JP2007251486A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】OOK変調方式により通信を行なうに際し、グリッチの発生を効果的に抑圧して送信信号における周波数スペクトラムのピーク値を低減し、周波数スペクトラムの平坦化を図ることにより、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるUWB通信において、規制の枠内で送信電力を十分に高く設定でき、良好な通信を行なうことができる無線通信装置および無線通信方法を提供する。
【解決手段】送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号をOOK変調するに際し、該OOK変調における搬送波に対し実質的に0°/180°の位相変調をかける。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、ASK(Amplitude Shift Keying)変調の一種であるOOK(On/Off Keying)変調方式により通信を行なう無線通信装置および無線通信方法に関し、特
に、グリッチの発生を効果的に抑圧して送信信号における周波数スペクトラムのピーク値を低減し、周波数スペクトラムの平坦化を図ることのできる無線通信装置および無線通信方法に関する。
UWB(Ultra-Wide Band)のパルス通信は、低消費電力な近距離無線通信を実現する
ことができる。UWB通信では、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるため、なるべく平坦な周波数スペクトラムを実現することが望ましい。
OOK変調などを用いたUWBパルス通信に関して、種々の提案がなされ、提案の中では一般的な技術解説も詳細になされている(例えば特許文献1参照)。
例えば特許文献1では次のように説明されている。即ち、使用された信号規約に応じて、パルスが発生されてバイナリ1を表し、パルスが信号内に存在しないためにバイナリ0を表すか、またはパルスが発生されてバイナリ0を表し、パルスが信号内に存在しないためにバイナリ1を表す。UWBシグナリングのパルス幅特性は、持続時間が非常に短い(ほとんどの符号化方式に対して)。典型的には、パルス幅は、10ピコ秒〜数ナノ秒の範囲にある。結果として生じた伝送は、使用されたパルス幅に応じてDC〜数GHzまでの広帯域を占有する。典型的な伝送では、擬似ランダムコードに基づく時間ホッピング技術を信号に適用することにより、伝送された信号のスペクトルがノイズとして現れることが一般的である。オンオフキーイング方式に従って、「1」ビットまたは「0」ビットが、シンボル伝送間隔内部の特定の場所においてパルスが存在するかまたはしないかによって表される、と解説されている。
更に、受信信号がチャンネルノイズによって破壊され、受信されたパルス波形は無関係なパルスを同様に含む可能性があるといった問題に対応すべく、情報波形のデータレートと同期化されたパルスウインドウの列を生成するように構成し、これらのウインドウは情報を表すオンオフパルスが配置されることが予想される間隔で同期化され、受信されたパルス波形をゲート制御するためにゲート信号として作用することにより、情報を含む場所において存在するこれらのパルスのみが通過することを可能にする。即ち、パルス検出波形を含むパルスは、情報波形を生成するために使用された特定の符号化技術(この場合オンオフキーイング変調技術)のタイミング方式で同期化されるように、それに従って間隔が開けられ、この結果生じたゲート信号は、情報波形に含まれたパルスに対応するパルスの群を含むようにする趣旨の開示がなされている。
また一方、発振器により変調されたUWBパルスと、OKK(On/Off Keying)変調な
どを組み合わせた通信方式が提案されている。この提案では、送信データにあたるパルス発生器に疑似ランダム波形を発生させることでスペクトラムピーク値を低減させ、秘匿性を高める提案を行っている(例えば特許文献2参照)。
他方、DS−BPSK変調において拡散系列を乗じることで、スペクトラムピーク値の低減を図ることが提案されている(例えば特許文献3参照)。この提案では、拡散系列発生部より出力する拡散系列と送信データを乗算器2で乗算してDS−BPSK(Direct Sequence-Binary Phase Shift Keying)変調を行い、この場合の拡散系列1周期を送信デ
ータ1シンボル周期に同期させておき、乗算器の出力とパルス発生部の出力を乗算器で乗
算する際のパルス系列は拡散系列に同期させておき、PA(Power Amplifier)により乗
