JP4816033B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクに情報を記録したり、光ディスクに記録された情報を再生したりする光ディスク記録再生装置に関し、特に、光ディスクに対する光ピックアップの傾きを補正する制御に関する。
従来から光ディスク記録再生装置では、光ピックアップからのレーザ光を対物レンズにより、例えば、直径約0.5μmの光スポットに集光して、光ディスクに設けられた、例えば、約0.74μmピッチのトラックに情報の記録を行ったり、トラックに記録された情報の再生を行ったりする。この際、光ディスク面に照射されるレーザ光の光軸が、光ディスク面に垂直でなく相対的な傾き誤差を有する場合には、光スポットが隣接トラックにも照射されて隣接トラックの情報が混入すると共に、光ディスク面上の光スポットに収差が生じてしまって記録品質および再生品質が大幅に低下してしまう。
このような不具合は、高密度化を実現するために、対物レンズの開口数を大きくした光ピックアップを備えた光ディスク記録再生装置においては、非常に大きな問題となる。したがって、光ディスク面に対するレーザ光の光軸の傾き誤差を所定角度以下に抑えることが重要であり、そのために傾き誤差を補正するために光ディスクの反りや傾きに応じて光ピックアップの傾きを制御するチルト補正機構が必要となる。
特開2004−95035号公報 特開2003−16678号公報 特開2003−346369号公報
ところで、従来の光ディスク記録再生装置では、光ピックアップのチルト制御を行うのに、光ピックアップにチルトセンサが無い場合、光ディスクから読み出されたRF信号の最大振幅値を算出し、このときのチルト位置に光ピックアップを調整している。また、未記録の光ディスクではRF信号が無いために、光ピックアップにラジアルチルト可変機能があっても、RF信号の最大振幅値となるチルト位置に光ピックアップを調整できないので、通常、未記録の光ディスクに対しては、RF信号が無くても調整可能なトラッキングエラー信号が最大振幅値になるときのチルト調整値が採用されている。しかし、トラッキングエラー信号が最大振幅値になった点で、光ピックアップのチルト位置の調整を行っても、光ピックアップへの戻り光が最良になる点とは限らないので、記録品質の低下を招くことにもなる。
例えば、特許文献1の従来技術では、光ディスクから読み出したRF信号の振幅値が最大となるときのラジアルチルト補正量と、ランドプリピット信号の振幅値が最大となるときのラジアルチルト補正量とは、所定のオフセット量だけの差を有し、これは光ディスク上の位置によっては変らない性質を利用して、チルト補正に際し、記録済みディスクにおいてはRF信号の振幅値が最大となるラジアルチルト補正量を最適補正量とし、未記録ディスクではランドプリット信号の振幅値が最大となるときのラジアルチルト補正量に前記オフセット分を考慮して最適補正量を決定している。
しかし、この従来技術では、光ディスクが反りを有していても、光ディスクの半径方向の位置に関わらず、RF信号の振幅値が最大となるチルト量と、ランドプリピット信号の振幅値が最大となるチルト量とは同一のオフセットを有していると開示されているが、反りを有する未記録ディスクに対して情報を記録する場合に、例えば、光ディスクの内周のランドプリピット信号の振幅値が最大になる半径位置に対するラジアルチルト補正量と、光ディスクの外周のランドプリピット信号の振幅値が最大になる半径位置に対するラジアルチルト補正量とは異なるが、この従来技術では、光ディスクのどの半径位置に対するラジアルチルト補正量を用いているのかが開示されていないので、未記録ディスクではランドプリット信号の振幅値が最大となるときのラジアルチルト補正量に前記オフセット分を考慮して最適補正量を決定できるとは限らない。
また、特許文献2の従来技術では、光ディスクの情報面と光ビームとのチルト量を、基準角度を中心として変化させるチルト可変手段で光ピックアップの情報量に対する角度を変化させながら、チルト検出手段で検出したチルト量に対する最大トラッキングエラー信号の振幅値を求め、測定したチルト量とトラッキングエラー信号の振幅値との関係から、トラッキングエラー信号の振幅値が最大となるように光ピックアップのチルトを制御している。
しかし、そのトラッキングエラー信号の振幅の最大値は、スピンドルモータの所定回転数に要する時間の1/n時間を計測して、n回毎にトラッキングエラー信号の振幅の最大値を検出し、n回検出されたトラッキングエラー信号の振幅の最大値の平均値を使用しているので、光ディスクに反りが有った場合、内周の方でn回毎にトラッキングエラー信号の振幅の最大値を検出して、トラッキングエラー信号の振幅の最大値の平均値を求めても、外周の方ではトラッキングエラー信号の振幅の最大値が光ディスクに反りの状態に応じて変って行くので、前記求めたトラッキングエラー信号の振幅の最大値の平均値は信頼性が劣ることになり、正確な光ピックアップのチルト制御を行うことができなくなる場合がある。
特許文献3の従来技術では、未記録ディスクの場合、プッシュプルトラッキング誤差信号のオフセットから光ディスクの反りを検出し、この検出した反りを示す信号を傾き補正信号とし、この傾き補正信号により光ピックアップの対物レンズのチルト制御を行っている。