JP2003187060A - 顧客来店状況把握システム - Google Patents

顧客来店状況把握システム

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JP2003187060A
JP2003187060A JP2001383610A JP2001383610A JP2003187060A JP 2003187060 A JP2003187060 A JP 2003187060A JP 2001383610 A JP2001383610 A JP 2001383610A JP 2001383610 A JP2001383610 A JP 2001383610A JP 2003187060 A JP2003187060 A JP 2003187060A
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Akira Terakawa
章 寺川
Motohiro Yamamoto
基博 山本
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 百貨店等に優良顧客が来店したときに、その
優良顧客の詳細情報を的確に把握し有効に活用すること
で、優良顧客に対し迅速かつ適切できめ細かな対応サー
ビスの提供と販売の促進を可能とした顧客来店状況把握
システムを提供する。 【解決手段】 顧客の往来ポイントP1〜P4に設置し
た情報読取アンテナ2−1〜2−4において、顧客保有
の非接触ICカード1からIDが読み取られ、この読み
取ったIDと関係づけられている顧客の詳細情報が顧客
データベース5から取り出されて、該顧客の担当外商部
員側または販売員側へ配信されるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優良顧客に対し迅
速かつ適切できめ細かな対応サービスの提供と販売の促
進を可能とした顧客来店状況把握システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、百貨店等においては、できるだけ
多くの優良顧客を固定客として定着確保するために、優
良顧客に対する迅速かつ適切できめ細かな対応サービス
が重要な課題となっている。このような観点から、上位
ランクの優良顧客に対してはその自宅に百貨店の外商部
員を定期的に派遣する等の対応サービスも行われている
が、このような上位ランクの優良顧客や他のランクの優
良顧客が何の連絡もなく気ままに百貨店に来店した場
合、その優良顧客の来店を把握することは不可能に近
く、優良顧客自身が来店を申し出ない限り、一般の顧客
と同様なサービスしか行うことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、百貨店等に優良顧客が来店したときに、その優良顧
客の詳細情報を的確に把握し有効に活用することで、優
良顧客に対し迅速かつ適切できめ細かな対応サービスの
提供と販売の促進を可能とした顧客来店状況把握システ
ムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、顧客に付与したIDを記憶し、その顧客
に配布される非接触ICカードと、上記顧客が利用する
百貨店またはこれに類似の店舗における顧客の往来ポイ
ントに点在設置され、かつ、上記非接触ICカードを所
持する顧客が接近したときに、その顧客保有の非接触I
Cカードから上記IDを読み取る情報読取アンテナと、
上記IDとこれを所有する顧客の詳細情報とを関係づけ
て蓄積してなる顧客データベースと、上記情報読取アン
テナで読み取ったIDと関係づけられている顧客の詳細
情報を、上記顧客データベースから取り出すとともに、
この取り出した顧客の詳細情報を該顧客の担当外商部員
側または販売員側へ配信する情報配信手段とを備えてな
ることを特徴とするものである。
【0005】本発明では、顧客の往来ポイントに設置し
た情報読取アンテナにおいて顧客保有の非接触ICカー
ドからIDが読み取られ、この読み取ったIDと関係づ
けられている顧客の詳細情報が顧客データベースから取
り出されて、該顧客の担当外商部員側または販売員側へ
配信される。
【0006】本発明において、上記顧客の往来ポイント
には、百貨店の正面玄関もしくは裏玄関、百貨店内のエ
レベータもしくはエスカレータの出入口、百貨店内に設
けられている小売業店舗の出入口、百貨店の売り場カウ
ンター、または百貨店の駐車場の出入口が含まれ、これ
