JP2001028023A

JP2001028023A - 小売店の商品販売システム

Info

Publication number: JP2001028023A
Application number: JP2000177837A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Ota; 一男太田; Noriyuki Mukoyama; 紀幸向山
Original assignee: Fujitaka & Co Ltd; FUJITAKA KK; KOKI KOGEI KK
Current assignee: Fujitaka & Co Ltd; FUJITAKA KK; KOKI KOGEI KK
Priority date: 2000-06-14
Filing date: 2000-06-14
Publication date: 2001-01-30

Abstract

(57)【要約】【課題】コンピュータに不慣れな顧客等に対しても、種
々の商品のオンラインショッピングを可能にすると共
に、商品の受注に際して顧客の希望や質問にきめ細かく
対応ができ、さらには、信頼できる商品の受け渡しやア
フターサービスを可能にする。【解決手段】酒類の小売店等が顧客のもとに携帯端末３
を持参し、この携帯端末から管理サーバ１にアクセスす
る。管理サーバ１は、このアクセスに対して仮想百貨店
２ａを携帯端末３に提示し、この携帯端末から受けた顧
客の注文をその商品の商品販売又は取扱い業者４に送信
する。商品は、注文を受けた小売店が顧客に配達する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば酒類の販売
免許を有する小売店の携帯端末から顧客のもとで、種々
の商品のオンラインショッピングを行なう小売店の商品
販売システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】今日のコンピュータの普及により通信ネ
ットを介したオンラインショッピングが多く行なわれて
いる。このオンラインショッピングでは、顧客の端末や
特定の店舗に備えられた端末から商品の販売業者等のホ
ームページ（以下「ＨＰ」という。）にアクセスして商
品を注文し、その商品を顧客に直接配送あるいは顧客が
特定の店舗に来店した際に引き渡している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、今日でもコ
ンピュータを所有していない若しくは使用に不慣れな
者、又は端末を備えた特定の店舗に出向くことが困難な
者は、これらの手段を利用することが難しい。また、オ
ンラインショッピングはデータベースに記録した情報以
外は提供することが出来ないので、顧客に対する柔軟で
きめ細かい対応が必ずしも十分ではない。さらには、オ
ンラインショッピングに通暁していないと、真に必要と
する柔軟で信頼できる商品の受け渡しやアフタサービス
等を受けることは容易ではない。

【０００４】そこで、本発明は、コンピュータに不慣れ
な顧客等に対しても、種々の商品のオンラインショッピ
ングを可能にすると共に、商品の受注に際して顧客の希
望や質問にきめ細かく対応ができ、さらには、信頼でき
る商品の受け渡しやアフターサービスを可能にする小売
店の商品販売システムを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の小売店
の商品販売システムは、小売店の携帯端末と商品取扱い
業者とに、通信ネットを介して接続される管理サーバを
有している。この管理サーバは、顧客のもとに持参した
携帯端末からの特定のＩＤを含むアクセスに対して仮想
百貨店を提示し、この携帯端末からの商品注文を商品取
扱い業者に送信すると共に記録する。そして、小売店
は、商品取扱い業者から送付された注文商品を顧客に引
き渡すことを特徴とする。

【０００６】ここで小売店とは、酒類やタバコ等の専売
品を販売する小売店に限らず、商品を販売する全ての小
売店を含む。通信ネットとは、コンピュータデータを伝
達する通信回線網の総称を意味しており、例えばインタ
ーネットあるいは専用ネットが該当する。また、仮想百
貨店とは、種々の商品を、商品の種類別に各階に配置展
示したコンピュータモデルからなるものであり、端末か
らの選択に対してその商品の内容等を提示するものであ
る。また、ＩＤとは、この仮想百貨店を記録した管理サ
ーバにアクセスすることができる特定の者を識別するた
めの識別コードである。さらに、商品取扱い業者とは、
商品の製造、販売、取扱い業者の全てを含む。

