JP4895254B2 - 無線送信機および無線受信機 - Google Patents

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Description

本発明は無線送信機および無線受信機にかかり,特に,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式を用いた無線送信機および無線受信機に関する。
スペクトル拡散通信の新しいデータ通信方式として,データを数GHz程度の極めて広い周波数帯域に拡散して,搬送波を使わずにパルスにデータを重畳させて送受信を行う超広帯域無線通信方式が注目されている(例えば,非特許文献1参照。)。それぞれの周波数帯に送信されるデータはノイズ程度の強さしかないため,同じ周波数帯を使う無線機器と混信することがなく,消費電力も小さいといった利点がある。この超広帯域無線方式を適用した従来技術として,特許文献1に開示されたものがある。以下に,図12を参照しながら,特許文献1に開示された超広帯域無線方式について説明する。
特許文献1に記載の超広帯域無線方式では,図12に示したように,送信機側において,上位レイヤ31からインタフェース30を介して送信機に送信するデータ信号が渡される。そして,送信するデータ信号に基づいて遅延時間制御部2がパルス(Monocycle Pulse)を生成し,マッチドフィルタ1−1〜1−3に出力信号K1〜K3をそれぞれ出力する。マッチドフィルタ1−1〜1−3の一例を図13に示す。例えば,ディジタルデータの0を送る場合は,K1およびK2が出力され,ディジタルデータの1を送る場合は,K1およびK3が出力される。
マッチドフィルタ1−1は,出力信号K1を受けて,拡散コードPN0で拡散したデータ判定の基準となる基準パルス列信号P1を出力する。また,マッチドフィルタ1−2は,出力信号K2を受けて基準信号より所定の時間Tだけ遅く,拡散コードPN1で拡散したデータパルス列信号P2を出力する。また,マッチドフィルタ1−3が,出力信号K3を受けて基準信号より所定の時間Tだけ早く,拡散コードPN1で拡散したデータパルス列信号P3を出力する。ここで,拡散コードPN0とPN1は互いに直交関係を有している。これらは加算器3により加算され,増幅器(PA)4により増幅された後,スイッチ5を経由してアンテナ6からパルス列信号P0として放射される。
受信機側においては,アンテナ6がパルス列信号P0を受信し,増幅器(LNA)7により増幅された後,マッチドフィルタ8−1,8−2に出力する。マッチドフィルタ8−1,8−2の一例を図14に示す。拡散コードPN0に対応したマッチドフィルタ8−1が基準信号を,拡散コードPN1に対応したマッチドフィルタ8−2がデータ信号を検出すると,それぞれ相関出力信号S1,S2を出力する。遅延時間測定部9は,出力相関信号S1,S2のいずれが先に入力されたかを検出する。そして,データ判定部10が検出結果に基づいて,データ信号を復調する。この場合は,相関出力信号S1に対して相関出力信号S2が遅ければ,データ“0”となり,相関出力信号S1に対して相関出力信号S2が早ければ,データ“1”となる。
上記技術を用いれば,超広帯域無線通信方式において,高速のビット同期用ディジタル回路を必要としないために,消費電力の低い低速のディジタル回路によって,超広帯域無線通信を行うことができるとともに,マルチパスの影響を抑制することができる。
特許第3564468号公報 山本尚武,大槻知明 Internally Turbo-Coded Ultra Wideband-Impulse Radio(ITU-UWB-IR)方式の特性評価電子情報通信学会 信学技法 Technical Report of IEICE. pp.25-30 RCS2002-55(2002-05)
ところで,上記の超広帯域直接拡散パルス通信方式を用いて,映像信号などの大容量データを伝送しようとした場合,単位時間あたりのデータ伝送レートを高速化する必要がある。伝送レートをより高速化するためには,送信されるパルス列のパルスチップ間隔を狭くし,パルスチップ数を少なくすることにより,送信されるパルス列P0の時間長を短くする必要がある。
ところが,伝送レートを高速化するために,チップ数を少なくした場合,受信機におけるパルス列P0のマッチドフィルタ8−1,8−2の相関出力S1およびS2は,他方の拡散パルス列信号に対する相互相関が十分に小さくならないため,その影響を受け,D/U(Desired/Unwanted)比が劣化し,1ビットA/D変換する際のダイナミックレンジが低下し,BER(Bit_Error_Rate)の劣化を招くという問題が生じる。
