JP2000339727A - 光記録媒体の記録再生方法 - Google Patents

光記録媒体の記録再生方法

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JP2000339727A JP2000146521A JP2000146521A JP2000339727A JP 2000339727 A JP2000339727 A JP 2000339727A JP 2000146521 A JP2000146521 A JP 2000146521A JP 2000146521 A JP2000146521 A JP 2000146521A JP 2000339727 A JP2000339727 A JP 2000339727A
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サン・オン・パク
Pyo Hon Song
ソン・ピョ・ホン
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    • G11B7/00718Groove and land recording, i.e. user data recorded both in the grooves and on the lands

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度の光記録媒体システムにおいて光記録
媒体のデフォーカス及びチルトを検出してこれを補償す
る方法を提供する。 【解決手段】 フォーカス制御だけ動作させたフリーラ
ンニング状態でディスクの内周及び外周の多数の位置で
トラッキングエラー信号のレベルの最大となるときのデ
フォーカスオフセット量、この時のチルトの方向及び大
きさを検出してチルトを調整し、調整した値をマップ状
態で記憶し、実際のデータ記録/再生中に該当位置で記
憶された値を用いてチルトとフォーカス制御を行う。そ
れにより、記録及び再生時のチルト及びデフォーカスに
起因するデータ品質の低下を防止し、フォーカス制御を
早く安定化させてリアルタイム記録を可能にし、システ
ムを安定的に動作させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体システム
に関し、特に光記録媒体のデフォーカスとチルトをそれ
ぞれ検出してそれらを補償する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光記録媒体は記録の可否に基づ
いて読取専用のROM型、1回だけ記録可能なWORM
型、反復して記録可能な再記録可能型の3種類に大別さ
れる。この中で自由に繰り返して再記録可能な光記録媒
体、例えば光ディスクには、再記録可能なコンパクトデ
ィスク(Rewritable Compact Disc:CD−RW)、再記
録可能なデジタル多機能ディスク(Rewritable Digital
Versatile Disc:DVD−RW, DVD−RAM,
DVD+RW)等がある。上記した再記録可能な光ディ
スク、特にDVD−RAMのような光ディスクは、ラン
ドとグルーブを有する構造からなる信号トラックを形成
させて情報信号が記録されてない空ディスクでもトラッ
キング制御できるようにし、記録密度を高めるためにラ
ンド/グルーブのトラックにそれぞれ情報信号を記録し
ている。
【0003】この際、光ディスクは、製造工程上樹脂の
射出及び硬化過程でゆがむことがあり、これにより中心
孔があっても偏心が発生することがある。また、ディス
クのトラックが所定の規格のピッチで螺旋状に正確に記
録されていても、中心孔の偏差により偏心が発生する。
このように、ディスクは偏心を伴いながら回転するた
め、モータの中心軸とトラックの中心とを完ぺきに一致
させることが難い。これにより、所望のトラックの信号
だけを正確に読み取るのが難いため、CD、DVD方式
でずれの量に対して規格を決め、偏心が発生しても光ビ
ームが常に所望のトラックを追跡できるようにトラッキ
ング制御を行っている。トラッキング制御は、ビームト
レース状態に対応する電子信号を作り、その信号に基づ
いて対物レンズ又は光ピックアップ本体を半径方向に動
かしてビームの位置を修正してトラックを正確に追跡す
るようにする。
【0004】一方、ビームが該当トラックから外れるこ
とはディスクの傾いている場合にも発生する。これは、
ディスクをスピンドルモータに装着する時の誤差等のよ
うに機構的な問題により発生する。すなわち、フォーカ
シングとトラッキングとが正確に垂直方向で行われない
ために外れる。このように、ディスクの傾いている状態
をチルトという。このチルトは、トラックピッチが広く
てチルトマージンが大きいCDでは別に問題にならなか
った。ここで、チルトマージンとはディスクがどのくら
い傾いていても補正できる量のことである。しかし、光
ディスク等の光応用機器が高密度化するにしたがってト
ラックピッチが狭くなったDVDでは、ジッタに対する
ラジアルチルトマージが小さいため、チルトが少しだけ
発生しても(つまり、ディスクがやや傾いても)ビーム
が隣のトラックへ移ってしまうデトラックが発生する。
この場合にはトラッキング制御だけでは十分でない。す
なわち、ビームがチルトにより隣のトラックへ移って
も、ビームがトラックの中央にあれば、トラッキング制
御ではトラックに正確に追従していると判断する。こう
なると、再生時にはデータを正確に読み取ることができ
なく、記録時には該当トラックに正確に記録することが
できなく、さらにこのように記録されたデータを再生す
ると二重歪を生ずる。
【0005】上記のようなチルトを解決するための方法
として、ピックアップ内にチルトの検出のための専用チ
ルトセンサ、例えばチルト専用受光素子を別に設けてデ
ィスクのチルトを検出する方法がある。しかし、上記方
法は効率が良くないのにセットのサイズが大きくなると
いう問題がある。
【0006】一方、この種の光記録再生装置で情報を記
録し、または記録された情報を再生するためには光ピッ
クアップを通じてフォーカス制御を行う。フォーカス制
御時、すなわちフォーカスサーボ時に光焦点がディスク
面から外れていると(デフォーカスと称する)、記録及
び再生時のデータ品質が低下し、これによりシステムの