【０００７】請求項２に記載の小売店の商品販売システ
ムは、請求項１における小売店が酒類の販売免許及び／
又はタバコの販売許可を得ているものであることを特徴
とし、請求項３に記載の小売店の商品販売システムは、
請求項１又は２のいずれの１において、小売店が商品取
扱い業者から送付された注文商品を顧客に配達すること
を特徴とするものである。

【０００８】このようにシステムを構成すると、次の効
果が得られる。すなわち、小売店の店員が携帯端末を持
参して顧客のところに出向き、この携帯端末に仮想百貨
店を呼び出して商品の注文を取れば、コンピュータに不
慣れな顧客に対しても、種々の商品について顧客の希望
や質問にきめ細かく対応することが可能になる。また、
小売店が注文品を顧客に引き渡すことで、信頼できる商
品の受け渡しやアフタサービスも可能になる。

【０００９】また、酒類等の専売品は、地域ごとに販売
免許等を得ている特定の小売店が長年に亙って販売して
いる場合が多く、この小売店は、その販売地域の住民を
熟知している。したがって、コンピュータに不慣れ、あ
るいは身体の不調等により生活用品等の入手が不便な顧
客等の存在も把握でき、これらの顧客に対して、本シス
テムによるオンラインショッピングを極めて有効に活用
できる。また、小売店が注文品を直接顧客に配達する場
合は、小売店に出向くことが困難な顧客に対しても、極
めて便利かつ信頼できる商品の受け渡しやアフタサービ
スが可能になる。さらに、酒類の販売免許店は、商品の
長年の販売を通じてその販売地域の顧客に信用を蓄積し
ているため、商品の購入代金の一括後払いも可能となっ
て顧客の利用頻度が増すほか、専売品以外の種々の商品
についても、その販売又は取扱い業者がこの小売店に、
仮想百貨店を媒体として注文、配達及び集金を依頼する
ケースが増大する。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１に、本発明による小売店の商
品販売システムの構成を示す。管理サーバ１は、インタ
ーネット１０，１１を介して酒類の販売免許を得ている
小売店の携帯端末３、及び商品販売又は取扱い業者４に
それぞれ接続されている。管理サーバ１のデータベース
２には、仮想百貨店２ａが創設されている。商品販売又
は取扱い業者４は、顧客が主として日常生活で必要な商
品を供給するものであり、仮想百貨店２ａに自己の取り
扱う商品を掲載している。

【００１１】図２に、本発明による小売店の商品販売シ
ステムの作用及び情報等の流れを示す。酒類の販売免許
を得ている小売店の店員が、販売地域内の顧客からの連
絡により又は定期的に、小売店の携帯端末３を持参して
その顧客を訪問する（Ａ）。この顧客は、オンラインシ
ョッピングが不慣れあるいは身体の不調等により、各種
日常生活品等の購入に不自由をきたしている者を優先的
に選択してある。

【００１２】小売店の店員は持参した携帯端末３から顧
客のもとで、携帯電話を使用しインターネットを介して
管理サーバ１へアクセスする（Ｂ）。このアクセスに対
して、管理サーバ１は、ＩＤを確認した後にデータベー
ス２に記録されている仮想百貨点２ａを携帯端末３に提
示する（Ｃ）。なお、仮想百貨点２ａには、後述するよ
うに種々の商品が掲載されるが、この商品内容は、イン
ターネット１１を介してその商品の商品販売又は取扱い
業者４からその都度最新のものに変更されている
（Ｄ）。

【００１３】次に、小売店の店員は、携帯端末３に表示
された仮想百貨店２ａから顧客のもとで、顧客が購入し
たい商品を選択する（Ｅ）。そして、携帯顛末３からの
商品の注文を受け取った管理サーバ１は、その注文を商
品販売又は取扱い業者４に送信し注文内容をデータベー
ス２に記録する（Ｆ）。なお、この注文内容の記録は、
必要に応じて爾後の商品の配達や集金の照会データ等と
して利用する。そして、商品の注文指示を受信した商品
販売又は取扱い業者４は、その商品を手配し（Ｇ）、小
売店に送付し（Ｈ）、その小売店が顧客に商品を配達す
る（Ｉ）。

