JP4004129B2 - 運動センサ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は角速度あるいは加速度を検出する機械的な運動センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
十字型の振動体は1個の振動体で2方向の角速度を検出できる長所がある。たとえば特開平8−271256にはその原理的な開示が見られる。このような振動体は4本の各脚に励振あるいは検出の電極を多数有し、それらの引出し線を振動体の振動を妨げないように処理して外部回路と接続する必要があるので、外部回路との接続が混み合い、単純な工程での低コストな接続処理を行う構成に関する問題点があったが、その点に関する提案がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、十字型の振動体を有し、2軸以上の角速度あるいは加速度を検出する運動センサにおいて、振動体上の電極と外部回路側の電極とを総合的に接続処理する合理的な構成および更に性能向上に関する構成を提供することであり、これによって多機能型の運動センサの実用化に寄与することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
下記(1)の特徴を有する運動センサを用いること、または更に下記(2)〜(12)の特徴のうち少なくとも一つを加えた特徴を有する運動センサを用いること。
【0005】
(1)中央基部から一平面に平行に四方に突出する4個のカギ型の負荷質量付きの片持振動脚を前記平面に直交し、また相互に直交する2つの鏡面に関して対称に有する振動体を基礎とし、前記各振動脚を前記平面内で前記各鏡面に対称な屈曲振動を行うよう圧電的に励振する電極と、前記各振動脚の前記平面に垂直な方向の屈曲歪みを圧電的に検出する電極と、前記平面内の屈曲歪みを圧電的に検出する電極とを設けたこと。
【0006】
(2)(1)において、前記電極は前記振動体に重なる十字型の圧電性材料の表面に設けられていること。
(3)(1)において、前記振動体は水晶板から形成されたこと。
(4)(1)において、前記振動体は圧電性磁器から一体的に形成されたこと。
【0007】
(5)(1)または(2)において、前記振動体を板材の曲げあるいは絞り加工によって形成したこと。
(6)(1)において、前記振動体を中央部で交差して固着された2本の棒材によって形成し、交差して固着された前記中央部を基部としたこと。
(7)(1)ないし(6)のいずれかにおいて、前記基部は棒状部材で基台に固着されたこと。
(8)(1)ないし(6)のいずれかにおいて、前記基部はバネ性を有する部材に固着されて基台上に支持されたこと。
(9)(1)ないし(7)のいずれかにおいて、前記各電極の引出線は前記振動体の基部に固着された小基板のバッド群に集められていると共に、前記小基板が複数箇所で基台上に支持されていること。
(10)(1)ないし(9)のいずれかにおいて、リボン状のフレキシブル基板より成るリード板上に配したリードパターンの端部の各々を、前記基部上または基部に固着した小基板上の電極端子の各々と導電接着することによって、前記フレキシブル基板を外部回路への引出線としたこと。
【0008】
(11)(1)ないし(10)のいずれかにおいて、圧電的な励振、3軸方向の屈曲歪みの圧電的検出のうちの少なくとも2つの機能を兼用する電極を備えており、時分割制御機能を付加した励振回路あるいは検出回路によって、前記兼用される機能が交互に発揮されること。
(12)(11)において、圧電的な励振と屈曲歪みの圧電的検出の機能を兼用する電極を備えており、前記電極に対して励振回路は間欠的に動作し、前記電極による角速度の検出動作は前記励振回路が機能していない期間に残存振動を利用して行われること。
【0009】
(18)圧電的な励振、3軸方向の屈曲歪みの圧電的検出のうちの少なくとも2つの機能を兼用する電極を備えており、時分割制御機能を付加した発振あるいは検出回路によって、前記兼用される機能が交互に発揮されること。
(19)前記電極が兼用する少なくとも2つの機能は2軸以上の角速度検出機能と加速度検出機能であること。
