JPH0424087Y2 - - Google Patents

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JPH0424087Y2
JPH0424087Y2 JP6631785U JP6631785U JPH0424087Y2 JP H0424087 Y2 JPH0424087 Y2 JP H0424087Y2 JP 6631785 U JP6631785 U JP 6631785U JP 6631785 U JP6631785 U JP 6631785U JP H0424087 Y2 JPH0424087 Y2 JP H0424087Y2
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、一つの気筒に対して吸気弁と排気弁
との少なくとも一方を複数配置した内燃機関にお
いて、機関の回転数に応じて吸気弁または排気弁
の一部を選択的に作動させたり、休止させたりす
るための休止機能付き動弁装置に関する。
<従来技術> 一つの気筒に対して、吸気弁と排気弁との少な
くとも一方を複数配置した内燃機関にあつては、
低速運転時あるいは中速回転時に吸気弁および排
気弁のうちの一部を休止させ、高速回転時に全て
の吸気弁および排気弁を作動させるようにして機
関の全作動域において高い効率を得るとともに燃
費の改善を図るようにしている。
このような機能を果たさせるためのものとし
て、例えば、第8図で模式的に示すような係合機
構30,31を有するものがある。即ち、同一機
能を有する弁作動用の二つのロツカアーム11,
13、いわゆる駆動側ロツカアーム11と従動側
ロツカアーム13を共通のロツカアーム軸7に弁
3の数に対応させて枢支し、駆動側ロツカアーム
11に従動側ロツカアーム13に向けて開口する
嵌入穴30を凹設して、従動ロツカアーム13に
エンジンの潤滑油圧を受けて出退するプランジヤ
31を配置し、このプランジヤ31の進出により
両ロツカアームを同行揺動させるようにしたもの
がある。
なお、符号28,29はそれぞれ駆動側ロツカ
アーム11の接当部11aと弁軸頭3aとのバル
ブクリアランスL1及び従動側のバルブクリアラ
ンスL2を調節するための調節ねじ、32は従動
側ロツカアームのストツパである。
<考案が解決しようとする問題点> 上記従来技術においては、従動側ロツカアーム
13が休止中は従動側ロツカアーム13の接当部
13aと弁軸頭3aとの間にバルブクリアランス
L2があるから、エンジンの機体振動により、こ
のバルブクリアランスL2で従動側ロツカアーム
にがたつきが生じる。
また、第5図は第8図に係る駆動側ロツカアー
ム11と従動側ロツカアーム13の揺動角を示す
拡大図であるが、従動側ロツカアーム13が休止
中は、従動側ロツカアーム13は前記バルブクリ
アランスL2内にあり、これに対応する揺動角Δθ2
内に位置している。
一方の駆動側ロツカアーム11はプツシユロツ
ド10により揺動角θで揺動され、弁3のリフト
量に対応するリフト揺動角θ1と前記駆動側のバル
ブクリアランスL1に対応する揺動角Δθ1を内包し
ている。
なお、バルブクリアランスL1とL2は実質上同
一に調節されている。
ところで、前記係合機構30,31が確実に係
合するためには、従動側ロツカアーム13が隙間
L2の上限側に位置している場合においても係合
するように係合機構30,31の駆動側ロツカア
ーム11に係合クリアランスを設ける必要があ
り、結果としてこの係合クリアランスに対応する
揺動角dθに相当する分だけ従動側の弁3のリフ
ト量が小さくなる。
このため、第7図に示すように従動側の弁3の
吸気時間面積Y2がその分だけ駆動側の弁3の吸
気時間面積Y1より小さくなる。なおY0は駆動側
のバルブクリアランスL1が零の場合の駆動側の
吸気時間面積である。
本考案は、このような難点を解消した休止機能
付き動弁装置を提供することをその目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は第1図に示すように、休止機能付き動
弁装置において、従動側ロツカアーム13と動弁
装置の固定部分との間にアーム押えばね27を張
設して、このアーム押えばね27の張力で従動側
ロツカアーム13を吸気又は排気用の弁3の弁軸
頭3a側に押しつけ、アーム押えばね27の張力
を弁ばね16による弁3の閉弁力よりも弱い値で
係合機構12のすべり摩擦力よりも強い値に設定
したことを特徴とするものである。
