JP4775747B2 - 無線通信方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、データパケットが無線通信の形で送受信される、無線通信装置、方法及びシステムに関する。
無線通信システムにおいて、無線信号の形をしたデータパケットが送信装置から受信装置に伝送される。通常のタイプのデータパケットは、プリアンブル、ヘッダー及びペイロードという3つのセクションを含んでいる。これら3つのセクションは、図2に示されているように、パケット内に逐次的に配置されている。各セクションは、その特定の目的のために設計されているデータシーケンスを含む。受信装置がパケットを受信する場合、同期化及びチャンネル推定を行なうためにプリアンブルセクションが用いられる。
同期化は、データシーケンス内の個々のデータビットをいかに分離するかについてのタイミング情報を得るためのものである。チャンネル推定は、送信装置と受信装置の間の伝播チャンネルの代表的特徴を推定するためのものである。このとき、パケットの長さ又は主要機能といったようなパケットの制御情報を得るために、ヘッダーセクションが分析される。次に、送信装置から受信装置に転送されるべき実際のメッセージを担持するペイロードセクションが復調される。通常のタイプのデータパケットにおいては、どの2つのセクションの間にも重複は存在しない。
しかしながら、ある種の利用分野においては、データパケットの正常な機能に加えて、より長いプリアンブルシーケンスが望まれる。例えば、受信装置及び送信装置の間の距離を推定することにある測距の利用分野においては、より長いプリアンブルセクションがチャンネル推定及び測距性能における精度の改善に寄与する。それでも、その他のシステム設計上の懸案事項に基づいてデータパケットの全長に対する制限が通常存在する。したがって、現行のデータパケット設計内でより長いプリアンブルに対応することのできる新しいタイプのデータパケットが実際に大きな意義をもつ。
本発明において、本発明者らは、ヘッダー及びペイロードセクションのデータシーケンスでプリアンブルシーケンスが多重化されている新しいデータパケット構造を考案している。換言すると、プリアンブルシーケンスは正規のプリアンブルセクションの中のみならずヘッダー及びペイロードセクションの中にも見られる。例えば、多重化されたプリアンブルシーケンスはコード分割においてヘッダー及びペイロードセクションの正規のデータシーケンスに対し直交又はほぼ直交していてよく、これは大部分の実用的システムにおいて難なく実現できる。新規のパケット設計の利点は、プリアンブルシーケンスの長さに左右されるいくつかの重要なアプリケーションの性能を著しく改善させるという点にある。このようなアプリケーションには、測距及び搬送波検知が含まれる。測距とは、送信装置と受信装置の間の距離を推定することである。1つの受信装置における搬送波検知とは、その受信信号を処理することによって、無線チャンネルがその他の受信装置/ユーザーにより占有されているか否かを決定することである。
本発明は、前記新規のデータパケット構造を利用する無線通信装置、方法及びシステムを提示している。本発明に従った無線通信装置は、前記新規データパケットに従ってパルスシーケンスを発生するパルス発生手段及び無線信号の形で前記パルス発生手段により発生させられた前記パルスシーケンスを伝送する伝送手段を含む。
送信装置から受信装置への無線通信のための無線通信システムであり、ここで、前記送信装置は無線パルスシーケンスの形で前記新規のデータパケットを伝送し、前記受信装置は前記データパケットを受信する。
送信装置から受信装置への無線通信のための無線通信方法には、前記送信装置が無線パルスシーケンスの形で前記新規データパケットを伝送する伝送段階、及び前記受信装置が前記データパケットを受信する受信段階が含まれている。
本発明の一実施形態について上述の図を参照することによって詳細に記述する。
図1は、本発明に従った通信システム1のシステム構成を示す。通信システム1は、UWB(超広帯域)技術を利用する点AとBの間の無線通信のためのシステムである。通信システム1は、点Aにある送信装置2と点Bにある受信装置3からなる。
UWB技術は、既存の無線通信サービスに割当られたいくつかの周波数帯域に重複する非常に広い周波数範囲にわたり広がる無線周波数エネルギーの意図的な生成及び伝送が関与する、短距離無線通信のための技術である。送信装置2及び受信装置3は、それぞれUWB信号を伝送及び受信することができる。UWB信号は、少なくとも500MHzの−10dB帯域幅又は0.2を超える部分帯域幅をもつ無線信号として定義づけされている。
図2は、UWB信号を伝送する送信装置2のブロック図を示している。