しかし、前記傾き補正信号は、プッシュプルトラッキング誤差信号のオフセットによるものであるが、RF信号については開示されておらず、RF信号の振幅値が最大になるようなチルト制御を行うことができとは限らない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御を可能にする光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの内周のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段と、前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段と、当該光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段と、前記算出された内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とにより光ピックアップのチルトに関する1次近似式を算出する1次近似式算出手段と、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値から前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段と、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットするオフセット手段と、前記1次近似式にオフセットされた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御を行うチルト制御手段と、を有するシステムコントローラを備え
この構成において、挿入された光ディスクが未記録ディスクであると判定されたとき、テスト用データ書き込み制御手段は、テスト用データを光ディスクの内周のテスト書き可能な領域に書き込ませる。RF信号最大振幅値算出手段は、当該光ディスクの内周でのテスト用データのRF信号の最大振幅値を算出する。トラッキングエラー信号最大振幅値算出手段は、光ピックアップから出力された当該光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号を入力し、当該光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出し、更に、光ピックアップから出力された当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号を入力し、当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出する。
1次近似式算出手段は、前記算出された内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出し、チルト値差算出手段は、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値から前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出する。オフセット手段は、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットする。これにより、仮想の最大振幅値のRF信号に従ったチルト値を得ることができ、チルト制御手段は、そのチルト値に基づいてチルト制御を行う。したがって、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正される。
この構成によれば、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定でき、これにより、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。したがって、光ピックアップにチルトセンサが無い構成であっても、光ピックアップのチルト制御を正確に行うことができ、未記録ディスクに情報を記録する場合の記録品質が向上する。
また、上記目的を達成するために、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませ、光ディスクの少なくとも前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出し、前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出し、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットして得られた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御を行うシステムコントローラを備え
この構成において、挿入された光ディスクが未記録ディスクであれば、その光ディスクからはRF信号が出力されないので、トラッキングエラー信号を用いる。この場合、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませ、光ディスクの少なくとも、第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出する。そして、前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出する。更に、そのチルト値の差を前記1次近似式にオフセットすると、仮想の最大振幅値のRF信号が生成され、この仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御が行われる。
この構成によれば、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定でき、これにより、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。したがって、光ピックアップにチルトセンサが無い構成であっても、光ピックアップのチルト制御を正確に行うことができ、未記録ディスクに情報を記録する場合の記録品質が向上する。
