JPWO2007086337A1 - 慣性力センサ - Google Patents

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Abstract

慣性力センサは、慣性力を検出するための検出素子を含み、検出素子は第1の直交アームと支持部とを有し、第1の直交アームは、第1アームと第2アームとが実質的に直交方向に連結され、支持部は第1アームを支持する。さらに、第2アームは折曲部を有する。この構成によって、互いに異なる複数の慣性力の検出と、複数の検出軸の慣性力の検出とを実現する、小型の慣性力センサを提供する。

Description

本発明は、航空機、自動車、ロボット、船舶、車両などの移動体の姿勢制御、または、ナビゲーション(navigation)装置などの各種電子機器に用いられる、慣性力を検出するための慣性力センサに関する。
以下、従来の慣性力センサについて説明する。
従来、角速度または加速度などの慣性力を検出するための慣性力センサが使用されている。従来の慣性力センサが使用される場合、角速度を検出するためには専用の角速度センサが用いられ、加速度を検出するためには専用の加速度センサが用いられている。また、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の、複数の検出軸に対応する角速度と加速度とを検出する場合、検出軸の数に応じた、複数の角速度センサと加速度センサとが用いられている。
したがって、各種電子機器において、角速度と加速度とを複合して検出する場合、または、複数の検出軸に対して角速度と加速度とを検出する場合、複数の角速度センサと加速度センサとが電子機器の実装基板にそれぞれ実装される。
たとえば、角速度センサは、音さ形状、または、H形状、T形状などの、各種の形状の検出素子を振動させて、コリオリ力の発生に伴う検出素子の歪を電気的に検知して角速度を検出する。また、たとえば、加速度センサは、錘部を有し、加速度に伴う錘部の動きが、動作前と比較して検知され、加速度を検出する。
このような、従来の角速度センサと加速度センサなどの種々の慣性力センサは、検出対象の慣性力または検出軸に応じて、車両などの移動体の姿勢制御装置またはナビゲーション装置などに用いられている。
なお、従来の慣性力センサは、たとえば、特開2001−208546号公報(特許文献1)、または、特開2001−74767号公報(特許文献2)などに開示されている。
特開2001−208546号公報 特開2001−74767号公報
本発明は、複数の慣性力センサを実装するための大きな実装面積が不要で、角速度または加速度などの互いに異なる複数の慣性力または、複数の検出軸の慣性力を検出することができる、小型の慣性力センサを提供する。
本発明の慣性力センサは、慣性力を検出するための検出素子を含み、検出素子は第1の直交アームと支持部とを有し、第1の直交アームは、第1アームと第2アームとが実質的に直交方向に連結され、支持部は第1アームを支持する。さらに、第2アームは、折曲部を有する。この構成によって、互いに異なる複数の慣性力の検出と、複数の検出軸の慣性力の検出とを実現する、小型の慣性力センサを提供する。
図1Aは本発明の実施の形態1における慣性力センサに用いられる検出素子を示す平面図である。 図1Bは図1Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図である。 図2Aは本発明の実施の形態1における別の態様による検出素子を示す平面図である。 図2Bは本発明の実施の形態1におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図である。 図3は本発明の実施の形態2における慣性力センサの動作状態を示す動作状態図である。 図4Aは本発明の実施の形態3における慣性力センサに用いられる検出素子を示す平面図である。 図4Bは図4Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図である。 図5Aは本発明の実施の形態3における別の態様による検出素子を示す平面図である。 図5Bは本発明の実施の形態3におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図である。 図6Aは本発明の実施の形態4における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図である。 図6Bは図6Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図である。 図7Aは本発明の実施の形態4における別の態様による検出素子を示す平面図である。 図7Bは本発明の実施の形態4におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図である。 図8Aは本発明の実施の形態5における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図である。 図8Bは図8Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図である。 図9は本発明の実施の形態5における別の態様による検出素子を示す平面図である。 図10は本発明の実施の形態5におけるさらに別の態様による検出素子の斜視図である。 図11は本発明の実施の形態6における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図である。 図12は図11に示す検出素子の動作状態を示す動作状態図である。 図13は本発明の実施の形態6における別の態様による検出素子の平面図である。 図14Aは本発明の実施の形態6におけるさらに別の態様による検出素子の平面図である。 図14Bは本発明の実施の形態6におけるさらに別の態様による検出素子の平面図である。
符号の説明
1 検出素子
2 第1アーム
4 第2アーム
4a 折曲部
4b 端部
6 第1の直交アーム
7 第2の直交アーム
8 支持部
9 基部
10 固定用アーム
10b 端部
12 第3アーム
14 第4アーム
18 錘部
20 慣性力センサ
(実施の形態1)
図1Aは本発明の実施の形態1における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図1Bは図1Aに示す検出素子の動作状態図である。
図1Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。支持部8は、基部9の役割も有する。検出素子1が実装基板(図示せず)に実装される際、基部9を用いて、検出素子1が実装基板に固定される。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第1アーム2を挟んで対向する。また、第2アーム4の端部4bには錘部18が形成されている。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向がY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、シリコン基板の上の、駆動振動されるアームには駆動電極が配置され、歪が検知されるアームには検知電極が配置されている。なお、図1Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4とに検知電極(図示せず)が配置されている。
駆動電極と検知電極とは、たとえば、シリコン基板の上に、下部電極と圧電体と上部電極とがそれぞれ積層されて形成される。下部電極は、たとえば、Ptが高周波スパッタによって形成される。また、圧電体は、たとえば、下部電極の上部に高周波スパッタによってPZT圧電体が形成される。さらに、上部電極は、たとえば、圧電体の上部にAu蒸着によって形成される。
下部電極と上部電極とに、検出素子1を構成するシリコンが共振する共振周波数の交流電圧を印加すると、駆動電極が配置されたアームが駆動振動される。また、角速度と加速度とに起因してアームが歪むことによって、歪んだアームに配置される検知電極から、歪に応じた電圧が出力される。検知電極から出力される出力電圧に基づいて、処理回路が角速度と加速度とを検出する。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図1Bに示すように、第2アーム4の端部4bをX軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のY軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力(Force de Coriolis)が第2アーム4のY軸方向に発生するためである。同時に、Y軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。同様に、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、少なくとも第2アーム4のY軸方向とZ軸方向とのいずれか一方に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのX軸方向の駆動振動は、たとえば、図1Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図1Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第1アーム2に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第1アーム2に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第2アーム4に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第2アーム4に加わるためである。したがって、少なくとも、第1アーム2と第2アーム4とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、本発明の検出素子1は、第2アーム4の端部4bが駆動振動されるとともに、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲された形状を有する。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、各方向の角速度と加速度との検出感度が高められる。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。これらの効果は、錘部18によって、積定数(質量×移動速度)が大きくなるため、駆動振動によって発生するコリオリ力が大きくなるからである。
