JP5095007B2 - アナログデジタル変換器および半導体集積回路装置 - Google Patents

アナログデジタル変換器および半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

本発明はアナログデジタル変換器に関し、特に位相が互いに異なる複数の単位アナログデジタル変換ユニットを複数並列動作させることで高サンプルレートを実現するタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器、とりわけ各単位アナログデジタル変換ユニットに対してキャリブレーションを行う機能を備えたタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器、およびそれを搭載した半導体集積回路装置に関する。
従来、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器として、4つの単位アナログデジタル変換ユニットからなり、各単位アナログデジタル変換ユニットの変換出力の振幅の最大値とDCオフセット値をデジタル演算で算出し、それが第一の単位アナログデジタル変換ユニットの出力の最大振幅値とDCオフセット値に等しくなるように、残りの3つの単位アナログデジタル変換ユニットの変換利得とDCオフセット値とをLMS(Least Mean Square)アルゴリズムにより補正するものがあった(例えば、非特許文献1参照)。
また、従来、教師アナログデジタル変換器(参照用アナログデジタル変換器に相当)を用いてキャリブレーションを行うタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器として、各単位アナログデジタル変換ユニットが参照用アナログデジタル変換器と同期することによって1サンプル単位で参照信号を得るものがあった(例えば、特許文献1参照)。
C Hsu(C. Hsu et al., "An 11b 800MS/s time-interleaved ADC with digital background calibration," 2007 IEEE International Solid State Circuits Conference (ISSCC), Session 25.7, pp. 464-465(2007).) 特開2007−150640号公報
4G携帯電話、802.11n以降のWLAN、ミリ波無線、10Gbit/100Gbit Ethernet向け光送受信機などに将来適用が見込まれるアナログデジタル変換器は、サンプルレートや分解能の仕様はそれぞれ異なるものの、いずれも現状の単独のアナログデジタル変換器で実現するのが困難な高サンプルレートかつ高分解能のアナログデジタル変換を必要とすると考えられる。そのための重要技術として、タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器が近年注目を集めている。タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器は、複数の単位アナログデジタル変換ユニットを複数(M個)並列動作させる(Mは2以上の整数とする)ことで、高速な(M倍の)サンプルレートを原理的には実現することができる。しかし、実際は、上記の複数の単位アナログデジタル変換ユニット間の特性のミスマッチがあると、到達できる実効分解能が劣化することが知られている。上記のミスマッチとして、複数の単位アナログデジタル変換器間の変換利得のミスマッチ、DCオフセット電圧のミスマッチ、サンプリングタイミングのミスマッチ(すなわち、各単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリング用CLK間のスキュー)、非線形性のミスマッチ、周波数特性のミスマッチなどが挙げられる。これらの多くは、単独のアナログデジタル変換器の場合以上に問題になる。例えば、DCオフセット電圧は、単独のアナログデジタル変換器の場合は、変換出力にDCオフセットを与えるだけなので、信号がDC成分を含まなければ、デジタルHPFなどにより容易に除去できる。これに対して、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器の場合は、各アナログデジタルユニットが、1/fCLK(ここで、fCLKは、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートとする)ずつ時間をずらしながら順次動作するため、それらのDCオフセット電圧のミスマッチは、規則的なパターンとして、変換出力に追加される。同パターンは、周波数領域では、各単位アナログデジタル変換ユニットの動作周波数(すなわち、fCLK/M)の整数倍の周波数トーンとなる。また、変換利得のミスマッチやサンプリングタイミングのミスマッチがある場合は、タイムインターリーブ動作により、変換出力は、それぞれ、振幅変調や位相変調を受けるため、上記の単位アナログデジタル変換ユニットの動作周波数の整数倍の周波数を中心として、信号帯域分広がる不要成分が、変換出力に追加されることになる。これらの不要成分は、通常、信号との分離が容易ではない。そこで、デジタルキャリブレーションにより上記のミスマッチを補正する方法が提案されてきた。
例えば、図1は非特許文献1から引用した従来のタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器のキャリブレーション部の構成である。非特許文献1では、4つの単位アナログデジタル変換ユニットからなるタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、各単位アナログデジタル変換ユニットの変換出力の振幅の最大値とDCオフセット値をデジタル演算で算出し、それが第一の単位アナログデジタル変換ユニットの出力の最大振幅値とDCオフセット値に等しくなるように、残りの3つの単位アナログデジタル変換ユニットの変換利得とDCオフセット値とをLMS(Least Mean Square)アルゴリズムにより補正する。しかし、同方式は、後述する特許文献1とは異なり、各単位アナログデジタル変換ユニットに対して正確な変換結果を定期的に通知してくれる参照用のアナログデジタル変換器を持たず、代わりに、言わば、第一のアナログデジタル変換ユニットを、参照用のアナログデジタル変換器として流用している。しかし、タイムインターリーブ方式の動作原理上、第一の単位アナログデジタルユニットは、第二、第三、第四の単位アナログデジタル変換ユニットとサンプリングタイミングが異なるため、特許文献1のように本当の意味での参照用アナログデジタル変換器の役割を果たすことはできず、最大振幅値やDCオフセットのような「マクロな」情報のみ通知することができる。