(20)前記励振機能は常時動作し、前記電極が兼用する少なくとも2つの機能は屈曲歪みの検出機能であること。
(21)前記励振機能は前記電極が兼用する少なくとも2つの機能の内の1つであること。
(22)前記電極が兼用する機能の少なくとも1つは角加速度検出機能であること。
(23)前記電極が兼用する少なくとも2つの機能の内の1つで使用し、他の1つで使用しない電極があるときは、該使用しない電極を所定の電位に設定する機能を前記発振・検出回路が備えていること。
【発明の実施の形態】
【0010】
図1は本発明の運動センサの第1の実施の形態である2軸の角速度センサーを示し、(a)は要部斜視図、(b)は振動体の変形例の概略図、(c)は中心部の断面図、(d)は脚部の断面図、(e)はその変形例における脚部の断面図である。
【0011】
(a)において3は十字型振動体であり、恒弾性金属材料より成っている。ABCDの4脚を有し、中心部は圧入された棒状の支持体9によって(c)に示す基台10上に支持される。各脚は十字面に垂直な基本振動モードを励振されている。隣り合う脚は逆位相で振動するので、ある瞬間の脚先端の速度vは図示のようである。この基本振動によって、いずれかの脚の長手方向に沿った軸、即ちL軸あるいはM軸のいずれかに平行な回転軸の回りに振動体全体が角速度ωL またはωM で回転すると、各脚には回転軸およびvの両者に垂直な図示方向にvおよびωに比例したコリオリ力FCLあるいはFCMを生じる。回転軸がL軸にもM軸にも平行でない場合には、各軸方向の角速度の成分に比例したコリオリ力が各脚に生じる。
【0012】
4、5は圧電素子で、振動の励振および角速度(コリオリ力)の検出を行う。斜視図(a)には十字振動体3の上面に接着された素子4のみが見える。圧電素子5は参照電圧発生用の素子で裏面に接着されており、断面図(c)、(d)に表れている。各圧電素子は振動歪みの大きい脚の根元付近に接着される方が能率的に動作する。各圧電素子は断面図(d)に示すように板厚方向に分極されており、その部分の伸縮歪みに応じて電圧を発生する。隣り合う脚の圧電素子5の分極方向は、検出される信号の位相を考慮して互いに逆とされる。
【0013】
振動体側に設けた電極膜dは金属振動体の表面に接地されていて共通の基準電位となる。圧電素子4の外側に分割して設けた電極膜a、bは検出・駆動兼用に用いられ、圧電素子5の外側に設けた電極膜cは振動体の振動を検出し、その信号を励振回路32(図2に表示)に帰還し、励振(駆動)信号を得るためのフィードバック電極である。各脚の電極を個別に特定するにはAa 、Ab ……Da 、Db 等の記号を用いることにする。
【0014】
支持体9の上端には、十字型振動体3の脚部との接触を避けるスペーサ63によって隔離された小基板6が固定され、更にその上には検出・駆動回路を集積したIC7が搭載(ダイボンデイング)されている。IC7の周縁部の各端子と小基板上の多数のボンディングパッド61とはボンデイングワイヤ8にて接続される。またボンディングパッド61と上面側の各圧電素子4の電極膜a、bもそれぞれワイヤボンデイングにより接続される。また下面側の各圧電素子5の電極膜cとはリード線82にて接続される。IC7と外部回路との接続は、小基板6の配線パターン62、スルーホール部の側面金属膜64、それにハンダ付けされた外部リード線83を経由して行われる。
【0015】
(b)に示した3個の各平面図は、十字型振動体3の中心の基部における各脚の異なる分岐部形状を示すものである。左端はRを付けた場合、の二つは分岐部に突起を設けて脚の振動歪の分離性を高めた場合である。また脚部の(e)断面図は、本実施の形態における圧電素子の接着部位の変形例を示すもので、圧電素子4を圧電素子43と44に分割し、脚の側面に接着した。この他に種々の変形等があり得ることはもちろんである。
【0016】
図2は上述の第1の実施の形態に使用される駆動検出回路のブロック図で、31は検出回路、32は励振回路であり、それぞれ角速度検出動作、十字型振動体の基本振動の励振動作をする。まず励振動作について述べる。圧電素子5の各電極AC 〜DC はまとめて結線され、振動歪による電圧は、インピーダンス変換器20を経てAGC回路26に入力され、ゲイン調整され、さらに移相回路27で適宜な位相に調整され、増幅器28で増幅された励振電圧信号となり、抵抗Rを通じて圧電素子4の各電極Aa ……Db に供給され、十字振動体3の基本振動を維持する。
