JPH115791A - 抗高コレステロール血性テトラゾール化合物およびそれらの中間体 - Google Patents

抗高コレステロール血性テトラゾール化合物およびそれらの中間体

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JPH115791A
JPH115791A JP10118511A JP11851198A JPH115791A JP H115791 A JPH115791 A JP H115791A JP 10118511 A JP10118511 A JP 10118511A JP 11851198 A JP11851198 A JP 11851198A JP H115791 A JPH115791 A JP H115791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリ−ル補
酵素A(HMG−CoA)還元酵素の阻害剤の製造に有
用である中間体及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 抗高コレステロール血剤の製造に有用で
ある、下記の式で表されるシス形態の化合物: 【化1】 (式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
ン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシまたはトリフル
オロメチルであり;R2 、R3 、R5 およびR6 はそれ
ぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキルまたはC
1-4 アルコキシであり;R9 およびR10はそれぞれC
1-4 アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれ
らが結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチ
ル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12
は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野及び発明が解決しようとする課
題】本発明は、酵素3−ヒドロキシ−3−メチルグルタ
リール補酵素A(HMG−CoA)還元酵素の阻害剤の製
造に有用であり、従って高コレステロール血症、高リポ
タンパク血症およびアテローム性動脈硬化症の処置に有
用である中間体および式、
【0002】
【化5】
【0003】(式中、R9 、R10およびR12は後記のと
おりである)の、実質的にシス形態の化合物の製造方法
を提供する。本発明はまたHMG−CoA還元酵素の阻害
剤を製造する簡単かつ便宜なキラル法およびそれらの一
定のキラル中間体を提供する。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明は抗高コレステロー
ル血剤の製造に有用であり、
【0005】
【化6】
【0006】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4
アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれらが
結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シ
クロヘキシルまたはシクロヘプチルであり、R12は水
素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)を、実
質的にシス形態で有する中間体を提供する。本発明はま
た式IIIaおよびIIIbの化合物を製造する中間体および方
法、並びに式、
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に
水素、ハロゲン、C1-4 アルキル、C1-4 アルコキシま
たはトリフルオロメチルであり;R2 、R3 、R5 およ
びR6 はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキ
ルまたはC1-4 アルコキシであり;Rは水素、加水分解
性エステル基または非毒性の薬学的に許容される塩を形
成するカチオンである)の抗高コレステロール血剤を製
造する中間体および方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の態様】ここにおよび特許請求の範囲中に
用いた「C1-4 アルキル」、「C1-6 アルキル」および
「C1-4 アルコキシ」という語は(他の説明がないかぎ
り)非枝分れまたは枝分れ鎖アルキルまたはアルコキシ
基例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、t−ブチル、アミル、ヘキシルなど
を意味する。好ましくはこれらの基は1〜4個の炭素原
子を含み、最も好ましくはそれらは1または2個の炭素
原子を含む。個々の場合に特記しなければ、ここにおよ
び特許請求の範囲中に用いた「ハロゲン」という語は塩
素、フッ素、臭素およびヨウ素を包含するものとする
が、一方、ここにおよび特許請求の範囲に用いた「ハロ
ゲン化物」という語は塩化物、臭化物およびヨウ化物ア
ニオンを包含するものとする。ここにおよび特許請求の
範囲中に用いた「非毒性の薬学的に許容される塩を形成
するカチオン」という語は非毒性のアルカリ金属塩例え
ばナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウ
ム、アンモニウム塩、並びに非毒性のアミン例えばトリ
アルキルアミン、ジベンジルアミン、ピリジン、N−メ
チルモルホリン、N−メチルピペリジンおよびカルボン
酸の塩の形成に使用された他のアミンとの塩を包含する
ものとする。特記しなければ、ここにおよび特許請求の
範囲中に用いた「加水分解性エステル基」という語は、
生理学的に許容でき、生理的条件下に加水分解できるエ
ステル基例えばC1-6 アルキル、フェニルメチルおよび
ピバロイルオキシメチルを包含するものとする。
【0010】式I、II、XIおよびXII の化合物におい
て、ここにおよび特許請求の範囲中に用いた構造式中に
示したように、二重結合はトランス配置、すなわち
(E)、にあるものとする。一方、式IV、V、VI、VII
、VIIIおよびIXの化合物において、ここにおよび特許
請求の範囲中に示したように、二重結合の配置はトラン
ス、シスまたはそれらの混合物、すなわち、n=0のと
き(E)、(Z)、およびn=1のとき(E)(E)、
(Z)(Z)、(E)(Z)および(Z)(E)、であ
るものとする。
【0011】本発明の化合物は2つの不斉炭素原子を有
するので、本発明には、ここにおよび特許請求の範囲に
記載された式IおよびIIの化合物の製造に用いる中間体
の鏡像体およびジアステレオマー形態が包含される。2
つの不斉の中心を含む式IおよびIIの化合物はRR、R
S、SRおよびSS鏡像体として示される4つの可能な
立体異性体を有することができる。特定的には、3およ
び5位中にヒドロキシ基をもつ2つの不斉炭素原子を有
する式Iの化合物は、(3R,5S)、(3S,5
R)、(3R,5R)および(3S,5S)立体異性体
として示される4つの可能な立体異性体を有することが
できる。ここにおよび特許請求の範囲中に用いた「エリ
トロ」という語は(3R,5S)および(3S,5R)
鏡像体の混合物を包含するものとし、「トレオ」という
語は(3R,5R)および(3S,5S)鏡像体の混合
物を包含するものとする。単一呼称例えば(3R,5
S)の使用は実質的に1つの立体異性体を包含するもの
とする。式IIのラクトン化合物はまた4および6位に2
つの不斉炭素原子を有し、生ずる4つの立体異性体は
(4R,6S)、(4S,6R)、(4R,6R)およ
び(4S,6S)立体異性体として示すことができる。
ここにおよび特許請求の範囲中に用いた「トランス」ラ
クトンという語は(4R,6S)および(4S,6R)
鏡像体の混合物を包含するものとし、一方、「シス」ラ
クトンという語は(4R,6R)および(4S,6S)
鏡像体の混合物を包含するものとする。単一呼称例えば
(4R,6S)の使用は実質的に1つの鏡像体ラクトン
を包含するものとする。式IIIa、IIIbの置換1,3−ジ
オキサン化合物およびここにおよび特許請求の範囲に記
載される他の類似化合物もまた次に示すように4および
6位、
【0012】
【化8】
【0013】に2つの不斉炭素原子を含み、生ずる4つ
の立体異性体は(4R,6S)、(4S,6R)、(4
R,6R)および(4S,6S)立体異性体として示す
ことができる。ここにおよび特許請求の範囲中に用いた
「トランス」−1,3−ジオキサンは(4R,6R)お
よび(4S,6S)鏡像体の混合物を包含するものと
し、一方、「シス」−1,3−ジオキサンは(4R,6
S)および(4R,6R)鏡像体の混合物を包含するも
のとする。式IIのラクトン化合物の最も好ましい鏡像体
は偶然、本発明の1,3−ジオキサン中間体の最も好ま
しい鏡像体と同様の(4R,6S)立体異性呼称を有す
るので、混乱を避けるために「トランス」または「シ
ス」の追加呼称を包含させる。
【0014】式IIIaおよびIIIbの化合物において、R9
およびR10はそれぞれC1-4 アルキルであるか、あるい
はR9 およびR10はそれらが結合している炭素原子と一
緒にしてシクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロ
ヘプチルである。好ましくはR9 およびR10はそれぞれ
メチルであるか、またはR9 およびR10はそれらが結合
している炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルである。
12が水素、メチルまたは金属カチオン殊にリチウムで
あることが好ましい。式IIIaの化合物のシス異性体が好
ましく、式IIIbの化合物のシス−(4R,6S)異性体
が最も好ましい。式IおよびIIの抗高コレステロール血
性化合物は種々の操作により、好ましくは式、
【0015】
【化9】
【0016】(式中、R9 、R10およびR12は前記のと
おりである)の、実質的にシス形態の中間体の使用によ
り製造することができる。従って、本発明は式IIIaおよ