つまり、各単位アナログデジタル変換ユニットは、1サンプル単位での参照信号を得ることができないため、キメ細かい補正ができない。具体的には、信号によっては、各単位アナログデジタル変換ユニットの最大振幅値が等しくなるとはそもそも限らないので、上記のような、第一のアナログデジタル変換ユニットの出力の最大振幅値に、残りの全てのアナログデジタル変換ユニットの出力の最大振幅値を合わせようとする補正は、誤差を生み出す。さらに、最大振幅値を得るための応答時間が必要なため。LMSアルゴリズムの収束時間が長くなったり、環境変動へのアルゴリズムの追従速度が遅くなったりしてしまう。また、最大振幅値やDCオフセットといったマクロな参照情報しか得られないため、サンプリングタイミングのミスマッチ、非線形性のミスマッチ、周波数特性のミスマッチなど、補正のために、よりキメ細かな(サンプル単位の)参照情報を必要とする項目は、補正することができない。
一方、特許文献1では、参照用アナログデジタル変換器(同明細書中では、教師アナログデジタル変換器と記載されている)を用いてタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器をキャリブレーションする方法が開示されている。本方法では、上記の非特許文献1の場合と異なり、各単位アナログデジタル変換ユニットは、参照用アナログデジタル変換器と同期しているため、1サンプル単位で参照信号を得ることができる。しかし、特許文献1に開示された構成の場合、参照用アナログデジタル変換器は、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートfCLKそのもので動作するため、並列数Mが大きくなると高速な動作が要求される。並列数Mが小さかった従来のアプリケーションでは、これでも十分に有用であった。しかし、特に、冒頭に述べた次世代のアプリケーションでは、サンプルレートが数百MS/sから数10GS/sといった高速のタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器が要求されるため、同じ速度で参照用アナログデジタル変換器が動作する必要がある特許文献1の技術を上記の次世代アプリケーションへ適用するにはさまざまな制約条件が伴う。さらに、参照用アナログデジタル変換器を高速動作させる必要上、その分解能を下げざるを得ないため、同出力が各単位アナログデジタル変換ユニットに供給する参照信号は、大きな量子化雑音を含むことになる。そのため、これらの量子化雑音を抑圧するために、キャリブレーションアルゴリズムの帯域を小さくする必要があるが、これは、キャリブレーションの収束性を弱めることに他ならないため、キャリブレーションで許容できるミスマッチの程度が狭まったり、キャリブレーションの応答時間、つまり環境変動への追従性が遅くなったりする問題がある。さらに、実際には、低分解能の参照用アナログデジタル変換器には、大きな量子化雑音のみならず、大きな非線形性をともなうが、後者の影響は、キャリブレーションアルゴリズムの帯域を小さくするだけで回避できず、その結果、キャリブレーション精度に限界を与えると考えられる。
このように、従来のタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器のデジタルキャリブレーション手法では、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが困難であるという問題があった。
本発明の代表的なものの一例を示せば以下の通りである。すなわち、本発明のアナログデジタル変換器は、位相が互いに異なりかつサンプルレートが互いに等しいM個の単位アナログデジタル変換ユニット(Mは2以上の整数である)が互いに並列に接続されてなり、かつ、前記単位アナログデジタル変換ユニットのM倍のサンプルレートを有するアナログデジタル変換器であって、前記単位アナログデジタル変換ユニットよりもサンプルレートが低くかつ分解能が高い参照用アナログデジタル変換ユニットが、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットに対して並列に接続され、前記アナログデジタル変換器のサンプルレートが前記参照用アナログデジタル変換ユニットのサンプルレートのN倍である(Nは2以上の整数である)とした場合、前記Mと前記Nとは互いに素であり、前記参照用アナログデジタル変換ユニットの出力に基づいて、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に対するキャリブレーションを行う機能を有することを特徴とする。
また、本発明の半導体集積回路装置は、位相が互いに異なりかつサンプルレートが互いに等しいM個の単位アナログデジタル変換ユニット(Mは2以上の整数である)が互いに並列に接続されてなり、かつ、前記単位アナログデジタル変換ユニットのM倍のサンプルレートを有するアナログデジタル変換器がクロック源と共に単一の半導体基板上に形成されて成る半導体集積回路装置であって、前記アナログデジタル変換器は、前記単位アナログデジタル変換ユニットよりもサンプルレートが低くかつ分解能が高い参照用アナログデジタル変換ユニットが、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットに対して並列に接続され、前記アナログデジタル変換器のサンプルレートが前記参照用アナログデジタル変換ユニットのサンプルレートのN倍である(Nは2以上の整数である)とした場合、前記Mと前記Nとは互いに素であり、前記参照用アナログデジタル変換ユニットの出力に基づいて、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に対するキャリブレーションを行う機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
