JP2007018642A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Tadafumi Yoshimoto
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Abstract

【課題】未記録であると判別された光ディスクに適するフォーカスバランスの調整を行うときにも、未記録な試し書き領域の消費を抑制する。
【解決手段】試し書き領域を形成する単位領域のうち、使用順位が最上位の最上位領域の状態が、未記録状態または予め定められた情報である識別情報が試し書きされている識別情報記録状態または識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のどの状態なのかを判別する最上位領域判別手段24を備え、最上位領域判別手段24の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段22は試し書きを行わず、調整手段23は識別情報記録状態にある最上位領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクが未記録であると判別されたときには、試し書き領域に試し書きを行った後、試し書きされた領域を再生してフォーカスバランスの調整を行う光ディスク装置に係り、より詳細には、光ディスクが未記録であると判別されたときであっても、試し書き領域において使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域の状態が、予め定められた情報である識別情報が試し書きされているときには、試し書きを行うことなく、最上位領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行う光ディスク装置に関するものである。
DVD等の光ディスクを再生する場合、フォーカスエラー信号のバイアスレベルが適正でない場合、再生時の信号の品質、および、記録時の記録信号の品質が悪くなる。従って、記録や再生に先立ち、前記バイアスレベルの最適化、すなわち、フォーカスバランスの調整を行う必要がある。このフォーカスバランスの調整は、RF信号のジッタが最小となるように前記バイアスレベルを調整する動作となっているので、RF信号が得られる領域、すなわち、データが予め書き込みされた領域を再生する必要がある。しかし、再生位置に収納されたDVDが未記録のディスクである場合には、RF信号が得られる領域がないため、フォーカスバランスの調整を行うことができないという問題が生じる。
このような問題を解消する技術として、以下に示す技術が提案されている。すなわち、この技術では、対象とする光ディスクが未記録である場合、トラッキングエラー信号の振幅が最大となるフォーカスオフセット位置と、フォーカスエラー検出回路オフセットがゼロとなるフォーカスオフセット位置との2種の位置を求め、この2種の位置の間となる位置にフォーカスオフセットを設定している。そして、このフォーカスオフセットの状態でもって、試し書き領域に試し書きを行った後、試し書きを行った領域を再生して、RF信号の振幅が最大となるフォーカスオフセットと、再生エラー信号が最小となるフォーカスオフセットとを得た後、この2種のフォーカスオフセットの間に、再生用のフォーカスオフセットを設定している。
また、試し書き領域に記録パワーを可変して記録した場合では、再生信号の品質が均一にならないため、上記技術においては、以下に示す構成も併せて開示されている。すなわち、未記録ディスクの場合では、データを適正に記録するため、試し書きによるOPC(Optimum Power Calibration)によって、最適記録パワーを求めている。そして、求めたパワーで試し書き領域に記録を行い、記録した領域を再生して、RF信号の振幅が最大となるフォーカスオフセットと再生エラー信号が最小となるフォーカスオフセットとを求めている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−50394号公報(第0010−0012段落)
しかしながら、上記技術を用いる場合には、以下に示す問題を生じていた。すなわち、所定位置に載置されたDVDが未記録であると判定されたときには、フォーカスオフセットを設定するため、試し書き領域に試し書きを行うようになっている。従って、DVDが未記録であると判定されたときでは、フォーカスオフセットを設定するために試し書き領域が消費される。このことは、OPCを行うために使用可能となる領域が狭くなることを意味している。従って、以後、多数回のOPCを必要とするような使い方をする場合、未記録のままに残された試し書き領域が不足するといったような事態を招く恐れがある。
本発明は、上記の問題点を解決するため創案されたものであり、その目的は、試し書き領域にフォーカスバランスの調整に使用可能な情報が既に試し書きされているときでは、フォーカスバランスの調整のためのデータを新たに試し書きすることなく、既に試し書きされているデータを再生することによってフォーカスバランスの調整を行うことにより、未記録であると判別された光ディスクに適するフォーカスバランスの調整を行うときにも、未記録な試し書き領域の消費を抑制することのできる光ディスク装置を提供することにある。
