JPH0612207Y2 - タイミングギヤ - Google Patents
タイミングギヤInfo
- Publication number
- JPH0612207Y2 JPH0612207Y2 JP1988103877U JP10387788U JPH0612207Y2 JP H0612207 Y2 JPH0612207 Y2 JP H0612207Y2 JP 1988103877 U JP1988103877 U JP 1988103877U JP 10387788 U JP10387788 U JP 10387788U JP H0612207 Y2 JPH0612207 Y2 JP H0612207Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- timing
- gear case
- case
- camshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は正しいタイミングを保ちながら二者間に動力を
伝達するタイミングギヤに関する。
伝達するタイミングギヤに関する。
［従来の技術］ この種のタイミングギヤは一般にクランクシャフトギヤ
からアイドルギヤを介してカムシャフトギヤ及びインジ
ェクションポンプギヤを駆動するようになっている。駆
動にあたってエンジンのバルブタイミングやインジェク
ションタイミングが狂わないように、クランクシャフト
ギヤ、アイドルギヤ、カムシャフトギヤ、ポンプギヤ等
の所定の歯の側面にはそれぞれタイミングマークが設け
られている。
からアイドルギヤを介してカムシャフトギヤ及びインジ
ェクションポンプギヤを駆動するようになっている。駆
動にあたってエンジンのバルブタイミングやインジェク
ションタイミングが狂わないように、クランクシャフト
ギヤ、アイドルギヤ、カムシャフトギヤ、ポンプギヤ等
の所定の歯の側面にはそれぞれタイミングマークが設け
られている。
従来、タイミングギヤのタイミング合せは第２図に示す
ようにギヤ１及び２の歯の側面にタイミングマーク３及
び４をそれぞれ設けておき、これらのマーク３及び４を
直接目視で一致させて行っている。
ようにギヤ１及び２の歯の側面にタイミングマーク３及
び４をそれぞれ設けておき、これらのマーク３及び４を
直接目視で一致させて行っている。
［考案が解決しようとする課題］ しかし従来のタイミング合せの方法では、タイミング合
せをする前に既にギヤケースが組付けられている場合に
は、噛合部分がギヤケースにより隠れてしまい目視でき
ない。従来このような場合にはギヤケースに予め覗き窓
を設けて目視できるようにしているが、覗き窓は小さい
ため、目視によるマーク合せは極めて困難であった。ま
た覗き窓を設けるためにギヤケースの加工工数が増加す
る不具合があった。
せをする前に既にギヤケースが組付けられている場合に
は、噛合部分がギヤケースにより隠れてしまい目視でき
ない。従来このような場合にはギヤケースに予め覗き窓
を設けて目視できるようにしているが、覗き窓は小さい
ため、目視によるマーク合せは極めて困難であった。ま
た覗き窓を設けるためにギヤケースの加工工数が増加す
る不具合があった。
本考案の目的は、噛合状態を直接目視により確認できな
い場合のタイミング合せを容易にするタイミングギヤを
提供することにある。
い場合のタイミング合せを容易にするタイミングギヤを
提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案は、駆動ギヤに噛合
する部分を被覆しこの噛合部分以外を露出するギヤケー
スに収容されたタイミングギヤであって、前記駆動ギヤ
に正しく噛合したときに前記ギヤケースの縁端部に一致
するタイミングマークが歯の側面に設けられたことを特
徴とする。
する部分を被覆しこの噛合部分以外を露出するギヤケー
スに収容されたタイミングギヤであって、前記駆動ギヤ
に正しく噛合したときに前記ギヤケースの縁端部に一致
するタイミングマークが歯の側面に設けられたことを特
徴とする。
［実施例］ 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第１図において、本実施例のタイミングギヤはクランク
シャフトギヤ１０、アイドルギヤ１１、カムシャフトギ
ヤ１２である。クランクシャフトギヤ１０及びアイドル
ギヤ１１は第１のギヤケース１３により被覆され、カム
シャフトギヤ１２はその下半分を第２のギヤケース１４
により被覆され上半分はギヤケース１４から露出するよ
うになっている。カムシャフトギヤ１２はカムシャフト
１５に固着され、かつカムシャフト１５にはギヤケース
１４が組付けてある。ギヤケース１４はギヤケース１３
に固着されたとき、その縁端部１４ａはカムシャフトギ
ヤ１２のカムシャフト１５の中心を通ってほぼ水平にな
るように加工される。
シャフトギヤ１０、アイドルギヤ１１、カムシャフトギ
ヤ１２である。クランクシャフトギヤ１０及びアイドル
ギヤ１１は第１のギヤケース１３により被覆され、カム
シャフトギヤ１２はその下半分を第２のギヤケース１４
により被覆され上半分はギヤケース１４から露出するよ
うになっている。カムシャフトギヤ１２はカムシャフト
１５に固着され、かつカムシャフト１５にはギヤケース
１４が組付けてある。ギヤケース１４はギヤケース１３
に固着されたとき、その縁端部１４ａはカムシャフトギ
ヤ１２のカムシャフト１５の中心を通ってほぼ水平にな
るように加工される。
カムシャフトギヤ１２にはその中心線上に２つのタイミ
ングマーク１８及び１９が設けられる。これらのタイミ
ングマーク１８及び１９は刻線１８ａ，１９ａと矢印１
８ｂ，１９ｂからなる。これらの刻線１８ａ及び１９ａ
は、決められたクランクシャフト角度に対してカムシャ
フト１５が正規の角度に組付けられたときにギヤケース
１４の上端縁１４ａに一致する位置に設けられる。また
矢印１８ｂ及び１９ｂの長さは、カムシャフトギヤ１２
が一歯ずれるとギヤケース１２に隠れるように設定され
る。
ングマーク１８及び１９が設けられる。これらのタイミ
ングマーク１８及び１９は刻線１８ａ，１９ａと矢印１
８ｂ，１９ｂからなる。これらの刻線１８ａ及び１９ａ