算器の出力電力を増幅し、BPFにおいてPAの出力の所要信号周波数帯域外の不要電波を除去し、その出力をアンテナにより空中に放射させるというものである。この場合、変調はDS−BPSKである為、PPM変調−時間拡散のような高精度なパルス制御を必要としないとされている。
特表2004−528776号公報(段落0035〜段落0040、図5) 特表2005−517355号公報(段落0015〜段落0020、図2) 特開2005−277642号公報(段落0029〜段落0030、図1)
しかしながら、上述した特許文献1では、スペクトラムのピークを低減するといった課題認識がされておらず、従って、そのための手法については何等提案されていない。
また一方、特許文献2における対案のように、発生パルスのON/OFFを疑似ランダム化するだけでは十分なピーク値の低減は望めない。
更に、特許文献3では、OOK変調方式については全く検討がなされていない。
本発明は叙上のような状況に鑑みてなされたものであり、OOK変調方式により通信を行なうに際し、グリッチの発生を効果的に抑圧して送信信号における周波数スペクトラムのピーク値を低減し、周波数スペクトラムの平坦化を図ることにより、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるUWB通信において、規制の枠内で送信電力を十分に高く設定でき、良好な通信を行なうことができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号に対応したOOK変調信号を得るOOK変調部と、前記OOK変調部における搬送波に対しその位相を実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかける位相変調部とを含んで構成されたことを特徴とする無線通信装置。
上記(1)の無線通信装置では、送信側において送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号をOOK変調部でOOK変調して送出するに際して、OOK変調のかかった搬送波に対し位相変調部でその位相を実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかけることによりグリッチが十分に抑圧された変調波が得られ、送信信号における周波数スペクトラムのピーク値が低減して周波数スペクトラムの平坦化が図られることにより、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるUWB通信において、規制の枠内で送信電力を十分に高く設定でき、安定した良好な通信を行なうことができる。
(2)前記OOK変調部は、当該送信ビットパターン信号の到来に同期し搬送波の所定の発現時間区間に相応する幅のパルスを発生するパルス発生器と、前記パルス発生器の出力が発現している時間区間に対応して発振回路が発振し搬送波を生成するパルス変調器とを含んで構成され、前記位相変調部は、当該送信ビットパターン信号に応答して作動し前記パルス変調器で生成される搬送波に対して実質的に0°/180°の位相変調をかけるPNパターン発生器と含んで構成されていることを特徴とする(1)の無線通信装置。
上記(2)の無線通信装置では、(1)の無線通信装置において特に、当該送信ビットパターン信号の到来に同期し搬送波の所定の発現時間区間に相応する幅をもってパルス発生器から出力されるパルスに対応して形成されるOOK変調のかかった搬送波に対し、PNパターン発生器によって実質的に0°/180°の位相変調をかけることによって、グリッチが十分に抑圧された変調波が得られる。
(3)送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号をOOK変調するに際し、該OOK変調における搬送波に対し実質的に0°/180°の位相変調をかけることを特徴とする無線通信方法。
上記(3)の無線通信方法では、送信ビットパターン信号をOOK変調するに際し、該OOK変調における搬送波に対し実質的に0°/180°の位相変調をかけることによって、送信信号における周波数スペクトラムのピーク値が低減して周波数スペクトラムの平坦化が図られることにより、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるUWB通信において、規制の枠内で送信電力を十分に高く設定でき、安定した良好な通信を行なうことができる。
(4)前記OOK変調における搬送波に対して送信ビットパターン信号に応答して作動するPNパターン発生器によって実質的に0°/180°の位相変調をかけることを特徴とする(3)の無線通信方法。