送信装置2は、基本的UWB信号を生成するパルス発生セクション21、あるスペクトル基準に従ってパルス発生セクション21により生成されたUWB信号を整形するパルス整形セクション22、周波数基準信号をミキサー回路24に供給する局所発振器23、発振器23から供給された基準周波数信号を使用することによりパルス整形セクション22からの出力信号に対する周波数変換を実施するミキサー回路24、ミキサー回路24により生成された周波数変換済み信号の帯域幅を制限するためのフィルタ25、フィルタ25からの出力信号を増幅する第1の増幅器26、第1の増幅器26からの出力信号を放射するアンテナ27、を含んでなる。
パルス発生セクション21は、基本UWB信号としてUWBパルスシーケンスを発生させる。UWBパルスは、通常約1ナノ秒又はその数分の1のパルス持続時間の逆数である帯域幅を有する信号である。パルス発生セクション21により発生させられたパルスシーケンスは直接パルス整形セクション22に送られる。
パルス整形セクション22は、ある種のスペクトル必要条件に従ってパルス発生セクション21により発生させられた基本UWB信号を整形する。
局所発信器23は、ミキサー回路24内での周波数変換のための周波数基準信号を生成する。基準信号の周波数は、図示していないPLL(フェーズロックドループ)回路などによって、精密に制御され得る。
ミキサー回路24は、局所発信器23から生成される周波数基準信号を用いることによって、パルス整形セクション22からの出力信号を所望の周波数帯域へと変換する。
帯域通過フィルタ25は、所望の帯域を超える望ましくないスペクトル成分を除去することによって、所望の周波数帯域内にミキサー回路24からの出力信号を制限する。フィルタ25からの出力信号は、第1の増幅器26に直接補給される。
第1の増幅器26は、フィルタ25からの出力信号を増幅し、信号スペクトルが所望の周波数帯域内で平坦になるような形で信号をさらに修正する。
アンテナ27は、点Bにおいて受信装置3により受信されるべき無線信号が空間内へと波動するにつれて、第1の増幅器26から生成された出力信号を放射する。
図3は、送信装置2から伝送されたUWB信号を受信する受信装置3のブロック図を示す。
受信装置3は、空気中を送信装置2から伝送された無線信号を捕捉するアンテナ31、アンテナ31から出力信号の望ましくないスペクトル成分を除去する帯域通過フィルタ32、フィルタ32からの出力信号を増幅する低ノイズ増幅器(LNA)33、LNA33からの出力信号を推定する検出装置34を含んでなる。
アンテナ31は、空気中を送信装置2から伝送されたUWB無線信号を捕捉し、この無線信号を電気信号に変換する。
帯域通過フィルタ32は、所望の帯域幅を超える望ましくないスペクトル成分を除去することにより、所望の周波数帯域内にアンテナ31からの出力信号を制限する。
LNA33は、信号中に含まれたノイズ成分の増幅がある一定のレベルより低く制御されるような形で、フィルタ32からの出力信号を増幅する。LNA33により生成された増幅済み信号は、検出装置34に送られる。
検出装置34は、LNA33からの出力信号を推定する。
図4は、正規データパケット4の構造を例示する。無線信号の形をしたパケット4は、送信装置2から受信装置3に伝送され得る。
正規データパケット4は、3つのセクション、すなわち、パケット4内に逐次的に配置されているプリアンブルセクション5、ヘッダーセクション6及びペイロードセクション7からなる。各セクションは、その特定の目的のために設計されたデータシーケンスを含む。受信装置3がパケット4を受信する場合、同期化及びチャンネル推定を行なうためにプリアンブルセクション5が用いられる。
同期化は、データシーケンス内の個々のデータビットをいかに分離するかについてのタイミング情報を得るためのものであり、チャンネル推定は、送信装置と受信装置の間の伝播チャンネルの代表的特徴を推定するためのものである。このとき、プリアンブルセクションから得られた同期化及びチャンネル条件についての情報を使用することにより、ヘッダーセクション6及びペイロードセクション7内のデータが復調される。一般に、ヘッダーは、パケットの長さ又は主要機能のようなパケットの制御情報を含み、ペイロードは、送信装置から転送されるべき実際のメッセージを担持している。
正規のデータパケット内では、プリアンブル、ヘッダー及びペイロードセクションが逐次的に配置されているという点を強調しておく必要がある。換言すると、どの2つのセクション間にも全く重複はない。
図5は、本発明に従った新規のデータパケット8の構造を示している。
