JPH0235845B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0235845B2 JPH0235845B2 JP59134832A JP13483284A JPH0235845B2 JP H0235845 B2 JPH0235845 B2 JP H0235845B2 JP 59134832 A JP59134832 A JP 59134832A JP 13483284 A JP13483284 A JP 13483284A JP H0235845 B2 JPH0235845 B2 JP H0235845B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- valve
- cam follower
- slipper surface
- straight line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 12
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/185—Overhead end-pivot rocking arms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L1/053—Camshafts overhead type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、内燃機関の動弁装置、特にバルブ
と、そのバルブを駆動し得るようにその上方に配
置されるカム軸との間に、固定の受座部材に揺動
自在に支持されるカムフオロアを介装して、カム
フオロアのスリツパ面をカム軸のカムに係合させ
た形式の装置に関する。
と、そのバルブを駆動し得るようにその上方に配
置されるカム軸との間に、固定の受座部材に揺動
自在に支持されるカムフオロアを介装して、カム
フオロアのスリツパ面をカム軸のカムに係合させ
た形式の装置に関する。
(2) 従来の技術
従来、斯かる動弁装置では、単にレイアウト上
の理由から第4図に示すように、カム13aのリ
フト開始時点で、カムフオロア12のスリツパ面
12aの、カム13aとの接点Aを通る接線L1
が、カムフオロア12と受座部材11及びバルブ
7との各接点B,C間を結ぶ直線L2に対し図示
の方向に傾斜している。
の理由から第4図に示すように、カム13aのリ
フト開始時点で、カムフオロア12のスリツパ面
12aの、カム13aとの接点Aを通る接線L1
が、カムフオロア12と受座部材11及びバルブ
7との各接点B,C間を結ぶ直線L2に対し図示
の方向に傾斜している。
(3) 発明が解決しようとする課題
そのような動弁装置では、カム13aのリフト
開始時に、カム13aのスリツパ面12aへの押
圧力Fは、直線L2に垂直な方向の分力F1と、直
線L2に平行な方向の分力F2とに分解され、しか
も、一般にカムフオロア12及び受座部材11の
嵌合部には相対回動許容のための遊びが存在する
ので、後者の分力F2がカムフオロア12を直線
L2に沿つて僅かに摺動させ、カムフオロア12
と受座部材11との嵌合部に異音を生じさせ、こ
れが動弁装置の騒音の一因となることが本発明者
によつて究明された。
開始時に、カム13aのスリツパ面12aへの押
圧力Fは、直線L2に垂直な方向の分力F1と、直
線L2に平行な方向の分力F2とに分解され、しか
も、一般にカムフオロア12及び受座部材11の
嵌合部には相対回動許容のための遊びが存在する
ので、後者の分力F2がカムフオロア12を直線
L2に沿つて僅かに摺動させ、カムフオロア12
と受座部材11との嵌合部に異音を生じさせ、こ
れが動弁装置の騒音の一因となることが本発明者
によつて究明された。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来装
置の上記問題を解決し得る、内燃機関の動弁装置
を提供することを目的とする。
置の上記問題を解決し得る、内燃機関の動弁装置
を提供することを目的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
そして上記目的を達成するために本発明の第1
番目の特徴によれば、バルブと、そのバルブを駆
動し得るようにその上方に配置されるカム軸との
間に、固定の受座部材に揺動自在に支持されるカ
ムフオロアを介装して、カムフオロアのスリツパ
面をカム軸のカムに係合させた、内燃機関の動弁
装置において、前記カムのリフト開始時点でカム
