波発生器12からの信号をデジタル変換して出力される第五のデジタル信号D5を高速FFT変換回路13へ入力する。
高速FFT変換回路13は校正用A/D変換回路5の変換結果を受け、それをFFT変換して教師信号の周波数成分と、歪に分け、全高調波歪率(THD)あるいはSFDRなどに代表される校正用A/D変換回路5の歪特性を求める。
そして高速FFT変換回路13は、この歪特性が最小(最良)になるよう、校正用A/D変換回路5の利得、オフセット、帯域を制御信号である、第五のゲイン信号gain5、第五のオフセット信号offset5、第五のバンド信号band5、を調整し、校正処理を実行する。これによって、まず校正用A/D変換回路5の精度が校正される。
次に、アナログ信号用スイッチ11のパスを入力される主信号であるアナログ信号A1へ切り替える。クロック用スイッチ8も主信号用A/D変換回路1へ供給される同様のクロックである第一のクロック信号CLK1へ切り替え、校正用A/D変換回路5へも第一のクロック信号CLK1を供給し、主信号用A/D変換回路1と同じタイミングでA/D変換を行う。
これにより主信号用A/D変換回路1および校正用A/D変換回路5は共に同じアナログ信号A1を変換することより、両回路の出力変換データを校正用制御回路6によって比較を行い、校正用A/D変換回路5の変換データと同じ結果を出力するよう、主信号用A/D変換回路1の制御信号である、第五のゲイン信号gain5、第五のオフセット信号offset5、第五のバンド信号band5を調整し、主信号用A/D変換回路1の校正処理を実行する。主信号用A/D変換回路2〜4も同様に校正処理を行っていく。
これにより、各主信号用A/D変換回路1〜4は主信号であるアナログ信号A1を変換しつつも、バックグラウンドでA/D変換精度を校正でき、全てのA/D変換回路1〜4が校正されれば、結果としてタイムインターリーブ動作するA/D変換装置全体としての精度が校正され、高速かつ高精度なA/D変換装置を実現することが可能となる。
また、回路規模としても、校正用A/D変換回路5を一個だけ追加するだけなので、A/D変換装置全体としても、回路面積、消費電力を極端に増加させることはない。特に超高速A/D変換回路のようなタイムインターリーブ数が多いA/D変換装置ほど、校正用A/D変換回路5およびその校正回路のオーバーヘッドの割合は小さくなり、本発明の効果が増してくる。
[第二の実施例]
図11に四個のインターリーブ動作する主信号用A/D変換回路1〜4と一個の校正用A/D変換回路5を用いたA/D変換装置に関する第2の実施形態例を示す。本実施例では、校正信号発生器10として、各主信号用A/D変換回路1〜4よりも高精度なD/A変換回路14を用いて校正する。
第一の実施例では正弦波を教師信号として使用しているが、第二の実施例ではD/A変換回路14を用いることで、あらゆる既知の教師信号を生成することができる。このとき、校正用制御回路6は、FFTなどの複雑な演算をする必要は無く、既知の教師信号として入力したデジタル入力信号と、校正用A/D変換回路5によって変換されたデジタル出力信号とを比較して、その差分が最小となるよう、校正用A/D変換回路5のパラメータを調整するだけでよい。
またD/A変換回路14を用いる場合(D/A変換回路14の性能にも依存するが)、例えばPRBSパターンのような、より実際の信号に似通った信号を用いて校正することにより、単一正弦波で校正するよりも、より高精度な校正処理を実行することが可能である。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、第一から第四の主信号用A/D変換回路1〜4の校正順序は、順序を予め決定しておいてもよいし、ランダムに校正してもよい。さらには、校正処理を定期的でも不定期的でも、どちらで行ってもよい。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
タイムインターリーブ方式のA/D変換装置であって、
実質的に同一の構造で並列に形成されて主信号であるアナログ信号を相違するサンプリングタイミングでデジタル信号に順次変換するN個(Nは2以上の整数)の主信号用A/D変換回路と、
前記主信号用A/D変換回路と実質的に同一の構造で精度が校正済みの校正用A/D変換回路と、
前記校正用A/D変換回路との出力差分がなくなるように前記主信号用A/D変換回路を校正する校正用制御回路と、
を有することを特徴とするA/D変換装置。
2.
前記校正用A/D変換回路は、所定の校正信号を発生する校正信号発生器と、前記主信号を前記校正信号と切り替えるスイッチと、前記校正信号を変換した前記デジタル信号を所定の基準信号と比較して誤差を判定する精度測定回路と、を有し、判定された前記誤差に基づいて自身の校正処理を実行することを特徴とする1.に記載のA/D変換装置。
3.
前記校正用A/D変換回路は、前記主信号用A/D変換回路とは独立した所定のタイミングにて前記校正処理を実行することを特徴とする2.記載のA/D変換装置。
4.