【0017】
次に角速度検出動作について述べる。Aa 〜Db の各電極の検出電圧は、コリオリ力による振動歪みに比例する振動成分を含んでいる。各検出電圧は、インピーダンス変換器20を経、差動増幅回路増幅回路21、加算回路22を経由して同期検波回路23にて、基本振動の歪みの位相と90°異なる基本振動の速度の位相を持つコリオリ力による振動の歪みに比例する電圧成分が分離される。同期検波回路の同期信号には、励振回路で作られた信号が用いられる。検波出力は、ローパスフィルタ24にて不要成分を除かれ、DCアンプ25にて増幅され、A、C脚からはFCLに比例しB、D脚からはFCMに比例する2つの角速度検出出力が得られる。
【0018】
図3は本発明の第2の実施の形態である3軸の加速度センサを示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。本例においては励振を行わずに、各脚に作用するL軸、M軸、N軸方向の加速度による撓みを、直接各脚上の圧電素子4の電極1、2によって検出する。個別電極をA1 、A2 、B1 ……C1 ……D2 等と記す。L軸方向の加速度はB、D脚の、M軸方向の加速度はA、C脚の横撓みを、N軸方向の加速度は全脚の上下方向の屈曲撓みを惹起する。横撓みは各圧電素子の電極1、2に誘起される電圧の差で、上下撓みは和で検出できる。
【0019】
3軸加速度センサは十字型にせずとも、例えば脚A、Bの2脚のみを用いたV字型振動体によっても原理的には検出可能であるが、十字型振動体を用いた方が重心(中心)に関する力のモーメントのバランスに優れ、検出出力が安定する。また関連する電極は配線パターン62によりあらかじめ接続されたため電極からの引出線は4本にまとめられ、支柱を兼ねた外部リード線83により、基台側に設けた検出回路(図示せず)に結線される。
【0020】
なお本例では小基板6が太めで剛性のある外部リード線83により絶縁体の基台10上に支持され、十字型振動体3は短い支持体9によって小基板に吊られた形になっているが、これは他の支持形態を例示するもので原理的に必須の構造ではなく(しかし異なる材質を組合わせた支持構造であるため緩衝作用や外乱吸収効果が高い)、第1の実施の形態と同じく振動体の中心部を直接支持するようにしてもよい。
【0021】
図4は本発明の第2の実施の形態である3軸加速度センサに使用する検出回路のブロック図である。A1 〜D2 の各電極は、加速度の方向に対する電圧極性が等しいグループ毎にあらかじめ結線されて回路に接続される。各結線はインピーダンス変換器20を経、差動増幅回路21あるいは加算回路22により3グループに分かれて演算され、それらの出力はローパスフィルタ24、DCアンプ25を通って、L、M、N方向の加速度検出出力αL 、αM 、αN となる。
【0022】
図5(a)は本発明の第3の実施の形態である2軸の角速度センサの平面図である。基本的には図1に示した第1の実施の形態の角速度センサと同じ構造であるが、本例では検出される角速度軸を第1の実施の形態の場合と45°傾けたものである。このようにする利点は、基台10をできるだけ小面積とし容器を極力小容積としたい場合、図示のように十字振動体3の各脚を正方形の基台の辺に平行に配置するよりも、基台の対角線に沿って配置するとよい。一方検出軸は基台の辺に平行であると使用に便利である。この2つの要請を本実施の形態は満足させることができる。
【0023】
図6(a)は本発明の第3の実施の形態に適用される検出回路の一例の一部である。脚の方向と45°をなすいずれか1つの軸の回りの回転角速度により生じるコリオリ力は、図示FCL、FCMのようにどの脚をも撓ませる成分を持つので、各脚のすべての検出用の圧電素子A1 、A2 ………D1 、D2 に検出出力を発生させる。2軸の検出成分を分離する構成について図に従って述べる。
【0024】
