JP2004272526A - 個人認証機能を持つ電子掲示板システムおよびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】個人認証機能を持つ掲示板システムは、イベント参加者によるメール要求を検知するメール要求検知部11と、メール要求によって起動され、非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込む参加者ID取り込み部12と、取り込まれたIDに基づく認証を行い、イベントにローカルなドメインを取得して、イベント参加者毎前記認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成する電子メールアドレス生成部13と、生成されたローカル電子メールアドレスに基づくイベント参加者によるメールの作成、閲覧を管理する電子メール管理部14で構成される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、展示会やセミナー等のイベント会場において、非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムおよびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子掲示板システム(Electronic Bulletin Board System)は、ネットワークを利用し、メッセージを交換するシステムであり、ネットワークのホストを掲示板に見立てたもので、端末から掲示板へメッセージを書き込み、あるいはメッセージを閲覧できる機能を持つ。
展示会やセミナー等のイベントにおいて、電子掲示板を用いて意見交換を行なうことは多々あるが、この場合、電子掲示板による情報提供は不特定多数を相手にしており、従って、電子メールのように相手を特定することはできない。
【0003】
一方、上記した展示会やセミナーを含むイベント会場において、個人を特定するための手段として、例えば非接触IDタグ(RF−ID:Radio Frequency−ID)を用い、待ち合わせの連絡や特定の場所への滞在時間をサーチするシステムが存在する。
例えば、多数の人が入場する会場内で、迷子や待ち合わせの連絡を迅速、かつ、確実に行なうRF−IDタグを利用した会場内発見連絡システム(特許文献1参照)、来場者のイベント会場における現在位置、来場者がどの場所にどれくらいの時間滞在していたかという情報を得ることのできる入場者の現在位置特定システム(特許文献2参照)が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−232519号公報
【特許文献2】
特開2001−317958号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の電子掲示板システムによれば、電子掲示板は不特定手数の参加者による情報提供や開示が行なわれるものであり、従って、参加者の識別ができず、また、登録者についての制限もできない。更に、掲示される情報に個人情報が含まれる場合は故意に悪用される可能性があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電子掲示板に、引用された特許文献に示す非接触IDタグを用いた個人認証を適用することにより、セキュリティを高めると共に、個人情報を扱うことのできる、個人認証機能を持つ電子掲示板システムおよびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムであって、前記イベント参加者によるメール要求を検知するメール要求検知部と、前記メール要求によって起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込む参加者ID取り込み部と、前記取り込まれたIDに基づく認証を行い、前記イベントにローカルなドメインを取得して、前記イベント参加者毎前記認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成する電子メールアドレス生成部と、前記生成されたローカル電子メールアドレスに基づく前記イベント参加者によるメールの作成、閲覧を管理する電子メール管理部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明において、前記電子メール管理部は、前記イベント参加者によりあらかじめ登録された登録電子メールアドレスと前記電子メールアドレス生成部により生成されたローカル電子メールアドレスとを関連付けて管理することを特徴とする。
【0008】
また、本発明において、前記電子メール管理部は、あるイベント参加者からの要求により、前記電子メールアドレス生成部によって生成されたローカル電子メールアドレスを持つ前記イベント参加者の氏名一覧を表示し、前記あるイベント参加者の選択操作により、該当するイベント参加者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレスをメール作成画面のアドレスボックスに自動挿入することを特徴とする。
【0009】
