JPH10190458A - A/d変換器の試験方法 - Google Patents

A/d変換器の試験方法

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JPH10190458A
JPH10190458A JP8341395A JP34139596A JPH10190458A JP H10190458 A JPH10190458 A JP H10190458A JP 8341395 A JP8341395 A JP 8341395A JP 34139596 A JP34139596 A JP 34139596A JP H10190458 A JPH10190458 A JP H10190458A
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JP8341395A
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Masayuki Ueno
野 雅 之 植
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のアナログ入力端子を有するA/D変換器
においても、1つのアナログ入力端子を有するA/D変
換器と同等の試験時間で試験を行うことができるA/D
変換器の試験方法を提供すること。 【解決手段】複数のアナログ入力端子を有するA/D変
換器において、複数のアナログ入力端子のいずれかを介
して入力されるアナログ信号を、これに対応する所定分
解能のデジタル信号に変換する毎に、アナログ信号が入
力されるアナログ入力端子を順次切り替えて、A/D変
換器の波形変換特性の試験を行うことにより、上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオ信号
等のアナログ信号(アナログ入力電圧)を、これに対応
する所定分解能(ビット数)のデジタル信号(デジタル
データ)に変換するA/D(アナログ−デジタル)変換
器の試験方法に関するもので、さらに詳しくは、複数の
アナログ入力端子を有するA/D変換器の試験方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のアナログ入力端子を有するA/D
変換器は、1つのアナログ入力端子を有するA/D変換
器に対して、さらに、複数のアナログ入力端子、およ
び、これらの複数のアナログ入力端子を切り替えるスイ
ッチ回路等を有するもので、このスイッチ回路によっ
て、複数のアナログ入力端子を選択的に切り替えること
により、選択されたアナログ入力端子を介して入力され
るアナログ信号をデジタル信号に変換する。
【0003】このように、複数のアナログ入力端子を有
するA/D変換器においては、複数のアナログ信号を選
択的に切り替えてA/D変換を行うことができるという
利点がある。
【0004】しかしながら、例えば8つのアナログ入力
端子を有するA/D変換器の試験を行う場合、各アナロ
グ入力端子毎に、1つのアナログ入力端子を有するA/
D変換器の試験と同じ試験を行ったとすると、1つのア
ナログ入力端子を有するA/D変換器の試験時間と比較
して単純に8倍の試験時間が必要になるため、複数のア
ナログ入力端子を有するA/D変換器の試験時間は長く
なるし、その試験費用も増大するという問題点があっ
た。
【0005】ところで、上述するA/D変換器の試験に
関しては、例えば特開平3−227126号公報に開示
されたA/D変換器の試験装置等が提案されている。
【0006】同公報に開示のA/D変換器の試験装置
は、スプリアスコード(Spurious Code )の有無の試験
を行うためのもので、被試験半導体装置が出力するデジ
タル信号を遅延回路によって半周期遅延したデジタル信
号と、全く遅延しないデジタル信号を加算器により加算
し、この出力と上限値および下限値との大小関係を演算
処理装置によって求めることにより、スプリアスコード
の有無を判断するようにしたものである。
【0007】同公報に開示のA/D変換器によれば、被
試験半導体装置のデジタル出力値に、そのデジタル出力
値を半周期遅延させたデジタル値を加算した後のデジタ
ル出力値を判定するため、被試験半導体装置のデジタル
出力値の振幅よりも小さいスプリアスコードをも検出可
能になるとしている。このように、同公報に開示のA/
D変換器の試験装置は、1つのアナログ入力端子を有す
るA/D変換器の試験装置に関するものである。
【0008】しかしながら、同公報を始めとする従来の
A/D変換器の試験装置や試験方法において、複数のア
ナログ入力端子を有するA/D変換器の試験について言
及されたものはなかった。従って、従来のA/D変換器
の試験装置や試験方法では、複数のアナログ入力端子を
有するA/D変換器の試験時間は必然的に長時間を要
し、特に、半導体装置の量産時においては試験費用が増