上記(4)の無線通信方法では、(3)の無線通信方法において特に、OOK変調における搬送波に対して送信ビットパターン信号に応答して作動するPNパターン発生器によって実質的に0°/180°の位相変調がかけられる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の実施の形態としての通信装置を含む通信システムを表す図である。また、図2は図1のシステムにおける通信装置としての送信機、および、これに対応する受信機の各部における信号のタイミング図である。図2においてE1,E2,E3,E4,E5,C1,C2,E6,E7と表記された波形図が、以下に図1を参照して説明する該当各部に発現する信号を表すものである。
図1の通信システム10は、送信機100と受信機200を含んで構成される。
送信機100は本発明の通信装置の一つの実施の形態としての構成を備える。この送信機100には送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号E1が図2にE1と表記して示されたようにRZ(Return-to-Zero)符号として供給され、送信機100の構成要素をなすパルス発生器110に入力される。パルス発生器110は一方の入力端に送信ビットパターン信号E1が供給されるように配されたAND回路111と、このAND回路111の他方の入力端に付加されたインバータ112に送信ビットパターン信号E1に一定の遅延を与えた信号を供給する遅延素子113とを含んで構成される。
パルス発生器110は、RZ符号として供給される送信ビットパターン信号E1の到来(送信ビットパターン信号E1の立ち上がり)に同期し搬送波の所定の発現時間区間に相応する幅のパルスE2を発生するものであり、その出力(即ち、AND回路111の出力端からの出力)E2は、次段のパルス変調器120に供給される。
このパルス変調器120は、複数の(図示の例では2つの)インバータ121が縦続接続された最後段のインバータの出力がAND−ORゲート122を介して初段のインバータの入力に帰還されるように接続されてなるリング発振回路部123が、上記AND−O
Rゲート122を構成する2つのAND回路の一方のものの一の入力端と他方のものの一の入力端(インバータが付加されている)とに共通に設定された入力端に供給されるパルス発生器110の出力E2が「H」の時間区間に対応して高周波の発振出力を発生し出力するように構成されている。即ち、パルス変調器120はパルス発生器110の出力が発現している時間区間に対応して発振回路が発振し搬送波を生成する。
以上より理解されるとおり、パルス発生器110とパルス変調器120は、送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号に対応して搬送波の時間軸上での搬送波の発現状況が変化するOOK変調信号を得るOOK変調部を構成している。
一方、上記AND−ORゲート122を構成する2つのAND回路のうちの他方のものの他の入力端には、既述の信号E1を自己の入力クロック信号として該入力クロック信号の立上がりエッジに同期して(即ち、送信ビットパターンそのものを源クロックとして)PNパターン信号E3を生成するPNパターン発生器130が設けられている。
このPNパターン発生器130から出力されるPNパターン信号E3がパルス変調器120に供給されることによって、OOK変調信号(リング発振回路部123の出力である高周波がパルス発生器110の出力E2でOOK変調されてなる出力)たる上記AND−ORゲート122の出力E4は、その位相が実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかけられて出力される。このOOK変調信号E4がBPF(Band Pass Filter)140を通して、アンテナ150から放射される。
以上より理解されるとおり、PNパターン発生器130と、そこから出力されるPNパターン信号E3を受けて上記AND−ORゲート122の出力E4に対しその位相が実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかける構成部が、上述のOOK変調部における搬送波に対しその位相を実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかける位相変調部を構成している。
パルス変調器120では、PNパターン信号E3の値に応じて、パルス変調出力が停止したときの出力のHレベルまたはLレベルが変化する。換言すれば、リング発振回路部123が発振を停止する際にHまたはLのどちらの信号レベルで終わるのかがPNパターン信号E3によって決められるということである。
