JP2000099827A - 無線識別及び視覚デ―タ伝送を使用する顧客認識のためのシステム及び方法 - Google Patents
無線識別及び視覚デ―タ伝送を使用する顧客認識のためのシステム及び方法Info
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- G07—CHECKING-DEVICES
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 商業施設内に配置されているＰＯＳ端末装置
と他の端末装置タイプとに対する無線識別および視覚デ
ータ伝送を使用する、顧客認識のための電子買物システ
ムを提供する。 【解決手段】 顧客がその施設内に入るときにその顧客
の視覚画像が撮影され、その顧客が顧客識別カードを所
有する場合には、その顧客の識別番号がその顧客識別カ
ードから得られる。視覚画像データが、その顧客の人口
統計学的プロファイルデータ、取引履歴データ、およ
び、その顧客の現在の累積店舗忠誠心ポイントまたは報
奨ポイントと共に、顧客データレコードの形に組み合わ
される。顧客データレコードは、ＰＯＳ端末装置、店舗
ワークステーション、移動端末装置、または、多数の顧
客レコードを表示することが可能である他のＩ／Ｏ装置
に送られる。
と他の端末装置タイプとに対する無線識別および視覚デ
ータ伝送を使用する、顧客認識のための電子買物システ
ムを提供する。 【解決手段】 顧客がその施設内に入るときにその顧客
の視覚画像が撮影され、その顧客が顧客識別カードを所
有する場合には、その顧客の識別番号がその顧客識別カ
ードから得られる。視覚画像データが、その顧客の人口
統計学的プロファイルデータ、取引履歴データ、およ
び、その顧客の現在の累積店舗忠誠心ポイントまたは報
奨ポイントと共に、顧客データレコードの形に組み合わ
される。顧客データレコードは、ＰＯＳ端末装置、店舗
ワークステーション、移動端末装置、または、多数の顧
客レコードを表示することが可能である他のＩ／Ｏ装置
に送られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に販売時点
情報管理商取引を容易にするための電子システムに関
し、特に、店舗内端末装置に顧客認識情報を提供するた
めに無線ＩＤカードまたはタグと識別済顧客のビデオ画
像とを使用するコンピュータベースの買物システムに関
する。
情報管理商取引を容易にするための電子システムに関
し、特に、店舗内端末装置に顧客認識情報を提供するた
めに無線ＩＤカードまたはタグと識別済顧客のビデオ画
像とを使用するコンピュータベースの買物システムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】現代の小売店は、非常に多様な常連顧客
グループの各構成員の個々の期待と必要とを満たすよう
に適合化されている様々な度合いの個人別サービスを提
供することによって、その小売店に対する現在の顧客の
忠誠心を確立し維持するように、および、その小売店に
対して新たな顧客を誘引するように、熾烈な競争を行っ
ている。特殊化された顧客ベースに適合した個人別サー
ビスの確立は、特に大型百貨店においては、各顧客の買
物プロファイルをコンパイルするために、多量のデータ
の採取および保守と、こうしたデータの処理とを必要と
する。
グループの各構成員の個々の期待と必要とを満たすよう
に適合化されている様々な度合いの個人別サービスを提
供することによって、その小売店に対する現在の顧客の
忠誠心を確立し維持するように、および、その小売店に
対して新たな顧客を誘引するように、熾烈な競争を行っ
ている。特殊化された顧客ベースに適合した個人別サー
ビスの確立は、特に大型百貨店においては、各顧客の買
物プロファイルをコンパイルするために、多量のデータ
の採取および保守と、こうしたデータの処理とを必要と
する。
【０００３】最新の小売店では、何らかの形態のコンピ
ュータ化または電子技術が使用されている。典型的に
は、清算手続き手順を自動化し、一対一の販売と顧客援
助との効率を改善するために販売員を補助する販売時点
情報管理（ＰＯＳ）システムが使用される。ＰＯＳシス
テムは、一般的に、購入対象の商品品目の各々にプリン
トされている、またはタグの形で付けられている統一商
品分類コード（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｐｒｏｄｕｃｔ
Ｃｏｄｅ：ＵＰＣ）を感知して翻訳することが可能であ
る、１つ以上の自動化清算手続き端末装置を含む。従来
においては、ＰＯＳ端末装置、キオスク端末装置（ｋｉ
ｏｓｋ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、または、販売員用ハンド
ヘルド端末装置が、ＵＰＣ情報を認識して処理するコン
ピュータシステムに結合されている。このコンピュータ
システムによってアクセスされるデータベースは、その
店舗がストックしている商品品目、これらの品目の各々
に関するＵＰＣ、および、各ＵＰＣに関連付けられた価
格、在庫、スタイル、色等を含む様々なタイプの商品識
別情報のリストを記憶する。顧客が購入しようとすると
き、店員が自動化ＰＯＳ端末装置を使用して、その顧客
が選択した商品の各々に関するＵＰＣ表示を読み取る。
コンピュータはＵＰＣを解読し、各品目に関する価格を
調べるために上記データベースにアクセスし、購入価格
の現在合計を算出する。
ュータ化または電子技術が使用されている。典型的に
は、清算手続き手順を自動化し、一対一の販売と顧客援
助との効率を改善するために販売員を補助する販売時点
情報管理（ＰＯＳ）システムが使用される。ＰＯＳシス
テムは、一般的に、購入対象の商品品目の各々にプリン
トされている、またはタグの形で付けられている統一商
品分類コード（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｐｒｏｄｕｃｔ
Ｃｏｄｅ：ＵＰＣ）を感知して翻訳することが可能であ
る、１つ以上の自動化清算手続き端末装置を含む。従来
においては、ＰＯＳ端末装置、キオスク端末装置（ｋｉ
ｏｓｋ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、または、販売員用ハンド
ヘルド端末装置が、ＵＰＣ情報を認識して処理するコン
ピュータシステムに結合されている。このコンピュータ
システムによってアクセスされるデータベースは、その
店舗がストックしている商品品目、これらの品目の各々
に関するＵＰＣ、および、各ＵＰＣに関連付けられた価
格、在庫、スタイル、色等を含む様々なタイプの商品識
別情報のリストを記憶する。顧客が購入しようとすると
き、店員が自動化ＰＯＳ端末装置を使用して、その顧客
が選択した商品の各々に関するＵＰＣ表示を読み取る。
コンピュータはＵＰＣを解読し、各品目に関する価格を
調べるために上記データベースにアクセスし、購入価格
の現在合計を算出する。
【０００４】さらに、多くの小売店が、その店の顧客に
対してその店の商品に関する価格情報と他の情報とを提
供するために、あるいは、顧客によって購入される商品
種類に関する情報を得るために、コンピュータ化システ
ムを使用している。これらの情報としては、購入頻度、
広告の効果、店舗内販売促進活動、および、顧客の買物
慣習の他の特徴が該当する。小売店は、個人化されたサ
ービスと製品とをその小売店の顧客に提供するコストを
管理するために、あるいは、買物体験の利便性と柔軟性
とを増大させるために、この情報を使用する。
対してその店の商品に関する価格情報と他の情報とを提
供するために、あるいは、顧客によって購入される商品
種類に関する情報を得るために、コンピュータ化システ
ムを使用している。これらの情報としては、購入頻度、
広告の効果、店舗内販売促進活動、および、顧客の買物
慣習の他の特徴が該当する。小売店は、個人化されたサ
ービスと製品とをその小売店の顧客に提供するコストを
管理するために、あるいは、買物体験の利便性と柔軟性
とを増大させるために、この情報を使用する。
【０００５】さらに、顧客取引情報の使用が、個々の顧
客の取引の金額と頻度とに基づいてその顧客に忠誠心ポ
イント（ｌｏｙａｌｔｙ ｐｏｉｎｔ）または報奨ポイ
ントを与えるように、個々の顧客による購入物の買物履
歴レコードを小売店が設定し保持することを可能にする
だろう。例えば、忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの
閾値が、常連客に対してフリークエントフライヤーマイ
レージポイントを航空会社が与えるのと同様に、割引プ
ログラムまたは何らかの類似の販売促進への参加資格を
顧客に与えることも可能である。店舗の一対一の販売活
動の効率を改善するために、小売店は、「忠誠心」カー
ド（顧客ＩＤカード）を顧客に発行することが多く、顧
客はその小売店を買物に訪れる度にそのカードを提示す
るように求められる。
客の取引の金額と頻度とに基づいてその顧客に忠誠心ポ
イント（ｌｏｙａｌｔｙ ｐｏｉｎｔ）または報奨ポイ
ントを与えるように、個々の顧客による購入物の買物履
歴レコードを小売店が設定し保持することを可能にする
だろう。例えば、忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの
閾値が、常連客に対してフリークエントフライヤーマイ
レージポイントを航空会社が与えるのと同様に、割引プ
ログラムまたは何らかの類似の販売促進への参加資格を
顧客に与えることも可能である。店舗の一対一の販売活
動の効率を改善するために、小売店は、「忠誠心」カー
ド（顧客ＩＤカード）を顧客に発行することが多く、顧
客はその小売店を買物に訪れる度にそのカードを提示す
るように求められる。
【０００６】従来においては、顧客データは、どのよう
な形で求められようとも、どのように使用されようと
も、小売店の１つ以上のＰＯＳ端末装置において購入取
引時に収集される。このデータは、店舗プラットフォー
ムコンピュータシステムに伝送され、このコンピュータ
システムで処理され、個々の顧客の取引履歴に追加され
る。報奨ポイントまたは忠誠心ポイントは、取引の合計
金額に基づいて与えられる。クーポンコードが適用可能
かどうか分析されてもよく、販売促進品目の購入が、最
近の広告の有効性を調べるために分析されてもよい。あ
らゆる忠誠心ポイントまたは報奨ポイント授与を含む更
新された取引レコードが、顧客の購入に即座に適用する
ことを可能にするようにＰＯＳ端末装置に送られる。
な形で求められようとも、どのように使用されようと
も、小売店の１つ以上のＰＯＳ端末装置において購入取
引時に収集される。このデータは、店舗プラットフォー
ムコンピュータシステムに伝送され、このコンピュータ
システムで処理され、個々の顧客の取引履歴に追加され
る。報奨ポイントまたは忠誠心ポイントは、取引の合計
金額に基づいて与えられる。クーポンコードが適用可能
かどうか分析されてもよく、販売促進品目の購入が、最
近の広告の有効性を調べるために分析されてもよい。あ
らゆる忠誠心ポイントまたは報奨ポイント授与を含む更
新された取引レコードが、顧客の購入に即座に適用する
ことを可能にするようにＰＯＳ端末装置に送られる。
【０００７】しかし、顧客ＩＤカードまたはデータカー
ドに基づく一般的な電子買物システムは、取引を記録
し、かつ適切な顧客に対して割引または忠誠心ポイント
または報奨ポイントを割り当てるために、清算手続き端
末装置において上記カードが提示されるように構成され
ている。したがって、顧客が自分が購入したい品目を既
に選択し、購入を決めた後に、小売取引の効率を増強す
るためにだけ顧客ＩＤカードまたはデータカードが使用
されることになる。小売店によって設定された顧客忠誠
心システムまたは報奨システムはいずれも、清算手続き
カウンタで個々の顧客のＩＤカードを認識できるだけに
すぎず、購入が既に検討され終わった品目に関する情報
を含むことが可能であるにすぎない。
ドに基づく一般的な電子買物システムは、取引を記録
し、かつ適切な顧客に対して割引または忠誠心ポイント
または報奨ポイントを割り当てるために、清算手続き端
末装置において上記カードが提示されるように構成され
ている。したがって、顧客が自分が購入したい品目を既
に選択し、購入を決めた後に、小売取引の効率を増強す
るためにだけ顧客ＩＤカードまたはデータカードが使用
されることになる。小売店によって設定された顧客忠誠
心システムまたは報奨システムはいずれも、清算手続き
カウンタで個々の顧客のＩＤカードを認識できるだけに
すぎず、購入が既に検討され終わった品目に関する情報
を含むことが可能であるにすぎない。
【０００８】電子買物システムに基づく現在のＩＤカー
ドまたはデータカードのこの特有の不利な特徴のため
に、個々の顧客が自分のＩＤカードを清算手続き用端末
装置において提示するまで、店員が個々の顧客の取引履
歴にアクセスできないので、店員は顧客に対して効率的
な買物アドバイスと個人別の買物援助とを提供すること
が不可能である。買物アドバイスと個人別の買物援助を
提供するためには、店員が顧客の顔を覚えておき、その
顧客の商品の好みと最近購入した品目の何らかの特徴と
を記憶しておかなければならない。
ドまたはデータカードのこの特有の不利な特徴のため
に、個々の顧客が自分のＩＤカードを清算手続き用端末
装置において提示するまで、店員が個々の顧客の取引履
歴にアクセスできないので、店員は顧客に対して効率的
な買物アドバイスと個人別の買物援助とを提供すること
が不可能である。買物アドバイスと個人別の買物援助を
提供するためには、店員が顧客の顔を覚えておき、その
顧客の商品の好みと最近購入した品目の何らかの特徴と
を記憶しておかなければならない。
【０００９】大口購入者（ＶＩＰ顧客）の場合には、そ
の顧客が店舗に入るときの最初の挨拶から、その顧客が
店舗を去る用意ができたときに購入取引を容易にするこ
とまで、小売店のマネージャーが、その顧客に個人的な
援助を提供して、その顧客の来店をもてなそうと望む場
合もあり得る。しかし、事前通告なしにそうした大口顧
客が来店するときには、その顧客が店舗に到着したとき
にその顧客に対して挨拶することは困難である。さら
に、特に店舗が非常に大型でありかつ多数の階と売り場
があるときには、こうした大口顧客の所在を店内で発見
することは非常に困難である。
の顧客が店舗に入るときの最初の挨拶から、その顧客が
店舗を去る用意ができたときに購入取引を容易にするこ
とまで、小売店のマネージャーが、その顧客に個人的な
援助を提供して、その顧客の来店をもてなそうと望む場
合もあり得る。しかし、事前通告なしにそうした大口顧
客が来店するときには、その顧客が店舗に到着したとき
にその顧客に対して挨拶することは困難である。さら
に、特に店舗が非常に大型でありかつ多数の階と売り場
があるときには、こうした大口顧客の所在を店内で発見
することは非常に困難である。
【００１０】多くの特選品専門店は、特別に訓練した
「挨拶担当者」を店舗の入口の各々に配置することによ
って、ＶＩＰ顧客が到着した時点でそのＶＩＰ顧客を識
別するという困難な問題を解決しようとしている。挨拶
担当者は様々な顧客の顔に精通しており、見覚えのある
ＶＩＰ顧客が店に入ってくると店舗マネージャーに通報
する。店舗マネージャーまたは百貨店支配人は、そのＶ
ＩＰ顧客を自分で個人的に援助するか、または、その代
わりに、さらに別の個人向けのサービスを提供するため
に販売部隊の特に優秀なメンバーをその顧客に紹介する
かどうかを選択する。しかし、このタイプの顧客認識方
法は、極めて大きな労働力を必要とすると同時に、非常
に非効率的である。多忙な時間時期中には顧客が見落と
される可能性があり、または、挨拶担当者側の一時的な
不注意によって顧客が見落とされる可能性がある。
「挨拶担当者」を店舗の入口の各々に配置することによ
って、ＶＩＰ顧客が到着した時点でそのＶＩＰ顧客を識
別するという困難な問題を解決しようとしている。挨拶
担当者は様々な顧客の顔に精通しており、見覚えのある
ＶＩＰ顧客が店に入ってくると店舗マネージャーに通報
する。店舗マネージャーまたは百貨店支配人は、そのＶ
ＩＰ顧客を自分で個人的に援助するか、または、その代
わりに、さらに別の個人向けのサービスを提供するため
に販売部隊の特に優秀なメンバーをその顧客に紹介する
かどうかを選択する。しかし、このタイプの顧客認識方
法は、極めて大きな労働力を必要とすると同時に、非常
に非効率的である。多忙な時間時期中には顧客が見落と
