ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物であって、式中、
X1、X2、X3、およびX4が独立して、CH、CCH3、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、メチル、エチル、またはシクロプロピルであり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、
(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr1C1-C3アルキル-であって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-であって、当該シクロアルキルが、OHで任意に置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-、
(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、
(j)hetCyca、
(k)(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-、
(l)(R1R2N)C(=O)-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)-、または
(m)hetCycaC(=O)C1-C6アルキル-であり、
hetCycaが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
環Dが、(i)窒素である1個のヘテロ原子を有する飽和単環式4~7員複素環式環、(ii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環、または(iii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系であり、
各Raが独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、
Rbが、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCycbCH2-、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、(e)RcRdN-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCycb、hetAra、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOH(各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)から独立して選択される2個の置換基で置換されている、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-、(k)hetCycbC(=O)NH-、または(l)hetAraC(=O)NH-であり、
hetCycbが、4~6員複素環式環、7~8員架橋複素環式環、または7~10員ヘテロスピロ環式環であり、各環が、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有し、hetCycbが、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、およびR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素またはC1-C6アルキルである)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetAraが、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、hetAraが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
Rcが、水素またはC1-C6アルキルであり、
Rdが、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-であって、フェニルが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO2-、ReRfN-、および(ReRfN)C1-C6アルキル(各ReおよびRfが独立してHもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccであり、
nが、0、1、2、3、4、5、または6であり、
mが、0または1であり、
Eが、
(a)水素、
(b)ヒドロキシ、
(c)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、
(e)hetAr2C1-C6アルキル-、
(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、
(g)Ar1O-、
(h)hetAr2-O-、
(i)Ar1NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、
(j)hetAr2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、
(k)R3C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、
(l)Ar1C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、
(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-、
(n)R4R5NC(=O)-、
(o)Ar1NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、
(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-、
(q)Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)-であって、当該アルキル部分が、OH、ヒドロキシ(C1-C6アルキル)、C1-C6アルコキシ、もしくはNH2で任意に置換されている、Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)-、
(r)hetCyc5C(=O)-、
(s)R4R5NC(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R4R5NC(=O)NRg-、または
(t)(C1-C6アルキル)SO2-、
(u)Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-、
(v)hetAr4C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr4C(=O)NRg-、
(w)hetAr2-S(=O)-、
(x)(C3-C6シクロアルキル)CH2SO2-、
(y)Ar1(C1-C6アルキル)SO2-、
(z)hetAr2SO2-、
(aa)Ar1、
(bb)hetAr2、
(cc)hetCyc5、
(dd)C1-C6アルコキシ、
(ee)Ar1(C1-C6アルキル)-O-、
(ff)hetAr2(C1-C6アルキル)-O-、
(gg)hetAr2-O-C1-C6アルキル-、
(hh)Ar1(C1-C6アルキル)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)NRg-、
(ii)hetAr2-S-、
(jj)Ar2SO2NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar2SO2NRg(CH2)p-、
(kk)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(ll)(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-、
(mm)(C1-C6アルキル)NRgSO2-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgSO2-、
(nn)hetCyc5C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetCyc5C(=O)NRg-、
(oo)Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である、Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-、
(pp)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rが、1、2、3、もしくは4である)、
(qq)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、
(rr)
(式中、R
gが、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、または
(ss)RgRhN-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RgRhN-、
(tt)(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NRg-であって、シクロアルキルが、任意にかつ独立して、1つ以上のハロゲンで置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NRg-、
(uu)(C1-C6アルキル)C(=O)NRgCH2-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)C(=O)NRgCH2-、または
