JP3725127B2 - チルト補正方法、チルト駆動信号生成回路及びチルト補正装置、並びに光ディスク装置 - Google Patents

チルト補正方法、チルト駆動信号生成回路及びチルト補正装置、並びに光ディスク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チルト補正方法、チルト駆動信号生成回路及びチルト補正装置、並びに光ディスク装置に係り、更に詳しくは、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するチルト補正方法、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正する駆動機構の駆動信号を生成するチルト駆動信号生成回路、及び情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するチルト補正装置、並びに該チルト補正装置を備えた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置では、スパイラル状又は同心円状のトラックがその記録面に形成された光ディスクなどの情報記録媒体が用いられ、その記録面にレーザ光を照射することにより情報の記録及び消去を行い、記録面からの反射光に基づいて情報の再生などを行っている。そして、光ディスク装置は、情報記録媒体の記録面にレーザ光を照射して光スポットを形成するとともに記録面からの反射光を受光するための装置として、光ピックアップ装置を備えている。
【0003】
通常、光ピックアップ装置は、対物レンズを含み、光源から出射されるレーザ光を情報記録媒体の記録面に導くとともに、記録面からの反射光(戻り光束)を所定の受光位置まで導く光学系、及び受光位置に配置され戻り光束を受光する受光素子などを備えている。この受光素子からは、記録面に記録されているデータの再生情報だけでなく、光ピックアップ装置自体及び対物レンズの位置制御に必要な情報(サーボ情報)などを含む信号が出力される。
【0004】
近年、情報記録媒体の記録容量の増加要求に伴い記録密度の高密度化が図られてきた。記録密度を高くするには記録面に形成される光スポットのスポット径を小さくする必要があり、開口数の大きな対物レンズが用いられる傾向にある。しかしながら、対物レンズの開口数が大きくなると、対物レンズの光軸方向と記録面に垂直な方向とのずれ(以下、便宜上「チルト」ともいう)に起因する波面収差の影響が大きくなり、光スポットの形状の劣化、受光素子から出力される再生情報及びサーボ情報などを含む信号の劣化を引き起こすおそれがあった。
【0005】
チルトを補正する方法には、対物レンズに対して情報記録媒体を傾ける方法と、情報記録媒体に対して対物レンズを傾ける方法とがある。最近は、小型化及び補正処理の高速化への要請により情報記録媒体に対して対物レンズを傾ける方法が採用される傾向にある。対物レンズを傾ける方法としては、光ピックアップ装置を構成する固定部に設けられたガイド用の軸(ガイド軸)を、対物レンズを含む可動部に設けられた開口部に嵌合し、可動部とガイド軸との間の摩擦力に抗して、可動部をガイド軸回りに回動させるチルト制御機構を用いた方法が知られている。
【0006】
なお、光ピックアップ装置を構成するキャリッジを静止摩擦力に抗して駆動する制御装置が開示されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−260042号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記チルト制御機構を用いたチルト補正のように、摩擦力に抗して可動部を駆動する場合には、摩擦力により可動部の円滑な駆動が阻害され、対物レンズの傾きを補正するための駆動信号に対して可動部の駆動が追随できなくなり、補正精度が低下するおそれがあった。
【0009】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正することができるチルト補正方法及びチルト補正装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の第2の目的は、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正するのに好適な駆動信号を生成することができるチルト駆動信号生成回路を提供することにある。
【0011】
また、本発明の第3の目的は、光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するために、前記対物レンズを含む可動部を摩擦力に抗して駆動機構を介して駆動するチルト補正方法において、情報記録媒体に対する前記傾きを補正するための直流信号に所定の信号特性を有する交流信号を重畳し、駆動信号として前記駆動機構に供給するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化させることを特徴とするチルト補正方法である。
【0014】
これによれば、摩擦力に抗して情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するときに、傾きを補正するための直流信号に所定の信号特性を有する交流信号が重畳され、駆動信号として駆動機構に供給される。そして、可動部が駆動されると、傾きの補正状況に応じて可動部の追随性が徐々に低下するように交流信号の信号特性が変化される。これにより、可動部を目標位置に精度良く駆動することが可能となる。従って、その結果として、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正することができる。
【0015】
この場合において、請求項2に記載のチルト補正方法の如く、前記駆動信号は、前記情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きに関する情報に基づいて前記駆動機構に供給されることとすることができる。なお、本明細書では、「傾きに関する情報」は傾きそのものだけでなく、傾きの変化に対応して変化する情報、傾きに換算することができる情報及び傾きを制御する信号情報などを含む。
【0017】
上記請求項1及び2に記載の各チルト補正方法において、請求項に記載のチルト補正方法の如く、前記傾きがほぼ補正されると、前記重畳を停止し、前記直流信号のみを前記駆動機構に供給することとすることができる。かかる場合には、チルト補正における消費電力の増加を抑制することが可能となる。
【0018】