本発明における新規データパケット8と正規のパケット7との間の主たる差異は、ヘッダーセクション6及びペイロードセクション7に対し追加のプリアンブルシーケンス9が付加又は重畳されているという点にある。したがって、実際、新規データパケット8のすべてのセクション(プリアンブルセクション5、ヘッダーセクション6及びペイロードセクション7)内にプリアンブルシーケンスが存在している。したがって、新規のタイプのデータパケットを使用することによって、プリアンブルシーケンスの長さに左右されるいくつかの重要なアプリケーションの性能を著しく改善させることができる。このようなアプリケーションとしては、測距及び搬送波検出が含まれる。測距とは、送信装置と受信装置の間の距離を算定することである。1つの受信装置における搬送波検知とは、その受信信号を検査することによって、無線チャンネルがその他の受信装置/ユーザーにより占有されているか否かを決定することである。一方で、重畳されたプリアンブルの導入は、ヘッダー及びペイロードセクションのデータ復調に対する干渉を導入し得る。このような干渉を削減し、データ変調の性能を維持するためには、多重化されたプリアンブルシーケンスの出力レベルをヘッダー及びペイロードセクション内のデータシーケンスのよりもはるかに低いものとなるように同調させることができる。一般に、重畳されたプリアンブルの7dBから10dBへの出力削減が、データ復調に対する干渉を削減するのに充分である。
図6は、IEEE802.15.4a規格に適用され得る新規データパケット8の一例を示している。
図6中の横軸は、時間を表わし、一方縦軸は本発明におけるデータシーケンスの出力レベルを表わしている。プリアンブルシーケンスは、データパケットの3つのセクションのすべての中に現われる記号s1の反復により構築されている。記号s2は、2PPM(パルス位置変調)及び8PPMのような特定の変調スキームに従ってヘッダー及びペイロードセクション内の情報データを変調するために使用される。プリアンブルセクション内の正規のプリアンブルシーケンスの出力レベルは、ヘッダー及びペイロードセクション内の記号s2を構成するデータシーケンスと同じであり、それでも、重畳されたプリアンブルの出力レベルよりはるかに高い。
図7は、パルスバースト及び長い沈黙期間、すなわち空き周期を含む記号s1の一例を提供している。UWB信号は、我々の第1の関心の的であることから、パルスの帯域幅又は比帯域幅にはいくつかの制約が課せられる。パルスバーストは、例えば図5におけるコードc1といったようないくつかの従来のコードに従って設計される。コードc1のパルス形状は、500MHzの帯域幅及び2nsの持続時間をもつルートコサイン波形である。パルスバーストは、長さ31の3進コード、具体的にはc1=[+0+000−+−++00++0+00−0000−0+0−−]に従って構築され、ここでコードc1中の正負符号「+」及び「−」は、相対する極性をもつパルスにより表わされ、記号「0」は、図7に示されているように、その時間的間隔中にいかなるパルスも伝送されないことを意味する。
図8は、データ変調スキーム2PPM(パルス位置変調)を伴う記号s2の一例を提供している。
2PPMでは、2進データ「0」及び「1」を表わす、等しい持続時間Lをもつ2つの記号が存在する。合計持続時間Lは、例えばt11及びt12といった2つのタイムスロットに分割される。2進データ「0」については、タイムスロットt11はパルスバーストと沈黙期間により占有され、一方タイムスロットt12は完全に空である。これとは対照的に、2進データ「1」については、タイムスロットt11は空であり、タイムスロットt12はパルスバーストと沈黙期間により占有されている。2進記号「0」及び「1」の中に含まれるパルスバーストは同じでなくてはならない。パルスバーストは、c2で表示されている何らかのコードに従って設計される。コードc2の1つの必要条件は、それが、記号s1内で採用されるコードc1に対し直交又はほぼ直交しなければならないということにある。例えば、コードc1が長さ31の3進コードであるとすると、コードc2は、コード長8のウォルシュコード、特にc2=[+−−+−++−]であり得る。コードc1と同様に、コードc2の中の正負符号「+」及び「−」は、反対の極性をもつパルスにより表わされる。
以下では、いくつかの数値的結果を検討することにより、新規データパケットの有効性を示す。
