JP3564468B2 - 超広帯域無線送信機及び超広帯域無線受信機並びに超広帯域無線通信方法 - Google Patents

超広帯域無線送信機及び超広帯域無線受信機並びに超広帯域無線通信方法 Download PDF

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    • H04B1/71637Receiver aspects

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超広帯域(Ultra Wide Band)を用いた超広帯域無線送信機及び超広帯域無線受信機並びに超広帯域無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スペクトル拡散通信の新しいデータ通信方式として、データを1GHz程度の極めて広い周波数帯に拡散して、搬送波を使わずにパルスにデータを重畳させて送受信を行う超広帯域無線通信方式が注目されている。それぞれの周波数帯に送信されるデータはノイズ程度の強さしかないため、同じ周波数帯を使う無線機器と混信することがなく、消費電力も少ないといった利点がある。
【0003】
超広帯域無線通信方式は、一般に各ビットに対して所定数のインパスルを送信する繰り返し符号を用いている(非特許文献1を参照)。図32にその時間フォーマットの例を示す。時間周期T毎に時間を区切ることで、図32の点線部分に示す基準時点を定める。そして、この点線で示す基準時点から擬似ランダム時間(T1、T2、T3、T4)だけ離れた時間において、パルスを送信する。
図33は、基準時点から時間T1だけ離れた時間において生成されたパルスの拡大図を示す。送信機は、データ1を送信する場合、擬似ランダム時間T1にパルスを送信し、データ0を送信する場合、T1+TS(TSは予め決められた時間である)にパルスを送信する。
受信機は、図34に示すように、基準時点から時間T1だけ離れた時間においてパルスを受信した場合、データ1を復調し、時間T1+TSだけ離れた時間においてパルスを受信した場合、データ0を復調する。
【0004】
図35は、受信機において、上述のデータ復調を行う復調回路の構成を示すブロック図である。この復調回路は、図36に示す参照信号を所定の時間に生成する。すなわち、時間T1後に正のパルスを生成し、さらにTS後に負のパルスを生成する。復調回路は、受信信号と参照信号とを乗算器によって乗算する。図37、図38にその乗算出力信号を示す。図37に示すように、パルスが正であればデータ1であり、図38に示すように、パルスが負であればデータ0である。通常、1のインパスルのみに信号を付加させてデータ通信を行う場合、パルスが雑音の影響受けて、データの信頼性が低下するので、これを防ぐために複数のパルスを加算させる。
【0005】
図39に複数のパルスを加算した場合の受信機の構成図を示す。送信機が、図32に示す擬似ランダム時間T1、T2、T3、T4でパルスを送信し、受信機は、図40に示す参照信号を用いて、受信した受信信号と参照信号とを乗算する。乗算した乗算出力信号は、加算器において累算され、出力として判定器に入力される。図41に、データ1の場合の出力の値の時間変化を示す。データ1の場合、時間がたつと加算器は、乗算信号出力値を参照信号のT1、T2、T3、T4時点で順次加算していくので、出力は増加していく。一方、図42に示すように、データ0の場合、乗算信号出力値を参照信号のT1、T2、T3、T4時点で順次加算していくと、出力は減少していく。この出力の値を平均し、所定の閾値と比較することでデータを判定する。
以上説明した動作により、データの復調が行われる。
【0006】
【非特許文献1】
山本 尚武、大槻 知明 Internally Turbo−Coded Ultra Wideband−Impulse Radio(ITU−UWB−IR)方式の特性評価 電子情報通信学会 信学技報 Technical Report of IEIGE.pp.25−30 RCS2002−55(2002−05)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の方式によって信号判定を行う場合、以下のような問題がある。まず送信機は、上述のT1、T2、T3、T4の擬似ランダム時間を正確に生成する必要がある。例えば、クロック周期を5GHzとすると、5GHzで動作可能なデジタル回路のカウンタが必要となる。このカウンタを常に動作させる場合、消費電力の増加が大きな問題となる。
また、仮に送信器が正確な時間で信号生成できたとした場合、受信器は、周期Tの信号フォーマットの推定劣化による伝搬性能劣化を防ぐために、この時間フォーマットをなんらかの方法で正確に推定する必要がある。
【0008】
また、上述の方式は、マルチパスに弱いといった問題点がある。図43に、マルチパスが発生した場合の例を示す。図43において、送信機から送信された信号が、2つの伝搬経路を通ってそれぞれ受信機に受信された場合、伝搬経路差によって2つの信号間に信号の遅延差Tdが生じる。例えば、直接受信された信号と、室内の壁等の物体から反射されて受信された信号の遅延時間がTd=0.2nsecとすると、その伝搬路差は6cmである。室内などの閉空間に置いては、この伝搬路差でのマルチパスが発生する可能性が高いといった問題点がある。図44に、データ1でマルチパスが発生した場合の受信信号を示す。データ1の場合、基準時点からT1+TS時間離れたマルチパスによる受信信号が現れる。図45に示すように、この受信信号が上述の参照信号と乗算器によって乗算された場合、乗算出力信号の正負の面積が同一の値となるため、加算器出力は0となる。このため、データが無いと誤認識され、データ1を復調することができないといった問題点がある。
【0009】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、消費電力の低い低速のデジタル回路によって、超広域帯無線通信を行うことができるとともに、マルチパスの影響を抑制することができる超広帯域無線送信機及び超広帯域無線受信機並びに超広帯域無線通信方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき、前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき、前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と、前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早く第1のデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ遅く第2のデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、前記第1から第3のマッチドフィルタの出力を加算する加算部と、該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射するアンテナ部とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準信号及び前記第1のデータ信号並びに前記第2のデータ信号が、複数の周期パルスよりなるパターン信号であることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記加算信号の入力を受けて、該加算信号を増幅し、該増幅信号を前記アンテナ部へ出力する増幅部をさらに具備することを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、電波信号を受信し、第1のマッチドフィルタ及び第2のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と、前記アンテナ部からの信号を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、前記アンテナ部からの信号を受けて、データ信号を検出すると、第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、前記第1、第2のマッチドフィルタから、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して、該検出結果を出力する遅延時間測定部と、該検出結果を受けて、前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか、第2のレベルかを判定するデータ判定部とを具備することを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記基準信号及び前記データ信号が、複数の周期パルスよりなる所定のパターン信号であることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力する増幅部をさらに具備することを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、リセット部前記遅延時間測定部は、前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出する第1の回路と、前記第2の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出する第2の回路とを具備することを特徴とする
