JPH0916984A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH0916984A JPH0916984A JP16505995A JP16505995A JPH0916984A JP H0916984 A JPH0916984 A JP H0916984A JP 16505995 A JP16505995 A JP 16505995A JP 16505995 A JP16505995 A JP 16505995A JP H0916984 A JPH0916984 A JP H0916984A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tracking error
- error signal
- average value
- voltage
- track jump
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラッキングエラー信号に低周波の変動成分
があっても、確実にトラック飛びを検出する。 【構成】 低域通過フィルタ７によりトラッキングエラ
ー信号ＴＥＲの平均値ＴＥＭを求める。トラック飛び検
出レベルは、この平均値に対して、正の方向に電圧源８
の直流電圧を加算した電位と、負の方向に電圧源１０の
直流電圧を減算した電位を用いる。これらの検出レベル
はトラッキングが正常にかかっていても生じるトラッキ
ングエラー信号の変動に追従するからトラッキングエラ
ー信号から見たトラック飛び検出レベルを常に一定に保
つことができ、確実にトラック飛びを検出できる。
があっても、確実にトラック飛びを検出する。 【構成】 低域通過フィルタ７によりトラッキングエラ
ー信号ＴＥＲの平均値ＴＥＭを求める。トラック飛び検
出レベルは、この平均値に対して、正の方向に電圧源８
の直流電圧を加算した電位と、負の方向に電圧源１０の
直流電圧を減算した電位を用いる。これらの検出レベル
はトラッキングが正常にかかっていても生じるトラッキ
ングエラー信号の変動に追従するからトラッキングエラ
ー信号から見たトラック飛び検出レベルを常に一定に保
つことができ、確実にトラック飛びを検出できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、同心円状または螺旋状
のトラックが形成された光ディスクに、光ビームを照射
することにより情報を記録または再生する光ディスク装
置に関するものである。
のトラックが形成された光ディスクに、光ビームを照射
することにより情報を記録または再生する光ディスク装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、光ディスク装置は、レーザ光を１
μm程度に絞って光ディスクに信号を記録再生すること
が行われている。
μm程度に絞って光ディスクに信号を記録再生すること
が行われている。
【０００３】このような光ディスクには，予め同心円
状、または螺旋状のトラックが形成されている。光ディ
スク装置では、光学ピックアップから照射されたレーザ
光スポットにより、光ディスクへの信号の記録、再生が
行われる。このとき、レーザ光スポットが光ディスク上
のトラックに正しく照射されるように、トラックに対す
るレーザ光スポットの位置ずれを示すトラッキングエラ
ー信号が検出される。このトラッキングエラー信号に応
じて光学ピックアップが動かされ、レーザ光スポットが
トラック上をトレースするように、トラッキングサーボ
の制御が行われる。
状、または螺旋状のトラックが形成されている。光ディ
スク装置では、光学ピックアップから照射されたレーザ
光スポットにより、光ディスクへの信号の記録、再生が
行われる。このとき、レーザ光スポットが光ディスク上
のトラックに正しく照射されるように、トラックに対す
るレーザ光スポットの位置ずれを示すトラッキングエラ
ー信号が検出される。このトラッキングエラー信号に応
じて光学ピックアップが動かされ、レーザ光スポットが
トラック上をトレースするように、トラッキングサーボ
の制御が行われる。
【０００４】光ディスク上に異物、傷等による欠陥部分
