JP2005085341A - 情報記録媒体、情報記録再生装置、及び情報記録方法、並びに情報記録プログラム - Google Patents

情報記録媒体、情報記録再生装置、及び情報記録方法、並びに情報記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】追記型記録媒体などに制御情報を記録する際に、制御情報エリアの記録容量の消費を抑え、且つ、次回に記録媒体を装着した際に最新の制御情報を即座に取得することを可能とする。
【解決手段】情報記録媒体には、DVD−Rなどに代表される光ディスクが挙げられる。リードインエリア内には、記録データのアドレス等の制御情報データを含んだ制御情報エリアが配置される。さらに、制御情報エリア内には所定残量エリアが設けられている。記録されている制御情報データが所定残量エリアに達していない場合には、光ディスク100にデータ記録が行われ、光ディスクが排出される度に最新の制御情報データが制御情報エリア内に追記されていく。一方、制御情報データが所定残量エリアに達した後は、所定量以上の追記記録データが記録されたときのみ、最新の制御情報データが制御情報エリア内に追記される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報記録媒体、情報記録媒体に対して情報を記録又は再生する情報記録再生装置、及び情報を記録する情報記録方法、並びに情報記録プログラムに関する。
DVD−R(DVD-Recordable)やDVD−RW(DVD-Re-recordable)などに代表される光ディスクなどの情報記録媒体や、これら情報記録媒体に情報を記録し、記録した情報を再生することができる情報記録再生装置が知られている。従来より、例えばCD−RやDVD−Rなどの1回記録が可能な追記型記録媒体においては、物理的なデータの書き換えはできないので、新しいデータの書き込みのたびに、古いファイル管理情報(以下、「制御情報データ」と呼ぶ)を残したまま新しい制御情報データが追記されていた。さらに、この制御情報データの更新は、一般的に記録媒体の排出の際に行われていた。こうするのは、データを新しく記録するたびに制御情報データを追記することができるため、次に記録媒体を装着したときに最新の制御情報データを即座に取得することが可能であるからである。しかし、このような制御情報データの追記方法では、以前の制御情報データが残ったままであるので、情報記録媒体の記憶容量を無駄に消費してしまっていた。
そこで、例えば特許文献1に記載された技術においては、記録媒体の排出操作とは無関係に所定量のデータを記録した時にのみ、この制御情報データを更新するようにして制御情報データに使用される記録容量の消費を抑えている。
しかし、上述のようなデータの追記方法では、ディスク排出操作とは無関係に所定量記録したときのみ制御情報データを更新していたため、データが記録されて排出されたときには、ほとんどの場合(即ち、記録したデータが、いつも所定量以上に達するわけではないので)、最新の制御情報データに更新されていなかった。そのため、次にこのディスクを装着したときは、最新でない情報をまず取得してから、実際のエリアの探索などを行った後に最新の制御情報データに更新していた。したがって、ディスク装着後のセットアップに時間がかかる等の不具合が生じていた。
特開2002―238015号公報
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、記録媒体、特に一回記録可能な追記型記録媒体に制御情報を記録する際に、制御情報データが記録される制御情報エリアの記録容量の消費を抑え、且つ次回に記録媒体を装着した際に最新の制御情報を即座に取得することができるように、制御情報を記録することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、情報記録媒体において、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための複数の制御情報データを順に記録するための制御情報エリアと、を備える情報記録媒体であり、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録装置は、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備え、前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録方法は、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録工程と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録工程と、を備え、前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置によって実行される情報記録プログラムであって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録プログラムは、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備え、前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、情報記録媒体は、データを記録するためのデータエリアと、記録したデータの再生を制御するための複数の制御情報データを順に記録するための制御情報エリアと、前記制御情報エリア内に設けられ、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアと、を備えている。
