JPH08203268A - ダイナミック型ram - Google Patents

ダイナミック型ram

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Publication number
JPH08203268A
JPH08203268A JP7031404A JP3140495A JPH08203268A JP H08203268 A JPH08203268 A JP H08203268A JP 7031404 A JP7031404 A JP 7031404A JP 3140495 A JP3140495 A JP 3140495A JP H08203268 A JPH08203268 A JP H08203268A
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JP
Japan
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bit line
signal
sense amplifier
memory
refresh
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Withdrawn
Application number
JP7031404A
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English (en)
Inventor
Masaya Muranaka
雅也 村中
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により低消費電力化を実現したダ
イナミック型RAM及び欠陥救済回路を内蔵しつつ、簡
単な構成により低消費電力化を実現したダイナミック型
RAMを提供する。 【構成】 複数のビット線とワード線の交点にダイナミ
ック型メモリセルがマトリックス配置されてなるメモリ
アレイと、かかるビット線に読み出された読み出し信号
を増幅するセンスアンプ及びプリチャージ電圧を与える
プリチャージ回路を備え、上記メモリセルの非アクセス
期間に上記ビット線をフローティング状態にさせる機能
を付加する。 【効果】 センスアンプやプリチャージ回路の動作制御
信号を変更するだけという簡単な構成により、ビット線
に流れるリーク電流があっても、かかるリーク電流はフ
ローティング状態にされたビット線の電位を低下させる
だけに作用して電源電圧からの直流電流が流れなくでき
るから低消費電力化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミック型RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)に関し、欠陥救済回
路を持つものに利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】予備のワード線又はビット線(ビット線
又はディジット線と呼ばれる場合もある)を設けて、不
良ビット線又は不良ビット線の救済を行うようにしたダ
イナミック型RAM(ランダム・アクセス・メモリ)が
ある。このようなダイナミック型RAMの欠陥救済技術
に関しては、例えば特開平3−214699号公報があ
る。また、欠陥とされたビット線対とワード線とのショ
ートに起因する消費電流の増大を防止した半導体集積回
路装置に関して、特開平5−128858号公報があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−128
858号公報の半導体記憶装置では、待機時のワード線
と欠陥ビット線対とのリーク電流の発生を防止するため
に、ビット線対のハーフプリチャージレベルを待機時に
は回路の接地電位のようなロウレベルにするものであ
る。この構成では、ビット線対のハーフプリチャージ電
圧が回路に接地電位に設定されること、及びメモリアク
セス時にはもとのハーフプリチャージに戻す必要がある
ために低消費電力化が期待できない。つまり、ダイナミ
ック型RAMでは、待機時にもメモリセルのリフレッシ
ュ動作が必要であり、常に一定の周期で実質的なメモリ
アクセスが行われる。このため、上記のようにメモリア
クセスの終了毎に上記ビット線対のハーフプリチャージ
電圧を回路の接地電位にディスチャージさせ、メモリア
クセスが行われるとその前に回路の接地電位からもとの
ハーフプリチャージ電圧までチャージアップさせるた
め、かかるビット線対のディスチャージとチャージアッ
プにより電流が消費されてしまう。
【0004】そもそも、欠陥ビット線対の数はせいぜい
数対であるので、そこにおいて発生するリーク電流その
ものは小さいから、かかるリーク電流と上記多数からな
るビット線対のディスチャージとチャージアップによる
電流とを比べると、一般的にいって後者の方が大きくな
る確立が高い。ダイナミック型RAMのようなメモリチ
ップにおいては、欠陥ビット線対を持たないことによっ
て上記のようにリーク電流が発生しないものがある。し
かし、上記公報に従えば、回路自体が欠陥ビット線対が
発生するか否かに無関係に上記のようなビット線対の電
位変化を行わせるように動作するので、この点からも低
消費電力が図られない。そして、各ビット線対に待機的
にビット線対を回路の接地電位にリセットさせる接地電
位設定回路が必要となり、回路も複雑になってしまうと
いう問題が生じる。
【0005】この発明の目的は、簡単な構成により低消
費電力化を実現したダイナミック型RAMを提供するこ
とにある。この発明の他の目的は、欠陥救済回路を内蔵
しつつ、簡単な構成により低消費電力化を実現したダイ
ナミック型RAMを提供することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の
記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のビット線とワード線
の交点にダイナミック型メモリセルがマトリックス配置
されてなるメモリアレイと、かかるビット線に読み出さ
