JPWO2003083744A1 - 接客支援のためのシステム、方法、装置、プログラム及び携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
顧客が携行可能であって、顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体(40)と、顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部(14)と、媒体(40)に記録される顧客特定情報を読み取り可能な顧客特定情報読取部(20a)と、顧客特定情報読取部(20a)によって読み取られた顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部(14)から取得する顧客情報取得部(11)と、この顧客情報取得部(11)が取得した顧客情報を表示する表示部(50)と、この顧客情報取得部(11)が取得した顧客情報を表示部(50)に対して表示させるべく制御を行なう表示制御部(13)とをそなえて構成することにより、接客員による顧客に対する接客を支援し、顧客の満足度を向上させることができる。
Description
技術分野
本発明は、例えば店舗等の接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援するために用いて好適な、接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置に関する。
背景技術
従来、例えば店舗等に来店した顧客に対して販売員が行なう接客手法としては、一般に、販売員が店内(もしくは売場内)を監視し、顧客が来店したことを認識すると、接客可能な販売員がその顧客に対して接客を行なっている。
また、従来における、顧客に関する情報の管理手法としては、例えば購入記録を顧客カード等に記録することが行なわれている。従って、来店した顧客に対して接客を行なう際には、販売員は、その顧客に関する情報(購入履歴等)を予め取得することなく接客を行ない、あくまでも個々の販売員の記憶(接客経験)に基づいて接客を行なっている。そして、必要に応じて、精算時等にその顧客カードを使用してその顧客の購買履歴を確認するのである。
しかしながら、このような従来の接客手法においては、販売員が顧客に対して接客を行なう前にその顧客の情報(例えば購入履歴等)を得ることができないので、接客時に顧客の購入履歴等を正確に把握することが困難である。これにより、例えば、複数の販売員がいる店舗等であって、接客を行なう販売員が、顧客が来店する度に異なるような場合には、顧客が何回もその店舗に足を運んでいるにもかかわらず、繰り返し同じ商品を奨められたり、好みではない商品を何度も奨められたりして不愉快な思いをする場合があり、煩雑であるとともに顧客満足度を向上させることができないという課題がある。
また、従来においては、販売員が仕事の合間に店内を監視しているだけなので、顧客が来店したことに販売員が気づかずに、顧客を長時間放置してしまうことにより顧客に不満を与えたり、又、これにより販売機会を逸したりするおそれもある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、接客員が顧客に対して接客を行なうに先だって、その顧客に関する顧客情報をその接客員に通知する工夫を施すことにより、接客員による顧客に対する接客を支援し、顧客の満足度を向上させることが可能な、接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の接客支援システムは、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援システムであって、顧客が携行可能であって、顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体と、顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部と、媒体に記録される顧客特定情報を読み取り可能な顧客特定情報読取部と、この顧客特定情報読取部によって読み取られた顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示する表示部と、顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に対して表示させるべく制御を行なう表示制御部とをそなえることを特徴としている。
なお、顧客特定情報読取部が、接客エリアの入口付近にそなえられ、接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、顧客特定情報読取部が顧客特定情報を読み取ると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部をそなえてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、顧客特定情報読取部によって読み取られた顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なうとともに、接客員が表示部に表示された一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択部をそなえてもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部をそなえ、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。更に、媒体が顧客情報記録部として機能してもよい。
また、本発明の接客支援方法は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援方法であって、顧客に関する顧客情報を記録する顧客情報記録ステップと、顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体から顧客特定情報を読み取る顧客特定情報読取ステップと、顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた顧客特定情報に基づいて、顧客情報記録ステップにおいて記録された顧客に関する顧客情報を取得する顧客情報取得ステップと、顧客情報取得ステップにおいて取得した顧客情報を表示する表示ステップとをそなえることを特徴としている。
なお、顧客特定情報読取ステップにおいて、接客エリアの入口付近において接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、顧客特定情報読取ステップにおいて顧客特定情報が読み取られると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知ステップをそなえてもよい。
また、表示ステップにおいて、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示し、接客員が表示ステップにおいて表示された一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択ステップをそなえてもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定ステップをそなえ、表示ステップにおいて、優先順位設定において設定した優先順位に従って顧客情報を表示してもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。更に、顧客情報記録ステップにおいて顧客に関する顧客情報を媒体に記録してもよい。
また、本発明の接客支援装置は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援装置であって、顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部と、顧客が携行可能な媒体から読み取られた顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に表示させるように制御する表示制御部とをそなえることを特徴としている。
なお、接客エリアへ顧客が進入すると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部をそなえてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部をそなえ、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。
また、本発明の接客支援プログラムは、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援機能をコンピュータに実行させるための接客支援プログラムであって、顧客が携行可能な媒体から読み取られた顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に表示させるように制御する表示制御部として、コンピュータを機能させることを特徴としている。
なお、接客エリアへ顧客が進入すると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部としてコンピュータを機能させてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部としてコンピュータを機能させるとともに、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を該表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。
また、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上述した接客支援プログラムを記録したものである。
さらに、本発明の携帯端末装置は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する携帯端末装置であって、顧客に関する顧客情報を受信する受信手段と、顧客情報を表示する表示手段と、この受信手段により受信した顧客情報を表示手段に表示させるように制御する表示制御手段をそなえることを特徴としている。なお、受信手段が、顧客が接客エリアへ進入すると、その旨を受信してもよい。
また、表示制御手段が、複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示手段に対して表示させるべく制御を行なってもよく、又、接客員毎に設定された接客を行なうべき優先順位に従って、顧客情報を一覧として表示手段に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、顧客情報が、少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客の顔写真を含んでもよい。
このように、本発明の接客システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置によれば、以下の効果ないし利点がある。
(1)顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体から顧客特定情報を読み取り、この顧客特定情報に基づいて、予め記録された前記顧客に関する顧客情報を取得して表示することにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に、その顧客に関する顧客情報を閲覧することができ、顧客に合った接客を行なうことができるので利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(2)接客エリアの入口付近において接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知することにより、接客エリアに顧客が進入したことを接客員が迅速に知ることができ利便性が高い。
(3)接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、それらの顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示させることにより、接客員が接客エリア内の顧客を容易に把握することができる。
(4)接客員が表示された一覧から接客を行なう顧客を選択してその顧客情報を閲覧することにより、接客員その顧客情報を容易に知ることができ利便性が高い。
(5)複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定し、これらの設定した優先順位に従って、顧客情報を一覧として表示させることにより、接客員が、優先順位の高い顧客を容易に知ることができ、優先順位が高い顧客に対して迅速に接客を行なうことができるので、接客員にとって利便性が高く、又、優先順位が高い顧客の満足度も向上させることができる。
(6)媒体として非接触型ICカードを用いることにより、媒体に記録された情報(顧客特定情報)を容易に読み取ることができ利便性が高い。
(7)顧客情報として、少なくとも顧客の名前および購入履歴を用いることにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に少なくとも顧客の名前および購入履歴を知ることができ、これによっても、顧客に合った接客を行なうことができるので利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(8)顧客情報に顧客の顔写真を含めることにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に顧客の顔を確認することができ、これによっても利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(9)顧客情報を媒体に記録することにより、媒体を顧客情報記録部として使用することができ、システムを簡略化することができるとともにシステムコストや運用コスト等を低減することができる。又、本接客支援システムとは独立して設けられた他のシステムとの間で、これらの顧客情報を共有することもでき、利便性が高い。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての接客支援システムの構成を模式的に示す図、図2は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客カードの構成を模式的に示す図、図3はその携帯端末の構成を模式的に示す概観図、図4は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を説明するためのブロック図である。
本接客支援システム1は、店舗(接客エリア)100における販売員(接客員)70(70a,70b,70c)による顧客41に対する接客を支援するものであって、図1に示すように、管理サーバ(顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15)10,顧客DB14,カードゲート(顧客情報読取部)20,通信ネットワーク30,顧客カード(媒体)40,携帯端末(携帯端末装置,表示部,選択部)50およびPOS端末60をそなえて構成されている。