従来のタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器におけるデジタルキャリブレーション方式を示すブロック構成図である。 本発明の第一の実施例の全体構成を示す図である。 本発明の第一の実施例のタイムチャートを示す図である。 本発明の第一の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第一の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第一の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第一の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第一の実施例のタイムチャートの詳細を示す図である。 本発明の第二の実施例の全体構成を示す図である。 本発明の第二の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第二の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第二の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第二の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第二の実施例のタイムチャートの詳細を示す図である。 本発明の第三の実施例の全体構成を示す図である。 本発明の第三の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第三の実施例の構成の詳細を示す図である。 本発明の第三の実施例のタイムチャートの詳細を示す図である。 本発明の第四の実施例を示す図である。 本発明の第五の実施例を示す図である。 本発明の第六の実施例を示す図である。 本発明の第七の実施例を示す図である。 本発明の第八の実施例を示す図である。
本発明の各実施例においては、キャリブレーション対象となるタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器と共通の入力に、参照用アナログデジタル変換ユニットが並列に接続され、参照用アナログデジタル変換ユニットが出力する低速、高分解能のアナログデジタル変換結果を利用して、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器を構成する各単位アナログデジタル変換ユニットの出力を、デジタル領域でポストキャリブレーションする、すなわち、キャリブレーション対象たる各単位アナログデジタル変換ユニットの後段(出力側)でキャリブレーションを行う。上記の参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数をfCLK/N(ただし、fCLKは、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレート。また、Nは、単位アナログデジタル変換ユニットの並列数Mと互いに素であること。)に選択することで、全ての単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングを、参照用アナログデジタル変換ユニットのサンプリングと順次同期させることができ、かつ、参照用アナログデジタル変換器の動作クロック周波数を、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートよりN倍低速にできる。デジタルキャリブレーション部は、参照用アナログデジタル変換器から供給される変換出力を、各単位アナログデジタル変換ユニットの正しいアナログデジタル変換結果を定期的に教えてくれる参照信号として、各単位アナログデジタル変換ユニット間の各種のミスマッチを、アナログデジタル変換器の通常動作中にバックグランドで補正することができる。すなわち、本発明は、参照用アナログデジタル変換器の動作クロック周波数を適切に選ぶことで、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートより十分低速動作でも、各単位アナログデジタル変換ユニットの動作クロックエッジと順次同期できる点に着眼しているところに一つの特徴がある。また、単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングのタイミングは、M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に入力される動作クロックによって生成される。この場合、サンプルレートは動作クロックの周波数である動作クロック周波数に対応したものとなる。
以下、本発明の各実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2により、本発明の第一の実施例を示す。本実施例では、本発明の最も基本となる考え方が開示されている。複数(M個)(Mは2以上の整数とする)の単位アナログデジタル変換ユニット201(A/D 1からA/D M)と、それぞれに後続する各デジタルキャリブレーションユニット202(CAL 1からCAL M)と、各デジタルキャリブレーションユニットの出力を順次取り込むマルチプレクサ(Multiplexer)203と、各単位アナログデジタル変換ユニット202に対して並列に入力に接続された参照用アナログデジタル変換ユニット204からなる。各単位アナログデジタル変換ユニット201は、通常のタイムインターリーブ型アナログデジタル変換器と同様に動作する。すなわち、サンプリングCLK周波数fCLK/Mの動作CLKで動作し、各サンプリングタイミングは、1/fCLKずつ時間を順次ずらす。一方、参照用アナログデジタル変換ユニット204は、fCLK/Nの動作CLKで動作する。ここで、各単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングが定期的に、参照用アナログデジタル変換ユニット204のサンプリングと同期するようにNを選択する。例えば、Nとして、単位アナログデジタル変換ユニット201の並列数Mと互いに素になるように選ぶことができる。図3に、M=2、N=5の場合のタイミング図を示す。この場合、第一のアナログデジタル変換ユニットと第二のアナログデジタル変換ユニットは、ともに、5サンプルに1回、参照用アナログデジタル変換器204のサンプリングと同期できる。これにより、参照用アナログデジタル変換器204の変換出力を参照信号としたキャリブレーションを各デジタルキャリブレーションユニット202で行うことが可能である。これにより、各単位アナログデジタル変換ユニットのDCオフセット電圧、変換利得、サンプリングタイミングは、参照用アナログデジタル変換ユニット204のDCオフセット電圧、変換利得、サンプリングタイミングと等しくなるように補正されるので、各単位アナログデジタル変換ユニット相互間のミスマッチが無くなる。