れた読み出し信号を増幅するセンスアンプ及びプリチャ
ージ電圧を与えるプリチャージ回路を備え、上記メモリ
セルの非アクセス期間に上記ビット線をフローティング
状態にさせる機能を付加する。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、センスアンプやプリチ
ャージ回路の動作制御信号を変更するだけという簡単な
構成により、ビット線に流れるリーク電流があっても、
かかるリーク電流はフローティング状態にされたビット
線の電位を低下させるだけに作用して電源電圧からの直
流電流が流れなくできるから低消費電力化が可能にな
る。
【0008】
【実施例】図1と図2には、この発明が適用されるダイ
ナミック型RAMの一実施例のブロック図が示されてい
る。図1には、メモリアレイとその周辺選択回路が示さ
れ、図2にはアドレスバッファや入出力バッファのよう
な入出力インターフェイス部とタイミング制御回路が示
されている。
【0009】図1において、2つのメモリマットMAT
0とMAT1に挟まれてセンスアンプSA01が設けら
れる。すなわち、センスアンプSA01は、2つのメモ
リマットMAT0とMAT1に対して選択的に用いられ
るシェアードセンスアンプとされる。センスアンプSA
01の入出力部には、図示しないが選択スイッチが設け
られてメモリマットMAT0又はMAT1の相補ビット
線(又は相補データ線あるいは相補ディジット線と呼ば
れることもある)に接続される。
【0010】他のメモリマットMAT2,MAT3や、
MAT4,MAT5及びMAT6,MAT7もそれぞれ
一対とされて、それぞれにセンスアンプSA23,SA
45及びSA67が共通に設けられる。上記のような合
計8個のメモリマットMAT0〜MAT7と4個のセン
スアンプSA01〜SA67により、1つのメモリアレ
イMARY0が構成される。このメモリアレイMARY
0に対してYデコーダYDECが設けられる。Yデコー
ダYDECを挟んで対称的にメモリアレイMARY1が
設けられる。このメモリアレイMARY1は、内部構成
が省略されているが、上記メモリアレイMARY0と同
様な構成にされる。
【0011】各メモリマットMAT0〜MAT7におい
て、デコーダXD0〜XD7が設けられる。これらのデ
コーダXD0〜XD7は、プリデコーダ回路XPDの出
力信号AXiを解読して4本分のワード線選択信号を形
成する。このデコーダXD0〜XD7と次に説明するマ
ット制御回路MATCTRL01〜MATCTRL67
の出力信号とによってワード線の選択信号を形成するワ
ードドライバWD0〜WD7が設けられる。このワード
ドライバには、欠陥救済のための予備のワード線に対応
したワードドライバも含まれる。
【0012】上記一対のメモリマットMAT0,MAT
1に対応してマット制御回路MATCTTL01が設け
られる。他の対とされるメモリマットMAT2,MAT
3〜MAT6,MAT7に対しても同様なマット制御回
路MATCTRL23,MATCTRL45,MATC
TRL67が設けられる。マット制御回路MATCTR
L01〜MATCTRL67は、マット選択信号MSi
と信号XE及びセンス動作タイミング信号φSA及び下
位2ビットのアドレス信号の解読信号とを受けて、選択
されたメモリマットに対した1つのマット制御回路にお
いて、4本のワード線の中の1本を選択する選択信号X
iB等を出力する。
【0013】この他に、マット制御回路MATCTRL
01〜MATCTRL67は、上記選択されたメモリマ
ットに対応して左右いずれかのメモリマットに対応した
ビット線選択スイッチをオン状態のままとし、非選択の
メモリマットに対応したビット線選択スイッチをオフ状
態にする選択信号や、センスアンプの増幅動作を開始さ
せるタイミング信号を出力する。さらに、後述するよう
なリフレッシュ動作における待機時にはセンスアンプ、
ビット線選択スイッチのいずれか1つ又は、両方を制御
してビット線をフローティング状態にさせる機能が設け
られる。
【0014】不良ワード線へのアクセスが行われたとき
には、信号XEのロウレベルにより上記選択信号XiB
等を出力が禁止されるので不良ワード線の選択動作が停
止される。これに代えて、冗長回路側の選択信号XRi
Bが形成されるので、予備のワード線が選択状態にされ
る。
【0015】図2において、タイミング制御回路TG
は、外部端子から供給されるロウアドレスストローブ信
号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、
ライトイネーブル信号/WE及びアウトプットイネーブ
ル信号/OEを受けて、動作モードの判定、それに対応
して内部回路の動作に必要な各種のタイミング信号を形
成する。この明細書及び図面では、/はロウレベルがア
クティブレベルであることを意味するのに用いている。
【0016】信号R1とR3は、ロウ系の内部タイミン
グ信号であり、後述するようなロウ系の選択動作のため
に使用される。タイミング信号φXLは、ロウ系アドレ
スを取り込んで保持させる信号であり、ロウアドレスバ
ッファRABに供給される。すなわち、ロウアドレスバ
ッファRABは、上記タイミング信号φXLによりアド
レス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取り込ん
でラッチ回路に保持させる。
【0017】タイミング信号φYLは、カラムウ系アド
レスを取り込んで保持させる信号であり、カラムアドレ
スバッファCABに供給される。すなわち、カラムアド
レスバッファRABは、上記タイミング信号φYLによ
りアドレス端子A0〜Aiから入力されたアドレスを取
り込んでラッチ回路に保持させる。
【0018】信号φREFは、リフレッシュモードのと
きに発生される信号であり、ロウアドレスバッファの入
力部に設けられたマルチプレクサAMXに供給されて、
リフレッシュモードのときにリフレッシュアドレスカウ
ンタ回路RFCにより形成されたリフレッシュ用アドレ
ス信号に切り替えるよう制御する。リフレッシュアドレ
スカウンタ回路RFCは、タイミング制御回路TGによ
