JP2008503939A - 低電力無線通信システム及びプロトコル - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信システム及びプロトコルが開示されている。
【解決手段】システムは、少なくとも1つのタグと、少なくとも1つのアクセスポイントを含んでいる。アクセスポイントは、擬似ノイズ(PN)シーケンス等の予め定められている2値シーケンスを含むビーコン信号を伝送する。タグは、典型的には、水晶発振器等の高価で精密な周波数発生器構成要素を含んでいない。タグは、高速ウォルシュ変換を用いてビーコン信号をサーチする。特に、タグは、ビーコンを捜し出すために、受信データに対して高速ウォルシュ変換を実行する。ビーコン信号が捜し出されると、正確な周波数基準信号がタグに確立される。これによって、タグとアクセスポイントは、無線スペクトラム拡散通信リンクを介して互いに情報を伝送することができる。
【選択図】図1
【解決手段】システムは、少なくとも1つのタグと、少なくとも1つのアクセスポイントを含んでいる。アクセスポイントは、擬似ノイズ(PN)シーケンス等の予め定められている2値シーケンスを含むビーコン信号を伝送する。タグは、典型的には、水晶発振器等の高価で精密な周波数発生器構成要素を含んでいない。タグは、高速ウォルシュ変換を用いてビーコン信号をサーチする。特に、タグは、ビーコンを捜し出すために、受信データに対して高速ウォルシュ変換を実行する。ビーコン信号が捜し出されると、正確な周波数基準信号がタグに確立される。これによって、タグとアクセスポイントは、無線スペクトラム拡散通信リンクを介して互いに情報を伝送することができる。
【選択図】図1
Description
本開示は、低電力無線通信システムに関する。
無線通信システムは、典型的には、複数の遠隔の送受信装置と通信する複数の固定された送受信装置を含んでいる。一般に、このようなシステム内の遠隔の送受信装置の数は、固定されている送受信装置の数より多い。
よく知られているように、遠隔及び固定されている装置は、互いに効率的に通信するために、正確な周波数基準信号を発生することが必要である。周波数発生器が、互いに大きくはずれると、装置は、互いに通信を行うことができない。残念なことに、無線通信システムに対する多くの適用は、今日、多くの低コスト、低電力の遠隔の装置を必要とする。しかしながら、遠隔の装置が、正確な周波数基準信号を発生するために、水晶発振器等の比較的に高価な構成要素または回路を必要とするため、安価な遠隔の装置を製造するのは困難である。
前述の及び他の欠点の観点から、改良された低電力無線通信システム及びプロトコルプロの必要性が存在する。
よく知られているように、遠隔及び固定されている装置は、互いに効率的に通信するために、正確な周波数基準信号を発生することが必要である。周波数発生器が、互いに大きくはずれると、装置は、互いに通信を行うことができない。残念なことに、無線通信システムに対する多くの適用は、今日、多くの低コスト、低電力の遠隔の装置を必要とする。しかしながら、遠隔の装置が、正確な周波数基準信号を発生するために、水晶発振器等の比較的に高価な構成要素または回路を必要とするため、安価な遠隔の装置を製造するのは困難である。
前述の及び他の欠点の観点から、改良された低電力無線通信システム及びプロトコルプロの必要性が存在する。
改良された低電力無線通信システム及びプロトコルが開示されている。通信システムは、無線通信リンクを介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信する1つまたは複数のタグを含んでいる。アクセスポイントは、タグによって受信されるビーコン信号を送信する。ビーコン信号によって、タグは、アクセスポイントで発生される周波数基準信号に同期化される正確な周波数基準信号を確立することができる。
他のアスペクト及び特徴は、添付の図面と関連付けて以下の説明を考慮することによって明らかとなる。
他のアスペクト及び特徴は、添付の図面と関連付けて以下の説明を考慮することによって明らかとなる。
代表的な実施例が以下に示されている。
図1は、代表的な通信システムのブロック図である。通信システムは、タグ100、無線アクセスポイント108、初期化端末103、サーバー105及びデータネットワーク106を含んでいる。無線アクセスポイント108は、無線通信リンク101を介してタグ100と通信し、また、無線通信リンク109を介して他の無線アクセスポイントと通信する。無線アクセスポイント108は、有線または無線通信リンクであってもよい通信リンク107を介して、データネットワーク106と通信する。データネットワーク106は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の任意の種類のデータネットワークである。サーバー105と初期化端末103は、双方が有線または無線通信リンクであってもよい通信リンク110及び111を介して互いに通信する。本明細書で説明されている通信リンクは、リンクを介して送信されるデータの安全性を増加するために、公知の暗号化アルゴリズムを用いてエンコード(符号化)される。
図1は、代表的な通信システムのブロック図である。通信システムは、タグ100、無線アクセスポイント108、初期化端末103、サーバー105及びデータネットワーク106を含んでいる。無線アクセスポイント108は、無線通信リンク101を介してタグ100と通信し、また、無線通信リンク109を介して他の無線アクセスポイントと通信する。無線アクセスポイント108は、有線または無線通信リンクであってもよい通信リンク107を介して、データネットワーク106と通信する。データネットワーク106は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の任意の種類のデータネットワークである。サーバー105と初期化端末103は、双方が有線または無線通信リンクであってもよい通信リンク110及び111を介して互いに通信する。本明細書で説明されている通信リンクは、リンクを介して送信されるデータの安全性を増加するために、公知の暗号化アルゴリズムを用いてエンコード(符号化)される。
図1には、1つのタグ100、2つのアクセスポイント108、1つの初期化端末103及び1つのサーバー105が示されているが、通信ネットワークは、任意の数のタグ100、アクセスポイント108、初期化端末103及びサーバー105を含むことができる。例えば、通信ネットワークは、それぞれが少なくとも1つのアクセスポイント108と通信可能である、数百または数千のタグ100を含んでいてもよい。
アクセスポイント108は、例えば、位置検出機能を同期化及び測定するために、無線通信リンク109を介して互いに直接に通信可能である。アクセスポイント108は、有線または無線通信リンク107を介してネットワーク106に接続される。これにより、アクセスポイント108、サーバー105及び初期化端末103は、ネットワーク106を介して互いに通信可能である。
タグ100は、無線通信リンク101を介して情報、コマンド、データ及び/または信号を伝送可能であり、及び/または無線通信リンク101を介して情報、コマンド、データ及び/または信号を受信可能な装置である。タグ100は、通信リンク104を介して、初期化端末103を用いてサーバー105によって初期化可能である。タグ100は、特有のID符号、そして、予期されるビーコン符号、位置ID符号、暗号化鍵、初期価格/表示情報等の、その応用に依存する幅広い様々な情報で初期化可能である。
1つの実施例では、タグ100は、ローカルのデータ蓄積装置またはメモリ(図示されていない)に出力(伝送)データを集める。そして、データは、通信リンクの質、無線チャンネルの容量及び/またはシステムの電力効率を改善するためにバーストで送信される。加えて、タグ100の送信電力は、干渉を低減し、電力を貯蓄し及び/またはネットワーク容量を増加させるために、アクセスポイント108及び/またはサーバー105によって発生されるコマンドまたは指示を用いて調節または調整可能である。さらに、タグ100によって作られた無線周波数(RF)信号の送信電力、周波数、タイミング、符号化及び/または波形が、バッテリー状態、金属及び/または液体からのローカルな干渉、温度等の感知されたパラメータに応答して調節または調整可能である。