まず4対の電極から得られる信号を左端の4個の差動増幅回路21に通して各脚の歪みに比例した信号とし、その4出力を2組に分けて再度中央列の2個の差動増幅回路21で差をとり、それらの出力を加算回路22で加えることで角速度ΩL の原出力 (ΩL)が、右端の差動増幅回路21で差をとることで角速度ΩM の原出力 (ΩM)が得られる。なお入力のインピーダンス変換器と後段の同期検波回路以降、および励振回路全体については第1の実施の形態における図2の回路と共通にできるので、それらの図示を省略した。
【0025】
図5(b)は本発明の第4の実施の形態である3軸の加速度センサの平面図であり、加速度を検出するL軸、M軸を脚の長手方向に対して45°傾けたもので、その目的は本発明の第4の実施の形態の目的と同様、十字型振動体の対角線配置によるセンサ容積の小型化と検出軸方向の利便性を両立させることにある。十字振動体3は加速度の検出感度を上げるため、脚先端部を膨大させて負荷質量としている。振動体に関するその他の基本的な構造は図3に示した本発明の第2の実施の形態と類似している。各圧電素子はあらかじめ相互に結線されることなく、それぞれ検出回路に入力される。
【0026】
図6(b)は本発明の第4の実施の形態である3軸の加速度センサに使用されるL軸、M軸方向の加速度に関する検出回路の1例の一部を示すブロック図である。インピーダンス変換器や回路の後段、あるいはN軸方向の検出回路については図示を省略している。各電極からの引出し線は各脚毎に左端の差動増幅回路21に入力して、各脚の歪みに比例した出力となされ、中央列の差動増幅回路21にて相補的な脚毎の出力にまとめられ、右端の加算回路22あるいは差動増幅回路21によって各検出軸方向の加速度の原出力 (αL)と (αM)とに分離されるのは図6(a)の検出回路と同様である。なおN軸方向の加速度検出回路は第2実施例に用いた回路(図4の部分回路)と共通であるので図示を省略する。
【0027】
次に本発明の第5の実施の形態について図面を用いずに説明する。本例は、一個のセンサ振動体を用いて2種類の測定を行うものである。それが可能な根拠は、まず図5(a)、(b)に示した2軸角速度センサと3軸加速度センサとには用いる十字型振動体の構造に基本的な相違はない。(前者には励振用の圧電素子と励振回路が付加されているが。)また角速度と加速度の検出回路にも図6(a)、(b)に見るように共通な部分がありうる。従って、一個の振動体を用い、検出回路を角速度用と加速度用との2組(一部共通化してもよい)用意し、更に各電極を選択された両回路のいずれかと一斉に接続する切替回路を設ける。加速度測定が選択された場合には励振回路は停止させればよい。この構成により、センサの万能性と小型化をますます高めることができる。このことは、L、M軸を脚方向と一致させたセンサについてももちろん同様である。
【0028】
図7(a)は本発明の第6の実施の形態における十字型振動体の下面斜視図、(b)は本発明の第7の実施の形態における十字型振動体の斜視図である。(a)は十字型振動体3を金属板の抜き絞り加工で成形作成した例で、脚の周囲3面に滑らかな表面が得られるし、生産上も能率的である。
【0029】
(b)は2本の棒材を中心部で交差させて溶接し、十字型振動体とした例である。振動脚が同一平面内にないが、基本振動方向が十字面に垂直であれば段差によるモーメントの発生はコリオリ力に基づく振動による慣性力だけで、これは小さいから力学的バランス上の問題はほとんど従来例と変わらない。棒材であるため、寸法精度および表面粗さと、材料取りの無駄がない点で優れている。
【0030】
図8(a)は本発明の第8の実施の形態における圧電素子の平面図である。図において40は集合圧電素子で、すべての検出用と励振用の圧電素子と電極を1体にまとめた圧電素子である。これは十字型をしており、金属の十字型振動体(例えば図1の3の如き)の中心部と同形であり、各脚A、B、C、Dで両者が重なるように接着される。中央の穴に支持体9を通して位置決めを完全にしてもよい。本実施の形態は圧電素子接着の位置決め精度と工数を著しく改善する。
【0031】
集合圧電素子40は薄板状で、板厚方向に分極されている。裏側(接着面側)には基準電位を与える共通電極膜が全面に設けられている(図示せず)。上面には検出用電極a、bおよび励振用電極膜cを金属の真空蒸着、スパッタリング、あるいは焼付けにより設け、それらの電極端子41を中央部に集めた。中央部にICを実装することも可能で、本発明の第1の実施の形態(図1)における小基板6の役割も兼ねることができる。