される可能性があり、または、挨拶担当者側の一時的な
不注意によって顧客が見落とされる可能性がある。
【００１１】小売店の中には、店舗施設全体の様々な箇
所に無線顧客ＩＤ質問機ユニットを配置することによっ
て、店舗施設内に特定の顧客タイプがいることを認識す
るための別の方法を確立しているものがある。質問機ユ
ニットによって設定された放射電磁界に特定の顧客が入
ると、その質問機ユニットが、顧客のＩＤカードにアク
セスし、これによりその顧客を識別することが可能であ
る。その後で、顧客ＩＤが店舗プラットフォームコンピ
ュータに伝送され、このコンピュータにおいて、顧客Ｉ
Ｄが顧客データベース内の顧客情報エントリに突き合わ
される。その後で、顧客情報が、例えばその顧客に貯ま
っている忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの数、その
顧客の取引頻度、あるいは、その顧客の購入品の合計高
といった様々な閾値特徴に関して分析される。したがっ
て、ＶＩＰ顧客は、店舗に入った時点で識別されること
が可能であり、さらに、その店舗内で売り場から売り場
に移動するときにも識別される。
所に無線顧客ＩＤ質問機ユニットを配置することによっ
て、店舗施設内に特定の顧客タイプがいることを認識す
るための別の方法を確立しているものがある。質問機ユ
ニットによって設定された放射電磁界に特定の顧客が入
ると、その質問機ユニットが、顧客のＩＤカードにアク
セスし、これによりその顧客を識別することが可能であ
る。その後で、顧客ＩＤが店舗プラットフォームコンピ
ュータに伝送され、このコンピュータにおいて、顧客Ｉ
Ｄが顧客データベース内の顧客情報エントリに突き合わ
される。その後で、顧客情報が、例えばその顧客に貯ま
っている忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの数、その
顧客の取引頻度、あるいは、その顧客の購入品の合計高
といった様々な閾値特徴に関して分析される。したがっ
て、ＶＩＰ顧客は、店舗に入った時点で識別されること
が可能であり、さらに、その店舗内で売り場から売り場
に移動するときにも識別される。
【００１２】たとえ顧客ＩＤカード及び質問機システム
が小売店内にいる顧客についてある程度の情報をその店
舗の従業員に対して提供するにしても、顧客が質問機ユ
ニットの質問区域内に存在する場合にその顧客の位置を
見つけることしかできない。従来においては、こうした
質問機ユニットは、店舗の入口と、店舗内の数少ない追
加の戦略的に重要な位置とにだけ配置されているにすぎ
ない。したがって、こうしたシステムの有効範囲は非常
に貧弱である。追加の質問機システムを加えることも可
能であるが、この場合にはコストが大幅に増大する。店
舗全体に配置されている質問機ユニットの個数に係わり
なく、特定の顧客が付近にいることがその店舗の販売要
員に既に通報されている場合にさえ、その顧客を販売要
員が認識できないでいるという問題が依然として存在す
る。３〜４人の人間が質問機ユニットの付近にいる場合
には、これらの人々の中のどの人物が問題の顧客である
かを販売員が認識できなければならない。
が小売店内にいる顧客についてある程度の情報をその店
舗の従業員に対して提供するにしても、顧客が質問機ユ
ニットの質問区域内に存在する場合にその顧客の位置を
見つけることしかできない。従来においては、こうした
質問機ユニットは、店舗の入口と、店舗内の数少ない追
加の戦略的に重要な位置とにだけ配置されているにすぎ
ない。したがって、こうしたシステムの有効範囲は非常
に貧弱である。追加の質問機システムを加えることも可
能であるが、この場合にはコストが大幅に増大する。店
舗全体に配置されている質問機ユニットの個数に係わり
なく、特定の顧客が付近にいることがその店舗の販売要
員に既に通報されている場合にさえ、その顧客を販売要
員が認識できないでいるという問題が依然として存在す
る。３〜４人の人間が質問機ユニットの付近にいる場合
には、これらの人々の中のどの人物が問題の顧客である
かを販売員が認識できなければならない。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、店員が目
視によって顧客を識別することができ、かつ、その顧客
に対して店員が適切な買物援助を提供できるように店員
が顧客プロファイルと買物上の好みとを知ることを可能
にするために、リアルタイムで顧客認識情報を収集して
記憶することとその顧客認識情報を小売店の販売要員に
伝えることができる電子コンピュータ化システムが必要
とされている。こうしたシステムは、顧客が店舗に入る
ときと顧客が店舗を去るときとを発見できなければなら
ない。顧客の認識情報と取引情報とが容易に販売員の店
舗内端末装置から読み取れるように、その店舗内端末装
置が顧客認識データと顧客情報データとに容易にアクセ
ス可能であるように、上記システムが構成されなければ
ならない。
視によって顧客を識別することができ、かつ、その顧客
に対して店員が適切な買物援助を提供できるように店員
が顧客プロファイルと買物上の好みとを知ることを可能
にするために、リアルタイムで顧客認識情報を収集して
記憶することとその顧客認識情報を小売店の販売要員に
伝えることができる電子コンピュータ化システムが必要
とされている。こうしたシステムは、顧客が店舗に入る
ときと顧客が店舗を去るときとを発見できなければなら
ない。顧客の認識情報と取引情報とが容易に販売員の店
舗内端末装置から読み取れるように、その店舗内端末装
置が顧客認識データと顧客情報データとに容易にアクセ
ス可能であるように、上記システムが構成されなければ
ならない。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、商業施設
に各々の顧客が入る毎に各顧客の視覚画像データを商業
施設の従業員が得る電子買物システムによって実現され
る。顧客認識は、個々の商業施設の常連顧客グループに
属している人物として個々の顧客を識別するための個人
識別カード（顧客ＩＤ）を各顧客に発行することによっ
て行われる。このカードは商業施設によって発行され、
顧客はその商業施設を訪れる際にそのカードを携帯する
ように求められる。顧客ＩＤカードは、顧客ＩＤ番号に
より各々の顧客に固有のものとされる。顧客がある特定
の商業施設に入ると、本発明によるシステムが顧客ＩＤ
カードに質問し、そのカードの中に保持されている顧客
ＩＤ番号にアクセスする。これと同時に、顧客がその施
設に入る時点で顧客のビデオ画像が撮影される。
に各々の顧客が入る毎に各顧客の視覚画像データを商業
施設の従業員が得る電子買物システムによって実現され
る。顧客認識は、個々の商業施設の常連顧客グループに
属している人物として個々の顧客を識別するための個人
識別カード（顧客ＩＤ）を各顧客に発行することによっ
て行われる。このカードは商業施設によって発行され、
顧客はその商業施設を訪れる際にそのカードを携帯する
ように求められる。顧客ＩＤカードは、顧客ＩＤ番号に
より各々の顧客に固有のものとされる。顧客がある特定
の商業施設に入ると、本発明によるシステムが顧客ＩＤ
カードに質問し、そのカードの中に保持されている顧客
ＩＤ番号にアクセスする。これと同時に、顧客がその施
設に入る時点で顧客のビデオ画像が撮影される。
【００１５】顧客ＩＤ番号は、その施設のネットワーク
サーバまたはホストプラットフォームコンピュータ内の
データベースの中に格納されている顧客データレコード
に対応しており、これを識別するために用いられる。こ
の顧客データレコードは、顧客の氏名と、顧客の取引履
歴、購入上の好みを含む個人プロファイル情報、忠誠心
ポイントまたは報奨ポイントの累積合計等のような関連
顧客情報とを含む。この関連顧客情報は、顧客ＩＤを識
別キーとして使用して上記データベースから検索され
る。顧客氏名と関連顧客情報と顧客ビデオ画像とが顧客
レコードとして組み合わされ、顧客が自分から名乗り出
ることも自分の存在を明確に公表することも必要とせず
に、商業施設の従業員がその顧客の写真によって各顧客
を識別できるように、店舗内端末装置での表示のために
伝送される。
サーバまたはホストプラットフォームコンピュータ内の
データベースの中に格納されている顧客データレコード
に対応しており、これを識別するために用いられる。こ
の顧客データレコードは、顧客の氏名と、顧客の取引履
歴、購入上の好みを含む個人プロファイル情報、忠誠心
ポイントまたは報奨ポイントの累積合計等のような関連
顧客情報とを含む。この関連顧客情報は、顧客ＩＤを識
別キーとして使用して上記データベースから検索され
る。顧客氏名と関連顧客情報と顧客ビデオ画像とが顧客
レコードとして組み合わされ、顧客が自分から名乗り出
ることも自分の存在を明確に公表することも必要とせず
に、商業施設の従業員がその顧客の写真によって各顧客
を識別できるように、店舗内端末装置での表示のために
伝送される。
【００１６】本発明の１つの側面では、顧客ＩＤカード
が、記憶装置を含む無線ＩＤカードまたはＩＤタグであ
り、この記憶装置は少なくとも顧客ＩＤを保持し、さら
には、顧客氏名、取引履歴情報、プロファイル情報、お
よび、忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの累積合計を
保持することも可能である。上記商業施設には、ＲＦア
ンテナおよびトランシーバシステムを備えた入口ゲート
が設置され、このＲＦアンテナおよびトランシーバシス
テムは、顧客ＩＤカードに質問して、そのカードが有効
である場合には、そのカード内に保持されている顧客Ｉ
Ｄと追加の顧客情報とを受信する。各々の入口ゲート
は、さらに、有効な顧客ＩＤの受信に応答して、その施
設内に顧客が入るときに顧客のビデオ画像を撮影する、
ビデオカメラのようなビデオ画像収集手段を備える。顧
客データがその顧客のビデオ画像と組み合わされ、さら
に、ネットワーク構成に結合されている店舗内端末装置
に伝送される。
が、記憶装置を含む無線ＩＤカードまたはＩＤタグであ
り、この記憶装置は少なくとも顧客ＩＤを保持し、さら
には、顧客氏名、取引履歴情報、プロファイル情報、お
よび、忠誠心ポイントまたは報奨ポイントの累積合計を
保持することも可能である。上記商業施設には、ＲＦア
ンテナおよびトランシーバシステムを備えた入口ゲート
が設置され、このＲＦアンテナおよびトランシーバシス
テムは、顧客ＩＤカードに質問して、そのカードが有効
である場合には、そのカード内に保持されている顧客Ｉ
Ｄと追加の顧客情報とを受信する。各々の入口ゲート
は、さらに、有効な顧客ＩＤの受信に応答して、その施
設内に顧客が入るときに顧客のビデオ画像を撮影する、
ビデオカメラのようなビデオ画像収集手段を備える。顧
客データがその顧客のビデオ画像と組み合わされ、さら
に、ネットワーク構成に結合されている店舗内端末装置
に伝送される。
【００１７】本発明のさらに別の側面では、顧客ＩＤカ
ードが、接触型ＩＣカード、磁気ストライプカード、バ
ーコードカード、バーコードタグ、無線タグ、または、
無線カードであってもよい。顧客は、買物を始める前に
ＩＤカードをチェックインキオスク端末装置に提示す
る。このキオスク端末装置は、ビデオカメラのようなビ
デオ画像記録手段を含み、このビデオ画像記録手段は、
顧客の現在のビデオ画像を取り込む。顧客プロファイル
情報、選みデータ、取引履歴情報等が、顧客ＩＤカード
から、または、商業施設内に保持されているこうした情
報のデータベースから取得される。各々の顧客の顧客関
連情報は、その顧客の現在ビデオ画像と組み合わされ、
顧客データレコードの形で利用される。その後で、顧客
がその商業施設に入るときに、顧客が自分から名乗り出
る必要なしに、商業施設の従業員が各顧客を認識し識別
できるように、顧客データレコードが店舗内端末装置に
送られる。
ードが、接触型ＩＣカード、磁気ストライプカード、バ
ーコードカード、バーコードタグ、無線タグ、または、
無線カードであってもよい。顧客は、買物を始める前に
ＩＤカードをチェックインキオスク端末装置に提示す
る。このキオスク端末装置は、ビデオカメラのようなビ
デオ画像記録手段を含み、このビデオ画像記録手段は、
顧客の現在のビデオ画像を取り込む。顧客プロファイル
情報、選みデータ、取引履歴情報等が、顧客ＩＤカード
から、または、商業施設内に保持されているこうした情
報のデータベースから取得される。各々の顧客の顧客関
連情報は、その顧客の現在ビデオ画像と組み合わされ、
顧客データレコードの形で利用される。その後で、顧客
がその商業施設に入るときに、顧客が自分から名乗り出
る必要なしに、商業施設の従業員が各顧客を認識し識別
できるように、顧客データレコードが店舗内端末装置に
送られる。
【００１８】本発明のさらに別の側面では、特定の顧客
データレコードが、顧客の取引履歴、個人的な好み等と
共に、１組の履歴視覚画像を含む。顧客が店舗に入ると
きにカメラによって撮影されたビデオ画像からその顧客
を認識または識別することが不可能である場合には、代
わりのビデオ画像が画像記憶装置からアクセスされ、店
舗内端末装置の各々の中の顧客のデータレコードの中に
代入される。このようにして、ある顧客が店舗に入ると
きに何らかの理由から顧客の顔、特徴、衣服等が不明瞭
であった場合でさえ、その顧客を認識し識別することが
可能である。現在の顧客ビデオ画像を、その顧客の顧客
ＩＤカード発行時のビデオ画像と比較することは、カー
ドのセキュリティを強化する役割もはたす。ある特定の
顧客のＩＤカードの不正使用者は、そのＩＤカードを提
示する人物の顔と特徴をカード所有者本人のビデオ画像
と単に比較することによって、容易に識別される。
データレコードが、顧客の取引履歴、個人的な好み等と
共に、１組の履歴視覚画像を含む。顧客が店舗に入ると
きにカメラによって撮影されたビデオ画像からその顧客
を認識または識別することが不可能である場合には、代
わりのビデオ画像が画像記憶装置からアクセスされ、店
舗内端末装置の各々の中の顧客のデータレコードの中に
代入される。このようにして、ある顧客が店舗に入ると
きに何らかの理由から顧客の顔、特徴、衣服等が不明瞭
であった場合でさえ、その顧客を認識し識別することが
可能である。現在の顧客ビデオ画像を、その顧客の顧客
ＩＤカード発行時のビデオ画像と比較することは、カー
ドのセキュリティを強化する役割もはたす。ある特定の
顧客のＩＤカードの不正使用者は、そのＩＤカードを提
示する人物の顔と特徴をカード所有者本人のビデオ画像
と単に比較することによって、容易に識別される。
【００１９】有効な顧客ＩＤカードを携帯する顧客が店
舗を去るときには、本発明によるシステムがその顧客の
退出を検出し、ＩＤカードに質問し、顧客識別番号を受
信し、店舗内端末装置に一時記憶域からその顧客のレコ
ードを削除させる。したがって、その商業施設内に実際
にいる、有効顧客ＩＤカードを有する顧客のレコードだ
けが、各々の店舗内端末装置の一時記憶域内に保持され
る。したがって、貴重なメモリ記憶領域が節約して使用
され、その商業施設の従業員が多数の潜在的に重要な顧
客の存在に対する注意を維持する必要も軽減される。
舗を去るときには、本発明によるシステムがその顧客の
退出を検出し、ＩＤカードに質問し、顧客識別番号を受
信し、店舗内端末装置に一時記憶域からその顧客のレコ
ードを削除させる。したがって、その商業施設内に実際
にいる、有効顧客ＩＤカードを有する顧客のレコードだ
けが、各々の店舗内端末装置の一時記憶域内に保持され
る。したがって、貴重なメモリ記憶領域が節約して使用
され、その商業施設の従業員が多数の潜在的に重要な顧
客の存在に対する注意を維持する必要も軽減される。
【００２０】これに加えて、顧客ＩＤカードは、顧客の
認識を促進するために、さらに、購入取引の際に各顧客
を補助する上でも有益である。顧客ＩＤカード、また
は、店舗サーバもしくはホストコンピュータ内のデータ
ベースに格納されている顧客データとＩＤデータとの組
合せから読み出される、人口統計学的情報、取引履歴お
よび顧客プロファイルデータの分析に基づいて、様々な
個人別援助勧告を発生させ表示することが可能である、
顧客援助端末装置またはキオスク端末装置と共に、顧客
ＩＤカードを使用することが有利である。これに加え
て、個々の顧客の最新の取引に基づいて販売促進品目を
開発し、また、最近購入された品目に適合する特定のコ
ーディネートされた品目の推奨を行うために、各々の顧
客の買物履歴と個人プロファイルデータとが、商業施設
の店舗内端末装置によって処理される。さらに、商業施