上記の情報記録媒体は、例えばDVD−RやDVD−RWなどに代表される光ディスクが挙げられる。情報記録媒体は、画像データ、音声データ、コンテンツデータ、コンピュータプログラムなどの情報を記録するデータエリア(以下、ユーザデータエリアとも呼ぶ)を備えている。さらに、情報記録媒体には、これらの記録した情報を制御するための複数の制御情報データを順に記録するための制御情報エリアが設けられている。例えば、シーケンシャルレコーディングにおいて、最後に記録されたアドレスを示すLRA(Last Recorded Address)等が、この制御情報データに当たる。制御情報データの記録動作は、主に記録媒体の排出の際に行われる。また、この制御情報エリア内には、予め設定された所定量の制御情報データから決定される記録容量を有する所定残量エリアが設けられている。この所定残量エリアは、制御情報データを追記すべきかどうかの判定に用いられる。具体的には、制御情報データが所定残量エリアに達しない場合には、ディスクが排出される度に制御情報エリアに最新の制御情報データを記録する。情報が記録媒体に記録されたとき、常に制御情報データが記録されるので、次回に情報記録媒体を装着したときに最新の制御情報を即座に取得することができる。一方、制御情報データが所定残量エリアに達した後には、所定量のデータが記録された場合にのみ制御情報エリアに制御情報データを記録する。これにより、情報記録媒体の制御情報エリアの記憶容量の無駄な消費を抑えることができる。
1つの好適な実施例では、前記所定残量エリアを除く前記制御情報エリアには、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の前記制御情報データが記録され、前記所定残量エリアには、前記データエリア内に所定量の前記データが記録されることに応答して、最新の前記制御情報が記録される。情報記録媒体の排出指示の毎に、最新の制御情報データを追加記録する動作を繰り返すと、制御情報データの記録終了位置はやがて所定残量エリアに達する。これ以降は、前記データエリア内に所定量の前記データが記録されることに応答して、最新の前記制御情報を記録し、制御情報エリアの効率的な使用を可能とする。
また、他の好適な実施例では、前記所定残量エリアのデータ記録容量は、前記複数の制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達した後において、前記データエリア内に所定量の前記データを記録するたびに、前記制御情報データを前記制御情報エリアに記録する動作を前記データエリアの未記録領域全てに対して行った場合に、前記制御情報エリアに記録される前記制御情報データの総データ量以上とすることができる。
上記の所定残量エリアの記録容量は、一回に記録する制御情報データの記録容量に、データエリアの記録容量を追記記録データに設定した所定の記録容量で割った値(即ち、追記が可能な回数になる)、を掛けて得られた値以上に設定することができる。こうすることにより、記録された制御情報データが所定残量エリア内に達した後、データエリアの残りの領域の最後までデータの記録を行った場合でも、対応する制御情報データを制御情報エリア内に記録することができる。
さらに、本発明の好適な実施形態では、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録装置は、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備え、前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録する。
上記の情報記録装置は、DVD−RやDVD−RWなどの情報記録媒体に画像データやコンテンツなどの情報を記録することができ、さらに記録の制御のために情報記録媒体に書かれた制御情報データなどを読み取ることもできる。本発明の実施形態では、情報記録装置は、情報記録媒体に記録された制御情報データを取得することができ、さらに制御情報エリアに配置された所定残量エリアと前記制御情報データに基づいて、最新の制御情報データの記録を行うことができる。この取得した制御情報データが、所定残量エリアに達するまでは、情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを記録させる。すべての記録データに対する制御情報データが記録されるので、次に情報記録媒体を装着した際に即座に最新の情報を取得することができ、セットアップに時間を要しない。
1つの好適な実施例では、情報記録装置は、前記制御情報データが前記所定残量エリアに達した後は、前記データ記録手段が所定量以上のデータを前記データエリアに記録するたびに、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することができる。これにより、制御情報データの記録が所定残量エリアに達した後は、所定量に満たない小さな記録容量のデータに対する制御情報データを記録させないことで、制御情報エリアの記憶容量の消費を抑えることができる。
また、他の好適な実施例では、前記制御情報データ記録手段は、前記情報記録媒体を排出する際に、前記情報記録媒体に記録されている制御情報データが最新であった場合は、制御情報データを記録しないことができる。情報記録媒体に記録されている制御情報データが最新である場合とは、情報記録媒体に新しい情報をまったく記録していない状況に当たる。この際には、制御情報データを記録する必要はないので、情報記録媒体が排出されても記録動作を行わない。
本発明の他の観点では、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録方法は、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録工程と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録工程と、を備える。かかる情報記録方法によれば、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データが前記制御情報エリアに記録される。この情報記録方法によっても、上記の情報記録装置と同様な制御情報データの記録を行うことができる。