上記請求項1〜3に記載の各チルト補正方法において、前記交流信号の信号特性としては、種々のものが考えられ、請求項4に記載のチルト補正方法の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなる特性を有する信号であることとすることができる。また、請求項5に記載のチルト補正方法の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることとすることができる。さらに、請求項6に記載のチルト補正方法の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなるとともに、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることとすることができる。かかる場合には、補正精度を更に向上させることが可能となる。
【0019】
上記請求項1〜6に記載の各チルト補正方法において、請求項に記載のチルト補正方法の如く、前記駆動信号は電圧信号であることとすることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、対物レンズを含む可動部を所定のガイドとの間の摩擦力に抗して駆動機構を介して駆動し、情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きを補正するための駆動信号を生成するチルト駆動信号生成回路であって、情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きを補正するための直流信号と所定の信号特性を有する交流信号とを重畳するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化可能とする重畳部を備えるチルト駆動信号生成回路である。
【0021】
これによれば、重畳部により情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するための直流信号と、所定の信号特性を有する交流信号とが重畳される。そこで、対物レンズを含む可動部を所定のガイドとの間の摩擦力に抗して駆動する駆動機構に重畳部の出力信号を駆動信号として供給すると、駆動信号が直流信号の信号レベルを中心とした交流成分を含むため、可動部を摩擦力に抗して円滑に駆動することが可能となる。さらに、傾きの補正状況に応じて、可動部の追随性が徐々に低下するように交流信号の信号特性が変化可能であるため、可動部を目標位置に精度良く駆動することが可能となる。すなわち、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正するのに好適な駆動信号を生成することができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するために、前記対物レンズを含む可動部を所定のガイドとの間の摩擦力に抗して駆動するチルト補正装置であって、情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きに関する情報に基づいて、前記傾きを補正するための直流信号と所定の信号特性を有する交流信号とを重畳した駆動信号を生成するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化させる信号生成手段と;前記駆動信号に基づいて前記可動部を駆動する駆動手段と;を備えるチルト補正装置である。
【0023】
これによれば、信号生成手段により、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きに関する情報に基づいて、傾きを補正するための直流信号と所定の信号特性を有する交流信号とが重畳された駆動信号が生成される。そして、その駆動信号に基づいて、駆動手段により可動部が駆動される。すなわち、駆動信号が直流信号の信号レベルを中心とした交流成分を含むため、可動部を摩擦力に抗して円滑に駆動することが可能となる。さらに、可動部が駆動されると、信号生成手段により、傾きの補正状況に応じて可動部の追随性が徐々に低下するように交流信号の信号特性が変化される。これにより、可動部を目標位置に精度良く駆動することが可能となる。従って、その結果として、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正することができる。
【0026】
この場合において、請求項10に記載のチルト補正装置の如く、前記信号生成手段は、前記傾きがほぼ補正されると、前記重畳を停止し、前記直流信号のみを前記駆動信号とすることとすることができる。かかる場合には、チルト補正における消費電力の増加を抑制することが可能となる。
【0027】
上記請求項9に記載のチルト補正装置において、前記交流信号としては、種々のものが考えられ、請求項11に記載のチルト補正装置の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなる特性を有する信号であることとすることができる。また、請求項12に記載のチルト補正装置の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることとすることができる。さらに、請求項13に記載のチルト補正装置の如く、前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなるとともに、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることとすることができる。かかる場合には、補正精度を更に向上させることが可能となる。
【0028】
請求項14に記載の発明は、情報記録媒体である光ディスクに対して情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう光ディスク装置であって、光源と;前記光源から出射される光束を前記光ディスクの記録面に集光する対物レンズを含み、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置に導く光学系と;前記受光位置に配置された光検出器と;請求項9〜13のいずれか一項に記載のチルト補正装置と;前記光検出器の出力信号を用いて、前記情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置である。
【0029】
これによれば、請求項9〜13のいずれか一項に記載のチルト補正装置を備えているため、情報記録媒体である光ディスクに対する対物レンズの傾きを精度良く補正することができる。従って、光ディスクへの情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を含むアクセスを精度良く安定して行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略構成が示されている。
【0031】
この図1に示される光ディスク装置20は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、ドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、一例としてDVD(digital versatile disc)系の規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15として用いられるものとする。