上記した課題を解決するために本発明は、非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムであって、電子掲示板に掲示されるイベントプログラムの中から選択されるイベントに使用されたイベント資料の請求を行なうイベント資料請求発行部と、前記イベント資料の請求により起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込む参加者ID取り込み部と、前記非接触IDタグに記録されたIDに基づく認証後に、前記資料請求発行部により発行されたイベント資料請求を前記イベント参加者の個人情報と共に送信する資料請求通知部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
上記した課題を解決するために本発明は、非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、前記イベント参加者によるメール要求を検知するステップと、前記メール要求によって起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込むステップと、前記取り込まれたIDに基づく認証を行い、前記イベントにローカルなドメインを取得して、前記イベント参加者毎前記認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成するステップと、前記生成されたローカル電子メールアドレスに基づく前記イベント参加者によるメールの作成、閲覧を管理するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
上記した課題を解決するために本発明は、非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、電子掲示板に掲示されるイベントプログラムの中から選択されるイベントに使用されたイベント資料の請求を行なうステップと、前記イベント資料の請求により起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込むステップと、前記非接触IDタグに記録されたIDに基づく認証後に、前記資料請求発行部により発行されたイベント資料請求を前記イベント参加者の個人情報と共に送信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明における個人認証機能を持つ電子掲示板システムのシステム構成を示す図である。
図1において、1は、本発明の個人認証機能を持つ電子掲示板システムが実装されるホストサーバであり、イベント会場内に設置される複数のIDタグリーダライタ(R/W)2および情報端末3とは、LAN(Local Area Network)5経由で接続される。また、4はハンディ端末であり、ここではホストサーバ1とは無線接続されているが、会場に無線LAN環境が構築される場合、情報端末3と共に無線によりLAN接続されてもよい。そして、イベント会場内の公共スペースにはIDタグリーダライタ(R/W)2および情報端末3が、また、イベント会場の入り口ゲートやイベント会場内の各部屋の入り口にはIDタグR/W2のみが設置される。
【0013】
なお、ここでは、イベントとしてセミナーが開催されることを想定する。講演参加者(イベント参加者)にはセミナー会場入り口ゲートでネームプレートを渡し、ネームプレートには、講演参加者のIDが記録された非接触IDタグ(以下、無線IDタグという)が埋め込まれているものとする。
周知のように、無線IDタグは、IDメモリと無線回路とアンテナを内蔵しており、IDタグR/W2に近づけるだけで通信により記録されたIDを交換できる機能を持つ。講演参加者は、ネームプレートを近くにあるIDタグR/W2にかざすことでそのIDタグR/W2に紐付けられた近くにある情報端末3の利用が許可される。
また、IDタグR/W2は、無線IDタグをリードライトする他に、ホストサーバ1や情報端末3との通信機能も備わっており、LAN5に直結されている。一方、講演者はIDタグR/W機能を有するハンディ端末4を携帯し、ホストサーバ1を介して各種情報の交換を行い、講演参加者とのコミュニケーションを可能にしている。
【0014】
図2は、本発明の個人認証機能を持つ電子掲示板システムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
本発明の個人認証機能を持つ電子掲示板システムは、メール要求検知部11と、参加者ID取り込み部12と、電子メールアドレス生成部13と、電子メール管理部14と、イベント資料請求発行部15と、イベント資料請求通知部16と、認証DB17で構成される。
【0015】
メール要求検知部11は、講演参加者によるメール要求を検知する機能を持ち、参加者ID取り込み部12は、メール要求検知部11により生成されるメール要求、もしくは後述するイベント資料請求発行部15により生成される講演資料請求によって起動され、無線IDタグに記録された講演参加者を特定するIDを取り込む機能を持つ。
また、電子メールアドレス生成部13は、取り込まれたIDに基づく認証を行い、講演にローカルなドメインを取得して、講演参加者毎、認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成する機能を持つ。
【0016】
電子メール管理部14は、生成されたローカル電子メールアドレスに基づく講演参加者による電子メールの作成、閲覧を管理する機能を持つ。電子メール管理部14はまた、講演参加者によりあらかじめ登録された登録電子メールアドレス(講演参加者が通常使用している電子メールアドレス)と、電子メールアドレス生成部13により生成されたローカル電子メールアドレスとを関連付けて管理する。