びIIIbの中間体の製法を提供し、また式IおよびIIの化
合物を製造する改良法を提供する。式IIIaおよびIIIbの
化合物は、反応図式1に示されるように、式IVのアルデ
ヒドとアセト酢酸のエステルとを反応させ、次いでケト
ンまたはケタールを式VIの化合物と反応させ、次に生じ
たVII の1,3−ジオキサンを加水分解し、場合により
式VIIIの酸を分割することにより製造することができ
る。
【0017】
【化10】
【0018】反応図式1中、R7 およびR8 はそれぞれ
独立に水素、C1-6 アルキルあるいは、1または2個の
1-4 アルキル、ハロゲン、C1-4 アルコキシまたはト
リフルオロメチルにより適宜置換されていることができ
るフェニルであり;R11は加水分解エステル基であり、
nは零または1であり、R9 およびR10は前記のとおり
である。式Vのケトエステルはアセト酢酸のエステルと
式IVのアルデヒドとを当業者によく知られた操作によ
り、不活性有機溶媒例えばテトラヒドロフラン中で約0
〜約−78℃の温度において塩基、例えば水素化リチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドおよびn−ブチルリ
チウム、の存在下に反応させることにより製造すること
ができる。
【0019】n=0およびn=1である式IVの出発物質
は公知であり、または公知方法により容易に製造するこ
とができる。n=1である式IVの出発物質はまた、n=
0である式IVの化合物をウイッティヒ(Wittig) 試薬例
えばトリフェニルホスホラニリデンアセトアルデヒドと
の反応およびこの分野ではよく知られた他の方法により
製造することができる。式IVの出発物質中の二重結合
(n=0)または二重結合鎖(n=1)の相対配置がト
ランス、シスまたはそれらの混合物であることができる
ことは当業者により理解されるであろう。各幾何異性体
(E)または(Z)の相対量は商業的入手性または製造
に用いる反応条件により決定される。ここに記載する特
定実施例には主にトランス(E)異性体を含む混合物が
使用された。小部分のもう一方の異性体が反応図式1中
に示される一連の反応を通じてたとえ存在するとして
も、二重結合がオゾン分解反応中に酸化され、それによ
り除去されるので、異性体の相対量が臨界的でないこと
は当業者に明らかであろう。
【0020】式Vのケトエステルは、よく知られた還元
剤によるケトン基の還元により式VIのジヒドロキシエス
テルに還元することができる。好ましくは還元は、式VI
のジヒドロキシエステルの好ましいエリトロ異性体の生
成を最大にするために2段階立体特異的還元により立体
特異的に行なわれる。立体特異的還元は三置換アルキル
ボラン好ましくはトリエチルボランまたはトリ−n−ブ
チルボラン、あるいはアルコキシジアルキルボラン好ま
しくはメトキシジエチルボランまたはエトキシジエチル
ボラン〔テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lette
rs)、28、155(1987)〕で、約−70℃〜約
室温の温度で行なわれる。生成される錯体を次いで水素
化ホウ素ナトリウムで、約−50〜約−78℃の温度で
不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジエチル
エーテルおよび1,2−ジメトキシエタン、好ましくは
テトラヒドロフラン中で還元する。次いで還元を、水性
過酸化水素および緩衝剤を添加しまたはその添加なく、
メタノールの添加により終らせる。式VIの化合物の若干
は既知物質であり、米国特許第4,248,889 号(1981
年2月3日発行)および米国特許第4,650,890 号(19
87年3月17日発行)中に記載されている。
【0021】式VII の化合物は式VIの化合物から、ケト
ン、例えば2−プロパノン、3−ペンタノン、シクロペ
ンタノンおよびシクロヘキサノン、を適当な不活性有機
溶媒、例えばトルエン、ベンゼンまたはキシレン、中で
約20℃ないし用いた溶媒の還流温度で少量の有機酸、
鉱酸または樹脂酸、例えばp−トルエンスルホン酸およ
びスルホン酸、の存在下に反応させ、場合により形成さ
れる水を乾燥剤、例えばNa2SO4、MgSO4 およびモレキュ
ラーシーブ、で、あるいはデイーン・スターク(Dean-S
tark) トラップまたは類似の装置による共沸的除去によ
り除去することにより製造することができる。式VIの化
合物とケトンとの反応はまた溶媒を用いないで行なうこ
とができる。あるいは、式VII の化合物の前記反応はケ
タール例えば2,2−ジメトキシプロパン、1,1−ジ
メトキシシクロヘキサンなどで行なうことができる。
【0022】R12が加水分性エステル基、好ましくはC
1-4 アルキル、である式IIIaの化合物は式VII の相当す
る化合物から、オレフィン基を常法を用いてアルデヒド
基に酸化することにより製造することができる。あるい
は、式VII の化合物を初めに塩基加水分解により式VIII
の化合物に加水分解し、次いでそれを酸化するとR12
水素である式IIIaの化合物が得られる。特定の便宜な酸
化法は式VII またはVIIIの化合物と不活性有機溶媒、例
えばメタノール、酢酸エチルおよび塩化メチレン、中の
オゾンとの約−50〜約−78℃の温度における反応で
ある。オゾンとの反応が反応混合物の色により立証され
て終わると、中間体オゾニドを温和な還元剤、例えばジ
メチルスルフィドおよびトリフェニルホスフィン、の添
加により分解すると式IIIaの所望のアルデヒドが得られ
る。
【0023】式IIIbの好ましいシス−(4R,6S)ア
ルデヒドは式VIIIの相当するラセミ酸から普通の分割法
例えば適当な塩形成基の導入後の分別結晶により製造す
ることができる。光学活性塩形成剤、例えば(1S,2
R)エフェドリンおよびα−メチルベンジルアミン、で
形成される生じたジアステレオ異性体塩の混合物を分離
し、分離された分割塩を式IIIbの化合物に転化する。好
ましくは、塩形成剤(1S,2R)−エフェドリンであ
り、分離法は分別結晶による。分割は不活性有機溶媒
中、好ましくは分割されたが塩が溶液から結晶化するこ
とができる炭化水素−アルコール溶媒の混合物例えばヘ
キサン−メタノール混合物中で行なうことができる。望
むならば、式IIIbの酸をR12が金属カチオンである塩
に、またはR 12がC1-4 アルキルである加水分解性エス
テル基に転化することができる。
【0024】式IおよびIIの好ましい抗高コレステロー
ル血性化合物は式IIIaまたはIIIb化合物から、ここに記
載され、ライトほか(John J. Wright and Sing-Yuen S
itによる1987年2月25日に提出された米国特許第
018,542 号および(同日に)提出された相当する一部継
続米国特許出願第151,513 号(CT−1888A)、並
びにライトほか(John J. Wright, Sing-Yuen Sit, Nee
lakantan Balasubramanian and Peter j. Brown)による
1987年2月25日に提出された米国特許出願第018,
558 号および1988年2月18日の同日に提出された
相当する一部継続米国特許出願第151,512 号(CT−1
890A)中に記載された一般操作により製造すること
ができる。式IIIaのアルデヒドの使用は反応図式2中に
示され、式IIIbのキラルアルデヒドの使用は反応図式3
中に示される。
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】反応図式2および3中のR1 、R2
3 、R4 、R5 、R6 、R9 、R10およびR12は前記
のとおりであり、Zは、
【0028】
【化13】
【0029】(式中、R13はC1-4 アルキルであり、R
14は非置換あるいは、1または2個のC1-4 アルキルま
たはクロロ置換基により置換されたフェニルであり、X
はブロモ、クロロまたはヨードである。)である。式X
のホスホニウム塩および式Xのホスホナートはここに記
載され、我々の中の1人および同僚シン−エン・シット
ほか(Sing-Yuen Sit, Neelakantan Balasubramanian a
nd Peter J. Brown)による1987年2月25日に提出
された米国特許出願第018,558 号および1988年2月
18日に提出された(同日に)一部継続米国特許出願第
151,512 号(CT−1890A)中に記載されている。
式Xの化合物と、それぞれR12がC1-4 アルキルである
式XIまたはXII の化合物を生ずる式IIIaまたは式IIIbの
化合物との反応は不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロ
フランおよびN,N−ジメチルホルムアミド、中で強塩
基例えばn−ブチルリチウムの存在下に約−50〜約−
78℃の温度で行なうことができる。式Xの化合物の反
応をR12が水素である式IIIaまたはIIIbの化合物で行な
うとき、2当量の強塩基例えばn−ブチルリチウムの使
用が好ましい。あるいは、式IIIaまたはIIIbの化合物の
塩を調製し、次いでそれを式Xの化合物および強塩基で
処理することができる。添加、塩の形成およびイリド製
造の方法は当業者によく知られている。式XIまたはXII
のテトラゾール化合物はよく知られた操作例えば温和な
酸、例えば不活性有機溶媒例えばテトラヒドロフラン中
の0.2N−HCl および0.5N−HCl 、により容易に保護
基を除去して式Iaのエリトロ化合物または式Ibの
(3S,5S)化合物を生成させることができ、次いで
それを当業者によく知られた常法で式IIのトランス化合
物または式IIの(4R,6S)化合物に転化させること
ができる。本発明の好ましい態様において、式IIIaの化
合物は構造
【0030】
【化14】
【0031】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-2
アルキルであるか、またはR9 およびR10はそれらが結
合している炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルであ
り;R12は水素、C1-2 アルキルまたは金属カチオンで
ある)を、実質的にシス−形態で有する。本発明の一層
好ましい態様において、式IIIbの化合物は構造、
【0032】
【化15】
