JP2002032663A - 情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 決済サービス提供者に集まる購入履歴を利用
して、購入者の趣味や好みに合ったパーソナライズした
サービスを提供し得る情報提供システムを提供する。 【解決手段】 決済サービス提供者を利用して決済され
た商品等の購入履歴を蓄積し、蓄積された購入履歴から
購入者個人別の嗜好タイプ情報を作成すると共に嗜好タ
イプ別に店舗及び仮想店舗、人気商品等の情報を作成
し、これらの嗜好タイプ情報及び嗜好タイプ別情報から
購入者の嗜好タイプにあった店舗等の情報を嗜好タイプ
情報提供システム６０によって提供する。また、店舗及
び仮想店舗にあっては、嗜好タイプ情報提供システム６
０によって提供された嗜好タイプ情報に基づいた情報を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は情報提供システムに
関し、特に、クレジットカード会社などの決済サービス
提供者が購入者の購入履歴からその購入者の嗜好タイプ
情報を作成し、当該情報を購入者に提供する情報提供シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、商品及びサービス（本明細書にお
いては商品等という。）の提供者は、購入者に対してど
れだけパーソナライズした、すなわち各購入者の嗜好に
応じた商品等をいかに提供できるかを競争力の一つとし
ている。例えば、洋服を販売する店舗において購入者の
趣味や好みに応じた商品を販売するためには、店員が各
購入者と直接話しをして接客することにより店員が購入
者の趣味や好みに見合った洋服を提供するのが一般的で
ある。

【０００３】また、商品等を販売する店舗においては、
購入者の購入した商品に関する情報（例えば商品の種類
や価格帯）を独自に収集し、その情報をその後の販売活
動に利用するような場合も見られる。例えば、各購入者
の趣味や好みに合致した商品が新しく入荷したことをダ
イレクトメール等で購入者に知らせることにより、販売
促進活動を行うような場合である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
販売店舗の店員が購入者に接客することにより商品等を
販売するには、購入者が店舗に来店するたびごとに店員
が購入者の相手をしなければならず、効率がよいとは言
えない。このため、各購入者の趣味や好みに合致した商
品等を提供しようとすると、必然的に手間と人手が必要
となってくるという問題がある。

【０００５】また、規模が小さい販売店舗等にとって
は、購入者の数がそう多くはないため、購入者の趣味や
好み、以前に購入した商品等の履歴などの情報を収集す
るのは容易なことではない。このため、規模が小さい店
舗等は、各購入者にパーソナライズした商品等を提供す
ることができないという問題があった。また購入者が初
めて利用するような店舗等でも購入者の情報がないた
め、やはりパーソナライズした商品等を提供することが
できないという問題があった。

【０００６】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、購入者の利用する決済サービス提供者
が各購入者の購入履歴を収集してこの履歴を管理するこ
とによって、より購入者個人に合ったパーソナライズし
た商品等を提供することができる情報提供システムを提
供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の情報提供システムは、商品等の購入者に当該購
入者の嗜好タイプ情報を提供する情報提供システムであ
って、購入者が販売店舗において決済サービス提供者を
利用した場合に当該購入者の商品等の購入履歴を蓄積す
る手段と、当該蓄積手段に蓄積された購入履歴に基づい
て、購入者の購入した商品等の種類と価格帯情報とを少
なくとも含む各購入者ごとの嗜好タイプ情報を作成する
第１の情報作成手段と、購入者の端末とネットワークを
介して接続され、購入者のアクセスにより、前記第１の
情報作成手段から当該購入者ごとの嗜好タイプ情報を取
得して購入者に提供する情報提供手段と、を具えること
を特徴とする。