(vv)C1-C6アルキル)SO2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、C1-C6アルキル)SO2NRg-であり、
Ar1が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO2-、ReRfN-、および(ReRfN)C1-C6アルキル-(各ReおよびRfが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されたフェニルであり、
hetAr2が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環、または1~2個の環窒素原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールであり、hetAr2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、およびヒドロキシC1-C6アルコキシ-からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetCyc5が、N、O、およびSから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~6員飽和複素環式環であり、当該複素環式環が、C1-C6アルコキシおよびオキソから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
R3が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、C1-C6アルコキシ、C3-C6シクロアルキル、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、(C3-C6シクロアルキル)O-、(C3-C6シクロアルキル)CH2O-、hetCyc7O-、Ph-O-、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルであり、当該C3-C6シクロアルキル部分の各々が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OHまたはR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)で任意に置換されており、
R4が、HまたはC1-C6アルキルであり、
R5が、1~3個のフルオロで任意に置換された、Ar2、hetAr3、Ar2CH2-、hetCyc6-CH2-、ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、またはC1-C6アルキルであり、
Ar2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびRgRhN-(RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルであるか、またはAr2が、環窒素原子を有する6員複素環式環に縮合し、かつC1-C6アルキルで任意に置換されたフェニルであり、
hetAr3が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環であり、
hetAr4が、C1-C6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたピリジン-4(1H)-オニルまたはピリジン-2(1H)-オニルであり、
hetCyc6が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環であり、
hetCyc7が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環である、式Iの化合物ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物が本明細書に提供される。
本明細書で用いられる複雑な化学名については、置換基は、典型的には、それが結合する基の前に命名される。例えば、メトキシエチルは、メトキシ置換基を有するエチル骨格を含む。
「ハロゲン」という用語は、-F(本明細書において「フルオロ(fluoro)」または「フルオロ(fluoros)と呼ばれる場合もある」)、-Cl、-Br、および-Iを意味する。
本明細書で使用される「C1-C3アルキル」、「C3-C6アルキル」、「C1-C6アルキル」、および「C2-C6アルキル」という用語は、それぞれ1~3個、3~6個、1~6個、または2~6個の炭素原子の飽和直鎖または分岐鎖一価炭化水素ラジカルを指す。例としては、メチル、エチル、1-プロピル、イソプロピル、1-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、2-メチル-2-プロピル、ペンチル、ネオペンチル、およびヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル」という用語は、1~3個の水素原子がそれぞれ1~3個のフルオロ原子で置き換えられた、本明細書において定義されるC1-C6アルキルラジカルを指す。例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-およびトリフルオロエチルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「C1-C6アルコキシ」という用語は、ラジカルが酸素原子上にある、1~6個の炭素原子の飽和直鎖または分岐鎖一価アルコキシラジカルを指す。例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、およびtert-ブトキシが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個が本明細書において定義されるC1-C6アルコキシ基で置換されている、1~6個の炭素原子の飽和直鎖または分岐鎖一価ラジカルを指す。例としては、メトキシメチル(CH3OCH2-)およびメトキシエチル(CH3OCH2CH2-)が挙げられる。
本明細書で使用される「(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ」という用語は、炭素原子のうちの1個が本明細書において定義されるC1-C6アルコキシ基で置換されている、本明細書において定義されるC1-C6アルコキシラジカルを指す。例としては、メトキシメトキシ(CH3OCH2O-)およびエトキシメトキシ(CH3CH2O-CH2O-)が挙げられる。
本明細書で使用される「ヒドロキシC1-C6アルキル」および「ヒドロキシC2-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がヒドロキシ基で置換されている、それぞれ1~6個または2~6個の炭素原子の飽和直鎖または分岐鎖一価アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「ジヒドロキシC3-C6アルキル」という用語は、2個の水素原子がヒドロキシ基で置き換えられている(但し、ヒドロキシ基が同じ炭素上にはないことを条件とする)、本明細書において定義されるC3-C6アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「(R1R2N)C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がR1R2N-基で置換され、R1およびR2が本明細書において定義されるとおりである、本明細書において定義されるC1-C6アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「hetAr1C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がhetAr1基で置換され、hetAr1が本明細書において定義されるとおりである、本明細書において定義されるC1-C6アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「C3-C6シクロアルキル」という用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルを指す。
本明細書で使用される「C3-C6シクロアルキリデン環」という用語は、同じ炭素原子からの2個の水素原子の除去によって飽和3~6員炭化水素環に由来する二価のC3-C6シクロアルカン環、例えば、シクロプロピリデン、シクロブチリデン、シクロペンチリデン、およびシクロヘキシリデンなどを指す。これは、以下の構造によって例示的な様式で表すことができ、式中、nは、1、2、または3である。
本明細書で使用される「(C3-C6シクロアルキル)C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がC3-C6シクロアルキル環で置換されている、本明細書において定義されるC1-C3アルキルラジカルを指す。一例は、シクロブチルメチルである。
本明細書で使用される「(hetCyca)C1-C3アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がhetCyca基で置換され、hetCycaが本明細書において定義されるとおりである、本明細書において定義されるC1-C3アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「Ar1C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がAr1基で置換され、Ar1が本明細書において定義されるとおりである、本明細書において定義されるC1-C6アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「hetAr2C1-C6アルキル」という用語は、炭素原子のうちの1個がhetAr2基で置換され、hetAr2が本明細書において定義されるとおりである、本明細書において定義されるC1-C6アルキルラジカルを指す。
