JPS63964Y2 - - Google Patents

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JPS63964Y2
JPS63964Y2 JP1981128928U JP12892881U JPS63964Y2 JP S63964 Y2 JPS63964 Y2 JP S63964Y2 JP 1981128928 U JP1981128928 U JP 1981128928U JP 12892881 U JP12892881 U JP 12892881U JP S63964 Y2 JPS63964 Y2 JP S63964Y2
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JP
Japan
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tappet
valve
tappets
shim
camshaft
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JP1981128928U
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JPS5835602U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は頂部にシムを有するバルブタペツト
(以下単にタペツトという)の、シム交換を容易
に行なうことができるバルブ隙間調整装置に関す
るものである。
シリンダヘツド上にカムシヤフトを有するエン
ジン(以後OHCエンジンと記す)のうち、カム
で直接タペツトを駆動する(以後ダイレクトアタ
ツクと記す)方式のものでは、タペツトとカムと
の隙間調整をタペツトの頂部のスペーサであるシ
ムによつて行なつている。このシムはエンジン稼
動中に回転するカムによつて打たれて摩耗するの
で、一定期間毎の交換を要する。
従来、前記タペツトのシム交換に際しては、片
手でタペツトを押し下げ、片手でシムを取出すの
が一般的であり、タペツトの外縁部を押しながら
プライヤ等の工具でシムを取外していた。
しかしながら、一般にカムシヤフトジヤーナル
間に対してタペツト径が大きく、吸気弁と排気弁
の両タペツト間を工具で押して両タペツトの位置
を下げてシムを交換しようとすると、両タペツト
間でタペツトを押し下げている工具のためにシム
の交換がやりづらく、作業性が非常に悪いという
欠点がある。しかも、前記両タペツト間隔が狭い
時には作業が特に困難であるという欠点がある。
そこで、シムの外周に設けたタペツト外縁部の
上方のカムシヤフトに設けたカムシヤフト回転用
工具嵌合部にカム面を有し、テコ作用によつて前
記シヤフトを回転させながらタペツトを押し下げ
るレバー状工具を嵌合させてタペツトを押し下げ
てシヤフトとタペツトとの間を開けるようにした
特開昭55−161907号公報の発明がある。
しかしながら、高速回転するエンジンの場合等
ではタペツトはかなり強い力でカムシヤフトを押
し上げているので、前記先行技術によりシムを交
換する場合は前記工具を片手で操作しながらもう
一方の手でカムを取り替えることは作業者にとつ
てかなり厳しい作業であり、能率的にも得策でな
く、しかも手先に危険を伴う作業であること、
又、このタペツト押し下げを行なう際にカムの位
置によつては、当然ピストンと押し下げる弁とが
緩衝して作業できない場合があり、前記先行技術
はこれらの問題を解決する手段について全く解決
する手段を与えていない。
又、別な手段として隣接する2つのタペツトの
外縁部に股がつて板状の工具を配設し、カムノー
ズをシムから外した状態でカムシヤフトと前記板
状工具との間に前記と同様のレバー状工具によつ
て2つのタペツトを同時に押し下げるようにした
実開昭54−136408号公報の考案がある。
しかしながら、この先行技術は、2つのタペツ
トを同時に押し下げてシムを交換するので作業能
率は向上するとしても、前記のように高速で回転
エンジン等ではタペツトを押し下げに必要とする
力は前記先行技術の2倍となるし、前記指摘のピ
ストンと押し下げる弁との緩衝の問題があり、し
かも隣接する2つのカムの間にタペツトを押し下
げるための工具挿入空間のない設計仕様のエンジ
ンがある等の各種の問題がある。
本考案の目的は、前記問題点の解決のために成
されたもので、前記ダイレクトアタツク方式のバ
ルブタペツトのシムを交換するために前記タペツ
トを押し下げる作業を容易に行なうことのできる
バルブ隙間調整装置を提供することを目的として
いる。
前記の目的を達成するための本考案のバルブ隙
間調整装置の構成は、カムで直接駆動され、且つ
互いに隣接する2つのバルブタペツトに、該タペ
ツトを互いにロツクする部材を着脱自在に設けた
ことを特徴とするものである。
本考案のバルブ隙間調整装置は、シムを交換す
るためにタペツトを押し下げる手段として従来は
工具を使用していたものを、タペツト駆動用のカ
ムによつて行なうことを可能にする。
即ち、カムはタペツトを押し下げるのに適した
構造に設計されており、又、タペツトのストロー
クは通常7〜8mmあるのに対しシム交換のために
必要とする間隙はせいぜい4mm程度でよいのでシ
ム交換作業を極めて容易にすることができ、しか
もカムでタペツトを押し下げる作業は、同時にピ
ストンと弁との緩衝が起らないように作用する。
該カムを駆動させる手段としては、エンジンを
整備の際に行なう通常のクランキング操作、イグ
ニシヨンスイツチを操作してエンジンスタータに
よる操作、カムシヤフト用チエーンによる操作等
によつて行なうことができるが、カムシヤフトに
シヤフトを回転させる工具の嵌合部を設け、工具
を使用して回転させることもできる。
以下図面を用いて本考案の工具を用いてカムシ
ヤフトを回転させる実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例を示すOHCダイレク
トアタツクエンジンのバルブ隙間調整装置1にお
ける吸気弁のタペツト2および排気弁のタペツト
3の斜視図である。本実施例のロツク部材である
プレート4は、吸、排気弁のタペツト2,3の対
向する外周面2b,3bに水平な溝部2a,3a
を外周面のほぼ半周にわたつて同じ位置に設け、
側方からプレート4が両方のタペツト2,3を連
結するように差し込めるようにする。このプレー
ト4の形状は長方形の平板でも良いが、第1図に
示すようにプレート4の両側部4a,4bが前記
タペツトの溝部2a,3aの形状に一致するよう
にし、更に第2図に示すように吸、排気弁のタペ
ツト2,3の両側からプレート4を前記溝部2
a,3aに嵌入させれば、吸、排気弁のタペツト