動作が不安定になるという問題がある。したがって、フ
ォーカス制御は、光ピックアップ内のフォーカスアクチ
ュエータを駆動させることで光ピックアップを上下動さ
せて、光ディスクの回転に応じて追従させる。その際、
フォーカスアクチュエータは、フォーカスエラー信号に
応じて対物レンズを上下、例えばフォーカス軸方向に駆
動させることにより対物レンズと光ディスクとの距離を
一定に維持させている。
【0007】ところで、DVD−RAMのようにランド
とグルーブともにデータを記録可能な光ディスクでは、
ランドとグルーブとの深さの差によりフォーカスオフセ
ットが違うため、フォーカスエラー信号がゼロであって
もデフォーカスになっていることがある。すなわち、ラ
ンドのトラックでフォーカスされていても、オフセット
調整が行われてないため、これがそのままグルーブのト
ラックに適用されればランドとグルーブとの深さの差に
よりフォーカスされないことがある。また、グルーブの
トラックでフォーカスされた場合にも同様にランドのト
ラックではランドとグルーブとの深さの差によりフォー
カスされないデフォーカスが発生することがある。この
時にはフォーカスエラー信号だけではデフォーカス状態
が分からず、これによりジッタ特性が悪くなり、BER
(Bit Error Rate)が大きくなる。もしこの状態で記録を
行えば、ランドとグルーブとの記録特性が替わることが
あるため、上記と同様に記録及び再生時のデータ品質が
低下し、これによりシステムの動作が不安定になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、その目的は、フ
ォーカス制御だけ動作させたフリーランニング(free ru
nning)状態で検出されたトラッキングエラー信号から正
フォーカス時のデフォーカスオフセット量を検出して記
憶した後、これを後の記録再生時に適用してデフォーカ
スを補償する光記録媒体の記録再生方法を提供すること
にある。本発明の他の目的は、フォーカス制御だけ動作
させたフリーランニング状態で検出されたトラッキング
エラー信号からディスクのチルトの大きさを検出し、フ
ォーカスエラー信号からチルトの方向を検出して記憶し
た後、これを後の記録再生時に適用してチルトを補償す
る光記録媒体の記録再生方法を提供することにある。本
発明の又他の目的は、フォーカス制御だけ動作させたフ
リーランニング状態でディスクの内周及び外周の特定位
置で検出したトラッキングセンタオフセットからチルト
を検出して記憶した後、これを後の記録再生時に適用し
てチルトを補償する光記録媒体の記録再生方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するための
本発明の光記録媒体の記録再生方法は、光記録媒体が装
填されると、フォーカス制御だけ動作させた状態で光記
録媒体を回転させ、指定された複数の位置で制御情報を
検出する段階と、各位置毎の制御情報をテーブル化して
記憶する段階と、実際のデータ記録/再生時に前記テー
ブル化された制御情報を利用して該当位置の制御を行う
段階とを備えることを特徴とする。
【0010】前記制御情報検出段階は、前記光記録媒体
の回転により検出されるトラッキングエラー信号のレベ
ルが最大となる時点をフォーカスされた状態と判定し、
その時点でのデフォーカスオフセット量を検出する段階
をさらに備えることを特徴とする。前記デフォーカスオ
フセット量を変化させながら前記トラッキングエラー信
号のレベルの最大となる時点を検出することを特徴とす
る。前記トラッキングエラー信号の平均値を求めてデフ
ォーカスオフセット量を検出することを特徴とする。
【0011】前記制御情報検出段階は、前記フォーカス
された状態でチルトの大きさ及び方向を検出してチルト
ゼロになるようにチルトを調整した後、調整された値を
検出する段階をさらに備えることを特徴とする。
【0012】前記制御情報検出段階は、指定された位置
でフォーカス制御だけ動作させた状態で光記録媒体を回
転させてトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信
号を検出する段階と、トラッキングエラー信号のレベル
からチルトの大きさを検出し、フォーカスエラー信号と
基準レベルとの差からチルトの方向を検出する段階と、
前記段階で検出されたチルトの大きさ及び方向でチルト
制御を行ってチルトゼロを検出する段階と、前記段階で
チルトゼロが検出されると、その時のトラッキングエラ
ー信号のレベルとフォーカスエラー信号のレベルを検出
する段階とを備えることを特徴とする。
【0013】前記チルトゼロ検出段階は、トラッキング
エラー信号のレベルが最大でかつフォーカスエラー信号
と基準レベルとの差が一定範囲内にあればチルトゼロと
判定することを特徴とする。
【0014】前記記憶段階は、フォーカスされた状態の
デフォーカスオフセット値、チルトゼロ状態のトラッキ
ングエラー信号のレベル、そしてフォーカスエラー信号
のレベルと基準レベルとの差を基準値として記憶するこ
とを特徴とする。
【0015】前記制御実行段階は、データ記録/再生中
に該当地点でトラッキングエラー信号のレベルを検出し
た後、前記記憶段階で基準値として記憶されたトラッキ
ングエラー信号のレベルとの比較でチルトの大きさを検
出する段階と、該当地点でフォーカスエラー信号を検出
して基準レベルとの差を求めた後、前記記憶段階で基準
値として記憶された差との比較でチルトの方向を検出す
る段階と、前記段階で検出されたチルトの大きさ及び方
向でチルト制御を行う段階とを備えることを特徴とす
る。
【0016】前記チルト制御実行段階は、まずチルトを
調整した後、記憶されたデフォーカスオフセット値を用
いて該当位置のデフォーカスを検出して補償する段階を
さらに備えることを特徴とする。
【0017】前記制御情報検出段階は、光記録媒体の内
周と外周の特定位置でそれぞれ光記録媒体を回転させて
各位置でのトラッキングエラー信号を求める段階と、前
記段階で求めた内周と外周のトラッキングエラー信号の
差からチルトの大きさを検出する段階と、前記チルトの
大きさを減少させる方向にチルトを調節してチルトゼロ
を検出する段階とを備えることを特徴とする。前記段階
のチルトの大きさは各位置のトラッキングエラー信号の
センタオフセットの差から検出することを特徴とする。
