JPH08306184A - ダイナミック型ramとメモリモジュール及びそのリフレッシュ方法 - Google Patents

ダイナミック型ramとメモリモジュール及びそのリフレッシュ方法

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JPH08306184A
JPH08306184A JP7240729A JP24072995A JPH08306184A JP H08306184 A JPH08306184 A JP H08306184A JP 7240729 A JP7240729 A JP 7240729A JP 24072995 A JP24072995 A JP 24072995A JP H08306184 A JPH08306184 A JP H08306184A
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Katsuyuki Sato
克之 佐藤
Hidetoshi Iwai
秀俊 岩井
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亮 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 メモリセルの情報保持時間に合わせて合理的
にリフレッシュを行わせる。 【構成】 ダイナミック型メモリセルのうち最も短い情
報保持時間よりも短くされたリフレッシュ周期に対応し
た周期的なパルスをを計数して複数のワード線に共通に
割り当てられてなるリフレッシュアドレスを生成し、か
かるリフレッシュアドレスカウンタのキャリー信号を分
周回路により分周し、リフレッシュアドレスに割り当て
られた複数のワード線毎にタイマ回路の出力パルスに相
当した短周期か分周出力パルスに相当した長周期かのい
ずれか一方を記憶回路に記憶させて、リフレッシュアド
レスにより実施されるメモリセルのリフレッシュ動作を
記憶回路の記憶情報に対応して各ワード線毎に有効/無
効にさせ、分周回路の出力パルスによりかかるリフレッ
シュ時間設定情報を無効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミック型RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)とメモリモジュール
及びそのリフレッシュ方法に関し、主として大記憶容量
のものに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック型RAMでは、キャパシタ
に電荷の形態の記憶情報を保持するものであるので、そ
れが失われる前に読み出して増幅してもとの状態に戻す
というリフレッシュ動作が必要である。メモリセルの情
報記憶時間が一定でないことから、短い周期でリフレッ
シュをすべきワード線のアドレスを記憶させてるように
したものが、特開昭61−217988号公報より提案
されている。また、全ワード線のアドレスをリフレッシ
ュを行う順番で記憶させたものが、特開昭51−127
629号公報により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイナミック型メモリ
セルの情報保持時間(リテンション時間)は、図26に
示すように、短いものから長いものまで連続的に分布し
て、かつそのサンプル毎においても区々となるものであ
る。従来のダイナミック型RAMでは最も短いものに注
目して、そのリフレッシュ周期を設定するものであるた
めにリフレッシュ回数が実際のダイナミック型メモリセ
ルの実力に対して短くなるものが多くなり、消費電力が
増大するという問題が生じる。そこで、上記特開昭61
−217988号公報のように、短い周期のものを選び
出して、それに付いては短く周期でリフレッシュするよ
うにするものが提案されているが、上記のように短いも
のから長いものまで連続的に分布するものでは実質的に
適用不可能となる。
【0004】上記のように短い周期のものを記憶回路に
記憶させるもの、あるいは上記短周期のワード線のアド
レスやリフレッシュを行う順番のアドレスを記憶するよ
うな方式では、記憶情報に欠陥があるとメモリセルの情
報保持時間に合わせて正しくリフレッシュ動作が行われ
なくなるため、それによって直ちにメモリセルの記憶情
報が破壊されてしまうという不良につながり信頼性の観
点からも大きな問題を有するものである。
【0005】ダイナミック型RAMにおいて、リード・
ライト動作時とリフレッシュ動作時のアドレスを同じく
すると、リード・ライト時にメモリセルが存在しないワ
ード線も選択状態にしなければならず電流消費が増大す
る。一方、リフレッシュ動作はメモリセルの情報保持時
間以内に繰り返して行う必要があり、ワード線数の増大
によりリフレッシュサイクル数が増大し、ダイナミック
型RAMの動作の大半がリフレッシュ動作に占領されて
しまう。そこで、大記憶容量化に伴いリード・ライト時
に比べてリフレッシュ時には選択されるワード線の数を
多くしてリフレッシュサイクル数を4K(4096)程
度に抑えることが行われている。この場合、同時にリフ
レッシュされるメモリセルの数が増大し、その中で1つ
でも短い周期のものが存在すればそれに従う結果となる
ために、上記のように短周期と長周期に分けたとして
も、短周期でリフレッシュされるものが増大してしまう
という問題が生じる。
【0006】この発明の目的は、大記憶容量化されたメ
モリセルの情報保持時間に合わせて合理的で、かつ高信
頼性によりリフレッシュを行わせることが可能なダイナ
ミック型RAMとメモリモジュール及びそのリフレッシ
ュ方法を提供することにある。この発明の他の目的は、
スタンバイモードでの低消費電力化を図ったダイナミッ
ク型RAMとメモリモジュール及びそのリフレッシュ方
法を提供することにある。この発明の前記ならびにその
ほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付
図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、上記ダイナミック型メモリ
セルのうち最も短い情報保持時間よりも短くされたリフ
レッシュ周期に対応した周期的なパルスをを計数して複
数のワード線に共通に割り当てられてなるリフレッシュ
アドレスを生成し、かかるリフレッシュアドレスカウン
タのキャリー信号を分周回路により分周し、上記リフレ
ッシュアドレスに割り当てられた複数のワード線毎に上
記タイマ回路の出力パルスに相当した短周期か上記分周
出力パルスに相当した長周期かのいずれか一方を記憶回
路に記憶させて、上記リフレッシュアドレスにより実施
されるメモリセルのリフレッシュ動作を上記記憶回路の
記憶情報に対応して各ワード線毎に有効/無効にさせ、
上記分周回路の出力パルスによりかかるリフレッシュ時
間設定情報を無効にする。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、上記リフレッシュアド
レスが共通に割り当てられた複数のワード線毎にメモリ
セルの情報保持時間に対応させられた2以上のリフレッ
シュ周期によりリフレッシュを行うことが可能となって
大幅な低消費電力化を実現できる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明に係るダイナミック型R
AM(以下、単にDRAMと称する)の一実施例の概略
ブロック図が示されている。同図の各回路ブロックは、
公知の半導体集積回路の製造技術により、特に制限され
ないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に
形成される。
【0010】この実施例のDRAMは、DRAM本体と
適応リフレッシュコントローラから構成される。DRA
M本体は、特に制限されないが、約64Mb(メガビッ
ト)のような大きな記憶容量を持つようにされる。DR
AM本体は、特に制限されないが、4つのメモリブロッ
ク(アレーブロック)から構成される。各アレーブロッ
ク0〜アレーブロック3は、それぞれが約16Mbの記
憶容量を持ち、リフレッシュ動作のときにはそれぞれ1
本ずつのワード線WLが選択されて、かかるワード線に
接続されたメモリセルの記憶電荷が読み出されて、それ
がセンスアンプにより増幅されてものと状態に戻される
というリフレッシュ動作が行われる。
【0011】上記ワード線は、物理的に一本のワード線
であるという意味ではなく、リフレッシュアドレスに対
応された論理的な意味でのワード線である。つまり、上
記のように1つのアレーブロックが約16Mbのような
記憶容量を持つ場合、1回のリフレッシュ動作によって
4096個のメモリセルをリフレッシュさせることが必
要になる。このような多数のメモリセルを1本のワード
線に接続すると、ワード線の負荷が重くなって動作速度
が遅くなる等のために、複数のワード線に分割されて、
それらに同じロウアドレスを割り付けて同時選択させる
ようにするものである。
【0012】上記のようなリフレッシュ動作のためのリ
フレッシュアドレス信号A0〜A11は(リフレッシ
ュ)アドレスカウンタにより生成される。タイマ回路
は、上記64Mbのメモリセルの中で最も情報保持時間
が短いものに合わせたクロック信号CLKを発生させ
る。タイマ回路は、上記リフレッシュアドレス信号A0
〜A11による4096回を1廻(1周期)りとしたリ
フレッシュ動作においては、上記最も短い情報保持時間
Tmin とすると、Tmin /4096より短い周期のクロ
ック信号CLKを発生させる。
【0013】タイミング発生回路RASGenは、上記ク
ロック信号CLKに同期してロウ系のタイミング信号を
発生させ、上記リフレッシュアドレス信号A0〜A11
により指定されたワード線の選択動作及びセンスアンプ
の増幅動作を制御してリフレッシュ動作を行わせる。上
記アドレスカウンタは、上記タイミング発生回路RAS
Genによるリフレッシュ動作によるタイミング信号によ
り+1の計数動作を行い、次のリフレッシュアドレスを
生成する。このようなリフレッシュ制御回路は、基本的
には従来のダイナミック型RAMにおけるリフレッシュ
制御回路と同様である。
【0014】この実施例では、上記のようなリフレッシ
ュ制御回路を備えてなるDRAM本体に対して、データ
保持動作(スタンバイモード)での低消費電力化を図る
等のために次のような適応リフレッシュコントローラが
設けられる。
【0015】上記アドレスカウンタにより形成されたリ
フレッシュアドレス信号A0〜A11は、プログラマブ
ル・リード・オンリー・メモリ(以下、単にPROMと
いう)に供給される。PROM(リフレッシュ周期保持
回路)は、リフレッシュアドレスに対応した4K分のア
ドレス空間を持ち、1つのアドレスには上記DRAM本
体の4つのアレーブロック0〜3のそれぞれに対応した
4ビットの記憶情報を持つようにされる。それ故、PR
OMアレーの全体のメモリ容量は、4K×4=16Kビ
ットとされる。
【0016】上記アドレスカウンタからのキャリー(桁
上げ)信号CARRYは、m進カウンタにより1/mに
分周される。つまり、m進カウンタは、特定のメモリセ
ルについてのリフレッシュ回数でみると、m回のリフレ
ッシュに1回の割合で発生される分周パルスを形成する
こととなる。逆にいうならば、上記のように最も短い情
報保持時間に対応したメモリセルのリフレッシュ周期t
1に対して、m倍の長さに設定された分周パルス/T2
(t2=m×t1)が形成される。
【0017】特に制限されないが、上記アドレスカウン
タで形成されたリフレッシュドレス信号A0〜A11の
うち、下位5ビットのアドレス信号A0〜A4はPRO
MアレーのYデコーダに供給され、アドレス信号A5〜
A11は、Xデコーダ(ワードドライバ)に供給され
る。上記PROMアレーには、DRAM本体側の4つの
メモリマットにおいてリフレッシュアドレスA0〜A1
1によりそれぞれ指定される合計4つのワード線に一対
一に対応された4ビットの記憶情報を持ち、それが短周
期でのリフレッシュか長周期でのリフレッシュかを2値
(‘0’と‘1’)のリフレッシュ時間設定情報(リフ
レッシュ周期の情報)に対応して記憶させる。すなわ
ち、あるアレーブロック中の1つのワード線に注目した
場合、(セルフ)リフレッシュ期間において、上記1つ
のワード線が選択状態にされてから、次に再び上記1つ
のワード線が選択状態とされる迄の期間を上記リフレッ
シュ時間設定情報(リフレッシュ周期の情報)であると
定義する。
【0018】上記アドレスカウンタにより形成されたリ
フレッシュアドレス信号は、他方においてマルチプレク
サ機能を持つX−アドレスバッァを介して取り込まれ、
内部アドレス信号BX0−BX8はX−プリデコーダに
供給され、内部アドレス信号BX9−BX11はマット
選択回路に供給される。上記マット選択回路に対して
は、通常アクセス時に最上位ビットの内部アドレス信号
BX12が供給されている。リフレッシュモードでは、
かかる内部アドレス信号BX12が無効にされて、内部
アドレス信号BX12によるメモリブロックの選択機能
が無効となって、両方共に選択状態にされる。
【0019】上記PROMアレーからの4ビットの読み
出し信号は、センスアンプを通してラッチ回路に保持さ
れる。特に制限されないが、適応リフレッシュコントロ
ーラの低消費電力化のために、PROMは上記アドレス
信号の入力により4ビットのデータが読み出されて出力
部のラッチに保持されたなら、センスアンプを含めて全
ての回路が非動作状態にされる。
【0020】同図において、上記PROMから読み出さ
れた4ビットからなるリフレッシュ時間設定情報(cate
gory-0-3) は、m進カウンタの分周パルス/T2とアン
ドゲート回路により論理積が採られ、このアンドゲート
回路により上記アレーブロック0〜アレーブロック3の
それぞれに対応したリフレッシュ禁止信号inhibit-0〜i
nhibit-3 が形成される。上記リフレッシュ禁止信号inh
ibit-0 は、アレーブロック0に供給される。同様に、
残りの他のリフレッシュ禁止信号inhibit-1 〜inhibit-
3 は、アレーブロック1〜アレーブロック3にそれぞれ
供給される。
【0021】ここで、信号/T2は、それがロウレベル
をアクティブレベルであることを表している。それ故、
分周パルス/T2は、通常はハイレベルで、上記キャリ
ー信号CARRYをm個計数したときにロウレベルにさ
れる。上記リフレッシュアドレス信号A0〜A11によ
りリフレッシュ動作が行われるとき、上記リフレッシュ
時間設定情報(category-0 )が短周期に対応した‘0’
(ロウレベル)なら無条件にリフレッシュ禁止信号inhi
bit-0 が‘0’(ロウレベル)にされて、リフレッシュ
動作が実施される。
【0022】これに対して、例えば上記リフレッシュ時
間設定情報(category-0 )が長周期に対応した‘1’
