JP4822366B2 - 双方向無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、双方向無線通信装置、双方向無線通信システム並びに方法に関し、特にUWB(Ultra Wide
Band)通信方式に基づいて双方向無線通信を行う際に好適な双方向無線通信装置、双方向無線通信システム並びに方法に関する。
近年、非常に時間幅の小さいパルス信号を用いて通信を行うUWB方式による無線通信が実現化されつつある。このUWB通信では、1ナノ秒〜2ナノ秒という非常に短い時間幅のパルス信号を利用し、そのパルス信号の時間軸上の位置や位相を変化させることで情報を伝送する。1ナノ秒以下という非常に短い時間幅のパルス信号を用いることから、UWB通信用の信号が占有する信号帯域は500MHz以上と非常に広くなるが、変調処理そのものが不要となり、スペクトル電力密度を低減させることができる。このため、高いデータ伝送特性や高精度の測距が実現化されることになる。
このため、このUWBを利用した無線通信システムにおいては、通信時における雑音の影響を低く抑えることが可能となり、ひいては低コスト化をも図ることが可能となる。また、このUWBを利用した無線通信システムにおいては、マルチパスを始めとした各種ノイズの影響を低減することも可能となる。
しかしながら、このUWB方式による無線通信では、UWB通信特有のキャリアセンシングが困難であった。このため、相手側の通信装置から送信されてきた無線信号を、高い信頼性をもって検出できるシステムを案出する必要性が高まっていた。
図1は、一般的なUWB方式による無線通信で使用されるパケットデータのフォーマット構成例を示している。このフォーマット構成例は、例えばIEEE802.11や、IEEE802.15.4等の規格に基づくフレームに関するものである。図1に示すように、フレームデータは、その存在を知らしめるためのプリアンブル101に、SFD(Start Frame Delimiter)102が付加され、さらにSFD102の後方にはペイロード部103が付加されている。なお、フレームとフレームとの間には、例えば12バイト分のギャップが設けられていてもよい。
このプリアンブル101は、フレームデータの受け損ないを防止するためのダミー情報が書き込まれている。UWB通信方式において、このプリアンブル101を表現する場合には、非常に短い時間幅のパルス信号の規則的なコードを複数個に亘り並べ、さらにその規則的なコードとしてのパルス信号を反転させた配列を複数個に亘り並べて構成される。
また、このプリアンブル101は、送られてきた信号を取得してこれを評価し、正しい信号が送られてきたことを判別した場合にはこれと同期をとって通信を開始するものである。
このプリアンブル101には、上述の如くパルス信号が所定のコードに従って規則的に並べられているので、このプリアンブル101が付されたフレームデータを受信した通信装置においては、このプリアンブル101における規則的なパルス信号の配列とそのコードを検出することにより、信号捕捉、同期、およびチャネル推定を行い、ひいては通信を行うことができる。現在通信中の通信相手を除く他の通信装置においては、このプリアンブル101に書き込まれた情報を取得することによって、現時点において当該チャネルが占用されているか否かを容易に識別することが可能となる。
SFD102は、予め決められたコードが並べられてなるとともに、プリアンブル101とペイロード部103との境界としての役割を担う
これに対して、ペイロード部103は、通信装置を利用して通信を行うユーザにより生成された実データ部である。このペイロード部103を構成する信号には、例えば、図2に示すように、一部において図中「S」で示されるパルス列が付加されている一方において、何ら実データが存在しない領域は、あくまで空領域とされている。即ち、このペイロード部103は、図中「S」で示されるパルス列と、空領域とを組み合わせたコードにより表されている。この図2におけるコードはあくまで一例であって、実データに応じてコードの配列は千差万別で構成されることになる。即ち、このペイロード部103は、パルス信号の配列と空領域が不規則に並んだ状態で構成されている。
このため、現在通信中の通信装置を除く他の通信装置は、当該通信中の通信装置において送信されているフレームデータのプリアンブル101に書き込まれている情報を取得することにより、チャネルの占用の有無を判別することができる。しかしながら、ペイロード部103に書き込まれている情報を取得するのみでは、チャネルの占用の有無を判別することは難しい。ちなみに、現在通信中の通信装置を除く他の通信装置は、現時点においてチャネルが占用されていない旨を判別した場合には、当該他の通信装置自身がチャネルを使用してよいことになる。このため、一の通信装置に対して互いに異なる複数の通信装置が同一のチャネルを利用して通信が開始されることになり、これらが互いに干渉しあうことになってしまう。
即ち、一の通信装置に対して他の通信装置からデータの送信が行われている時に、同一チャネルを利用して、更なる他の通信装置からデータ通信が開始されることがない状況を作り出す必要性があった。