【0032】
図8(b)はその変形例の中央部の部分拡大平面図で、電極端子41を集合圧電素子40の中央部に対角線に沿って配列した。42は共通電極端子で、スルーホールで下面の共通電極に接続する。また(c)は本例に使用するリード板84である。本例はIC搭載には適さないが、フレキシブル基板材料より成るリード板84上に配したリードパターンの端部の各々を電極端子41、42と導電接着することによって外部回路と容易に接続することができる。
【0033】
図9(a)は本発明の第9の実施の形態である、圧電材料で一体成形された十字型振動体の要部斜視図である。十字型振動体3は一体の圧電性セラミック材料より成り、矢印方向に分極される。A脚上のa、bは検出用電極膜、cは励振用電極膜、dは共通電極膜である。他の脚についても同様である。これらの電極の引出し線は改めて図示しないが、振動体の表面に沿う金属リードパターンで十字平面の一方の面に集めることは容易である。
【0034】
図9(b)は本発明の第10の実施の形態である、水晶材料で一体成形された十字型振動体の平面図である。十字型振動体3は水晶から図示のような結晶軸との関係で切り出される。カット方位は水晶自身の圧電性による各脚の励振がほぼ同条件で可能であるように選ばれる。例えば十字面はX軸に垂直であり、各脚の方向はY軸と45±25°位とされる。電極膜(図示せず)は一般の水晶振動子と同様、表面に金属の真空蒸着にて形成され(例えば第9の実施の形態と同様な電極配置とする)、好ましくは真空容器内に納められる。優れた材質による、また圧電素子の接着等が不要であることによる高度の安定性と、量産による性能のよい再現性が期待できる効果がある。
【0035】
図10は本発明の第11の実施の形態を示し、十字型振動体を弾性的に支持するための基台構造の1例の平面図である。基台10はバネ性を持つ薄板であって、中心に棒状の支持体9の下端を固着し、その周囲に4個の円弧状の抜き穴を有し、いわゆるジンバルバネ構造をなす。このバネを更に剛性の高い基台に固着してもよい。本例は十字型振動体に作用する機械的な外乱力を緩衝することを目的としている。なお、緩衝バネ作用を有する支持体の形状は本例に限定されず、種々のものが考えられる。
【0036】
図11は本発明の第12の実施の形態の平面図である。本例では3軸の角速度を検出するため、カギ付きの十字型をした脚を持つ。基本振動のモードも上に説明した実施の態様とは異なっており、図示vの如く十字平面に平行な脚の開閉運動である。L、M軸に関する角速度ωL 、ωM により発生する基本振動によるコリオリ力は図示のFcL、FcMのようであり、対応する脚を十字平面に垂直方向に撓ませる。一方N軸まわりの角速度ωN によるコリオリ力FcNは各脚のカギ部分を十字面内で曲げるように作用する。各脚に設けた圧電素子(素子自体は図示せず)の電極a〜eのうち、a、bは基本振動の励振・駆動用、cはコリオリ力FcL、FcM、従って角速度ωL 、ωM の検出用、d、eはFcN即ちωN の検出用である。なお脚の十字部分が直交していない理由は、カギ部を含めた各脚の重心の位置がほぼL軸およびM軸上に来るようにしたためである。
【0037】
図12は本発明の第12の実施の形態の3軸角速度センサに使用する励振・検出回路のブロック図である。検出回路31の内部は原理的に上に述べた他の実施の形態に用いた検出回路と同じであり、適当な電極出力の差あるいは和をとり、検波・整形・増幅して角速度検出出力ΩL 、ΩM 、ΩN を得るのであり、改めて詳細を説明するまでもないと思われる。励振回路については、A脚のa,b電極からの誘起電圧を参照電圧とし、これをB、C、D各脚にポジティブフィードバックして各脚を十字面内で屈曲させる構成になっている。励振される各脚のa、b電極には位相反転回路29で逆位相の電圧を与える。
【0038】
