JPH02503459A - カム軸調節のための方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カム軸調節のための方法と装置 本発明は、駆動軸により伝動装置を介して詔勅が駆動される場合・駆動軸の回転 位置に関連して詔勅の回転位置を設定する方法に関する。この方法は、特にカム 軸の設定への通用を意図するものである。

周知の如く・機関内のピストンと弁との運動間の協調は、効率、燃料消費および 未燃焼ガスの吐出の点で機関の性能には決定的に重要なものである。その結果、 クランク軸の回転位置に関連してカム軸の回転位置を正確に設定することは運転 コストの減少は勿論、環境に対する影響に対しても極めて重要である。

公知の設定方法において、クランク軸とカム軸／諸軸間の動力伝達は各軸厳密に 結合される伝動車輪と共働する歯付きベルトまたはチェーンから成り、この場合 は、ベルトが先づ取外され、それから、伝動車輪が設定位置まで回転されるが、 その位置は伝動車輪上のマーク、例えばシリンダブロックとクランクケースのＩ Ｉｊ！！損部分に島部分向マークが来るキーウェイの形で決められる。それから ベルトが取付けられ張力が与えられる。然し、この方法は設定が眼で行われると いう不利があり、その設定の精度は前記マークの作成に許される許容誤４により 与えつるものより少なくなる。別の欠点は配置駆動車輪上に取付けられるベルト が比較的大きな固有の誤差をもっことで、これが大きな度合で全誤差に影響し、 厳密な設定を困難にする。

本発明の目的は上記欠点をもたないカム軸設定法と該設定法を実施する装置との 達成にある。

この目的は請求の範囲第１項に開示される明確な特徴をもつ方法により達成され る。詔勅を伝動車輪から解放することができるので設定は緊張したタイミングベ ルトで行われるが、それがベルトを取外す公知の方法と比較して操作数を減らす ことの他にベルト許容誤差の影響がこの発明方法では排除されることとなる。伝 動車輪上のキーウェイ便用とシリンダブロックまたはクランクケース上の共働マ ークの使用と比較すると、クランク軸とカム軸上の良好に形成された機械加工面 を利用することにより、許容誤差を低減することができ、更に工具の使用により 、眼による作業上の誤差は排除されることとなり、その結果設定精度は専ら製作 裕度を小さくしてなしたものより良くなる。

請求の範囲ｉｉ％１項による方法を実施する装置の特許請求の範囲’ｆｂ４項に 明示されている。

この発明による方法はこの方法を装置の実施例へ通用した場合の次の詳細説明に より容易に理解されることとなろうが該説明は添付図面について行われる。

第１図はこの発明による装置の実施例の１部分断面の正面図である。

ｓ２図は第１図の装置の背面より見た１部分断面の図。

第３図および第４図は複式カム軸を有する機関におけるカム軸の角度設定用工具 を示す。

従来の機関を前方から見た第１図に示すクランク軸は伝動車輪１を有し、機関運 転中、該車輪１は二つのカム軸を、それらの伝動車輪３．４との共働で歯付きベ ルト２を介して駆動する。該ベルト２は更にジョツキ−滑車５と油圧ベルト緊張 器６に掛けられ、該緊張器６により正しいベルトの緊張が自動的に維持される。

伝動車輪３．４は適当な型の解放自在の摩擦接続部によりカム軸に固定され、各 車輪は各軸に対し容易に回転される。

従フて、この発明の基本的な考え方、即ち軸上の機械加工面を利用して更に正確 な設定を行うことが可能となる。第１図の断面部分から分るように、クランク軸 の後方釣合錘８への当接体７が利用され、クランク軸の角度位置が設定される。

蔦１図において、この当接体フは工具９と係合している所が示されているが、該 工具９はクランクケースの孔内に挿入される。勿論、補足工具と共に利用され明 確な角度位置にクランク軸１を設定するのにクランク軸の他面も利用することが できる。然し、クランク軸の後方釣合錘の当接が特に適当な面である。と言うの は、これがクランク軸の製作中に基準面をも構成するからである。

図から明らかなように、この発明が実施例において通用される機関は、複式カム 軸１０．１１をもつ、同じ原理がクランク軸に対する場合と同様にカム軸にも使 用され、個別の設定が行われる１例えば、シリンダブロック内の開口に挿入され る補足工具とカム軸上のカム面とを共働させることにより、結合工具１２が第２ 図に示すように両カム軸１０．１１の角度位置を同時に設定するために使用され るのが好ましい。

結合工具１２は第３と第４図において拡大されて示され、主として、矩形横断面 をもつ、二つのレバー１３．１４を含み、該レバーの対向端部は各カム軸１０． １１の後端部に回転不能に連結されこれらのレバーの他端部はカム軸の設定位置 において、平たく相互に係合し、それによりカム軸の明確な角度位置が定められ る。カム軸端部とレバー間の非回転速結は、カム軸端部に横断みぞ穴を設け、該 みぞ穴が対応レバ一端部上の補足横断突起１６と共働し、カム軸端部のねじ部に ねじ込まれレバーを軸線方向に固定することに依り達成される。５２図に示すよ うに、カム軸はその設定位置で、レバー１４から突出しレバー１３内の孔に収容 されるボルト１７上にねじ込まれるナツト１８によりロックされる。