従来においては、例えば非特許文献1に示すように、信号間の干渉を抑制するために動的なコードを用いることによってマルチアクセスを可能としたALOHAが提案されている。しかしながら、このALOHAによるチャネルの識別性は、処理能力、記憶容量、電源等、通信装置内に搭載されるデバイスの特性によって制限を受けてしまうという問題点がある。
また、異なる通信装置による同時点のデータ送信を防止するために、他の通信装置からのアクセスの受け入れを時系列的にコントロールする技術も開示されている(例えば、非特許文献2、3参照。)が、同期をとるのが困難になるという問題点があった。
R. Merz, J. Widmer,J. Y. Le Boudec, and B. Radunovic"A Joint PHY/MAC Architecture forLow-Radiated Power TH-UWB WirelessAd-Hoc Networks",Wireless Communication and MobileComputing Journal,Special issue on UWB communications. 5(5):567-580, 2005 Moe Z. Win and Robert A. Scholtz."Ultra-wide bandwidth time-hopping spread-spectrum impulse radio forwireless multiple-access communications," IEEETransactions on Communications, 48(4):679-691, 2000. M.-G. Di Benedetto,L. De Nardis and M. Junk etc, "(UWB)^2: Uncoordinated,Wireless, Baseborn, medium access control forUWB communication networks," Mobile Network and Applications, special issue onWLAN optimizationat the MAC and Network levels, 2004
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、UWB通信方式に基づいて双方向無線通信を行う際に、データの送信を試みる相手先の通信装置が、同一チャネル又は同一ピコネット(同一コードを使用する場合)において他の通信装置と通信を行っているか否かを検出することにより、同一チャネル又は同一ピコネットにおいて、一の通信装置に対して異なる複数の通信装置が同時にデータ送信を行うことを防止することが可能な双方向無線通信装置、双方向無線通信システム並びに方法を提供することにある。
本発明に係る双方向無線通信装置は、上述した課題を解決するために、UWB(Ultra Wide Band)通信方式に基づいて双方向無線通信を行うための双方向無線通信装置において、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成するパルス列生成手段と、上記パルス列生成手段により生成されたパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入するフレーム化処理手段と、上記フレーム化処理手段により生成されたフレームを含むパルス列を電波として送信する送信手段と、他の当該双方向無線通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された上記パルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出する検出手段を備え、上記送信手段は、上記検出手段によるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて、上記パルス列の送信タイミングが制御されることを特徴とする。
本発明に係る双方向無線通信システムは、上述した課題を解決するために、一の上記通信装置は、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成し、生成したパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入してこれを電波として送信し、他の通信装置は、上記一の通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信し、この受信したパルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出し、かかるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて通信装置へのパルス信号の送信タイミングが制御されること を特徴とする。