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記遅延時間測定部は、前記第1の出力信号を受けてセットする第1のラッチ部と、前記第2の出力信号を受けてセットする第2のラッチ部と、前記第1の出力信号を受けて、前記第2の出力信号を読み込む第1の記憶部と、前記第2の出力信号を受けて、前記第1の出力信号を読み込む第2の記憶部と、前記第1または前記第2のラッチ部がセットされたことを受けて、リセット信号を出力するとをさらに具備することを特徴とする。
【0018】
請求項9に記載の発明は、周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、第1、第2の送信データが2値論理レベルの第1のレベルの時、該周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、前記第1の送信データが2値論理レベルの第1のレベルであって、前記第2の送信データが2値論理レベルの第2のレベルの時、該周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力し、前記第1の送信データが2値論理レベルの第2のレベルであって、前記第2の送信データが2値論理レベルの第1のレベルの時、該周期パルスを第4のマッチドフィルタに出力し、前記第1、第2の送信データが2値論理レベルの第2のレベルの時、該周期パルスを第5のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と、前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記第2のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記第3のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第4のマッチドフィルタと、前記周期パルスが入力されると、前記第4のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第5のマッチドフィルタと、前記第1から第5のマッチドフィルタの出力を加算する加算部と、該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射するアンテナ部とを具備することを特徴とする。
【0019】
請求項10に記載の発明は、電波信号を受信し、第1から第5のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と、前記アンテナ部からの信号を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第1のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第2のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第3の出力信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第3のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第4の出力信号を出力する前記第4のマッチドフィルタと、該信号の入力を受けて、データ信号を検出すると、第5の出力信号を出力する前記第5のマッチドフィルタと、前記第5の出力信号が前記第1から第4の出力信号のいずれより先に入力されたかを検出して、該検出結果を出力する遅延時間測定部と、該検出結果を受けて、前記データ信号が、2値論理レベルの第1のレベルと第1のレベルの組であるか、前記第1のレベルと前記第2のレベルの組であるか、前記第2のレベルと前記第1のレベルの組であるか、前記第2のレベルと前記第2のレベルの組であるかを判定するデータ判定部とを具備することを特徴とする。
【0020】
請求項11に記載の発明は、超広帯域無線送信機側において、遅延時間制御部が、周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき、前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき、前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力し、前記第1のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力し、前記第2のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早く第1のデータ信号を出力し、前記第3のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ遅く第2のデータ信号を出力し、加算部が、第1から第3のマッチドフィルタの出力を加算し、アンテナ部が、該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射し、超広帯域無線受信機側において、アンテナ部が、前記加算信号を受信すると、第4のマッチドフィルタ及び第5のマッチドフィルタに該加算信号信号を出力し、前記第4のマッチドフィルタが、該信号の入力を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力し、前記第5のマッチドフィルタが、該信号の入力を受けて、データ信号を検出すると、第2の出力信号を出力し、遅延時間測定部が、前記第4、第5のマッチドフィルタから、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して、該検出結果を出力し、データ判定部が、該検出結果を受けて、前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか、第2のレベルかを判定することを特徴とする。
【0021】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記基準信号及び前記第1のデータ信号並びに前記第2のデータ信号が、複数の周期パルスよりなるパターン信号であることを特徴とする。
【0022】
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、超広帯域無線送信機側において、増幅部が、前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力することを特徴とする。
【0023】
請求項14に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、超広帯域無線受信機側において、増幅部が、前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力することを特徴とする。
【0024】
請求項15に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記遅延時間測定部が、第1、第2の回路をさらに有し、前記第1の回路が、前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出し、前記第1の回路が、前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出することを特徴とする。
