JP4493145B2 - 任意波形発生器 - Google Patents
任意波形発生器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4493145B2 JP4493145B2 JP2000047109A JP2000047109A JP4493145B2 JP 4493145 B2 JP4493145 B2 JP 4493145B2 JP 2000047109 A JP2000047109 A JP 2000047109A JP 2000047109 A JP2000047109 A JP 2000047109A JP 4493145 B2 JP4493145 B2 JP 4493145B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- converter
- data
- digital data
- clock signal
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は信号発生器に関し、特にアナログ信号の差動信号あるいは多様な副出力信号を発生する任意波形発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ICテスタの任意波形発生器は、高いタイミング精度で低歪みの信号を発生させるのに用いられる。しかしながら、近年、デバイスの高速化・低電圧化に伴い、信号の差動出力を要求される機会が増えてきた。その理由としては、正負反転した差動出力信号を、シールド付ツイストペア線で伝送すると、全体の信号の和としてはほぼ0ボルトとなるのでノイズに強いこと、さらに、出力側で両差動信号の差をとると2倍の振幅となるので、最大で電源の2倍の振幅の信号が送れるために、信号の伝送に有利であること、が挙げられる。
【0003】
ところで、従来、ICテスタで被測定デバイス(DUT: Device Under Test)のテスト用に差動出力を得るには、次の4通りの方法が考えられていた。
【0004】
(1)トランスを用いる方法、
(2)反転増幅器と非反転増幅器を用いる方法、
(3)2チャンネル分の任意波形発生器を連動させる方法、
(4)DA変換器の出力に差動出力を持つものを用いる方法。
【0005】
しかしながら、これらの方法では、次のような問題点が存在した。
【0006】
(1)の方法について図3を参照して説明する。この方法は、DA変換器(DAC)102の出力に接続された双極性出力を持つトランス104から非反転/反転出力を取り出し、それぞれを増幅器(106、108)で増幅して、非反転端子110及び反転端子112に所望の信号を出力させる方法である。この方法では、トランス104が直流を通さないので、使用できる周波数に下限が存在し、それより周波数の低い信号と高い信号が合成された信号を取り扱うと不具合が生じる。このような制限は、特に昨今の高機能化著しいミクスト・シグナルICのテストに用いられるには大変不都合である。
【0007】
(2)の方法は、例えば特開平11−38086に開示されるように、パターン発生器の出力に反転/非反転の差動出力を備えた増幅器を設ける技術であるが、元々性格の異なる反転と非反転の2つの増幅器の特性(タイミング精度および振幅の精度)を広い帯域で揃えなければならないために、どうしても性能上無視できない限界を伴ってしまっている。特に増幅器の動作限界に近い周波数の領域(たとえば100MHz以上)では回路構成を工夫しても増幅器の本来の特性を改善することは困難で、反転/非反転出力のスキューを100psec以下に揃えることは困難である。また、遅延補償方法を考慮するとアナログの出力線上に遅延手段を設けるしかないが、これだと後述のように、遅延手段によってアナログ出力信号が歪んでしまうのが避けられないので、信号の遅延補償方式としても問題がある。
【0008】
(3)の方法について図4を参照しながら説明する。この方法は、高速大容量のメモリ(206、208)に格納されたデータをクロック信号端子202からのクロック信号に従ってDA変換器(DAC)(210、212)で変換し、その出力を増幅器(214、216)で増幅して所望の出力をそれぞれ得る2チャンネルの任意波形発生器(222、224)によるもので、両メモリ(206、208)には、互いに他を反転した、あるいは、互いに逆極性の信号のデジタル・データが予め格納されている。この方法によると、高価な任意波形発生器(222、224)2台で1組の差動出力線を構成するので、高価で高速な大容量メモリ(206、208)を含むハードウエアの量が2倍必要となり、コストも2倍となる。また、任意波形発生器のプログラムの手間も2倍かかり、2チャンネル分の波形データも用意しなければならないので、テストプログラム作成上の手間や、実際のテスト時の波形データのロード時間の面からも、コストがかかりすぎる。
【0009】
(4)の方法について図5を参照しながら説明する。この方法は、差動出力を備えたDA変換器(DAC)302からの両アナログ信号出力(304、306)を、それぞれ増幅器(308、310)で増幅してそれぞれの所望のアナログ信号出力を得るものである。この方法では、差動出力を持たないDA変換器を使用できないために設計時に選択できるDA変換器が限られ、所望の性能のものを作れないことがある。特に、現在市販されている差動出力を持つDA変換器には、差動出力を備えていると言っても、性能が対称的でなく、出力信号の一方の品質が劣るものが多いのも、この方法の欠点である。
【0010】
また、この方法では、DA変換器302の2信号の出力からそれぞれの出力端子(312、314)までのケーブルの特性の差により発生した時間差を補正することができない。この場合、DA変換器302の2信号の出力からそれぞれの出力端子(312、314)までのケーブル上のどこかに遅延手段を挿入することが考えられる。しかしながら、一般に遅延手段に使われるディレイ・ラインは、時間軸を操作すると周波数軸の特性まで変動する欠点があり、広帯域のアナログ信号に対応できる遅延手段として提供することは非常に困難である。従って、この方法において上記の時間差を補償する有効な手段は、実現が難しく、補正が困難である。