本発明に係る双方向無線通信方法は、上述した課題を解決するために、UWB通信方式に基づいて通信装置間で双方向無線通信を行うための双方向無線通信方法において、一の上記通信装置において、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成し、生成したパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入してこれを電波として送信し、他の通信装置において、上記一の通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信し、この受信したパルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出し、かかるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて通信装置へのパルス信号の送信タイミングを制御することを特徴とする。
UWB通信方式に基づいて双方向無線通信を行う際に、現時点において相手側からフレームデータが送られてきている事を識別できる。これにより、データの送信を試みる相手先の通信装置が、同一チャネル又は同一ピコネット(同一コードを使用する場合)において他の通信装置と通信を行っているか否かを検出することができ、同一チャネル又は同一ピコネットにおいて、一の通信装置に対して異なる複数の通信装置が同時にデータ送信を行うことを防止することが可能となる。
一般的なUWB方式による無線通信で使用されるパケットデータのフォーマット構成例を示す図である。 ペイロードの詳細について説明するための図である。 本発明を適用した双方向無線通信システムのシステム構成につき示す図である。 本発明を適用した双方向無線通信システムに適用される通信装置のブロック構成図である。 本発明を適用した双方向無線通信システムにおいて送受信するフレームデータの詳細を示す図である。 プリアンブルの構成例について説明するための図である。 ペイロード部において挿入されたプリアンブルセグメントを検出窓の枠内に取り込んで解析する例につき説明するための図である。 供給負荷に対するスループットの測定結果を示す図である。 供給負荷に対する消費電力の測定結果を示す図である。 コヒーレント信号とノンコヒーレント信号とをともに受信可能な通信装置のブロック構成図である。
符号の説明
1 双方向無線通信システム
2 通信装置
21 パルス生成部
22 パルスシェーピング部
23 局部発信器
24 ミキサ回路
25 フィルタ
26 第1のアンプ
27 アンテナ
32 フィルタ
33 LNA
41 LPF
43 第2のアンプ
45 ADC
47 信号検出部
51 切替回路
52 ミキサ回路
以下、本発明を実施するための最良の形態として、UWB(Ultra Wide Band)通信方式に基づいて双方向無線通信を行う双方向無線通信システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明を適用した双方向無線通信システム1のシステム構成につき示している。この双方向無線通信システム1は、UWB通信方式に基づいて、一の通信装置2aと、他の通信装置2b、2c、・・・・2nとの間で互いに電波を送受信することにより双方向で無線通信するシステムである。この無線通信システム1は、同一チャネル又は同一ピコネットで、同じコードを利用してデータを送受信するシステムである。
通信装置2は、UWB通信技術を利用して互いに電波を送受信することが可能な無線通信機である。このUWB通信では、1ナノ秒という非常に短い時間幅のパルス信号を利用し、そのパルス信号の時間軸上の位置や位相を変化させることで搬送波を用いることなく情報を伝送する。1ナノ秒以下という非常に短い時間幅のパルス信号を用いることから、UWB通信用の信号が占有する信号帯域は数GHzと非常に広くなるが、搬送波を用いた変調処理そのものが不要となり、スペクトル電力密度を低減させることができる。このため、これをノイズの信号レベル以下まで抑えることができることから、他の通信システムや各種機器による影響を受けることもなくなり、高いデータ伝送特性が実現されることになる。
また、このUWB通信では、また、電波を送出する搬送波を用いた通信方式とは異なり、きわめて短いパルスを送出するだけで通信を実現することが可能となることから、消費電力を非常に小さくすることができ、パルス信号の送出間隔を短くすることで非常に高速な通信を実現することも可能となる。
図4は、このようなUWB通信に必要なパルス信号を生成するとともに、相手側から送られてきたパルス信号を検出する通信装置2のブロック構成を示している。