この場合、PNパターン信号E3の変化はパルス発生器110の出力がHレベルの間はAND−ORゲートによってマスクされているため、パルス発生器110の出力がHレベルの間に完了していればよい。そのため、信号の配線遅延などに起因するレーシングをに対して考慮する必要がなく、タイミングに対する要求精度が緩和できる。
図3はOOK変調信号E4(その搬送波)に関して位相変調がかけられる様子を表すタイミング図である。パルス変調出力がHレベルもしくはLレベルで停止している状態において、次の変調パルス出力がどのようになっているかが表されている。
それぞれの変調パルス出力は互いに反転しており、これにより0°位相、180°位相を生成できていることが判る。尚、パルス変調出力の停止状態レベルは低周波成分なので、BPF(Band Pass Filter)140を経てアンテナ150から放射される段階ではこの位相の如何はパルスが担う情報とは無関係となる。
他方、図示の構成の他に、0°位相のパルス変調出力から反転/非反転出力を生成し、BPF140の直前で選択切換えするという構成も考えられる。パルスとパルスの合間の比較的時間余裕のあるタイミングで反転/非反転を切り替えすると、その微分成分がアンテナから送信されてしまうことになり、不要輻射の増大や同期追従誤動作への要因となる虞がある。また、パルスの送信開始直前に反転/非反転を切り替えることは、直後に続くパルスに不用意な高調波を与えることになり、パルス波形や位相を所望の形に保つことは
難しいという課題がある。さらに、パルスの送信終了直後に切り替えることはタイミング制御が難しいという課題が残る。
アンテナ150から放射された電波は受信機200のアンテナ210で受けられ、BPF(Band Pass Filter)220を通して得られたOOK変調された信号E5がLNA(Low Noise Amplifier)230で増幅されてダイオード240で検波され信号E6が得られ
る。
検波された信号E6は積分器250で積分されて積分器出力E7が得られ、この積分器出力E7が、基準入力端に基準信号発生回路261(Vrefと表記)からの基準信号が印加されたコンパレータ260で比較された結果として送信側における送信対象とするデータたる元の信号が復元される。
尚、LNA(Low Noise Amplifier)230および積分器250には、受信タイミング
制御部270からの各タイミング信号C1およびC2がそれぞれ供給されて、アンテナ230への受信パルスが到来する(と予測される)タイミングでその時間区間のみ作動するように制御されて無駄な電力消費が抑制されるように構成されている。
即ち、この受信機200では、受信パルスの位相に関わらずパルスの「有り」「無し」によって1/0判定を行うことにより、回路を簡素化できるため、小型、低消費電力、低コストが実現可能となる。また、パルス位置ホッピング等によるスペクトラム拡散を用いていないため、パルスの受信時間位置は常に一定である。このため、高速に同期捕捉が可能となる。同様にパルス受信が予測される時間区間のみLNA230や積分器250を稼動させるように制御することが容易に可能となり、適切な低消費電力化が図られ得る。
以上説明した本発明の通信装置(送信機100)においては、グリッチが十分に抑圧された変調波が得られ、送信信号における周波数スペクトラムのピーク値が低減して周波数スペクトラムの平坦化が図られることにより、1MHzあたりの周波数スペクトラムのピーク値で送信電力が規制されるUWB通信において、規制の枠内で送信電力を十分に高く設定でき、安定した良好な通信を行なうことができる。
これは、本発明では特に、OOK変調のかかった搬送波に対し位相変調部でその位相を実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかけることにより搬送波におけるグリッチが十分に抑圧されることによる効果である。この効果が他の構成を採った場合と比較して如何に顕著なものであるかを、本発明とは異なる種々の変調を行なった場合のシミュレーション結果との比較によって、以下に図面を参照して明らかにする。
図4は、OOK変調信号の搬送波に対しパルス位置ホッピングをかけた場合の搬送波の周波数スペクトラムを表す図である。この例では、ビットシンボル時間を16分割しそのうち前半の8分割のタイミングにおいてランダムにパルスを発生させ、かつそのパルスのON/OFFを制御することでOOK変調をかけたものである。毎回パルスの時間位置が変動するためシステムとして複雑になりながらも、本発明方式と比べて6.4dB大きいピークが現れる(次の、図5(j)を併せ参照)。