なお、図1Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。錘部18を設けることによって、錘部18の質量の効果が発揮され、加速度と角速度との検出感度が向上する。しかしながら、たとえば、図2Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、検出素子1は、第1アーム2と第2アーム4とが実質的に直交方向に連結されることによって、第1の直交アーム6が形成される。さらに、第2アーム4が折曲部4aで折曲されて、端部4bが第1アーム2を挟んで対向する構成を有する。この構成によって、複数の異なる角速度と加速度とが、簡単な構成の検出素子1によって検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図2Bに示すように、複数の折曲部4aでメアンダー(meander)状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、上記の作用と効果とがより向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による慣性力センサとして、図3に示すような構成であってもよい。実施の形態2による慣性力センサにおいて、実施の形態1による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、検出素子1は、2つの第1アーム2を支持する支持部8が2つの固定用アーム10に連結されている。固定用アーム10の端部10bには、それぞれの基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定される。第2アーム4のそれぞれの端部4bは、互いに固定用アーム10とは遠ざかる側に、折曲部4aで折曲された構成である。なお、図示しないが、第2アーム4の端部4bに錘部18が形成されてもよい。
実施の形態2による慣性力センサ20は、実施の形態1による慣性力センサ20と同様に、検出素子1は、シリコン基板を材料として一体成形される。そして、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。
さらに、実施の形態1と同様に、たとえば、図3に示すように、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動が端部4bのX軸方向に加えられる。端部4bの駆動振動に対応したコリオリ力による歪が検出されることによって、角速度が検出される。
なお、図3に示す検出素子1では、特に、Y軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。固定用アーム10に発生する歪が検知電極を用いて検知されることによって、Y軸方向の加速度の検出が可能である。したがって、実施の形態1と同様に、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態3)
図4Aは本発明の実施の形態3における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図4Bは、図4Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態3による慣性力センサにおいて、実施の形態1または2による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10は、それぞれ、第3アーム12と第4アーム14とを有し、第3アーム12が第4アーム14と実質的に直交方向に連結されて形成されている。すなわち、固定用アーム10は、第3アーム12と第4アーム14とによって構成された第2の直交アーム7を構成する。なお、基部9が形成されている固定用アーム10の端部10bは、第4アーム14の端部でもあり、第2の直交アーム7の端部でもある。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第1アーム2と対向する。なお、第1アーム2と第2アーム4の端部4bとは、外観上、固定用アーム10を間に挟んで対向している。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲されることによって、第2アーム4の端部4bは別の第2アーム4の端部4bとも対向している。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、第3アーム12と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。さらに、第1アーム2と第3アーム12とが互いに実質的に直交方向に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と第4アーム14の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向と第3アーム12の長手方向とがX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図4Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図4Bに示すように、第2アーム4の端部4bをX軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のY軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のY軸方向に発生するためである。同時に、Y軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、第2アーム4のY軸方向とZ軸方向とに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのX軸方向の駆動振動は、たとえば、図4Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図4Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第4アーム14に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12との自重に起因する力が第4アーム14に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第3アーム12に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4との自重に起因する力が第3アーム12に加わるためである。したがって、少なくとも第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、本発明の検出素子1は、第2アーム4の端部4bが駆動振動されるとともに、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲された形状を有する。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、各方向の角速度と加速度との検出感度が高められる。したがって、小型化された検出素子1を用いて、各方向の角速度と加速度とが高感度で検出される。さらに、本発明の検出素子1は、複数の異なる第1の直交アーム6と第2の直交アーム7とを有する。このことによって、実装面積が小さく検出感度の優れた検出素子1が実現される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。なお、錘部18が形成されることによる効果は、実施の形態1と同様である。