からスリツパ面に作用する押圧力の方向を、カム
フオロアと受座部材及びバルブとの各接点を結ぶ
直線と略直交させるべく、カムフオロアは、その
スリツパ面の、カムとの接点を通る接線が前記直
線と略平行になるように配設され、また本発明の
第2番目の特徴によれば、バルブと、そのバルブ
を駆動し得るようにその上方に配置されるカム軸
との間に、固定の受座部材に揺動自在に支持され
るカムフオロアを介装して、カムフオロアのスリ
ツパ面をカム軸のカムに係合させた、内燃機関の
動弁装置において、前記カムのリフト開始時点で
カムからスリツパ面に作用する押圧力と摩擦力と
の合力の方向を、カムフオロアと受座部材及びバ
ルブとの各接点を結ぶ直線と略直交させるべく、
カムフオロアは、そのスリツパ面の、カムとの接
点を通る接線が前記直線に対し傾斜するように配
設される。
番目の特徴によれば、バルブと、そのバルブを駆
動し得るようにその上方に配置されるカム軸との
間に、固定の受座部材に揺動自在に支持されるカ
ムフオロアを介装して、カムフオロアのスリツパ
面をカム軸のカムに係合させた、内燃機関の動弁
装置において、前記カムのリフト開始時点でカム
からスリツパ面に作用する押圧力の方向を、カム
フオロアと受座部材及びバルブとの各接点を結ぶ
直線と略直交させるべく、カムフオロアは、その
スリツパ面の、カムとの接点を通る接線が前記直
線と略平行になるように配設され、また本発明の
第2番目の特徴によれば、バルブと、そのバルブ
を駆動し得るようにその上方に配置されるカム軸
との間に、固定の受座部材に揺動自在に支持され
るカムフオロアを介装して、カムフオロアのスリ
ツパ面をカム軸のカムに係合させた、内燃機関の
動弁装置において、前記カムのリフト開始時点で
カムからスリツパ面に作用する押圧力と摩擦力と
の合力の方向を、カムフオロアと受座部材及びバ
ルブとの各接点を結ぶ直線と略直交させるべく、
カムフオロアは、そのスリツパ面の、カムとの接
点を通る接線が前記直線に対し傾斜するように配
設される。
(2) 作 用
第1番目の特徴によれば、カムのリフト開始時
点において、カムからスリツパ面に作用する押圧
力からはカムフオロアを摺動させるような大きな
分力は発生しないから、カムフオロア及び受座部
材間に遊びが存在しても、カムフオロアの摺動が
極力抑えられる。
点において、カムからスリツパ面に作用する押圧
力からはカムフオロアを摺動させるような大きな
分力は発生しないから、カムフオロア及び受座部
材間に遊びが存在しても、カムフオロアの摺動が
極力抑えられる。
また第2番目の特徴によれば、カムのリフト開
始時点においてカムからスリツパ面に摩擦力が作
用しても、その摩擦力と、カムからスリツパ面に
加わる押圧力の、該摩擦力と反対方向成分とを相
殺させることができる。
始時点においてカムからスリツパ面に摩擦力が作
用しても、その摩擦力と、カムからスリツパ面に
加わる押圧力の、該摩擦力と反対方向成分とを相
殺させることができる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、第1図において、シリンダブロツク1
の上面にはシリンダヘツド2がガスケツト3を挟
んで重合結着される。シリンダヘツド2には、シ
リンダブロツク1内のピストン4の上面が臨む燃
焼室5と、その燃焼室5に開口する吸(排)気ポ
ート6とが形成されており、吸(排)気ポート6
はバルブ7により開閉される。
明すると、第1図において、シリンダブロツク1
の上面にはシリンダヘツド2がガスケツト3を挟
んで重合結着される。シリンダヘツド2には、シ
リンダブロツク1内のピストン4の上面が臨む燃
焼室5と、その燃焼室5に開口する吸(排)気ポ
ート6とが形成されており、吸(排)気ポート6
はバルブ7により開閉される。
バルブ7はシリンダヘツド2にバルブガイド8
を介して昇降自在に支承され、動弁装置9により
駆動される。
を介して昇降自在に支承され、動弁装置9により
駆動される。
動弁装置9は、バルブ7の上端部に付設された
リテーナ7aとシリンダヘツド2との間に縮設さ
れてバルブ7を閉弁方向に付勢するバルブスプリ
ング10と、シリンダヘツド2に固着された受座
部材11に基端部を揺動自在に支承されて先端部
をバルブ7の上端面に係させるカムフオロワ12
と、シリンダヘツド2に支承されて図示しないク
ランク軸より駆動され、カムフオロワ12の上側
に形成されたスリツパ面12aにカム13aを係
合させるカム軸13とより構成される。
リテーナ7aとシリンダヘツド2との間に縮設さ
れてバルブ7を閉弁方向に付勢するバルブスプリ