【0032】
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面の所定位置にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。なお、この光ピックアップ装置23の構成等については後に詳述する。
【0033】
前記再生信号処理回路28は、図2に示されるように、I/Vアンプ28a、サーボ信号検出回路28b、ウォブル信号検出回路28c、RF信号検出回路28d、デコーダ28e、チルトセンサ信号検出回路28f、チルト補正信号生成回路28g及びチルト制御信号生成回路28hなどから構成されている。I/Vアンプ28aは、光ピックアップ装置23の出力信号である電流信号を電圧信号に変換するとともに、所定のゲインで増幅する。サーボ信号検出回路28bは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてサーボ信号(フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号など)を検出する。ここで検出されたサーボ信号はサーボコントローラ33に出力される。ウォブル信号検出回路28cは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてウォブル信号を検出する。RF信号検出回路28dは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてRF信号を検出する。デコーダ28eは、ウォブル信号検出回路28cで検出されたウォブル信号からADIP(Address In Pregroove)情報及び同期信号などを抽出する。ここで抽出されたADIP情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。また、デコーダ28eは、RF信号検出回路28dで検出されたRF信号に対して復号処理及び誤り訂正処理等を行なった後、再生データとしてバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。なお、再生データが音楽データの場合には外部のオーディオ機器などに出力される。チルトセンサ信号検出回路28fは、後述するチルトセンサTS(図4参照)の出力信号に基づいてチルト量に対応するチルトセンサ信号を検出する。チルト補正信号生成回路28gはチルトセンサ信号に基づいてチルトを補正するための信号(以下「チルト補正信号」と略述する)を生成し、チルト制御信号生成回路28hに出力する。
【0034】
チルト制御信号生成回路28hは、図3に示されるように、コンデンサC、抵抗R1、R2、及び重畳部としての加算アンプPaddなどを備えている。この加算アンプPaddは抵抗R3及びアンプAPなどを備えている。CPU40から出力されるパルス信号(以下「重畳信号」ともいう)SacはコンデンサC及び抵抗R1を介して第1の入力信号(交流信号、交流電圧信号)として加算アンプPaddに入力される。チルト補正信号生成回路28gからのチルト補正信号Sdcは抵抗R2を介して第2の入力信号(直流信号、直流電圧信号)として加算アンプPaddに入力される。加算アンプPaddでは、第1の入力信号と第2の入力信号とを重畳するとともに、所定のゲインで増幅し、チルト制御信号Soutとしてドライバ27に出力する。なお、コンデンサC及び各抵抗によって重畳信号とチルト補正信号との加算比率及びゲインを変更することが可能である。
【0035】
図1に戻り、前記サーボコントローラ33は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するための制御信号(以下「フォーカス制御信号」ともいう)を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号(以下「トラッキング制御信号」ともいう)を生成する。各制御信号はそれぞれドライバ27に出力される。
【0036】
前記ドライバ27は、サーボコントローラ33からのフォーカス制御信号に応じた駆動電流(以下「フォーカス駆動電流」ともいう)、及びトラッキング制御信号に応じた駆動電流(以下「トラッキング駆動電流」ともいう)を光ピックアップ装置23に出力する。また、ドライバ27は、チルト制御信号生成回路28hからのチルト制御信号に応じた駆動電流(以下「チルト駆動電流」ともいう)及びCPU40からの後述するシーク制御信号に応じた駆動信号を光ピックアップ装置23に出力する。さらに、ドライバ27は、CPU40の指示に基づいてスピンドルモータ22に駆動信号を出力する。
【0037】
前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定量になるとCPU40に通知する。
【0038】
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいてバッファRAM34に蓄積されているデータをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加等を行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して書き込み信号をレーザコントロール回路24に出力する。
【0039】
前記レーザコントロール回路24は、エンコーダ25からの書き込み信号及びCPU40の指示に基づいて、光ディスク15に照射するレーザ光の出力を制御する制御信号(以下「LD制御信号」ともいう)を光ピックアップ装置23に出力する。
【0040】
前記インターフェース38は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)の規格に準拠している。
【0041】
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。そして、CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されているプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどを一時的に前記RAM41に保存する。
【0042】
次に、前記光ピックアップ装置23の構成等について図4〜図8(B)を用いて説明する。この光ピックアップ装置23は、図4に示されるように、スピンドルモータ22によって回転している光ディスク15の記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するピックアップ本体101、このピックアップ本体101を保持するとともに、ピックアップ本体101のX軸方向(紙面左右方向)への移動をガイドする2本のシークレール102、ピックアップ本体101をX軸方向に駆動するためのシークモータ(図示省略)、及び光ディスク15に対する対物レンズの傾き(チルト)を検出するためのチルトセンサTSなどを含んで構成されている。