なお、図1中においては、店舗100内に3人の顧客41がおり、又、3人の販売員70a,70b,70cがいる例を示している。又、以下、販売員を示す符号としては、複数の販売員のうち1人を特定する必要があるときには符号70a,70bもしくは70cを用いるが、任意の販売員を指すときには符号70を用いる。
顧客カード40は、顧客41を特定するための顧客特定情報を記録する非接触型IC(Integrated Circuit)カードであって、顧客41が携行することができるものである。なお、本実施形態においては、顧客特定情報として、顧客41毎に設定された顧客コードが顧客カード40に記録されている。
この顧客カード40は、図2に示すように、樹脂製のカードにICチップ41とコイル状のアンテナ42とを埋設して構成されている。ICチップ41は、チップ化された超小型のマイコンであり、顧客コードを記録するメモリ(図示省略)と、情報を通信用に変調・復調する送・受信回路(図示省略)、および情報の暗号化や計算等の処理を行なうマイクロプロセッサ(図示省略)等から構成されている。
アンテナ42は、コイル状に形成され、後述するカードゲート20a,20bとの間において電波で電力の供給やデータのやりとりを行なうためのものである。このアンテナ42は、「受信アンテナ」として受信した電波によって誘電起電力を発生させることにより、受信した電波を電気エネルギに変換して、前述したICチップ41を駆動するようになっている。
すなわち、このアンテナ42において、外部から与えられた交流磁場によりコイルが励磁され、この励磁エネルギ(誘起電圧)を用いることにより顧客カード40を駆動できるようになっており、更に、受信した電波の情報をICチップ41に渡すようになっている。
また、アンテナ42は、「送信アンテナ」としてICチップ41に記憶されている顧客コードを顧客カード40の外に向け発信するようになっている。即ち、ICチップ41は、顧客情報を記憶するメモリと、顧客情報を外部に無線信号として送信する送受信回路とをそなえているので、顧客カード40が顧客41の財布やポケット,荷物等の内部にしまわれている場合においても、外部から励磁するのみでICチップ41が駆動されて、顧客コードを送信できるようになっている。
カードゲート(顧客情報読取部)20a,20bは、顧客カード40に記録されている顧客コードを読み取るためのものであって、入口101にカードゲート20aがそなえられるとともに、出口102にカードゲート20bがそなえられ、顧客41が店舗100に入店/退店する際には必ずこれらのカードゲート20a,20bを通過するようにしてそれぞれ設置されている。
なお、以下、カードゲートを示す符号としては、複数のカードゲートのうち1つを特定する必要があるときには符号20aもしくは20bを用いるが、任意のカードゲートを指すときには符号20を用いる。
そして、顧客カード40を持った顧客41が店舗100の入口101にそなえられたカードゲート20aを通過すると、カードゲート20aはその顧客41の顧客カード40から顧客コードを読み取るようになっており、同様に、顧客カード40を持った顧客41が店舗100の出口102にそなえられたカードゲート20bを通過すると、カードゲート20bがその顧客41の顧客カード40から顧客コードを読み取るようになっている。
カードゲート20は、顧客カード40への非接触給電および顧客カード40への情報(コマンド等)の送信を行なう送信アンテナ(図示省略)と、顧客カード40から送信された顧客コードを受信する受信アンテナ(図示省略)とをそなえて構成されている。又、カードゲート20は、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に通信可能に接続されており、顧客カード40から受信した顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信するようになっている。
カードゲート20は、送信アンテナから出力する電波によって、顧客カード40のアンテナ42に誘導起電力を発生させて、顧客カード40に設けられているICチップ41を起動し、顧客カード40は、このICチップ41のデータ(顧客コード)を、アンテナ42からカードゲート20へ返送するようになっている。
また、カードゲート20の受信アンテナで受信された信号は、図示しないフィルタや復調器等を介して、本システム1において使用可能な受信データに変更された後、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10へ送信される。なお、必要に応じて、カードゲート20から顧客カード40に所定の情報(入退記録等)を書き込んでもよい。
携帯端末(携帯端末装置)50は、店舗100内において販売員70が携行可能な情報処理装置であって、図3に示すように、タッチパネル51とキーボード52とをそなえて構成されている。又、この携帯端末50は、無線LANインターフェースによって実現される通信部(受信手段)55(図4参照)をそなえ、無線LAN(Local Area Network)基地局31を含む通信ネットワーク30を介して、管理サーバ10と無線で通信可能に接続されている。そして、携帯端末50は、通信部55を用いて、管理サーバ10から送信される来店通知や顧客情報(購入履歴や家族情報等)を受信するようになっている。
また、本実施形態においては、複数の販売員70(本実施形態においては、例えば販売員A(70a),販売員B(70b),販売員C(70c)の3人)が店舗100内において接客を行なうようになっており、これらの販売員70がそれぞれ専用の携帯端末50を携行するようになっている。そして、各販売員70は携帯端末50を用いて、来店通知や顧客情報(購入履歴や家族情報等)を閲覧することができるようになっている。
なお、この携帯端末50は、例えば、MCR(Magnetic Character Reader:磁気記録文字読み取り装置)やスキャナ58(図4参照)を外付けもしくは内蔵することにより、入力部56(図4参照)を介して、磁気記憶方式のカード(顧客41の会員カードや販売員70の識別カード等)に記録されたデータを読み取って、精算等の処理を行なってもよく、又、スキャナ58を外付けもしくは内蔵することにより、商品や顧客41の会員カード等に形成されたバーコードを読み取って、精算等の処理を行なってもよい。なお、この場合においては、本携帯端末50にMCRやスキャナを接続するためのインターフェース等が入力部56として機能するようになっている。
キーボード52は、例えば、10キーやファンクションキーによって構成され、販売員70が種々の入力(もしくは選択)を行なう入力部(入力手段)56(図4参照)として機能するものである。タッチパネル51は、例えば、顧客41の来店通知や顧客41の情報(購入履歴や家族情報)等の、種々の情報を表示させたり、販売員70が触れる(タッチする)ことにより種々の入力(もしくは選択)を行なったりするためのものであり、種々の情報を表示させるための表示部(表示手段)57(図4参照)として機能する他、種々の情報を入力するための入力部(入力手段)56(図4参照)としても機能するようになっている。
なお、本実施形態においては、販売員70は、キーボード52とタッチパネル51とのいずれからも入力(もしくは選択)操作を行なうことができるようになっており、これらのキーボード52やタッチパネル51を用いて種々の入力を行なうことができるようになっている。
携帯端末50は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)53,メモリ54,通信部55,入力部56および表示部57をそなえて構成されている。
携帯端末50は、OS(Operating System)やこのOS上で稼働する種々のアプリケーションをCPU53やメモリ54等を用いて実行することができるようになっている。
例えば、携帯端末50は、商品についての種々の情報(在庫や価格等)を検索・表示したり、発注業務を行なったり、顧客41との間で行なわれる取引についての情報を入力(販売登録等)を行なったりするためのアプリケーションをそれぞれそなえている。なお、この携帯端末50によって入力された取引情報については、管理サーバ10や図示しないPOS(Point Of Sales:販売時点管理)システム等に送信されるようになっている。
また、携帯端末50においては、CPU53が、タッチパネル51(表示部57)に表示させるための種々の制御を行なうためのプログラムを実行することにより、このCPU53が、通信部55によって受信した顧客情報をタッチパネル51に表示させるように制御するため表示制御手段として機能するようになっている。
さらに、携帯端末50は、販売員70が閲覧可能な種々の接客支援画面(図7〜図11等参照;詳細は後述)をタッチパネル51に表示させることができるようになっており、販売員70は、タッチパネル51に表示されたこれらの接客支援画面に対して、タッチパネル51やキーボード52を用いて種々の入力操作を行なうことができるようになっている。なお、本実施形態においては、後述の如く、これらの接客支援画面を管理サーバ10が提供するようになっているが、これに限定されるものではなく、図示しない表示サーバ(ウェブサーバ等)等がこれらの接客支援画面を提供してもよく、又、携帯端末50に予め登録したプログラムがこれらの接客支援画面を表示させてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
顧客DB(Data Base:データベース)14は、顧客41に関する種々の情報(顧客情報)を記録するものであり、顧客情報記憶部として機能するものである。又、この顧客DB14は後述する管理サーバ10によって管理されるようになっている。なお、顧客DB14は、例えば、情報処理装置(コンピュータ;管理サーバ10)に内蔵もしくは外付けされたコンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気記憶装置等)に形成されるようになっている。そして、本実施形態においては、顧客情報として、入店/退店情報,顧客詳細情報および購買履歴情報が記録されるようになっている。
図5(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客DB14に記録されるデータの構成を模式的に示す図であり、図5(a)は入店/退店情報のデータ構成を示す図、図5(b)は顧客詳細情報のデータ構成を示す図、図5(c)は購買履歴情報のデータ構成を示す図である。
入店/退店情報は、顧客41が店舗100に入店した日時と退店した日時とを記録するものであって、図5(a)に示すように、入店日付,入店時刻,顧客コード,顧客氏名,退店日付および退店時刻を相互に対応付けて記録することによって構成されている。なお、入店日付,入店時刻,退店日付および退店時刻には、カードゲート20aやカードゲート20bによって顧客41が有する顧客カード40から顧客コードが読み取られた日付や時刻が入力されるようになっている。
すなわち、カードゲート20aが顧客カード40から顧客コードを読み取ると、管理サーバ10は、新たなレコードを作成して、顧客コードを読み取った日付や時刻を入店日付および入店時刻として記録する。なお、新たにレコードを作成する際には、管理サーバ10は、その読み取った顧客コードに基づいて顧客詳細情報(図5(b)参照)から顧客氏名を取得して入力するようになっている。又、カードゲート20bが顧客カード40から顧客コードを読み取ると、管理サーバ10は、その顧客コードに基づいて顧客DB14を検索して、その顧客コードに対応するレコードに対して、カードゲート20bが顧客コードを読み取った日付や時刻を退店日付および退店時刻として記録する。
顧客詳細情報は、顧客41に関する詳細な情報を記録するものであり、図5(b)に示すように、顧客コード,顧客氏名,生年月日,住所,電話番号,顧客登録日,担当販売員,家族構成(家族構成1,家族構成2,家族構成3,家族構成4,家族構成5)および写真を相互に関連付けて記録することによって構成されている。
なお、図5(b)に示す例においては、顧客コードに対して家族構成1〜5をそれぞれ関連付けており、これらの家族構成1〜5に、その顧客41の家族についての情報(名前や年齢等)をそれぞれ記録するようになっている。
また、これらの顧客詳細情報として記録される情報は、顧客の新規登録時等に予め登録されるようになっている。
購買履歴情報は、顧客41の購買履歴を記録するものであって、顧客41が商品を購入する度に、その取引についての情報をレコードとして記録するものである。この購入履歴情報は、図5(c)に示すように、顧客コード,購入日,取引番号,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員,商品コード,商品金額および商品数量を相互に関連付けて記録することにより構成されている。
また、顧客41が、その店舗100において、同日中に複数の商品を購入する場合には、取引番号に対して、それらの複数の商品についての商品コード,商品金額および商品数量をそれぞれ関連付けて記録するようになっており、取引合計金額や取引合計点数には、それらの複数の商品についての商品金額や商品数量の合計が記録されるようになっている。
図6は本発明の一実施形態としての接客支援システム1における抽出済顧客情報のデータ構成例を示す図である。この抽出済顧客情報は、図5(a)〜(c)に示した顧客情報を特定の顧客41の顧客コードに基づいて抽出して作成された情報であって、顧客情報取得部11によって作成されるものである。
管理サーバ(接客支援装置)10は、店舗100内における販売員70による顧客41に対する接客を支援するものであって、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やOS(Operating System)をそなえた情報処理装置(コンピュータシステム等)によって構成されている。
そして、管理サーバ10のCPUが、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等)に格納された接客支援プログラムを実行することにより、後述する顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15として機能するようになっている。
管理サーバ10は、顧客DB14に記録される種々のデータを管理するほか、携帯端末50から入力される種々の要求やデータに基づいて種々の処理を行なうようになっていて、顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15としての機能をそなえている。
顧客情報取得部11は、カードゲート20aによって読み取られた顧客コードを通信ネットワーク30を介して受信し、この顧客コードに基づいて、その顧客41に関する顧客情報を顧客DB14から取得するものである。すなわち、この顧客情報取得部11は、カードゲート20aによって読み取られた顧客コードについて、顧客DB14に記録されている種々のデータを抽出して、抽出済顧客情報(図6参照)を作成するようになっている。又、顧客情報取得部11は、顧客41が退店した場合、すなわち、カードゲート20bによって顧客コードが読み取られた場合に、この抽出済顧客情報を削除するようになっている。
通知部12は、カードゲート20aが顧客コードを読み取ると、販売員70に対して顧客41が店舗内(接客エリア)に進入した旨を通知するものである。具体的には、通知部12は、各販売員70が携行する携帯端末50のタッチパネル51に、顧客41が店舗100に来店した旨を通知するメッセージ(図8及び図9に示す例においては、「お客様が来店されました・・・」というメッセージ)を表示させるようになっている。