上記構成の光ディスク記録再生装置において、前記システムコントローラは、記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段と、前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、当該光ディスクの前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段と、当該光ディスクの前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、前記第1の所定位置よりも所定間隔離れた第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段と、光ディスクの少なくとも、前記算出された第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出する1次近似式算出手段と、前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段と、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットするオフセット手段と、前記1次近似式にオフセットされた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御を行うチルト制御手段と有するものとしてもよい
したがって、前記システムコントローラは、テスト用データ書き込み制御処理、RF信号最大振幅値算出処理、トラッキングエラー信号最大振幅値算出処理、1次近似式算出処理、チルト値差算出処理、オフセット処理、およびチルト制御処理を実現でき、これにより、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定することが可能になり、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。
また、上記構成の光ディスク記録再生装置において、前記第1の所定位置とは当該光ディスクの内周であり、前記第2の所定位置とは当該光ディスクの外周であるものとしてもよい。これにより、光ディスクの反りに対するチルトに関する1次近似式を算出することが簡単にできる。
以上のように本発明によれば、光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの内周のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段と、前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段と、当該光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段と、前記算出された内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とにより光ピックアップのチルトに関する1次近似式を算出する1次近似式算出手段と、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値から前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段と、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットするオフセット手段と、前記1次近似式にオフセットされた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御を行うチルト制御手段とを有するシステムコントローラを備えたので、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定でき、これにより、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。したがって、光ピックアップにチルトセンサが無い構成であっても、光ピックアップのチルト制御を正確に行うことができ、未記録ディスクに情報を記録する場合の記録品質が向上する。
また、本発明によれば、光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませ、光ディスクの少なくとも前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出し、前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出し、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットして得られた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップのチルト制御を行うシステムコントローラを備えたので、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定でき、これにより、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。したがって、光ピックアップにチルトセンサが無い構成であっても、光ピックアップのチルト制御を正確に行うことができ、未記録ディスクに情報を記録する場合の記録品質が向上する。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク記録再生装置は、装置全体を制御するシステムコントローラ22と、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ5と、光ディスク1に対して情報の書き込み/読み出しを光学的に行う光ピックアップ2と、この光ピックアップ2を光ディスク1の半径方向に移動させるためのスレッド3と、システムコントローラ22の指示に応じて、モータ駆動回路34を介してスピンドルモータ5、およびスレッド3を駆動すると共に、光ピックアップ2に内蔵された対物レンズ(図示せず)を動かすことによりレーザ光の焦点位置を光ディスク1の記録面に対して垂直方向および水平方向に移動させる制御を行ったり、光ピックアップ2のチルト制御を行ったりするサーボ制御部4とを備えている。