通信装置2は、パルス信号を生成するパルス生成部21と、このパルス生成部21に接続されてなるとともに、パルス生成部21により生成されたパルス信号が送られてくるパルスシェーピング部22と、パルスシェーピング部22から出力されるパルス信号につき後述する基準信号に基づいて周波数変換を施すためのミキサ回路24と、基準信号を生成するための局部発信器23と、ミキサ回路24において周波数変換された信号につき通過帯域を制限するためのフィルタ25と、このフィルタ25に接続された第1のアンプ26と、この第1のアンプ26に接続された切替回路51と、切替回路51に接続されたアンテナ27とを備えている。また、この通信装置2は、切替回路51に接続されたフィルタ32と、フィルタ32から出力されたパルス列につき、高周波信号処理を施す低雑音増幅器(LNA)33と、このLNA33並びに局部発振器23に接続されてなるミキサ回路52と、このミキサ回路52に対してそれぞれLPF41、第2のアンプ43、ADC45が順次接続されてなり、さらにこのADC45には信号検出部47が接続されている。
切替回路51は、他の通信装置2に対してパルス列を送信する際において、第1のアンプ26とアンテナ27とが接続されるように切替処理を実行する。またこの切替回路51は、他の通信装置2からのパルス列を受信する際において、アンテナ27とフィルタ32とが接続されるように切替処理を実行する。
パルス生成部21は、UWB方式に基づき、数GHzにもわたる広帯域にわたって短い時間幅のパルス信号を生成する。実際にこのパルス信号を生成する場合において、パルス生成部21は、互いに等振幅で構成されるパルス信号につき等時間間隔で並べたパルス列を順次生成していくことになる。このパルス生成部21により生成されたパルス列は、そのままパルスシェーピング部22へと送信されることになる。
パルスシェーピング部22は、パルス生成部21から送信されてきた拡散系列のパルス列を構成する各パルス信号につき所定のシェーピング処理を施す。
局部発振器23は、変調用の基準信号を生成する。この局部発振器23によって生成される基準信号の局部発振周波数は、この局部発信器23内において可変となるように構成されていてもよい。また、この局部発信器23は、発生すべき局部発振周波数につき、図示しないPLL回路等に基づいて増強され、減衰されるように制御可能とされていてもよい。
ミキサ回路24は、パルスシェーピング部22においてシェーピング処理が施されたパルス列を構成する各パルス信号を、局部発信器23により送出されてきた基準信号に基づいて周波数変換する。このミキサ回路24は、この周波数変換されたパルス信号からなるパルス列につき、フィルタ25へ出力する。
フィルタ25は、ミキサ回路24から出力されてきたUWB方式に基づくパルス列につき、所望の帯域のみ通過させるととともに、不要な帯域をカットする。このときフィルタ25は、ミキサ回路24における周波数変換時において発生した不要な周波数成分を除去することができるように通過帯域が設定されていてもよい。このフィルタ25を通過した帯域成分からなるパルス列は、そのまま第1のアンプ26へと出力されることになる。
第1のアンプ26は、このフィルタ25から出力されてきたパルス列を増幅し、さらに帯域内で周波数特性がフラットになるように補正する。
アンテナ27は、第1のアンプ26により増幅された電気信号としてのパルス信号より構成されるパルス列につき、電磁的な電波としてのパルス列に変換し、これを空中に放射する。なお、この通信装置2において、このアンテナ27から電波としてのパルス列を放射する際における時刻をカウントする機能を実装するようにしてもよい。 アンテナ27は、相手側から送信されてきた電波としてのパルス列を受信し、これを電気的なパルス信号からなるパルス列に変換する。
フィルタ32は、アンテナ27により受信したパルス列につきUWB帯域外の信号を除去する。即ち、送信装置2から受信装置3へ電波が送られる過程において、UWB帯域外の信号が重畳される場合もあることから、かかる信号をこのフィルタ32において精度よく除去する。
LNA33は、アンテナ27により受信され、フィルタ32を介して送られてきたパルス列につき、低雑音増幅する。UWB方式に基づくパルス信号は、ノイズの信号レベル以下の微弱なものであるため、これを通常のアンプで増幅してもノイズとUWB信号とを見分けることができなくなる。このため、LNA33を実装することにより、UWB方式に基づく所望のパルス信号のみを選択的に増幅させることで、ノイズの影響を除去したパルス列を得ることが可能となる。LNA33により低雑音増幅されたパルス列は、接続されたミキサ回路52にそれぞれ供給されることになる。
局部発振器23は、ベースバンドの基準信号としての同相信号(I信号)及び直交信号(Q信号)を生成する。この局部発振器23は、生成したI信号、Q信号をそれぞれミキサ回路52へ出力する。
ミキサ回路52は、LNA33から送信されてきたパルス列を構成する各パルス信号につき、局部発振器23より出力されてきたI信号、Q信号に基づいて直交変調する。
LPF41は、ミキサ回路52によりそれぞれ変調が施されたUWB方式のパルス列につき、高周波成分を除去するとともに、低周波成分のみを通過させる。
第2のアンプ43は、LPF41により帯域制限されたパルス列を増幅し、これをADC45へ送出する。
ADC45は、第2のアンプ43から送出されてきたアナログベースバンドのパルス信号をサンプリングしてデジタル信号化し、このデジタル化されたパルス列を信号検出部47へ送信する。