なお、この通知は、例えば管理サーバ10(通知部12)から各携帯端末50に対して電子メールを送信することによって行なってもよく、又、電子メール以外の種々の手法を用いてもよい。
図7〜図11はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における携帯端末50のタッチパネル51の表示画面(接客支援画面)の例を示す図であって、図7はその業務選択画面の表示例を示す図、図8は図7の業務選択画面に来店通知が表示された例を示す図、図9はその顧客一覧画面の表示例を示す図、図10および図11はそれぞれその顧客照会画面の例を示す図である。なお、これらの図7〜図11に示す接客支援画面(51a,51b,51c,51d,51e)は、販売員A(販売員70a)が携行する携帯端末50のタッチパネル51に表示される例について示すものである。又、本実施形態においては、これらの接客支援画面(51a〜51e)は、管理サーバ10(表示制御部13)が各携帯端末50に対して表示させるようになっている。
表示制御部13は、種々の接客支援画面を各携帯端末50のタッチパネル51に表示させるべく制御を行なうものである。この表示制御部13は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合には、図9に示すような顧客一覧画面51cを表示させるようになっており、店舗100内の複数の顧客41について、カードゲート20によって読み取られた顧客コードによって特定される顧客41のそれぞれについて、顧客コード(顧客No.),名前,入店時間および前回販売員を1つの列として表示することにより、一覧として携帯端末50のタッチパネル51に対して表示させるべく制御を行なうようになっている。
すなわち、表示制御部13は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合に、これらの顧客41について、カードゲート20によって読み取られた顧客コードによって特定される顧客41に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧(顧客一覧画面)として携帯端末50(タッチパネル51)に対して表示させるべく制御を行なうのである。
図7に示す業務選択画面(メイン画面)51aにおいては、販売員70が行なう業務を選択することができるようになっており、販売員70は、「発注業務」,「顧客照会業務」および「在庫照会業務」の内からいずれかを選択することができるようになっている。そして、通常、携帯端末50のタッチパネル51には、この業務選択画面51aが表示されるようになっている。
ここで、「発注業務」は商品の発注を行なうためのものであり、「在庫照会業務」は商品の在庫を確認するためのものである。「顧客照会業務」は店舗100内にいる顧客41についての情報を閲覧するためのものであり、販売員70がこの「顧客照会業務」を選択することにより、図9に示す顧客一覧画面が表示されるようになっている。
図8に示す業務選択画面51bにおいては、図7に示した業務選択画面51aの下部に来店通知が表示されている。この図8に示す来店通知は、販売員Aが優先的に接客を行なうべき顧客41が店舗100内に入ってきたことを通知するものであり、図8に示すように、「お客様が来店されました」というメッセージの後に「[販売員A扱い]」というメッセージが表示されるようになっている。
すなわち、本接客支援システム1においては、管理サーバ10は、後述する如く、接客を行なうべき販売員70の優先順位を設定するようになっており、その優先順位が一番高い販売員70に対して行なう来店通知には、「[販売員○○扱い]」というメッセージが付加されるようになっている。なお、この○○の部分にはその販売員の名前等の、その販売員70を特定するための情報が示されるようになっている。
図9に示す顧客一覧画面51cにおいては、店舗100内にいる顧客41の一覧が表示されるようになっており、店舗100内にいる顧客41が後述する優先順位で表示されるようになっている。本実施形態においては、この一覧に表示された複数の顧客41の内、一番上に表示された顧客41にから優先的に接客すべきことを示している。又、本実施形態においては、この顧客一覧画面51cにおいては、各顧客41についての顧客コード(顧客No.),顧客氏名,入店時刻,前回購入日,前回販売員70がそれぞれ表示されるようになっている。そして、販売員70は、この顧客一覧画面51cにより、店舗100内にいる顧客41を容易に知ることができ、又、自分が優先的に接客を行なうべき顧客41についても容易に知ることができる。
また、販売員70は、この顧客一覧画面51cにおいて特定の顧客41を選択すると、その選択した顧客41に関して、図10に示す顧客照会画面51dが表示されるようになっている。
そして、本実施形態においては、顧客一覧画面(接客支援画面)51cを携帯端末50のタッチパネル51に表示させることにより、このタッチパネル51(もしくは携帯端末50)が、顧客情報の一覧から接客を行なう顧客41を選択可能な選択部として機能するようになっている。
図10に示す顧客照会画面51dにおいては、顧客41に関する詳細な情報(顧客情報)が表示されるようになっており、特定の顧客41に関して、前述した顧客DB14に記録された顧客情報が抽出されて表示されるようになっている。本実施形態においては、顧客情報として、顧客No.(顧客コード),顧客氏名,顧客登録(顧客登録日),政変月日,家族,購入履歴および写真(顔写真)が表示されるようになっている。これらの情報は、顧客情報取得部11により顧客コードに基づいて顧客DB14から取得され、表示制御部13により携帯端末50のタッチパネル51に表示されるようになっている。
そして、顧客照会画面(接客支援画面)51dを携帯端末50のタッチパネル51に表示させることによりタッチパネル51(もしくは携帯端末50)が、顧客情報を表示する表示部として機能するようになっている。
また、販売員70が顧客一覧画面51cにおいて、特定の顧客41を選択して顧客照会画面51dを表示させると、表示制御部13(もしくは通知部12)は、その販売員70に対して通知が行なわれたと判断して、通知メッセージをタッチパネル51から消去するようになっている。
図11に示す顧客照会画面51eにおいては、図10に示した顧客照会画面51eの下部に来店通知が表示されている。この図11に示す来店通知は、販売員A以外の販売員70が優先的に接客を行なうべき顧客41が店舗100内に入ってきたことを通知するものであり、図11に示すように、「お客様が来店されました」というメッセージのみが表示されるようになっている。
すなわち、本接客支援システム1においては、管理サーバ10は、後述する如く、接客を行なうべき販売員70の優先順位を設定するようになっており、その優先順位が一番高い販売員70以外の販売員70に対して行なう来店通知には、図11に示すように、「[販売員○○扱い]」というメッセージを含めないようになっている。
また、表示制御部13は、顧客一覧画面51cを表示させる際には、優先順位設定部15によって設定された順番に従って、各接客員70が有する携帯端末50のタッチパネル51にそれぞれ異なる一覧を表示させるようになっている。
図12〜図14はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における携帯端末50のタッチパネル51に表示される顧客一覧画面の例を示す図であり、図12は販売員A(販売員70a)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図、図13は販売員B(販売員70b)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図、図14は販売員C(販売員70c)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図である。
なお、これらの図12〜図14に示す顧客一覧画面は、店舗100における同じ時刻に、接客員A,接客員Bおよび接客員Cがそれぞれ携行する携帯端末50に表示される例を示している。
すなわち、本接客支援システム1においては、優先順位設定部15によって接客員毎に異なる優先順位が設定されるようになっており、これにより、各接客員の携帯端末50に表示される顧客一覧画面もそれぞれ異なっているのである。
優先順位設定部15は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合に、これらの顧客41に対して、接客を行なうべき優先順位を販売員70毎に設定するものである。例えば、優先順位設定部15は、顧客一覧画面51c(図9参照)において販売員70が選択しておらず、顧客照会画面51d(図10参照)が表示されていない顧客(以下、未読の顧客という場合もある)については、その優先順位を最も高く設定するようになっている。
また、顧客一覧画面51c(図9参照)において販売員70が選択して顧客照会画面51d(図10参照)を表示させた顧客(以下、既読の顧客という場合もある)に対しては、例えば、前回購入日が近い顧客,売上合計が高い顧客,入店時刻が近い顧客の順番で優先順位を設定するようになっている。
なお、かかる優先順位設定部15による優先順位の設定手法は、上述した手法に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
POS端末60は、顧客41が店舗100内において購入する商品についての精算を行なうための情報処理装置であって、図示しないPOSシステムの端末として構成されている。又、このPOS端末60は通信ネットワーク30を介して、管理サーバ10やPOSシステム等と通信可能に接続されており、顧客41が店舗100内において買い物をして精算した取引についての情報(顧客コード,購入日,取引番号,商品コード,商品金額,商品数量,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員等)を、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10やPOSシステム等に送信するようになっている。
通信ネットワーク30は、管理サーバ10,携帯端末50,POS端末60およびPOSシステム(図示省略)を互いに通信可能に接続するものであり、例えば、TCP/IP等のプロトコルに基づいて種々のデータ等を送受信するようになっている。又、この通信ネットワーク30はアクセスポイント31をそなえている。このアクセスポイント31は、携帯端末50を通信ネットワーク30に無線で通信可能に接続するための無線LAN用アクセスポイント(無線LAN基地局)であって、例えば、無線アンテナとデータ通信機能とをそなえて構成されている。
そして、携帯端末50にそなえられた無線インターフェース(通信部55)とアクセスポイント31とが電磁波(電波)等によってデータの送受信を行なうことにより、各携帯端末50が通信ネットワーク30に通信可能に接続されるようになっている。なお、本実施形態においては、通信ネットワーク30に対して携帯端末50を無線LANシステムを用いて接続しているので、各携帯端末50を通信ネットワーク30に有線ケーブルで接続する必要がなく、携帯端末50を通信ネットワーク30に通信可能な状態で、販売員70がその携帯端末50を店舗100内において自由に持ち運ぶことができるのである。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客41の来店時の処理を、図15に示すフローチャート(ステップA10〜A50)に従って説明する。
顧客カード40を持った顧客41が店舗100に来店し、店舗100の入口101付近に設けられたカードゲート20aがその顧客カード40に登録された顧客コードを受信すると(ステップA10;顧客情報読取ステップ)、カードゲート20aは読み取った顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信する。なお、顧客カード40を持っていない顧客41がカードゲート20aを通過した場合には、カードゲート20はその顧客41の顧客コードを読み取ることができない。
顧客コードを受信した管理サーバ10(顧客情報取得部11)は、顧客DB14からその顧客コードに対応する顧客詳細情報(顧客データ)が存在するか否かを判断し(ステップA20)、顧客詳細情報が存在しない場合には(ステップA20のNOルート参照)、そのまま処理を終了する。
一方、顧客DB14に、その顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在する場合には(ステップA20のYESルート参照)、管理サーバ10は、顧客DBにおける入店/退店情報のレコードを新たに作成し、そのレコード中について、入店日付,入店時刻,顧客コードおよび顧客氏名を入力する(ステップA30)。
また、顧客情報取得部11は、顧客DB14の購買履歴情報から、その顧客41に関する情報を抽出して抽出済顧客情報(図6参照)を作成し(ステップA40;顧客情報取得ステップ)、通知部12がその担当販売員70の携帯端末50に対して、顧客41が来店した旨の通知を行なう(ステップA50;通知ステップ)。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1において販売員70が顧客41に関する情報を閲覧する手法を、図16に示すフローチャート(ステップB10〜B50)に従って説明する。
携帯端末50を携行する販売員70が、通知部(管理サーバ10)から顧客41が来店した旨の通知(図8参照)を受信すると、販売員70は、携帯端末50のタッチパネル51において、業務選択画面51b(51a)を表示させて顧客照会業務を選択する。これにより、タッチパネル51には顧客一覧画面51c(図9参照)が表示され(ステップB10;優先順位設定ステップ,表示ステップ)、販売員70はこの顧客41の一覧の中から特定の顧客41を選択する(ステップB20;選択ステップ)。
管理サーバ10は、選択された顧客41についての抽出済顧客情報が存在するか否かを判断し(ステップB30)、抽出済顧客情報が存在する場合には(ステップB30のYESルート参照)、その販売員70の携帯端末50にその顧客41に関する情報を顧客照会画面51d(図10参照)として送信して(ステップB40)、処理を終了する。又、抽出済顧客情報が存在しない場合には(ステップB30のNOルート参照)、その顧客41が既に退店した旨を示すメッセージを、その販売員70の携帯端末50に送信して(ステップB50)、処理を終了する。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1におけるPOS端末60において精算処理を行なう場合の処理を、図17に示すフローチャート(ステップC10〜C40)に従って説明する。
POS端末60において顧客41が買い物の精算を行なうと、その精算に関する情報(顧客コード,購入日,取引番号,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員,商品コード,商品金額,商品数量等)が、POS端末60から通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信され、管理サーバ10はそれらの情報(売上データ)を受信する(ステップC10)。管理サーバ10は、その受信した情報から顧客コードを取得し、顧客DB14内に、その顧客コードに対応する購買履歴情報がレコードとして存在するか否かを判断する(ステップC20)。