(ハイレベル)なら分周パルス/T2がハイレベルの期
間ではリフレッシュ禁止信号inhibit-0 を‘1’(ハイ
レベル)にしてリフレッシュ動作を行わせないように禁
止して、そのリフレッシュサイクルをスキップさせる。
上記リフレッシュ時間設定情報(category-0 )が長周期
に対応した‘1’(ハイレベル)であっても、m回に1
回の割合で上記分周パルス/T2がロウレベルにされた
め、上記アンドゲート回路により上記リフレッシュ禁止
信号inhibit-0 を‘0’(ロウレベル)にする。このた
め、リフレッシュ時間設定情報(category-0 )が長周期
とされたワード線においては、上記分周パルス/T2に
より設定された時間間隔によりリフレッシュ動作が実施
されることになる。
【0023】他のアレーブロック1〜アレーブロック3
においても、上記リフレッシュ時間設定情報(category
-1〜category-3) が長周期に対応した‘1’(ハイレベ
ル)なら分周パルス/T2がハイレベルの期間ではそれ
ぞれのリフレッシュ禁止信号inhibit-1 〜inhibit-3 が
‘1’になってリフレッシュ動作を行わせないように禁
止させてそのリフレッシュサイクルをスキップさせ、m
回に1回の割合で上記分周パルス/T2がロウレベルに
されることに応じて、上記リフレッシュ禁止信号inhibi
t-1 〜inhibit-3 が強制的にロウレベルの無効にされる
結果、上記分周パルス/T2により設定された時間間隔
によりリフレッシュ動作が実施されることになる。
【0024】本実施例のように、長周期でのリフレッシ
ュ動作を行うか否かの制御をアレーブロック0〜3毎に
えば、リフレッシュアドレス(A0〜A11)により一
括して指定するのに比較して、より小さな単位(ワード
線毎)でリフレッシュ時間を設定することができる。こ
れにより、長周期でリフレッシュを行うメモリセルの割
合が増えるのでリフレッシュに要する電力をより低減す
ることができる。
【0025】図2には、図1の1つのアレーブロックに
対応した一実施例の概略回路図が示されている。1つの
アレーブロックは、8個のメモリマットMAT0〜MA
T7から構成される。1つのメモリマットMAT0が代
表として例示的に示されているように、Xデコーダ・ワ
ードドライバにより1つのワード線WLの選択信号が形
成される。かかるワード線WLと交差するように一対の
相補ビット線BL,/BLが配置される。ダイナミック
型メモリセルは、アドレス選択用MOSFETQmと情
報記憶用のキャパシタCsから構成される。アドレス選
択用MOSFETQmのゲートは、上記ワード線WLに
接続される。上記MOSFETQmの一方のソース,ド
レインは上記一方のビット線BLに接続され、他方のソ
ース,ドレインは上記キャパシタCsの一方の電極に接
続されている。
【0026】上記相補ビット線BL,/BLは、シェア
ードスイッチMOSFETQ1とQ2を介してセンスア
ンプに接続される。センスアンプは、ゲートとドレイン
が交差接続されたNチャンネル型MOSFETQ5,Q
6及びPチャンネル型MOSFETQ7,Q8から構成
される。上記Nチャンネル型MOSFETQ5とPチャ
ンネル型MOSFETQ7のドレインは、一方のビット
線BLに接続される。Nチャンネル型MOSFETQ6
とPチャンネル型MOSFETQ8のドレインは、他方
のビット線/BLに接続される。そして、上記Nチャン
ネル型MOSFETQ5とQ6の共通化されたソース
は、上記ワード線WLと平行に延長されるコモンソース
線CSNに接続され、Pチャンネル型MOSFETQ
7,Q8の共通化されたソースは、上記ワード線WLと
平行に延長されるコモンソース線CSPに接続される。
上記コモンソース線CSNとCSPには、センスアンプ
の動作タイミングに同期してセンスアンプ制御回路から
回路の接地電位と電源電圧VCCのような動作電圧が与
えられる。
【0027】上記相補ビット線BL,/BLに対応され
たセンスアンプの入出力ノードには、プリチャージ回路
が設けられる。プリチャージ回路は、センスアンプの両
入力を短絡する短絡MOSFETQ11と、それぞれの
入出力ノードにVCC/2のようなハーフプリチャージ
電圧HVCを供給するMOSFETQ9とQ10から構
成される。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲート
には、マットコントロール回路により形成されたプリチ
ャージ信号/PCが供給される。
【0028】上記Xデコーダには、X−プリデコーダか
らプリデコード信号AXiが供給される。マット選択回
路は、上記8個のメモリマットMAT0〜MAT7の中
から1つのメモリマットを選択するマット選択信号MS
0〜MS7を形成し、それぞれのメモリマットMAT0
〜MAT7に供給する。
【0029】この実施例では、上記8個のメモリマット
MAT0〜MAT7からなるアレーブロックに対応して
形成されたリフレッシュ禁止信号inhibit-K(K=0-3)がイ
ンバータ回路により反転され、リフレッシュ禁止信号IN
HIBIT として各メモリマットMAT0〜MAT7に供給
される。上記代表として例示的に示されているメモリマ
ットMAT0において、上記インバータ回路により反転
されたリフレッシュ禁止信号INHIBIT は、アンドゲート
回路Gの一方の入力に供給される。このアンドゲート回
路Gの他方の入力には、上記マットセレクト信号MS0
が供給される。このアンドゲート回路Gの出力信号MS
0’は、上記Xデコーダ、マットコントロール回路、セ
ンスアンプ制御回路を活性化させる制御信号とされる。
【0030】例えば、リフレッシュアドレス信号により
マット選択回路がマット選択信号MS0を発生させ、X
−プリデコーダにより形成されたプリデコード信号によ
りメモリマットMAT0の1つのワード線を指定したと
き、上記リフレッシュ禁止信号inhibit-K がロウレベル
(‘0’)なら、インバータ回路により反転された上記
リフレッシュ禁止信号INHIBIT がハイレベル(‘1’)
になり、上記アンドゲート回路Gのゲートを開くよう制
御するので、上記制御信号MS0’がマット選択信号M
S0のハイレベルに対応してハイレベルになり、上記X
デコーダ、マットコントロール回路、センスアンプ制御
回路を活性化させ、上記Xデコーダ・ワードドライバに
より1つのワード線を選択してそれに設けられるメモリ
セルのリフレッシュ動作が行われる。
【0031】これに対して、リフレッシュアドレス信号
によりマット選択回路がマット選択信号MS0を発生さ
せ、X−プリデコーダにより形成されたプリデコード信
号によりメモリマットMAT0の1つのワード線を指定
したとき、上記リフレッシュ禁止信号INHIBIT がロウレ
ベル(‘0’)なら、上記アンドゲート回路G1がゲー
トを閉じるよう制御されて、上記マット選択信号MS0
がハイレベルの選択レベルであるにもにもかかわらず
に、アンドゲート回路Gの出力信号MS0’がロウレベ
ルのままとなり、上記Xデコーダ、マットコントロール
回路、センスアンプ制御回路が非活性状態のままとなっ
てリフレッシュが行われない。なお、図1のm進カウン
タ、上記m進カウンタの出力信号/T2を受けるゲー
ト、図2のリフレッシュ禁止信号inhibit-K を受けるイ
ンバータ回路及びアンドゲート回路Gにより制御回路が
構成される。
【0032】図3には、図2の1つのアレーブロックの
動作を説明するためのタイミング図が示されている。タ
イマ回路により形成されたクロック信号CLKのロウレ
ベルに同期して、内部ロウアドレスストローブ信号/R
ASがロウレベルになり、リフレッシュの起動がかか
る。リフレッシュ禁止信号INHIBIT が実線で示したよう
にハイレベルなら、リフレッシュアドレス信号A0−A
11に対応して内部アドレス信号BXi、それを解読し
てマット選択信号MSiとプリデコード信号AXiが形
成される。そして、選択されたメモリマットにおいて
は、プリチャージ信号/PCがロウレベルになり、プリ
チャージ動作が停止させられる。その後、ワード線WL
が選択レベルにされ、センスアンプ動作信号CSNがロ
ウレベルに、CSPがハイレベルにされてセンスアンプ
が増幅動作を開始して、上記ワード線に接続されたメモ
リセルの記憶情報を増幅して再書込みを行ってリフレッ
シュ動作を終了させる。
【0033】上記リフレッシュ禁止信号INHIBIT が点線
で示したようにロウレベルなら、リフレッシュアドレス
信号A0−A11に対応して内部アドレス信号BXi、
それを解読してマット選択信号MSiとプリデコード信
号AXiが形成されにもかかわらず、上記マット選択信
号MSiがそれに対応したメモリマットMATiに供給
されないから、プリチャージ信号/PCはハイレベルの
ままのプリチャージ動作を維持し、ワード線WLは非選
択レベルのロウレベルに固定され、センスアンプ動作信
号CSNとCSPも共にハーフプリチャージ電圧のまま
にされる。
【0034】クロック信号CLKがロウレベルからハイ
レベルに立ち上がる時、次のリフレッシュ動作に用いら
れるリフレッシュアドレス信号A0−A11のインクリ
メント動作が行われ、それに対応して上記PROMアレ
ーから読み出し動作が行われて上記リフレッシュ禁止信
号INHIBIT が次のリフレッシュ動作に先行して出力され
る。以下、上記クロック信号CLKがハイレベルからロ
ウレベルに変化したタイミングで、上記信号/RASが
ロウレベルになり、上記リフレッシュ禁止信号INHIBIT
に対応してリフレッシュ動作が禁止されるから否かの決
定される。
【0035】図4には、上記メモリマットに設けられる
Xデコーダの一実施例の回路図が示されている。同図に
は、8個のワードドハライバ選択回路が代表として例示
的に示されている。ワードドライバ選択信号XDS0
は、Pチャンネル型MOSFETQ5とNチャンネル型
MOSFETQ6からなるCMOSインバータ回路によ
り形成される。このCMOSインバータ回路の入力に
は、デコーダ回路が設けられる。デコーダ回路は、Pチ
ャンネル型のプリチャージMOSFETQ1とプリデコ
ード信号がゲートに供給されたNチャンネル型MOSF
ETQ2と、かかるMOSFETQ2に対して直列に設
けられるNチャンネル型MOSFETQ3から構成され
る。このMOSFETQ3のゲートには、プリデコード
信号AX2iが供給され、残り7個のワードドライバ選
択回路の同様なNチャンネル型MOSFETに対して共
通に用いられる。
【0036】上記Nチャンネル型MOSFETQ3のソ
ースには、デスチャージ信号XDGBが供給される。つ
まり、マット選択信号MSとロウ系のタイミング信号R
1がナンドゲート回路G1とインバータ回路N1及びイ
ンバータ回路N2を通して上記ディスチャージ信号XD
GBが形成される。上記インバータ回路N1の出力がプ
リチャージ信号PCとして上記Pチャンネル型のプリチ
ャージMOSFETQ1のゲートに供給される。上記マ
ット選択信号MSは、前記図2の実施例では、上記アン
ドゲート回路Gにより形成された制御信号MS0’に対
応した信号である。
【0037】この実施例回路の動作は、次の通りであ
る。マット選択信号MS又はタイミング信号R1がロウ
レベルのとき、上記プリチャージ信号PCがロウレベル
になり、Pチャンネル型のプリチャージMOSFETQ
1等をオン状態にしてプリチャージ動作を行わせる。こ
れにより、各ワードトライバ選択回路を構成するCMO
Sインバータ回路の入力レベルがハイレベルになるの
で、各ワードドランバ選択信号XDS0〜XDS7はロ
ウレベルの非選択レベルにされている。上記のようなプ
リチャージ信号PCがロウレベルときには、上記デスチ
ャージ信号XDGBがハイレベルにされており、オン状
態のプリチャージMOSFETQ1とプリデコード信号
AX2i、AX5iによりたとえMOSFETQ2、Q
3がオン状態にされていても直流電流が流れることはな
く、上記プリチャージ電圧を確保することができる。
【0038】上記マット選択信号MSとタイミング信号
R1のハイレベルにより、上記プリチャージ信号PCが
ハイレベルになり、上記プリチャージMOSFETQ1
等はオフ状態にされる。そして、上記ディスチャージ信
号XDGBがロウレベルに変化するので、上記プリデコ
ード信号AX2iとAX5iにより指定される1つのワ
ードドライバ選択回路においてディスチャージ経路が形
成されてロウレベルに引き抜かれる。これにより、例え
ばワードドライバ選択信号XDS7がロウレベルからハ
イレベルの選択レベルにされる。
【0039】このとき、残りのワードトライバ選択回路
では、ロウレベルの非選択信号により入力側と電源電圧
VCCとの間に設けられた帰還用のPチャンネル型MO
SFETQ7がオン状態にされて、その入力レベルを電
源電圧VCCレベルに固定するというラッチ動作を行
う。つまり、残りの非選択のワードドライバ選択回路に
おいて、上記プリチャージ電圧がリーク電流により低下
してしまうことにより、誤って非選択のワードトライバ
を選択してしまうことを防止している。
【0040】この実施例回路において、上記マット選択
信号MSを前記のようなリフレッシュ禁止信号INHIBIT
によりロウレベルのままにすることにより、上記タイミ
ング信号R1やプリデコード信号AX2iやAX5iが
発生されてもデコーダ回路はプリチャージ信号PCがロ
ウレベルのままのプリチャージ動作となり、ワードドラ
イバ選択信号が発生されないのでワード線の選択動作が
禁止される。
【0041】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおける適応リフレッシュ動作を説明するための
タイミング図が示されている。上記のように短周期に対
応されたワード線は、タイマ回路により形成されたクロ
ック信号CLKに同期し、アドレスカウンタの1廻りに
対応した時間t1に1回の割合でリフレッシュ動作が実
施され、長周期に対応されたワード線はm回(/T2)
に1回の割合でリフレッシュ動作が実施される。このよ
うにして、実質的な全ワード線についてのリフレッシュ
動作が行われる。
【0042】リフレッシュ動作の詳細は、拡大して示さ
れているように、クロック信号CLKのロウレベルによ
り/RAS信号がロウレベルにされて、アドレス信号A
0〜A11により指定されたn−1番地のワード線は、
分周パルス/T2がハイレベルであるために、PROM
出力のデータラッチからのリフレッシュ時間設定情報
(category)がロウレベルならリフレッシュ禁止信号in
hibit もロウレベルにされることに応じて選択されて、
それに設けらるメモリセルのリフレッシュ動作が行われ
る。もしも、アドレス信号A0〜A11により指定され
たn−1番地のワード線は、上記リフレッシュ時間設定
情報(category)がハイレベルなら信号inhibit もハイ
レベルにされるために選択動作が行われないことにより
それに設けられるメモリセルのリフレッシュ動作が禁止