ング10と、シリンダヘツド2に固着された受座
部材11に基端部を揺動自在に支承されて先端部
をバルブ7の上端面に係させるカムフオロワ12
と、シリンダヘツド2に支承されて図示しないク
ランク軸より駆動され、カムフオロワ12の上側
に形成されたスリツパ面12aにカム13aを係
合させるカム軸13とより構成される。
カムフオロワ12の基端部は、腕体14に螺着
される調節ボルト15の球状支点部15aより構
成され、その球状支点部15aをシリンダヘツド
2に螺着される受座部材11の球状凹部11aに
嵌合することにより、カムフオロワ12は受座部
材11に揺動自在に支承される。
される調節ボルト15の球状支点部15aより構
成され、その球状支点部15aをシリンダヘツド
2に螺着される受座部材11の球状凹部11aに
嵌合することにより、カムフオロワ12は受座部
材11に揺動自在に支承される。
而して、カム軸13の矢印16方向の回転によ
りカム13aの山部がスリツパ面12aを押圧す
ると、即ちカム13aがリフト作用を行うと、カ
ムフオロワ12は球状支点部15aを中心にして
下方へ揺動し、バルブ7をバルブスプリング10
の力に抗して開弁させる。
りカム13aの山部がスリツパ面12aを押圧す
ると、即ちカム13aがリフト作用を行うと、カ
ムフオロワ12は球状支点部15aを中心にして
下方へ揺動し、バルブ7をバルブスプリング10
の力に抗して開弁させる。
ところで、本発明の第1番目の特徴によれば、
第2図に示すように、カム13aのリフト開始時
点でカム13aとの接点Aを通るスリツパ面12
aの接線L1が、球状支点部15a及び球状凹部
11a底面の接点Bとカムフオロワ12及びバル
ブ7の接点Cとを結ぶ直線L2に対して略平行と
なるように、スリツパ面12aは形成され、これ
により、上記リフト開始時点でカム13aからス
リツパ面12aに作用する押圧力Fの方向を上記
直線L2と略直交させることができる。
第2図に示すように、カム13aのリフト開始時
点でカム13aとの接点Aを通るスリツパ面12
aの接線L1が、球状支点部15a及び球状凹部
11a底面の接点Bとカムフオロワ12及びバル
ブ7の接点Cとを結ぶ直線L2に対して略平行と
なるように、スリツパ面12aは形成され、これ
により、上記リフト開始時点でカム13aからス
リツパ面12aに作用する押圧力Fの方向を上記
直線L2と略直交させることができる。
次にこの実施例の作用を説明する。カム軸13
の矢印16方向の回転によりカム13aがカムフ
オロワ12のスリツパ面12aを押圧しようとす
る点、即ちリフト開始点に達したとする。このと
きカム13aとの接点Aを通るスリツパ面12a
の接線L1は、カムフオロワ12と受座部材11
及びバルブ7との各接点B,C間を結ぶ直線L2
に対して略平行であるから、カム13aからスリ
ツパ面12aに加わる押圧力Fの方向は、直線
L2に対して略直交し、その押圧力Fからはカム
フオロワ12を摺動させるような大きな分力は発
生しない。したがつて、球状支点部15aと球状
凹部11aとの嵌合部に加工精度上不可避の遊び
があつてもカムフオロワ12は摺動されず、異音
を発することがない。
の矢印16方向の回転によりカム13aがカムフ
オロワ12のスリツパ面12aを押圧しようとす
る点、即ちリフト開始点に達したとする。このと
きカム13aとの接点Aを通るスリツパ面12a
の接線L1は、カムフオロワ12と受座部材11
及びバルブ7との各接点B,C間を結ぶ直線L2
に対して略平行であるから、カム13aからスリ
ツパ面12aに加わる押圧力Fの方向は、直線
L2に対して略直交し、その押圧力Fからはカム
フオロワ12を摺動させるような大きな分力は発
生しない。したがつて、球状支点部15aと球状
凹部11aとの嵌合部に加工精度上不可避の遊び
があつてもカムフオロワ12は摺動されず、異音
を発することがない。
ところで、カム13aがスリツパ面12aを滑
るとき、多少とも摩擦抵抗が作用するので、その
摩擦抵抗によつてもカムフオロワ12には直線
L2に沿つた摩擦力fが作用する。
るとき、多少とも摩擦抵抗が作用するので、その
摩擦抵抗によつてもカムフオロワ12には直線
L2に沿つた摩擦力fが作用する。
本発明の第2番目の特徴は、そのような摩擦力
fを受けてもカムフオロワ12の摺動を防止しよ
うとするものである。即ち、第3図に示すよう
に、カム13aのリフト開始点では、接線L1が
直線L2に対して、カム13aからカムフオロワ
12に作用する上記摩擦力fの方向に向つて間隔
を狭ばめるべく僅かに傾斜するように、スリツパ
面12aは形成され、これよつてカム13aから