また本発明の目的は、試し書き領域にフォーカスバランスの調整に使用可能な情報が既に試し書きされているときでは、フォーカスバランスの調整のためのデータを新たに試し書きすることなく、既に試し書きされているデータを再生することによってフォーカスバランスの調整を行い、且つ、未記録であると判別されるときでも、さらに内周側の再生を行ってフォーカスバランスの調整を行うことにより、未記録であると判別された光ディスクに適するフォーカスバランスの調整を行うときにも、未記録な試し書き領域の消費を抑制することのできる光ディスク装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る光ディスク装置は、光ピックアップを所定の読み取り位置に移動させた状態で光ディスクの読み取りを行ったときにRF信号が得られるかどうかに基づいて、光ディスクが未記録であるかどうかを判別する記録有無判別手段と、記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、光ディスクの試し書き領域に光ピックアップを用いて試し書きを行う未記録時試書手段と、未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行う調整手段とを備えた光ディスク装置に適用している。そして、記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、試し書き領域を形成する複数の単位領域のうち、使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域の状態が、未記録状態または予め定められた情報である識別情報が試し書きされている識別情報記録状態または識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のどの状態であるのかを判別する最上位領域判別手段を備え、最上位領域判別手段の判別結果が未記録状態を示すときには、未記録時試書手段は識別情報を最上位領域に試し書きし、調整手段は未記録時試書手段によって識別情報が試し書きされた最上位領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行い、最上位領域判別手段の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段は識別情報記録状態にある最上位領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行い、最上位領域判別手段の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書き領域であって未記録となっている領域に試し書きを行い、調整手段は未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行うようになっている。
すなわち、光ディスクが未記録であると判別されるときであっても、最上位領域に識別情報が試し書きされているときでは、試し書き領域に試し書きを行うことなく、フォーカスバランスの調整が行われる。
また本発明に係る光ディスク装置は、光ピックアップを所定の読み取り位置に移動させた状態で光ディスクの読み取りを行ったときにRF信号が得られるかどうかに基づいて、光ディスクが未記録であるかどうかを判別する記録有無判別手段と、記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、光ディスクの試し書き領域に光ピックアップを用いて試し書きを行う未記録時試書手段と、未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行う調整手段とを備えた光ディスク装置に適用している。そして、記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、試し書き領域を形成する複数の単位領域のうち、使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域の状態が、未記録状態または予め定められた情報である識別情報が試し書きされている識別情報記録状態または識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のどの状態であるのかを判別する最上位領域判別手段を備え、最上位領域判別手段の判別結果が未記録状態を示すときには、未記録時試書手段は識別情報を最上位領域に試し書きし、調整手段は未記録時試書手段によって識別情報が試し書きされた最上位領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行い、最上位領域判別手段の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段は識別情報記録状態にある最上位領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行い、最上位領域判別手段の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段はデータ領域であって且つデータ領域の最内周の近傍位置の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行うようになっている。
すなわち、光ディスクが未記録であると判別されるときであっても、最上位領域に識別情報が試し書きされているとき、および、データ領域の内周側の近傍位置にデータが記録されているときでは、試し書き領域に試し書きを行うことなく、フォーカスバランスの調整が行われる。