また、この光ディスク記録再生装置は、光ディスク1の再生時に光ピックアップ2からの読取信号であるRF信号を増幅するRFアンプ6と、このRFアンプ6から出力されたRF信号をデジタルデータに変換した後に光ディスク1のデータフォーマットに応じた信号復調処理と誤り訂正処理を行って生成したデータを再生用バッファメモリとしてのRAM7に格納するデジタル信号処理部8と、システムコントローラ22の指示に応じてデジタル信号処理部8から出力されたデータストリームの中からオーディオデータとサブピクチャデータとビデオデータとを分離するストリーム分離部9とを備えている。
また、この光ディスク記録再生装置は、ストリーム分離部9から出力されたオーディオデータを入力して所定のデコード処理を行うオーディオデコーダ11と、このオーディオデコーダ11でのデコード処理を行うためにデータを一時的に格納するRAM10と、ストリーム分離部9から出力されたサブピクチャデータを入力して所定のデコード処理を行うサブピクチャデコーダ13と、このサブピクチャデコーダ13でのデコード処理を行うためにデータを一時的に格納するRAM12と、ストリーム分離部9から出力されたビデオデータを入力してMPEG(Moving Picture Experts Group)でデコード処理を行うビデオMPEGデコーダ15と、このビデオMPEGデコーダ15でのデコード処理を行うためにデータを一時的に格納するRAM14とを備えている。
また、この光ディスク記録再生装置は、システムコントローラ22の指示に応じてビデオMPEGデコーダ15から出力されたデータとサブピクチャデコーダ13から出力されたデータとを合成するビデオプロセッサ17と、このビデオプロセッサ17から出力された合成データを表示用のビデオ信号に変換して画像をディスプレイ装置20に表示させるビデオエンコーダ18と、オーディオデコーダ11から出力されたデータをアナログのオーディオ信号に変換して図示しない音声回路を介して例えばスピーカ19に供給するD/A変換器16とを備えている。
また、この光ディスク記録再生装置は、システムコントローラ22に対して、記録指示を与えるための記録キー、再生指示を与えるための再生キー、記録や再生の停止指示を与えるための停止キー、電源キーなど各種操作キーを有するリモコン21とを備えている。また、この光ディスク記録再生装置は、装置の各構成要素を制御したり、装置全体を制御したりするためのプログラムやデータが記憶されたフラッシュROM23と、このフラッシュROM23のプログラムやデータに従って演算処理を行いシステムコントローラ22を制御するCPU24と、このCPU24の演算処理に必要なデータを一時的に格納するRAM27とを備えている。
また、この光ディスク記録再生装置は、アンテナ28に接続されるチューナ29と、このチューナ29で選局されたテレビジョン放送のアナログの映像音声信号、あるいは図示しないテレビジョン受信機や他の映像音声出力機器からの映像音声信号をデジタルの映像音声データに変換するA/D変換回路30と、前記映像音声データをMPEGでエンコードするMPEGエンコーダ31と、前記エンコードした映像音声データ(エンコードデータ)を一時的に所定量だけ格納する記録用バッファメモリとしてのRAM32と、記録データ変調回路25と接続するインターフェースであるATAPI(AT Attachment Packet Interface)33と、このATAPI33から送られてきたエンコードデータを光ディスク1に記録するために変調をかける記録データ変調回路25と、この記録データ変調回路25により変調された変調データに基づいて光ピックアップ2から出射するレーザ光を変調させるためのレーザ変調信号を光ピックアップ2に出力するレーザ変調回路26とを備えている。
システムコントローラ22は、本実施形態の特徴とする構成要素として、記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクのテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段221と、前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、当該光ディスクの内周でのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段222と、当該光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段223と、前記算出された内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式を算出する1次近似式算出手段224と、前記内周でのRF信号の最大振幅値から前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段225と、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットするオフセット手段226と、前記1次近似式にオフセットされた仮想の最大振幅値のRF信号を用いて光ピックアップ2のチルト制御を行うチルト制御手段227とを有する。
図2は本実施形態の光ディスク記録再生装置に備えられるチルト補正機構を示すブロック図である。図2において、図1に示す構成要素に対応するものには同一の符号を付す。
図2において、チルト補正機構100は、支点104を中心にして回動可能な回動型シャーシ103と、チルトモータ駆動回路105により回転駆動されるチルト補正用モータ101と、このチルト補正用モータ101と連動され回動型シャーシ103を支点104を中心として図から見て右回転方向または左回転方向に所定回転角度の範囲内で回動させるギヤーユニット102とを備え、光ディスク1を記録または再生する際に、光ディスク1の半径方向と直交する支軸を中心に光ピックアップ2を傾けて光ピックアップ2から出射されるレーザ光が常に光ディスク1へ垂直に照射されるように補正を行う。