をレーザ光スポットが通過しようとすると、それまでレ
ーザ光スポットが正しくトラックをトレースしていて
も、この欠陥部分でトラッキングエラー信号が大きく乱
され、この結果、レーザ光スポットはトラック飛びを起
こしてしまう。同様のことは、振動や衝撃が光ディスク
装置に加えられたときにも生じる。
をレーザ光スポットが通過しようとすると、それまでレ
ーザ光スポットが正しくトラックをトレースしていて
も、この欠陥部分でトラッキングエラー信号が大きく乱
され、この結果、レーザ光スポットはトラック飛びを起
こしてしまう。同様のことは、振動や衝撃が光ディスク
装置に加えられたときにも生じる。
【０００５】再生時にトラック飛びが生じると、読み出
している信号の連続性が失われるため、読み出しエラー
となる。
している信号の連続性が失われるため、読み出しエラー
となる。
【０００６】記録時にトラック飛びが生じると、本来の
記録位置からはずれるため、書き込みエラーが発生し、
最悪の場合、既に記録されたデータを破壊してしまう可
能性がある。
記録位置からはずれるため、書き込みエラーが発生し、
最悪の場合、既に記録されたデータを破壊してしまう可
能性がある。
【０００７】そこで、従来の光ディスク装置では、この
トラック飛びを検出することにより、読み出し、書き込
み動作を中断させている。これは、トラッキングエラー
信号が一定の正の検出レベルより高くなったとき、及び
一定の負の検出レベルより低くなったときはトラッキン
グエラー信号が乱れた、すなわちトラック飛びが検出さ
れたと判定する。トラック飛びが検出されると、読み出
し、または書き込み動作を直ちに中断させている。
トラック飛びを検出することにより、読み出し、書き込
み動作を中断させている。これは、トラッキングエラー
信号が一定の正の検出レベルより高くなったとき、及び
一定の負の検出レベルより低くなったときはトラッキン
グエラー信号が乱れた、すなわちトラック飛びが検出さ
れたと判定する。トラック飛びが検出されると、読み出
し、または書き込み動作を直ちに中断させている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】トラッキングサーボが
正常に動作している状態でも、トラッキングエラー信号
は、基準レベル（検出レベル）に対して一定ではない。
これは光ディスクの偏芯によるもの、光ディスク上に記
録されている信号の漏れ込みによるものなどが考えられ
る。
正常に動作している状態でも、トラッキングエラー信号
は、基準レベル（検出レベル）に対して一定ではない。
これは光ディスクの偏芯によるもの、光ディスク上に記
録されている信号の漏れ込みによるものなどが考えられ
る。
【０００９】光ディスクを回転させるモータの軸と光デ
ィスクの中心が一致していないと、偏芯が生じる。この
偏芯によって、レーザ光スポットからは、トラックは蛇
行しているように見える。トラッキングサーボにより、
この蛇行するトラックに追従するようにレーザ光スポッ
トは制御を受けるが、抑圧しきれない偏芯成分が、トラ
ッキングエラー信号の変動分として残ってしまう。
ィスクの中心が一致していないと、偏芯が生じる。この
偏芯によって、レーザ光スポットからは、トラックは蛇
行しているように見える。トラッキングサーボにより、
この蛇行するトラックに追従するようにレーザ光スポッ
トは制御を受けるが、抑圧しきれない偏芯成分が、トラ
ッキングエラー信号の変動分として残ってしまう。
【００１０】また、信号が記録されているトラックを再
生するときは、記録情報がトラッキングエラー信号に漏
れ込んでくることがある。通常、記録情報は、所定の変
調則に従って変調されており、サーボに影響を与えない
ようになるべく直流成分、低周波成分を含まないような
変調則が採用されている。しかしながら記録情報の影響
を完全に遮断することは困難であり、トラッキングエラ
ー信号も記録信号の漏れ込みの影響を受けて、変動して
しまう。
生するときは、記録情報がトラッキングエラー信号に漏
れ込んでくることがある。通常、記録情報は、所定の変
調則に従って変調されており、サーボに影響を与えない
ようになるべく直流成分、低周波成分を含まないような