り形成されたリフレッシュ用の歩進パルスφRCを計数
してリフレッシュアドレス信号を生成する。この実施例
では後述するようなオートリフレッシュとセルフリフレ
ッシュを持つようにされる。
【0019】タイミング信号φXは、ワード線選択タイ
ミング信号であり、デコーダXIBに供給されて、下位
2ビットのアドレス信号の解読された信号に基づいて4
通りのワード線選択タイミング信号XiBが形成され
る。タイミング信号φYはカラム選択タイミング信号で
あり、カラム系プリデコーダYPDに供給されてカラム
選択信号AYix、AYjx、AYkxが出力される。
【0020】タイミング信号φWは、書き込み動作を指
示する制御信号であり、タイミング信号φRは読み出し
動作を指示する制御信号である。これらのタイミング信
号φWとφRは、入出力回路I/Oに供給されて、書き
込み動作のときには入出力回路I/Oに含まれる入力バ
ッファを活性化し、出力バッファを出力ハイインピーダ
ンス状態にさせる。これに対して、読み出し動作のとき
には、上記出力バッファを活性化し、入力バッファを出
力ハイインピーダンス状態にする。
【0021】タイミング信号φMSは、マット選択動作
を指示する信号であり、ロウアドレスバッファRABに
供給され、このタイミングに同期してマット選択信号M
Siが出力される。タイミング信号φSAは、センスア
ンプの動作を指示する信号である。このタイミング信号
φSAに基づいて、センスアンプの活性化パルスが形成
されることの他、相補ビット線のプリチャージ終了動作
や、非選択のメモリマット側のビット線を切り離す動作
の制御信号を形成するにも用いられる。
【0022】この実施例では、ロウ系の冗長回路X−R
DEが代表として例示的に示されている。すなわち、上
記回路X−REDは、不良アドレスを記憶させる記憶回
路と、アドレス比較回路とを含んでいる。記憶された不
良アドレスとロウアドレスバッファRABから出力され
る内部アドレス信号BXiとを比較し、不一致のときに
は信号XEをハイレベルにし、信号XEBをロウレベル
にして、正規回路の動作を有効にする。上記入力された
内部アドレス信号BXiと記憶された不良アドレスとが
一致すると、信号XEをロウレベルにして正規回路の不
良ワード線の選択動作を禁止させるとともに、信号XE
Bをハイレベルにして、1つの予備ワード線を選択する
選択信号XRiBを出力させる。
【0023】図2では省略されているが、上記ロウ系の
回路と同様な回路がカラム系にも設けられており、それ
によって不良ビット線に対するメモリアクセスを検出す
ると、カラムデコーダYDによる不良ビット線の選択動
作を停止させ、それに代えて、予備に設けられているビ
ット線を選択する選択信号が形成される。
【0024】図3には、この発明に係るダイナミック型
RAMのメモリアレイ部の一実施例の要部回路図が示さ
れている。同図においては、メモリマットMAT0の4
本のワード線、2対の相補ビット線とこれらに関連した
センスアンプとプリチャージ回路等が代表として例示的
に示され、メモリマットMAT1はブラックボックスと
して示されている。また、一対の相補ビット線BLLと
/BLLに対応した各回路を構成するMOSFETに代
表として回路記号が付加されている。
【0025】ダイナミック型メモリセルは、アドレス選
択用MOSFETQmと情報記憶用キャパシタCsから
構成される。アドレス選択用MOSFETQmのゲート
は、ワード線WLiに接続され、このMOSFETQm
のドレインがビット線/BLLに接続され、ソースに情
報記憶キャパシタCsが接続される。情報記憶用キャパ
シタCsの他方の電極は共通化されてプレート電圧VP
Lが与えられる。
【0026】上記ビット線BLLと/BLLは、同図に
示すように平行に配置され、ビット線の容量バランス等
をとるために必要に応じて適宜に交差させられる。かか
る相補ビット線BLLと/BLLは、スイッチMOSF
ETQ1とQ2によりセンスアンプの入出力ノードと接
続される。センスアンプは、ゲートとドレインとが交差
接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型MOSF
ETQ5,Q6及びPチャンネル型MOSFETQ7,
Q8から構成される。Nチャンネル型MOSFETQ5
とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接続される。
Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソースは、共
通ソース線CSPに接続される。共通ソース線CSPに
例示的に示されているように、Pチャンネル型MOSF
ETのパワースイッチMOSFETQ14が設けられ
て、タイミング信号φSAPがロウレベルにされるとM
OSFETQ14がオン状態になって、センスアンプの
動作に必要な電圧供給を行う。Nチャンネル型MOSF
ETQ5とQ6に対応した共通ソース線CSNには、図
示しないNチャンネル型MOSFETが設けられ、線の
動作タイミングに回路の接地電位を供給する。
【0027】これらセンスアンプを活性化させるパワー
スイッチMOSFETは、安定的なセンス動作を行わせ
るために、センスアンプが増幅動作を開始した時点では
比較的小さな電流しか供給できないようなパワースイッ
チMOSFETをオン状態にし、センスアンプの増幅動
作によってビット線BLLと/BLLとの電位差がある
程度大きくなって時点で大きな電流を流すようなパワー
スイッチMOSFETをオン状態にする等して増幅動作
を段階的に行うようにされる。
【0028】上記パワースイッチMOSFETQ14等
は、上記のようなセンスアンプの活性化、非活性化の他
に後述するようにビット線をフローティング状態にさせ
るためや、センスアンプの入出力ノードをフローティン
グ状態にさせる目的のために後述するようなリフレッシ
ュモードにおける非アクセス時にもオフ状態にさせられ
る。
【0029】上記センスアンプの入出力ノードには、相
補ビット線を短絡させるMOSFETQ11と、相補ビ
ット線にハーフプリチャージ電圧HVCを供給するスイ