スリツパ面12aに加わる押圧力Fと摩擦力fと
の合力fの方向が直線L2に対し略直交するよう
にしたものである。
fを受けてもカムフオロワ12の摺動を防止しよ
うとするものである。即ち、第3図に示すよう
に、カム13aのリフト開始点では、接線L1が
直線L2に対して、カム13aからカムフオロワ
12に作用する上記摩擦力fの方向に向つて間隔
を狭ばめるべく僅かに傾斜するように、スリツパ
面12aは形成され、これよつてカム13aから
スリツパ面12aに加わる押圧力Fと摩擦力fと
の合力fの方向が直線L2に対し略直交するよう
にしたものである。
C 発明の効果
以上のように第1発明によれば、バルブと、そ
のバルブを駆動し得るようにその上方に配置され
るカム軸との間に、固定の受座部材に揺動自在に
支持されるカムフオロアを介装して、カムフオロ
アのスリツパ面をカム軸のカムに係合させた、内
燃機関の動弁装置において、前記カムのリフト開
始時点でカムからスリツパ面に作用する押圧力の
方向を、カムフオロアと受座部材及びバルブとの
各接点を結ぶ直線と略直交させるべく、カムフオ
ロアは、そのスリツパ面の、カムとの接点を通る
接線が前記直線と略平行になるように配設される
ので、カムのリフト開始時点において、カムから
スリツパ面に作用する押圧力からはカムフオロア
を摺動させるような大きな分力は発生せず、従つ
てカムフオロア及び受座部材間に遊びが存在して
も、カムフオロアの摺動を極力抑えて、その摺動
による異音の発生が未然に防止され、静粛な動弁
装置を得ることができる。
のバルブを駆動し得るようにその上方に配置され
るカム軸との間に、固定の受座部材に揺動自在に
支持されるカムフオロアを介装して、カムフオロ
アのスリツパ面をカム軸のカムに係合させた、内
燃機関の動弁装置において、前記カムのリフト開
始時点でカムからスリツパ面に作用する押圧力の
方向を、カムフオロアと受座部材及びバルブとの
各接点を結ぶ直線と略直交させるべく、カムフオ
ロアは、そのスリツパ面の、カムとの接点を通る
接線が前記直線と略平行になるように配設される
ので、カムのリフト開始時点において、カムから
スリツパ面に作用する押圧力からはカムフオロア
を摺動させるような大きな分力は発生せず、従つ
てカムフオロア及び受座部材間に遊びが存在して
も、カムフオロアの摺動を極力抑えて、その摺動
による異音の発生が未然に防止され、静粛な動弁
装置を得ることができる。
また第2発明によれば、カムのリフト開始時点
でカムからスリツパ面に作用する押圧力と摩擦力
との合力の方向を、カムフオロアと受座部材及び
バルブとの各接点を結ぶ直線と略直交させるべ
く、カムフオロアは、そのスリツパ面の、カムと
の接点を通る接線が前記直線に対し傾斜するよう
に配設されるので、カムのリフト開始時点におい
てカムからスリツパ面に摩擦力が作用しても、そ
の摩擦力と、カムからスリツパ面に加わる押圧力
の、該摩擦力と反対方向成分とを相殺させること
ができ、従つて該摩擦力のためにカムフオロアが
摺動する虞れもなくなり、一層静粛な動弁装置を
得ることができる。
でカムからスリツパ面に作用する押圧力と摩擦力
との合力の方向を、カムフオロアと受座部材及び
バルブとの各接点を結ぶ直線と略直交させるべ
く、カムフオロアは、そのスリツパ面の、カムと
の接点を通る接線が前記直線に対し傾斜するよう
に配設されるので、カムのリフト開始時点におい
てカムからスリツパ面に摩擦力が作用しても、そ
の摩擦力と、カムからスリツパ面に加わる押圧力
の、該摩擦力と反対方向成分とを相殺させること
ができ、従つて該摩擦力のためにカムフオロアが
摺動する虞れもなくなり、一層静粛な動弁装置を
得ることができる。
第1図は本発明の一実施例の動弁装置を備えた
内燃機関の部分断面図、第2図はその動弁装置の
要部拡大図、第3図は本発明の別の実施例を示す
第2図と同様の要部拡大図、第4図は従来の動弁
装置の説明図である。 A……カム及びスリツパ面の接点、B……カム
フオロア及び受座部材の接点、C……カムフオロ
ア及びバルブの接点、F……押圧力、Ff……合
力、f……摩擦力、L1……カムとの接点を通る
スリツパ面の接線、L2……接点B,C間の直線、
7……バルブ、9……動弁装置、11……受座部
材、11a……球状凹部、12……カムフオロ
ア、12a……スリツパ面、13……カム軸、1
3a……カム、15……調節ボルト、15a……
球状支点部。
内燃機関の部分断面図、第2図はその動弁装置の
要部拡大図、第3図は本発明の別の実施例を示す
第2図と同様の要部拡大図、第4図は従来の動弁
