JPH07226240A - 端子および該端子の回路基板への取付構造 - Google Patents

端子および該端子の回路基板への取付構造

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JPH07226240A
JPH07226240A JP6014387A JP1438794A JPH07226240A JP H07226240 A JPH07226240 A JP H07226240A JP 6014387 A JP6014387 A JP 6014387A JP 1438794 A JP1438794 A JP 1438794A JP H07226240 A JPH07226240 A JP H07226240A
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JP
Japan
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hole
terminal
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mounting portion
diameter
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JP6014387A
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Inventor
Kazunori Kinoshita
一則 木下
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3447Lead-in-hole components

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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路基板1の取付穴3に、端子2を取り付け
る際の工数を低減するとともに、端子2の位置精度およ
び取付強度を高めることを目的とする。 【構成】 取付部4は、その長さhが所定の長さ以内に
形成されるとともに、外方へ膨出する複数の膨出部6お
よび該膨出部6よりも内方へ窪んだ複数の窪み部7を有
し、前記取付部4が前記取付穴3に嵌入されたときに、
前記複数の膨出部6が、前記取付穴3の内壁に圧接され
ることによって前記端子2が所定状態で仮固定されると
ともに、前記複数の窪み部7と前記取付穴3の内壁とに
よって半田が流入する隙間が形成されるように構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板に形成された
端子取付用のスルーホールに、端子を取り付けて半田付
けする取付構造およびその取付構造に好適な端子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、両面配線基板などの回路基板への
端子の取付構造として、例えば、図10に示されるもの
がある。
【0003】同図において、1は両面に導体パターンが
形成された両面配線基板、25はこの両面配線基板1に
実装されたコンデンサや抵抗器などの電子部品、26は
両面配線基板1の端子取付用のスルーホールに挿入され
て半田付けされた円柱状の鍔付き端子である。
【0004】図11は、かかる鍔付き端子26の両面配
線基板1への取り付け手順を説明するための要部断面図
であり、図10に対応する部分には、同一の参照符号を
付す。
【0005】鍔付き端子26は、図11(A)に示され
るように、両面配線基板1に形成された端子取付用のス
ルーホール3に、その軸部26aを挿入し、図11
(B)の矢符Bあるいは矢符Cで示される方向からクリ
ーム半田を塗布して溶融するリフロー法により、あるい
は、半田ごて法によって半田付けして固定される。
【0006】また、他の従来例の取付構造として、図1
2(A)に示されるように、先端部が中空の鍔付き端子
27を、両面配線基板1に形成された端子取付用のスル
ーホール3に下方から挿入し、先端部をカシメ固定した
後、上述の従来例と同様に、リフロー法あるいは半田ご
て法によって半田9を供給して図12(B)に示される