大するという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、複数のアナログ
入力端子を有するA/D変換器においても、1つのアナ
ログ入力端子を有するA/D変換器と同等の試験時間で
試験を行うことができるA/D変換器の試験方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のアナログ入力端子を有するA/D
変換器において、前記複数のアナログ入力端子のいずれ
かを介して入力されるアナログ信号を、これに対応する
所定分解能のデジタル信号に変換する毎に、前記アナロ
グ信号が入力される前記アナログ入力端子を順次切り替
えて、前記A/D変換器の波形変換特性の試験を行うこ
とを特徴とするA/D変換器の試験方法を提供するもの
である。
【0011】また、本発明は、複数のアナログ入力端子
を有する逐次比較型のA/D変換器において、前記複数
のアナログ入力端子のいずれかを介して入力されるアナ
ログ信号を、これに対応する所定分解能のデジタル信号
に最上位ビット側から順次1ビットずつ変換する毎に、
前記アナログ信号が入力される前記アナログ入力端子を
順次切り替えて、前記逐次比較型のA/D変換器の直線
特性の試験を行うことを特徴とするA/D変換器の試験
方法を提供するものである。
【0012】ここで、前記アナログ信号の入力電圧が変
更される毎に、前記デジタル信号の各ビットを変換する
ための前記アナログ信号が入力される前記アナログ入力
端子を順次変更するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のA/D変換器の試験方法を詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明のA/D変換器の試験方法
を適用して試験されるA/D変換器の一実施例の概念図
である。図示例のA/D変換器10は、複数のアナログ
入力端子を有するA/D変換器の一例として、8つのア
ナログ入力端子7,6,5,4,3,2,1,0を有す
るもので、これらの8つのアナログ入力端子7〜0は互
いに短絡され、サンプルホールド回路12を介して正弦
波発生器14に接続されている。
【0015】ここで、正弦波発生器14からは、所定周
波数の正弦波が出力される。正弦波発生器14により発
生された正弦波は、サンプルホールド回路12により、
所定のサンプリングレートでサンプリングされ、A/D
変換器10のアナログ入力端子7〜0に供給される。A
/D変換器10においては、アナログ入力端子7〜0を
切り替え、選択されたアナログ入力端子を介して入力さ
れるアナログ信号がデジタル信号に変換される。
【0016】続いて、図2は、本発明のA/D変換器の
試験方法を適用して試験されるA/D変換器の動作を表
す一実施例のタイミングチャートである。このタイミン
グチャートは、本発明のA/D変換器の試験方法を適用
して、図1に示されるA/D変換器10を試験した結果
を示すもので、同図において、横軸は時間を表してお
り、縦軸については、入力のアナログ信号はそのアナロ
グ電圧値、出力のデジタル信号はそのデジタルコードを
表している。
【0017】ここで、本発明のA/D変換器の試験方法
においては、複数のアナログ入力端子を有するA/D変
換器のいずれかのアナログ入力端子から入力されるアナ
ログ信号を、これに対応する所定分解能のデジタル信号
に変換する毎に、アナログ信号が入力されるアナログ入
力端子を順次切り替えて、A/D変換器の波形変換特性
の試験を行うことにより、波形変換特性の試験ととも
に、全てのアナログ入力端子の試験も行われる。
【0018】例えば、図1のA/D変換器10において
は、図2のタイミングチャートに示されるように、ま
ず、A/D変換器10のアナログ入力端子0が選択され
る。このとき、正弦波発生器14により発生された正弦
波は、サンプルホールド回路12を介してアナログ入力
端子0から入力され、デジタル信号に変換される。続い
て、アナログ入力端子1が選択され、以後同様にして、
アナログ入力端子0〜7から入力されるアナログ信号が
デジタル信号に変換される。
【0019】ところで、図2のタイミングチャートに示
されるように、A/D変換器10に入力されるアナログ
信号として正弦波を用いた場合、変換されたデジタル信
号は、入力されたアナログ信号である正弦波と同様の軌
跡を描くことになる。ところが、例えばアナログ入力端
子1において、アナログ信号の取り込みが正常に行われ
ていない場合、アナログ入力端子1のデジタル信号に、
アナログ信号の正弦波の電圧値に相当するデジタルコー
ドが再現されず、再生波形に歪みが生じるため、アナロ
グ入力端子1の不良を検出することができる。
【0020】このように、本発明のA/D変換器の試験
方法によれば、複数のアナログ入力端子を有するA/D
変換器において、アナログ信号が入力されるアナログ入
力端子を順次切り替え、選択されたアナログ入力端子か