【0043】
上記ピックアップ本体101は、ハウジング71と、このハウジング71の内部に格納され、光ディスク15の記録面に照射する光束を出射する光束出射系12と、ハウジング71上に配置され、光束出射系12からの光束を光ディスク15の記録面の所定位置に集光する集光系11とから構成されている。
【0044】
上記光束出射系12は、図5に示されるように、光源ユニット51、カップリングレンズ52、ビームスプリッタ54、立ち上げミラー56、検出レンズ58、シリンドリカルレンズ57及び光検出器としての受光器59などを備えている。
【0045】
上記光源ユニット51は、波長が660nmの光束を発光する光源としての半導体レーザ(図示省略)を備えており、光源ユニット51から出射される光束(以下「出射光束」ともいう)の最大強度出射方向が+X方向となるようにハウジング71に固定されている。
【0046】
前記カップリングレンズ52は、光源ユニット51の+X側に配置され、出射光束を略平行光とする。前記ビームスプリッタ54は、カップリングレンズ52の+X側に配置され、光ディスク15の記録面からの反射光(戻り光束)を−Y方向に分岐する。前記立ち上げミラー56は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、ビームスプリッタ54を透過した出射光束の最大強度出射方向を+Z方向に変更する。立ち上げミラー56で最大強度出射方向が+Z方向に変更された出射光束は、ハウジング71に設けられた開口部53を介して前記集光系11に入射する。
【0047】
前記検出レンズ58は、ビームスプリッタ54の−Y側に配置され、ビームスプリッタ54で−Y方向に分岐された戻り光束を集光する。前記シリンドリカルレンズ57は、検出レンズ58の−Y側に配置され、検出レンズ58で集光された戻り光束を整形する。前記受光器59は、シリンドリカルレンズ57の−Y側に配置され、シリンドリカルレンズ57で整形された戻り光束を受光面で受光する。この受光器59には、通常の光ディスク装置と同様に4分割受光素子が用いられており、各分割領域(以下、便宜上「部分受光素子」という)からは、それぞれ受光量に応じた信号(電流信号)が再生信号処理回路28に出力される。すなわち、ハウジング71の内部には、光源ユニット51から出射された光束を集光系11に導くとともに、戻り光束を受光器59に導くための光路が形成されている。
【0048】
前記集光系11は、図6(A)及び図6(A)におけるA−A線断面図である図6(B)に示されるように、対物レンズ60、対物レンズ60を保持するレンズホルダ81、2つのトラッキング用コイル(82a,82b)、フォーカス用コイル84、ヨーク86、2つのチルト用コイル(88a,88b)、4つの永久磁石(91a,91b,91c,91d)、導電性を有する4本の線ばね(92a1,92a2,92b1,92b2)、線ばね固定部87、ガイド軸94、及びガイド軸固定部93などから構成されている。
【0049】
前記ガイド軸固定部93は、図7(A)に示されるように、底壁及該底壁からZ軸方向に立ち上がった3方(+Y側、−X側及び+X側)の側壁を有する部材である。底壁はハウジング71上の所定位置に固定されている。なお、以下では、+Y側の側壁を第1固定側壁、−X側の側壁を第2固定側壁、+X側の側壁を第3固定側壁と呼ぶこととする。第1固定側壁の−Y側の面には、円柱形状の前記ガイド軸94が、その長手方向とY軸方向とがほぼ一致するように配置されている。また、第2固定側壁の+X側の面には、前記永久磁石91cが配置され、第3固定側壁の−X側の面には、前記永久磁石91dが配置されている。なお、永久磁石91c及び永久磁石91dは互いにほぼ同一の形状及び磁石特性を有している。
【0050】
上記線ばね固定部87は、複数の入力端子及び出力端子(いずれも図示省略)を備えている。各入力端子には、ドライバ27からの複数の信号線がそれぞれ接続され、前記フォーカス駆動電流、トラッキング駆動電流及びチルト駆動電流などが入力される。また、線ばね固定部87の中央部には図7(B)に示されるようにY軸方向に延びる円筒形状の開口部87aが形成されている。そして、この開口部87aには、ガイド軸94が挿入されている。さらに、線ばね固定部87には2つのチルト用コイル(88a,88b)がそれぞれ所定位置に配置されている。各チルト用コイルは互いにほぼ同一の形状を有し、各チルト用コイルに駆動電流が供給されると、線ばね固定部87をガイド軸94回りに回動させるための回転力が発生するように、チルト用コイル88aが永久磁石91cに対向する位置に配置され、チルト用コイル88bが永久磁石91dに対向する位置に配置されている。なお、回動方向は各チルト用コイルに流れる駆動電流の向きによって制御することができる。また、各チルト用コイルは、必要とされる回転力に応じた大きさ及び形状をそれぞれ有している。
【0051】
前記レンズホルダ81は、光束出射系12からの出射光束の最大強度出射方向と対物レンズ60の光軸とがほぼ一致する位置に配置されている。このレンズホルダ81には、2つのトラッキング用コイル(82a,82b)及びフォーカス用コイル84がそれぞれ所定位置に固定されている。なお、対物レンズ60、レンズホルダ81、各トラッキング用コイル及びフォーカス用コイル84は一体となって移動するので、以下では、便宜上これらが一体化したものを「可動部」と呼ぶこととする。なお、図7(B)では各トラッキング用コイル及びフォーカス用コイル84の図示を省略している。
【0052】
また、レンズホルダ81には、各トラッキング用コイルに駆動電流を供給するための端子(Ta1、Tb1とする)、及びフォーカス用コイルに駆動電流を供給するための端子(Ta2、Tb2とする)が設けられている。ここでは、レンズホルダ81の−X側の面に端子Ta1及びTa2が、レンズホルダ81の+X側の面に端子Tb1及びTb2が設けられている。そして、端子Ta1には線ばね92a1の一端が接続され、端子Ta2には線ばね92a2の一端が接続されている。また、端子Tb1には線ばね92b1の一端が接続され、端子Tb2には線ばね92b2の一端が接続されている。
【0053】
各線ばねはY軸方向に延び、それらの他端は線ばね固定部87の所定の出力端子に、はんだ付け等によってそれぞれ接続されている。すなわち、可動部は、4本の線ばねを介して線ばね固定部87に弾性的に支持されている。従って、線ばね固定部87が、ガイド軸94回りに回動すると可動部も一体となって回動することとなる。
【0054】
図6に戻り、前記ヨーク86は、底壁及該底壁からZ軸方向に立ち上がった2方(−Y側及び+Y側)の側壁を有する部材である。底壁はハウジング71上の所定位置に固定されている。なお、以下では、−Y側の側壁を第1ヨーク側壁、+Y側の側壁を第2ヨーク側壁と呼ぶこととする。第1ヨーク側壁の+Y側の面には永久磁石91aが配置され、第2ヨーク側壁の−Y側の面には永久磁石91bが配置されている。