2,3は最も強固に連結される。2c,3cはタ
ペツト頂部に嵌入されたシムである。
また本実施例のカムシヤフト5には外部からこ
れを回転させる手段を備えており、第2図〜第4
図の例ではカムシヤフト5に平行溝5aによる二
面幅を設け、これに第5図に示すようなスパナ6
等のような工具を差し込めばカムシヤフト5を回
転させることができるようになつている。第6図
は本考案のカムシヤフト5の回転手段の別の実施
例を示すもので、カムシヤフト5にはバー等を差
し込むことができる貫通穴5bを設けたものであ
る。
このように構成された本実施例のバルブ隙間調
整装置1においてタペツトのシムを交換する手順
を説明する。
吸気弁のタペツト2のシム2cを交換する場合
は、まず、カムシヤフト5を回転させて第1図に
示すように吸、排気弁のタペツト2,3の高さを
そろえ、これらの溝部2a,3aにプレート4を
第2図に示すように差し込んで吸、排気弁のタペ
ツト2,3を連結する。
次に第5図に示したようなスパナ6を第3図の
矢印A方向からカムシヤフト5の平行溝5aに差
し込み、これを回転させてカムシヤフト5を矢印
B方向に回転させる。すると排気弁のカム7が回
転するにつれて排気弁のタペツト3が押し下げら
れ、第4図に示すように排気弁のカム7のノーズ
7aが下を向いた時に排気弁のタペツト3が最も
低い位置になる。
このような手順で排気弁のタペツト3を押し下
げると、これにプレート4で連結されている吸気
弁のタペツト2も同時に排気弁のタペツト3と同
じ位置まで押し下げられる。この状態では吸気弁
のカム8のカムノーズ8aは下方を向いていない
ので、吸気弁のタペツト2とカム8の間には十分
な間隙が確保され、シム2cは誰にでも容易に交
換することができる。
なお、第3図の状態でスパナ6を用いてカムシ
ヤフト5を回転させなくても、第7図に示すよう
なカムシヤフト5のまわりに回転させることがで
きる鉤状先端部9aを有するレバー9を第8図の
位置でカムシヤフト5にひつかけて回転させれば
排気弁のタペツト3は前記同様に下降させること
ができ、吸気弁のタペツト2のシム2cは誰にで
も容易に交換させることができる。
以上説明したように、本考案のバルブ隙間調整
装置は、互いに隣接する2つのバルブタペツトを
互いにロツクする部材を着脱自在に設ける構成と
したので、極めて簡単な工具を前記溝に挿入する
という極めて容易な作業によつて工具を取付ける
ことができ、しかもシム交換作業を容易に行なう
ことができるので作業性が非常によいという効果
がある。
また、本考案のバルブ隙間調整装置は、単なる
プレートとカムシヤフトを回転させる手段のみで
良いので、前述の特開昭55−161907号公報のタペ
ツトシム交換工具のようなタペツトのシム交換用
の特殊で高価な工具も必要なく、吸気弁と排気弁
のタペツト間で非常に狭くても容易にシムが交換
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバルブ隙間調整装置の吸、排
気弁のタペツトの実施例を示す斜視図、第2図は
本考案のバルブ隙間調整装置の一気筒分の部分平
面図、第3図、第4図は本考案のバルブ隙間調整
装置のタペツトのシムを交換する手順を示す説明
図、第5図はスパナの側面図、第6図は本考案の
バルブ隙間調整装置のカムシヤフトの別の実施例
を示す部分斜視図、第7図は鉤状先端部を有する
レバーの側面図、第8図は本考案のバルブ隙間調
整装置において、第7図のレバーを用いてシムを
交換する手順を示す説明図である。 2……吸気弁のタペツト、2a……溝部、2b
……外周面、2c……シム、3……排気弁のタペ
ツト、3a……溝部、3b……外周面、3c……
シム、4……プレート、5……カムシヤフト、5
a……平行溝、7……排気弁のカム、7a……カ
ムノーズ、8……吸気弁のカム、8a……カムノ
ーズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カムで直接駆動され、かつ互いに隣接する2
    つのバルブタペツトに、該タペツトを互いにロ
    ツクする部材を着脱自在に設けたことを特徴と
    するバルブ隙間調整装置。 (2) ロツクする部材が、隣接する2つのバルブタ
    ペツトのそれぞれの側壁に設けた溝に股がつて
    挿入する部材であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のバルブ隙間調整装
    置。
JP12892881U 1981-08-31 1981-08-31 バルブ隙間調整装置 Granted JPS5835602U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12892881U JPS5835602U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 バルブ隙間調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12892881U JPS5835602U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 バルブ隙間調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5835602U JPS5835602U (ja) 1983-03-08
JPS63964Y2 true JPS63964Y2 (ja) 1988-01-12

Family

ID=29922607

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JP12892881U Granted JPS5835602U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 バルブ隙間調整装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114505U (ja) * 1991-03-19 1992-10-08 今新毛織株式会社 肩掛け
JP3006417U (ja) * 1994-06-17 1995-01-24 優子 前田 ストール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54136408U (ja) * 1978-03-15 1979-09-21

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JPS5835602U (ja) 1983-03-08

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