本発明によれば、光ディスクが未記録であると判別されるときであっても、最上位領域に識別情報が試し書きされているときでは、試し書き領域に試し書きが行われることなく、フォーカスバランスの調整が行われるので、未記録であると判別された光ディスクに適するフォーカスバランスの調整を行うときにも、未記録な試し書き領域の消費を抑制することができる。
また本発明によれば、光ディスクが未記録であると判別されるときであっても、最上位領域に識別情報が試し書きされているとき、および、データ領域の内周側の近傍位置にデータが記録されているときでは、試し書き領域に試し書きが行われることなく、フォーカスバランスの調整が行われるので、未記録であると判別された光ディスクに適するフォーカスバランスの調整を行うときにも、未記録な試し書き領域の消費を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置の第1の実施形態であるDVDレコーダの電気的構成を示すブロック線図である。
図において、チューナ部9は、マイクロコンピュータ(以下では、マイコンと称する)7から指示されたチャンネルの商用放送を受信するとともに、受信して得られたアナログ映像信号(アナログ音声信号を含む)をA/D変換部8に出力する。A/D変換部8は、チューナ部9から出力されるアナログ映像信号をデジタル映像信号(デジタル音声信号を含む)に変換し、伸長圧縮処理部5に出力する。D/A変換部6は、伸長圧縮処理部5より出力されるデジタル映像信号(デジタル音声信号を含む)をアナログ映像信号(アナログ音声信号を含む)に変換し、外部に設けられたテレビ受像機12に出力する。
光ピックアップ3は、ディスクモータ2によって回転駆動されるDVD(請求項記載の光ディスクであり、具体的には、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等)1の読み取りを行い、読み取りによって得られた信号を記録再生処理部4に出力する。また、記録再生処理部4より出力される信号をDVD1に記録する(書き込む)。
記録再生処理部4は、ディスクモータ2や光ピックアップ3とともに、ディスクドライブ部を形成する。このため、記録信号生成部13、アナログ信号処理部14、符号化復号化部15、および、サーボ制御部16を備えている。そして、光ピックアップ3を用いてDVD1の読み取りを行ったとき、アナログ信号処理部14においてRF信号が生成されなかったときには、その旨をマイコン7に知らせる。
アナログ信号処理部14は、光ピックアップ3より出力される信号からRF信号を生成し、符号化復号化部15に出力する。また、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ制御部16に出力する。符号化復号化部15は、アナログ信号処理部14より出力されるRF信号からデジタルデータを復調した後、復号化を行って得られた信号を伸長圧縮処理部5に出力する。また、伸長圧縮処理部5より出力されるデジタル信号を符号化した後、記録信号生成部13に送出する。
記録信号生成部13は、符号化復号化部15から送出される信号に従って光ピックアップ3を駆動する。サーボ制御部16は、アナログ信号処理部14から出力されるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号、符号化復号化部15から出力される復調されたデジタルデータ等に基づき、光ピックアップ3のフォーカシングやトラッキング、および、ディスクモータ2の回転速度を制御する。また、マイコン7からの指示に従い、光ピックアップ3をDVD1の半径方向に移動させる。
伸長圧縮処理部5は、エンコード部18を用いることによって、A/D変換部8から出力された映像信号をMPEG2(音声信号についてはAC3等)に従って圧縮処理する。そして後、圧縮処理した映像信号を記録再生処理部4に出力する。また、デコード部19を用いることにより、記録再生処理部4より出力される映像信号を、MPEG2(音声信号についてはAC3等)に従って伸長処理する。そして、伸長処理により得られたデジタル映像信号をD/A変換部6に出力する。
入力回路部10は、図示されない装置本体の前面パネルに設けられた電源キー等のキースイッチや、リモートコントローラ(以下では、リモコンと称する)11から送信される赤外線信号を受光する受光ユニット等を備えており、ユーザからの指示が入力されると、入力された指示をマイコン7に出力する。
マイコン7は、DVDレコーダとしての主要動作を制御する。すなわち、リモコン11等に入力されたユーザの指示に従い、チューナ部9が受信するチャンネルを制御する。また、記録再生処理部4と伸長圧縮処理部5とを制御することによって、チューナ部9が受信した番組をDVD1に記録する。また、DVD1に記録された映像信号を再生して、テレビ受像機12に表示する。
また、マイコン7は、DVD1が交換されたときには、交換されたDVD1に最適となるフォーカスバイアスを設定するため、フォーカスバランスの調整を行う。このため、その機能の一部を用いて、記録有無判別手段21、未記録時試書手段22、調整手段23、および、最上位領域判別手段24を構成する。
記録有無判別手段21は、光ピックアップ3を所定の読み取り位置(例えば、図3(A)の矢印RDにより示すアドレス42000の位置)に移動させた状態でDVD1の読み取りを行ったときに、RF信号が得られるかどうかに基づいて、DVD1が未記録であるかどうかを判別する(アドレスの数値は、16進数で示されたPBA(Physical Block Addres)となっている)。