次に,この問題を明確に示すために,通常良く知られているチップ数が少なく自己相関特性の良好な7チップ数のBarkerコード(PN0:1011000,PN1:0001101)の場合について示す。この7チップ数のBarkerコードは,図15に示すように,自己相関特性のD/U比は7対1と大きい。しかし,7チップ数のBarkerコードを,図16に示したような超広帯域直接拡散パルス通信方式(図12と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。)に適用させた場合,拡散コードPN0,PN1間の相互相関特性が良くないため,図17および図18のように,D/U比は7対3まで劣化してしまう。D/U比を改善するためには,相互相関特性を改善する必要があり,チップ数の長い拡散コードを用いる必要があるが,この場合,データ伝送レートの高速化を実現することは困難となる。
本発明は,上記背景技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式において,チップ数を増やすことなく相関出力のD/U比が良好な拡散コードを提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,超広帯域直接拡散パルス通信方式等を利用した無線送信機が提供される。本発明の無線送信機は,生成した周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに,送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき,前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し,送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき,前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と,前記周期パルスが入力されると,チップ数(2*N−1)の第1の拡散コードを用いて,データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと,前記周期パルスが入力されると,チップ数(2*N−1)の第2の拡散コードを用いて,前記基準信号より1チップ間隔だけ早く第1のデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと,前記周期パルスが入力されると,前記第2の拡散コードを用いて,前記基準信号より1チップ間隔だけ遅く第2のデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと,を備える。
そして,前記第1の拡散コードと前記第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であり,前記第1の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であり,前記第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であることを特徴とする。
かかる無線送信機によれば,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式において,チップ数を増やすことなく相関出力のD/U比が良好な拡散コードを提供することが可能である。
すなわち,本発明の第1,第2の拡散コードを用いれば,第1の拡散コードと第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であることから,超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価すると,相互相関信号の(2*N−1)番目の値(D/N比のDに関わる値,ピーク値ともいう。)が少なくとも小さくなることはない。
また,第1,第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であることから,超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価すると,相互相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値(D/N比のNに関わる値)が少なくとも大きくなることはない。なお,相関信号の詳細については,さらに後述する。
なお,相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値(Dに関わる値)は,0以上であれば少なくともD/U比を小さくすることはないが,特に,1以上であればD/N比を大きくすることができ有効である。さらに,2以上であればさらに実用性が高い。同様に,第1,第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値(Nに関わる値)は,0以下であれば少なくともD/U比を小さくすることはないが,特に,−1以下であればD/N比を大きくすることができ有効である。さらにまた,−2以下であればさらに実用性が高い。
本発明にかかる無線送信機においては様々な応用が可能である。例えば,前記第1〜第3のマッチドフィルタは,弾性表面波装置(SAW_Filter)とすることが可能である。マッチドフィルタを弾性表面波装置(SAW_Filter)で構成すると,複雑なディジタル回路を用いることなく信号処理できるので,消費電力の面で有利である。