【0033】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-2
アルキルであるか、またはR9 およびR10はそれらが結
合している炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルであ
り;R12は水素、C1-2 アルキルまたは金属カチオンで
ある)を、実質的にシス−(4R,6S)形態で有す
る。本発明の他の好ましい態様において、式VIIIの化合
物は構造、
【0034】
【化16】
【0035】(式中、R7 およびR8 はそれぞれ独立に
水素、C1-6 アルキルまたはフェニルであり;R9 およ
びR10はそれぞれC1-2 アルキルであるか、またはR9
およびR10はそれらが結合している炭素原子と一緒にし
てシクロヘキシルであり;nは零または1である)を、
実質的にシス形態で有する。本発明の他の一層好ましい
態様において、式IXの化合物は構造、
【0036】
【化17】
【0037】(式中、R7 およびR8 はそれぞれ独立に
水素、C1-6 アルキルまたはフェニルであり;R9 およ
びR10はそれぞれC1-2 アルキルであるか、またはR9
およびR10はそれらが結合している炭素原子と一緒にし
てシクロヘキシルであり;nは零または1である)を、
実質的にシス−(4R,6S)形態で有する。他の態様
において、本発明は式、
【0038】
【化18】
【0039】(式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に
水素、ハロゲン、C1-4 アルキル、C 1-4アルコキシま
たはトリフルオロメチルであり、R2 、R3 、R5 およ
びR6はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキ
ルまたはC1-4 アルコキシであり; R9 およびR10
それぞれアルキルであるか、あるいはR9 およびR10
それらが結合している炭素原子と一緒にしてシクロペン
チル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであり、R
12は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)
の、実質的にシス形態の新規中間体を提供する。好まし
い態様において、本発明は、R1 、R2 、R3 、R4
5 およびR6がそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロ
ロ、メチルまたはメトキシであり;R9およびR10はそ
れぞれC1-2 アルキルであるか、またはR9 およびR10
が、それらが結合している炭素原子と一緒にしてシクロ
ヘキシルであり、R12が水素、C 1-4 アルキルまたは金
属カチオンである実質的にシス形態の式XIの中間体を提
供する。他の好ましい態様において、本発明は式、
【0040】
【化19】
【0041】(式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に
水素、ハロゲン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシま
たはトリフルオロメチルであり;R2 、R3 、R5 およ
びR6はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキ
ルまたはC1-4 アルコキシであり;R9 およびR10はそ
れぞれC1-4 アルキルであるか、あるいはR9 およびR
10はそれらが結合している炭素原子と一緒にしてシクロ
ペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであ
り;R12は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンで
ある)の、実質的にシス−(4R,6S)形態の新規中
間体を提供する。他の一層好ましい態様において、本発
明は、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 がそれ
ぞれ独立に水素、フルオロ、クロロ、メチルまたはメト
キシであり;R9 およびR10がそれぞれC1-2 アルキル
であるか、またはR9 およびR10が、それらが結合して
いる炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルであり、R12
が水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである実質
的にシス−(4R,6S)形態の式XII の中間体を提供
する。なお他の観点において、本発明は式、
【0042】
【化20】
【0043】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4
アルキルであるか、またはR9 およびR10はそれらが結
合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シク
ロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12は水素、
1-4 アルキルまたは金属カチオンである)の、実質的
にシス−形態のアルデヒドを製造する方法であって、 (a) 式、
【0044】
【化21】
【0045】(式中、R7 およびR8 はそれぞれ独立に
水素、C1-6 アルキルあるいは、1または2個のC1-4
アルキル、ハロゲン、C1-4 アルコキシまたはトリフル
オロメチルにより適宜置換されていることができるフェ
ニルであり;R11は加水分解性エステル基であり;nは
零または1である)の、実質的にエリトロ形態のジヒド
ロキシ化合物を、少量の酸の存在下に、少くとも1当量
の式、
【0046】
【化22】
【0047】(式中、R9 およびR10は前記のとおりで
ある)の化合物と反応させて式、
【0048】
【化23】
【0049】(式中、R7 、R8 、R9 、R10、R11
よびnは前記のとおりである)の化合物を製造する段
階; (b) 場合により式VII のエステルを加水分解して式VII
I、
【0050】
【化24】
【0051】(式中、R7 、R8 、R9 およびR10は前
記のとおりである)の化合物を製造する段階;および (c) 式VII の化合物または式VIIIの化合物を酸化して
式、
【0052】
【化25】
【0053】(式中、R8 、R9 、R10およびR12は前
記のとおりである)の、実質的にシス形態の化合物を製
造する段階、を含む方法を提供する。好ましい態様にお
いて、本発明は、式、
【0054】
【化26】
【0055】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4
アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれらが
結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シ
クロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12は水
素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)の、実
質的にシス−(4R,6S)形態のアルデヒドを製造す
る方法であって、 (a) 式、
【0056】
【化27】
【0057】(式中、R7 およびR8 はそれぞれ独立に
水素、C1-6 アルキルあるいは、1または2個のC1-4
アルキル、ハロゲン、C1-4 アルコキシまたはトリフル
オロメチルにより適宜置換されていることができるフェ
ニルであり;R11は加水分解性エステル基であり;nは
零または1である)の、実質的にエリトロ形態のジヒド
ロキシ化合物を、少量の酸の存在下に、少くとも1当量
の式、
【0058】
【化28】
【0059】(式中、R9 およびR10は前記のとおりで
ある)の化合物と反応させて式、
【0060】
【化29】
【0061】(式中、R7 、R8 、R9 、R10、R11
よびnは前記のとおりである)の化合物を製造する段
階; (b) 式VII のエステルを加水分解して式、
【0062】
【化30】
【0063】(式中、R7 、R8 、R9 およびnは前記
のとおりである)の化合物を製造する段階; (c) 式VIIIの酸を分割して式、
【0064】
【化31】
【0065】(式中、R7 、R8 、R9 、R10およびn
は前記のとおりである)の、実質的にシス−(4R,6
S)形態の化合物を製造する段階;および (d) 式IXの酸を酸化し、場合によりそのエステルを調製
して式、
【0066】
【化32】
【0067】(式中、R9 、R10およびR12は前記のと
おりである)の、実質的にシス−(4R,6S)形態の
化合物を製造する段階、を含む方法を提供する。なお、
他の観点において、本発明は式、
【0068】
【化33】
【0069】(式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に
水素、ハロゲン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシま
たはトリフルオロメチルであり;R2 、R3 、R5 およ
びR6はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキ
ルまたはC1-4 アルコキシである)の、実質的にトラン
ス形態の化合物を製造する方法であって、 (a) 式、
【0070】
【化34】
【0071】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
よびR6 は前記のとおりであり、Zは、
【0072】
【化35】
【0073】(式中、R13はC1-4 アルキルであり;R
14は非置換あるいは、1または2個のC1-4 アルキルま
たはクロロ置換基により置換されたフェニルであり;X
はブロモ、クロロまたはヨードである)である〕の化合
物を式、
【0074】
【化36】
【0075】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4
アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれらが
結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シ
クロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12は水
素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)の、実
質的にシス形態の化合物と反応させて式、
【0076】
【化37】
【0077】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R9 、R10およびR12は前記のとおりである)
の、実質的にシス形態の化合物を製造する段階; (b) 式XIの化合物を酸と反応させて式、
【0078】
【化38】
【0079】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 およびR12は前記のとおりである)の化合物を製造
する段階;および (c) R12が水素である式Iaの化合物を環化して式、
【0080】
【化39】
【0081】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
よびR6 は前記のとおりである)の、実質的にトランス
形態の化合物を製造する段階、を含む方法を提供する。
好ましい態様において、本発明は式、
【0082】
【化40】
【0083】(式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に
水素、ハロゲン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシま
たはトリフルオロメチルであり;R2 、R3 、R5 およ
びR6はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキ
ルまたはC1-4 アルコキシである)の、実質的にトラン
ス−(4R,6S)形態の化合物を製造する方法であっ
て、 (a) 式、
【0084】
【化41】
【0085】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
よびR6 は前記のとおりであり、Zは、
【0086】
【化42】
【0087】(式中、R13はC1-4 アルキルであり;R
14は非置換あるいは、1または2個のC1-4 アルキルま
たはクロロ置換基により置換されたフェニルであり;X
はブロモ、クロロまたはヨードである)である〕の化合
物を式、
【0088】
【化43】
【0089】(式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4
アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれらが
結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シ
クロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12は水
素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)の、実
質的にシス−(4R,6S)形態の化合物と反応させ
て、式、
【0090】
【化44】
【0091】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R9 およびR12は前記のとおりである)の、実質
的にシス−(4R,6S)形態の化合物を製造する段
階; (b) 式XII の化合物を酸と反応させて、式、
【0092】
【化45】
【0093】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 およびR12は前記のとおりである)の化合物を製造
する段階;および (c) R12が水素である式Ibの化合物を環化して式、
【0094】
【化46】
【0095】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
およびR6 は前記のとおりである)の実質的にトランス
−(4R,6S)形態の化合物を製造する段階、を含む
方法を提供する。
【0096】ラットにおける生体内急性コレステロール
生合成阻害 おすウイスター(Wistar) ラット(160〜200g、
毎ケージに2匹収容)を正常食〔プリナ(Purina) ラッ
ト食および水、適宜〕で少くとも7日間逆照明スケジュ
ール(7:00a.m.〜5:00p.m.暗黒)で維持した。
食事は投薬の15時間前に除去した。化合物は8:00a.
m.に胃内挿管により試験化合物のナトリウム塩、ラクト
ンまたはエステルの水またはプロピレングリコール溶液
0.5〜1.0mlを用いて投与した。対照は等容積のビヒク
ルを受取った。試験化合物を受取った30分後にラット
に〔1−14C〕酢酸ナトリウム(1〜3mCi/ミリモル)
約120μCi毎kg体重を含む0.9% NaCl 0.9 ml を腹腔
内に注射した。60分の取込み期間後、ラットを屠殺
し、肝臓および血液試料を得た。ヘパリン−EDTA添
加血液の遠心分離により得た血漿の一部(1.0ml) およ
び肝臓ホモジネートの一部(0.05gの肝臓湿潤重量に
等しい)を放射性標識3−ヒドロキシステロールの測定
のためにとった。肝臓試料に対するステロールの分離は
テクニークス・イン・リピドロジー(Techniques in Li
pidology) 〔ケイテス(M. Kates) 編〕、pp349:3
60〜363、ノース・ホランド・パブリシング社(No
rth Holland Publ. Co., Amsterdam) 、1972中のケ
イテス(Kates)の方法に従い、一方血漿試料は直接けん
化し、次いでジギトニン沈殿性ステロールを分離した。
14C標識ステロールは液体シンチレーション計数により
定量した(効率補正した)。肝臓中および血漿コレステ
ロール中へ取込まれた14C平均阻止率を処置動物の群に
対して計算し、同時に行なった対照に対する平均値と比
較した。
【0097】従って、上記試験は経口投与でラット中の
生体内コレステロールの新規生合成を抑制する試験物質
の能力に関する情報を与える。例えば上記試験を用いて
実施例13の化合物は類似の操作を用いたメビノリン
(mevinolin)〔ロバスタチン(lovastatin) 〕に対して
得られた値〔アルバーツ(Alberts)ほか、プロシーデイ
ングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンス(Proc.Natl.Acad. Sci.)、77、3957〜
3961(1980)〕に匹敵できる血漿および肝臓コ
レステロールに対する50%阻止量(ED50) を生じ
た。
【0098】
【実施例】以下の実施例中、温度はすべて摂氏度で示さ
れる。融点はトーマス・フーバー(Thomas-Hoover)毛管
融点測定装置で記録し、未補正である。プロトン磁気共
鳴( 1H NMR)スペクトルはブルカー(Bruker) A
M300、ブルカーWM360またはバリアン(Varia
n) T−60CW分光計で記録した。スペクトルはすべ
て特記しなければCDCl3、DMSO−d6 またはD2
O中で測定し、化学シフトは内部標準テトラメチルシラ
ン(TMS)から低磁場の方向にδ単位で報告され、プ
ロトン間結合定数はヘルツ(Hz) で報告されている。分
裂パターンは次のように示される:s、一重線;d、二
重線;t、三重線;q、四重線;m、多重線;br、ブロ
ードピーク;dd、二重線の二重線;およびdq、四重
線の二重線、炭素−13核磁気共鳴(13C NMR)ス
ペクトルはブルカーAM300またはブルカーWM36
0分光計で記録し、広幅パンドプロトンデカッフプリン
グした。スペクトルはすべて特記しなければCDC
3 、DMSO−d6 またはD 2 O中で、内部ジュウテ
リウムロックで測定し、化学シフトはテトラメチルシラ
ンから低磁場の方向にδ単位で報告されている。赤外
(IR)スペクトルは、ポリスチレンフィルムの160
1cm-1吸収に対して校正したニコレット(Nicolet)MX
−1 FT分光計で4000cm-1から400cm-1まで測
定し、逆センチメートル(cm-1)で報告される。相対強
度は次のように示される:s(強)、m(中)およびw
(弱)。旋光〔α〕D 25はパーキン・エルマー(Perkin
-Elmer)241旋光計で、CHCl3 中、示した濃度で
測定した。分析用薄層クロマトグラフィー(TLC)は
プレコートシリカゲルプレート(60F=254)で行
ない、UV光、ヨウ素蒸気および(または)次の試薬: (a) メタノール性またはエタノール性リンモリブデン酸
(2%)および加熱; (b) 試薬(a) ;次に5M−H2SO4 中の2%硫酸コバルト
および加熱、の1つによる色付けを用いて可視化した。
カラムクロマトグラフィーは、またフラッシュクロマト
グラフィーとして示され、ガラスカラム中に微粒シリカ
ゲル(32〜63μm シリカゲル−H上)および示した
溶媒で大気圧より多少高い圧力を用いて行なった。オゾ
ン分解反応はウェルズバック(Welsbach)オゾン発生器
T−23型を用いて行なった。溶媒の蒸発はすべて減圧
下に行なった。ここに用いたヘキサン類という語はアメ
リカ化学会により規定された異性体C6 炭化水素の混合
物であり、「不活性」雰囲気という語は特記しなければ
アルゴンまたは窒素雰囲気である。
【0099】[実施例1] シス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニ
ル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸メチルエステル 3,5−ジヒドロ−7−フェニル−6−ヘピトエン酸メ
チル(98%ジアステレオマー純度)(2.37g、9.4
8ミリモル)を2,2−ジメトキシプロパン(20ml)
および触媒量のp−トルエンスルホン酸とともに16時
間かくはんした。溶液をジエチルエーテルおよび希炭酸
水素ナトリウム水溶液との間に分配させた。有機層を乾
燥(H2SO4)し、減圧下に濃縮すると黄色固体が得られ
た。イソプロピルエーテルから再結晶した後、表題の化
合物1.70g(62%)が色白固体として得られた;融
点=84〜86.5℃。あるいは、固体炭酸ナトリウム0.