【0011】
従って、低コストでありながら、より高精度で、直流から高周波までの広帯域に対して高精度の差動出力、あるいは、差動出力に限らず主出力とある関係をなす副出力が得られる信号発生器が、必要とされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、低コストで、タイミング精度および電圧精度に優れ、広帯域の差動出力、あるいは、差動出力に限らず主出力とある関係をなす副出力を備えた任意波形発生器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の任意波形発生器は、波形のデジタル・データを格納した波形データメモリと、前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データをアナログ信号に変換し、出力する第1のDA変換器と、前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データの符号を反転させた符号反転デジタル・データを出力する符号変換手段と、前記符号反転デジタル・データを入力とし、前記波形データをアナログ信号に変換し、出力する第2のDA変換器とを備え、前記第1と第2のDA変換器のそれぞれから出力されるアナログ信号が互いに逆極性となり、さらに、クロック信号を受信するクロック信号端子と、前記クロック信号端子と前記第1のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第1の遅延量だけ遅延して前記第1のDA変換器に与える第1の遅延手段と、前記クロック信号端子と前記第2のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第2の遅延量だけ遅延して前記第2のDA変換器に与える第2の遅延手段とを備え、前記クロック信号端子は前記波形データメモリのクロック入力に接続されたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の任意波形発生器は、請求項1に記載の任意波形発生器において、前記第1及び第2のDA変換器のそれぞれの出力には、それぞれ第1及び第2の増幅器が接続されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の任意波形発生器は、請求項1又は2に記載の任意波形発生器において、前記符号反転手段は、受け取ったデジタル・データの補数変換手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の任意波形発生器は、請求項1ないし3のいずれかに記載の任意波形発生器において、前記符号反転手段は、排他的論理和回路を有することを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の任意波形発生器は、波形のデジタル・データを格納した波形データメモリと、前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データをアナログ信号に変換し、出力する第1のDA変換器と、前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データに操作を加え、操作されたデジタル・データを出力するデータ操作手段と、前記データ操作手段から出力された前記操作されたデジタル・データを入力とし、アナログ信号に変換し、出力する第2のDA変換器とを備え、前記第1と第2のDA変換器の出力からそれぞれ出力信号を発生させ、さらに、クロック信号を受信するクロック信号端子と、前記クロック信号端子と前記第1のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第1の遅延量だけ遅延して前記第1のDA変換器に与える第1の遅延手段と、前記クロック信号端子と前記第2のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第2の遅延量だけ遅延して前記第2のDA変換器に与える第2の遅延手段とを備え、前記クロック信号端子は前記波形データメモリのクロック入力に接続されたことを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の任意波形発生器は、請求項5に記載の任意波形発生器において、前記データ操作手段は、再構成可能な論理回路を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様について、図1を参照して説明する。図1によると、本発明に基づく差動出力を備えた任意波形発生器10は、波形データメモリ12と、符号反転回路22、第1のDA変換器(DAC)14、第2のDA変換器(DAC)24、第1の増幅器16および第2の増幅器26、クロック信号端子20、第1の遅延手段30および第2の遅延手段32、出力端子18および反転出力端子28を備える。波形データメモリ12に格納された波形データは、クロック信号端子20に与えられた後に波形データメモリのクロック入力に伝わったクロック信号のタイミングに従って、mビット幅(mは正の整数)のデジタル・データとして順次読み出される。mビット幅のデジタル・データは、非反転信号側においては、まず、第1のDA変換器14でデジタル・データからアナログ信号に変換される。次に、第1の増幅器16で所望の振幅に増幅されて、出力端子18に非反転信号として提供される。一方、反転信号側においては、波形データメモリ12からのmビット幅のデジタル・データは、符号反転回路22で符号を反転したmビット幅のデジタル・データに変換される。その後、符号を反転したmビット幅のデジタル・データは、第2のDA変換器24に与えられ、アナログ信号に変換され、第2の増幅器26で所望の振幅に増幅されて、反転出力端子28に出力される。なおここで、第1と第2のDA変換器は、同一特性のものであることが好ましい。また、第1と第2のDA変換器は、クロック入力に与えられるクロック信号のタイミング調整により、DA変換のタイミングを調整できるものであることが好ましい。