図4に、各デジタルキャリブレーションユニット202の構成例を示す。各単位アナログデジタル変換ユニット201からの出力は、変換利得キャリブレーション部401(Sub LMS A)、DCオフセットキャリブレーション部402(Sub LMS B)やサンプリングタイミングキャリブレーション部403(Sub LMS X)において、それぞれ、変換利得、DCオフセット、サンプリングタイミングが、参照用アナログデジタル変換ユニット204の変換利得、DCオフセット、サンプリングタイミングと等しくなるように、例えばLMSアルゴリズムにより補正される。なお、これ以外に、例えば、非線形性のキャリブレーション部や周波数特性のキャリブレーション部を持ってもよい。上記の補正を行うために、参照用アナログデジタル変換ユニット204の変換出力を参照信号として、各デジタルキャリブレーションユニットの出力との差、つまり変換誤差(e)を求め、各キャリブレーション部401、402、403などに供給する必要がある。参照用アナログデジタル変換ユニット204の出力と各デジタルキャリブレーションユニットの出力の同期をとるために、前者は、ダウンサンプラー404でM回に1回、後者は、ダウンサンプラー405でN回に1回ダウンサンプリングされ、その後、引き算部406において、両者の差分が変換誤差として計算される。
図5から図7に、変換利得キャリブレーション部401、DCオフセットキャリブレーション部402、サンプリングタイミングキャリブレーション部403の構成例をそれぞれ示す。図5に示された変換利得キャリブレーション部は、以下の通り動作する。まず、上記により供給される変換誤差(e)は、反転部501により符号が反転される。また、変換利得キャリブレーション部への入力信号は、同期をとるために、ダウンサンプラー502において、N回に1回ダウンサンプルされる。これらの2つの信号と、ループの伝達関数を決定するパラメータμGは、乗算器503において乗算された後、足し算器504と遅延器505からなるアキュームレータ506において、積分される。この積分出力は、変換利得キャリブレーション部への入力信号とレートを合わせて乗算されるように、アップサンプラー507において、N倍にレート変換され、同入力信号と乗算器508において乗算されて出力される。仮に、ある単位アナログデジタル変換ユニットの変換利得が、参照用アナログデジタル変換ユニット204の変換利得のk倍にばらついた場合、もしくは変動した場合、上記アキュームレータ506の出力Gは、1/kに収束することで、変換利得のミスマッチを吸収することができる。
図6に示されたDCオフセットキャリブレーション部において、上記により供給される変換誤差(e)とループの伝達関数を決定するパラメータμOFSは、乗算器601において乗算された後、足し算器602と遅延器603からなるアキュームレータ604において、積分される。この積分出力VOFSは、DCオフセットキャリブレーション部への入力信号とレートを合わせて引き算するために、アップサンプラー605において、N倍にレート変換され、同入力信号から引き算器606において引き算されて出力される。仮に、ある単位アナログデジタル変換ユニットのDCオフセット電圧が、参照用アナログデジタル変換ユニット204のDCオフセット電圧よりΔV大きい場合、上記アキュームレータ604の出力VOFSは、ΔVに収束することで、DCオフセット電圧のミスマッチを吸収することができる。
図7に示されたサンプリングタイミングキャリブレーション部は、以下の通り動作する。サンプリングタイミングを補正するためには、参照用アナログデジタル変換ユニット204のサンプリングクロックと、各単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングクロック間のスキューΔtを得る必要がある。そのために最も重要なブロックは、サンプリングタイミングキャリブレーション部への入力信号の時間微分を導出するブロックである。本実施例では、これを最も簡単に差分で行う例である。差分器701は、引き算器702と1サンプル遅延器703で構成される。当該単位アナログデジタル変換ユニットより1サンプル前に動作する単位アナログデジタル変換ユニットに後続するデジタルキャリブレーションユニット内の、サンプリングタイミングキャリブレーション部への入力信号を、上記1サンプル遅延器703で1サンプル遅延して、当該サンプリングタイミングキャリブレーション部への入力信号から、上記引き算器702において引き算することで、当該サンプリングタイミングキャリブレーション部への入力信号の差分を導出する。この差分信号は、サンプリングタイミングキャリブレーション部へ供給される変換誤差信号(e)と同期をとるために、ダウンサンプラー704において、N回に1回ダウンサンプルされる。そして、上記変換誤差と上記差分信号とループの伝達関数を決定するパラメータμskewは、乗算器705において乗算された後、足し算器706と遅延器707からなるアキュームレータ708において、積分される。この積分出力tskewは、 サンプリングタイミングキャリブレーション部への入力信号とレートを合わせるために、アップサンプラー709において、N倍にレート変換され、上記の差分信号と乗算器710において乗算された後、引き算器711において、入力信号から引き算されて出力される。仮に、ある単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングクロックが、参照用アナログデジタル変換ユニット204のサンプリングクロックに対してΔtのスキューを持つ場合、上記アキュームレータ708の出力tskewは、Δtに収束することで、次の[数1]に示す式によりサンプリングタイミングのミスマッチを吸収することができる。
Figure 0005095007
図8に、本実施例のタイミング図を示す。ここでは、一例として、単位アナログデジタル変換ユニット201の並列数M=2、参照用アナログデジタル変換ユニット204の動作クロック周波数はN=5と選択した。この時、同図のように、第一、第二の単位アナログデジタル変換ユニットの動作クロックCLK1、CLK2の周波数はfCLK/2、参照用アナログデジタル変換ユニット204の動作クロックCLKRの周波数はfCLK/5となる。ただし、fCLKは、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートである。これにより、第一の単位アナログデジタル変換ユニットと第二の単位アナログデジタル変換ユニットは、交互にサンプリングしてアナログデジタル変換を行い、順にD1, D2, D3, D4, …を出力する。また、参照用アナログデジタル変換ユニット204は、各単位アナログデジタル変換ユニットより5/2倍低速で、サンプリングとアナログデジタル変換を行い、順に、R1, R6, R11, R16, …を出力する。