JP6230417B2 - A/d変換回路および半導体集積回路 - Google Patents

A/d変換回路および半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、アナログ量をデジタル量に変換するアナログ/デジタル(A/D(analog/digital))変換回路に関するものである。
逐次比較ADC(Analog to Digital Converter)はA/D変換方式の1つである。CMOSプロセスの微細化によって高速かつ高精度なAD(Analog to Digital)変換が可能となったため,逐次比較ADCは従来のセンサ用途から無線通信等の様々な分野で使用されるようになってきている。その中でも特に非2進変換を行う逐次比較ADCはプロセス微細化によるデバイスミスマッチ等のデメリットの影響を受けにくいため、近年の学会等でにおいて,その研究報告がなされるようになってきた。
従来の2進逐次比較ADCは二分探索に基づいており,入力したアナログ信号に対してDAC(Digital to Analog Converter)でフィードバックを行いながらデジタル値を上位ビットから順に二分探索によって決定する。そのため,各ビットの重みは2の冪で与えられる。すなわち、AD変換結果の各ビットDiとデジタル出力値xの関係は次式となる。
Figure 0006230417
表記方法によってDi={0,1}とする場合とDi={-1,+1}とする場合があるが,本質的には同等である。特に断りのない限り、Di={-1,+1}の表記を用いるものとする。
一方,非2進ADCは各ビットの重みが2の冪ではないADCである。すなわち非2進ADCにおいてはAD変換結果の各ビットDiとデジタル出力値xの関係は次式で与えられる。
Figure 0006230417
ここで、Wiは重み係数であり,一般に2iとは異なる値である。通常はWi+1/Wi<2と選ぶことにより非2進ADCではアナログ値に対して複数のAD変換結果が存在するように設計することができる。この複数のAD変換結果が存在することはすなわち、複数の探索経路をもつことを意味しており、この構成をとることで変換に冗長性を持たせることが可能である。
したがって,フィードバックDACの不完全整定や比較器の雑音によって、逐次比較の過程で誤変換が起きたとしても、冗長性によって正しいAD変換結果を得ることができる。
しかしながら、非2進ADCにおいて、フィードバックDACの係数と、重み係数Wiの値が一致していないとデジタル出力値に誤差を生じるためAD変換精度が劣化する。
製造ばらつき、電源電圧、動作温度等によってフィードバックDACの係数が設計値に対して変動するため精度良くAD変換を実施するためには重み係数Wiを正確に算出する必要がある。特に、電源電圧,動作温度等は回路使用時に変動するため重み係数Wiの値を最適に保つためには動作時と並行して重み係数の探索を行うこと、すなわちバックグラウンド動作であることが必要である。
この点で、非2進ADCの重み係数を求める方法としてLMS(Least-Mean-Square)アルゴリズムを用いる方法が知られている。LMSアルゴリズムはいわゆる適応アルゴリズムの1つであり誤差信号を生成して、誤差信号がゼロに近づくように重み係数を決める計算法である。
この点で、非特許文献1〜4のそれぞれには、LMSアルゴリズムを適用するA/D変換回路が開示されている。当該A/D変換回路は、アナログ入力信号をデジタル値に変換するA/D変換部と、当該A/D変換部の出力をデジタル補正する補正部とで構成される。当該補正部においてLMSアルゴリズムを適用してデジタル補正することにより高速高精度で低消費電力なA/D変換回路が提案されている。
T.Oshima,et al.,"Fast nonlinear deterministic calibration of pipelined A/D converters,"IEEE 2008 Midwest Symposium on Circuits and Systems, Session C2L−C−1,Aug.2008. T.Oshima,et al.,"23−mW 50−MS/s 10−bit pipeline A/D converter with nonlinear LMS foreground calibration,"2009 International Symposium on Circuits and Systems,pp.960−963,May 2009. J.Mcneill,et al.,"A split−ADC architecture for deterministic digital background calibration of a 16b 1MS/s ADC,"IEEE 2005 International Solid−State Circuits Conference,pp.276−277,Feb.2005. W.Liu et al.,"A 12b 22.5/45MS/s 3.0mW 0.059mm2 CMOS SAR ADC achieving over 90dB SFDR,"IEEE 2010 International Solid−State Circuits Conference,pp.380−381,Feb.2010.
一方で、上記非特許文献1〜3に示されるA/D変換回路では、複数のA/D変換部を設ける構成であるため面積および消費電流の増大を招くという課題がある。
また、上記非特許文献4に示されるA/D変換回路では、オフセットを印加する機構が必要であり、この点でも面積、消費電流の増大ならびに設計工数の増大を招くという課題が存在する。
上記のような問題を解決するために、簡易な構成で面積等の増大を抑制することが可能なA/D変換回路および半導体集積回路を提供する。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施例によれば、アナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、アナログ入力信号を補正前デジタル値に変換するA/D変換部と、A/D変換部から出力された補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを含む。補正部は、A/D変換部から出力される補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した補正後デジタル値を出力する重み係数乗算部と、補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する重み係数探索部とを含む。
一実施例によれば、上記構成により簡易な構成で面積等の増大を抑制することが可能である。
本実施形態1に基づくA/D変換回路1の構成を説明する概略図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1における重み係数の探索の概念を説明する図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1における誤差信号の収束を説明する図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1の出力の周波数スペクトルの具体例を説明する図である。 本実施形態1に基づく探索ベクトル生成部20および誤差信号生成部40の機能を説明するブロック図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1の回路構成を説明する図である。 本実施形態1に基づく4点補間による推測値ζ(k)の算出について説明する図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1#の回路構成を説明する図である。 本実施形態1に基づくA/D変換回路1#Aの回路構成を説明する図である。 実施形態1の変形例1に基づくA/D変換回路1#Bの構成を説明する図である。 本実施形態1の変形例2に基づくA/D変換回路1#Cの構成を説明する概略図である。 本実施形態1の変形例2に基づくA/D変換回路1#Cの回路構成を説明する図である。 本実施形態1の変形例3に基づくA/D変換回路1#Dの構成を説明する概略図である。 本実施形態1の変形例3に基づくA/D変換回路1#Dの回路構成を説明する図である。 本実施形態1の変形例3に基づくIIRフィルタ70の回路構成を説明する図である。 本実施形態1の変形例4に基づくA/D変換回路1Aの構成を説明する概略図である。 本実施形態2に基づくA/D変換回路2の構成を説明する概略図である。 本実施形態2に基づくA/D変換回路2Aの構成を説明する概略図である。 本実施形態2に基づくA/D変換回路2Bの構成を説明する概略図である。 本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Cの構成を説明する概略図である。 本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Dの構成を説明する概略図である。 本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Eの構成を説明する図である。 本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3を説明する図である。 本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3Aを説明する図である。 本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3Bを説明する図である。 本実施形態3に基づくA/D変換部10に入力される信号について説明する図である。 本実施形態3に基づくテスト信号生成回路6の回路構成図である。 本実施形態4に基づくA/D変換回路4の構成を説明する概略図である。 本実施形態4に基づく誤差信号の収束を説明する図である。 本実施形態5に基づく無線受信機100の構成を説明する図である。 本実施形態5の変形例に基づくセンサ120を説明する図である。 本実施形態5の変形例に基づくAFE124の構成について説明する図である。 本実施形態6に基づくA/D変換回路5の構成を説明する概略図である。 本実施形態6に基づくA/D変換回路5Aの構成を説明する概略図である。 本実施形態6の変形例に基づくA/D変換回路5Bの構成を説明する概略図である。 本実施形態6の変形例に基づくA/D変換回路5Cの構成を説明する概略図である。
本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
<アナログ/デジタル(A/D)変換回路の構成>
図1は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1の構成を説明する概略図である。
図1(A)を参照して、本例においては、アナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路1について説明する。
A/D変換回路1は、A/D変換部(ADC)10と、探索ベクトル生成部20と、デジタル補正部30と、誤差信号生成部40とを含む。
