JPH09223529A - 電子部品搭載用基板及びその製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板及びその製造方法

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JPH09223529A
JPH09223529A JP8352966A JP35296696A JPH09223529A JP H09223529 A JPH09223529 A JP H09223529A JP 8352966 A JP8352966 A JP 8352966A JP 35296696 A JP35296696 A JP 35296696A JP H09223529 A JPH09223529 A JP H09223529A
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conductor pin
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solder
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彰浩 出村
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルーホールに損傷を与えることなく,確実
に導体ピンを嵌入保持することができる電子部品搭載用
基板及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板5を貫通して設けたスルーホー
ル51と,該スルーホール51に頭部41を嵌入した導
体ピン4とからなる電子部品搭載用基板において,上記
導体ピン4の頭部41は,その側壁に4方向以上に放射
状に突出した突出片11,21,31,32を有してい
る。これら突出片は,頭部41の軸芯を中心に互いに反
対方向へ伸長する複数の組片10,20,310,32
0を構成しており,これら組片は,長さが最も大きい最
長組片10と,長さが2番目に大きい次長組片20とを
有する。最長組片10は,スルーホール51の内径以上
の長さを有し,一方次長組片20はスルーホール51の
内径未満の長さである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,スルーホールに対して導体ピン
を確実に嵌入保持することができる電子部品搭載用基板
及びその製造方法,並びに導体ピンに関し,特に導体ピ
ンの構造に関する。
【0002】
【従来技術】図16及び図17に示すごとく,電子部品
搭載用基板9は,絶縁基板90と該絶縁基板90に穿設
した多数のスルーホール91と,絶縁基板90の中央付
近に設けた凹状の電子部品搭載部分95と,その周囲に
設けた突出した枠状のダム98とよりなる。また,符号
93は導体回路,94はランドである。また,上記スル
ーホール91には導体ピン92の頭部921を嵌入し,
該頭部921とスルーホール91のめっき層911とを
電気的に接続させている。導体ピン92は,鍔部92
2,脚部923を有する。また,絶縁基板90の四隅に
挿入した導体ピン92は,更に下方鍔924を有する。
【0003】また,図17に示すごとく,導体ピン92
の頭部921とスルーホール91との間は,導体ピン9
2とスルーホール91との電気的接合及び両者間の機械
的強度を確保するため,半田8により半田付けがなされ
ている。この半田付けは,例えば,図17に示すごと
く,導体ピン92の嵌入方向とは逆の方向から,溶融し
た半田8を流入させる,リフロー法により行われてい
る。
【0004】即ち,図18に示すごとく,絶縁基板90
のスルーホール91に導体ピン92の頭部921を挿入
し,その上に半田粒子とフラックス等とからなるペース
ト半田89を置き,次いでこれを加熱溶融する。これに
より,溶融した半田8がスルーホール91と頭部921
との間の接合用間隙に流下し,両者間を接合する(図1
7)。なお,上記の電子部品搭載用基板9は,電子部品
搭載部分95と同じ側から導体ピンを嵌入したタイプ
の,フェイスダウンタイプのものである。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記のごと
く,スルーホール91内へ導体ピン92の頭部921を
嵌入する場合,頭部の径が小さい場合にはスルーホール
91内への頭部921の嵌入は容易であるが,上記半田
付け工程までの間に導体ピン92が脱落してしまうこと
がある。一方,上記頭部921の嵌入を強固にするた
め,頭部921の径を大きくすると,鍔部922がラン
ド94に当接するまで挿入できなかったり,嵌入時にス
ルーホール91の内壁が強く押圧されてスルーホール内
壁に亀裂,或いはスルーホール内壁を覆うめっきに剥が
れが生じる等の損傷が生ずる。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,スル
ーホールに損傷を与えることなく,確実に導体ピンを嵌
入保持することができる電子部品搭載用基板及びその製
造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,導体回路を設け
た絶縁基板と,該絶縁基板に設けたスルーホールと,該
スルーホールに頭部を嵌入してなると共に脚部を有する
導体ピンとからなる電子部品搭載用基板において,上記
導体ピンの頭部は,その側壁に4方向以上に放射状に突
出した突出片を有し,これら突出片は,頭部の軸芯を中
心に互いに反対方向へ伸長する,複数の組片を構成して
おり,これら組片は,長さが最も大きい最長組片と,長
さが2番目に大きい次長組片とを有し,上記最長組片
は,スルーホールの内径以上の長さを有し,一方上記次
長組片は上記スルーホールの内径未満の長さを有するこ
とを特徴とする電子部品搭載用基板にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,導