設が、各々の顧客のデータレコードに基づいて、特定の
顧客が特定のカテゴリーに属する品目を購入したことが
全く無いことを調べることが可能であり、この欠落を改
善するためにその顧客に特に向けられた一対一のマーケ
ティングプログラムを生じさせることが可能である。
認識を促進するために、さらに、購入取引の際に各顧客
を補助する上でも有益である。顧客ＩＤカード、また
は、店舗サーバもしくはホストコンピュータ内のデータ
ベースに格納されている顧客データとＩＤデータとの組
合せから読み出される、人口統計学的情報、取引履歴お
よび顧客プロファイルデータの分析に基づいて、様々な
個人別援助勧告を発生させ表示することが可能である、
顧客援助端末装置またはキオスク端末装置と共に、顧客
ＩＤカードを使用することが有利である。これに加え
て、個々の顧客の最新の取引に基づいて販売促進品目を
開発し、また、最近購入された品目に適合する特定のコ
ーディネートされた品目の推奨を行うために、各々の顧
客の買物履歴と個人プロファイルデータとが、商業施設
の店舗内端末装置によって処理される。さらに、商業施
設が、各々の顧客のデータレコードに基づいて、特定の
顧客が特定のカテゴリーに属する品目を購入したことが
全く無いことを調べることが可能であり、この欠落を改
善するためにその顧客に特に向けられた一対一のマーケ
ティングプログラムを生じさせることが可能である。
【００２１】本発明の上記のおよびその他の特徴と側面
と利点とが、以下の詳細な説明と特許請求の範囲と添付
図面とを参照することによって、より一層詳細に理解さ
れるだろう。
と利点とが、以下の詳細な説明と特許請求の範囲と添付
図面とを参照することによって、より一層詳細に理解さ
れるだろう。
【００２２】
【発明の実施の形態】一般的な観点では、本発明は、小
売百貨店、ホテル、レストラン、金融機関等の商業施設
の個々の顧客がこうした商業施設に入場するときにそれ
によって顧客が遠隔認識され、かつ、それによって、上
記商業施設の従業員に対して、顧客を容易に認識できる
仕方で顧客の存在を伝えるシステムと方法とに関する。
顧客認識上の特徴を提供することに加えて、上記システ
ムは、顧客の現在のビデオ画像を、その顧客の取引活動
の履歴レコードと個人的好み情報と人口統計学的データ
とを保持するデータベースファイルと組み合わせる。当
該顧客に関連する個人履歴情報が、商業施設の従業員が
その顧客に対して即時的に適切な援助を提供することを
可能にするために、その従業員に提供される。
売百貨店、ホテル、レストラン、金融機関等の商業施設
の個々の顧客がこうした商業施設に入場するときにそれ
によって顧客が遠隔認識され、かつ、それによって、上
記商業施設の従業員に対して、顧客を容易に認識できる
仕方で顧客の存在を伝えるシステムと方法とに関する。
顧客認識上の特徴を提供することに加えて、上記システ
ムは、顧客の現在のビデオ画像を、その顧客の取引活動
の履歴レコードと個人的好み情報と人口統計学的データ
とを保持するデータベースファイルと組み合わせる。当
該顧客に関連する個人履歴情報が、商業施設の従業員が
その顧客に対して即時的に適切な援助を提供することを
可能にするために、その従業員に提供される。
【００２３】各々の顧客に関するビデオ画像が、その商
業施設の従業員に利用可能にされ、さらには、その従業
員が各顧客を個人別に認識して各顧客に個人別に挨拶す
ることを可能にする。顧客は、取引が行われる以前に、
目視によって直ちに認識される。大口購入顧客や忠誠心
ポイント又は報奨ポイントを大量に貯めている顧客のよ
うな特別な顧客が商業施設に入場するときには、店舗管
理者や上級販売従業員がそうした特別な顧客を発見する
ことも可能である。こうした顧客は、取引を行う際に援
助を自分から求める必要はない。むしろ、本発明による
システムは、こうした顧客を発見するための手段を提供
する。
業施設の従業員に利用可能にされ、さらには、その従業
員が各顧客を個人別に認識して各顧客に個人別に挨拶す
ることを可能にする。顧客は、取引が行われる以前に、
目視によって直ちに認識される。大口購入顧客や忠誠心
ポイント又は報奨ポイントを大量に貯めている顧客のよ
うな特別な顧客が商業施設に入場するときには、店舗管
理者や上級販売従業員がそうした特別な顧客を発見する
ことも可能である。こうした顧客は、取引を行う際に援
助を自分から求める必要はない。むしろ、本発明による
システムは、こうした顧客を発見するための手段を提供
する。
【００２４】本発明は、その最も一般的な形態では、小
売施設または他の商業施設に顧客が入るときに無線質問
手段によって質問される特別に発行された顧客ＩＤカー
ドを各々の顧客が携帯することを想定している。質問を
受けると、この顧客ＩＤカードが自動的に上記システム
に対して応答して、その顧客に固有である顧客識別番号
（顧客ＩＤ）を少なくとも送信する。顧客ＩＤが上記シ
ステムによって認識されると直ちに、その顧客のビデオ
画像が撮影され、その商業施設内に配置される様々なＰ
ＯＳ端末装置や店舗ワークステーション端末装置や移動
端末装置等に通報が送られる。この通報は様々な形態を
とることが可能であり、様々な方法で行われることが可
能であるが、どのような形で行われようとも、この通報
は、顧客の来店を商業施設従業員に知らせる。顧客の現
在のビデオ画像が商業施設従業員に利用され、その結果
として、従業員は、その顧客の個人的な外観の変化にも
係わらずその顧客を認識することが可能である。
売施設または他の商業施設に顧客が入るときに無線質問
手段によって質問される特別に発行された顧客ＩＤカー
ドを各々の顧客が携帯することを想定している。質問を
受けると、この顧客ＩＤカードが自動的に上記システム
に対して応答して、その顧客に固有である顧客識別番号
（顧客ＩＤ）を少なくとも送信する。顧客ＩＤが上記シ
ステムによって認識されると直ちに、その顧客のビデオ
画像が撮影され、その商業施設内に配置される様々なＰ
ＯＳ端末装置や店舗ワークステーション端末装置や移動
端末装置等に通報が送られる。この通報は様々な形態を
とることが可能であり、様々な方法で行われることが可
能であるが、どのような形で行われようとも、この通報
は、顧客の来店を商業施設従業員に知らせる。顧客の現
在のビデオ画像が商業施設従業員に利用され、その結果
として、従業員は、その顧客の個人的な外観の変化にも
係わらずその顧客を認識することが可能である。
【００２５】質問信号に応答して顧客ＩＤを提供するこ
とに加えて、上記顧客ＩＤカードは、顧客の氏名、人口
統計学的プロファイル情報、顧客の買物取引履歴情報、
および、その顧客が獲得した忠誠心ポイントまたは報奨
ポイントのようなその顧客に関連する関連データを伝送
するように構成されてもよい。顧客の家族状態、年齢、
性別のような人口統計学的プロファイル情報と、商品の
色、衣料スタイル、顧客の頭髪と眼と皮膚の色、好みの
商標名称またはブランド名称等のような様々な個人的好
みなどは、商品の購入を検討中である顧客に対して的確
で効果的な個人別サービスをどのように最善の形で提供
するかを決定する上で、商業施設において特に有益であ
る。購入が検討されている品目が例えば以前に購入され
た品目の色とスタイルにあうかどうかを決定するための
基準を提供するために、購入が検討されている様々な商
品品目と、以前に購入された品目及び顧客の身体的特徴
とを比較することも可能である。
とに加えて、上記顧客ＩＤカードは、顧客の氏名、人口
統計学的プロファイル情報、顧客の買物取引履歴情報、
および、その顧客が獲得した忠誠心ポイントまたは報奨
ポイントのようなその顧客に関連する関連データを伝送
するように構成されてもよい。顧客の家族状態、年齢、
性別のような人口統計学的プロファイル情報と、商品の
色、衣料スタイル、顧客の頭髪と眼と皮膚の色、好みの
商標名称またはブランド名称等のような様々な個人的好
みなどは、商品の購入を検討中である顧客に対して的確
で効果的な個人別サービスをどのように最善の形で提供
するかを決定する上で、商業施設において特に有益であ
る。購入が検討されている品目が例えば以前に購入され
た品目の色とスタイルにあうかどうかを決定するための
基準を提供するために、購入が検討されている様々な商
品品目と、以前に購入された品目及び顧客の身体的特徴
とを比較することも可能である。
【００２６】より詳細に後述されるように、顧客プロフ
ァイルデータと人口統計学的データとが、顧客ＩＤカー
ドの記憶装置内に格納され、上記システムによる初期質
問に応答して店舗サーバに伝送されてもよい。あるい
は、この情報が、上記サーバまたは中央ホストコンピュ
ータ内に存在する中央データベース内に保持されてもよ
い。各々の顧客に関する個人プロファイル、人口統計学
的データ、および、取引履歴レコードが、各々の顧客Ｉ
Ｄに対して識別される。当該顧客が商業施設に入り、質
問に応答して顧客のＩＤを送ると、そのＩＤがその顧客
のデータレコードと照合され、そのデータが検索され、
そのデータレコードが顧客の現在ビデオ画像と共に、従
業員による使用のために店舗内端末装置に転送される。
ァイルデータと人口統計学的データとが、顧客ＩＤカー
ドの記憶装置内に格納され、上記システムによる初期質
問に応答して店舗サーバに伝送されてもよい。あるい
は、この情報が、上記サーバまたは中央ホストコンピュ
ータ内に存在する中央データベース内に保持されてもよ
い。各々の顧客に関する個人プロファイル、人口統計学
的データ、および、取引履歴レコードが、各々の顧客Ｉ
Ｄに対して識別される。当該顧客が商業施設に入り、質
問に応答して顧客のＩＤを送ると、そのＩＤがその顧客
のデータレコードと照合され、そのデータが検索され、
そのデータレコードが顧客の現在ビデオ画像と共に、従
業員による使用のために店舗内端末装置に転送される。
【００２７】したがって、無線顧客ＩＤカードから受信
されるか商業店舗のサーバシステムから受信されるかに
係わらず、顧客認識情報が、顧客の個々の好み情報と共
に、店舗内従業員に提供され、店舗内従業員が、重要な
顧客すなわちＶＩＰ顧客が個々の商業施設に入るや否や
その顧客を識別することを可能にする。店舗内従業員
は、顧客の名前を呼んで顧客に挨拶することが可能であ
り、適切な買物アドバイスを提供することが可能であ
り、さらには、受信した顧客情報に基づいて、どのタイ
プの販売促進品目がこの特定の顧客に提示されることが
可能であるかを決定することが可能である。
されるか商業店舗のサーバシステムから受信されるかに
係わらず、顧客認識情報が、顧客の個々の好み情報と共
に、店舗内従業員に提供され、店舗内従業員が、重要な
顧客すなわちＶＩＰ顧客が個々の商業施設に入るや否や
その顧客を識別することを可能にする。店舗内従業員
は、顧客の名前を呼んで顧客に挨拶することが可能であ
り、適切な買物アドバイスを提供することが可能であ
り、さらには、受信した顧客情報に基づいて、どのタイ
プの販売促進品目がこの特定の顧客に提示されることが
可能であるかを決定することが可能である。
【００２８】本発明によるシステムと方法では、さら
に、取引履歴データベースがリアルタイムで更新および
保持される。これによって、個々の顧客の購入の現在合
計額、店舗内の販売促進クーポンの割当て等に基づいて
忠誠心ポイントまたは報奨ポイントを計算するために、
顧客の最新取引データをその商業店舗が利用可能にな
る。本発明によるシステムと方法は、多数の売場のある
商業施設内においてまたはチェーンストアの各店舗間に
おいて、ＰＯＳからの正確な買物取引データを伝送する
ための、利便性の高い可搬形手段を顧客に提供する。リ
アルタイムの顧客取引情報にアクセスすることは、販売
促進のために、および／または、取引を検討中である顧
客に対して迅速で効果的な個人別推奨サービスを提供す
るために、小売店施設が顧客の最新取引情報を使用する
ことを可能にする。
に、取引履歴データベースがリアルタイムで更新および
保持される。これによって、個々の顧客の購入の現在合
計額、店舗内の販売促進クーポンの割当て等に基づいて
忠誠心ポイントまたは報奨ポイントを計算するために、
顧客の最新取引データをその商業店舗が利用可能にな
る。本発明によるシステムと方法は、多数の売場のある
商業施設内においてまたはチェーンストアの各店舗間に
おいて、ＰＯＳからの正確な買物取引データを伝送する
ための、利便性の高い可搬形手段を顧客に提供する。リ
アルタイムの顧客取引情報にアクセスすることは、販売
促進のために、および／または、取引を検討中である顧
客に対して迅速で効果的な個人別推奨サービスを提供す
るために、小売店施設が顧客の最新取引情報を使用する
ことを可能にする。
【００２９】店舗内買物の場合には、本発明によるシス
テムと方法は、購入取引を行う際に様々な店舗内ＰＯＳ
端末装置またはハンドヘルド端末装置と対話するために
顧客が使用する、クレジットカード形状のスマートカー
ド状顧客ＩＤカードのような利便性が高くかつ容易に持
ち運べる形態での、顧客の個人情報データ、人口統計学
的プロファイルデータ、および、買物取引履歴データの
記憶装置を想定している。取引が完了すると、各品目に
関する名称と他の識別情報、各品目の価格、および、商
業施設の販売促進上の考慮すべき事柄に関連した他の情
報とを含む取引データが、買物取引履歴ファイルの中に
入力され、このファイルはさらに顧客のＩＤカードにコ
ピーされる。品目識別情報は、商品品目の様々な特徴に
よって商品品目または取引を詳細に識別するために店舗
販売員が後で使用する可能性がある識別特徴を含む。こ
の最新取引情報が顧客の取引データファイルの中に入力
されると直ちに、その顧客が、多売場店舗内の他の売場
を訪れて、または、チェーンストアの他の店舗を訪れ
て、他の追加の取引を行うために自分のＩＤカードを使
用することが可能である。
テムと方法は、購入取引を行う際に様々な店舗内ＰＯＳ
端末装置またはハンドヘルド端末装置と対話するために
顧客が使用する、クレジットカード形状のスマートカー
ド状顧客ＩＤカードのような利便性が高くかつ容易に持
ち運べる形態での、顧客の個人情報データ、人口統計学
的プロファイルデータ、および、買物取引履歴データの
記憶装置を想定している。取引が完了すると、各品目に
関する名称と他の識別情報、各品目の価格、および、商
業施設の販売促進上の考慮すべき事柄に関連した他の情
報とを含む取引データが、買物取引履歴ファイルの中に
入力され、このファイルはさらに顧客のＩＤカードにコ
ピーされる。品目識別情報は、商品品目の様々な特徴に
よって商品品目または取引を詳細に識別するために店舗
販売員が後で使用する可能性がある識別特徴を含む。こ
の最新取引情報が顧客の取引データファイルの中に入力
されると直ちに、その顧客が、多売場店舗内の他の売場
を訪れて、または、チェーンストアの他の店舗を訪れ
て、他の追加の取引を行うために自分のＩＤカードを使
用することが可能である。
【００３０】本発明のシステムと方法とを備えた小売店
または他の商業施設は、こうしたＩＤカードを使用して
購入取引を行う顧客に対して、質的に著しく向上した個
人別サービスを提供することが可能である。個々の購入
に関して報奨ポイントや店舗クーポン等を即時的に割り
当てるための効果的な手段を備えることによって、顧客
の忠誠心が増強され強化される。これに加えて、後続の
買物活動の際に意図されている購入判断に関して販売促
進推奨と適合性評価とが可能であるように、こうしたシ
ステムと方法は、最新購入データの効果的なリアルタイ
ム収集を可能にする。
または他の商業施設は、こうしたＩＤカードを使用して
購入取引を行う顧客に対して、質的に著しく向上した個
人別サービスを提供することが可能である。個々の購入
に関して報奨ポイントや店舗クーポン等を即時的に割り
当てるための効果的な手段を備えることによって、顧客
の忠誠心が増強され強化される。これに加えて、後続の
買物活動の際に意図されている購入判断に関して販売促
進推奨と適合性評価とが可能であるように、こうしたシ
ステムと方法は、最新購入データの効果的なリアルタイ
ム収集を可能にする。
【００３１】本発明のシステムと方法の特徴の上記概略
を考慮して、図１は、無線識別と視覚データ伝送とによ
って個々の顧客を認識するための上記システムの実施形
態の簡略化した一部図式化ブロック図を示す。図１の実
施形態では、顧客認識システムと組み合わせて使用され
るスマートカード状の顧客識別カード（顧客ＩＤカー
ド）１０を各々の顧客に発行することによって、顧客認
識がサポートされる。顧客ＩＤカード１０は、通常のク
レジットカードに似た外観と印象とを持ち、かつ、接点
またはワイヤを使用せずに情報を少なくとも送信し好ま