【０００８】購入者は販売店舗において商品等を購入す
る際、決済サービス提供者を利用して決済を行うと、当
該購入者の購入履歴は決済サービス提供者の蓄積手段に
蓄積される。すると第１の情報作成手段は、その購入履
歴から嗜好タイプ情報を作成する。購入者は第１の情報
提供手段にアクセスすることにより、自分の嗜好タイプ
情報を取得する。このように、決済サービス提供者が各
購入者ごとの購入履歴情報を有しているので、各購入者
個人が利用したすべての販売店舗についての嗜好タイプ
情報を提供することができる。

【０００９】尚、ここで、決済サービス提供者とは、銀
行やクレジットカード会社等の、購入者の決済を代行し
て行う者のことをいう。また販売店舗には、実際の販売
店舗のみならずインターネット等のネットワーク上に構
築されたいわゆる仮想店舗も含み、仮想店舗はネットワ
ーク上でデータの送受信をすることにより商品等を購入
することができる店舗をいう。

【００１０】また本発明の情報提供システムは、前記第
１の情報作成手段からの嗜好タイプ情報に基づいて商品
等を購入した販売店舗情報、当該販売店舗における人気
商品情報とを少なくとも含む各購入者ごとの個人情報を
作成する第２の情報作成手段を具え、前記情報提供手段
が、前記第２の情報作成手段から当該購入者ごとの個人
情報を取得して購入者に提供することを特徴とする。

【００１１】このように、第１の情報作成手段によって
作成された嗜好タイプ情報に基づいて個人情報が提供さ
れるので、各購入者は自分の趣味や好みに合致した個人
情報からその後の商品等の購入計画を立てることができ
る。このため販売店舗にとっては、本発明の情報提供シ
ステムによって自動的に販売促進活動を行うことができ
る。

【００１２】また本発明の情報提供システムは、前記情
報提供手段による情報の提供は、前記個人情報に基づい
て購入者ごとの個人用の画面を作成して購入者の端末に
送信することによって行われることが好ましい。

【００１３】また本発明の情報提供システムは、前記情
報提供手段によって提供される嗜好タイプ情報は、購入
者がアクセスした際に、購入者の端末に内蔵のメモリ又
はディスク等の記憶手段及び／又はＩＣカード等の持ち
運び可能な記憶媒体に格納されることを特徴とする。

【００１４】また本発明の情報提供システムは、前記販
売店舗には、購入者が前記情報提供手段によって提供さ
れた嗜好タイプ情報に基づいて、当該販売店舗における
人気商品情報と在庫情報とを少なくとも含む情報を提供
する情報提供手段が設けられていることを特徴とする。

【００１５】このように、販売店舗に、各購入者の嗜好
タイプ情報に基づいた情報を提供可能な情報提供手段が
設けられているので、購入者は初めて訪れた店舗であっ
ても自分の趣味や好みに合致したパーソナライズしたサ
ービスを受けることができる。従って、販売店舗側から
見れば、本発明の情報提供システムを利用するだけで各
購入者に応じた理想的な接客を行うことができるので、
購入者の囲い込みを行うことも可能である。

【００１６】また本発明の情報提供システムは、前記販
売店舗における情報提供手段は、購入者が持参した嗜好
タイプ情報が格納された記憶媒体から嗜好タイプ情報を
取得することを特徴とする。

【００１７】また本発明の情報提供システムは、前記販
売店舗における情報提供手段は、購入者が端末から販売
店舗を選択した時にネットワークを通じて嗜好タイプ情
報を取得し、購入者の端末に当該販売店舗における人気
商品情報と在庫情報とを少なくとも含む情報を送信する
ことを特徴とする。

【００１８】例えば販売店舗が仮想店舗である場合に
は、購入者からネットワークを介して嗜好タイプ情報を
取得することができるので、これに応答して当該仮想店
舗における人気商品等の情報を容易に購入者の端末に返
信することができる。このため、購入者はネットワーク
を介して自分の趣味や好みに合致した商品等を購入する
ことができる。