最上位領域判別手段24は、記録有無判別手段21の判別結果が未記録を示すときには、試し書き領域を形成する複数の単位領域(図3(B)の51〜57,・・・により示す)のうち、使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域51の状態が、未記録状態であるのか、または、予め定められた情報である識別情報(後に詳述する)が試し書きされている識別情報記録状態であるのか、または、識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のあるのかを判別する。
未記録時試書手段22は、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が未記録状態を示すときには、識別情報を最上位領域51に試し書きする。また、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、試し書き領域であって未記録となっている単位領域(例えば、図5(C)の52に示す領域)に識別情報を試し書きする。なお、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、試し書きを行わない。
調整手段23は、未記録時試書手段22が最上位領域51に試し書きを行ったとき、および、最上位領域51が識別情報記録状態であるときには、最上位領域51を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う(RF信号のジッタが最少となるように、フォーカスのバイアス値を設定する)。また、未記録時試書手段22が、最上位領域51とは異なる領域に試し書きを行ったときには、そのときに試し書きを行った領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う。
図2は、フォーカスバランスの調整を行うときの第1の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
DVD1が交換されると、マイコン7は、記録再生処理部4に指示を与え、光ピックアップ3を初期位置(例えば、内周側の端部の近傍位置等)に移動させた後(ステップS1)、光ピックアップ3内のレーザダイオード(図示を省略)を点灯して、フォーカス系とトラッキング系との初期設定(予め設定された初期値に基づく大まかな設定)を行う(ステップS2)。そして後、光ピックアップ3を、データ領域内の所定の読み取り位置(図3(A)の矢印RDに示すアドレス42000)に移動させる(ステップS3)。
なお、このときの光ピックアップ3の移動は、ジャンプするトラック数を計数した移動ではなく、図示されないスレッドモータ(光ピックアップ3を半径方向に移動させるモータ)を所定時間分だけ駆動した移動となっている。従って、実機における光ピックアップ3の移動後の位置は、常にアドレス42000となるわけではなく、アドレス42000を挟んで、アドレス42000の近傍の範囲となる。
この状態において、光ピックアップ3によりデータの再生を行う(ステップS4)。いま、DVD1が、図3(A)、(B)に示したように、データ領域と試し書き領域との双方において、どこにもデータが書き込みされていない未記録状態であるとすると、アドレス42000の近傍を再生したときにも、アナログ信号処理部14においてはRF信号が得られない。従って、動作は、ステップS5からステップS6に移行する。このため、最上位領域判別手段24は、光ピックアップ3を移動させて最上位領域51の状態を調べる。
このときでは、最上位領域51は未記録状態であるので、未記録時試書手段22によって最上位領域51に識別情報が試し書きされる(ステップS15)。なお、このときの試し書きは、OPCのときのように段階的に記録パワーを変化させた書き込みではなく、予め初期値として設定された一定の記録パワーによる試し書きとなっている。また、試し書きされるデータは、ランダムなデータではなく、後に読み出しを行ったとき、明らかに同種の装置によって書き込みされたことが確認可能な識別情報、すなわち、OPCのために試し書きされたデータ、あるいは、他社製の装置によって試し書きされたデータではないことを判別可能にするデータ(例えば、メーカ名等を含むデータ等)となっている。
そして、最上位領域51に識別情報711が試し書きされたときには(図3(C)参照)、調整手段23は、最上位領域51を再生することによって、フォーカスバランスの調整を行う(ステップS16)。そして後、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行う。また、最上位領域51に隣接して内周側に位置する単位領域52に、OPCのために記録パワーを段階的に変化させたデータ712の試し書きを行う(図3(D)参照)。そして、単位領域52を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、データ領域に、番組の記録等を行う。図3(E)は、このようにして番組(611により示す)が記録されたときのデータ領域の状態を示している。
いま、交換されたDVD1の記録状態が、図4(A)、(B)に示す状態であるとする。すなわち、データ領域の始まるアドレス30000から少しの範囲において番組621が記録されているが、アドレス42000の近傍は、まだ未記録状態であるとする。また、試し書き領域においては、最上位領域51には識別情報721が試し書きされており、単位領域52には、OPCのためのデータ722が試し書きされているとする。