【0055】
フォーカス用コイル84は、駆動電流が供給されると+Z方向(又は−Z方向)に可動部を駆動するための駆動力が発生するように、永久磁石91b及び第2ヨーク側壁を巻回する位置に配置されている。なお、駆動方向(+Z方向又は−Z方向)はフォーカス用コイル84を流れる駆動電流の向きによって制御することができる。また、フォーカス用コイル84は、必要とされる駆動力に応じた大きさ及び形状を有している。
【0056】
2つのトラッキング用コイル(82a,82b)は、駆動電流が供給されると+X方向(又は−X方向)に可動部を駆動するための駆動力が発生するように、それぞれ永久磁石91aに対向する位置に配置されている。なお、駆動方向(+X方向又は−X方向)は各トラッキング用コイルに流れる駆動電流の向きによって制御することができる。また、各トラッキング用コイルは、必要とされる駆動力に応じた大きさ及び形状を有している。
【0057】
前記チルトセンサTSは、ハウジング71上に配置され、光ディスク15にチルト検出用の光を照射するための発光ダイオードLDtと、光ディスク15で反射されたチルト検出用の光を受光するための受光素子PDtとを含んで構成されている。この受光素子PDtは図8(A)に示されるように、部分受光素子PDta及びPDtbからなる2分割受光素子である。そして、光ディスク15に対する対物レンズ60の傾きに応じて部分受光素子PDtaの出力と部分受光素子PDtbの出力とに差が生じるように設定されている。発光ダイオードLDtは、図8(B)に示されるようにCPU40からのチルトセンサ駆動信号によってトランジスタTRを含むスイッチ回路Tswがオン状態になると発光する。また、各部分受光素子の出力信号はそれぞれ再生信号処理回路28に出力される。なお、スイッチ回路Tswを介さずにCPU40から直接発光ダイオードLDtを駆動しても良い。本実施形態では、発光ダイオードLDtと受光素子PDtとは一体化されている。また、発光ダイオードLDtには赤外LEDが用いられている。
【0058】
ここで、前述のようにして構成された光ピックアップ装置23の作用について簡単に説明する。なお、光ピックアップ装置23は、光ディスク15の記録面に垂直な方向がZ軸方向、トラックの接線方向がY軸方向と一致するように光ディスク装置20に搭載されているものとする。すなわち、X軸方向がトラッキング方向、Z軸方向がフォーカス方向となる。
【0059】
《LD制御信号》
レーザコントロール回路24からのLD制御信号は光源ユニット51に入力され、光源ユニット51から+X方向にLD制御信号に応じた出力の光束が出射される。この光束(出射光束)は、カップリングレンズ52で略平行光となった後、ビームスプリッタ54に入射する。ビームスプリッタ54を透過した出射光束は、立ち上げミラー56で+Z方向に反射され、ハウジング71の開口部53を介して集光系11に入射する。集光系11に入射した出射光束は、対物レンズ60によって光ディスク15の記録面に微小スポットとして集光される。光ディスク15の記録面での反射光は、戻り光束として対物レンズ60で再び略平行光とされ、ハウジング71の開口部53を介して立ち上げミラー56に入射する。立ち上げミラー56に入射した戻り光束は−X方向に反射され、ビームスプリッタ54に入射する。ビームスプリッタ54で−Y方向に分岐された戻り光束は、検出レンズ58及びシリンドリカルレンズ57を介して受光器59で受光される。受光器59を構成する各部分受光素子は、受光量に応じた電流信号をそれぞれ再生信号処理回路28に出力する。
【0060】
《フォーカス駆動電流》
ドライバ27からのフォーカス駆動電流は、線ばね固定部87の所定の入力端子に入力され、線ばね92a2及び線ばね92b2を介してフォーカス用コイル84に供給される。そして、フォーカス駆動電流の大きさ及び向きに応じて可動部がフォーカス方向に駆動される。これにより、対物レンズ60はフォーカス方向に駆動され、フォーカスずれが補正される。
【0061】
《トラッキング駆動電流》
ドライバ27からのトラッキング駆動電流は、線ばね固定部87の所定の入力端子に入力され、線ばね92a1及び線ばね92b1を介して各トラッキング用コイルに供給される。そして、トラッキング駆動電流の大きさ及び向きに応じて可動部がトラッキング方向に駆動される。これにより、対物レンズ60はトラッキング方向に駆動され、トラックずれが補正される。
【0062】
《チルト駆動電流》
ドライバ27からのチルト駆動電流は、線ばね固定部87の所定の入力端子に入力され、所定の出力端子を介して各チルト用コイルに供給される。そして、チルト駆動電流の大きさ及び向きに応じて線ばね固定部87とともに可動部がガイド軸94まわりに回動する。これにより、対物レンズ60はXZ面内で回動し、チルトが補正される。
【0063】
次に、前述の光ディスク装置20を用いて、光ディスク15にユーザデータを記録する場合の処理動作について簡単に説明する。
【0064】
CPU40はホストから記録要求のコマンド(以下、「記録要求コマンド」という)を受信すると、指定された記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をドライバ27に出力するとともに、記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。また、CPU40はホストから受信したユーザデータのバッファRAM34への蓄積をバッファマネージャ37に指示する。
【0065】
光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、再生信号処理回路28は、受光器59の出力信号に基づいてトラックエラー信号及びフォーカスエラー信号を検出し、サーボコントローラ33に出力する。これにより、前述の如くしてトラックずれ及びフォーカスずれが補正される。なお、フォーカスずれ及びトラックずれの補正は記録処理が終了するまで随時行われる。また、再生信号処理回路28は、受光器59の出力信号に基づいてADIP情報を取得し、CPU40に通知する。なお、再生信号処理回路28は、記録処理が終了するまで所定のタイミング毎にADIP情報を取得し、CPU40に通知する。
【0066】
CPU40は、ADIP情報に基づいて書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシークモータを制御するシーク制御信号をドライバ27に出力する。さらに、CPU40は、バッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたデータのデータ量が所定の量を超えたとの通知を受けると、エンコーダ25に書き込み信号の生成を指示する。
【0067】
光ピックアップ装置23が書き込み開始地点に到達すると、CPU40はチルト補正処理を行う。