他の実施例では、タグ100は、予め割り当てられたID符号鍵、タンパーセンサー(不正にいじられるのを検出するセンサー)または検出されたバッテリーレベル等の、タグ100の状態に関する任意選択可能な状態データ、及び/または信号の強さ等の無線送信または受信パラメータを送るまたは送信することができる。この情報は、単独でまたは他の情報、信号、データ、コマンド等と結合されて1または複数のアクセスポイント108に無線チャンネル101を介して送信される。
他の実施例では、タグ100は、無線チャンネル101を介して1または複数のアクセスポイント108から及び/または通信リンク104を介して初期化端末103から情報を受信する。この情報は、例えば、1または複数のターゲット送信電力レベル、指示コマンド、状態問い合わせ、安全鍵、初期状態情報、診断コマンド及び/または認証符号情報を含むことができる。
任意の適切な通信プロトコルが、無線通信リンク109に対して使用可能である。無線通信リンク109は、これに限定されないが、802.11a、802.11b、802.11g、802.15.1、802.15.3及び802.15.3aを含む、標準のIEEE802.11及び802.15グループ等の公知の通信標準に基づいている。これらの標準プロトコルは、参照によって本明細書に組み込まれている。追加のまたは代わりに、無線通信リンク109は、低データレート多重アクセスインパルス無線プロトコルに基づいていてもよい。
任意の適切な通信プロトコルは、通信リンク104に対しても使用可能である。通信リンク104は、本明細書に参照によって組み込まれている標準プロトコルであるI2C、USB、RS−232、IrDA及びSPI等の公知の通信標準に基づいている。また、初期化リンクは、直接の電気的接触、容量結合、磁気結合または光結合を通信手段として用いることができる。
アクセスポイント108、初期化端末103及びサーバー105は、有線LANまたは1または複数の無線LANを介する標準の伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等の、任意の適切な通信プロトコルを用いて通信可能である。用いられる無線LANの代表例は、全て本明細書に参照によって組み込まれている標準IEEE802.11a、802.11b、802.11g及びそれらの派生または拡張を含んでいる。
サーバー105は、メモリと通信するプロセッサー(処理装置)を含んでいる。“サーバー”という用語は、ネットワーク106を制御及び監視し、アクセスポイント108から信号を受信し及び/またはアクセスポイント108を介して1または複数のタグ100に信号を伝送することができる、任意のコンピュータ装置を包含する。メモリは、ネットワーク106内の全ての構成要素を含む、サーバー105及びネットワーク106を動作及び/または管理するための1または複数の制御プログラムを蓄積することができる。加えて、メモリは、価格情報、注文、商品目録、記録の送信及び受信、資産情報等を含むがこれに限定されない設備(例えば、倉庫または工場)の動作に関する様々な情報を蓄積することができる。この情報は、本明細書に説明されている様々なタグ100を用いるためにアクセス可能である。2つまたはそれ以上のサーバー105は、システム要求が、サーバーとして適切な特別の設計及び機能を決定するため、組み合わせて用いられる。例えば、第1のメモリが、制御プログラムを蓄積し、第2のメモリが、商品目録の記録等の他の有用な情報およびデータを蓄積する。この場合、サーバー105は、このような情報が異なるサーバー105に蓄積されている場合でも、この情報をアクセス可能である。
サーバー105で動作する制御プログラムは、典型的には、ID符号鍵とタグ100及びアクセスポイント108のデータストリーム(データ流)を発生し、割り当て、蓄積し、比較し、通信し及び/または確認(認証)する。さらに、サーバー105で動作する制御プログラムは、タグ100間の干渉を確認または検査することができる。サーバー105は、そのような確認及び指示の状態を示す確認信号をタグ100に送信可能である。
図2は、代表的なタグ100のブロック図である。タグ100は、以下の構成要素の1または複数を含んでいる:無線集積回路(IC)125、アンテナ126、1または複数の任意選択可能な受動構成要素127、初期化チャンネルリンク128、バッテリーまたは他の電力源129、1または複数の任意選択可能な周辺装置130及び1または複数の任意選択可能なセンサー131。代表的な受動構成要素127は、例えば、コンデンサーまたは抵抗を含んでいる。代表的な周辺装置130は、例えば、音声情報を受信及び送信することができる2方向の音声処理装置または液晶表示装置(LCD)及びそれに関連する制御装置を含んでいる。代表的なセンサー131は、例えば、ボタン、タンパー検出器、温度センサーまたはバッテリー状態センサーを含んでいる。
“バッテリー”という用語は、ボタン電池、(例えば、時計電池)、リチウム電池、塩化銀電池、塩化亜鉛電池、カーボン−亜鉛電池、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル金属水酸化物電池、リチウム−イオン電池、ポリマー電池、アルカリ電池、燃料電池、コンデンサー、太陽電池、振動変換器、熱電力発生器または積層化学電池等の、任意の種類の携帯電力源、制御または蓄積手段を包含する。好ましい実施例では、バッテリーは、任意選択可能に基板に取り付けられ及びプラスチック内に包含される、亜鉛及び2酸化マンガンをベースとする小型の使い捨てバッテリーにより構成される。
“センサー”という用語は、任意の種類の電気スイッチ、容量タッチセンサー、光学的に活性化される入力、温度センサー、電圧センサーまたは任意の他の入力機構またはセンサーを包含する。言い換えれば、“センサー”という用語は、幅広い様々な公知のデータ入力装置を包含する。
“制御装置”という用語は、他の回路要素の動作を電気的に制御するために用いられるマイクロプロセッサー(超小型処理装置)、電子制御装置、状態マシン及び他の回路等のプロセッサー(処理装置)を包含する。さらに、本発明の制御装置は、制御装置によって実行される1または複数の制御プログラムを蓄積するためのメモリまたは蓄積装置に接続されまたは組み入れられる。
アンテナ126の要素は、容量及び/または抵抗結合を用いるタンパーまたは容量センサー入力の一部として作動可能である。1つの実施例では、ダイポールアンテナは、センサーとして機能することが可能な、2つの大きな面積の容量または抵抗プレートを含んでいる。タグ100は、アンテナ126を介して、以下に説明する低データレートプロトコルによりアクセスポイント108と通信する。
センサー131及び/または周辺装置130等の追加の構成要素は、応用に依存して回路に追加される。同様に、構成要素は、応用に依存して除去される。例えば、バッテリー129は、タグ100が、携帯電話、カメラまたは情報携帯端末(PDA)のためのコンパクト無線拡張(アドイン)カード等の、外部電力源を有するシステム内で用いられる場合には除去される。
多くの応用は、限定されないが、電子棚札、薬学追尾、供給連鎖管理、POS端末通信、財産管理、センサーネットワーク、建築制御システム、音声ネットワーク、コンピューターネットワーク及び安全ネットワークを含む、低データレート、低電力、低コスト無線通信システムの使用を可能とする。音声ネットワーク応用では、タグ100は、タグ100と、イヤフォン及びマイクロフォンそれぞれに/から音情報を受信、処理及び送信する音声処理周辺装置130とにより構成される無線ヘッドホン(図示していない)内に埋め込むことができる。電子棚札応用では、タグ100は、タグ100と、食料雑貨販売店等の小売り環境における価格を示すためのLCDまたは他の表示周辺装置130とにより構成される電子棚札内に埋め込むことができる。この実施例では、タグ100は、アップデートされた価格を、アクセスポイント108を介してセンターサーバー105から受信し、そして、LCD周辺装置130に価格を表示する。