なお、図4Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。たとえば、図5Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、複数の異なる角速度と加速度とが感度よく検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図5Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、上記の作用と効果とがより向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態4)
図6Aは本発明の実施の形態4における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図6Bは図6Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態4による慣性力センサにおいて、実施の形態1から3による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第2アーム4と対向する。また、第2アーム4の端部4bには錘部18が形成されている。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、固定用アーム10と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。さらに、第1アーム2と固定用アーム10とが互いに実質的に直交方向に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向がY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図6Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図6Bに示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第1アーム2のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、第1アーム2のX軸方向と第2アーム4のZ軸方向とに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図6Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図6Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第1アーム2に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第1アーム2に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4との自重に起因する力が固定用アーム10に加わるためである。したがって、少なくとも第1アーム2と固定用アーム10とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。したがって、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1は、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲されて、第2アーム4が相互に対向して配置されている。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、第2アーム4の端部4bが駆動振動されることによって、各アームの歪が検知される。すなわち、検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度が向上する。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。なお、錘部18が形成されることによる効果は、実施の形態1と同様である。
なお、図6Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。たとえば、図7Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、複数の異なる角速度と加速度とが感度よく検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図7Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態5)
図8Aは本発明の実施の形態5における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図8Bは図8Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態5による慣性力センサにおいて、実施の形態1から4による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出する検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10は、それぞれ、第3アーム12と第4アーム14とを有し、第3アーム12が第4アーム14と実質的に直交方向に連結されて形成されている。すなわち、固定用アーム10は、第3アーム12と第4アーム14とによって構成された第2の直交アーム7を構成する。なお、基部9が形成されている固定用アーム10の端部10bは、第4アーム14の端部でもあり、第2の直交アーム7の端部でもある。さらに、第3アーム12の少なくとも一部が第1アーム2を兼ねている。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第2アーム4と相互に対向している。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲されることによって、第2アーム4の端部4bは第4アーム14とも対向している。
また、検出素子1は、第3アーム12と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。言い換えると、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と第3アーム12の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向と第4アーム14の長手方向とがX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図8Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図8Bに示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第3アーム12のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのZ軸方向に発生するためである。したがって、第2アーム4のY軸方向と、少なくとも第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームのZ軸方向と、に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図8Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図8Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第3アーム12に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第3アーム12に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第4アーム14に発生する。すなわち、第2アーム4と第3アーム12との自重に起因する力が第4アーム14に加わるためである。したがって、少なくとも第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1は、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲されて、第2アーム4が相互に対向して配置されている。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、第2アーム4の端部4bが駆動振動されることによって、各アームの歪が検知される。すなわち、検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度が向上する。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図9に示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
さらに、第2アーム4の端部4bに、錘部18が形成された場合、加速度の検出感度がより向上する。さらに、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなることによって、角速度の検出感度も向上する。