される。
【0043】特に制限されないが、上記信号/RASの
ハイレベルへの変化に同期してリフレッシュアドレスカ
ウンタが+1の歩進動作を行い、リフレッシュアドレス
がn番地に更新される。そして、クロック信号CLKの
ハイレベルへの変化に同期して、かかるn番地のリフレ
ッシュアドレスによりPROMの読み出しが実施され
て、リフレッシュ動作に先行してそのリフレッシュ時間
設定情報の読み出しが行われる。
【0044】この実施例においては、上記リフレッシュ
アドレスにより各メモリマットにおいてリフレッシュ動
作が行われる約4Kビットからなるメモリセルの中で最
も短い情報保持時間のものが、上記タイマ回路で形成さ
れたクロック信号CLKのm倍よりも短いものは短周期
として記憶され、上記m倍よりも長いものは長周期とし
て記憶される。このとき、高信頼性化のために、PRO
Mセルが未書き込みの状態を上記短周期の情報(例えば
‘0’)とされ、それを書き込み状態としたものを上記
長周期の情報(例えば‘1’)とされる。
【0045】上記PROMを後述するようなEPROM
セルを用いて構成した場合、書き込み不足やデータの揮
発化によって、上記のように‘1’と書き込まれた情報
が誤って‘0’と読み出されたとしても、長周期でリフ
レッシュ動作を行うべきメモリセルが短周期でリフレッ
シュされるだけとなり、DRAMのデータ保持動作その
ものには何ら悪影響を与えないから高信頼性とすること
ができる。
【0046】図6と図7には、この発明が適用されるダ
イナミック型RAMの一実施例のブロック図が示されて
いる。図6には、メモリアレイとその周辺選択回路が示
され、図8にはアドレスバッファや入出力バッファのよ
うな入出力インターフェイス部とタイミング制御回路が
示されている。
【0047】図6において、2つのメモリマットMAT
0とMAT1に挟まれてセンスアンプSA01が設けら
れる。すなわち、センスアンプSA01は、2つのメモ
リマットMAT0とMAT1に対して選択的に用いられ
るシェアードセンスアンプとされる。センスアンプSA
01の入出力部には、図示しないが選択スイッチが設け
られてメモリマットMAT0又はMAT1の相補ビット
線(又は相補データ線あるいは相補ディジット線と呼ば
れることもある)に接続される。
【0048】他のメモリマットMAT2,MAT3や、
MAT4,MAT5及びMAT6,MAT7もそれぞれ
一対とされて、それぞれにセンスアンプSA23,SA
45及びSA67が共通に設けられる。上記のような合
計8個のメモリマットMAT0〜MAT7と4個のセン
スアンプSA01〜SA67により、1つのメモリアレ
イMARY0が構成される。このメモリアレイMARY
0に対してYデコーダYDECが設けられる。Yデコー
ダYDECを挟んで対称的にメモリアレイMARY1が
設けられる。このメモリアレイMARY1は、内部構成
が省略されているが、上記メモリアレイMARY0と同
様な構成にされる。
【0049】各メモリマットMAT0〜MAT7におい
て、デコーダXD0〜XD7が設けられる。これらのデ
コーダXD0〜XD7は、プリデコーダ回路XPDの出
力信号AXiを解読して4本分のワード線選択信号を形
成する。このデコーダXD0〜XD7と次に説明するマ
ット制御回路MATCTRL01〜MATCTRL67
の出力信号とによってワード線の選択信号を形成するワ
ードドライバWD0〜WD7が設けられる。このワード
ドライバには、欠陥救済のための予備のワード線に対応
したワードドライバも含まれる。
【0050】上記一対のメモリマットMAT0,MAT
1に対応してマット制御回路MATCTTL01が設け
られる。他の対とされるメモリマットMAT2,MAT
3〜MAT6,MAT7に対しても同様なマット制御回
路MATCTRL23,MATCTRL45,MATC
TRL67が設けられる。マット制御回路MATCTR
L01〜MATCTRL67は、マット選択信号MSi
と信号XE及びセンス動作タイミング信号φSA及び下
位2ビットのアドレス信号の解読信号とを受けて、選択
されたメモリマットに対した1つのマット制御回路にお
いて、4本のワード線の中の1本を選択する選択信号X
iB等を出力する。
【0051】この他に、マット制御回路MATCTRL
01〜MATCTRL67は、上記選択されたメモリマ
ットに対応して左右いずれかのメモリマットに対応した
ビット線選択スイッチをオン状態のままとし、非選択の
メモリマットに対応したビット線選択スイッチをオフ状
態にする選択信号や、センスアンプの増幅動作を開始さ
せるタイミング信号を出力する。さらに、後述するよう
なリフレッシュ動作における待機時にはセンスアンプ、
ビット線選択スイッチのいずれか1つ又は、両方を制御
してビット線をフローティング状態にさせる機能が設け
られる。
【0052】不良ワード線へのアクセスが行われたとき
には、信号XEのロウレベルにより上記選択信号XiB
等を出力が禁止されるので不良ワード線の選択動作が停
止される。これに代えて、冗長回路側の選択信号XRi
Bが形成されるので、予備のワード線が選択状態にされ
る。
【0053】図7において、タイミング制御回路TG
は、外部端子から供給されるロウアドレスストローブ信
号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、
ライトイネーブル信号/WE及びアウトプットイネーブ
ル信号/OEを受けて、動作モードの判定、それに対応
して内部回路の動作に必要な各種のタイミング信号を形
成する。この明細書及び図面では、/はロウレベルがア
クティブレベルであることを意味するのに用いている。
【0054】信号R1とR3は、ロウ系の内部タイミン
グ信号であり、後述するようなロウ系の選択動作のため
に使用される。タイミング信号φXLは、ロウ系アドレ
スを取り込んで保持させる信号であり、ロウアドレスバ
ッファRABに供給される。すなわち、ロウアドレスバ
ッファRABは、上記タイミング信号φXLによりアド
レス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取り込ん
でラッチ回路に保持させる。
【0055】タイミング信号φYLは、カラムウ系アド
レスを取り込んで保持させる信号であり、カラムアドレ
スバッファCABに供給される。すなわち、カラムアド
レスバッファRABは、上記タイミング信号φYLによ
りアドレス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取
り込んでラッチ回路に保持させる。
【0056】信号φREFは、リフレッシュモードのと
きに発生される信号であり、ロウアドレスバッファの入
力部に設けられたマルチプレクサAMXに供給されて、
リフレッシュモードのときにリフレッシュアドレスカウ
ンタ回路RFCにより形成されたリフレッシュ用アドレ
ス信号に切り替えるよう制御する。リフレッシュアドレ
スカウンタ回路RFCは、タイミング制御回路TGに含
まれる前記のようなタイマ回路により形成されたリフレ
ッシュ用の歩進パルス(クロック信号CLK)φRCを
計数してリフレッシュアドレス信号を生成する。この実
施例ではオートリフレッシュとセルフリフレッシュを持
つようにされる。
【0057】タイミング信号φXは、ワード線選択タイ
ミング信号であり、デコーダXIBに供給されて、下位
2ビットのアドレス信号の解読された信号に基づいて4
通りのワード線選択タイミング信号XiBが形成され
る。タイミング信号φYはカラム選択タイミング信号で
あり、カラム系プリデコーダYPDに供給されてカラム
選択信号AYix、AYjx、AYkxが出力される。
【0058】タイミング信号φWは、書き込み動作を指
示する制御信号であり、タイミング信号φRは読み出し
動作を指示する制御信号である。これらのタイミング信
号φWとφRは、入出力回路I/Oに供給されて、書き
込み動作のときには入出力回路I/Oに含まれる入力バ
ッファを活性化し、出力バッファを出力ハイインピーダ
ンス状態にさせる。これに対して、読み出し動作のとき
には、上記出力バッファを活性化し、入力バッファを出
力ハイインピーダンス状態にする。
【0059】タイミング信号φMSは、マット選択動作
を指示する信号であり、ロウアドレスバッファRABに
供給され、このタイミングに同期してマット選択信号M
Siが出力される。タイミング信号φSAは、センスア
ンプの動作を指示する信号である。このタイミング信号
φSAに基づいて、センスアンプの活性化パルスが形成
されることの他、相補ビット線のプリチャージ終了動作
や、非選択のメモリマット側のビット線を切り離す動作
の制御信号を形成するにも用いられる。
【0060】この実施例では、ロウ系の冗長回路X−R
DEが代表として例示的に示されている。すなわち、上
記回路X−REDは、不良アドレスを記憶させる記憶回
路と、アドレス比較回路とを含んでいる。記憶された不
良アドレスとロウアドレスバッファRABから出力され
る内部アドレス信号BXiとを比較し、不一致のときに
は信号XEをハイレベルにし、信号XEBをロウレベル
にして、正規回路の動作を有効にする。上記入力された
内部アドレス信号BXiと記憶された不良アドレスとが
一致すると、信号XEをロウレベルにして正規回路の不
良ワード線の選択動作を禁止させるとともに、信号XE
Bをハイレベルにして、1つの予備ワード線を選択する
選択信号XRiBを出力させる。
【0061】図7では省略されているが、上記ロウ系の
回路と同様な回路がカラム系にも設けられており、それ
によって不良ビット線に対するメモリアクセスを検出す
ると、カラムデコーダYDによる不良ビット線の選択動
作を停止させ、それに代えて、予備に設けられているビ
ット線を選択する選択信号が形成される。
【0062】図8には、この発明に係るダイナミック型
RAMのメモリアレイ部の一実施例の要部回路図が示さ
れている。同図においては、メモリマットMAT0の4
本のワード線、2対の相補ビット線とこれらに関連した
センスアンプとプリチャージ回路等が代表として例示的
に示され、メモリマットMAT1はブラックボックスと
して示されている。また、一対の相補ビット線BLLと
/BLLに対応した各回路を構成するMOSFETに代
表として回路記号が付加されている。
【0063】ダイナミック型メモリセルは、アドレス選
択用MOSFETQmと情報記憶用キャパシタCsから
構成される。アドレス選択用MOSFETQmのゲート
は、ワード線WLiに接続され、このMOSFETQm
のドレインがビット線/BLLに接続され、ソースに情
報記憶キャパシタCsが接続される。情報記憶用キャパ
シタCsの他方の電極は共通化されてプレート電圧VP
Lが与えられる。
【0064】上記ビット線BLLと/BLLは、同図に
示すように平行に配置され、ビット線の容量バランス等
をとるために必要に応じて適宜に交差させられる。かか
る相補ビット線BLLと/BLLは、スイッチMOSF
ETQ1とQ2によりセンスアンプの入出力ノードと接
続される。センスアンプは、ゲートとドレインとが交差
接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型MOSF
ETQ5,Q6及びPチャンネル型MOSFETQ7,
Q8から構成される。Nチャンネル型MOSFETQ5
とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接続される。
【0065】Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8の
ソースは、共通ソース線CSPに接続される。共通ソー
ス線CSPに例示的に示されているように、Pチャンネ
ル型MOSFETのパワースイッチMOSFETQ14
が設けられて、タイミング信号φSAPがロウレベルに
されるとMOSFETQ14がオン状態になって、セン
スアンプの動作に必要な電圧供給を行う。Nチャンネル
型MOSFETQ5とQ6に対応した共通ソース線CS
Nには、図示しないNチャンネル型MOSFETが設け
られ、線の動作タイミングに回路の接地電位を供給す
る。
【0066】これらセンスアンプを活性化させるパワー
スイッチMOSFETは、安定的なセンス動作を行わせ
るために、センスアンプが増幅動作を開始した時点では
比較的小さな電流しか供給できないようなパワースイッ
チMOSFETをオン状態にし、センスアンプの増幅動
作によってビット線BLLと/BLLとの電位差がある
程度大きくなって時点で大きな電流を流すようなパワー
スイッチMOSFETをオン状態にする等して増幅動作
を段階的に行うようにされる。
【0067】上記センスアンプの入出力ノードには、相
補ビット線を短絡させるMOSFETQ11と、相補ビ
ット線にハーフプリチャージ電圧HVCを供給するスイ
ッチMOSFETQ9とQ11からなるプリチャージ回
路が設けられる。これらのMOSFETQ9〜Q11の
ゲートは、共通にプリチャージ信号PCBが供給され
る。MOSFETQ12とQ13は、カラム選択信号Y
Sによりスイッチ制御されるカラムスイッチを構成す
る。この実施例では、1つのカラム選択信号YSにより
4対のビット線を選択できるようにされる。それ故、上
記カラム選択信号YSは、同図に例示的に示されている
2対のビット線と図示しない残り2対のビット線とに対
応した4つのセンスアンプの入出力ノードに設けられた
カラムスイッチを構成するMOSFETのゲートに共通
に供給され、かかるスイッチMOSFETを介して4対
のビット線と4対の入出力線I/Oとがそれぞれ接続さ
れる。
【0068】図9と図10には、この発明が適用される
ダイナミック型RAMの一実施例のメモリアレイのレイ
アウト図が示されている。この実施例のダイナミック型
RAMは、上記のように約64Mビットのような記憶容
量を持つようにされる。図9と図10には、横長とされ
たチップの左右半分(L,R)ずつのレイアウト図が示
され、上記横長のチップにおける中央部分に設けられる
Y救済回路が両図に重複して示されている。
【0069】2つのメモリマットを中心にしてセンスア
ンプと入出力線(SA&I/O)が設けられる。アドレ
ス割り付けは、上側Uと下側LをXアドレスの最上位ビ
ット/X12とX12が割り当てられる。上記のような
YデコーダYDECを中心にして8個ずつの2群に分け
られたメモリマットは、アドレス信号/X11とX11
が割り当てられる。同図には、X11により指定される
下半分が省略されている。上記2群に分けられた8個の
メモリマットは、4個ずつに分けられて/X10とX1
0が割り当てられる。同図では、下側Lの4つのメモリ
マットに割り当てられるアドレスX10が大小として例
示的に示されている。そして、同図では省略されている
が、センスアンプを中心にして分けられた2個ずつのメ
モリマットには、/X9とX9が割り当てられ、センス
アンプを中心にして分けられたメモリマットは/X8と
X8が割り当てられる。