前記チルト方向検出段階は、チルトの方向を各位置のト
ラッキングエラー信号のセンタオフセット差の符号から
検出することを特徴とする。
【0018】本発明の光記録媒体の記録再生方法は、光
記録媒体が装填されると、前記フォーカス制御だけ動作
させた状態で光記録媒体を回転させてトラッキングエラ
ー信号とフォーカスエラー信号を検出する段階と、トラ
ッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号からチル
ト情報を検出してチルトゼロになるように調整した後、
調整された値を基準値として記憶する過程を、指定され
た各位置毎に行う段階と、前記光記録媒体を利用するに
際して前記段階で記憶された基準値を光記録媒体の該当
位置に適用してチルト補償を行うチルト制御段階とを備
えることを特徴とする。前記チルト情報検出段階はフォ
ーカスされた状態で検出することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して詳述する。本発明は、フォーカス制
御だけ動作させたフリーランニング状態で検出されるト
ラッキングエラー信号が最大となる時点をフォーカスさ
れたと判定し、その時点でのデフォーカスオフセット量
を検出した後、実際に記録/再生時にその検出されたデ
フォーカスオフセット量でフォーカス制御を行う。又、
本発明は、上記のようなフォーカスされた状態でトラッ
キングエラー信号とフォーカスエラー信号からチルトの
大きさ及び方向を検出してチルトゼロに調整した後、調
整された値を記憶して実際に記録/再生時に適用してチ
ルトを補償する。特に、かかる過程を内周、外周を含む
多数の位置でそれぞれ行う。すなわち、フォーカス制御
を動作させ、かつトラッキング制御を動作させずにピッ
クアップを固定してディスクを回転させると、ディスク
の偏心量だけトラッキングエラー信号が検出されるが、
これをフリーランニング状態という。
【0020】図1は本発明に係るデフォーカス、チルト
の検出及び補償のための光ディスク記録/再生装置の構
成ブロック図であり、データを再記録可能な光ディスク
101、光ディスク101に情報を記録し再生する光ピ
ックアップ102、光ピックアップ102から出力され
る電気信号からRF及びサーボエラー信号を生成するR
F及びサーボエラー生成部105、光ディスク101に
記録するデータが発生すると、RF及びサーボエラー生
成部105の制御信号により記録するデータを光ディス
101の要求するフォーマットの記録パルスに符号化す
るエンコーダ103、エンコーダ103の記録パルスを
レーザダイオードLDの記録パワーに変換して光ピック
アップ102内のLDを駆動するLD駆動部104、R
F及びサーボエラー生成部105で検出されたRF信号
を処理してデータを復元するデータデコーダ106、R
F及びサーボエラー生成部105から出力されるトラッ
キングエラー信号からデフォーカスを検出するデフォー
カス判別部107、RF及びサーボエラー生成部105
から出力されるトラッキングエラー信号及びフォーカス
エラー信号からチルトを検出するチルト検出部108、
RF及びサーボエラー生成部105で検出されたトラッ
キングエラー信号TEを信号処理してトラッキング駆動
信号を発生し、デフォーカス判別部107で検出された
デフォーカスの大きさ及び方向に当たるフォーカス駆動
信号を発生し、チルト検出部108で検出されたチルト
の大きさ及び方向に当たるチルト駆動信号を発生するサ
ーボ制御部109、サーボ制御部109から出力される
フォーカス駆動信号に基づいて光ピックアップ102を
制御してデフォーカスを補償するフォーカスサーボ駆動
部110、サーボ制御部109から出力されるトラッキ
ング駆動信号が入力されて光ピックアップ102内のト
ラッキングアクチュエータを駆動するトラッキングサー
ボ駆動部111、及びサーボ制御部109から出力され
るチルト駆動信号に基づいて光ピックアップ102を制
御してチルトを補償するチルト駆動部112とから構成
される。
【0021】ここで、チルト駆動部112はチルトサー
ボ機構であり、光ピックアップ又はディスク自体を動か
してチルトを補償する。デフォーカス判別部107は、
トラッキングエラー信号TEをローパスフィルタリング
して平均化するLPF107−1、前記トラッキングエ
ラー信号TEのレベルTEvppを検出するレベル検出
部107−2、及びLPF107−1の出力とレベル検
出部107−2の出力を用いて正フォーカス時のデフォ
ーカスオフセット量を検出するデフォーカス検出部10
7−3とから構成される。また、光ピックアップ102
はビームの光量を検出して電気的な信号に変換する光検
出器を備え、光検出器は一例として図2に示すように光
ディスク101の信号トラック方向と半径方向に分割、
つまり4分割した4つの光検出素子PDA、PDB、P
DC、PDDから構成される。
【0022】このように構成された本発明の光ディスク
101の信号トラックはランド/グルーブの構造からな
り、ランドとグルーブ双方のトラックでデータを記録又
は再生することができる。したがって、光ディスク10
1の装着或いは記録/再生中に光ピックアップ102の
レーザダイオードで発光したレーザ光は回転する光ディ
スク101の信号トラックに照射され、ここから反射す
る光は光検出器に入射する。光検出器は複数の光検出素
子からなり、各々の光検出素子から得た光量に比例する
電気信号がRF及びサーボエラー生成部105へ出力さ
れる。光検出器が図2に示すように構成されている場
合、光検出器は各々の光検出素子PDA、PDB、PD
C、PDDから得た光量に比例する電気信号a、b、
c、dをRF及びサーボエラー生成部105へ出力す
る。
【0023】RF及びサーボエラー生成部105は、電
気信号a、b、c、dを組み合わせてデータの再生に必
要なRF信号、サーボの制御に必要なリードチャネル2
信号、フォーカスエラー信号等を生成する。ここで、R
F信号は光検出器から出力される電気信号を加算(a+
b+c+d)して得られ、リードチャネル2信号は光検
出器から出力される電気信号から((a+d)−(b+
c))を演算して得られ、トラッキングエラー信号TE
はリードチャネル2信号を加工して得られる。さらに、
フォーカスエラー信号FEは光検出器から出力される電