電子メール管理部14は、更に、ある講演参加者からの要求により、電子メールアドレス生成部13によって生成されたローカル電子メールアドレスを持つ講演参加者の氏名一覧を表示し、この講演参加者の選択操作により、該当する講演参加者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレスを電子メール作成画面のアドレスボックスに自動挿入する機能も併せ持つ。
【0017】
一方、イベント資料請求発行部15は、電子掲示板に掲示される講演プログラムの中から選択される講演に使用された講演資料(スライド等)の請求を行なう機能を持ち、また、イベント資料請求通知部16は、無線IDタグに記録されたIDに基づく認証後に、予め登録された講演者の電子メールアドレスや、講演者が携帯するハンディ端末4に対し、イベント資料請求発行部15により発行された講演資料請求を、講演参加者の個人情報と共に送信する機能を持つ。この場合、イベント資料の送信可否は、請求者の個人情報を閲覧した講演者による裁量に任される。
なお、認証DB17には、講演参加者がセミナー会場入場時、あるいは、参加申し込み時に登録する、住所、氏名、登録電子メールアドレスから成る個人情報がタグID毎に格納されている。
【0018】
図3は、本発明における個人認証機能を持つ電子掲示板システムの動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には、本発明のプログラムの処理手順を示す。
図4〜図9は、セミナー会場の公共スペースに配置された情報端末3に表示される画面構成の一例を示す図である。
以下、図3〜図9を参照しながら図1、図2に示す本発明における個人認証機能を持つ電子掲示板システムの動作について詳細に説明する。
【0019】
情報端末3には、最初、図4に示すトップ画面が表示されている(ステップS31)。トップ画面には、事務連絡等のインフォメーションが表示されており、講演参加者が、画面右端に割り付けられた「ホール案内」ボタン、「プログラムメニュー」ボタン、「スライドリクエスト」ボタン、「メール」ボタンのいずれかをクリックすることにより、認証を経てそれぞれのボタンにより定義された機能を実行することができる。
ここでは本発明に関係するところについてのみ述べる。イベント参加者は、「メール」ボタンをクリックしたとする(ステップS32)。このとき、メール要求検知部11は、講演参加者によるメール要求を検知し(ステップS33)、無線IDタグの読取りを指示する(ステップS35)。講演参加者がその指示に基づき、ネームプレートを、紐付けられた近くのIDタグR/W2へかざすことにより(ステップS36OK)、参加者ID取り込み部12によりその講演参加者のIDが取り込まれ、認証DB17を参照して登録済みの情報と照合することで認証が行なわれる(ステップS37)。
【0020】
ここで認証が得られた後、電子メールアドレス生成部13は、セミナーにローカルなドメイン(@×××.com)を取得して、講演参加者毎認証されたIDをアカウント名(aaa)とするローカル電子メールアドレス(aaa@×××.com)を生成する(ステップS39)。
そして、講演参加者は、メールを作成する場合は(ステップS41:メール作成)、図8にその一例が示される新規作成画面を開き(ステップS42)、送付先アドレス、サブジェクト、コンテンツ等必要事項を入力して「センドメール」ボタンをクリックする。「センドメール」ボタンがクリックされることにより(ステップS43:センドメール)、新規作成画面を用いて作成したコンテンツは、そのアドレス先へ送信される(ステップS45)。
一方、メールを閲覧する場合は(ステップS41:閲覧)、図7にその一例が示される閲覧画面が表示され(ステップS46)選択した題名(Subject)に対応した内容(Contents)を閲覧することができる。なお、電子メール管理部14では、講演参加者によってあらかじめ登録された登録電子メールアドレスと、電子メールアドレス生成部13により生成されたローカル電子メールアドレスとを関連付けて管理しているため、両方のアドレスに合致するメールを受信することができる。
【0021】
なお、図8の新規作成画面において、「サーチ」ボタンをクリックした場合(ステップS43:サーチ)は、図9に示す画面に遷移する(ステップS43)。
ここでは、電子メールアドレス生成部13によって生成されたローカル電子メールアドレスを持つ講演参加者の氏名一覧がアルファベット順に表示され、講演参加者による選択操作で、該当する講演参加者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレスを、図8に示す新規作成画面のアドレスボックスに自動挿入することができる(ステップS44、ステップS42)。
また、電子メール管理部14は、上記した新規作成、閲覧の他に、転送、削除、返信、新着メール通知等、メールが標準で持つ機能を備えていることとする。
【0022】
一方、図4に示すトップ画面中、「プログラムメニュー」ボタンがクリックされた場合は、図5に示すテクニカルプログラム画面に遷移し、日付単位で講演タイトル、講演者名がわかるようになっている。ここで適当なプログラムを選択すれば、講演開催場(部屋)に色がついた図示せぬフロア画面が表示される。
また、トップ画面(図4)に戻って「スライドリクエスト」ボタンがクリックされると(ステップS32:資料請求)、図6に示すスラスドリクエスト画面に遷移する。講演参加者が該当チェックボックスにチェック入力を行い、「OK」ボタンをクリックすることによりイベント資料請求発行部15が起動され(ステップS34)、上記した電子メール同様の認証が行なわれる(ステップS35〜ステップS37)。