【００１４】配達後の商品のアフターサービスは、小売
店が窓口となって、顧客からの連絡を受けた場合やその
後の注文訪問の際等に、責任をもってきめ細かく対応す
る（Ｊ）。なお、図２には記載していないが、商品の代
金は、商品の配達後に小売店が受け取って商品販売又は
取扱い業者４に振り込むか、顧客が直接この商品販売業
者等に振り込む。

【００１５】次に、図３〜５に、この仮想百貨店２ａの
内容及び商品の選択の詳細手順を示す。図３に示すよう
に、携帯端末３に表示される仮想百貨店２ａは複数階の
フロアからなり、各フロアには各種の商品が掲載されて
いる。そこで例えば、顧客が購入したい「果物」が掲載
されている「階層１」を選択すると、図４に示すように
「階層１」に掲載されている商品の詳細画面が表示され
る。そして例えば、顧客が購入したい「りんご」を選択
すると、図５に示すように「りんご」の販売業者等を記
載したリストが表示され、顧客はこのリストから購入し
たい業者を選択して購入数量を指示する。なお、この選
択にあたって、小売店の店員は、顧客の要求や必要に応
じて商品内容等のより詳細な説明を行なう。

【００１６】なお、本システムにおいて、顧客からの電
話連絡を受けて小売店で携帯端末３から、あるいはＩＤ
を付与された顧客が自分の端末から、管理サーバ１にア
クセスして仮想百貨店２ａを利用することも可能であ
る。また、管理サーバ１は、本システムの運用者に限ら
す、他の業者にその運用、管理を委託するものであって
もよい。また、仮想百貨店２ａを記録しているデータベ
ース２は、管理サーバ１に装備されている場合に限ら
ず、この管理サーバと通信ネットで接続された他の記録
サーバが装備してもよい。さらに、仮想百貨店２ａに掲
載される商品内容の変更等は、商品販売又は取扱い業者
４自身に限らず、他の業者に依頼してその業者の端末か
ら通信ネットを介して行なってもよく、顧客への商品の
配達は、小売店の責任において、他の配達業者に委託す
るものであってもよい。

【００１７】

【発明の効果】コンピュータの不慣れな顧客等に対して
も、種々の商品のオンラインショッピングを可能にする
と共に、商品の受注に際して顧客の希望や質問にきめ細
かく対応することが可能になる。また、注文品を直接顧
客に配達することで、信頼できる商品の受け渡しやアフ
ターサービスが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】小売店の商品販売システムの概略構成図であ
る。

【図２】小売店の商品販売システムの作用及び情報の
流れを示したブロック図である。

【図３】携帯端末に表示される仮想百貨店の概要画面
図である。

【図４】携帯端末に表示される商品の詳細画面図であ
る。

【図５】携帯端末に表示される商品の内容画面図であ
る。

【符号の説明】

１管理サーバ２データベース２ａ仮想百貨店３小売店携帯端末４商品販売又は取扱い業者１０、１１通信ネット（インターネット）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】小売店の携帯端末と商品取扱い業者とに通
信ネットを介して接続される管理サーバを有しており、上記管理サーバは、顧客のもとに持参した上記携帯端末
からの特定のＩＤを含むアクセスに対して仮想百貨店を
提示し、上記携帯端末からの商品注文を上記商品取扱い業者に送
信すると共に記録し、上記小売店は、上記商品取扱い業者から送付された上記
注文商品を顧客に引き渡すことを特徴とする小売店の商
品販売システム。
【請求項２】請求項１において、前記小売店が酒類の販
売免許及び／又はタバコの販売許可を得ているものであ
ることを特徴とする小売店の商品販売システム。
【請求項３】請求項１または２のいずれかの１におい
て、前記小売店は、前記商品取扱い業者から送付された
前記注文商品を顧客に配達することを特徴とする小売店
の商品販売システム。