JP2944181B2 - エンジン部品の組付装置および方法 - Google Patents

エンジン部品の組付装置および方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジン部品の組付装置および組付方法に
関するものである。
[従来の技術] シリンダヘッド等の被組付体に、カムシャフト等の軸
部材と、カムキャップ等のキャップ部材とを自動的に組
み付けるようにしたエンジン部材の組付装置ないし組付
方法は従来より知られている(例えば、特開昭56−1341
40号公報参照)。
そして、例えばシリンダヘッドにカムシャフトとカム
キャップとを組み付けるようにした従来のエンジン部品
の組付装置ないし組付方法においては、組付ステーシ
ョンにシリンダヘッドを搬入し、搬送手段を備えたカ
ムシャフト組付手段で、カムシャフトを組付ステーショ
ンに搬送してこれをシリンダヘッドに組み付け、搬送
手段を備えたカムキャップ組付手段で、カムキャップを
組付ステーションに搬送してこれをシリンダヘッドに組
み付けるといった操作が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のエンジン部品の組付装置な
いし組付方法では、カムシャフト組付手段とカムキャッ
プ組付手段とが、夫々カムシャフトとカムキャップとを
比較的長い距離を搬送した上でシリンダヘッドに組み付
けるようにしているので、カムシャフトとカムキャップ
とを、シリンダヘッドの所定の位置に正確に組み付ける
のがなかなかむずかしいといった問題がある。また、カ
ムシャフトとカムキャップとが個別的に組み付けられる
ので、両者間の位置合わせはさらにむずかしくなる。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たものであって、シリンダヘッド等の被組付体の所定の
位置に、カムシャフト等の軸部材と、カムキャップ等の
キャップ部材とを正確に組み付けることができるエンジ
ン部品の組付装置ないし組付方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達するため、第1の発明は、1つの搬送
手段に、カムシャフトの両端部に形成された凹部に突起
部を挿入することによってカムシャフトを保持するカム
シャフト保持手段と、カムシャフト保持手段によって保
持されたカムシャフトの所定の位置にカムキャップを組
み付けるカムキャップ保持手段と、カムキャップが組み
付けられたカムシャフトを被組付体に組み付けるカムシ
ャフト組付手段とが設けられたことを特徴とするエンジ
ン部品の組付装置を提供する。
第2の発明は、第1の発明にかかるエンジン部品の組
付装置において、エンジンが、ギヤによって互いに連結
される2つのカムシャフトを備えたツインカムタイプで
あって、カムシャフト保持手段に、各カムシャフトに係
合するカムシャフト位置決め部材が設けられていること
を特徴とするエンジン部品の組付装置を提供する。
第3の発明は、1つの搬送手段に、カムシャフトの両
端部に形成された凹部に突起部を挿入することによって
カムシャフトを保持するカムシャフト保持手段と、カム
キャップを保持するカムキャップ保持手段と、カムシャ
フトを被組付体に組み付けるカムシャフト組付手段とを
備えた組付装置を用いて、まずカムシャフト保持手段で
カムシャフトを保持し、次にカムキャップ保持手段でカ
ムシャフトの所定の位置にカムキャップを組み付け、続
いて搬送手段でカムキャップが組み付けられたカムシャ
フトを被組付体が配置された位置まで搬送し、この後カ
ムシャフト組付手段でカムキャップが組み付けられたカ
ムシャフトを被組付体に組み付けるようにしたことを特
徴とするエンジン部品の組付方法を提供する。
[発明の作用・効果] 第1の発明によれば、1つの搬送手段にカムシャフト
保持手段とカムシャフト保持手段とが付設され、カムシ
ャフト保持手段によって保持されたカムシャフト上の所
定の位置に、カムキャップ保持手段によってカムキャッ
プが組み付けられる。このため、カムキャップをカムシ
ャフト上の所定の位置に正確に組み付けることができ、
カムシャフトとカムキャップとの間の位置合わせの精度
が高められる。また、このように正確に位置合わせされ
たカムシャフトとカムキャップとが一体的に1回の搬送
で被組付体に組み付けられるので、複数の搬送によって
組み付けが行なわれる従来の組付装置に比べて、被組付
体とカムシャフトとカムキャップの相互間の位置合わせ
の精度が高められる。
第2の発明によれば、まずもって第1の発明と同様の
作用・効果が得られる。さらに、エンジンが、1つの被