変調則が採用されている。しかしながら記録情報の影響
を完全に遮断することは困難であり、トラッキングエラ
ー信号も記録信号の漏れ込みの影響を受けて、変動して
しまう。
【００１１】このように正常にトラッキングサーボが動
作していても、トラッキングエラー信号は基準レベル一
定ではなく変動している。トラック飛びの検出レベルを
一定の直流電圧としておくと、例えばトラッキングエラ
ー信号が正側に変動したときは、正側のトラック飛び検
出レベルに対しては、トラッキングエラー信号が接近
し、本来問題にならないトラッキングエラー信号の変動
量であるにも関わらずトラック飛びを誤検出してしまう
恐れがある。また、小さな傷により、トラック飛びを引
き起こすに到らないものでも誤検出してしまう。逆に負
側のトラック飛び検出レベルに対しては、トラッキング
エラー信号が遠ざかるため、検出すべきトラッキングエ
ラー信号の乱れが、検出されなくなってしまう恐れがあ
る。
作していても、トラッキングエラー信号は基準レベル一
定ではなく変動している。トラック飛びの検出レベルを
一定の直流電圧としておくと、例えばトラッキングエラ
ー信号が正側に変動したときは、正側のトラック飛び検
出レベルに対しては、トラッキングエラー信号が接近
し、本来問題にならないトラッキングエラー信号の変動
量であるにも関わらずトラック飛びを誤検出してしまう
恐れがある。また、小さな傷により、トラック飛びを引
き起こすに到らないものでも誤検出してしまう。逆に負
側のトラック飛び検出レベルに対しては、トラッキング
エラー信号が遠ざかるため、検出すべきトラッキングエ
ラー信号の乱れが、検出されなくなってしまう恐れがあ
る。
【００１２】トラッキングエラー信号が負側に変動した
ときは、正負の検出レベルに対して、逆の現象が生じる
恐れがある。
ときは、正負の検出レベルに対して、逆の現象が生じる
恐れがある。
【００１３】本発明は上記問題を解決するもので、許容
されるべきトラッキングエラー信号の変動の元でも、ト
ラッキングエラー信号の乱れから正確にトラック飛びを
検出できる光ディスク装置を提供することを目的として
いる。
されるべきトラッキングエラー信号の変動の元でも、ト
ラッキングエラー信号の乱れから正確にトラック飛びを
検出できる光ディスク装置を提供することを目的として
いる。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラックに対
する光ビームの位置ずれを示すトラッキングエラー信号
を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、トラッ
キングエラー信号の平均値を求める平均値検出手段と、
トラッキングエラー信号の平均値に所定の直流電圧を加
算して得た第一の検出電圧よりもトラッキングエラー信
号の電圧が高くなることを検出する第一の比較手段と、
トラッキングエラー信号の平均値に所定の直流電圧を加
算して得た第二の検出電圧よりもトラッキングエラー信
号の電圧が低くなることを検出する第二の比較手段と、
第一の比較手段と第二の比較手段との出力信号から、ト
ラック飛びを検出する手段とを備えたものである。
する光ビームの位置ずれを示すトラッキングエラー信号
を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、トラッ
キングエラー信号の平均値を求める平均値検出手段と、
トラッキングエラー信号の平均値に所定の直流電圧を加
算して得た第一の検出電圧よりもトラッキングエラー信
号の電圧が高くなることを検出する第一の比較手段と、
トラッキングエラー信号の平均値に所定の直流電圧を加
算して得た第二の検出電圧よりもトラッキングエラー信
号の電圧が低くなることを検出する第二の比較手段と、
第一の比較手段と第二の比較手段との出力信号から、ト
ラック飛びを検出する手段とを備えたものである。
【００１５】
【作用】上記構成の光ディスク装置は、トラッキングエ
ラー信号の平均値を求め、この平均値を基準として所定
の直流電圧を加算したトラック飛び検出レベルを作るの
で、トラック飛び検出レベルは、トラッキングエラー信
号の平均値に応じて変化することになり、通常は許容さ