図13(a)は本発明の第13の実施の形態の3軸角速度センサの一部平面図の略図であり、(b)は同実施の形態に使用する励振・検出回路のブロック図である。本実施の形態においては、励振回路32には各脚のa、b電極が結線され、本発明の第12の実施の形態の場合と全く同様で常時駆動される。検出用電極はb、d各2個のみで第12の実施の形態よりも少数である。このため電極の面積を増やし、あるいは歪みに対する検出電圧のより高い脚の根元により近い位置を割り当てることができる。また端子処理も小面積でできる利点がある。電極の数を減らし得る理由は,同じ電極を脚の十字面内撓みの検出と面外撓みの検出とに時分割的に切替えて使用するからである。切替え頻度を十分上げ得れば、連続検出と実質的に同等の使用目的を達成することができる。
【0039】
検出の時分割切替え作用は、切替回路群30によって行われる。その各要素は電極Ac 〜Dd 個々からのイ端子への入力を、ロあるいはハの出力端子へ一斉に切替えられ、検出回路31にそれぞれ入力する。切替えのタイミング信号は、励振回路32の内部から取り出した励振周波数信号を分周回路34で適宜な周波数に分周して得た周期の長い信号を基に、切替制御回路35で作成する。ロ端子からの出力群は加算回路22群以下で処理され、L、M軸の角速度検出出力であるΩL あるいはΩM となる。ハ端子からの出力群は差動増幅回路21群以下で処理されN軸の角速度検出出力であるΩN となる。加算回路22群、差動増幅回路21群は交互に動作・非動作となるが、各回路群の制御信号も切替制御回路35が作成する。
【0040】
図14(a)は本発明の第14の実施の形態の3軸角速度センサの一部平面図の略図であり、(b)は同実施の形態に使用する励振・検出回路のブロック図である。本例においては電極の時分割使用を更に徹底させ、励振も検出も同じ電極で交互に行わせるようにして電極数をもっと減らし、各脚につき僅かに2個づつとして、前述の第13の実施の形態における電極数減少の利点(電極の面積増、好位置、端子処理容易化)を極限まで追求した。そして更に、検出動作中は励振が停止するので、励振駆動信号が浮遊容量などから検出電極に漏洩して混入するおそれがなくなり、検出ノイズも原理的に減少する。
【0041】
回路図において、励振回路32は電極Aa 、Ab から得られる参照電圧(断続励振のため変動するが、周波数は高度に一定に保たれる)を増幅し、電極Ba 〜Db を駆動すべく出力しているが、この正帰還経路に切替回路群30が挿入されている。切替回路群30は電極Ba 〜Db の接続を検出回路31側と励振回路32側とに交互に一斉に切替える。励振回路32側に切替わった期間は残存振動により振幅が成長し速やかに飽和状態に達する。(検出間隔が延びる不便を厭わなければ、大きく減衰してしまってから励振を再開してもよい。)
【0042】
ある時期に各電極接続は検出回路31側に一斉に切替えられ、検出動作がなされる。振動体のQ値が十分高ければその間の基本振動の振幅の減衰は遅いので、1回の検出動作が済むまでは検出に必要な大きさの振幅を持続していることができる。振幅減衰率は安定しているので、角速度検出出力はDCアンプの増幅率等で容易に補正できる。検出回路31の細部は図示しないが、内部にも更に切替回路群があって、検出期間中更にΩL 、ΩM の測定と、ΩN の測定とが第13の実施の形態の検出動作のように時分割で行われる。検出期間後は再び切替回路群30が動作して励振状態となる。以上すべてのの動作切替信号は切替制御回路35が作成する。切替え時間間隔は励振回路32の励振周波数出力を分周する分周回路34の分周比で決定される。
【0043】
次に本発明の第15の実施の形態につき、図面を用いずに説明する。十字型振動体を用いると、角加速度の検出が可能である。例えば脚AC方向の回転軸L軸に関して回転角加速度が生じると、脚B、Cには十字面に垂直にかつ互いに面の反対側に屈曲撓みが惹起される。この撓みを脚B、Cの十字面に貼った1枚電極の圧電素子の差電圧で検出すればよい。もし各脚電極が第14の実施の形態のa、bのように脚の左右に分かれているときは、まずa、bの電圧の和をとり、次に反対脚における同様な和電圧との差を作ればよい。
【0044】
また十字面に垂直なN軸のまわりの回転の角加速度が作用すると、各脚は十字面内で同方向(軸対称)に屈曲するので、各脚の左右に分割された電極の差電圧を各脚について加算し角加速度を検出することができる。この機能は1つのセンサの専門の機能として持たせてもよいが、上の実施の形態のように、時分割検出機能回路を応用して多機能センサの1機能として備えさせてもよく、これは電極構造や回路の構成要素に先に述べた実施の形態におけると共通のものを用いて容易に実施可能である。