【0022】
波形データメモリ12には、信号波形のデジタル・データが格納され、一例としては高速かつ大規模なメモリであってもよい。クロック信号端子22に与えられ、波形データメモリのクロック入力に伝わったクロックに従って、波形データメモリ12から出力されたデジタル・データは、第1のDA変換器14および符号反転回路22に伝えられる。一例として、あるクロックタイミングt1の立ち上がりで波形データメモリ12の出力にアサートされたデータは、クロックタイミングt1+1の立ち上がりで第1のDA変換器14でデジタル−アナログ変換(DA変換)される。また、並行して、波形データメモリ12の出力にアサートされたデータは、符号反転回路22を通り、クロックタイミングt1+1の立ち上がりで第2のDA変換器にも到達し、DA変換されるように構成することができる。
【0023】
符号反転回路22は、与えられたmビット幅のデジタル・データを加工して、符号の反転したデジタル・データを生成する。一例として、データ・コードが2の補数体系を用いている場合、図2(1)に示すように、符号反転回路22は反転回路(インバータ)42と加算器44で構成することができる。符号反転回路22について図2(1)を参照して説明すると、mビット幅のデータ入力線40はインバータ42で反転され加算器44に出力される。他方、値1を示すmビット幅のデジタル・データが、”1”データ線入力46から加算器44に与えられ、加算器44は両者を加算した結果のデジタル・データをmビット幅のデータ出力線44に出力する。
【0024】
図2(1)においてm=4とした時のより詳細な回路図として図2(2)を参照すると、データ入力線40はデータd0〜d3(d0がLSB、d3がMSB)で表され、符号反転回路22を経てデータ出力線48上のデータd’0〜d’3(d’0 がLSB、d’3 がMSB)として出力される。符号反転回路22はインバータ42及び図2(1)における”1”データ入力線46と加算器44とを組み合わせた論理回路部50として構成される。論理回路部50では、排他的論理和回路を用いた桁上がり付の1の加算器となっている。このように符号反転回路22は、フリップフロップを含まない構成とすることができるので、遅延を少なくすることができる。その結果、クロックタイミングの1周期よりもはるかに短い時間で動作するように構成することができる。言い換えれば、このような構成により、符号反転回路22を低コストかつ遅延の少ないものとして提供することができる。なお、図2では図1と同じ構成要素に対しては同じ参照番号を付して説明を省略した。
【0025】
第1のDA変換器14及び第2のDA変換器24は、タイミングや歪みなどの特性を揃えるのが容易になるので、特性の似通ったDA変換器あるいは同型のDA変換器であることが好ましい。一例として、第1のDA変換器14と第2のDA変換器24には、500MHzないし1GHzの帯域を持つDA変換器が用いられる。
【0026】
また、第1と第2のDA変換器(14、24)の出力にそれぞれ接続された第1と第2の増幅器(16、26)に対しても、DA変換器の場合と同様に、特性を揃えるのを容易にするために、特性の似通った増幅器あるいは同型の増幅器を用いることが好ましい。すなわち、特開平11−38083のような従来技術では、出力信号ライン上のどこかに同一の入力信号から異なる極性の信号を生成させるペアの増幅器が必要であっが、前述のように、現実的には、特性を揃えるのは原理的に困難であった。しかるに、本方式における第1と第2の増幅器(16、26)では、単純に同じ特性が求められるだけなので、良い一致が得られ易く、設計および選別が容易である。
【0027】
第1と第2の遅延手段(30、32)は、クロック信号端子20からそれぞれ第1と第2のDA変換器(14、24)に伝達する際のクロックの遅延量を調整し、それぞれのDA変換器(14、24)での変換タイミングを調整する。加えて、それぞれの増幅器からDUT(被試験デバイス)までのケーブルに起因するタイミングのずれ(スキュー)も、この2つの遅延手段(30、32)により、容易に補正することができる。この構成により、2つのDA変換器(14、24)の変換タイミングを調整できる上に、2つのDA変換器(14、24)の出力ライン上に遅延手段を設けなくて済むので、従来方式よりも出力アナログ信号の歪みを低減することができる。すなわち、特開平11−38086の図1に開示された従来技術と比べて、本発明では、遅延手段が出力信号ライン(第1のDA変換器14から出力端子18、および、第2のDA変換器24から反転出力端子28)に直列に入らないので、信号の歪みや位相歪みが少なくて済む。
【0028】
また、図6に示すように、図1の本発明による符号反転回路22を別の作用をするデータ操作手段422とすることにより、用途に応じてDA変換器24に与えるデータに多様な操作を施し、主出力端子418から出力される主出力信号に関連する副出力信号を得ることができるような副出力端子428を備えた任意波形発生器410を構成することができる。なお、図6では図1と同じ構成要素に対しては、同じ参照番号を付し、動作についても図1と同様なので説明を省略した。
【0029】
例えば、このデータ操作手段422を、データ信号をスルーで通すように構成することにより、主出力信号を高品質に2チャンネル分得るような任意波形発生器410を得ることができる。また、データ操作手段422にバッファ等の構成を設けることで、簡単に信号に遅延をさせることもできるので、副出力信号を所定量遅延させる機能を設けた任意波形発生器410を得ることもできる。さらに、このデータ操作手段422を、データ信号に各種のビット演算による加工を施すように構成することで、例えば、データの1つあるいは複数のビットをマスクしたり、あるいは並び替えた副出力信号を生成する任意波形発生器410を得ることもできる。
【0030】