【0070】チップの縦方向(上下)には設けられたロ
ウデコーダXDEC及びアレイ制御回路ARYCTRL
及びマット外入出力線I/Oは、前記図1におけるワー
ドドライバWD、デコーダXD及びマット制御回路MA
TCTRLとマット外の入出力線から構成される。チッ
プの長手方向の中央部には、アドレス側とI/O側の入
力バッファや出力バっファ等の入出力インターフェイス
回路が設けられる。
【0071】メモリマットに付された矢印は、アドレス
の方向を示している。つまり、リフレッシュの順序は、
同図では上から下方向に順次に行われる。同図の矢印の
方向に順次にリフレッシュを行うようにすると、819
2サイクルになってしまいメモリアクセスが制限されの
で、例えば、アドレスX12により指定されるメモリマ
ットを同時選択するようにして上記のような4つのアレ
ーブロックに分けて、それぞれのワード線毎にリフレッ
シュ禁止信号を割り当てるとともに、4096(約4
K)サイクルで全てのリフレッシュを終了させる。つま
り、図1の4つのアレーブロック0〜3は、上記アドレ
スX12が無効にされることにより、図9(L側)の上
側Uと下側Lとで2つのアレーブロック0と1に対応さ
れ、図10(R側)の上側Uと下側Lとで2つのアレー
ブロック2と3に対応される。
【0072】カラム方向のアドレス割り付けは、Y救済
回路を挟んで左側と右側をYアドレスの最上位ビット/
Y12とY12が割り当てられる。上記のようなXデコ
ーダXDEC等中心にして左右に分けられたメモリマッ
トは、アドレス信号/Y11とY11が割り当てられ
る。そして、1つのメモリマット内において、/X10
とX10が割り当てられる。上記のようにメモリマット
内では4対のビット線が同時に選択されるので、そのう
ちのいずれか1つのを最終的に選択するときには、Y9
とY8あるいは最下位の2ビットY0とY1が用いられ
る。これにより、Y方向においても全体としてX方向に
対応して約8Kのアドレス割り当てが行われる。
【0073】図11には、この発明に係るダイナミック
型RAMの他の一実施例の概略レイアウト図が示されて
いる。この実施例のダイナミック型RAMは、特に制限
されないが、前記同様に約64Mbの記憶容量を持つよ
うにされる。メモリアレイは、全体として8個に分けら
れる。半導体チップの長手方向に対して左右に4個ずつ
のメモリアレイが分けられて、中央部分に同図では省略
されているが、アドレス入力回路、データ入出力回路等
の入出力インターフェイス回路が設けられる。
【0074】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に4個ずつに分けられたメモリアレイは、2個
ずつ組となって配置される。このように2個ずつ組とな
って配置された2つのメモリアレイは、その中央部分に
メインワードドライバが配置される。このメインワード
ドライバは、それを中心にして上下に振り分けられた2
個のメモリアレイに対応して設けられる。メインワード
ドライバは、上記1つのメモリアレイを貫通するように
延長されるメインワード線の選択信号を形成する。1つ
のメモリアレイは、上記メインワード線方向に2Kビッ
ト、それと直交する図示しない相補ビット線(又はデー
タ線ともいう)方向に4Kビットの記憶容量を構成する
ダイナミック型メモリセルが接続される。このようなメ
モリアレイが全体で8個設けられるから、全体では8×
2K×4K=64Mビットのような大記憶容量を持つよ
うにされる。
【0075】上記1つのメモリアレイは、メインワード
線方向に対して8個に分割される。かかる分割されたメ
モリブロック毎にサブワードドライバが設けられる。サ
ブワードドライバは、メインワード線に対して1/8の
長さに分割され、それと平行に延長されるサブワード線
の選択信号を形成する。この実施例では、メインワード
線の数を減らすために、言い換えるならば、メインワー
ド線の配線ピッチを緩やかにするために、特に制限され
ないが、1つのメインワード線に対して、相補ビット線
方向に4本からなるサブワード線を配置させる。このよ
うにメインワード線方向には8本に分割され、及び相補
ビット線方向に対して4本ずつが割り当てられたサブワ
ード線の中から1本のサブワード線を選択するために、
サブワード選択線ドライバが配置される。このサブワー
ド選択線ドライバは、上記サブワードドライバの配列方
向に延長される4本のサブワード選択線の中から1つを
選択する選択信号を形成する。
【0076】これにより、上記1つのメモリアレイに着
目すると、1つのメインワード線に割り当てられる8個
のメモリブロックのうち選択すべきメモリセルが含まれ
る1つのメモリブロックに対応したサブワードドライバ
において、1本のサブワード選択線が選択される結果、
1本のメインワード線に属する8×4=32本のサブワ
ード線の中から1つのサブワード線が選択される。上記
のようにメインワード線方向に2K(2048)のメモ
リセルが設けられるので、1つのサブワード線には、2
048/8=256個のメモリセルが接続されることと
なる。
【0077】図12には、上記ダイナミック型RAMの
一実施例のレイアウト図が示されている。同図において
は、この発明に係るダイナミック型RAMの理解を助け
るために、いわばカラム系の重要な回路ブロックである
センスアンプSAやカラムデコーダの配置が示されてい
る。同図において、MWDは上記メインワードドライ
バ、SWDはサブワードドライバ、SAはセンスアン
プ、Column Decは、カラムデコーダである。そして、
2つのメモリアレイの間に配置されたACTRLは、ア
レイ制御回路であり、アドレスデコーダや、動作に必要
なタイミング信号を供給する。
【0078】上記のように1つのメモリアレイは、相補
ビット線方向に対して4Kビットの記憶容量を持つ。し
かしながら、1つの相補ビット線に対して4Kものメモ
リセルを接続すると、相補ビット線の寄生容量が増大
し、微細な情報記憶用キャパシタとの容量比により読み
出される信号レベルが得られなくなってしまうために、
相補ビット線方向に対しても8分割される。つまり、太
い黒線で示されたセンスアンプSAにより 相補ビット
線が8分割に分割される。特に制限されないが、後述す
るように、センスアンプSAは、シェアードセンス方式
により構成され、メモリアレイの両端に配置されるセン
スアンプを除いて、センスアンプを中心にして左右に相
補ビット線が設けられ、左右いずれかの相補ビット線に
選択的に接続される。
【0079】図13には、上記メモリアレイのメインワ
ード線とサブワード線との関係を説明するための要部ブ
ロック図が示されている。同図においては、代表として
2本のメインワード線MWL0とMWL1が示されてい
る。これらのメインワード線MWL0は、メインワード
ドライバMWD0により選択される。同様なメインワー
ドドライバによりメインワード線MWL1も選択され
る。
【0080】上記1つのメインワード線MWL0には、
それの延長方向に対して8組のサブワード線が設けられ
る。同図には、そのうちの2組のサブワード線が代表と
して例示的に示されている。サブワード線は、偶数0〜
6と奇数1〜7の合計8本のサブワード線が1つのメモ
リブロックに交互に配置される。メインワードドライバ
に隣接する偶数0〜6と、メインワード線の遠端側(ワ
ードドライバの反対側)に配置される奇数1〜7を除い
て、メモリブロック間に配置されるサブワードドライバ
は、それを中心にした左右のメモリブロックのサブワー
ド線の選択信号を形成する。
【0081】これにより、前記のようにメモリブロック
としては、8ブロックに分けられるが、上記のように実
質的にサブワードドライバにより2つのメモリブロック
に対応したサブワード線が同時に選択されるので、実質
的には4ブロックに分けられることとなる。上記のよう
にサブワード線を偶数0〜6と偶数1〜7に分け、それ
ぞれメモリブロックの両側にサブワードドライバを配置
する構成では、メモリセルの配置に合わせて高密度に配
置されるサブワード線SWLの実質的なピッチがサブワ
ードドライバの中で2倍に緩和でき、サブワードドライ
バとサブワード線とを効率よくレイアウトすることがで
きる。
【0082】上記サブワードドライバは、4本のサブワ
ード線0〜6(1〜7)に対して共通に選択信号を供給
する。また、インバータ回路を介した反転信号を供給す
る。上記4つのサブワード線の中から1つのサブワード
線を選択するためのサブワード選択線FXが設けられ
る。サブワード選択線は、FX0〜FX7の8本から構
成され、そのうちの偶数FX0〜FX6が上記偶数列の
サブワードドライバ0〜6に供給され、そのうち奇数F
X1〜FX7が上記奇数列のサブワードドライバ1〜7
に供給される。特に制限されないが、サブワード選択線
FX0〜FX7は、アレイの周辺部では第2層目の金属
配線層M2により形成され、同じく第2層目の金属配線
層M2により構成されるメインワード線MWL0〜MW
Lnの交差する部分では、第3層目の金属配線層M3に
より構成される。
【0083】図14には、上記メモリアレイのメインワ
ード線とセンスアンプとの関係を説明するための要部ブ
ロック図が示されている。同図においては、代表として
1本のメインワード線MWLが示されている。このメイ
ンワード線MWLは、メインワードドライバMWDによ
り選択される。上記メインワードドライバに隣接して、
上記偶数サブワード線に対応したサブワードドライバS
WDが設けられる。
【0084】同図では、省略されているが上記メインワ
ード線MWLと平行に配置されるサブワード線と直交す
るように相補ビット線(Pair Bit Line)が設けられる。
この実施例では、特に制限されないが、相補ビット線も
偶数列と奇数列に分けられ、それぞれに対応してメモリ
ブロック(メモリアレイ)を中心にして左右にセンスア
ンプSAが振り分けられる。センスアンプSAは、前記
のようにシェアードセンス方式とされるが、端部のセン
スアンプSAでは、実質的に片方にした相補ビット線が
設けられないが、後述するようなシェアードスイッチM
OSFETを介して相補ビット線と接続される。
【0085】上記のようにメモリブロックの両側にセン
スアンプSAを分散して配置する構成では、奇数列と偶
数列に相補ビット線が振り分けられるために、センスア
ンプ列のピッチを緩やかにすることができる。逆にいう
ならば、高密度に相補ビット線を配置しつつ、センスア
ンプSAを形成する素子エリアを確保することができる
ものとなる。上記センスアンプSAの配列に沿って入出
力線が配置される。この入出力線は、カラムスイッチを
介して上記相補ビット線に接続される。カラムスイッチ
は、スイッチMOSFETから構成される。このスイッ
チMOSFETのゲートは、カラムデコーダCOLUMN DEC
ORDER の選択信号が伝えられるカラム選択線YSに接続
される。
【0086】この実施例でも、アレーブロックは、前記
のように分けて構成される。また、1つのメインワード
線に対して4本のサブワード線を同時に選択状態にすれ
ば、リフレッシュサイクルを1/4に短くできる。つま
り、1024サイクルにより1廻りのリフレッシュを行
うようにすることができる。上記のように4本のサブワ
ード線を同時に選択状態にするためには、最下位ビット
のアドレスA0とA11を無効にすればよい。
【0087】図15には、この発明に係るDRAMの他
の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施
例では、長期間とされるリフレッシュ周期がT2、T3
及びT4のように複数種類設けられる。つまり、前述し
たように、DRAMに設けられたメモリセルの情報保持
時間は、短いものから長いものまで連続的に分布するも
のであり、いっそうの最適化を図るためにメモリセルの
持つ情報保持時間を可能な限りに有効利用するように、
複数種類の最適周期をもってそれぞれのリフレッシュが
できるようにするものである。
【0088】タイマ回路では、前記同様にメモリセルの
中で最も短い情報保持時間を持つものに合わせたクロッ
ク信号CLKが形成される。これを基準にして、アドレ
スカウンタのキャリー信号CARRYを第1、第2及び
第3の各段の分周回路によりそれぞれが1/m1、1/
m2及び1/m3のような各分周比により順次に分周し
て、分周パルス/T2、/T3及び/T4をそれぞれ形
成する。ここで、アドレスカウンタの1廻り、言い換え
るならば、キャリー信号CARRYの1周期をt1とす
ると、第1分周回路の分周パルス/T2の周期t2はm
1×t1に設定される。第2分周回路の分周パルス/T
3の周期t3はm2×t2(=m1×m2×t1)に設
定される。そして、第3分周回路の分周パルス/T4の
周期t4はm3×t3(=m1×m2×m3×t1)に
設定される。
【0089】上記のように短周期を含めて3通りの長周
期に対応して、PROMに記憶されるリフレッシュ時間
設定情報(category) は2ビットを単位として行われ
る。例えば、2ビットの記憶情報が‘0’‘0’なら短
周期とされ、‘0’‘1’なら分周パルス/T2に対応
された長周期とされ、‘1’‘0’なら分周パルス/T
3に対応された長周期とされ、‘1’‘1’なら分周パ
ルス/T4に対応された長周期とされる。
【0090】上記のようなリフレッシュ時間設定情報
(category) は、論理回路LOGによりデコードされ、
上記各分周パルス/T2、/T3及び/T4とそれぞれ
前記同様に論理積が採られて、上記同様にして対応する
分周パルスにより指定された時間割合で対応するリフレ
ッシュ時間設定情報を無効にさせる。このような各信号
の論理和信号がリフレッシュ禁止信号(inhibit)として
前記のようなマット選択信号/MSの有効/無効を制御
する。つまり、分周パルス/T2に対応されたリフレッ
シュ時間設定情報が設定されたワード線はt2の周期で
リフレッシュが行われ、分周パルス/T3に対応された
リフレッシュ時間設定情報が設定されたワード線はt3
の周期でリフレッシュが行われ、分周パルス/T4に対
応されたリフレッシュ時間設定情報が設定されたワード
線はt4の周期でリフレッシュが行われる。
【0091】この構成では、短いものから長いものまで
連続的に分布する情報保持時間を持つメモリセルに対し
て、各メモリセルの持つ情報保持時間に対応して長い周
期でのリフレッシュ動作を行うようにすることができる
から、いっそうの低消費電力化が可能になる。
【0092】図16には、この発明に係るDRAMに搭
載される適応リフレッシュコントローラのPROMアレ
イに用いられるメモリセルの一実施例の構成図が示され
ている。この実施例では、メモリセルとしてフローティ
ングゲートとコントロールゲートとを持つ不揮発性メモ
リセルが利用され、フローティングゲートに電荷を注入
して、そのしきい値電圧を変化させて情報記憶を行わせ
るようにされる。
【0093】この実施例では、DRAMの製造プロセス