また,本発明の拡散コードは,良好な相互相関特性が得にくいN=15以下(チップ数としては,2*N−1=2*15−1=29以下)で効果が大きい。
本発明の拡散コードの一例としては,第1の拡散コードは,“1,1,0,0,−1,1,0,1,0,0,1,0,−1”,またはこれを反転した“−1,0,1,0,0,1,0,1,−1,0,0,1,1”であり,第2の拡散コードは,“1,1,0,0,0,0,1,−1,1,0,−1,0,1”,またはこれを反転した“1,0,−1,0,1,−1,1,0,0,0,0,1,1”である。かかる拡散コードによれば,D/U比を9:2または10:2という良好な値にすることが可能である。この点についてはさらに後述する。
また,本発明の拡散コードの他の一例としては,第1の拡散コードは,“0,1,0,−1,0,1,1,0,0,0,−1,1,−1”,またはこれを反転した“−1,1,−1,0,0,0,1,1,0,−1,0,1,0”であり,第2の拡散コードは,“0,1,0,0,1,1,1,0,−1,0,0,−1,1”,またはこれを反転した“1,−1,0,0,−1,0,1,1,1,0,0,1,0”である。かかる拡散コードによれば,D/U比を9:2または10:2という良好な値にすることが可能である。この点についてはさらに後述する。
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,超広帯域直接拡散パルス通信方式等を利用した無線受信機が提供される。本発明の無線受信機は,電波信号を受信し,第1のマッチドフィルタ及び第2のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と,前記アンテナ部からの信号を受けて,データ判定の基準となる基準信号を検出すると,チップ数(2*N−1)の第1の拡散コードを用いて,第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと,前記アンテナ部からの信号を受けて,送信機においてチップ数(2*N−1)の第2の拡散コードに与えられた遅延時間が1チップ間隔であるデータ信号を検出すると,前記第2の拡散コードを用いて,第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと,前記第1,第2のマッチドフィルタから,前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して,その検出結果を出力する遅延時間測定部と,前記検出結果を受けて,前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか,第2のレベルかを判定するデータ判定部と,を備える。
そして,前記第1の拡散コードと前記第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であり,前記第1の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であり,前記第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であることを特徴とする。
かかる無線受信機によれば,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式において,チップ数を増やすことなく相関出力のD/U比が良好な拡散コードを提供することが可能である。
すなわち,本発明の第1,第2の拡散コードを用いれば,第1の拡散コードと第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であることから,超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価すると,相互相関信号の(2*N−1)番目の値(D/N比のDに関わる値,ピーク値ともいう。)が少なくとも小さくなることはない。なお,相関信号の詳細については,さらに後述する。
また,第1,第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であることから,超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価すると,相互相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値(D/N比のNに関わる値)が少なくとも大きくなることはない。
なお,相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値(Dに関わる値)は,0以上であれば少なくともD/U比を小さくすることはないが,特に,1以上であればD/N比を大きくすることができ有効である。さらに,2以上であればさらに実用性が高い。同様に,第1,第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値(Nに関わる値)は,0以下であれば少なくともD/U比を小さくすることはないが,特に,−1以下であればD/N比を大きくすることができ有効である。さらにまた,−2以下であればさらに実用性が高い。