前記校正信号発生器は正弦波発生器を有し、
前記精度測定回路は高速フーリエ変換(FFT)回路を用いた歪み検出回路を有し、
前記校正用A/D変換回路の歪み特性が最小となるよう前記校正処理を実行することを特徴とする3.記載のA/D変換装置。
5.
前記校正信号発生器は前記主信号用A/D変換回路および校正用A/D変換回路より高精度なD/A変換回路を有し、
前記精度測定回路は前記D/A変換回路の入力であるデジタル校正信号と前記校正用A/D変換回路のデジタル出力結果とを比較して両者が同じになるよう前記校正処理を実行することを特徴とする3.記載のA/D変換装置。
6.
前記主信号用A/D変換回路および前記校正用A/D変換回路の前記校正処理を実行する調整パラメータとして、利得、オフセット、帯域、の少なくとも一つを用いることを特徴とする4.、5.記載のA/D変換装置。
7.
少なくとも前記主信号用A/D変換回路と前記校正用A/D変換回路とに電力を供給する本体電源を有し、
前記校正用A/D変換回路および前記校正信号発生器を前記校正処理の非実行時に前記本体電源から遮断することを特徴とする2.記載のA/D変換装置。
1 主信号用A/D変換回路
2 主信号用A/D変換回路
3 主信号用A/D変換回路
4 主信号用A/D変換回路
5 校正用A/D変換回路
6 校正用制御回路
7 精度測定回路
8 クロック用スイッチ
10 校正信号発生器
11 アナログ信号用スイッチ
12 正弦波発生器
13 高速FFT変換回路
14 D/A変換回路
A1 主信号であるアナログ信号
A2 校正用アナログ信号
band1 第一のバンド信号
band2 第二のバンド信号
band3 第三のバンド信号
band4 第四のバンド信号
band5 第五のバンド信号
CLK1 第一のクロック信号
CLK2 第二のクロック信号
CLK3 第三のクロック信号
CLK4 第四のクロック信号
第一から第四のCNT1〜4 制御端子
第五のCNT5 制御端子
D1〜D4 第一から第四のデジタル信号
D5 第五のデジタル信号
gain1 第一のゲイン信号
gain2 第二のゲイン信号
gain3 第三のゲイン信号
gain4 第四のゲイン信号
gain5 第五のゲイン信号
offset1 第一のオフセット信号
offset2 第二のオフセット信号
offset3 第三のオフセット信号
offset4 第四のオフセット信号
offset5 第五のオフセット信号

Claims (7)

  1. タイムインターリーブ方式のA/D変換装置であって
    一の構造で並列に形成されて主信号であるアナログ信号を相違するサンプリングタイミングでデジタル信号に順次変換するN個(Nは2以上の整数)の主信号用A/D変換回路と、
    前記主信号用A/D変換回路と同一の構造で精度が校正済みの校正用A/D変換回路と、
    前記校正用A/D変換回路との出力差分がなくなるように前記主信号用A/D変換回路を校正する校正用制御回路と、
    を有することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記校正用A/D変換回路は、所定の校正信号を発生する校正信号発生器と、前記主信号を前記校正信号と切り替えるスイッチと、前記校正信号を変換した前記デジタル信号を所定の基準信号と比較して誤差を判定する精度測定回路と、を有し、判定された前記誤差に基づいて自身の校正処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 前記校正用A/D変換回路は、前記主信号用A/D変換回路とは独立した所定のタイミングにて前記校正処理を実行することを特徴とする請求項2記載のA/D変換装置。
  4. 前記校正信号発生器は正弦波発生器を有し、
    前記精度測定回路は高速フーリエ変換(FFT)回路を用いた歪み検出回路を有し、
    前記校正用A/D変換回路の歪み特性が最小となるよう前記校正処理を実行することを特徴とする請求項3記載のA/D変換装置。
  5. 前記校正信号発生器は前記主信号用A/D変換回路および校正用A/D変換回路より高精度なD/A変換回路を有し、
    前記精度測定回路は前記D/A変換回路の入力であるデジタル校正信号と前記校正用A/D変換回路のデジタル出力結果とを比較して両者が同じになるよう前記校正処理を実行することを特徴とする請求項3記載のA/D変換装置。
  6. 前記主信号用A/D変換回路および前記校正用A/D変換回路の前記校正処理を実行する調整パラメータとして、利得、オフセット、帯域、の少なくとも一つを用いることを特徴とする請求項4、5記載のA/D変換装置。
  7. 少なくとも前記主信号用A/D変換回路と前記校正用A/D変換回路とに電力を供給する本体電源を有し、
    前記校正用A/D変換回路および前記校正信号発生器を前記校正処理の非実行時に前記本体電源から遮断することを特徴とする請求項2記載のA/D変換装置。
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