2gを2,2−ジメトキシプロパン溶液に加え、溶液を
激しくかくはんする。固体をひだ付き濾紙を通して濾過
する。過剰の2,2−ジメトキシプロパンを減圧下に除
去すると黄色固体が得られ、それをイソプロピルエーテ
ルから再結晶する。1 H NMR (CDCl3) δ:7.37-7.19(5H,m), 6.59(1H, d, J=
15.9Hz), 6.14(1H, dd,J=15.9, 6.4Hz), 4.57-4.35(1H,
m), 4.42-4.35(1H,m), 3.68(3H, s), 2.58(1H,d, J=1
5.6, 6.9Hz), 2.14(1H, dd, J=15.6, 6.3Hz), 1.74-1.6
1(1H, m), 1.52(3H, s), 1.43(3H, s), 1.45-1.35(1H,
m)。
【0100】[実施例2] シス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニ
ル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸 2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニル)−
1,3−ジオキサン−4−酢酸メチルエステル(8.5
g、29.3ミリモル)の1N−NaOH(32ml)およ
びメタノール(64ml)中の溶液を45分間加熱還流し
た。減圧下に蒸発した後、水溶液をジエチルエーテルで
1回洗浄し、1N−HCl(33ml)で酸性にした。沈
殿を捕集し、酢酸エチル/イソプロピルエーテルから再
結晶すると表題の化合物7.2g(90%)が無色固体と
して得られた;融点=153〜155℃。1 H NMR(CDCl3)δ:7.37-7.20(5H, m), 6.60(1H, d, J=1
6.0Hz), 6.14(1H, dd,J=16.0, 6.4Hz), 4.59-4.54(1H,
m), 4.43-4.35(1H, m), 2.62(1H, dd, J=16.0,7.2Hz),
2.51(1H, dd, J=16.0, 5.3Hz), 1.77-1.72(1H, m), 1.5
4(3H, s), 1.46(3H, s), 1.50-1.36(1H, m)。
【0101】[実施例3] シス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニ
ル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸の分割 ラセミシス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエ
テニル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸(0.31g、
1.1ミリモル)(実施例2で製造)を(1S,2R)−
エフェドリン(0.2g、1.1ミリモル)を含有するヘキ
サン/エタノールの沸騰溶液に溶解した。生じた溶液を
非常に徐々に室温にすると無色キラル塩0.21g(41.
4%)が得られた(ジアステレオマーとして純粋な結晶
を種晶として分割の際使用するのがよい):融点=17
0〜171℃。キラル酸が酸処理により遊離され(実施
例4に記載されるように)、その鏡像体純度はL−フェ
ニルトリフルオロメチルカルビノールをキラル溶媒とし
て用い 1H NMRにより100%であると測定され
た。〔α〕D 25=+5.45°(c=1、CHCl3)。
【0102】[実施例4] シス−(4R,6S)−2,2−ジメチル−6−ホルミ
ル−1,3−ジオキサン−4−酢酸 シス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニ
ル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸と(1S,2R)
−エフェドリンとの分割塩(6.6g、14.9ミリモル)
(実施例3で製造)を0.5N−HCl(30ml)とジエ
チルエーテルとの間に分配された。エーテル層をブライ
ンで洗浄し、乾燥(MgSO4/Na2SO4) し、減圧下に濃縮す
ると遊離酸4.1g(99.6%)が得られた。この酸を乾
燥塩化メチレン(100ml)に溶解し、オゾンをこの溶
液に−78℃で、濃青呈色が存在するまで通した。過剰
のオゾンを窒素でパージすることにより除去し、形成さ
れたオゾニドをCH3SCH3(5ml)の添加により分解し、溶
液を室温に温ため、16時間放置した。溶液を減圧下に
濃縮し、残留物をイソアミルエーテル(約100ml)に
溶解した。オゾン分解中に形成されたベンズアルデヒド
をイソアミルエーテルとともに減圧下共沸する表題の化
合物が得られた。1 H NMR (CDCl3) δ:9.57(1H, s), 4.40-4.30(2H, m),
2.60(1H, DD, J=16.0,7.0Hz), 2.49(1H, dd, J=16Z0,
6.0Hz), 1.88-1.83(1H, m), 1.49(3H, s), 1.46(3, s),
1.42-1.31(1H, m)。
【0103】[実施例5] 〔3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−2−プロペ
ン−1−イル〕ホスホン酸ジメチル 3,3−ビス−(4−フルオロフェニル)−1−ブロモ
−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)
−2−プロパン(1.17g、3.0ミリモル)および亜リ
ン酸トリメチル(0.41g、3.3ミリモル)のスラリー
を100℃で5分間加熱した。室温に冷却した後、過剰
の亜リン酸トリメチルを減圧で除去すると淡黄色固体が
得られた。この固体を酢酸エチル/ヘキサン混合物から
再結晶すると表題の化合物が純白色固体として得られ
た;融点=140〜141℃。 IR(LBr) νmax : 1604, 1511cm-11 H NMR(CDCl3)δ: 7.7-6.8(8H, m), 3.6(3H, s), 3.5
(3H, s), 3.42(3H, s),3.2(2H, d);
【0104】[実施例6] シス−(4R,6S)−6−〔4,4−ビス(4−フル
オロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)−1,3−ブタジエニル〕−2,2−ジ
メチル−1,3−ジオキサン−4−酢酸 実施例4で製造された粗キラル酸を乾燥THF(50m
l)に溶解し、生じた溶液を窒素でパージし、機械的か
くはん機を備えた250mlの三口フラスコに移した。溶
液を激しくかくはんし、−78℃に冷却した後、n−Bu
Li(ヘキサン中2.5M、5.96ml)を滴加した。添加の
終りに向って溶液は白色固体状ゲルの懸濁液に変った。
THF(500ml)中の〔3,3−ビス(4−フルオロ
フェニル)−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)−2−プロペン−1−イル〕ホスホン酸ジメ
チル(6.2g、14.7ミリモル)(実施例5で製造)を
含む別のフラスコを窒素雰囲気下に−78℃に冷却し、
n-BuLi(ヘキサン中2.5M、5.96ml)を徐々に加え
た。生じた赤褐色溶液を−78℃で15分間かくはんし
た。このホスホナートアニオンの溶液を、両口針を通し
て、前記キラル酸のリチウム塩を含む−78℃で激しく
かくはんした懸濁液に移した。添加後、生じた褐色溶液
を−78℃で30分間および室温で16時間かくはんし
た。THF溶液を0.5N−HClと酢酸エチルとの間に
分配させた。有機相をブライン(2X)で洗浄し、乾燥
(Na2SO4) し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲル
上でクロマトグラフィー(66:33:1/ジエチルエ
ーテル:ヘキサン:酢酸)を行なうと表題の化合物3.8
0g(頭初のエフェドリン塩から通算収率51.6%;ト
ルエンを残留酢酸の共沸に用いた)が黄色発泡体として
得られた。 〔α〕D 25=+106.1°(c=2.23、CHCl3)。1 H NMR(CDCl3)δ:7.24-6.82(8H, m), 6.62(1H, d, J=1
5.0Hz), 5.32(1H, dd,J=15.0, 5.7Hz), 4.42-4.37(1H,
m), 4.30-4.23(1H, m), 3.51(3H, s), 2.53(1H, dd, J=
15.9, 7.0Hz), 2.42(1H, dd, J=15.9, 5.6Hz), 1.62-1.