A/D変換部10は、アナログ入力信号をAD変換結果のデジタル値に変換する。
探索ベクトル生成部20は、A/D変換部10から出力されたデジタル値の各ビットDi (k)について、各ビットDi (k)の前後値に基づいて探索ベクトルδi (k)を算出する。本例においては、各ビットDi (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、各ビットDi (k)と補間ビット推定値との差分に基づく探索ベクトルδi (k)を算出する。
誤差信号生成部40は、デジタル補正部30から出力されたデジタル値x(k)と、前後値に基づいて誤差信号e(k)を算出する。本例においては、デジタル値x(k)と、前後値に基づく誤差信号補間推定値とに基づいて誤差信号e(k)を算出する。
係数探索部50は、デジタル補正部30から出力されたデジタル値x(k)と、前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する。具体的には、係数探索部50は、探索ベクトル生成部20から出力された探索ベクトルδi (k)および誤差信号生成部40から出力された誤差信号e(k)に基づいて各ビット毎の重み係数Wiを探索する。本例における係数探索部50は、各ビット毎の重み係数Wiに対して、対応するA/D変換部10から出力されたデジタル値の各ビットDi (k)と、各ビットDi (k)の前後値とに基づき生成される重み係数Wiを探索するために用いられる探索ベクトルδi (k)と、誤差信号e(k)とを乗じて加算することにより更新する。
デジタル補正部30は、係数探索部50で探索された各ビット毎の重み係数Wiに従ってA/D変換部10からのデジタル値の各ビットDi (k)をデジタル補正する。具体的には、A/D変換部10からのデジタル値の各ビットDi (k)に対して重み係数Wiを乗じて加算することによりデジタル値x(k)を算出する。
なお、本例においては、A/D変換部10から出力されたデジタル値を補正前デジタル値、デジタル補正部30から出力されたデジタル値を補正後デジタル値とも称する。
図1(B)を参照して、ここでは、A/D変換回路1の変換タイミングの概念図が示されている。本例においては、アナログ入力信号をサンプリング処理する一例としてサンプリング(「S」)と、当該サンプリングしたアナログ入力信号をA/D変換処理するAD変換(「AD」)とが交互に繰り返し実行される場合が示されている。サンプリングする構成については、A/D変換部10が有していても良いし、A/D変換部10の前段に設ける構成としても良い。
図2は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1における重み係数の探索の概念を説明する図である。
図2を参照して、係数探索部50は、デジタル補正された補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分が最小となるように最適化アルゴリズム(LMS(least-mean-square)アルゴリズム等)により重み係数を探索する。
なお、本例においては、補間の一例として多項式補間である2点補間の例を説明するが、特に補間方法は当該方法に限られず、線形補間、ラグランジュ補間、ニュートン補間、スプライン補間等を用いることも可能である。本実施例では補間方法の具体例として線形補間を挙げるがその他の補間方法を用いても良い。
また、最適化アルゴリズムとして、本例においては、LMSアルゴリズムを用いる場合について説明するが、特に当該アルゴリズムに限定されるものではなく、学習同定法、射影法、共役勾配法、RLS(Recursive Least Square)アルゴリズム、BLMS(Block least-mean-square)アルゴリズム、跳躍アルゴリズム等を利用することも可能である。
また、A/D変換部10、デジタル補正部30、探索ベクトル生成部20、誤差信号生成部40、係数探索部50について、同一チップに構成しても、それぞれが異なるチップに構成してもかまわない。また、デジタル補正部30、探索ベクトル生成部20、誤差信号生成部40、係数探索部50についてはデジタル信号処理であるので、ロジック回路によるハードウェア処理によって実現しても、コンピュータによるソフトウェア処理によって実現しても構わない。
なお、本例においては、係数探索部50は、デジタル補正された補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分である誤差信号が最小となるように最適化アルゴリズムにより重み係数を探索する場合について説明するが、補間推定値との誤差信号に限られず、補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値とに基づく誤差信号が最小となるように重み係数を探索する方式であればどのような方式であっても良い。
また、本例においては、ADCの方式として、逐次比較のADC、パイプラインADC、サイクリックADCに適用可能な場合について主に説明するが、特にADCの方式に限定されるものではなく、他のADC、例えば、フラッシュADCに適用するようにしても良い。
図3は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1における誤差信号の収束を説明する図である。
図3を参照して、本実施形態1に基づくA/D変換回路1において、当該重み係数の探索演算を繰り返すことにより、本例においては、一例として1000回程度の重み係数の探索演算によって誤差信号が収束することが確認できる。
図4は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1の出力の周波数スペクトルの具体例を説明する図である。
本例においては、A/D変換回路1において、アナログ入力信号225kHzの正弦波に対してサンプリング周波数10MHzでサンプリングした場合における出力の周波数スペクトルが示されている。
図4(A)は、重み係数の探索前の周波数スペクトルである。
図4(B)は、重み係数の探索後の周波数スペクトルである。
当該重み係数の探索により、重み係数を最適化した結果、周波数スペクトルでの高調波とノイズフロアが低減していることが確認できる。また、この時のSNDR(Signal-to-noise and distortion ratio)は44.5dBから75.7dBに改善されている。また、ENOB(Effective Number Of Bits)は、7.10bitから12.28bitに改善されている。ENOBは、(SNDR−1.76)/6.02により算出した。
以下、補間の具体例について説明する。
(2点補間の具体例)
次に、多項式補間として2点補間、最適化アルゴリズムとしてLMSアルゴリズムを用いた重み係数の探索方式について説明する。
2点補間を用いた重み係数探索式は次式の如く表わされる。
Figure 0006230417
式(1)は、以下の如く導出される。
まず、A/D変換部10のデジタル出力値x(k)は、次式(2)で表わされる。
Figure 0006230417
上記により、式(1)が算出される。
当該式(1)に従って図1を機能的に展開すると次の如く展開可能である。
図5は、本実施形態1に基づく探索ベクトル生成部20および誤差信号生成部40の機能を説明するブロック図である。
図5を参照して、探索ベクトル生成部20は、遅延部22と、減算器24と、補間ビット推定値算出部26とを含む。
補間ビット推定値算出部26は、補正前デジタル値の各ビットの前後値に基づいて補間ビット推定値を算出する。
遅延部22は、減算器24において、補間ビット推定値算出部26からの補間ビット推定値と、補正前デジタル値の各ビットとの差分を取る際のタイミングを合わせるためのものである。
減算器24は、各ビット毎に、補正前デジタル値の各ビットと、補間ビット推定値算出部26からの補間ビット推定値との差分に基づく探索ベクトルδi (k)を出力する。
誤差信号生成部40は、遅延部42と、減算器44と、補間推定値算出部46とを含む。
補間推定値算出部46は、補正後デジタル値x(k)の前後値に基づいて補間推定値を算出する。
遅延部42は、減算器44において、補間推定値算出部46からの補間推定値と、補正後デジタル値との差分を取る際のタイミングを合わせるためのものである。
減算器44は、補正後デジタル値と、補間推定値算出部46からの補間推定値との差分に基づく誤差信号e(k)を出力する。
図6は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1の回路構成を説明する図である。
図6を参照して、A/D変換回路1は、式(1)の「2Di (k-1)−Di (k)−Di (k-2)」に従って図示のように構成される。具体的には、探索ベクトル生成部20は、遅延素子200,202と、乗算器204,206,208と、加算器210とを含む。これにより、各ビットに対応する探索ベクトルδi (k)が算出される。
また、誤差信号生成部40は、式(1)の「2x(k-1)−x(k)−x(k-2)」に従って図示のように構成される。具体的には、遅延素子400,402と、乗算器404,406,408と、加算器410とを含む。これにより補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値の差分である誤差信号e(k)が算出される。
係数探索部50は、式(1)に従って倍率μ'iの乗算器52と、乗算器52の出力と誤差信号e(k)とを乗算する乗算器54と、乗算器54の出力を更新前の重み係数Wi (old)に対して減算する減算器56と、減算器56の出力を更新後の重み係数Wi (new)として出力する保持部58とを含む。
デジタル補正部30は、補正前デジタル値の各ビットに対して更新後の重み係数Wi (new)を乗算する乗算器32と、乗算器32で乗算した各ビットの値を積算した補正後デジタル値x(k)を出力する積分器34とを含む。
当該構成、すなわち、誤差信号生成部40において、補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分である誤差信号e(k)を算出する。そして、探索ベクトル生成部20において、デジタル値の各ビットDi (k)について、各ビットDi (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδi (k)を算出する。
探索ベクトルδi (k)により各ビットの重み係数の補正方向が定まり、係数探索部50においてLMSアルゴリズムにより誤差信号e(k)が小さくなるように重み係数を最適値に収束させることが可能である。
したがって、本実施形態1に基づくA/D変換回路1により高速高精度のA/D変換処理を実行することが可能である。
そして、当該構成、すなわち、従来例と比較すると本実施形態1に基づくA/D変換回路1は、単一のA/D変換部(ADC)を含む簡易な構成であり、また、オフセットを印加する機構も不要であるため面積を縮小することが可能であるとともに、消費電流の増大も抑制することが可能である。
(4点補間の具体例)
次に、多項式補間として4点補間を用いた重み係数の探索方式について説明する。
4点補間を用いた重み係数探索式は次式の如く表わされる。
