JP2005332517A - 光ディスク記録再生装置の記録制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光学式ピックアップによりディスクに信号を記録することが出来る光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供する。
【解決手段】 ホスト機器から送信される記録信号を一時的に記憶する記録用バッファメモリー15を設け、記録開始命令に基づく光学式ピックアップ4の記録開始セクターへの移動動作時、記録開始セクターへの移動が正常に行えない場合リトライ動作を行い、リトライ動作が行われている間に前記記録用バッファメモリー15に記憶されている記録信号の量を検出し、該記録用バッファメモリー回路15に記憶されている記録信号の量が記憶可能容量に達した後所定時間経過したとき、記録開始位置を次のセクターに変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ホスト機器から送信される記録信号を一時的に記憶する記録用バッファメモリー15を設け、記録開始命令に基づく光学式ピックアップ4の記録開始セクターへの移動動作時、記録開始セクターへの移動が正常に行えない場合リトライ動作を行い、リトライ動作が行われている間に前記記録用バッファメモリー15に記憶されている記録信号の量を検出し、該記録用バッファメモリー回路15に記憶されている記録信号の量が記憶可能容量に達した後所定時間経過したとき、記録開始位置を次のセクターに変更する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光学式ピックアップより照射されるレーザー光によってディスクに信号を記録するように構成された光ディスク記録再生装置の記録制御方法に関する。
光学式ピックアップを用いてディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ディスク再生装置が普及しているが、再生機能に加えて光学式ピックアップより照射されるレーザー光によってディスクに信号を記録することが出来るように構成された光ディスク記録再生装置が商品化されている。
光ディスク記録再生装置としては、CDと呼ばれるディスクを使用する装置が普及しているが、最近ではDVDと呼ばれるディスクを使用する装置が普及しつつある。斯かるDVDディスクを使用する光ディスク記録再生装置は、CDと比較して記録容量が大きいため、映像信号を長時間記録することが出来るという特徴を有している。
DVDディスクを使用する光ディスク記録再生装置は、ホスト機器であるコンピューター装置と接続されて使用されることが多いが、最近ではテレビジョン放送を受信して得られる映像信号やオーディオ信号をディスクに記録するようにされた装置が製品化されている。斯かる光ディスク記録再生装置において、ディスクへの信号の記録動作は、ディスクの規格に基づいて行われるが、入力される記録信号はバッファメモリーと呼ばれるメモリーに一旦記憶された後読み出されてディスクに記録するようにされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−67804号公報
テレビジョン放送を受信して得られる映像信号やオーディオ信号等より成る記録信号をディスクに記録する場合には、入力される記録信号は途切れることはなく、即ち連続して光ディスク記録再生装置に入力される。従って、記録動作の開始時、光学式ピックアップをディスク上の記録開始位置、即ち記録を開始させるセクター位置に速やかに移動させる必要がある。
光学式ピックアップをを記録開始セクターに移動させる動作は、ディスクに形成されているプリグルーブと呼ばれる蛇行した溝から得られるアドレスを利用して急速に行われるが、記録開始セクターの位置の検出動作が正常に行われない場合があり、斯かる場合には記録開始位置への移動動作を再度行うリトライと呼ばれる動作が繰り返し行われる。斯かるリトライ動作が繰り返し行われると、記録開始セクターへの光学式ピックアップの移動動作が遅れるので、その位置から記録動作を開始させるまでに要する時間が長くなり、その結果、記録信号が一旦記憶されるように設けられているバッファメモリーの容量以上に記録信号が入力されて記録信号がオーバーフローし、記録する信号が欠落するという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供しようとするものである。
本発明は、ホスト機器から送信される記録信号を一時的に記憶する記録用バッファメモリーを設け、記録開始命令に基づく光学式ピックアップの記録開始セクターへの移動動作時、記録開始セクターへの移動が正常に行えない場合リトライ動作を行い、リトライ動作が行われている間に前記記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量を検出し、該記録用バッファメモリー回路に記憶されている記録信号の量が記憶可能容量に達した後所定時間経過したとき、記録開始位置を最初に設定されたセクターの次に設けられているセクターに変更するように構成されている。