【００１９】また本発明の記録媒体は、上記請求項１乃
至７のいすれかに記載の情報提供システムを実行するた
めのプログラムを格納したことを特徴とする。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付の図面を参照して説明する。図１は、本発明の情報提
供システムに係る実施形態の全体の構成を示す図であ
る。本実施形態における情報提供システムにおいて、決
済サービス提供者は、当該決済サービス提供者を利用し
て決済された店舗及び仮想店舗における商品等の購入履
歴を蓄積する購入履歴蓄積システム３０と、この購入履
歴蓄積システム３０に蓄積された購入履歴から購入者個
人別の嗜好タイプ情報を作成する嗜好タイプ情報作成シ
ステム４０と、この嗜好タイプ情報作成システム４０か
らの各購入者ごとの嗜好タイプ情報に基づいて嗜好タイ
プ別情報を作成する嗜好タイプ別情報作成システム５０
と、購入者の端末としてのブラウザ７０とネットワーク
を介して接続され、購入者のアクセスにより、情報作成
システム４０及び５０からそれぞれ購入者個人の嗜好タ
イプ情報と嗜好タイプ別情報とを取得して購入者に提供
する嗜好タイプ情報提供システム６０と、を有してい
る。

【００２１】購入履歴蓄積システム３０はサーバ等の情
報処理装置によって構成され、店舗及び仮想店舗におけ
る購入履歴を蓄積する。ここで購入履歴の蓄積は、例え
ば決済ごとに履歴が蓄積されている。一方、嗜好タイプ
情報作成システム４０は、サーバ等の情報処理装置によ
って構成されている。この情報作成システム４０は、製
品タイプ情報、価格帯情報を有しており、購入履歴蓄積
システム３０によって蓄積された購入履歴情報からその
購入者の商品等のタイプ・価格帯情報を抽出して嗜好タ
イプ情報を作成する。尚、決済サービス提供者において
は、各購入者に関する情報は、各購入者のクレジットカ
ード番号や銀行の口座番号等により各購入者を識別する
ようになっている。

【００２２】また、嗜好タイプ別情報作成システム５０
は、嗜好タイプ情報作成システム４０からの嗜好タイプ
情報に基づいて、店舗及び仮想店舗の情報、人気商品等
の情報を作成する。この嗜好タイプ別情報作成システム
５０はサーバ等の情報処理装置によって構成され、嗜好
タイプ情報作成システム４０からの嗜好タイプ情報に基
づいて、購入者個人別に趣味や好みに合致した販売店舗
の情報及び人気商品等の情報を作成する。ここでも各購
入者のクレジットカード番号や銀行の口座番号等により
各購入者を識別するようになっている。

【００２３】嗜好タイプ情報提供システム６０は、ＷＷ
Ｗサーバ等の情報処理装置上に構築される。嗜好タイプ
情報提供システム６０も、購入者が入力したクレジット
カード番号等の個人識別番号に基づいて個人を識別す
る。この情報提供システム６０は、情報作成システム４
０及び５０からの各購入者ごとの嗜好タイプ情報と嗜好
タイプ別情報を取得し、購入者個人の趣味や好みに合致
する情報を提供するように構成されている。嗜好タイプ
情報は購入者の端末のメモリ又はディスク、及び端末に
接続されたＩＣカード等の媒体に格納される。

【００２４】更に、店舗及び仮想店舗には、購入者が嗜
好タイプ情報提供システム６０によって提供された嗜好
タイプ情報を取得して、購入者個人の嗜好タイプに合っ
た店舗及び仮想店舗における嗜好タイプ別情報を提供す
る店舗型嗜好タイプ別情報提供システム１０と、仮想店
舗型嗜好タイプ別情報提供システム２０と、が設けられ
ている。この情報提供システム１０及び２０は、決済サ
ービス提供者の情報提供システム６０とは独立したシス
テムであり、各購入者の嗜好タイプ情報に基づいて嗜好
タイプ別情報を独自に作成する機能を有している。