しくは送受信すること（すなわち、無線伝送）が可能で
ある、個人用メモリカードまたはデータカードを含む。
各々の顧客ＩＤカードは、商業施設の入口／出口に配置
されているＲＦ質問システムによって質問または起動さ
れることに応答して顧客ＩＤ信号と随意のデータ情報と
を通信する、関連のＲＦ受信機／送信機を含む。
を考慮して、図１は、無線識別と視覚データ伝送とによ
って個々の顧客を認識するための上記システムの実施形
態の簡略化した一部図式化ブロック図を示す。図１の実
施形態では、顧客認識システムと組み合わせて使用され
るスマートカード状の顧客識別カード（顧客ＩＤカー
ド）１０を各々の顧客に発行することによって、顧客認
識がサポートされる。顧客ＩＤカード１０は、通常のク
レジットカードに似た外観と印象とを持ち、かつ、接点
またはワイヤを使用せずに情報を少なくとも送信し好ま
しくは送受信すること（すなわち、無線伝送）が可能で
ある、個人用メモリカードまたはデータカードを含む。
各々の顧客ＩＤカードは、商業施設の入口／出口に配置
されているＲＦ質問システムによって質問または起動さ
れることに応答して顧客ＩＤ信号と随意のデータ情報と
を通信する、関連のＲＦ受信機／送信機を含む。
【００３２】顧客ＩＤカード１０は、さらに、集積回路
無線タグチップを含む、通常のクレジットカードまたは
他の形態の個人的な所有物として実現されてもよい。こ
の無線タグは、専用の無線顧客ＩＤカードと同じ仕方で
機能することが可能である。このタグは、上記システム
による質問を受けて顧客ＩＤコードを送信するだけであ
るように構成されてもよく、または、上記システムの設
計者の選択によって完全二方向無線通信をサポートする
ように構成されることも可能である。
無線タグチップを含む、通常のクレジットカードまたは
他の形態の個人的な所有物として実現されてもよい。こ
の無線タグは、専用の無線顧客ＩＤカードと同じ仕方で
機能することが可能である。このタグは、上記システム
による質問を受けて顧客ＩＤコードを送信するだけであ
るように構成されてもよく、または、上記システムの設
計者の選択によって完全二方向無線通信をサポートする
ように構成されることも可能である。
【００３３】顧客ＩＤカードのＲＦ受信機／送信機は、
約９００ＭＨｚから約２．４ＧＨｚの範囲内のＲＦ周波
数帯で適切に情報を通信し、店舗全体の様々な入口と出
口に配置されている多数の質問システムのいずれか１つ
によって質問されると情報を提供する。上記ＲＦ受信機
／送信機が約２．４ＧＨｚのＲＦ周波数で情報を通信す
ることが好ましい。
約９００ＭＨｚから約２．４ＧＨｚの範囲内のＲＦ周波
数帯で適切に情報を通信し、店舗全体の様々な入口と出
口に配置されている多数の質問システムのいずれか１つ
によって質問されると情報を提供する。上記ＲＦ受信機
／送信機が約２．４ＧＨｚのＲＦ周波数で情報を通信す
ることが好ましい。
【００３４】適切な顧客ＩＤカード（またはタグ）１０
を携帯する顧客が商業施設内に入るときには、顧客が入
口／出口ゲート１２を通過し、それによって顧客が質問
機アンテナ１４の付近を通過しなければならない。当業
者に公知の仕方で質問機アンテナ１４は顧客ＩＤカード
１０と対話し、質問信号に応答して顧客ＩＤカードが少
なくとも顧客識別番号を伝送する。質問シーケンスは完
全に自動的であってよく、質問信号がアンテナ１４によ
って連続的に発信されるか、または、入口／出口ゲート
１２内に配置されているセンサ１６を顧客が起動させる
ときに質問シーケンスが起動させられてもよい。センサ
１６は、単純な運動センサであっても、遮断可能光ビー
ムや遮断可能ＲＦ電界等であってもよい。センサ１６は
ＩＮ／ＯＵＴセンサとして機能し、１人または複数の人
間がセンサ付近を通過しそのセンサを起動させる毎にセ
ンサプロセッサ回路１８に信号を供給する。これに応答
して、センサプロセッサは、中央処理ユニットまたはマ
イクロプロセッサ等のような中央制御ユニット２０に信
号を送り、この中央制御ユニット２０は、より詳細に後
述されることになっている仕方で、センサ１６を起動さ
せる人物が商業施設に入ってくるのか出ていくのかを判
定する。
を携帯する顧客が商業施設内に入るときには、顧客が入
口／出口ゲート１２を通過し、それによって顧客が質問
機アンテナ１４の付近を通過しなければならない。当業
者に公知の仕方で質問機アンテナ１４は顧客ＩＤカード
１０と対話し、質問信号に応答して顧客ＩＤカードが少
なくとも顧客識別番号を伝送する。質問シーケンスは完
全に自動的であってよく、質問信号がアンテナ１４によ
って連続的に発信されるか、または、入口／出口ゲート
１２内に配置されているセンサ１６を顧客が起動させる
ときに質問シーケンスが起動させられてもよい。センサ
１６は、単純な運動センサであっても、遮断可能光ビー
ムや遮断可能ＲＦ電界等であってもよい。センサ１６は
ＩＮ／ＯＵＴセンサとして機能し、１人または複数の人
間がセンサ付近を通過しそのセンサを起動させる毎にセ
ンサプロセッサ回路１８に信号を供給する。これに応答
して、センサプロセッサは、中央処理ユニットまたはマ
イクロプロセッサ等のような中央制御ユニット２０に信
号を送り、この中央制御ユニット２０は、より詳細に後
述されることになっている仕方で、センサ１６を起動さ
せる人物が商業施設に入ってくるのか出ていくのかを判
定する。
【００３５】１人または複数の人間がセンサ１６を起動
させると、センサプロセッサ１８が、制御ユニット２０
がビデオ信号プロセッサ回路２６に信号を送るか、また
は、センサプロセッサ１８がビデオ信号プロセッサに直
接的に信号を送り、ビデオ信号プロセッサが、上記セン
サを起動させた１人または複数の人間の顔または上半身
をビデオカメラ２４にビデオ記録させる。ビデオカメラ
２４は、典型的には、固定位置に配置されており、した
がって、そのレンズ画像が、入口／出口ゲート１２の区
域全体を撮影対象範囲に含むようにフレーミングされて
いる。したがって、ビデオカメラ２４は、センサ１６の
物理的至近距離にいるあらゆる人物のビデオ画像を撮影
することが可能である。ビデオ画像データはビデオ信号
プロセッサ回路２６によって処理された後に、中央制御
ユニット２０を経由してコンピュータネットワークサー
バ２８に送られ、このコンピュータネットワークサーバ
２８は、より詳細に後述されることになっている仕方
で、顧客のビデオ画像を、その画像が取り込まれたばか
りの顧客に属する特定の顧客関連データと組み合わせ
る。
させると、センサプロセッサ１８が、制御ユニット２０
がビデオ信号プロセッサ回路２６に信号を送るか、また
は、センサプロセッサ１８がビデオ信号プロセッサに直
接的に信号を送り、ビデオ信号プロセッサが、上記セン
サを起動させた１人または複数の人間の顔または上半身
をビデオカメラ２４にビデオ記録させる。ビデオカメラ
２４は、典型的には、固定位置に配置されており、した
がって、そのレンズ画像が、入口／出口ゲート１２の区
域全体を撮影対象範囲に含むようにフレーミングされて
いる。したがって、ビデオカメラ２４は、センサ１６の
物理的至近距離にいるあらゆる人物のビデオ画像を撮影
することが可能である。ビデオ画像データはビデオ信号
プロセッサ回路２６によって処理された後に、中央制御
ユニット２０を経由してコンピュータネットワークサー
バ２８に送られ、このコンピュータネットワークサーバ
２８は、より詳細に後述されることになっている仕方
で、顧客のビデオ画像を、その画像が取り込まれたばか
りの顧客に属する特定の顧客関連データと組み合わせ
る。
【００３６】適切な顧客ＩＤカード（またはＩＤタグ）
を携帯する顧客がアンテナ１４の付近を通過すると、そ
の顧客ＩＤカード１０が少なくとも固有顧客識別番号を
送信し、この顧客識別番号がアンテナ１４によって受信
され、さらに、送受信機回路２２に送られる。顧客プロ
ファイル、好みおよび取引履歴データが顧客のＩＤカー
ド１０によって上記システムに送信される場合には、制
御ユニット２０またはネットワークサーバ２８がその情
報を顧客のビデオ画像データと組み合わせ、その結果と
して得られる顧客認識情報およびデータセットを、完全
なレコードとして、商業施設内に配置されている様々な
タイプの販売および／またはサービス援助端末装置に提
供する。その商業施設が小売施設である場合には、こう
した端末装置が、例えば、ＰＯＳ端末装置３０を含み、
または、その施設の種類とその従業員の特定の要求とに
応じて、ワークステーション３２または移動端末装置３
４を含むことが適切である。備えられる端末装置のタイ
プには係わらずに、こうした端末装置の各々が、顧客の
プロファイルデータ、買物上の好みデータ、人口統計学
的データ、取引履歴データを記述するテキスト情報と共
に、ビデオ画像データを表示する能力を有すればよい。
を携帯する顧客がアンテナ１４の付近を通過すると、そ
の顧客ＩＤカード１０が少なくとも固有顧客識別番号を
送信し、この顧客識別番号がアンテナ１４によって受信
され、さらに、送受信機回路２２に送られる。顧客プロ
ファイル、好みおよび取引履歴データが顧客のＩＤカー
ド１０によって上記システムに送信される場合には、制
御ユニット２０またはネットワークサーバ２８がその情
報を顧客のビデオ画像データと組み合わせ、その結果と
して得られる顧客認識情報およびデータセットを、完全
なレコードとして、商業施設内に配置されている様々な
タイプの販売および／またはサービス援助端末装置に提
供する。その商業施設が小売施設である場合には、こう
した端末装置が、例えば、ＰＯＳ端末装置３０を含み、
または、その施設の種類とその従業員の特定の要求とに
応じて、ワークステーション３２または移動端末装置３
４を含むことが適切である。備えられる端末装置のタイ
プには係わらずに、こうした端末装置の各々が、顧客の
プロファイルデータ、買物上の好みデータ、人口統計学
的データ、取引履歴データを記述するテキスト情報と共
に、ビデオ画像データを表示する能力を有すればよい。
【００３７】さて、入口／出口ゲート１２について再び
簡単に言及すると、顧客が商業施設を出ていくときと商
業施設に入ってくるときとのようにその顧客が入口／出
口ゲート１２を通過する毎に、各々の顧客のＩＤがアン
テナ１４に送信されて上記システムによって受信される
ということが理解されるだろう。本発明によるシステム
は、既に受信した顧客ＩＤのリストに対して受信顧客Ｉ
Ｄ信号を比較することによって顧客が施設から出ていく
のかそれとも施設に入ってくるのかを判定するために、
ＩＮ／ＯＵＴセンサ信号を識別する。ある特定の顧客が
その商業施設に最初に入場し、自分の固有顧客ＩＤを送
信すると、各々の顧客ＩＤのレコードが中央制御ユニッ
ト２０、または、中央制御ユニットに接続されているネ
ットワークサーバ２８の記憶場所のどちらかに保持され
る。その顧客ＩＤは、その特定の顧客がその商業施設を
去る時点まで記憶装置内に保持される。したがって、各
々の顧客が、入口／出口ゲート１２のＩＮ／ＯＵＴセン
サ１６の近くを通過するときに、その顧客の顧客ＩＤ番
号が上記システムの送受信機回路２２によって受信され
る。記憶装置内に保持されている顧客ＩＤテーブルのエ
ントリと受信顧客ＩＤ番号が合致するかどうかを調べる
ために、記録された顧客ＩＤが、上記顧客ＩＤテーブル
またはレコードの内容と比較される。受信した顧客ＩＤ
番号が上記テーブルのエントリと合致する場合には、そ
の対応する顧客が既に店舗に入っており、したがって、
現時点では店舗から出ていこうとしているのだと見なさ
れる。これに対応して、その顧客ＩＤ番号が顧客ＩＤテ
ーブルから削除され、（その顧客がＩＮ／ＯＵＴセンサ
１６を起動したときに撮影された）その顧客のビデオ画
像が上記システムから削除される。
簡単に言及すると、顧客が商業施設を出ていくときと商
業施設に入ってくるときとのようにその顧客が入口／出
口ゲート１２を通過する毎に、各々の顧客のＩＤがアン
テナ１４に送信されて上記システムによって受信される
ということが理解されるだろう。本発明によるシステム
は、既に受信した顧客ＩＤのリストに対して受信顧客Ｉ
Ｄ信号を比較することによって顧客が施設から出ていく
のかそれとも施設に入ってくるのかを判定するために、
ＩＮ／ＯＵＴセンサ信号を識別する。ある特定の顧客が
その商業施設に最初に入場し、自分の固有顧客ＩＤを送
信すると、各々の顧客ＩＤのレコードが中央制御ユニッ
ト２０、または、中央制御ユニットに接続されているネ
ットワークサーバ２８の記憶場所のどちらかに保持され
る。その顧客ＩＤは、その特定の顧客がその商業施設を
去る時点まで記憶装置内に保持される。したがって、各
々の顧客が、入口／出口ゲート１２のＩＮ／ＯＵＴセン
サ１６の近くを通過するときに、その顧客の顧客ＩＤ番
号が上記システムの送受信機回路２２によって受信され
る。記憶装置内に保持されている顧客ＩＤテーブルのエ
ントリと受信顧客ＩＤ番号が合致するかどうかを調べる
ために、記録された顧客ＩＤが、上記顧客ＩＤテーブル
またはレコードの内容と比較される。受信した顧客ＩＤ
番号が上記テーブルのエントリと合致する場合には、そ
の対応する顧客が既に店舗に入っており、したがって、
現時点では店舗から出ていこうとしているのだと見なさ
れる。これに対応して、その顧客ＩＤ番号が顧客ＩＤテ
ーブルから削除され、（その顧客がＩＮ／ＯＵＴセンサ
１６を起動したときに撮影された）その顧客のビデオ画
像が上記システムから削除される。
【００３８】これとは対照的に、受信顧客ＩＤ番号が顧
客ＩＤテーブル内のエントリと合致しない場合には、そ
の顧客が新たにその商業施設に入ろうとしているのだと
見なされる。これに対応して、中央制御ユニット２０
は、その顧客のビデオ画像を上記システム内に保持し、
さらには、その顧客の個人情報と共にそのビデオ画像を
組み合わせる。これに加えて、中央制御ユニット２０が
その顧客のＩＤ番号を、商業施設内にいる顧客に対応す
る顧客ＩＤ番号のテーブルまたはレコードの中に入力す
る。したがって、センサ１６とセンサプロセッサ回路１
８とが、アンテナ１４と送受信機回路２２と中央制御ユ
ニット２０と協働して、個々の顧客が商業施設に入ると
きにＩＮ信号を発生させ、一方、個々の顧客の誰かがそ
の商業施設を出ていくときにＯＵＴ信号を発生させるた
めの手段を提供する。このＩＮ信号とＯＵＴ信号は、顧
客が店舗に入るときに顧客データとビデオ画像を組み合
わせるために、または、顧客が店舗から出ていくときに
ビデオ画像とその関連の顧客データとを削除するため
に、中央制御ユニット２０によって使用される。
客ＩＤテーブル内のエントリと合致しない場合には、そ
の顧客が新たにその商業施設に入ろうとしているのだと
見なされる。これに対応して、中央制御ユニット２０
は、その顧客のビデオ画像を上記システム内に保持し、
さらには、その顧客の個人情報と共にそのビデオ画像を
組み合わせる。これに加えて、中央制御ユニット２０が
その顧客のＩＤ番号を、商業施設内にいる顧客に対応す
る顧客ＩＤ番号のテーブルまたはレコードの中に入力す
る。したがって、センサ１６とセンサプロセッサ回路１
８とが、アンテナ１４と送受信機回路２２と中央制御ユ
ニット２０と協働して、個々の顧客が商業施設に入ると
きにＩＮ信号を発生させ、一方、個々の顧客の誰かがそ
の商業施設を出ていくときにＯＵＴ信号を発生させるた
めの手段を提供する。このＩＮ信号とＯＵＴ信号は、顧
客が店舗に入るときに顧客データとビデオ画像を組み合
わせるために、または、顧客が店舗から出ていくときに
ビデオ画像とその関連の顧客データとを削除するため
に、中央制御ユニット２０によって使用される。
【００３９】本発明のシステムに特有の特徴は、その人
間が顧客ＩＤカードを所有するか否かに係わらずに、商
業施設に入るまたは商業施設から出る全ての人間のビデ
オ画像が撮影されるということである。ある特定の顧客
が適切な顧客ＩＤカードを所有している場合には、画像
処理とデータ処理とが進行し、顧客識別のために適切な
画像が上記システムによって使用される。したがって、
本発明によるシステムが、施設に特定のタイプの顧客が
入るときにその顧客を識別し認識する方法を提供すると
いうことが理解されるだろう。この固有の特徴が、混雑
した環境内でさえこうした特定のタイプの顧客を店舗内
従業員が認識することを可能にする。さらに、本発明に
よるシステムは、そうした顧客が店舗を出ていく時点を
認識するための方法も提供し、それによって、ＶＩＰ顧
客が店舗から去った後にそのＶＩＰ顧客を探し求めるた
めに店舗内の販売担当者が自分の時間を浪費しないこと
を確実なものにする。
間が顧客ＩＤカードを所有するか否かに係わらずに、商