したがって、図10に示すように、第2アーム4が折曲部4aで折曲され、端部4bが第2アーム4と対向する構成であり、端部4bに錘部18が形成された場合、角速度と加速度との両方の検出感度が向上する。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図12は図11に示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態6による慣性力センサにおいて、実施の形態1から5による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11において、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10の少なくとも一部が第1アーム2を兼ねている。
また、検出素子1は、固定用アーム10と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。言い換えると、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と固定用アーム10の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図11に示す検出素子1において、駆動振動させるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知させるアームは、第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図12に示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が固定用アーム10のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が固定用アーム10と第2アーム4とのZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4と固定用アーム10とのZ軸方向に発生するためである。したがって、固定用アーム10のX軸方向と、少なくとも第2アーム4と固定用アーム10とのいずれか1つのアームのZ軸方向と、に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図12に示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図12に示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が固定用アーム10に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第2アーム4に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第2アーム4に加わるためである。したがって、少なくとも固定用アーム10と第2アーム4とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
さらに、図13に示すように、第2アーム4の端部4bに、錘部18が形成された場合、加速度の検出感度がより向上する。さらに、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなることによって、角速度の検出感度も向上する。
また、図14Aに示すように、第2アーム4が複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4対向する構成であってもよい。さらにまた、図14Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
本発明に係る慣性力センサは、複数の慣性力の検出と、複数の検出軸の慣性力の検出とが可能で、各種電子機器に適用される。
本発明は、航空機、自動車、ロボット、船舶、車両などの移動体の姿勢制御、または、ナビゲーション(navigation)装置などの各種電子機器に用いられる、慣性力を検出するための慣性力センサに関する。
以下、従来の慣性力センサについて説明する。
従来、角速度または加速度などの慣性力を検出するための慣性力センサが使用されている。従来の慣性力センサが使用される場合、角速度を検出するためには専用の角速度センサが用いられ、加速度を検出するためには専用の加速度センサが用いられている。また、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の、複数の検出軸に対応する角速度と加速度とを検出する場合、検出軸の数に応じた、複数の角速度センサと加速度センサとが用いられている。
したがって、各種電子機器において、角速度と加速度とを複合して検出する場合、または、複数の検出軸に対して角速度と加速度とを検出する場合、複数の角速度センサと加速度センサとが電子機器の実装基板にそれぞれ実装される。
たとえば、角速度センサは、音さ形状、または、H形状、T形状などの、各種の形状の検出素子を振動させて、コリオリ力の発生に伴う検出素子の歪を電気的に検知して角速度を検出する。また、たとえば、加速度センサは、錘部を有し、加速度に伴う錘部の動きが、動作前と比較して検知され、加速度を検出する。
このような、従来の角速度センサと加速度センサなどの種々の慣性力センサは、検出対象の慣性力または検出軸に応じて、車両などの移動体の姿勢制御装置またはナビゲーション装置などに用いられている。
なお、従来の慣性力センサは、たとえば、特開2001−208546号公報(特許文献1)、または、特開2001−74767号公報(特許文献2)などに開示されている。
特開2001−208546号公報 特開2001−74767号公報
本発明は、複数の慣性力センサを実装するための大きな実装面積が不要で、角速度または加速度などの互いに異なる複数の慣性力または、複数の検出軸の慣性力を検出することができる、小型の慣性力センサを提供する。
本発明の慣性力センサは、慣性力を検出するための検出素子を含み、検出素子は第1の直交アームと支持部とを有し、第1の直交アームは、第1アームと第2アームとが実質的に直交方向に連結され、支持部は第1アームを支持する。さらに、第2アームは、折曲部を有する。この構成によって、互いに異なる複数の慣性力の検出と、複数の検出軸の慣性力の検出とを実現する、小型の慣性力センサを提供する。
(実施の形態1)
図1Aは本発明の実施の形態1における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図1Bは図1Aに示す検出素子の動作状態図である。
図1Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。支持部8は、基部9の役割も有する。検出素子1が実装基板(図示せず)に実装される際、基部9を用いて、検出素子1が実装基板に固定される。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第1アーム2を挟んで対向する。また、第2アーム4の端部4bには錘部18が形成されている。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向がY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、シリコン基板の上の、駆動振動されるアームには駆動電極が配置され、歪が検知されるアームには検知電極が配置されている。なお、図1Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4とに検知電極(図示せず)が配置されている。
駆動電極と検知電極とは、たとえば、シリコン基板の上に、下部電極と圧電体と上部電極とがそれぞれ積層されて形成される。下部電極は、たとえば、Ptが高周波スパッタによって形成される。また、圧電体は、たとえば、下部電極の上部に高周波スパッタによってPZT圧電体が形成される。さらに、上部電極は、たとえば、圧電体の上部にAu蒸着によって形成される。
下部電極と上部電極とに、検出素子1を構成するシリコンが共振する共振周波数の交流電圧を印加すると、駆動電極が配置されたアームが駆動振動される。また、角速度と加速度とに起因してアームが歪むことによって、歪んだアームに配置される検知電極から、歪に応じた電圧が出力される。検知電極から出力される出力電圧に基づいて、処理回路が角速度と加速度とを検出する。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図1Bに示すように、第2アーム4の端部4bをX軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のY軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力(Force de Coriolis)が第2アーム4のY軸方向に発生するためである。同時に、Y軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。同様に、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、少なくとも第2アーム4のY軸方向とZ軸方向とのいずれか一方に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのX軸方向の駆動振動は、たとえば、図1Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図1Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第1アーム2に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第1アーム2に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第2アーム4に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第2アーム4に加わるためである。したがって、少なくとも、第1アーム2と第2アーム4とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、本発明の検出素子1は、第2アーム4の端部4bが駆動振動されるとともに、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲された形状を有する。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、各方向の角速度と加速度との検出感度が高められる。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。これらの効果は、錘部18によって、積定数(質量×移動速度)が大きくなるため、駆動振動によって発生するコリオリ力が大きくなるからである。