本発明の他の観点では、データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置によって実行される情報記録プログラムであって、前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、前記情報記録プログラムは、前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備える。かかる情報記録プログラムによれば、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データが前記制御情報エリアに記録される。この情報記録プログラムの実行によっても、上記の情報記録装置と同様な制御情報データの記録を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
[情報記録媒体]
(第1実施例)
まず、本発明の第1実施例に係る情報記録媒体について説明する。図1は第1実施例に係る情報記録媒体である光ディスク100の記録構造及び記録された情報を示す。なお、図1において、左側が光ディスク100の内周側であり、右側が外周側である。以下では、光ディスク100として、記録データを1度のみ記録可能な追記型記録媒体であるDVD−Rなどを想定しながら説明していく。
図1に示すように、光ディスク100の記録面上には、その内周側にリードインエリア101が存在し、リードインエリア101の外周側にユーザデータエリア104が存在し、ユーザデータエリア104の外周側にリードアウトエリア102が存在する。
このユーザデータエリア103は、記録データを記録するための領域である。記録データとは、画像データ、音声データ、コンテンツデータ、コンピュータプログラムなど、再生ないし実行の対象となるデータである。記録されるデータは、図1の左から右に(即ち、光ディスク100の内周から外周に)書き込まれていく。ユーザデータエリア103内には、以前に記録装置などにより記録された複数のデータから成るユーザ記録データ107と、現在記録された最新のデータである追記記録データとが記録されている。
第1実施例では、リードインエリア101内に制御情報エリアを配置する記録構造を取っている。例えば、ブルーレーザを用いた光ディスクでは、この制御情報エリア104は、ディスク上のリードインエリア101又はリードアウトエリア102に確保された所定の領域内に記録される。図1では、リードインエリア101内に制御情報エリア104を配置した例を示している。図1に示すように、制御情報エリア104は、制御情報データ105の記録が開始される前端部と制御情報データ105の記録が終了される後端部とを有している。この制御情報エリア104は、ユーザデータエリア103に記憶されているデータのアドレスなどの制御情報データ105を複数記録するための領域である。例えば、シーケンシャルレコーディングにおいて、最後に記録されたアドレスを示すLRA等が、この制御情報データ105に当たる。この制御情報データ105も同様に、光ディスク100の内周側から外周側に向かって、ユーザデータエリア103内に新しいデータを記録するたびに追記されていく。例えば、図1において、LRA(n−1)の位置からLRA(n)の方向に追記記録データ109が記録された場合、このLRA(n)の位置までデータが記録されていることを示す最新の制御情報データ105が制御情報エリア104に記録される。
上記の制御情報エリア104内に、本実施例では、所定量の制御情報データ105に対応するデータ記録容量を有する所定残量エリア106が設けられている。この所定残量エリア106は、図1のように、制御情報エリア104の後端部から前端部方向へ向かって設けられている。
以下で、上記の所定残量エリア106を用いて行う記録処理の概要について説明する。本発明の実施例においては、制御情報データ105の記録が所定残量エリア106に達するまでは、光ディスク100の排出指示に応答して、最新の制御情報データ105を制御情報エリア104に記録する。つまり、記録された追記記録データ109の記録容量が所定量に満たないわずかなものでも、すべて対応する制御情報データ105が制御情報エリア104に記録される。これにより、データが光ディスク100に記録されたとき、常に制御情報データ105が記録されるので、次回に光ディスク100を装着したときに、最新の制御情報データ105を即座に取得することができる。
一方、制御情報データ105が所定残量エリア106に達した後は、追記記録データ109が所定量以上の記録容量である場合のみ、最新の制御情報データ105を制御情報エリア104に記録する。この場合には、記録された情報のデータ量が所定量に満たないわずかなものである場合は、対応する制御情報データ105を制御情報エリア104に記録しない。これにより、制御情報エリア104の記憶容量の無駄な消費を抑えることができる。
また、未だ制御情報データ105が所定残量エリア106に達していない場合であっても、光ディスク100に何も記録せず、単に記録装置などに装着して排出しただけであれば、制御情報データ105を記録しない。
このような所定残量エリア106のデータ記録容量は、先に述べたように複数の制御情報データ105の記録が所定残量エリア106に達した後において、ユーザデータエリア103内に所定量のデータを記録するたびに1つの制御情報データ105を制御情報エリア104に記録する動作をユーザデータエリア103の未記録領域に対して行った場合に、制御情報エリア104に記録される制御情報データ105の総データ量以上とすることができる。具体的には、この所定残量エリア106の記録容量は、一回に記録する制御情報データ105の記録容量に、ユーザデータエリア103の記録容量を追記記録データ108に設定した所定の記録容量で割った値(即ち、追記が可能な回数)、を掛けて得られた値以上に設定される。但し、所定残量エリア106を大きく設定すると、その分最新の制御情報データ105を探索するのに時間がかかることから、必ずしも前述のように算出した記録容量以上に設定しなくても良い。