らの往来ポイントの少なくとも一箇所以上に上記情報読
取アンテナが設置されてなる構成を採用することができ
る。
【0007】本発明において、上記情報配信手段は、顧
客の詳細情報を担当外商部員側または販売員側へ配信す
るときに、上記IDを読み取った情報読取アンテナの所
在地を、該顧客の来店情報もしくは店内移動情報として
担当外商部員または販売員側へ配信する構成を採用して
もよい。
【0008】本発明において、上記情報配信手段から上
記担当外商部員側への配信は、インターネットとその
担当外商部員の所持する携帯電話、PDAその他の携帯
端末とを介して行われる構成、または、その担当外商
部員の待機場所に設置した固定端末を介して行われる構
成を採用することができる。
【0009】本発明において、上記情報配信手段から上
記販売員側への配信は、その販売員の待機場所に設置し
た固定端末を介して行われる構成を採用することができ
る。
【0010】本発明において、上記顧客データベース
は、顧客の詳細情報として、顧客の氏名、性別、生年月
日、住所、顔写真データ、来店履歴、購入履歴、家族構
成、または収入レベルその他の商取引上有用な情報を蓄
積してなる構成を採用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る顧客来店状況
把握システムを百貨店に導入した場合の実施形態につい
て図1ないし図5を基に詳細に説明する。
【0012】図1に示した本実施形態の顧客来店情報把
握システムにおいては、非接触ICカード1と、この非
接触ICカード1から情報を読み取る情報読取アンテナ
2−1〜2−4とを利用したシステム構成を採用してい
る。
【0013】非接触ICカード1は、本システムを導入
した百貨店の会員カード等として優良顧客に個別に発行
されるとともに、その会員登録時に顧客に付与したI
D、すなわちカード所有者である顧客個人を特定するた
めの基本的な識別情報を記憶している。なお、この非接
触ICカード1は、上記IDの他、そのカード所有者で
ある顧客の氏名、性別、住所等、後述の顧客データベー
ス5に蓄積される基本データと重複する内容の情報を記
憶することもできる。
【0014】非接触ICカード1は、図示は省略する
が、ガード内部に、CPU・メモリ機能を有するIC、
ループアンテナ等を内蔵し、該ICのメモリ機能部に顧
客のID等が記憶される構成と、外部の情報読取アンテ
ナ2−1〜2−4側から発信された高周波信号を内蔵の
ループアンテナで受信した際に、この内蔵のループアン
テナと外部の情報読取アンテナ2−1〜2−4との間で
無線通信が行われ、この無線通信によりメモリ内のID
等が情報読取アンテナ2−1〜2−4で読み取られる構
成を採用している。
【0015】なお、上記のような通信によるID等の読
み取り動作は、非接触ICカード1がいずれかの情報読
取アンテナ2−1〜2−4に接近し、かつ、非接触IC
カード1側においていずれかの情報読取アンテナ2−1
〜2−4から発信される高周波信号を十分に受信できる
状態となったときに行われる。
【0016】情報読取アンテナ2−1〜2−4は、本シ
ステムを導入した百貨店または該百貨店内の小売業店舗
における顧客の往来ポイントP1〜P4に点在設置さ
れ、かつ、上記非接触ICカード1を所持する顧客が接
近したときに、その顧客保有の非接触ICカード1から
IDを読み取る構造となっている。
【0017】本実施形態では、上記顧客の往来ポイント
として、百貨店の正面玄関P1、同百貨店内のエレベー
タもしくはエスカレータの出入口P2、および同百貨店
内に設けられている小売業店舗の出入口P3、同百貨店
の売り場カウンターP4を採用し、これらすべての往来
ポイントP1〜P4に個々に情報読取アンテナ2−1〜
2−4が設置される構成を採用している。
【0018】各往来ポイントP1〜P4に設置されたす
べての情報読取アンテナ2−1〜2−4は、いずれもア
ンテナコントローラ3を介し百貨店の社内ネットワーク
回線4に接続されている。さらに、この社内ネットワー
ク回線4には、顧客データベース5、情報配信手段とし
ての情報配信サーバ6、インターネット7が接続されて
いる。ここで、社内ネットワーク回線4とはLANその
他の通信ネットワークを含む。
【0019】顧客データベース5については、上述の如
く会員登録時に顧客に付与したIDと、これを所有する
顧客、すなわち本実施形態では優良顧客として登録され
た会員の詳細情報とを関係づけて蓄積してなるデータ構