体ピンの頭部の側壁に4方向以上の放射状の突出片を設
けたこと,該突出片により複数の上記組片を構成したこ
と,上記最長組片はスルーホールの内径以上の長さを有
し,一方上記次長組片はスルーホールの内径未満の長さ
としたことにある。
【0009】上記突出片とは,導体ピンの頭部の側壁に
放射状に突出させた各片をいう。また,上記組片とは,
上記のごとく,頭部の軸芯を中心に反対方向,即ち直径
方向へ伸長する一対の突出片からなる。組片は,2つ以
上形成されている。また,組片の長さとは,組片を構成
する一対の突出片の一方の先端から他方の先端までの長
さをいう。つまり,組片の長さとは,上記一対の各突出
片の長さと頭部の直径との合計長さをいう。
【0010】そして,複数の組片の中,1つは上記最長
組片を,1つは上記次長組片を構成している。組片が2
つの場合は一方が最長組片,他方が次長組片である。ま
た,組片が3つ以上の場合は,次長組片以下の組片が存
在している。また,組片は,上記のごとく一対の突出片
によって構成されるので,例えば突出片が5個又は7個
等の奇数の場合には,上記組片は例えば2組,3組とな
り,1つの突出片は組片を構成しない。
【0011】また,上記組片は,上記のごとく,頭部の
軸芯を中心として直径方向へ伸びる一対の突出片により
構成するが,上記のごとく奇数の突出片を有する場合
で,これらの突出片が等角度で放射状に形成されている
場合には,上記直径方向の線上に最も近い突出片同志に
より組片を構成する。
【0012】また,上記導体ピンは,上記のごとく絶縁
基板のスルーホールに嵌入する頭部と,マザーボード等
の他の基板に嵌入立設する脚部とよりなる。また,頭部
と脚部との間には,後述するごとく,鍔部を有するもの
もある。
【0013】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明においては,導体ピンの頭部に4方向以上に放射状に
突出した突出片を設け,これらの突出片によって構成し
た組片の中,最長組片はスルーホールの内径以上の長さ
を,一方次長組片はスルーホールの内径未満の長さを有
している。そのため,導体ピンの頭部をスルーホールに
嵌入するとき,上記4方向以上の突出片が頭部の嵌入を
ガイドし,スルーホールの軸芯に沿って頭部を円滑に嵌
入できる。それ故,スルーホールの軸芯に沿って,導体
ピンの頭部を嵌入することができ,頭部の嵌入方向が傾
くことはない。
【0014】また,上記4方向以上に突出した突出片
は,スルーホールの内径以上の長さを有する最長組片
と,上記内径未満の長さを有する次長組片とを構成して
いる。そのため,スルーホールに頭部を嵌入する際に
は,上記最長組片がスルーホールの内壁を若干押圧した
状態で嵌入される。そのため,頭部をスルーホールに対
して強固に保持でき,導体ピンが脱落することはない。
【0015】一方,次長組片はスルーホールの内径より
も小さいために,スルーホール内壁を押圧することはな
い。それ故,上記最長組片による押圧によって生じたス
ルーホール内壁の歪みは,次長組片の嵌入部分におい
て,解消される。したがって,スルーホール内壁を損傷
することがない。
【0016】また,上記4方向以上の突出片とスルーホ
ールとの間に形成される,接合用間隙には上記半田が充
填される。このとき,半田は上記4方向以上の突出片に
よって,横断面が波状で,縦断面が管状の間隙管の形状
に形成される(図1)。そのため,半田は上記接合用間
隙内において,突出片とスルーホールとを確実に接合
し,導体ピンの嵌入保持を確実にする。
【0017】また,請求項2の発明のように,上記最長
組片を構成する突出片の先端幅は,50〜200μmで
あることが好ましい。50μm未満では,スルーホール
内壁への最長組片の押圧嵌入が充分でなく,スルーホー
ルへの導体ピンの安定保持が困難となるおそれがある。
また,導体ピン自体の強度が不足し突出片の変形,破損
が発生するおそれがある。一方,200μmを越える
と,スルーホール内壁を押圧する幅が大きくなるため,
導体ピンを保持する力は増大するものの,嵌入に必要な
圧力が増大し,十分に嵌入されなかったり(いわゆるピ
ン浮き),内壁を損傷するおそれがある。
【0018】また,上記最長組片における突出片の先端
は弧状であり,かつその曲率半径はスルーホール内壁の
それよりも小さいことが好ましい。これにより,最長組
片の突出片を,かつスルーホール内壁を損傷することな
く,確実に,スルーホールに嵌入することができる。
【0019】次に,請求項3の発明のように,上記最長
組片の長さは,上記次長組片の長さよりも10〜70μ
m大きいことが好ましい。この場合には,上記スルーホ
ール内壁への最長組片の押圧による内壁歪みが,次長組
片配置部分のスルーホール内壁においてバランス良く吸
収される。それ故,スルーホールへの導体ピンの頭部保
持が一層確実になる。即ち,上記10μm未満の場合に
は,最長組片の長さと次長組片の長さの差が少ないた
め,次長組片と対面する部分における上記内壁歪みの吸
収が不十分となるおそれがある。
【0020】一方,70μmを越える場合には,次長組
片とスルーホール内壁との間隔が大きすぎ,導体ピンの
安定保持が困難となるおそれがある。また,スルーホー
ル内壁と導体ピンとの間隙が大きくなるので,半田流入
の際に毛細管現象ではなく半田の単なる落ち込みが起こ
り,間隙内に半田ボイドが発生するおそれがある。
【0021】次に,請求項4の発明のように,上記導体
ピンは,上記突出片よりも下方に,上記絶縁基板に当接
させた鍔部を有するとともに,該鍔部は,上記絶縁基板
に当接した当接面に鍔部の内周端から外周端まで延設さ
れた1又は2以上の溝を有しており,かつ,上記スルー
ホールと上記導体ピンとの間の接合用間隙には,導体ピ
ンの嵌入方向とは逆方向から半田材料を流入して,スル
ーホールと導体ピンとを半田接合してなることが好まし
い。
【0022】これにより,接合用間隙に半田材料を溶融
状態で流入させるとき,接合用間隙内にある空気を鍔部