その顧客コードに対応する購買履歴情報が顧客DB14内に存在する場合には(ステップC20のYESルート参照)、管理サーバ10は、その購買履歴情報をPOS端末60から受信した精算に関する情報に基づいて更新して(ステップC40;顧客情報記録ステップ)、処理を終了する。又、その顧客コードに対応する購買履歴情報が顧客DB14内に存在しない場合には(ステップC20のNOルート参照)、管理サーバ10は、その顧客41に関する購入履歴情報のレコードを新たに作成して(ステップC30)、ステップC40に移行する。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客41の退店時の処理を、図18に示すフローチャート(ステップD10〜D40)に従って説明する。
顧客カード40を持った顧客41が店舗100から退店し、店舗100の出口102付近に設けられたカードゲート20bがその顧客カード40に登録された顧客コードを受信すると(ステップD10)、カードゲート20bは読み取った顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信する。なお、顧客カード40を持っていない顧客41がカードゲート20bを通過した場合には、カードゲート20はその顧客41の顧客コードを読み取ることができない。
顧客コードを受信した管理サーバ10(顧客情報取得部11)は、顧客DB14においてその顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在するか否かを判断し(ステップD20)、顧客詳細情報情報が存在しない場合には(ステップD20のNOルート参照)、そのまま処理を終了する。
一方、顧客DB14に、その顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在する場合には(ステップD20のYESルート参照)、管理サーバ10は、顧客DBにおける入店/退店情報のレコードに退店日付および退店時刻を入力する(ステップD30)。
また、顧客情報取得部11は、その顧客コードに対応する抽出済顧客情報をクリアして(ステップD40)、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としての接客支援システム1によれば、顧客カードを有する顧客41が店舗100に来店すると、カードゲート20がその顧客カードに記録された顧客コードを読み取って管理サーバ10に通知し、この管理サーバ10(通知部12)が、接客員にその旨を通知するようになっているので、店舗100に顧客41が来店したことを接客員が迅速に知ることができ利便性が高く、又、顧客41にとっても、販売員70による接客を迅速に受けることができ満足度が向上する。
また、通知部12が接客員に対して顧客41が来店した旨を通知する際に、通知部12が、各販売員70がそれぞれ携行する携帯端末50のタッチパネル51にメッセージを表示させることにより、販売員70は顧客41が来店したことを迅速且つ確実に知ることができる。
さらに、通知部12が接客員に対して顧客41が来店した旨を通知する際に、タッチパネル51に、店舗100内にいる顧客41の一覧を顧客一覧画面51cとして表示させるので、販売員70は店内の顧客41の状態を容易に把握することができ利便性が高い。
また、この顧客一覧画面51cの表示に際して、予め設定された優先順位に従って一覧を表示させることにより、店舗100側にとって優先順位が高い顧客41には特に迅速に接客が行なわれるようになり利便性が高い。
さらに、販売員70が、顧客一覧画面51cにおいて特定の顧客41を選択することにより、その客に関する顧客情報を顧客照会画面51dとして閲覧することができるので、販売員70は、接客を行なう前に、その顧客情報(例えば、その顧客の購入履歴や家族構成等)を知ることができ、その顧客41に合った最適な接客を行なうことができる。又、担当の販売員70が不在の場合でも、代理の販売員70が予め顧客情報を見て接客を行なうことにより、担当販売員70と同等の接客を行なうことができ顧客満足度を向上させることができる。
またさらに、複数の顧客41に対して、販売員70毎に接客を行なうべき優先順位を設定し、これらの設定した優先順位に従って、顧客情報を表示させることにより、販売員70が、優先順位の高い顧客41を容易に知ることができ、優先順位が高い顧客41に対して迅速に接客を行なうことができる。これにより、販売員70にとって利便性が高く、又、優先順位が高い顧客41の満足度も向上させることができる。
また、顧客カード40として非接触型ICカードを用いることにより、カードゲート20a,20bを用いて、顧客41に意識させることなく顧客コードを取得することができ、利便性が高い。
さらに、顧客情報として少なくとも顧客41の名前を記録することにより、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の名前を知ることができるので利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。同様に、顧客情報として少なくとも顧客41の購入履歴を記録することにより、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の購入履歴を知ることができるので、既に顧客41が有している商品等を顧客41に勧めたりすることがなく、又、関連する商品等を効率的に販売等を行なうことができ、販売員70にとって利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。
また、顧客情報として顧客41の顔写真を記録することによっても、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の名前を知ることができるので利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、顧客DB14に記録するデータの種類およびそのデータ構成については、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、通知部12によって顧客41が来店した旨の通知が行なわれた際に、販売員70が、タッチパネル51に表示された顧客41の一覧(顧客一覧画面51c)の中から、自分が接客を行なう顧客41を選択・入力して、他の販売員70に知らせることができるようにしてもよく、これにより、他の販売員70との間でどの顧客41に対して接客を行なうかを分担することができ利便性が高い。又、顧客41側にとっても、接客を受けることができずに放置されることがなくなり満足度が向上する。
さらに、上述した実施形態においては、顧客カード40に顧客コードのみを記録しているが、それに限定されるものではなく、例えば、顧客情報(顧客41の顔写真や購入履歴,家族構成等)を顧客カード40に記録してもよい。すなわち、この顧客カード40を顧客情報記憶部として用いてもよい。
これにより、顧客DB14にこれらの情報を記録する必要がなく、システムを簡略化することができるとともにシステムコストや運用コスト等を低減することができる。又、本接客支援システム1とは独立して設けられた他のシステムとの間で、これらの顧客情報を共有することもでき、利便性が高い。
なお、このような顧客情報の共有を行なう場合には、一部の顧客情報(例えば購入履歴等)に対して、アクセス権限等のセキュリティを設定してもよく、これにより、他店等には開示したくない情報を保護することができ、より利便性が高い。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、例えば店舗等の接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客の支援に適しており、その有用性は極めて高いものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施形態としての接客支援システムの構成を模式的に示す図である。
図2は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客カードの構成を模式的に示す図である。
図3は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を模式的に示す概観図である。
図4は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を説明するためのブロック図である。
図5(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客DBに記録されるデータの構成を模式的に示す図である。
図6は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける抽出済顧客情報のデータ構成例を示す図である。
図7〜図11は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末のタッチパネルの表示画面(接客支援画面)の例を示す図である。
図12〜図14は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末のタッチパネルに表示される顧客一覧画面の例を示す図である。
図15は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客の来店時の処理を説明するためのフローチャートである。
図16は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおいて販売員が顧客に関する情報を閲覧する手法を説明するためのフローチャートである。
図17は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおけるPOS端末において精算処理を行なう場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図18は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客の退店時の処理を説明するためのフローチャートである。
本発明は、例えば店舗等の接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援するために用いて好適な、接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置に関する。
背景技術
従来、例えば店舗等に来店した顧客に対して販売員が行なう接客手法としては、一般に、販売員が店内(もしくは売場内)を監視し、顧客が来店したことを認識すると、接客可能な販売員がその顧客に対して接客を行なっている。
また、従来における、顧客に関する情報の管理手法としては、例えば購入記録を顧客カード等に記録することが行なわれている。従って、来店した顧客に対して接客を行なう際には、販売員は、その顧客に関する情報(購入履歴等)を予め取得することなく接客を行ない、あくまでも個々の販売員の記憶(接客経験)に基づいて接客を行なっている。そして、必要に応じて、精算時等にその顧客カードを使用してその顧客の購買履歴を確認するのである。
しかしながら、このような従来の接客手法においては、販売員が顧客に対して接客を行なう前にその顧客の情報(例えば購入履歴等)を得ることができないので、接客時に顧客の購入履歴等を正確に把握することが困難である。これにより、例えば、複数の販売員がいる店舗等であって、接客を行なう販売員が、顧客が来店する度に異なるような場合には、顧客が何回もその店舗に足を運んでいるにもかかわらず、繰り返し同じ商品を奨められたり、好みではない商品を何度も奨められたりして不愉快な思いをする場合があり、煩雑であるとともに顧客満足度を向上させることができないという課題がある。
また、従来においては、販売員が仕事の合間に店内を監視しているだけなので、顧客が来店したことに販売員が気づかずに、顧客を長時間放置してしまうことにより顧客に不満を与えたり、又、これにより販売機会を逸したりするおそれもある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、接客員が顧客に対して接客を行なうに先だって、その顧客に関する顧客情報をその接客員に通知する工夫を施すことにより、接客員による顧客に対する接客を支援し、顧客の満足度を向上させることが可能な、接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の接客支援システムは、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援システムであって、顧客が携行可能であって、顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体と、顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部と、媒体に記録される顧客特定情報を読み取り可能な顧客特定情報読取部と、この顧客特定情報読取部によって読み取られた顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示する表示部と、顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に対して表示させるべく制御を行なう表示制御部とをそなえることを特徴としている。
なお、顧客特定情報読取部が、接客エリアの入口付近にそなえられ、接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、顧客特定情報読取部が顧客特定情報を読み取ると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部をそなえてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、顧客特定情報読取部によって読み取られた顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なうとともに、接客員が表示部に表示された一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択部をそなえてもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部をそなえ、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。更に、媒体が顧客情報記録部として機能してもよい。
また、本発明の接客支援方法は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援方法であって、顧客に関する顧客情報を記録する顧客情報記録ステップと、顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体から顧客特定情報を読み取る顧客特定情報読取ステップと、顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた顧客特定情報に基づいて、顧客情報記録ステップにおいて記録された顧客に関する顧客情報を取得する顧客情報取得ステップと、顧客情報取得ステップにおいて取得した顧客情報を表示する表示ステップとをそなえることを特徴としている。
なお、顧客特定情報読取ステップにおいて、接客エリアの入口付近において接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、顧客特定情報読取ステップにおいて顧客特定情報が読み取られると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知ステップをそなえてもよい。