クランク軸の位置に関連してカム軸の角度位置を設定するこの発明による方法は 極めて簡単で、ここで図示装置について説明する。

最初の位置において伝動車輪３と４とは各軸に固定されベルトは緊張される。こ の方法の第１段階はカム軸上の各摩擦接続部を緩め、カム軸が伝動車輪に対して 回転し得るようにする。それからカム軸の角度位置は第２図の尖縁で示すように 相互に係合しているレバー１３．１４により設定され、該レバーはナツト１８に よりその位置でロックされる。それからクランク軸は当接体７が工具９に係合す る第１図に示す位置まで回転される。クランク軸の設定位置を維持しつつ、伝動 車輪と軸間の摩擦接続部を締付け、工具９と１２を取外す、これでカム軸設定は 完了する。

前記方法において、クランク軸伝動車輪１がクランク軸に対して回転可能とする 必要がないのは、該車輪１による車輪３．４の回転がカム軸の設定に影響しない からである。勿論、カム軸車輪の一方を固定したままにし、クランク軸車輪を解 放するか、またはこの方法の′ｓ１段階で全車輪を解放することもできる。軸が 設定中伝動車輪に対して回転し得るので、歯付きベルトの大きな裕度はもはや設 定精度に影響しない。更にこの発明方法では眼による設定は完全に避けられ、精 度は軸上の機械加工設定面と工具の製作工作に専ら依存することとなるので、極 めて高い設定精度を達成することができる。

この発明により、クランク軸とカム軸の角度位置の極めて正確な設定を可能にし 極めて簡単に行える方法が簡単な手段で達成される。クランク軸製作中に基準面 となる表面を利用することにより極めて明確なりランク軸設定面が得られる。

前記実施例はこの発明を限定しない単なる例示であり、従って種々の方法で変形 し得、従って本発明は請求の範囲の記載のみにより専ら限定されるものである。

国際調萱報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．諸軸が駆動軸により伝動装置を介して駆動される場合に上記諸軸の回転位置 を上記駆動軸の回転位置に関連して設定する方法であって、上記伝動装置が各軸 に連結される伝動車輪を含むようになっている方法に於いて、伝動車輪（３、４ ）むの全部または一つを除く全部がそれらの軸から解放され、これらの軸が上記 の車輪（３、４）に対して回転できるようにし、上記車輪が選択自在の角度位置 で上記軸に対してロックできるように、該軸と上記車輪間が接続されており、該 接続は摩擦接合部を構成するのが好ましいこと、及び上記解放後、車輪（１、３ 、４）と関連する各軸が、軸の良好に形辰された機械加工面（１７、１５）と所 定の方法で共働させられる工具（９、１２）により所定の停止位置まで回転され ること、そして更に各軸がその停止位置に回転された後、名伝動車輪（１、３、 ４）がこれらの軸にロックされることとを特徴とする駆動軸に対し諸軸の回転位 置を設定する方法。 ２．上記軸が自動車機関のクランク軸とカム軸とを構成しており、クランク軸の 回転により当接体（７）が工具（９）と係合状態になり、該工具が該当接体と対 向するクランクケース内の孔に挿入され、前記当接体がクランク軸の後方釣合錘 （８）上に位置されクランク軸製作中の基準面として使用されることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の方法。 ３．機関が複式カム軸をもつ場合の請求項２記載の方法であって、カム軸が工具 （１２）により停止位置迄回転され、該工具（１２）が二つのレバー（１３，１ ４）を含み、各レバーの一端部が冬カム軸の後端部に所定位置で非回転的に連結 ざれ、各レバーの他端部が相互に向い合って係合し、カム軸の停止位置が得られ ることを特徴とする方法。 ４．請求項１による方法を実施する装置であって、機関が駆動軸と、伝動車輪（ １）を有し、該車輪（１）が伝動装置１２、５、６）を介して従動軸上の伝動車 輪（３、４）を駆動し、前記伝動車輪がそれぞれの軸に解放自在に、好ましくは 摩擦接合により連結され、軸に対する選択自在の角度位置で各軸に工具（９、１ ２）によりロックでき、該軸がそれらの停止位置に回転される時にそれらの軸の 角度位置が決められるように軸の加工面（７、１５）と共働できる面を工具（９ 、１２）がもつようにしたことを特徴とする駆動軸に対し諸軸の回転位置を設定 する装置。 ５．駆動軸がクランク軸であり、従動軸がカム軸であるような請求の範囲第４項 記載の装置に於いて、クランク軸の後方釣合錘に直接対向して配置されるクラン クケース内の孔内に工具（９）を挿入し前記後方釣合錘上の当接体（７）と共働 させることを特徴とする装置。 ６．上記機関が複式カム軸を有し、各カム軸の後端部が位置定め手段（１５）を 含み、該手段（１５）が所定位置でレバー（１３）の一端部に非回転状に連結さ れ、カム軸の設定位置においてレバー（１３）の他端部が第２のレバー（１４） の対応端部に対して平面で係合し、該第２レバー（１４）は他方のカム軸に非回 転状に連結され、これによる良好に定められる停止位置がカム軸設定のために得 られることを特徴とする請求の範囲第５項記載の装置。