【0025】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記遅延時間測定部が、第1、第2のラッチ部及び第1、第2の記憶部並びにリセット回路を有し、前記第1のラッチ部が、前記第1の出力信号を受けてセットし、前記第2のラッチ部が、前記第2の出力信号を受けてセットし、前記第1の記憶部が、前記第1の出力信号を受けて、前記第2の出力信号を読み込み、前記第2の記憶部が、前記第2の出力信号を受けて、前記第1の出力信号を読み込み、前記リセット部が、前記第1または前記第2のラッチ部がセットされたことを受けて、リセット信号を出力することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の超広帯域無線送受信機の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線送信機は、マッチドフィルタ1、マッチドフィルタ2、マッチドフィルタ3、遅延制御器4、加算器5、パワーアンプ(以下、PAとする)6、アンテナ7からなる。
【0027】
図2は、遅延制御器4の構成を示す構成図である。遅延制御器4は、AND回路A1〜A4と、NOT回路N1とからなる。図3に示すように、NOT回路N1は、水晶発振子(図示せず)が生成する100MHzのクロックCLKの入力を受けてNOT出力をAND回路A1に送出する。AND回路A1は、クロック及びNOT出力の入力を受けて信号の論理積を算出し、AND出力としてパルスを生成する。このとき、例えば図3に示すように、パルスの時間幅は0.1nsec程度となる。
AND回路A2は、このパルスの入力と、入力1の論理積を算出し、出力信号K1をマッチドフィルタ1に送出する。AND回路A3は、このパルスの入力と、送信データが1であれば入力1、送信データが0であれば入力0との論理積を算出し、出力信号K2をマッチドフィルタ2に送出する。また、AND回路A4は、このパルスの入力と、送信データが1であれば入力0、送信データが0であれば入力1との論理積を算出し、出力信号K3をマッチドフィルタ3に送出する。
すなわち、送信されるデータが1の場合、マッチドフィルタ1とマッチドフィルタ2に出力信号K1、K2が送出され、送信されるデータが0の場合、マッチドフィルタ1とマッチドフィルタ3に出力信号K1、K3が送出される。
【0028】
図4は、マッチドフィルタ1〜3と加算器5の構成を示す構成図である。マッチドフィルタ1〜3は、SAW(Surface Acoustic Wave)マッチドフィルタであって、マッチドフィルタ1は、入力された信号K1に対して、図5に示す4つのパルスからなる基準信号を加算器5に出力する。図4、図5に示すように、マッチドフィルタ1のくし型電力の配置パターンは、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TM2、TM3、TM4だけ離れた時間において、正負のパルスが現れる信号パターンと対応する構造となっており、この構造によって、拡散符号PN0が規定されている。
マッチドフィルタ2、3は、マッチドフィルタ1と同様に、SAWマッチドフィルタであって、図6に示す4つのパルスからなるデータ信号を加算器5に出力する。図4、図6に示すように、マッチドフィルタ2、3のくし型電力の配置パターンは、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TN2、TN3、TN4だけ離れた時間において、正負のパルスが現れる信号パターンと対応する構造となっており、この構造によって、拡散符号PN1が規定されている。
【0029】
加算器5は、上記基準信号及びデータ信号を受けて、これら信号を加算する加算器回路であって、PA6に加算信号を出力する。
PA6は、入力される加算信号の信号レベルを増幅させる増幅回路であって、アンテナ7に増幅信号を出力する。
アンテナ7は、入力された増幅信号を電波として放射する。
【0030】
図7は、本実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線受信機は、マッチドフィルタ10、マッチドフィルタ11、遅延時間測定器12、データ判定器13、PA14、アンテナ15からなる。
【0031】
アンテナ15は電波信号を受信して、PA14に出力する。
PA14は、入力される受信信号の信号レベルを増幅させる増幅回路であって、マッチドフィルタ10、11に増幅信号を出力する。
【0032】
図8は、マッチドフィルタ10、11の構成を示す構成図である。マッチドフィルタ10、11は、上述のマッチドフィルタ1〜3と同様のSAWマッチドフィルタであって、マッチドフィルタ10は、入力された増幅信号に対して、図5に示す4つのパルスからなる基準信号の信号パターンと共鳴して、所定のパルスを遅延時間測定器12に出力する。マッチドフィルタ10のくし型電力の配置パターンは、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TM2、TM3、TM4だけ離れた時間において、正負のパルスが現れる信号パターンと共鳴する構造となっており、この構造によって、拡散符号PN0で拡散された拡散符号を検出し、出力信号S1を出力する。マッチドフィルタ11は、マッチドフィルタ10と同様に、入力された増幅信号に対して、図6に示す4つのパルスからなるデータ信号の信号パターンと共鳴して、所定のパルスを遅延時間測定器12に出力する。マッチドフィルタ11のくし型電力の配置パターンは、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TN2、TN3、TN4だけ離れた時間において、正負のパルスが現れる信号パターンと共鳴する構造となっており、この構造によって、拡散符号PN1で拡散された拡散符号を検出し、出力信号S2を出力する。
【0033】
遅延時間測定器12は、図9、10に示すラッチ回路R1、R2、2乗or絶対値回路Z1、Z2及び図11、12に示すD−FF回路F1、F2、図13、14に示すクリア回路からなる。
2乗or絶対値回路Z1は入力信号S1を受けて、入力信号S1の2乗値または絶対値を算出し、ラッチ回路R1に出力する。ラッチ回路R1は信号S1の2乗値又は絶対値の入力を受けて、この信号の立ち上がりを検出すると、ラッチ出力SD1を出力する。
また2乗or絶対値回路Z2は、2乗or絶対値回路Z1と同様に入力信号S2の2乗値または絶対値を算出し、ラッチ回路R2に出力する。ラッチ回路R2は、ラッチ回路R1と同様に、信号S2の2乗値又は絶対値の入力を受けて、この信号の立ち上がりを検出すると、ラッチ出力SD2を出力する。
【0034】
D−FF回路F1は、ラッチ出力SD1がD端子に、ラッチ出力SD2がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q1として出力する。
D−FF回路F2は、ラッチ出力SD2がD端子に、ラッチ出力SD1がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q2として出力する。
【0035】
図13は、上述したラッチ回路R1、R2及びD−FF回路F1、F2に示すクリア回路の前段の構成を示し、図14は、クリア回路の後段の構成を示す。クリア回路前段部分は、D−FF回路F10〜F12、F20〜F22からなる。D−FF回路F10は、ラッチ出力SD1がD端子に、水晶発振子(図示せず)が生成する200MHzのクロックCLK2がCLKP端子にそれぞれ入力されて、CLKP端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q10として出力する。同様に、D−FF回路F20は、ラッチ出力SD1がD端子に、CLK2がCLKN端子にそれぞれ入力されて、CLKN端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q40として出力する。
【0036】
D−FF回路F11は、出力信号Q10がD端子に、CLK2がCLKN端子にそれぞれ入力されて、CLKN端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q20として出力する。同様に、D−FF回路F21は、出力信号Q40がD端子に、CLK2がCLKP端子にそれぞれ入力されて、CLKP端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q50として出力する。
【0037】
