JP3070237B2 - スイッチトキャパシタサンプルホールド遅延回路 - Google Patents

スイッチトキャパシタサンプルホールド遅延回路

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JP3070237B2 JP4085226A JP8522692A JP3070237B2 JP 3070237 B2 JP3070237 B2 JP 3070237B2 JP 4085226 A JP4085226 A JP 4085226A JP 8522692 A JP8522692 A JP 8522692A JP 3070237 B2 JP3070237 B2 JP 3070237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動車電
話、ディジタル携帯電話等に用いるスイッチトキャパシ
タサンプルホールド遅延回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のスイッチトキャパシタサン
プルホールド遅延回路において、2サンプル周期の遅延
を実現する場合の構成を示す図、図5は上記回路のスイ
ッチ駆動用クロックφ11、φ12、φ13のタイミングチャ
ートと入力波形vi、出力波形voとを示す図である。こ
こで、図5におけるtは時刻、Tsはサンプリング周
期、nは任意の整数である。
【0003】図4において、101は入力電圧viが印
加される入力端子、102はオペアンプ114の出力を
出力する出力端子、103は図4に示すクロックφ11
オンの時点で導通状態となるスイッチ、104はクロッ
クφ12がオンの時点で導通状態となるスイッチ、105
はクロックφ13がオンの時点で導通状態となるスイッ
チ、106はクロックφ14がオンの時点で導通状態とな
るスイッチ、107は入力電圧viを保持するキャパシ
タ、108はオペアンプ111の出力電圧を保持するキ
ャパシタ、109はオペアンプ112の出力電圧を保持
するキャパシタ、110はオペアンプ113の出力電圧
を保持するキャパシタである。111はキャパシタ10
7の充電電圧を受けるオペアンプ、112はキャパシタ
108の充電電圧を受けるオペアンプ、113はキャパ
シタ109の充電電圧を受けるオペアンプ、114はキ
ャパシタ110の充電電圧を受けるオペアンプである。
【0004】次に上記従来例の動作について説明する。
まず、入力端子101に入力電圧が入力されると、クロ
ックφ11によってスイッチ103がオンになり、キャパ
シタ107に入力電圧vi(n)が保持され、この電圧
がオペアンプ111にバッファされる。この動作により
サンプルホールド回路1段が構成される。同様に、クロ
ックφ12によってスイッチ104がオンになり、キャパ
シタ108にオペアンプ111の出力電圧が保持され、
この電圧がオペアンプ112にバッファされる。同様
に、クロックφ13によってスイッチ105がオンにな
り、キャパシタ109にオペアンプ112の出力電圧が
保持され、この電圧がオペアンプ113にバッファされ
る。同様に、クロックφ14によってスイッチ106がオ
ンになり、キャパシタ110にオペアンプ113の出力
電圧が保持され、この電圧がオペアンプ114にバッフ
ァされる。この電圧が出力電圧として、出力端子102
より出力される。このとき、φ11〜φ14のタイミング
を、φ11と次のφ11との間でφ12が発生し、φ12と次の
φ12との間でφ13が発生し、φ13と次のφ13との間でφ
14が発生するように位相を調整することにより、入力端
子101に入力された電圧がある時間遅れ(この場合2
サンプル周期)を伴って、ホールド電圧として出力端子
102から出力される。
【0005】このように、従来のスイッチトキャパシタ
サンプルホールド遅延回路では、サンプルホールド機能
と遅延調整機能とを同時に実現することができる。ま
た、サンプルホールド回路の縦続段数とクロックのタイ
ミングとを調整することにより、任意の遅延時間を発生
させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のスイッチトキャパシタサンプルホールド遅延回路で
は、縦続段数が大きくなると、最終的な出力には各段の
サンプルホールド回路の誤差が累積で加算されるため、
高精度な出力電圧を得られないという問題があった。
【0007】本発明は従来の問題を解決するものであ
り、遅延時間を大きくしても出力電圧に生じる誤差が最
小であり、遅延時間の調整に対して柔軟性の高いスイッ
チトキャパシタサンプルホールド遅延回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、サンプルタイミング毎に一段ずつ動作する
サンプルホールド回路を複数段並列に接続したものであ
る。
【0009】
【作用】したがって本発明によれば、遅延時間の大小に
かかわらず入力データの通過するサンプルホールド回路
は1段だけに限定され、最終出力データに生じる誤差を
最小にする。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例であるスイッチ
トキャパシタサンプルホールド遅延回路において、2サ
ンプル周期の遅延を実現する場合の構成を示す図、図2
は上記回路のスイッチ駆動用クロックφ11、φ12、φ13
のタイミングチャートと入力波形vi、出力波形voとを
示す図である。ここで、図2におけるtは時刻、T s
サンプリング周期、nはサンプルタイミングを示す任意
の整数である。図1において、1は入力電圧viが印加
される入力端子、2はオペアンプ19の出力を出力する
出力端子、3は図2に示すクロックφ1がオンの時点で
導通状態となるスイッチ、4はクロックφ2がオンの時
点で導通状態となるスイッチ、5はクロックφ3がオン