動作において、タグ100は、1または複数の無線アクセスポイント108によって受信される1または複数の信号を送信する。送信された信号の、基準信号(例えば、基準タグから)または各アクセスポイント108において維持されている全体的な時間基準に対する相対的な到達時間、相対的な信号の強度及び/または無線通信リンク101(図1)を介して1または複数の無線アクセスポイント108において受信されたマルチパス特徴情報に基づいて、タグの位置は、サーバー105によって取得または決定することができる。3つまたはそれ以上の非共平面の無線アクセスポイント108によってタグ100から受信した信号情報を用いて追跡されるタグ100の位置または場所を“三角測量”または決定するための様々な技術、アルゴリズム及びプログラムは、当業者によく知られている。同様に、2つのアクセスポイント108を用いてタグ100の位置を決定するための様々な技術、アルゴリズム及びプログラムも、当業者によく知られている。
1つの実施例では、アクセスポイント108とタグ100との間の通信リンクである通信リンク101は、2つのサブリンクにより構成されている。第1のサブリンクは、アクセスポイントからタグへの通信に対して用いられる。このリンクは、2.44GHzを中心とし、60MHzのチャンネル帯域幅を有するISM帯域である。第2の補助リンクは、タグからアクセスポイントへの通信に対して用いられる。このリンクは、4.1GHzに中心を有する超広帯域(UWB)中に存在する。任意の適切な周波数と帯域が、タグ100とアクセスポイント108の間での通信に対して使用可能であることが認識される。
図3は、アクセスポイント108とタグ100の間の代表的な通信動作のフロー図である。通信動作は、無線通信リンク101を介して行うことができる。図3は、図4−6を参照してさらに以下に説明されている通信プロトコルの概要を示している。
通信動作は、擬似雑音符号(PN符号)でエンコードされ、また、任意の適切なデジタル変調技術で変調されたビーコン信号を送信するアクセスポイント108で開始する(ステップ150)。1つの実施例では、ビーコン信号は、9Mb/sビット(またはチップ)レートで、2.44GHzの20ns幅パルスのオン−オフ偏移(OOK)で変調される、N=7のPN符号([2N−1]=127の長さ)でエンコード(符号化)される。ここで用いられているように、1ビットまたはチップは、PNシーケンスの1つのビットである。ビーコン信号は、連続的に送信され、予め定められている時間に間欠的に送信され、または、チャンネルが他の装置によって使用されていない時に送信される。複数のアクセスポイント108がシステム内に存在する場合、複数のアクセスポイント108は、ビーコン送信を調整する。これにより、9MHzビットレートが同期化され、そして、それらの間で位相ロックされる。
ビーコン信号の目的は、タグ100に正確な周波数基準を提供することである。典型的には、タグ100は、水晶または共振器等の正確な周波数基準を含んでいない。タグ100は、正確な周波数基準を得るために、ビーコン信号を用いる。この技術は、タグ100内に統合される高価で正確な周波数基準を必要としないので、有利である。
タグ100は、スリープタイマー機能を有している。これにより、タグ100は、スリープタイマーの動作時にのみ、非常に低電力のスリープ状態となる。スリープタイマーが終了すると(ステップ151)、タグ100は、電力を増加し(ステップ152)、そして、ローカルサーチアルゴリズムを用いてビーコン信号を捕捉する試みを開始する(ステップ153)。スリープタイマー機能は、アクセスポイント108または通信システム内に存在する他の装置によってプログラム可能である。スリープタイマーは、タンパーまたはセンサー指示、またはビーコンPN符号内の変化にも反応することができる。
タグ100は、差動及び動作ドリフトの製造による周波数変化をカバーするために、充分に広いサーチ空間内のビーコン信号のPN符号をサーチする。PN符号は、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)を用いて容易に発生される符号群である。よく知られているように、PN符号は、全てのしかしながらゼロ位相ではない点に対して、非常に低い自動相関関数を有している。これにより、PN符号は、スペクトラム拡散チャンネルとして適切である。しかしながら、PN符号の使用の欠点は、受信機における相関/検出が、非常に多くの動作を必要とすることである。特に、相関/検出処理は[(2N−1)2]の数にまで達する動作を必要とする。ここで[2N−1]は、PNシーケンスの長さである。
サーチ処理を促進し、また、ビーコン信号を検出するために必要な動作の数を低減するために、タグ100は、PN相関器群を効率的に実行するための高速ウォルシュ変換(FWT)を用いる。ウォルシュ変換は、[2N]の長さの大部分が2値変換である。ウォルシュ変換は、特有の特性を有している。すなわち、変換マトリクスの行は、新しいマトリクスの列が、与えられたPN符号の全てのローテーションからなるように、並べ替え(permute)られる(再配列(reorder)される)。並べ替えは、マトリクスの代わりに入力データに加えられる。これにより、高速O(N2N)変換をO(22N)符号サーチ問題に置き換えることができる。また、逆並べ替え(unpermute)機能が、FWTが完了した後に出力データを逆にするために必要とされる。並列PN符号位相サーチを実行するためにFWTを用いることによって、ビーコン信号を検出するために必要な動作の数が劇的に低減される。例えば、PN符号が127ビットの長さを有している場合には、標準サーチはおよそ16129の動作(1272)を取るが、FWTを用いるサーチは889の動作(7×127)を取るであろう。
高速ウォルシュ変換は、以下に含まれているいくつかの刊行物に開示されている。1989年、地中海電子技術会議報告書、513頁〜515頁、Srdjan Z. Budisinによる論文“FWTを使用する高速PNシーケンス相関”には、PN符号との高速相関のために高速ウォルシュ変換を使用するための公知の方法が開示されている。2001年、アテネ、オハイオ、システム理論に関する南東シンポジウム報告書、Abdulqadir Alaqeeli及びjanusz Starzykによる論文“フィールドプログラマブルゲートアレイを使用する、PN符号を有する高速コンボリューションのためのハードウェア実行”には、PN符号位相の高速捕捉のための高速ウォルシュ変換の使用について開示されている。1977年1月、情報理論に関するIEEEトランザクション、135頁〜137頁、Martin Cohn及びAbraham Lempelによる論文“高速Mシーケンス変換”には、擬似雑音符号との相関のための高速ウォルシュ変換の使用について開示されている。しかしながら、これらは、本発明の開示によって教示される、遠隔の装置内に正確な周波数基準信号を確立するために高速ウォルシュ変換を用いることを開示または提案していない。
捕捉処理の間、タグ100は、パルス中心周波数(例えば、2.44GHzに中心を有する)のシーケンス、パルス繰り返し期間(PRP)(例えば、11nsの周りに中心を有する)及び以下に詳細に説明されているパルス位相を通してステップする。特別の周波数と期間は、応用に依存して変更可能である。サーチは、典型的には、以前の通信動作の周波数と期間で開始し、そして、ドリフトを生成する電圧、温度、ローディング及び/または他の影響によって引き起こされる発振器及び電圧制御発振器(VCO)のドリフトを考慮して十分に広い、制限された数の周波数/期間/位相の組み合わせを走査する。FWTビーコン捕捉処理は、以下に詳細に説明されている。ビーコンが捕捉されると、最善の調和周波数とPRPが供給される。
位相ロックループ(PLL)は、位相検出器(位相検波器)のようなアーリー/レイト(early/late)PN相関器群を用いてビーコン信号にロックする(ステップ154)。相関器は、前述したFWTからの符号位相データを用いて初期化される。PLLは、ビーコンパルスレートを正確に追尾することができるように、確定するまでに十分な時間が許されている。また、ビーコン信号は、より高速なサーチ(より短い符号)またはより多くの雑音拒絶(より長い符号)を促進するために、より長いまたはより短いPN符号長さを有する1または複数の追加の重ねられた同期化符号を含んでいてもよい。PLLループの帯域幅は、当業者に知られているように、引き込み範囲を最大化し、また、合計サーチ及びロック時間を最小化するために、適切に動的に変更可能である。