D−FF回路F12は、出力信号Q20がD端子に、CLK2がCLKP端子にそれぞれ入力されて、CLKP端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q30として出力する。同様に、D−FF回路F22は、出力信号Q50がD端子に、CLK2がCLKN端子にそれぞれ入力されて、CLKN端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態を読み込み、出力信号Q60として出力する。
【0038】
クリア回路後段部分は、NOT回路N10〜13、OR回路OR1〜OR6、AND回路A10からなる。NOT回路N10は出力信号Q10の入力を受けて反転出力Q11を、NOT回路N11は出力信号Q50の入力を受けて反転出力Q51を、NOT回路N21は出力信号Q20の入力を受けて反転出力Q21を、NOT回路N13は出力信号Q40の入力を受けて反転出力Q41をそれぞれ出力する。
OR回路OR1は反転出力Q11と出力信号Q20の論理和を算出し出力信号Q70を、OR回路OR2は反転出力Q51と出力信号Q60の論理和を算出し出力信号Q80を、OR回路OR3は反転出力Q21と出力信号Q30の論理和を算出し出力信号Q90を、OR回路OR4は反転出力Q41と出力信号Q50の論理和を算出し出力信号Q100をそれぞれ出力する。
また、OR回路OR5は出力信号Q70と出力信号Q80の論理和を算出し出力信号Q110を、OR回路OR6は出力信号Q90と出力信号Q100の論理和を算出し出力信号Q120をそれぞれ出力する。
AND回路A10は出力信号Q100と出力信号Q120の入力を受けて、信号の論理積を算出しクリア信号を出力する。
【0039】
データ判定器13は、図15に示すデータ判定表に基づいて、データ判定を行う。すなわち、上述の出力信号Q1、Q2がともにゼロの場合、これをデータ不定と判定する。また、出力信号Q1がゼロ、出力信号Q2が1の場合、これをデータ1と判定する。また、出力信号Q1が1、出力信号Q2がゼロの場合、これをデータゼロと判定する。また、出力信号Q1、Q2がともに1の場合、これをデータ不定と判定する。
【0040】
以下、図面を参照して本実施形態の超広帯域無線送受信機の動作について説明する。図1に示す超広帯域無線送信機において、水晶発振子が生成する200MHzのクロックを分周して作成された100MHzのクロックの入力を受けて、AND回路A1は、出力として図3に示すパルスを生成する。
【0041】
生成されたパルスはAND回路A2に入力され、出力信号K1がマッチドフィルタ1に入力される。マッチドフィルタ1は、図16の上段に示すように、信号K1を受けて、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TM2、TM3、TM4だけ離れた時間においてそれぞれパルスを生成する。
【0042】
送信データがAND回路A3に入力されると、AND回路A3はパルスの入力と、送信データが1であれば入力1、送信データが0であれば入力0との論理積を算出し、出力信号K2をマッチドフィルタ2に送出する。マッチドフィルタ2は、図16の中段に示すようにマッチドフィルタ1よりも所定の時間だけ早く、入力された信号K2を拡散コード1である拡散符号PN1で広域帯に拡散する。すなわち、マッチドフィルタ2は、図16の下段に示すように、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TN2、TN3、TN4だけ離れた時間においてそれぞれパルスを生成する。この4つのパルスからなる信号パターンは基準信号との比較において、送信するデータ1を示すデータ信号となる。
【0043】
また、送信データがAND回路A4に入力されると、AND回路A4は、パルスの入力と、送信データが1であれば入力0、送信データが0であれば入力1との論理積を算出し、出力信号K3をマッチドフィルタ2に送出する。マッチドフィルタ3は、図4に示すようにマッチドフィルタ1よりも所定の時間だけ遅く、入力された信号K3を拡散コード1でである拡散符号PN1で広域帯に拡散する。すなわち、マッチドフィルタ2は、図16の中段に示すように、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TN2、TN3、TN4だけ離れた時間においてそれぞれパルスを生成する。この4つのパルスからなる信号パターンは基準信号との比較において、送信するデータ0を示すデータ信号となる。
【0044】
加算器5はこれらの信号を受けて加算し、PA6に加算信号を出力する。すなわち、送信するデータが1であれば、マッチドフィルタ1より基準信号を、マッチドフィルタ2よりデータ信号を受けて、これら2つの信号を加算し、PA6に加算した加算信号を出力する。
また、送信するデータが0であれば、マッチドフィルタ1より基準信号を、マッチドフィルタ3よりデータ信号を受けて、これら2つの信号を加算し、PA6に加算した加算信号を出力する。
PA6は、入力される加算信号の信号レベルを増幅させ、アンテナ7に増幅信号を出力する。アンテナ7は、入力された増幅信号を電波として放射する。
【0045】
図7に示す超広帯域無線受信機において、アンテナ15はアンテナ7から放射された電波を受信し、PA14に出力する。PA14は、受信信号が入力されると、受信信号の信号レベルを増幅させ、マッチドフィルタ10、11に増幅信号を出力する。
マッチドフィルタ10は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S1を出力する。また、マッチドフィルタ11も同様に、入力された増幅信号の中の拡散符号PN1で拡散された拡散符号を検出し、出力信号S2を出力する。
【0046】
このとき、入力される拡散符号は、受信したデータが1であれば、図16に示す上段の基準信号と下段のデータ信号とであり、データ信号は基準信号に対して時間的に早く入力されるため、マッチドフィルタ11は、マッチドフィルタ10が出力信号S1を出力するよりも早く、出力信号S2を出力する。
また、受信したデータが0であれば、入力される拡散符号は図16に示す上段の基準信号と中段のデータ信号とであり、データ信号は基準信号に対して時間的に遅く入力されるため、マッチドフィルタ10は、マッチドフィルタ11が出力信号S1を出力するよりも早く、出力信号S2を出力する。
【0047】
遅延時間測定器12は、出力信号S1、S2が入力されると、出力信号Q1、Q2として出力する。このとき、D−FF回路F1、F2に入力されるラッチ出力SD1、SD2は、データ1の場合、ラッチ出力SD2がラッチ出力SD1より時間的に先となるので、D−FF回路F1においては、ラッチ出力SD2がCLK端子に入力されてCLK端子の入力状態がLからHに変化する時点で、ラッチ出力SD1はまだ入力されておらず、D端子の状態はLであるので、出力信号Q1は0となる。また、D−FF回路F2においては、ラッチ出力SD1がCLK端子に入力されてCLK端子の入力状態がLからHに変化する時点で、ラッチ出力SD2はすでに入力されており、D端子の状態はHであるので、出力信号Q2は1となる。
【0048】
一方、データ0の場合、ラッチ出力SD1がラッチ出力SD2より時間的に先となるので、D−FF回路F1においては、ラッチ出力SD2がCLK端子に入力されてCLK端子の入力状態がLからHに変化する時点で、ラッチ出力SD1はすでに入力されており、D端子の状態はHであるので、出力信号Q1は1となる。また、D−FF回路F2においては、ラッチ出力SD1がCLK端子に入力されてCLK端子の入力状態がLからHに変化する時点で、ラッチ出力SD2はまだ入力されておらず、D端子の状態はLであるので、出力信号Q2は0となる。
【0049】
出力信号Q1、Q2がそれぞれデータ判定器13に入力されると、データ判定器13は、図15に示すデータ判定表に基づいてデータ判定を行い、判定結果を受信データとして出力する。
【0050】
またラッチ出力SD1がクリア回路に入力されると、クリア回路の前段は、出力信号Q10、Q20、Q30、Q40、Q50、Q60をクリア回路後段に出力する。クリア回路後段は、これらの信号を受けてクリア信号を出力する。
【0051】
図17にラッチ出力SD1の立ち上がり時点においてCLK2がHである場合のクリア出力の波形図を、図18にラッチ出力SD1の立ち上がり時点においてCLK2がLである場合のクリア出力の波形図をそれぞれ示す。ラッチ出力SD1の立ち上がりにCLK2がHである場合、クリア信号は図17に示すように、CLK2の半周期から1周期の間に出力される。CLK2は200MHzであるので、クリア信号は5nsecから10nsecの間で出力される。
出力されたクリア信号は、ラッチ回路R1、R2及びD−FF回路F1、F2に入力されて、ラッチ回路R1、R2、D−FF回路F1、F2をクリアする。