なお、図1Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。錘部18を設けることによって、錘部18の質量の効果が発揮され、加速度と角速度との検出感度が向上する。しかしながら、たとえば、図2Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、検出素子1は、第1アーム2と第2アーム4とが実質的に直交方向に連結されることによって、第1の直交アーム6が形成される。さらに、第2アーム4が折曲部4aで折曲されて、端部4bが第1アーム2を挟んで対向する構成を有する。この構成によって、複数の異なる角速度と加速度とが、簡単な構成の検出素子1によって検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図2Bに示すように、複数の折曲部4aでメアンダー(meander)状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、上記の作用と効果とがより向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による慣性力センサとして、図3に示すような構成であってもよい。実施の形態2による慣性力センサにおいて、実施の形態1による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、検出素子1は、2つの第1アーム2を支持する支持部8が2つの固定用アーム10に連結されている。固定用アーム10の端部10bには、それぞれの基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定される。第2アーム4のそれぞれの端部4bは、互いに固定用アーム10とは遠ざかる側に、折曲部4aで折曲された構成である。なお、図示しないが、第2アーム4の端部4bに錘部18が形成されてもよい。
実施の形態2による慣性力センサ20は、実施の形態1による慣性力センサ20と同様に、検出素子1は、シリコン基板を材料として一体成形される。そして、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。
さらに、実施の形態1と同様に、たとえば、図3に示すように、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動が端部4bのX軸方向に加えられる。端部4bの駆動振動に対応したコリオリ力による歪が検出されることによって、角速度が検出される。
なお、図3に示す検出素子1では、特に、Y軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。固定用アーム10に発生する歪が検知電極を用いて検知されることによって、Y軸方向の加速度の検出が可能である。したがって、実施の形態1と同様に、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態3)
図4Aは本発明の実施の形態3における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図4Bは、図4Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態3による慣性力センサにおいて、実施の形態1または2による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10は、それぞれ、第3アーム12と第4アーム14とを有し、第3アーム12が第4アーム14と実質的に直交方向に連結されて形成されている。すなわち、固定用アーム10は、第3アーム12と第4アーム14とによって構成された第2の直交アーム7を構成する。なお、基部9が形成されている固定用アーム10の端部10bは、第4アーム14の端部でもあり、第2の直交アーム7の端部でもある。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第1アーム2と対向する。なお、第1アーム2と第2アーム4の端部4bとは、外観上、固定用アーム10を間に挟んで対向している。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲されることによって、第2アーム4の端部4bは別の第2アーム4の端部4bとも対向している。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、第3アーム12と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。さらに、第1アーム2と第3アーム12とが互いに実質的に直交方向に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と第4アーム14の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向と第3アーム12の長手方向とがX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図4Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図4Bに示すように、第2アーム4の端部4bをX軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のY軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のY軸方向に発生するためである。同時に、Y軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、第2アーム4のY軸方向とZ軸方向とに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのX軸方向の駆動振動は、たとえば、図4Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図4Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第4アーム14に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12との自重に起因する力が第4アーム14に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第3アーム12に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4との自重に起因する力が第3アーム12に加わるためである。したがって、少なくとも第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、本発明の検出素子1は、第2アーム4の端部4bが駆動振動されるとともに、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲された形状を有する。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、各方向の角速度と加速度との検出感度が高められる。したがって、小型化された検出素子1を用いて、各方向の角速度と加速度とが高感度で検出される。さらに、本発明の検出素子1は、複数の異なる第1の直交アーム6と第2の直交アーム7とを有する。このことによって、実装面積が小さく検出感度の優れた検出素子1が実現される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。なお、錘部18が形成されることによる効果は、実施の形態1と同様である。
なお、図4Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。たとえば、図5Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、複数の異なる角速度と加速度とが感度よく検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図5Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、上記の作用と効果とがより向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態4)