の溝を通じて外部へ排出することができる。そのため,
接合用間隙の全体に均一に半田を充填することができ
る。また,接合用間隙内に空洞状の半田ボイドが発生す
るおそれもない。また,導体ピンとスルーホールとは,
半田材料により確実に接合するため,両者間の長期的な
電気導通信頼性が得られる。上記溝は,鍔部の内周端か
ら外周端に向かって形成されている。この溝の断面形状
は,四角状,弧状等,任意である。
【0023】次に,請求項5の発明のように,上記鍔部
に設けたすべての溝の総断面積は,上記接合用間隙の総
断面積の2〜40%であることが好ましい。上記溝の総
断面積とは,上記各溝における長手方向と直交する方向
の断面積を合計した面積をいう。また,接合用間隙の総
断面積とは,スルーホール内部における導体ピン嵌入方
向と直交する方向の,スルーホールと導体ピンの間の間
隙の合計面積をいう。
【0024】上記総断面積が2%未満の場合には,接合
用間隙の総断面積に比較して溝の総断面積が低い。その
ため,前記のごとく,接合用間隙に半田を溶融状態で流
入させるとき,接合用間隙内にある空気を鍔部の溝を通
じて外部へ排出し難い。そのため,接合用間隙内に流入
させた半田の中に空洞状の半田ボイドが発生し,導体ピ
ンをスルーホールに確実に嵌入保持し難い。また,半田
ボイドのために,スルーホールと導体ピンとの間の電気
的接続が不良になることがある。
【0025】一方,40%を越えると,溝の総断面積が
接合用間隙のそれに比較して大きくなりすぎる。そのた
め,上記接合用間隙に溶融状態で流入された半田の一部
が,接合用間隙から溝に向かって多く流出し,更にその
一部の半田は溝から外方へ飛散する。そして,この外方
へ飛散した半田は,隣接する導体ピンの脚部へ付着する
ことがある。
【0026】そのため,接合用間隙内の半田量が不足す
ると共に,他の導体ピンを汚損する。また,上記脚部
は,マザーボード等のスルーホールへ挿入する部分であ
る。そのため,半田が付着した導体ピンの脚部は,マザ
ーボード等へ挿入することが不充分となり,電子部品搭
載用基板全体を不良品化するおそれがある。
【0027】上記からも知られるごとく,上記請求項5
の発明においては,上記鍔部に溝を設け,かつ該溝の総
断面積は接合用間隙の総断面積との関係において上記特
定範囲としている。そのため,導体ピンの頭部とスルー
ホールとの間の接合用間隙に,確実に半田を充填するこ
とができる。それ故,導体ピンをスルーホールに確実に
嵌入保持することができる。
【0028】次に,請求項6の発明のように,上記鍔部
に設けた1つの溝の断面積は,上記接合用間隙の総断面
積の0.5〜10%であることが好ましい。0.5%未
満では,上記のごとく,接合用間隙内へ半田を流入させ
たとき,その中の空気を効率良く除去し難い。一方,1
0%を越えると,上記のごとく,鍔部の溝からスルーホ
ールの外方に半田が飛散するおそれがある。
【0029】次に,請求項7の発明のように,上記スル
ーホールと上記導体ピンとの間の接合用間隙には,上記
最長組片及びスルーホールに接する仮想の内接円が入る
空間部を有し,かつ該内接円の直径は0.03〜0.1
2mmの範囲にあることが好ましい。この仮想の内接円
が入る空間部は,例えば,上記請求項1の発明において
説明したような,突出片を有する導体ピン頭部の形状と
することにより形成することができる。上記内接円が入
る空間部の導体ピン頭部近傍には,頭部の嵌入方向に沿
って管状の間隙管が形成される(図1参照)。
【0030】上記内接円の直径が0.03mm未満の場
合には,上記半田流入が円滑に行われ難く,上記半田未
充填部が発生するおそれがある。一方,0.12mmを
越えると,接合用間隙が大きくなりすぎ,半田が上記接
合用間隙に一度に落下し,流入することによって,スル
ーホール内の空気が十分に流出しないことがある。その
ため,接合用間隙に,空気がとじ込められて半田ボイド
となるおそれがある。
【0031】次に,上記突出片は,導体ピンの嵌入方向
に対してねじれていることが好ましい。ここに,上記突
出片のねじれとは,導体ピン頭部に対して,上記突出片
があたかもネジ山の様に,螺旋状に配されることをい
う。これにより,一旦挿入された導体ピンが脱落しにく
くなると共に,溶融した半田が一度に落下することがな
くなる。そのため,接合用間隙の空気が十分に排出され
て半田ボイドの発生が低減できる。
【0032】また,請求項8の発明のように,上記頭部
には,上記突出片と上記鍔部との間に,上記次長組片の
長さよりも小さく,かつ上記突出片が形成されていない
半田溜り部を有していることが好ましい。即ち,上記突
出片の下端と鍔部との間には,上記突出片を形成しない
空間部分を設け,リング状の半田溜り部とすることが好
ましい。これにより,1つの間隙管(図1,符号55
0)より流入した溶融半田が,該半田溜り部を介して他
の間隙管を上昇して充填されるので,極めて良好に空気
を排出することができる。さらに,半田ボイドの発生を
低減することができる。
【0033】更に,請求項9の発明のように,上記半田
溜り部の長さは,上記スルーホールの長さの2〜35%
であることが好ましい。即ち,上記半田溜り部の長さ,
つまり上記頭部における突出片の未形成部分の長さは,
上記スルーホールの長さの2〜35%とすることが好ま
しい。2%未満では,接合用間隙内の空気の排出性が低
下し,半田ボイドが発生するおそれがある。一方,35
%を越えると,嵌入された導体ピンを,スルーホール内
壁に対して,平行に保つことが困難になるおそれがあ
る。
【0034】次に,請求項10の発明は,頭部と脚部と
を有する導体ピンを用い,導体回路を有する絶縁基板の
スルーホールに上記導体ピンの頭部を嵌入し,次いで,
上記導体ピンの頭部とスルーホールとの間の接合用間隙
に半田材料を流入して,両者を半田接合する電子部品搭
載用基板の製造方法であって,上記導体ピンの頭部は,
その側壁に4方向以上に放射状に突出した突出片を有