本発明にかかる無線受信機においては様々な応用が可能である。例えば,第1,第2のマッチドフィルタは,弾性表面波装置(SAW_Filter)とすることが可能である。マッチドフィルタを弾性表面波装置(SAW_Filter)で構成すると,複雑なディジタル回路を用いることなく信号処理できるので,消費電力の面で有利である。
また,本発明の拡散コードは,良好な相互相関特性が得にくいN=15以下(チップ数としては,2*N−1=2*15−1=29以下)で効果が大きい。
本発明の拡散コードの一例としては,第1の拡散コードは,“−1,0,1,0,0,1,0,1,−1,0,0,1,1”,またはこれを反転した“1,1,0,0,−1,1,0,1,0,0,1,0,−1”であり,第2の拡散コードは,“1,0,−1,0,1,−1,1,0,0,0,0,1,1”,またはこれを反転した“1,1,0,0,0,0,1,−1,1,0,−1,0,1”である。かかる拡散コードによれば,D/U比を9:2または10:2という良好な値にすることが可能である。この点についてはさらに後述する。
また,本発明の拡散コードの他の一例としては,第1の拡散コードは,“−1,1,−1,0,0,0,1,1,0,−1,0,1,0”,またはこれを反転した“0,1,0,−1,0,1,1,0,0,0,−1,1,−1”であり,第2の拡散コードは,“1,−1,0,0,−1,0,1,1,1,0,0,1,0”,またはこれを反転した“0,1,0,0,1,1,1,0,−1,0,0,−1,1”である。かかる拡散コードによれば,D/U比を9:2または10:2という良好な値にすることが可能である。この点についてはさらに後述する。
また,本発明の他の観点によれば,コンピュータを,本発明にかかる無線送信機または無線受信機として機能させるためのプログラムと,そのプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。ここで,プログラムはいかなるプログラム言語により記述されていてもよい。また,記録媒体としては,例えば,CD−ROM,DVD−ROM,フレキシブルディスクなど,プログラムを記録可能な記録媒体として現在一般に用いられている記録媒体,あるいは将来用いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
以上のように,本発明によれば,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式において,チップ数を増やすことなく相関出力のD/U比が良好な拡散コードを提供することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる無線送信機および無線受信機の好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明では,全体的な装置構成は図12または図16に示したものと同様であるため,重複説明を省略し,上記背景技術との相違点を中心に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
従来用いられているBarkerコードやGoldコードのような拡散コードの場合は,図16に示したように,マッチドフィルタ1−1により拡散コードPN0で生成されたパルス列信号P1,マッチドフィルタ1−2により拡散コードPN1で生成されたパルス列信号P2,およびマッチドフィルタ1−3により拡散コードPN1で生成されたパルス列信号P3の各チップ間隔はT’となるように配置される。送信パルス列信号P0は,パルス列信号P1の各チップ間に,パルス列信号P2またはP3の各チップが配置され送信される。
この場合,受信機において得られる相関信号は,P1に対する相関信号と,P2またはP3の相関信号が互いのチップ間に配置されるように出力されるため,互いの相関信号が影響されることはない。したがって,自己相関特性が良好でも,相互相関特性が悪ければ,最終的に得られる相関信号のサイドローブは相互相関信号レベルで決定されてしまうため,自己相関特性と比べてD/U比が劣化してしまう。チップ数が長ければ,相互相関特性の良好なコードが存在するが,チップ数に制限がある場合は通信品質の劣化を招くこととなる。
図1は,自己相関特性および相互相関特性を評価するためのテストシステムの一例を示す説明図である。図1(a)において,送信機側のマッチドフィルタ1−1は拡散コードPN0に対応するものである。図1(b)において,送信機側のマッチドフィルタ1−2(または1−3)は拡散コードPN1に対応するものである。