以上のようなデータ操作手段422は、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)などの容易に再構成できる論理素子あるいはそれを備えた回路を含んで構成することで、データ操作手段の機能の変更あるいは切替えを容易にし、用途に応じてフレキシブルに対応させることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の本発明の実施態様によれば、符号反転手段で反転したデータを第2のDA変換器に送るので、2つのDA変換器に同型のものを用いることができる。従って、差動出力のタイミング精度、電圧精度を、容易かつ高度に合わせることができる。
【0032】
請求項2に記載の本発明の実施態様によれば、それぞれに遅延手段によりそれぞれのDA変換器のクロックタイミングを調整するので、出力信号ラインの信号を劣化させずに、かつDA変換器から先のケーブルによるタイミングのずれも吸収できる。従って、タイミング精度の優れた差動出力を提供できる。
【0033】
請求項3に記載の本発明の実施態様によれば、それぞれの増幅器はその構成から同型のものを用いることができるので、双方の信号ラインでの特性を合わせることが容易になる。従って、タイミング精度、電圧精度のすぐれた差動出力を提供することができる。
【0034】
請求項4および5に記載の本発明の実施態様によれば、符号反転手段は容易に符号を反転したデータを生成できることになり、少ない遅延と低コストで差動出力を提供することができる。その結果、任意波形発生器の高速化にも効果がある。
【0035】
請求項6ないし8に記載の本発明の実施態様によれば、データ操作手段により、差動出力に限らない多様な出力信号を簡単に得ることができるので、テストをフレキシブルに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施態様を説明するブロック図である。
【図2】図1の符号反転回路を説明するブロック図である。
【図3】従来技術によるトランスを用いた差動出力を説明するブロック図である。
【図4】従来技術による2チャンネル分の発生器を連動させた差動出力を説明するブロック図である。
【図5】従来技術による差動出力を持つDA変換器を用いた差動出力を説明するブロック図である。
【図6】本発明の別の実施態様を説明するブロック図である。
【符号の説明】
10:任意波形発生器
12:波形データメモリ
14、24:DA変換器
16、26:増幅器
18:出力端子
20:クロック信号端子
22:符号反転回路
28:反転出力端子
30、32:遅延手段
40:データ入力線
42:インバータ
44:加算器
46:”1”データ入力線
48:データ出力線
50:論理回路部
52、54、56、58:反転論理素子
60:反転論理素子
62、66、70:排他的論理和素子
64、68:論理和素子
410:任意波形発生器
418:主出力端子
422:データ操作手段
428:副出力端子
Claims (6)
- 波形のデジタル・データを格納した波形データメモリと、
前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データをアナログ信号に変換し、出力する第1のDA変換器と、
前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データの符号を反転させた符号反転デジタル・データを出力する符号変換手段と、
前記符号反転デジタル・データを入力とし、前記波形データをアナログ信号に変換し、出力する第2のDA変換器とを備え、
前記第1と第2のDA変換器のそれぞれから出力されるアナログ信号が互いに逆極性となり、
さらに、クロック信号を受信するクロック信号端子と、
前記クロック信号端子と前記第1のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第1の遅延量だけ遅延して前記第1のDA変換器に与える第1の遅延手段と、
前記クロック信号端子と前記第2のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第2の遅延量だけ遅延して前記第2のDA変換器に与える第2の遅延手段とを備え、
前記クロック信号端子は前記波形データメモリのクロック入力に接続されたことを特徴とする任意波形発生器。 - 前記第1及び第2のDA変換器のそれぞれの出力には、それぞれ第1及び第2の増幅器が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の任意波形発生器。
- 前記符号反転手段は、受け取ったデジタル・データの補数変換手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の任意波形発生器。
- 前記符号反転手段は、排他的論理和回路を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の任意波形発生器。
- 波形のデジタル・データを格納した波形データメモリと、
前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データをアナログ信号に変換し、出力する第1のDA変換器と、
前記波形データメモリからの前記デジタル・データを入力とし、前記デジタル・データに操作を加え、操作されたデジタル・データを出力するデータ操作手段と、
前記データ操作手段から出力された前記操作されたデジタル・データを入力とし、アナログ信号に変換し、出力する第2のDA変換器とを備え、
前記第1と第2のDA変換器の出力からそれぞれ出力信号を発生させ、
さらに、クロック信号を受信するクロック信号端子と、
前記クロック信号端子と前記第1のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第1の遅延量だけ遅延して前記第1のDA変換器に与える第1の遅延手段と、
前記クロック信号端子と前記第2のDA変換手段のクロック入力に接続され、前記クロック信号を第2の遅延量だけ遅延して前記第2のDA変換器に与える第2の遅延手段とを備え、