組付体に組み付けられるカムシャフトとカムキャップの
個数が多く、したがってもともと位置合わせ不良の発生
しやすいツインカムタイプであるので、上記効果が一層
大きくなる。また、各カムシャフトがカムシャフト位置
決め部材によって正確な位置に保持されるので、カムシ
ャフトに対するカムキャップの組み付け精度がさらに高
められる。
第3の発明によれば、まず1つの搬送手段上におい
て、カムシャフト保持手段によってカムシャフトが保持
され、このカムシャフトにカムキャップ保持手段によっ
てカムキャップが組み付けられるので、カムキャップが
カムシャフト上の所定の位置に正確に組み付けられる。
そして、このように正確な位置合わせされたカムシャフ
トとカムキャップとが一体的に1回の搬送で被組付体に
組み付けられるので、カムシャフトとカムキャップとが
ともに被組付体の所定の位置に正確に組み付けられる。
したがって、被組付体とカムシャフトとカムキャップの
相互間の位置合わせの精度が高められる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
第4図〜第6図に示すように、エンジン部品組付装置
BTには、メインコンベア1によって搬入されるツインカ
ムタイプのエンジンのシリンダブロック2にシリンダヘ
ッド4を組み付けるシリンダヘッド組付ステーションA
と、シリンダヘッド搬送手段3上のシリンダヘッド4
に、カムキャップ25(第1図参照)が組み付けられた2
本のカムシャフト5を組み付けるカムシャフト組付ステ
ーションBとが設けられている。
そして、エンジン部品組付装置BTには、その骨格部と
して、基台6と、基台6上に取り付けられ上下方向に伸
長する支柱部7と、支柱部7の上端部に取り付けられ水
平方向に伸長する梁部8とが設けられている。
シリンダヘッド組付ステーションAの上方において梁
部8には、シリンダブロック2の位置決めを行なうシリ
ンダブロック位置決め手段9と、シリンダヘッド搬送手
段3上のシリンダヘッド4をシリンダヘッド組付ステー
ションAに搬送してシリンダブロック2に組み付けるシ
リンダヘッド組付手段11とが設けられている。またカム
シャフト組付ステーションBの上方において、梁部8に
は組付搬送手段13が設けられ、この組付搬送手段13に
は、2本のカムシャフト5を保持し、両カムシャフト5
にカムキャップ25(第2図参照)を組み付けるととも
に、カムキャップ25が組み付けられた両カムシャフト5
をシリンダヘッド4に組み付ける組付ヘッド12が設けら
れている。
なお、エンジン部品組付装置BTには、オペレータ用の
操作盤14と、各種シーケンス制御を行なう制御手段15と
が設けられている。
第1図〜第3図に示すように、組付ヘッド12には、2
本のカムシャフト5を保持するカムシャフト保持手段21
と、両カムシャフト5上の所定の位置に複数のカムキャ
ップ25を組み付けるカムキャップ保持手段20とが設けら
れている。
カムシャフト保持手段21には、カムシャフト5の両端
部に形成された凹部23に挿入されてカムシャフト5を保
持する複数の突起部24が設けられている。この突起部24
は、カムシャフト5を保持するとともに、カムシャフト
5の位置決めを行なう位置決め部材として機能するよう
になっているので、カムシャフト5は所定の位置に正確
に保持されるようになっている。
カムキャップ保持手段20には、各カムキャップ25を側
方からはさんで保持する複数のアーム27が設けられてい
る。これらの各アーム27は夫々シリンダ28によって両矢
印X方向に開閉され、閉じられたときにカムキャップ5
をクランプするようになっている。また、詳しくは図示
していないが、カムキャップ保持手段20は駆動部31を備
え、上下方向あるいは水平方向に移動できるようになっ
ており、保持しているカムキャップ25をカムシャフト5
上の所定の位置に組み付けることができるようになって
いる。
以下、第1図〜第6図を参照しつつ、エンジン部品組
付装置BTによる、カムシャフト5およびカムキャップ25
のシリンダヘッド4への組み付け方法と、シリンダヘッ
ド4のシリンダブロック2への組み付け方法を説明す
る。
カムシャフト保持手段21の各突起部24を、両カムシャ
フト5の両端部に形成された各凹部23に挿入し、カムシ
ャフト5を保持する。このとき、突起部24によって両カ
ムシャフト5が位置決めされる。
カムキャップ保持手段20のアーム27でカムキャップ25
をクランプし、駆動手段31を駆動し、カムシャフト5上
の所定の位置に組み付ける。ここにおいて、カムシャフ
ト保持手段21とカムキャップ保持手段20とが同一の組付
搬送手段13に付設されているので、カムキャップ25をカ