【0068】
このチルト補正処理では、CPU40はチルトセンサTSに前記チルトセンサ駆動信号を出力するとともに、再生信号処理回路28にチルト補正処理の開始を指示する。そして、CPU40は一例として図9に示されるように、所定の振幅及び周波数の重畳信号Sacをチルト制御信号生成回路28hに出力する。この重畳信号の振幅及び周波数は、可動部と線ばね固定部87との合計質量と、線ばね固定部87とガイド軸94との摩擦状態と、によりそれぞれの最適値が実験等により予め得られている。
【0069】
チルトセンサTSでは、発光ダイオードLDtからチルト検出用の光が出射され、光ディスク15からの反射光が受光素子PDtで受光される。受光素子PDtを構成する部分受光素子PDta及びPDtbからは受光量に応じた信号(電流信号)がそれぞれ再生信号処理回路28に出力される。
【0070】
再生信号処理回路28では、チルトセンサTSの出力信号はI/Vアンプ28aで電圧信号に変換され、チルトセンサ信号検出回路28f及びチルト補正信号生成回路28gを介してチルト補正信号Sdc(図9参照)としてチルト制御信号生成回路28hに入力される。
【0071】
チルト制御信号生成回路28hでは、重畳信号Sac及びチルト補正信号Sdcは、前述の如く所定の加算比率で重畳されるとともに、所定のゲインで増幅され、チルト制御信号Soutとしてドライバ27に出力される。このチルト制御信号Soutは一例として図9に示されるように交流成分を含むこととなる。
【0072】
ドライバ27は、チルト制御信号Soutに応じたチルト駆動電流を光ピックアップ装置23に出力する。これによって、光ピックアップ装置23では、前述の如く対物レンズ60がXZ面内で回動し、チルトが補正される。
【0073】
チルト補正処理が終了すると、CPU40は、重畳信号Sacの出力を停止する。これにより、チルト制御信号Soutは交流成分を含まない直流信号(直流電圧信号)となる。そして、CPU40は、再生信号処理回路28にチルト補正処理の終了を通知するとともに、エンコーダ25に対して書き込みを許可する。これにより、ユーザデータは、エンコーダ25、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して光ディスク15に書き込まれる。ユーザデータがすべて書き込まれると記録処理を終了する。
【0074】
また、光ディスク装置20を用いて、光ディスク15に記録されているデータを再生する場合の処理動作について簡単に説明する。
【0075】
CPU40は、ホストから再生要求のコマンドを受信すると、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をドライバ27に出力するとともに、再生要求のコマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。
【0076】
光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、前述と同様にしてトラックずれ及びフォーカスずれが補正される。なお、フォーカスずれ及びトラックずれの補正は再生処理が終了するまで随時行われる。
【0077】
CPU40は、再生信号処理回路28から所定のタイミング毎に出力されるADIP情報に基づいて、読み出し開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシーク制御信号をドライバ27に出力する。
【0078】
そして、光ピックアップ装置23が読み出し開始地点に到達すると、CPU40は前述と同様にしてチルト補正処理を行う。CPU40はチルト補正処理が終了すると再生信号処理回路28に通知する。これにより、再生信号処理回路28は、受光器59の出力信号からRF信号を検出し、復号処理、誤り訂正処理等を行った後、再生データとしてバッファRAM34に蓄積する。バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃ったときに、インターフェース38を介してホストに転送する。
【0079】
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPU40にて実行されるプログラムとによって処理装置が実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、CPU40によるプログラムに従う上記処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0080】
また、本実施形態に係る光ディスク装置では、再生信号処理回路28、チルト用コイル(88a,88b)、及び永久磁石(91c,91d)によって、本発明に係るチルト補正装置が実現されている。すなわち、チルト制御信号生成回路28hによって信号生成手段が実現され、チルト用コイル(88a,88b)及び永久磁石(91c,91d)によって駆動手段が実現されている。
【0081】
また、本実施形態に係る光ディスク装置では、チルト制御信号生成回路28hによってチルト駆動信号生成回路が実現され、加算アンプPaddによって重畳部が実現されている。
【0082】
また、チルト制御信号生成回路28hの処理動作によって、本発明に係るチルト補正方法が実施されている。
【0083】
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスク装置によると、ホストから記録要求コマンドを受信し、光ピックアップ装置23が書き込み開始位置に到達すると、チルト補正処理が開始される。このチルト補正処理では、チルトセンサTSの出力信号に基づいて生成されたチルト補正信号と、所定の振幅及び周波数の交流信号(交流電圧信号)とを重畳し、線ばね固定部87を回動するためのチルト制御信号としている。これにより、線ばね固定部87はガイド軸94回りに円滑に回動することが可能となり、線ばね固定部87の回動を精度良く制御することができる。従って、大型化及び高価格化を招くことなく、光ディスク15に対する対物レンズ60の傾きを精度良く補正することが可能となる。
【0084】
また、チルト制御信号が交流成分を含むため、可動部が周辺の部材と接触しても、その部材に付着することを防止することができる。また、可動部が周辺の部材に付着しても、容易に分離させることができる。
【0085】
最近は、パソコンの小型軽量化が飛躍的に進み、容易に持ち運び可能な、いわゆるノート型パソコン及びそれよりもさらに小型のサブノート型パソコンなど(以下、「ノート型パソコン」と総称する)が市販されるようになった。ノート型パソコンはその使用場所が限定されないことが特徴の一つであり、そのために駆動電源としてAC電源だけではなくバッテリにも対応できるようになっている。そして、バッテリで駆動可能な時間がパソコンの重要な性能の一つとなり、売れ行きを左右するようになってきた。光ディスク装置を内蔵しているノート型パソコンでは、ノート型パソコンがバッテリ駆動のときは、光ディスク装置もバッテリで駆動されることとなるため、光ディスク装置での消費電力が少ないことが求められている。