57(1H, m), 1.46(3H, s), 1.33(3H, s), 1.30-1.20(1H,
m)。
【0105】[実施例7] トランス−(4R,6S)−6−〔4,4−ビス(4−
フルオロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)−1,3−ブタジエニル)−テトラ
ヒドロ−4−ヒドロキシ−2H−ピラン−2−オン シス−(4R,6S)−6−〔4,4−ビス(4−フル
オロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)1,3−ブタジエニル〕−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−4−酢酸(3.7g、7.45
ミリモル)をTHF(90ml)および0.2N−HCl
(60ml)の溶液に溶解し、16時間放置した。溶液を
酢酸エチルと水との間に分配させた。有機層をブライン
(2X)で洗浄し、乾燥(Na2SO4) し、減圧下に濃縮し
た。残留物を乾燥塩化メチレン(60ml)に溶解し、1
−シクロヘキシル−3−(2−モルホリノメチル)カル
ボジイミドメト−p−トルエンスルホナート(6.6g、
15.6ミリモル)の存在下に4時間かくはんした。溶液
を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルと水との間に分
配させた。有機層を乾燥(Na2SO4) し、減圧下に濃縮し
た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(1:1/
酢酸エチル:ジエチルエーテル)により精製した。酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶した後表題の化合物1.33
g(40.1%)が白色固体として得られた;融点=17
2〜173°。〔α〕D 25=+23 7.8°(c=2.1
7、CHCl3)。
【0106】[実施例8]3−ヒドロキシ−5−オキソ−6,8−デカジエン酸メ
チル アセト酢酸メチル(41.5g、357ミリモル)のTH
F(500ml)中の冷(−30℃)溶液にリチウムジイ
ソプロピルアミド(476ml、シクロヘキサン中の1.5
M溶液、714ミリモル)を加えた。生じた溶液を−3
0℃で15分間かくはんした。−78℃に冷却した後、
2,4−ヘキジエナール(34.3g、357ミリモル)
を加え、溶液を−78℃で10分間および室温で16時
間かくはんした。溶液を減圧下に濃縮し、残留シロップ
状物質を1N−HClと酢酸エチルとの間に分配させ
た。有機層をブライン(2X)で洗浄し、乾燥(Na2S
O4) し、濃縮した。残留物をシリカゲル上のクロマトグ
ラフィー(ジエチルエーテル:ヘキサン/2:1)によ
り精製すると表題の化合物18.5g(24.4%)が油状
物質として得られた。 (E)(E)異性体に対する 1H NMR (200MHz, CDCl3)
δ:6.3 (1H, dd, J=14.7, 11.9Hz), 6.02(1H, dd, J=1
4.7, 11.9Hz), 5.75(1H, dq, J=14.7, 6.4Hz),5.5(1H,
dd, J=18.7, 6.4Hz), 4.74-4.5(1H, m), 3,73(3H, s),
3.51(2H, s),2.6(2H, d, J=5.8Hz), 1.77(3H, d, J=6.4
Hz) 。
【0107】[実施例9]3,5−ジヒドロキシ−6,8−デカジエン酸メチル 3−ヒドロキシ−5−オキソ−6,8−デカジエン酸メ
チル(18.5g、86.9ミリモル)のTHF(300m
l)中の冷(−15℃)溶液にトリエチルボラン(TH
F中1M、113ml、113ミリモル)を加え、溶液を
20分間かくはんした。混合物を−78℃に冷却した
後、NaBH4 (6g、159ミリモル)およびメタノール
(37.5ml)を加えた。溶液を−78℃で30分間およ
び室温で3時間激しくかくはんした。溶媒を減圧下に除
去し、残留物を1N−HClと酢酸エチルとの間に分配
させた。有機層を乾燥(Na2SO4) し、濃縮した。残留物
をシリカゲルクロマトグラフィー(ジエチルエーテル:
ヘキサン/3:1)により精製すると表題の化合物7.9
5g(42.7%)が黄色油状物質として得られた。
(E)(E)異性体に対する 1H NMR(360MHz, CDCl3)
δ:6.18(1H, dd, J=15.1, 10.4Hz), 6.00(1H, dd, J=1
5.1, 10.4Hz), 5.69(1H, dq, J=15.1, 7.0Hz),5.52(1H,
dd, J=15.1, 6.7Hz), 4.46-4.37(1H, m), 4.29-4.22(1
H, m), 3.69(3H, s), 2.60-2.42(2H, s), 1.72(3H, d,
J=7.0Hz), 1.74-1.57(2H, m)。
【0108】[実施例10] シス−4−(1,3−ペンタジエニル)−1,5−ジオ
キサスピロ〔5,5〕ウンデカン−2−酢酸メチル 3,5−ジヒドロキシ−6,8−デカジエン酸メチル
(7.6g、35.5ミリモル)およびp−トルエンスルホ
ン酸(0.1g)をシクロヘキサノン(10g、100ミ
リモル)に加え、室温で16時間かくはんした。黄色溶
液を直接シリカゲルカラムに装荷し、生成物をジエチル
エーテル:ヘキサン(1:4)で溶離した。適当な画分
を合せると表題の化合物3.52g(33.6%)が無色油
状物質として得られた。 (E)(E)異性体に対する 1H NMR(360MHz), CDCl3)
δ: 6.16(1H, dd, J=15.1, 10.6Hz), 6.00(1H, dd, J=
15.1, 10.6Hz), 5.71-5.65(1H, dd, J=15.1,6.6Hz), 5.