図2は,7チップ数のBarkerコード(PN0:1011000,PN1:0001101)を,図1のテストシステムで評価した場合の自己相関特性および相互相関特性を示している。図2(a)はマッチドフィルタ8−1における拡散コードPN0の自己相関信号S1−1を示す。図2(b)はマッチドフィルタ8−1における拡散コードPN0,PN1の相互相関信号S1−2を示す。図2(c)はマッチドフィルタ8−2における拡散コードPN0,PN1の相互相関信号S2−1を示す。図2(d)はマッチドフィルタ8−2における拡散コードPN1の自己相関信号S2−2を示す。図2に示したように,自己相関特性はD/U比が7:1と良好であるが,相互相関特性はピーク値で3となってしまう。
図3は,図2に示した相関信号の計算方法を示す説明図である。図3では,図2(a)の場合を例に挙げて説明する。1行目において,REF(PN0)がマッチドフィルタ(PN0)に1チップ分入力されると,1*(−1)=−1で相関は−1となる。2行目において,REF(PN0)がマッチドフィルタ(PN0)に2チップ分入力されると,1*(−1)+(−1)*(−1)=0で相関は0となる。以下同様に相関を計算すると,7行目において,REF(PN0)がマッチドフィルタ(PN0)に7チップ分入力されると,(−1)*(−1)+(−1)*(−1)+(−1)*(−1)+1*1+1*1+(−1)*(−1)+1*1=7で相関は7となる。このようにして,相関信号“−1,0,−1,0,−1,0,7,0,−1,0,−1,0,−1”が算出される。以下の説明において,相関信号の計算は図3に示した方法と同様に行うものとし,計算の詳細については説明を省略する。
図4は,自己相関特性および相互相関特性を評価するための評価システムであって,超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムの一例を示す説明図である。図4(a)において,送信機側のマッチドフィルタ1−2は遅延時間[+T]に対応するものである。図4(b)において,送信機側のマッチドフィルタ1−3は遅延時間[−T]に対応するものである。
図5は,上記7チップ数のBarkerコードを,図4の超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した場合の自己相関特性および相互相関特性を示している。図5(a)は遅延時間[+T]の送信パルス列信号P0[+T]を示す。図5(b)は遅延時間[−T]の送信パルス列信号P0[−T]を示す。図5(c)は送信パルス列信号P0[+T]と拡散コードPN0のマッチドフィルタ8−1との相関信号S1−3を示す。図5(d)は送信パルス列信号P0[+T]と拡散コードPN1のマッチドフィルタ8−2との相関信号S2−3を示す。図5(e)は送信パルス列信号P0[−T]と拡散コードPN0のマッチドフィルタ8−1との相関信号S1−4を示す。図5(f)は送信パルス列信号P0[−T]と拡散コードPN1のマッチドフィルタ8−2との相関信号S2−4を示す。
図5において,下線を引いた数字は,基準パルス列信号P1(REF)に起因する信号を表す。その他は,データパルス列信号P2またはP3に対応する。このように,最終的な相関信号は,自己相関パルスチップ間に独立して相互相関パルスチップが挿入される。よって,相互相関特性が悪ければ,相関信号のD/U比はその分劣化することとなる。
本実施形態では,図6に示したように,超広帯域直接拡散パルス通信方式において,送信パルス列信号P0の各チップが,チップ間隔Tで,等周期に配置される場合(T’=2*Tの場合)に対して適応する。したがって,データ判定用の遅延時間はチップ間隔と同じTである。従来の方式では,チップ間隔T’=2T,チップ数Nで構成されていたパルス列信号P1〜P3を,チップ間隔T,チップ数(2*N−1)のパルス列信号に拡張する。加算された送信パルス列信号P0は同じチップ数であるため,データ伝送レートを劣化させることはない。また,各チップの符号値は−1,0,1の3値から選択される。その結果,基準パルス列信号P1と,データパルス列信号P2またはP3は,それぞれ,各チップが等周期に並んでいないため,加算された送信パルス列信号P0は,−2,−1,0,1,2の5値となり,振幅変調されることとなる。
受信機において,パルス列信号P1に対する相関信号と,P2またはP3の相関信号は,それぞれ,各チップが等周期に並んでいないことに起因し,互いに独立した位置に相関信号が生成されない。よって,互いの相関信号が影響されることになる。本実施形態では,この効果を積極的に取り込むことで達成される。
本実施形態にかかるチップ数(2*N−1)の2つの拡散コードPN0’とPN1’は,出力される相互相関信号の(2*N−2)番目と(2*N)番目が,2以上の値をもつ。かつ,拡散コードPN0’の自己相関信号の(2*N−3)番目と(2*N+1)番目の値が0以下で,拡散コードPN1’の自己相関信号の(2*N−3)番目と(2*N+1)番目も0以下である。
これによって,マッチドフィルタ1−1によって拡散コードPN0’で拡散されたデータ判定の基準となる基準パルス列信号P1’に対して,マッチドフィルタ1−2または1−3によって拡散コードPN1’で拡散されたデータパルス列信号P2’またはP3’の各チップが±T離れて配置されるので,自己相関信号の(2*N−1)番目にあるピーク値と相互相関信号の(2*N−2)番目または(2*N)番目の値(2以上))が足し合わされ,相関信号のピーク値は大きくなる。