また、本発明は、記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量が該メモリーの記憶可能容量に達したとき、動作状態になるタイマー回路を設け、該タイマー回路により計測された時間が所定時間に達したとき、記録開始位置を次のセクターに変更するように構成されている。
そして、本発明は、次のセクターへの光学式ピックアップの移動動作が正常に行えない場合、記録異常として処理するように構成されている。
本発明は、ホスト機器から送信される記録信号を一時的に記憶する記録用バッファメモリーを設け、記録開始命令に基づく光学式ピックアップの記録開始セクターへの移動動作時、記録開始セクターへの移動が正常に行えない場合リトライ動作を行い、リトライ動作が行われている間に前記記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量を検出し、該記録用バッファメモリー回路に記憶されている記録信号の量が記憶可能容量に達した後所定時間経過したとき、記録開始位置を最初に設定されたセクターの次に設けられているセクターに変更するようにしたので、無駄なリトライ動作が行われることを防止することが出来、その結果記録しないで削除される記録信号の量を少なくすることが出来る。
また、本発明は、記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量が該メモリーの記憶可能容量に達したとき、動作状態になるタイマー回路を設け、該タイマー回路により計測された時間が所定時間に達したとき、記録開始位置を次のセクターに変更するようにしたので、変更動作を行う時間の設定を容易に行うことが出来る。
また、本発明は、次のセクターへの移動動作が正常に行えない場合、記録異常として処理するようにしたので、無駄なリトライ動作を防止することが出来る。
本発明は、記録信号が一時的に記憶されるバッファメモリーに記憶されている記録信号の量を検出することによって記録開始セクターへの移動動作を制御するように構成されている。
図1は本発明の記録制御方法に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示す回路図、図2は本発明に係るバッファメモリーへの記録信号の記憶状態を説明するための説明図である。
図1において、1はスピンドルモーター2によって回転駆動されるターンテーブル3に載置されるディスクであり、内周側には記録動作を行う場合にディスクの記録特性に合わせてレーザー出力を設定するためにテスト信号が記録される試し書き領域が設けられている。また、斯かるディスク1には、位置情報データがプリグルーブと呼ばれる溝によって記録されており、この溝より得られるウォブル信号に基づいて信号の記録再生動作が行われるように構成されている。
4は前記ディスク1に記録されている信号の読み出し動作及び該ディスク1への信号の記録動作を行うレーザー光を照射する光学式ピックアップであり、図示しないが、レーザー光を放射するレーザーダイオード、該レーザーダイオードから照射されるレーザー光のレベルをモニターするモニター用ダイオード、ディスク1の信号面から反射されるレーザー光を受ける光検出器、対物レンズ、該対物レンズをディスク面に対して垂直方向へ変位させるフォーカシングコイル及び該対物レンズをディスク1の径方向へ変位させるトラッキングコイルが周知のように組み込まれているとともにピックアップ送り用モーター(図示せず)によってディスク1の径方向へ変位せしめられるように構成されている。
5は前記光学式ピックアップ4に組み込まれている光検出器から得られる信号が入力されるとともに該信号を増幅するRF信号増幅回路であり、RF信号を波形整形するとともに2値化した信号を出力するように構成されている。6は前記光検出器より得られる信号から生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいてレーザー光をディスク1の信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該レーザー光を信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を行うピックアップ制御回路であり、フォーカスエラー信号に基づくフォーカシング制御信号及びトラッキングエラー信号に基づくトラッキング制御信号を出力するように構成されている。
7は前記ピックアップ制御回路6より出力されるフォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号が入力される駆動回路であり、入力される制御信号に基づく駆動信号を前記光学式ピックアップ4に組み込まれているフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに供給するように構成されている。