信号検出部47は、ADC45からそれぞれ送信されてきたパルス列を構成するパルス信号を検出する。この信号検出の詳細な方法に関しては、後段において詳述する。
次に、本発明を適用した双方向無線通信システム1において、実際に無線信号を送受信する方法につき、図面を参照しながら詳細に説明をする。
先ず、パルス生成部21は、UWB方式に基づくパルス信号からなるパルス列を広帯域にわたり生成する。この生成されたパルス列は、パルスシェーピング部22においてシェーピング処理が施される。また、このパルス列は、ミキサ回路24において、局部発振周波数に基づく高周波成分により変調される。
このとき、パルス列は、例えば図5に示すようなフレームデータとして構成される。このフォーマット構成例は、例えばIEEE802.11や、IEEE802.15.4等の規格に基づくフレームに関するものである。図5に示すように、フレームデータは、その存在を知らしめるためのプリアンブル61に、ペイロード部62が付加され、さらにFCS(Frame Check Sequence)63がこのペイロード部62の終端において付加されている。さらに、このペイロード部62内には、定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメント64が挿入されている。ちなみに、このプリアンブル61と、ペイロード部62の間には、管理情報等が書き込まれた図示しないヘッダ領域が設けられていてもよい。なお、フレームとフレームとの間には、例えば12バイト分のギャップが設けられていてもよい。
このプリアンブル61は、物理層において生成されるものであり、フレームデータの受け損ないを防止するためのダミー情報が書き込まれている。UWB通信方式において、このプリアンブル61を表現する場合には、非常に短い時間幅のパルス信号の規則的なコードを複数個に亘り並べ、さらにその規則的なコードとしてのパルス信号を反転させた配列を複数個に亘り並べて構成される。このプリアンブル61を表現する場合には、例えば図6に示すように、非常に短い時間幅のパルス信号の規則的なコード配列(図中「S」で示す。)を複数個に亘り並べ、さらにその規則的なパルス信号を反転させたコード配列(図中「−S」で示す。)を並べる。このプリアンブル61において用いられるコード配列をコードS1という。
また、このプリアンブル61は、送られてきた信号を取得してこれを評価し、正しい信号が送られてきたことを判別した場合にはこれと同期をとって通信を開始するものである。
このプリアンブル61には、上述の如くパルス信号が所定のコードに従って規則的に並べられているので、このプリアンブル61が付されたフレームデータを受信した通信装置においては、このプリアンブル61における規則的なパルス信号の配列とそのコードを検出することにより、信号捕捉、同期、およびチャネル推定を行い、ひいては通信を行うことができる。現在通信中の通信相手を除く他の通信装置においては、このプリアンブル61に書き込まれた情報を取得することによって、現時点において当該チャネルが占用されているか否かを容易に識別することが可能となる。
また、ペイロード部62には、例えば図7に示すようなプリアンブルセグメント64が所定の時間間隔で挿入されている。このプリアンブルセグメント64は、例えばコードS1等のようなプリアンブル61において立てられている規則的なパルス信号の配列として構成される。因みに、このプリアンブルセグメント64は、ペイロード部62の終端に付加されていてもよい。なお、この図7において、プリアンブルセグメント64の終端までパルス信号を読み取った段階において、現時点において他の通信装置2からデータの送信が行われているか否かを識別することが可能となる。
このような構成からなるフレームデータは、フィルタ25において不要な周波数成分が除去され、第1のアンプ26を介してアンテナ27により電磁的な電波に変換されて空気中に放射される。この空気中に放射された電波は、送信先の通信端末2におけるアンテナ27により受信され、電気的なパルス列に再変換されることになる。そして、このパルス列は、LNA33により低雑音増幅されてノイズと見分けがつくように調整された上でミキサ回路52にそれぞれ供給される。
ミキサ回路52に送られてきたパルス列は、I信号、Q信号に基づいて直交変調されてさらにLPF41を通過することにより、これに重畳されていた高周波成分が除去されることになる。最後にこれらパルス列はADC45によりアナログ−デジタル変換された上で信号検出部47へと送信されることになる。
信号検出部47は、このADC45より送信されてきたパルス列を検出し、これを解析する。この信号検出部47における実際の検出処理は、送信されてきたパルス列を所定時間に亘って取り込み、この所定時間単位で取り込んだパルス列に対して、より詳細なパルス信号の解析をかけていく。即ち、この信号検出部47は、所定時間長で構成される検出窓を介して、パルス列を監視し、これを検出するのと同等の処理を行っている。検出窓には、他の通信装置2から送られてきたパルス列が時系列的に入力されてくることになる。信号検出部47は、この入力されてきたパルス列を検出窓を介して順次検出し、これを解析していくことになる。例えば、図7に示す例においては、ペイロード部62において挿入されたプリアンブルセグメント64を検出窓の枠内に取り込んで解析していく場合について示している。