【0086】
本実施形態によると、チルト補正後にチルト制御信号生成回路28hへの重畳信号の出力を停止しているために、チルト補正による消費電力の増加を抑制することができる。
【0087】
また、本実施形態に係る光ディスク装置によると、データの記録及び再生に先だって対物レンズの傾きが精度良く補正されるため、光ディスクに対する記録及び再生を含むアクセスを精度良く安定して行うことが可能となる。
【0088】
なお、上記実施形態では、重畳信号Sacの振幅及び周波数が出力停止まで一定の場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば、図10(A)に示されるように、重畳信号Sacの出力を停止する前に周波数を徐々に高くしても良い。また、図10(B)に示されるように、重畳信号Sacの出力を停止する前に振幅を徐々に小さくしても良い。さらに、図10(C)に示されるように、重畳信号Sacの出力を停止する前に周波数を徐々に高くするとともに、振幅を徐々に小さくしても良い。これらにより、チルト制御信号に含まれる交流成分に対する可動部の追随性が徐々に低下するため、更に補正精度を向上させることが可能となる。また、重畳信号Sacの振幅及び周波数は、所定のステップで階段状に変化させても良い。
【0089】
また、上記実施形態では、チルトセンサTSを用いてチルトを検出する場合について説明したが、これに限らず、例えば受光器59から出力されるトラックエラー検出用のプッシュプル信号を用いても良い。あるいは、再生信号における信号振幅やジッタからチルトを検出しても良い。
【0090】
また、上記実施形態では、2つのチルト用コイルを用いて対物レンズ60をXZ面内で回動する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0091】
また、上記実施形態では、2つのトラッキング用コイルを用いて対物レンズ60をトラッキング方向に駆動する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0092】
また、上記実施形態では、1つのフォーカス用コイルを用いて対物レンズ60をフォーカス方向に駆動する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0093】
また、上記実施形態では、データの記録処理において、光ピックアップ装置23が書き込み開始地点に到達したときに、チルト補正処理を開始する場合について説明したが、これに限らず、例えば光ピックアップ装置23が書き込み開始地点近傍に到達したときに、チルト補正処理を開始しても良い。同様に、再生処理においても、例えば光ピックアップ装置23が読み出し開始地点近傍に到達したときに、チルト補正処理を開始しても良い。
【0094】
また、光ディスクの平坦性がある程度担保されている場合には、例えば光ディスクが光ディスク装置にロードされたときにチルト補正処理を行っても良い。この場合には、上記記録処理及び再生処理でのチルト補正処理は行わなくても良い。
【0095】
また、上記実施形態では、光ディスクのトラックの接線方向に直交する方向(ラジアル方向)に対する対物レンズの傾き(ラジアルチルト)を補正する場合について説明したが、光ディスクのトラックの接線方向(タンジェンシャル方向)に対する対物レンズの傾き(タンジェンシャルチルト)を補正する場合にも本発明を適用することができる。この場合には、対物レンズはYZ面内で回動することとなる。
【0096】
また、上記実施形態では、再生信号処理回路にてチルト制御信号を生成するものとしたが、チルトセンサ信号検出回路28f、チルト補正信号生成回路28g、及びチルト制御信号生成回路28hが一つとなった専用のチルト制御回路を再生信号処理回路とは別に設けても良い。
【0097】
また、CPU40にてチルトセンサ信号検出回路28f、チルト補正信号生成回路28g、及びチルト制御信号生成回路28hのうちの少なくとも一つの回路と同等の処理を行っても良い。
【0098】
また、上記実施形態では、チルト補正が終了すると、重畳信号Sacの出力を停止しているが、例えばアクセス時間が短い場合や、光ディスク装置がAC電源で駆動している場合などには、一例として図11に示されるように、アクセスが終了するまで重畳信号Sacを出力しても良い。この場合に、重畳信号Sacの周波数を徐々に高くしても良い。また、重畳信号Sacの振幅を徐々に小さくしても良い。さらに、重畳信号Sacの周波数を徐々に高くするとともに、振幅を徐々に小さくしても良い。
【0099】
また、上記実施形態では、チルト補正が終了するときに、重畳信号Sacの出力を停止しているが、例えば可動部とガイド軸との間の摩擦力があまり大きくないと予想できる場合には、可動部が回動を開始した後に、重畳信号Sacの出力を停止しても良い。摺動時の摩擦力よりも回動を開始するときの摩擦力のほうが大きいからである。
【0100】
また、可動部とガイド軸との間の摩擦力は温度などの環境によって変化するため、例えば温度に応じて重畳信号の振幅や周波数を変更しても良い。
【0101】
また、上記実施形態では、チルトを補正するための駆動機構として、可動部をガイド軸回りに回動する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0102】
また、上記実施形態では、光ディスクが、DVD系の規格に準拠した情報記録媒体の場合について説明したが、これに限らず、例えばCD系の規格に準拠した情報記録媒体であっても良い。
【0103】
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。
【0104】
また、上記実施形態では、情報の記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、情報の記録、消去及び再生のうち少なくとも再生が可能な光ディスク装置であれば良い。
【0105】
また、上記実施形態では、インターフェース38がATAPIの規格に準拠する場合について説明したが、これに限らず、例えばATA(AT Attachment)、SCSI(Small Computer System Interface)、USB(Universal Serial Bus)1.0、USB2.0、IEEE1394、IEEE802.3、シリアルATA及びシリアルATAPIのうちのいずれかの規格に準拠しても良い。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るチルト補正方法及びチルト補正装置によれば、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正することができるという効果がある。
【0107】
