JPS62856Y2 - - Google Patents

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JPS62856Y2
JPS62856Y2 JP3648182U JP3648182U JPS62856Y2 JP S62856 Y2 JPS62856 Y2 JP S62856Y2 JP 3648182 U JP3648182 U JP 3648182U JP 3648182 U JP3648182 U JP 3648182U JP S62856 Y2 JPS62856 Y2 JP S62856Y2
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JP
Japan
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bolt
hook
adjuster
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camshaft
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JP3648182U
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JPS58140068U (ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関に装着されたラツシユアジ
ヤスタを交換するためのラツシユアジヤスタ交換
工具に関するものである。
近年、内燃機関においては、騒音防止あるいは
性能向上のためにいわゆるラツシユアジヤスタが
装着されている。ラツシユアジヤスタは内燃機関
のシリンダブロツクに挿入して支持され、その上
部において、ロツカーアームの一端を支持して、
そして、ロツカーアームはその上面をカムシヤフ
トのカムに係合させ、その他端を内燃機関のイン
テークバルブあるいはエキゾーストバルブの軸端
に当接させている。すなわち、カムシヤフトが回
転するとロツカーアームはラツシユアジヤスタと
の当接部を支点として、揺動し、前記バルブを開
閉させるのである。
内燃機関の運転にともない、カムシヤフトとロ
ツカーアームとは、摩耗等によりその間隙をしだ
いに広げていくことになるので、これを防止する
ためにラツシユアジヤスタは油圧によりロツカー
アームの一端を上昇させるのである。これによつ
て、ロツカーアームとカムシヤフトのカム部とは
その間隙を拡大することが防止させるから騒音が
防止されるとともに適切なバルブタイミングが維
持され、内燃機関の性能の低下が防止されるので
ある。
さて、ラツシユアジヤスタは、上述の如く、騒
音の防止等に大きな効果を有するものではある
が、その取付位置がシリンダブロツクであるた
め、その交換時には、シリンダブロツク上部に位
置する種々の内燃機関構成部品や補機等を取外さ
なければならず、その交換には長時間(4〜6時
間)を必要としていたのである。すなわち、ラツ
シユアジヤスタを交換する場合には、エアクリー
ナホース、シリンダヘツドカバー、カムハウジン
グ、カムシヤフトタイミングプーリ、ベルトカバ
ー等を、少なくとも取外さなければならず、ま
た、ラツシユアジヤスタ組付時には、カムシヤフ
トハウジングガスケツト、ベルトカバーガスケツ
ト等の新たな部品を必要とし、さらに、組付後
は、内燃機関の性能に影響するバルブタイミング
の調整を必要とするためである。
本考案の目的は、極めて短時間で、容易に上記
ラツシユアジヤスタの交換をしうるとともに、ラ
ツシユアジヤスタ組付時に新たな交換部品を必要
とせず、さらにエンジンの調整作業をも不用とす
ることができるラツシユアジヤスタ交換工具を提
供することにある。
本考案の構成上特徴とするところは、一端にス
プリング押圧面を、他端にナツト支持部を形成し
た基枠と、一端にカムシヤフト係合用湾曲部を形
成したフツクとを、基枠のナツト支持部に通した
ボルトを介して、着脱自在に連結したラツシユア
ジヤスタ交換工具にある。すなわち、ラツシユア
ジヤスタの交換の手順について説明すれば、まず
第一に、基枠のスプリング押圧面を、バルブスプ
リング上のバルブスプリングリテーナに当接さ
せ、次に、フツクのカムシヤフト係合用の湾曲部
をカムシヤフトに係合させる。そして、基枠に通
されたボルトの先端部をフツクと係合させ、ナツ
トを回転させれば、フツクは、カムシヤフトに係
止されて移動できないから、基枠が次第にバルブ
スプリングを圧縮し、これによつて、ラツシユア
ジヤスタとカムシヤフトのカム部とバルブ軸端部
とによつて三点支持されていたロツカーアームが
取外し可能となる。ここでロツカーアームを取外
せば、ラツシユアジヤスタはシリンダブロツクか
ら容易に抜き取ることができる。ラツシユアジヤ
スタ組付け時には上記と逆の手順を行なえばよ
い。以上の説明から明らかなように、本考案の工
具を使用すれば、エアークリーナホース、シリン
ダヘツドカバーを取外すだけで、ラツシユアジヤ
スタの交換が可能となるから、極めて短時間で、
新たな交換部品やバルブタイミングの調整を必要
とすることなくラツシユアジヤスタの交換ができ
るのである。
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明す
る。
ラツシユアジヤスタ交換工具は、基枠1とフツ
ク2とボルト3とを主要な構成部品とする。基枠
1は、その一端にスプリング押圧面1aを有し、
このスプリング押圧面に対向する位置にナツト支
持部1bを有する。スプリング押圧面1aにはロ
ツカーアームを逃げるための溝1cが形成され、
また、ナツト支持部にはボルト3が通つている。
4はボルト3に螺合したナツトであり、ボルト3
の先端部には大径部3a及び切欠部3bが形成さ
れている。
一方、フツク2の一端には、カムシヤフト係合
用の湾曲部2aが形成され、この湾曲部にはカム
シヤフトのカム部との干渉を避けるための溝2b
が形成されている。この結果、この湾曲部は二股
形状をなすこととなる。フツク2の他端にはボル
ト係合部2cが形成され、ボルト係合部2cに
は、ボルト3の大径部を挿入しうる孔2dと、こ
の孔2dに連通し、かつボルト3の大径部3a,
3bを係止しうる長孔2eとが形成されている。
以下、作用を説明する。
第3図において、ラツシユアジヤスタ5は、シ
リンダブロツク6に挿入して取り付けられてお
り、ラツシユアジヤスタ5の上端部はロツカーア
ーム7の一端と当接している。ロツカーアーム7
の上面にはカムシヤフト8のカム部8aが当接
し、また、ロツカーアーム7の他端は、インテー
クバルブあるいはエキゾーストバルブ9の軸端に