ら入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するこ
とにより、複数のアナログ入力端子を有するA/D変換
器においても、例えば1つのアナログ入力端子を有する
A/D変換器と同等の試験時間で試験を行うことができ
る。
【0021】なお、A/D変換器10の外部にサンプル
ホールド回路12を設けているが、これに限定されず、
例えばA/D変換器10が内部にサンプルホールド回路
を備えている場合や、あるいは、サンプリングレートが
アナログ信号として入力される正弦波の周波数に対して
充分に大きいときには、サンプルホールド回路12を設
ける必要はない。また、A/D変換器10に供給される
アナログ信号として正弦波を用いているが、正弦波だけ
に限定されるものではない。
【0022】また、本実施例においては、図2のタイミ
ングチャートに示されるように、まず、アナログ入力端
子0を介して入力されるアナログ信号をデジタル信号に
変換し、以後同様にして、順次アナログ入力端子1〜7
を介して入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
するというように、アナログ入力端子0〜7の順番でア
ナログ信号が入力されるアナログ入力端子を切り替えて
いるが、どのような順番でアナログ入力端子を切り替え
てもよい。
【0023】ここで、本発明のA/D変換器の試験方法
の別の適用例を示す。図3は、本発明のA/D変換器の
試験方法を適用して試験されるA/D変換器の別の実施
例の概念図である。図示例のA/D変換器10a,10
b,10cは、いずれも1つのアナログ入力端子を有す
るもので、図示例においては、さらに、これらの複数個
のA/D変換器10a,10b,10cから出力される
デジタル信号A,B,Cを順次切り替えて選択出力する
マルチプレクサ16を有する。
【0024】これらのA/D変換器10a,10b,1
0cには、それぞれのサンプルホールド回路12a,1
2b,12cを介して、共通の正弦波発生器14で発生
された正弦波が入力される。それぞれのA/D変換器1
0a,10b,10cにより変換されたデジタル信号
は、図4のタイミングチャートに示されるように、マル
チプレクサ16により、例えばA/D変換器10a,1
0b,10cの出力となるデジタル信号A,B,Cの順
番で順次出力される。
【0025】このように、本発明のA/D変換器の試験
方法によれば、複数のアナログ入力端子を有するA/D
変換器だけでなく、さらには、例えば1つのアナログ入
力端子を有するA/D変換器を複数個並列に並べて、こ
れらの複数個のA/D変換器を同時に試験することによ
り、例えば1つのアナログ入力端子を有するA/D変換
器の試験時間と同等の試験時間で、1つのアナログ入力
端子を有する複数個のA/D変換器の試験を行うことも
できる。
【0026】なお、上述する実施例は、複数のアナログ
入力端子を有する、従来公知のあらゆる種類のA/D変
換器に対して適用可能であって、A/D変換器のタイプ
やアナログ入力端子の本数、デジタル信号の分解能等に
限定されるものではない。
【0027】次に、図5は、本発明のA/D変換器の試
験方法を適用して試験されるA/D変換器のさらに別の
実施例の概念図である。図示例のA/D変換器18は、
アナログ信号を、これに対応する所定分解能のデジタル
信号に、最上位ビット側から順次1ビットずつ変換する
逐次比較型のA/D変換器の一例を示すもので、8つの
アナログ入力端子7〜0、スイッチ回路20、逐次比較
レジスタ22、電圧生成回路24およびアナログ比較器
26を有する。
【0028】ここで、階段波発生器28の出力である階
段波は、A/D変換器18の全てのアナログ入力端子7
〜0に入力され、アナログ入力端子7〜0は、それぞれ
のスイッチ回路20を介して、アナログ比較器26の一
方の入力端子に入力されている。アナログ比較器26の
出力信号は逐次比較レジスタ22に入力され、逐次比較
レジスタ22の出力信号は電圧生成回路24に入力さ
れ、電圧生成回路24の出力信号は、アナログ比較器2
6の他方の入力端子に入力されている。
【0029】図示例のA/D変換器18においては、ま
ず、逐次比較レジスタ22の最上位ビットに「1」が設
定される。これにより、電圧生成回路24からは、最大
基準電圧の1/2の基準電圧が発生され、アナログ比較
器26により、最大基準電圧の1/2の基準電圧とアナ
ログ信号の入力電圧とが比較される。このとき、逐次比
較レジスタ22の最上位ビットは、アナログ信号の入力
電圧が基準電圧よりも大きければ「1」に決定され、逆
に、小さければ「0」に決定される。
【0030】続いて、逐次比較レジスタ22の最上位ビ
ットの次のビットに「1」が設定される。これにより、
電圧生成回路24からは、最上位ビットが「1」に決定
された場合、最大基準電圧の3/4の基準電圧が発生さ
れ、逆に、「0」に決定された場合、最大基準電圧の1