【００２５】店舗型嗜好タイプ別情報提供システム１０
は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって
構成される。ＩＣカード等の媒体に格納された嗜好タイ
プ情報から、その店舗における人気商品、在庫、場所等
の情報を提供する。一方、仮想店舗型嗜好タイプ別情報
提供システム２０は、端末のメモリ又はディスクに格納
された嗜好タイプ情報報に基づいて、その仮想店舗にお
ける人気商品、在庫等の情報を提供する。尚、上述した
すべてのシステムは、すべてプログラム制御で処理が行
われる。

【００２６】次に、図２及び図３を参照して、本実施形
態に係る情報提供システムの処理の流れについて詳細に
説明する。本実施形態では、購入者が服飾店において男
性用のスーツを購入する場合について説明する。図２に
示すように、まず購入者がいずれかの店舗あるいは仮想
店舗で男性用スーツ（ブランド物、価格を８万円とす
る。）を購入する際に決済サービス提供者を利用する。
すると、当該決済サービス提供者の購入履歴蓄積システ
ム３０に店舗／仮想店舗における購入履歴が蓄積される
（ステップＡ１）。次いで嗜好タイプ情報作成システム
４０は、蓄積された購入履歴を個人別に分類する（ステ
ップＡ２）。ここでの個人別の分類は、購入者のクレジ
ットカードの番号等により分類するものとする。

【００２７】更に、嗜好タイプ情報作成システム４０
は、購入履歴蓄積システム３０に蓄積された購入履歴か
ら購入商品タイプ情報（男性用スーツ、ブランド物、ス
ーツのサイズなど）を抽出し（ステップＡ３）、購入価
格帯情報（８万円）を抽出する（ステップＡ４）。次い
でこれらの情報を個人別の嗜好タイプ情報として作成す
る（ステップＡ５）。具体的には、商品タイプは男性用
スーツでブランド物、価格帯は５〜１０万円などの情報
を嗜好タイプ情報として作成する。

【００２８】一方、嗜好タイプ別情報作成システム５０
は、嗜好タイプ情報をもとに、商品タイプ、価格帯別の
販売店舗、人気商品等の嗜好タイプ別情報を作成する
（ステップＡ６）。具体的には、ブランド物で価格帯が
５〜１０万円のスーツを販売している販売店舗の場所等
の情報、およびその販売店舗における人気商品等の情報
を嗜好タイプ別情報として作成する。

【００２９】次いで、購入者がブラウザから嗜好タイプ
情報提供システム６０にログイン要求すると（ステップ
Ａ７）、このログイン要求を受けた情報提供システム６
０は、個人の識別番号／パスワードを要求する（ステッ
プＡ８）。すると、これに応じて購入者は個人識別番号
／パスワードを入力する（ステップＡ９）。嗜好タイプ
情報提供システム６０は、購入者が入力した個人識別番
号／パスワードから本人であるかどうかの認証を行う
（ステップＡ１０）。ここで、個人識別番号は例えば、
クレジットカード番号や口座番号、あるいは情報提供シ
ステムに予め登録した番号等を用いることもできる。ま
たパスワードも、情報提供システムに予め登録しておく
ようにする。

【００３０】嗜好タイプ情報提供システム６０は、本人
であることが認証できると、嗜好タイプ情報作成システ
ム４０から購入者の嗜好タイプ情報を取得し、購入者端
末のブラウザ７０に送信する（ステップＡ１１）。ブラ
ウザ７０上の嗜好タイプ情報管理モジュール（図示せ
ず。）は、嗜好情報端末のメモリ又はディスク、及び端
末に接続されたＩＣカード等の媒体に嗜好タイプ情報を
格納する（ステップＡ１２）。