の時点で導通状態となるスイッチ、6はクロックφ4
オンの時点で導通状態となるスイッチ、7、8、9、1
0は入力電圧viを保持するキャパシタである。11、
12、13、14はそれぞれキャパシタ7、8、9、1
0の充電電圧を高インピーダンスで受け、電圧ホロワ回
路を構成するためのオペアンプ、15、16、17、1
8はそれぞれクロックφ5、φ6、φ7、φ8がオンの時点
で導通状態となる出力選択スイッチ、19はオペアンプ
からなる出力バッファである。
【0011】次に上記第1の実施例の動作について図2
を参照しながら説明する。まず、入力端子1に電圧vi
が入力されると、クロックφ1がオンとなったときにス
イッチ3が導通状態となり、キャパシタ7に電圧v
i(n)が保持され、この保持電圧がオペアンプ11に
バッファされる。次のサンプルタイミングでは、クロッ
クφ 2がオンとなったときにスイッチ4が導通状態とな
り、キャパシタ8に電圧vi(n+1)が保持され、こ
の保持電圧がオペアンプ12にバッファされる。さらに
次のサンプルタイミングでは、クロックφ3がオンとな
ったときにスイッチ5が導通状態となり、キャパシタ9
に電圧vi(n+2)が保持され、この保持電圧がオペ
アンプ13にバッファされる。さらに次のサンプルタイ
ミングでは、クロックφ4がオンとなったときにスイッ
チ6が導通状態となり、キャパシタ10に電圧vi(n
+3)が保持され、この保持電圧がオペアンプ14にバ
ッファされる。さらに次のサンプルタイミングではクロ
ックφ1が選択され、以降これをくり返す。
【0012】また、クロックφ1がオンになった後、設
定遅延時間後(本実施例では2サンプル周期)後にクロ
ックφ5がオンとなり、スイッチ15が導通状態とな
り、オペアンプ11の出力を出力バッファ19を介して
出力端子2に出力電圧vo(n+2)=vi(n)として
出力する。以降、1サンプルタイミングごとに、クロッ
クφ2〜φ4から設定遅延時間後にクロックφ6〜φ8がオ
ンとなり、それぞれオペアンプ12、13、14の出力
電圧を出力バッファ19を介して出力端子2に出力す
る。以降、サンプルタイミング毎にクロックφ5〜φ8
オンとなり同様の動作をくり返す。
【0013】このように、上記第1の実施例によれば、
入力側、出力側のスイッチ、キャパシタおよびオペアン
プからなるサンプルホールド回路を並列に接続し、サン
プルタイミング毎に1段ずつ切り替えて使用することに
より、常に入力電圧は1段のサンプルホールド回路しか
通過しないため、遅延時間の大小にかかわらず最終出力
データに生じる誤差を最小にすることができる。
【0014】また、図2は本発明の第2の実施例を示す
図であり、第1の実施例と同一箇所には同一の番号を付
し、説明を省略する。本実施例は、第1の実施例のう
ち、スイッチ6、18、キャパシタ10およびオペアン
プ14からなるサンプルホールド回路を1段省略し、キ
ャパシタ20を加えたものである。つまり、第1の実施
例において、入力電圧を2サンプル周期遅延して出力す
る際に2サンプル後の入力電圧と同時に出力されること
を防止しなければならず、しかもスイッチ15〜18を
作動させるためのクロックφ5〜φ8をそれぞれ連続して
オンになるため、サンプルホールド回路を4段並列に接
続する必要がある。しかし第2の実施例では、キャパシ
タ20を接続したことにより、スイッチ15〜18を作
動させるためのクロックφ5〜φ7を連続してオンにする
必要がなく、したがって、2サンプル遅延を行うために
はサンプルホールド回路を3段並列にすればよく、回路
規模を縮小することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、サンプルホールド回路を並列に接続し、サンプルタ
イミング毎に切り替えて使用することにより、遅延時間
の大小にかかわらず最終出力データに生じる誤差を最小
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるスイッチトキャ
パシタサンプルホールド遅延回路を示す回路図
【図2】第1の実施例の動作を示すタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図
【図4】従来のスイッチトキャパシタサンプルホールド
遅延回路を示す回路図
【図5】従来例の動作を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3、4、5、6、15、16、17、18 スイッチ 7、8、9、10 キャパシタ 11、12、13、14 オペアンプ 19 出力バッファ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 27/02 H03H 11/26 H03H 19/00 WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が入力端子に接続されクロック信号
    により開閉する第1のスイッチと、このスイッチの他端
    に接続されたキャパシタと、このキャパシタとともに上
    記第1のスイッチの他端に入力端が接続されたオペアン
    プと、このオペアンプの出力端に接続され上記第1のス
    イッチを動作させるクロックよりも所望のサンプル周期
    分遅れたクロックにより開閉する第2のスイッチとから
    なるサンプルホールド回路を複数段並列に接続し、上記
    サンプルホールド回路の出力を入力とするバッファを備
    えたスイッチキャパシタサンプルホールド遅延回路。
  2. 【請求項2】 バッファの入力端にキャパシタを備え
    た請求項記載のスイチトキャパシタサンプルホールド
    遅延回路。
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