し,これら突出片は,頭部の軸芯を中心に互いに反対方
向へ伸長する,複数の組片を構成しており,かつこれら
組片は,長さが最も大きい最長組片と,長さが2番目に
大きい次長組片とを有し,上記最長組片は,スルーホー
ルの内径以上の長さを有し,一方上記次長組片は上記ス
ルーホールの内径未満の長さを有することを特徴とする
電子部品搭載用基板の製造方法である。
【0035】上記導体ピンの頭部は上記最長組片及び次
長組片を有している。そのため,請求項1の発明の説明
と同様に,頭部をスルーホールの軸芯に沿って円滑に嵌
入でき,スルーホール内壁を損傷することもない。ま
た,スルーホールに対して頭部が強固に保持され,導体
ピンの脱落を防止できる。また,頭部は,上記最長組片
及び次長組片を構成する2対の突出片を含む,4つ以上
の突出片を有している。そのため,突出片とスルーホー
ルとの接合用間隙に半田が充填されて,突出片とスルー
ホールとを確実に接合できる。なお,上記半田材料と
は,例えば,半田粒子とフラックス等からなる半田ペー
スト,或いは半田をいう。
【0036】また,請求項11の発明のように,上記導
体ピンは上記突出片よりも下方に鍔部を有し,かつ該鍔
部は絶縁基板に当接する基板当接面に鍔部の内周端から
外周端まで延設された溝を有しており,上記鍔部の上記
当接面を絶縁基板に当接させた状態まで上記頭部を上記
スルーホールに嵌入し,次いで,上記頭部の嵌入方向と
は逆方向から上記接合用間隙へ半田材料を流入すること
が好ましい。その理由は上記請求項4の発明と同様であ
る。
【0037】また,請求項12の発明のように,上記ス
ルーホールの一方の開口部からスルーホール内に上記頭
部を嵌入し,次いで,上記絶縁基板の表面に,上記スル
ーホールの他方の開口部の一部分を覆うように半田材料
をオフセット配置し,次いで,上記半田材料を溶融させ
て上記接合用間隙に流入させることにより,上記導体ピ
ンの頭部とスルーホールとの間を半田接合することが好
ましい。
【0038】上記の「半田材料のオフセット配置」と
は,スルーホールの開口部の一部分だけを被覆するよう
に半田材料を配置することをいう(図11,図12)。
このように,オフセット装置した状態で該半田材料を溶
融し,これをスルーホール内に流入させる。すると,上
記半田材料により被覆されていない開口部の非被覆部分
から,スルーホール内の接合用間隙にある空気が,外部
に排出される(図13)。そのため,接合用間隙の全体
に均一に半田を充填することができる。また,接合用間
隙内に空洞状の半田ボイドが発生するおそれもない。
【0039】次に,請求項13の発明は,電子部品搭載
用基板のスルーホールに嵌入する頭部を有すると共に脚
部を有する導体ピンであって,上記導体ピンの頭部は,
その側壁に4方向以上に放射状に突出した突出片を有
し,これら突出片は,頭部の軸芯を中心に互いに反対方
向へ伸長する,複数の組片を構成しており,これら組片
は,長さが最も大きい最長組片と,長さが2番目に大き
い次長組片とを有し,上記最長組片は,スルーホールの
内径以上の長さを有し,一方上記次長組片は上記スルー
ホールの内径未満の長さを有することを特徴とする導体
ピンである。
【0040】この導体ピンは,上記最長組片及び次長組
片を有するとともに,これらを構成する2対の突出片を
含む,4つ以上の突出片を有している。そのため,上記
請求項1と同様に導体ピンのスルーホールへの嵌入を円
滑にでき,かつ導体ピンの脱落を防止できる。また,請
求項14〜21の発明のように,上記導体ピンは,上述
した請求項2〜9の発明と同様の特徴を有することが好
ましい。
【0041】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる電子部品搭載用基板につ
き,図1〜図7を用いて説明する。本例の電子部品搭載
用基板は,図1,図5,図6に示すごとく,導体回路5
3を設けた絶縁基板5と,該絶縁基板5を貫通して設け
たスルーホール51と,該スルーホール51に頭部41
を嵌入した導体ピン4とからなる。
【0042】上記導体ピン4の頭部41は,図1,図
2,図5,図6に示すごとく,その側壁に4方向以上に
放射状に突出した複数の突出片11,21,31,32
を有し,これら突出片は,頭部41の軸芯を中心に互い
に反対方向へ伸長する組片10,20,310,320
を構成している。
【0043】そして,これら組片10,20,310,
320は,長さが最も大きい最長組片10と,長さが2
番目に大きい次長組片20とを有する。そして,図7に
示すごとく,上記最長組片10は,スルーホール51の
内径R以上の長さL1を有し,一方上記次長組片20は
上記スルーホール51の内径R未満の長さL2を有す
る。
【0044】以下,上記に関して詳しく説明する。上記
スルーホール51はその内壁に,金等の金属めっき層5
2を有している(図5)。上記導体ピン4は,図2に示
すごとく,頭部41と,その下方に垂下した脚部42と
を有し,両者の間には鍔部43を有する。また,鍔部4
3と突出片11,21,31,32との間には,半田溜
り部45を有している。
【0045】上記突出片11,21,31,32は,図
1に示すごとく,頭部41の側壁に8個設けられてい
る。頭部41の軸芯を中心に互いに反対方向,即ち頭部
41の直径方向に伸びる一対の突出片11と11,21
と21,31と31,32と32は,それぞれ組片1
0,20,310,320を構成している。そして,図
1,図7に示すごとく,上記4つの組片のうち,長さが
最も大きい最長組片10は,スルーホール51の内径R
よりも大きい長さL1を有する。一方,長さが2番目に
大きい次長組片20は,スルーホール51の内径Rより
も小さい長さL2を有している。
【0046】また,スルーホール51と導体ピン41と
の間には,接合用間隙55が形成されている。接合用間
隙55は,図1に示すごとく,最長組片10及びスルー
ホール51の壁面に接する仮想の内接円57が入る空間
部を有している。内接円57の直径は,0.03〜0.