因みに、プリアンブルセグメント64は、上述したプリアンブル61と同様に例えばコードS1に代表されるような規則的なパルス信号の配列で構成されている。このため、このコードS1を予め受信側の通信装置2において取得しておくことにより、通信時に送られてきたフレームデータ中のプリアンブルセグメント64を検出窓の枠内において捉えることができれば、その捉えたプリアンブルセグメント64を構成するパルス列がコードS1と一致するか否か判定することができる。その結果、予め取得したコードと、検出枠内で捉えたプリアンブルセグメント64のコードとが一致した場合に、現時点において、相手側からフレームデータが送られてきている事を識別することができる。
ちなみに、このプリアンブルセグメント64は、実データを構成するペイロード部62において、所定の時間間隔をもって挿入されている。このため、信号検出部47における検出窓でペイロード部62を捉えている際においても、このペイロード部62において随時プリアンブルセグメント64が挿入されているため、これを検出窓で捉えることにより、そのパルス列のコードを識別することが可能となる。また、このプリアンブルセグメント64における規則的なパルス列を介して、通信の同期をとることも可能となる。
従来技術では、規則的なパルス列は、あくまでプリアンブル61のみに書き込まれていたことから、検出窓の枠内においてプリアンブル61が既に通過してしまった場合には、その後に続くペイロード部62のみが延々とこの検出窓内に送られてくる状況になる。かかる場合には、実データを構成するパルス信号と空領域が不規則に並べられた状態が検出窓を介して検出されるのみであり、特に空領域は、ノイズや他のピコネットとしてのパルス信号が不規則に並んでいる状態に過ぎない。このため、このペイロード部62を検出窓を介して検出するのみでは、何ら規則的な情報を取得することができないが、このペイロード部62内のいたる時間領域にプリアンブルセグメント64を挿入させた本発明では、プリアンブルセグメント64が高い頻度で検出窓内に入力されてくることになり、また、高い頻度でそのパルス列のコードを識別することが可能となる。
なお、本発明においては、現時点において他の通信装置2からフレームデータが送られてきていることを識別することができる場合のみならず、相手側のいかなる通信装置2からフレームデータが送られてきているかを識別することも可能となる。例えば、プリアンブルセグメント64を構成するパルス列のコードを、通信装置2毎に予め別々に設定しておくことにより、検出窓を介してパルス列のコードを読み取ることができれば、そのコードが設定されている通信装置2を容易に特定することができ、送られてきたフレームデータがいかなる通信装置2において発信されたものであるか、チャネルの特定をも実行することも可能となる。
即ち、本発明は、一の通信装置2において、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成し、生成したパルス列につき少なくともプリアンブル61とペイロード部62とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメント64をペイロード部62に対して所定の時間間隔で挿入し、これを電波として送信する。他の通信装置2は、一の通信装置2から送信された電波としてのパルス列を受信し、この受信したパルス列に含まれるフレームから少なくともプリアンブルセグメント64を所定時間長で構成される検出窓を介して検出する。
その結果、同一チャネル又は同一ピコネット(同一コードを使用する場合)において他の通信装置2と通信を行っているか否かを検出することができ、同一チャネル又は同一ピコネットにおいて、一の通信装置2に対して異なる複数の通信装置2が同時にデータ送信を行うことを防止することが可能となる。
また、本発明では、一の通信装置2から送られてきたパルス列を上述の如き検出窓を介して検出した他の通信装置2が、今度は自ら生成したフレームデータを、同一チャネル又は同一ピコネット内にある更なる他の通信装置2又は、上記一の通信装置2に対して送信する場合において、現時点において当該一の通信装置2からデータが送信されてきているか否かを判別することができる。その結果、現時点において当該一の通信装置2からデータが送信されてきている旨を判別できた場合には、そのデータの送信が終了するまで、自ら生成したデータの相手側への送信を遅らせる。その結果、一の通信装置2に対して異なる複数の通信装置2が同時にデータ送信を行うことを防止することが可能となる。
なお、本発明においては、上述した検出窓の時間長を、プリアンブルセグメント64の時間長との間で予め調整されていてもよい。以下、これらプリアンブルセグメントの時間長と、検出窓の時間長を検討するために、単位時間当たりの処理能力(スループット:throughput)と、消費電力について各条件の下、調査した結果について説明をする。