を利用して上記のような不揮発性メモリセルを形成する
ために、ゲートが単層ポリシリコン層により構成され
る。同図(A)には、NMOS方式のものが示され、
(B)にはPMOS方式のものが示されている。
【0094】(A)NMOS方式では、n+型のソー
ス,ドレインの拡散層を挟む半導体領域上に薄いゲート
絶縁膜上にフローティングゲート(Floating Gate)が形
成される。この単層のフローティングゲートは素子分離
用のフィールド絶縁膜を挟んだ隣接の素子形成領域まで
延長して形成される。この素子形成領域には、n+型の
拡散層からなるコントロールゲート(Control Gate)が形
成される。このコントロールゲートは、ワード線WLを
兼ねている。
【0095】(B)PMOS方式では、上記同様にn+
型のソース,ドレインの拡散層を挟む半導体領域上に薄
いゲート絶縁膜上にフローティングゲートが形成され
る。このフローティングゲートは素子分離用のフィール
ド絶縁膜を挟んだ隣接の素子形成領域まで延長して形成
される。この素子形成領域には、n型のウェル領域とさ
れており、p+型の拡散層からなるコントロールゲート
が形成される。このコントロールゲートは、上記同様に
ワード線WLを兼ねている。このPMOS方式では、コ
ントロールゲートをn型ウェル領域に形成するため、素
子分離用のフィールド絶縁膜のピッチが広くなる結果、
NMOS方式よりもメモリセルのサイズが若干大きくな
る。
【0096】上記のような単層ゲート構造とすることに
より、DRAMの製造プロセスをそのまま利用し、言い
換えるならば、DRAM本体部と同じ製造プロセスによ
り、適応リフレッシュコントローラを構成するPROM
を形成することができる。このPROMは、ワード線毎
の情報保持時間に対応して1回限りのリフレッシュ時間
設定情報が書き込まれる。それ故、通常のEPROMの
ように紫外線消去用窓は不要とされる。
【0097】図17には、上記PROMの一実施例の概
略回路図が示されている。ワード線WLは、コントール
ゲートに接続される。メモリセルのソースは回路の接地
電位に接続され、ドレインはデータ線DLに接続され
る。ワード線には、高抵抗値を持つようにされた負荷M
OSFETQ4が設けられる。このMOSFETQ4
は、特に制限されないが、Pチャンネル型MOSFET
からなり、ソースには書き込み動作のときに高電圧にさ
れる電源端子V3に接続される。上記ワード線WLは、
ゲートに定常的に電源電圧V2が与えられたNチャンネ
ル型MOSFETQ3を介してワードドライバの出力端
子に接続される。ワードドライバは、Pチャンネル型M
OSFETQ1とNチャンネル型MOSFETQ2から
なるCMOSインバータ回路により構成される。このワ
ードドライバの動作電圧V1は、特に制限されないが、
上記電源電圧V2と同じ電圧とされる。
【0098】読み出し動作時には、電源端子V3は回路
の接地電位又は電源電圧とされるのでPチャンネル型M
OSFETQ4は実質的にオフ状態にされる。これによ
り、ワード線WLはワードドライバの出力信号のハイレ
ベルとロウレベルに対応してハイレベルとロウレベルに
される。ただし、ワード線のハイレベルは、ワードドラ
イバの出力ハイレベルに対してNチャンネル型MOSF
ETQ3のしきい値電圧分だけ低いレベルにされる。
【0099】書き込み動作時には、電源端子V3には約
12Vのような高い電圧が供給される。ワードドライバ
の出力信号がロウレベルのときには、MOSFETQ2
のコンダクタンスが、上記MOSFETQ4に比べて十
分小さいためにワード線WLをロウレベルにする。これ
に対して、ワードドライバの出力信号がハイレベルにさ
れると、MOSFETQ3がオフ状態になり、ワード線
WLは高抵抗としてのMOSFETQ4により電圧V3
に対応して約12Vのような高電圧とされる。このと
き、データ線DLにハイレベルの書き込み信号が供給さ
れているなら、メモリセルがオン状態となり、ドレイン
近傍で高電界で発生したホットエレクトロンがフローテ
ィングゲートに注入されて書き込み動作が行われる。も
しも、データ線DLがロウレベルなら、メモリセルに電
流が流れないので上記のような書き込み動作が行われな
い。
【0100】上記のようにフローティンクゲートに電荷
が注入されたメモリセルは、上記のような読み出し動作
においてワード線WLの選択レベルに対して、高いしき
い値電圧を持つようにされる。これにより、ワードトラ
イバでワード線がハイレベルにされるにもかかわらず、
メモリセルはオフ状態となってメモリ電流が流れない。
上記フローティングゲートへの電荷の注入の有無に対応
したメモリセルのオフ状態/オン状態に対応したメモリ
電流の有無をセンスアンプによりセンスして‘0’又は
‘1’の読み出し信号が得られる。
【0101】図18には、上記PROMの他の一実施例
の概略回路図が示されている。この実施例では、ワード
トライバの構成が前記実施例とは異なるようにされる。
読み出し動作のときには、信号/WEのハイレベルによ
り、ゲートに電源電圧VCCが供給されたNチャンネル
型MOSFETQ3のソースがロウレベルとなるため、
かかるMOSFETQ3がオン状態となり、Pチャンネ
ル型MOSFETQ2のゲートに上記ロウレベルを伝え
る。Nチャンネル型MOSFETQ1のゲートには、定
常的に電源電圧VCCが供給されているのでオン状態に
されている。それ故、上記同様なワードトライバを構成
するCMOSインバータ回路の出力信号がそのままワー
ド線WLに伝えられる。
【0102】読み出し動作のときには、信号/WEのロ
ウレベルにより、ロウレベルの選択信号が供給されたと
きにはゲートに電源電圧VCCが供給されたNチャンネ
ル型MOSFETQ3のソースがハイレベルとなるた
め、かかるMOSFETQ3がオフ状態となり、Pチャ
ンネル型MOSFETQ2のゲートにはPチャンネル型
MOSFETQ5を通して高電圧が供給されるために同
様にオフ状態にされる。Nチャンネル型MOSFETQ
1のゲートには、定常的に電源電圧VCCが供給されて
いるのでオン状態にされており、上記ワードドライバの
出力信号のハイレベルによりオフ状態にされる。それ
故、ワード線WLはPチャンネル型MOSFETQ4を
通して書き込み用高電圧VPPが伝えられる。
【0103】もしも、ワードトライバの入力にハイレベ
ルの非選択信号が供給されたなら、ノアゲート回路の出
力がロウレベルとなり、Nチャンネル型MOSFETQ
3をオン状態にさせる。これにより、Pチャンネル型M
OSFETQ3がオン状態となり、ワードトライバの出
力信号のロウレベルをワード線WLに伝える。Pチャン
ネル型MOSFETQ4やQ5は、そのオン抵抗値が上
記ワードトライバを構成するNチャンネル型MOSFE
Tに比べて大きくされているので、上記のようにワード
線WLはワードドライバの出力信号に対応してロウレベ
ルにされる。メモリセルに対する書き込み動作と読み出
し動作は、前記同様であるのでその説明を省略する。
【0104】図19には、上記PROMの他の一実施例
の概略回路図が示されている。この実施例では、記憶情
報としてヒューズ(FUSE)が利用される。メモリセ
ルは、ソースが回路の接地電位に接続され、ゲートがワ
ード線に接続され、ドレインとデータ線の間にヒューズ
が設けられたMOSFETにより構成される。このヒュ
ーズは、特に制限されないが、レーザー光線のようなエ
ネルギー線を選択的に照射して切断させられる。
【0105】上記ワード線WL0〜WL7等は、Xデコ
ーダ(X−DECODER)により選択され、データ線
はカラムスイッチを介してセンスアンプSAの入力線
(共通データ線)に選択的に接続される。かかるカラム
スイッチを構成するMOSFETのゲートには、Yデコ
ーダ(Y−DECODER)により形成された選択信号
YS0〜YS11等が供給される。
【0106】センスアンプSAの入力線(共通データ
線)には、プリチャージMOSFETが設けられる。こ
の実施例のPROMでは、非選択期間に信号PCのハイ
レベルによりPチャンネル型のプリチャージMOSFE
Tがオン状態となって、共通データ線を電源電圧VCC
のようなハイレベルにチャージアップしている。選択さ
れたワード線とデータ線の交点に設けられたメモリセル
のヒューズが切断されているなら、上記共通データ線の
ディスチャージ経路が形成されないからハイレベルのま
まとされ、センスアンプSAを構成するインバータ回路
の出力信号がロウレベルにされる。このロウレベルの出
力信号を受けて、入力側に設けられたPチャンネル型M
OSFETがオン状態となって、上記フローティング状
態でハイレベルにされている共通データ線をハイレベル
にするというラッチをかける。
【0107】選択されたワード線とデータ線の交点に設
けられたメモリセルのヒューズが切断されない状態な
ら、上記共通データ線は、上記カラムスイッチMOSF
ET、データ線及びメモリセルのヒューズとMOSFE
Tからなるディスチャージ経路が形成されてロウレベル
にされる。センスアンプSAを構成するインバータ回路
は、かかる入力信号のロウレベルにより出力信号をハイ
レベルにする。このようなハイレベルの読み出し出力の
ときには、上記ディスチャージ経路により共通データ線
はロウレベルに固定されているので、センスアンプSA
では上記のようなラッチ動作を行う回路を用意する必要
はない。
【0108】図20には、上記図19の実施例における
2個分のメモリセルの一実施例の構成図が示されてい
る。同図(A)は、2層目と3層目のメタル層M2とM
3及びスルーホールTH2のパターン図が示され、
(B)は、1層目のメタル層M1、第1層目ポリシリコ
ン層FG、スルーホールTH1、及びコンタクトホール
CNTのパターン図が示されている。同図の(A)と
(B)は、実際には重合わされて構成されるが、図面が
複雑になるので上記のように(A)(B)の2つに分け
て示されている。
【0109】ヒューズは、レーザー光線等の照射による
切断を可能にするために最上層のメタル層(アルミニュ
ウム等)により形成される。ヒューズの両端は、スルー
ホールTH2により2層目のメタル層M2に導かれ、上
部ではデータ線DLに接続される。つまり、2層目のメ
タル層M2は1層目のメタル層M1を介して1層目のポ
リシリコンFGからなる縦方向に延びるようにされたデ
ータ線DLに接続される。ワード線は1層目のメタル層
M1により構成され、横方向に延びるように形成され
る。このメタル層M1は、MOSFETのゲート電極を
構成する1層目のポリシリコン層FGに接続される。
【0110】上記ヒューズを構成する3層目のメタル層
M3は、下部で上記同様に2層目のメタル層M2に接続
され、更に1層目のメタル層を介してドレインの拡散層
に接続される。ソース拡散層は、上記2つのMOSFE
T対して共通化されており、接地電位GNDが与えられ
る。
【0111】図21には、この発明に係るDRAMの一
実施例の概略レイアウト図が示されている。この実施例
では、特に制限されないが、適応リフレッシュコントロ
ーラに設けられるPROMは、上記のようなヒューズを
用いて構成される。このPROMは、ワード線を長く形
成してデータ線に接続されるメモリセルの数を数個程度
と少なくして、ワード線方向に細長いレイアウト構成と
する。これによりメモリチップの長手方向の一端に設け
られる。これにより、メモリチップのサイズを長手方向
に約0.1351mm程度大きくするだけで済む。
【0112】この実施例では、リフレッシュアドレス信
号A0〜A11がメモリチップの中央部分のエリアを長
手方向に適応リフレッシュコントローラが形成された端
部に向かうような配線により供給され、かかるコントロ
ーラから出力されるリフレッシュ禁止信号inhibit-0 〜
inhibit-3 が大きく4つに分けられたメモリマットに供
給される。
【0113】図22には、この発明に係る適応リフレッ
シュコントローラのPROMに用いられるメモリセルの
他の実施例の回路図が示されている。この実施例では、
ダイナミック型メモリセルが利用される。ただし、ダイ
ナミック型メモリセルの情報記憶用キャパシタに対して
耐圧以上の電圧を選択的に印加してかかるキャパシタを
破壊して、その極板間を導通させることにより記憶動作
を行われる。
【0114】このため、メモリセルのプレート電極側に
は、ダイナミック型RAMのメモリセルと異なり、電圧
が変化させられるようされる。つまり、書き込み動作の
ときには、電源電圧又は電源電圧より若干高い電圧にさ
れる。上記のように破壊を生じさせるメモリセルに対し
ては、データ線を通して回路の接地電圧を印加すること
により、両電極間に比較的高い電圧を供給して絶縁破壊
を生じさせるようにする。これにたいして、書き込みを
行わないメモリセルに対しては電源電圧に対応したハイ
レベルを供給して高い電圧が印加されないようにする。
【0115】DRAMと同じセンスアンプを用いて読み
出し動作を行う場合、プレート電圧中間電圧に対して少
し高い電圧に設定される。上記絶縁破壊されたキャパシ
タを持つメモリセルでは中間電圧に対して高い電圧が出
力され、絶縁破壊されないキャパシタではロウレベルの
出力信号が出力される。つまり、ダイナミック型メモリ
セルではリフレッシュ動作を行わないと放電してしまい
う自然にロウレベルの保持状態にされるからである。
【0116】図23には、この発明に係るメモリモジュ
ールの一実施例のブロック図が示されている。この実施
例のメモリモジュールは、複数のDRAMチップとコン
トローラチップが同じ実装基板に搭載されて構成され
る。DRAMチップは、それぞれが公知のリフレッシュ
制御回路を持つようにされる。通常のメモリアクセスの
ときには、通常のリフレッシュ制御動作、CBR(CA
SビフォワーRASリフレッシュ)等によりリフレッシ
ュ動作が行われる。
【0117】コントローラチップには、前記と同様なタ
イマ回路、アドレスカウンタ及びPROMからなる適応
リフレッシュコントローラが設けられる。PROMに
は、各リフレッシュアドレスに対応したDRAMの情報
保持時間に対応した短周期か長周期かのリフレッシュ時
間設定情報が記憶される。CBRリフレッシュでは内蔵
のリフレッシュアドレスカウンタによりリフレッシュ動
作が行われるものであり、外部からはどのワード線が選
択されるかが不明である。そのため、メモリモジュール
におていは、RASオンリーリフレッシュが利用され
る。つまり、上記コントローラチップからRASオンリ
ーリフレッシュ動作に必要なRAS信号とアドレス信号
が入力される。
【0118】例えば、リフレッシュ時間設定情報が前記
のように短周期と長周期の2種類にされているときに
は、特定のリフレッシュアドレスA0〜A11に対して
PROMからのリフレッシュ時間設定情報が短周期とさ
れたものではタイマ回路により形成されたクロック信号
CLKに同期してRAS信号がDRAMに入力されるの
で上記特定リフレッシュアドレス信号A0〜A11に対
してリフレッシュ動作が行われる。特定のリフレッシュ