/4の基準電圧が発生される。そして、アナログ比較器
26により、発生された基準電圧とアナログ信号の入力
電圧とが比較され、逐次比較レジスタ22の最上位ビッ
トの次のビットの値が決定される。
【0031】以下同様にして、逐次比較レジスタ22の
各ビットの値が決定された後、逐次比較レジスタ22の
各ビットの値は、例えばCPU等により、アナログ信号
に対応するデジタル信号として読み出される。
【0032】続いて、図6は、本発明のA/D変換器の
試験方法を適用して試験されるA/D変換器の動作を表
すさらに別の実施例のタイミングチャートである。この
タイミングチャートは、本発明のA/D変換器の試験方
法を適用して、図5に示されるA/D変換器18を試験
するために入力されるアナログ信号としての階段波を示
したもので、同図において、横軸は時間を表しており、
縦軸については、入力のアナログ信号のアナログ電圧値
を表している。
【0033】ところで、上述するように、逐次比較型の
A/D変換器においては、デジタル信号が最上位ビット
側から1ビットずつ順次決定される。このため、例えば
デジタル信号が1ビット決定される毎に、アナログ信号
を取り込み直して直線特性(リニアリティ)の試験を行
わせることもできる。
【0034】すなわち、本発明のA/D変換器の試験方
法においては、複数のアナログ入力端子を有する逐次比
較型のA/D変換器のいずれかのアナログ入力端子から
入力されるアナログ信号を、これに対応する所定分解能
のデジタル信号に、最上位ビット側から順次1ビットず
つ変換する毎に、アナログ信号が入力されるアナログ入
力端子を順次切り替えて、逐次比較型のA/D変換器の
直線特性の試験を行うことにより、直線特性の試験とと
もに、全てのアナログ入力端子の試験も行われる。
【0035】例えば、図5のA/D変換器18において
は、そのデジタル信号の分解能が8ビットであるとする
と、図6のタイミングチャートに示されるように、ま
ず、第1の入力電圧のアナログ信号(階段波)が入力さ
れ、A/D変換器18のアナログ入力端子0が選択され
る。このとき、階段波発生器28により発生された階段
波は、アナログ入力端子0からスイッチ回路20を介し
て入力され、デジタル信号の最上位ビットであるビット
7の値が決定される。
【0036】その後、アナログ信号の第1の入力電圧が
保持された状態でアナログ入力端子1が選択され、これ
に対応するデジタル信号のビット6の値が決定されると
いうように、以後同様にして、アナログ入力端子0〜7
から入力されるアナログ信号に対応するデジタル信号の
各ビット7〜0の値が決定される。このとき、上述する
ように、アナログ信号に対応するデジタル信号の全ビッ
トの値が決定されるまでは、アナログ信号の入力電圧を
変動させてはならない。
【0037】続いて、アナログ信号が第2の入力電圧に
変更(図6のタイミングチャートでは上昇)される。こ
のとき、デジタル信号の各ビット7〜0の変換精度は各
ビット7〜0毎に異なるため、個々のアナログ入力端子
0〜7の試験精度に差異が生じないように、アナログ信
号の入力電圧が変更される毎に、デジタル信号の各ビッ
ト7〜0を変換するためのアナログ信号が入力されるア
ナログ入力端子0〜7を順次変更するのが好ましい。
【0038】例えば、図6のタイミングチャートに示さ
れるように、第1の入力電圧のアナログ信号が入力され
たときに、デジタル信号の各ビット7〜0を変換するた
めに、それぞれアナログ入力端子0〜7の順で入力され
たアナログ信号を使用したとすると、第2の入力電圧の
アナログ信号が入力されたときには、デジタル信号の各
ビット7〜0を変換するために、それぞれアナログ入力
端子1〜7および0の順で入力されたアナログ信号を使
用する。
【0039】また、以下同様にして、第3の入力電圧の
アナログ信号が入力されたときには、デジタル信号の各
ビット7〜0を変換するために、それぞれアナログ入力
端子2〜7および0,1の順で入力されたアナログ信号
を使用するというように、アナログ信号の入力電圧が変
更される毎に、例えばローテーションする等して、デジ
タル信号の各ビット7〜0を変換するためのアナログ信
号が入力されるアナログ入力端子0〜7の順番を順次変
更する。
【0040】図6のタイミングチャートでは、例えばア
ナログ信号の入力電圧を8回変更し、上述するように、
アナログ信号の入力電圧が変更される毎に、デジタル信
号の各ビット7〜0を変換するためのアナログ信号が入
力されるアナログ入力端子0〜7の順番を順次変更する
ことにより、デジタル信号の各ビット7〜0を変換する
ために、それぞれアナログ入力端子0〜7から入力され
たアナログ信号を使用することになり、各アナログ入力
端子0〜7間の均一性が保たれる。
【0041】このように、本発明のA/D変換器の試験
方法によれば、複数のアナログ入力端子を有する逐次比
較型のA/D変換器において、アナログ信号をデジタル
信号に、最上位ビット側から順次1ビットずつ変換する