<作用> 従動側ロツカアーム13が休止中にあつては、
従動側の弁3は弁ばね16によつて閉弁状態にあ
り、しかも、アーム押えばね27は弁ばね16の
閉弁力よりも弱い力で従動側ロツカアーム13を
弁軸頭3aに押え付けているから、従動側にバル
ブクリアランスL2を生じさせず、エンジンの機
体振動で、従動側ロツカアームにがたつきが生じ
ることがない。
一方、駆動側ロツカアーム11は揺動運動して
いるが、第6図に示すように、矢印A方向で示す
閉弁作動時には駆動側ロツカアーム11は閉弁が
完了した揺動角θ1を越えた位置で係合クリアラン
スが生じて係合機構12の係合が完了するが、駆
動側ロツカアーム11がバルブクリアランスL1
に相当する揺動角Δθ1を揺動する間も、従動側ロ
ツカアーム13は弁軸頭3aに押えられている。
その結果、従動側ロツカアーム13はリフト揺動
角θ1の間のみ駆動側ロツカアームと同行揺動する
こととなる。
従つてこの場合には、係合クリアランスを最大
Δθ1に相当する分まで設けても、従動側の弁3の
リフト量が小さくなることはない。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案を適用したヘツドブロツク部の
要部平面図、第2図は第1図の−矢視縦断面
図、第3図は第2図の要部の拡大図、第4図は
第1図の−矢視縦断面図である。
このデイーゼルエンジン1は、一つのシリンダ
2に対して、吸気弁3及び排気弁4とをそれぞれ
二個づつ隣接して配置し、各弁3,4に対応させ
て開閉操作用ロツカアーム5,6が配置してあ
る。そして、吸気弁3用のロツカアーム5は吸気
弁側ロツカアーム軸7に、排気弁4用のロツカア
ーム6は排気弁側ロツカアーム軸8にそれぞれ揺
動可能に枢支されている。
吸気弁用ロツカアーム5は、動弁カム9にプツ
シユロツド10を介して連動連結されている駆動
側ロツカアーム11と、駆動側ロツカアーム11
にのこ歯噛合いクラツチ12を介して連結可能な
従動側ロツカアーム13とからなつている。
従動側ロツカアーム13と駆動側ロツカアーム
11との間にはユニツトインゼクタ14のプラン
ジヤ作動用ロツカアーム15が配置してあり、こ
のプランジヤ作動用ロツカアーム15は両ロツカ
アーム11,13の枢支軸7に揺動可能に枢支し
てある。そして、従動側ロツカアーム13はプラ
ンジヤ作動用ロツカアーム15の上面を覆う形状
に形成して、揺れ腕部17とクラツチ部18とを
一体に形成してある。
こののこ歯噛合いクラツチ12は両ロツカアー
ム11,13のボス部にのこ歯噛合部19が形成
してあり、のこ歯噛合部19の係合歯20同士が
係合し合わない状態に離隔用バネ21で弾性付勢
してある。また、こののこ歯噛合いクラツチ12
の係合歯20は駆動側ロツカアーム11の開弁側
への揺動時には係合し、駆動側ロツカアーム11
の閉弁側への揺動時にすべり摩擦力より強い力が
あると摺動可能な一方向クラツチに形成してあ
る。
従動側ロツカアーム13とロツカアーム軸支持
ブラケツト22との間には第2図及び第3図に示
すように、油圧駆動装置23が設けてある。この
油圧駆動装置23は従動側ロツカアーム13を出
退子とし、前記ユニツトインゼクタ14のプラン
ジヤ駆動用ロツカアーム15を固定側シリンダに
形成し、従動側ロツカアーム13の外周面とプラ
ンジヤ駆動用ロツカアーム15の内周面との間に
中間摺動リング24を位置させ、プランジャ駆動
用ロツカアーム15のブラケツト側端面を封止板
25で封止して、この封止板25と中間摺動リン
グ24及び従動側ロツカアーム13のブラケツト
側端面との間に圧油室26を形成し、この圧油室
26を図外の潤滑油ポンプに連通させて構成して
ある。
従動側ロツカアーム13の揺れ腕部17と、動
弁装置の固定部分である前記ロツカアーム軸支持
ブラケツト22との間に、アーム押えばね27が
張設してあり、このアーム押えばね27の張力で
従動側ロツカアーム13が吸気弁3の弁軸頭3a
側に押えつけられる。
このアーム押えばね27の張力は、弁ばね16
の閉弁力よりも弱く、のこ歯噛合クラツチ12の
すべり摩擦力よりも強い値に設定されている。
上述の構成からなる動弁装置では、エンジンの
回転速度に応じて昇圧する潤滑油圧をのこ歯噛合
クラツチ作動用圧油室26に供給するようにして
あることから、のこ歯噛合いクラツチ12の離隔
用ばね21のばね圧を設定しておくことにより、
潤滑油圧が一定圧、すなわちエンジンが一定回転
速度になるまでは、のこ歯噛合いクラツチ12は