【0052】
以上説明したように、本実施形態における超広帯域無線送受信機によれば、、送信機は、上述のT1、T2、T3、T4の擬似ランダム時間を正確に生成しなくとも、超広帯域無線通信を行うことができる。このため、高速で動作可能なデジタル回路のカウンタを必要とせず、カウンタを常に動作ことによる消費電力を削減することができる効果が得られる。
またラッチ回路R1、R2に200MHzのクロックでクリア信号を入力することより、ラッチ回路R1、R2が信号SD1、SD2を保持している間、すなわちクロック1周期分(10nsec)のマルチパスを除去することができる効果が得られる。また、200MHzのクロックで半周期分(5nsec)以前にクリアを解除することができる。
【0053】
次に、図面を参照して本発明の超広帯域無線送受信機の第2の実施形態について説明する。図19は、本実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線送信機は、マッチドフィルタ20〜24、遅延制御器25、加算器26、PA27、アンテナ28からなる。本実施形態の超広帯域無線送信機が、第1の実施形態の超広帯域無線送信機と異なる点は、マッチドフィルタをさらに2つ多く設け、これに対応する遅延時間制御器25に変更した点である。
【0054】
図20は、遅延制御器25の構成を示す構成図である。遅延制御器25は、AND回路A10〜A15と、NOT回路N20とからなる。上述のNOT回路N1と同様にNOT回路N20は、100MHzのクロックの入力を受けてNOT出力をAND回路A10に送出する。AND回路A10は、クロック及びNOT出力の入力を受けて信号の論理積を算出し、AND出力としてパルスを生成する。
AND回路A11は、このパルスの入力と、入力1の和を算出し、出力信号K10をマッチドフィルタ20に送出する。AND回路A12は、このパルスの入力と、送信データが00であれば入力1、送信データが00以外であれば入力0との和を算出し、出力信号K11をマッチドフィルタ21に送出する。また、AND回路A13は、このパルスの入力と、送信データが01であれば入力1、送信データが01以外であれば入力0との和を算出し、出力信号K12をマッチドフィルタ22に送出する。また、AND回路A14は、このパルスの入力と、送信データが10であれば入力1、送信データが10以外であれば入力0との和を算出し、出力信号K13をマッチドフィルタ23に送出する。また、AND回路A15は、このパルスの入力と、送信データが11であれば入力1、送信データが11以外であれば入力0との和を算出し、出力信号K14をマッチドフィルタ24に送出する。
【0055】
図21は、マッチドフィルタ20〜24と加算器26の構成を示す構成図である。上述のマッチドフィルタ1〜3と同様に、マッチドフィルタ20〜24は、SAWマッチドフィルタであって、マッチドフィルタ20は、入力された信号K10を拡散コード0でである拡散符号PN0で広域帯に拡散し加算器26に出力する。マッチドフィルタ21〜24は、入力された信号K11〜12を拡散コード1である拡散符号PN1で広域帯に拡散し加算器26に出力する。
【0056】
図22は、本実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線受信機は、マッチドフィルタ30〜34、遅延時間測定器35、データ判定器36、PA37、アンテナ38からなる。本実施形態の超広帯域無線受信機が、第1の実施形態の超広帯域無線受信機と異なる点は、マッチドフィルタをさらに3つ多く設け、これに対応する遅延時間測定器35、データ判定器36に変更した点である。
【0057】
図23は、マッチドフィルタ30〜34の構成を示す構成図である。マッチドフィルタ30〜34は、上述のマッチドフィルタ10、11と同様のSAWマッチドフィルタであって、マッチドフィルタ30は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S14を出力する。また、マッチドフィルタ31は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S13を出力する。また、マッチドフィルタ32は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S12を出力する。また、マッチドフィルタ33は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S11を出力する。
マッチドフィルタ34は、入力された拡散符号を拡散コード1である拡散符号PN1で逆拡散し、出力信号S10を出力する。
【0058】
遅延時間測定器35は、図24に示すラッチ回路R10〜R14、25に示すD−FF回路F10〜F12及びクリア回路からなる。
上述のラッチ回路R1、R2と同様に、ラッチ回路R10は入力信号S10を受けて、信号S10の2乗値又は絶対値を算出する。また、算出した2乗値又は絶対値の信号強度を検出し、信号強度が予め設けられた閾値を超えると、リセット信号が入力されるまでラッチするとともにラッチ出力SD10を出力する。
また、ラッチ回路R11〜14は、ラッチ回路R10と同様に、入力信号S11〜S14を受けて2乗値又は絶対値を算出する。また、算出した2乗値又は絶対値の信号強度を検出し、信号強度が予め設けられた閾値を超えると、リセット信号が入力されるまでラッチするとともにラッチ出力SD11〜SD14を出力する。
【0059】
図25に示すD−FF回路F10は、ラッチ出力SD11がD端子に、ラッチ出力SD10がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態をクリア信号が入力されるまで保持し、出力信号Q10として出力する。
また、D−FF回路F11はラッチ出力SD10がD端子に、ラッチ出力SD11がCLK端子に、D−FF回路F12はラッチ出力SD10がD端子に、ラッチ出力SD12がCLK端子に、D−FF回路F13はラッチ出力SD10がD端子に、ラッチ出力SD13がCLK端子に、D−FF回路F14はラッチ出力SD10がD端子に、ラッチ出力SD14がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態をクリア信号が入力されるまで保持し、出力信号Q11〜Q14として出力する。
【0060】
データ判定器36は、図26に示す判定表に基づいて、データ判定を行う。すなわち、上述の出力信号Q10〜Q14において、
(Q10、Q11、Q12、Q13、Q14)=(1、0、1、1、1)
であれば、これをデータ(0、0)と判定する。また、
(Q10、Q11、Q12、Q13、Q14)=(1、0、0、1、1)
であれば、これをデータ(0、1)と判定する。また、
(Q10、Q11、Q12、Q13、Q14)=(1、0、0、0、1)
であれば、これをデータ(1、0)と判定する。また、
(Q10、Q11、Q12、Q13、Q14)=(1、0、0、0、0)
であれば、これをデータ(1、1)と判定する。
【0061】
以下、本実施形態の超広帯域無線送受信機の動作について、第1の実施形態における超広帯域無線送受信機の動作と異なる部分について説明する。
図19に示す超広帯域無線送信機において、水晶発振子が生成する200MHzのクロックを分周して作成された100MHzのクロックの入力を受けて、AND回路A10は、出力として図3に示すパルスを生成する。
【0062】
生成されたパルスはAND回路A11に入力され、出力信号K10をマッチドフィルタ20に入力される。マッチドフィルタ20は、図16の上段に示すように、信号K10を受けて、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TM2、TM3、TM4だけ離れた時間においてそれぞれパルスを生成する。
【0063】
送信データがAND回路A12〜14に入力されると、出力信号K11〜K14をマッチドフィルタ21〜24に送出する。
【0064】
マッチドフィルタ21〜24は、信号K11〜12を受けて、時間周期Tで区切られた点線が示す基準時点から時間0及び擬似ランダム時間TN2、TN3、TN4だけ離れた時間においてそれぞれパルスを生成する。
【0065】
ここで、マッチドフィルタ21は、マッチドフィルタ20よりも所定の時間だけ早く、また、マッチドフィルタ22は、マッチドフィルタ21よりも所定の時間だけ早く、また、マッチドフィルタ23は、マッチドフィルタ22よりも所定の時間だけ早く、マッチドフィルタ24は、マッチドフィルタ23よりも所定の時間だけ早く、上記パルスを生成する。