【0023】
認証が得られた後、イベント資料請求通知部16が起動され、講演者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレス宛に、イベント資料請求(スライドリクエスト)が行われた旨と、イベント資料請求を行った講演参加者の個人情報とが電子メールで通知される(ステップS40)。なお、講演者が所持するハンディ端末4に対して、イベント資料請求を行った講演参加者の個人情報を通知し、イベント資料請求を行ってもよい。また、請求された資料を渡すか否かは講演者による判断に委ねられる。
上記した機能は、従来、講演受講者に対し、事前にラフな予稿集が配布されるのみであったが、当日、講演に使用されたスライドを入手したいという講演参加者の希望が多数あり、その際に使って便利な機能である。
【0024】
なお、講演者自身が、直接質疑応答等を行った講演参加者の所持するネームプレートにハンディ端末5を近づけてIDを読込み、ホストサーバ1へ送信することによって、ホストサーバ1は、ハンディ端末の識別により特定される講演者の電子メールアドレス宛に、受信したIDにより識別される講演参加者の個人情報を通知する。
また、通信機能がなく、メモリカードの着脱が可能なハンディ端末であった場合には、ハンディ端末が読み込んだIDをメモリカードに記録する。そして、IDが記録されたメモリカードをホストサーバ1に装着することにより、記録されたIDに対応する講演参加者の個人情報からなるファイルを生成する。このファイルは講演者に渡される。
【0025】
なお、講演参加者が各講演開催場(部屋)に入場、または、退場した際には、この講演開催場の入り口に設置されたIDタグR/W2が、ネームプレート内の無線IDタグからIDを読取り、ホストサーバ1へ送信する。ホストサーバ1は、入退場を行った時刻、ID、講演開催場の識別(あるいは、IDタグR/W2の識別)からなる入退場情報をホストサーバ1に記録する。
また、ホストサーバ1は、情報端末3にアンケートの質問とその回答を選択するためのボタンを備えたアンケート画面を表示させ、講演参加者が選択した回答を得る。このアンケート開始前、あるいは、アンケート終了後に、IDタグR/W2により、ネームプレート内の無線IDタグからIDを読取る。そして、読取ったIDとアンケートの回答とをリンクさせて記憶する。
上記のような入退場情報及びアンケートの回答を収集することで、講演参加者の反響を把握することができる。
また、ネームプレート内の無線IDタグ内に、講演参加者が入場することのできる開催日や参加することのできるセミナーの情報を記憶させ、イベント会場の入り口あるいは各講演会場の入り口に設置されたIDタグR/W2がこの情報を読取ることにより入場許可を行っても良い。
【0026】
以上説明のように本発明は、電子掲示板に非接触IDタグを用いた個人認証を適用することにより、セキュリティを高めると共に、個人情報を扱うことのできる個人認証機能を持つ電子掲示板システムおよびそのプログラムを提供するものである。
【0027】
なお、本発明によれば、電子掲示板の利用範囲が個人情報等のプライベートな内容を含む会議システムや、イベントの掲示板、企業窓口業務等に上記した個人認証を取り入れることにより、不審者や重要な顧客等に対して特別な対応がとれる。また、図2に示すメール要求検知部11、参加者ID取り込み部12、電子メールアドレス生成部13、電子メール管理部14、イベント資料請求発行部15、イベント資料請求通知部16のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の個人認証機能を持つ電子掲示板システムが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0028】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0029】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明のように、請求項1及び請求項5の発明によれば、取り込まれたIDに基づくイベント参加者の認証を行い、イベントにローカルなドメインを取得して、イベント参加者毎認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成することにより、電子掲示板のセキュリティを高めながら電子メールのように個人を特定することができ、個人情報を扱うことができる。
【0031】
請求項2の発明によれば、イベント参加者によりあらかじめ登録された登録電子メールアドレスと、ローカル電子メールアドレスとを関連付けて管理することで、イベント開催期間内におけるイベント参加者間のメール交換はもとより、外部メールの送受信も可能となる。
【0032】
請求項3の発明によれば、イベントにローカル電子メールアドレスを持つイベント参加者の氏名一覧を表示し、該当するイベント参加者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレスをメール作成画面のアドレスボックスに自動挿入に自動挿入することができるため、メール作成時の負担が軽減され、メール作成者に利便性を与えることができる。
【0033】