【0045】
以上本発明の多数の実施の形態について述べたが、もとより本発明の趣旨はこれらのみに限定されるものではない。例えば各実施例の特徴あるいは近似の技術を組み合わせて本発明を実施することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明においては、カギ付き十字型振動体を用いて、3軸の角速度が測定できる運動センサを実現することができた。また個々の実施の形態に示したように特徴的構成を与えることにより、運動センサの性能あるいは実用性を更に向上させ得た。
【0047】
(1)振動体側にICを搭載することを可能にし、更に外部への接続数が少なくコンパクトなセンサを実現できた。(第1の実施の形態)
(2)付加した小基板で支持を行い、緩衝効果を得た。(第2の実施の形態)
(3)検出回路構成により傾斜軸に関する角速度検出出力を得るようにし、利便性を向上させた。(第3の実施の形態)
(4)検出回路構成により傾斜軸に関する加速度検出出力を得るようにし、利便性を向上させた。(第4の実施の形態)
【0048】
(5)検出回路構成により1個のセンサで角速度と加速度を切替え測定することができた。(第5の実施の形態)
(6)金属板材より成る量産上好適な振動体を提供した。(第6の実施の形態)
(7)金属棒材より成る高精度の振動体を提供した。(第7の実施の形態)
(8)圧電素子を集合化し構造を合理化した。(第8の実施の形態)
(9)振動体を圧電材料で構成し合理化した。(第9の実施の形態)
(10)振動体を水晶で構成し高精度化した。(第10の実施の形態)
(11)振動体を板バネで支持し緩衝した。(第11の実施の形態)
【0049】
(12)カギ付き十字振動体により3軸角速度センサを実現した。(第12の実施の形態)
(13)時分割の検出動作をさせることにより電極数を減少した。(第13の実施の形態)
(14)時分割の励振と検出の動作をさせることにより電極数を更に減少した。(第14の実施の形態)
(15)時分割の検出動作をさせることにより、角加速度をも検出可能にした。(第15の実施の形態)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である2軸の角速度センサを示し、(a)は要部斜視図、(b)は振動体の変形例の概略図、(c)は中心部の断面図、(d)は脚部の断面図、(e)はその変形例の脚部の断面図である。
【図2】第1の実施の形態に使用される駆動・検出回路のブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である3軸の加速度センサを示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に使用する検出回路のブロック図である。
【図5】(a)は本発明の第3の実施の形態である2軸の角速度センサの平面図、(b)は本発明の第4の実施の形態である3軸の加速度センサの平面図である。
【図6】(a)は本発明の第3の実施の形態に適用される検出回路の一部のブロック図、(b)は本発明の第4の実施の形態に適用される検出回路の一部のブロック図である。
【図7】(a)は本発明の第6の実施の形態における十字型振動体の下面斜視図、(b)は本発明の第7の実施の形態における十字型振動体の斜視図である。
【図8】(a)は本発明の第8の実施の形態における圧電素子の平面図、(b)はその変形例の中央部の部分拡大平面図、(c)はその変形例に用いるリード板の平面図である。
【図9】(a)は本発明の第9の実施の形態である、圧電材料で一体成形された十字型振動体の要部斜視図、(b)は本発明の第10の実施の形態である、水晶材料で一体成形された十字型振動体の平面図である。
【図10】本発明の第11の実施の形態における基台構造の1例の平面図である。
【図11】本発明の第12の実施の形態の平面図である。
【図12】本発明の第12の実施の形態の3軸角速度センサに使用する励振・検出回路のブロック図である。
【図13】(a)は本発明の第13の実施の形態の3軸角速度センサの一部平面図の略図であり、(b)は同実施の形態に使用する励振・検出回路のブロック図である。