なお、Rの添え字は、分かり易さのため、サンプリングタイミングが同期する各単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリング番号に合わせてある。この図の例では、第一の単位アナログデジタル変換ユニットは、その出力D1、D11、D21、…が、参照用アナログデジタル変換ユニット204の出力R1、R11、R21と同期するので、その変換誤差e1、e11、e21、…が上記の通り算出され、その結果にもとづいて上記の通り、第一のデジタルキャリブレーションユニット内の変換利得キャリブレーション部、DCオフセットキャリブレーション部、サンプリングタイミングキャリブレーション部に含まれる各アキュムレータの出力、G1、VOFS1、tskew1が更新される。同様に、第二の単位アナログデジタル変換ユニットは、その出力D6、D16、D26、…が、参照用アナログデジタル変換ユニット204の出力R6、R16、R26と同期するので、その変換誤差e6、e16、e26、…が上記の通り算出され、その結果にもとづいて上記の通り、第二のデジタルキャリブレーションユニット内の変換利得キャリブレーション部、DCオフセットキャリブレーション部、サンプリングタイミングキャリブレーション部に含まれる各アキュムレータの出力、G2、VOFS2、tskew2が更新される。以上により、上記の通り、各G1、G2、VOFS1、VOFS2、tskew1、tskew2は、それぞれ参照用アナログデジタル変換ユニット202とミスマッチが無くなるようにLMSアルゴリズムで自動的に補正される。これにより、第一の単位アナログデジタル変換ユニットと第二の単位アナログデジタル変換ユニットの間の各ミスマッチも無くなる。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図9に、本発明の第二の実施例を示す。本実施例は、実施例1で、各単位アナログデジタル変換ユニットの並列数Mを2とし、また、参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数としてN=5を選択した場合において、サンプリングタイミングキャリブレーション部に使用する時間微分器を、実施例1のような単純な差分器から、より精度の高い時間微分器に置き換えている。後述する時間微分器において生じるK/2サンプル分の遅延時間(ただし、1サンプル時間=1/fCLKと定義)を補償するため、K/2サンプル分の遅延器911が必要になるが、図9において、それ以外の大きな変更点は無い。また、変換利得キャリブレーション部903、904は、図13の構成を持つ。図13において、やはり、時間微分器において生じるK/2サンプル分の遅延時間を補償するため、K/2サンプル分の遅延器139が必要になるが、その動作は、実施例1における説明と同様である。本実施例では、図9のサンプリングタイミングキャリブレーション部907、908は、図10の構成をとる。本構成において、第一の実施例におけるサンプリングタイミングキャリブレーション部(図7)との違いは、高精度な時間微分器101と時間2階微分器102を導入して、参照用アナログデジタル変換ユニットと単位アナログデジタル変換ユニット間のサンプリングタイミングのスキューΔtを実施例1より高精度に補正している点である。
Figure 0005095007
そのために、上の[数2]に示す式の第三項目の補正を、乗算器1010と引き算器1013で行っている。時間微分器101、時間2階微分器102の構成を、それぞれ、図11、図12に示す。ともに、有限のタップ数で構成されるFIRフィルタとして実現でき、各遅延器111、121や各タップ係数による乗算器112、122、各乗算結果を足し算する足し算器113、123からなる。図11、図12とも、上側の入力が当該単位アナログデジタル変換ユニットから、下側の入力が残りの一方の単位アナログデジタル変換ユニットからである。また、各入力は2タップごとに各タップに接続される。なお、本実施例は、単位アナログデジタル変換ユニット数Mが2の場合であるが、例えばM=3の場合は、入力は3本となり、一番上は当該単位アナログデジタル変換ユニットから、2番目は、当該単位アナログデジタル変換ユニットより一つ前にサンプリングする単位アナログデジタル変換ユニットから、3番目は、当該単位アナログデジタル変換ユニットより2つ前にサンプリングする単位アナログデジタル変換ユニットから入力され、各入力は3タップごとに各タップに接続されることになる。同様に、単位アナログデジタル変換ユニット数が一般(M)の場合も拡張できる。
時間微分器(図11)のタップ係数tap1,iと、時間2階微分器(図12)のタップ係数tap2,iは、以下の[数3]に示すサンプリング定理の式を、それぞれ時間で1階微分、2階微分することで、以下の[数4]〜[数7]に示す式のように導出できる。
Figure 0005095007
Figure 0005095007
Figure 0005095007
Figure 0005095007
Figure 0005095007
Figure 0005095007
なお、FIRフィルタのタップ数をK+1とした。また、Kは4の倍数に選ぶとする。また、実装規模や消費電流を小さくするために、タップ数を少なくする場合は、[数4]〜[数7]のタップ係数に、例えば[数8]の窓関数を乗算したものを最終的に採用するタップ係数とすることで、有限のタップ数による打切り誤差の影響を回避できる。
上記の時間微分器や時間2階微分器において、K/2サンプル分(1サンプル時間=1/fCLKで定義)の遅延時間が生じるため、図10のK/2サンプル遅延器1011により、入力信号を遅延させて補償している。なお、図14に、本実施例の動作タイミング図を示した。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図15に、本発明の第三の実施例を示す。本実施例は、実施例2において、サンプリングタイミングキャリブレーション部をさらに高精度化している。具体的には、サンプリングタイミングキャリブレーション部157、158は、実施例2で説明した図10の構成と、それと類似の構成(図16)を直列接続することで構成している。それにともない、Kサンプル分の遅延が上記のサンプリングタイミングキャリブレーション部157、158内で生じるため、図16のKサンプル遅延器161で補償している。実施例2では、時間微分や時間2階微分に使用する信号はスキューのキャリブレーションを受けていない状態なので、これらの見積もりに誤差が生じることになり、そのため、極めて高精度にサンプリングタイミングを補正するのには限界がある。