また、タグ100は、複数のビーコン符号をサーチしてもよい(ステップは図示されていない)。複数のビーコン符号は、アクセスポイント108のサブセットの近傍において、複数のタグ100に低データレートメッセージを放送するために、1または複数のアクセスポイント108のサブセットによって同時に送信可能である。メッセージは、例えば、異なるビーコン符号のFWTピークを比較することによって得ることができる。この放送方法は、限定されないが、送信電力指示、スリープ/ウェイクアップコマンド及び/または鍵または同期化情報等の暗号化構成の役割要素を含む、多くのデータ種類をエンコードすることができる。
PLLが9MHzのビーコンビットレートにロックされると(ステップ154)、タグは、4.1GHzに中心を有する短い(2nsの幅)パルスの2位相偏移(BPSK)変調を用いて、N=16([2N−1]=65535の長さ)のトレーニングまたはパイロットPN符号を送信する(ステップ155)。符号の長さ、送信周波数及び変調構成の選択は、応用に依存する。本発明の教示は、これに関して限定されない。アクセスポイント108は、トレーニング符号のピークを見つけるために、連続してまたは頻繁にFWTのPN符号サーチを実行する(ステップ156)。トレーニングシーケンスによって、アクセスポイント108は、タグ信号を検出することができ、また、タグ100との通信を最適化するためにマルチパスまたはRAKEフィルタータップのセットをプログラムすることができる。この処理は、以下に詳細に説明されている。
その後、タグ100は、データビットを表すために、2つのN=14([2N−1]=16383の長さ)のPN符号を用いて、その特有のID符号を送信する(ステップ157)。当業者は、符号偏移変調または相補符号変調等の他のスペクトラム拡散符号技術を用いることができることも認識する。アクセスポイント108は、送信されたデータストリームを再生する相関器群を有している(ステップ158)。ID符号が完了またはタグ100を独自に判別するのに十分に完了すると、1または複数のアクセスポイント108は、データビットをエンコードするためのN=14([2N−1]=16383の長さ)のPN符号対を用いて、符号化されたメッセージとCRCを送信する(ステップ159)。符号の種類(PNまたは他)の選択及び符号の長さは、応用に依存する。
アクセスポイントからタグへのメッセージは、2.44GHzのアクセスポイントからタグへの通信リンクで送信される符号対と符号位相として、4.1GHzのタグからアクセスポイントへの通信リンクで用いられたまたはタグIDに対して指示された符号と符号位相に関係するかまたは同じである符号と符号位相を用いることにより、特別なタグに向けられる。アクセスピントからタグへのメッセージは、補足のタグデータ(図示されていない)に対する要求を含むことができる。捕捉のタグデータの例は、送信電力レベル、スリープ時間、新しいID符号またはEPC、安全鍵、データ符号位相関係に対するトレーニングシーケンス、CRCチェックサム等を含むが、これに限定されない。
タグ100は、データペイロード(データ本体)160を受信し、そして、アクセスポイント108によって受信されて検査される(ステップ163)アクノリッジ(ACK)(確認応答)161を返送する。タグ100が、受信したメッセージを処理すると、スリープタイマーがセットされ(ステップ164)、タグは、電力を低下することができる(ステップ165)。
アクセスポイント108は、データ受信中に非常に正確なマルチパスモデルを蓄積した後、入力信号の先頭エッジタイミングを高い精度に決定することができる。追加のまたは代わりに、元のFWTトレーニング符号マルチパスモデル情報は、先頭エッジの到達時間を決定またはさらに規制するために用いることもできる。到達時間が、全体的な基準クロックまたは知られている基準信号に対して決定されると、アクセスポイント108は、さらに処理するために、データをサーバー105に送ることができる。
図3に描写されている通信動作は、通信フローの多くの可能な組み合わせのうちの単なる1つである。当業者は、本発明の教示の概念の範囲内である、多くの代わりの通信フローが存在することを認識する。例えば、タグ100は、追加のデータペイロードを、通信動作を延ばす、データメッセージの一部として要求することができる。任意の数のハンドシェイクプロトコル(手渡しプロトコル)、安全プロトコル、認証プロトコル及び/または符号シーケンスが、追加され、重ねられまたは代用可能である。これらは、本発明の教示の概念の範囲内である。
図4は、タグ100に対する典型的な状態フロー図である。タグ100は、スリープ状態で開始し(ステップ200)、与えられた時間に目が覚める。特別なセンサー(例えば、タンパー検出器)の状態を検査し、状態が変化しない場合にはスリープに戻す、代わりの状態は、図示されていないが、本発明の教示の概念の範囲内である。スリープタイマーが終了すると、タグ100は、目をさまし、FWTサーチを用いてビーコン信号のサーチを開始する(ステップ201)。このFWTサーチは、さらに、図5を参照して以下に説明されている。ビーコンが見つからない場合には、タグ100は、スリープに戻る(ステップ200)前に、電力/スリープ調整処理(ステップ210)を行う。1つの実施例では、タグ100が繰り返してビーコンを見つけることができなかった場合には、タグ100は、ビーコンの領域外であると決め、バッテリー電力を保持するために自動的にスリープタイマーを変更する(例えば、延長する)。
ビーコンが見つかった場合には、タグ100は、符号位相を決定するためにFWTを実行する(ステップ202)。符号位相決定ステップは、図6を参照して以下に説明されている。符号位相が見つからない場合には、タグ100は、スリープに戻る前に電力/スリープ調整状態となる(ステップ210)。1つの実施例では、タグ100が有効な符号位相を見つけることができなかった場合には、タグ100は、バッテリー電力を保ためにスリープ時間を延長する。
有効な符号位相を見つけた場合には、タグ100は、ビーコンビットレートを追尾するためにPLLを用いる(ステップ203)。1つの実施例では、9MHzの中心周波数を有するPLLが用いられる。PLLは、ロックを実行するための予め定められている時間が与えられている。ロックに失敗すると、タグ100は、電力/スリープ調整状態となる(ステップ210)。PLLがロックすると、タグのPLLは、ビーコンビットレートと同期化され、任意の適切なデジタル変調技術を用いてトレーニングシーケンスの送信を開始する(ステップ204)。1つに実施例では、N=16([2N−1]=65535の長さ)のトレーニングPNシーケンスとBPSK変調が用いられる。トレーニングシーケンス(トレーニング符号の複数の繰り返しにより構成される)が完了すると、タグ100は、PN符号のセットを用いてデータの送信及び受信を開始する。1つの実施例では、N=14([2N−1]=16383の長さ)のPN符号が用いられる。当業者は、符号偏移変調または相補符号変調等の他のスペクトラム拡散符号技術を用いることもできることを認識する。
送信が完了すると、タグ100は、受信データの有効性を検査する(ステップ206)。データメッセージが無効または破損している場合には、タグ100は、スリープに戻る(ステップ200)前に、電力/スリープ調整状態となる(ステップ210)。受信したメッセージが有効である場合には、タグ100は、変数の更新を続行する。すなわち、先ず、非安全値(ステップ207)、そして、安全鍵を検査した(ステップ208)後に安全変数を更新する(ステップ209)。例えば、タグ100が目覚めた時、その基準クロックは、全体的なクロック(ビーコン信号から決定された)から大きく変動しているかもしれない。この変動を修正するために、新しいスリープ時間変数がタグ100内で更新可能である。これにより、アクセスポイント108がタグ100を目覚めさせる次の動作時に、タグ100が目覚めることが保証される。