第1に、数値例の中で採用されたシステムパラメータについて記述される。図7に示されているように、コード長31の3進コードが、プリアンブル記号s1内のパルスバーストを変調するためのコードc1として用いられる。ヘッダー及びペイロードセクションの変調スキーム2PPMでデータ記号s2中のパルスバーストを変調させるためのコードc2として、図8に示されているような長さ8のウォルシュコードが用いられる。500MHzの帯域幅及び2nsの持続時間をもつルートコサイン波形が、パルスバーストc1及びc2の両方を構築する基本パルスとして取上げられる。記号s1及びs2の持続時間はそれぞれ1us及び0.5usである。図6に示されているように、プリアンブルシーケンスは、記号s1の反復からなる。ヘッダー及びペイロードセクションは、2つの構成要素を含む。すなわち、1つはヘッダー及びペイロードの正規のデータ情報を表わすデータ記号の1シーケンスであり、もう1つの構成要素は、s1の反復のプリアンブルシーケンスである。プリアンブルセクションの3つの持続時間、すなわち500us、1ms、4ms及び、256usのヘッダー及びペイロードセクションが採用される。
重畳されたプリアンブルシーケンスの出力レベルは、正規のプリアンブルシーケンス及びヘッダー及びペイロードセクション内のデータシーケンスのものよりもはるかに低い。以下の数値結果では約7〜15dBの減少が見られる。重畳されたプリアンブルの出力レベルを削減することの利点は3つある。すなわち、第1に、重畳されたプリアンブルは、ヘッダー及びペイロードセクションのデータ復調に対する干渉をひき起こさない。第2に、結果としてのエネルギー消費は、無視できるほど小さい。第3に、重畳されたパルスのエネルギーレベルは低いものの、プリアンブル記号s1の反復を活用することにより性能の向上が保証される。したがって、要するに、新規データパケット構造は、データパケットの正規の機能を維持しながらプリアンブルシーケンスに応じてアプリケーションの性能を大幅に改善することができる。
次に、新規データパケットに関する2つの数値結果を提示する。
図9は、データ情報のパルスエネルギー(pulsedata)と重畳されたプリアンブルのパルスエネルギー(pulsepre-in-data)との間のPと表示される比率に対する、全データパケットにより用いられる全エネルギーと比較した重畳されたプリアンブルにより消費される追加エネルギーの比率の関係を示す。図9中の横軸はDB単位のpulsedata/pulsepre-in-data(=P)を表わし、一方縦軸は、重畳されたプリアンブル内に用いられるエネルギー比率を表わしている。図9中のプロットは、プリアンブルセクションの3つの持続時間(500us、1ms、4ms)を例示している。
追加エネルギー消費量が非常に低く、p>8dBについて5%未満であることがわかる。したがって、重畳されたプリアンブルのない正規のデータパケットと比べて、新規データパケットを伝送するのに必要な出力の増加はわずかな量にすぎない。
図10は、プリアンブルセクション内での測距用に用いられる4、8、16のプリアンブル記号s1でのエネルギー比Pに対する測距精度の改善を示している。図10中の横軸はDB単位のpulse data/pulse pre-in-data(=P)を表わし、一方縦軸は、測距の精度の改善を表わす。
測距とは、送信装置から伝送された受信データパケットを処理することにより送信装置と受信装置の間の距離を算定することである。ここでは、測距精度の改善は、コヒーレント測距スキームを仮定することにより近似される。測距算定値の分散がL/Rに正比例する(ここでRは信号対ノイズ比である)という関係が採用されている。プリアンブルセクションに基づく測距算定値の分散がσ であり、重畳されたプリアンブルに基づくとσ であるとする。上述の2つの算定値を組合せることによる測距算定値の最小の分散が

であり、これはσ 又はσ のいずれよりも小さいものであることを示すことができる。測距精度の改善は、

で示される。図10より、検討した事例の大部分において、約50%の有意な精度改善が得られるということが観察される。これは、重畳されたプリアンブル内のはるかに多いs1の数(例えば256を超えるs1)と比べ(ヘッダー及びペイロードセクション内では256μs)、測距のためにプリアンブルセクション内では4、8又は16といった比較的小さい数のs1を利用することができるためである。
既存のデータパケットに比べて、本発明に従った新規のデータパケットは、正規のデータパケットの大部分の機能を維持しながら、そのデータパケットのプリアンブルに応じたいくつかの重要なアプリケーションのためにはるかに優れた性能を達成することができる。
本発明を例示するための通信システムの構造図である。 送信装置のブロック図である。 受信装置のブロック図である。 正規データパケットの構造図である。 本発明に従った新規のデータパケットの構造図である。 新規データパケット内の重畳されたプリアンブルシーケンス及びその他のデータシーケンスのパルスエネルギーを例示する。 新規データパケット内に採用可能なプリアンブル記号の一例を示す。 新規データパケットのヘッダー及びペイロードセクション内で使用されるデータ記号の一例を示す。 新規データパケットの重畳されたプリアンブルシーケンスにより消費される追加エネルギーに関する数値的結果を示す。 新規データパケットを使用することによる測距精度の改善に関する数値的結果を示す。