回動型シャーシ103は、亜鉛鋼板などの材質が用いられ、支点104の方向(図から見て回動型シャーシ103を下方に押圧する方向)に押圧する図示しない第1板バネと、ギヤーユニット102による押圧とは逆方向のバネ力で回動型シャーシ3を図から見て左回転方向に押圧する図示しない第2板バネとによって、下方および左回転方向に押圧されている。
したがって、ギヤーユニット102はチルト補正用モータ101の回転(正回転または逆回転)により制御され、その制御量に応じた分だけ、回動型シャーシ103は右回転方向または左回転方向に回動する。これにより、光ディスク1に対する光ピックアップ2の傾きが補正されることになる。
図3は本実施形態において光ディスクの半径位置と最大振幅値のトラッキングエラー信号を得るときの光ピックアップのチルト値との関係の一例を示す図である。図3において、P1は光ディスクの内周でのトラッキングエラー信号が最大振幅値(TEMax)となるチルト値を示す点であり、P2は光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値(TEMax)となるチルト値を示す点である。L1は、点P1と点P2とにより算出されたチルトに関する1次近似式によるラインを示す。この1次近似式は、光ディスクの反りに対する光ピックアップのチルト値(チルト角)を示している。この1次近似式によれば、点P1では内周でチルト値(チルト角)が例えば0.1°であり、点P2では外周でチルト値(チルト角)が例えば0.5°であるとすると、内周と外周との中間の半径位置の点P3では、近似的にチルト値(チルト角)は0.3°となる。
また、図3において、P4は光ディスクの内周でのRF信号の最大振幅値(RFMax)を示す点であり、点P4と点P1との差Wはチルト値の差を示す。L2は、前記1次近似式にチルト値の差Wがオフセットされた仮想の最大振幅値のRF信号に対応するチルト値を示す仮想1次近似式によるラインを示す。このラインL2上の点P5は、点P2にチルト値の差Wがオフセットされたチルト値を示す。仮想1次近似式によれば、点P4では内周でチルト値(チルト角)が例えば0.2°であり、点P5では外周でチルト値(チルト角)例えば0.6°であるとすると、内周と外周との中間の半径位置の点P6では近似的にチルト値(チルト角)は0.4°となる。したがって、実際のチルト制御では、ラインL2上の仮想の最大振幅値のRF信号によりチルト制御が行われる。
図4は本実施形態においてチルト制御を開始するまでの処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図3を参照してチルト制御を開始するまでの処理について説明する。ここでは、未記録ディスクとしては、DVD−RまたはDVD−RWについて述べるが、これに限らず、DVD+RまたはDVD+RWあるいはDVD−RAMであっても良い。
先ず、光ディスク1が光ディスク記録再生装置に挿入されると、システムコントローラ22は、光ディスク1の挿入を検出し(ステップS1)、更に、その光ディスク1がDVD−RまたはDVD−RWであるかDVD−ROMであるかが光ディスク1のディスク情報により判定される(ステップS2,S13)。その光ディスク1がDVD−RまたはDVD−RWであると判定された後、DVD−Rであると判定されると(ステップS3)、システムコントローラ22のテスト用データ書き込み制御手段221は、フラッシュROM23に予め記憶されたテスト用データを読み出し、ATAPI33を介してテスト用データを記録データ変調回路25に与える。記録データ変調回路25はテスト用データを変調し、レーザ変調回路26は、その変調したテスト用データに基づいて光ピックアップ2から出射するレーザ光を変調させる。これにより、光ピックアップ2は、DVD−Rのコントロールデータ領域にテスト用データを書き込み、コントロールデータ領域にシークする(ステップS4)。
一方、ステップS3において、DVD−Rではなく、DVD−RWであると判定された場合は、システムコントローラ22のテスト用データ書き込み制御手段221は、同様な制御により、DVD−RWの指定した内周のデータ領域にテスト用データを書き込む制御を行う。これにより、光ピックアップ2は、DVD−RWの指定したデータ領域にテスト用データを書き込み、書き込み位置にシークする(ステップS5)。
次に、システムコントローラ22のRF信号最大振幅値算出手段222は、ステップS4またはステップS5において書き込まれたテスト用データを光ピックアップ2により読み出すため、光ピックアップ2を当該光ディスク1の内周に移動させてテスト用データを読み出し、そのテスト用データのRF信号をRFアンプ6で増幅し、この増幅したRF信号を入力して当該光ディスク(DVD−RまたはDVD−RW)1の内周でのRF信号の最大振幅値(RFMax)を算出する(ステップS6)。
この後、システムコントローラ22のトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段223は、光ピックアップ2から出力された当該光ディスク1の内周でのトラッキングエラー信号をRFアンプ6で増幅し、この増幅したトラッキングエラー信号を入力し、当該光ディスク1の内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値(内周TEMax)を算出し(ステップS7)、更に、光ピックアップ2を当該光ディスク1の外周に移動させ、光ピックアップ2から出力された当該光ディスク1の外周でのトラッキングエラー信号をRFアンプ6で増幅し、この増幅したトラッキングエラー信号を入力し、当該光ディスク1の外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値(外周TEMax)を算出する(ステップS8)。