アドレスA0〜A11に対してPROMからのリフレッ
シュ時間設定情報が長周期とされたものは原則としてR
AS信号の発生が禁止されるから、リフレッシュ動作が
原則として行われない。ただし、前記同様にアドレスカ
ウンタのキリャー信号CARRYを分周回路により1/
m1に分周して、上記PROMからの信号を論理回路L
OGにより無効にさせる。
【0119】上記長周期に対応されたリフレッシュ時間
設定情報は、実質的にリフレッシュ動作を禁止する信号
としてされる。したがって、上記分周回路の分周パルス
によりm回に1回の割合でそれを無効にさせることによ
り、リフレッシュ動作が実施される。このようにして、
長周期のリフレッシュ動作は、短周期に対して分周回路
の分周比1/mに対応されたm倍の長い周期とされる。
【0120】図24には、この発明に係るリフレッシュ
方法を説明するためのメモリセルの情報保持時間と累積
度数の関係を説明するための特性図が示されている。D
RAMに形成されるメモリセルは、その製造プロセスの
バラツキ等により区々となり、0.1秒以下のものから
10秒を超える長いものまで広い範囲に連続的に分布
し、しかも全体としては情報保持時間の長いもの多いと
いう傾向にある。従来のリフレッシュ方法では、このよ
うなメモリセルの情報保持時間の分布に対しては何らの
配慮もなく、単純に最も短い情報保持時間t1を基準に
してリフレッシュ周期が決定される。累積度数からみる
と、全体に対して極く少数のメモリセルの情報保持時間
によりリフレッシュ周期が決定されるために、メモリセ
ルの持つ情報保持時間をいかに無駄にしているかが判
り、それは消費電流を増大させることにつながるもので
ある。
【0121】この実施例では、最も短い情報保持時間t
1を短周期とし、それに対して整数倍にされた保持時間
t2を選びだし、それ以上の情報保持時間を持つものを
上記長周期t2によりリフレッシュ動作を行わせるよう
にするものである。これにより、メモリセルの全体から
みれば、短周期でリフレッシュ動作が行われるものは、
せいぜい1%以下で残り99%を長周期t2によりリフ
レッシュ動作させることができるから、大幅な低消費電
力化を図ることができる。
【0122】図25には、この発明に係る適応リフレッ
シュコントローラを起動させるためのタイミング図が示
されている。この実施例の適応リフレッシュ動作は、通
常のメモリアクセス時の時に行われるリフレッシュ動作
ではなく、DRAMがスタンバイ状態にされるときのセ
ルフリフレッシュ動作に利用される。つまり、CBRの
タイミングでリフレッシュモードに入り、そのときにラ
イトイネーブル/WEをロウレベルにすることにより、
通常のCBRリフレッシュから適応リフレッシュコント
ローラの動作が有効となって、PROMに記憶されたリ
フレッシュ時間設定情報に対応された適応リフレッシュ
動作(スーパーローパワーモード)が実施される。この
スーパーローパワーモードでは、基板バックバイアス電
圧発生回路に対してもローパワーモードに切り換えるよ
うにすることにより、スタティック型RAMと同等のデ
ータ保持動作を実現することが可能となる。
【0123】シンクロナスDRAMのようにコマンドを
持つものでは、特定のコマンドの設定により上記適応リ
フレッシュコントローラの動作を有効にするものであっ
てもよい。このように、適応リフレッシュコントローラ
によるリフレッシュ動作を起動させる方法は、特定の外
部制御端子端子を設けるもの等種々の実施形態を採るこ
とができる。また、メモリモジュールに搭載されるリフ
レッシュコントローラでは、レジスタを設けてそこに適
応リフレッシュ動作を指示するフラグを書き込むように
してリフレッシュ動作を起動させる等種々の実施形態を
採ることができる。
【0124】図26には、この発明を説明するためのメ
モリセルの情報保持時間と累積度数の関係を説明するた
めの特性図が示されている。前記のようにDRAMに形
成されるメモリセルは、製造プロセスのバラツキ等によ
り区々となり、しかも各DRAM#1〜#3毎に分布が
異なる。このため、DRAM#1に対応した時間t1と
t2のように固定したのでは、DRAM#2やDRAM
#3では保持データが破壊されてしまうメモリセルが生
じる。したがって、タイマ回路はそれぞれのDRAM#
1〜#3における最も短い情報保持時間に対応したクロ
ック信号CLKを発生させるようにプログラマブルにさ
れる。このようなタイマ回路の発振周波数をプログラマ
ブルにする方法は、前記のようなヒューズを用いて発振
回路の時定数をトリミングするもの等により実施され
る。それぞれのDRAM#1〜#3の保持時間の分布に
応じて、長周期に対応された時間t2も任意に設定でき
るようにされる。この時間t2の設定は、分周回路を可
変分周回路とすればよい。
【0125】図26には、この発明に係る適応リフレッ
シュ方法を説明するための長周期と平均リフレッシュ周
期との関係を説明するための特性図が示されている。上
記長周期の時間t2は、最適値が存在する。つまり、こ
の時間t2を長くすれば、単位時間当たりの長周期での
リフレッシュ回数が少なってそこでの消費電流は減少す
るが、反面では短周期でのリフレッシュ動作が行われる
ワード線の数が増大して消費電流が増加してしまう。
【0126】上記短周期t1によるリフレッシュ及び長
周期t2によるリフレッシュとによる平均リフレッシュ
周期tRは、次式(1)により求められる。 1/tR=(1−Pm(t2))/t1+Pm(t2)/t2 ・・・(1) ここで、Pm(t2)は、長周期t2でリフレッシュを
行うワード線の割合であり、次式(2)で与えられる。 Pm(t2)=(1−Pcell(t2))m ・・・(2) mは1ワード線当たりのメモリセルの数であり、Pcell
(t2)は、メモリセルのリフレッシュ時間がt2以下
である確率を示す。
【0127】図27は、この発明に係るリフレッシュ方
法における最適リフレッシュ周期を説明するための特性
図が示されている。同図には、2つのサンプル#1と#
2が示され、各サンプルにおいてワード線当たりのメモ
リセルの数が4Kと16Kの場合がそれぞれ示されてい
る。短周期t1に対して長周期t2を長くするに従い、
平均リフレッシュ周期が長くされて消費電力となる。し
かし、ある長周期t2を長くしていくと、短周期でリフ
レッシュが行われるメモリセルが増加してしまうので、
逆に平均リフレッシュ周期が短くなる。そこで、上記特
性のピークに対応して長周期t2が設定される。つま
り、式(1)が最小値(tRが最大値)となるようなt
2を選ぶようにする。
【0128】上記のようなメモリセルの情報保持時間の
判定は、例えば50ms、100ms、400ms、8
00ms、2s、4sのような数点でのポーズテストを
行うことにより、それぞれの時間で記憶情報が失われて
いないかの読み出し試験を行う。上記のような数点の試
験結果から最短の情報保持時間t1と全体の情報保持時
間の予測して最適な長周期t2を求めて、タイマ回路の
クロック信号CLKの周波数と、分周回路の分周比を設
定するとともに、それぞれのリフレッシュアドレスに対
応して短周期か長周期かのリフレッシュ時間設定情報を
PROMに書き込むようにする。
【0129】リフレッシュアドレス毎に一括して長周期
でリフレッシュするか短周期でリフレッシュするかを指
定するようにすると、必然的に同時にリフレッシュされ
るメモリセルの数が増大してしまう。この結果、1つで
も短周期でリフレッシュする必要があるものが存在した
ときには、他の全てが長周期でのリフレッシュで足りる
にもかかわらず短周期でのリフレッシュをする結果とな
ってしまう。これに対して、本願発明では、リフレッシ
ュアドレスにより選択されるワード線を複数に分割し、
各分割されたワード線に設けられるメモリセルの情報保
持時間に対応して、ワード線毎に短周期か長周期かを設
定できるようにしている。このため、上記の例では上記
リフレッシュアドレスにより選択されるメモリセルのう
ち1つだけ短周期のものが存在した場合、N本に分割さ
れたワード線のうち、上記短周期のメモリセルが存在す
る1つのワード線のみが短周期でのリフレッシュ動作を
行い、他のN−1本のワード線については長周期でのリ
フレッシュ動作を実施するようにできる。これにより、
平均的なリフレッシュ周期が長くでき、低消費電力化を
図ることができる。
【0130】図28には、SOI(Silicon On Ins
ulator) 基板上に形成されたDRAM(以下、SOI−
DRAMという)の情報保持時間(リテンション時間)
と累積度数との関係を説明するための特性図が示されて
いる。同図には、比較のために通常基板(バルク)に形
成されたDRAMの特性も点線で示されている。
【0131】リテンション時間の平均値は、SOI基板
を用いることにより通常の基板(バルク)を用いた場合
に比較して5倍ないし10倍程度改善される。これは、
SOI基板上に形成されたDRAMメモリセルは、その
構造上情報蓄積ノードに相当する拡散層の底面が埋め込
み酸化膜に接してpn接合を形成していない。このた
め、かかるpn接合の面積に比例するリーク電流が大幅
に低減されることに起因していると考えられるからであ
る。
【0132】これに対して、リテンション時間のワース
ト値は、SOI基板を用いてもほとんど改善されない。
そのため、リテンション時間の分布は、同図のように時
間の短い側にテールを引いた形状になる。このテール部
分のリテンション時間を決めている要因は、欠陥に起因
するリーク電流であると考えられる。このような欠陥
は、基板内に一定の密度で分布しており、それが接合の
近傍に存在すると、その接合のリーク電流を異常に増大
させる。SOI−DRAMでは、上記のように接合面積
が小さいので、そのようなことが起こる頻度は低くなる
るが、リーク電流の大きさ自体は接合面積によらないの
でリテンション時間のワースト値そのものは改善されな
い。
【0133】上記のようにSOI−DRAMにおいて
は、大多数のメモリセルのリテンション時間が改善され
るにもかかわず、従来技術のリフレッシュ方式ではリフ
レッシュ周期を効果的に延長することができない。これ
に対して、本発明のリフレッシュ方式では、分布のテー
ル部分に属するメモリセルとその他の欠陥の無いメモリ
セルとをそれぞれの実力に応じた周期でリフレッシュを
行うことができるので、SOI−DRAM本来の特徴で
ある低リーク電流を生かした低消費電力のDRAMを実
現することができる。
【0134】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 上記ダイナミック型メモリセルのうち最も短い
情報保持時間よりも短くされたリフレッシュ周期に対応
した周期的なパルスをを計数して複数のワード線に共通
に割り当てられてなるリフレッシュアドレスを生成し、
かかるリフレッシュアドレスカウンタのキャリー信号を
分周回路により分周し、上記リフレッシュアドレスに割
り当てられた複数のワード線毎に上記タイマ回路の出力
パルスに相当した短周期か上記分周出力パルスに相当し
た長周期かのいずれか一方を記憶回路に記憶させて、上
記リフレッシュアドレスにより実施されるメモリセルの
リフレッシュ動作を上記記憶回路の記憶情報に対応して
各ワード線毎に有効/無効にさせ、上記分周回路の出力
パルスによりかかるリフレッシュ時間設定情報を無効に
することにより、メモリセルの情報保持時間に対応させ
られた2以上のリフレッシュ周期によりリフレッシュを
行うことが可能となって大幅な低消費電力化を実現でき
るという効果が得られる。
【0135】(2) 上記リフレッシュアドレスによ
り、複数のアレーブロックにおいてそれぞれ設けられた
アドレス選択回路をマット選択信号により活性化して1
本ずつのワード線を選択するとともに、上記記憶回路に
記憶されるリフレッシュ時間設定情報により上記マット
選択信号を有効/無効にするという簡単な構成により複
数のアレーブロックのワード線毎のメモリセルの情報保
持時間に対応させて適応リフレッシュが可能となって低
消費電力化を実現することができるという効果が得られ
る。
【0136】(3) SOI−DRAMにおいてこの発
明に係る適応リフレッシュコントローラを設けることに
より、分布のテール部分に属するメモリセルとその他の
欠陥の無いメモリセルとをそれぞれの実力に応じた周期
でリフレッシュを行うことができるので、SOI−DR
AM本来の特徴である低リーク電流を生かした低消費電
力のDRAMを実現することができるという効果が得ら
れる。
【0137】(4) 上記分周回路を第1の分周出力
と、かかる第1の分周出力を更に分周した第2の分周出
力を形成するものとし、上記リフレッシュ設定情報をか
かる分周出力に対応させた複数段階に分けるようにする
ことによりいっそうの低消費電力化を実現することがで
きるという効果が得られる。
【0138】(5) 上記記憶回路として、ソースとド
レインを構成する拡散層が形成された第1素子形成領域
と、コントロールゲートを構成する拡散層が形成された
第2素子形成領域と、かかる第1と第2の素子形成領域
上の半導体基板上に両領域をまたがるように形成された
フローティングゲートとから単層ゲート構造の不揮発性
メモリセルを用いることより、DRAMのプロセスをそ
のまま利用してPROMも一体的に形成することができ
るという効果が得られる。
【0139】(6) 上記記憶回路として、最上層の金
属配線層をヒューズと直列形態に接続されたアドレス選
択用MOSFETをメモリセルとし、上記ヒューズを高
エネルギー光線で選択的に切断させることにより記憶情
報の書き込みを行わせることにより簡単にPROMを形
成することができるという効果が得られる。
【0140】(7) 上記記憶回路としては、ダイナミ
ック型メモリセルを用い、かかるメモリセルの情報記憶
キャパシタに高電界を作用させて絶縁破壊を生じさせる
ことにより記憶情報の書き込みを行うようにすることに
より簡単にPROMを形成することができるという効果
が得られる。
【0141】(8) 上記タイマ回路と上記分周回路の
分周比をそれが搭載されたダイナミック型RAMに形成
されたメモリセルの情報保持時間に対応してプログラマ
ブルに設定可能することにより、製造プロセスバラツキ
に適応した最適リフレッシュが実施できるという効果が
得られる。
【0142】(9) 記憶回路に記憶されるリフレッシ
ュ時間設定情報を、メモリセルの未書き込み状態が短時
間で実施されるリフレッシュ動作を有効にする記憶情報
とされ、書き込み状態が短時間で実施されるリフレッシ
ュ動作を無効にする記憶情報とすることにより、書き込
み情報の不足ないし揮発化に対する誤りに対してもメモ
リ保持データが破壊されてしまうという動作が防止でき
るから高信頼性にできるという効果が得られる。
【0143】(10) ダイナミック型メモリセルがマ
トリックス配置されてなるメモリアレイと、かかるダイ
ナミック型メモリセルの選択動作を行うアドレス選択回
路と、外部端子から供給された制御信号又はタイミング