気信号から((a+c)−(b+d))を演算して得ら
れる。もし光検出器がトラック方向に2分割された場合
であれば、両フォトダイオードI1、I2の光量バラン
スよりRF信号(=I1+I2)、リードチャネル2信
号(=I1−I2)を検出する。すなわち、図2のa+
dがI1、b+cがI2に該当する。RF信号は再生の
ためにデータデコーダ106に出力され、FE、TE等
のサーボエラー信号はデフォーカス判別部107、チル
ト検出部108、及びサーボ制御部109に出力され、
データの記録のための制御信号はエンコーダ103に出
力される。
【0024】エンコーダ103は、記録するデータを光
ディスク101の要求するフォーマットの記録パルスに
符号化した後、制御信号によりLD駆動部104に出力
し、LD駆動部104は前記記録パルスに該当する記録
パワーで光ピックアップ102のLDを駆動させて光デ
ィスク101にデータを記録する。又、光ディスク10
1に記録されたデータを再生するときには、データデコ
ーダ106はRF及びサーボエラー生成部105で検出
されたRF信号から本来の形態のデータを復元する。そ
して、サーボ制御部109はトラッキングエラー信号T
Eを信号処理してトラッキング制御のための駆動信号を
トラッキングサーボ駆動部111に出力する。トラッキ
ングサーボ駆動部111は光ピックアップ102内のト
ラッキングアクチュエータを駆動して光ピックアップ1
02の対物レンズを半径方向に動かしてビームの位置を
修正し、所定のトラックを追跡させる。
【0025】一方、デフォーカス判別部107はリード
チャネル2信号を加工したトラッキングエラー信号TE
を用いてデフォーカスを検出する。このようなデフォー
カスの検出はシステム初期化時にディスクの内周、外周
の指定された多数の位置でそれぞれ行う。すなわち、デ
ィスクが装填されると、まず指定された位置でデフォー
カスのゼロであるデフォーカスオフセット値を探す。例
えば、ディスクが装填されると、フォーカス制御、すな
わちフォーカスサーボだけ動作させたフリーランニング
状態でRF及びサーボエラー生成部105からRF及び
サーボエラー信号を生成した後、サーボエラー信号のう
ちトラッキングエラー信号TEをデフォーカス判別部1
07へ出力する。すなわち、フォーカス制御は動作、か
つトラッキング制御は不動作のフリーランニング状態で
光ピックアップ102を固定させたまま光ディスク10
1だけを回転させると、ディスクの偏心によりトラッキ
ングエラー信号TEが検出される。
【0026】表1は、チルトゼロ(つまり、メカニズム
0)状態でフォーカス制御は動作、かつトラッキング制
御を不動作とした状態でデフォーカスオフセットに応じ
て変わるトラッキングエラー信号のレベルの変化を示し
ている。
【表1】
【0027】図4は表1をグラフに示す図であり、トラ
ッキングエラー信号TEのレベルTEvppはデフォー
カスされていない場合、つまり正フォーカス状態で最大
となり、デフォーカスされている程度に比例してその大
きさが小さくなる。例えば、上記表1が指定された位置
であると見なすと、デフォーカスオフセット量の5.0
の地点がデフォーカスゼロの地点になる。
【0028】すなわち、デフォーカス判別部107は、
指定された位置でデフォーカスオフセットを変化させな
がらトラッキングエラー信号のレベルTEvppを検出
して最大となる時点をフォーカスされたと判定し、この
時のトラッキングエラー信号のレベルTEvppとデフ
ォーカスオフセット量を記憶する。かかる過程を指定さ
れた多数個のディスク位置でそれぞれ行う。
【0029】以下、指定された特定位置でのデフォーカ
ス検出方法をさらに詳細に説明する。すなわち、デフォ
ーカス判別部107のレベル検出部107−2はトラッ
キングエラー信号のレベルTEvppを検出してデフォ
ーカス検出部107−3に出力し、デフォーカス検出部
107−3は上記した過程でデフォーカスオフセットを
変化させながらトラッキングエラー信号のレベルTEv
ppの最大となる時点のデフォーカスオフセット量を検
出する。そして、この時のトラッキングエラー信号のレ
ベルTEvpp、デフォーカスオフセット量を記憶す
る。
【0030】その際、トラッキングエラー信号は図4に
示すようにデフォーカスオフセットに応じて歪み、非対
称となる。例えば、デフォーカスオフセットが6以下で
はちいさくなるほどトラッキングエラー信号の波形がア
ンバランスになることが分かる。したがって、トラッキ
ングエラー信号のレベルTEvppの平均値を求めた
後、この平均値でデフォーカスオフセット量を検出する
と、短い時間にデフォーカスのない位置、つまり正フォ
ーカス位置を検出することができる。これはその平均値
によって歪まない位置のみでフォーカス制御が行われる
からである。その際、LPF107−1でトラッキング
エラー信号TEをフィルタリングすると、トラッキング
エラー信号のレベルTEvppの平均値を検出すること
ができる。歪みのほとんどない場合には平均値に当たる
波形は直線に近い。
【0031】図5a〜図5eはフォーカス制御が動作
し、かつトラッキング制御は不動作のフリーランニング
状態で検出されるトラッキングエラー信号のレベルTE
vppがデフォーカスオフセットに応じて変わる例を示
している。図5cのトラッキングエラー信号のレベルT
Evppが最も大きいのでこの時をフォーカスされたと
判定し、該当するトラッキングエラー信号のレベルTE
vppとデフォーカスオフセット量を記憶する。図5d
にはLPF107−1の出力、つまりトラッキングエラ
ー信号のレベルTEvppの平均値を示しており、ひど
く歪んでいることが分かる。したがって、デフォーカス
オフセットよりも小さくなる方向へはフォーカス制御が
行われない。
【0032】かかる過程を指定された多数の位置でそれ
ぞれ行って、各位置でのフォーカスされた状態に該当す
るトラッキングエラー信号のレベルTEvppとデフォ
ーカスオフセット量をテーブル化して記憶する。その
際、各位置毎のトラッキングエラー信号のレベルTEv
ppの最大となるデフォーカスオフセット量は殆ど同じ
であるが、同一ではない。これはディスク位置偏差(例
えば、反射率、記録媒質特性)が少しずつ異なるためで
ある。そして、上記過程をランドとグルーブでそれぞれ
行って2つのデフォーカスオフセット量を比較すると、