このときでも、ステップS4における再生時では、RF信号が得られない。従って、動作は、ステップS5からステップS6に移行し、最上位領域51の記録状態が調べられる。このときでは、識別情報記録状態であるので、動作は、ステップS7,S8からステップS16に移行する。すなわち、最上位領域51には、フォーカスバランスの調整に必要なデータ(OPCのために記録パワーが段階的に変化するデータではなく、記録パワーを一定として試し書きされたデータである識別情報721)が記録済みとなっているので、調整手段23は、最上位領域51を再生することによって、フォーカスバランスの調整を行う。
つまり、このときでは、フォーカスバランスの調整のためのデータを、新たに試し書きすることなく、既に試し書きされていたデータ(識別情報721)を用いてフォーカスバランスの調整が行われる。すなわち、試し書き領域における単位領域を消費することなく、フォーカスバランスの調整が行われるので、試し書き領域が減少するという事態の発生が防止される。
上記方法によってフォーカスバランスの調整が終了した後には、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行った後、試し書き領域の空きとなっている領域のうち、最も外周側の単位領域53に、OPCのためのデータ723を試し書きする(図4(C)参照)。そして、単位領域53を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、番組621の記録領域に隣接した位置から、番組622の記録を行う。図4(D)は、このようにして番組622が記録されたときのデータ領域の状態を示している。
また、いま、交換されたDVD1の記録状態が、図5(A)、(B)に示す状態であるとする。すなわち、データ領域の始まるアドレス30000から少しの範囲において番組631が記録されているが、アドレス42000の近傍は、まだ未記録状態であるとする。また、試し書き領域における最上位領域51には、番組631を記録するときの最適記録パワーを求めるため、OPC用のデータ731が試し書きされているとする。
このときでは、ステップS4における再生時では、RF信号が得られない。従って、動作は、ステップS5からステップS6に移行し、最上位領域51の記録状態が調べられる。このときでは、識別情報とは異なるデータ731が記録された異種情報記録状態であるので、動作は、ステップS7,S8からステップS9に移行する。
すなわち、最上位領域51には、OPCのために記録パワーが段階的に変化するデータ731が記録されているが、このデータ731はフォーカスバランスの調整には適していない。このため、未記録時試書手段22は、試し書き領域内の空きとなっている領域52〜57,・・・のうちで最も外周側に位置する単位領域52に、識別情報732の試し書きを行う。そして後、調整手段23は、単位領域52を再生することによって、フォーカスバランスの調整を行う(図5(C)参照)。
上記した方法によってフォーカスバランスの調整が終了した後には、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行った後、試し書き領域内の空きとなっている領域のうちで最も外周側となる単位領域53に、OPCのためのデータ733を試し書きする(図5(D)参照)。そして後、単位領域53を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、番組631の記録領域に隣接した位置から、番組の記録等を行う。図5(E)は、このようにして番組632が記録されたときのデータ領域の状態を示している。
なお、光ピックアップ3をデータ領域内の所定の読み取り位置に移動させて再生を行ったとき(ステップS3,S4)、RF信号が得られた場合には、調整手段23は、その位置から再生を行うことにより、フォーカスバランスの調整を行う(ステップS19)。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の電気的構成をブロック線図として示すときには、図1に示す構成と同一となり、未記録時試書手段22と調整手段23との構成が異なるに過ぎない。このため、未記録時試書手段22と調整手段23とについてのみ構成の説明を行い、その他のブロックについては構成の説明を省略する。
未記録時試書手段22は、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が未記録状態を示すときには、識別情報を最上位領域51に試し書きする。また、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が異種情報記録状態を示すとき、および、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、試し書きを行わない。
調整手段23は、未記録時試書手段22が最上位領域51に試し書きを行ったとき、および、最上位領域51が識別情報記録状態であるときには、最上位領域51を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う。また、記録有無判別手段21の判別結果が未記録であり、最上位領域判別手段24の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、データ領域であって且つデータ領域の最内周の近傍位置の再生を行うことによって、フォーカスバランスの調整を行う。