請求項4及び請求項6の発明によれば、非接触IDタグに記録されたIDに基づく認証後に、イベント提供者に対する資料請求をイベント参加者の個人情報と共に送信することにより、イベント提供者は内容を吟味したうえでその資料請求に応えられるため、イベント提供者、イベント参加者の双方に省力化と利便性を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図5】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図6】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図7】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図8】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【図9】本発明で使用される画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…ホストサーバ(電子掲示板システム)、 2…IDタグR/W、 3…情報端末、 4…ハンディ端末、 5…LAN、 11…メール要求検知部、 12…参加者ID取り込み部、 13…電子メールアドレス生成部、 14…電子メール管理部、 15…イベント資料請求発行部、 16…イベント資料請求通知部、 17…認証DB
Claims (6)
- 非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムであって、
前記イベント参加者によるメール要求を検知するメール要求検知部と、
前記メール要求によって起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込む参加者ID取り込み部と、
前記取り込まれたIDに基づく認証を行い、前記イベントにローカルなドメインを取得して、前記イベント参加者毎前記認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成する電子メールアドレス生成部と、
前記生成されたローカル電子メールアドレスに基づく前記イベント参加者によるメールの作成、閲覧を管理する電子メール管理部と、を備えたことを特徴とする個人認証機能を持つ電子掲示板システム。 - 前記電子メール管理部は、
前記イベント参加者によりあらかじめ登録された登録電子メールアドレスと、前記電子メールアドレス生成部により生成されたローカル電子メールアドレスとを関連付けて管理することを特徴とする請求項1に記載の個人認証機能を持つ電子掲示板システム。 - 前記電子メール管理部は、
あるイベント参加者からの要求により、前記電子メールアドレス生成部によって生成されたローカル電子メールアドレスを持つ前記イベント参加者の氏名一覧を表示し、前記あるイベント参加者の選択操作により、該当するイベント参加者のローカル電子メールアドレス、もしくは登録電子メールアドレスを電子メール作成画面のアドレスボックスに自動挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の個人認証機能を持つ電子掲示板システム。 - 非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムであって、
電子掲示板に掲示されるイベントプログラムの中から選択されるイベントに使用されたイベント資料の請求を行なうイベント資料請求発行部と、
前記イベント資料の請求により起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込む参加者ID取り込み部と、
前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者IDに基づく認証後に、前記イベント資料請求発行部により発行されたイベント資料請求を前記イベント参加者の個人情報と共に送信するイベント資料請求通知部と、を備えたことを特徴とする個人認証機能を持つ電子掲示板システム。 - 非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、
前記イベント参加者によるメール要求を検知するステップと、
前記メール要求によって起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込むステップと、
前記取り込まれたIDに基づく認証を行い、前記イベントにローカルなドメインを取得して、前記イベント参加者毎前記認証されたIDをアカウント名とするローカル電子メールアドレスを生成するステップと、
前記生成されたローカル電子メールアドレスに基づく前記イベント参加者によるメールの作成、閲覧を管理するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。 - 非接触IDタグを携行するイベント参加者によって共有される、個人認証機能を持つ電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、電子掲示板に掲示されるイベントプログラムの中から選択されるイベントに使用されたイベント資料の請求を行なうステップと、
前記イベント資料の請求により起動され、前記非接触IDタグに記録されたイベント参加者を特定するIDを取り込むステップと、
前記非接触IDタグに記録されたIDに基づく認証後に、前記資料請求発行部により発行されたイベント資料請求を前記イベント参加者の個人情報と共に送信するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
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