業施設に入るまたは商業施設から出る全ての人間のビデ
オ画像が撮影されるということである。ある特定の顧客
が適切な顧客ＩＤカードを所有している場合には、画像
処理とデータ処理とが進行し、顧客識別のために適切な
画像が上記システムによって使用される。したがって、
本発明によるシステムが、施設に特定のタイプの顧客が
入るときにその顧客を識別し認識する方法を提供すると
いうことが理解されるだろう。この固有の特徴が、混雑
した環境内でさえこうした特定のタイプの顧客を店舗内
従業員が認識することを可能にする。さらに、本発明に
よるシステムは、そうした顧客が店舗を出ていく時点を
認識するための方法も提供し、それによって、ＶＩＰ顧
客が店舗から去った後にそのＶＩＰ顧客を探し求めるた
めに店舗内の販売担当者が自分の時間を浪費しないこと
を確実なものにする。
【００４０】有効な（未だ受信されていない）顧客ＩＤ
をアンテナ１４が受信することによって、ビデオカメラ
２４が起動されることが可能である。しかし、このビデ
オカメラの画像フレームが特定の場所に固定されている
ので、顧客が入口／出口ゲート１２内の特定の位置にい
るときにビデオカメラを起動すること、すなわち、ＩＮ
／ＯＵＴセンサ１６を使用することによってビデオカメ
ラを起動することが、視覚的な観点からは、より一層効
果的である。ＲＦ条件の変化が、顧客ＩＤカードがアン
テナ１４によって読み取りが可能な距離を変化させる場
合が多い。例えば、ある特定の顧客のカードはアンテナ
から３フィート以上離れた距離で読み取ることが可能で
あるが、ある特定の顧客のカードは、正確に読み取られ
るためにアンテナの付近に位置していなければならな
い。これに加えて、顧客ＩＤ信号の強さは、どのような
形でＩＤカードが顧客によって携帯されているのかに応
じて様々である可能性がある。例えば、ＩＤカードが、
顧客の後ろポケット、シャツのポケット、または、ハン
ドバックの中に入っているかも知れない。したがって、
有効顧客ＩＤ番号の受信によってビデオカメラが起動さ
れた場合に、様々な顧客が、各々にビデオフレーム内の
著しく異った場所に位置している可能性がある。したが
って、ＩＮ／ＯＵＴセンサ１６からの信号を使用するの
ではなくて、この代案が使用される場合には、状況に応
じてビデオ取り込みのフレームサイズが調整されなけれ
ばならない。
をアンテナ１４が受信することによって、ビデオカメラ
２４が起動されることが可能である。しかし、このビデ
オカメラの画像フレームが特定の場所に固定されている
ので、顧客が入口／出口ゲート１２内の特定の位置にい
るときにビデオカメラを起動すること、すなわち、ＩＮ
／ＯＵＴセンサ１６を使用することによってビデオカメ
ラを起動することが、視覚的な観点からは、より一層効
果的である。ＲＦ条件の変化が、顧客ＩＤカードがアン
テナ１４によって読み取りが可能な距離を変化させる場
合が多い。例えば、ある特定の顧客のカードはアンテナ
から３フィート以上離れた距離で読み取ることが可能で
あるが、ある特定の顧客のカードは、正確に読み取られ
るためにアンテナの付近に位置していなければならな
い。これに加えて、顧客ＩＤ信号の強さは、どのような
形でＩＤカードが顧客によって携帯されているのかに応
じて様々である可能性がある。例えば、ＩＤカードが、
顧客の後ろポケット、シャツのポケット、または、ハン
ドバックの中に入っているかも知れない。したがって、
有効顧客ＩＤ番号の受信によってビデオカメラが起動さ
れた場合に、様々な顧客が、各々にビデオフレーム内の
著しく異った場所に位置している可能性がある。したが
って、ＩＮ／ＯＵＴセンサ１６からの信号を使用するの
ではなくて、この代案が使用される場合には、状況に応
じてビデオ取り込みのフレームサイズが調整されなけれ
ばならない。
【００４１】この点で、ビデオカメラ２４によって撮影
されたビデオ画像データがグレースケールビデオデータ
またはカラービデオデータのどちらを含んでもよいとい
うことにも留意されたい。顧客の個人的な外観、すなわ
ち、頭髪の色や衣服の色等を適切に表すために、ビデオ
画像データがカラーであることが好ましい。カメラ２４
はビデオカメラとして説明されているが、本発明による
システムは、完全連続動画ビデオ画像ではなくて静止顧
客画像を取り込むための装置を含むということが、当業
者によって理解されることだろう。したがって、カメラ
２４は、ディジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、また
は、ディジタル画像を出力する他のあらゆるタイプの装
置を含んでよい。
されたビデオ画像データがグレースケールビデオデータ
またはカラービデオデータのどちらを含んでもよいとい
うことにも留意されたい。顧客の個人的な外観、すなわ
ち、頭髪の色や衣服の色等を適切に表すために、ビデオ
画像データがカラーであることが好ましい。カメラ２４
はビデオカメラとして説明されているが、本発明による
システムは、完全連続動画ビデオ画像ではなくて静止顧
客画像を取り込むための装置を含むということが、当業
者によって理解されることだろう。したがって、カメラ
２４は、ディジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、また
は、ディジタル画像を出力する他のあらゆるタイプの装
置を含んでよい。
【００４２】上記の通りに、中央制御ユニット２０は顧
客ＩＤ情報とビデオ画像データを収集して、この情報を
個々の店舗内端末装置に伝送する機能を果たす。センサ
信号がＩＮ信号であるという判定に応答して、中央制御
ユニット２０が、受信した顧客ＩＤとビデオ画像データ
とを組み合わせ、これらのデータを個々の店舗内端末装
置ユニットに直接供給してもよい。情報伝送は、中央制
御ユニット２０と様々な店舗内端末装置ユニットの各々
との間で直接行われてもよいが、中間ネットワークサー
バシステム２８を経由して行われることが好ましい。ネ
ットワークサーバとしての利用のために、サーバ２８
は、そのクライアントＰＯＳ端末装置３０と、ワークス
テーション３２と、ネットワークバスに直接結線接続さ
れている他の端末装置システムの各々と直接結合されて
いる。これに加えて、ネットワークサーバ２８は、多数
の無線遠隔端末装置３４と通信するようにＲＦトランシ
ーバ回路のホストとして働く。したがって、ネットワー
クサーバ２８は、中央制御ユニット２０のための通信お
よび／または伝送ネクサスとして、または、主記憶装置
ホストおよび情報処理および経路選択センターとして機
能することも可能であることが理解できるだろう。
客ＩＤ情報とビデオ画像データを収集して、この情報を
個々の店舗内端末装置に伝送する機能を果たす。センサ
信号がＩＮ信号であるという判定に応答して、中央制御
ユニット２０が、受信した顧客ＩＤとビデオ画像データ
とを組み合わせ、これらのデータを個々の店舗内端末装
置ユニットに直接供給してもよい。情報伝送は、中央制
御ユニット２０と様々な店舗内端末装置ユニットの各々
との間で直接行われてもよいが、中間ネットワークサー
バシステム２８を経由して行われることが好ましい。ネ
ットワークサーバとしての利用のために、サーバ２８
は、そのクライアントＰＯＳ端末装置３０と、ワークス
テーション３２と、ネットワークバスに直接結線接続さ
れている他の端末装置システムの各々と直接結合されて
いる。これに加えて、ネットワークサーバ２８は、多数
の無線遠隔端末装置３４と通信するようにＲＦトランシ
ーバ回路のホストとして働く。したがって、ネットワー
クサーバ２８は、中央制御ユニット２０のための通信お
よび／または伝送ネクサスとして、または、主記憶装置
ホストおよび情報処理および経路選択センターとして機
能することも可能であることが理解できるだろう。
【００４３】再び図２に簡単に戻ると、この図には、本
発明の顧客認識システムと組み合わせて使用するのに適
している典型的な無線顧客ＩＤカードが示されている。
顧客ＩＤカード１０が質問機ユニットからの質問信号を
受け取ると、ＲＦ受信機／送信機１４がＲＦ検出器回路
３６を起動し、このＲＦ検出器回路３６は、電池または
コンデンサ放電システムのような電源３８を起動する。
電源３８は、ＩＤカード１０と上記質問機ユニット内に
備えられているＲＦ送受信機２２との間の読出し／書込
み通信を制御する中央処理ユニット４０に動作電力を供
給する。エネルギーを節約して電池寿命を延長するため
に、ＩＤカードは通常はＯＦＦ状態にある。放射エネル
ギーが質問機から受け取られると、そのＩＤカードが、
質問機ユニットの放射源（アンテナ１４）の特定の半径
内にあるときには、そのＩＤカードの電源がＯＮにされ
る。ＩＤカードが質問機のエネルギー半径の外側にある
ときには、そのＩＤカード上の全ての回路系に対する電
力がＯＦＦにされ、それによって、例えば電源３８が電
池である場合には、電源３８の動作寿命が延長される。
典型的な起動半径は、一般的に数フィートの範囲内であ
るが、ＩＤカード１０のＲＦ受信機／送信機３４内の質
問機の放射出力に応じて、約５メートルであってもよ
い。
発明の顧客認識システムと組み合わせて使用するのに適
している典型的な無線顧客ＩＤカードが示されている。
顧客ＩＤカード１０が質問機ユニットからの質問信号を
受け取ると、ＲＦ受信機／送信機１４がＲＦ検出器回路
３６を起動し、このＲＦ検出器回路３６は、電池または
コンデンサ放電システムのような電源３８を起動する。
電源３８は、ＩＤカード１０と上記質問機ユニット内に
備えられているＲＦ送受信機２２との間の読出し／書込
み通信を制御する中央処理ユニット４０に動作電力を供
給する。エネルギーを節約して電池寿命を延長するため
に、ＩＤカードは通常はＯＦＦ状態にある。放射エネル
ギーが質問機から受け取られると、そのＩＤカードが、
質問機ユニットの放射源（アンテナ１４）の特定の半径
内にあるときには、そのＩＤカードの電源がＯＮにされ
る。ＩＤカードが質問機のエネルギー半径の外側にある
ときには、そのＩＤカード上の全ての回路系に対する電
力がＯＦＦにされ、それによって、例えば電源３８が電
池である場合には、電源３８の動作寿命が延長される。
典型的な起動半径は、一般的に数フィートの範囲内であ
るが、ＩＤカード１０のＲＦ受信機／送信機３４内の質
問機の放射出力に応じて、約５メートルであってもよ
い。
【００４４】ＩＤカード１０がアンテナ１４とＲＦ送受
信機２２との組合せによって起動され、電力が中央処理
ユニット４０に供給されると、中央処理ユニットが記憶
装置４２にアクセスし、質問機を含むＲＦ送受信機ユニ
ットに対するＩＤカードによる顧客識別コード（顧客Ｉ
Ｄ）または顧客ＩＤおよび顧客プロファイル情報の送信
を制御する。記憶装置４２が、電気的消去可能フィール
ドプログラム可能読出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）ま
たはフラッシュＲＯＭ（ＦＲＯＭ）のような集積回路メ
モリを含むことが適切である。記憶装置４２が、上記質
問機によって供給されるＲＦ電力信号を誘導によって受
け取るための回路系を含んでもよく、または、顧客ＩＤ
カード１０の電源ユニット３８から電池電力を受け取る
ための回路系を含んでもよい。中央処理ユニット４０
が、予めプログラムされた動作命令に従ってＩＤカード
１０の動作を制御するように動作するということに留意
されたい。中央処理ユニット４０のための動作コードま
たはファームウェアは、集積回路プロセッサの殆ど全て
に共通に含まれているオンチップ命令セットＲＯＭに記
憶されており、ここからアクセスされる。特定の状況で
は、このオンチップ命令セットＲＯＭが、別個のソリュ
ーションの代わりに記憶装置４２として使用されてもよ
いということが、当業者には明らかだろう。このオンチ
ップ命令セットＲＯＭは、上記プロセッサのオペレーテ
ィングシステム命令セットを保持するのに必要とされる
記憶容量よりも大きい、比較的大きい記憶容量を有する
ことが必要とされる。これに加えて、オンチップメモリ
は、コストを最小限に抑えるために、消去不可能読出し
専用メモリ（ＲＯＭ）として実装される。メモリ内の情
報を固定的に記憶するためにメモリのnon-erasable nat
ure が必要とされる。この理由から、中央処理ユニット
２０から記憶装置４２を分離することが好ましい。
信機２２との組合せによって起動され、電力が中央処理
ユニット４０に供給されると、中央処理ユニットが記憶
装置４２にアクセスし、質問機を含むＲＦ送受信機ユニ
ットに対するＩＤカードによる顧客識別コード（顧客Ｉ
Ｄ）または顧客ＩＤおよび顧客プロファイル情報の送信
を制御する。記憶装置４２が、電気的消去可能フィール
ドプログラム可能読出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）ま
たはフラッシュＲＯＭ（ＦＲＯＭ）のような集積回路メ
モリを含むことが適切である。記憶装置４２が、上記質
問機によって供給されるＲＦ電力信号を誘導によって受
け取るための回路系を含んでもよく、または、顧客ＩＤ
カード１０の電源ユニット３８から電池電力を受け取る
ための回路系を含んでもよい。中央処理ユニット４０
が、予めプログラムされた動作命令に従ってＩＤカード
１０の動作を制御するように動作するということに留意
されたい。中央処理ユニット４０のための動作コードま
たはファームウェアは、集積回路プロセッサの殆ど全て
に共通に含まれているオンチップ命令セットＲＯＭに記
憶されており、ここからアクセスされる。特定の状況で
は、このオンチップ命令セットＲＯＭが、別個のソリュ
ーションの代わりに記憶装置４２として使用されてもよ
いということが、当業者には明らかだろう。このオンチ
ップ命令セットＲＯＭは、上記プロセッサのオペレーテ
ィングシステム命令セットを保持するのに必要とされる
記憶容量よりも大きい、比較的大きい記憶容量を有する
ことが必要とされる。これに加えて、オンチップメモリ
は、コストを最小限に抑えるために、消去不可能読出し
専用メモリ（ＲＯＭ）として実装される。メモリ内の情
報を固定的に記憶するためにメモリのnon-erasable nat
ure が必要とされる。この理由から、中央処理ユニット
２０から記憶装置４２を分離することが好ましい。
【００４５】より詳細に後述されるように、記憶装置４
２のサイズは、ＩＤカードが保持することが適切である
と想定される情報の量に応じて様々である。例えば、顧
客ＩＤカード１０の１つの実施形態では、中央処理ユニ
ット４０によってアクセスされ、かつ、質問機ユニット
のＲＦ送受信機部分に顧客ＩＤを送信するＲＦ受信機／
送信機１４に供給される１６文字の顧客ＩＤを保持する
ように、記憶装置４２が構成される。顧客ＩＤ情報コー
ドは、質問機ユニットによって店舗プラットフォームコ
ンピュータまたはサーバに転送され、そこで、より詳細
に後述される仕方で、データベース内に保持されている
対応する顧客プロファイル情報と照合される。
２のサイズは、ＩＤカードが保持することが適切である
と想定される情報の量に応じて様々である。例えば、顧
客ＩＤカード１０の１つの実施形態では、中央処理ユニ
ット４０によってアクセスされ、かつ、質問機ユニット
のＲＦ送受信機部分に顧客ＩＤを送信するＲＦ受信機／
送信機１４に供給される１６文字の顧客ＩＤを保持する
ように、記憶装置４２が構成される。顧客ＩＤ情報コー
ドは、質問機ユニットによって店舗プラットフォームコ
ンピュータまたはサーバに転送され、そこで、より詳細
に後述される仕方で、データベース内に保持されている
対応する顧客プロファイル情報と照合される。
【００４６】顧客ＩＤカード１０は、その最も単純な形
態では、論理素子とメモリ素子と無線周波数副回路素子
とを有する半導体集積回路チップを含む無線周波数（Ｒ
Ｆ）タグである。半導体チップが基板に結合され、その
基板上に形成された薄膜接続部によって半導体チップに
電気的に接続されているフレキシブルアンテナによって
ＲＦ信号を受信することが可能である。この副回路素
子、すなわち、半導体チップ、アンテナ、および、場合
に応じて、電源が、不要なインダクタンスが回路内に生
じさせられないように、相互に至近距離に形成される。
この回路は、さらに近接性を確実なものとするために半
導体チップに直接結合されている、単純ダイポールアン
テナ、ループアンテナ、または、折返しダイポールアン
テナを使用する。
態では、論理素子とメモリ素子と無線周波数副回路素子
とを有する半導体集積回路チップを含む無線周波数（Ｒ
Ｆ）タグである。半導体チップが基板に結合され、その