造が採用されている。
【0020】上記のような顧客データベース5に蓄積さ
れる顧客の詳細情報については各種考えられるが、本実
施形態では、その顧客の氏名、性別、生年月日、住所、
顔写真データ、来店履歴、購入履歴、家族構成、収入レ
ベル、その他の商取引上有用な情報が顧客の詳細情報と
して上記顧客データベース5に蓄積される構成を採用し
ている。
【0021】情報配信サーバ6は、上記情報読取アンテ
ナ2−1〜2−4で読み取ったIDと関係づけられてい
る顧客の詳細情報を、顧客データベース5から取り出す
機能と、この取り出した顧客の詳細情報を該顧客の担当
外商部員側または販売員側へ配信する機能を有してい
る。
【0022】また、この情報配信サーバ6は、上記機能
のほか、顧客の詳細情報を該顧客の担当外商部員側へ配
信するときに、IDを読み取った情報読取アンテナ2−
1〜2−4の所在地を該顧客の来店情報もしくは店内移
動情報として該顧客の担当外商部員側へ配信する機能も
備えている。
【0023】たとえば、非接触ICカード1を所持した
顧客が百貨店の正面玄関P1に接近すると、正面玄関P
1に設置されている情報読取アンテナ2−1により、当
該顧客保有の非接触ICカード1からIDが読み取られ
る。このときIDを読み取った情報読取アンテナ2−1
の所在地(正面玄関P1)が優良顧客の来店を見極める
有力な情報源となるから、そのIDを読み取った場所、
すなわち情報読取アンテナ2−1の所在地(正面玄関P
1)については、具体的には顧客の来店情報として、該
顧客の詳細情報と一緒に情報配信サーバ6から該顧客の
担当外商部員側へ配信される。
【0024】また、上記顧客が同百貨店内のエレベータ
等の出入口P2や、同百貨店内に設けられている小売業
店舗の出入口P3に接近したときも、その各出入口P
2、P3に設置されている情報読取アンテナ2−2、2
−3により当該顧客保有の非接触ICカード1からID
が読み取られる。このときIDを読み取った情報読取ア
ンテナ2の所在地(エレベータ等や小売業店舗の出入口
P2、P3)が優良顧客の店内移動状況を把握するため
の有力な情報源となるから、そのIDを読み取った場
所、すなわち情報読取アンテナ2−2、2−3の所在地
(エレベータ等や小売業店舗の出入口P2、P3)につ
いては、顧客の店内移動情報として、該顧客の担当外商
部員側へ配信される。この際、該顧客の詳細情報につい
ては上記の如くすでに担当外商部側へ配信されているの
で、情報読取アンテナ2−2、2−3の所在地だけを配
信すれば足りる。なお、同百貨店の売り場カウンターP
4に設置されている情報読取アンテナ2−4が上記顧客
保有する非接触ICカード1からIDを読み取ったとき
も同様である。
【0025】ところで、本実施形態の場合、上記のよう
な情報配信サーバ6から担当外商部員側への配信は、社
内ネットワーク回線4、インターネット7、移動体通信
情報配信センタ8および担当外商部員の所持する携帯端
末9を介して行われる。この種の携帯端末9については
携帯電話やPDA等を適用することができ、本実施形態
においては市販の携帯電話が携帯端末9として採用され
ている。したがって、上記のような顧客の詳細情報、来
店情報、店内移動情報は、担当外商部員の所持する携帯
電話(携帯端末9)に配信される。
【0026】また、本実施形態の場合、上記社内ネット
ワーク回線4には複数の固定端末10−1〜10−3が
接続されており、これらの固定端末10−1〜10−3
については、百貨店のお客様相談室や外商部オフィス等
のような外商部員の待機場所Aと、販売員の待機場所、
たとえば同百貨店内に設けられている小売業店舗Bのレ
ジ付近あるいは同百貨店の売り場カウンターC等に設置
されている。
【0027】さらに、上記の如く外商部員の待機場所A
に設置した固定端末10−1(以下「外商部設置端末」
という。)および、販売員の待機場所に設置した固定端
末10−2、10−3(以下「販売部設置端末」とい
う。)には、情報配信サーバ6から携帯端末9側への配
信時に、その配信内容と同様の情報が社内ネットワーク
回線4を介して同じ情報配信サーバ6側から配信され
る。この配信は社内ネットワーク回線4を介して行われ
る。
【0028】次に、上記の如く構成された顧客来店状況
把握システムの動作、使用例について、図1を基に図2
ないし図4を参照しながら説明する。
【0029】図1に示したように、本システムでは、優
良顧客の会員登録時に、該顧客ごとに個別にIDが付与
されるとともに、このIDを記憶した非接触ICカード