図6は、フォーカスバランスの調整を行うときの第2の実施形態の主要動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態と同一の動作となるステップについては、図2における符号と同一符号を付与し、説明を省略する。
交換されたDVD1の状態が、図3(A)、(B)に示す状態となるときには、第1の実施形態と同一の動作となる。すなわち、最上位領域51に識別情報711を試し書きした(ステップS1〜S7,S15)後、最上位領域51を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う(ステップS16)。また、交換されたDVD1の状態が、図4(A)、(B)に示す状態となるときにも、第1の実施形態と同一の動作となる。すなわち、調整手段23は、最上位領域51に既に試し書きされた識別情報721を再生することによってフォーカスバランスの調整を行う(ステップS1〜S8,S16)。
そして後には、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行った後、試し書き領域内の空きとなっている領域のうちで最も外周側となる単位領域に、OPCのためのデータを試し書きする。次いで、OPCのためのデータを試し書きした単位領域を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、番組の記録を行う。
一方、交換されたDVD1の状態が、図7(A)、(B)に示す状態となるとき、すなわち、データ領域の内周側に番組641が既に記録されており、最上位領域51には、OPCのためのデータ741が試し書きされた状態となるときでは、調整手段23は、光ピックアップ3を、データ領域内であって、且つ、データ領域の最内周の近傍位置(例えば、図7(C)の矢印RDに示す位置(アドレス33000等))に移動させる(フォーカスバランスは、予め設定された初期値に基づく大まかな調整状態にあるに過ぎないが、このときでも、多くのDVD1に対しては、所望のアドレスに光ピックアップ3を移動させることができる)。そして後、再生を行う(ステップS1〜S8,S21)。
このときでは、光ピックアップ3の移動位置には番組641が記録されており、RF信号が得られる。このため、調整手段23は、その位置の再生を行うことによって、フォーカスバランスの調整を行う(ステップS22,S23)。そして後には、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行った後、試し書き領域内の空きとなっている領域のうちで最も外周側となる単位領域52に、OPCのためのデータ742を試し書きする(図7(D)参照)。次いで、単位領域52を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、番組642の記録を行う(図7(E)参照)。
また、交換されたDVD1の状態が、図8(A)、(B)に示す状態となるとき、すなわち、最上位領域51には、OPCのためのデータ751が試し書きされているが、データ領域が未記録となっているとき(最適な記録パワーを求めたのみで、番組の記録が実行されなかったとき)には、調整手段23は、光ピックアップ3を、データ領域内であって、且つ、データ領域の最内周の近傍位置(例えば、図8(C)の矢印RDに示す位置(アドレス33000等))に移動させる。そして後、再生を行う(ステップS1〜S8,S21)。
このときでは、光ピックアップ3の移動位置は未記録であるため、RF信号が得られない。このような場合、未記録時試書手段22は、図8(D)に示したように、試し書き領域内の空きとなっている領域のうちで最も外周側に位置する単位領域52に、識別情報752の試し書きを行う(ステップS22,S9)。そして後、調整手段23は、単位領域52を再生することによって、フォーカスバランスの調整を行う(ステップS10)。
上記した方法によってフォーカスバランスの調整が終了した後には、フォーカス系の精密な調整(フォーカスバランスの調整を含む)とトラッキング系の精密な調整を行った後、試し書き領域内の空きとなっている領域のうちで最も外周となる単位領域53に、OPCのためのデータ753を試し書きする(図8(E)参照)。次いで、単位領域53を再生することによって、最良となる記録パワーを求め、求めた記録パワーを用いて、番組の記録等を行う。図8(F)は、このようにして番組651が記録されたときのデータ領域の状態を示している。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、DVDレコーダに適用した場合について説明したが、HDD一体型DVDレコーダ等の場合にも、同様に適用することができる。
また、光ディスクをDVDとした場合について説明したが、その他の種類の光ディスクの場合にも、同様に適用することができる。
また、光ディスクが未記録であるかどうかを調べるときの光ピックアップ3の位置(所定の読み取り位置)については、アドレス42000を中心とする範囲とした場合について説明したが、データ領域にデータが記録されているときには、そのデータが短くても、そのデータの記録範囲内となる確率が高く、且つ、光ピックアップ3の停止位置がずれるときにも、停止位置がデータ領域から外れる恐れのない限りでは任意の位置とすることができる。