また,自己相関信号の(2*N−1)番目と加算されない一方の相互相関信号の(2*N−2)番目または(2*N)番目の値は,自己相関信号の(2*N−3)番目と(2*N+1)番目の値と加算されるが,この値は0以下の値であるため,小さくなる。以上説明したような拡散コードPN0’とPN1’を用いることで,相関信号のサイドローブの値を劣化させることなく,相関信号のピーク値を大きくすることができる。したがって,D/U比を大きくすることができ,通信品質を保ったままデータ伝送レートを高速化することができる。
N=7の場合を例に挙げて,本実施形態にかかる送受信方式の拡散コードについて説明する。図1のテストシステムで評価した場合の自己相関特性および相互相関特性を,図7に示す。図7(a)はマッチドフィルタ8−1における拡散コードPN0’の自己相関信号S1−1を示す。図7(b)はマッチドフィルタ8−1における拡散コードPN0’,PN1’の相互相関信号S1−2を示す。図7(c)はマッチドフィルタ8−2における拡散コードPN0’,PN1’の相互相関信号S2−1を示す。図7(d)はマッチドフィルタ8−2における拡散コードPN1’の自己相関信号S2−2を示す。
図8は,図4に示す超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した結果を示す。図8(a)は遅延時間[+T]の送信パルス列信号P0[+T]を示す。図8(b)は遅延時間[−T]の送信パルス列信号P0[−T]を示す。図8(c)は送信パルス列信号P0[+T]と拡散コードPN0’のマッチドフィルタ8−1との相関信号S1−3を示す。図8(d)は送信パルス列信号P0[+T]と拡散コードPN1’のマッチドフィルタ8−2との相関信号S2−3を示す。図8(e)は送信パルス列信号P0[−T]と拡散コードPN0’のマッチドフィルタ8−1との相関信号S1−4を示す。図8(f)は送信パルス列信号P0[−T]と拡散コードPN1’のマッチドフィルタ8−2との相関信号S2−4を示す。
図8に示したように,P0[+T]の場合のD/U比は9:2(本システムでは,遅い時間範囲でのサイドローブ信号は無視してもよい)であり,P0[−T]の場合のD/U比は10:2であり,良好な値を示している。したがって,本実施形態にかかる拡散コードを使用することで,従来知られていた拡散コードを使用する場合と比較して,著しい改善を図ることができる。
実際には,必要なデータ伝送レートから決められるNに対して,以上説明した条件を満足する自己相関特性を有する拡散コードを算出し,これらの中から2つ選び,以上の相互相関特性を満足する組み合わせを抽出する。
図9は,他の拡散コードの一例を示している。図9(a)は送信機側のマッチングフィルタに適用される拡散コードPN0(TX),PN1(TX)を示す。図9(b)は受信機側のマッチングフィルタに適用される拡散コードPN0(RX),PN1(RX)を示す。なお,図9に示した拡散コードを反転したものを用いてもよい。例えば,PN0(TX)=“0,1,0,−1,0,1,1,0,0,0,−1,1,−1”については,これを反転したコードである“−1,1,−1,0,0,0,1,1,0,−1,0,1,0”を用いてもよい。なお,この反転したコードはPN0(RX)に相当する。
図10,図11は,図9の拡散コードを図4に示す超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した結果を示す。P0[+T]の場合のD/U比は,図10に示したように,10:2(本システムでは,遅い時間範囲でのサイドローブ信号は無視してもよい)であり,P0[−T]の場合のD/U比は,図11に示したように,9:2であり,ともに良好な値を示している。したがって,図9に示した拡散コードを使用することで,従来知られていた拡散コードを使用する場合と比較して,著しい改善を図ることができる。
(本実施形態の効果)
以上説明したように,本実施形態によれば,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式において,チップ数を増やすことなく相関出力のD/U比が良好な拡散コードを提供することが可能である。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる無線送信機および無線受信機の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施形態においては,第1の拡散コード(PN0’)と前記第2の拡散コード(PN1’)との相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上である場合について説明したが,(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値を0以上としてもよい。あるいは同様に,(2*N−4)番目の値および(2*N+2)番目の値を0以上としてもよい。すなわち,D/N比のDを決定するための(2*N−1)番目の値(ピーク値)を中心に,左右対称の任意の位置の値(±T離れた位置)を0以上にすることが可能である。このようにすれば,遅延時間(T)をずらしてさらにデータを多重化することが可能となる。