ッチMOSFETQ9とQ11からなるプリチャージ回
路が設けられる。これらのMOSFETQ9〜Q11の
ゲートは、共通にプリチャージ信号PCBが供給され
る。このプリチャージ信号PCBは、リフレッシュモー
ドでの非アクセス時における電流消費を低減させる目的
のために、ロウレベルにされて上記MOSFETQ9〜
Q11等をオフ状態にさせるためにも用いられる。
【0030】MOSFETQ12とQ13は、カラム選
択信号YSによりスイッチ制御されるカラムスイッチを
構成する。この実施例では、1つのカラム選択信号YS
により4対のビット線を選択できるようにされる。それ
故、上記カラム選択信号YSは、同図に例示的に示され
ている2対のビット線と図示しない残り2対のビット線
とに対応した4つのセンスアンプの入出力ノードに設け
られたカラムスイッチを構成するMOSFETのゲート
に共通に供給され、かかるスイッチMOSFETを介し
て4対のビット線と4対の入出力線I/Oとがそれぞれ
接続される。
【0031】図4と図5には、この発明が適用されるダ
イナミック型RAMの一実施例のメモリアレイのレイア
ウト図が示されている。この実施例のダイナミック型R
AMは、特に制限されないが、約64Mビットのような
記憶容量を持つようにされる。図4と図5には、横長と
されたチップの左右半分(L,R)ずつのレイアウト図
が示され、上記横長のチップにおける中央部分に設けら
れるY救済回路が両図に重複して示されている。
【0032】2つのメモリマットを中心にしてセンスア
ンプと入出力線(SA&I/O)が設けられる。アドレ
ス割り付けは、上側Uと下側LをXアドレスの最上位ビ
ット/X12とX12が割り当てられる。上記のような
YデコーダYDECを中心にして8個ずつの2群に分け
られたメモリマットは、アドレス信号/X11とX11
が割り当てられる。同図には、X11により指定される
下半分が省略されている。上記2群に分けられた8個の
メモリマットは、4個ずつに分けられて/X10とX1
0が割り当てられる。同図では、下側Lの4つのメモリ
マットに割り当てられるアドレスX10が大小として例
示的に示されている。そして、同図では省略されている
が、センスアンプを中心にして分けられた2個ずつのメ
モリマットには、/X9とX9が割り当てられ、センス
アンプを中心にして分けられたメモリマットは/X8と
X8が割り当てられる。
【0033】チップの縦方向(上下)には設けられたロ
ウデコーダXDEC及びアレイ制御回路ARYCTRL
及びマット外入出力線I/Oは、前記図1におけるワー
ドドライバWD、デコーダXD及びマット制御回路MA
TCTRLとマット外の入出力線から構成される。チッ
プの長手方向の中央部には、アドレス側とI/O側の入
力バッファや出力バっファ等の入出力インターフェイス
回路が設けられる。
【0034】メモリマットに付された矢印は、アドレス
の方向を示している。つまり、リフレッシュの順序は、
同図では上から下方向に順次に行われる。同図の矢印の
方向に順次にリフレッシュを行うようにすると、819
2サイクルになってしまいメモリアクセスが制限されの
で、例えば、アドレスX12、11及び10により指定
されるメモリマットを同時選択するようにして8メモリ
マットを同時にリフレッシュするようにして、1024
サイクルで全てのリフレッシュが終了するようにでき
る。
【0035】カラム方向のアドレス割り付けは、Y救済
回路を挟んで左側と右側をYアドレスの最上位ビット/
Y12とY12が割り当てられる。上記のようなXデコ
ーダXDEC等中心にして左右に分けられたメモリマッ
トは、アドレス信号/Y11とY11が割り当てられ
る。そして、1つのメモリマット内において、/X10
とX10が割り当てられる。上記のようにメモリマット
内では4対のビット線が同時に選択されるので、そのう
ちのいずれか1つのを最終的に選択するときには、Y9
とY8あるいは最下位の2ビットY0とY1が用いられ
る。これにより、Y方向においても全体としてX方向に
対応して約8Kのアドレス割り当てが行われる。
【0036】図6には、この発明に係るダイナミック型
RAMを説明するための素子構造断面図が示されてい
る。この実施例では、上記のようなメモリアレイ部と周
辺部の素子構造が代表として例示的に示されている。メ
モリセルの記憶キャパシタは、2層目のポリシリコン層
SGをストレージノードとして用い、アドレス選択用M
OSFETの一方のソース,ドレインと接続される。上
記2層目ポリシリコン層はフィン構造とされ、薄いゲー
ト絶縁膜を介して3層目ポリシリコン層TGからなるプ
レート電極とにより構成される。アドレス選択用MOS
FETのゲートは、1層目ポリシリコン層FGから構成
される。アドレス選択用MOSFETの他方のソース,
ドレインは、上記FG、SG及びTGを介在させて、1
層目のアルミニュウム等の金属配線層M1に接続され
る。この配線層M1によりビット線(又はデータ線ある
いはディジット線)が構成される。
【0037】周辺部には、2つのNチャンネル型MOS
FETが形成されている。1層目の配線層M1は、コン
タクトLCNTによりMOSFETのソース,ドレイン
に接続される。あるいは、1層目ポリシリコンFGとは
コンタクトFCNTにより接続される。上記1層目の配
線層M1と2層目の配線層M2とは、第1スルーホール
TH1を介して接続され、第2層目の配線層M2と第3
層目の配線層M3とは第2スルーホールTH2を介して
接続される。
【0038】上記MOSFETのゲート電極に第2層目
の配線層M2により入力信号を供給する場合、上記のよ
うに第1スルーホールTH1を介してダミーとしての第
1層目の配線層M1に落とし、この第1層目の配線層M
1とコンタクトLCNTを介してゲート電極としての1
層目ポリシリコンFGに接続される。
【0039】入力信号を供給する第3層目の配線層M3
は、第2スルーホールTH2を介して第2層目の配線層
M2に接続される。例えば、出力信号を次段の回路に供
給するとき、第1層目の配線層M1は、第1スルーホー
ルTH1を介してダミーとしての第2層目の配線層M2