れるトラッキングエラー信号の変動があっても正確にト
ラック飛びが検出できるようになる。
ラー信号の平均値を求め、この平均値を基準として所定
の直流電圧を加算したトラック飛び検出レベルを作るの
で、トラック飛び検出レベルは、トラッキングエラー信
号の平均値に応じて変化することになり、通常は許容さ
れるトラッキングエラー信号の変動があっても正確にト
ラック飛びが検出できるようになる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１７】図１は、本発明の第１の実施例における光
ディスク装置のブロック図である。図１において、１は
同心円状または螺旋状のトラックが形成された光ディス
クで、ディスクモータ２により回転させられている。光
学ピックアップ３は、内蔵する半導体レーザ（図示せ
ず）の発する光ビームを、同じく内蔵する対物レンズ
（図示せず）を介して光ディスク１に照射し、光ディス
ク１上にレーザ光スポットを形成させると共に、光ディ
スク１で反射されたレーザ光を、同じく内蔵する光検出
器（図示せず）で受光して、電気信号に変換している。
トラッキングエラー信号検出回路４により、光学ピック
アップ３内の光検出器の出力信号からトラッキングエラ
ー信号ＴＥＲを得る。トラッキングエラー信号ＴＥＲ
は、ドライブ回路５に供給され、ドライブ回路５からは
トラッキングエラー信号ＴＥＲに応じて駆動電流がトラ
ッキングアクチュエータ６に供給される。この駆動電流
により、光学ピックアップ３内の対物レンズが動かさ
れ、レーザ光スポットが正しくトラック上をトレースす
るようにトラッキングサーボの制御が行われる。
ディスク装置のブロック図である。図１において、１は
同心円状または螺旋状のトラックが形成された光ディス
クで、ディスクモータ２により回転させられている。光
学ピックアップ３は、内蔵する半導体レーザ（図示せ
ず）の発する光ビームを、同じく内蔵する対物レンズ
（図示せず）を介して光ディスク１に照射し、光ディス
ク１上にレーザ光スポットを形成させると共に、光ディ
スク１で反射されたレーザ光を、同じく内蔵する光検出
器（図示せず）で受光して、電気信号に変換している。
トラッキングエラー信号検出回路４により、光学ピック
アップ３内の光検出器の出力信号からトラッキングエラ
ー信号ＴＥＲを得る。トラッキングエラー信号ＴＥＲ
は、ドライブ回路５に供給され、ドライブ回路５からは
トラッキングエラー信号ＴＥＲに応じて駆動電流がトラ
ッキングアクチュエータ６に供給される。この駆動電流
により、光学ピックアップ３内の対物レンズが動かさ
れ、レーザ光スポットが正しくトラック上をトレースす
るようにトラッキングサーボの制御が行われる。
【００１８】低域通過フィルタ７ではトラッキングエラ
ー信号の低周波成分を検出する。低域通過フィルタ７の
通過信号帯域は、光ディスク１の回転周波数に同期した
成分が通る程度で、通常、数十Ｈｚとする。つまり低域
通過フィルタ７はトラッキングエラー信号の平均値ＴＥ
Ｍを求めていることになる。低域通過フィルタ７の出力
信号に所定の直流電圧が加算されるように電圧源８を設
けている。比較器９は、トラッキングエラー信号ＴＥＲ
と、トラッキングエラー信号の平均値ＴＥＭに所定電圧
を加算した検出レベルとの比較を行い、この正の検出レ
ベルに対して、トラッキングエラー信号ＴＥＲがより高
くなることを検出して、パルスＴＪＨを出力する。同様
に低域通過フィルタ７の出力信号から所定の直流電圧が
減算されるように電圧源１０を設けている。比較器１１
は、トラッキングエラー信号ＴＥＲと、トラッキングエ
ラー信号の平均値から所定電圧を減算（負の加算）した
検出レベルとの比較を行い、この負の検出レベルに対し
て、トラッキングエラー信号ＴＥＲがより低くなること
を検出して、パルスＴＪＬを出力する。
ー信号の低周波成分を検出する。低域通過フィルタ７の
通過信号帯域は、光ディスク１の回転周波数に同期した
成分が通る程度で、通常、数十Ｈｚとする。つまり低域
通過フィルタ７はトラッキングエラー信号の平均値ＴＥ
Ｍを求めていることになる。低域通過フィルタ７の出力
信号に所定の直流電圧が加算されるように電圧源８を設
けている。比較器９は、トラッキングエラー信号ＴＥＲ