加算器26はこれらの信号を受けて加算し、PA27に加算信号を出力する。PA27は、入力される加算信号の信号レベルを増幅させ、アンテナ28に増幅信号を出力する。アンテナ28は、入力された増幅信号を電波として放射する。
【0066】
図22に示す超広帯域無線受信機において、アンテナ38はアンテナ28から放射された電波を受信し、PA37に出力する。PA37は、受信信号が入力されると、受信信号の信号レベルを増幅させ、マッチドフィルタ30〜34に増幅信号を出力する。
マッチドフィルタ30〜33は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN0で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S11〜S14を出力する。また、マッチドフィルタ34は、入力された増幅信号の中の拡散符号PN1で拡散された拡散信号と共鳴し、出力信号S10を出力する。
【0067】
入力される拡散符号は、受信したデータが(0、0)あれば、データ信号であるS10は、基準信号であるS11より時間的に遅く、同様に基準信号であるS12〜S14より時間的に早く入力されるため、マッチドフィルタ34は、マッチドフィルタ33が出力信号S11を出力するよりも遅く、またマッチドフィルタ30〜32が出力信号S12〜S14を出力するよりも早く、出力信号S10を出力する。
受信したデータが(0、1)あれば、データ信号であるS10は、基準信号であるS11、S12より時間的に遅く、同様に基準信号であるS13、S14より時間的に早く入力されるため、マッチドフィルタ34は、マッチドフィルタ33、32が出力信号S11、S12を出力するよりも遅く、またマッチドフィルタ30、31が出力信号S13、14を出力するよりも早く、出力信号S10を出力する。
【0068】
受信したデータが(1、0)あれば、データ信号であるS10は、基準信号であるS11〜S13より時間的に遅く、同様に基準信号であるS14より時間的に早く入力されるため、マッチドフィルタ34は、マッチドフィルタS31〜33が出力信号S11〜S13を出力するよりも遅く、またマッチドフィルタ30が出力信号S14を出力するよりも早く、出力信号S10を出力する。
受信したデータが(1、1)あれば、データ信号であるS10は、基準信号であるS11〜S14より時間的に遅く入力されるため、マッチドフィルタ34は、マッチドフィルタ30〜33が出力信号S11を出力するよりも遅く出力信号S10を出力する。
【0069】
遅延時間測定器35に出力信号S10〜S14が入力されると、出力信号Q10〜Q14を出力する。データ判定器36は、出力信号Q10〜Q14を受けて、図26に示す判定表に基づいて上述したようにデータ判定を行う。
【0070】
以上説明したように、本実施形態における超広帯域無線送受信機によれば、送信可能なデータが、(0、0)、(0、1)、(1、0)、(1、1)の4通りの組み合わせとなるので、第1の実施形態に比べて、2倍のデータが送受信できるという効果が得られる。すなわち、第1の実施形態で伝送速度が100Mbpであれば、第2の実施形態では、200Mbpとなる。
【0071】
次に、図面を参照して本発明の超広帯域無線送受信機の第3の実施形態について説明する。図27は、本実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側のマッチドフィルタ部分の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線送信機は、第2の実施形態におけるPN1のマッチドフィルタ20〜24の4つのSAWフィルタからなる組をさらに、拡散符号をPN2、PN3、PN4に変更して同様に設けたことを特徴とする。すなわち、本実施例においては、送信側のマッチドフィルタは、17個となる。それぞれの組の4つのマッチドフィルタは、第2の実施例におけるPN1のマッチドフィルタ20〜24と同様に動作する。
【0072】
図28は、受信機側のマッチドフィルタ部分の構成を示す構成図である。本実施形態による超広帯域無線受信機は、第2の実施形態におけるPN1のマッチドフィルタ34をさらに、拡散符号をPN2、PN3、PN4に変更して同様に設けたことを特徴とする。すなわち、本実施例においては、送信側のマッチドフィルタは、8個となる。それぞれPN2、PN3、PN4のマッチドフィルタは、第2の実施例におけるPN1のマッチドフィルタ34と同様に動作する。
【0073】
PN2、PN3、PN4のマッチドフィルタが出力する出力信号S20、S30、S40、S50を受けて、図29に示すラッチ回路はそれぞれ、第2の実施形態と同様に、2乗値又は絶対値を算出する。また、算出した2乗値又は絶対値の信号強度を検出し、信号強度が予め設けられた閾値を超えると、リセット信号が入力されるまでラッチするとともにラッチ出力SD20、SD30、SD40、SD50を出力する。
【0074】
ラッチ出力SD20、SD30、SD40、SD50を受けて、図30に示すD−FF回路Fn1〜Fn4はそれぞれ、ラッチ出力SDn0がD端子に、ラッチ出力SD11〜14がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態をクリア信号が入力されるまで保持し、出力信号Qn1〜Qn4として出力する(n=2、3、4、5)。
また、D−FF回路Fn0はそれぞれ、ラッチ出力SD1mがD端子に、ラッチ出力SDn0がCLK端子にそれぞれ入力されて、CLK端子の入力状態がLからHに変化すると、D端子の入力状態をクリア信号が入力されるまで保持し、出力信号Qn0として出力する(m=n−1)。
【0075】
データ判定器は、図31に示す判定表に基づいて、データ判定を行う。すなわち、上述の出力信号Qn0〜Qn4において、
(Qn0、Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)=(1、0、1、1、1)
であれば、これをデータ(0、0、i)と判定する(i=n−2)。また、
(Qn0、Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)=(1、0、0、1、1)
であれば、これをデータ(0、1、i)と判定する。また、
(Qn0、Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)=(1、0、0、0、1)
であれば、これをデータ(1、0、i)と判定する。また、
(Qn0、Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)=(1、0、0、0、0)
であれば、これをデータ(1、1、i)と判定する。
【0076】
以上説明したように、本実施形態における超広帯域無線送受信機によれば、送信可能なデータが、(0、0、i)、(0、1、i)、(1、0、i)、(1、1、i)の組み合わせとなるので、第1の実施形態に比べて、4倍のデータが送受信できるという効果が得られる。すなわち、第1の実施形態で伝送速度が100Mbpであれば、第2の実施形態では、400Mbpとなる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、超広帯域無線送信機側において、遅延時間制御部が、入力された信号に対応するパルスを生成し、パルスを第1のマッチドフィルタ及び第2のマッチドフィルタ、又は第1のマッチドフィルタ及び第3のマッチドフィルタに出力し、第1のマッチドフィルタが、パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力し、第2のマッチドフィルタが、パルスが入力されると、基準信号より所定の時間だけ早く第1のデータ信号を出力し、第3のマッチドフィルタが、パルスが入力されると、基準信号より所定の時間だけ遅く第2のデータ信号を出力し、加算部が、基準信号及び第1のデータ信号、又は基準信号及び第2のデータ信号の入力を受けて加算し、加算信号を出力し、アンテナ部が、加算信号の入力を受けて、加算信号を出力し、超広帯域無線受信機側において、アンテナ部が、加算信号を受信すると、第4のマッチドフィルタ及び第5のマッチドフィルタに加算信号信号を出力し、第4のマッチドフィルタが、信号の入力を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると第1の出力信号を出力し、第5のマッチドフィルタが、信号の入力を受けて、データ信号を検出すると第2の出力信号を出力し、遅延時間測定部が、第1の出力信号及び第2の出力信号の入力を受けて、第1の出力信号及び第2の出力信号のいずれが先に入力されたかを検出して、検出結果を出力し、データ判定部が、検出結果を受けて、検出結果が第1の出力信号が第2の出力信号より先に入力されたことを示す場合、所定のデータ信号を出力し、検出結果が第2の出力信号が第1の出力信号より先に入力されたことを示す場合、所定のデータ信号を出力するので、擬似ランダム時間を正確に生成しなくとも、超広帯域無線通信を行うことができる効果を得ることができる。また、これにより高速で動作可能なデジタル回路のカウンタを必要とせず、カウンタを常に動作ことによる消費電力を削減することができる効果が得られる。
【0078】
また本発明は、遅延時間測定部が、第1の出力信号及び第2の出力信号の入力を受けて、第1の出力信号及び第2の出力信号のいずれが先に入力されたかを検出して、検出結果を出力するとともに、検出結果出力を受けてリセット信号を出力し、第1の出力信号及び第2の出力信号の入力を受けて、信号の信号強度をそれぞれ検出し、信号強度が予め設けられた閾値を超えると、所定のリセット信号が入力されるまで、信号をそれぞれラッチするので、ラッチ回路にクリア信号が入力されるまでの間、すなわち、ラッチ回路が信号を保持している間、マルチパスを除去することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側の構成を示す構成図である。
【図2】遅延制御器4の構成を示す構成図である。
【図3】遅延制御器4によるインパスル生成の様子を示す説明図である。
【図4】マッチドフィルタ1〜3及び加算器5の構成を示す構成図である。
【図5】拡散符号PN0で拡散された信号波形を示す波形図である。
【図6】拡散符号PN1で拡散された信号波形を示す波形図である。
【図7】第1の実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側の構成を示す構成図である。
【図8】マッチドフィルタ10、11の構成を示す構成図である。
【図9】ラッチ回路R1の構成を示す構成図である。
【図10】ラッチ回路R2の構成を示す構成図である。
【図11】D−FF回路F1の構成を示す構成図である。
【図12】D−FF回路F2の構成を示す構成図である。
【図13】クリア回路の前段の構成を示す構成図である。
【図14】クリア回路の後段の構成を示す構成図である。
【図15】データ判定器13がデータ判定を行うデータ判定表である。
【図16】基準信号及びデータ信号の波形を示す波形図である。
【図17】ケース1におけるクリア信号の出力を示す説明図である。
【図18】ケース2におけるクリア信号の出力を示す説明図である。
【図19】第2の実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側の構成を示す構成図である。
【図20】遅延制御器25の構成を示す構成図である。
【図21】マッチドフィルタ20〜24と加算器26の構成を示す構成図である。
【図22】第2の実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側の構成を示す構成図である。
【図23】マッチドフィルタ30〜34の構成を示す構成図である。
【図24】ラッチ回路R10〜R14の構成を示す構成図である。
【図25】D−FF回路F10〜F14の構成を示す構成図である。
【図26】データ判定器36がデータ判定を行うデータ判定表である。
【図27】第3の実施形態による、超広帯域無線送受信機の送信機側のマッチドフィルタ部分の構成を示す構成図である。
【図28】第3の実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側のマッチドフィルタ部分の構成を示す構成図である。
【図29】ラッチ回路の構成を示す構成図である。
【図30】D−FF回路Fn0〜Fn4の構成を示す構成図である。
【図31】第3の実施形態による、超広帯域無線送受信機の受信機側のデータ判定器がデータ判定を行うデータ判定表である。
【図32】従来の超広帯域無線送受信機における、信号送受信の時間フォーマットの例である。
【図33】基準時点から時間T1だけ離れた時間において生成されたパルスの拡大図である。
【図34】データと信号波形の対応関係を示す説明図である。
【図35】受信機においてデータ復調を行う器の構成を示すブロック図である。
【図36】参照信号の信号波形を示す説明図である。
【図37】データ1の場合の受信信号と参照信号との乗算出力信号を示す信号波形図である。
【図38】データ0の場合の受信信号と参照信号との乗算出力信号を示す信号波形図である。
【図39】複数のパルスを加算した場合の受信機の構成図である。
【図40】参照信号の信号波形を示す説明図である。
【図41】データ1の場合の出力の値の時間変化を示す説明図である。
【図42】データ0の場合の出力の値の時間変化を示す説明図である。
【図43】マルチパスが発生した場合の例を示す説明図である。
【図44】データ1でマルチパスが発生した場合の受信信号を示す説明図である。
【図45】マルチパスが発生した場合の乗算器出力を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜3、10、11…マッチドフィルタ
4…遅延時間制御器
5…加算器
6、14…PA
7、15…アンテナ
12…遅延時間測定器
13…データ判定器

Claims (16)

  1. 周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき、前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき、前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と、
    前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早く第1のデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ遅く第2のデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、
    前記第1から第3のマッチドフィルタの出力を加算する加算部と、
    該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射するアンテナ部と
    を具備することを特徴とする超広帯域無線送信機。
  2. 前記基準信号及び前記第1のデータ信号並びに前記第2のデータ信号が、複数の周期パルスよりなるパターン信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の超広帯域無線送信機。
  3. 前記加算信号の入力を受けて、該加算信号を増幅し、該増幅信号を前記アンテナ部へ出力する増幅部をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の超広帯域無線送信機。
  4. 電波信号を受信し、第1のマッチドフィルタ及び第2のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と、
    前記アンテナ部からの信号を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    前記アンテナ部からの信号を受けて、データ信号を検出すると、第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    前記第1、第2のマッチドフィルタから、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して、該検出結果を出力する遅延時間測定部と、
    該検出結果を受けて、前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか、第2のレベルかを判定するデータ判定部と
    を具備することを特徴とする超広帯域無線受信機。
  5. 前記基準信号及び前記データ信号が、複数の周期パルスよりなる所定のパターン信号である
    ことを特徴とする請求項4に記載の超広帯域無線受信機。
  6. 前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力する増幅部をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項4に記載の超広帯域無線送信機。
  7. 前記遅延時間測定部は、
    前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出する第1の回路と、
    前記第2の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出する第2の回路と、
    を具備することを特徴とする請求項4に記載の超広帯域無線送信機。
  8. 前記遅延時間測定部は、
    前記第1の出力信号を受けてセットする第1のラッチ部と、
    前記第2の出力信号を受けてセットする第2のラッチ部と、
    前記第1の出力信号を受けて、前記第2の出力信号を読み込む第1の記憶部と、
    前記第2の出力信号を受けて、前記第1の出力信号を読み込む第2の記憶部と、
    前記第1または前記第2のラッチ部がセットされたことを受けて、リセット信号を出力するリセット部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の超広帯域無線送信機。
  9. 周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、第1、第2の送信データが2値論理レベルの第1のレベルの時、該周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、前記第1の送信データが2値論理レベルの第1のレベルであって、前記第2の送信データが2値論理レベルの第2のレベルの時、該周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力し、前記第1の送信データが2値論理レベルの第2のレベルであって、前記第2の送信データが2値論理レベルの第1のレベルの時、該周期パルスを第4のマッチドフィルタに出力し、前記第1、第2の送信データが2値論理レベルの第2のレベルの時、該周期パルスを第5のマッチドフィルタに出力する遅延時間制御部と、前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記第2のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記第3のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第4のマッチドフィルタと、
    前記周期パルスが入力されると、前記第4のマッチドフィルタより所定の時間だけ早くデータ信号を出力する前記第5のマッチドフィルタと、
    前記第1から第5のマッチドフィルタの出力を加算する加算部と、
    該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射するアンテナ部と
    を具備することを特徴とする超広帯域無線送信機。
  10. 電波信号を受信し、第1から第5のマッチドフィルタに出力するアンテナ部と、
    前記アンテナ部からの信号を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力する前記第1のマッチドフィルタと、
    該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第1のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第2の出力信号を出力する前記第2のマッチドフィルタと、
    該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第2のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第3の出力信号を出力する前記第3のマッチドフィルタと、
    該信号の入力を受けて、前記基準信号を検出すると、前記第3のマッチドフィルタより所定の時間だけ早く第4の出力信号を出力する前記第4のマッチドフィルタと、
    該信号の入力を受けて、データ信号を検出すると、第5の出力信号を出力する前記第5のマッチドフィルタと、
    前記第5の出力信号が前記第1から第4の出力信号のいずれより先に入力されたかを検出して、該検出結果を出力する遅延時間測定部と、
    該検出結果を受けて、前記データ信号が、2値論理レベルの第1のレベルと第1のレベルの組であるか、前記第1のレベルと前記第2のレベルの組であるか、前記第2のレベルと前記第1のレベルの組であるか、前記第2のレベルと前記第2のレベルの組であるかを判定するデータ判定部と
    を具備することを特徴とする超広帯域無線受信機。
  11. 超広帯域無線送信機側において、
    遅延時間制御部が、周期パルスを生成し、該周期パルスを第1のマッチドフィルタに入力するとともに、送信データが2値論理レベルの第1のレベルのとき、前記周期パルスを第2のマッチドフィルタに出力し、送信データが2値論理レベルの第2のレベルのとき、前記周期パルスを第3のマッチドフィルタに出力し、前記第1のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、データ判定の基準となる基準信号を出力し、
    前記第2のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ早く第1のデータ信号を出力し、
    前記第3のマッチドフィルタが、前記周期パルスが入力されると、前記基準信号より所定の時間だけ遅く第2のデータ信号を出力し、
    加算部が、第1から第3のマッチドフィルタの出力を加算し、
    アンテナ部が、該加算信号の入力を受けて、該加算信号を空中放射し、
    超広帯域無線受信機側において、
    アンテナ部が、前記加算信号を受信すると、第4のマッチドフィルタ及び第5のマッチドフィルタに該加算信号信号を出力し、
    前記第4のマッチドフィルタが、該信号の入力を受けて、データ判定の基準となる基準信号を検出すると、第1の出力信号を出力し、
    前記第5のマッチドフィルタが、該信号の入力を受けて、データ信号を検出すると、第2の出力信号を出力し、
    遅延時間測定部が、前記第4、第5のマッチドフィルタから、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号のいずれが先に出力されたかを検出して、該検出結果を出力し、
    データ判定部が、該検出結果を受けて、前記データ信号が2値論理レベルの第1のレベルか、第2のレベルかを判定する
    ことを特徴とする超広帯域無線通信方法。
  12. 前記基準信号及び前記第1のデータ信号並びに前記第2のデータ信号が、複数の周期パルスよりなるパターン信号である
    ことを特徴とする請求項11に記載の超広帯域無線通信方法。
  13. 超広帯域無線送信機側において、
    増幅部が、前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力する
    ことを特徴とする請求項11に記載の超広帯域無線通信方法。
  14. 超広帯域無線受信機側において、
    増幅部が、前記アンテナ部が出力した信号を増幅し、前記第1、第2のマッチドフィルタへ出力する
    ことを特徴とする請求項11に記載の超広帯域無線通信方法。
  15. 前記遅延時間測定部が、第1、第2の回路をさらに有し、前記第1の回路が、前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出し、
    前記第1の回路が、前記第1の出力信号を受けて、該信号の2乗値又は絶対値を算出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の超広帯域無線通信方法。
  16. 前記遅延時間測定部が、第1、第2のラッチ部及び第1、第2の記憶部並びにリセット回路を有し、
    前記第1のラッチ部が、前記第1の出力信号を受けてセットし、
    前記第2のラッチ部が、前記第2の出力信号を受けてセットし、
    前記第1の記憶部が、前記第1の出力信号を受けて、前記第2の出力信号を読み込み、
    前記第2の記憶部が、前記第2の出力信号を受けて、前記第1の出力信号を読み込み、
    前記リセット部が、前記第1または前記第2のラッチ部がセットされたことを受けて、リセット信号を出力する
    ことを特徴とする請求項15に記載の超広帯域無線通信方法。
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