図6Aは本発明の実施の形態4における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図6Bは図6Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態4による慣性力センサにおいて、実施の形態1から3による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第2アーム4と対向する。また、第2アーム4の端部4bには錘部18が形成されている。
また、検出素子1は、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、固定用アーム10と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。さらに、第1アーム2と固定用アーム10とが互いに実質的に直交方向に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向がY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図6Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図6Bに示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第1アーム2のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4のZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のZ軸方向に発生するためである。したがって、第1アーム2のX軸方向と第2アーム4のZ軸方向とに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図6Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図6Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第1アーム2に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第1アーム2に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。すなわち、第1アーム2と第2アーム4との自重に起因する力が固定用アーム10に加わるためである。したがって、少なくとも第1アーム2と固定用アーム10とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。したがって、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1は、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲されて、第2アーム4が相互に対向して配置されている。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、第2アーム4の端部4bが駆動振動されることによって、各アームの歪が検知される。すなわち、検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度が向上する。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
さらに、第2アーム4の端部4bには、錘部18が形成されている。錘部18の質量の効果によって、加速度の検出感度が向上する。同時に、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度も向上する。なお、錘部18が形成されることによる効果は、実施の形態1と同様である。
なお、図6Aに示す検出素子1には、錘部18が形成されている。しかしながら、錘部18は、必ずしも必要ではない。たとえば、図7Aに示すように、錘部18を有さない検出素子1であっても、本発明の作用と効果とは発揮される。すなわち、複数の異なる角速度と加速度とが感度よく検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図7Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態5)
図8Aは本発明の実施の形態5における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図8Bは図8Aに示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態5による慣性力センサにおいて、実施の形態1から4による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8Aにおいて、慣性力センサ20は、慣性力を検出する検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10は、それぞれ、第3アーム12と第4アーム14とを有し、第3アーム12が第4アーム14と実質的に直交方向に連結されて形成されている。すなわち、固定用アーム10は、第3アーム12と第4アーム14とによって構成された第2の直交アーム7を構成する。なお、基部9が形成されている固定用アーム10の端部10bは、第4アーム14の端部でもあり、第2の直交アーム7の端部でもある。さらに、第3アーム12の少なくとも一部が第1アーム2を兼ねている。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲され、第2アーム4のそれぞれの端部4bが第2アーム4と相互に対向している。さらに、それぞれの第2アーム4が折曲部4aで折曲されることによって、第2アーム4の端部4bは第4アーム14とも対向している。
また、検出素子1は、第3アーム12と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。言い換えると、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。なお、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と第3アーム12の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向と第4アーム14の長手方向とがX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図8Aに示す検出素子1において、駆動振動されるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知されるアームは第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図8Bに示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が第3アーム12のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのZ軸方向に発生するためである。したがって、第2アーム4のY軸方向と、少なくとも第2アーム4と第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームのZ軸方向と、に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図8Bに示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図8Bに示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が第3アーム12に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第3アーム12に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第4アーム14に発生する。すなわち、第2アーム4と第3アーム12との自重に起因する力が第4アーム14に加わるためである。したがって、少なくとも第3アーム12と第4アーム14とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
なお、検出素子1は、第2アーム4が折曲部4aにおいて折曲されて、第2アーム4が相互に対向して配置されている。このことによって、実装面積が小さく小型化された検出素子1が実現される。さらに、第2アーム4の端部4bが駆動振動されることによって、各アームの歪が検知される。すなわち、検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動される第2アーム4の端部4bと検出素子1が固定される基部9との距離が実質的に長くなる。このことによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり、角速度の検出感度が向上する。したがって、小型化された検出素子1を用いて、複数の異なる角速度と加速度とが高感度で検出される。