ように、半田付けして固定するものがある。なお、ここ
でいうスルーホールとは、貫通孔内壁面に導体膜を形成
したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11に示
される従来例では、両面配線基板1の端子取付用のスル
ーホール3と鍔付き端子26の軸部26aとの間には、
間隙が存在するために、図13(A)に示されるよう
に、鍔付き端子26の軸心がスルーホール3の中心から
ずれる芯ずれFが生じたり、あるいは、図13(B)に
示されるように、鍔付き端子26が傾いてしまい、この
ため、端子26の位置精度が不良となってしまい、さら
に、半田9がスルーホール3の内部にまで均一に回りに
くく、取付強度が弱いという難点がある。
【0008】一方、図12に示される従来例では、カシ
メ固定するために、鍔付き端子27の傾きは生じないけ
れども、芯ずれは生じ易く、さらに、カシメの工程が必
要であるので、工数が多くなり、また、細径の端子は、
製作するのが困難である。
【0009】しかも、いずれの従来例においても、半田
ごて法による場合には、工数が多大となる。
【0010】さらに、リフロー法による場合でも、図1
1に示される鍔付き端子26の鍔部26bの厚みtや図
12に示されるカシメ先端の厚みtが比較的大きいため
に、クリーム半田の印刷による供給が不可能である。す
なわち、図14は、両面配線基板1のスルーホール3に
鍔付き端子26を挿入し、マスク27を介してクリーム
半田を印刷用スキージ28によって塗布する状態を示す
断面図である。
【0011】マスク27の厚みt’は、部品のサイズに
対応する所要の半田供給量で決定され、高密集度の回路
では、1005サイズの部品が多用されるために、マス
ク27の厚みは、例えば、t’=0.15mmが使用さ
れる。
【0012】ところが、鍔付き端子26の鍔部26bの
厚みtは、それ以下にするのは加工上の限界があって困
難であり、このため、図14に示されるように、t>
t’となって端子26の鍔部26bが、マスク27の表
面よりも突き出してしまい、印刷用スキージ28が、鍔
部26bに引っ掛かって印刷不良となってしまう。
【0013】したがって、リフロー法による場合には、
印刷によるクリーム半田の供給が不可能であるので、デ
ィスペンサーによってクリーム半田を必要な箇所に順次
供給しなければならず、半田ごて法による場合と同様
に、工数が多大となってしまう。
【0014】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、工数を低減するとともに、端子の位置精度お
よび取付強度を高めることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0016】すなわち、請求項第1項に記載の本発明
は、取付穴が形成された回路基板に取り付けられる端子
において、前記取付穴に嵌入されて半田付けされる取付
部を有し、前記取付部は、前記嵌入方向に沿う長さが所
定の長さ以内に形成されるとともに、該取付部は、前記
長さ方向に沿う仮想軸線を中心として径方向外方へ膨出
する複数の膨出部および該膨出部よりも径方向内方へ窪
んだ複数の窪み部を有し、前記膨出部の外径は、前記取
付部の先端では前記取付穴の穴径よりも小さく形成され
るとともに、前記取付部の先端から該取付部の長さ方向
に沿って徐々に増大して前記穴径よりも大きく形成さ
れ、前記窪み部は、前記長さ方向に連続して形成される
とともに、該窪み部の外径は、前記穴径よりも小さく形
成され、前記取付部が前記取付穴に嵌入されたときに、
前記複数の膨出部が、前記取付穴の内壁に圧接されるこ
とによって前記端子が所定状態で仮固定されるととも
に、前記複数の窪み部と前記取付穴の内壁とによって前
記半田が流入する隙間が形成されるものである。
【0017】また、請求項第2項に記載の本発明は、前
記請求項第1項に記載の端子において、前記取付部の後
端に前記取付穴の穴径よりも大きな鍔部を連設し、該鍔
部には、前記窪み部に対応する位置に、径方向外方へ延
びる溝を形成している。
【0018】さらに、請求項第3項に記載の本発明は、
前記請求項第1項または第2項に記載の端子の取付部
が、前記回路基板の取付穴に嵌入されてリフロー法によ