12mmの範囲にある。
【0047】そして,最長組片10と次長組片20との
間には,次長組片20よりも更に短い組片310,32
0を有している。組片310と組片320とは同じ長さ
を有する。これら,各組片を構成する突出片11,2
1,31,32,及び上記鍔部は,柱状体をかしめるこ
とにより作製する。次に,上記鍔部43の上面,つまり
絶縁基板5の下面と接触する当接面には,図2〜図5に
示すごとく,鍔部43の内周端から外周端に向かって延
設された断面長方形の溝431を有する。
【0048】本例においては,上記導体ピン4は,コバ
ールにより作製した。上記最長組片の長さL1は585
μmで,一方次長組片の長さL2は550μmとし,両
者の長さの差(L1−L2)は35μmとした。また,
最長組片10を構成する突出片11の先端110の幅D
(図7)は,100μmとした。なお,本例において
は,上記先端110は角部を面取りした平面状とした。
また,半田溜り部45の長さは,スルーホールの長さの
2mmの12.5%である0.25mmとした。
【0049】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例においては,導体ピン4の頭部41に8方向に放射状
に突出した突出片11,21,31,32を設け,これ
らの突出片によって構成した組片の中,最長組片10は
スルーホール51の内径R以上の長さL1を有し,一方
次長組片20は上記内径Rより小さい長さL2を有して
いる。そのため,導体ピン4の頭部41をスルーホール
51に嵌入するとき,上記突出片がその嵌入をガイド
し,スルーホール51の軸芯に沿って頭部41を円滑に
嵌入できる。
【0050】また,上記の多数の突出片は,上記最長組
片10と次長組片20とを構成している。そのため,ス
ルーホール51に頭部41を嵌入する際には,上記最長
組片10がスルーホール51の内壁を若干押圧した状態
で嵌入される(図5)。そのため,頭部41をスルーホ
ール51に対して強固に保持できる。一方,次長組片2
0は,スルーホール51の内壁は押圧しない(図6)。
そのため,最長組片10による押圧によって生じたスル
ーホール内壁の歪は,次長組片20と対面するスルーホ
ール内壁部分において解消され,スルーホール内壁を損
傷することがない。
【0051】また,上記8個の突出片11,21,3
1,32とスルーホール51とによって構成される接合
用間隙55には,半田8が充填される(従来例,図17
参照)。このとき半田8は,上記8個の突出片によって
波状に区画される(図1,図5,図6)。そのため,半
田8は上記接合用間隙55内において,突出片とスルー
ホールとを確実に接合し,導体ピン4の嵌入保持を確実
にすると共に,長期の電気的信頼性を与える。したがっ
て,本例によれば,スルーホール51に損傷を与えるこ
となく,確実に導体ピン4を嵌入保持することができる
電子部品搭載用基板を提供できる。
【0052】実施形態例2 本例は,上記実施形態例1における導体ピンの鍔部にお
ける溝431に関するものである。本例の電子部品搭載
用基板は,上記図2〜図6に示すごとく,鍔部43に設
けたすべての溝431の総断面積を,接合用間隙55の
総断面積の6.7%に構成したものである。上記溝43
1は,図4に示すごとく,深さHが10μm,幅Wが1
50μmである。それ故,溝431の1つの断面積は1
500μm2 となる。溝431は,4個あるため,溝の
総断面積は1500×4=6000μm2 である。
【0053】一方,接合用間隙の総断面積に関しては,
図1,図7に示すごとく,まずスルーホール51の内径
Rが570μmである。また,導体ピン頭部の断面積
は,素線径460μmの材料をつぶし加工することによ
って突出部を形成したので,その断面積は,π×(46
0/2)2 μm2となる。従って,両者によって形成さ
れる間隙の断面積は, π×(570/2)2 −π×(460/2)2 =88,
986μm2 となる。したがって,接合用間隙の総断面積に対するす
べての溝の総断面積の割合は上記のようになる。なお,
1つの溝431の断面積は1500μm2 であるため,
上記接合用間隙の総断面積に対する1つの溝の断面積の
割合は,1.7%である。
【0054】そして,半田流下時には,スルーホール5
1と頭部41との間の接合用間隙55へ流入される溶融
半田は,上記接合用間隙55内の空気を下方へ押し出し
ながら,鍔部43の溝431の方向へ流下していく。こ
のとき,本例においては,接合用間隙55と溝431と
の総断面積の関係を上記のようにしているので,半田8
は接合用間隙55内を確実に充填していく。そのため,
半田8内に半田ボイドを発生することがない。また,前
記したように,溝431からスルーホール51の外方に
溶融半田が飛散することがない。従って,隣接する導体
ピンに半田が飛散付着するということもない。
【0055】また,そのため,導体ピン4の頭部41と
スルーホール51との間に,確実に溶融半田を流入充填
することができる。それ故,導体ピンをスルーホールに
対して確実に嵌入保持することができる。また,そのた
め,スルーホールに損傷を与えることがない。
【0056】実施形態例3 本例においては,図8〜図10及び表1に示すごとく,
溝の断面積とスルーホール内への半田流入状態との関係
を調査した。溝は,その深さH(図4)を55μm,3
5μm,20μm,2μm,0μmと変化させた。ま
た,溝の幅Wはすべて250μmと一定にした。これら
の溝を有する導体ピンをスルーホールに嵌入して,電子
部品搭載用基板を作製し,それぞれ試料A,B,C,
D,Eとした。
【0057】接合用間隙の総断面積は,実施形態例2と
同様に88986μm2 とした。これらの値から,接合
用間隙の総断面積に対する,1つの溝の断面積,及びす
べての溝の総断面積を求め,表1に示した。上記導体ピ
ンをスルーホールに嵌入し,半田を流入させた。電子部
品搭載用基板のスルーホール部分のクロスセクションを
とった後に,スルーホール内の半田の充填状態を50倍
の顕微鏡により観察した。この測定結果を表1及び図8
〜図10に示した。
【0058】試料A〜Dは8584個のスルーホールに
ついて,また,試料Eは8580個のスルーホールにつ
いての半田流入状態を調べた。即ち,表1には,まず半