ランドとグルーブ間のフォーカスオフセットの差が分か
る。この後、実際のデータ記録/再生時に指定された該
当位置に到達すると、その位置で記憶されたデフォーカ
スオフセット量でフォーカス制御を行う。
【0033】すなわち、サーボ制御部109はシーク等
のトラックジャンプ或いは実際のデータ記録/再生中に
予め設定した位置で記憶されたデフォーカスオフセット
量に該当するフォーカス駆動信号を生成し、フォーカス
サーボ駆動部110はそのフォーカス駆動信号に基づい
て光ピックアップ内のフォーカスアクチュエータを駆動
させる。例えば、実際にデータを記録/再生する場合、
指定された特定位置でトラッキングエラー信号のレベル
とデフォーカスオフセット値を求めた後、予めフリーラ
ンニング状態で記憶したトラッキングエラー信号のレベ
ルとデフォーカスオフセット値をそれぞれ比較して、そ
の差だけトラッキングエラー信号のレベルが最大となる
方に補償すればよい。したがって、トラックジャンプ時
或いは実際に記録/再生しているときにフォーカスされ
た状態を探す時間を短縮させることができ、これにより
フォーカス制御を早く安定させることができるので、デ
ータの記録/再生を正確に行うことができる。
【0034】一方、本発明の実施形態ではシステム初期
化時にフォーカスされた状態になるデフォーカスオフセ
ット値を検出したが、これはディスクの種類に応じて変
わる。例えば、ランダムアクセスを行うDVD−RAM
では制御の速い安定化が大切なので、上記のようにシス
テム初期化時に予め行って正フォーカス時のデフォーカ
スオフセット量を記憶した後、実際の記録/再生中にそ
の記憶された値でフォーカス制御を行うことが効果的で
あり、シリアルアクセスを行うDVD−RやDVD−R
Wでは記録が少し遅くなっても良いので、実際の記録/
再生中に上記過程でデフォーカスオフセットを変化させ
て正フォーカスとなるデフォーカスオフセット量を検出
してフォーカス制御を行う。
【0035】一方、本発明ではチルトも検出できる。チ
ルトはフリーランニング状態で検出し、デフォーカスは
ゼロでなければならない。すなわち、フォーカスされた
状態でなければならない。このとき、デフォーカスゼロ
を判別する方法は上記したデフォーカス検出方法を利用
すればよい。すなわち、上記方法で該当位置でデフォー
カスゼロの時点を探した後、その時点でチルトを検出す
ればよい。本発明ではチルトの検出の例を第1、第2実
施形態に分けて説明する。この時のデフォーカスゼロの
状態の検出は上記したデフォーカス検出方法を用いる。
【0036】第1実施形態 本発明の第1実施形態でのチルトの検出は、システム初
期化時にディスクの内周、外周の指定された多数の位置
でそれぞれ行う。例えば、ディスクが装填されると、フ
ォーカス制御だけ動作させたフリーランニング状態でR
F及びサーボエラー生成部105はトラッキングエラー
信号とフォーカスエラー信号を検出してチルト検出部1
08とサーボ制御部109に出力する。すなわち、フォ
ーカス制御は動作かつトラッキング制御は不動作のまま
の状態で光ピックアップ102を固定させて光ディスク
101だけ回転させると、ディスクの偏心によりトラッ
キングエラー信号が検出される。
【0037】図6ないし図8はフォーカス及びトラック
のオフセットが固定された状態でフォーカス制御だけ動
作させて、トラッキング制御は不動作のままフリーラン
ニング状態で検出されるトラッキングエラー信号とフォ
ーカスエラー信号がチルトに応じて変わる例を示してい
る。aはフォーカスエラー信号から検出されるエンベロ
ープ波形FEvppと基準レベルとの関係を示してお
り、bはトラッキングエラー信号のレベルTEvppの
変化を示している。すなわち、図6bのようにトラッキ
ングエラー信号のレベルが最も大きく、かつaのフォー
カスエラー信号と基準レベルとの差が予め設定した範囲
内にあれば、チルトのない場合、例えばチルトゼロと判
定する。
【0038】ここで、前記aのフォーカスエラー信号の
エンベロープ波形FEvppはフォーカスエラー信号を
ローパスフィルタリング、或いはフォーカスエラー信号
のピークをホールドして求めることができる。そして、
基準レベルはグラウンド電位或いは正フォーカス位置の
DCレベル(例えば2Vまたは2.5V)である。した
がって、チルト検出部108はデフォーカス判別部10
7のLPF107−1からフォーカスエラー信号のエン
ベロープ波形を与えられることもできる。又、基準レベ
ルはデフォーカス検出部107−3の出力から分かる。
もしチルトの方向を検出するための範囲をVLOWとV
HIGHと設定する場合、図6aのフォーカスエラー信号と
基準レベルとの電位差VFEが上記範囲内にあれば(V
LOW≦VFE≦VHIGH)、bのトラッキングエラー信号の
レベルも最大となり、この時のチルトがゼロである。
【0039】一方、図7及び図8はチルトのある場合で
ある。図7aはフォーカスエラー信号のエンベロープと
基準レベルとの差VFEが小さくなり、図8aはフォーカ
スエラー信号のエンベロープと基準レベルとの差VFE
大きくなることが分かる。すなわち、フォーカスエラー
信号と基準レベルとの差が予め設定した範囲VLOW、V
HIGHから外れている。また、図7bと図8bを見ると、
図6bに比べてトラッキングエラー信号レベルTEvp
pが小さいことが分かる。すなわち、最大でないことを
意味する。結局、図7及び図8ではチルトが発生してい
ることが分かる。
【0040】したがって、該当位置でチルトを調整しな
がらトラッキングエラー信号のレベルTEvppが最大
でかつフォーカスエラー信号と基準レベルとの差値が予
め設定した範囲VLOW、VHIGH内にあるかを判別する。
その際、フォーカスエラー信号と基準レベルとの差によ
りチルトの方向が分かる。すなわち、ディスクが正常状
態の時よりも下方に傾いたか上方に傾いたかが分かる。
したがって、フォーカスエラー信号と基準レベルとの差
が、予め設定した範囲VLOWよりも小さい場合には大き
くなる方向に、VHIGHよりも大きい場合には小さくなる
方向にチルトを調整し、トラッキングエラー信号のレベ
ルTEvppが最大となるまで調整すればよい。すなわ
ち、トラッキングエラー信号のレベルTEvppにより
チルトの大きさが分かる。
【0041】このように、チルト検出部108はチルト