に接続され、この配線層M2を介在させて第2スルーホ
ールTH2を介して第3層目の配線層M3に導かれる。
【0040】この実施例のような素子構造を採るとき、
高密度に形成されるためにビット線に接続されたFG、
SG及びTGとワード線を構成するFGとの間の絶縁膜
に欠陥が生じることにより、無視できないリーク電流が
流れてしまう。このようなリーク電流が発生すると、メ
モリセルの微小な電荷が読み出しが不良となるので、予
備のビット線に置き換えられる。しかしながら、不良の
ビット線とそのまま残り、上記ワード線との間でリーク
電流が流れ続ける結果となる。
【0041】上記のようなリーク電流の発生は、かかる
ビット線が予備のビット線に置き換えられる結果、メモ
リの読み出し、書き込み動作そのものには何ら影響を与
えない。しかしながら、静的な電流が増加してしまい、
製品としての性能の悪化につながるものとなる。
【0042】図7には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおけるリフレッシュ動作の概略を説明するため
のタイミング図が示されている。この実施例のダイナミ
ック型RAMでは、(A)に示したような分散リフレッ
シュ又は(B)に示したような集中リフレッシュが設け
られる。
【0043】(A)の分散リフレッシュは、カラムアド
レスストローブ信号/CASをロウアドレスストローブ
信号/RASに先立ってロウレベルにすることにより起
動される。つまり、/RASが遅れてロウレベルにされ
てそれが一定時間以上継続すると、セルフリフレッシュ
信号φSELFが発生される。このセルフリフレッシュ
信号φSELFがハイレベルである期間、内蔵のタイマ
ー回路によりリフレッシュパルスφSELF1が発生さ
れる。
【0044】このリフレッシュパルスφSELF1の1
周期は、ダイナミック型RAMの全てのメモリセルのリ
フレッシュするのに必要なリフレッシュサイクル数と、
メモリセルのデータ保持時間とにより決められた時間に
設定される。つまり、全てのメモリセルのリフレッシュ
動作が終了する時間が、メモリセルのデータ保持時間に
合うようにリフレッシュ動作が分散されて行われる。上
記のようなリフレッシュパルスφSELF1の発生によ
り、リフレッシュアドレス信号を形成するリフレッシュ
アドレスカウンタの歩進(+1)動作と、ロウ系のタイ
ミング信号R1が発生されてワード線の選択動作とセン
スアンプの動作が制御される。
【0045】(B)の集中リフレッシュは、カラムアド
レスストローブ信号/CASをロウアドレスストローブ
信号/RASに先立ってロウレベルにすることにより起
動される。つまり、/RASが遅れてロウレベルにされ
てそれが一定時間以上継続すると、セルフリフレッシュ
信号φSELFが発生される。このセルフリフレッシュ
信号φSELFがハイレベルである期間、内蔵のタイマ
ー回路によりリフレッシュパルスφSELF1が発生さ
れる。
【0046】このリフレッシュパルスφSELF1の1
周期期間には、複数回のリフレッシュ動作が連続して行
われる。複数回の最大数は、ダイナミック型RAMの全
てのメモリセルのリフレッシュするのに必要なリフレッ
シュサイクル数である。これを最大数にして、それを1
/2N (Nは整数)に分割して、集中的にリフレッシュ
を行うようにしてもよい。この場合には、複数回にわた
る集中リフレッシュがメモリセルのデータ保持時間内に
間欠的に行われる。実際のリフレッシュはタイミング信
号R1により行われ、かかるタイミング信号R1により
リフレッシュアドレスカウンタの歩進(+1)動作とワ
ード線の選択動作とセンスアンプの動作が制御される。
【0047】上記一定期間内に/RASをハイレベルに
戻すと、1回のリフレッシュ動作が行われる。つまり、
同図では省略されているが、CBR(CASビフォワー
RAS)のタイミングで上記リフレッシュ信号φREF
が発生されて、リフレッシュアドレスカウンタの歩進
(+1)動作と、ロウ系のタイミング信号R1が発生さ
れてワード線の選択動作とセンスアンプの動作が制御さ
れる。
【0048】図8には、この発明に係る分散リフレッシ
ュ動作を説明するためのタイミング図が示されている。
カラムアドレスストローブ信号/CASをロウレベルに
し、次いでロウアドレスストローブ信号/RASをロウ
レベルにするとリフレッシュ制御信号φSELF、φR
EFが発生される。実際には、信号φSELFは、上記
状態が一定期間継続したときに発生されるが、同図では
分散リフレッシュを説明するものであるので、同時に発
生されるように示されている。つまり、通常のCBRリ
フレッシュではCBRのタイミングで信号φREFが発
生されて、1サイクルのリフレッシュ動作が行われる。
なお、同図では例示的に示された最初の1サイクルの時
間軸を拡大して表している。
【0049】上記のようにセルフリフレッシュモードと
判定されると、信号φSELF1が前記のような一定の
周期で発生される。この信号φSELF1がハイレベル
の期間、ロウ系のタイミング信号R1とR3が発生され
て、ワード線の選択動作及びセンスアンプの増幅動作が
行われる。つまり、信号R1に同期して、非選択側のメ
モリマットに対応した信号SHRRと信号PCBがロウ
レベルにされる。上記信号SHRRにより、スイッチM
OSFETがオフ状態にされてセンスアンプSAやプリ
チャージ回路から切り離されてフローティング状態にさ
れる。上記信号PCBのロウレベルにより、プリチャー
ジ回路のMOSFETが全てオフ状態にされる。そし
て、ワード線WL0がハイレベルの選択状態にされる。
【0050】タイミング信号R3のハイレベルにより、
センスアンプが活性化される。つまり、図示しないが、
センスアンプを活性化させるパワースイッチMOSFE
Tをオン状態にさせるタイミング信号が発生され、セン
スアンプの共通ソース線CSPは電源電圧のようなハイ
レベルに、共通ソース線CSNは回路の接地電位にされ
る。これにより、センスアンプが増幅動作開始して、ビ
ット線BL0(L)を選択されたメモリセルの読み出し
信号に対応してハイレベルとロウレベルに増幅され、そ