田の飛び散りが発生したスルーホールの数を,その飛び
散りの大きさ別に表示した。ここに,「半田の飛び散
り」とは,スルーホールに流入した半田が溝より飛散
し,隣接する導体ピンに付着する現象をいう。
【0059】また,半田の飛び散り状態について判定し
た。半田の飛び散りが全く発生しなかった場合を
「◎」,0.2mm以下の飛び散りが発生したスルーホ
ールの数が1以上4以下の場合を「○」,0.2mm以
下の飛び散りが発生したスルーホールの数が5以上若し
くは0.2mmよりも大きい飛び散りが発生したスルー
ホールの数が1以上の場合を「×」と判定した。
【0060】また,鍔部下方への半田流れ状態を,半田
流出量別に表示した。鍔部の溝内への半田流れが全くな
くボイドが発生した場合を「無」,溝に半田のフィレッ
トが形成されなかった場合を「少」,溝内の全体に半田
が充填されてボイドが発生しなかった場合(正常)を
「普」,鍔部平面部まで半田が付着した場合を「多」,
脚部まで半田が付着した場合を「過」と表示した。
【0061】そして,半田流出量別にスルーホールを数
え分けて,その本数の多少をもとめた。各試料A〜Eの
検査対象の中で,判断流出量のレベルに対応したスルー
ホールの数が多い場合を「a」と表示し,少ない場合を
「b」と表示し,全く無い場合を「c」と表示した。
また,半田流出の状態が,「普」の場合を「○」,
「無」がある場合を「△」,「過」がある場合を「×」
と判定した。
【0062】そして,これらの結果より,表2に示すご
とく,スルーホールへの半田流入状態を総合的に判定し
た。即ち,半田飛び散り発生の判定と鍔部下への半田流
れの判定とのいずれも「×」がなく且つ「△」もない場
合の総合判定を「○」,いずれも「×」はないが「△」
がある場合の総合判定を「△」,少なくとも一方に
「×」がある場合の総合判定を「×」と判定した。
【0063】上記の結果より,溝の深さが2〜40μm
の場合(試料B,C,D)には,図8に示すごとく,ス
ルーホール内への半田の流入状態は良好であった。ま
た,半田の飛び散りも発生しなかった。一方,溝の深さ
が55μmの場合(試料A)には,図9に示すごとく,
半田8が溝431を経てスルーホール51の外方に流出
し,接合用間隙55の上方に半田未充填部分891が発
生する場合が多かった。
【0064】また,溝の深さが0μmの場合,即ち鍔部
に溝が設けられていない場合(試料E)には,図10に
示すごとく,スルーホール51の上に配置した半田8の
全部がスルーホール51の接合用間隙55に流入せず,
半田8の一部がスルーホール51の開口部511に凸状
に残ってしまった。また,導体ピン4の嵌入方向に沿っ
て半田ボイド892が発生した。なお,図8〜図10に
おいて,符号59は,絶縁基板5の内部に設けた内層導
体回路である。
【0065】以上より,溝の深さが2〜35μmの場
合,即ち,接合用間隙の総断面積に対する,鍔部に設け
た1つの溝の断面積の比率,及びすべての溝の総断面積
の比率が,0.56〜9.8%,2.24〜39.2%
である場合に,半田の飛び散り及び半田ボイドの発生が
なく,均一に接合用間隙内に半田を流入させることがで
きることがわかる。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】実施形態例4 本例においては,図11,図12に示すごとく,スルー
ホール51の開口部11の一部分のみを覆うように半田
材料としての半田8をオフセット配置している。即ち,
絶縁基板5の表面及び内部に導体回路59を有するとと
もに,スルーホール51内壁を金属めっき膜52により
被覆した後,スルーホール51の内部に導体ピン4の頭
部41を嵌入する。次いで,導体ピン4の嵌入方向と逆
方向側の絶縁基板5の表面に,スルーホール51の開口
部511の一部分を覆うように,半田8をオフセット配
置する。この半田8は,半田粒子とフラックスとからな
る半田ペーストであり,印刷法によりオフセット配置さ
れる。次いで,図13に示すごとく,半田8を加熱溶融
して,半田8を,スルーホール51と導体ピン4との間
の接合用間隙55内に流入させる。これにより,スルー
ホール51内に導体ピン4を接合してなる電子部品搭載
用基板が得られる。
【0069】次に,本例の作用及び効果を説明する。本
例においては,スルーホール51の開口部511の一部
分を覆するように半田8をオフセット配置している。開
口部511における半田8により被覆されていない非被
覆部分513では,空気の出入りが自由に行われる。そ
のため,図13に示すごとく,非被覆部分513から,
スルーホール51内の接合用間隙55にある空気6が,
外部に排出される。また,鍔部43に設けた溝431か
らも空気が排出される。それ故,接合用間隙55の全体
に半田8を均一に半田を充填することができる。また,
接合用間隙55内に半田ボイドが発生するおそれもな
い。
【0070】実施形態例5 本例においては,図14,図15に示すごとく,半田の
配置とスルーホール内への半田の流入状態との関係を調
べた。即ち,半田は,図14に示すごとく,1ケ所に配
置する単一円型,左右の2ケ所に配置するめがね型及び
半円型に印刷した。これらを,図14に示すように,そ
れぞれ試料a〜f,試料g,試料hとした。
【0071】単一円型の半田8の中心mは,スルーホー
ルの開口部511の中心Mから0〜0.6mmずらした
(オフセット)。めがね型の半田8は,スルーホールの
開口部511の左右端部をそれぞれ被覆するように配置
させた。半円型の半田8は,開口部511の中央部分P
を0.3mm開口させた状態で,開口部511の左右両
側の一部を被覆するように配置した。半田としては,半
田ペーストを用いた。以上のように半田を配置した後,
半田を加熱溶融してスルーホールの接合用間隙内に流入
させた。
【0072】次に,電子部品搭載用基板のスルーホール
部分のクロスセクションをとった後に,スルーホール内
の半田の状態を50倍の顕微鏡により観察し,その結果
を図14,図15に示した。図14において,印刷安定
性とは,半田の印刷を安定して行うことができるか否か
の指標であり,最良の場合を「◎」,良の場合を
「○」,不良の場合を「×」とした。半田量とは,1つ
のスルーホールの開口部に配置した半田の量をいう。単
一円型の場合はその直径で,めがね型の場合は個々の円