1が会員証カードとして会員登録済みの顧客に配布され
る。なお、優良顧客へのIDの付与や非接触ICカード
1の配布は本システムを導入した百貨店側の責任で行う
ことができる。
【0030】上記会員証カード、すなわち非接触ICカ
ード1を所持する優良顧客100(図2参照)が百貨店
の正面玄関P1に接近すると、この時点で、その顧客保
有の非接触ICカード1が正面玄関P1の情報読取アン
テナ2−1に反応し、この情報読取アンテナ2−1によ
り顧客保有100の非接触ICカード1からID等のカ
ード情報が読み取られるとともに、この読み取ったID
が社内ネットワーク回線4を介して情報配信サーバ6へ
送出される。
【0031】上記の如く情報読取アンテナ2−1側から
情報配信サーバ6側へIDが送出されると、情報配信サ
ーバ6において、情報読取アンテナ2−1側から送られ
てきたIDと顧客データベース5内のデータ(IDとこ
れを所有する優良顧客の詳細情報とを関係づけて蓄積し
たデータ)との照合が行われ、そのIDと関係づけられ
ている顧客の詳細情報が顧客データベース5中から取り
出される。
【0032】上記のようにして取り出された顧客の詳細
情報は、情報配信サーバ6側からその優良顧客の担当外
商部員が所持する携帯端末9、外商部設置端末10−
1、販売部設置端末10−2〜10−4へ配信される。
このとき同時に、IDを読み取った情報読取アンテナ2
−1の所在地(正面玄関P1)が優良顧客の来店情報と
して担当外商部員の携帯端末9、外商部設置端末8−
1、販売部設置端末8−2〜8−4へ配信される。
【0033】したがって、本システムを採用した場合、
優良顧客の担当外商部員は、外出先においても自己の携
帯端末9で優良顧客の来店を知ることができ、その優良
顧客のもとへ迅速に駆けつけることができる。さらに、
当該優良顧客の担当外商部員は、優良顧客に会う前に、
事前に自己の携帯端末9や外商部設置端末10−1で優
良顧客の詳細情報(氏名、性別、生年月日、住所、顔写
真データ、来店履歴、購入履歴、家族構成、収入レベ
ル、その他の商取引上有用な情報)を入手することがで
き、優良顧客を迅速に認識し、その優良顧客に対し迅速
かつ適切できめ細かな対応サービスを採ることができ
る。
【0034】また、本システムでは、非接触ICカード
1を所持する優良顧客100(図3および図4参照)が
百貨店内に設けられている小売業店舗Bの出入口に接近
するか、または同百貨店の売り場カウンターCに接近す
ると、その顧客保有の非接触ICカード1が今度は小売
業店舗B出入口の情報読取アンテナ2−3または売り場
カウンターCの情報読取アンテナ2−4に反応し、この
情報読取アンテナ2−3または2−4により顧客保有1
00の非接触ICカード1からID等のカード情報が読
み取られる。ここで読み取ったIDもまた、上記と同様
に社内ネットワーク回線4を介して情報配信サーバ6へ
送出される。
【0035】上記のように情報読取アンテナ2−3また
は2−4側から情報配信サーバ6側へIDが送出された
後の動作、すなわち、情報配信サーバ6において、情
報読取アンテナ2−3または2−4側から送られてきた
IDと顧客データベース5内のデータとの照合が行わ
れ、そのIDと関係づけられている顧客の詳細情報が顧
客データベース5中から取り出される動作、この取り
出された顧客の詳細情報が情報配信サーバ6側からその
顧客の担当外商部員が所持する携帯端末9、外商部設置
端末10−1および販売部設置端末10−2〜10−3
へ配信される動作が行われることは同様である。また、
その配信と同時に、IDを読み取った情報読取アンテナ
2−3または2−4の所在地(小売業店舗の出入口また
は同百貨店の売り場カウンター)も担当外商部員の携帯
端末9、外商部設置端末10−1および販売部設置端末
10−2〜10−4へ配信されるが、このとき配信され
る情報読取アンテナ2−3または2−4の所在地は顧客
の店内移動情報として配信される。
【0036】したがって、本システムを採用した場合、
小売業店舗や売り場の店員は、優良顧客に直接会う前
に、事前に販売部設置端末10−2〜10−3で自己の
店舗や売り場に優良顧客が入店したことや、優良顧客の
詳細情報を知ることができ、小売業店舗や売り場におい
ても、優良顧客を迅速に認識し、その優良顧客に対し迅
速かつ適切できめ細かな対応サービスを採ることができ
る。
【0037】ところで、上述のシステム動作説明におい
ては、百貨店内で起こり得るあらゆる事態、たとえば、
小売業店舗Bに入店した優良顧客の忘れ物を店内アナウ