47(1H, dd, J=15.1, 6.4Hz), 4,44-4.39(1H, m), 4.35-
4.30(1H,m),3.66(3H, s), 2.52(1H, dd, J=1.54, 7.9H
z), 2.30(1H, dd, J=15.4, 6.5Hz),2.1-1.18(12H, m),
1.72(3H, d, J=6.5Hz)。
【0109】[実施例11] シス−4−(1,3−ペンタジエニル)−1,5−ジオ
キサスピロ〔5.5〕ウンデカン−2−酢酸 4−(1,3−ペンタジエニル)−1,5−ジオキサス
ピロ〔5.5〕ウンデカン−2−酢酸メチル(3.5g、
12.4ミリモル)を1N−NaOH(13ml)およびメタノ
ール(26ml)の溶液中で加熱還流した。メタノールを
減圧下に除去し、残留水溶液を1N−HClで酸性にな
し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を乾燥(Na2S
O4) し、濃縮した。残留固体を酢酸エチル/ヘキサンか
ら再結晶すると表題の化合物2.0g(55.9%)が無色
固体として得られた;融点=144〜146.5℃。1 H NMR(360MHz, CDCl3)δ:7.18(1H, dd, J=18.0, 12.5
Hz), 5.72(1H, dq, J=18.0, 7.7Hz), 5.99(1H, dd, J=1
8.0, 12.5Hz), 5.48(1H, dd, J=18.0, 7.6Hz),4.45-4.3
7(1H, m), 4.37-4.25(1H, m), 2.56(1H, dd, J=18.9,
8.8Hz),2.48(1H,dd, J=18.9, 6.1Hz), 2.60-1.30(12H,
m), 1.73(3H, d, J=7.7Hz)。
【0110】[実施例12] シス−4−〔4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
1,3−ブタジエニル〕−1,5−ジオキサスピ
〔5,5〕ウンデカン−2−酢酸 A.4−ホルミル−1,5−ジオキサスピロ〔5.5〕
ウンデカン−2−酢酸 4−(1,3−ペンタジエニル)−1,5−ジオキサス
ピロ〔5.5〕ウンデカン−2−酢酸(570mg、2.0
ミリモル)の塩化メチレン(25ml)中の溶液に−78
℃でオゾンを通した。溶液が青色になった後、窒素を溶
液に通して過剰のオゾンを除去した。ジメチルスルフィ
ド(0.5ml)を加え、溶液を減圧下に濃縮すると表題の
化合物が粘性油状物質として得られ、それをさらに精製
することなく次の段階に用いた。1 H NMR(60MHz, CDCl3) δ:9.57(1H, s), 4.52-4.14(2
H, m), 2.60-2.31(2H, m), 2.10-1.10(12H, m)。
【0111】B.シス−4−〔4,4−ビス(4−フル
オロフェニル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)−1,3−ブタジエニル〕−1,5−ジ
オキサスピロ〔5.5〕ウンデカン−2−酢酸 〔3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−2−プロペ
ニル〕ホスホン酸ジメチル(1.7g、4ミリモル)のT
HF(20ml)中の溶液に−78℃でn−BuLi(1.6m
l、4ミリモル、ヘキサン中2.5M)を加えた。生じた
褐赤色溶液を−78℃で30分間かくはんした。両口針
を用いてこの溶液を、4−ホルミル−1,5−ジオキサ
スピロ〔5.5〕ウンデカン−2−酢酸(段階Aで製造)
をTHF溶液、−78℃で維持した溶液に加えた。添加
が終った後、合せた反応混合物を−78℃で1時間およ
び室温で4時間かくはんした。次いで溶液を0.5N−H
Clと酢酸との間に分配させた。有機層をブライン(2
X)で洗浄し、乾燥(Na2SO4) し、減圧下に濃縮した。
残留物をシリカゲル上のクロマトグラフィー(ジエチル
エーテル:ヘキサン:酢酸/50:20:1)により精
製すると表題の化合物342mg(31.9%の総括収率)
が発泡体として得られた。1 H NMR(360MHz, CDCl3)δ:7.25-6.84(8H, m), 6.66(1
H, d, J=16.0Hz),5.32(1H, dd, J=16.0, 5.10Hz), 4.45
-4.25(1H, m), 3.52(3H, s), 2.56(1H, dd, J=16.0, 7.
6Hz), 2.44(1H, dd, J=16.0, 5.1Hz), 1.89-1.17(12H,
m)。
【0112】[実施例13] トランス−6−〔4,4−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)−1,3−ブタジエニル〕−テトラヒドロ−4−ヒ
ドロキシ−2H−ピラン−2−オン 4−〔4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−
(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−1,3
−ブタジエニル〕−1,5−ジオキサスピロ〔5.5〕ウン
デカン−2−酢酸(280mg、0.52ミリモル)のTH
F/0.5N−HCl(1:1)20ml中の混合物を室温
で26時間放置した。溶液をブラインと酢酸エチルとの
間に分配させた。有機層をブライン(2X)で洗浄し、
乾燥(Na2SO 4)し、濃縮した。生じた発泡体(126mg)
を乾燥塩化メチレン(10ml)に溶解し、1−シクロヘキ
シル−3−(2−モルホリノメチル)カルボジイミドメ
ト−p−トルエンスルホナート(0.24g)を加えた。
室温で16時間後、溶液を減圧下に蒸発させ、残留物を
シリカゲルクロマトグラフィーにより酢酸エチルを溶離
剤として用いて用いて精製した。適当な画分から表題化
合物38mg(16.6%)が無色油状物質として得られ、
それは実施例7の化合物のラセミ混合物である。
【0113】[実施例14]2,2−ジメチル−6−ホルミル−1,3−ジオキサン
−4−酢酸メチル シス−2,2−ジメチル−6−(2−フェニルエテニ
ル)−1,3−ジオキサン−4−酢酸メチルエステル
(実施例1で製造)をメタノール(10ml)に溶解し、
溶液に−78℃で、溶液の色が青色に変るまでオゾンを
通した。反応混合物を窒素でパージして過剰のオゾンを
除去し、次いでジメチルスルフィドを加え、温度を室温
にあげた。反応混合物を真空で蒸発させ、残留油状物質
をシリカゲルクロマトグラフィーによりジエチルエーテ
ル−ヘキサン(3:1)を溶離剤として用いて精製する
と表題の化合物が得られた。1 H NMR(360MHz, CDCl3)δ:9.53(1H, s), 4.40-4.23(2
H, m), 3.69(3H, s),2.53(1H, dd, J=15.8, 7.02Hz),
2.37(1H, dd, J=15.8, 5.98Hz), 1.85-1.76(1H,m), 1.4
4(3H, s), 1.40(3H, s), 1.35-1.23(1H, m)。
【0114】[実施例15] 3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−1−ブロモ−
2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
2−プロペン A.5−エチル−1−メチル−1H−テトラゾール 1,5−ジメチルテトラゾール(4.9g、0.05モル)
の乾燥テトラヒドロフラン(50ml)中のスラリーにヘ
キサン類中の2.5Mn−ブチルリチウム(20ml、0.0
5モル)を不活性雰囲気下に−78℃で15分間にわた
り加えた。この混合物を30分間かくはんし、この時間
の間に黄色沈殿が形成された。次いでヨウ化メチル(3.
7ml、0.06モル)を15分間にわたり加えた。さらに
30分間かくはんした後、透明反応混合物を水で希釈
し、酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。水層をクロ
ロホルム(2×25ml)で洗浄し、有機層を合せて硫酸
ナトリウム上で乾燥し、減圧下に濃縮すると油状物質が
得られた。油状物質を蒸留により精製すると表題の化合
物5.2g(92%)が得られた;沸点£89〜90℃、
0.05mmHg。1 H NMR(CDCl3)δ: 4.05(s, 3H), 2.86(q, 2H), 1.41
(t, 3H);13 C NMR(CDCl3)δ: 156.0, 33.24, 16.75, 11.2
0.
【0115】B.1,1−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)プロパノール 5−エチル−1−メチル−1H−テトラゾール(5.6
g、0.05モル)[段階Aで製造]の乾燥テトラヒドロ
フラン60ml中の溶液にヘキサン中の2.5Mn−ブチ
ル理知うる(20ml、0.05モル)を不活性雰囲気下
に−78℃(浴温)で5分間にわたり加えた。混合物を
30分間かくはんし、4,4’−ジフルオロベンゾフェ
ノン(10.8g、0.05モル)の乾燥テトラヒドロフラ
ン25ml中の溶液を5分間にわたり加えた。この混合
物をさらに2時間かくはんし、その間に浴温を徐々に−
20℃に上げた。反応を1N−HClでクエンチし、酢
酸エチル(3×50ml)およびクロロホルム(3×50
ml)で抽出した。有機層を合せて硫酸ナトリウム上で乾
燥し、減圧下に濃縮すると白色固体が得られた。固体を
エタノール−ヘキサンからの結晶化により精製すると表
題の化合物10.8g(65%)が得られた;融点=16
0〜161℃。 IR(KBr) νmax : 3400cm-1 1 H NMR(CDCl3)δ: 7.8-7.02(m, 8H), 5.95(s, 1H),
4.65(q, 1H), 3.98(s,3H), 1.29(d, 2H)。13 C NMR(CDCl3) δ: 162.57, 162.37, 159.14, 15
6.71, 142.48, 140.54, 128.25, 128.13, 127.52,
127.42, 114.67, 114.41, 114.38, 78.56, 36.