と、トラッキングエラー信号の平均値ＴＥＭに所定電圧
を加算した検出レベルとの比較を行い、この正の検出レ
ベルに対して、トラッキングエラー信号ＴＥＲがより高
くなることを検出して、パルスＴＪＨを出力する。同様
に低域通過フィルタ７の出力信号から所定の直流電圧が
減算されるように電圧源１０を設けている。比較器１１
は、トラッキングエラー信号ＴＥＲと、トラッキングエ
ラー信号の平均値から所定電圧を減算（負の加算）した
検出レベルとの比較を行い、この負の検出レベルに対し
て、トラッキングエラー信号ＴＥＲがより低くなること
を検出して、パルスＴＪＬを出力する。
【００１９】システムコントローラ１２は、比較器９、
１１の出力の各パルスＴＪＨ、ＴＪＬを受け取ると、ト
ラック飛びが起きたと判断し、読み取り動作、書き込み
動作を中断させる。
１１の出力の各パルスＴＪＨ、ＴＪＬを受け取ると、ト
ラック飛びが起きたと判断し、読み取り動作、書き込み
動作を中断させる。
【００２０】図２は、トラック飛び検出動作を示す波形
図である。トラッキングエラー信号ＴＥＲは、基準電位
ＶＲＥＦを中心にして、光ディスクの偏芯によるレーザ
光スポット追従誤差を示す変動に、記録情報の漏れ込み
や回路系のノイズが加算されている。低域通過フィルタ
７の出力の平均値信号ＴＥＭはトラッキングエラー信号
ＴＥＲの平均値を表している。比較器９の検出レベルＶ
ＴＨ１は、平均値信号ＴＥＭに電圧源８の直流電圧Ｖ１
を加算したものである。つまり、ＶＴＨ１＝ＴＥＭ＋Ｖ
１である。また、比較器１１の検出レベルＶＴＨ２は、
平均値信号ＴＥＭから電圧源１０の直流電圧Ｖ２を減算
したもの（直流電圧−Ｖ２を加算したもの）である。つ
まり、ＶＴＨ２＝ＴＥＭ−Ｖ２である。通常は正負対称
の設定とし、Ｖ１＝Ｖ２である。それぞれの検出レベル
は、平均値ＴＥＭの変動に追従することになり、トラッ
キングエラー信号の平均値から見たトラック飛び検出レ
ベルは常に一定になる。
図である。トラッキングエラー信号ＴＥＲは、基準電位
ＶＲＥＦを中心にして、光ディスクの偏芯によるレーザ
光スポット追従誤差を示す変動に、記録情報の漏れ込み
や回路系のノイズが加算されている。低域通過フィルタ
７の出力の平均値信号ＴＥＭはトラッキングエラー信号
ＴＥＲの平均値を表している。比較器９の検出レベルＶ
ＴＨ１は、平均値信号ＴＥＭに電圧源８の直流電圧Ｖ１
を加算したものである。つまり、ＶＴＨ１＝ＴＥＭ＋Ｖ
１である。また、比較器１１の検出レベルＶＴＨ２は、
平均値信号ＴＥＭから電圧源１０の直流電圧Ｖ２を減算
したもの（直流電圧−Ｖ２を加算したもの）である。つ
まり、ＶＴＨ２＝ＴＥＭ−Ｖ２である。通常は正負対称
の設定とし、Ｖ１＝Ｖ２である。それぞれの検出レベル
は、平均値ＴＥＭの変動に追従することになり、トラッ
キングエラー信号の平均値から見たトラック飛び検出レ
ベルは常に一定になる。
【００２１】図２に示したように、トラッキングエラー
信号ＴＥＲが、正の検出レベルＶＴＨ１より大きい場合
に検出パルスＴＪＨがハイレベルとなり、負の検出レベ
ルＶＴＨ２より小さい場合に検出パルスＴＪＬがハイレ
ベルとなる。
信号ＴＥＲが、正の検出レベルＶＴＨ１より大きい場合
に検出パルスＴＪＨがハイレベルとなり、負の検出レベ
ルＶＴＨ２より小さい場合に検出パルスＴＪＬがハイレ
ベルとなる。
【００２２】以上のように、本実施例の光ディスク装置
によれば、トラッキングエラー信号ＴＥＲを低域通過フ
ィルタ７で帯域制限することで平均値ＴＥＭを求め、こ
の平均値に所定の電圧Ｖ１、−Ｖ２を加算して検出レベ
ルを作り、この検出レベルによりトラック飛び検出を行
うので、トラック飛び検出の精度を向上できる。
によれば、トラッキングエラー信号ＴＥＲを低域通過フ
ィルタ７で帯域制限することで平均値ＴＥＭを求め、こ
の平均値に所定の電圧Ｖ１、−Ｖ２を加算して検出レベ
ルを作り、この検出レベルによりトラック飛び検出を行
うので、トラック飛び検出の精度を向上できる。
【００２３】なお、本実施例では、システムコントロー
ラ１２への入力を２つのパルスＴＪＨ、ＴＪＬとした
が、この２つのパルスの論理和を求め、１つの入力とす
ることもできる。
ラ１２への入力を２つのパルスＴＪＨ、ＴＪＬとした