の方向及び大きさを検出してサーボ制御部109に出力
し、サーボ制御部109はチルトの大きさ及び方向に該
当するチルト駆動信号を発生させてチルト駆動部112
に出力する。チルト駆動部112はチルト駆動信号に基
づいてチルトの大きさだけ+または−方向にディスクを
移動、或いは光ピックアップを移動させることでチルト
を直接制御する。
【0042】上記過程で該当位置でチルトを調整してト
ラッキングエラー信号のレベルTEvppが最大でかつ
フォーカスエラー信号と基準レベルとの差が予め設定し
た範囲VLOW、VHIGH内に入ると、その時のトラッキン
グエラー信号のレベルTEvpp、そしてフォーカスエ
ラー信号と基準レベルとの差を該当位置での基準値とし
てそれぞれ記憶する。かかる過程を指定された多数の位
置でそれぞれ行って各位置での基準値を検出し、これを
テーブル化する。この後、トラックジャンプ等のサーチ
(又はシーク)又は実際のデータ記録/再生時に該当位
置に到達すると、その位置で現在のトラッキングエラー
信号のレベルTEvppとフォーカスエラー信号と基準
レベルとの差をそれぞれ求めた後、テーブル化された該
当位置の基準値とを比較してチルトを検出して調整す
る。
【0043】例えば、フォーカスエラー信号と基準レベ
ルとの差として前記位置で記憶された基準値をVREF1
し、トラッキングエラー信号のレベルTEvppとして
記憶された基準値をVREF2とすると、データの記録/再
生又はサーチ時に該当位置で検出されるフォーカスエラ
ー信号と基準レベルとの差を基準値VREF1と比較して現
在のチルトの方向を知る。また、前記位置で検出される
トラッキングエラー信号のレベルTEvppを基準値V
REF2と比較して現在のチルトの大きさを知る。
【0044】すなわち、フォーカスエラー信号と基準レ
ベルとの差の値−基準値VREF1をαとすると、αの符号
がチルトの方向になり、トラッキングエラー信号のレベ
ルTEvpp−基準値VREF2をβとすると、βの値がチ
ルトの大きさとなる。したがって、前記αの符号が−で
あれば+方向にβだけ補償し、αの符号が+であれば−
方向にβだけチルトを補償すればよい。このような過程
は設定された該当位置で同一に適用される。
【0045】したがって、サーボ制御部109は、実際
のデータ記録/再生中に或いはトラックジャンプ等のサ
ーチ時に予め設定した位置で調整された値でチルトの大
きさ及び方向を制御することにより、チルトを検出して
調節する時間を短縮させることができ、制御を早く安定
化させてリアルタイム制御を可能にする。
【0046】第2実施形態 本発明の第2実施形態でもチルトの検出はシステム初期
化時にフリーランニング状態で行う。すなわち、ディス
クが装填されると、フォーカス制御だけ動作させたフリ
ーランニング状態でRF及びサーボエラー生成部105
はトラッキングエラー信号を検出し、チルト制御部10
8及びサーボ制御部109に出力する。このとき、チル
トのない場合には図9aに示すようにトラッキングエラ
ー信号のセンタ値が内周と外周とで同一の値を有する。
チルトのある場合には図9bに示すようにトラッキング
エラー信号のセンタオフセットが発生する。すなわち、
チルトにより内周と外周で検出されるトラッキングエラ
ー信号のセンタレベルが異なる。したがって、フリーラ
ンニング状態で外周と外周の特定位置でのトラッキング
エラー信号のセンタ値を検出し、検出された2つのセン
タ値の差を求めることで、チルトの大きさと方向が分か
る。内周で求めたトラッキングエラー信号のセンタ値と
外周で求めたトラッキングエラー信号のセンタ値との差
をγとすると、γの値でチルトの大きさがわかり、γの
符号でチルトの方向が分かる。したがって、γの符号が
−であれば+方向にγだけチルトを補償すればよく、γ
の符号が+であれば−方向にγだけチルトを補償すれば
よい。すなわち、チルト量を減少させる方向に補償して
チルトゼロになるようにする。そして、チルトゼロと検
出された時のトラッキングエラー信号のセンタレベルと
センタオフセットを記憶する。
【0047】すなわち、チルト検出部108は上記方法
でチルトの大きさ及び方向を求めてサーボ制御部109
に出力し、サーボ制御部109は検出されたチルトの大
きさ及び方向を信号処理してチルト駆動信号に変換して
チルト駆動部112に出力する。チルト駆動部112は
チルト駆動信号に基づいてチルトの大きさだけ+又は−
方向にディスクを移動、或いは光ピクアップを移動させ
ることでチルトを直接制御する。さらに、ディスク上の
多数の位置で上記方法でチルトを検出すると、ディスク
の傾いた軌跡を作ることができ、これからディスク全体
のチルトを抽出することができる。
【0048】このとき、本発明は上記方法で各位置で求
めたチルトの大きさと方向を記憶した後、トラックジャ
ンプ等のサーチ(又はシーク)又は実際のデータ記録/
再生時に該当位置に到達したとき、その位置で記憶され
たチルト量が減少する方向にチルトを調節すると、その
位置で別にチルトを検出する時間を必要としない。これ
は制御を早く安定化させてリアルタイル記録を可能にす
る。
【0049】このように、本発明では、チルト調整また
は制御を行う際、上記方法のうちいずれか一つで光軸と
ディスク面との間のチルト量を検出して調整することが
できる。この際、本発明はデフォーカスとチルトとを別
々に検出するのでなく、指定された特定位置でフリーラ
ンニング状態でデフォーカスゼロ状態を探した後、次い
でチルトを検出してチルトゼロとなるように調整した
後、調整された値とデフォーカスゼロ状態のデフォーカ
スオフセット値を記憶する。かかる過程を指定された多
数の位置でそれぞれ行うと、ディスクのデフォーカスと
チルトの軌跡を作ることができ、これからディスクの全
体デフォーカスとチルトを抽出することができる。さら
に、トラックジャンプ等のサーチ(又はシーク)又は実
際のデータ記録/再生時に該当位置に到達すると、その
位置で軌跡の反対方向にチルトとデフォーカスを制御す
ればよい。
【0050】図3は一実施形態であり、チルトの検出及
び補償は第1実施形態を例にとっている。すなわち、デ
ィスクが装填されると(段階301)、上記方法で指定
された初期位置でデフォーカスのゼロを探し(段階30
2)、この時のトラッキングエラー信号のレベルTEv
pp、フォーカスエラー信号のレベルFEvpp、そし