図5は、ビーコンサーチを実行する(図4のステップ201)ための典型的な状態フロー図である。タグ100は、周波数とパルス繰り返し期間(PRP)を、前回知った良好な周波数とPRPに設定する(ステップ225)。その後、“max”として参照されているローカル変数が消去される(ステップ226)。タグ100は、アナログデジタル変換器(ADC)を用いて、PRPにおけるサンプルを連続的に獲得する。サンプルデータは、蓄積され、例えば、127個のサンプルにより構成される長い区間において処理される(ステップ227)。長い区間は、多項式を発生するLFSRから得られる並べ替え関数を用いて並べ替えられる(再配列される)(ステップ228)。そして、FWTが、再配列されたデータに対して実行される(ステップ229)。FWT出力のピーク及び平均絶対値が算される(ステップ230)。この時、ピーク値(最大)は、ピーク算出試行の周波数及びPRPと一緒に保持される。サーチは、ビーコンサーチサイクルの間の予想された変更をカバーするのに十分に広い、ローカルの周波数とPRPのセットにわたって継続される(ステップ231)。1つの実施例では、サーチは、1または複数の発振器周波数(例えば、2.44GHzを中心とする)、PRP(例えば、111nsを中心とする)及びPRPの位相(例えば、0から111nsまで)に及ぶ。サーチの中心値とステップの大きさは、応用に依存する。本発明の教示は、これに関して限定されない。
サーチが終了すると、タグ100は、最大値(すなわち、FWT結果の全てのピーク)をFWT結果の平均絶対値と比較する(ステップ232)。ピーク値が平均絶対値より十分に大きい場合には、タグ100は、ビーコンを見つけたことを、統計上の信用をもって示す(ステップ234)。そうでない場合には、ビーコンは、見つからなかったことが宣言される(ステップ233)。1つの実施例では、ビーコンが見つかったか否かを決定するための、最大値に対する平均絶対値の比が4に設定される。他の閾値または多くの複雑な統計上のテスト(例えば、ピーク対RMS)が、ビーコン状態を決定するために使用される。これは、本発明の教示の概念の範囲内であると考えられる。
図6は、符号位相決定機能を実行する(図4のステップ202)ための典型的な状態フロー図である。ステップ201(図6)で決定された周波数とPRPが、先ず、設定される(ステップ250)。次に、“max”として参照されるピーク検出のためのローカル変数がクリアされる(ステップ251)。そして、タグ100は、ADCから新しい127個のサンプルのセットを獲得する(ステップ252)。データは、特別のPN発生多項式に応じて並べ替えられる(ステップ253)。そして、FWTがデータに対して実行される(ステップ254)。FWTの出力が走査され、ピークが見つけられる(ステップ255)。指標(i)と最大値が共に蓄積される(ステップ255)。新しい最大値は、ビーコンサーチ(図4のステップ201)で決定されたピーク値と比較される(ステップ256)。それらが一致している場合には、指標は、タグ100のFWTに対するビーコン符号の符号位相を得るためにPN符号発生多項式から得るのと同様に、対応する逆並べ替え関数を通して送られる(ステップ257)。そして、符号位相情報は、タグのパルスレートPLLのための位相検出器(位相検波器)として用いられるPN相関器群の初期状態を設定するために用いられる(ステップ258)。新しい最大値がステップ201(図4)からのビーコンサーチピークと一致する場合には、符号位相サーチ機能は、符号位相を見つけたことを示して終了する(ステップ259)。新しい最大値と201からのビーコンサーチピークが一致しない場合(例えば、20%以上異なる)には、符号位相サーチ機能は、コード位相が見つからなかったことで終了する(ステップ260)。図6には示されていないが、この処理(ステップ252から開始)は、符号位相が見つからないで終了することを決定する前に、複数回繰り返してもよい。さらなる実施例では、PRPは、ビーコン再検出の可能性を改善するために、ステップ252の各繰り返しの間少し変更される。
雑音を含んでいるデータ内のPN符号の効率的な幅広いサーチを実行するための並べ替え−FWT−逆並べ替え機能の使用は、ハードウェア複雑性の低減、信号対雑音比(符号ゲインによって)の改善、ビーコン捕捉時間の低減、電力消費の低減、高価な周波数基準の除去及びタグ構成の簡略化を含む多くの重要な利点を有している。低速追尾相関器のセットは、信号周波数、PRP及び符号位相が知られた時に使用可能であり、FWTエンジンが、ビーコン捕捉処理の後に電力を低減し、それによって電力を節約することを可能とする。FWTと追尾相関器の間の符号位相のハンドオフは、ビーコンが失われていないことを確認するのに十分速く行われる。1つの実施例では、PRPのステップの大きさは、符号位相のハンドオフとPLLのロックが保証されることを確実にするのに十分にきめ細かく構成される。他の実施例では、PLLループフィルター応答は、PRPの迅速なロックを可能とし、その後、ジッター(時間的な揺らぎ)行動を改善するために低速とされる。
図7は、代表的なタグ100の詳細ブロック図である。アンテナ275は、結合された低雑音増幅器(LNA)/混合器(ミキサー)/ドライバ回路276に取り付けられている。LNA/混合器/ドライバ回路276は、1つの実施例では、4.1GHzと2.44GHzを含む比較的に広い周波数帯域にわたって調整可能な発振器293に接続されている。データを送信している間、発振器293は、差動信号を供給する。データを受信している間、発振器293は、構成トランジスタ(図示されていない)のセットを用いて差動直交信号を供給する。また、LNA/混合器/ドライバ回路276は、送信されるパルスの包絡線を発生するために用いられるパルス包絡線発生器278によって駆動される。1つの実施例では、送信されるパルスは、4.1GHzの搬送周波数を有する周囲約2nsの幅である。パルス包絡線発生器278は、タグ100によって制御され、タイミング、電力及びパルスの形状を調整可能である。好ましくは、出力波形は、FCC(米国連邦通信委員会)によって決定されるUWB規則に優先的に従う。
LNA/混合器/ドライバ回路276は、受信モードにおいて、低周波数増幅器及びフィルター277のセットに送られる直交復調信号(IとQ)を発生する。自動ゲイン制御(AGC)ループ(図示されていない)は、受信電力レベルに応じて増幅器277のゲインを調整する。得られた直交信号は、1つの差動アナログ出力を生成するために、CDSのIとQのサンプルの3セットのドット積の差分を計算する、相関2重サンプリング(CDS)回路279によってサンプリングされる。代わりに、CDS回路279は、IとQの2つの連続するサンプルの間の変化(例えば、[I1−I0]と[Q1−Q0])を計算する。1つの実施例では、CDSデルタドット回路279の出力は、ビーコンビットレート(例えば、9MHz)において、6ビットの分解能を有する1または複数のオフセット補償アナログデジタル変換器(ADC)280でデジタル化される。ADC280の出力は、データマルチプレクサ282、N=7のビーコン相関器のセット289及びN=14の受信機相関器のセット281に送られる。データマルチプレクサ282は、FWT動作のために用いられるランダムアクセスメモリ(RAM)284に接続されている。アドレス発生器283は、RAM284に接続され、RAM284のアドレスバスを制御ずる。アドレス発生器283は、並べ替え及びFWT機能によって要求される配列を実行する。また、RAM284は、FWTの基本機能を計算するFWTバタフライ285に接続されている。FWTバタフライ285の出力は、データマルチプレクサ282、ピーク検出器286及び絶対値合計計算器(累積絶対値計算器器)272に送られる。ピーク検出器286は、ビーコンサーチ及び符号位相サーチで用いるためのFWT出力結果の最大値を決定するために用いられる。ピーク検出器286の出力は、FWTシーケンスからピーク指標を得、それをビーコン追尾PN発生器288に対する初期状態内に運ぶ、ルックアップテーブル287に供給される。ルックアップテーブル(LUT)287は、FWT出力シーケンス(順番ではない)、逆並べ替え機能及びビーコン符号に同期化されるPN発生器288(N=7)内の7ビットLFSRを初期化するための符号位相からLFARへの状態マッピングを結合する。