のハイレベル又はロウレベルがメモリセルに再書き込み
されることによってリフレッシュ動作が行われる。この
とき、ビット線0(R)は、上記のような信号SHRR
のロウレベルよりスイッチMOSFETがオフ状態にさ
れるから、同図に一点鎖線で示したようにフローティン
グ状態にされている。
【0051】上記のようなメモリセルのリフレッシュ動
作に必要な時間経過後に、タイミング信号φSELF1
がロウレベルとなり、タイミング信号R1,R3もロウ
レベルにされてワード線が非選択状態にされる。そし
て、次のリフレッシュサイクルになるまでの間メモリセ
ルが非アクセス期間とされる。
【0052】この非アクセス期間において、従来のダイ
ナミック型RAMでは信号SHRR及びPCBがハイレ
ベルとなり、ビット線BL0(R)及びBL0(L)等
はハーフプリチャージ状態にされ、これに対応してセン
スアンプの共通ソース線CSPとCSNも短絡されて同
じハーフプリチャージ電位にされる。このようにして、
非アクセス期間においてビット線BLやセンスアンプの
共通ソース線CSP及びCSNの電位をハーフプリチャ
ージ電圧HVCに固定させるものである。
【0053】これに対して、本願発明では同図のように
信号SHRRは上記のようにロウレベルのままにされ、
上記のようなリフレッシュ動作の終了とともに信号SH
RLもロウレベルにされ、上記のようなリフレッシュ動
作が行われたビット線BL(L)もフローティング状態
にされる。これに対応して、信号PCBもロウレベルの
ままに維持され、センスアンプの入出力ノードもフロー
ティング状態にされ、共通ソース線CSP及びCSNに
接続されたパワースイッチMOSFETのゲートに供給
される図示しないタイミング信号もロウレベルにされ、
かかるパワースイッチMOSFETもオフ状態にされ
る。この結果、1サイクルでのメモリセルの非アクセス
期間では、同図に一点鎖線で示したように、両ビット線
BL0(L)とBL0(R)、センスアンプの共通ソー
ス線CSPとCSNがフローティング状態でそれぞれの
電位を保持する。
【0054】つまり、センスアンプやプリチャージ回路
では直流電流経路が全て遮断される。このような構成を
採ることにより、欠陥ビット線においてワード線等の間
でリーク電流が流れるものでは、欠陥ビット線において
のみリーク電流に対応した電位低下が生じる。また、不
良のセンスアンプが発生している場合でも、その不良の
センスアンプの入出力ノードの電位がリーク電流によっ
て変化するのみとなる。つまり、非アクセス期間におけ
る不良ビット線や不良センスアンプでのリーク電流は、
フローティング状態のビット線電位や入出力ノードの電
位を変化させるだけに作用し、実質的には極く僅かの電
荷が失われるだけとなる。
【0055】ダイナミック型RAMに形成される大半の
ビット線やセンスアンプにおいては、リフレッシュ動作
が行われた状態の電位を維持し、そこでの電流消費が無
いから低消費電力となる。そして、一定期間経過後にタ
イミング信号φSELF1が発生されると、信号PCB
と信号SHRR,SHRLが発生してビット線及びセン
スアンプの入出力ノードのプリチャージ動作を行った後
に、ワード線及びセンスアンプの動作によるリフレッシ
ュ動作に移行することができる。このとき、プリチャー
ジ回路のプリチャージ電圧HVCは、上記のような欠陥
ビット線や欠陥センスアンプの入出力ノードの電位をも
との状態に戻す程度の電流供給しか行わないから、プリ
チャージ動作での電位変化を最小にでき、かつ、プリチ
ャージに要する時間を短くできる。
【0056】図9には、この発明に係る集中リフレッシ
ュ動作を説明するためのタイミング図が示されている。
カラムアドレスストローブ信号/CASをロウレベルに
し、次いでロウアドレスストローブ信号/RASをロウ
レベルにするとリフレッシュ制御信号φSELF、φR
EFが発生される。上記同様に実際には、信号φSEL
Fは、上記状態が一定期間継続したときに発生される
が、同図では集中リフレッシュを説明するものであるの
で、同時に発生されるように示されている。つまり、通
常のCBRリフレッシュではCBRのタイミングで信号
φREFが発生されて、1サイクルのリフレッシュ動作
が行われる。
【0057】上記のようにセルフリフレッシュモードと
判定されると、信号φSELF1が前記のような一定の
周期で発生される。この信号φSELF1がハイレベル
の期間、ロウ系のタイミング信号R1とR3が発生され
て、ワード線の選択動作及びセンスアンプの増幅動作が
行われる。つまり、信号R1に同期して、非選択側のメ
モリマットに対応した信号SHRRと信号PCBがロウ
レベルにされる。上記信号SHRRにより、スイッチM
OSFETがオフ状態にされてセンスアンプSAやプリ
チャージ回路から切り離されてフローティング状態にさ
れる。上記信号PCBのロウレベルにより、プリチャー
ジ回路のMOSFETが全てオフ状態にされる。そし
て、ワード線WL0がハイレベルの選択状態にされる。
【0058】タイミング信号R3のハイレベルにより、
センスアンプが活性化される。つまり、図示しないが、
センスアンプを活性化させるパワースイッチMOSFE
Tをオン状態にさせるタイミング信号が発生され、セン
スアンプの共通ソース線CSPは電源電圧のようなハイ
レベルに、共通ソース線CSNは回路の接地電位にされ
る。これにより、センスアンプが増幅動作開始して、ビ
ット線BL0(L)を選択されたメモリセルの読み出し
信号に対応してハイレベルとロウレベルに増幅され、そ
のハイレベル又はロウレベルがメモリセルに再書き込み
されることによってリフレッシュ動作が行われる。この
とき、ビット線0(R)は、上記のような信号SHRR
のロウレベルよりスイッチMOSFETがオフ状態にさ
れるから、同図に一点鎖線で示したようにフローティン
グ状態にされている。
【0059】集中リフレッシュにおいては、上記リフレ
ッシュ動作が終了すると、引き続いて次のアドレスのリ
フレッシュ動作が行われる。つまり、信号PCBと信号
SHRRがハイレベルにされて、ビット線とセンスアン
プの共通ソース線のプリチャージが行われて、上記タイ