は、決められたクランクシャフト角度に対してカムシャ
フト１５が正規の角度に組付けられたときにギヤケース
１４の上端縁１４ａに一致する位置に設けられる。また
矢印１８ｂ及び１９ｂの長さは、カムシャフトギヤ１２
が一歯ずれるとギヤケース１２に隠れるように設定され
る。
次にこのような構成のタイミングギヤのタイミングを合
せる方法について説明する。
せる方法について説明する。
先ず図示しないクランクシャフトを決められた角度にセ
ットする。このとき、アイドルギヤ１１とギヤケース１
３はすでに組付けられている。次いでカムシャフトギヤ
１２を回してギヤケース１４の縁端部１４ａに刻線１８
ａ及び１９ａを一致させる。次にこの状態でギヤケース
１４をギヤケース１３の上に載せて両ケース１３及び１
４を連結し、同時にカムシャフトギヤ１２をアイドルギ
ヤ１１に噛合させれば、カムシャフトギヤ１２を正しく
噛合させることができる。
ットする。このとき、アイドルギヤ１１とギヤケース１
３はすでに組付けられている。次いでカムシャフトギヤ
１２を回してギヤケース１４の縁端部１４ａに刻線１８
ａ及び１９ａを一致させる。次にこの状態でギヤケース
１４をギヤケース１３の上に載せて両ケース１３及び１
４を連結し、同時にカムシャフトギヤ１２をアイドルギ
ヤ１１に噛合させれば、カムシャフトギヤ１２を正しく
噛合させることができる。
矢印１８ｂ又は１９ｂのいずれか一方がギヤケース１４
に隠れる場合にはカムシャフトギヤ１２の噛合位置をず
らして、再調整する。
に隠れる場合にはカムシャフトギヤ１２の噛合位置をず
らして、再調整する。
なお上記例で示したタイミングギヤの具体的なギヤの名
称及びアイドルギヤの枚数は一例であって、本考案はこ
れらに限定されるものではない。また刻線及び矢印は２
箇所に設けることが好ましいが、１箇所に設けるだけで
もよい。更にタイミングマークは刻線、矢印に限らず他
の刻印でもよい。
称及びアイドルギヤの枚数は一例であって、本考案はこ
れらに限定されるものではない。また刻線及び矢印は２
箇所に設けることが好ましいが、１箇所に設けるだけで
もよい。更にタイミングマークは刻線、矢印に限らず他
の刻印でもよい。
［考案の効果］ 以上述べたように、本考案によれば、ギヤケースの縁端
部にタイミングマークを一致させるだけで、正しい噛合
状態が得られるので従来と比べて極めて簡単にタイミン
グ合せを行うことができる。
部にタイミングマークを一致させるだけで、正しい噛合
状態が得られるので従来と比べて極めて簡単にタイミン
グ合せを行うことができる。
またギヤケースには覗き窓を形成しておく必要がなくな
るため、ギヤケースの加工工数が減少する利点もある。
るため、ギヤケースの加工工数が減少する利点もある。
第１図は本考案実施例タイミングギヤの構成図。 第２図は従来例タイミングギヤの構成図。 １０，１１，１２：タイミングギヤ、１３，１４：ギヤ
ケース、１４ａ：ギヤケースの縁端部、１８，１９：タ
イミングマーク。
ケース、１４ａ：ギヤケースの縁端部、１８，１９：タ
イミングマーク。
Claims (1)
- 【請求項１】駆動ギヤに噛合する部分を被覆しこの噛合
部分以外を露出するギヤケースに収容されたタイミング
ギヤであって、 前記駆動ギヤに正しく噛合したときに前記ギヤケースの
縁端部に一致するタイミングマークが歯の側面に設けら
れたことを特徴とするタイミングギヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988103877U JPH0612207Y2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | タイミングギヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988103877U JPH0612207Y2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | タイミングギヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0225763U JPH0225763U (ja) | 1990-02-20 |
| JPH0612207Y2 true JPH0612207Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31335094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988103877U Expired - Lifetime JPH0612207Y2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | タイミングギヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612207Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003078801A1 (fr) * | 2002-02-20 | 2003-09-25 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Dispositif de deplacement de soupape de moteur |
| JP2012002335A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Keihin Corp | スライドドア装置 |
| JP5977974B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2016-08-24 | 株式会社ケーヒン | 車両用空調装置及びその組付方法 |
-
1988
- 1988-08-05 JP JP1988103877U patent/JPH0612207Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0225763U (ja) | 1990-02-20 |
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