って半田付けされている。
【0019】
【作用】請求項第1項に記載の本発明では、端子の取付
部を、回路基板の取付穴に嵌入すると、複数の膨出部が
取付穴の内壁に圧接されることによって端子が、芯ずれ
や傾きのない所定状態で仮固定されるので、端子の位置
精度が向上する。
【0020】しかも、取付部は所定長さ以内に形成され
ているので、取付部を回路基板の取付穴に嵌入したとき
に、従来例のように鍔部やカシメ部が、クリーム半田を
印刷する際のマスク表面から突き出すといったことがな
く、これによって、印刷用スキージによるクリーム半田
の供給が可能となり、工数が低減する。
【0021】また、取付部を回路基板の取付穴に嵌入し
たときには、複数の窪み部と取付穴の内壁との間に半田
流入用の隙間が形成されるので、印刷用スキージでクリ
ーム半田を供給したときに、クリーム半田が、この隙間
に充填されて半田付けされることになり、取付強度が向
上する。
【0022】さらに、膨出部の外径は、取付部の先端で
は、取付穴の穴径よりも小さく形成され、取付部の長さ
方向に沿って徐々に大きくなっているので、取付部を、
回路基板の取付穴に嵌入する際に、取付穴の内壁の導体
膜を傷めることなく、円滑に嵌入されることになる。
【0023】請求項第2項に記載の本発明では、前記請
求項第1項記載の本発明の作用効果に加えて、鍔部に
は、取付部の窪み部に対応する位置に、径方向外方へ延
びる溝を形成しているので、半田がこの溝を介して回路
基板の裏面側にも回り込んで鍔部と回路基板とが半田付
けされて取付強度が向上する。
【0024】請求項第3項に記載の本発明では、請求項
第1項または第2項の本発明と同様の作用効果を奏す
る。
【0025】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例の斜視図であ
り、同図において、1は両面に導体パターンが形成され
た両面配線基板、2は両面配線基板1の端子取付用のス
ルーホール3に取り付けられる円柱状の鍔付き端子であ
る。
【0027】この実施例の鍔付き端子2は、スルーホー
ル3に嵌入されて半田付けされる取付部4を有してお
り、この取付部4は、矢符Aで示される嵌入方向に沿う
長さhが、両面配線基板1の厚みTに、印刷用スキージ
によってクリーム半田を塗布する際の上述の図14に示
されるマスク27の厚みt’を加えた所定の長さ以内に
形成されている。
【0028】この取付部4は、図2の平面図に示される
ように、該取付部4の長さ方向に沿う仮想軸線5を中心
とした径方向外方へ十字形に膨出する4つの膨出部6お
よびこれら膨出部6よりも径方向内方へ窪んだ4つの窪
み部7を有しており、これら膨出部6および窪み部7
は、取付部4の長さ方向に連続して形成されている。
【0029】これら膨出部6の膨出量は、取付部4の先
端で小さく、該取付部4の長さ方向に沿って徐々に大き
くなって中央付近で最大となり、再び小さくなってい
る。取付部4の仮想軸線5を中心とした膨出部6の外径
は、取付部4の先端では、スルーホール3の径Eよりも
小さく、中央付近では、スルーホール3の径Eよりも若
干大きな径Dとなっている。一方、窪み部7の外径は、
スルーホール3の径Eよりも十分に小さくなっている。
【0030】取付部4の後端には、スルーホール3の径
Eよりも大径の鍔部8が連設されており、取付部4を両
面配線基板1のスルーホール3に嵌入したときに、この
鍔部8が両面配線基板1の裏面に当接するようになって
いる。
【0031】かかる構成を有する鍔付き端子2では、そ
の取付部4を、矢符Aで示されるように、両面配線基板
1のスルーホール3に圧入すると、取付部4の4つの膨
出部6が、スルーホール3の内壁に圧接されることによ
り、鍔付き端子2が、芯ずれや傾きが生じることなく、
仮固定されるとともに、4つの窪み部7とスルーホール
3の内壁との間で、半田が流入する隙間が形成されるこ
とになる。
【0032】このように、スルーホール3の径Eよりも
大径な膨出部6を有する取付部4を、両面配線基板1の
スルーホール3に圧入するだけで、鍔付き端子2が、仮
固定されるので、従来のカシメ工程などか不要となって
工数がかからない。また、膨出部6は、取付部4の仮想
軸線5が、スルーホール3の中心線に一致するように、