ミング信号R1とR3により、同様なプリチャージ動作
が行われる。この実施例では、左右のビット線BL0
(L)とBL0(R)とが交互にリフレッシュされる。
【0060】そして、最大で全でのメモリセルをリフレ
ッシュさせる複数サイクルのリフレッシュ動作が行われ
ると、残りの時間が非アクセス期間とされて、その間は
前記同様にビット線及びセンスアンプの入出力ノードと
センスアンプの共通ソース線CSPとCSNがフローテ
ィング状態にされて、定常的にリーク電流が流れるのを
防止するものである。つまり、集中リフレッシュでは比
較的長い期間にわたって非アクセス期間とされるから、
欠陥ビット線や欠陥センスアンプにおいては、その電位
がリーク電流により回路の接地電位や電源電圧に達して
しまうことがあるが、それとともにリーク電流が流れな
くなり低消費電力となる。同図では、非アクセス期間が
短いように表されているが、実際はセルフリフレッシュ
モードの大半が非アクセス期間とされる。
【0061】上記非アクセス期間に入る前に、信号PC
B及びSHRRとSHRLとを発生させて、ビット線B
L0(R)、BL0(L)等をハーフプリチャージ状態
にして、フローティング状態にしているが、前記分散リ
フレッシュと同様に最後のリフレッシュ動作の状態のま
までフローティング状態にしてもよい。
【0062】上記の分散リフレッシュ又は集中リフレッ
シュにおいて、メモリセルの非アクセス期間において上
記のようにビット線やセンスアンプの入出力ノードをフ
ローティング状態にさせる構成では、その制御が簡単に
なるとともに、待機状態での電流消費が小さくできるの
で、実効的な低消費電力化を図ることができるものとな
る。つまり、リード/ライト動作とCBRリフレッシュ
が行われるときにおいても、非アクセス時のリーク電流
を小さくするようにしてもよい。しかし、このようなリ
ード/ライトあるいはCBRリフレッシュが頻繁に行わ
れている状態では、動作時に比較的大きな電流消費が行
われるので、そのときの平均的な消費電流に占める上記
リーク電流の割合が小さい。それ故、実効的な消費電力
としての効果は小さくなるからである。
【0063】これに対して、セルフリフレッシュ等のデ
ータ保持状態(待機状態)では、その消費電流はに占め
る上記のようなリーク電流の割合が大きくなり、実効的
な低消費電力化が図られる。つまり、待機状態では電池
等を電源としてデータ保持を行っていることが多いの
で、そのときの消費電流が製品の性能を左右する大きな
要因となるからである。
【0064】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 複数のビット線とワード線の交点にダイナミッ
ク型メモリセルがマトリックス配置されてなるメモリア
レイと、かかるビット線に読み出された読み出し信号を
増幅するセンスアンプ及びプリチャージ電圧を与えるプ
リチャージ回路を備え、センスアンプやプリチャージ回
路の動作制御信号を変更するだけという簡単な構成によ
り、上記メモリセルの非アクセス期間に上記ビット線を
フローティング状態にさせる機能を付加する。これによ
り、ビット線に流れるリーク電流があっても、かかるリ
ーク電流はフローティング状態にされたビット線の電位
を低下させるだけに作用して電源電圧からの直流電流が
流れなくできるから低消費電力化が可能になるという効
果が得られる。
【0065】(2) センスアンプの入出力ノードに
は、シェアードスイッチMOSFETが設けられるもの
であり、上記非アクセス期間にはかかるシェアードスイ
ッチMOSFETがオフ状態にされるという簡単な手段
により欠陥ビット線でのリーク電流による消費電流の増
大を抑えることができるという効果が得られる。
【0066】(3) 非アクセス期間にセンスアンプを
活性化させるパワースイッチMOSFETをオフ状態に
して、入出力ノードがフローティング状態にされ、上記
プリチャージ回路においも、非アクセス期間にプリチャ
ージ電圧を伝えるスイッチMOSFETがオフ状態にさ
せることにより、上記ビット線をフローティング状態に
されることができ、ビット線でのリーク電流に加えて、
欠陥センスアンプでのリーク電流による消費電流の増大
を抑えることができるという効果が得られる。
【0067】(4) 上記非アクセス期間は、外部端子
から供給された制御信号の組み合わせにより指定される
リフレッシュモードにおけるメモリセルが非アクセスと
することにより、制御を簡単にして実効的な消費電流の
増大を抑えつつ、メモリアクセス動作への影響を最小に
抑えることができるという効果が得られる。
【0068】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、セン
スアンプとビット線とは固定的に接続されるものであっ
てもよい。この場合には、プリチャージ回路のMOSF
ETや上記センスアンプのパワースイッチMOSFET
をオフ状態にすることにより、ビット線をフローティン
グ状態にさせることができる。メモリアレイの構成及び
メモリマット構成等は、種々の実施形態を採ることがで
きる。リフレッシュ動作は、リフレッシュ用の制御信号
により行うようにしてもよい。この発明は、ダイナミッ
ク型RAMに広く利用することができるものである。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のビット線とワード線
の交点にダイナミック型メモリセルがマトリックス配置
されてなるメモリアレイと、かかるビット線に読み出さ
れた読み出し信号を増幅するセンスアンプ及びプリチャ
ージ電圧を与えるプリチャージ回路を備え、センスアン
プやプリチャージ回路の動作制御信号を変更するだけと
いう簡単な構成により、上記メモリセルの非アクセス期
間に上記ビット線をフローティング状態にさせる機能を
付加すことにより、ビット線に流れるリーク電流があっ
ても、かかるリーク電流はフローティング状態にされた
ビット線の電位を低下させるだけに作用して電源電圧か
らの直流電流が流れなくできるから低消費電力化が可能
になる。
【0070】センスアンプの入出力ノードには、シェア