また、表示ステップにおいて、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示し、接客員が表示ステップにおいて表示された一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択ステップをそなえてもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定ステップをそなえ、表示ステップにおいて、優先順位設定において設定した優先順位に従って顧客情報を表示してもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。更に、顧客情報記録ステップにおいて顧客に関する顧客情報を媒体に記録してもよい。
また、本発明の接客支援装置は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援装置であって、顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部と、顧客が携行可能な媒体から読み取られた顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に表示させるように制御する表示制御部とをそなえることを特徴としている。
なお、接客エリアへ顧客が進入すると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部をそなえてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部をそなえ、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。
また、本発明の接客支援プログラムは、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援機能をコンピュータに実行させるための接客支援プログラムであって、顧客が携行可能な媒体から読み取られた顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部から取得する顧客情報取得部と、この顧客情報取得部が取得した顧客情報を表示部に表示させるように制御する表示制御部として、コンピュータを機能させることを特徴としている。
なお、接客エリアへ顧客が進入すると、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知する通知部としてコンピュータを機能させてもよい。
また、表示制御部が、接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示部に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部としてコンピュータを機能させるとともに、表示制御部が、優先順位設定部が設定した優先順位に従って、顧客情報を該表示部に表示させてもよい。
なお、媒体が非接触型ICカードであってもよい。又、顧客情報が少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客情報が顧客の顔写真を含んでもよい。
また、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上述した接客支援プログラムを記録したものである。
さらに、本発明の携帯端末装置は、接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客を支援する携帯端末装置であって、顧客に関する顧客情報を受信する受信手段と、顧客情報を表示する表示手段と、この受信手段により受信した顧客情報を表示手段に表示させるように制御する表示制御手段をそなえることを特徴としている。なお、受信手段が、顧客が接客エリアへ進入すると、その旨を受信してもよい。
また、表示制御手段が、複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示手段に対して表示させるべく制御を行なってもよく、又、接客員毎に設定された接客を行なうべき優先順位に従って、顧客情報を一覧として表示手段に対して表示させるべく制御を行なってもよい。
さらに、顧客情報が、少なくとも顧客の名前および購入履歴であってもよく、又、顧客の顔写真を含んでもよい。
このように、本発明の接客システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび携帯端末装置によれば、以下の効果ないし利点がある。
(1)顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体から顧客特定情報を読み取り、この顧客特定情報に基づいて、予め記録された前記顧客に関する顧客情報を取得して表示することにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に、その顧客に関する顧客情報を閲覧することができ、顧客に合った接客を行なうことができるので利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(2)接客エリアの入口付近において接客エリアへ進入する顧客が携行する媒体に記録された顧客特定情報を読み取るとともに、接客員に対して顧客が接客エリアに進入した旨を通知することにより、接客エリアに顧客が進入したことを接客員が迅速に知ることができ利便性が高い。
(3)接客エリア内に複数の顧客がいる場合に、接客エリア内の複数の顧客について、それらの顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として表示させることにより、接客員が接客エリア内の顧客を容易に把握することができる。
(4)接客員が表示された一覧から接客を行なう顧客を選択してその顧客情報を閲覧することにより、接客員その顧客情報を容易に知ることができ利便性が高い。
(5)複数の顧客に対して、接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定し、これらの設定した優先順位に従って、顧客情報を一覧として表示させることにより、接客員が、優先順位の高い顧客を容易に知ることができ、優先順位が高い顧客に対して迅速に接客を行なうことができるので、接客員にとって利便性が高く、又、優先順位が高い顧客の満足度も向上させることができる。
(6)媒体として非接触型ICカードを用いることにより、媒体に記録された情報(顧客特定情報)を容易に読み取ることができ利便性が高い。
(7)顧客情報として、少なくとも顧客の名前および購入履歴を用いることにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に少なくとも顧客の名前および購入履歴を知ることができ、これによっても、顧客に合った接客を行なうことができるので利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(8)顧客情報に顧客の顔写真を含めることにより、接客員が顧客に対して接客を行なう前に顧客の顔を確認することができ、これによっても利便性が高く、又、顧客の満足度を向上させることができる。
(9)顧客情報を媒体に記録することにより、媒体を顧客情報記録部として使用することができ、システムを簡略化することができるとともにシステムコストや運用コスト等を低減することができる。又、本接客支援システムとは独立して設けられた他のシステムとの間で、これらの顧客情報を共有することもでき、利便性が高い。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としての接客支援システムの構成を模式的に示す図、図2は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客カードの構成を模式的に示す図、図3はその携帯端末の構成を模式的に示す概観図、図4は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を説明するためのブロック図である。
本接客支援システム1は、店舗(接客エリア)100における販売員(接客員)70(70a,70b,70c)による顧客41に対する接客を支援するものであって、図1に示すように、管理サーバ(顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15)10,顧客DB14,カードゲート(顧客情報読取部)20,通信ネットワーク30,顧客カード(媒体)40,携帯端末(携帯端末装置,表示部,選択部)50およびPOS端末60をそなえて構成されている。
なお、図1中においては、店舗100内に3人の顧客41がおり、又、3人の販売員70a,70b,70cがいる例を示している。又、以下、販売員を示す符号としては、複数の販売員のうち1人を特定する必要があるときには符号70a,70bもしくは70cを用いるが、任意の販売員を指すときには符号70を用いる。
顧客カード40は、顧客41を特定するための顧客特定情報を記録する非接触型IC(Integrated Circuit)カードであって、顧客41が携行することができるものである。なお、本実施形態においては、顧客特定情報として、顧客41毎に設定された顧客コードが顧客カード40に記録されている。
この顧客カード40は、図2に示すように、樹脂製のカードにICチップ41とコイル状のアンテナ42とを埋設して構成されている。ICチップ41は、チップ化された超小型のマイコンであり、顧客コードを記録するメモリ(図示省略)と、情報を通信用に変調・復調する送・受信回路(図示省略)、および情報の暗号化や計算等の処理を行なうマイクロプロセッサ(図示省略)等から構成されている。
アンテナ42は、コイル状に形成され、後述するカードゲート20a,20bとの間において電波で電力の供給やデータのやりとりを行なうためのものである。このアンテナ42は、「受信アンテナ」として受信した電波によって誘電起電力を発生させることにより、受信した電波を電気エネルギに変換して、前述したICチップ41を駆動するようになっている。
すなわち、このアンテナ42において、外部から与えられた交流磁場によりコイルが励磁され、この励磁エネルギ(誘起電圧)を用いることにより顧客カード40を駆動できるようになっており、更に、受信した電波の情報をICチップ41に渡すようになっている。
また、アンテナ42は、「送信アンテナ」としてICチップ41に記憶されている顧客コードを顧客カード40の外に向け発信するようになっている。即ち、ICチップ41は、顧客情報を記憶するメモリと、顧客情報を外部に無線信号として送信する送受信回路とをそなえているので、顧客カード40が顧客41の財布やポケット,荷物等の内部にしまわれている場合においても、外部から励磁するのみでICチップ41が駆動されて、顧客コードを送信できるようになっている。
カードゲート(顧客情報読取部)20a,20bは、顧客カード40に記録されている顧客コードを読み取るためのものであって、入口101にカードゲート20aがそなえられるとともに、出口102にカードゲート20bがそなえられ、顧客41が店舗100に入店/退店する際には必ずこれらのカードゲート20a,20bを通過するようにしてそれぞれ設置されている。
なお、以下、カードゲートを示す符号としては、複数のカードゲートのうち1つを特定する必要があるときには符号20aもしくは20bを用いるが、任意のカードゲートを指すときには符号20を用いる。
そして、顧客カード40を持った顧客41が店舗100の入口101にそなえられたカードゲート20aを通過すると、カードゲート20aはその顧客41の顧客カード40から顧客コードを読み取るようになっており、同様に、顧客カード40を持った顧客41が店舗100の出口102にそなえられたカードゲート20bを通過すると、カードゲート20bがその顧客41の顧客カード40から顧客コードを読み取るようになっている。
カードゲート20は、顧客カード40への非接触給電および顧客カード40への情報(コマンド等)の送信を行なう送信アンテナ(図示省略)と、顧客カード40から送信された顧客コードを受信する受信アンテナ(図示省略)とをそなえて構成されている。又、カードゲート20は、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に通信可能に接続されており、顧客カード40から受信した顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信するようになっている。
カードゲート20は、送信アンテナから出力する電波によって、顧客カード40のアンテナ42に誘導起電力を発生させて、顧客カード40に設けられているICチップ41を起動し、顧客カード40は、このICチップ41のデータ(顧客コード)を、アンテナ42からカードゲート20へ返送するようになっている。
また、カードゲート20の受信アンテナで受信された信号は、図示しないフィルタや復調器等を介して、本システム1において使用可能な受信データに変更された後、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10へ送信される。なお、必要に応じて、カードゲート20から顧客カード40に所定の情報(入退記録等)を書き込んでもよい。
携帯端末(携帯端末装置)50は、店舗100内において販売員70が携行可能な情報処理装置であって、図3に示すように、タッチパネル51とキーボード52とをそなえて構成されている。又、この携帯端末50は、無線LANインターフェースによって実現される通信部(受信手段)55(図4参照)をそなえ、無線LAN(Local Area Network)基地局31を含む通信ネットワーク30を介して、管理サーバ10と無線で通信可能に接続されている。そして、携帯端末50は、通信部55を用いて、管理サーバ10から送信される来店通知や顧客情報(購入履歴や家族情報等)を受信するようになっている。
また、本実施形態においては、複数の販売員70(本実施形態においては、例えば販売員A(70a),販売員B(70b),販売員C(70c)の3人)が店舗100内において接客を行なうようになっており、これらの販売員70がそれぞれ専用の携帯端末50を携行するようになっている。そして、各販売員70は携帯端末50を用いて、来店通知や顧客情報(購入履歴や家族情報等)を閲覧することができるようになっている。
なお、この携帯端末50は、例えば、MCR(Magnetic Character Reader:磁気記録文字読み取り装置)やスキャナ58(図4参照)を外付けもしくは内蔵することにより、入力部56(図4参照)を介して、磁気記憶方式のカード(顧客41の会員カードや販売員70の識別カード等)に記録されたデータを読み取って、精算等の処理を行なってもよく、又、スキャナ58を外付けもしくは内蔵することにより、商品や顧客41の会員カード等に形成されたバーコードを読み取って、精算等の処理を行なってもよい。なお、この場合においては、本携帯端末50にMCRやスキャナを接続するためのインターフェース等が入力部56として機能するようになっている。