Figure 0006230417
式(8)は、以下の如く導出される。
2点補間で説明したように、A/D変換部10のデジタル出力値x(k)は、式(2)で表わされる。
Figure 0006230417
上記により、式(8)が算出される。
ここで、4点補間による推測値ζ(k)の算出について図7を用いて説明する。
Figure 0006230417
図8は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1#の回路構成を説明する図である。
図8を参照して、A/D変換回路1#は、4点補間を用いた重み係数の探索を実行する。本例においては、図4で説明した探索ベクトル生成部20を探索ベクトル生成部20#に置換するとともに、誤差信号生成部40を誤差信号生成部40#に置換する。その他の構成については同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
具体的には、探索ベクトル生成部20#は、式(8)の「Di (k)−4Di (k-1)+6Di (k-2)−4Di (k-3)+Di (k-4)」に従って図示のように構成される。具体的には、探索ベクトル生成部20は、遅延素子220〜226と、乗算器228〜236と、加算器238とを含む。これにより、各ビットに対応する探索ベクトルδi (k)が算出される。
また、誤差信号生成部40#は、式(8)の「x(k)−4x(k-1)+6x(k-2)−4x(k-3)+x(k-4)」に従って図示のように構成される。具体的には、遅延素子420〜426と、乗算器428〜436と、加算器438とを含む。これにより補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値の差分である誤差信号e(k)が算出される。
係数探索部50は、式(8)に従って倍率μ'iの乗算器52と、乗算器52の出力と誤差信号e(k)とを乗算する乗算器54と、乗算器54の出力を更新前の重み係数Wi (old)に対して減算する減算器56と、減算器56の出力を更新後の重み係数Wi (new)として出力する保持部58とを含む。
デジタル補正部30は、補正前デジタル値の各ビットに対して更新後の重み係数Wi (new)を乗算する乗算器32と、乗算器32で乗算した各ビットの値を積算した補正後デジタル値x(k)を出力する積分器34とを含む。
当該構成、すなわち、誤差信号生成部40#において、補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分である誤差信号e(k)を算出する。そして、探索ベクトル生成部20#において、デジタル値の各ビットDi (k)について、各ビットDi (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδi (k)を算出する。
探索ベクトルδi (k)により各ビットの重み係数の補正方向が定まり、係数探索部50においてLMSアルゴリズムにより誤差信号e(k)が小さくなるように重み係数を最適値に収束させることが可能である。
したがって、本実施形態1に基づくA/D変換回路1#により高速高精度のA/D変換処理を実行することが可能である。
そして、当該構成、すなわち、従来例と比較すると本実施形態1に基づくA/D変換回路1#は、単一のA/D変換部(ADC)を含む簡易な構成であり、また、オフセットを印加する機構も不要であるため面積を縮小することが可能であるとともに、消費電流の増大も抑制することが可能である。
(2n点補間の具体例)
Figure 0006230417
図9は、本実施形態1に基づくA/D変換回路1#Aの回路構成を説明する図である。
図9を参照して、A/D変換回路1#Aは、2n点補間を用いた重み係数の探索を実行する。本例においては、図4で説明した探索ベクトル生成部20を探索ベクトル生成部20#Aに置換するとともに、誤差信号生成部40を誤差信号生成部40#Aに置換する。その他の構成については同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
具体的には、探索ベクトル生成部20#は、上記で説明したように式(25)に従って図示のように構成される。具体的には、探索ベクトル生成部20は、遅延素子200A1〜200Anと、乗算器200B1〜200B(n+1)と、加算器200Cとを含む。これにより、各ビットに対応する探索ベクトルδi (k)が算出される。
また、誤差信号生成部40#Aは、上記で説明したように式(25)に従って図示のように構成される。具体的には、遅延素子400A1〜400Anと、乗算器400B1〜400B(n+1)と、加算器400Cとを含む。これにより補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値の差分である誤差信号e(k)が算出される。
係数探索部50は、式(25)に従って倍率μ'iの乗算器52と、乗算器52の出力と誤差信号e(k)とを乗算する乗算器54と、乗算器54の出力を更新前の重み係数Wi (old)に対して減算する減算器56と、減算器56の出力を更新後の重み係数Wi (new)として出力する保持部58とを含む。
デジタル補正部30は、補正前デジタル値の各ビットに対して更新後の重み係数Wi (new)を乗算する乗算器32と、乗算器32で乗算した各ビットの値を積算した補正後デジタル値x(k)を出力する積分器34とを含む。
当該構成、すなわち、誤差信号生成部40#Aにおいて、補正後デジタル値と補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分である誤差信号e(k)を算出する。そして、探索ベクトル生成部20#Aにおいて、デジタル値の各ビットDi (k)について、各ビットDi (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδi (k)を算出する。
探索ベクトルδi (k)により各ビットの重み係数の補正方向が定まり、係数探索部50においてLMSアルゴリズムにより誤差信号e(k)が小さくなるように重み係数を最適値に収束させることが可能である。
したがって、本実施形態1に基づくA/D変換回路1#Aにより高速高精度のA/D変換処理を実行することが可能である。
そして、当該構成、すなわち、従来例と比較すると本実施形態1に基づくA/D変換回路1#Aは、単一のA/D変換部(ADC)を含む簡易な構成であり、また、オフセットを印加する機構も不要であるため面積を縮小することが可能であるとともに、消費電流の増大も抑制することが可能である。
(実施形態1の変形例1)
Figure 0006230417
この点で、式(29)における(1−z-1)は、周波数特性の振幅がナイキスト周波数で最大値を持つハイパス特性の伝達関数である。
一方で、重み係数の探索式は、特に、(1−z-1)の冪の形に限定する必要はなく、式(29)における(1−z-1)を一般のハイパス特性の伝達関数H(z)に置き換えても重み係数の探索が可能である。
例えば、伝達関数H(z)がFIR(Finite Impulse Response)フィルタであると仮定した場合について考える。
Figure 0006230417
式(34)の探索式を用いた場合の構成図について説明する。
図10は、実施形態1の変形例1に基づくA/D変換回路1#Bの構成を説明する図である。
図10に示されるように、探索ベクトル生成部20として、伝達関数H1(z)のデジタルフィルタ252を用いる場合が示されている。
また、誤差信号生成部40として、伝達関数H2(z)のデジタルフィルタ452を用いる場合が示されている。
ここで、上記の式(33)の導出で伝達関数H(z)がFIRであることを仮定しており、伝達関数H(z)がIIRの場合には必ずしも式(33)は成り立たない。
しかし、伝達関数H(z)がIIRの場合についても式(34)によって重み係数の算出が可能である。
当該構成により、探索ベクトル生成部20および誤差信号生成部40としてデジタルフィルタを用いた構成とすることが可能である。
(実施形態1の変形例2)
一方、信号の帯域が低周波側の場合には誤差信号生成部40のデジタルフィルタとしてハイパスフィルタを用いて生成することが可能であるが、それとは逆に信号の帯域が高周波側の場合は誤差信号生成部40のデジタルフィルタとしてローパスフィルタを用いて生成することが可能である。但し、オフセット補正が必要となる。
これは、オフセットが低周波成分の雑音と同等であるため、正しく係数探索を行うにはオフセット補正によってオフセットを打ち消す必要があるからである。A/D変換回路を設計するとゼロ入力においてもA/D変換回路の出力デジタル値が必ずしもゼロとはならないが、このゼロからの変位はオフセットと呼ばれる。
本実施形態1の変形例2においては、オフセット補正する場合について説明する。
図11は、本実施形態1の変形例2に基づくA/D変換回路1#Cの構成を説明する概略図である。
図11に示されるように、A/D変換回路1#Cは、図1のA/D変換回路1と比較して、デジタル補正部30からの出力値に対してオフセット補正するオフセット補正部60をさらに設けた点が異なる。
次に、オフセット補正部60の具体的構成について説明する。
Figure 0006230417
図12は、本実施形態1の変形例2に基づくA/D変換回路1#Cの回路構成を説明する図である。
図12に示されるように、本例においては、探索ベクトル生成部20として、伝達関数H1(z)のデジタルフィルタ252を用い、誤差信号生成部40として、伝達関数H2(z)のデジタルフィルタ452を用いる場合が示されている。
また、オフセット補正部60は、式(39)に従って倍率μOFSの乗算器68と、乗算器68のの出力を更新前のオフセット補正項WOFSに対して減算する減算器66と、減算器66の出力を更新後のオフセット補正項WOFSとして出力する保持部64と、更新後のオフセット補正項WOFSをデジタル補正部30の出力に加算する加算器62とを含む。
重み係数については、上記で説明したのと同様であるので重み係数の探索式は、式(32)もしくは式(33)となる。
当該構成により、オフセット補正部60によるオフセット補正により誤差信号生成部40のデジタルフィルタとして、ローパスフィルタを用いることが可能である。
(実施形態1の変形例3)
一方で、重み係数の探索処理によって重み係数は最適値に収束するが、重み係数が必ずしも最適値に一致せずに、最適値の近傍付近を変動する可能性があり、A/D変換回路の特性の劣化につながる可能性がある。
本実施形態1の変形例3においては、A/D変換回路の特性の劣化を防ぐ方式について説明する。具体的には、デジタルフィルタによって重み係数の変動を除くことによりA/D変換回路の特性の劣化を防ぐことが可能となる。
図13は、本実施形態1の変形例3に基づくA/D変換回路1#Dの構成を説明する概略図である。
図13を参照して、A/D変換回路1#Dは、図1のA/D変換回路1と比較して、係数探索部50から出力される重み係数に対してフィルタリング処理するデジタルフィルタ70をさらに設けた点が異なる。
次に、デジタルフィルタ70の具体的構成について説明する。
一例として、デジタルフィルタ70としては例えばFIRフィルタ、IIRフィルタ、アダプティブフィルタ等を用いることができる。