装置の説明図である。 A……カム及びスリツパ面の接点、B……カム
フオロア及び受座部材の接点、C……カムフオロ
ア及びバルブの接点、F……押圧力、Ff……合
力、f……摩擦力、L1……カムとの接点を通る
スリツパ面の接線、L2……接点B,C間の直線、
7……バルブ、9……動弁装置、11……受座部
材、11a……球状凹部、12……カムフオロ
ア、12a……スリツパ面、13……カム軸、1
3a……カム、15……調節ボルト、15a……
球状支点部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バルブ7と、そのバルブ7を駆動し得るよう
にその上方に配置されるカム軸13との間に、固
定の受座部材11に揺動自在に支持されるカムフ
オロア12を介装して、カムフオロア12のスリ
ツパ面12aをカム軸13のカム13aに係合さ
せた、内燃機関の動弁装置において、前記カム1
3aのリフト開始時点でカム13aからスリツパ
面12aに作用する押圧力Fの方向を、カムフオ
ロア12と受座部材11及びバルブ7との各接点
B,Cを結ぶ直線L2と略直交させるべく、カム
フオロア12は、そのスリツパ面12aの、カム
13aとの接点Aを通る接線L1が前記直線L2と
略平行になるように配設されたことを特徴とす
る、内燃機関の動弁装置。 2 バルブ7と、そのバルブ7を駆動し得るよう
にその上方に配置されるカム軸13との間に、固
定の受座部材11に揺動自在に支持されるカムフ
オロア12を介装して、カムフオロア12のスリ
ツパ面12aをカム軸13のカム13aに係合さ
せた、内燃機関の動弁装置において、前記カム1
3aのリフト開始時点でカム13aからスリツパ
面12aに作用する押圧力Fと摩擦力fとの合力
Ffの方向を、カムフオロア12と受座部材11
及びバルブ7との各接点B,Cを結ぶ直線L2と
略直交させるべく、カムフオロア12は、そのス
リツパ面12aの、カム13aとの接点Aを通る
接線L1が前記直線L2に対し傾斜するように配設
されたことを特徴とする、内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59134832A JPS6114407A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 内燃機関の動弁装置 |
CA000485496A CA1271676A (en) | 1984-06-29 | 1985-06-27 | Enhanced slipper profile for i.c. engine valve actuators |
GB08516214A GB2160922B (en) | 1984-06-29 | 1985-06-27 | I.c. engine valve actuating mechanism |
US06/749,553 US4672927A (en) | 1984-06-29 | 1985-06-27 | Valve actuator for internal combustion engine |
DE19853523253 DE3523253A1 (de) | 1984-06-29 | 1985-06-28 | Mechanismus zur ventilbetaetigung fuer eine brennkraftmaschine |
FR858509923A FR2566836B1 (fr) | 1984-06-29 | 1985-06-28 | Mecanisme d'actionnement de soupape pour moteur a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59134832A JPS6114407A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6114407A JPS6114407A (ja) | 1986-01-22 |
JPH0235845B2 true JPH0235845B2 (ja) | 1990-08-14 |
Family
ID=15137501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59134832A Granted JPS6114407A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS6114407A (ja) |
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