それに対して、本実施例では、まず、図10の構成において、実施例2と同様に、スキューミスマッチの補正をかけて信号品質を上げた後、図16の構成において、時間微分や時間2階微分を改めて見積り直すため、この段階で、高い精度の時間微分や時間2階微分を導出でき、その結果として、極めて高精度のサンプリングタイミングの補正が実現する。なお、本サンプリングタイミングキャリブレーション部は、上記の通りの2段構成で補正精度を上げているが、これを拡張して3段以上にすると、さらに補正精度を高められると考えられる。また、図15における変換利得キャリブレーション部153、154は、図17のような構成となるが、上記の時間微分器や時間2階微分器で生じる遅延時間を補償するための遅延器の遅延量が異なる点以外は、基本的に、図5、図13で示した例と同様の動作をするため、詳細な説明は省略する。なお、図18に、本実施例の動作タイミング図を示した。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図19に、本発明の第四の実施例として、CLK生成部の構成例を示す。本実施例は、最も一般的な例である。各単位アナログデジタル変換ユニットが必要とするfCLK/Mの周波数のクロック信号と、参照用アナログデジタル変換ユニットが必要とするfCLK/Nの周波数のクロック信号を生成するために、周波数fCLKの源CLK信号を、それぞれ、N分周器191とM分周器192で分周し、前者の出力を参照用アナログデジタル変換ユニットに、後者の出力を、各単位アナログデジタル変換ユニットに供給する。本構成は、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートfCLKと等しい周波数の源CLK信号が必要であるが、N分周器191の出力の立上りエッジとM分周器192の出力の立上りエッジは、ともに源CLK信号の立上りエッジだけで動作するため、スキューは常に一定値となり、上記のサンプリングタイミングのキャリブレーションが最も有効に機能する。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図20に、本発明の第五の実施例として、CLK生成部の別の構成例を示す。本実施例は、源CLK信号の周波数をfCLK/2としている。したがって、各単位アナログデジタル変換ユニットが必要とするfCLK/Mの周波数のクロック信号と、参照用アナログデジタル変換ユニットが必要とするfCLK/Nの周波数のクロック信号を生成するために、源CLK信号を、それぞれ、N/2分周器201とM/2分周器202で分周し、前者の出力を参照用アナログデジタル変換ユニットに、後者の出力を、各単位アナログデジタル変換ユニットに供給する。本構成は、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートfCLKの半分の周波数の源CLK信号でよいが、N/2分周器201の出力の立上りエッジやM/2分周器202の出力の立上りエッジは、NやMが奇数の場合、源CLK信号の立上りエッジと立下りエッジで交互に動作するため、源CLK信号が厳密にデューティ比50%でない場合は、これらの分周器の出力のスキューは振動することになり、上記のサンプリングタイミングのキャリブレーションに多少の限界が生じ得る。ただし、なお、上記の通り、NとMは互いに素に選ぶため、一方は少なくとも奇数になり、このような状態となる。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図21に、本発明の第六の実施例として、CLK生成部のさらに別の構成例を示す。本実施例は、源CLK信号の周波数を参照用アナログデジタル変換ユニットで必要とするfCLK/Nにまで下げている。したがって、以下のようにして、各単位アナログデジタル変換ユニットが必要とするfCLK/Mの周波数のクロック信号を得る。まず、周波数fCLK/Nの源CLK信号を、それぞれ、M分周器211により分周して、fCLK/N/Mの周波数のCLK信号を得る。同信号は、N*MタップのDLL(Delay Locked Loop)回路212に入力され、互いに1/fCLKの時間差を持つN*M相の出力が得られる。これらの出力は、エッジコンバイナー(Edge Combiner)回路213に入力され、各入力の立上りエッジを適切に組み合わせて、周波数fCLK/Mの新しいM相の出力を、各単位アナログデジタル変換ユニットのために生成することができる。本構成は、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートfCLKの1/Nの周波数の源CLK信号でよいため、高速なCLKは不要となるが、上記のDLL回路212やエッジコンバイナー回路213での処理により、出力される周波数fCLK/MのCLK信号のスキューが一定にならず、パターンを持って時間的に変化する可能性がある。その結果、上記のサンプリングタイミングのキャリブレーションに多少の限界が生じ得る。
したがって、本実施例によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。
図22に、本発明の第七の実施例を示す。本実施例では、本発明の有効性を発揮するためのチップのレイアウト例を示す。なお、単位アナログデジタル変換ユニット数Mが7個の場合を例に挙げたが、Mは2以上の整数である限りにおいて特定の数に限定されない。
図22においては、各単位アナログデジタル変換ユニットA/D1〜A/D7および参照用アナログデジタル変換ユニットRef A/Dがクロック源と共に単一の半導体基板上に形成されて半導体集積回路チップを構成する。各単位アナログデジタル変換ユニットA/D1〜A/D7および参照用アナログデジタル変換ユニットRef A/Dは、これらが配置されない隙間の部分が最小となるように密に配置されている。この場合、クロック源から各単位アナログデジタル変換ユニットおよび参照用アナログデジタル変換ユニットまでの距離が互いに異なるユニット同士の組合せを含むレイアウトとなる。しかし、本発明では、上記の通り、各単位アナログデジタル変換ユニット間のサンプリングCLKのスキューの影響をキャリブレーションにより除去できるため、通常はCLK配線を等長化したり、また、そのために適した配置構成を各単位アナログデジタル変換ユニットに要求する必要が無い。
したがって、本実施例によれば、各単位アナログデジタル変換ユニットおよび参照用アナログデジタル変換ユニット間の配線長の相違から影響を受けることなく例えばレイアウト面積が最小になる、すなわちチップコストが最小になるように、各単位アナログデジタル変換ユニットや参照用アナログデジタル変換ユニットを最適に配置することができる。換言すれば、他の回路ブロックを配置し難い無駄なスペースが生じてレイアウト面積が増加するのを回避したレイアウトが可能である。