非係合姿勢を維持し、従動側ロツカアーム13は
揺動しないことから、従動側ロツカアーム13に
より作動される吸気弁3は閉弁姿勢を保持し続け
る。エンジンが一定回転速度を越えて運転される
と、されに伴つて潤滑油圧が上昇し、従動側ロツ
カアーム13をのこ歯噛合いクラツチ12の離隔
用ばね21に抗して駆動側ロツカアーム11に移
動させて、クラツチ12の係合歯20同士が噛合
い、従動側ロツカアーム13が駆動側ロツカアー
ム11と同行揺動する。このとき、アーム押えば
ね27で従動側ロツカアーム13を作動側(開弁
側)に弾性付勢してあり、しかもアーク押えばね
27の張力は、このクラツチ12のすべり摩擦力
より強い値に設定されているから、クラツチ12
が噛合つた瞬間に、従動側ロツカアーム13と駆
動側ロツカアーム11との相対姿勢がどのような
状態にあつても、一回のストロークのうちに、相
対角度の違いを吸収することができる。
上記実施例では、吸気弁側だけについて説明し
たが、これを排気弁側で行うようにしてもよく、
また、吸気弁・排気弁の両方で行うようにしても
よい。
さらに、上記実施例では、クラツチ機構と油圧
装置とを離して配置したが、クラツチ内に圧油室
を形成して一体に形成することも考えられる。
<考案の効果> 本考案によれば、前記のように従動側ロツカア
ームをアーム押えばねで弁軸頭側に押し付けるよ
うに構成したから、次のような効果を奏する。
イ 従動側のバルブクラアランスL2をなくすこ
とができるから、従動側ロツカアームが休止中
であつても、エンジンの機体振動で従動側ロツ
カアームががたつくこともない。
ロ 係合機構の係合クリアランスを従動側のリフ
ト量を小さくすることなく設けることができる
から、従動側の弁の吸気時間面積が小さくなる
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は本考案を適用したデイーゼルエンジンの
ヘツドブロツク部の要部平面図、第2図は第1図
の−矢視縦断面図、第3図は第2図の要部
の拡大図、第4図は第1図の−矢視縦断面
図、第5図は従来技術に係る駆動側ロツカアーム
と従動側ロツカアームの揺動角を示す拡大図、第
6図は本考案に係る駆動側ロツカアームと従動側
ロツカアームの揺動角を示す拡大図、第7図は弁
の吸気時間面積を示すグラフ、第8図は従来技術
に係る休止機能付き動弁装置の模式図である。 1……内燃機関(デイーゼルエンジン)、3…
…弁、3a……弁軸頭、7……ロツカアーム軸、
9……動弁カム、11……駆動側ロツカアーム、
12……係合機構、(のこ歯噛合いクラツチ)、1
3……従動側ロツカアーム、16……弁ばね、1
9……噛合部、26……作動用圧油室、27……
アーム押えばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内燃機関1の動弁装置の1本のロツカアーム
    軸7に駆動側ロツクアーム11と従動側ロツカ
    アーム13をその軸心方向に並べて枢支し、動
    弁カム9に駆動側ロツカアーム11を連動連結
    し、 駆動側ロツカアーム11に従動側ロツカアー
    ム13を係合機構12で同行揺動可能に連動連
    結して構成した内燃機関用休止機能付き動弁装
    置において、 従動側ロツカアーム13と動弁装置の固定部
    分との間にアーム押えばね27を張設して、こ
    のアーム押えばね27の張力で従動側ロツカア
    ーム13を吸気又は排気用の弁3の弁軸頭3a
    側に押しつけ、 アーム押えばね27の張力を弁ばね16によ
    る弁3の閉弁力よりも弱い値で係合機構12の
    すべり摩擦力よりも強い値に設定したことを特
    徴とする内燃機関用休止機能付き動弁装置。 2 係合機構12を非係合側に付勢されたのこ歯
    噛合いクラツチ12で構成し、のこ歯噛合いク
    ラツチ12の噛合部19及び噛合クラツチ作動
    用圧油室26をロツカアーム軸7の外周を取囲
    む状態に設けて構成した実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載した内燃機関用休止機能付き動
    弁装置。
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JPS61181807U JPS61181807U (ja) 1986-11-13
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