取付部4の軸線5から同じ量で4方向に膨出しており、
これによって、鍔付き端子2の芯ずれや傾きが防止され
て位置精度が向上する。
【0033】しかも、膨出部6の外径は、取付部4の先
端では、スルーホール3の径Eよりも小さく形成され、
取付部4の長さ方向に沿って徐々に大きくなっているの
で、取付部4を、両面配線基板1のスルーホール3に嵌
入する際に、スルーホール3の内壁の導体膜を傷めるこ
となく、円滑に嵌入されることになる。
【0034】取付部4は、その長さhが、両面配線基板
1の厚みTに上述のマスク27の厚みt’を加えた長さ
以内とされているので、取付部4を、両面配線基板1の
スルーホール3に嵌入し、マスクを介して印刷用スキー
ジでクリーム半田を供給する際に、前記取付部4の先端
が、マスク面よりも突き出すことがなく、したがって、
印刷法によってクリーム半田を一括供給してリフロー法
で半田付けすることが可能となり、従来例に比べて工数
が低減される。
【0035】図3は、以上のようにしてリフロー法によ
って半田付けした後の要部断面図である。
【0036】取付部4は、その窪み部7によってスルー
ホール3の内壁との間に隙間を形成するので、クリーム
半田9が、この隙間に押し込まれて充填されることにな
り、この図3に示されるように、スルーホール3のほぼ
全体に亘って半田付けされることになり、取付強度が向
上する。
【0037】また、本発明の他の実施例として、取付部
4を、両面配線基板1のスルーホール3に嵌入する際
に、鍔部8が、両面配線基板1の裏面から若干浮いた状
態としておき、半田9が、両面配線基板1の裏面側のラ
ンドにも流れるようにし、鍔部8も、半田付けされるよ
うにしてもよい。
【0038】上述の実施例では、膨出部6の膨出量は、
取付部4の先端で小さく、該取付部4の長さ方向に沿っ
て徐々に大きくなって中央付近で最大となり、再び小さ
く形成されたけれども、本発明の他の実施例として、膨
出部6の膨出量を、取付部4の先端で小さく、該取付部
4の長さ方向に沿って徐々に大きくなって後端で最大と
なるように形成してもよく、あるいは、膨出部6の膨出
量を、取付部4の先端で小さく、該取付部4の長さ方向
に沿って徐々に大きくして中央付近で最大とし、そのま
まの膨出量を後端まで維持するように形成してもよい。
【0039】上述の実施例では、取付部4の膨出部6お
よび窪み部7は、それぞれ4つ形成したけれども、本発
明の他の実施例として、図4の平面図に示されるよう
に、3つにしてもよいのは勿論であり、この場合には、
3つのの膨出部6は、取付部4の仮想軸線5回りにほぼ
120度の間隔で設けられる。その他の構成は、上述の
実施例と同様である。
【0040】なお、本発明のさらに他の実施例として、
取付部4の膨出部6および窪み部7を、上述の4つある
いは3つに代えて、5つあるい6つ、さらに多数形成し
てもよい。
【0041】また、上述の実施例では、鍔部8を設けた
けれども、本発明の他の実施例として鍔部8を省略して
もよい。
【0042】図5は、本発明の他の実施例の鍔付き端子
2aの斜視図であり、上述の実施例に対応する部分に
は、同一の参照符号を付す。
【0043】この実施例の鍔付き端子2aは、両面配線
基板1のスルーホール3に嵌入したときに、両面配線基
板1の裏面に当接する鍔部8aには、4つの窪み部7に
それぞれ対応する位置に、径方向外方へ延びる溝10が
それぞれ形成されている。その他の構成は、上述の実施
例と同様である。
【0044】このように、溝10が形成されているの
で、窪み部7とスルーホール3の内壁との間に充填され
たクリーム半田9が、この溝10を通って両面配線基板
1の裏面側に回り込んで鍔部8aと両面配線基板1とが
半田付けされることになり、より強固に取り付けられる
ことになる。
【0045】図6は、本発明の他の実施例の斜視図であ
り、この実施例は、四角柱状の角形端子11であり、こ
の角形端子11は、上述の実施例と同様の両面配線基板
1のスルーホール3に取り付けられる。
【0046】この実施例の角形端子11は、スルーホー
ル3に嵌入されて半田付けされる取付部12を有すると
ともに、この取付部12に連設した左右一対の当接部1
3を有している。
【0047】この角形端子11の取付部12は、矢符A
で示される両面配線基板1のスルーホール3への嵌入方