毎に、アナログ信号が入力されるアナログ入力端子を順
次切り替えることにより、複数のアナログ入力端子を有
する逐次比較型のA/D変換器においても、1つのアナ
ログ入力端子を有する逐次比較型のA/D変換器と同等
の試験時間で試験を行うことができる。
【0042】なお、上記実施例は、複数のアナログ入力
端子を有する、従来公知のあらゆる種類の逐次比較型の
A/D変換器に対して適用可能であって、アナログ入力
端子の本数や、デジタル信号の分解能等に限定されるも
のではない。以上、本発明のA/D変換器の試験方法に
ついて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定さ
れず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の
改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のA
/D変換器の試験方法においては、複数のアナログ入力
端子を有するA/D変換器において、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換する毎に、アナログ信号が入力される
アナログ入力端子を順次切り替えて波形変換特性の試験
を行い、複数のアナログ入力端子を有する逐次比較型の
A/D変換器において、アナログ信号をデジタル信号
に、最上位ビット側から順次1ビットずつ変換する毎
に、アナログ信号が入力されるアナログ入力端子を順次
切り替えて直線特性の試験を行うものである。これによ
り、本発明のA/D変換器の試験方法によれば、複数の
アナログ入力端子を有するA/D変換器の試験時間を、
例えば1つのアナログ入力端子を有するA/D変換器の
試験時間と同等にまで短縮することができ、試験費用を
大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の一実施例の概念図である。
【図2】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の動作を表す一実施例のタイミ
ングチャートである。
【図3】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の別の実施例の概念図である。
【図4】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の動作を表す別の実施例のタイ
ミングチャートである。
【図5】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の別の実施例の概念図である。
【図6】 本発明のA/D変換器の試験方法を適用して
試験されるA/D変換器の動作を表す別の実施例のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,18 A/D変換器 12 サンプルホールド回路 14 正弦波発生器 16 マルチプレクサ 20 スイッチ回路 22 逐次比較レジスタ 24 電圧生成回路 26 アナログ比較器 28 階段波発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアナログ入力端子を有するA/D変
    換器において、 前記複数のアナログ入力端子のいずれかを介して入力さ
    れるアナログ信号を、これに対応する所定分解能のデジ
    タル信号に変換する毎に、前記アナログ信号が入力され
    る前記アナログ入力端子を順次切り替えて、前記A/D
    変換器の波形変換特性の試験を行うことを特徴とするA
    /D変換器の試験方法。
  2. 【請求項2】複数のアナログ入力端子を有する逐次比較
    型のA/D変換器において、 前記複数のアナログ入力端子のいずれかを介して入力さ
    れるアナログ信号を、これに対応する所定分解能のデジ
    タル信号に最上位ビット側から順次1ビットずつ変換す
    る毎に、前記アナログ信号が入力される前記アナログ入
    力端子を順次切り替えて、前記逐次比較型のA/D変換
    器の直線特性の試験を行うことを特徴とするA/D変換
    器の試験方法。
  3. 【請求項3】前記アナログ信号の入力電圧が変更される
    毎に、前記デジタル信号の各ビットを変換するための前
    記アナログ信号が入力される前記アナログ入力端子を順
    次変更することを特徴とする請求項2に記載のA/D変
    換器の試験方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015177739A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. 電動機速度検出装置

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