前記クロック信号端子は前記波形データメモリのクロック入力に接続されたことを特徴とする任意波形発生器。 - 前記データ操作手段は、再構成可能な論理回路を有することを特徴とする請求項5に記載の任意波形発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047109A JP4493145B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 任意波形発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047109A JP4493145B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 任意波形発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001237703A JP2001237703A (ja) | 2001-08-31 |
JP4493145B2 true JP4493145B2 (ja) | 2010-06-30 |
Family
ID=18569414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000047109A Expired - Lifetime JP4493145B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 任意波形発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4493145B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103684263A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-26 | 杭州电子科技大学 | 一种基于单片机实现简易混合信号发生器的方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8660206B2 (en) | 2003-02-25 | 2014-02-25 | Yokohama Tlo Company, Ltd. | Method of generating pulse waveform |
JP5243401B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2013-07-24 | 日本電信電話株式会社 | 電気波形発生器および光送信器 |
JP2012133070A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Sanyo Engineer & Construction Inc | Lcos素子の駆動回路 |
CN114152785A (zh) * | 2021-10-15 | 2022-03-08 | 山东浪潮科学研究院有限公司 | 一种高速信号任意发生器 |
CN114527828A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-05-24 | 国网山东省电力公司营销服务中心(计量中心) | 一种连续长录波回放功率源用信号发生器及信号发生方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63123228A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-27 | Nippon Columbia Co Ltd | デジタルアナログ変換器 |
JPH01229524A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-13 | Nippon Columbia Co Ltd | D/a変換装置 |
JPH0362733A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-18 | Kenwood Corp | D/a変換装置 |
JPH03145215A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル・アナログ変換装置 |
JPH04280107A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-10-06 | Yokogawa Electric Corp | 任意波形発生器 |
JPH0537237A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-12 | Yokogawa Electric Corp | 任意波形発生器 |
JPH05308286A (ja) * | 1992-05-06 | 1993-11-19 | Nec Eng Ltd | D−a変換器 |
JPH06188636A (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-08 | Hioki Ee Corp | 波形発生装置 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000047109A patent/JP4493145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63123228A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-27 | Nippon Columbia Co Ltd | デジタルアナログ変換器 |
JPH01229524A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-13 | Nippon Columbia Co Ltd | D/a変換装置 |