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、炭素原子と二重結合している酸素、すなわち、=Oを意味する。例えば、一実施形態では、hetCyc
aに参照すると、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有し、オキソで置換されている4~6員複素環式環は、例えば、オキソで置換されたピロリジニル環(例えば、ピロリジノニル環)であり得、これは以下の構造によって表すことができる。
本明細書で使用される「スピロ環式環」という用語は、共通の単一の炭素原子を介したスピロ環式結合によって結合しており、各環が4~7員環である(共通の炭素原子を含む)、2つの環を有する基を指す。
本明細書で使用される「ヘテロスピロ環式環」という用語は、炭素原子を介したスピロ環式結合によって結合しており、各環が4~6個の環原子を有し(1個の環炭素原子は、両方の環に共通している)、環原子のうちの1個が窒素原子である、2つの環を有する基を指す。
本明細書で使用される「化合物」という用語は、示される構造の全ての立体異性体、幾何異性体、互変異性体、および同位体を含むことが意図される。1つの特定の互変異性形態として名称または構造によって識別される本明細書の化合物は、別途指定されない限り、他の互変異性形態を含むことが意図される。
本明細書で使用される「互変異性体」という用語は、原子の配置が際立って異なるが、容易かつ急速な平衡状態で存在する化合物を指し、本明細書に提供される化合物は、異なる互変異性体として示されることがあり、化合物が互変異性形態を有する場合、全ての互変異性形態が本発明の範囲内であることが意図され、化合物の命名はいかなる互変異性体も除外しないことを理解されたい。
本明細書に提供されるある特定の化合物は、1つ以上の不斉中心を含むことがあり、したがって、ラセミ混合物異性体の混合物中で、または鏡像異性的に純粋な形態で調製および単離され得ることが理解されよう。
式Iのある特定の実施形態では、X1、X2、X3、およびX4は独立して、CHまたはCFである。ある特定の実施形態では、X1、X2、X3、およびX4の各々は、CHである。
式Iのある特定の実施形態では、X1、X2、X3、およびX4は独立して、CH、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの1つは、Nであり、残りは独立して、CHまたはCFである。式Iのある特定の実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は独立して、CHまたはCFである。ある特定の実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式Iのある特定の実施形態では、X1、X2、X3、およびX4は独立して、CH、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの2つは、Nである。式Iのある特定の実施形態では、X1およびX3は、Nであり、X2およびX4は独立して、CHまたはCFである。一実施形態では、X1およびX3は、Nであり、X2およびX4は、CHである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、Hである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、Clである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、CNである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、メチルである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、エチルである。
式Iのある特定の実施形態では、Aは、シクロプロピルである。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、水素である。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、sec-ブチル、2-エチルブチル、ネオペンチル、ジフルオロメチル、2,2-ジフルオロエチル、および2,2,2-トリフルオロエチルが挙げられる。ある特定の実施形態では、Bは、メチルまたはエチルである。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。ある特定の実施形態では、アルキル部分は、置換されていない。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-である。非限定的な例としては、2,3-ジヒドロキシプロピルが挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-である。式Iのある特定の実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C2-C6アルキル-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(R
1R
2N)C1-C6アルキル-であり、R
1およびR
2は独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である。(R
1R
2N)C1-C6アルキル-の非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、hetAr
1C1-C3アルキル-であり、hetAr
1は、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている。ある特定の実施形態では、hetAr
1は、NおよびOから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつC1-C6アルキルで任意に置換されている、5~6員ヘテロアリール環である。hetAr
1C1-C3アルキル-の非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-であり、当該シクロアルキルは、OHで任意に置換されている。非限定的な例は、シクロブチルメチルである。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(hetCyc
a)C1-C3アルキル-であり、hetCyc
aは、式Iについて定義されるとおりである。式Iのある特定の実施形態では、Bは、(hetCyc
a)C1-C3アルキル-であり、hetCyc
aは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、hetCyc
aであり、hetCyc
2は、式Iに定義されるとおりである。ある特定の実施形態では、hetCyc
aは、NおよびSから選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、またはヒドロキシC1-C6アルキル-で任意に置換されている。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(R
1R
2N)C(=O)C1-C6アルキル-であり、R
1およびR
2は独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(R
1R
2N)C(=O)-であり、R
1およびR
2は独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、hetCyc
aC(=O)C1-C6アルキル-であり、hetCyc
aは、式Iについて定義されるとおりである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式Iのある特定の実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式Iのある特定の実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
次に、式Iの環Dを参照すると、
環Dは、(i)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式4~7員複素環式環、(ii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環、または(iii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環であり、E基は、環Dの任意の環炭素原子に結合してもよく、各R
aは、環Dの任意の環炭素原子に結合してもよく、R
bは、環Dの任意の環炭素原子に結合してもよいが、ただし、環炭素原子が、但し、E基に結合した環炭素原子が、R
aまたはR
bのうちの一方のみで任意に置換されていることを条件とする。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式4~7員複素環式環である。環Dが飽和単環式4~7員複素環式環であるときの「窒素である1個の環ヘテロ原子を有する」という句は、当該環窒素原子が、式Iの環Dにおいて示される窒素原子であることを意味する。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0、1、または2である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、nは、2である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。