ンスによることなく該小売業店舗Bの販売員が迅速に直
接優良顧客に届け出る必要がある場合等にも対応できる
ようにする観点から、担当外商部員の携帯端末9、外商
部設置端末8−1のほか、販売部設置端末8−2〜8−
4にも情報読取アンテナ2−1〜2−4の所在地が顧客
の来店情報、店内移動情報という形で随時配信されるも
のとしたが、このように来店情報と店内移動情報を随時
配信する配信先は担当外商部員の携帯端末9や外商部設
置端末8−1のみとし、これにより担当外商部員だけが
優良顧客の現在位置を常時把握でき、小売業店舗Bや売
り場カウンターCの販売員については、自己の小売業店
舗Bもしくは売り場カウンターCに入店もしくは接近し
たときにのみ、販売部設置端末8−2〜8−4を介して
優良顧客の詳細情報を取得できるように構成してもよ
い。
【0038】ここで、百貨店の正面玄関等のように、顧
客の進入・退出状況を把握することが必要な往来ポイン
トにおいては、図5に示した情報読取アンテナの設置構
成を採用することができる。この図の設置構成例は、正
面玄関等の外部側に第1の情報読取アンテナ2−1
(A)を設置するとともに、その正面玄関等の内部側に
第2の情報読取アンテナ2−1(B)を設置した例であ
り、この例の場合、第1の情報読取アンテナ2−1
(A)(以下「外部設置アンテナ」という。)、第2の
情報読取アンテナ2−1(B)(以下「内部設置アンテ
ナ」という。)の順にIDの読み取り動作が行われたと
きは、正面玄関等から顧客101が来店したことが分か
り、これとは逆に、内部設置アンテナ2−1(B)、外
部設置アンテナ2−1(A)の順でIDの読み取り動作
が行われたときは、正面玄関等から顧客102が退出し
たことが分かる。
【0039】なお、情報読取アンテナを設置する往来ポ
イントについては、上記実施形態で説明した場所のほ
か、顧客の位置情報を把握するのに有効な地点、たとえ
ば百貨店の裏玄関、正面・裏玄関以外の外部につながる
出入口、駐車場の出入口を挙げることができ、これらの
地点(往来ポイント)に上記のような情報読取アンテナ
を設置することもできる。
【0040】上記実施形態では、本発明に係る顧客来店
状況把握システムを百貨店に適用導入した例について説
明したが、本発明に係る顧客来店状況把握システムは、
この種百貨店と類似の店舗にも適用導入することができ
る。
【0041】本発明においては非接触ICカードを利用
したが、この非接触ICカードに代えて、非接触ICカ
ードと同等な通信およびメモリ機能を有するブルートゥ
ース対応携帯電話を採用した構成でも、発明と同等の顧
客来店把握システムを構築することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明にあっては、上記の如く、顧客の
往来ポイントに設置した情報読取アンテナにおいて顧客
保有の非接触ICカードからIDが読み取られ、この読
み取ったIDと関係づけられている顧客の詳細情報が顧
客データベースから取り出されて、該顧客の担当外商部
員側または販売員側へ配信されるという構成を採用した
ものである。このため、たとえば、顧客の往来ポイント
として百貨店の正面玄関を採用した場合、担当外商部員
側または販売員側において、正面玄関から来店した優良
顧客と直接会う前に、事前に当該優良顧客の詳細情報を
入手することができ、その優良顧客に対し迅速かつ最適
できめ細かな対応サービスの提供と販売の促進を図れ
る。
【0043】特に、本発明において、顧客の詳細情報が
担当外商部員側または販売員側へ配信されるときに、I
Dを読み取った情報読取アンテナの所在地を該顧客の来
店情報もしくは店内移動情報として担当外商部員または
販売員側へ配信するという構成を採用した場合にあって
は、その来店情報や店内移動情報を通じて優良顧客の現
在位置を詳細に把握することができるから、迅速に優良
顧客のもとへ駆けつけることができ、優良顧客に対して
時間的および内容的に隙間のない対応サービスを提供す
ることが可能で、優良顧客の優越感をより一層満足させ
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る顧客来店状況把握システムの一実
施形態を示したシステム構成図。
【図2】図1に示した顧客来店状況把握システムの動作
説明図。
【図3】図1に示した顧客来店状況把握システムの動作
説明図。
【図4】図1に示した顧客来店状況把握システムの動作
説明図。
【図5】図1に示した顧客来店状況把握システムにおけ