8は前記RF信号増幅回路5から出力される2値化信号が入力されるとともに該信号の処理動作を行うデジタル信号処理回路であり、各種信号の復調処理動作を行うように構成されている。9は前記デジタル信号処理回路8によって復調された信号が入力される信号再生用回路であり、再生された信号のエラー訂正処理動作等を行うために設けられている再生用バッファメモリー10への信号の書き込み動作及び読み出し動作を制御することによって信号の再生動作、即ち映像信号やオーディオ信号の復調動作を行うように構成されている。
11は光ディスク記録再生装置の各動作を制御するシステム制御回路であり、マイクロコンピューターにて構成されている。12はホスト機器として光ディスク記録再生装置と接続されて使用されるコンピューター装置であり、インターフェース回路13を介して前記信号再生用回路9及びシステム制御回路11と接続されている。前記コンピューター装置12は、テレビジョン放送を受信する受信機が組み込まれており、受信された信号から得られる映像信号やオーディオ信号をインターフェース回路13を介して光ディスク記録再生装置に対して出力するように構成されている。
14は前記コンピューター装置12から出力される記録信号がインターフェース回路13及びシステム制御回路11を介して入力されるとともにディスク1に記録するための信号をエンコード処理する信号記録用回路、15は記録信号が一時的に記憶される記録用バッファメモリーであり、システム制御回路11の制御動作に基づいて記録信号の書き込み動作及び読み出し動作がディスク1への信号の規格であるセクター単位毎に行われるように構成されている。
16は前記信号記録用回路14によってエンコード処理された記録信号が入力されるレーザーダイオード駆動回路であり、入力される記録信号に応じたパルス信号である駆動信号を光学式ピックアップ4に組み込まれているレーザーダイオードに供給するように構成
されている。
されている。
17は前記スピンドルモーター2を回転駆動するスピンドルモーター駆動回路であり、前記システム制御回路11から出力される制御信号によってディスク1の回転動作を制御するように構成されている。ディスク1の回転駆動動作は、線速度が一定になるように行われるが、斯かる制御動作は周知のようにディスク1に形成されているプリグルーブから得られる同期信号と基準信号生成回路(図示せず)から生成される基準クロック信号とを同期させるように制御することによって行われる。
18は前記記録用バッファメモリー15に記憶されている記録信号の量が該記録用バッファメモリー15の記憶可能容量に達したとき、動作状態になり時間の計測を開始するタイマー回路であり、所定の時間が計測されたとき検出信号をシステム制御回路11に出力するとともに該システム制御回路11によってリセット動作が行われるように構成されている。
斯かる構成において、光ディスク記録再生装置における記録動作等の各制御動作は、システム制御回路11に接続されているフラッシユROM(図示せず)等に記憶されているプログラムソフトに基づいて行われるが、各制御動作を開始させるための命令信号はコンピューター装置12から出力されるように構成されている。
以上に説明したように本発明に係る光ディスク記録再生装置は構成されているが、次に動作について説明する。コンピューター装置12からディスク1に記録されている信号を再生するための命令信号が出力されると、斯かる命令信号がインターフェース回路13を通してシステム制御回路11に入力される。
斯かる再生動作を行うための命令信号がシステム制御回路11に入力されると、フラッシュROMに記憶されている再生動作を行うためのプログラムソフトに基づく制御動作が開始されることになる。斯かる再生のための動作が行われる前にディスク1の内周側に設けられているリードイン領域に記録されているディスク情報の読み出し動作が周知のように行われる。即ち、斯かる動作は、ディスク1を光ディスク記録再生装置に設けられているターンテーブル3上に載置させたときに光学式ピックアップ4のフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことによって行われるように構成されている。
即ち、再生動作を行うためにディスク1をターンテーブル3上に載置させると、ピックアップ制御回路6によるフォーカス制御動作が行われ、光学式ピックアップ4から照射されるレーザー光が信号面に合焦されるか否かの判定動作が行われる。斯かる合焦動作が正常に行われたと判定されるとディスク1がターンテーブル3上に載置されていることが認識される。斯かる認識動作が行われると、スピンドルモーター駆動回路17によるスピンドルモーター2の回転駆動動作が開始されるとともにピックアップ制御回路6によるトラッキング制御動作が開始される。
前記スピンドルモーター駆動回路17による回転駆動動作は、リードイン領域における線速度が所定の範囲の速度に入るように行われる。斯かる速度にて回転駆動されるディスク1に対するフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作が行われると、ディスク1に形成されているプリグルーブにて記録されている同期信号の読み出し動作が行われることになる。斯かる同期信号の読み出し動作が開始されると、斯かる同期信号の抽出動作がデジタル信号処理回路8にて行われるとともに該同期信号と基準信号生成回路から出力される同期信号との同期合わせ処理動作が行われることになる。斯かる動作は、周知のようにPLLと呼ばれる回路によって行われるので、その説明は省略する。