図23に、本発明の第八の実施例を示す。本実施例では、上述の第七の実施例とは別のチップのレイアウト例を示す。なお、単位アナログデジタル変換ユニット数Mが7個の場合を例に挙げたが、Mは2以上の整数である限りにおいて特定の数に限定されない。
サンプリングタイミングのキャリブレーションをしない従来技術の場合、各単位アナログデジタル変換ユニットへのCLK配線を等長配線にする必要上、例えば図23に示すように各単位アナログデジタル変換ユニットおよび参照用アナログデジタル変換ユニットがクロック源を中心とした円形に配置されるようにする必要があるなどのレイアウト上の制約があったが、本発明のキャリブレーションを適用する場合でもこの円形配置などの等長CLK配線配置を従来と同様に適用することは可能である。図23においては、各単位アナログデジタル変換ユニットA/D1〜A/D7および参照用アナログデジタル変換ユニットRef A/Dがクロック源と共に単一の半導体基板上に形成されて半導体集積回路チップを構成する。各単位アナログデジタル変換ユニットA/D1〜A/D7および参照用アナログデジタル変換ユニットRef A/Dは、クロック源からの距離が互いにほぼ等しくなるように円形に配置される。この場合、各単位アナログデジタル変換ユニットA/D1〜A/D7および参照用アナログデジタル変換ユニットRef A/Dが配置されない隙間の部分は最小とならず、言わば疎な配置となる。しかし一方で、等長配線によってCLKスキューの影響がある程度低減された信号が各単位アナログデジタル変換ユニットおよび参照用アナログデジタル変換ユニットへ入力されることになる。
したがって、本実施例によれば、サンプリングCLKスキューの影響を等長配線によってある程度低減してから本発明のキャリブレーションを適用することで、各単位アナログデジタル変換ユニットに対するキャリブレーションの負荷を緩和することが可能である。また、各単位アナログデジタル変換ユニットおよび参照用アナログデジタル変換ユニット間のサンプリングCLKのスキューの影響をキャリブレーションだけでは完全に除去できないような、通常とは異なる厳しい条件の下での適用に特に有効である。
本発明によれば、タイムインターリーブ型アナログデジタル変換器において、次世代アプリケーションの高速サンプルレートに対応し、かつ、高い分解能を実現する高精度なキャリブレーションを行うことが可能となる。

Claims (20)

  1. 位相が互いに異なりかつサンプルレートが互いに等しいM個の単位アナログデジタル変換ユニット(Mは2以上の整数である)が互いに並列に接続されてなり、かつ、前記単位アナログデジタル変換ユニットのM倍のサンプルレートを有するアナログデジタル変換器であって、
    前記単位アナログデジタル変換ユニットよりもサンプルレートが低くかつ分解能が高い参照用アナログデジタル変換ユニットが、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットに対して並列に接続され、
    前記アナログデジタル変換器のサンプルレートが前記参照用アナログデジタル変換ユニットのサンプルレートのN倍である(Nは2以上の整数である)とした場合、前記Mと前記Nとは互いに素であり、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの出力に基づいて、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に対するキャリブレーションを行う機能を有する
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  2. 請求項1において、
    前記キャリブレーションは、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々の出力に対してデジタル領域で行うポストキャリブレーションである
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  3. 請求項2において、
    前記ポストキャリブレーションは、前記アナログデジタル変換器の通常動作中にバックグランドで実行される
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  4. 請求項1において、
    前記単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングのタイミングは前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に入力される動作クロックによって生成され、
    前記サンプルレートは前記動作クロックの周波数である動作クロック周波数に対応する
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  5. タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器であって、
    入力に対して並列に、参照用アナログデジタル変換ユニットが接続され、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの変換出力を利用して、デジタルキャリブレーションにより、前記タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器を構成する各単位アナログデジタル変換ユニット間の変換利得のミスマッチ、DCオフセット電圧のミスマッチ、サンプリングタイミングのミスマッチ、非線形性のミスマッチ、および周波数特性のミスマッチの少なくとも1つを補正するよう構成され、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数は、前記タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートより小さく、かつ、前記各単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングに順次同期するように設定される
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  6. 請求項5において、
    前記デジタルキャリブレーションのアルゴリズムとして、LMS(Least Mean Square)アルゴリズムが適用されて成る