信号を受けて動作モードの判定とそれに対応したタイミ
ング信号を形成する制御回路とを備えてなる複数のダイ
ナミック型RAMと、これら複数のダイナミック型RA
Mに形成されたダイナミック型メモリセルのうち最も短
い情報保持時間よりも短くされたリフレッシュ周期に対
応した周期的なパルスを発生させるタイマ回路と、かか
るタイマ回路の出力パルスを計数してリフレッシュアド
レスを生成するリフレッシュアドレスカウンタと、かか
るリフレッシュアドレスカウンタのキャリー信号を分周
する分周回路と、上記リフレッシュアドレスにより読み
出し動作が行われ、複数のダイナミック型RAMにおい
て上記リフレッシュアドレスにより選択されるワード線
に接続されるダイナミック型メモリセルの最も短い情報
保持時間に対応され、上記タイマ回路の出力パルス又は
分周回路の分周出力に対応されたリフレッシュ時間設定
情報が記憶された記憶回路と、上記リフレッシュアドレ
スにより各ダイナミック型RAMに対してRASオンリ
ーリフレッシュ動作により実施されるリフレッシュ動作
を上記記憶回路に記憶されたリフレッシュ時間設定情報
に対応して有効/無効にさせ、上記分周回路の出力によ
りかかるリフレッシュ時間設定情報を無効にしてなる適
応リフレッシュコントローラとを共通の実装基板に搭載
してメモリモジュールを構成することにより、メモリモ
ジュールでのリフレッシュ動作の大幅な低消費電力化を
図ることができるという効果が得られる。
【0144】(11) 上記タイマ回路と上記分周回路
の分周比を上記ダイナミック型RAMに形成されたメモ
リセルの情報保持時間に対応してそれぞれがプログラマ
ブルに設定可能にされることにより搭載されるダイナミ
ック型RAMの選別を不要にできるとともに最適リフレ
ッシュの設定が可能になるという効果が得られる。
【0145】(12) 上記ダイナミック型メモリセル
のうち最も短い情報保持時間よりも短くされたリフレッ
シュ周期に対応した第1のパルスと、かかる第1のパル
スを計数してリフレッシュアドレスと、その1廻りのリ
フレッシュ動作毎に発生されるキャリー信号を分周して
なる第2のパルスを形成し、かかるリフレッシュアドレ
スに対応された複数のワード線毎のそれぞれに対応さ
れ、上記第1のパルス又は第2のパルスに対応されたリ
フレッシュ時間設定情報を記憶回路に記憶し、上記リフ
レッシュアドレスにより実施されるリフレッシュ動作を
上記記憶回路から読み出されたリフレッシュ時間設定情
報に対応して有効/無効にさせ、上記第2のパルスによ
り記憶回路から読み出されたリフレッシュ時間設定情報
を無効にすることにより、DRAMに形成されたダイナ
ミック型メモリセルの情報保持時間に適合したリフレッ
シュ動作を実施することができるという効果が得られ
る。
【0146】(13) 上記第1のパルスと第2のパル
スの周期は、それによりリフレッシュ動作が行われるダ
イナミック型メモリセルの情報保持時間に対応してプロ
グラマブルに設定することによりDRAMの製造バラツ
キに適合したリフレッシュ動作を実施することができる
という効果が得られる。
【0147】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図9
及び図10の実施例において、XDEC、ARYCTR
L、I/Oが設けられるエリア中心にして2つのアレー
ブロックに分けて、言い換えるならば、YアドレスY1
1と/Y11に対応してアレーブロックを更に2分割
し、全体として8個のアレーブロックに分けて、1つの
リフレッシュアドレスにより8本のワード線を割り当て
るようにしてもよい。この場合には、それぞれのリフレ
ッシュ設定時間情報に対応してリフレッシュ動作の有効
/無効を簡単に制御できるようにするため、図1のマッ
ト選択回路においては、8個のアレーブロックに対応し
たマッツト選択信号を形成するようにしておくことが便
利である。このように、1つのリフレッシュアドレスに
より指定されるワード線の数、言い換えるならば、アレ
ーブロックの数はメモリアレイのレイアウト方式に応じ
て種々の実施形態を採ることができる。
【0148】リフレッシュ時間設定情報が記憶されるP
ROMは、強誘電体キャパシタとアドレス選択用MOS
FETとからなる不揮発性のメモリセルを用いるもの、
あるいはポリシリコン層からなるヒューズを電気的に切
断させるもの等種々の実施形態を採ることができる。
【0149】DRAM本体の構成、特にメモリアレイの
マット分割方法やその選択方法は種々の実施形態を採る
ことができる。回路の簡素化のために上記メモリアレイ
が複数のメモリマットに分割され、各メモリマットにお
いて同時にリフレッシュ動作のためのワード線が同時に
選択されるものにおいても、リフレッシュアドレス単位
でのリフレッシュ時間設定情報を決めるようにしてもよ
い。この場合には、複数のメモリマットの中で最も短い
情報保持時間を持つメモリセルにより、上記リフレッシ
ュ時間が合わせられる。
【0150】DRAMは、制御信号RASやCAS及び
WEにより動作が制御されるもの他、クロック信号に同
期して動作させられるシンクロナスDRAMや、ランダ
ム入出力回路とシリアル入出力回路とを備えた2ポート
メモリ等その入出力インターフェイスは種々の実施形態
をとることができるものである。
【0151】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、上記ダイナミック型メモリ
セルのうち最も短い情報保持時間よりも短くされたリフ
レッシュ周期に対応した周期的なパルスをを計数して複
数のワード線に共通に割り当てられてなるリフレッシュ
アドレスを生成し、かかるリフレッシュアドレスカウン
タのキャリー信号を分周回路により分周し、上記リフレ
ッシュアドレスに割り当てられた複数のワード線毎に上
記タイマ回路の出力パルスに相当した短周期か上記分周
出力パルスに相当した長周期かのいずれか一方を記憶回
路に記憶させて、上記リフレッシュアドレスにより実施
されるメモリセルのリフレッシュ動作を上記記憶回路の
記憶情報に対応して各ワード線毎に有効/無効にさせ、
上記分周回路の出力パルスによりかかるリフレッシュ時
間設定情報を無効にすることにより、メモリセルの情報
保持時間に対応させられた2以上のリフレッシュ周期に
よりリフレッシュを行うことが可能となって大幅な低消
費電力化を実現できる。
【0152】上記リフレッシュアドレスにより、複数の
アレーブロックにおいてそれぞれ設けられたアドレス選
択回路をマット選択信号により活性化して1本ずつのワ
ード線を選択するとともに、上記記憶回路に記憶される
リフレッシュ時間設定情報により上記マット選択信号を
有効/無効にするという簡単な構成により複数のアレー
ブロックのワード線毎のメモリセルの情報保持時間に対
応させて適応リフレッシュが可能となって低消費電力化
を実現することができる。
【0153】SOI−DRAMにおいてこの発明に係る
適応リフレッシュコントローラを設けることにより、分
布のテール部分に属するメモリセルとその他の欠陥の無
いメモリセルとをそれぞれの実力に応じた周期でリフレ
ッシュを行うことができるので、SOI−DRAM本来
の特徴である低リーク電流を生かした低消費電力のDR
AMを実現することができる。
【0154】上記分周回路を第1の分周出力と、かかる
第1の分周出力を更に分周した第2の分周出力を形成す
るものとし、上記リフレッシュ設定情報をかかる分周出
力に対応させた複数段階に分けるようにすることにより
いっそうの低消費電力化を実現することができる。
【0155】上記記憶回路として、ソースとドレインを
構成する拡散層が形成された第1素子形成領域と、コン
トロールゲートを構成する拡散層が形成された第2素子
形成領域と、かかる第1と第2の素子形成領域上の半導
体基板上に両領域をまたがるように形成されたフローテ
ィングゲートとから単層ゲート構造の不揮発性メモリセ
ルを用いることより、DRAMのプロセスをそのまま利
用してPROMも一体的に形成することができる。
【0156】上記記憶回路として、最上層の金属配線層
をヒューズと直列形態に接続されたアドレス選択用MO
SFETをメモリセルとし、上記ヒューズを高エネルギ
ー光線で選択的に切断させることにより記憶情報の書き
込みを行わせることにより簡単にPROMを形成するこ
とができる。
【0157】上記記憶回路としては、ダイナミック型メ
モリセルを用い、かかるメモリセルの情報記憶キャパシ
タに高電界を作用させて絶縁破壊を生じさせることによ
り記憶情報の書き込みを行うようにすることにより簡単
にPROMを形成することができる。
【0158】上記タイマ回路と上記分周回路の分周比を
それが搭載されたダイナミック型RAMに形成されたメ
モリセルの情報保持時間に対応してプログラマブルに設
定可能することにより、製造プロセスバラツキに適応し
た最適リフレッシュが実施できる。
【0159】記憶回路に記憶されるリフレッシュ時間設
定情報を、メモリセルの未書き込み状態が短時間で実施
されるリフレッシュ動作を有効にする記憶情報とされ、
書き込み状態が短時間で実施されるリフレッシュ動作を
無効にする記憶情報とすることにより、書き込み情報の
不足ないし揮発化に対する誤りに対してもメモリ保持デ
ータが破壊されてしまうという動作が防止できるから高
信頼性にできる。
【0160】ダイナミック型メモリセルがマトリックス
配置されてなるメモリアレイと、かかるダイナミック型
メモリセルの選択動作を行うアドレス選択回路と、外部
端子から供給された制御信号又はタイミング信号を受け
て動作モードの判定とそれに対応したタイミング信号を
形成する制御回路とを備えてなる複数のダイナミック型
RAMと、これら複数のダイナミック型RAMに形成さ
れたダイナミック型メモリセルのうち最も短い情報保持
時間よりも短くされたリフレッシュ周期に対応した周期
的なパルスを発生させるタイマ回路と、かかるタイマ回
路の出力パルスを計数してリフレッシュアドレスを生成
するリフレッシュアドレスカウンタと、かかるリフレッ
シュアドレスカウンタのキャリー信号を分周する分周回
路と、上記リフレッシュアドレスにより読み出し動作が
行われ、複数のダイナミック型RAMにおいて上記リフ
レッシュアドレスにより選択されるワード線に接続され
るダイナミック型メモリセルの最も短い情報保持時間に
対応され、上記タイマ回路の出力パルス又は分周回路の
分周出力に対応されたリフレッシュ時間設定情報が記憶
された記憶回路と、上記リフレッシュアドレスにより各
ダイナミック型RAMに対してRASオンリーリフレッ
シュ動作により実施されるリフレッシュ動作を上記記憶
回路に記憶されたリフレッシュ時間設定情報に対応して
有効/無効にさせ、上記分周回路の出力によりかかるリ
フレッシュ時間設定情報を無効にしてなる適応リフレッ
シュコントローラとを共通の実装基板に搭載してメモリ
モジュールを構成することにより、メモリモジュールで
のリフレッシュ動作の大幅な低消費電力化を図ることが
できる。
【0161】上記タイマ回路と上記分周回路の分周比を
上記ダイナミック型RAMに形成されたメモリセルの情
報保持時間に対応してそれぞれがプログラマブルに設定
可能にされることにより搭載されるダイナミック型RA
Mの選別を不要にできるとともに最適リフレッシュの設
定が可能になる。
【0162】上記ダイナミック型メモリセルのうち最も
短い情報保持時間よりも短くされたリフレッシュ周期に
対応した第1のパルスと、かかる第1のパルスを計数し
てリフレッシュアドレスと、その1廻りのリフレッシュ
動作毎に発生されるキャリー信号を分周してなる第2の
パルスを形成し、かかるリフレッシュアドレスに対応さ
れた複数のワード線のそれぞれにに対応され、上記第1
のパルス又は第2のパルスに対応されたリフレッシュ時
間設定情報を記憶回路に記憶しておき、上記リフレッシ
ュアドレスにより実施されるリフレッシュ動作を上記記
憶回路から読み出されたリフレッシュ時間設定情報に対
応して有効/無効にさせ、上記第2のパルスにより記憶
回路から読み出されたリフレッシュ時間設定情報を無効
にすることにより、DRAMに形成されたダイナミック
型メモリセルの情報保持時間に適合したリフレッシュ動
作を実施することができる。
【0163】上記第1のパルスと第2のパルスの周期
は、それによりリフレッシュ動作が行われるダイナミッ
ク型メモリセルの情報保持時間に対応してプログラマブ
ルに設定することによりDRAMの製造バラツキに適合
したリフレッシュ動作を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す概略ブロック図である。
【図2】図1の1つのアレーブロックに対応した一実施
例を示す概略回路図である。
【図3】図2の1つのアレーブロックの動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図4】図2のメモリマットに設けられるXデコーダの
一実施例を示す回路図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
適応リフレッシュ動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図6】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示すメモリアレイとその周辺回路部のブロッ
ク図である。
【図7】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示す入出力インターフェイスと制御回路部の
ブロック図である。
【図8】この発明に係るダイナミック型RAMのメモリ
アレイ部の一実施例を示す要部回路図である。
【図9】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示すメモリアレイの一部のレイアウト図であ
る。
【図10】この発明が適用されるダイナミック型RAM
の一実施例を示すメモリアレイの残り一部のレイアウト
図である。
【図11】この発明に係るダイナミック型RAMの他の
一実施例を示す概略レイアウト図である。
【図12】図11のダイナミック型RAMの一実施例を
示すレイアウト図である。
【図13】図12メモリアレイのメインワード線とサブ
ワード線との関係を説明するための要部ブロック図であ
る。
【図14】図12のメモリアレイのメインワード線とセ
ンスアンプとの関係を説明するための要部ブロック図で
ある。
【図15】この発明に係るDRAMの他の一実施例を示
す概略ブロック図である。
【図16】この発明に係るDRAMに搭載される適応リ
フレッシュコントローラのPROMアレイに用いられる
メモリセルの一実施例を示す構成図である。
【図17】図16のPROMの一実施例を示す概略回路
図である。
【図18】図16のPROMの他の一実施例を示す概略
回路図である。
【図19】図16のPROMの他の一実施例を示す概略
回路図である。
【図20】図19のPROMにおける2個分のメモリセ