前述した動作が行われる結果、ディスク1のリードイン領域に記録されているディスク情報の読み出し動作を行うことが出来る。斯かるディスク情報は、ディスク1に記録されている映像信号等の記録位置を示すものである。このようにしてディスク1に記録されている信号の位置を認識することが出来るので、コンピューター装置12から所望の情報の再生動作を行うために出力される命令信号に基づく制御動作を行うことが出来る。
斯かる再生動作は、ディスク1から得られるアドレスデータを利用し、光学式ピックアップ4を所望の信号が記録されている位置に移動させることによって行われるが、斯かる動作は一般にサーチ動作と呼ばれている。斯かるサーチ動作によって光学式ピックアップ4が所望の信号が記録されている位置に移動するとディスク1からの信号の読み出し動作が開始される。光学式ピックアップ4に組み込まれている光検出器によって電気信号に変換された再生信号は、RF信号増幅回路5に入力されるとともに2値化されてデジタル信号処理回路8に対して出力される。
斯かる信号がデジタル信号処理回路8に入力されると、該デジタル信号処理回路8によるデコード処理が行われ、デコード処理された再生信号が信号再生用回路9に出力される。斯かる再生信号が信号再生用回路9に入力されると、該信号再生用回路9によるエラー訂正処理動作等が行われるが、斯かる処理動作は再生用バッファメモリー10への該再生信号の書き込み動作及び読み出し動作を繰り返し行うことによって行われる。
前記信号再生用回路9による信号処理動作が行われる結果、映像信号やオーディオ信号の復調動作が行われ、斯かる映像信号やオーディオ信号がインターフェース回路13を介してコンピューター装置12に対して出力される。斯かる再生信号がコンピューター装置12に対して出力される結果、該コンピューター装置12に設けられているディスプレイに映像信号が映し出されるとともにスピーカーによってオーディオ信号が放音されることになる。斯かる動作が行われる結果、使用者はディスク1に記録されている所望の映像信号やオーディオ信号、即ち例えば映画等を見ることが出来る。
以上に説明したように本実施例における再生動作は行われるが、次に記録動作について説明する。記録動作を行うために記録用のディスク1をターンテーブル3上に載置すると前述したピックアップ制御回路6によるフォーカス制御動作、スピンドルモーター駆動回路17によるスピンドルモーター2の回転駆動動作及びピックアップ制御回路6によるトラッキング制御動作が行われてディスク情報の読み出し動作が行われるが、この場合における読み出し動作は記録用のディスクに設けられているPMAと呼ばれる領域に記録されている信号に対して行われる。
ターンテーブル3に載置されているディスク1に設けられているPMA領域には、ディスク1に記録されている信号の位置情報が記録されており、斯かる情報を認識することによって信号を記録することが出来る領域が何処にあるか、また記録可能容量はどの位あるか等の認識動作を行うことが出来る。
斯かる認識動作が行われると、次にディスク1の記録特性に合ったレーザー出力を設定するための動作が行われる。斯かる動作は、ディスク1の内周側に設けられている試し書き領域にレーザー出力を変更しながらテスト信号を記録し、その記録されたテスト信号の再生特性の良否を判定することによって行われるが、斯かる動作は周知の技術を利用して行うことが出来るのでその説明は省略する。
以上に説明した動作が行われると、システム制御回路11から記録動作を行うことが出来る状況になったことを知らせる信号がインターフェース回路13を介してコンピューター装置12に対して出力される。斯かる信号を受信することによりコンピューター装置1
2は光ディスク記録再生装置が記録動作を行うことが出来る状態になったことを認識することが出来る。
2は光ディスク記録再生装置が記録動作を行うことが出来る状態になったことを認識することが出来る。
斯かる状態になると、コンピューター装置12からシステム制御回路11に対して記録命令信号が出力されるとともにコンピューター装置12に組み込まれているテレビチューナーにて受信された映像信号やオーディオ信号が記録信号として出力される。
斯かる命令信号をシステム制御回路11が受信すると該システム制御回路11に接続されているフラッシュROMに記憶されているプログラムソフトに基づいて記録動作を行うための制御動作が開始される。斯かる動作は、光学式ピックアップ4をディスク1上の記録開始位置に移動させることから行われるが、斯かる動作はスピンドルモーター駆動回路17によるスピンドルモーター2の回転駆動動作及びピックアップ制御回路6による光学式ピックアップ4の制御動作によって行われる。