本発明に係る光ディスク装置の一実施形態であるDVDレコーダの電気的構成を示すブロック線図である。 フォーカスバランスの調整を行うときの第1の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。 DVDの記録状態の変化を示す説明図である。 DVDの記録状態の変化を示す説明図である。 DVDの記録状態の変化を示す説明図である。 フォーカスバランスの調整を行うときの第2の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。 DVDの記録状態の変化を示す説明図である。 DVDの記録状態の変化を示す説明図である。
符号の説明
1 DVD(光ディスク)
3 光ピックアップ
21 記録有無判別手段
22 未記録時試書手段
23 調整手段
24 最上位領域判別手段
51 最上位領域
51〜57 単位領域
711,721,732 識別情報
712,722,723,731,733 異種情報
741,742,751,753 異種情報
752 識別情報

Claims (2)

  1. 光ピックアップを所定の読み取り位置に移動させた状態で光ディスクの読み取りを行ったときにRF信号が得られるかどうかに基づいて、光ディスクが未記録であるかどうかを判別する記録有無判別手段と、
    記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、光ディスクの試し書き領域に光ピックアップを用いて試し書きを行う未記録時試書手段と、
    未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行う調整手段とを備えた光ディスク装置において、
    記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、試し書き領域を形成する複数の単位領域のうち、使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域の状態が、未記録状態または予め定められた情報である識別情報が試し書きされている識別情報記録状態または識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のどの状態であるのかを判別する最上位領域判別手段を備え、
    最上位領域判別手段の判別結果が未記録状態を示すときには、未記録時試書手段は識別情報を最上位領域に試し書きし、調整手段は未記録時試書手段によって識別情報が試し書きされた最上位領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行い、
    最上位領域判別手段の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段は識別情報記録状態にある最上位領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行い、
    最上位領域判別手段の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書き領域であって未記録となっている領域に試し書きを行い、調整手段は未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ピックアップを所定の読み取り位置に移動させた状態で光ディスクの読み取りを行ったときにRF信号が得られるかどうかに基づいて、光ディスクが未記録であるかどうかを判別する記録有無判別手段と、
    記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、光ディスクの試し書き領域に光ピックアップを用いて試し書きを行う未記録時試書手段と、
    未記録時試書手段によって試し書きされた領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行う調整手段とを備えた光ディスク装置において、
    記録有無判別手段の判別結果が未記録を示すときには、試し書き領域を形成する複数の単位領域のうち、使用順位が最上位となる単位領域である最上位領域の状態が、未記録状態または予め定められた情報である識別情報が試し書きされている識別情報記録状態または識別情報とは異なるデータが試し書きされている異種情報記録状態のどの状態であるのかを判別する最上位領域判別手段を備え、
    最上位領域判別手段の判別結果が未記録状態を示すときには、未記録時試書手段は識別情報を最上位領域に試し書きし、調整手段は未記録時試書手段によって識別情報が試し書きされた最上位領域の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行い、
    最上位領域判別手段の判別結果が識別情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段は識別情報記録状態にある最上位領域を再生することによってフォーカスバランスの調整を行い、
    最上位領域判別手段の判別結果が異種情報記録状態を示すときには、未記録時試書手段は試し書きを行わず、調整手段はデータ領域であって且つデータ領域の最内周の近傍位置の再生を行うことによってフォーカスバランスの調整を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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