【００３１】次に、図３（ａ）に示すように、嗜好タイ
プ情報提供システム６０は、嗜好タイプ別情報作成シス
テム５０から、購入者の嗜好タイプ情報に基づく嗜好タ
イプ別情報を取得し、当該情報に基づいて当該購入者ご
とにパーソナライズした画面を作成し、ブラウザ７０に
送信する（ステップＡ１３）。ブラウザ７０は嗜好タイ
プ別情報に基づいてパーソナライズされた画面を表示す
る（ステップＡ１４）。具体的には、ブランド物で価格
帯が５〜１０万円のスーツを販売している販売店舗の場
所等の情報、およびその販売店舗における人気商品等の
情報を表示する。購入者の購入したい商品等が仮想店舗
で販売されている場合、購入者はブラウザからその仮想
店舗を選択しアクセスする（ステップＡ１５）。尚、仮
想店舗の場合は、ブラウザ画面上に仮想店舗のＵＲＬア
ドレスがリンクされていることが好ましい。

【００３２】アクセスされた仮想店舗の仮想店舗型嗜好
タイプ別情報提供システム２０は、ブラウザ７０に嗜好
タイプ情報を要求する（ステップＡ１６）。ブラウザ７
０上の嗜好タイプ情報管理モジュールは、嗜好タイプ情
報を仮想店舗型嗜好タイプ別情報提供システム２０に送
信する（ステップＡ１７）。すると仮想店舗型嗜好タイ
プ別情報提供システム２０は、嗜好タイプ情報に基づい
て独自に嗜好タイプ別情報を作成し、当該購入者にパー
ソナライズされた画面を作成し、嗜好タイプ別情報に合
致したその仮想店舗における人気商品の詳細情報、在庫
等の情報を提供する（ステップＡ１８）。

【００３３】ブラウザ７０は嗜好タイプ別情報に基づい
てパーソナライズされた画面を表示し（ステップＡ１
９）、購入者はそこから商品又はサービスを購入する
（ステップＡ２０）。一方、購入したい商品等が実際の
店舗で販売されている場合、購入者は嗜好タイプ情報等
の格納されたＩＣカード等の媒体を持って販売店舗に行
くことにより、本発明の情報提供システムを利用するこ
とができる。

【００３４】すなわち、図３（ｂ）に示すように、販売
店舗の店舗型嗜好タイプ別情報提供システム１０は、Ｉ
Ｃカード等の媒体に格納された嗜好タイプ情報を要求す
る（ステップＡ２１）。購入者は嗜好タイプ情報が格納
されたＩＣカード等の媒体を店舗型嗜好タイプ別情報提
供システム１０に挿入し、嗜好タイプ情報を入力する
（ステップＡ２２）。店舗型嗜好タイプ別情報提供シス
テム１０は、嗜好タイプ情報に基づいて独自に嗜好タイ
プ別情報を作成し、当該購入者にパーソナライズされた
画面を作成し表示することによって、嗜好タイプ別情報
にあったその店舗における人気商品の詳細情報、在庫等
の情報を提供する（ステップＡ２３）。購入者はその情
報をもとに商品又はサービスを購入する（ステップＡ２
４）。

【００３５】尚、上述した実施形態においては男性用の
スーツを例にとって説明したが、商品等はこれに限られ
れるものではなく、例えばサービスについても本発明を
適用することができるのは明らかである。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を奏する。第１の効果は、各店舗及び仮想
店舗は、それぞれの店舗における購入履歴情報のみでな
く、他の多くの店舗による購入履歴情報から作成され購
入者に提供された嗜好タイプ情報を活用することができ
るので、購入者の趣味や好みに合致したよりパーソナラ
イズしたサービスを提供することができる。また、購入
者は、本発明によって提供された嗜好タイプ情報によっ
て、購入履歴のない店舗及び仮想店舗においても、パー
ソナライズしたサービスを受けることができる。