接触している。バルブ9は、バルブスプリング1
0の弾発力によつて、常時、閉弁方向に付勢され
ている。11は、インテークポートあるいはエキ
ゾーストポートを示し、また12は、ラツシユア
ジヤスタ油圧を供給するための油圧経路である。
ラツシユアジヤスタ5を取り外すには、まず、基
枠1のスプリング押圧面1aをバルブスプリング
10の上面にあるバルブスプリングリテーナ13
を介して、当接させ、次いで、フツク2の湾曲部
2aをカムシヤフト8に係合させる。この時、カ
ムシヤフト8のカム部8aは湾曲部2aに形成さ
れた溝2bの存在により、湾曲部2aと干渉しな
い。同時に、基枠1のスプリング押圧面1aは、
溝1cの存在によりロツカーアーム7と干渉しな
い。
このような状態において、ナツト4を回転させ
ることにより、基枠1をA方向に変位させれば、
基枠1の変位によつて、バルブスプリング10
は、圧縮され、バルブ9は下側に下る。ここで、
ロツカーアーム7はフリーとなり、容易に取外す
ことができる。そして、ロツカーアーム7を取外
せば、ラツシユアジヤスタ5は容易に抜き取るこ
とができるのである。
ラツシユアジヤスタ5を取付けるには、上記と
逆の手順で行なう。
なお、ボルト3の切欠部3bはバルブスプリン
グ10を圧縮する状態で、ボルト3の回転を防止
する機能を果たす。また、ボルト3とフツク2の
ボルト係合部2cとの係脱にあたつては、ボルト
3の先端部に形成した大径部3aとボルト係合部
2cに形成した孔2d、長孔2eとがそれらの機
能を果たすこととなる。
以上、説明したように、本考案のラツシユアジ
ヤスタ交換工具によれば、エアクリーナホース、
シリンダヘツドカバーを取り外すだけで、ラツシ
ユアジヤスタを交換することが可能となるから、
極めて短時間(約30分)で、かつ容易に交換可能
となるという効果を有する。
また、組み付け時には、カムシヤフトハウジン
グガスケツト、ベルトカバーガスケツト等の新た
な交換部品を必要としないから、交換したい部
分、すなわちラツシユアジヤスタのみの交換が可
能となるという効果を有する。
さらに、交換にあたつてはカムシヤフトタイミ
ングプーリを取り外すことが不用であるから、ラ
ツシユアジヤスタ交換後、バルブタイミングの調
整が必要でなく、直ちにエンジンの始動が可能で
あるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はラツシユアジヤスタ交換工具の斜視
図、第2図はフツクに形成したボルト係合部の斜
視図、第3図はラツシユアジヤスタ交換時の作用
を説明する側面図、第4図はボルト先端の構造図
である。 1……基枠、1a……スプリング押圧面、1b
……ナツト支持部、1c……溝、2……フツク、
2a……湾曲部、2b……溝、2c……ボルト係
合部、2d……孔、2e……長孔、3……ボル
ト、3a……大径部、3b……切欠部、4……ナ
ツト、5……ラツシユアジヤスタ、6……シリン
ダブロツク、7……ロツカーアーム、8……カム
シヤフト、9……バルブ、10……バルブスプリ
ング、11……インテークまたはエキゾーストポ
ート、12……油圧経路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基枠の一端にスプリング押圧面を形成すると
    ともに、該基枠の前記押圧面に対向する位置に
    ナツト支持部を形成し、該ナツト支持部にボル
    トを通しナツトを螺合し、該ボルトの先端部を
    フツクに着脱自在に係合し、該フツクの一端に
    カムシヤフト係合用の湾曲部を形成したことを
    特徴とするラツシユアジヤスタ交換工具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のラツシ
    ユアジヤスタ交換工具において、前記基枠の前
    記スプリング押圧面にロツカーアーム逃用の溝
    を形成するとともに、前記フツクの前記湾曲部
    にカム逃用の溝を形成してなるもの。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載のラツシユアジヤスタ交換工具において、
    前記ボルトの前記先端部に大径部及び切欠を形
    成し、前記フツクの前記ボルトとの係合部に、
    前記大径部を挿入しうる孔と、該孔に連通し、
    かつ前記大径部を係止しうる長孔とを形成して
    なるもの。
JP3648182U 1982-03-16 1982-03-16 ラツシユアジヤスタ交換工具 Granted JPS58140068U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3648182U JPS58140068U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 ラツシユアジヤスタ交換工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3648182U JPS58140068U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 ラツシユアジヤスタ交換工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58140068U JPS58140068U (ja) 1983-09-20
JPS62856Y2 true JPS62856Y2 (ja) 1987-01-09

Family

ID=30047909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3648182U Granted JPS58140068U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 ラツシユアジヤスタ交換工具

Country Status (1)

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JP (1) JPS58140068U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5845905B2 (ja) * 2012-01-06 2016-01-20 スズキ株式会社 バネの引っ張り具

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Publication number Publication date
JPS58140068U (ja) 1983-09-20

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