(第2実施例)
次に、第2実施例に係る情報記録媒体について説明する。図2は第2実施例に係る情報記録媒体である光ディスク100aの記録構造及び記録された情報について説明する。なお、図2においても、左側が光ディスク100aの内周側であり、右側が外周側である。
図2に示すように、光ディスク100aの記録面上には、その内周側にリードインエリア101が存在し、リードインエリア101の外周側にユーザデータエリア104が存在し、さらにユーザデータエリア104の外周側に一時的ディフェクト管理エリア110が存在し、一時的ディフェクト管理エリア110の外周側にリードアウトエリア102が存在する。なお、図2の例では、一時的ディフェクト管理エリア110をユーザデータエリア103とリードアウトエリア102の間に設けたが、その代わりに一時的ディフェクト管理エリア110をリードインエリア101とユーザデータエリア103の間に設けることもできる。また、一時的ディフェクト管理エリア110を、リードインエリア101内又はリードアウトエリア102内に設けても良い。
このユーザデータエリア103は、記録データを記録するための領域である。記録データとは、画像データ、音声データ、コンテンツデータ、コンピュータプログラムなど、再生ないし実行の対象となるデータである。記録される情報は、図2の左から右に(即ち、光ディスク100の内周から外周に)書き込まれていく。ユーザデータエリア103内には、以前に記録装置などにより記録された複数のデータから成るユーザ記録データ107と、現在記録された最新のデータである追記記録データ108が記録されている。
第2実施例では、一時的ディフェクト管理エリア110内に制御情報エリア104を設けるデータ構造を採用している点で、第1実施例とは異なる。この一時的ディフェクト管理エリア110は、ディフェクト管理システムに用いられる領域である。ディフェクト管理システムは、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の高密度記録媒体における記録データの記録および読取の信頼性を向上させるために行われる技術である。すなわち、記録媒体上に傷もしくは塵埃、または記録媒体の劣化等(これらを総じて「ディフェクト」と呼ぶ。)が存在するときには、そのディフェクトが存在する場所に記録すべきデータまたは記録されたデータを、当該記録媒体上の図示しない他の領域(以下では、「スペアエリア」と呼ぶ。)に記録する。このように、ディフェクトにより記録不能または読取不能となるおそれがある記録データをスペアエリアに退避させることにより、記録データの記録および読取の信頼性を向上させることができる。この一時的ディフェクト管理エリア110には、光ディスク100上に存在するディフェクトの位置を示すアドレス情報と、ディフェクトが存在する場所に記録すべきであったデータまたは記録されていたデータを退避させたスペアエリア内の場所(例えばスペアエリア内の記録位置)を示すアドレス情報とが記録される。
以上の一時的ディフェクト管理エリア110内には、制御情報エリア104が設けられている。そして、制御情報エリア104内には、複数の制御情報データ105が記録されるとともに、所定残量エリア106が配置されている。これらを含んだ制御情報エリア104は、第1実施例のものと同様の処理が行われる。即ち、制御情報データ105の記録が所定残量エリア106に達するまでは、光ディスク100の排出指示に応答して、最新の制御情報データ105が制御情報エリア104に記録される。また、制御情報データ105が所定残量エリア106に達した後は、追記記録データ109が所定量以上の記録容量である場合のみ、最新の制御情報データ105が制御情報エリア104に記録される。さらに、未だ制御情報データ105が所定残量エリア106に達していない場合であっても、光ディスク100に何も記録せず、単に記録装置などに装着して排出しただけであれば、制御情報データ105は制御情報エリアに記録されない。
なお、所定残量エリア106の記録容量は、先に述べた第1実施例と同じ方法で設定することができる。
[情報記録再生装置]
以下では、本発明に係る情報記録再生装置について説明する。
まず、情報記録再生装置400の構成について説明する。図3は本発明の実施例である情報記録再生装置400を示している。情報記録再生装置400は、記録媒体に記録情報を記録する機能と、記録媒体に記録された記録情報を再生する機能とを備えている。具体的には、情報記録再生装置400は、DVD−R、DVD−RW等の記録再生用ディスクを再生でき、かつ記録再生用ディスクに情報を記録することができる。また、情報記録再生装置400は、DVD−ROM、DVDビデオ、DVDオーディオ等の再生専用ディスクを再生することもできる。情報記録再生装置400は、ディスクドライブ200と、バックエンド300とを備えている。
図4はディスクドライブ200の内部構成を示している。ディスクドライブ200は、光ディスク100に情報を記録すると共に、光ディスク100に記録された情報を読み取る装置である。光ディスク100は、上述した記録再生用ディスクと再生専用ディスクのいずれかである。
ディスクドライブ200は、図4に示すように、スピンドルモータ201、光ピックアップ202、RFアンプ203、サーボ回路204を備えている。これらの要素は、主としてディスクドライブ200の駆動機構およびその駆動制御手段を構成するものである。
スピンドルモータ201は光ディスク100を回転させるモータである。