記録開始位置はディスク1に記録されているアドレス情報から得ることが出来るので、スピンドルモーター2の回転速度を記録開始位置における線速度になるように制御することが出来る。そして、光学式ピックアップ4は、記録開始位置が内周側の場合には対物レンズの変位動作、即ちトラックジャンプ動作により記録開始位置まで変位されるが、記録開始位置が外周側の場合には、ピックアップ送り用モーターの回転駆動によるピックアップ本体の移動動作及び前述したトラックジャンプ動作の組み合わせによって記録開始位置まで変位される。
前述した動作によって光学式ピックアップ4の記録開始位置までの変位動作は行われるが、斯かる動作が行われている間にコンピューター装置12から送信される記録信号は、インターフェース回路13及びシステム制御回路11を介して信号記録用回路14に入力され、該信号記録用回路14による制御動作により記録用バッファメモリー15に書き込まれた状態にある。
図2は記録用バッファメモリー15における記録信号の記憶状態を示すものであり、斜線部Rは記録信号が記憶されている領域を示し、空白部Pは信号が記憶されていない領域を示している。図2の(A)はディスク1にセクター1からセクター4まで記録される記録信号が記録用バッファメモリー15にセクター単位R1、R2、R3及びR4として記憶された状態を示している。図2の(B)は、記録用バッファメモリー15に設けられている記憶可能領域一杯に記録信号が記憶された状態を示している。
斯かる記録用バッファメモリー15に記憶された記録信号は、光学式ピックアップ4が記録開始位置である所望のセクター位置に移動すると、記録動作を行うために読み出されることになる。前記バッファメモリー15から読み出された記録信号は、信号記録用回路14によるエンコード処理が行われ、ディスク1の記録規格に合致した記録信号への変換動作が行われる。
前記信号記録用回路14にてエンコード処理された記録信号は、レーザーダイオード駆動回路16に入力される結果、該レーザーダイオード駆動回路16から光学式ピックアップ4に組み込まれているレーザーダイオードに記録信号に応じて成形されるパルス信号である駆動信号が供給される。斯かる駆動信号がレーザーダイオードに供給されるが、斯かる駆動信号のレベルは、前述した動作によって設定されたレーザー出力になるようにされているので、ディスク1の記録特性に合致したレーザー出力が放射されることになり、ディスク1への記録動作を行うことが出来る。
前述したようにコンピューター装置12から出力される映像信号やオーディオ信号から
なる記録信号は、記録用バッファメモリー15に一時的に記憶された後に読み出され、信号記録用回路14によるエンコード処理を行われてディスク1に記録されることになる。そして、斯かる記録動作が行われている間、コンピューター装置12から連続して出力される記録信号の記録用バッファメモリー15への書き込み動作が連続して行われるが、該記録用バッファメモリー15からの記録信号の読み出し動作も連続して行われるので、該記録用バッファメモリー15に記憶される記録信号がオーバーフローすることはない。
なる記録信号は、記録用バッファメモリー15に一時的に記憶された後に読み出され、信号記録用回路14によるエンコード処理を行われてディスク1に記録されることになる。そして、斯かる記録動作が行われている間、コンピューター装置12から連続して出力される記録信号の記録用バッファメモリー15への書き込み動作が連続して行われるが、該記録用バッファメモリー15からの記録信号の読み出し動作も連続して行われるので、該記録用バッファメモリー15に記憶される記録信号がオーバーフローすることはない。
前述した記録動作が行われている状態における記録用バッファメモリー15への記録信号の書き込み動作及び読み出し動作は、図2の(A)に示す状態にて行われる。即ち、記録開始動作に伴って光学式ピックアップ4が記録開始位置である所望のセクター位置まで移動し、記録動作を開始させるまでに要する時間の間に記録信号がセクター単位R1、R2、R3及びR4として記憶される。記録用バッファメモリー15に書き込み記憶された記録信号は、R1に記憶されている信号から順に読み出され、信号記録用回路14にてエンコード処理された後ディスク1の記録開始セクターに記録されることなる。
以上に説明したように記録動作が正常に行われる場合の動作は行われるが、次に本発明の要旨である記録制御方法について説明する。前述した記録動作は、記録開始時に行われる光学式ピックアップ4の記録開始位置への移動動作、即ちサーチ動作が速やかに行われた場合の動作であり、記録開始位置に傷が有ったりディスクの回転特性の悪化等によってサーチ動作が速やかに行われなかった場合の動作について説明する。
光学式ピックアップ4の記録開始位置への移動動作が行われたにも関わらず記録開始位置である所望のセクターの位置が検出されない場合には、該記録開始セクターへ光学式ピックアップ4を移動させるための動作が繰り返し行われることになる。斯かる動作は、リトライと呼ばれる動作であり、斯かるリトライ動作が行われているときにも記録信号の記録用バッファメモリー15への記憶動作は行われた状態にある。従って、所定時間経過すると、記録用バッファメモリー15における記憶可能領域である空白部Pが無くなり、記録信号がオーバーフローすることになる。