キーボード52は、例えば、10キーやファンクションキーによって構成され、販売員70が種々の入力(もしくは選択)を行なう入力部(入力手段)56(図4参照)として機能するものである。タッチパネル51は、例えば、顧客41の来店通知や顧客41の情報(購入履歴や家族情報)等の、種々の情報を表示させたり、販売員70が触れる(タッチする)ことにより種々の入力(もしくは選択)を行なったりするためのものであり、種々の情報を表示させるための表示部(表示手段)57(図4参照)として機能する他、種々の情報を入力するための入力部(入力手段)56(図4参照)としても機能するようになっている。
なお、本実施形態においては、販売員70は、キーボード52とタッチパネル51とのいずれからも入力(もしくは選択)操作を行なうことができるようになっており、これらのキーボード52やタッチパネル51を用いて種々の入力を行なうことができるようになっている。
携帯端末50は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)53,メモリ54,通信部55,入力部56および表示部57をそなえて構成されている。
携帯端末50は、OS(Operating System)やこのOS上で稼働する種々のアプリケーションをCPU53やメモリ54等を用いて実行することができるようになっている。
例えば、携帯端末50は、商品についての種々の情報(在庫や価格等)を検索・表示したり、発注業務を行なったり、顧客41との間で行なわれる取引についての情報を入力(販売登録等)を行なったりするためのアプリケーションをそれぞれそなえている。なお、この携帯端末50によって入力された取引情報については、管理サーバ10や図示しないPOS(Point Of Sales:販売時点管理)システム等に送信されるようになっている。
また、携帯端末50においては、CPU53が、タッチパネル51(表示部57)に表示させるための種々の制御を行なうためのプログラムを実行することにより、このCPU53が、通信部55によって受信した顧客情報をタッチパネル51に表示させるように制御するため表示制御手段として機能するようになっている。
さらに、携帯端末50は、販売員70が閲覧可能な種々の接客支援画面(図7〜図11等参照;詳細は後述)をタッチパネル51に表示させることができるようになっており、販売員70は、タッチパネル51に表示されたこれらの接客支援画面に対して、タッチパネル51やキーボード52を用いて種々の入力操作を行なうことができるようになっている。なお、本実施形態においては、後述の如く、これらの接客支援画面を管理サーバ10が提供するようになっているが、これに限定されるものではなく、図示しない表示サーバ(ウェブサーバ等)等がこれらの接客支援画面を提供してもよく、又、携帯端末50に予め登録したプログラムがこれらの接客支援画面を表示させてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
顧客DB(Data Base:データベース)14は、顧客41に関する種々の情報(顧客情報)を記録するものであり、顧客情報記憶部として機能するものである。又、この顧客DB14は後述する管理サーバ10によって管理されるようになっている。なお、顧客DB14は、例えば、情報処理装置(コンピュータ;管理サーバ10)に内蔵もしくは外付けされたコンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気記憶装置等)に形成されるようになっている。そして、本実施形態においては、顧客情報として、入店/退店情報,顧客詳細情報および購買履歴情報が記録されるようになっている。
図5(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客DB14に記録されるデータの構成を模式的に示す図であり、図5(a)は入店/退店情報のデータ構成を示す図、図5(b)は顧客詳細情報のデータ構成を示す図、図5(c)は購買履歴情報のデータ構成を示す図である。
入店/退店情報は、顧客41が店舗100に入店した日時と退店した日時とを記録するものであって、図5(a)に示すように、入店日付,入店時刻,顧客コード,顧客氏名,退店日付および退店時刻を相互に対応付けて記録することによって構成されている。なお、入店日付,入店時刻,退店日付および退店時刻には、カードゲート20aやカードゲート20bによって顧客41が有する顧客カード40から顧客コードが読み取られた日付や時刻が入力されるようになっている。
すなわち、カードゲート20aが顧客カード40から顧客コードを読み取ると、管理サーバ10は、新たなレコードを作成して、顧客コードを読み取った日付や時刻を入店日付および入店時刻として記録する。なお、新たにレコードを作成する際には、管理サーバ10は、その読み取った顧客コードに基づいて顧客詳細情報(図5(b)参照)から顧客氏名を取得して入力するようになっている。又、カードゲート20bが顧客カード40から顧客コードを読み取ると、管理サーバ10は、その顧客コードに基づいて顧客DB14を検索して、その顧客コードに対応するレコードに対して、カードゲート20bが顧客コードを読み取った日付や時刻を退店日付および退店時刻として記録する。
顧客詳細情報は、顧客41に関する詳細な情報を記録するものであり、図5(b)に示すように、顧客コード,顧客氏名,生年月日,住所,電話番号,顧客登録日,担当販売員,家族構成(家族構成1,家族構成2,家族構成3,家族構成4,家族構成5)および写真を相互に関連付けて記録することによって構成されている。
なお、図5(b)に示す例においては、顧客コードに対して家族構成1〜5をそれぞれ関連付けており、これらの家族構成1〜5に、その顧客41の家族についての情報(名前や年齢等)をそれぞれ記録するようになっている。
また、これらの顧客詳細情報として記録される情報は、顧客の新規登録時等に予め登録されるようになっている。
購買履歴情報は、顧客41の購買履歴を記録するものであって、顧客41が商品を購入する度に、その取引についての情報をレコードとして記録するものである。この購入履歴情報は、図5(c)に示すように、顧客コード,購入日,取引番号,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員,商品コード,商品金額および商品数量を相互に関連付けて記録することにより構成されている。
また、顧客41が、その店舗100において、同日中に複数の商品を購入する場合には、取引番号に対して、それらの複数の商品についての商品コード,商品金額および商品数量をそれぞれ関連付けて記録するようになっており、取引合計金額や取引合計点数には、それらの複数の商品についての商品金額や商品数量の合計が記録されるようになっている。
図6は本発明の一実施形態としての接客支援システム1における抽出済顧客情報のデータ構成例を示す図である。この抽出済顧客情報は、図5(a)〜(c)に示した顧客情報を特定の顧客41の顧客コードに基づいて抽出して作成された情報であって、顧客情報取得部11によって作成されるものである。
管理サーバ(接客支援装置)10は、店舗100内における販売員70による顧客41に対する接客を支援するものであって、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やOS(Operating System)をそなえた情報処理装置(コンピュータシステム等)によって構成されている。
そして、管理サーバ10のCPUが、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等)に格納された接客支援プログラムを実行することにより、後述する顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15として機能するようになっている。
管理サーバ10は、顧客DB14に記録される種々のデータを管理するほか、携帯端末50から入力される種々の要求やデータに基づいて種々の処理を行なうようになっていて、顧客情報取得部11,通知部12,表示制御部13および優先順位設定部15としての機能をそなえている。
顧客情報取得部11は、カードゲート20aによって読み取られた顧客コードを通信ネットワーク30を介して受信し、この顧客コードに基づいて、その顧客41に関する顧客情報を顧客DB14から取得するものである。すなわち、この顧客情報取得部11は、カードゲート20aによって読み取られた顧客コードについて、顧客DB14に記録されている種々のデータを抽出して、抽出済顧客情報(図6参照)を作成するようになっている。又、顧客情報取得部11は、顧客41が退店した場合、すなわち、カードゲート20bによって顧客コードが読み取られた場合に、この抽出済顧客情報を削除するようになっている。
通知部12は、カードゲート20aが顧客コードを読み取ると、販売員70に対して顧客41が店舗内(接客エリア)に進入した旨を通知するものである。具体的には、通知部12は、各販売員70が携行する携帯端末50のタッチパネル51に、顧客41が店舗100に来店した旨を通知するメッセージ(図8及び図9に示す例においては、「お客様が来店されました・・・」というメッセージ)を表示させるようになっている。
なお、この通知は、例えば管理サーバ10(通知部12)から各携帯端末50に対して電子メールを送信することによって行なってもよく、又、電子メール以外の種々の手法を用いてもよい。
図7〜図11はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における携帯端末50のタッチパネル51の表示画面(接客支援画面)の例を示す図であって、図7はその業務選択画面の表示例を示す図、図8は図7の業務選択画面に来店通知が表示された例を示す図、図9はその顧客一覧画面の表示例を示す図、図10および図11はそれぞれその顧客照会画面の例を示す図である。なお、これらの図7〜図11に示す接客支援画面(51a,51b,51c,51d,51e)は、販売員A(販売員70a)が携行する携帯端末50のタッチパネル51に表示される例について示すものである。又、本実施形態においては、これらの接客支援画面(51a〜51e)は、管理サーバ10(表示制御部13)が各携帯端末50に対して表示させるようになっている。
表示制御部13は、種々の接客支援画面を各携帯端末50のタッチパネル51に表示させるべく制御を行なうものである。この表示制御部13は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合には、図9に示すような顧客一覧画面51cを表示させるようになっており、店舗100内の複数の顧客41について、カードゲート20によって読み取られた顧客コードによって特定される顧客41のそれぞれについて、顧客コード(顧客No.),名前,入店時間および前回販売員を1つの列として表示することにより、一覧として携帯端末50のタッチパネル51に対して表示させるべく制御を行なうようになっている。
すなわち、表示制御部13は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合に、これらの顧客41について、カードゲート20によって読み取られた顧客コードによって特定される顧客41に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧(顧客一覧画面)として携帯端末50(タッチパネル51)に対して表示させるべく制御を行なうのである。
図7に示す業務選択画面(メイン画面)51aにおいては、販売員70が行なう業務を選択することができるようになっており、販売員70は、「発注業務」,「顧客照会業務」および「在庫照会業務」の内からいずれかを選択することができるようになっている。そして、通常、携帯端末50のタッチパネル51には、この業務選択画面51aが表示されるようになっている。
ここで、「発注業務」は商品の発注を行なうためのものであり、「在庫照会業務」は商品の在庫を確認するためのものである。「顧客照会業務」は店舗100内にいる顧客41についての情報を閲覧するためのものであり、販売員70がこの「顧客照会業務」を選択することにより、図9に示す顧客一覧画面が表示されるようになっている。
図8に示す業務選択画面51bにおいては、図7に示した業務選択画面51aの下部に来店通知が表示されている。この図8に示す来店通知は、販売員Aが優先的に接客を行なうべき顧客41が店舗100内に入ってきたことを通知するものであり、図8に示すように、「お客様が来店されました」というメッセージの後に「[販売員A扱い]」というメッセージが表示されるようになっている。
すなわち、本接客支援システム1においては、管理サーバ10は、後述する如く、接客を行なうべき販売員70の優先順位を設定するようになっており、その優先順位が一番高い販売員70に対して行なう来店通知には、「[販売員○○扱い]」というメッセージが付加されるようになっている。なお、この○○の部分にはその販売員の名前等の、その販売員70を特定するための情報が示されるようになっている。
図9に示す顧客一覧画面51cにおいては、店舗100内にいる顧客41の一覧が表示されるようになっており、店舗100内にいる顧客41が後述する優先順位で表示されるようになっている。本実施形態においては、この一覧に表示された複数の顧客41の内、一番上に表示された顧客41にから優先的に接客すべきことを示している。又、本実施形態においては、この顧客一覧画面51cにおいては、各顧客41についての顧客コード(顧客No.),顧客氏名,入店時刻,前回購入日,前回販売員70がそれぞれ表示されるようになっている。そして、販売員70は、この顧客一覧画面51cにより、店舗100内にいる顧客41を容易に知ることができ、又、自分が優先的に接客を行なうべき顧客41についても容易に知ることができる。
また、販売員70は、この顧客一覧画面51cにおいて特定の顧客41を選択すると、その選択した顧客41に関して、図10に示す顧客照会画面51dが表示されるようになっている。
そして、本実施形態においては、顧客一覧画面(接客支援画面)51cを携帯端末50のタッチパネル51に表示させることにより、このタッチパネル51(もしくは携帯端末50)が、顧客情報の一覧から接客を行なう顧客41を選択可能な選択部として機能するようになっている。
図10に示す顧客照会画面51dにおいては、顧客41に関する詳細な情報(顧客情報)が表示されるようになっており、特定の顧客41に関して、前述した顧客DB14に記録された顧客情報が抽出されて表示されるようになっている。本実施形態においては、顧客情報として、顧客No.(顧客コード),顧客氏名,顧客登録(顧客登録日),政変月日,家族,購入履歴および写真(顔写真)が表示されるようになっている。これらの情報は、顧客情報取得部11により顧客コードに基づいて顧客DB14から取得され、表示制御部13により携帯端末50のタッチパネル51に表示されるようになっている。
そして、顧客照会画面(接客支援画面)51dを携帯端末50のタッチパネル51に表示させることによりタッチパネル51(もしくは携帯端末50)が、顧客情報を表示する表示部として機能するようになっている。
また、販売員70が顧客一覧画面51cにおいて、特定の顧客41を選択して顧客照会画面51dを表示させると、表示制御部13(もしくは通知部12)は、その販売員70に対して通知が行なわれたと判断して、通知メッセージをタッチパネル51から消去するようになっている。
図11に示す顧客照会画面51eにおいては、図10に示した顧客照会画面51eの下部に来店通知が表示されている。この図11に示す来店通知は、販売員A以外の販売員70が優先的に接客を行なうべき顧客41が店舗100内に入ってきたことを通知するものであり、図11に示すように、「お客様が来店されました」というメッセージのみが表示されるようになっている。