光ピックアップ202は、記録時および読取時のいずれにおいても、光ビームの反射光に対応するRF信号を出力する。光ディスク100がウォブルランドグルーブ方式を採用している場合には、光ディスク100の記録面上にはウォブルの付いたランドおよびグルーブ並びにプリピットなどが予め形成されているので、RF信号の中にはウォブル、ランド、グルーブ、プリピット等の制御情報が含まれている。さらに、光ディスク100に記録情報がすでに記録されている場合には、この記録情報もRF信号の中に取り込まれる。
RFアンプ203は、光ピックアップ202から出力されたRF信号を増幅して、そのRF信号を変調復調部205に出力する。さらに、RFアンプ203は、このRF信号から、ウォブル周波数信号WF、トラッキングエラー信号TEおよびフォーカスエラー信号FEなどを作り出し、これらを出力する。
サーボ回路204は、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、その他のサーボ制御信号に基づいて光ピックアップ202およびスピンドルモータ201の駆動を制御するサーボ制御回路である。具体的には、サーボ回路204は、トラッキングエラー信号TEに基づいて、光ピックアップ302と光ディスク100との間の位置関係を制御する。また、サーボ回路204は、フォーカスエラー信号FEに基づいて、光ピックアップ202の光ビームのフォーカシングを制御する。
さらに、ディスクドライブ200は、図4に示すように、変調復調部205、バッファ206、インターフェース207および光ビーム駆動部208を備えている。これらの要素は、主として光ディスク100から読み取られた記録情報の復調および出力を担うと共に、光ディスク100に記録すべき記録情報の受取および変調を担う。
変調復調部205は、読取時において記録情報に対してエラー訂正を行う機能と、記録時において記録情報にエラー訂正符号を付加してこれを変調する機能とを備えた回路である。具体的には、変調復調部205は、読取時においては、RFアンプ203から出力されるRF信号を復調し、これに対してエラー訂正を行った後、これをバッファ206に出力する。また、変調復調部205は、記録時においては、バッファ206から出力される記録情報にエラー訂正符号を付加した後、これを、光ディスク100の光学的特定等に適合する符号となるように変調し、変調された記録情報を光ビーム駆動部208に出力する。
バッファ206は、記録情報を一時的に蓄える記憶回路である。
インターフェース207は、ディスクドライブ200とバックエンド300との間の記録情報等の入出力制御ないし通信制御を行う回路である。具体的には、インターフェース207は、再生時においては、バックエンド300からの要求命令に応じて、バッファ206から出力される記録情報(すなわち光ディスク100から読み取られた記録情報)をバックエンド300へ出力する。また、インターフェース207は、記録時においては、バックエンド300からディスクドライブ200に入力される記録情報を受け取り、これをバッファ206に出力する。
さらに、ディスクドライブ200は、図4に示すように、制御情報検出部209と制御情報更新部210を備えている。
制御情報検出部209は、光ディスク100内の制御情報エリア104に記録された制御情報データ105を検出する。この検出された制御情報データ105には、シーケンシャルレコーディングなどにおいて最後に記録されたアドレスを示すLRAが含まれており、このLRAに基づいて最新の記録データの読み出しを行うことができる。さらに、本発明では、後述するCPU213などが、検出された制御情報データ105が所定残量エリア106に達しているかどうかを判定することにより、制御情報データの記録処理を行う。
制御情報更新部210は、最新の制御情報データ105を制御情報エリア104内に追記する。制御情報データ105の追記は、上述したように、制御情報データ105の記録が所定残量エリア106に達するまでは、光ディスク100の排出指示に応答して行う。一方、制御情報データ105が所定残量エリア106に達した後には、所定量以上のデータがデータエリア103に記録された場合にのみ、最新の制御情報データ105を記録するようにする。
CPU213は、ディスクドライブ200の全体的な制御および上述したディスクドライブ200内の各要素間の情報のやり取りを制御・管理する。例えば、本発明においては、制御情報検出部209が検出した制御情報データ105に基づいて、最新の制御情報データ105の記録を行うかどうかを判定する。具体的には、制御情報データ105が所定残量エリア106に達していない場合は、光ディスク100の排出指示に応答して、制御情報データ105を記録する。一方、制御情報データ105が所定残量エリア106に達している場合は、CPU213は、追記記録データ108が所定量以上の記録容量である場合のみ、光ディスク100の排出指示に応答して、制御情報データ105を記録するようにする。
また、CPU213は、何もせずに光ディスク100に装着・排出が行われたことを判定することができ、この場合には制御情報データ105を記録しないようにする。さらに、CPU213は、後述するバックエンド300から送られる要求命令に応じて、光ピックアップ202の読取動作の制御、およびバッファ206に蓄えられた記録情報のバックエンドへの出力制御を行い、これにより、コンテンツ情報の通常の再生制御および先読み制御などを行うこともできる。
次に、図5に示したバックエンド300の内部構造について説明する。バックエンド300は、ディスクドライブ200によって光ディスク100から読み取られた記録情報に対して再生処理を行うと共に、光ディスク100に記録する目的で外部から供給された記録情報を受け取り、これを圧縮(エンコード)してディスクドライブ200へ送り出す装置である。