【００３７】第２の効果は、決済サービス提供者は、決
済サービスを多く利用してもらうことにより、店舗、仮
想店舗、購入者に対して、嗜好タイプ情報の提供という
付加価値サービスを提供することができる。この付加価
値サービスの提供により、そのサービスの対価を得るこ
とができ、また決済サービス利用者の囲い込みを図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施の形態に係る情報提供シ
ステムの構成を示す図である。

【図２】図２は、図１の情報提供システムの動作処理を
示すフローチャートである。

【図３】図３（ａ）は図１の情報提供システムの仮想店
舗型嗜好タイプ別情報提供システムの動作処理を示すフ
ローチャートであり、図３（ｂ）は図１の情報提供シス
テムの店舗型嗜好タイプ別情報提供システムの動作処理
を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０ 店舗型嗜好タイプ別情報提供システム ２０ 仮想店舗型嗜好タイプ別情報提供システム ３０ 購入履歴蓄積システム ４０ 嗜好タイプ情報作成システム ５０ 嗜好タイプ別情報作成システム ６０ 嗜好タイプ情報提供システム ７０ ブラウザ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品等の購入者に当該購入者の嗜好タイ
   プ情報を提供する情報提供システムにおいて、購入者が
   販売店舗において決済サービス提供者を利用した場合に
   当該購入者の商品等の購入履歴を蓄積する手段と、当該
   蓄積手段に蓄積された購入履歴に基づいて、購入者の購
   入した商品等の種類と価格帯情報とを少なくとも含む各
   購入者ごとの嗜好タイプ情報を作成する第１の情報作成
   手段と、購入者の端末とネットワークを介して接続さ
   れ、購入者のアクセスにより、前記第１の情報作成手段
   から当該購入者ごとの嗜好タイプ情報を取得して購入者
   に提供する情報提供手段と、を具えることを特徴とする
   情報提供システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の情報提供システムが更
   に、前記第１の情報作成手段からの嗜好タイプ情報に基
   づいて商品等を購入した販売店舗情報、当該販売店舗に
   おける人気商品情報とを少なくとも含む各購入者ごとの
   個人情報を作成する第２の情報作成手段を具え、前記情
   報提供手段が、前記第２の情報作成手段から当該購入者
   ごとの個人情報を取得して購入者に提供することを特徴
   とする情報提供システム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の情報提供システ
   ムにおいて、前記情報提供手段による情報の提供は、前
   記個人情報に基づいて購入者ごとの個人用の画面を作成
   して購入者の端末に送信することによって行われること
   を特徴とする情報提供システム。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれかに記載の情報
   提供システムにおいて、前記情報提供手段によって提供
   される嗜好タイプ情報は、購入者がアクセスした際に、
   購入者の端末に内蔵のメモリ又はディスク等の記憶手段
   及び／又はＩＣカード等の持ち運び可能な記憶媒体に格
   納されることを特徴とする情報提供システム。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の情報提供システムにお
   いて、前記販売店舗には、購入者が前記情報提供手段に
   よって提供された嗜好タイプ情報に基づいて、当該販売
   店舗における人気商品情報と在庫情報とを少なくとも含
   む情報を提供する情報提供手段が設けられていることを
   特徴とする情報提供システム。
6. 【請求項６】 請求項５に記載の情報提供システムにお
   いて、前記販売店舗における情報提供手段は、購入者が
   持参した嗜好タイプ情報が格納された記憶媒体から嗜好
   タイプ情報を取得することを特徴とする情報提供システ
   ム。
7. 【請求項７】 請求項５又は６に記載の情報提供システ
   ムにおいて、前記販売店舗における情報提供手段は、購
   入者が端末から販売店舗を選択した時にネットワークを
   通じて嗜好タイプ情報を取得し、購入者の端末に当該販
   売店舗における人気商品情報と在庫情報とを少なくとも
   含む情報を送信することを特徴とする情報提供システ
   ム。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７に記載の情報提供システ
   ムを実行するためのプログラムを格納したことを特徴と
   する記録媒体。