が、この２つのパルスの論理和を求め、１つの入力とす
ることもできる。
【００２４】以下、本発明の第２の実施例について、図
面を参照しながら説明する。第１の実施例では、トラッ
キングエラー信号の平均値ＴＥＭを求める手段として、
低域通過フィルタを用いたが、例えばトラッキングエラ
ー信号の正負のエンベロープを加算して平均値を求めて
も良い。
面を参照しながら説明する。第１の実施例では、トラッ
キングエラー信号の平均値ＴＥＭを求める手段として、
低域通過フィルタを用いたが、例えばトラッキングエラ
ー信号の正負のエンベロープを加算して平均値を求めて
も良い。
【００２５】図３は、エンベロープ加算による平均値検
出回路の構成図である。図１中の低域通過フィルタ７に
変えて、この平均値検出回路を用いたものが、本実施例
である。よって、平均値を求める動作についてのみ説明
する。
出回路の構成図である。図１中の低域通過フィルタ７に
変えて、この平均値検出回路を用いたものが、本実施例
である。よって、平均値を求める動作についてのみ説明
する。
【００２６】図３において、ダイオード１３、抵抗１
４、コンデンサ１５で正側のエンベロープを求める検波
回路を構成している。同様に、ダイオード１６、抵抗１
７、コンデンサ１８で負側のエンベロープを求める検波
回路を構成している。正側と負側のエンベロープ信号は
各々抵抗１９と抵抗２０を介して加算される。
４、コンデンサ１５で正側のエンベロープを求める検波
回路を構成している。同様に、ダイオード１６、抵抗１
７、コンデンサ１８で負側のエンベロープを求める検波
回路を構成している。正側と負側のエンベロープ信号は
各々抵抗１９と抵抗２０を介して加算される。
【００２７】トラッキングエラー信号ＴＥＲの変動が、
基準電圧ＶＲＥＦから見て、ダイオードの順方向電圧よ
り小さいときは、ダイオードはオンせず、平均値として
取り出される加算信号は、基準電圧ＶＲＥＦと同電位で
ある。
基準電圧ＶＲＥＦから見て、ダイオードの順方向電圧よ
り小さいときは、ダイオードはオンせず、平均値として
取り出される加算信号は、基準電圧ＶＲＥＦと同電位で
ある。
【００２８】トラッキングエラー信号ＴＥＲの変動が、
基準電圧ＶＲＥＦから見て、ダイオードの順方向電圧よ
り大きいときは、検波回路として動作し、平均値として
取り出される加算信号は、正負のエンベロープが加算さ
れたものとなり、これはトラッキングエラー信号の平均
値ＴＥＭを示すものである。
基準電圧ＶＲＥＦから見て、ダイオードの順方向電圧よ
り大きいときは、検波回路として動作し、平均値として
取り出される加算信号は、正負のエンベロープが加算さ
れたものとなり、これはトラッキングエラー信号の平均
値ＴＥＭを示すものである。
【００２９】ダイオードがオンしないような変動レベル
では平均値は求められないが。このときはトラッキング
エラー信号の変動レベルそのものが小さいので、トラッ
ク飛び検出レベルは基準電圧に所定の直流電圧が加算、
もしくは減算されたもので動作上の支障はない。
では平均値は求められないが。このときはトラッキング
エラー信号の変動レベルそのものが小さいので、トラッ
ク飛び検出レベルは基準電圧に所定の直流電圧が加算、
もしくは減算されたもので動作上の支障はない。
【００３０】以上のように、本実施例の光ディスク装置
によれば、トラッキングエラー信号ＴＥＲからエンベロ
ープ加算による平均値検出回路で平均値ＴＥＭを求め、
この平均値に所定の電圧を加算または減算して検出レベ
ルを作り、この検出レベルによりトラック飛び検出を行
うので、トラック飛び検出の精度を向上できる。
によれば、トラッキングエラー信号ＴＥＲからエンベロ
ープ加算による平均値検出回路で平均値ＴＥＭを求め、
この平均値に所定の電圧を加算または減算して検出レベ
ルを作り、この検出レベルによりトラック飛び検出を行
うので、トラック飛び検出の精度を向上できる。
【００３１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トラッキ
ングエラー信号の平均値を求め、この平均値を基準に所
定の直流電圧を加算してトラック飛び検出レベルを作る
ので、トラック飛び検出レベルはトラッキングエラー信