また,上記実施形態では,送信機側において遅延時間を与えるためのマッチドフィルタ1−2,1−3を2つだけ備える構成について説明したが,より多くのマッチドフィルタを設けてもよい。この場合,拡散コードはマッチドフィルタの数や遅延時間等に応じて,適宜最適なものを作成することが可能である。
また,上記実施形態では,チップ数(2*N−1)の2つの拡散コードPN0’とPN1’は,出力される相互相関信号の(2*N−2)番目と(2*N)番目が,2以上の値をもつ場合について説明したが,本発明はこれに限定されない。0以上であれば少なくともD/U比を小さくすることはない。また,1以上であればD/N比を大きくすることができ有効である。
また,上記実施形態では,チップ数(2*N−1)の2つの拡散コードPN0’とPN1’は,拡散コードPN0’の自己相関信号の(2*N−3)番目と(2*N+1)番目の値が0以下で,拡散コードPN1’の自己相関信号の(2*N−3)番目と(2*N+1)番目も0以下である場合について説明したが,本発明はこれに限定されない。−1以下であればD/N比を大きくすることができ有効である。また,−2以下であればさらに実用性が高い。
また,上記実施形態で説明した無線送信機または無線受信機は,コンピュータに上記機能を実現するためのコンピュータプログラムを組み込むことで,コンピュータを無線送信機または無線受信機として機能させることが可能である。かかるコンピュータプログラムは,所定の記録媒体(例えば,CD−ROM)に記録された形で,あるいは,電子ネットワークを介したダウンロードの形で市場を流通させることが可能である。
本発明は無線送信機および無線受信機に利用可能であり,特に,2系列のデータを互いに異なる拡散パルス列を用いて送受信される超広帯域直接拡散パルス通信方式を用いた無線送信機および無線受信機に利用可能である。
自己相関特性および相互相関特性を評価するテストシステムを示す説明図である。 7チップのBarkerコードの自己相関特性および相互相関特性を示す説明図である。 相関信号の計算を示す説明図である。 自己相関特性および相互相関特性を評価するテストシステムを示す説明図である。 図2のコードを超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した場合を示す説明図である。 送信パルス信号列の振幅変調を示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる拡散コードの自己相関特性および相互相関特性を示す説明図である。 図7のコードを超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した場合を示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる拡散コードを示す説明図である。 図9のコードを超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した場合を示す説明図である。 図9のコードを超広帯域直接拡散パルス通信方式用評価システムで評価した場合を示す説明図である。 超広帯域無線方式を示す説明図である。 送信機側のマッチドフィルタを示す説明図である。 受信機側のマッチドフィルタを示す説明図である。 自己相関特性を示す説明図である。 超広帯域直接拡散パルス通信方式を示す説明図である。 相互相関特性を示す説明図である。 相互相関特性を示す説明図である。
符号の説明
1−1,1−2,1−3 マッチドフィルタ
2 遅延時間制御器
3 加算器
4 PA
5 スイッチ
6 アンテナ
7 LNA
8−1,8−2 マッチドフィルタ
9 遅延時間測定器
10 データ判定器
30 インタフェース
31 上位レイヤ

Claims (10)

  1. 生成した周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき、前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき、前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と、
    前記周期パルスが入力されると、チップ数(2*N−1)の第1の拡散コードを用いて、データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、チップ数(2*N−1)の第2の拡散コードを用いて、前記基準信号より1チップ間隔だけ早く第1のデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記第2の拡散コードを用いて、前記基準信号より1チップ間隔だけ遅く第2のデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、を備え、