ルの一実施例を示す構成図である。
【図21】この発明に係るDRAMの一実施例を示す概
略レイアウト図である。
【図22】この発明に係る適応リフレッシュコントロー
ラのPROMに用いられるメモリセルの他の実施例を示
す回路図である。
【図23】この発明に係るメモリモジュールの一実施例
を示すブロック図である。
【図24】この発明に係るリフレッシュ方法を説明する
ためのメモリセルの情報保持時間と累積度数の関係を示
す特性図である。
【図25】この発明に係る適応リフレッシュコントロー
ラを起動させるための一実施例を示すタイミング図であ
る。
【図26】この発明を説明するためのメモリセルの情報
保持時間と累積度数の関係を示す特性図である。
【図27】この発明に係る適応リフレッシュ方法を説明
するための長周期と平均リフレッシュ周期との関係を示
す特性図である。
【図28】SOI基板上に形成されたDRAMの情報保
持時間と累積度数との関係を説明するための特性図であ
る。
【符号の説明】
MAT0〜MAT7…メモリマット、MARY0,MA
RY1…メモリアレイ、XD0〜XD7…デコーダ回
路、WD0〜WD7…ワードドライバ、SA01〜SA
67…センスアンプ、XDEC…ロウデコーダ回路、A
RYCTRL…アレイ制御回路、YDEC…カラムデコ
ーダ回路、MATCTRL0〜MATCTRL3…マッ
ト制御回路、TG…タイミング制御回路、I/O…入出
力回路、RAB…ロウアドレスバッファ、CAB…カラ
ムアドレスバッファ、AMX…マルチプレクサ、RFC
…リフレッシュアドレスカウンタ回路、XPD,YPD
…プリテコーダ回路、X−DEC…ロウ系冗長回路、X
IB…デコーダ回路、MWD…メインワードドライバ、
SWD…サブワードドライバ、ACTRL…アレイコン
トローラ、Q1〜Q14…MOSFET、BLL,/B
LL…ビット線、CSP,CSN…共通ソース線、YS
…カラム選択信号、HVC…ハーフプリチャージ電圧、
M1〜M3…メタル(アルミニュウム)層、TH1,T
H2…スルーホール、CNT…コンタクト、FG…1層
目ポリシリコン層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 浩正 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 佐藤 克之 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 岩井 秀俊 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 佐伯 亮 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 村田 純 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 只木 芳隆 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 関口 敏宏 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 土屋 修 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナミック型メモリセルがマトリック
    ス配置されてなるメモリアレイと、上記メモリセルの選
    択動作を行うアドレス選択回路と、外部端子から供給さ
    れた制御信号又はタイミング信号を受けて動作モードの
    判定とそれに対応したタイミング信号を形成する制御回
    路とを備えたダイナミック型RAMにおいて、 上記ダイナミック型メモリセルのうち最も短い情報保持
    時間よりも短くされたリフレッシュ周期に対応した周期
    的なパルスを発生させるタイマ回路と、かかるタイマ回
    路の出力パルスを計数して複数のワード線に共通に割り
    当てられてなるリフレッシュアドレスを生成するリフレ
    ッシュアドレスカウンタと、かかるリフレッシュアドレ
    スカウンタのキャリー信号を分周する分周回路と、上記
    リフレッシュアドレスに割り当てられた複数のワード線
    毎に、上記タイマ回路の出力パルスに相当したリフレッ
    シュ時間設定情報か上記分周出力パルスに相当したリフ
    レッシュ時間設定情報のいずれか一方を記憶するように
    された記憶回路と、上記リフレッシュアドレスにより実
    施されるリフレッシュ動作を上記記憶回路に記憶された
    リフレッシュ時間設定情報に対応して各ワード線毎に有
    効/無効にさせ、上記分周回路の出力パルスによりかか
    るリフレッシュ時間設定情報を無効にしてなる適応リフ
    レッシュコントローラを設けてなることを特徴とするダ
    イナミック型RAM。
  2. 【請求項2】 上記リフレッシュアドレスに割り当てら
    れる複数のワード線は、複数のアレーブロックに対応し
    て設けられるものであり、かかるアレーブロックは、ワ
    ード線の選択動作を行うXデコーダとワードドライバ、
    マットコントロール回路及びセンスアンプ制御回路がそ
    れぞれ設けられてなる1ないし複数のメモリマットから
    なり、かかる1ないし複数のメモリマットにおける上記
    Xデコーダとワードドライバ、マットコントロール回路
    及びセンスアンプ制御回路はそれぞれに対応されたマッ
    ト選択信号により動作制御が行われるものであり、上記
    マット選択信号を上記記憶回路の記憶情報と分周回路の
    出力パルスに基づいて制御してなることを特徴とする請
    求項1のダイナミック型RAM。
  3. 【請求項3】 少なくとも上記メモリセルは、SOI基
    板上に形成されてなるものであることを特徴とする請求
    項1又は請求項2のダイナミック型RAM。
  4. 【請求項4】 上記分周回路は、第1の分周出力と、か
    かる第1の分周出力を更に分周した第2の分周出力を形
    成するものであり、上記リフレッシュ設定情報は、かか
    る分周出力に対応させた複数段階に分けられて設定され
    るものであり、これらの複数段階に分けられて設定され
    たリフレッシュ設定情報は、上記第2の分周出力により
    無効にされるものであることを特徴とする請求項1、請
    求項2又は又は請求項3のダイナミック型RAM。
  5. 【請求項5】 上記記憶回路は、ソースとドレインを構
    成する拡散層が形成された第1素子形成領域と、コント
    ロールゲートを構成する拡散層が形成された第2素子形
    成領域と、かかる第1と第2の素子形成領域上の半導体
    基板上に両領域をまたがるように形成されたフローティ
    ングゲートとから単層ゲート構造のメモリセルを用い、
    上記フローティングゲートに電荷を注入することにより
    記憶情報の書き込みを行うものであることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のダイナミ
    ック型RAM。
  6. 【請求項6】 上記記憶回路は、最上層の金属配線層を
    ヒューズとして用い、かかるヒューズに直列形態に接続
    されたアドレス選択用MOSFETをメモリセルとし、
    上記ヒューズを高エネルギー光線で選択的に切断させる
    ことにより記憶情報の書き込みを行うものであることを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4
    のダイナミック型RAM。
  7. 【請求項7】 上記記憶回路は、ダイナミック型メモリ
    セルを用い、かかるメモリセルの情報記憶キャパシタに
    高電界を作用させて絶縁破壊を生じさせることにより記
    憶情報の書き込みを行うものであることを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のダイナミッ
    ク型RAM。
  8. 【請求項8】 上記タイマ回路と上記分周回路の分周比
    は、それが搭載されたダイナミック型RAMに形成され
    たメモリセルの情報保持時間に対応してプログラマブル
    に設定可能にされるものであることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3又は請求項4のダイナミック型
    RAM。
  9. 【請求項9】 上記記憶回路は、未書き込み状態が上記
    タイマ回路の出力パルスに同期して実施されるリフレッ
    シュ動作を有効にする記憶情報とされ、書き込み状態が
    上記タイマ回路の出力パルスに同期して実施されるリフ
    レッシュ動作を無効にする記憶情報とされるものである
    ことを特徴とする請求項6、請求項7、請求項8のダイ
    ナミック型RAM。
  10. 【請求項10】 複数のメモリブロックと、周期的なパ
    ルス信号を受けリフレッシュアドレス信号を出力するリ
    フレッシュアドレスカウンタと、上記リフレッシュアド
    レス信号を受ける制御回路と、上記リフレッシュアドレ
    ス信号を受けるワード線選択回路とを有するダイナミッ
    ク型RAMであって、 上記複数のメモリブロックは、複数の第1ワード線と上
    記複数の第1ワード線に結合されマトリックス配置され
    た複数の第1ダイナミック型メモリセルとを有する第1
    メモリブロックと、複数の第2ワード線と上記複数の第
    2ワード線に結合されマトリックス配置された複数の第
    2ダイナミック型メモリセルとを有する第2メモリブロ
    ックとを含み、 上記制御回路は、上記複数の第1ワード線及び上記複数
    の第2ワード線の各々に対するリフレッシュ周期の情報
    を保持するリフレッシュ周期保持回路を含み、 上記リフレッシュアドレス信号に対応する上記複数の第
    1ワード線のうちの一つが第1リフレッシュ周期で選択
    され且つ上記リフレッシュアドレス信号に対応する上記
    複数の第2ワード線のうちの一つが上記第1リフレッシ
    ュ周期よりも長い周期とされる第2リフレッシュ周期で
    選択されるという情報を上記リフレッシュ周期保持回路
    が保持している場合、上記制御回路は、上記ワード線選
    択回路が上記複数の第1ワード線のうちで上記リフレッ
    シュアドレス信号に対応する一つと上記複数の第2ワー
    ド線のうちで上記リフレッシュアドレス信号に対応する
    一つとを同時に選択するように上記ワード線選択回路を
    制御するか或いは上記ワード線選択回路が上記複数の第
    1ワード線のうちで上記リフレッシュアドレス信号に対
    応する一つを選択し且つ上記複数の第2ワード線のうち
    で上記リフレッシュアドレス信号に対応する一つを選択
    しないように上記ワード線選択回路を制御することを特
    徴とするダイナミック型RAM。
  11. 【請求項11】 ダイナミック型メモリセルがマトリッ
    クス配置されてなるメモリアレイと、かかるダイナミッ
    ク型メモリセルの選択動作を行うアドレス選択回路と、
    外部端子から供給された制御信号又はタイミング信号を
    受けて動作モードの判定とそれに対応したタイミング信
    号を形成する制御回路とを備えてなる複数のダイナミッ
    ク型RAMと、 上記複数のダイナミック型RAMに形成されたダイナミ
    ック型メモリセルのうち最も短い情報保持時間よりも短
    くされたリフレッシュ周期に対応した周期的なパルスを
    発生させるタイマ回路と、かかるタイマ回路の出力パル
    スを計数して上記複数のダイナミック型RAMのリフレ
    ッシュアドレスを生成するリフレッシュアドレスカウン
    タと、かかるリフレッシュアドレスカウンタのキャリー
    信号を分周する分周回路と、上記リフレッシュアドレス
    により読み出し動作が行われ、複数のダイナミック型R
    AMにおいて上記リフレッシュアドレスにより選択され
    るワード線に接続されるダイナミック型メモリセルの最
    も短い情報保持時間に対応され、上記タイマ回路の出力
    パルス又は分周回路の分周出力に対応されたリフレッシ
    ュ時間設定情報が記憶された記憶回路と、上記リフレッ
    シュアドレスにより実施されるリフレッシュ動作を上記
    記憶回路に記憶されたリフレッシュ時間設定情報に対応
    してダイナミック型RAM毎に有効/無効にさせ、上記
    分周回路の出力パルスによりかかるリフレッシュ時間設
    定情報を無効にしてなる適応リフレッシュコントローラ
    とを備えてなることを特徴とするメモリモジュール。
  12. 【請求項12】 上記適応リフレッシュコントローラ
    は、1つの半導体集積回路装置により形成されるもので
    あることを特徴とする請求項11のメモリモジュール。
  13. 【請求項13】 上記タイマ回路と上記分周回路の分周
    比は、上記ダイナミック型RAMに形成されたメモリセ
    ルの情報保持時間に対応してそれぞれがプログラマブル
    に設定可能にされるものであることを特徴とする請求項
    11又は請求項12のメモリモジュール。
  14. 【請求項14】 上記ダイナミック型メモリセルのうち
    最も短い情報保持時間よりも短くされたリフレッシュ周
    期に対応した第1のパルスと、かかる第1のパルスを計
    数してリフレッシュアドレスと、その1廻りのリフレッ
    シュ動作毎に発生されるキャリー信号を分周してなる第
    2のパルスを形成し、かかるリフレッシュアドレスに対
    応して複数のワード線を割り当てるとともに、同一のリ
    フレッシュアドレスが割り当てられたそれぞれ1つのワ
    ード線毎に対応して上記第1のパルス又は第2のパルス
    に対応されたリフレッシュ時間設定情報を記憶回路に記
    憶させ、上記リフレッシュアドレスにより実施されるリ
    フレッシュ動作を上記記憶回路から読み出されたリフレ
    ッシュ時間設定情報に対応して各ワード線毎に有効/無
    効にさせ、上記第2のパルスにより記憶回路から読み出
    されたリフレッシュ時間設定情報そのものを無効にして
    なることを特徴とするダイナミック型RAMのリフレッ
    シュ方法。
  15. 【請求項15】 上記第1のパルスと第2のパルスの周
    期は、それによりリフレッシュ動作が行われるダイナミ
    ック型メモリセルの情報保持時間に対応してプログラマ
    ブルに設定するものであることを特徴とする請求項14
    のダイナミック型RAMのリフレッシュ方法。
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