ムシャフト5上の所定に位置に正確に組み付けることが
できる。
カムキャップ25が組み付けられた2本のカムシャフト
5を、組付搬送手段13でシリンダヘッド4の所定の位置
に組み付ける。ここにおいて、正確に位置合わせされた
カムシャフト5とカムキャップ25とが一体的に1回の搬
送でシリンダヘッド4に組み付けられるので、カムシャ
フト5とカムキャップ25とがともにシリンダヘッド4の
所定の位置に正確に組み付けられる。したがって、シリ
ンダヘッド4とカムシャフト5とカムキャップ25の相互
間の位置合わせの精度が高められる。
シリンダヘッド組付手段11で、カムシャフト5とカム
キャップ25とが組み付けられたシリンダヘッド4を、シ
リンダブロック2のシリンダヘッド取付面に組み付け
る。
以上、本発明によれば、カムシャフト5とカムキャッ
プ25とをシリンダヘッド4に正確に組み付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかるエンジン部品組付装置に設け
られる組付ヘッドの要部正面立面説明図である。 第2図は、第1図に示す組付ヘッドの一部断面平面説明
図である。 第3図は、第1図に示す組付ヘッドの一部断面側面立面
説明図である。 第4図は、本発明の実施例を示すエンジン部品組付装置
の平面説明図である。 第5図は、第4図に示すエンジン部品組付装置の正面立
面説明図である。 第6図は、第4図に示すエンジン部品組付装置の側面立
面説明図である。 BT……エンジン部品組付装置、A……シリンダヘッド組
付ステーション、B……カムシャフト組付ステーショ
ン、2……シリンダブロック、4……シリンダヘッド、
5……カムシャフト、11……シリンダヘッド組付手段、
12……組付ヘッド、13……組付搬送手段、20……カムキ
ャップ保持手段、21……カムシャフト保持手段、23……
凹部、24……突起部、25……カムキャップ、27……アー
ム、28……シリンダ、31……駆動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−94232(JP,A) 特開 平4−8433(JP,A) 特開 昭56−134140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 21/00 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの搬送手段に、カムシャフトの両端部
    に形成された凹部に突起部を挿入することによってカム
    シャフトを保持するカムシャフト保持手段と、カムシャ
    フト保持手段によって保持されたカムシャフトの所定の
    位置にカムキャップを組み付けるカムキャップ保持手段
    と、カムキャップが組み付けられたカムシャフトを被組
    付体に組み付けるカムシャフト組付手段とが設けられた
    ことを特徴とするエンジン部品の組付装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたエンジン部品の組付
    装置において、 エンジンが、ギヤによって互いに連結される2つのカム
    シャフトを備えたツインカムタイプであって、カムシャ
    フト保持手段に、各カムシャフトに係合するカムシャフ
    ト位置決め部材が設けられていることを特徴とするエン
    ジン部品の組付装置。
  3. 【請求項3】1つの搬送手段に、カムシャフトの両端部
    に形成された凹部に突起部を挿入することによってカム
    シャフトを保持するカムシャフト保持手段と、カムキャ
    ップを保持するカムキャップ保持手段と、カムシャフト
    を被組付体に組み付けるカムシャフト組付手段とを備え
    た組付装置を用いて、まずカムシャフト保持手段でカム
    シャフトを保持し、次にカムキャップ保持手段でカムシ
    ャフトの所定の位置にカムキャップを組み付け、続いて
    搬送手段でカムキャップが組み付けられたカムシャフト
    を被組付体が配置された位置まで搬送し、この後カムシ
    ャフト組付手段でカムキャップが組み付けられたカムシ
    ャフトを被組付体に組み付けるようにしたことを特徴と
    するエンジン部品の組付方法。
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JP4670829B2 (ja) * 2007-04-13 2011-04-13 マツダ株式会社 エンジン部品の組み付け方法およびその装置

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