次に、システムコントローラ22の1次近似式算出手段224は、前記算出された内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値と前記算出された外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値とによりチルトに関する1次近似式(図3のラインL1で示されるような半径位置と最大振幅値のトラッキングエラー信号を得るときのチルト値との関係)を算出し(ステップS9)、この後、システムコントローラ22のチルト値差算出手段225は、前記内周でのRF信号の最大振幅値(図3の点P4)から前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値(図3の点P1)を減算してチルト値の差(図3のW)を算出する(ステップS10)。
この後、システムコントローラ22のオフセット手段226は、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットする(ステップS11)。これにより、図3で説明したラインL2上の仮想の最大振幅値(仮想RFMax)のRF信号に従ったチルト値を得ることができる。システムコントローラ22のチルト制御手段227は、そのチルト値に基づいてサーボ制御部4を介してチルトモータ駆動回路105(図2参照)を制御してチルト補正用モータ101を回転させ、チルト制御を開始する。要するに、チルト制御手段227は仮想RFMaxを用いてチルト制御を開始する(ステップS12)。
これにより、チルト補正機構100のギヤーユニット102は駆動して回動型シャーシ103を前記チルト値に応じた角度に傾け、光ディスク1を記録または再生する際に、光ピックアップ2から出射されるレーザ光が光ディスク1へ垂直に照射されるように補正される。
なお、挿入されている光ディスク1がDVD−ROMであると判定された場合は(ステップS13)、このDVD−ROMにはデータが記録されているので、このDVD−ROMのデータを再生すれば、RF信号を得ることができる。したがって、システムコントローラ22は、光ピックアップ2をDVD−ROMの内周に移動させ、光ピックアップ2から出力された当該DVD−ROMの内周でのRF信号をRFアンプ6で増幅し、この増幅したRF信号を入力し、当該DVD−ROMの内周でのRF信号の最大振幅値(内周RFMax)を算出する(ステップS14)。
次に、システムコントローラ22は、光ピックアップ2を当該DVD−ROMの外周に移動させ、光ピックアップ2から出力された当該DVD−ROMの外周でのRF信号をRFアンプ6で増幅し、この増幅したRF信号を入力し、当該DVD−ROMの外周でのRF信号の最大振幅値(外周RFMax)を算出する(ステップS15)。この後、システムコントローラ22は、前記算出した内周のRF信号の最大振幅値(内周RFMax)と外周のRF信号の最大振幅値(外周RFMax)とにより得られた1次近似式に従ったRF信号の最大振幅値(RFMax)を用いてチルト制御を開始する(ステップS16)。
以上説明したように本実施形態によれば、RF信号が無い未記録ディスクでも、最大振幅値のRF信号よるチルト値に相当するチルト値を設定でき、これにより、未記録ディスクにおいては仮想の最大振幅値のRF信号でのチルト制御が可能になる。したがって、光ピックアップにチルトセンサが無い構成であっても、光ピックアップのチルト制御を正確に行うことができ、未記録ディスクに情報を記録する場合の記録品質が向上する。
なお、本実施形態では、光ディスクの第1の所定位置としては内周とし、第2の所定位置としては外周としたが、第1の所定位置と第2の所定位置は適当に離れた位置でも良いが、光ディスクに半径方向の反りが有れば、第1の所定位置は内周とし、第2の所定位置は外周とする方が好ましい。また、本実施形態では、光ディスクの内周と外周でのトラッキングエラー信号の最大値を算出して1次近似式を求めたが、内周と外周以外の半径位置も加えて、トラッキングエラー信号の最大値を算出して1次近似式を求めても良い。
本発明の一実施形態に係る光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態の光ディスク記録再生装置に備えられるチルト補正機構を示すブロック図である。 前記実施形態において光ディスクの半径位置と最大振幅値のトラッキングエラー信号を得るときの光ピックアップのチルト値との関係の一例を示す図である。 前記実施形態においてチルト制御を開始するまでの処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスク
2 光ピックアップ
22 システムコントローラ
100 チルト補正機構
221 テスト用データ書き込み制御手段
222 RF信号最大振幅値算出手段
223 トラッキングエラー信号最大振幅値算出手段
224 1次近似式算出手段
225 チルト値差算出手段
226 オフセット手段
227 チルト制御手段

Claims (4)

  1. 光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、
    未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの内周のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段と、
    前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、前記テスト用データのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段と、
    当該光ディスクの前記内周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、当該光ディスクの外周でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段と、