Claims (9)

  1. パルスシーケンスを発生させるパルス発生手段;
    及び無線信号の形で前記パルス発生手段により発生させられた前記パルスシーケンスを伝送する伝送手段、
    を含む無線通信装置において、
    前記パルス発生手段が
    初期記号同期化及びチャンネル推定のためのプリアンブルシーケンスからなるプリアンブルセクション;
    データパケットのための正規のヘッダー情報データ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが、時間領域又はコード分割における前記正規ヘッダー情報データと多重化されている、ヘッダーセクション;
    正規のペイロードデータ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが前記ヘッダーセクションと同じようにして前記正規ペイロードデータと多重化されている、ペイロードセクション、
    を含むデータパケットとして前記パルスシーケンスを発生させる、無線通信装置。
  2. 前記プリアンブルセクション中の前記プリアンブルシーケンスが正規の出力レベルを有し、前記ヘッダー及びペイロードセクション中の前記多重化されたプリアンブルシーケンスの出力レベルがヘッダー及びペイロードセクション内のデータシーケンスのよりも低いレベルとなるように設定されている、請求項1記載の無線通信装置。
  3. UWB(超広帯域)無線信号を採用する、請求項1及び2記載の無線通信装置。
  4. 送信装置と受信装置との間の無線通信のための無線通信システムにおいて、
    前記送信装置が
    初期記号同期化及びチャンネル推定のためのプリアンブルシーケンスからなるプリアンブルセクション;
    正規のヘッダー情報データ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが、時間領域又はコード分割における前記正規ヘッダー情報データと多重化されている、ヘッダーセクション;
    正規のペイロードデータ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが前記ヘッダーセクションと同じようにして前記正規ペイロードデータと多重化されている、ペイロードセクション、
    を含むパルスシーケンスからなるデータパケットを伝送し、
    前記受信装置が前記プリアンブル、ヘッダー及びペイロードセクションからなる前記データパケットを受信する、
    無線通信システム。
  5. 前記プリアンブルセクション中の前記プリアンブルシーケンスが正規の出力レベルを有し、前記ヘッダー及びペイロードセクション中の前記多重化されたプリアンブルシーケンスの出力レベルがヘッダー及びペイロードセクション内のデータシーケンスのよりも低いレベルとなるように設定されている、請求項4記載の無線通信システム。
  6. UWB(超広帯域)無線信号を採用する、請求項4及び5記載の無線通信システム。
  7. 送信装置と受信装置との間の無線通信のための無線通信方法において、
    前記送信装置が、
    初期記号同期化及びチャンネル推定のためのプリアンブルシーケンスからなるプリアンブルセクション;
    正規のヘッダー情報データ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが、時間領域又はコード分割における前記正規ヘッダー情報データと多重化されている、ヘッダーセクション;
    正規のペイロードデータ及び前記プリアンブルセクション内と同じプリアンブルシーケンスの両方からなり、前記プリアンブルシーケンスが前記ヘッダーセクションと同じようにして前記正規ペイロードデータと多重化されている、ペイロードセクション、
    を含むパルスシーケンスからなるデータパケットを伝送する伝送段階;
    前記受信装置が前記プリアンブル、ヘッダー及びペイロードセクションからなる前記データパケットを受信する受信段階、
    を含んでなる方法。
  8. 前記プリアンブルセクション中の前記プリアンブルシーケンスが正規の出力レベルを有し、前記ヘッダー及びペイロードセクション中の前記多重化されたプリアンブルシーケンスの出力レベルがヘッダー及びペイロードセクション内のデータシーケンスのよりも低いレベルとなるように設定されている、請求項7記載の無線通信方法。
  9. UWB(超広帯域)無線信号を利用する、請求項7及び8記載の無線通信方法。
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