    前記第1の拡散コードと前記第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であり、
    前記第1の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であり、
    前記第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下である、ことを特徴とする無線送信機。
  2. 前記第1の拡散コードは,
    “1,1,0,0,−1,1,0,1,0,0,1,0,−1”,またはこれを反転した
    “−1,0,1,0,0,1,0,1,−1,0,0,1,1”であり,
    前記第2の拡散コードは,
    “1,1,0,0,0,0,1,−1,1,0,−1,0,1”,またはこれを反転した
    “1,0,−1,0,1,−1,1,0,0,0,0,1,1”であることを特徴とする,請求項1に記載の無線送信機。
  3. 前記第1の拡散コードは,
    “0,1,0,−1,0,1,1,0,0,0,−1,1,−1”,またはこれを反転した
    “−1,1,−1,0,0,0,1,1,0,−1,0,1,0”であり,
    前記第2の拡散コードは,
    “0,1,0,0,1,1,1,0,−1,0,0,−1,1”,またはこれを反転した
    “1,−1,0,0,−1,0,1,1,1,0,0,1,0”であることを特徴とする,請求項1に記載の無線送信機。
  4. 前記Nは15以下であることを特徴とする,請求項1に記載の無線送信機。
  5. 前記第1〜第3のマッチドフィルタは,弾性表面波装置であることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の無線送信機。
  6. 電波信号を受信し、第1のマッチドフィルタ及び第2のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と、
    前記アンテナ部からの信号を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、チップ数(2*N−1)の第1の拡散コードを用いて、第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    前記アンテナ部からの信号を受けて、送信機においてチップ数(2*N−1)の第2の拡散コードに与えられた遅延時間が1チップ間隔であるデータ信号を検出すると、前記第2の拡散コードを用いて、第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    前記第1、第2のマッチドフィルタから、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して、その検出結果を出力する遅延時間測定部と、
    前記検出結果を受けて、前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか、第2のレベルかを判定するデータ判定部と、を備え、
    前記第1の拡散コードと前記第2の拡散コードとの相互相関信号の(2*N−2)番目の値および(2*N)番目の値が0以上であり、
    前記第1の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下であり、
    前記第2の拡散コードの自己相関信号の(2*N−3)番目の値および(2*N+1)番目の値が0以下である、ことを特徴とする無線受信機。
  7. 前記第1の拡散コードは,
    “−1,0,1,0,0,1,0,1,−1,0,0,1,1”,またはこれを反転した
    “1,1,0,0,−1,1,0,1,0,0,1,0,−1”であり,
    前記第2の拡散コードは,
    “1,0,−1,0,1,−1,1,0,0,0,0,1,1”,またはこれを反転した
    “1,1,0,0,0,0,1,−1,1,0,−1,0,1”であることを特徴とする,請求項6に記載の無線受信機。
  8. 前記第1の拡散コードは,
    “−1,1,−1,0,0,0,1,1,0,−1,0,1,0”またはこれを反転した
    “0,1,0,−1,0,1,1,0,0,0,−1,1,−1”であり,
    前記第2の拡散コードは,
    “1,−1,0,0,−1,0,1,1,1,0,0,1,0”またはこれを反転した
    “0,1,0,0,1,1,1,0,−1,0,0,−1,1”であることを特徴とする,請求項6に記載の無線受信機。
  9. 前記Nは15以下であることを特徴とする,請求項6に記載の無線受信機。
  10. 前記第1,第2のマッチドフィルタは,弾性表面波装置であることを特徴とする,請求項6〜9のいずれかに記載の無線受信機。
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