PN発生器288からの同期化PN符号は、PRPのPLLに対する位相検出器として用いられる相関器群289を駆動する。これらのビーコン相関器289は、ビーコンビット周波数を追尾するためにローカルのPLL周波数を減少または増加させるために使用可能な、アーリー/レイト信号を供給する。アーリー/レイト信号は、信号を低域濾波するデジタルループフィルター290に送られる。ループフィルター290の応答特性は、PLLが先ず追尾を開始した時に第1の最適化捕捉時間に調整され、その後、PLLがロックを達成する時に、ジッターを最適化する。ループフィルターの出力は、CDSデルタドット回路279及びADC280のサンプリング周波数(例えば、9MHz=ビーコンビットレート)を発生する電圧制御発振器(VCO)291を駆動する。また、アーリー/レイトサンプルは、きめ細かい(サブチップ)アーリー/レイト信号を与えるために、サンプリングクロックの遅れ292を振らすことによっても発生可能である。ADC280、CDSデルタ−ドット279、ビーコン相関器289、ループフィルター290、VCO291及び遅れ292は、1つの実施例では9MHzに中心を有するビーコンビットレートにロックするクローズロックループPLLを形成する。
ビーコンサーチ動作の間、PLLループは開かれる。VCO291は、前回の通信動作におけるデジタル値またはそれに近いデジタル値を有するメモリにより駆動される。発振器293の周波数は、1つの実施例では、通常、発振器293を送信に対して4.1GHz、受信に対して2.44GHzに設定する、他のアナログデジタル変換器(DAC)294によって同様に制御される。代わりに、発振器293の周波数は、VCO291の周波数の倍数(例えば、9MHzビーコンレートの271倍である2493MHz)であってもよい。
他の実施例では、タグ100は、特別の試験ステップの間に調整される測定メモリを包含可能である。発振器の周波数は、例えば、ビーコンサーチ処理の一部として活動的にサーチされる必要がないように、充分に安定であってもよい。代わりに、周波数は、間欠的にサーチされてもよい。ビーコンサーチの範囲、粗さ及び組み合わせは、本発明の教示によって限定されない。
データの送信に対して、伝送されるビットストリーム299は、任意選択可能なフォアウォードエラー訂正(FEC)エンコーダ298に送られる。1つの実施例では、FECエンコーダ298は、K=7を有するレート1/2のコンボリューション符号である。エンコードされたデータストリームは、PN発生器297からの送信に対して、2つのN=14([2N−1]=16383の長さ)の符号のうちの1つを選択する。延びたビットストリームは、発振器293に開始キックを供給するBPSK変調器296に送られる。追加的には、N=16([2N−1]=65535の長さ)のPN発生器295は、トレーニング位相の間、BPSK変調器296を駆動する。
発振器293は、電力を節約するために各ビット期間の間電力を低下させるように設計可能である。1つの実施例では、発振器293は、9MHzビーコン周波数に対して決定論的な位相を有するために開始キックを必要とするパルス発振器である。キックオフパルス(開始パルス)は、送信の間、望ましいビット状態に対応するBPSK変調器296によって発生される。アクセスポイント108は、タグ内のビーコン追尾PLLによって供給されるビーコンビット周波数に対して、送信パルスの正確な位相配列を必要とする可干渉検出を実行する。これにより、発振器293は、Rxサンプルが受信され、また、Txパルスが送られた後の111nsビット(またはチップ)期間それぞれの重要な部分の間、電力低減が可能である。図10は、発振器が、チップ期間の比較的短い部分に対してのみ信号(IOSC)を作る必要があることを示すタイミング図である。各チップ期間の間、発振器を休止させることによって、かなりの電力節約が達成可能である。タグからアクセスポイントへの可干渉通信に対する同期化及び位相雑音要求は、高周波数発振器293から低周波数(例えば、9MHz)PLLループに移される。
他の実施例では、ビーコン追尾機能は、可干渉性ではなく、正確な位相配列を必要としない。データ受信の間、発振器293は、OOKビーコンパルス信号をサンプリングするために短期間(例えば、111nsチップ期間のうちの20ns)に対して混合器276を駆動する。また、データ送信の間、発振器293は、短期間(例えば、111nsチップ期間の5ns)に対して混合器276を駆動する。短い発振期間は、電力を保存する。他の実施例では、発振器293は、プログラムされた開始位相と時間を有する直交リング発振器により構成される。さらに他の実施例では、2つの別々の発振器293が、送信及び受信ローカル発振器信号を発生するために用いられる。各発振器は、2.44GHz及び4.1GHzの周波数に対して、独立して適切に最適化可能である。ビット期間の間の電力周期による電力節約は、Tx及びRx発振器それぞれのデューティ周期によって、Tx及びRx送信機が各ビット期間の間の短期間に対してのみ活性化されることにより同様に達成可能である。これにより、ビット期間特徴当たりの電力サイクルとマルチモード回路によって、今日多くの無線において一般的である、タグのRx/Tx回路の大きなきまぐれな変化無しに、迅速な完全二重通信が可能となる。低い待ち時間の完全二重通信により、タグ内の複雑なデータ蓄積及びメディアアクセス回路の必要性が低減される。本明細書に説明されている実施例に加えて、当業者は、発振器293が、本発明の教示の範囲内である多くの他の方法で実行可能であることを認識する。
発振器293に加えて、タグ100内の他の回路は、電力節約のために、ビット期間の間電力を低下することができる。例えば、LNA、混合器及びドライバ回路276は、バッテリー電力を保持するために、ビット期間の間の受信モードでない時に電力を低下する(例えば、111nsのうちの91ns電力を低下する)ことができる。受信モードは、ビット期間内において送信モードより前におくことができる。これにより、送信パルス発生の任意の反射または残部影響が、タグ100が再び受信モードに入る前に最大に低減される。
図8は、図7のタグ100内で実行されるFWTに対する代表的な動作を示している。256×12のRAMは、3つのセグメントに分割されている。位置0×00から0×3Fは、CDSデルタドットまたはRMS計算機279からの入力データパック302、303のために確保されている。位置0×40から0×BFは、FWT中間結果304のために確保されている。位置0×C0から0×FFは、ID符号、安全鍵、状態変数、PN符号発生器関数、測定値、電力レベル及び/または電子製品符号(EPC)305のために確保されている。
入力RMSデータは、並べ替えられた順序301で蓄積され、1ワード当たり2つのサンプルがパックされる。FETエンジンは、最初の7パスに対して、新しい入力データによって古いデータが上書きされるのを防止するために、順番ではなく、RAM284からデータを読み取る、FWTバタフライ285の結果は、同様に、順番ではなく(非順番に)、また、308のように、RAMのFWT領域304に戻って書き込まれる。6(309)を介するFWTパスは、標準のFWT順序である。また、FWTの最後のパスは、順序310で実行されるが、結果は、RAM284に戻って書き込まれない。最後のパスの結果は、成功指標を宣言するピーク検出器286に送られる。成功指標は、後で、7ビット指標をPN発生器288に対する7ビット初期値に移すLUT287に送られる。ビット幅、位置及び計算順序、他のもののうちの1つは、本発明の教示の範囲内において、応用に依存して変更可能である。
図9は、代表的なアクセスポイント108のブロック図である。受信アンテナ325は、入力信号の周波数帯域を制限するフィルター327を駆動する低雑音増幅器(LNA)326に接続されている。信号は、ダウンコンバートされる直交成分信号(IとQ)を発生する直交混合器328に送られる。直交混合器328は、通常4.1GHzにおいて、PLL339によって駆動される。混合器328からの直交信号は、後で、2つの帯域フィルター329を通過し、2つのADC330によってデジタル化される。得られたデジタル直交信号は、さらに、331によってデジタル領域で濾波される。