る情報読取アンテナの設置構成例の説明図。
【符号の説明】
1 非接触ICカード 2−1〜2−4 情報読取アンテナ 3 アンテナコントローラ 4 社内ネットワーク回線 5 顧客データベース 6 情報配信サーバ 7 インターネット 8 移動体通信情報配信センタ 9 携帯端末(携帯電話) 10−1〜10−3 固定端末 A 外商部員の待機場所 B 小売業店舗 C 売り場カウンター P1 百貨店の正面玄関 P2 百貨店内のエレベータもしくはエスカレータの出
入口 P3 百貨店内の小売業店舗の出入口 P4 百貨店の売り場カウンター
フロントページの続き (72)発明者 山本 基博 愛知県名古屋市中区新栄2丁目8番23号 株式会社エフティエルインターナショナル 内 Fターム(参考) 5B058 CA15 KA02 KA04 KA06 KA08 YA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客に付与したIDを記憶し、その顧客
    に配布される非接触ICカードと、 上記顧客が利用する百貨店またはこれに類似の店舗にお
    ける顧客の往来ポイントに点在設置され、かつ、上記非
    接触ICカードを所持する顧客が接近したときに、その
    顧客保有の非接触ICカードから上記IDを読み取る情
    報読取アンテナと、 上記IDとこれを所有する顧客の詳細情報とを関係づけ
    て蓄積してなる顧客データベースと、 上記情報読取アンテナで読み取ったIDと関係づけられ
    ている顧客の詳細情報を、上記顧客データベースから取
    り出すとともに、この取り出した顧客の詳細情報を該顧
    客の担当外商部員側または販売員側へ配信する情報配信
    手段とを備えてなることを特徴とする顧客来店状況把握
    システム。
  2. 【請求項2】 上記顧客の往来ポイントには、百貨店の
    正面玄関もしくは裏玄関、百貨店内のエレベータもしく
    はエスカレータの出入口、百貨店内に設けられている小
    売業店舗の出入口、百貨店の売り場カウンター、または
    百貨店の駐車場の出入口が含まれ、これらの往来ポイン
    トの少なくとも一箇所以上に上記情報読取アンテナが設
    置されてなることを特徴とする請求項1に記載の顧客来
    店状況把握システム。
  3. 【請求項3】 上記情報配信手段は、顧客の詳細情報を
    担当外商部員側または販売員側へ配信するときに、上記
    IDを読み取った情報読取アンテナの所在地を、該顧客
    の来店情報もしくは店内移動情報として担当外商部員ま
    たは販売員側へ配信することを特徴とする請求項1に記
    載の顧客来店状況把握システム。
  4. 【請求項4】 上記情報配信手段から上記担当外商部員
    側への配信は、インターネットとその担当外商部員の所
    持する携帯電話、PDAその他の携帯端末とを介して行
    われることを特徴とする請求項1に記載の顧客来店状況
    把握システム。
  5. 【請求項5】 上記情報配信手段から上記担当外商部員
    側への配信は、その担当外商部員の待機場所に設置した
    固定端末を介して行われることを特徴とする請求項1に
    記載の顧客来店状況把握システム。
  6. 【請求項6】 上記情報配信手段から上記販売員側への
    配信は、その販売員の待機場所に設置した固定端末を介
    して行われることを特徴とする請求項1に記載の顧客来
    店状況把握システム。
  7. 【請求項7】 上記顧客データベースは、顧客の詳細情
    報として、顧客の氏名、性別、生年月日、住所、顔写真
    データ、来店履歴、購入履歴、家族構成、または収入レ
    ベルその他の商取引上有用な情報を蓄積してなることを
    特徴とする請求項1に記載の顧客来店状況把握システ
    ム。
JP2001383610A 2001-12-17 2001-12-17 顧客来店状況把握システム Pending JP2003187060A (ja)

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JP2001383610A JP2003187060A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 顧客来店状況把握システム

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