図14は、本実施形態1の変形例3に基づくA/D変換回路1#Dの回路構成を説明する図である。
図14に示されるように、本例においては、図8で説明した式(8)に基づく4点補間を用いた重み係数の探索処理を実行する場合が示されている。具体的には、探索ベクトル生成部20#および誤差信号生成部40#を用いる場合が示されている。また、係数探索部50とデジタル補正部30との間にデジタルフィルタ70としてIIRフィルタ70を設けた場合が示されている。
図15は、本実施形態1の変形例3に基づくIIRフィルタ70の回路構成を説明する図である。
図15に示されるように、加算器602からの信号を遅延させる複数の遅延素子608と、フィルタ定数b0〜bnの複数の乗算器606と、フィルタ定数b0〜bnの複数の乗算器606からの出力を加算する加算器604と、フィルタ定数a1〜anの複数の乗算器605と、フィルタ定数a1〜anの複数の乗算器605からの出力と入力信号とを加算する加算器602とを含む。
なお、FIRフィルタは、フィルタ定数a1〜an=0を設定した場合に相当する。
(実施形態1の変形例4)
上記においては、誤差信号生成部40は、デジタル補正部30から出力されたデジタル値x(k)に基づいて誤差信号e(k)を算出する場合について説明したが、デジタル補正部30から出力されたデジタル値x(k)に限られず、他の方式で誤差信号e(k)を算出するようにしてもよい。
Figure 0006230417
したがって、式(39A)に基づけば図1の構成は次のように変形することが可能である。
図16は、本実施形態1の変形例4に基づくA/D変換回路1Aの構成を説明する概略図である。
図16に示されるように、A/D変換回路1Aは、A/D変換回路1と比較して、誤差信号生成部40を誤差信号生成部45に置換した点が異なる。
誤差信号生成部45は、式(39A)に従って探索ベクトル生成部20からの探索ベクトルδi (k)に対して重み係数Wiを乗算して加算することにより誤差信号e(k)を算出することが可能である。
当該構成においても従来例と比較すると本実施形態1の変形例4に基づくA/D変換回路1Aは、単一のA/D変換部(ADC)を含む簡易な構成であり、また、オフセットを印加する機構も不要であるため面積を縮小することが可能であるとともに、消費電流の増大も抑制することが可能である。なお、他の実施形態および変形例についても同様に適用可能である。
(実施形態2)
本実施形態2においては、高速な処理が可能なタイムインタリーブ動作を実行するA/D変換回路について説明する。
(タイムインタリーブ数が2の場合)
図17は、本実施形態2に基づくA/D変換回路2の構成を説明する概略図である。
図17に示されるように、本実施形態2に基づくA/D変換回路2は、A/D変換部(ADC)10−1,10−2と、探索ベクトル生成部20−1,20−2と、デジタル補正部30−1,30−2と、誤差信号生成部40−1,40−2と、出力選択スイッチ75とを含む。
A/D変換部10−1,10−2は、アナログ入力信号をAD変換結果のデジタル値に変換する。
探索ベクトル生成部20−1,20−2は、A/D変換部10−1,10−2からそれぞれ出力されたデジタル値の各ビットD1.i (k),D2.i (k)ついて、各ビットD1.i (k),D2.i (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδ1.i (k)2.i (k)をそれぞれ算出する。
誤差信号生成部40−1,40−2は、デジタル補正部30−1,30−2からそれぞれ出力されたデジタル値x1(k), x2(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e1(k),e2(k)を算出する。
係数探索部50−1,50−2は、デジタル補正部30−1,30−2にそれぞれ対応して設けられ、探索ベクトル生成部20−1,20−2からそれぞれ出力された探索ベクトルδ1.i (k)2.i (k)および誤差信号生成部40−1,40−2から出力された誤差信号e1(k),e2(k)に基づいて各ビット毎の重み係数W1.i,W2.iを探索する。
デジタル補正部30−1,30−2は、A/D変換部10−1,10−2にそれぞれ対応して設けられ、係数探索部50−1,50−2で探索された各ビット毎の重み係数W1.i,W2.iに従ってA/D変換部10−1,10−2からの対応するデジタル値の各ビットD1.i (k),D2.i (k)をそれぞれデジタル補正する。具体的には、A/D変換部10−1,10−2からのデジタル値の各ビットD1.i (k),D2.i (k)に対して重み係数W1.i,W2.iを乗じて加算することによりデジタル値x1(k),x2(k)を算出する。
出力選択スイッチ75は、クロックφ12に従ってデジタル補正部30−1,30−2から出力されるデジタル値x1(k),x2(k)をそれぞれ切り替えて出力する。
図17(B)を参照して、ここでは、A/D変換回路2の変換タイミングの概念図が示されている。本例においては、アナログ入力信号をサンプリング処理する一例としてサンプリング(「S」)と、当該サンプリングしたアナログ入力信号をA/D変換処理するAD変換(「AD」)とが交互に繰り返し実行される場合が示されている。
タイムインタリーブ動作として、処理するクロックφ12の位相をずらして動作させる。本例においては、タイムインタリーブ数が2の場合が示されており、クロックφ12の位相が半周期ずらされている場合が示されている。なお、クロックφ12の立ち上がりの際にサンプリング処理が実行される。当該動作により、A/D変換部10−1,10−2からそれぞれデジタル値が出力され、デジタル補正後の補正後デジタル値が出力選択スイッチ75を介して交互に出力されて高速なA/D変換処理が可能となる。
(タイムインタリーブ数が4の場合)
図18は、本実施形態2に基づくA/D変換回路2Aの構成を説明する概略図である。
図18(A)に示されるように、本実施形態2に基づくA/D変換回路2Aは、A/D変換部(ADC)10−1〜10−4と、探索ベクトル生成部20−1〜20−4と、デジタル補正部30−1〜30−4と、誤差信号生成部40−1〜40−4と、出力選択スイッチ71とを含む。
A/D変換部10−1〜10−4は、アナログ入力信号をAD変換結果のデジタル値に変換する。
探索ベクトル生成部20−1〜20−4は、A/D変換部10−1〜10−4からそれぞれ出力されたデジタル値の各ビットD1.i (k)〜D4.i (k)ついて、各ビットD1.i (k)〜D4.i (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδ1.i (k)〜δ4.i (k)をそれぞれ算出する。
誤差信号生成部40−1〜40−4は、デジタル補正部30−1〜30−4からそれぞれ出力されたデジタル値x1(k)〜x4(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e1(k)〜e4(k)を算出する。
係数探索部50−1〜50−4は、探索ベクトル生成部20−1〜20−4からそれぞれ出力された探索ベクトルδ1.i (k)〜δ4.i (k)および誤差信号生成部40−1〜40−4から出力された誤差信号e1(k)〜e4(k)に基づいて各ビット毎の重み係数W1.i〜W4.iを探索する。
デジタル補正部30−1〜30−4は、係数探索部50−1〜50−4で探索された各ビット毎の重み係数W1.i〜W4.iに従ってA/D変換部10−1〜10−4からのデジタル値の各ビットD1.i (k)〜D4.i (k)をそれぞれデジタル補正する。具体的には、A/D変換部10−1〜10−4からのデジタル値の各ビットD1.i (k)〜D4.i (k)に対して重み係数W1.i〜W4.iを乗じて加算することによりデジタル値x1(k)〜x4(k)を算出する。
出力選択スイッチ71は、クロックφ1〜φ4に従ってデジタル補正部30−1〜30−4から出力されるデジタル値x1(k)〜x4(k)を選択的に出力する。
図18(B)を参照して、ここでは、A/D変換回路2Aの変換タイミングの概念図が示されている。本例においては、アナログ入力信号をサンプリング処理する一例としてサンプリング(「S」)と、当該サンプリングしたアナログ入力信号をA/D変換処理するAD変換(「AD」)とが交互に繰り返し実行される場合が示されている。
タイムインタリーブ動作として、処理するクロックφ1234の位相をずらして動作させる。本例においては、タイムインタリーブ数が4の場合が示されており、クロックφ1234の位相が1/4周期ずらされている場合が示されている。なお、クロックφ1234の立ち上がりの際にサンプリング処理が実行される。当該動作により、A/D変換部10−1〜10−4からそれぞれデジタル値が出力され、デジタル補正後の補正後デジタル値が出力選択スイッチ76を介して交互に出力されて高速なA/D変換処理が可能となる。
(タイムインタリーブ数がnの場合)
図19は、本実施形態2に基づくA/D変換回路2Bの構成を説明する概略図である。
図19(A)に示されるように、本実施形態2に基づくA/D変換回路2Bは、A/D変換部(ADC)10−1〜10−nと、探索ベクトル生成部20−1〜20−nと、デジタル補正部30−1〜30−nと、誤差信号生成部40−1〜40−nと、出力選択スイッチ72とを含む。
A/D変換部10−1〜10−nは、アナログ入力信号をAD変換結果のデジタル値に変換する。
探索ベクトル生成部20−1〜20−nは、A/D変換部10−1〜10−nからそれぞれ出力されたデジタル値の各ビットD1.i (k)〜Dn.i (k)ついて、各ビットD1.i (k)〜Dn.i (k)の前後値に基づく補間ビット推定値を算出して、差分に基づく探索ベクトルδ1.i (k)〜δn.i (k)をそれぞれ算出する。
誤差信号生成部40−1〜40−nは、デジタル補正部30−1〜30−nからそれぞれ出力されたデジタル値x1(k)〜xn(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e1(k)〜en(k)を算出する。
係数探索部50−1〜50−nは、探索ベクトル生成部20−1〜20−nからそれぞれ出力された探索ベクトルδ1.i (k)〜δn.i (k)および誤差信号生成部40−1〜40−nから出力された誤差信号e1(k)〜en(k)に基づいて各ビット毎の重み係数W1.i〜Wn.iを探索する。
デジタル補正部30−1〜30−nは、係数探索部50−1〜50−nで探索された各ビット毎の重み係数W1.i〜Wn.iに従ってA/D変換部10−1〜10−nからのデジタル値の各ビットD1.i (k)〜Dn.i (k)をそれぞれデジタル補正する。具体的には、A/D変換部10−1〜10−nからのデジタル値の各ビットD1.i (k)〜Dn.i (k)に対して重み係数W1.i〜Wn.iを乗じて加算することによりデジタル値x1(k)〜xn(k)を算出する。
出力選択スイッチ72は、クロックφ1〜φnに従ってデジタル補正部30−1〜30−nから出力されるデジタル値x1(k)〜xn(k)を選択的に出力する。
図19(B)を参照して、ここでは、A/D変換回路2Aの変換タイミングの概念図が示されている。本例においては、アナログ入力信号をサンプリング処理する一例としてサンプリング(「S」)と、当該サンプリングしたアナログ入力信号をA/D変換処理するAD変換(「AD」)とが交互に繰り返し実行される場合が示されている。