濾波された直交信号は、タグ100によって送信されるトレーニング信号に対する受信波形をサーチする、N=16の複素FWTエンジン332に送られる。中間結果を蓄積するためのFWTのRAM333は、FWTエンジン332に取り付けられている。ピーク検出器352は、受信信号中の、タグ100からのトレーニング信号の存在及び符号位相を決定するために用いられる。
FWTエンジン332及びピーク検出器352の出力は、マルチパス係数RAM334に送られる。1つの実施例では、マルチパス係数334は、信号対雑音比及びマルチパス障害に対する免除を改善するためのRAKE結合器を提供するマルチパスフィルター335群をプログラムするために用いられる。Mタップを有するRAKE結合器をプログラムするために、先ず、全てのFWT結果の全体的なピークの周りの予め定められた時間窓内の、M個の最も大きい(振幅、実数、虚数または任意の結合によって区分けされる)複素数IとQのFWTポイントが、マルチパス係数RAM334から抽出される。これらのM個の最も大きい相関ピークは、インシデント(入射)信号のM個の最も大きい反射を表している。大きさ区分けのための時間窓は、与えられた装置内の合理的に予期可能な総反射遅れによって決定される。典型例では、大きさ(振幅)区分け窓は、全体的なピーク位置に対して−100nsから+500nsである。このような窓によって、500フィートまでのパス長(経路長)の差を有する反射からのいくつかのアーリー到達と大量のレイト到達を可能とする。1つの実施例では、マルチパスフィルター335は、全体的なFWTピークの周りのプリセットされた時間窓内で、最大の大きさのウォルシュ関数結果の共役複素数でプログラムされる。
マルチパスフィルター335の出力は、タグ100によってエンコードされたように、受信ストリームからデータビットを抽出する、N=14の複素相関器336群に送られる。複素相関器336の出力は、任意選択可能に、Rxビットストリーム348のような元のタグデータのビットストリームを再生するエラー訂正符号(ECC)デコーダ337群に送られる。LFSR344(PN符号発生器)群は、複素相関器336に対するシーケンスを提供する。また、複素相関器336は、任意選択可能に、データ送信の長さにわたる高度に正確なマルチパスモデルを直接に蓄積するために、デジタルフィルター331からのデータストリームを相関することができる。結果は、相関RAM343に蓄積される。相関RAM343及びピーク検出器352の内容は、複数のアクセスポイント間及び/または知られている位置における複数の基準タグ信号に同期化される測定タイマー(図示されていない)に対するデータストリームの到達時間350を計算する先頭エッジ検出器342を用いて、パルスストリームの先頭エッジを決定するために用いられる。
アクセスポイント108の送信側は、符号化されたビーコンシーケンスを生成するビーコン符号発生器341LFSRによって駆動される。送信メッセージ、受信応答(ACK)メッセージ及び任意の補足データは、N=14のTxのPN符号発生器(“LFSR”として参照される)345のセットを駆動するTxのデータストリーム349に結合される。ビーコンLFSR341とTxのLFSR345は、共に、ビーコンと、結合された1つの出力波形を生成するためのデータ信号とを重ね合わせるDAC/OOK変調器346を駆動する。出力信号は、混合器353を駆動し、その後、送信アンテナ351を駆動する電力増幅器347を駆動する。2.44GHzのローカル発振器354は、混合器353を駆動する。
9MHzのPLL340は、同期化回路355を介して他のアクセスポイントにロックされる。4.1GHzのPLL339は、9MHzのPLL340にロックされる。4分周回路338は、1.024GHzのサンプリングクロックをADC330に供給する。9MGzのPLL340は、ビーコン変調器346を駆動する。
当業者は、本明細書に開示されている様々の実施例が、種々の変更及び代わりの形式を受け入れることができ、また、その特別の実施例が、図面及び詳細な説明に例示の方法で示されていることを認識する。
図面が縮小して示されていないこと、同じ構造または機能の要素は、通常、図面を通して、説明の目的のために同様の参照数字によって表されている。また、図面は、本発明の好ましい実施例の説明を容易にすることのみを意図していることに注意すべきである。図面は、本発明の全てのアスペクトを記述してなく、また、本発明の範囲を限定しない。
代表的な通信ネットワークのブロック図である。
代表的なタグのブロック図である。
アクセスポイントとタグの間の代表的な通信動作のフロー図である。
タグに対する代表的なフローチャートである。
ビーコンサーチの実行に対する代表的なフローチャートである。
符号位相サーチの実行に対する代表的なフローチャートである。
代表的なタグの詳細ブロック図である。
図7のタグで実行される高速ウォルシュ変換(FWT)に対する代表的な動作図である。
代表的なアクセスポイントのブロック図である。
タグの発振器が動作する必要があるチップ期間中における時間を示すタイミング図である。
Claims (59)
- 無線通信システムであって、
スペクトラム拡散受信機を有する少なくとも1つのタグと、
スペクトラム拡散送信機を有する少なくとも1つのアクセスポイントを備え、
アクセスポイントは、予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第1の信号を送信可能であり、
タグは、第1の信号を受信し、また、タグ内に正確な周波数基準信号を確立するために、予め定められている2値シーケンスを用いて高速ウォルシュ変換を実行可能であり、正確な周波数基準振信号により、タグとアクセスポイントは、無線スペクトラム拡散通信リンクを介して互いに情報を伝送することが可能である。 - 請求項1のシステムであって、予め定められている2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項1のシステムであって、タグは、水晶発振器を含んでいない。
- 請求項1のシステムであって、タグは、高速ウォルシュ変換を実行する前に、予め定められている2値シーケンスを並べ替えることができる。
- 請求項1のシステムであって、さらに、アクセスポイントへ情報を伝送可能なサーバを備えている。
- 請求項1のシステムであって、さらに、タグに情報を伝送可能なサーバを備えている。
- 請求項1のシステムであって、タグは、スリープモードを終了した後に、第1の信号のサーチを開始する。
- 請求項1のシステムであって、タグは、さらに、第1の信号の周波数にロックする位相ロックループ(PLL)を備えている。
- 請求項1のシステムであって、タグは、予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第2の信号を送信し、また、アクセスポイントは、第2の信号の、予め定められている2値シーケンスを用いて高速ウォルシュ変換を実行する。
- 請求項1のシステムであって、システムは、複数のタグと複数のアクセスポイントを含んでいる。
- 請求項1のシステムであって、タグとアクセスポイントは、小売店に設置され、また、タグは、顧客に価格情報を表示するために用いられる。
- 無線通信システム内で実行される方法であって、
無線通信リンクにビーコン信号を送信し、
無線通信リンクからビーコン信号を受信し、
デジタルデータを用いて高速ウォルシュ変換を実行することによってビーコン信号をサーチし、
高速ウォルシュ変換の結果が、ビーコン信号が捜し出されたことを示している場合には、ビーコン信号に含まれているデジタルデータに基づいて正確な周波数基準信号を確立する。 - 請求項12の方法であって、正確な周波数基準信号によって、情報が、無線スペクトラム拡散通信リンクを介してタグとアクセスポイントとの間で伝送される。
- 請求項12の方法であって、ビーコン信号は、擬似雑音(PN)シーケンスを含んでいる。