図5に示すように、バックエンド300は、ドライブ制御部301、ビデオデコーダ302、オーディオデコーダ303、ビデオエンコーダ304、オーディオエンコーダ305、システム制御部306を備えている。
ドライブ制御部301は、ディスクドライブ200の読取処理および記録処理を制御する回路である。記録情報を光ディスク100から読み取ってそれを再生する作業、および記録すべき情報を外部から受け取ってそれを光ディスク100に記録する作業は、バックエンド300とディスクドライブ200とが協働して行う。ドライブ制御部301は、ディスクドライブ200の読取処理および記録処理を制御することにより、バックエンド300とディスクドライブ200との協働を実現する。具体的には、ドライブ制御部301は、ディスクドライブ200に対して、再生、記録、バッファ206から記録情報の出力などに関する要求命令を出力する。さらに、本実施例においては、ドライブ制御部301は上述したCPU213と同様に、制御情報検出部209、制御情報検出部210の入力又は出力を制御する入出力制御も行うことができる。
ビデオデコーダ302及びオーディオデコーダ303は、夫々、ディスクドライブ200により光ディスク100から読み取られ、ドライブ制御部301を介して供給された記録データを復調し、記録データをディスプレイ、スピーカなどにより再生可能な状態に変換する回路である。
ビデオエンコーダ304及びオーディオエンコーダ305は、夫々、光ディスク100に記録する目的で外部から入力された映像信号、音声信号等を受け取り、これを例えばMPEG圧縮方式等により圧縮し、これを、ドライブ制御部301を介してディスクドライブ200に供給する回路である。
システム制御部306は、再生時には、ドライブ制御部301、ビデオデコーダ302、オーディオデコーダ303を制御し、これらと協働して記録データの再生処理を行う回路である。また、記録時には、システム制御部306は、ドライブ制御部301、ビデオエンコーダ304、オーディオエンコーダ305を制御し、これらと協働して記録データの記録処理を行う。また、システム制御部306は、再生時及び記録時において、ディスクドライブ200とバックエンド300との協働を実現するために、ドライブ制御301と共に、ディスクドライブ200に対する制御(例えば各種要求命令の生成・送信、応答信号の受信など)を行うことができる。
[制御情報の記録処理]
次に、上述した情報記録再生装置400にて行われる本発明に係る制御情報の記録処理について説明する。図6に、その処理手順を表したフローチャートを示す。ここでの処理は、主としてCPU213が、主に制御情報データ105が所定残量エリア106に達しているかどうかと、追記記録データが所定量以上であるかと、の判定を行い、この判定結果に基づいて制御情報データの記録に関する処理を行う。
以下で、その具体的な処理について、図6を参照しながら説明する。
まず、ステップS101にて、DVD−Rなどの光ディスク100が情報記録再生装置400に装着される。そして、ステップS102にて、CPU213は、この光ディスク100が未記録ディスクであるかどうかの判定を行う。
光ディスク100が未記録であった場合(ステップS102;Yes)、処理はステップS103に進み、CPU213は光ディスク100の制御情報エリア104に制御情報初期状態を記録する。そして、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、CPU213は、ユーザなどによりデータ再生の指示が出たかどうかを判定する。データ再生の指示があれば(ステップS104;Yes)、ステップS105に進んで再生すべきデータの再生動作を行い、再生動作終了後はステップS106に進む。また、データ再生の指示がなければ(ステップS104;No)、再生動作は行わずステップS106に進む。
ステップS106では、CPU213は、ユーザなどによりデータ記録の指示が出たかどうかを判定する。データ再生の指示があれば(ステップS106;Yes)、ステップS107に進んで、上記の再生データなどを記録するための記録動作を行い、記録動作終了後はステップS108に進む。また、データ記録の指示がなければ(ステップS106;No)、記録動作は行わずにステップS108に進む。
ステップS108では、CPU213は、CPU213内の図示しないメモリに記憶された制御情報データ105を、最新のものに更新する。ステップS107にて記録動作を行った場合は、メモリ内の制御情報データ105と最新のものとは異なるが、記録動作を行わなかった場合は、メモリ内の制御情報データ105と最新のものが同一である。以上の処理が終わったら、処理はステップS109に進む。
ステップS109では、ユーザなどより光ディスク100の排出(イジェクト)命令が出たかどうかを、CPU213又はドライブ制御部301が判定する。光ディスク100の排出命令が出た場合(ステップS109;Yes)、光ディスク100に最新の制御情報データ105を記録する必要があるため、ステップS110に進み、後の処理を行うようにする。一方、光ディスク100の排出命令が出ていない場合は(ステップS109;No)は、制御情報データ105を追記するなどの処理を行わず、処理はステップS104に戻る。
ステップS110では、CPU213は、光ディスク100に記録されている制御情報データ105と、メモリが記憶している制御情報データ105が同一であるかどうかを判定する。この光ディスク100内の制御情報データ105は、制御情報検出部209によって検出される。光ディスク100に何も記録せず、単に装着して排出しただけであれば、光ディスク100に記録されている制御情報データ105と、メモリが記憶している制御情報データ105が同一となる。このような場合には、制御情報データ105を記録する必要がないため、上記のステップS110の判定を行っているのである。