タイムインタリーブ動作として、処理するクロックφ12,...,φnの位相をずらして動作させる。本例においては、タイムインタリーブ数がnの場合が示されており、クロックφ12,...,φnの位相が1/n周期ずらされている場合が示されている。なお、クロックφ12,...,φnの立ち上がりの際にサンプリング処理が実行される。当該動作により、A/D変換部10−1〜10−nからそれぞれデジタル値が出力され、デジタル補正後の補正後デジタル値が出力選択スイッチ77を介して交互に出力されて高速なA/D変換処理が可能となる。
(実施形態2の変形例1)
本実施形態2の変形例においては、高速な処理とともに面積を縮小することが可能なタイムインタリーブ動作を実行するA/D変換回路について説明する。
(タイムインタリーブ数が2の場合)
図20は、本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Cの構成を説明する概略図である。
図20に示されるように、本実施形態2の変形例に基づくA/D変換回路2Cは、図17のA/D変換回路2と比較して、誤差信号生成部40−1,40−2を共通にして1つの誤差信号生成部40とした点が異なる。
誤差信号生成部40は、出力選択スイッチ75から出力されたデジタル値x(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e(k)を算出して係数探索部50−1,50−2に出力する。
一方で、クロックφ12に従って出力選択スイッチ70により誤差信号生成部40に入力される補正後デジタル値x(k)が切り替わるためタイムインタリーブチャンネル間同士にオフセットのミスマッチが生じ、スプリアスが発生する可能性がある。これによりA/D変換回路の特性を劣化させてしまう場合がある。
したがって、オフセットのミスマッチを補正するオフセットミスマッチ補正部90と、当該オフセットのミスマッチを補正する係数を探索する係数探索部50Qとをさらに設ける。
係数探索部50Qは、誤差信号生成部40からの出力である誤差信号e(k)に基づいてオフセットミスマッチ補正部90でオフセット補正するために用いられる係数Wl.OFSを探索する。
ここで、補正後デジタル値は次式の如く表わされる。
Figure 0006230417
当該構成により、タイムインタリーブチャンネル間同士のオフセットのミスマッチを補正することにより、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
さらに当該構成により、2つの誤差信号生成部を設ける必要がなく、1つの誤差信号生成部を共有することにより部品点数を少なくして面積を縮小することが可能である。
(タイムインタリーブ数が4の場合)
図21は、本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Dの構成を説明する概略図である。
図21に示されるように、本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Dは、図18のA/D変換回路2Aと比較して、誤差信号生成部40−1〜40−4を共通にして1つの誤差信号生成部40とした点が異なる。
誤差信号生成部40は、クロックφ1〜φ4に従って出力選択スイッチ71から出力されたデジタル値x(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e(k)を算出して係数探索部50−1〜50−4に出力する。
また、オフセットのミスマッチを補正するオフセットミスマッチ補正部90と、当該オフセットのミスマッチを補正する係数を探索する係数探索部50Qとをさらに設ける。
係数探索部50Qは、誤差信号生成部40からの出力である誤差信号e(k)に基づいてオフセットミスマッチ補正部90でオフセット補正するために用いられる係数Wl.OFSを探索する。
当該構成により、タイムインタリーブチャンネル間同士のオフセットのミスマッチを補正することにより、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
さらに、当該構成により、4つの誤差信号生成部を設ける必要がなく、1つの誤差信号生成部を共有することにより部品点数を少なくして面積を縮小することが可能である。
(タイムインタリーブ数がnの場合)
図22は、本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Eの構成を説明する図である。
図22に示されるように、本実施形態2の変形例1に基づくA/D変換回路2Eは、図19のA/D変換回路2Bと比較して、誤差信号生成部40−1〜40−nを共通にして1つの誤差信号生成部40とした点が異なる。
誤差信号生成部40は、クロックφ1〜φnに従って出力選択スイッチ72から出力されたデジタル値x(k)と、前後値に基づく補間推定値とに基づいて誤差信号e(k)を算出して係数探索部50−1〜50−nに出力する。
また、オフセットのミスマッチを補正するオフセットミスマッチ補正部90と、当該オフセットのミスマッチを補正する係数を探索する係数探索部50Qとをさらに設ける。
係数探索部50Qは、誤差信号生成部40からの出力である誤差信号e(k)に基づいてオフセットミスマッチ補正部90でオフセット補正するために用いられる係数Wl.OFSを探索する。
当該構成により、タイムインタリーブチャンネル間同士のオフセットのミスマッチを補正することにより、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
さらに、当該構成により、n個の誤差信号生成部を設ける必要がなく、1つの誤差信号生成部を共有することにより部品点数を少なくして面積を縮小することが可能である。
(実施形態2の変形例2)
図23は、本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3を説明する図である。
図23に示されるように、ここでは、サンプラー(S/H)を複数(2個)設けた場合について説明する。
2個のサンプラー(S/H)は、クロックφ12に従ってアナログ入力信号をそれぞれ異なるタイミングで保持し、それぞれ出力することが可能である。
複数のサンプラー(S/H)の出力の切り替えによってタイムインターリーブのチャンネル間同士にゲインやオフセット等のミスマッチが生じ、スプリアスが発生する可能性がある。これによりA/D変換回路の特性を劣化させてしまう場合がある。
本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3は、上記A/D変換回路の特性の劣化を抑制する方式について説明する。
具体的には、A/D変換回路3は、ゲインのミスマッチを補正するゲインミスマッチ補正部80と、オフセットのミスマッチを補正するオフセットミスマッチ補正部90と、インターリーブイメージ生成部85と、係数探索部50P,50Qとをさらに含む。
インターリーブイメージ生成部85は、後述する式(48)に従ってデジタル補正部30で補正された補正後デジタル値x'(k)に基づいてインターリーブイメージδl.Gain (k)を生成する。このように生成したインターリーブイメージδl.Gain (k)は、ゲインのミスマッチによって生じるスプリアスと同じ周波数成分を持つ信号である。
係数探索部50Pは、誤差信号生成部40からの出力である誤差信号e(k)とインターリーブイメージ生成部85からの出力であるインターリーブイメージδl.Gain (k)とに基づいてゲインミスマッチ補正部80でゲイン補正するために用いられる係数Wl.Gainを探索する。
係数探索部50Qは、上記したのと同様に、誤差信号生成部40からの出力である誤差信号e(k)に基づいてオフセットミスマッチ補正部90でオフセット補正するために用いられる係数Wl.OFSを探索する。なお、オフセット補正項については、式(45)で説明したのと同様である。
ここで、ゲイン補正について説明する。
Figure 0006230417
当該構成により、オフセットおよびゲインのミスマッチを補正することにより、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
図24は、本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3Aを説明する図である。
図24に示されるように、ここでは、サンプラーをn個設けた構成が示されている。
n個のサンプラー(S/H)は、クロックφ1〜φnに従ってアナログ入力信号をそれぞれ異なるタイミングで保持し、それぞれ出力することが可能である。
当該構成においても、上記と同様の方式に従ってオフセットおよびゲインのミスマッチを補正し、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
図25は、本実施形態2の変形例2に基づくA/D変換回路3Bを説明する図である。
図25に示されるように、A/D変換回路3Bは、図24のA/D変換回路3Aと比較して、ゲインミスマッチ補正部80と、オフセットミスマッチ補正部90の配置の順番を入れ替えた場合が示されている。
この場合のオフセット補正およびゲイン補正は次式の如く示される。
Figure 0006230417
当該構成においても、上記と同様の方式に従ってオフセットおよびゲインのミスマッチを補正し、A/D変換回路の特性劣化を抑制することが可能である。
(実施形態3)
上記の実施形態1および2のA/D変換回路においては、バックグラウンド動作が可能な構成について説明していたがA/D変換部10に入力されるアナログ入力信号の信号波形によっては、重み係数の探索処理が正常に動作するとは限られない。
例えば、アナログ入力信号に変化がない場合には、A/D変換回路の変換結果は一定となるため誤差信号は常に0となる。この時、重み係数の更新は行われないため重み係数の探索処理は機能しない。すなわち、正常に動作しないことになる。
したがって、本実施形態3においては、アナログ入力信号とは別に重み係数の探索処理を実行するための信号を予め入力して重み係数を探索するフォアグラウンド動作を実行する場合について説明する。
図26は、本実施形態3に基づくA/D変換部10に入力される信号について説明する図である。
図26を参照して、本例においては、テスト信号を生成するテスト信号生成回路6を設けて、当該テスト信号生成回路6からのテスト信号とアナログ入力信号とを切り替えるスイッチSWをさらに設ける構成について説明する。スイッチSWは、テスト信号とアナログ入力信号との入力を受けて、当該スイッチSWの切り替えによりA/D変換部10に入力する信号を切り替える。
図26(A)を参照して、ここでは重み係数の探索処理を実行する場合(重み係数探索動作時)が示されている。具体的には、スイッチSWは、テスト信号生成回路6とA/D変換部10とを接続する。これにより、テスト信号生成回路6からのテスト信号により、係数探索部50における重み係数の探索処理が実行されて適切な重み係数に収束することになる。