の直径で,半円型の場合はその直径で表す。
【0073】オフセット量とは,単一円型の半田8の中
心と開口部511の中心との間の距離をいう。ボイド総
面積とは,1つのスルーホールをスルーホールの直径方
向に切断して切断面を形成したとき,その切断面に現れ
た半田ボイドの合計面積をいう。ランドぬれとは,半田
を加熱溶融したときの,ランドに対する濡れ状態をい
い,半田供給側のランドが全て半田で被覆された場合を
「○」,ランドを覆う金属めっき(金など)の表面が露
出する場合を「×」とした。ピン凸とは,半田供給側の
スルーホール上に半田による「コブ」ができた状態をい
う。ピン凹とは,スルーホールが半田によって,ふさが
らず,縦に孔が空いた状態をいう。
【0074】図14,図15より知られるごとく,半田
を単一円型にオフセット配置した場合(試料b,d,
e,f)には,めがね型及び半円型に配置した場合(試
料g,h)よりも,印刷安定性が良く,半田ボイドの発
生が少ないことがわかる。また,オフセット量が0の場
合(試料a,c),即ちスルーホールを半田ペーストに
より全閉印刷した場合には,半田ボイドの発生量が多か
った。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば,スルーホールに損傷を
与えることなく,確実に導体ピンを嵌入保持することが
できる電子部品搭載用基板及びその製造方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1,2における,導体ピンの頭部と
スルーホールとの関係を示す,図2のA−A線矢視断面
相当の説明図。
【図2】実施形態例1,2における,導体ピンの正面
図。
【図3】実施形態例1,2における,図2のB−B線矢
視断面図。
【図4】実施形態例1,2における,図2のC−C線矢
視断面図。
【図5】実施形態例1,2における,スルーホールと導
体ピン頭部の最長組片との嵌入状態を示す説明図。
【図6】実施形態例1,2における,スルーホールと導
体ピン頭部の次長組片との嵌入状態を示す説明図。
【図7】実施形態例1,2における,導体ピンの寸法関
係の説明図。
【図8】実施形態例3における,半田の良好な流入状態
を示す,スルーホールの説明図。
【図9】実施形態例3における,半田の飛び散りが発生
した,スルーホールの説明図。
【図10】実施形態例3における,スルーホールの上部
に凸状の半田が残った状態を示す説明図。
【図11】実施形態例4における,スルーホールの開口
部に対してオフセット配置された半田材料を示す,スル
ーホールの断面図。
【図12】実施形態例4における,スルーホールの開口
部に対してオフセット配置された半田材料を示す,スル
ーホールの平面図。
【図13】実施形態例4における,スルーホール内への
半田の流入状態を示す説明図。
【図14】実施形態例5における,半田の印刷試験の結
果を示す説明図。
【図15】実施形態例5における,試料a,b,gにつ
いての半田ボイド発生状況を示す説明図。
【図16】従来例における,導体ピンを挿入した電子部
品搭載用基板の裏面図。
【図17】従来例における,電子部品搭載用基板の断面
図。
【図18】従来例における,半田流入の説明図。
【符号の説明】
10...最長組片, 11,21,31,32...突出片, 20...次長組片, 4...導体ピン, 41...頭部, 43...鍔部, 431...溝, 5...絶縁基板, 51...スルーホール, 511...開口部, 55...接合用間隙, 57...内接円, 8...半田,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 倬次 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体回路を設けた絶縁基板と,該絶縁基
    板に設けたスルーホールと,該スルーホールに頭部を嵌
    入してなると共に脚部を有する導体ピンとからなる電子
    部品搭載用基板において,上記導体ピンの頭部は,その
    側壁に4方向以上に放射状に突出した突出片を有し,こ
    れら突出片は,頭部の軸芯を中心に互いに反対方向へ伸
    長する,複数の組片を構成しており,これら組片は,長
    さが最も大きい最長組片と,長さが2番目に大きい次長
    組片とを有し,上記最長組片は,スルーホールの内径以
    上の長さを有し,一方上記次長組片は上記スルーホール
    の内径未満の長さを有することを特徴とする電子部品搭
    載用基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記最長組片を構成
    する突出片の先端幅は,50〜200μmであることを
    特徴とする電子部品搭載用基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記最長組片
    の長さは,上記次長組片の長さよりも10〜70μm大
    きいことを特徴とする電子部品搭載用基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記導体ピンは,上記突出片よりも下方に,上記絶縁基
    板に当接させた鍔部を有するとともに,該鍔部は,上記
    絶縁基板に当接した当接面に鍔部の内周端から外周端ま
    で延設された1又は2以上の溝を有しており,かつ,上
    記スルーホールと上記導体ピンとの間の接合用間隙に
    は,導体ピンの嵌入方向とは逆方向から半田材料を流入
    して,スルーホールと導体ピンとを半田接合してなるこ
    とを特徴とする電子部品搭載用基板。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記鍔部に設けたす
    べての溝の総断面積は,上記接合用間隙の総断面積の2
    〜40%であることを特徴とする電子部品搭載用基板。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において,上記鍔部に設
    けた1つの溝の断面積は,上記接合用間隙の総断面積の
    0.5〜10%であることを特徴とする電子部品搭載用