基板上に形成された薄膜接続部によって半導体チップに
電気的に接続されているフレキシブルアンテナによって
ＲＦ信号を受信することが可能である。この副回路素
子、すなわち、半導体チップ、アンテナ、および、場合
に応じて、電源が、不要なインダクタンスが回路内に生
じさせられないように、相互に至近距離に形成される。
この回路は、さらに近接性を確実なものとするために半
導体チップに直接結合されている、単純ダイポールアン
テナ、ループアンテナ、または、折返しダイポールアン
テナを使用する。
【００４７】次に図３を参照すると、この図には、本発
明の実施に使用可能である顧客ＩＤカードの情報記憶レ
イアウトの概念図が示されている。一般に静的な情報記
憶域５０は、ＩＤカード発行時に各顧客に割り当てられ
る固有識別コードに基づいて個々の顧客を識別するため
に顧客認識システムによって使用される顧客ＩＤフィー
ルドを含む。この顧客ＩＤフィールドに加えて、情報記
憶域５０は、随意に、個々の顧客に関連する一般な人口
統計学的情報を格納する割り当て空間を含む。こうした
一般的な人口統計学的情報は、顧客の氏名、現在住所、
電話番号、顧客の誕生日、顧客の家族状態に関する情
報、子供の人数等を含む。この人口統計学的プロファイ
ル情報は、さらに、顧客の商品ブランドの好みと、衣類
のサイズ、好みの色および／またはパターンに関する個
人的好みの情報とを含む。これらの一般的な情報レコー
ドは、様々なＩＣカードタイプに共通である。これらの
情報のレコード長さとデータ構造とは以前から一般的に
知られており、一方、これらの情報の順序はアプリケー
ション毎に異っており、これらの情報のフォーマティン
グは一般的に固定されている。顧客の人口統計学的また
はプロファイル情報が変化するときに、すなわち、結
婚、家族の増加、新たな住所への転居等によって、割り
当て区域の各々を変更することが可能であるということ
が、当業者には明らかだろう。
明の実施に使用可能である顧客ＩＤカードの情報記憶レ
イアウトの概念図が示されている。一般に静的な情報記
憶域５０は、ＩＤカード発行時に各顧客に割り当てられ
る固有識別コードに基づいて個々の顧客を識別するため
に顧客認識システムによって使用される顧客ＩＤフィー
ルドを含む。この顧客ＩＤフィールドに加えて、情報記
憶域５０は、随意に、個々の顧客に関連する一般な人口
統計学的情報を格納する割り当て空間を含む。こうした
一般的な人口統計学的情報は、顧客の氏名、現在住所、
電話番号、顧客の誕生日、顧客の家族状態に関する情
報、子供の人数等を含む。この人口統計学的プロファイ
ル情報は、さらに、顧客の商品ブランドの好みと、衣類
のサイズ、好みの色および／またはパターンに関する個
人的好みの情報とを含む。これらの一般的な情報レコー
ドは、様々なＩＣカードタイプに共通である。これらの
情報のレコード長さとデータ構造とは以前から一般的に
知られており、一方、これらの情報の順序はアプリケー
ション毎に異っており、これらの情報のフォーマティン
グは一般的に固定されている。顧客の人口統計学的また
はプロファイル情報が変化するときに、すなわち、結
婚、家族の増加、新たな住所への転居等によって、割り
当て区域の各々を変更することが可能であるということ
が、当業者には明らかだろう。
【００４８】第２の情報記憶域５２が、随意に、ＩＣカ
ードの記憶装置に割り当てられ、この記憶域５２は、そ
の店舗で購入された最新の品目の取引履歴を含む順次買
物履歴リストがその中に書き込まれる循環情報記憶域を
含む。ＩＣカードの記憶装置には利用可能な限定された
量の記憶容量を効率的に割り当てることが必要なので、
買物履歴記憶域５２に割り当てられる空間は、そのエン
トリ空間の全てが一杯になるとその次の取引エントリが
最も古い買物取引レコードエントリの上に上書きされる
ように、順次的にかつ循環式に書き込まれる。したがっ
て、買物履歴５２は、顧客の最新買物取引を反映するよ
うに常に更新される。単にＩＣカードの買物履歴記憶域
５２に質問して調べることによって、顧客の取引履歴の
最新清算勘定レコードをアクセス可能である。
ードの記憶装置に割り当てられ、この記憶域５２は、そ
の店舗で購入された最新の品目の取引履歴を含む順次買
物履歴リストがその中に書き込まれる循環情報記憶域を
含む。ＩＣカードの記憶装置には利用可能な限定された
量の記憶容量を効率的に割り当てることが必要なので、
買物履歴記憶域５２に割り当てられる空間は、そのエン
トリ空間の全てが一杯になるとその次の取引エントリが
最も古い買物取引レコードエントリの上に上書きされる
ように、順次的にかつ循環式に書き込まれる。したがっ
て、買物履歴５２は、顧客の最新買物取引を反映するよ
うに常に更新される。単にＩＣカードの買物履歴記憶域
５２に質問して調べることによって、顧客の取引履歴の
最新清算勘定レコードをアクセス可能である。
【００４９】顧客ＩＤカードは、さらに、例えば、報奨
ポイントまたは忠誠心ポイントに関連する情報を記録し
維持するために使用される特定の追加の記憶域、すなわ
ち、報奨ポイント記憶域５４と、顧客に与えられる可能
性がある任意のクーポンコードまたは特殊分類基準（ゴ
ールドカード、スーパークラブメンバー等）に関連する
情報を格納するために使用される追加の記憶域、すなわ
ち、特殊コード記憶域５６とを含む。顧客の取引上の好
みに関する様々なタイプの情報、顧客の好みや広告の効
果を分析する上で小売店にとって有益である可能性があ
る情報、および、様々なタイプの顧客に対して特化され
た個人別のサービスを提供するために必要とされる可能
性のある他の任意の情報を記録し保持するために、追加
の記憶域が顧客ＩＤカード記憶装置内に画定されること
も可能である。したがって、図３に示されているような
個々の記憶域とそのレイアウトは、一例にすぎないもの
と見なされなければならず、すなわち、本発明の範囲を
限定することは意図されていない。
ポイントまたは忠誠心ポイントに関連する情報を記録し
維持するために使用される特定の追加の記憶域、すなわ
ち、報奨ポイント記憶域５４と、顧客に与えられる可能
性がある任意のクーポンコードまたは特殊分類基準（ゴ
ールドカード、スーパークラブメンバー等）に関連する
情報を格納するために使用される追加の記憶域、すなわ
ち、特殊コード記憶域５６とを含む。顧客の取引上の好
みに関する様々なタイプの情報、顧客の好みや広告の効
果を分析する上で小売店にとって有益である可能性があ
る情報、および、様々なタイプの顧客に対して特化され
た個人別のサービスを提供するために必要とされる可能
性のある他の任意の情報を記録し保持するために、追加
の記憶域が顧客ＩＤカード記憶装置内に画定されること
も可能である。したがって、図３に示されているような
個々の記憶域とそのレイアウトは、一例にすぎないもの
と見なされなければならず、すなわち、本発明の範囲を
限定することは意図されていない。
【００５０】別の実施形態では、個々の顧客に関する様
々な情報レコードが顧客ＩＤカードの記憶域内に保持さ
れる必要はなく、店舗サーバ（図１の２８）上の、また
は、様々な店舗サーバがそれに接続されるホストプラッ
トフォームコンピュータ上の顧客関連ファイルデータベ
ースに、そうした情報レコードを保持することが可能で
ある。図４の実施形態に示されているように、このデー
タベースは、顧客ＩＤカードまたはＩＤタグに書き込ま
れている顧客ＩＤに対応する固有顧客識別番号（顧客Ｉ
Ｄ）６０がその各々の先頭に付けられ、かつその識別番
号によって各々が識別される一連の顧客固有レコード
（全体として５８で示されている）を含む。顧客ＩＤの
次には、各々の顧客データレコードとして、顧客氏名の
ためのエントリ６２と、各顧客の累積報奨または忠誠心
ポイントのためのエントリ６４とを含んでもよい。さら
に、各々の顧客のレコードは、顧客の誕生日、家族状
態、年齢、性別等に関する人口統計学的情報と、好みの
ブランド、色、パターン、サイズ等のような顧客の個人
的な買物上の好みに関する情報とを含む、顧客プロファ
イルエントリ６６も含む。
々な情報レコードが顧客ＩＤカードの記憶域内に保持さ
れる必要はなく、店舗サーバ（図１の２８）上の、また
は、様々な店舗サーバがそれに接続されるホストプラッ
トフォームコンピュータ上の顧客関連ファイルデータベ
ースに、そうした情報レコードを保持することが可能で
ある。図４の実施形態に示されているように、このデー
タベースは、顧客ＩＤカードまたはＩＤタグに書き込ま
れている顧客ＩＤに対応する固有顧客識別番号（顧客Ｉ
Ｄ）６０がその各々の先頭に付けられ、かつその識別番
号によって各々が識別される一連の顧客固有レコード
（全体として５８で示されている）を含む。顧客ＩＤの
次には、各々の顧客データレコードとして、顧客氏名の
ためのエントリ６２と、各顧客の累積報奨または忠誠心
ポイントのためのエントリ６４とを含んでもよい。さら
に、各々の顧客のレコードは、顧客の誕生日、家族状
態、年齢、性別等に関する人口統計学的情報と、好みの
ブランド、色、パターン、サイズ等のような顧客の個人
的な買物上の好みに関する情報とを含む、顧客プロファ
イルエントリ６６も含む。
【００５１】上記情報に加えて、各顧客レコードには、
順次買物履歴リストがその中に書き込まれており、かつ
その商業施設を訪れる各顧客の取引履歴を含む情報記憶
域が含まれる。買物履歴エントリまたは取引履歴エント
リは、その各リストが例えば「購入日付」エントリと
「購入合計額」エントリとを含む、一連のリストとを含
むもとのして記述されることが多く、さらに、好ましく
は、品目の商標名またはブランド名、品目の一般名称、
および、個々の品目の色、サイズ、パターン等を商業施
設の従業員が調べることを可能にする、識別コードを含
む。
順次買物履歴リストがその中に書き込まれており、かつ
その商業施設を訪れる各顧客の取引履歴を含む情報記憶
域が含まれる。買物履歴エントリまたは取引履歴エント
リは、その各リストが例えば「購入日付」エントリと
「購入合計額」エントリとを含む、一連のリストとを含
むもとのして記述されることが多く、さらに、好ましく
は、品目の商標名またはブランド名、品目の一般名称、
および、個々の品目の色、サイズ、パターン等を商業施
設の従業員が調べることを可能にする、識別コードを含
む。
【００５２】各顧客レコードが、その当該顧客の幾つか
の履歴視覚画像から成る写真ログを含むことが有利であ
る。この写真ログ内に記録されている第１の画像は、そ
の顧客のＩＤカードが最初に発行されるときに撮影され
るその顧客の画像であってよい。そうした視覚画像をレ
コード上に有することは、さらに、顧客ＩＤカードのセ
キュリティを維持する役割を果たすだろう。この発行時
の写真は、商業施設の従業員によってアクセスされ、取
引を行う際に顧客ＩＤカードを提示する顧客の顔と比較
される。そのＩＤカードを提示する人物が、写真ログ画
像レコードに示されている人物と同一ではない場合に
は、その商業施設の従業員がさらに調査を進めて、顧客
ＩＤカードの不正使用を発見することが可能である。こ
の写真ログ画像レコードは、さらに、顧客が商業施設に
入ってくるときに上記システムがその顧客の適切なビデ
オ画像を撮影することが不可能である場合にも有用であ
る。例えば、顧客が、その商業施設に入ってくるときに
ビデオカメラ（図１の２４）から顔を背けているかもし
れないし、または、顧客の顔が衣服物品によって妨げら
れているかもしれないし、または、複数の人物が同時に
撮影されるかもしれないし、適切な撮影が困難なその他
の状況が生じるかもしれない。その場合には、その商業
施設の従業員が、その顧客のＩＤ番号によって、その顧
客の写真ログにアクセスし、許容可能な最新の視覚画像
をアップロードすることが可能である。
の履歴視覚画像から成る写真ログを含むことが有利であ
る。この写真ログ内に記録されている第１の画像は、そ
の顧客のＩＤカードが最初に発行されるときに撮影され
るその顧客の画像であってよい。そうした視覚画像をレ
コード上に有することは、さらに、顧客ＩＤカードのセ
キュリティを維持する役割を果たすだろう。この発行時
の写真は、商業施設の従業員によってアクセスされ、取
引を行う際に顧客ＩＤカードを提示する顧客の顔と比較
される。そのＩＤカードを提示する人物が、写真ログ画
像レコードに示されている人物と同一ではない場合に
は、その商業施設の従業員がさらに調査を進めて、顧客
ＩＤカードの不正使用を発見することが可能である。こ
の写真ログ画像レコードは、さらに、顧客が商業施設に
入ってくるときに上記システムがその顧客の適切なビデ
オ画像を撮影することが不可能である場合にも有用であ
る。例えば、顧客が、その商業施設に入ってくるときに
ビデオカメラ（図１の２４）から顔を背けているかもし
れないし、または、顧客の顔が衣服物品によって妨げら
れているかもしれないし、または、複数の人物が同時に
撮影されるかもしれないし、適切な撮影が困難なその他
の状況が生じるかもしれない。その場合には、その商業
施設の従業員が、その顧客のＩＤ番号によって、その顧
客の写真ログにアクセスし、許容可能な最新の視覚画像
をアップロードすることが可能である。
【００５３】顧客は、特定の商業施設に入るときに、そ
の顧客を識別する働きをする顧客ＩＤカードを携帯して
いる。顧客がある特定の商業施設に入ると、本発明によ
るシステムが顧客ＩＤによって起動され、中央制御ユニ
ット、店舗サーバ、または、ホストプラットフォームコ
ンピュータのいずれかによって、その顧客の視覚画像
が、関連顧客データと組み合わされ、様々なＰＯＳ端末
装置、移動端末装置、または、商業施設従業員によるア
クセスのために販売フロア全体に配置されている他の端
末装置に供給される。情報がフロア端末装置に伝送され
ると、通報が端末装置スクリーン上で点滅し、それによ
って、顧客ＩＤカードを有する顧客がその商業施設に入
ったということを表示する。この通報は、「新たな顧
客」が既に到着したことを表示するテキストメッセージ
にすぎないものであっても、または、「スミスさん」が
その店舗に既に入ったことを述べるメッセージであって
もよい。通報を受け取ると、店舗従業員は、その新たな
顧客の視覚画像とその顧客のプロファイルと買物履歴デ
ータとを呼び出すために上記組合せ情報にアクセスする
ことが可能である。図５に示されているように、その顧
客レコード全体を端末装置スクリーン上に表示可能であ
り、したがって、従業員がその顧客のリアルタイムの印
象を得ることが可能であり、さらに、その顧客に個人向
けサービスを提供するために、その顧客の取引履歴と好
み情報とを検討することが可能である。
の顧客を識別する働きをする顧客ＩＤカードを携帯して
いる。顧客がある特定の商業施設に入ると、本発明によ
るシステムが顧客ＩＤによって起動され、中央制御ユニ
ット、店舗サーバ、または、ホストプラットフォームコ
ンピュータのいずれかによって、その顧客の視覚画像
が、関連顧客データと組み合わされ、様々なＰＯＳ端末
装置、移動端末装置、または、商業施設従業員によるア
クセスのために販売フロア全体に配置されている他の端
末装置に供給される。情報がフロア端末装置に伝送され
ると、通報が端末装置スクリーン上で点滅し、それによ
って、顧客ＩＤカードを有する顧客がその商業施設に入
ったということを表示する。この通報は、「新たな顧
客」が既に到着したことを表示するテキストメッセージ
にすぎないものであっても、または、「スミスさん」が
その店舗に既に入ったことを述べるメッセージであって
もよい。通報を受け取ると、店舗従業員は、その新たな
顧客の視覚画像とその顧客のプロファイルと買物履歴デ
ータとを呼び出すために上記組合せ情報にアクセスする
ことが可能である。図５に示されているように、その顧
客レコード全体を端末装置スクリーン上に表示可能であ
り、したがって、従業員がその顧客のリアルタイムの印
象を得ることが可能であり、さらに、その顧客に個人向
けサービスを提供するために、その顧客の取引履歴と好
み情報とを検討することが可能である。
【００５４】図６に示されているように、視覚画像レコ
ードを含む多数の顧客情報レコードを端末装置の各々に
一時的に格納できるように、各々の端末装置が、十分な
記憶容量および表示能力を備えていることが不可欠であ
る。あるいは、より低コストの端末装置を提供するため
に、各顧客に関する情報の縮小セットが端末装置に与え
られ、各顧客に関するデータの大部分を店舗サーバ内に
記憶することも可能である。店舗サーバ内に記憶されて
いる各顧客のデータのそうした大部分が、要求に応じて
従来通りの仕方で端末装置で利用可能となる。従業員
は、店舗内にいる顧客ＩＤカードを携帯する人間の全て