図2の(B)は、記録用バッファメモリー15の記憶可能領域一杯に記録信号が書き込まれた状態を示すものである。斯かる状態になると、タイマー回路18が記録用バッファメモリー15の記憶可能領域が無くなったことを認識して時間の計測動作を開始し、所定の時間が計測されると、システム制御回路11に対して検出信号を出力する。
斯かる検出信号がシステム制御回路11に入力されると、記録開始セクターへの光学式ピックアップ4のリトライ動作を解除し、記録開始位置を次のセクターに変更させる動作が行われる。記録開始位置が次のセクターに変更されると、該変更セクターへの光学式ピックアップ4の移動動作が行われ、該変更セクターへの光学式ピックアップ4の移動動作が正常に行われると、該変更セクターから記録信号の記録動作が行われる。
このようにしてディスク1の変更セクターへの記録動作が開始されるが、該変更セクターに記録される信号の記録用バッファメモリー15からの読み出し動作は、記録用バッファメモリー15の最終記憶領域であるREに記憶されている信号となる。
このように記録開始位置を次のセクターへ変更する動作が行われた場合に記録用バッファメモリー15の最終記憶領域に記憶されている記録信号から記録動作が開始されるので、記録動作を行わないで捨てる信号の量を最小限に抑えることが出来る。前述したように記録開始セクターの次のセクターへの記録開始位置の変更動作が行われると、前記タイマー回路18に対するリセット動作がシステム制御回路11によって行われる。
また、記録開始位置を次のセクターへ変更させる動作が行われたにも関わらず変更セクターへの光学式ピックアップ4の移動動作が正常に行えなかった場合には、記録動作を正常に行うことが出来ないと判定し、記録異常としての処理動作を行う。斯かる処理動作は、コンピューター装置12に対しては、記録動作を行うことが出来ないことを報知する信号を出力するとともに記録動作を行う状態から停止状態に切り換える動作が行われる。
斯かる処理動作が行われると、使用者はディスクの交換を行って記録動作を再開させるための操作を行うことになる。
1 ディスク
2 スピンドルモーター
4 光学式ピックアップ
5 RF信号増幅回路
6 ピックアップ制御回路
8 デジタル信号処理回路
11 システム制御回路
12 コンピューター装置
13 インターフェース回路
14 信号記録用回路
15 記録用バッファメモリー
16 レーザーダイオード駆動回路
18 タイマー回路
2 スピンドルモーター
4 光学式ピックアップ
5 RF信号増幅回路
6 ピックアップ制御回路
8 デジタル信号処理回路
11 システム制御回路
12 コンピューター装置
13 インターフェース回路
14 信号記録用回路
15 記録用バッファメモリー
16 レーザーダイオード駆動回路
18 タイマー回路
Claims (3)
- ホスト機器から連続して送信される記録信号をディスクにセクター単位で記録するように構成された光ディスク記録再生装置の記録制御方法であり、ホスト機器から送信される記録信号を一時的に記憶する記録用バッファメモリーを設け、記録開始命令に基づく光学式ピックアップの記録開始セクターへの移動動作時、記録開始セクターへの移動が正常に行えない場合リトライ動作を行い、リトライ動作が行われている間に前記記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量を検出し、該記録用バッファメモリー回路に記憶されている記録信号の量が記憶可能容量に達した後所定時間経過したとき、記録開始位置を次のセクターに変更するようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置の記録制御方法。
- 記録用バッファメモリーに記憶されている記録信号の量が該メモリーの記憶可能容量に達したとき、動作状態になるタイマー回路を設け、該タイマー回路により計測された時間が所定時間に達したとき、記録開始位置を次のセクターに変更するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録制御方法。
- 次のセクターへの光学式ピックアップの移動動作が正常に行えない場合、記録異常として処理するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録制御方法。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
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CN100452213C (zh) * | 2006-07-21 | 2009-01-14 | 威盛电子股份有限公司 | 判断是否能烧录数据于盘片的方法 |
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2004
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