JPH0362733A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-18 | Kenwood Corp | D/a変換装置 |
JPH03145215A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル・アナログ変換装置 |
JPH04280107A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-10-06 | Yokogawa Electric Corp | 任意波形発生器 |
JPH0537237A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-12 | Yokogawa Electric Corp | 任意波形発生器 |
JPH05308286A (ja) * | 1992-05-06 | 1993-11-19 | Nec Eng Ltd | D−a変換器 |
JPH06188636A (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-08 | Hioki Ee Corp | 波形発生装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103684263A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-26 | 杭州电子科技大学 | 一种基于单片机实现简易混合信号发生器的方法 |
CN103684263B (zh) * | 2013-11-14 | 2017-06-06 | 杭州电子科技大学 | 一种基于单片机实现简易混合信号发生器的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001237703A (ja) | 2001-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6687868B1 (en) | Test device and method for electrically testing electronic device | |
US6388598B2 (en) | D/A converter | |
US6061010A (en) | Dual return-to-zero pulse encoding in a DAC output stage | |
JP4684743B2 (ja) | A/d変換回路、a/d変換器およびサンプリングクロックのスキュー調整方法 | |
EP0457496A2 (en) | Digital-to-analogue converter | |
US6654916B1 (en) | Waveform generator, semiconductor testing device and semiconductor device | |
JP2004093462A (ja) | 半導体集積回路とその試験方法 | |
WO2003067764A1 (fr) | Appareil et procede de conversion a/n | |
JP4493145B2 (ja) | 任意波形発生器 | |
JP3927478B2 (ja) | D/aコンバータ | |
JP3326619B2 (ja) | Pwm回路 | |
US5918198A (en) | Generating pulses in analog channel of ATE tester | |
JPH09252251A (ja) | 多相クロック信号発生回路およびアナログ・ディジタル変換器 | |
US7583749B2 (en) | Digital data transmitting apparatus | |
US20020090036A1 (en) | Waveform generator | |
JP2008157769A (ja) | 任意波形発生器 | |
US6642875B2 (en) | PWM converting circuit, D/A converter and PWM converting method with improved resolution | |
CN108628795B (zh) | 三进制信号产生装置及三进制信号产生方法 | |
CN113438066B (zh) | 多通道设备和用于多通道设备的信号处理方法 | |
JP4678347B2 (ja) | ミックスドシグナルlsiテスタおよびテストパターン生成方法 | |
KR100248808B1 (ko) | 클럭신호 발생 장치 | |
JP3628492B2 (ja) | 半導体装置およびそのテスト方法 | |
JPH04259868A (ja) | Ic試験装置 | |
JP6716478B2 (ja) | D/a変換装置 | |
US6369742B1 (en) | Selective over-ranging in folding and averaging integrated circuits |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040217 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061017 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061116 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20061122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100330 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4493145 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |