JP2003085274A - 個体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュータ、ならびにそのサーバプログラム - Google Patents

個体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュータ、ならびにそのサーバプログラム

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JP2003085274A
JP2003085274A JP2001273244A JP2001273244A JP2003085274A JP 2003085274 A JP2003085274 A JP 2003085274A JP 2001273244 A JP2001273244 A JP 2001273244A JP 2001273244 A JP2001273244 A JP 2001273244A JP 2003085274 A JP2003085274 A JP 2003085274A
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Hiroshi Maeno
博司 前野
Kazuki Yamanouchi
和樹 山野内
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個体の居場所を特定することにより監視員の
負担を軽減し、個体が持つ属性によって監視に重み付け
を行なう。 【解決手段】 個体情報識別手段133が、監視カメラ
11の近傍に設置された無線受信器を介して個体から無
線送信される個体IDを受信することにより個体を識別
し、居場所管理手段134が、認識された個体IDと取
り込まれた撮影画像を関連付けることによって個体の居
場所を特定する。ここでは、個体毎、非接触無電源型発
信器を所持させるものとする。また、重み付け設定手段
135が個体が持つ属性に応じてその居場所管理に重み
付けを行ない、前記居場所管理手段134に対し特定の
個体を重点管理することを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院、老人ホー
ム、介護施設、学校等公共施設に用いて好適な、個体の
居場所管理システムにおけるサーバコンピュータ、なら
びにそのサーバプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種施設において、不審者の
出入りを監視し、あるいは入院患者、痴呆性老人や幼児
の要介護者の行動を監視するために、施設の出入り口を
含む要所にテレビカメラ等を設置し、警備員、看護婦、
介護者、職員を含む監視員によって撮影画像をモニタす
ることがなされている。一方、施設外においても徘徊老
人や幼児にPHSを所持させることによって現在位置を
知ることのできるサービスが開始され、おおよその位置
をファクシミリ、あるいは地図を見て確認できることが
できるようになった。
【0003】図4に、病院内における監視システムの概
要が示されている。ここに示す例では、出入り口、ある
いは院内の待合室、廊下、薬品倉庫等に監視カメラ41
が設置され、監視カメラ41で撮影された映像は、ディ
ジタル監視装置42の制御の下、LAN45(Local Ar
ea Network)経由で接続されるサーバコンピュータ43
に取り込まれる。そして、その取り込まれた映像は、必
要に応じて、同じくLAN45経由で接続された管理端
末装置44上に表示され、看護婦、あるいは職員がこれ
をモニタすることにより、不審者、あるいは患者の行動
を監視する。また、上記した設備を介護施設で利用する
場合、看護婦不在のときは、外部の通信ネットワークを
介して係員が持つ携帯電話端末に転送し、係員がそれを
チェックすることにより要介護者の行動を監視すること
ができる。更に、徘徊者についても上記した位置情報サ
ービス(位置情報サービスセンタ46)を利用すること
によって現在位置を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の監視シ
ステムによれば、画面を介して患者や不審者の行動を映
像で監視できるため、監視員が管理端末装置をモニタし
ている限りにおいては管理が可能である。しかしなが
ら、監視員の負担が大きく、目視チェックには限界があ
った。また、入院患者は別にして、通院患者と一般者の
区別が困難であり不審者の発見は困難であった。更に、
監視の対象が患者であった場合、その症状等によって監
視の度合いに差をつけようにも監視員はその症状を知る
由もなく、従って、柔軟性、融通性の高い管理はできな
かった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の監視カメラによる監視に加え、非接触無電
源型の発信器を個体に所持させることによって個体の居
場所を特定し、このことにより監視員の負担を軽減する
と共に、例えば、不審者と患者の区別を容易にした、個
体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュータ、
ならびにそのサーバプログラムを提供することを目的と
する。また、病院等の施設においては、データベースと
連携して自殺願望患者の管理は厳重に行なう等、症状に
よって患者の監視に重み付けを行なうことにより、柔軟
性、融通性の高い管理を実現する、個体の居場所管理シ
ステムにおけるサーバコンピュータ、ならびにそのサー
バプログラムを提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、施設内の任意の場所に設置された監視カメラを制御
するディジタル監視装置とは通信回線を介して接続され
た個体の居場所管理システムであって、前記ディジタル
監視装置を介して前記監視カメラによる撮影画像を取り
込む画像情報取り込み手段と、前記監視カメラの近傍に
設置された無線受信器を介して前記個体から無線送信さ
れる個体IDを受信して識別する個体情報識別手段と、
前記認識された個体IDと前記取り込まれた撮影画像を
関連付け、前記個体の居場所を特定する居場所管理手段
とを備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、個体
情報識別手段が、監視カメラの近傍に設置された無線受
信器を介して個体から無線送信される個体IDを受信す
ることにより個体を識別し、居場所管理手段が、認識さ
れた個体IDと取り込まれた撮影画像を関連付けること
によって個体の居場所を特定する。ここでは、個体毎、
非接触無電源型発信器を所持させる。このことにより、
目視チェックに頼っていた監視員の負担を軽減でき、ま
た、患者と不審者の区別を容易とした個体の居場所管理
システムにおけるサーバコンピュータを提供することが
できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の個体の居場所管理システムにおいて、前記個体が持つ
属性に応じてその居場所管理に重み付けを行ない、前記
居場所管理手段に対し特定の個体を重点管理することを
指示する重み付け設定手段を備えたことを特徴とする。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、重み
付け設定手段が、個体の持つ属性に応じてその居場所管
理に重み付けを行なうことにより、例えば、自殺願望患
者の管理は厳重に行なう等、症状によって患者の監視に
重み付けを行なうことができ、柔軟性、融通性の高い管
理を実現する個体の居場所管理システムにおけるサーバ
コンピュータを提供することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の個体の居場所管理システムにおいて、
前記個体が前記施設内の特定の場所を出入りしたことを
検知してアラームを生成すると共に、前記監視カメラに
よる撮影画像を送信して監視員に注意を喚起する通報手
段を備えたことを特徴とする。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、通報
手段により、個体が施設内の特定の場所を出入りしたこ
とを検知してアラームが生成され、監視カメラによる撮
影画像を監視端末装置に送信して監視員に注意を喚起す
ることにより、特定の個体に対する監視に集中でき、目
視チェックにのみ頼っていた監視員の負担を軽減した個
体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュータを
提供することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の個体の居場所管理システムにおいて、前記施設内の任
意の場所に設置された監視カメラを介し、前記個体の動
きを感知したときにのみ取り込まれる画像が保存される
画像データベース保存手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項4に記載の発明によれば、個体
の動きを感知した場合にのみ画像が保存されるため、画
像データベースが持つ容量の有効活用がはかれ、また、
個体の動きが無いときの無駄な監視を不要とするため監
視効率を向上させた個体の居場所管理システムにおける
サーバコンピュータを提供することができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の個体の居場所管理システムにおいて、前記施設を出た
個体に装備される無線送受信機とは、無線通信ネットワ
ークを介して接続され、前記無線送受信機を介して識別
される位置情報により個体の現在位置を判別する現在位
置判別手段を備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項5に記載の発明によれば、位置
情報サービスと連携することによって施設を出た個体の
管理も可能となり、誰が、何時、何処に居るかの居場所
管理が可能な個体の居場所管理システムにおけるサーバ
コンピュータを提供できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、施設内の任意の
場所に設置された監視カメラを制御するディジタル監視
装置とは通信回線を介して接続された個体の居場所管理
システムにおけるサーバコンピュータに用いられるサー
バプログラムであって、前記ディジタル監視装置を介し
て前記監視カメラによる撮影画像を取り込むステップ
と、前記監視カメラの近傍に設置された無線受信器を介
して前記個体から無線送信される個体IDを受信して識
別するステップと、前記認識された個体IDと前記取り
込まれた撮影画像を関連付け、前記個体の居場所を特定
するステップとをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0017】この請求項6に記載の発明によれば、上記
したサーバプログラムを個体の居場所管理システムにお
けるサーバコンピュータに実行させることにより、監視
カメラの近傍に設置された無線受信器を介して個体から
無線送信される個体IDを受信することによって固体を
識別し、識別された個体IDと取り込まれた撮影画像を
関連付けることによって個体の居場所を特定することが
できる。このことにより、目視チェックに頼っていた監
視員の負担を軽減でき、また、患者と不審者の区別も容
易になる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のサーバプログラムにおいて、前記個体が持つ属性に応
じてその居場所管理に重み付けを行ない、特定の個体を
重点管理することを指示するステップをコンピュータに
実行させることを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、上記した
サーバプログラムを個体の居場所管理システムにおける
サーバコンピュータに実行させることにより、個体の持
つ属性に応じてその居場所管理に重み付けを行なうこと
により、例えば、自殺願望患者の管理は厳重に行なう
等、症状によって患者の監視に重み付けを行なうことが
でき、柔軟性、融通性の高い管理を実現できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における個体の居
場所管理システムを病院に適用した場合のシステムイメ
ージを説明するために引用した図である。ここでは、出
入り口、あるいは院内の待合室、廊下、薬品倉庫等に監
視カメラ11が設置され、監視カメラ11で撮影された
映像は、ディジタル監視装置12の制御の下、LAN1
5(Local Area Network)経由で接続されるサーバコン
ピュータ13に取り込まれる。そして、その取り込まれ
た映像は、必要に応じて、同じくLAN15経由で接続
された管理端末装置14上に表示され、看護婦、あるい
は職員がこれをモニタすることにより、不審者、あるい
は患者の行動を監視する。管理端末装置14は、画面分
割表示機能を有し、ここでは、最大16画面に分割さ
れ、サーバコンピュータ13による制御の下、それぞれ
の監視カメラ11で撮影され、取り込まれた映像をそれ
ぞれの分割画面に切替え表示することができる。また、
それぞれの分割画面に表示された内容については、ズー
ム、縮小等の画像処理が可能である。
【0021】また、監視カメラ11の近傍には、ICカ
ードリーダ16および場所によっては赤外線等によるセ
ンサが設置されている。本発明においては、それぞれの
患者にICカード17を所持させ、ここで使用されるI
Cカード17には、非接触無電源型の無線発信器が埋め
込まれている。ICカードを所持した患者が移動するご
とに、そのICカードを介し、通過地点に設置されたI
Cカードリーダ16によりデータが取り込まれる。取り
込まれるデータは、ICカード固有のID、すなわち、
患者属性を含む。このIDにより、後述する患者DBと
リンクさせることで症状に応じた患者の管理が可能とな
る。詳細は後述する。ICカードリーダ16によって取
り込まれた患者を特定するIDは、LAN15経由でサ
ーバコンピュータ13に転送され、サーバコンピュータ
13で先に取り込まれた映像との関連付けがなされ、個
体の居場所が特定される。
【0022】なお、取り込まれた映像との関連付けは、
患者を特定するのに使用されたICカードリーダ16の
近傍に設置された監視カメラ11により取り込まれた画
像との間で行なわれる。従って、サーバコンピュータ1
3は、監視カメラ11とICカードリーダ16の設置関
係を示す対応表をテーブルとして持つ必要がある。
【0023】更に、上記した設備を介護施設で利用する
場合、看護婦不在の場合は、外部の通信ネットワークを
介して係員が持つ携帯電話端末装置18に転送し、係員
がそれをチェックすることにより要介護者の行動を監視
することができる。更に、徘徊者についても上記した位
置情報サービス(位置情報サービスセンタ19)を利用
することによって現在位置を確認することができる。
【0024】図2は、図1に示すサーバコンピュータの
内部構成を機能展開して示したブロック図である。以下
に示すブロックは、具体的には、CPUならびにメモリ
を含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリに記録さ
れたプログラムを逐次読み出し実行することにより、そ
のブロックが持つ機能が実現されるものとする。サーバ
コンピュータ13は、LANインタフェース部131
と、画像情報取り込み部132と、個体情報識別部13
3と、居場所管理部134と、重み付け設定部135
と、通報制御部136と、画像DB保存部137と、画
像情報送信部138と、現在位置判別部139と、画像
DB140と、患者DB141で構成される。
【0025】LANインタフェース部131は、サーバ
コンピュータ13の入出力デバイスの一つとして接続さ
れるディジタル監視装置12、ICカードリーダ16と
のインタフェースを司る部分であり、ここでは、CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sion Detection)をサポートするものとする。画像情報
取り込み部132は、ディジタル監視装置12を介して
監視カメラ11による撮影画像を取り込み、取り込んだ
画像に関し画像DB保存部137を介して画像DB14
0に格納する。
【0026】個体情報識別部133は、監視カメラ11
の近傍に設置されたICカードリーダ16を介してIC
カード17から無線送信される患者IDを受信してその
患者を識別する機能を持つ。居場所管理部134は、個
体情報識別部133によって識別された患者IDと画像
情報取り込み部132によって取り込まれた撮影画像を
関連付け、個体の居場所を特定する機能を持つ。個体I
Dと撮影画像との関連付けは、テーブル検索によって得
られ、また、患者DB141を参照することにより患者
属性を検索して付加情報を得ることにより行なわれる。
なお、患者DB141には、住所、氏名、年齢等患者の
個人情報の他に、症状、管理レベル等についての患者属
性が格納される。
【0027】重み付け設定部135は、患者属性に応じ
てその居場所管理に重み付けが行なわれ(管理レベ
ル)、居場所管理部134に対し特定の患者を重点管理
することを指示する機能を持つ。この管理レベルは、看
護婦等監視員が管理端末装置14を操作することによっ
てなされる設定に基づき、重み付け設定部135を介し
て居場所管理部134に入力され、このことにより、居
場所管理部134による居場所管理を制御可能となる。
通報制御部136は、患者が病院内の特定の場所を出入
りしたことを検知してパトライト(株式会社パトライト
の登録商標)や音で表現されるアラームを生成すると共
に、監視カメラ11による撮影画像を送信して監視員に
注意を喚起する機能を持つ。また、画像情報送信部13
8は、ディジタル監視装置12、LANインタフェース
部131、画像情報取り込み部132を介して取り込ま
れた撮影画像を、画面分割表示可能な管理端末装置14
に対し、個体情報識別部133で識別された患者IDに
基づき患者DB141を検索して得られる患者属性と共
に送信して表示する機能を持つ。
【0028】画像DB保存部137は、病院内の任意の
場所に設置された監視カメラ11を介して患者の動きを
感知したときにのみ取り込まれる画像を画像DB140
に保存する機能を持つ。患者の動きは、監視カメラ11
近傍に設置されるセンサ等により検知されるものとす
る。現在位置判別部139は、病院を出た患者に所持さ
せるPHS(簡易携帯電話端末)等無線送受信機とは、
無線通信ネットワーク(外部通信ネットワーク50)を
介して接続され、この無線送受信機を介して識別される
位置情報により個体の現在位置を判別する機能を持つ。
【0029】図3は、図1、図2に示す本発明実施形態
の動作を説明するために引用した図であり、具体的に
は、本発明のサーバプログラムによる処理手順が示され
ている。以下、図3に示すフローチャートを参照しなが
ら、図1、図2に示す本発明実施形態の動作について詳
細に説明する。まず、患者が施設内に居るか否かのチェ
ックが行われる(ステップS301)。施設内の場合
は、画像情報取り込み部132が病院内要所に設置され
た監視カメラ11により撮影された映像を取り込み(ス
テップS302)、患者の動きをチェックする(ステッ
プS303)。先に説明したように、画像DB保存部13
7は、患者に動きがあり、センサによるイベント出力が
あった場合(イベント有り)のみその撮影画像を取り込
み、画像DB140に格納するものとする(ステップS
304)。
【0030】一方、個体情報識別部133は、画像情報
取り込み部132による画像取り込みとほぼ同時に、I
Cカードリーダ16を介して移動が認められる患者のI
Dを受信する。個体情報識別部133では、患者DB1
41を検索することによりその患者を特定し、その特定
された情報を居場所管理部134に供給する。居場所管
理部134では、個体情報識別部133を介して到来す
る情報の中に管理レベル情報が含まれているか否かをチ
ェックし(ステップS306)、含まれていた場合、重
み付け設定部135により管理に重み付けがなされてい
るものと解釈し、その管理レベルに従い重点的に居場所
管理を行なう(ステップS307)。
【0031】居場所管理部134は、個体情報識別部1
33によって識別された患者IDと画像情報取り込み部
132によって取り込まれた撮影画像を関連付け、個体
の居場所を特定する。すなわち、個体IDと撮影画像と
の関連付けは、撮影カメラ11とICカードリーダ16
の設置対応関係が記録されたテーブルを検索することに
よって得られ、また、あらかじめ、住所、氏名、年齢等
患者の個人情報の他に、症状、管理レベル等についての
患者属性が格納されている患者DB141を参照するこ
とにより患者属性を検索して付加情報を得ることにより
行なわれる。
【0032】なお、夜間の施設内の出入り、薬品倉庫等
特定の場所への出入りは厳重なチェックが行われる。例
えば、監視カメラ11近傍に設置された赤外線センサ等
により薬品倉庫への出入りが検知された場合(ステップ
S308)、薬品倉庫に設置された撮影カメラ11に自
動的に切替わって撮影が開始され(ステップS30
9)、同時に、通報制御部136によりアラームが生成
される(ステップS310)。また、居場所管理部13
4は、撮影画像と、患者IDを得ることにより上記した
手順で居場所特定を行ない(ステップS311、S31
2)、画像情報送信部138を介して撮影画像を管理端
末装置14に送信する。患者IDを特定できない場合
は、患者を含む病院関係者でないことがわかり、従っ
て、監視員は管理端末装置14のモニタ監視を強化する
必要がある。また、施設外の場合は、位置情報サービス
(位置情報サービスセンタ16)を利用することによっ
て、現在位置判別部139を介して患者の現在位置を確
認することができる(ステップS313)。
【0033】以上説明のように本発明は、従来の監視カ
メラによる監視に加え、非接触無電源型の発信器を個体
に所持させることによって個体の居場所を特定し、この
ことにより監視員の負担を軽減すると共に、病院等の施
設においては、データベースと連携して自殺願望患者の
管理は厳重に行なう等、症状によって患者の監視に重み
付けを行なうことにより、柔軟性、融通性の高い管理を
実現する、個体の居場所管理システムを構築できる。な
お、上記した本発明実施形態では、病院のみ例示した
が、他に、老人ホーム、介護施設、学校等公共施設に応
用可能である(動く歩道や駐車場なども管理区域に含め
ることができる)。また、個体IDを識別する媒体とし
て、非接触型のICカードならびにリーダを用いたが、
無線や光を送受信することにより個体IDを識別できる
ものであれば代替可能である。更に、管理を要する個体
として病院患者のみ例示したが、他に、徘徊老人、幼児
等が考えられ、また、緊急時における医師の居場所を管
理することもできる(重要な人物の居場所管理)。ある
いは特定の物体に発信器を備え付けて管理することも考
えられる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、目視チ
ェックに頼っていた監視員の負担を軽減でき、また、患
者と不審者の区別を容易とした個体の居場所管理システ
ムにおけるサーバコンピュータを提供することができ
る。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、個体の持
つ属性に応じてその居場所管理に重み付けを行なうこと
により、例えば、自殺願望患者の管理は厳重に行なう
等、症状によって患者の監視に重み付けを行なうことが
でき、柔軟性、融通性の高い管理を実現する個体の居場
所管理システムにおけるサーバコンピュータを提供する
ことができる。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、個体が施
設内の特定の場所を出入りしたことを検知してアラーム
を生成し、撮影画像を送信して監視員に注意を喚起する
ことにより、監視員は、特定の個体に対する監視に集中
でき、目視チェックにのみ頼っていた監視員の負担を軽
減した個体の居場所管理システムにおけるサーバコンピ
ュータを提供することができる。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、個体の動
きを感知した場合にのみ画像が保存されるため、画像デ
ータベースが持つ容量の有効活用がはかれ、また、個体
の動きが無いときの無駄な監視を不要とするため監視効
率を向上させた個体の居場所管理システムにおけるサー
バコンピュータを提供することができる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、位置情報
サービスと連携することによって施設を出た個体の管理
も可能となり、誰が、何時、何処に居るかの居場所管理
が可能な個体の居場所管理システムにおけるサーバコン
ピュータを提供できる。
【0039】請求項6に記載の発明によれば、本発明の
サーバプログラムを個体の居場所管理システムにおける
サーバコンピュータに実行させることにより、監視カメ
ラの近傍に設置された無線受信器を介して個体から無線
送信される個体IDを受信することによって固体を識別
し、識別された個体IDと取り込まれた撮影画像を関連
付けることによって個体の居場所を特定することができ
る。従って、目視チェックに頼っていた監視員の負担を
軽減でき、また、患者と不審者の区別も容易になる。
【0040】請求項7に記載の発明によれば、本発明の
サーバプログラムを個体の居場所管理システムにおける
サーバコンピュータに実行させることにより、個体の持
つ属性に応じてその居場所管理に重み付けを行なうこと
により、例えば、自殺願望患者の管理は厳重に行なう
等、症状によって患者の監視に重み付けを行なうことが
でき、柔軟性、融通性の高い管理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における個体の居場所管理システム
を病院に適用した場合のシステムイメージを説明するた
めに引用した図である。
【図2】 図1に示すサーバコンピュータの内部構成
を機能展開して示したブロック図である。
【図3】 図1、図2に示す本発明実施形態の動作を
フローチャートで示した図である。
【図4】 従来の病院内監視システムの一例を説明す
るために引用した図である。
【符号の説明】
11…監視カメラ、12…ディジタル監視装置、13…
サーバコンピュータ、14…管理端末装置、15…LA
N、16…ICカードリーダ、17…ICカード、18
…携帯電話端末装置、19…位置情報サービスセンタ、
131…LANインタフェース部、132…画像情報取
り込み部、133…個体情報識別部、134…居場所管
理部、135…重み付け設定部、136…通報制御部、
137…画像DB保存部、138…画像情報送信部、1
39…現在位置判別部、140…画像DB、141…患
者DB
フロントページの続き Fターム(参考) 4C341 LL10 LL30 5C054 CC05 CG07 CH04 DA07 FA09 FC12 FF06 GB06 HA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設内の任意の場所に設置された監視カ
    メラを制御する監視装置とは通信回線を介して接続され
    た個体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュー
    タであって、 前記監視装置を介して前記監視カメラによる撮影画像を
    取り込む画像情報取り込み手段と、 前記監視カメラの近傍に設置された無線受信器を介して
    前記個体から無線送信される個体IDを受信してその個
    体を識別する個体情報識別手段と、 前記識別された個体IDと前記取り込まれた撮影画像を
    関連付け、前記個体の居場所を特定する居場所管理手段
    とを備えたことを特徴とするサーバコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記個体が持つ属性に応じてその居場所
    管理に重み付けを行ない、前記居場所管理手段に対し特
    定の個体を重点管理することを指示する重み付け設定手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のサーバコ
    ンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記個体が前記施設内の特定の場所を出
    入りしたことを検知してアラームを生成すると共に、前
    記監視カメラによる撮影画像を送信して監視員に注意を
    喚起する通報手段を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のサーバコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記施設内の任意の場所に設置された監
    視カメラを介し、前記個体の動きを感知したときにのみ
    取り込まれる画像が保存される画像データベース保存手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のサーバコ
    ンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記施設を出た個体に装備される無線送
    受信機とは、無線通信ネットワークを介して接続され、
    前記無線送受信機を介して識別される位置情報により個
    体の現在位置を判別する現在位置判別手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のサーバコンピュータ。
  6. 【請求項6】 施設内の任意の場所に設置された監視カ
    メラを制御する監視装置とは通信回線を介して接続され
    た個体の居場所管理システムにおけるサーバコンピュー
    タに用いられるサーバプログラムであって、 前記監視装置を介して前記監視カメラによる撮影画像を
    取り込むステップと、 前記監視カメラの近傍に設置された無線受信器を介して
    前記個体から無線送信される個体IDを受信して識別す
    るステップと、 前記認識された個体IDと前記取り込まれた撮影画像を
    関連付け、前記個体の居場所を特定するステップとをコ
    ンピュータに実行させるサーバプログラム。
  7. 【請求項7】 前記個体が持つ属性に応じてその居場所
    管理に重み付けを行ない、特定の個体を重点管理するこ
    とを指示するステップをコンピュータに実行させる請求
    項6に記載のサーバプログラム。
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