99, 33.43, 14.52。 元素分析:計算値(C17H16F2N4O) : C, 61.81 ; H, 4.88 ; N, 16.96 測定値:C, 61.79 ; H, 4.90 ; N, 17.09 。
【0116】C.1,1−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)−1−プロペン 1,1−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)プロパノール
(8.25g、0.025モル)〔段階Bで製造〕およびp
−トルエンスルホン酸−水和物100mgのキシレン(6
0ml)中のスラリーを、ディーン・アンド・スターク
(Dean & Stark) 水捕集装置をつけて12時間加熱還流
した。反応混合物を温たかい間に1N−NaOH(10ml)
で、および水(100ml)で洗浄した。有機層を濃縮す
ると生成物の灰白色結晶が得られた。これをエタノール
−ヘキサンからの再結晶により精製すると表題の化合物
7.1g(91%)が白色結晶として得られた;融点=1
46〜147℃。 IR(KBr) νmax : 1575;1500cm-1 1 H NMR(CDCl3)δ: 7.42-6.85(m, 8H), 3.53(s, 3H),
2.14(s, 3H)。13 C NMR(CDCl3) δ: 163.37, 163.08, 160.13, 15
5.61, 144.60, 145.34, 136.47, 136.42, 136.24,
136.19, 131.65, 131.54, 131.11, 131.01, 11
9.53, 115.51, 115.27, 115.22, 33.50, 21.20 。 元素分析:計算値(C17H14F2N4) : C, 65.37 ; H, 4.51 ; N, 17.94 測定値:C, 65.64 ; H, 4.61 ; N, 18.09 。
【0117】D.3,3−ビス(4−フルオロフェニ
ル)−1−ブロモ−2−(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)−2−プロペン 1,1−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)−1−プロペン
(61.46g、0.197モル)〔段階Cで製造〕、N−
ブロモスクシンイミド(35.06g、0.197モル)お
よび触媒量のアゾビスイソブチロニトリルまたは過酸化
ペンゾイルの四塩化炭素(1.2リットル)中のスラリー
を不活性雰囲気中で2時間の間加熱還流した。反応混合
物を室温に冷却し、反応混合物から固体を濾過した。濾
液を減圧下に濃縮し、得られた固体をトルエン−ヘキサ
ンから再結晶すると表題の化合物72g(93%)が白
色結晶として得られた;融点=159〜160℃。 IR(KBr) νmax : 1500cm-1 1 H NMR(CDCl3)δ: 7.5-7.1(m, 8H), 4.44(s, 2H), 3.
53(s, 3H)。13 C NMR(CDCl3) δ: 163.94, 163.74, 160.60, 16
0.45, 143.42, 149.68, 135.20, 135.15, 134.69,
131.43, 131.31, 130.90, 130.80, 119.57, 11
5.94, 115.77, 115.65, 115.50 。 元素分析:計算値(C17H13F2BrN4) : C, 52.19 ; H, 3.34 ; N, 14.32 測定値:C, 52.58 ; H, 3.47 ; N, 14.49 。
【0118】[実施例16] 〔1,1−ビス(4−フルオロフェニル)−2−(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−1−プロペ
ン−3−イル〕トリフェニルホスホニウムブロミ 3,3−ビス(4−フルオロフェニル)−1−ブロモ−
2−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−
2−プロペン(1.95g、0.005モル)〔実施例1
5、段階Dで製造〕およびトリフェニルホスフィン(1.
3g、0.005モル)のシクロヘキサン(25ml)中の
スラリーを加熱還流した。反応混合物は30分後に透明
溶液になり、白色沈殿が1時間後に現われた。混合物を
さらに8時間加熱し、室温に冷却し、固体を濾過により
捕集し、ジエチルエーテルで洗浄した。この白色粉体を
真空で50℃で乾燥すると表題の化合物3.0g(92
%)が得られた;融点=254〜255℃。 IR(KBr) νmax : 3450, 1600, 1500, 1425 cm-1 1 H NMR(DMSO-d6)δ: 7.92-6.80(m, 23H), 4.94(6d, 2
H), 3.83(s, 3H);13 C NMR(CMSO-d6) δ: 163.53, 163.36, 160.28,
160.87, 154.04, 153.89, 152.76, 135.11, 134.7
9, 134.16, 133.68, 133.54, 130.53, 130.45, 1
30.35, 130.21, 130.07, 118,02, 116.89, 116.1
8, 115.89, 115.62, 115.32, 111.43, 111.39,
34.22, 28.88, 28.22 。 元素分析:計算値(C35H28BrF2N4P) : C, 64.31 ; H, 4.32 ; N, 8.57 測定値:C, 64.02 ; H, 4.37 ; N, 8.89 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 319/06 C07D 319/06 319/08 319/08 // C07C 69/675 C07C 69/675 69/738 69/738 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式で表されるシス形態の化合
    物; 【化1】 (式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
    ン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシまたはトリフル
    オロメチルであり;R2 、R3 、R5 およびR6 はそれ
    ぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキルまたはC
    1-4 アルコキシであり;R9 およびR10はそれぞれC
    1-4 アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれ
    らが結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチ
    ル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12
    は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)。
  2. 【請求項2】 下記の式を有する、請求項1記載の化
    合物; 【化2】 (式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4 アルキルであ
    るか、あるいはR9 およびR10はそれらが結合している
    炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シクロヘキシル
    またはシクロヘプチルであり;R12は水素、C1-4 アル
    キルまたは金属カチオンである)。
  3. 【請求項3】 R9 およびR10はそれぞれメチルであ
    り;R12が水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンで
    ある、請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R12が水素である、請求項3記載の化
    合物。
  5. 【請求項5】 R9 およびR10が、それらが結合して
    いる炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルであり;R12
    が水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである、請
    求項2記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R12が水素である、請求項5記載の化
    合物。
  7. 【請求項7】 下記の式で表されるシス−(4R,6
    S)形態の化合物; 【化3】 (式中、R1 およびR4 はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
    ン、C1-4 アルキル、C 1-4 アルコキシまたはトリフル
    オロメチルであり;R2 、R3 、R5 およびR6 はそれ
    ぞれ独立に水素、ハロゲン、C1-4 アルキルまたはC
    1-4 アルコキシであり;R9 およびR10はそれぞれC
    1-4 アルキルであるか、あるいはR9 およびR10はそれ
    らが結合している炭素原子と一緒にしてシクロペンチ
    ル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルであり;R12
    は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである)。
  8. 【請求項8】 下記の式を有する、請求項7記載の化
    合物; 【化4】 (式中、R9 およびR10はそれぞれC1-4 アルキルであ
    るか、あるいはR9 およびR10はそれらが結合している
    炭素原子と一緒にしてシクロペンチル、シクロヘキシル
    またはシクロヘプチルであり、 R12は水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンであ
    る)。
  9. 【請求項9】 R9 およびR10はそれぞれメチルであ
    り;R12が水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンで
    ある、請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R12が水素である、請求項9記載の
    化合物。
  11. 【請求項11】 R9 およびR10が、それらが結合し
    ている炭素原子と一緒にしてシクロヘキシルであり;R
    12が水素、C1-4 アルキルまたは金属カチオンである、
    請求項8記載の化合物。
  12. 【請求項12】 R12が水素である、請求項11記載
    の化合物。
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