向に沿う長さhが、上述の実施例と同様に、両面配線基
板1の厚みTにマスク27の厚みt’を加えた所定の長
さ以内に形成されている。
【0048】取付部12は、先端から左右両側に傾斜し
た2つの傾斜面15を有し、各傾斜面15の底辺16の
両端部分が、図7の平面図に示されるように、取付部1
2の仮想軸線17を中心として径方向外方に膨出した膨
出部18となっており、取付部12の前後には、それぞ
れ内方に窪んだ窪み部19が、取付部12の長さ方向に
沿ってそれぞれ形成されている。
【0049】すなわち、この実施例の取付部12では、
4つの膨出部18および2つの窪み部19が形成されて
おり、取付部12の先端は、傾斜面15となっているの
で、取付部12の仮想軸線17を中心とした4つのの膨
出部18の外径は、取付部12の先端では、スルーホー
ル3の径Eよりも小さいことになり、傾斜面15の底辺
部分において、4つの膨出部18の外径は、スルーホー
ル3の径Eよりも若干大きくなっている。一方、窪み部
19の外径は、スルーホール3の径Eよりも十分に小さ
くなっている。
【0050】かかる構成を有する角形端子11では、そ
の取付部12を、矢符Aで示されるように、両面配線基
板1のスルーホール3に圧入すると、取付部12の4つ
の膨出部18が、スルーホール3の内壁に圧接されるこ
とにより、角形端子11が、芯ずれや傾きが生じること
なく、仮固定されるとともに、2つの窪み部19とスル
ーホール3の内壁との間で、半田が流入する隙間が形成
されることになる。
【0051】また、取付部12は、その長さhが、両面
配線基板1の厚みTにマスク27の厚みt’を加えた長
さ以内とされているので、取付部12を、両面配線基板
1のスルーホール3に嵌入し、マスク27を介して印刷
用スキージでクリーム半田を供給する際に、前記取付部
12の先端が、マスク面よりも突き出すことがなく、印
刷法によってクリーム半田を一括供給してリフロー法で
半田付けすることが可能である。
【0052】この実施例では、前後の2箇所のみに窪み
部19を形成したけれども、本発明の他の実施例とし
て、各傾斜面15の底辺16の中央付近にも窪み部19
を形成してもよい。
【0053】また、この実施例では、傾斜面15を2つ
形成して膨出部18を4つおよび窪み部19を2つ形成
したけれども、本発明の他の実施例として、傾斜面15
の数を増やして膨出部18および窪み部19の数をふや
してもよいのは勿論である。
【0054】図8は、さらに本発明の他の実施例の斜視
図であり、この実施例は、板状の端子20であり、この
板状端子20は、上述の実施例と同様の両面配線基板1
のスルーホール3に取り付けられる。
【0055】この実施例の板状端子20は、両面配線基
板1のスルーホール3に嵌入されて半田付けされる取付
部4が浮き出し成形によって形成されており、この取付
部4の形状は、図1の実施例と同様であるので、その説
明は、省略する。また、図1の実施例の鍔部8が、この
実施例では、取付部4に連設する板状部分に相当してい
る。
【0056】かかる構成を有する板状端子では、その取
付部4を、矢符Aで示されるように、両面配線基板1の
スルーホール3に圧入すると、図9に示されるように、
取付部4の4つの膨出部6が、スルーホール3の内壁に
圧接されることにより、板状端子20が、芯ずれや傾き
を生じることなく、仮固定されるとともに、4つの窪み
部7とスルーホール3の内壁との間で、半田が流入する
隙間が形成されることになる。
【0057】取付部4は、その長さが、両面配線基板1
の厚みTにマスク27の厚みt’を加えた長さ以内とさ
れているので、取付部4を、両面配線基板1のスルーホ
ール3に嵌入し、マスク27を介して印刷用スキージで
クリーム半田を供給する際に、前記取付部4の先端が、
マスク面よりも突き出すことがなく、したがって、印刷
法によってクリーム半田を一括供給してリフロー法で半
田付けすることが可能となる。
【0058】上述の各実施例では、表裏両面に導体パタ
ーンを形成した両面配線基板に適用して説明したけれど
も、本発明は、両面配線基板に限らず、片面配線基板や
内面にも導体パターンを形成した多層配線基板にも同様
に適用できるのは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、端子の取