図5は、OOK変調信号の搬送波に対し種々の位相変調をかけた場合の搬送波におけるグリッチの発生の状況をシミュレーションした結果を比較して表す図である。(a),(c),(e),(g),は夫々位相を0°/0°,0°/60°,0°/120°,0°/150°の変調をかけた場合の搬送波の波形図であり、(i)は本発明における0°/180°の変調を行なった場合の搬送波の波形図である。これら各図の右隣に配された(b),(d),(f),(h),はこれらに対応する周波数スペクトラムを表す図であり、(j)は本発明における場合の周波数スペクトラムを表す図である。
図5の各例においては、中心周波数は8GHzとし、パルスの周波数帯域幅は約2GHzである。図5(a),(b)の例は0°/0°、即ち、送信ビットデータそのものをPNパターンで疑似乱数化しただけで、位相拡散(位相変調)を施していない場合である。図5(i),(j)の本発明のように0°/180°位相拡散(位相変調)を施すことによって、それによるグリッチ抑圧の効果が14dB以上得られていることが判る。図5のその他の各例では、図5(c),(d)のように0°/60°位相拡散(位相変調)する例、および、図5(e),(f)のように0°/120°位相拡散(位相変調)する例までは、位相拡散(位相変調)することによる効果は余り認められず、図5(g),(h)のように0°/150°位相拡散(位相変調)でも未だグリッチの尖頭は高くそのピークの抑圧は十分ではなく、本発明のように0°/180°位相拡散(位相変調)することによって顕著な効果が現れることが判読される。
以上のとおり、本発明によれば、スペクトラムのピーク値を低減でき、ピーク低減により規制の範囲内で送信電力を上げることができ、変調パルス発生器により誤パルスの発生を抑えながら0°/180°位相変調ができる。
また、本提案の変調パルス発生器を用いた通信装置をBPSK変調データ通信そのものに適用できる。
本発明の実施の形態としての通信装置を含む通信システムを表す図である。 図1のシステムにおける通信装置としての送信機、および、これに対応する受信機の各部における信号のタイミング図である。 OOK変調信号(その搬送波)に関して位相変調がかけられる様子を表すタイミング図である。 OOK変調信号の搬送波に対しパルス位置ホッピングをかけた場合の搬送波の周波数スペクトラムを表す図である。 OOK変調信号の搬送波に対し種々の位相変調をかけた場合の搬送波におけるグリッチの発生の状況をシミュレーションした結果を比較して表す図である。
符号の説明
100…送信機 110…パルス発生器 111…AND回路 112…インバータ 113…遅延素子 120…パルス変調器 121…インバータ 122…AND−ORゲート 123…リング発振回路部 130…PNパターン発生器 140…BPF 150…アンテナ 200…受信機 210…アンテナ 220…BPF 230…LNA 240…ダイオード 250…積分器 260…コンパレータ 261…基準信号発生回路 270…受信タイミング制御部

Claims (4)

  1. 送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号に対応したOOK変調信号を得るOOK変調部と、前記OOK変調部における搬送波に対しその位相を実質的に0°/180°間でシフトするように位相変調をかける位相変調部とを含んで構成されたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記OOK変調部は、当該送信ビットパターン信号の到来に同期し搬送波の所定の発現時間区間に相応する幅のパルスを発生するパルス発生器と、前記パルス発生器の出力が発現している時間区間に対応して発振回路が発振し搬送波を生成するパルス変調器とを含んで構成され、前記位相変調部は、当該送信ビットパターン信号に応答して作動し前記パルス変調器で生成される搬送波に対して実質的に0°/180°の位相変調をかけるPNパターン発生器と含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 送信側における送信対象とするデータを担う送信ビットパターン信号をOOK変調するに際し、該OOK変調における搬送波に対し実質的に0°/180°の位相変調をかけることを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記OOK変調における搬送波に対して送信ビットパターン信号に応答して作動するPNパターン発生器によって実質的に0°/180°の位相変調をかけることを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
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