すなわち、本接客支援システム1においては、管理サーバ10は、後述する如く、接客を行なうべき販売員70の優先順位を設定するようになっており、その優先順位が一番高い販売員70以外の販売員70に対して行なう来店通知には、図11に示すように、「[販売員○○扱い]」というメッセージを含めないようになっている。
また、表示制御部13は、顧客一覧画面51cを表示させる際には、優先順位設定部15によって設定された順番に従って、各接客員70が有する携帯端末50のタッチパネル51にそれぞれ異なる一覧を表示させるようになっている。
図12〜図14はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システム1における携帯端末50のタッチパネル51に表示される顧客一覧画面の例を示す図であり、図12は販売員A(販売員70a)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図、図13は販売員B(販売員70b)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図、図14は販売員C(販売員70c)の携帯端末50に表示される顧客一覧画面の例を示す図である。
なお、これらの図12〜図14に示す顧客一覧画面は、店舗100における同じ時刻に、接客員A,接客員Bおよび接客員Cがそれぞれ携行する携帯端末50に表示される例を示している。
すなわち、本接客支援システム1においては、優先順位設定部15によって接客員毎に異なる優先順位が設定されるようになっており、これにより、各接客員の携帯端末50に表示される顧客一覧画面もそれぞれ異なっているのである。
優先順位設定部15は、店舗100内に複数の顧客41がいる場合に、これらの顧客41に対して、接客を行なうべき優先順位を販売員70毎に設定するものである。例えば、優先順位設定部15は、顧客一覧画面51c(図9参照)において販売員70が選択しておらず、顧客照会画面51d(図10参照)が表示されていない顧客(以下、未読の顧客という場合もある)については、その優先順位を最も高く設定するようになっている。
また、顧客一覧画面51c(図9参照)において販売員70が選択して顧客照会画面51d(図10参照)を表示させた顧客(以下、既読の顧客という場合もある)に対しては、例えば、前回購入日が近い顧客,売上合計が高い顧客,入店時刻が近い顧客の順番で優先順位を設定するようになっている。
なお、かかる優先順位設定部15による優先順位の設定手法は、上述した手法に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
POS端末60は、顧客41が店舗100内において購入する商品についての精算を行なうための情報処理装置であって、図示しないPOSシステムの端末として構成されている。又、このPOS端末60は通信ネットワーク30を介して、管理サーバ10やPOSシステム等と通信可能に接続されており、顧客41が店舗100内において買い物をして精算した取引についての情報(顧客コード,購入日,取引番号,商品コード,商品金額,商品数量,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員等)を、通信ネットワーク30を介して管理サーバ10やPOSシステム等に送信するようになっている。
通信ネットワーク30は、管理サーバ10,携帯端末50,POS端末60およびPOSシステム(図示省略)を互いに通信可能に接続するものであり、例えば、TCP/IP等のプロトコルに基づいて種々のデータ等を送受信するようになっている。又、この通信ネットワーク30はアクセスポイント31をそなえている。このアクセスポイント31は、携帯端末50を通信ネットワーク30に無線で通信可能に接続するための無線LAN用アクセスポイント(無線LAN基地局)であって、例えば、無線アンテナとデータ通信機能とをそなえて構成されている。
そして、携帯端末50にそなえられた無線インターフェース(通信部55)とアクセスポイント31とが電磁波(電波)等によってデータの送受信を行なうことにより、各携帯端末50が通信ネットワーク30に通信可能に接続されるようになっている。なお、本実施形態においては、通信ネットワーク30に対して携帯端末50を無線LANシステムを用いて接続しているので、各携帯端末50を通信ネットワーク30に有線ケーブルで接続する必要がなく、携帯端末50を通信ネットワーク30に通信可能な状態で、販売員70がその携帯端末50を店舗100内において自由に持ち運ぶことができるのである。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客41の来店時の処理を、図15に示すフローチャート(ステップA10〜A50)に従って説明する。
顧客カード40を持った顧客41が店舗100に来店し、店舗100の入口101付近に設けられたカードゲート20aがその顧客カード40に登録された顧客コードを受信すると(ステップA10;顧客情報読取ステップ)、カードゲート20aは読み取った顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信する。なお、顧客カード40を持っていない顧客41がカードゲート20aを通過した場合には、カードゲート20はその顧客41の顧客コードを読み取ることができない。
顧客コードを受信した管理サーバ10(顧客情報取得部11)は、顧客DB14からその顧客コードに対応する顧客詳細情報(顧客データ)が存在するか否かを判断し(ステップA20)、顧客詳細情報が存在しない場合には(ステップA20のNOルート参照)、そのまま処理を終了する。
一方、顧客DB14に、その顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在する場合には(ステップA20のYESルート参照)、管理サーバ10は、顧客DBにおける入店/退店情報のレコードを新たに作成し、そのレコード中について、入店日付,入店時刻,顧客コードおよび顧客氏名を入力する(ステップA30)。
また、顧客情報取得部11は、顧客DB14の購買履歴情報から、その顧客41に関する情報を抽出して抽出済顧客情報(図6参照)を作成し(ステップA40;顧客情報取得ステップ)、通知部12がその担当販売員70の携帯端末50に対して、顧客41が来店した旨の通知を行なう(ステップA50;通知ステップ)。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1において販売員70が顧客41に関する情報を閲覧する手法を、図16に示すフローチャート(ステップB10〜B50)に従って説明する。
携帯端末50を携行する販売員70が、通知部(管理サーバ10)から顧客41が来店した旨の通知(図8参照)を受信すると、販売員70は、携帯端末50のタッチパネル51において、業務選択画面51b(51a)を表示させて顧客照会業務を選択する。これにより、タッチパネル51には顧客一覧画面51c(図9参照)が表示され(ステップB10;優先順位設定ステップ,表示ステップ)、販売員70はこの顧客41の一覧の中から特定の顧客41を選択する(ステップB20;選択ステップ)。
管理サーバ10は、選択された顧客41についての抽出済顧客情報が存在するか否かを判断し(ステップB30)、抽出済顧客情報が存在する場合には(ステップB30のYESルート参照)、その販売員70の携帯端末50にその顧客41に関する情報を顧客照会画面51d(図10参照)として送信して(ステップB40)、処理を終了する。又、抽出済顧客情報が存在しない場合には(ステップB30のNOルート参照)、その顧客41が既に退店した旨を示すメッセージを、その販売員70の携帯端末50に送信して(ステップB50)、処理を終了する。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1におけるPOS端末60において精算処理を行なう場合の処理を、図17に示すフローチャート(ステップC10〜C40)に従って説明する。
POS端末60において顧客41が買い物の精算を行なうと、その精算に関する情報(顧客コード,購入日,取引番号,取引合計金額,取引合計点数,担当販売員,商品コード,商品金額,商品数量等)が、POS端末60から通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信され、管理サーバ10はそれらの情報(売上データ)を受信する(ステップC10)。管理サーバ10は、その受信した情報から顧客コードを取得し、顧客DB14内に、その顧客コードに対応する購買履歴情報がレコードとして存在するか否かを判断する(ステップC20)。
その顧客コードに対応する購買履歴情報が顧客DB14内に存在する場合には(ステップC20のYESルート参照)、管理サーバ10は、その購買履歴情報をPOS端末60から受信した精算に関する情報に基づいて更新して(ステップC40;顧客情報記録ステップ)、処理を終了する。又、その顧客コードに対応する購買履歴情報が顧客DB14内に存在しない場合には(ステップC20のNOルート参照)、管理サーバ10は、その顧客41に関する購入履歴情報のレコードを新たに作成して(ステップC30)、ステップC40に移行する。
次に、本発明の一実施形態としての接客支援システム1における顧客41の退店時の処理を、図18に示すフローチャート(ステップD10〜D40)に従って説明する。
顧客カード40を持った顧客41が店舗100から退店し、店舗100の出口102付近に設けられたカードゲート20bがその顧客カード40に登録された顧客コードを受信すると(ステップD10)、カードゲート20bは読み取った顧客コードを通信ネットワーク30を介して管理サーバ10に送信する。なお、顧客カード40を持っていない顧客41がカードゲート20bを通過した場合には、カードゲート20はその顧客41の顧客コードを読み取ることができない。
顧客コードを受信した管理サーバ10(顧客情報取得部11)は、顧客DB14においてその顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在するか否かを判断し(ステップD20)、顧客詳細情報情報が存在しない場合には(ステップD20のNOルート参照)、そのまま処理を終了する。
一方、顧客DB14に、その顧客コードに対応する顧客詳細情報が存在する場合には(ステップD20のYESルート参照)、管理サーバ10は、顧客DBにおける入店/退店情報のレコードに退店日付および退店時刻を入力する(ステップD30)。
また、顧客情報取得部11は、その顧客コードに対応する抽出済顧客情報をクリアして(ステップD40)、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としての接客支援システム1によれば、顧客カードを有する顧客41が店舗100に来店すると、カードゲート20がその顧客カードに記録された顧客コードを読み取って管理サーバ10に通知し、この管理サーバ10(通知部12)が、接客員にその旨を通知するようになっているので、店舗100に顧客41が来店したことを接客員が迅速に知ることができ利便性が高く、又、顧客41にとっても、販売員70による接客を迅速に受けることができ満足度が向上する。
また、通知部12が接客員に対して顧客41が来店した旨を通知する際に、通知部12が、各販売員70がそれぞれ携行する携帯端末50のタッチパネル51にメッセージを表示させることにより、販売員70は顧客41が来店したことを迅速且つ確実に知ることができる。
さらに、通知部12が接客員に対して顧客41が来店した旨を通知する際に、タッチパネル51に、店舗100内にいる顧客41の一覧を顧客一覧画面51cとして表示させるので、販売員70は店内の顧客41の状態を容易に把握することができ利便性が高い。
また、この顧客一覧画面51cの表示に際して、予め設定された優先順位に従って一覧を表示させることにより、店舗100側にとって優先順位が高い顧客41には特に迅速に接客が行なわれるようになり利便性が高い。
さらに、販売員70が、顧客一覧画面51cにおいて特定の顧客41を選択することにより、その客に関する顧客情報を顧客照会画面51dとして閲覧することができるので、販売員70は、接客を行なう前に、その顧客情報(例えば、その顧客の購入履歴や家族構成等)を知ることができ、その顧客41に合った最適な接客を行なうことができる。又、担当の販売員70が不在の場合でも、代理の販売員70が予め顧客情報を見て接客を行なうことにより、担当販売員70と同等の接客を行なうことができ顧客満足度を向上させることができる。
またさらに、複数の顧客41に対して、販売員70毎に接客を行なうべき優先順位を設定し、これらの設定した優先順位に従って、顧客情報を表示させることにより、販売員70が、優先順位の高い顧客41を容易に知ることができ、優先順位が高い顧客41に対して迅速に接客を行なうことができる。これにより、販売員70にとって利便性が高く、又、優先順位が高い顧客41の満足度も向上させることができる。
また、顧客カード40として非接触型ICカードを用いることにより、カードゲート20a,20bを用いて、顧客41に意識させることなく顧客コードを取得することができ、利便性が高い。
さらに、顧客情報として少なくとも顧客41の名前を記録することにより、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の名前を知ることができるので利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。同様に、顧客情報として少なくとも顧客41の購入履歴を記録することにより、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の購入履歴を知ることができるので、既に顧客41が有している商品等を顧客41に勧めたりすることがなく、又、関連する商品等を効率的に販売等を行なうことができ、販売員70にとって利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。
また、顧客情報として顧客41の顔写真を記録することによっても、販売員70が接客を行なう前にその顧客41の名前を知ることができるので利便性が高く、又、顧客41側にとっても顧客満足度が向上する。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、顧客DB14に記録するデータの種類およびそのデータ構成については、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、通知部12によって顧客41が来店した旨の通知が行なわれた際に、販売員70が、タッチパネル51に表示された顧客41の一覧(顧客一覧画面51c)の中から、自分が接客を行なう顧客41を選択・入力して、他の販売員70に知らせることができるようにしてもよく、これにより、他の販売員70との間でどの顧客41に対して接客を行なうかを分担することができ利便性が高い。又、顧客41側にとっても、接客を受けることができずに放置されることがなくなり満足度が向上する。
さらに、上述した実施形態においては、顧客カード40に顧客コードのみを記録しているが、それに限定されるものではなく、例えば、顧客情報(顧客41の顔写真や購入履歴,家族構成等)を顧客カード40に記録してもよい。すなわち、この顧客カード40を顧客情報記憶部として用いてもよい。
これにより、顧客DB14にこれらの情報を記録する必要がなく、システムを簡略化することができるとともにシステムコストや運用コスト等を低減することができる。又、本接客支援システム1とは独立して設けられた他のシステムとの間で、これらの顧客情報を共有することもでき、利便性が高い。