光ディスク100に記録された制御情報データ105と、メモリが記憶している制御情報データ105が同一でなかった場合(ステップS110;No)は、処理はステップS111に進む。ステップS111では、光ディスク100にデータの記録動作が行われているので、メモリに記憶された制御情報データ105を光ディスク100の制御情報エリア104に記録する。この動作は、前述の制御情報更新部210などが行うことができる。以上の処理が終わると処理はステップS112に進み、光ディスク100の排出動作が実行される。
光ディスク100に記録されている制御情報データ105と、メモリが記憶している制御情報データ105が同一であった場合(ステップS110;Yes)は、光ディスクにデータの記録動作が行われていないので、制御情報データ105を記録しないで、ステップS112に進む。そして、ステップS112にて、光ディスク100の排出動作が実行される。
一方、装着された光ディスク100が未記録でなかった場合(ステップS102;No)、処理はステップS113に進む。
まず、ステップS113では、制御情報検出部209により、光ディスク100の制御情報エリア104に記録されている制御情報データ105を取得する。この取得された制御情報データ105は、CPU213内のメモリに記憶させておくことができる。以上の処理が終わると、処理はステップS114に進む。
ステップS114では、CPU213は、取得した制御情報データ105が所定残量エリア106に達しているかどうかを判定する。本発明では、制御情報エリア104の記録容量の消費を抑え、且つ光ディスク100を装着した際に最新の制御情報を即座に取得することを可能にするために、上記の判定を行う。
制御情報データ105が所定残量エリア106に達していない場合(ステップS114;No)は、制御情報エリア104内の記憶容量には未だ余裕があるので、データが記録されるごとに制御情報データ105を記録しても問題はない。よって、処理はステップS104に進み、未記録ディスクに行ったものと同様の処理を行っていく。即ち、光ディスク100にデータが記録された後、ディスクが排出される度に、制御情報データ105を制御情報エリア104に記録していく。
一方、制御情報データ105が所定残量エリア106に達している場合(ステップS114;Yes)、処理はステップS115に進む。ステップS115では、CPU213はサーボ回路204などを制御し、RF信号を探索する(RF探索)ことにより、最新の制御情報データ105を取得してメモリに記録する。ここでは、制御情報データ105が所定残量エリア106に達しているので、先に述べたようにすべての記録データに対する制御情報データ105が制御情報エリア104内に記録されているとは限らない。したがって、制御情報エリア104に記録されたものだけでなく他のデータも探索することにより、真に最新の制御情報データを取得する必要がある。そのため、ステップS115での処理を行う。CPU213は、最新の制御情報データを取得してメモリに記録する処理が終了すると、ステップS116に進む。
ステップS116では、ユーザなどによりデータ再生の指示が出たかどうかを判定する。データ再生の指示があれば(ステップS116;Yes)、ステップS117に進んで再生すべきデータの再生動作を行い、再生動作終了後はステップS118に進む。また、データ再生指示が出なければ(ステップS116;No)、再生動作は行わずステップS118に進む。
ステップS118では、ユーザなどによりデータ記録の指示が出たかどうかを判定する。データ再生の指示があれば(ステップS118;Yes)、ステップS119に進んで、データを記録するための記録動作を行い、記録動作終了後はステップS120に進む。また、データ記録の指示がなければ(ステップS118;No)、記録動作は行わずにステップS120に進む。
ステップS120では、CPU213は、CPU213内のメモリに記憶された制御情報データ105を最新の制御情報に更新し、ステップS121に進む。
ステップS121では、CPU213は、光ディスク100に記録されている制御情報データ105と、ステップS120にて更新された制御情報データ105とを比較する。詳しくは、光ディスク100に記録されている制御情報データ105に基づく追記記憶データ108のデータと、メモリ内に記憶されている制御情報データ105に基づく追記記憶データ108と、の差分値を算出する。そして、ステップS121では、この差分値が所定量以上であるかどうかを判定する。具体的に行う処理は、図1において、追記記録データ108の後端部のアドレスであるLRA(n)と、光ディスクに記録されている以前の制御情報データ105であるLRA(n−1)の差(即ち、追記記録データの記録容量に当たる)を算出して、判定を行う。本発明においては、制御情報データ105が所定残量エリア106に達した後は、追記記録データ108の記録容量が所定量以下である場合には、制御情報データを記録しないようすることにより、情報記録媒体の記憶容量の無駄な消費を抑えている。そのために、上記の判定を行っている。
追記記録データ108の記録容量が所定量以上であった場合(ステップS121;Yes)は、処理はステップS122に進む。ステップS122では、CPU213は、メモリに記憶されている制御情報データ105を光ディスク100の制御情報エリア104に記録する。なお、この動作は、制御情報更新部210などが行うことができる。ステップS122での処理が終了すると、ステップS123に進む。
一方、追記記録データ108の記録容量が所定量以下であった場合(ステップS121;Yes)、CPU213は制御情報データ205を光ディスク100の制御情報エリア104に記録しないで、ステップS123に進む。
ステップS123では、ユーザなどより光ディスク100の排出命令が出たかどうかを、CPU213又はドライブ制御部301が判定する。排出命令が出された場合(ステップS123;Yes)は、ステップS112に進み、光ディスク100の排出動作が実行される。一方、排出命令が出されていない場合(ステップS123;No)は、ステップS116に戻って、同様の処理を再び行っていく。