号の平均値の変動に応じて変化し、トラッキングエラー
信号から見たトラック飛び検出レベルを常に一定に保つ
ことができるため、正確にトラック飛びが検出できるよ
うになり、実用上非常に有効である。
ングエラー信号の平均値を求め、この平均値を基準に所
定の直流電圧を加算してトラック飛び検出レベルを作る
ので、トラック飛び検出レベルはトラッキングエラー信
号の平均値の変動に応じて変化し、トラッキングエラー
信号から見たトラック飛び検出レベルを常に一定に保つ
ことができるため、正確にトラック飛びが検出できるよ
うになり、実用上非常に有効である。
【図１】本発明の第１の実施例における光ディスク装置
のブロック図
のブロック図
【図２】同実施例におけるトラック飛び検出動作を示す
波形図
波形図
【図３】本発明の第２の実施例における平均値検出回路
の構成図
の構成図
１ 光ディスク ２ ディスクモータ ３ 光学ピックアップ ４ トラッキングエラー信号検出回路 ５ ドライブ回路 ６ トラッキングアクチュエータ ７ 低域通過フィルタ ８、１０ 電圧源 ９、１１ 比較器 １２ システムコントローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 同心円状または螺旋状のトラックが形成
された光ディスクに、光ビームを照射することにより情
報を記録または再生する光ディスク装置であって、前記
トラックに対する光ビームの位置ずれを示すトラッキン
グエラー信号を検出するトラッキングエラー検出手段
と、前記トラッキングエラー信号の平均値を求める平均
値検出手段と、前記平均値に所定の直流電圧を加算して
得た第一の検出電圧よりも前記トラッキングエラー信号
の電圧が高くなることを検出する第一の比較手段と、前
記平均値に所定の直流電圧を加算して得た第二の検出電
圧よりも前記トラッキングエラー信号の電圧が低くなる
ことを検出する第二の比較手段と、前記第一および第二
の比較手段の出力信号から、トラック飛びを検出する手
段とを備えた光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16505995A JPH0916984A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16505995A JPH0916984A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0916984A true JPH0916984A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15805078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16505995A Pending JPH0916984A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0916984A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8184510B2 (en) * | 1999-05-18 | 2012-05-22 | Ionosep X Holdings L.L.C. | Method of recording and reproducing an optical recording medium |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16505995A patent/JPH0916984A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8184510B2 (en) * | 1999-05-18 | 2012-05-22 | Ionosep X Holdings L.L.C. | Method of recording and reproducing an optical recording medium |
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