の名前のレコードを保持するだけでよい。従業員は、例
えば個々の顧客氏名を単に選択することによって、各顧
客の視覚画像を含む各顧客のデータレコードにアクセス
することが可能である。顧客氏名、または、何らかの他
の顧客識別基準が、重要性、来店頻度、購入金額等の順
位のような何らかの形の優先順位で顧客情報を表示する
優先順位方式で順序付けられる。したがって、商業施設
の従業員は、その商業施設に対して高い度合いの忠誠心
を示す顧客に自分たちの努力を集中することが可能であ
る。顧客の顔と頭髪と衣服の一部とを含む顧客の視覚画
像を各顧客レコードが含むので、商業施設の従業員は、
店舗内にいる多数の他の顧客から「ジョーンズさん」を
容易に識別することが可能である。
ードを含む多数の顧客情報レコードを端末装置の各々に
一時的に格納できるように、各々の端末装置が、十分な
記憶容量および表示能力を備えていることが不可欠であ
る。あるいは、より低コストの端末装置を提供するため
に、各顧客に関する情報の縮小セットが端末装置に与え
られ、各顧客に関するデータの大部分を店舗サーバ内に
記憶することも可能である。店舗サーバ内に記憶されて
いる各顧客のデータのそうした大部分が、要求に応じて
従来通りの仕方で端末装置で利用可能となる。従業員
は、店舗内にいる顧客ＩＤカードを携帯する人間の全て
の名前のレコードを保持するだけでよい。従業員は、例
えば個々の顧客氏名を単に選択することによって、各顧
客の視覚画像を含む各顧客のデータレコードにアクセス
することが可能である。顧客氏名、または、何らかの他
の顧客識別基準が、重要性、来店頻度、購入金額等の順
位のような何らかの形の優先順位で顧客情報を表示する
優先順位方式で順序付けられる。したがって、商業施設
の従業員は、その商業施設に対して高い度合いの忠誠心
を示す顧客に自分たちの努力を集中することが可能であ
る。顧客の顔と頭髪と衣服の一部とを含む顧客の視覚画
像を各顧客レコードが含むので、商業施設の従業員は、
店舗内にいる多数の他の顧客から「ジョーンズさん」を
容易に識別することが可能である。
【００５５】本発明では、また、商業施設の販売員によ
って容易に携帯され運搬されるハンドヘルド移動端末装
置の中に、ＲＦアンテナと送受信機回路を一体化するこ
とが可能である。こうした移動端末装置を携帯する店員
が、適切な顧客ＩＤカードを携帯する個々の顧客に接近
するときに、その移動端末装置が、その顧客ＩＤカード
から少なくとも顧客ＩＤを受信するように構成される。
その移動端末装置が、顧客ＩＤ番号だけでなく、顧客氏
名とその顧客の他の固有追加情報も受信することも可能
である。こうした追加の顧客情報を、移動端末装置によ
る顧客ＩＤ番号の受信時にサーバからアクセスすること
も可能である。この場合には、店員の移動端末装置の内
部記憶装置には、追加または削除があるどうかを調べる
ために定期的にその店員がチェックする大規模な顧客固
有情報データベースを保持する必要がない。適切なデー
タセットホストマシンから当該顧客の個人データの全て
を得るためには、店員は、顧客の視覚画像データに基づ
いて既に認識されている顧客に接近するだけでよい。顧
客ＩＤカードが読み取られておらず、かつ、顧客のビデ
オ画像データが取り込まれていない場合でさえ、店員
は、適切なＩＤカードを携帯する個々の顧客に単に接近
することによってその顧客の個人情報データの全てを得
ることが可能である。この方法は、ビデオ画像取り込み
と入口ゲート無線ＩＤカード質問ユニットと受信機とを
備えていない小売施設で利用可能である。
って容易に携帯され運搬されるハンドヘルド移動端末装
置の中に、ＲＦアンテナと送受信機回路を一体化するこ
とが可能である。こうした移動端末装置を携帯する店員
が、適切な顧客ＩＤカードを携帯する個々の顧客に接近
するときに、その移動端末装置が、その顧客ＩＤカード
から少なくとも顧客ＩＤを受信するように構成される。
その移動端末装置が、顧客ＩＤ番号だけでなく、顧客氏
名とその顧客の他の固有追加情報も受信することも可能
である。こうした追加の顧客情報を、移動端末装置によ
る顧客ＩＤ番号の受信時にサーバからアクセスすること
も可能である。この場合には、店員の移動端末装置の内
部記憶装置には、追加または削除があるどうかを調べる
ために定期的にその店員がチェックする大規模な顧客固
有情報データベースを保持する必要がない。適切なデー
タセットホストマシンから当該顧客の個人データの全て
を得るためには、店員は、顧客の視覚画像データに基づ
いて既に認識されている顧客に接近するだけでよい。顧
客ＩＤカードが読み取られておらず、かつ、顧客のビデ
オ画像データが取り込まれていない場合でさえ、店員
は、適切なＩＤカードを携帯する個々の顧客に単に接近
することによってその顧客の個人情報データの全てを得
ることが可能である。この方法は、ビデオ画像取り込み
と入口ゲート無線ＩＤカード質問ユニットと受信機とを
備えていない小売施設で利用可能である。
【００５６】上記の情報は、商業施設の従業員の多く
が、個々の顧客に対して、より効率的にかつより個人的
で親切な態度でサービスを提供することを可能にする。
従業員は顧客に対してその顧客の名前を呼んで挨拶する
ことが可能であり、最近購入した品目についてその顧客
と話し合うことが可能である。従業員は、各顧客の個人
プロファイルとその顧客が最近購入した品目とに従っ
て、その顧客の意図している購入に関するアドバイスを
提供することが可能である。さらに、従業員は、その顧
客の家族、趣味等に関して顧客と会話を行うことによっ
て、顧客をリラックスさせることもできる。したがっ
て、当業者には理解されるように、本発明によるシステ
ムは、個々の顧客が商業施設に入る時点で直ちにその顧
客を識別し認識するための手段を商業施設従業員に提供
し、さらには、効率的な個人別のサービスをより効果的
に提供するのに十分なその顧客に関する情報を得るため
の手段を商業施設従業員に提供する。各顧客が識別され
て認識されるため、顧客が自分自身で名乗り出る必要
も、顧客の存在を商業施設が発見する前にその顧客が取
引を行わなければならないこともなしに、個人別サービ
スを提供することができる。
が、個々の顧客に対して、より効率的にかつより個人的
で親切な態度でサービスを提供することを可能にする。
従業員は顧客に対してその顧客の名前を呼んで挨拶する
ことが可能であり、最近購入した品目についてその顧客
と話し合うことが可能である。従業員は、各顧客の個人
プロファイルとその顧客が最近購入した品目とに従っ
て、その顧客の意図している購入に関するアドバイスを
提供することが可能である。さらに、従業員は、その顧
客の家族、趣味等に関して顧客と会話を行うことによっ
て、顧客をリラックスさせることもできる。したがっ
て、当業者には理解されるように、本発明によるシステ
ムは、個々の顧客が商業施設に入る時点で直ちにその顧
客を識別し認識するための手段を商業施設従業員に提供
し、さらには、効率的な個人別のサービスをより効果的
に提供するのに十分なその顧客に関する情報を得るため
の手段を商業施設従業員に提供する。各顧客が識別され
て認識されるため、顧客が自分自身で名乗り出る必要
も、顧客の存在を商業施設が発見する前にその顧客が取
引を行わなければならないこともなしに、個人別サービ
スを提供することができる。
【００５７】次に図７を参照すると、この図には、顧客
によって起動されるキオスク端末装置８０によってその
顧客の視覚画像が収集される、本発明によるシステムの
さらに別の実施形態が示されている。キオスク端末装置
は、様々な商業施設において普及しており、特に、食品
雑貨店のおけるチェックインキオスク端末装置（ｃｈｅ
ｃｋ−ｉｎ ｋｉｏｓｋ ｔｅｒｍｉｎａｌ）として普
及している。こうしたチェックインキオスク端末装置
は、一般的に、顧客が買物を開始する前にその顧客に特
定の有益な情報を提供する。顧客が自分の顧客ＩＤカー
ドの使用によって識別されると直ちに、キオスク端末装
置は、個々の顧客の必要に合わせてその情報表示内容を
変えることが可能である。
によって起動されるキオスク端末装置８０によってその
顧客の視覚画像が収集される、本発明によるシステムの
さらに別の実施形態が示されている。キオスク端末装置
は、様々な商業施設において普及しており、特に、食品
雑貨店のおけるチェックインキオスク端末装置（ｃｈｅ
ｃｋ−ｉｎ ｋｉｏｓｋ ｔｅｒｍｉｎａｌ）として普
及している。こうしたチェックインキオスク端末装置
は、一般的に、顧客が買物を開始する前にその顧客に特
定の有益な情報を提供する。顧客が自分の顧客ＩＤカー
ドの使用によって識別されると直ちに、キオスク端末装
置は、個々の顧客の必要に合わせてその情報表示内容を
変えることが可能である。
【００５８】典型的なキオスク端末装置８０は、磁気ス
トライプカード、接触型ＩＣカード、非接触型ＩＣカー
ド、または、顧客識別番号を使用してプログラムされる
他の任意の形態のＩＤカードもしくはＩＤタグなどの顧
客ＩＤカード１０を読み取るカード読取り装置８２を備
える。顧客が商業施設に入って、チェックインキオスク
端末装置８０にアクセスすると、キオスク端末装置が、
顧客をそのＩＤによって識別するために、その顧客に対
し自分の顧客ＩＤカードをカード読取装置８２の中に挿
入するかまたはそのカード読取装置を通して走査するよ
うに要求する。ある特定の顧客に顧客ＩＤカードが発行
されていない場合には、または、その顧客がその商業施
設の報奨プログラムもしくは忠誠心プログラムの参加者
ではない場合には、一般客のために構成された一般情報
プログラムにデフォルト設定されたキオスク情報が表示
される。顧客に既にＩＤカードが発行されている場合
は、カード読取装置８２の中にＩＤカードを挿入するか
またはカード読取装置を通してＩＤカードを走査するこ
とで、その顧客のビデオ画像を撮影するビデオカメラ８
４が起動し、そのビデオ画像を顧客ＩＤと共にシステム
制御ユニット８６または店舗サーバ８８に伝送する。制
御ユニット８６または店舗サーバ８８は、図１に関して
説明した仕方と同じ仕方で、顧客ＩＤを使用してデータ
ベース内に格納されているその顧客情報レコードにアク
セスし、ＰＯＳ端末装置、移動端末装置、施設ワークス
テーション等に対する伝送のために顧客ビデオ画像とそ
の顧客情報とを組み合わせる。
トライプカード、接触型ＩＣカード、非接触型ＩＣカー
ド、または、顧客識別番号を使用してプログラムされる
他の任意の形態のＩＤカードもしくはＩＤタグなどの顧
客ＩＤカード１０を読み取るカード読取り装置８２を備
える。顧客が商業施設に入って、チェックインキオスク
端末装置８０にアクセスすると、キオスク端末装置が、
顧客をそのＩＤによって識別するために、その顧客に対
し自分の顧客ＩＤカードをカード読取装置８２の中に挿
入するかまたはそのカード読取装置を通して走査するよ
うに要求する。ある特定の顧客に顧客ＩＤカードが発行
されていない場合には、または、その顧客がその商業施
設の報奨プログラムもしくは忠誠心プログラムの参加者
ではない場合には、一般客のために構成された一般情報
プログラムにデフォルト設定されたキオスク情報が表示
される。顧客に既にＩＤカードが発行されている場合
は、カード読取装置８２の中にＩＤカードを挿入するか
またはカード読取装置を通してＩＤカードを走査するこ
とで、その顧客のビデオ画像を撮影するビデオカメラ８
４が起動し、そのビデオ画像を顧客ＩＤと共にシステム
制御ユニット８６または店舗サーバ８８に伝送する。制
御ユニット８６または店舗サーバ８８は、図１に関して
説明した仕方と同じ仕方で、顧客ＩＤを使用してデータ
ベース内に格納されているその顧客情報レコードにアク
セスし、ＰＯＳ端末装置、移動端末装置、施設ワークス
テーション等に対する伝送のために顧客ビデオ画像とそ
の顧客情報とを組み合わせる。
【００５９】カード読取装置８２とカメラ８４と制御ユ
ニット８６とに加えて、各々のキオスク端末装置８０
は、さらに、顧客が、そのキオスク端末装置によって供
給される様々な機能にアクセス可能であるタッチパネル
ディスプレイ装置９０のような入力装置も含む。この入
力装置はタッチパネルディスプレイ装置９０に限定され
る必要はなく、代案として、キーボード、入力キーパッ
ド、または、他の任意の従来通りの形態の入力装置を含
んでもよい。出力装置９２は、ディスプレイスクリー
ン、プリンタ、スピーカ、これらの任意の組合せ、また
は、上記キオスク端末装置の個々の利用者に情報を視覚
もしくは聴覚によって提供するのに適している他の任意
のタイプの出力装置を含んでもよい。
ニット８６とに加えて、各々のキオスク端末装置８０
は、さらに、顧客が、そのキオスク端末装置によって供
給される様々な機能にアクセス可能であるタッチパネル
ディスプレイ装置９０のような入力装置も含む。この入
力装置はタッチパネルディスプレイ装置９０に限定され
る必要はなく、代案として、キーボード、入力キーパッ
ド、または、他の任意の従来通りの形態の入力装置を含
んでもよい。出力装置９２は、ディスプレイスクリー
ン、プリンタ、スピーカ、これらの任意の組合せ、また
は、上記キオスク端末装置の個々の利用者に情報を視覚
もしくは聴覚によって提供するのに適している他の任意
のタイプの出力装置を含んでもよい。
【００６０】チェックイン手続きが完了し、顧客の視覚
画像がその顧客のデータレコードと組み合わされると直
ちに、そのシステムの使用者が、図１の第１の実施形態
の場合と同様に個人別のサービスをその顧客に提供す
る。その商業施設内に存在する顧客ＩＤを所有する全て
のキオスクアクセス顧客のレコードが、その商業施設の
フロア端末装置の各々に保持される。顧客が施設を去る
ときには、その顧客の顧客ＩＤが、ＰＯＳ端末装置、チ
ェックアウトキオスク端末装置、または、他の形態の端
末装置で読み取られて識別され、上記システムの制御ユ
ニット（図１の２０、または、図７の８６）に伝送さ
れ、一方、この制御ユニットは、この情報を店舗内端末
装置に転送する。店舗内端末装置が顧客ＩＤと共にチェ
ックアウト表示信号を受信すると、その顧客に関係する
関連顧客情報が各端末装置の一時記憶域から削除され
る。しかし、百貨店および／またはショッピングセンタ
ーのような商業施設内において、顧客が多数のＰＯＳ端
末装置の前で立ち止まってその装置にアクセスする場合
には、その店舗が閉店するまで、または、チェックアウ
ト端末装置が顧客がその施設を退去しつつあると結論を
下すまで、関連の顧客情報を保持することも可能であ
る。
画像がその顧客のデータレコードと組み合わされると直
ちに、そのシステムの使用者が、図１の第１の実施形態
の場合と同様に個人別のサービスをその顧客に提供す
る。その商業施設内に存在する顧客ＩＤを所有する全て
のキオスクアクセス顧客のレコードが、その商業施設の
フロア端末装置の各々に保持される。顧客が施設を去る
ときには、その顧客の顧客ＩＤが、ＰＯＳ端末装置、チ
ェックアウトキオスク端末装置、または、他の形態の端
末装置で読み取られて識別され、上記システムの制御ユ
ニット（図１の２０、または、図７の８６）に伝送さ
れ、一方、この制御ユニットは、この情報を店舗内端末
装置に転送する。店舗内端末装置が顧客ＩＤと共にチェ
ックアウト表示信号を受信すると、その顧客に関係する
関連顧客情報が各端末装置の一時記憶域から削除され
る。しかし、百貨店および／またはショッピングセンタ
ーのような商業施設内において、顧客が多数のＰＯＳ端
末装置の前で立ち止まってその装置にアクセスする場合
には、その店舗が閉店するまで、または、チェックアウ
ト端末装置が顧客がその施設を退去しつつあると結論を
下すまで、関連の顧客情報を保持することも可能であ
る。
【００６１】したがって、顧客が商業施設従業員に自分
で名乗り出る必要なしに、無線識別および視覚データ伝
送を使用して、個々の顧客が認識されることを可能にす
るシステムと方法とが、電子買物システム技術にもたら
されている。顧客は、顧客ＩＤによって識別され、一
方、顧客ＩＤは、その顧客に固有のプロファイル情報と
取引履歴情報とに対応する。商業施設の従業員は、顧客
がその施設に入るときに自動的に取り込まれたその顧客
のビデオ画像を調べることによって、その顧客を肯定認
識することが可能である。顧客のビデオ画像がその顧客
の個人別データと組み合わされ、商業施設の従業員によ
るアクセスのために多数の店舗内端末装置で利用可能に
される。本発明の上記の様々な実施形態による電子買物
システムが、専用ハードウェアから、または、適切なア
プリケーションプログラムによって制御される汎用コン
ピュータシステムコンポーネントから、全体的にまたは