そして、図26(B)を参照して、ここでは、A/D変換動作を実行する場合(AD変換動作時)が示されている。具体的には、スイッチSWは、アナログ入力信号とA/D変換部10とを接続する。本例においては、テスト信号生成回路6からのテスト信号により係数探索部50における重み係数の探索処理により重み係数が収束しているため、アナログ入力信号によるA/D変換動作は収束した重み係数に基づいて精度の高いAD変換動作が可能となる。
図27は、本実施形態3に基づくテスト信号生成回路6の回路構成図である。
図27を参照して、テスト信号生成回路6は、抵抗R1〜R3と、演算増幅器CP1,CP2と、コンデンサCとを含む。
演算増幅器CP1は、ノードN3の入力と固定電圧との電圧差を増幅した結果をノードN0に出力する。抵抗R2は、ノードN3とノードN0との間に設けられる。抵抗R3は、ノードN0とノードN1との間に設けられる。演算増幅器CP2は、ノードN1の入力と固定電圧との電圧差を増幅した結果をノードN2に出力する。コンデンサCは、ノードN1とノードN2との間に設けられる。抵抗R1は、ノードN2とノードN3との間に設けられる。本例においては、当該構成によりノードN2から三角波信号を出力することが可能である。
なお、本例においては、テスト信号として三角波信号を用いる場合について説明したが、特に三角波に限られず、正弦波あるいはランダムな波形の信号をテスト信号として用いることも可能である。
当該処理により、本実施形態3では予め想定したテスト信号をテスト信号生成回路6によって生成し、当該テスト信号に従って重み係数の探索処理を実行することにより、重み係数の探索動作を確実に機能させることが可能であるという保証があり、高速、高精度なA/D変換回路を実現することが可能である。
(実施形態4)
上記の実施形態においては、アナログ/デジタル(AD)変換結果を直接、デジタル補正部、係数探索部に入力して重み係数の探索処理を実行する構成について説明した。
本実施形態4においては、別の方式で重み係数の探索処理を実行する場合について説明する。
図28は、本実施形態4に基づくA/D変換回路4の構成を説明する概略図である。
図28を参照して、A/D変換回路4は、A/D変換回路1と比較して、記憶装置7を設けるとともに、デジタル補正部30の代わりにデジタル補正部30Pおよび30Qを設けた点が異なる。その他の点については図1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
具体的には、A/D変換部10の出力を記憶装置7に入力する。そして、記憶装置7は、A/D変換部10からのAD変換結果をデータ列として保持する。
記憶装置7は、保持しているデータ列をデジタル補正部等に再生(出力)することにより、A/D変換部10が出力するAD変換結果を模擬的に出力することが可能である。
本例においては、記憶装置7が再生(出力)したデータ列を用いて、重み係数の探索処理を実行する。すなわち、探索ベクトル生成部20、デジタル補正部30Q、係数探索部50、誤差信号生成部40を用いて上記と同様の処理に従って適切な重み係数を探索する。
そして、係数探索部50は、探索した重み係数をデジタル補正部30Pに出力する。デジタル補正部30Pは、係数探索部50から出力された重み係数を用いて、A/D変換部10から出力されるAD変換結果に対してデジタル補正を実行する。
当該構成により、記憶装置7に保存されたデータ列を用いて重み係数を探索することにより高速、高精度なA/D変換回路を実現することが可能である。
なお、当該構成において、デジタル補正部30Pおよび30Qの動作速度をそれぞれ異なる速度、タイミングで動作させることも可能である。
例えば、デジタル補正部30Qをデジタル補正部30Pよりも高速に動作させることにより、重み係数探索の時間を短縮することができる。この場合には記憶装置7は保持したAD変換結果を複数回反復して再生(出力)するようにすればよい。
また、デジタル補正部30Pをデジタル補正部30Qより高速で動作させることにより、重み係数の探索動作による消費電流を低減することが可能である。
また、時分割によって、デジタル補正部30Pおよび30Qを共用することも可能である。当該構成により、単一のデジタル補正部30Pで動作させることが可能である。
また、記憶装置7は必ずしもすべてのAD変換結果を保存する必要はなく、重み係数を探索させる際に有効に利用可能なデータ列を保存することが望ましい。
この点で、アナログ入力信号の信号波形によっては、重み係数の探索処理が正常に動作するとは限られない。例えば、アナログ入力信号に変化がない場合には、A/D変換回路の変換結果は一定となるため誤差信号は常に0となる。この時、重み係数の更新は行われないので重み係数の探索処理は機能しない。したがって、AD変換結果に変化があることを検知して記憶装置7にデータ列を保存するようにしてもよい。
図29は、本実施形態4に基づく誤差信号の収束を説明する図である。
図29(A)を参照して、本例においては、A/D変換部10および係数探索部50の重み係数の探索動作のサンプリング周波数をともに同じ10MHzとした。
図29(B)を参照して、本例においては、A/D変換部10のサンプリング周波数は10Mhzとして、係数探索部50の重み係数の探索動作を10倍である100MHzとした。これにより、図29(A)においては、誤差信号の収束に100μs程度かかっているのに対し、図29(B)においては誤差信号の収束は10μs程度しかかからずに高速に処理することが可能であることを確認できる。
(実施形態5)
本実施形態5においては、上記のA/D変換回路を適用可能な製品(半導体集積回路)の具体例について説明する。
図30は、本実施形態5に基づく無線受信機100の構成を説明する図である。
図30を参照して、無線受信機100は、アンテナ102と、フロントエンドモジュール104と、LNA(Low Noise Amplifier)106と、ミキサ108と、発振回路110と、PGA(Programmable Gain Amplifier)112と、LPF(Low-pass filter)114と、A/D変換回路1と、デジタルフィルタ116と、復調部118とを含む。
A/D変換回路1は、A/D変換部10と、探索ベクトル生成部20と、デジタル補正部30と、誤差信号生成部40と、係数探索部50とを含む
アンテナ102で受信したRF信号(無線信号)は、フロントエンドモジュール104を介してLNA106に出力される。LNA106は、帯域に応じて適切に信号を増幅する。発振回路110は、局部発振信号(LO(Local Oscillator)信号)を生成する。ミキサ108は、局部発振信号を乗算することにより、RF信号をベースバンド信号に周波数変換する。そして、PGA112は、ベースバンド信号を所望の信号レベルまで増幅する。そして、LPF114は、ベースバンド信号の帯域外妨害波を除去する。そして、A/D変換回路1は、ベースバンド信号をアナログ信号からデジタル信号にAD変換する。具体的には、A/D変換部10は、ベースバンド信号をアナログ信号からデジタル信号にA/D変換(AD変換)する。そして、デジタル補正部30は、A/D変換部10から出力されたAD変換結果の各ビットDi (k)に重み係数Wiを乗じて加算することにより、デジタル出力値x(k)を算出する。また、探索ベクトル生成部20は、AD変換結果の各ビットDi (k)を用いて、探索ベクトルδi (k)を生成する。また、誤差信号生成部40は、誤差信号e(k)を算出する。そして、係数探索部50は、探索ベクトルδi (k)と誤差信号e(k)とに基づいて重み係数Wiを算出する。
そして、デジタルフィルタ116によりLPF114で落としきれなかった帯域外妨害波、及びAD変換で生じた帯域外量子化雑音を除去する。そして、復調部118にて元の信号を再生する。
すなわち、無線受信機100において、本実施形態に基づくA/D変換回路1を適用して利用することが可能である。なお、本例においては、A/D変換回路1について説明したが、他の実施形態および変形例に基づくA/D変換回路についても同様に適用可能である。
(実施形態5の変形例)
図31は、本実施形態5の変形例に基づくセンサ120を説明する図である。
図31を参照して、センサ120は、ホイーストンブリッジ型センサ回路である。
センサ120は、ホイーストンブリッジ回路122と、AFE(Analog Front End)124と、A/D変換回路1とを含む。ホイーストンブリッジ回路122は、抵抗RT1〜RT4を含む。抵抗RT1〜RT4は、ホイーストンブリッジを構成しており、一部もしくは全部はセンサ素子である。
図32は、本実施形態5の変形例に基づくAFE124の構成について説明する図である。
図32を参照して、AFE124の一例として計装アンプを用いることが可能である。具体的には、AFE124は、抵抗R10〜R16と、演算増幅器CP3〜CP5とを含む。
演算増幅器CP3は、電圧Vpの入力とノードN6との電圧差を増幅した結果をノードN3に出力する。抵抗R10は、ノードN3とノードN6との間に設けられる。抵抗R13は、ノードN3とノードN4との間に設けられる。
演算増幅器CP4は、電圧Vnの入力とノードN7との電圧差を増幅した結果をノードN8に出力する。抵抗R11は、ノードN6とノードN7との間に設けられる。抵抗R12は、ノードN7とノードN8との間に設けられる。抵抗R15は、ノードN8とノードN9との間に設けられる。抵抗R16は、ノードN9と固定電圧との間に設けられる。演算増幅器CP5は、ノードN4とノードN9との電圧差を増幅した結果をノードN5に出力する。抵抗R14は、ノードN4とノードN5との間に設けられる。
ホイーストンブリッジ回路122において、抵抗RT1〜RT4の抵抗値が等しい場合には電圧Vp=Vnである。抵抗RT1,RT2,RT3,RT4の一部、もしくは全部をセンサ素子とした場合、観測対象の物理量が変動することによってRT1〜RT4の一部、もしくは全部の抵抗値が変動するので電圧Vp-Vn間に電圧を生じる。従って、電圧Vp-Vn間の電圧を測定することによってセンサ素子が観測対象とする物理量の変化を測定することができる。通常、電圧Vp-Vn間の電圧は微小であるのでAFE124にて増幅する。そして、A/D変換回路1は、AFE124にて増幅されたアナログ信号をデジタル信号にAD変換する。。具体的には、A/D変換部10は、AFE124の出力するアナログ信号をデジタル信号にAD変換する。そして、デジタル補正部30は、A/D変換部10から出力されるAD変換結果の各ビットDi (k)に重み係数Wiを乗じて加算することにより、デジタル出力値x(k)を算出する。また、また、探索ベクトル生成部20は、AD変換結果の各ビットDi (k)を用いて、探索ベクトルδi (k)を生成する。また、誤差信号生成部40は、誤差信号e(k)を算出する。そして、係数探索部50は、探索ベクトルδi (k)と誤差信号e(k)とに基づいて重み係数Wiを算出する。
すなわち、センサ120において、本実施形態に基づくA/D変換回路1を適用して利用することが可能である。なお、本例においては、A/D変換回路1について説明したが、他の実施形態および変形例に基づくA/D変換回路についても同様に適用可能である。
なお、センサ120の構成によって使用するセンサ素子の数は異なる。センサ素子は何らかの物理量に応じて抵抗値が変化する素子であり、観測対象の物理量に応じて、例えば、温度センサ、磁気センサ、光センサ、加速度センサ等が設けられ、いずれのセンサに対しても本実施形態に基づくA/D変換回路を適用することが可能である。