また、第2アーム4は、複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。さらにまた、図9に示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
さらに、第2アーム4の端部4bに、錘部18が形成された場合、加速度の検出感度がより向上する。さらに、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなることによって、角速度の検出感度も向上する。
したがって、図10に示すように、第2アーム4が折曲部4aで折曲され、端部4bが第2アーム4と対向する構成であり、端部4bに錘部18が形成された場合、角速度と加速度との両方の検出感度が向上する。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図であり、図12は図11に示す検出素子の動作状態図である。なお、実施の形態6による慣性力センサにおいて、実施の形態1から5による慣性力センサと同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11において、慣性力センサ20は、慣性力を検出するための検出素子1と処理回路(図示せず)とを有している。検出素子1は、2つの第1の直交アーム6と支持部8と2つの固定用アーム10とを有する。第1の直交アーム6は、それぞれ、第1アーム2と第2アーム4とを有し、第1アーム2が第2アーム4と実質的に直交方向に連結されて形成されている。支持部8は2つの第1アーム2を支持する。固定用アーム10は、一端が支持部8に連結され、他端である端部10bに基部9が形成されている。基部9は、検出素子1が実装される実装基板(図示せず)に固定されている。さらに、固定用アーム10の少なくとも一部が第1アーム2を兼ねている。
また、検出素子1は、固定用アーム10と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。言い換えると、第1アーム2と支持部8とが実質的に同一直線上に配置されている。また、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸に対して、第1アーム2の長手方向と固定用アーム10の長手方向とがY軸方向に配置され、第2アーム4の長手方向がX軸方向に配置されている。
さらに、検出素子1は、実施の形態1と同様に、シリコン基板を材料として一体成形されている。なお、図11に示す検出素子1において、駆動振動させるアームは第2アーム4の端部4bであり、歪が検知させるアームは、第2アーム4と固定用アーム10とである。したがって、端部4bに駆動電極(図示せず)が配置され、第2アーム4と固定用アーム10とに検知電極(図示せず)が配置されている。なお、検知電極は、必ずしも、第1アーム2と第2アーム4と固定用アーム10とのすべてのアームに設けられていなくてもよい。検知電極は、歪を検知するべきアームに設けられていればよい。
上記の構成によって、角速度については、たとえば、図12に示すように、第2アーム4の端部4bをY軸方向に駆動振動すれば、Z軸回りの角速度に起因した歪が固定用アーム10のX軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4のX軸方向に発生するためである。同時に、X軸回りの角速度に起因した歪が固定用アーム10と第2アーム4とのZ軸方向に発生する。すなわち、駆動振動に対応したコリオリ力が第2アーム4と固定用アーム10とのZ軸方向に発生するためである。したがって、固定用アーム10のX軸方向と、少なくとも第2アーム4と固定用アーム10とのいずれか1つのアームのZ軸方向と、に発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる角速度が検出される。なお、端部4bのY軸方向の駆動振動は、たとえば、図12に示す、実線の矢印と点線の矢印とが交互に繰り返される駆動振動である。
また、加速度については、たとえば、同様に、図12に示すように、X軸方向の加速度に起因した歪が固定用アーム10に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が固定用アーム10に加わるためである。同時に、Y軸方向の加速度に起因した歪が第2アーム4に発生する。すなわち、第2アーム4の自重に起因する力が第2アーム4に加わるためである。したがって、少なくとも固定用アーム10と第2アーム4とのいずれか1つのアームに発生する歪が検知されることによって、検出素子1に生ずる加速度が検出される。
以上のことによって、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の慣性力が検出される。また、検出素子1に加わる、互いに異なる複数の検出軸の慣性力が検出される。このようにして、実装面積が低減されて、小型化された検出素子1が実現される。
さらに、図13に示すように、第2アーム4の端部4bに、錘部18が形成された場合、加速度の検出感度がより向上する。さらに、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなることによって、角速度の検出感度も向上する。
また、図14Aに示すように、第2アーム4が複数の折曲部4aで折曲されることによって、端部4bが第2アーム4対向する構成であってもよい。さらにまた、図14Bに示すように、第2アーム4は、複数の折曲部4aでメアンダー状に折曲されて、端部4bが第2アーム4と対向する構成であってもよい。検出素子1が、このように構成されることによって、駆動振動における端部4bの振幅が大きくなり角速度の検出感度が向上する。したがって、実装面積が小さく小型化され、高い検出感度を有する検出素子1が実現される。
なお、検出素子1に加えられる駆動振動の位置は、必ずしも、第2アーム4の端部4bに限らない。第2アーム4のその他の位置、またはその他のアームが駆動振動されてもよい。
本発明に係る慣性力センサは、複数の慣性力の検出と、複数の検出軸の慣性力の検出とが可能で、各種電子機器に適用される。
本発明の実施の形態1における慣性力センサに用いられる検出素子を示す平面図 図1Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態1における別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態1におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態2における慣性力センサの動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態3における慣性力センサに用いられる検出素子を示す平面図 図4Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態3における別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態3におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態4における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図 図6Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態4における別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態4におけるさらに別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態5における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図 図8Aに示す検出素子の動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態5における別の態様による検出素子を示す平面図 本発明の実施の形態5におけるさらに別の態様による検出素子の斜視図 本発明の実施の形態6における慣性力センサに用いられる検出素子の平面図 図11に示す検出素子の動作状態を示す動作状態図 本発明の実施の形態6における別の態様による検出素子の平面図 本発明の実施の形態6におけるさらに別の態様による検出素子の平面図 本発明の実施の形態6におけるさらに別の態様による検出素子の平面図
符号の説明
1 検出素子
2 第1アーム
4 第2アーム
4a 折曲部
4b 端部
6 第1の直交アーム
7 第2の直交アーム
8 支持部
9 基部
10 固定用アーム
10b 端部
12 第3アーム
14 第4アーム
18 錘部
20 慣性力センサ

Claims (34)

  1. 慣性力を検出するための検出素子を備え、
    前記検出素子は、
    第1アームと第2アームとを有し、前記第1アームと前記第2アームとが実質的に直交方向に連結されて形成された2つの第1の直交アームと、
    前記第1アームを支持する支持部と、を有し、