    基板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記スルーホールと上記導体ピンとの間の接合用間隙に
    は,上記最長組片及びスルーホールに接する仮想の内接
    円が入る空間部を有し,かつ該内接円の直径は0.03
    〜0.12mmの範囲にあることを特徴とする電子部品
    搭載用基板。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか一項において,
    上記頭部には,上記突出片と上記鍔部との間に,上記次
    長組片の長さよりも小さく,かつ上記突出片が形成され
    ていない半田溜り部を有していることを特徴とする電子
    部品搭載用基板。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記半田溜り部の長
    さは,上記スルーホールの長さの2〜35%であること
    を特徴とする電子部品搭載用基板。
  10. 【請求項10】 頭部と脚部とを有する導体ピンを用
    い,導体回路を有する絶縁基板のスルーホールに上記導
    体ピンの頭部を嵌入し,次いで,上記導体ピンの頭部と
    スルーホールとの間の接合用間隙に半田材料を流入し
    て,両者を半田接合する電子部品搭載用基板の製造方法
    であって,上記導体ピンの頭部は,その側壁に4方向以
    上に放射状に突出した突出片を有し,これら突出片は,
    頭部の軸芯を中心に互いに反対方向へ伸長する,複数の
    組片を構成しており,かつこれら組片は,長さが最も大
    きい最長組片と,長さが2番目に大きい次長組片とを有
    し,上記最長組片は,スルーホールの内径以上の長さを
    有し,一方上記次長組片は上記スルーホールの内径未満
    の長さを有することを特徴とする電子部品搭載用基板の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において,上記導体ピンは
    上記突出片よりも下方に鍔部を有し,かつ該鍔部は絶縁
    基板に当接する当接面に鍔部の内周端から外周端まで延
    設された溝を有しており,上記鍔部の上記当接面を絶縁
    基板に当接させた状態まで上記頭部を上記スルーホール
    に嵌入し,次いで,上記頭部の嵌入方向とは逆方向から
    上記接合用間隙へ半田材料を流入することを特徴とする
    電子部品搭載用基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11において,上記ス
    ルーホールの一方の開口部からスルーホール内に上記頭
    部を嵌入し,次いで,上記絶縁基板の表面に,上記スル
    ーホールの他方の開口部の一部分を覆うように半田材料
    をオフセット配置し,次いで,上記半田材料を溶融させ
    て上記接合用間隙に流入させることにより,上記導体ピ
    ンの頭部とスルーホールとの間を半田接合することを特
    徴とする電子部品搭載用基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 電子部品搭載用基板のスルーホールに
    嵌入する頭部を有すると共に脚部を有する導体ピンであ
    って,上記導体ピンの頭部は,その側壁に4方向以上に
    放射状に突出した突出片を有し,これら突出片は,頭部
    の軸芯を中心に互いに反対方向へ伸長する,複数の組片
    を構成しており,これら組片は,長さが最も大きい最長
    組片と,長さが2番目に大きい次長組片とを有し,上記
    最長組片は,スルーホールの内径以上の長さを有し,一
    方上記次長組片は上記スルーホールの内径未満の長さを
    有することを特徴とする導体ピン。
  14. 【請求項14】 請求項13において,上記最長組片を
    構成する突出片の先端幅は,50〜200μmであるこ
    とを特徴とする導体ピン。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14において,上記最
    長組片の長さは,上記次長組片の長さよりも10〜70
    μm大きいことを特徴とする導体ピン。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のいずれか一項にお
    いて,上記導体ピンは,上記突出片よりも下方に,上記
    絶縁基板に当接させるための鍔部を有するとともに,該
    鍔部は,上記絶縁基板に当接させる当接面に鍔部の内周
    端から外周端まで延設された1又は2以上の溝を有して
    いることを特徴とする導体ピン。
  17. 【請求項17】 請求項16において,上記鍔部に設け
    たすべての溝の総断面積は,上記接合用間隙の総断面積
    の2〜40%であることを特徴とする導体ピン。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17において,上記鍔
    部に設けた1つの溝の断面積は,上記接合用間隙の総断
    面積の0.5〜10%であることを特徴とする導体ピ
    ン。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18のいずれか一項にお
    いて,上記スルーホールと上記導体ピンとの間の接合用
    間隙には,上記最長組片及びスルーホールに接する仮想
    の内接円が入る空間部を有し,かつ該内接円の直径は
    0.03〜0.12mmの範囲にあることを特徴とする
    導体ピン。
  20. 【請求項20】 請求項16〜19のいずれか一項にお
    いて,上記頭部には,上記突出片と上記鍔部との間に,
    上記次長組片の長さよりも小さく,かつ上記突出片が形
    成されていない半田溜り部を有していることを特徴とす
    る導体ピン。
  21. 【請求項21】 請求項20において,上記半田溜り部
    の長さは,上記スルーホールの長さの2〜35%である
    ことを特徴とする導体ピン。
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