この調査においては、図5に示すように、検出窓の時間長をWCSとし、プリアンブルセグメント64の時間長をTCSとする。そしてWCS=q×TCSとしたときに、q=0.5、1、2の関係となるように検出窓の時間長をWCSを設定したデータ、従来技術と同様にプリアンブル61のみで構成してペイロード部62には何らプリアンブルセグメント64を挿入しない状態Aのデータ、さらにフレームデータ内を全てプリアンブルセグメント64で構成した理想的な状態Bのデータについてそれぞれスループットと、消費電力を測定した。スループットの測定結果を図8に、また消費電力の測定結果を図9に示す。ちなみに、この図9における消費電力は、あくまで、通信が成功したという前提の下での消費電力を示している。
図8に示すように、供給負荷が増加するにつれて、スループットは、全てプリアンブルセグメント64で構成した理想的な状態Bにおいて最も増加し、ついでq=2、q=1、q=0.5の順でスループットが上昇している。これに対して、状態Aは、スループットが最も低い傾向がみられた。
状態Bにおいては、プリアンブルセグメント64が最も多く設けられているため、これらプリアンブルセグメント64を検出窓内において非常に高い頻度で検出することができるため、処理能力をいきおい向上させることが可能となる。
q=2のケースにおいては、検出窓の時間長WCSを、プリアンブルセグメント64の時間長TCSの2倍に設定しているため、検出窓の枠内においてプリアンブルセグメント64の全てを捉えることができ、高い頻度でプリアンブルセグメント64を検出することができる。q=1のケースでは、検出窓の時間長WCSを、プリアンブルセグメント64の時間長TCSと同等となるように設定しているため、q=2のケースと比較してプリアンブルセグメント64の検出能力が減少する。q=0.5のケースにおいても、このプリアンブルセグメント64の検出能力はさらに減少することになる。
プリアンブルセグメント64の検出能力が上昇すれば、現時点において相手側からフレームデータが送られてきたか否かの判別能力を向上させることも可能となり、またチャネル識別能力をも向上させることが可能となる。その結果、単位時間当たりの処理能力を向上させることが可能となる。
また、図9に示すように、供給負荷が増加するにつれて、消費電力は一般的に上昇していくことになるが、例えば状態Aの場合には、消費電力の上昇率が一段と高く、次にq=2、q=1、q=0.5と徐々に上昇率が低下し、状態Bの場合において消費電力の上昇率が最も低くなる。q=2の場合において、センシング確率は増加するが、かかるプリアンブルセグメント64に応じて余分の電力が負荷されるため、結果として、消費電力が高くなってしまう。同様の理由により、q=1、0.5の順に消費電力は徐々に低くなる。
上述の調査結果より、q=2のとき、即ち、検出窓の時間長WCSを、プリアンブルセグメント64の時間長TCSの2倍に設定した場合において、スループット、消費電力の双方において最も効果的であることがわかる。このため、qは2以上であることが望ましい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、図10に示すようなコヒーレント信号とノンコヒーレント信号とをともに受信可能な通信装置8により、上記データの送受信を実行するようにしてもよい。図10は、通信装置8の具体的な回路構成例を示している。
通信装置8は、送信されてきた電波を受信するアンテナ81と、このアンテナに接続され、送信されてきた電波としてのパルス列を周波数成分外のノイズを除去するためのBPF(Band pass filter)82とを備えている。
このBPF82には、コヒーレント信号を受信するためのコヒーレント信号受信部83と、ノンコヒーレント信号を受信するためのノンコヒーレント信号受信部84とが接続されてなり、これらコヒーレント信号受信部83とノンコヒーレント信号受信部84は、さらに信号処理部85に接続されている。
コヒーレント信号受信部83は、フィルタ91と、逆拡散回路92と、自乗回路93と、積分回路94とを備えている。フィルタ91を経たコヒーレント信号は、逆拡散回路92において上記コードS1の波形をテンプレートとして、コヒーレント信号と照らし合わることにより、パルスが拡散された受信信号につき逆拡散処理を施す。この逆拡散処理が施された受信信号は、自乗回路93、積分回路94を通じて信号処理部85へ送られることになる。ちなみに、この積分回路94においては、検出窓のサイズに応じた積分がなされることになる。
ノンコヒーレント信号受信部84は、自乗回路95と、積分回路96と、逆拡散回路97とを備えている。自乗回路95、積分回路96を経たノンコヒーレント信号は、コードS1の波形に基づいて逆拡散処理が施され、信号処理部85へ送られることになる。
信号処理部85は、ADC(Analog Digital Converter)98と、平均化処理回路99と、信号検出回路100とを備えている。