部分的に構成されることが可能であることが理解される
だろう。本発明は上記の特定の実施形態に関して説明さ
れてきたが、本発明が関連する技術とテクノロジとにお
ける専門家は、本発明から逸脱することなしに本発明の
変型例を容易に案出することだろう。例えば、上記の実
施形態は、ローカルネットワークに結合された店舗サー
バシステムに関して説明されているが、本発明から逸脱
することなしに、ネットワークサーバ分散セットを使用
して同様の効果と有用性とを実現することが可能である
ことが理解されるだろう。これに加えて、顧客ＩＤカー
ドと質問システムまたはキオスクシステムとの間で使用
される、および、このシステムと店舗サーバとの間で使
用される、１つまたは複数の通信リンクが、有線通信リ
ンクであっても無線通信リンクであってもよい。この点
で、質問機と顧客ＩＤカードとの間の、または、上記シ
ステムの個々の構成要素の相互間の無線通信は、赤外通
信であってもＲＦ通信であってもよい。したがって、本
発明は、上記の特定の実施形態に限定されるのではな
く、特許請求の範囲によって定義される。
で名乗り出る必要なしに、無線識別および視覚データ伝
送を使用して、個々の顧客が認識されることを可能にす
るシステムと方法とが、電子買物システム技術にもたら
されている。顧客は、顧客ＩＤによって識別され、一
方、顧客ＩＤは、その顧客に固有のプロファイル情報と
取引履歴情報とに対応する。商業施設の従業員は、顧客
がその施設に入るときに自動的に取り込まれたその顧客
のビデオ画像を調べることによって、その顧客を肯定認
識することが可能である。顧客のビデオ画像がその顧客
の個人別データと組み合わされ、商業施設の従業員によ
るアクセスのために多数の店舗内端末装置で利用可能に
される。本発明の上記の様々な実施形態による電子買物
システムが、専用ハードウェアから、または、適切なア
プリケーションプログラムによって制御される汎用コン
ピュータシステムコンポーネントから、全体的にまたは
部分的に構成されることが可能であることが理解される
だろう。本発明は上記の特定の実施形態に関して説明さ
れてきたが、本発明が関連する技術とテクノロジとにお
ける専門家は、本発明から逸脱することなしに本発明の
変型例を容易に案出することだろう。例えば、上記の実
施形態は、ローカルネットワークに結合された店舗サー
バシステムに関して説明されているが、本発明から逸脱
することなしに、ネットワークサーバ分散セットを使用
して同様の効果と有用性とを実現することが可能である
ことが理解されるだろう。これに加えて、顧客ＩＤカー
ドと質問システムまたはキオスクシステムとの間で使用
される、および、このシステムと店舗サーバとの間で使
用される、１つまたは複数の通信リンクが、有線通信リ
ンクであっても無線通信リンクであってもよい。この点
で、質問機と顧客ＩＤカードとの間の、または、上記シ
ステムの個々の構成要素の相互間の無線通信は、赤外通
信であってもＲＦ通信であってもよい。したがって、本
発明は、上記の特定の実施形態に限定されるのではな
く、特許請求の範囲によって定義される。
【図１】本発明による顧客認識システムの第１の実施形
態の典型的な簡略化した一部図式化ブロック図である。
態の典型的な簡略化した一部図式化ブロック図である。
【図２】図１の顧客認識システムと組み合わせて使用す
るための顧客識別ＩＣカードを含む無線質問システムの
典型的な簡略化した一部図式化ブロック図である。
るための顧客識別ＩＣカードを含む無線質問システムの
典型的な簡略化した一部図式化ブロック図である。
【図３】図１の顧客認識システムと組み合わせて使用す
るための顧客識別ＩＣカードの情報記憶レイアウトの典
型的な一部図式化ブロック図である。
るための顧客識別ＩＣカードの情報記憶レイアウトの典
型的な一部図式化ブロック図である。
【図４】本発明による顧客識別、顧客情報および忠誠心
システムデータベースの構成を詳細に示す一部図式化の
概念レイアウト図である。
システムデータベースの構成を詳細に示す一部図式化の
概念レイアウト図である。
【図５】認識された顧客とその顧客の関連情報とを示す
店舗内端末装置の典型的な一部図式化ブロック図であ
る。
店舗内端末装置の典型的な一部図式化ブロック図であ
る。
【図６】典型的な店舗内端末装置の構造の一部図式化ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図７】本発明によるチェックインキオスク端末装置と
して具体化されている、顧客認識システムの第２の実施
形態の、典型的な簡略化された一部図式化ブロック図で
ある。
して具体化されている、顧客認識システムの第２の実施
形態の、典型的な簡略化された一部図式化ブロック図で
ある。
１０…顧客識別カード（顧客ＩＤカード） １２…入口／出口ゲート １４…質問機アンテナ １６…センサ １８…センサプロセッサ回路 ２０…中央制御ユニット ２２…送受信機回路 ２４…ビデオカメラ ２６…ビデオ信号プロセッサ回路 ２８…コンピュータネットワークサーバ ３０…ＰＯＳ端末装置 ３２…ワークステーション ３４…移動端末装置 ３６…ＲＦ検出器回路 ３８…電源 ４０…中央処理ユニット ４２…記憶装置 ８０…キオスク端末装置 ８２…カード読取り装置 ８４…ビデオカメラ ８６…システム制御ユニット ８８…店舗サーバ ９０…タッチパネルディスプレイ装置 ９２…出力装置
Claims (23)
- 【請求項１】 小売施設での使用のための電子買物シス
テムであって、 顧客が小売施設の入口／出口を通過するときに該顧客の
存在を識別する入口／出口センサと、 前記入口／出口センサによって供給されるトリガ信号に
応答して顧客の視覚画像を取り込む視覚画像記録手段
と、 前記小売施設の前記入口／出口の付近に配置され、該質
問機の付近を顧客が移動するときに、顧客特徴を保持し
ている記憶領域を有する顧客ＩＤカードと通信する質問
機ユニットと、 前記質問機、前記センサ及び前記画像記録手段に結合さ
れ、前記質問機ユニットから前記顧客特徴を受け取り、
更に、前記顧客特徴が前記顧客視覚画像と組み合わされ
ることを生じさせる制御ユニットと、 を具備する電子買物システム。 - 【請求項２】 前記記憶領域によって保持されている前
記顧客特徴が固有顧客ＩＤ番号を具備し、前記ＩＤ番号
が、その顧客に固有のプロファイルエントリを含む対応
顧客情報レコードに関連付けられており、前記プロファ
イルエントリが、個人識別情報、人口統計学的情報、顧
客の個人的な買物の好みに関する情報、および、顧客の
買物取引履歴を含む、請求項１に記載の電子買物システ
ム。 - 【請求項３】 前記顧客情報レコードが、前記スマート
カードの前記記憶域内に保持されており、前記顧客レコ
ードが、前記質問機ユニットに伝送され、さらに前記顧
客ＩＤ番号と共に前記制御ユニットに伝送される、請求
項２に記載の電子買物システム。 - 【請求項４】 前記システムがさらに顧客固有エントリ
のデータベースも含み、エントリの各々が、対応する固
有顧客ＩＤ番号によって識別され、各々のエントリがそ
の顧客の情報レコードを含む、請求項２に記載の電子買
物システム。 - 【請求項５】 前記制御ユニットが、顧客の情報レコー
ドがその顧客の記録視覚画像と共に顧客固有データセッ
トの形に組み合わされることを生じさせる、請求項３ま
たは４に記載の電子買物システム。 - 【請求項６】 さらに、顧客固有データセットを受け取
るための通信手段とディスプレイ装置とを含む少なくと
も１つの店舗内端末装置も具備し、顧客の記録視覚画像
が、販売員が顧客をその顧客の記録画像から識別するこ
とが可能であるように前記店舗内端末装置上に表示さ
れ、前記販売員がさらに、その顧客の買物の必要に効率
的に対処することができるように、その顧客の記録視覚
画像と組み合わされた各々の顧客固有データセットにア
クセスすることが可能である、請求項５に記載の電子買
物システム。 - 【請求項７】 前記店舗内端末装置が店舗サーバに結合
されており、前記店舗サーバが顧客固有エントリのデー
タベースを格納するための記憶手段を含み、前記店舗サ
ーバが、前記制御ユニットからの命令に動作応答して、
各顧客の情報レコードをその顧客の記録視覚画像と共に
顧客固有データセットの形に組み合わせる、請求項６に
記載の電子買物システム。 - 【請求項８】 さらに、複数のＰＯＳ端末装置を含む多
数の店舗内端末装置も具備し、前記多数の店舗内端末装
置が、ローカルエリアネットワーク構成によって前記店
舗サーバに結合されており、前記店舗サーバが、前記ロ
ーカルエリアネットワーク構成によってそのサーバに結
合されている前記店舗内端末装置の各々に顧客固有デー
タセットを伝送する、請求項７に記載の電子買物システ
ム。 - 【請求項９】 前記店舗内端末装置がハンドヘルド移動
端末装置である、請求項６に記載の電子買物システム。 - 【請求項１０】 前記通信手段が、前記ハンドヘルド移
動端末装置の中に一体化されているＲＦアンテナと送受
信機回路とを含み、前記移動端末装置が、前記アンテナ
と前記送受信機回路とによって前記カードから少なくと
も前記顧客ＩＤを受け取るように構成されている、請求
項９に記載の電子買物システム。 - 【請求項１１】 個々の顧客が小売施設に出入りすると
きに顧客を識別することを補助するための方法であっ
て、 前記小売施設の入口／出口の付近に配置された入口／出
口センサにより、顧客が入口／出口を通過するときにそ
の顧客の存在を識別し、 前記小売施設の前記入口／出口を顧客が通過するとき
に、その顧客の視覚画像を取り込み、 少なくとも顧客特徴を保持する記憶領域を含む可搬型顧
客ＩＤカードを備えた顧客が前記入口／出口の付近に移
動するときに前記顧客特徴が前記質問機ユニットに通信
され、 前記顧客特徴を受け取り、 前記顧客の前記取り込み視覚画像を前記顧客特徴と共に
顧客固有データセットの形に組み合わせる、 ことを具備する方法。 - 【請求項１２】 前記記憶領域によって保持される前記
顧客特徴が固有顧客ＩＤ番号を具備し、前記ＩＤ番号を
前記質問機ユニットによって前記顧客ＩＤカードから読
み取る、請求項１１に記載の顧客認識方法。 - 【請求項１３】 対応する顧客情報レコードに各々の固
有顧客ＩＤ番号を関連付ける段階をさらに具備し、各々
の情報レコードが多数の情報フィールドによって特徴付
けられており、各々の情報レコードが、個人識別情報、
人口統計学的情報、および、顧客の個人的な買物上の好
みと顧客の買物取引履歴とに関する情報を含む、その顧
客に固有のプロファイルエントリを含む、請求項１２に
記載の顧客認識方法。 - 【請求項１４】 顧客固有エントリを含むデータベース
を定義する段階をさらに含み、各々の顧客固有エントリ
を、対応する固有顧客ＩＤ番号によって識別し、このよ
うに識別された顧客固有エントリの各々がその顧客の情
報レコードを含む、請求項１３に記載の顧客認識方法。 - 【請求項１５】 前記制御ユニットからの命令に動作応
答して、個々の顧客の情報レコードをその顧客の記録視
覚画像と共にその顧客の固有データセットの形に組み合
わせる段階をさらに含む、請求項１４に記載の顧客認識
方法。 - 【請求項１６】 顧客が前記小売施設を退去するとき
に、前記データベースから顧客固有データセットを削除
する段階をさらに具備する、請求項１５に記載の顧客認
識方法。 - 【請求項１７】 受信顧客ＩＤ番号のリストを形成する
段階と、 前記リストに含まれる顧客ＩＤ番号と前記受信顧客ＩＤ
番号とを比較する段階と、 前記受信顧客ＩＤ番号が、前記リスト上に現在存在する
顧客ＩＤ番号と合致するかどうかを調べる段階と、 をさらに具備し、 それによって、前記受信顧客ＩＤ番号が、前記リスト上
に現在存在する顧客ＩＤ番号と合致しない場合には、前
記顧客が以前に店舗内に入っており、したがって、その
顧客が店舗を退去していると推定し、それに応答してそ
の顧客の固有データセットを削除し、一方、前記顧客Ｉ
Ｄ番号が、前記リストに含まれる前記顧客ＩＤ番号の中
に存在しないと判定する場合には、その顧客がその施設
に入ってくると推定し、それに応答して、その顧客の視
覚画像と情報レコードとが顧客固有データセットの形に
組み合わせる、請求項１６に記載の顧客認識方法。 - 【請求項１８】 小売施設での使用のための電子買物シ
ステムであって、 少なくとも顧客特徴を保持する記憶領域を少なくとも含
む可搬型顧客ＩＤカードと、 顧客ＩＤカードインタフェースユニットによってそのキ
オスク端末装置に前記顧客特徴が通信される、顧客ＩＤ
カードインタフェースユニットを含むキオスク端末装置
と、 前記顧客ＩＤカードインタフェースユニットによって供
給されるトリガ信号に応答して顧客の視覚画像を取り込
む、顧客の視覚画像を取り込むためのディジタル視覚画
像記録手段と、 前記インタフェースユニットから少なくとも前記顧客特
徴を受け取り、かつ、前記顧客特徴がその顧客の視覚画
像と共に顧客固有データセットの形に組み合わされるこ
とを生じさせる、前記インタフェースユニットと前記画
像記録手段とに結合されている制御ユニットと、 を具備する電子買物システム。 - 【請求項１９】 前記記憶領域によって保持されている
前記顧客特徴が固有顧客ＩＤ番号を具備し、前記ＩＤ番
号が前記インタフェースユニットによって前記顧客ＩＤ
カードから読み取られる、請求項１８に記載の電子買物
システム。 - 【請求項２０】 各々の固有顧客ＩＤ番号が、多数の情
報フィールドによって特徴付けられている対応する顧客
情報レコードに関連付けられており、各々の顧客レコー
ドが、顧客識別情報、人口統計学的情報、顧客の個人的
な買物上の好みに関する情報、および、顧客の買物取引
履歴を含む、その顧客に固有のプロファイルエントリを
含む、請求項１９に記載の電子買物システム。 - 【請求項２１】 前記システムがさらに顧客固有エント
リのデータベースを含み、前記エントリの各々が、対応
する固有顧客ＩＤ番号によって識別され、前記エントリ
の各々が、その顧客の情報レコードを含む、請求項２０
に記載の電子買物システム。 - 【請求項２２】 前記制御ユニットが、顧客情報レコー
ドがその顧客の視覚画像と共に顧客固有データセットの
形に組み合わされることを生じさせる、請求項２１に記
載の電子買物システム。 - 【請求項２３】 人物の入室及び退室を管理する入退室
管理システムにおいて、 入口あるいは出口の人物の通過を検出するセンサと、 人物が所持する可搬型記憶媒体から、当該人物を識別す
る情報を読み取る通信手段と、 前記センサを通過する人物の画像を入力する画像入力手
段と、 読み取られた人物の識別情報に基づいて当該人物に関連
する情報を得て、前記入力された当該人物の画像と組み
合わせて出力する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る入退室管理システム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/160921 | 1998-09-25 | ||
| US09/160,921 US6513015B2 (en) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | System and method for customer recognition using wireless identification and visual data transmission |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000099827A true JP2000099827A (ja) | 2000-04-07 |
| JP3484111B2 JP3484111B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=22579039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27283799A Expired - Lifetime JP3484111B2 (ja) | 1998-09-25 | 1999-09-27 | 無線識別及び視覚データ伝送を使用する顧客認識のためのシステム及び方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6513015B2 (ja) |
| JP (1) | JP3484111B2 (ja) |
| GB (1) | GB2342208B (ja) |
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