ードスイッチMOSFETが設けられるものであり、上
記非アクセス期間にはかかるシェアードスイッチMOS
FETがオフ状態にされるという簡単な手段により欠陥
ビット線でのリーク電流による消費電流の増大を抑える
ことができる。
【0071】非アクセス期間にセンスアンプを活性化さ
せるパワースイッチMOSFETをオフ状態にして、入
出力ノードがフローティング状態にされ、上記プリチャ
ージ回路においも、非アクセス期間にプリチャージ電圧
を伝えるスイッチMOSFETがオフ状態にさせること
により、上記ビット線をフローティング状態にされるこ
とができ、ビット線でのリーク電流に加えて、欠陥セン
スアンプでのリーク電流による消費電流の増大を抑える
ことができる。
【0072】上記非アクセス期間は、外部端子から供給
された制御信号の組み合わせにより指定されるリフレッ
シュモードにおけるメモリセルが非アクセスとすること
により、制御を簡単にして実効的な消費電流の増大を抑
えつつ、メモリアクセス動作への影響を最小に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一部の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
残り一部の一実施例を示すブロック図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMのメモリ
アレイ部の一実施例を示す要部回路図である。
【図4】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例のメモリアレイの一部のレイアウト図である。
【図5】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例のメモリアレイの残り一部のレイアウト図であ
る。
【図6】この発明に係るダイナミック型RAMを説明す
るための素子構造断面図である。
【図7】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
リフレッシュ動作の概略を説明するためのタイミング図
である。
【図8】この発明に係る分散リフレッシュ動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図9】この発明に係る集中リフレッシュ動作を説明す
るためのタイミング図である。
【符号の説明】
MAT0〜MAT7…メモリマット、MARY0,MA
RY1…メモリアレイ、XD0〜XD7…デコーダ回
路、WD0〜WD7…ワードドライバ、SA01〜SA
67…センスアンプ、XDEC…ロウデコーダ回路、A
RYCTRL…アレイ制御回路、YDEC…カラムデコ
ーダ回路、MATCTRL0〜MATCTRL3…マッ
ト制御回路、TG…タイミング制御回路、I/O…入出
力回路、RAB…ロウアドレスバッファ、CAB…カラ
ムアドレスバッファ、AMX…マルチプレクサ、RFC
…リフレッシュアドレスカウンタ回路、XPD,YPD
…プリテコーダ回路、X−DEC…ロウ系冗長回路、X
IB…デコーダ回路、Q1〜Q14…MOSFET、B
LL,/BLL…ビット線、CSP,CSN…共通ソー
ス線、YS…カラム選択信号、HVC…ハーフプリチャ
ージ電圧、M1〜M3…アルミニュウム配線層、TH
1,TH2…スルーホール、LCNT,FCNT…コン
タクト、FG…1層目ポリシリコン(ゲート電極)、S
G…2層目ポリシリコン(ストレージノード)、TG…
3層目ポリシリコン(プレート)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8242 7735−4M H01L 27/10 681 F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビット線とワード線の交点にダイ
    ナミック型メモリセルがマトリックス配置されてなるメ
    モリアレイと、上記ビット線に読み出された読み出し信
    号を増幅するセンスアンプと、上記ビット線にプリチャ
    ージ電圧を与えるプリチャージ回路とを備え、上記メモ
    リセルの非アクセス期間において、上記ビット線をフロ
    ーティング状態にさせる機能を付加したことを特徴とす
    るダイナミック型RAM。
  2. 【請求項2】 上記センスアンプの入出力ノードには、
    シェアードスイッチMOSFETが設けられるものであ
    り、上記非アクセス期間にはかかるシェアードスイッチ
    MOSFETがオフ状態にされることにより行われるも
    のであることを特徴とする請求項1のダイナミック型R
    AM。
  3. 【請求項3】 上記センスアンプは上記非アクセス期間
    にそれを活性化させるパワースイッチMOSFETがオ
    フ状態にされて入出力ノードがフローティング状態にさ
    れ、上記プリチャージ回路は上記非アクセス期間にプリ
    チャージ電圧を伝えるスイッチMOSFETがオフ状態
    にされることにより、上記ビット線がフローティング状
    態にされるものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2のダイナミック型RAM。
  4. 【請求項4】 上記非アクセス期間は、外部端子から供
    給された制御信号の組み合わせにより指定されるリフレ
    ッシュモードにおけるメモリセルの非アクセス期間であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の
    ダイナミック型RAM。
  5. 【請求項5】 上記ダイナミック型RAMは、欠陥ワー
    ド線又は欠陥ビット線を予備のワード線又は予備のビッ
    ト線に置き換える冗長回路を備えてなるものであること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4のダイナミック型RAM。
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