ADC98は、コヒーレント信号受信部83並びにノンコヒーレント信号受信部84から送られてきた信号につきアナログーディジタル変換処理を施し、これを平均化処理部99へと送信する。平均化処理部99では、上記ディジタル変換処理が施された信号につき平均化処理を施し、これを信号検出部100へと送信する。信号検出部100は、平均化処理が施された信号につき、上述と同様にプリアンブルセグメント64を検出していくことになる。
この通信装置8を利用しても、上述の如き作用効果が得られることは勿論である。

Claims (9)

  1. UWB(Ultra Wide Band)通信方式に基づいて双方向無線通信を行うための双方向無線通信装置において、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成するパルス列生成手段と、上記パルス列生成手段により生成されたパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入するフレーム化処理手段と、上記フレーム化処理手段により生成されたフレームを含むパルス列を電波として送信する送信手段と、他の当該双方向無線通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された上記パルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出する検出手段を備え、上記送信手段は、上記検出手段によるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて、上記パルス列の送信タイミングが制御されることを特徴とする双方向無線通信装置。
  2. 上記検出手段は、上記プリアンブルセグメントの時間長の1倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項1記載の双方向無線通信装置。
  3. 上記検出手段は、上記プリアンブルセグメントの時間長の2倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項2記載の双方向無線通信装置。
  4. UWB通信方式に基づいて通信装置間で双方向無線通信を行うための双方向無線通信システムにおいて、一の上記通信装置は、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成し、生成したパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入してこれを電波として送信し、他の通信装置は、上記一の通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信し、この受信したパルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出し、かかるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて通信装置へのパルス信号の送信タイミングが制御されることを特徴とする双方向無線通信システム。
  5. 上記他の通信装置は、上記プリアンブルセグメントの時間長の1倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項4記載の双方向無線通信システム。
  6. 上記他の通信装置は、上記プリアンブルセグメントの時間長の2倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項5記載の双方向無線通信システム。
  7. UWB通信方式に基づいて通信装置間で双方向無線通信を行うための双方向無線通信方法において、一の上記通信装置において、UWB通信方式に基づいたパルス信号を配列させたパルス列を順次生成し、生成したパルス列につき少なくともプリアンブルとデータ部とから構成されるフレーム化処理を施し、さらに定常的なパルス信号の配列で構成されるプリアンブルセグメントを上記データ部に対して所定の時間間隔で挿入してこれを電波として送信し、他の通信装置において、上記一の通信装置から送信された電波としてのパルス列を受信し、この受信したパルス列に含まれるフレームから少なくとも上記プリアンブルセグメントを所定時間長で構成される検出窓を介して検出し、かかるプリアンブルセグメントの検出状況に応じて通信装置へのパルス信号の送信タイミングを制御することを特徴とする双方向無線通信方法。
  8. 上記他の通信装置において、上記プリアンブルセグメントの時間長の1倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項7記載の双方向無線通信方法。
  9. 上記他の通信装置において、上記プリアンブルセグメントの時間長の2倍以上からなる検出窓を介して上記検出を行うことを特徴とする請求項8記載の双方向無線通信方法。
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