本発明の第1実施例に係る情報記録媒体の記録構造を示す図である。 本発明の第2実施例に係る情報記録媒体の記録構造を示す図である。 本発明の実施例である情報記録再生装置のブロック図である。 図3に示す情報記録再生装置のディスクドライブを示すブロック図である。 図3に示す情報記録再生装置のバックエンドを示すブロック図である。 本発明に係る制御情報の記録を行う処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 光ディスク
101 リードインエリア
102 リードアウトエリア
103 ユーザデータエリア
104 制御情報エリア
105 制御情報データ
106 所定残量エリア
107 ユーザ記録データ
108 追記記録データ
110 一時的ディフェクト管理エリア
200 ディスクドライブ
201 スピンドルモータ
202 光ピックアップ
204 サーボ回路
209 制御情報検出部
210 制御情報更新部
213 CPU
300 バックエンド
306 システム制御部
400 情報記録再生装置

Claims (8)

  1. データを記録するためのデータエリアと、
    前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備える情報記録媒体であり、
    前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含むことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記所定残量エリアを除く前記制御情報エリアには、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の前記制御情報データが記録され、
    前記所定残量エリアには、前記データエリア内に所定量の前記データが記録されることに応答して、最新の前記制御情報が記録されることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 前記所定残量エリアのデータ記録容量は、前記複数の制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達した後において、前記データエリア内に所定量の前記データを記録するたびに、前記制御情報データを前記制御情報エリアに記録する動作を前記データエリアの未記録領域全てに対して行った場合に、前記制御情報エリアに記録される前記制御情報データの総データ量以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、
    前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、
    前記情報記録装置は、
    前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、
    前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備え、
    前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする情報記録装置。
  5. 前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データが前記所定残量エリアに達した後は、前記データ記録手段が所定量以上のデータを前記データエリアに記録するたびに、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする請求項4に記載の情報記録装置。
  6. 前記制御情報データ記録手段は、前記情報記録媒体を排出する際に、前記情報記録媒体に記録されている制御情報データが最新であった場合は、制御情報データの記録を中止することを特徴とする請求項4又は5に記載の情報記録装置。
  7. データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、
    前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、
    前記情報記録方法は、
    前記データエリア内にデータを記録するデータ記録工程と、
    前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録工程と、を備え、
    前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする情報記録方法。
  8. データを記録するためのデータエリアと、前記データエリアに記録されたデータの再生を制御するための制御情報データを記録するための制御情報エリアと、を備えた情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置によって実行される情報記録プログラムであって、
    前記制御情報エリアは、所定量の前記制御情報データに対応するデータ記録容量を有する所定残量エリアを含み、
    前記情報記録プログラムは、
    前記データエリア内にデータを記録するデータ記録手段と、
    前記データエリア内に記録されたデータに対応する制御情報データを前記制御情報エリア内に記録する制御情報データ記録手段と、を備え、
    前記制御情報データ記録手段は、前記制御情報データの記録が前記所定残量エリアに達するまでは、前記情報記録媒体の排出指示に応答して、最新の制御情報データを前記制御情報エリアに記録することを特徴とする情報記録プログラム。
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