なお、このような顧客情報の共有を行なう場合には、一部の顧客情報(例えば購入履歴等)に対して、アクセス権限等のセキュリティを設定してもよく、これにより、他店等には開示したくない情報を保護することができ、より利便性が高い。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の接客支援システム,接客支援方法,接客支援装置,接客支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、例えば店舗等の接客エリアにおける接客員による顧客に対する接客の支援に適しており、その有用性は極めて高いものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施形態としての接客支援システムの構成を模式的に示す図である。
図2は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客カードの構成を模式的に示す図である。
図3は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を模式的に示す概観図である。
図4は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末の構成を説明するためのブロック図である。
図5(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客DBに記録されるデータの構成を模式的に示す図である。
図6は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける抽出済顧客情報のデータ構成例を示す図である。
図7〜図11は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末のタッチパネルの表示画面(接客支援画面)の例を示す図である。
図12〜図14は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける携帯端末のタッチパネルに表示される顧客一覧画面の例を示す図である。
図15は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客の来店時の処理を説明するためのフローチャートである。
図16は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおいて販売員が顧客に関する情報を閲覧する手法を説明するためのフローチャートである。
図17は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおけるPOS端末において精算処理を行なう場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図18は本発明の一実施形態としての接客支援システムにおける顧客の退店時の処理を説明するためのフローチャートである。
Claims (36)
- 接客エリア(100)における接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援システムであって、
該顧客が携行可能であって、該顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体(40)と、
該顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部(14)と、
該媒体(40)に記録される該顧客特定情報を読み取り可能な顧客特定情報読取部(20a)と、
該顧客特定情報読取部(20a)によって読み取られた該顧客特定情報に基づいて、前記顧客に関する顧客情報を該顧客情報記録部(14)から取得する顧客情報取得部(11)と、
該顧客情報取得部(11)が取得した該顧客情報を表示する表示部(50)と、
該顧客情報取得部(11)が取得した該顧客情報を該表示部(50)に対して表示させるべく制御を行なう表示制御部(13)とをそなえることを特徴とする、接客支援システム。 - 該顧客特定情報読取部(20a)が、該接客エリア(100)の入口付近にそなえられ、該接客エリア(100)へ進入する該顧客が携行する該媒体(40)に記録された該顧客特定情報を読み取るとともに、
該顧客特定情報読取部(20a)が該顧客特定情報を読み取ると、該接客員に対して顧客が接客エリア(100)に進入した旨を通知する通知部(12)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の接客支援システム。 - 該表示制御部(13)が、該接客エリア(100)内に複数の顧客がいる場合に、該接客エリア(100)内の複数の該顧客について、該顧客特定情報読取部(20a)によって読み取られた該顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として該表示部(50)に対して表示させるべく制御を行ない、
該接客員が該表示部(50)に表示された該一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択部(50)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第2項に記載の接客支援システム。 - 前記複数の顧客に対して、該接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部(15)をそなえ、
該表示制御部(13)が、該優先順位設定部(15)が設定した優先順位に従って、前記顧客情報を前記一覧として該表示部(50)に表示させることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の接客支援システム。 - 該媒体(40)が非接触型ICカードであることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の接客支援システム。
- 前記顧客情報が、少なくとも該顧客の名前および購入履歴であることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の接客支援システム。
- 前記顧客情報が、該顧客の顔写真を含むことを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の接客支援システム。
- 該媒体(40)が該顧客情報記録部(14)として機能することを特徴とする、請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載の接客支援システム。
- 接客エリア(100)における接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援方法であって、
該顧客に関する顧客情報を記録する顧客情報記録ステップと、
該顧客を特定するための顧客特定情報を記録する媒体(40)から該顧客特定情報を読み取る顧客特定情報読取ステップと、
該顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた該顧客特定情報に基づいて、該顧客情報記録ステップにおいて記録された前記顧客に関する顧客情報を取得する顧客情報取得ステップと、
該顧客情報取得ステップにおいて取得した該顧客情報を表示する表示ステップとをそなえることを特徴とする、接客支援方法。 - 該顧客特定情報読取ステップにおいて、該接客エリア(100)の入口付近において該接客エリア(100)へ進入する該顧客が携行する該媒体(40)に記録された該顧客特定情報を読み取るとともに、
該顧客特定情報読取ステップにおいて該顧客特定情報が読み取られると、該接客員に対して顧客が接客エリア(100)に進入した旨を通知する通知ステップをそなえることを特徴とする、請求の範囲第9項に記載の接客支援方法。 - 該表示ステップにおいて、該接客エリア(100)内に複数の顧客がいる場合に、該接客エリア(100)内の複数の該顧客について、該顧客特定情報読取ステップにおいて読み取られた該顧客特定情報によって特定される顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を一覧として表示し、
該接客員が該表示ステップにおいて表示された該一覧から接客を行なう顧客を選択可能な選択ステップをそなえることを特徴とする、請求の範囲第9項又は第10項に記載の接客支援方法。 - 前記複数の顧客に対して、該接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定ステップをそなえ、
該表示ステップにおいて、該優先順位設定において設定した優先順位に従って、前記顧客情報を前記一覧として表示することを特徴とする、請求の範囲第11項に記載の接客支援方法。 - 該媒体(40)が非接触型ICカードであることを特徴とする、請求の範囲第9項〜第12項のいずれか1項に記載の接客支援方法。
- 前記顧客情報が、少なくとも該顧客の名前および購入履歴であることを特徴とする、請求の範囲第9項〜第13項のいずれか1項に記載の接客支援方法。
- 前記顧客情報が、該顧客の顔写真を含むことを特徴とする、請求の範囲第14項に記載の接客支援方法。
- 顧客情報記録ステップにおいて、該顧客に関する顧客情報を該媒体(40)に記録することを特徴とする、請求の範囲第9項〜第15項のいずれか1項に記載の接客支援方法。
- 接客エリア(100)における接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援装置であって、
該顧客に関する顧客情報を記録可能な顧客情報記録部(14)と、
該顧客が携行可能な媒体(40)から読み取られた該顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、前記顧客に関する顧客情報を該顧客情報記録部(14)から取得する顧客情報取得部(11)と、
該顧客情報取得部(11)が取得した該顧客情報を表示部(50)に表示させるべく制御を行なう表示制御部(13)とをそなえることを特徴とする、接客支援装置。 - 該接客エリア(100)へ該顧客が進入すると、該接客員に対して顧客が接客エリア(100)に進入した旨を通知する通知部(12)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第17項に記載の接客支援装置。
- 該表示制御部(13)が、該接客エリア(100)内に複数の顧客がいる場合に、該接客エリア(100)内の複数の該顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として該表示部(50)に対して表示させるべく制御を行なうことを特徴とする、請求の範囲第17項又は第18項に記載の接客支援装置。
- 前記複数の顧客に対して、該接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部(15)をそなえ、
該表示制御部(13)が、該優先順位設定部(15)が設定した優先順位に従って、前記顧客情報を前記一覧として該表示部(50)に表示させることを特徴とする、請求の範囲第19項に記載の接客支援装置。 - 該媒体(40)が非接触型ICカードであることを特徴とする、請求の範囲第17項〜第20項のいずれか1項に記載の接客支援装置。
- 前記顧客情報が、少なくとも該顧客の名前および購入履歴であることを特徴とする、請求の範囲第17項〜第21項のいずれか1項に記載の接客支援装置。
- 前記顧客情報が、該顧客の顔写真を含むことを特徴とする、請求の範囲第22項に記載の接客支援装置。
- 接客エリア(100)における接客員による顧客に対する接客を支援する接客支援機能をコンピュータに実行させるための接客支援プログラムであって、
該顧客が携行可能な媒体(40)から読み取られた該顧客を特定するための顧客特定情報に基づいて、前記顧客に関する顧客情報を顧客情報記録部(14)から取得する顧客情報取得部(11)と、
該顧客情報取得部(11)が取得した該顧客情報を表示部(50)に表示させるように制御する表示制御部(13)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、接客支援プログラム。 - 該接客エリア(100)へ該顧客が進入すると、該接客員に対して顧客が接客エリア(100)に進入した旨を通知する通知部(12)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、請求の範囲第24項に記載の接客支援プログラム。
- 該表示制御部(13)が、該接客エリア(100)内に複数の顧客がいる場合に、該接客エリア(100)内の複数の該顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として該表示部(50)に対して表示させるべく制御を行なうことを特徴とする、請求の範囲第24項又は第25項に記載の接客支援プログラム。
- 前記複数の顧客に対して、該接客員毎に接客を行なうべき優先順位を設定する優先順位設定部(15)として該コンピュータを機能させるとともに、
該表示制御部(13)が、該優先順位設定部(15)が設定した優先順位に従って、前記顧客情報を前記一覧として該表示部(50)に表示させることを特徴とする、請求の範囲第26項に記載の接客支援プログラム。 - 該媒体(40)が非接触型ICカードであることを特徴とする、請求の範囲第24項〜第27項のいずれか1項に記載の接客支援プログラム。
- 前記顧客情報が、少なくとも該顧客の名前および購入履歴であることを特徴とする、請求の範囲第24項〜第28項のいずれか1項に記載の接客支援プログラム。
- 前記顧客情報が、該顧客の顔写真を含むことを特徴とする、請求の範囲第29項に記載の接客支援プログラム。
- 接客エリア(100)における接客員による顧客に対する接客を支援する携帯端末装置であって、
顧客に関する顧客情報を受信する受信手段(55)と、
顧客情報を表示する表示手段(51,57)と、
該受信手段により受信した顧客情報を該表示手段(51,57)に表示させるように制御する表示制御手段(53)をそなえることを特徴とする、携帯端末装置。 - 該受信手段(55)が、顧客が該接客エリア(100)へ進入すると、その旨を受信することを特徴とする、請求の範囲第31項に記載の携帯端末装置。
- 該表示制御手段(53)が、複数の顧客に関する顧客情報の少なくとも一部を、一覧として該表示手段(51,57)に対して表示させるべく制御を行なうことを特徴とする、請求の範囲第31項又は第32項に記載の携帯端末装置。
- 該表示制御手段(53)が、該接客員毎に設定された接客を行なうべき優先順位に従って、該顧客情報を一覧として該表示手段(51,57)に対して表示させるべく制御を行なうことを特徴とする、請求の範囲第31項〜第33項のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
- 該顧客情報が、少なくとも該顧客の名前および購入履歴であることを特徴とする、請求の範囲第31項〜第34項のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
- 該顧客情報が、該顧客の顔写真を含むことを特徴とする、請求の範囲第35項記載の携帯端末装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070925 |