    前記光ディスクの半径位置とトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップのチルト値との関係を示す1次近似式を、記内周での前記光ディスクの第1半径位置及びトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第1チルト値記外周での光ディスクの第2半径位置及びトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第2チルト値により算出する1次近似式算出手段と、
    前記内周での前記テスト用データのRF信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第3チルト値から前記内周でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの前記第1チルト値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段と、
    前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットして、前記光ディスクの半径位置と仮想の最大振幅値のRF信号に対応するチルト値との関係を示す仮想1次近似式を求めるオフセット手段と、
    前記光ディスクの半径位置から前記仮想1次近似式を用いて第4のチルト値を算出し、当該第4チルト値を用いて光ピックアップのチルト制御を行うチルト制御手段と、
    を有するシステムコントローラを備えたこと特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 光ディスクを記録または再生する際に、光ピックアップから出射されるレーザ光が光ディスクへ垂直に照射されるように補正するチルト補正機構を備えた光ディスク記録再生装置において、
    記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませ、前記光ディスクの所定位置とトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときのチルト値との関係を示す1次近似式を、少なくとも、前記第1の所定位置及び当該第1の所定位置でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第1チルト値第2の所定位置及び当該第2の所定位置でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第2チルト値により算出し、前記第1の所定位置でのRF信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第3チルト値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの前記第1チルト値を減算してチルト値の差を算出し、前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットして、前記光ディスクの所定位置と仮想の最大振幅値のRF信号に対応するチルト値との関係を示す仮想1次近似式を求め、前記光ディスクの所定位置から前記仮想1次近似式を用いて第4のチルト値を算出し、当該第4チルト値を用いて光ピックアップのチルト制御を行うシステムコントローラを備えたことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  3. 前記システムコントローラは、
    記録可能な未記録の光ディスクが挿入されたと判定されたときに、当該光ディスクの第1の所定位置のテスト書き可能な領域にテスト用データを書き込ませるテスト用データ書き込み制御手段と、
    前記テスト用データを前記テスト書き可能な領域から読み出したときに、当該光ディスクの前記第1の所定位置でのRF信号の最大振幅値を算出するRF信号最大振幅値算出手段と、
    当該光ディスクの前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出すると共に、前記第1の所定位置よりも所定間隔離れた第2の所定位置でのトラッキングエラー信号の最大振幅値を算出するトラッキングエラー信号最大振幅値算出手段と、
    前記光ディスクの所定位置とトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときのチルト値との関係を示す1次近似式を、少なくとも、前記第1の所定位置及び前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第1チルト値、前記第2の所定位置及び前記第2の所定位置でトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第2チルト値により算出する1次近似式算出手段と、
    前記第1の所定位置でのRF信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの第3チルト値から前記第1の所定位置でのトラッキングエラー信号が最大振幅値を示すときの前記光ピックアップの前記第1チルト値を減算してチルト値の差を算出するチルト値差算出手段と、
    前記チルト値の差を前記1次近似式にオフセットして、前記光ディスクの所定位置と仮想の最大振幅値のRF信号に対応するチルト値との関係を示す仮想1次近似式を求めるオフセット手段と、
    前記光ディスクの所定位置から前記仮想1次近似式を用いて第4のチルト値を算出し、当該第4チルト値を用いて光ピックアップのチルト制御を行うチルト制御手段と
    有すること特徴とする請求項2に記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 前記第1の所定位置とは当該光ディスクの内周であり、
    前記第2の所定位置とは当該光ディスクの外周であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光ディスク記録再生装置。
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