【図14】(a)は本発明の第14の実施の形態の3軸角速度センサの一部平面図の略図であり、(b)は同実施の形態に使用する励振・検出回路のブロック図である。
【符号の説明】
3 十字型振動体
4 圧電素子
5 圧電素子
6 小基板
7 ICチップ
8 ボンディングワイヤ
9 支持体
10 基台
20 インピーダンス変換器
21 差動増幅回路
22 加算回路
23 同期検波回路
24 ローパスフィルタ
25 DCアンプ
26 AGC回路
27 移相回路
28 増幅器
29 位相反転回路
31 検出回路
32 励振回路
40 集合圧電素子
41 電極端子
42 共通電極端子
43 圧電素子
44 圧電素子
61 ボンディングパッド
62 配線パターン
63 スペーサ
64 側面金属膜
82 リード線
83 外部リード線
A 脚
B 脚
C 脚
D 脚
FcL コリオリ力
FcM コリオリ力
FcN コリオリ力
R 抵抗器
v 速度
αL 加速度
αM 加速度
αN 加速度
ωL 角速度
ωM 角速度
ωN 角速度
ΩL 角速度検出出力
ΩM 角速度検出出力
ΩN 角速度検出出力

Claims (12)

  1. 中央基部から一平面に平行に四方に突出する4個のカギ型の負荷質量付きの片持振動脚を前記平面に直交し、また相互に直交する2つの鏡面に関して対称に有する振動体を基礎とし、前記各振動脚を前記平面内で前記各鏡面に対称な屈曲振動を行うよう圧電的に励振する電極と、前記各振動脚の前記平面に垂直な方向の屈曲歪みを圧電的に検出する電極と、前記平面内の屈曲歪みを圧電的に検出する電極とを設けたことを特徴とする運動センサ。
  2. 前記電極は前記振動体に重なる十字型の圧電性材料の表面に設けられていることを特徴とする請求項1の運動センサ。
  3. 前記振動体は水晶板から形成されたことを特徴とする請求項1の運動センサ。
  4. 前記振動体は圧電性磁器から一体的に形成されたことを特徴とする請求項1の運動センサ。
  5. 前記振動体を板材の曲げあるいは絞り加工によって形成したことを特徴とする請求項1または2の運動センサ。
  6. 前記振動体を中央部で交差して固着された2本の棒材によって形成し、交差して固着された前記中央部を基部としたことを特徴とする請求項1の運動センサ。
  7. 前記基部は棒状部材で基台に固着されたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかの運動センサ。
  8. 前記基部はバネ性を有する部材に固着されて基台上に支持されたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかの運動センサ。
  9. 前記各電極の引出線は前記振動体の基部に固着された小基板のバッド群に集められていると共に、前記小基板が複数箇所で基台上に支持されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかの運動センサ。
  10. リボン状のフレキシブル基板より成るリード板上に配したリードパターンの端部の各々を、前記基部上または基部に固着した小基板上の電極端子の各々と導電接着することによって、前記フレキシブル基板を外部回路への引出線としたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかの運動センサ。
  11. 圧電的な励振、3軸方向の屈曲歪みの圧電的検出のうちの少なくとも2つの機能を兼用する電極を備えており、時分割制御機能を付加した励振回路あるいは検出回路によって、前記兼用される機能が交互に発揮されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかの運動センサ。
  12. 圧電的な励振と屈曲歪みの圧電的検出の機能を兼用する電極を備えており、前記電極に対して励振回路は間欠的に動作し、前記電極による角速度の検出動作は、前記励振回路が機能していない期間に残存振動を利用して行われることを特徴とする請求項11の運動センサ。
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