また、本発明に係るチルト駆動信号生成回路によれば、大型化及び高価格化を招くことなく、情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを精度良く補正するのに好適な駆動信号を生成することができるという効果がある。
【0108】
また、本発明に係る光ディスク装置によれば、光ディスクへのアクセスを精度良く安定して行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における再生信号処理回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】図2におけるチルト制御信号生成回路の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図1における光ピックアップ装置の構成を説明するための図である。
【図5】図4における光束出射系の詳細構成を説明するための図である。
【図6】図6(A)は、図4における集光系の詳細構成を説明するための図であり、図6(B)は、図6(A)のA−A線断面図である。
【図7】図7(A)は図6(A)におけるガイド軸固定部を示す概略斜視図であり、図7(B)は図6(A)におけるレンズホルダ及び線ばね固定部を示す概略斜視図である。
【図8】図8(A)及び図8(B)は、それぞれチルトセンサを説明するための図である。
【図9】重畳信号、チルト補正信号及びチルト制御信号を説明するための図である。
【図10】図10(A)〜図10(C)は、それぞれ重畳信号の変形例を説明するための図である。
【図11】重畳を停止しないときの重畳信号、チルト補正信号及びチルト制御信号を説明するための図である。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置、28…再生信号処理回路(チルト補正装置の一部)、28h…チルト制御信号生成回路(チルト駆動信号生成回路、信号生成手段)、40…CPU(処理装置)、59…受光器(光検出器)、60…対物レンズ、88a,88b…チルト用コイル(駆動手段の一部)、91c,91d…永久磁石(駆動手段の一部)、Padd…加算アンプ(重畳部)。

Claims (14)

  1. 情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するために、前記対物レンズを含む可動部を摩擦力に抗して駆動機構を介して駆動するチルト補正方法において、
    情報記録媒体に対する前記傾きを補正するための直流信号に所定の信号特性を有する交流信号を重畳し、駆動信号として前記駆動機構に供給するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化させることを特徴とするチルト補正方法。
  2. 前記駆動信号は、前記情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きに関する情報に基づいて前記駆動機構に供給されることを特徴とする請求項1に記載のチルト補正方法。
  3. 前記傾きがほぼ補正されると、前記重畳を停止し、前記直流信号のみを前記駆動機構に供給することを特徴とする請求項1又は2に記載のチルト補正方法。
  4. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチルト補正方法。
  5. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチルト補正方法。
  6. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなるとともに、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチルト補正方法。
  7. 前記駆動信号は電圧信号であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のチルト補正方法。
  8. 対物レンズを含む可動部を所定のガイドとの間の摩擦力に抗して駆動機構を介して駆動し、情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きを補正するための駆動信号を生成するチルト駆動信号生成回路であって、
    情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きを補正するための直流信号と所定の信号特性を有する交流信号とを重畳するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化可能とする重畳部を備えるチルト駆動信号生成回路。
  9. 情報記録媒体に対する対物レンズの傾きを補正するために、前記対物レンズを含む可動部を所定のガイドとの間の摩擦力に抗して駆動するチルト補正装置であって、
    情報記録媒体に対する前記対物レンズの傾きに関する情報に基づいて、前記傾きを補正するための直流信号と所定の信号特性を有する交流信号とを重畳した駆動信号を生成するとともに、前記傾きの補正状況に応じて、前記交流信号の信号特性を前記可動部の追随性が徐々に低下するように変化させる信号生成手段と;
    前記駆動信号に基づいて前記可動部を駆動する駆動手段と;を備えるチルト補正装置。
  10. 前記信号生成手段は、前記傾きがほぼ補正されると、前記重畳を停止し、前記直流信号のみを前記駆動信号とすることを特徴とする請求項9に記載のチルト補正装置。
  11. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項9に記載のチルト補正装置。
  12. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項9に記載のチルト補正装置。
  13. 前記交流信号は、信号特性を変化させる区間において、振幅が徐々に小さくなるとともに、周波数が徐々に高くなる特性を有する信号であることを特徴とする請求項9に記載のチルト補正装置。
  14. 情報記録媒体である光ディスクに対して情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう光ディスク装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射される光束を前記光ディスクの記録面に集光する対物レンズを含み、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置に導く光学系と;
    前記受光位置に配置された光検出器と;
    請求項9〜13のいずれか一項に記載のチルト補正装置と;
    前記光検出器の出力信号を用いて、前記情報の記録、再生及び消去のうち少なくとも再生を行なう処理装置と;を備える光ディスク装置。
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