てデフォーカスオフセット値を基準値として記憶する
(段階303)。そして、指定された位置が全部完了し
たか判断した後(段階304)、完了してない場合には
指定された次の位置へ移動する(段階305)。次い
で、移動した位置で再び上記方法でデフォーカスオフセ
ット値を変化させながらトラッキングエラー信号のレベ
ルTEvppの最大値の位置を探す。この際、トラッキ
ングエラー信号のレベルTEvppの最大値の位置を探
したら、再びトラッキングエラー信号のレベルとフォー
カスエラー信号を用いてチルトの大きさ及び方向を検出
する。そして、チルト制御を制御してチルトゼロに調整
する。この後、デフォーカスオフセット値、トラッキン
グエラー信号のレベルTEvpp値、フォーカスエラー
信号のレベル値FEvppを基準値として記憶する(段
階306)。上記のような過程で指定された全ての位置
でのデフォーカスゼロ、チルトゼロに対する情報を検出
して記憶すると、その記憶された基準値を用いてチルト
及びデフォーカスの軌跡を計算する(段階307)。そ
して、トラックジャンプ等のサーチ(又はシーク)又は
実際のデータ記録/再生時に該当位置に到達すると、軌
跡の反対方向にチルトとデフォーカスを制御する(段階
308)。すなわち、該当位置で求めたトラッキングエ
ラー信号のレベルTEvppが基準値として記憶された
トラッキングエラー信号のレベルのマージン内に入るよ
うにチルトとデフォーカスを制御する。さらに、チルト
の制御時に該当位置で求めたフォーカスエラー信号のレ
ベルと基準レベルとの差の値も記憶された基準値のマー
ジン内に入らなければならない。この際、まず該当位置
でチルトを検出して補償する。その後、デフォーカスを
補償して微細調整を行う。すなわち、デフォーカスオフ
セットはチルト調整後の検証用として用いることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明に係る光記録媒体の
記録再生方法によれば、フォーカス制御だけ動作させた
フリーランニング状態でディスクの内周と外周の多数の
位置でトラッキングエラー信号のレベルが最大となると
きのデフォーカスオフセット量、この時のチルトの方向
及び大きさを検出してチルトを調整し、調整した値をマ
ップ状態で記憶し、実際の記録/再生時に該当位置で記
憶された値を用いてチルトとフォーカス制御を行うこと
により、記録及び再生時にチルト及びデフォーカスに起
因するデータの品質低下を防止し、フォーカス制御を早
く安定化させてリアルタイム記録を可能にし、システム
を安定的に動作させることができる。さらに、サーチ又
はシーク時に制御を早く安定させて該当トラックを探す
ことができ、高密度の光ディスクで別の受光素子を用い
ずに安定的に正確にチルトを検出して補償することがで
きる。そして、記録/再生時にチルトに起因するデータ
の品質低下を防止し、チルトに起因するデトラックを防
止してシステムを安定的に動作させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態に係る光記録媒体の記録再生装
置の構成ブロック図。
【図2】図1の光検出器の一例を示す図。
【図3】本発明実施形態に係る光記録媒体の記録再生方
法の一実施形態を示す流れ図。
【図4】フリーランニング状態でデフォーカスオフセッ
トの変化によってトラッキングエラー信号のレベルが変
化する例を示すグラフ。
【図5a】〜
【図5e】デフォーカスオフセットの変化によるトラッ
キングエラー信号のレベルの変化を示す波形図。
【図6】フリーランニング状態で検出されるフォーカス
エラー信号とトラッキングエラー信号がチルトに応じて
変わる例を示す図。
【図7】フリーランニング状態で検出されるフォーカス
エラー信号とトラッキングエラー信号がチルトに応じて
変わる例を示す図。
【図8】フリーランニング状態で検出されるフォーカス
エラー信号とトラッキングエラー信号がチルトに応じて
変わる例を示す図。
【図9a】フリーランニング状態でチルトに応じてトラ
ックセンタオフセットが変わるトラッキングエラー信号
の例を示す図。
【図9b】フリーランニング状態でチルトに応じてトラ
ックセンタオフセットが変わるトラッキングエラー信号
の例を示す図。
【符号の説明】
101 ディスク、102 光ピックアップ、103
エンコーダ、104LD駆動部、105 RF及びサー
ボエラー生成部、106 データデコーダ、107 デ
フォーカス判別部、108 チルト検出部、109 サ
ーボ制御部、110 フォーカスサーボ駆動部、111
トラッキングサーボ駆動部、112チルト駆動部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体の指定された位置にレーザを
    入射した後その反射光をピックアップする光ピックアッ
    プの電気的な信号を用いてトラッキングエラー信号とフ
    ォーカスエラー信号を検出してトラッキング制御とフォ
    ーカス制御を行う光記録媒体の記録再生方法であって、 前記光記録媒体が装填されると、フォーカス制御だけ動
    作させた状態で光記録媒体を回転させながら指定された
    複数の位置でサーボ情報を検出する段階と、 前記各位置毎のサーボ情報をテーブル化して記憶する段
    階と、 データの記録/再生時に前記テーブル化されたサーボ情
    報を利用して該当位置のトラッキング制御を行う段階と
    を備えることを特徴とする光記録媒体の記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記サーボ情報検出段階は前記光記録媒
    体の回転により検出されるトラッキングエラー信号のレ
    ベルが最大となる時点をフォーカスされた状態と判定
    し、その時点でのデフォーカスオフセット量を検出する
    段階をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の光
    記録媒体の記録再生方法。
  3. 【請求項3】 前記デフォーカスオフセット量を変化さ
    せながら前記トラッキングエラー信号のレベルの最大と
    なる時点を検出することを特徴とする請求項2記載の光
    記録媒体の記録再生方法。
  4. 【請求項4】 前記サーボ情報検出段階は前記フォーカ