(実施形態6)
本実施形態6においては、上記のA/D変換回路を用いる別の具体例について説明する。
応用分野によってはA/D変換部10の入力にマルチプレクサを設けて複数のアナログ入力を単一のA/D変換部10にてアナログ/デジタル(AD)変換する場合がある。
例えば、マイクロコントローラにおいては、マルチプレクサを用いた実装がされる場合がある。
この点で、マルチプレクサの入力を切り替えた場合、各入力の入力信号帯域とは関係なくA/D変換部10の入力が大きく変化する。
しかしながら、マルチプレクサの各入力に着目すると入力信号帯域に制限があるので、各入力に対してA/D変換結果を分離することで高速なA/D変換処理を実行することが可能である。
図33は、本実施形態6に基づくA/D変換回路5の構成を説明する概略図である。
図33を参照して、A/D変換回路5は、A/D変換部10と、マルチプレクサMP1〜MP3と、探索ベクトル生成部20−1〜20−3と、デジタル補正部30−1〜30−3と、誤差信号生成部40−1〜40−3と、係数探索部50−1〜50−3とを含む。
マルチプレクサMP1は、コマンドCT1〜CT3に従って入力I1〜I3の複数の入力経路からの入力を選択的に受け付けてA/D変換部10に出力する。例えば、コマンドCT1が入力された場合には、入力I1を受け付けてA/D変換部10に出力する。また、コマンドCT2が入力された場合には、入力I2を受け付けてA/D変換部10に出力する。また、コマンドCT3が入力された場合には、入力I3を受け付けてA/D変換部10に出力する。
デマルチプレクサMP2は、コマンドCT1〜CT3に従ってA/D変換部10からの出力をデジタル補正部30−1〜30−3の複数の出力経路にそれぞれ選択的に出力する。例えば、コマンドCT1が入力された場合には、入力I1に対するA/D変換部10からのデジタル値をデジタル補正部30−1に出力する。また、コマンドCT2が入力された場合には、入力I2に対するA/D変換部10からのデジタル値をデジタル補正部30−2に出力する。また、コマンドCT3が入力された場合には、入力I3に対するA/D変換部10からのデジタル値をデジタル補正部30−3に出力する。
マルチプレクサMP3は、コマンドCT1〜CT3に従ってデジタル補正部30−1〜30−3から出力されるデジタル値を選択的に受け付けて出力する。例えば、コマンドCT1が入力された場合には、入力I1に対するデジタル補正部30−1からの補正後デジタル値を出力する。また、コマンドCT2が入力された場合には、入力I2に対するデジタル補正部30−2からの補正後デジタル値を出力する。また、コマンドCT3が入力された場合には、入力I3に対するデジタル補正部30−3からの補正後デジタル値を出力する。
A/D変換部10と、探索ベクトル生成部20−1〜20−3と、デジタル補正部30−1〜30−3と、誤差信号生成部40−1〜40−3と、係数探索部50−1〜50−3の構成については実施の形態1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
図34は、本実施形態6に基づくA/D変換回路5Aの構成を説明する概略図である。
図34を参照して、A/D変換回路5Aは、A/D変換部10と、マルチプレクサMP1〜MPnと、探索ベクトル生成部20−1〜20−nと、デジタル補正部30−1〜30−nと、誤差信号生成部40−1〜40−nと、係数探索部50−1〜50−nとを含む。
マルチプレクサMP1は、コマンドCT1〜CTnに従って入力I1〜Inの入力を選択的に受け付けてA/D変換部10に出力する。
デマルチプレクサMP2は、コマンドCT1〜CTnに従ってA/D変換部10からの出力をデジタル補正部30−1〜30−nにそれぞれ選択的に出力する。
マルチプレクサMP3は、コマンドCT1〜CTnに従ってデジタル補正部30−1〜30−nから出力されるデジタル値を選択的に受け付けて出力する。
A/D変換部10と、探索ベクトル生成部20−1〜20−nと、デジタル補正部30−1〜30−nと、誤差信号生成部40−1〜40−nと、係数探索部50−1〜50−nの構成については実施の形態1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
当該構成により、各入力に対してA/D変換結果を分離することで高速なA/D変換処理を実行することが可能である。
(実施形態6の変形例)
上記の実施形態6においては、マルチプレクサの入力と等しい数の係数探索部50を設ける構成について説明した。そして、マルチプレクサの各入力に対して異なる重み係数の値を用いていた。
一方で、A/D変換部10は共通であるため、算出される重み係数は、どのマルチプレクサの入力についても同一である。
従って、係数探索部50は1つ設けることで対応することも可能である。本実施形態6の変形例においては、より面積を縮小することが可能なA/D変換回路について説明する。
図35は、本実施形態6の変形例に基づくA/D変換回路5Bの構成を説明する概略図である。
図35(A)を参照して、A/D変換回路5Bは、A/D変換部10と、マルチプレクサMP1,MP3,MP4,MP5と、デマルチプレクサMP2と、デジタル補正部30−1〜30−3と、探索ベクトル生成部20−1〜20−3と、誤差信号生成部40−1〜40−3とを含む。
マルチプレクサMP1は、コマンドCT1〜CT3に従って入力I1〜I3の入力を選択的に受け付けてA/D変換部10に出力する。
デマルチプレクサMP2は、コマンドCT1〜CT3に従ってA/D変換部10からの出力をデジタル補正部30−1〜30−3にそれぞれ選択的に出力する。
マルチプレクサMP3は、コマンドCT1〜CT3に従ってデジタル補正部30−1〜30−3から出力されるデジタル値を選択的に受け付けて出力する。
図35(B)を参照して、重み係数を探索するする係数探索部50について説明する。
マルチプレクサMP4は、探索ベクトル生成部20−1〜20−3から出力される探索ベクトルを選択的に受け付けて係数探索部50に出力する。
マルチプレクサMP5は、誤差信号生成部40−1〜40−3から出力される誤差信号を選択的に受け付けて係数探索部50に出力する。
A/D変換部10と、探索ベクトル生成部20−1〜20−3と、デジタル補正部30−1〜30−3と、誤差信号生成部40−1〜40−3と、係数探索部50の構成については実施の形態1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
当該構成により、係数探索部50を共通にして設けることが可能であるため部品点数を少なくして面積を縮小することが可能である。
図36は、本実施形態6の変形例に基づくA/D変換回路5Cの構成を説明する概略図である。
図36(A)を参照して、A/D変換回路5Cは、A/D変換部10と、マルチプレクサMP1,MP3,MP4,MP5と、デマルチプレクサMP2と、デジタル補正部30−1〜30−nと、探索ベクトル生成部20−1〜20−nと、誤差信号生成部40−1〜40−nとを含む。
マルチプレクサMP1は、コマンドCT1〜CTnに従って入力I1〜Inの複数の入力経路からの入力を選択的に受け付けてA/D変換部10に出力する。
デマルチプレクサMP2は、コマンドCT1〜CTnに従ってA/D変換部10からの出力をデジタル補正部30−1〜30−nの複数の出力経路に選択的に出力する。
マルチプレクサMP3は、コマンドCT1〜CTnに従ってデジタル補正部30−1〜30−nから出力されるデジタル値を選択的に受け付けて出力する。
図36(B)を参照して、重み係数を探索するする係数探索部50について説明する。
マルチプレクサMP4は、コマンドCT1〜CTnに従って探索ベクトル生成部20−1〜20−nから出力される探索ベクトルを選択的に受け付けて係数探索部50に出力する。
マルチプレクサMP5は、コマンドCT1〜CTnに従って誤差信号生成部40−1〜40−nから出力される誤差信号を選択的に受け付けて係数探索部50に出力する。
A/D変換部10と、探索ベクトル生成部20−1〜20−nと、デジタル補正部30−1〜30−nと、誤差信号生成部40−1〜40−nと、係数探索部50の構成については上記の実施の形態1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
当該構成により、係数探索部50を共通にして設けることが可能であるため部品点数を少なくして面積を縮小することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 A/D変換回路、6 テスト信号生成回路、7 記憶装置、10 A/D変換部、20 探索ベクトル生成部、22,42 遅延部、24,44,56,66 減算器、26 補間ビット推定値算出部、30,30P,30Q デジタル補正部、34 積分器、40,45 誤差信号生成部、46 補間推定値算出部、50,50P,50Q 係数探索部、58,64 保持部、60 オフセット補正部、70 デジタルフィルタ、71,72,75,76,77 出力選択スイッチ、80 ゲインミスマッチ補正部、85 インターリーブイメージ生成部、90 オフセットミスマッチ補正部、100 無線受信機、102 アンテナ、104 フロントエンドモジュール、108 ミキサ、110 発振回路、118 復調部、120 センサ、122 ホイーストンブリッジ回路。

Claims (17)

  1. アナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、
    前記アナログ入力信号を補正前デジタル値に変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部から出力された前記補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを備え、
    前記補正部は、
    前記A/D変換部から出力される前記補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した補正後デジタル値を出力する重み係数乗算部と、
    前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する重み係数探索部とを含み、
    前記重み係数探索部は、
    各ビット毎に設けられた前記重み係数に対して、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づき生成される前記重み係数を探索するために用いられる探索ベクトルと、前記誤差信号とを乗じて加算することにより更新する、A/D変換回路。
  2. 前記補正部は、
    前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づいて前記探索ベクトルを生成する探索ベクトル生成部と、
    前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づいて誤差信号を算出する誤差信号生成部とをさらに含む、請求項1記載のA/D変換回路。