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  7. 請求項5において、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数は、前記タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器全体としてのサンプルレートの1/Nに設定され、
    前記Nは、前記タイムインターリーブ型のアナログデジタル変換器を構成する単位アナログデジタル変換ユニットの並列数Mと互いに素である
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  8. 請求項5において、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数は、前記各単位アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数より小さく設定される
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  9. 請求項5において、
    前記サンプリングタイミングのミスマッチを補正するために、前記デジタルキャリブレーションを時間の1階微分器によって行う
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  10. 請求項9において、
    前記1階微分器として、サンプリング定理と窓関数とから求まる固定のタップ係数を持つFIRフィルタが用いられる
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  11. 請求項5において、
    前記サンプリングタイミングのミスマッチを補正するために、前記デジタルキャリブレーションを時間の2階以上の微分器によって行う
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  12. 請求項11において、
    前記2階以上の微分器として、サンプリング定理と窓関数とから求まる固定のタップ係数を持つFIRフィルタが用いられる
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  13. 請求項5において、
    前記サンプリングタイミングのミスマッチを補正するために、前記サンプリングタイミングのキャリブレーションを行う手段が複数段従属接続されて成る
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  14. 請求項5において、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数および前記各単位アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数の少なくとも一方は、(奇数/2)分周器を用いて生成される
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  15. 請求項5において、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数および前記各単位アナログデジタル変換ユニットの動作クロック周波数の少なくとも一方は、DLL(Delay Locked Loop)回路とエッジコンバイナー(Edge Combiner)回路とを用いて生成される
    ことを特徴とするアナログデジタル変換器。
  16. 位相が互いに異なりかつサンプルレートが互いに等しいM個の単位アナログデジタル変換ユニット(Mは2以上の整数である)が互いに並列に接続されてなり、かつ、前記単位アナログデジタル変換ユニットのM倍のサンプルレートを有するアナログデジタル変換器がクロック源と共に単一の半導体基板上に形成されて成る半導体集積回路装置であって、
    前記アナログデジタル変換器は、
    前記単位アナログデジタル変換ユニットよりもサンプルレートが低くかつ分解能が高い参照用アナログデジタル変換ユニットが、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットに対して並列に接続され、
    前記アナログデジタル変換器のサンプルレートが前記参照用アナログデジタル変換ユニットのサンプルレートのN倍である(Nは2以上の整数である)とした場合、前記Mと前記Nとは互いに素であり、
    前記参照用アナログデジタル変換ユニットの出力に基づいて、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に対するキャリブレーションを行う機能を有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 請求項16において、
    前記キャリブレーションは、前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々の出力に対してデジタル領域で行うポストキャリブレーションである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  18. 請求項17において、
    前記ポストキャリブレーションは、前記アナログデジタル変換器の通常動作中にバックグランドで実行される
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  19. 請求項16において、
    前記単位アナログデジタル変換ユニットのサンプリングのタイミングは前記M個の単位アナログデジタル変換ユニットの各々に入力される動作クロックによって生成され、
    前記サンプルレートは前記動作クロックの周波数である動作クロック周波数に対応する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  20. 請求項16において、
    前記各単位アナログデジタル変換ユニットおよび前記参照用アナログデジタル変換ユニットは、前記各単位アナログデジタル変換ユニットも前記参照用アナログデジタル変換ユニットも配置されない隙間の部分が最小となるように配置され、
    前記クロック源から前記各単位アナログデジタル変換ユニットおよび前記参照用アナログデジタル変換ユニットまでの距離が互いに異なるユニット同士の組合せが存在する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
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