    スされた状態でチルトの大きさ及び方向を検出してチル
    トゼロになるようにチルトを調整した後、調整された値
    を検出する段階をさらに備えることを特徴とする請求項
    2記載の光記録媒体の記録再生方法。
  5. 【請求項5】 前記サーボ情報検出段階は、 指定された位置でフォーカス制御だけ動作させた状態で
    光記録媒体を回転させてトラッキングエラー信号とフォ
    ーカスエラー信号を検出する段階と、 前記トラッキングエラー信号のレベルからチルトの大き
    さを検出し、前記フォーカスエラー信号と予め設定した
    基準レベルとの差からチルトの方向を検出する段階と、 前記段階で検出されたチルトの大きさ及び方向でチルト
    制御を行ってチルトゼロを検出する段階と、 前記段階でチルトゼロが検出されると、その時のトラッ
    キングエラー信号のレベルとフォーカスエラー信号のレ
    ベルを検出する段階とを備えることを特徴とする請求項
    4記載の光記録媒体の記録再生方法。
  6. 【請求項6】 前記チルトゼロ検出段階は前記トラッキ
    ングエラー信号のレベルが最大でかつ前記フォーカスエ
    ラー信号と基準レベルとの差が一定範囲内にあればチル
    トゼロと判定することを特徴とする請求項5記載の光記
    録媒体の記録再生方法。
  7. 【請求項7】 前記チルト方向検出段階は前記フォーカ
    スエラー信号のピークをホールドさせた後、基準レベル
    との差を求めてチルトの方向を検出することを特徴とす
    る請求項5記載の光記録媒体の記録再生方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶段階はフォーカスされた状態の
    デフォーカスオフセット値、チルトゼロ状態のトラッキ
    ングエラー信号のレベル、及びフォーカスエラー信号の
    レベルと基準レベルとの差を基準値として記憶すること
    を特徴とする請求項1記載の光記録媒体の記録再生方
    法。
  9. 【請求項9】 前記制御実行段階はデータ記録/再生中
    に該当地点でトラッキングエラー信号のレベルを検出し
    た後、前記記憶段階で基準値として記憶されたトラッキ
    ングエラー信号のレベルとの比較でチルトの大きさを検
    出する段階と、 前記該当地点でフォーカスエラー信号を検出して基準レ
    ベルとの差を求めた後、前記記憶段階で基準値として記
    憶された差との比較でチルトの方向を検出する段階と、 前記段階で検出されたチルトの大きさ及び方向でチルト
    サーボを行う段階とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の光記録媒体の記録再生方法。
  10. 【請求項10】 チルトを調整した後、記憶されたデフ
    ォーカスオフセット値を用いて該当位置のデフォーカス
    を検出して補償する段階をさらに備えることを特徴とす
    る請求項9記載の光記録媒体の記録再生方法。
  11. 【請求項11】 前記制御実行段階はトラックジャンプ
    時に該当時点でトラッキングエラー信号のレベルを検出
    した後、前記記憶段階で基準値として記憶されたトラッ
    キングエラー信号のレベルとの比較でチルトの大きさを
    検出する段階と、 前記該当地点でフォーカスエラー信号を検出して基準レ
    ベルとの差を求めた後、前記記憶段階で基準値として記
    憶された差との比較でチルトの方向を検出する段階と、 前記段階で検出されたチルトの大きさ及び方向でチルト
    制御を行う段階とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の光記録媒体の記録再生方法。
  12. 【請求項12】 チルトを調整した後、記憶されたデフ
    ォーカスオフセット値を用いて該当位置のデフォーカス
    を検出して補償する段階をさらに備えることを特徴とす
    る請求項11記載の光記録媒体の記録再生方法。
  13. 【請求項13】 前記サーボ情報検出段階は光記録媒体
    の内周と外周の特定位置でそれぞれ光記録媒体を回転さ
    せて各位置でのトラッキングエラー信号を求める段階
    と、 前記段階で求めた内周と外周のトラッキングエラー信号
    の差からチルトの大きさを検出する段階と、 前記チルトの大きさを減少させる方向にチルトを調節し
    てチルトゼロを検出する段階とを備えることを特徴とす
    る請求項4記載の光記録媒体の記録再生方法。
  14. 【請求項14】 前記段階のチルトの大きさは各位置の
    トラッキングエラー信号のセンタオフセットの差から検
    出することを特徴とする請求項13記載の光記録媒体の
    記録再生方法。
  15. 【請求項15】 前記チルト方向検出段階はチルトの方
    向を各位置のトラッキングエラー信号のセンタオフセッ
    ト差の符号から検出することを特徴とする請求項13記
    載の光記録媒体の記録再生方法。
  16. 【請求項16】 光記録媒体の指定された位置にレーザ
    を入射した後、その反射光をピックアップする光ピック
    アップの電気的な信号を用いてトラッキングエラー信号
    とフォーカスエラー信号を検出してトラッキング制御と
    フォーカス制御を行う光記録媒体の記録再生方法であっ
    て、 前記光記録媒体が装填されると、フォーカス制御だけ動
    作させた状態で前記光記録媒体を回転させてトラッキン
    グエラー信号とフォーカスエラー信号を検出する段階
    と、 前記トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号
    からチルト情報を検出してチルトゼロになるように調整
    した後、調整された値を基準値として記憶する過程を指
    定された各位置毎に行う段階と、 前記光記録媒体を動作させる際に、前記段階で記憶され
    た基準値を光記録媒体の該当位置に適用してチルト補償
    を行うチルト制御段階とを備えることを特徴とする光記
    録媒体の記録再生方法。
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