    前記第2アームは、前記第2アームが折曲される折曲部を有する、
    慣性力センサ。
  2. 前記第2アームが前記折曲部で折曲されて、前記第1アームと対向する、
    請求項1に記載の慣性力センサ。
  3. 前記第1アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置された、
    請求項2に記載の慣性力センサ。
  4. 前記第2アームは、前記第1アームと対向する方向に前記第2アームの端部が駆動振動され、
    前記第1アームまたは前記第2アームの歪を検知することによって、角速度を検出する、
    請求項2に記載の慣性力センサ。
  5. 前記第1アームまたは前記第2アームの歪を検知することによって、加速度を検出する、
    請求項2に記載の慣性力センサ。
  6. 前記検出素子は、
    前記第2アームの端部に形成された錘部を、さらに備えた、
    請求項2に記載の慣性力センサ。
  7. 前記第2アームの端部がメアンダー状に折曲された、
    請求項2に記載の慣性力センサ。
  8. 前記検出素子は、
    前記支持部に連結されるとともに、前記検出素子が実装される実装基板に固定される2つの固定用アームをさらに有し、
    前記固定用アームは、
    第3アームと第4アームとを有し、前記第3アームと前記第4アームとが実質的に直交方向に連結されて形成された第2の直交アームであって、
    前記第3アームが前記支持部によって支持され、
    前記固定用アームが前記第4アームによって前記実装基板に固定された、
    請求項1に記載の慣性力センサ。
  9. 前記第2アームが前記折曲部で折曲されて、前記第2アームと対向する、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  10. 前記第1アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置され、
    前記第3アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置され、
    前記第1アームと前記第3アームとが互いに実質的に直交方向に配置された、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  11. 前記第2アームは、前記第1アームと対向する方向に前記第2アームの端部が駆動振動され、
    少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記第3アームと前記第4アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、角速度を検出する、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  12. 少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記第3アームと前記第4アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、加速度を検出する、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  13. 前記検出素子は、
    前記第2アームの端部に形成された錘部を、さらに備えた、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  14. 前記第2アームの端部がメアンダー状に折曲された、
    請求項8に記載の慣性力センサ。
  15. 前記検出素子は、
    前記支持部に連結されるとともに、前記検出素子が実装される実装基板に固定される2つの固定用アームをさらに有し、
    前記第2アームが前記折曲部で折曲されて、前記第2アームと対向する、
    請求項1に記載の慣性力センサ。
  16. 前記第1アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置され、
    前記固定用アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置され、
    前記第1アームと前記固定用アームとが互いに実質的に直交方向に配置された、
    請求項15に記載の慣性力センサ。
  17. 前記第2アームは、前記第2アームと対向する方向に前記第2アームの端部が駆動振動され、
    少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記固定用アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、角速度を検出する、
    請求項15に記載の慣性力センサ。
  18. 少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記固定用アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、加速度を検出する、
    請求項15に記載の慣性力センサ。
  19. 前記検出素子は、
    前記第2アームの端部に形成された錘部を、さらに備えた、
    請求項15に記載の慣性力センサ。
  20. 前記第2アームの端部がメアンダー状に折曲された、
    請求項15に記載の慣性力センサ。
  21. 前記検出素子は、
    前記支持部に連結されるとともに、前記検出素子が実装される実装基板に固定される2つの固定用アームをさらに有し、
    前記固定用アームは、
    第3アームと第4アームとを有し、前記第3アームと前記第4アームとが実質的に直交方向に連結されて形成された第2の直交アームであって、
    前記第3アームの少なくとも一部が前記第1アームを兼ねており、
    前記固定用アームが前記第4アームによって前記実装基板に固定された、
    請求項1に記載の慣性力センサ。
  22. 前記第2アームが前記折曲部で折曲されて、前記第2アームと対向する、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  23. 前記第3アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置された、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  24. 前記第2アームは、前記第2アームと対向する方向に前記第2アームの端部が駆動振動され、
    少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記第3アームと前記第4アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、角速度を検出する、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  25. 少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記第3アームと前記第4アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、加速度を検出する、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  26. 前記検出素子は、
    前記第2アームの端部に形成された錘部を、さらに備えた、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  27. 前記第2アームの端部をメアンダー状に折曲された、
    請求項21記載の慣性力センサ。
  28. 前記検出素子は、
    前記支持部に連結されるとともに、前記検出素子が実装される実装基板に固定される2つの固定用アームをさらに有し、
    前記固定用アームは、
    前記固定用アームの少なくとも一部が前記第1アームを兼ねた、
    請求項1に記載の慣性力センサ。
  29. 前記第2アームが前記折曲部で折曲されて、前記第2アームと対向する、
    請求項28記載の慣性力センサ。
  30. 前記固定用アームと前記支持部とが実質的に同一直線上に配置された、
    請求項28記載の慣性力センサ。
  31. 前記第2アームは、前記第2アームと対向する方向に前記第2アームの端部が駆動振動され、
    少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記固定用アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、角速度を検出する、
    請求項28記載の慣性力センサ。
  32. 少なくとも前記第1アームと前記第2アームと前記固定用アームとのいずれか1つのアームの歪を検知することによって、加速度を検出する、
    請求項28記載の慣性力センサ。
  33. 前記検出素子は、
    前記第2アームの端部に形成された錘部を、さらに備えた、
    請求項28記載の慣性力センサ。
  34. 前記第2アームの端部をメアンダー状に折曲された、
    請求項28記載の慣性力センサ。
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