- 請求項12の方法であって、さらに、高速ウォルシュ変換を実行する前に、デジタルデータを並べ替える。
- 請求項12の方法であって、さらに、ビーコン信号が捜し出された後に、位相ロックされたループ(PLL)を用いてビーコン信号の周波数にロックする。
- 請求項12の方法であって、さらに、
予め定められている2値シーケンスでエンコードされたトレーニング信号を送信し、
トレーニング信号を受信し、
トレーニング信号を用いて高速ウォルシュ変換を実行する。 - 無線通信装置であって、
アンテナと、
アンテナと電気的に通信状態にあるスペクトラム拡散受信機と、
受信機と電気的に通信状態にあるプロセッサを備え、
予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第1の信号を受信し、第1の信号の、予め定められている2値シーケンスを用いて高速ウォルシュ変換を実行することによって、正確な周波数基準信号が無線通信装置内に確立される。 - 請求項18の無線通信装置であって、予め定められている2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、水晶発振器を含んでいない。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、高速ウォルシュ変換を実行する前に、予め定められている2値シーケンスを並べ替える。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、スリープモードを終了した後に第1の信号のサーチを開始する。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、さらに、第1の信号の周波数にロックする位相ロックループ(PLL)を備えている。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第2の信号を送信する。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、小売店に設置され、顧客に価格情報を表示するために用いられる。
- 請求項18の無線通信装置であって、さらに、小売店において情報を表示するための表示装置を備え、表示される情報は、更新された表示情報を無線通信装置が受信した時に更新可能である。
- 請求項18の無線通信装置であって、無線通信装置は、初期化装置からの初期化情報を受信可能である。
- 無線通信装置内で実行される方法であって、
無線通信リンクからビーコン信号を受信し、
ビーコン信号に含まれているデジタルデータを用いて高速ウォルシュ変換を実行することによってビーコン信号をサーチし、
高速ウォルシュ変換の結果が、ビーコン信号が捜し出されたことを示している場合には、正確な周波数基準信号を確立する。 - 請求項28の方法であって、正確な周波数基準信号によって、無線スペクトラム拡散通信リンクを介して、無線通信装置と他の無線通信装置との間での情報の伝送が可能となる。
- 請求項28の方法であって、デジタルデータは、擬似ノイズ(PN)シーケンスを含んでいる。
- 請求項28の方法であって、さらに、高速ウォルシュ変換を実行する前にデジタルデータを並べ替える。
- 請求項28の方法であって、さらに、ビーコン信号が捜し出された後に、位相ロックされたループ(PLL)を用いてビーコン信号の周波数にロックする。
- 請求項28の方法であって、さらに、トレーニングシーケンスを有する信号を送信する。
- 請求項28の方法であって、さらに、価格情報を表示する。
- 請求項28の方法であって、さらに、
価格情報を表示し、
更新された価格情報を無線通信装置が受信した時に価格情報を更新する。 - 請求項28の方法であって、さらに、初期化装置から初期化情報を受信する。
- 無線通信装置であって、
アンテナと、
アンテナと電気的に通信状態にあるスペクトラム拡散受信機と、
受信機と電気的に通信状態にあるプロセッサを備え、
無線通信装置は、予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第1の信号を送信可能であり、第1の信号により、複数のタグは、予め定められている2値シーケンスに対して高速ウォルシュ変換を実行することによって正確な周波数基準信号を確立することができる。 - 請求項37の無線通信装置であって、予め定められている2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項37の無線通信装置であって、無線通信装置は、水晶発振器を含んでいる。
- 請求項37の無線通信装置であって、無線通信装置は、予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第2の信号を受信し、また、予め定められている2値シーケンスを用いて高速ウォルシュ変換を実行する。
- 請求項37の無線通信装置であって、無線通信装置は、価格情報を送信可能である。
- 無線通信装置内で実行される方法であって、
第1の予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第1の信号を送信し、
第2の予め定められている2値シーケンスでエンコードされた第2の信号を受信し、
第2の信号を用いてデジタルデータを発生し、
デジタルデータに対して高速ウォルシュ変換を実行する。 - 請求項42の方法であって、第1の予め定められている2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項42の方法であって、第2の予め定められている2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項42の方法であって、さらに、高速ウォルシュ変換を実行する前にデジタルデータを並べ替える。
- 請求項42の方法であって、さらに、価格情報を送信する。
- 請求項42の方法であって、さらに、タグに価格情報を送信し、タグは、小売店内の顧客に価格情報を表示する。
- 無線通信装置内で消費される総電力を低減する方法であって、
チップ期間の間、データを受信するために受信時に用いられる第1の信号を発生し、また、データが受信された時に、第1の信号の発生を中止し、
チップ期間の間、データの送信時に用いられる第2の信号を発生し、また、データが送信された時に、第2の信号の発生を中止する。 - 請求項48の方法であって、第1及び第2の信号が発生される総時間は、チップ期間の75%以下である。
- 請求項48の方法であって、第1及び第2の信号が発生される総時間は、チップ期間の50%以下である。
- 請求項48の方法であって、第1及び第2の信号が発生される総時間は、チップ期間の25%以下である。
- 請求項48の方法であって、第1及び第2の信号は、同じ発振器によって発生される。
- 請求項48の方法であって、第1及び第2の信号は、それぞれ第1及び第2の発振器によって発生される。
- 無線通信装置内に正確な周波数基準信号を維持する方法であって、
2値シーケンスでエンコードされ、無線通信装置内で正確な周波数基準信号を発生するために用いられるビーコン信号をサーチし、
ビーコン信号を捜し出した後、正確な周波数基準信号が無線通信装置内に維持されるように2値シーケンスを追尾する。 - 請求項54の方法であって、サーチステップは、少なくとも部分において、高速ウォルシュ変換を用いて実行される。
- 請求項54の方法であって、追尾は、少なくとも部分において、複数の相関器によって実行される。
- 無線通信装置内で用いられるRAKEフィルターのタップをプログラムするための方法であって、
2値シーケンスでエンコードされた信号を受信し、
信号からデジタルデータを発生し、
デジタルデータに対して高速ウォルシュ変換を実行し、
RAKEフィルターのタップをプログラムするために高速ウォルシュ変換を用いる。 - 請求項57の方法であって、2値シーケンスは、擬似ノイズ(PN)シーケンスである。
- 請求項57の方法であって、さらに、高速ウォルシュ変換を実行する前にデジタルデータを並べ替える。
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