付部は、その長さが所定の長さ以内に形成されるととも
に、外方へ膨出する複数の膨出部および該膨出部よりも
内方へ窪んだ複数の窪み部を有し、膨出部の外径は、取
付部の先端では取付穴の穴径よりも小さく形成されると
ともに、前記取付部の先端から該取付部の長さ方向に沿
って徐々に増大して前記穴径よりも大きく形成され、前
記取付部が前記取付穴に嵌入されたときに、前記複数の
膨出部が、前記取付穴の内壁に圧接されることによって
前記端子が所定状態で仮固定されるとともに、前記複数
の窪み部と前記取付穴の内壁とによって前記半田が流入
する隙間が形成されるので、芯ずれや傾きが防止されて
端子の位置精度が向上し、しかも、印刷用スキージによ
る半田の供給が可能となり、工数が低減する。
【0060】さらに、半田が、取付穴の内壁と窪み部と
の間の隙間に充填されて半田付けされるので、取付強度
が向上する。
【0061】また、膨出部の外径は、取付部の先端で
は、取付穴の穴径よりも小さく形成され、取付部の長さ
方向に沿って徐々に大きくなっているので、取付部を、
回路基板の取付穴に嵌入する際に、取付穴の内壁の導体
膜を傷めることなく、円滑に嵌入されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】図1の実施例の半田付け後の状態を示す要部断
面図である。
【図4】本発明の他の実施例の平面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の要部の斜視図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図7】図6の実施例の平面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の斜視図である。
【図9】図8の実施例の取付状態を示す斜視図である。
【図10】従来例の斜視図である。
【図11】図10の取付手順を説明するための要部断面
図である。
【図12】他の従来例の要部断面図である。
【図13】図11の従来例の問題点を説明するための要
部断面図である。
【図14】従来例の問題点を説明するための要部断面図
である。
【符号の説明】
1 両面配線基板 2,2a 鍔付き端子 3 スルーホール 4,12 取付部 6,18 膨出部 7,19 窪み部 11 角形端子 20 板状端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付穴が形成された回路基板に取り付け
    られる端子において、 前記取付穴に嵌入されて半田付けされる取付部を有し、 前記取付部は、前記嵌入方向に沿う長さが所定の長さ以
    内に形成されるとともに、該取付部は、前記長さ方向に
    沿う仮想軸線を中心として径方向外方へ膨出する複数の
    膨出部および該膨出部よりも径方向内方へ窪んだ複数の
    窪み部を有し、 前記膨出部の外径は、前記取付部の先端では前記取付穴
    の穴径よりも小さく形成されるとともに、前記取付部の
    先端から該取付部の長さ方向に沿って徐々に増大して前
    記穴径よりも大きく形成され、 前記窪み部は、前記長さ方向に連続して形成されるとと
    もに、該窪み部の外径は、前記穴径よりも小さく形成さ
    れ、 前記取付部が前記取付穴に嵌入されたときに、前記複数
    の膨出部が、前記取付穴の内壁に圧接されることによっ
    て前記端子が所定状態で仮固定されるとともに、前記複
    数の窪み部と前記取付穴の内壁とによって前記半田が流
    入する隙間が形成されることを特徴とする端子。
  2. 【請求項2】 前記取付部の後端に前記取付穴の穴径よ
    りも大きな鍔部を連設し、該鍔部には、前記窪み部に対
    応する位置に、前記径方向外方へ延びる溝が形成される
    前記請求項第1項に記載の端子。
  3. 【請求項3】 前記請求項第1項または第2項に記載の
    端子の取付部が、前記回路基板の取付穴に嵌入されてリ
    フロー法によって半田付けされることを特徴とする端子
    の回路基板への取付構造。
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