  3. 前記誤差信号生成部は、前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分として誤差信号を算出し、
    前記探索ベクトル生成部は、前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値に基づく補間ビット推定値との差分に基づく前記探索ベクトルを生成する、請求項2記載のA/D変換回路。
  4. 前記探索ベクトル生成部と前記誤差信号生成部とはデジタルフィルタで構成される、請求項2に記載のA/D変換回路。
  5. 前記補正部は、前記重み係数乗算部の出力に対してオフセット補正するオフセット補正部をさらに含む、請求項1記載のA/D変換回路。
  6. 所望のテスト信号を生成するテスト信号生成回路と、
    テスト時において、前記アナログ入力信号と前記テスト信号とを切り替えて、前記A/D変換部に入力するスイッチ回路とをさらに備える、請求項1に記載のA/D変換回路。
  7. 前記テスト信号は、三角波である、請求項6記載のA/D変換回路。
  8. 前記重み係数乗算部は、前記A/D変換部から出力される前記テスト信号の第1補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した第1補正後デジタル値を出力し、
    前記重み係数探索部は、前記第1補正後デジタル値と前記第1補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索し、
    前記重み係数乗算部は、通常時に前記A/D変換部から出力される前記アナログ入力信号に対する第2補正前デジタル値の各ビットに対して、前記重み係数探索部により探索された前記重み係数を乗じて加算した第2補正後デジタル値を出力する、請求項6記載のA/D変換回路。
  9. 前記アナログ入力信号をそれぞれ異なるタイミングで保持し、前記A/D変換部にそれぞれ出力することが可能な複数のサンプラーをさらに備え、
    前記補正部は、
    前記複数のサンプラーの出力の切り替えにより生じるチャンネル間のゲインのミスマッチを補正するゲイン補正部と、
    前記複数のサンプラーの出力の切り替えにより生じるチャンネル間のオフセットのミスマッチを補正するオフセット補正部とをさらに含む、請求項1記載のA/D変換回路。
  10. 前記補正部は、前記重み係数探索部と前記重み係数乗算部との間に設けられるデジタルフィルタをさらに含む、請求項1記載のA/D変換回路。
  11. アナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、
    前記アナログ入力信号を補正前デジタル値に変換する複数のA/D変換部と、
    前記複数のA/D変換部から出力された前記補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを備え、
    前記補正部は、
    前記複数のA/D変換部にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した補正後デジタル値を出力する複数の重み係数乗算部と、
    前記複数の重み係数乗算部にそれぞれ対応して設けられ、前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する複数の重み係数探索部と、
    前記複数の重み係数乗算部からの出力をそれぞれ切り替えて出力する出力選択部とを含み、
    各前記重み係数探索部は、
    各ビット毎に設けられた前記重み係数に対して、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づき生成される前記重み係数を探索するために用いられる探索ベクトルと、前記誤差信号とを乗じて加算することにより更新する、A/D変換回路。
  12. 前記補正部は、
    前記複数のA/D変換部にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づいて前記探索ベクトルを生成する複数の探索ベクトル生成部と、
    前記出力選択部から出力された各前記重み係数乗算部の出力に対してオフセット補正するオフセット補正部と、
    前記出力選択部から出力された前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づいて前記複数の重み係数探索部にそれぞれ誤差信号を出力する誤差信号生成部とをさらに含む、請求項11記載のA/D変換回路。
  13. 前記誤差信号生成部は、前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値に基づく補間推定値との差分として誤差信号を算出し、
    各前記探索ベクトル生成部は、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値に基づく補間ビット推定値との差分に基づく前記探索ベクトルを生成する、請求項12記載のA/D変換回路。
  14. アナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、
    前記アナログ入力信号を補正前デジタル値に変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部から出力された前記補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを備え、
    前記補正部は、
    前記A/D変換部から出力された第1補正前デジタル値を格納する記憶装置と、
    前記第1補正前デジタル値の各ビットに重み係数を乗じて加算した第1補正後デジタル値を出力する第1重み係数乗算部と、
    前記第1補正後デジタル値と前記第1補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する重み係数探索部と、
    前記A/D変換部から出力された前記アナログ入力信号に対する第2補正前デジタル値の各ビットに前記重み係数探索部で探索された前記重み係数を乗じて加算した第2補正後デジタル値を出力する第2重み係数乗算部とを含み、
    前記重み係数探索部は、各ビット毎に設けられた前記重み係数に対して、対応する前記第1補正前デジタル値の各ビットと前記第1補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づき生成される前記重み係数を探索するために用いられる探索ベクトルと、前記誤差信号とを乗じて加算することにより更新する、A/D変換回路。
  15. 複数のアナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、
    前記複数のアナログ入力信号の複数の入力経路からの入力を選択的に受け付けて出力することが可能な第1の選択部と、
    前記第1の選択部から出力されたアナログ入力信号を補正前デジタル値に変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部から出力された補正前デジタル値を受け付けて、前記複数のアナログ入力信号にそれぞれ対応して設けられた複数の出力経路に選択的に出力することが可能な第2の選択部と、
    前記第2の選択部から出力された前記補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを備え、
    前記補正部は、
    前記複数の出力経路にそれぞれ対応して設けられ、前記A/D変換部から出力される前記補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した補正後デジタル値を出力する複数の重み係数乗算部と、
    前記複数の重み係数乗算部にそれぞれ対応して設けられ、前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する複数の重み係数探索部と、
    前記複数の重み係数乗算部からの入力を選択的に受け付けて出力することが可能な第3の選択部とを含み、
    各前記重み係数探索部は、各ビット毎に設けられた前記重み係数に対して、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づき生成される前記重み係数を探索するために用いられる探索ベクトルと、前記誤差信号とを乗じて加算することにより更新する、A/D変換回路。
  16. 複数のアナログ入力信号をデジタル量に変換するA/D変換回路であって、
    前記複数のアナログ入力信号の複数の入力経路からの入力を選択的に受け付けて出力することが可能な第1の選択部と、
    前記第1の選択部から出力されたアナログ入力信号を補正前デジタル値に変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部から出力された補正前デジタル値を受け付けて、前記複数のアナログ入力信号にそれぞれ対応して設けられた複数の出力経路に選択的に出力することが可能な第2の選択部と、
    前記第2の選択部から出力された前記補正前デジタル値をデジタル補正する補正部とを備え、
    前記補正部は、
    前記複数の出力経路にそれぞれ対応して設けられ、前記A/D変換部から出力される前記補正前デジタル値の各ビットに対して各ビット毎に設けられた重み係数を乗じて加算した補正後デジタル値を出力する複数の重み係数乗算部と、
    前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づき生成される誤差信号が最小となるように重み係数を探索する重み係数探索部と、
    前記複数の重み係数乗算部からの入力を選択的に受け付けて出力することが可能な第3の選択部とを含み、
    前記重み係数探索部は、各ビット毎に設けられた前記重み係数に対して、対応する前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づき生成される前記重み係数を探索するために用いられる探索ベクトルと、前記誤差信号とを乗じて加算することにより更新し、
    前記補正部は、
    前記複数の重み係数乗算部にそれぞれ対応して設けられ、前記補正前デジタル値の各ビットと前記補正前デジタル値の各ビットの前後値とに基づいて前記探索ベクトルを生成する複数の探索ベクトル生成部と、
    前記複数の重み係数乗算部にそれぞれ対応して設けられ、前記補正後デジタル値と前記補正後デジタル値の前後値とに基づいて誤差信号を算出する複数の誤差信号生成部と、
    前記複数の探索ベクトル生成部から出力された探索ベクトルの入力を選択的に受け付けて前記重み係数探索部に出力することが可能な第4の選択部と、
    前記複数の誤差信号生成部から出力された誤差信号の入力を選択的に受け付けて前記重み係数探索部に出力することが可能な第5の選択部とを含む、A/D変換回路。
  17. 前記アナログ入力信号を生成するアナログ入力信号生成部と、
    請求項1〜16のいずれか一項に記載のA/D変換回路とを備える、半導体集積回路
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