式Iの一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造から選択される飽和単環式4~6員複素環式環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0、1、または2である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、nは、2である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。
式Iのある特定の実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造を有する飽和単環式5~6員複素環式環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、各Raは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-である。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、nは、2である。一実施形態では、Rbは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCycbCH2-、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、(e)RcRdN-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCycb、hetAra、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-、(k)hetCycbC(=O)NH-、または(l)hetAraC(=O)NH-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、hetCycbは、式Iについて定義されるとおりであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有し、かつC1-C6アルキルで任意に置換された4~6員複素環式環である、hetCyccである。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式6員複素環式環である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式5員複素環式環である。
式Iのある特定の実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造から選択される飽和単環式4~6員複素環式環であり、
式中、波線は、X
1、X
2、X
3、およびX
4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、R
a、n、R
b、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-である。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0、1、または2である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、R
bは、(a)ヒドロキシ、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-、(k)hetCyc
bC(=O)NH-、または(l)hetAr
aC(=O)NH-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cである。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。環Dが、任意に置換された飽和4~7員複素環式環である場合の非限定的な例としては、以下の構造が挙げられ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への結合点を示す。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造によって表すことができる飽和単環式6員複素環式環であり、
式中、nおよびmはゼロであり、すなわち、環Dは、以下の構造によって表すことができ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への結合点を示す。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、Eは、(a)水素、(b)ヒドロキシ、(c)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、(d)Ar
1C1-C6アルキルであって、当該アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar
1C1-C6アルキル、(e)hetAr
2C1-C6アルキル、(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、(g)Ar
1O-、(h)hetAr
2O-、(i)Ar
1NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1NR
g-、(j)hetAr
2NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2NR
g-、(k)R
3C(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、R
3C(=O)NR
g-、(l)Ar
1C(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1C(=O)NR
g-、(m)hetAr
2C(=O)NR
g(CH
2)
p-であって、pが0もしくは1である、hetAr
2C(=O)NR
g(CH
2)
p-、(n)R
4R
5NC(=O)-、(o)Ar
1NR
gC(=O)-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1NR
gC(=O)-、(p)hetAr
2NR
gC(=O)-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2NR
gC(=O)-、(r)hetCyc
5C(=O)-、(s)R
4R
5NC(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、R
4R
5NC(=O)NR
g-、(t)C1-C6アルキル)SO
2-、(u)Ar
1(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g-、(v)hetAr
4C(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
4C(=O)NR
g-、(w)hetAr
2-S(=O)-、(x)(C3-C6シクロアルキル)CH
2SO
2-、(y)Ar
1(C1-C6アルキル)SO
2-、(z)hetAr
2SO
2-、(aa)Ar
1、(bb)hetAr
2、(cc)hetCyc
5、(dd)C1-C6アルコキシ、(ee)Ar
1(C1-C6アルキル)-O-、(ff)hetAr
2(C1-C6アルキル)-O-、(gg)hetAr
2-O-C1-C6アルキル-、(hh)Ar
1(C1-C6アルキル)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1(C1-C6アルキル)NR
g-、(ii)hetAr
2-S-、(jj)Ar
2SO
2NR
g(CH
2)
p-であって、pが0もしくは1であり、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、(kk)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(ll)(C1-C6アルキル)NR
gC(=O)O-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NR
gC(=O)O-、(mm)(C1-C6アルキル)NR
gSO
2-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NR
gSO
2-、(nn)hetCyc
5C(=O)NR
g-、(oo)Q-NR
h(C1-C3アルキル)C(=O)NR
g-であって、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-、(pp)
(R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rが、1、2、3、もしくは4である)、(qq)
(R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、(rr)
(R
gが、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、(ss)R
gR
hN-であって、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
gR
hN-、(tt)(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NR
g-であって、シクロアルキルが任意にかつ独立して1個以上のハロゲンで置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NR
g-、(uu)(C1-C6アルキル)C(=O)NR
gCH
2-であって、R
gが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)C(=O)NR
gCH
2-、または(vv)C1-C6アルキル)SO
2NR
g-であって、R
gが、HもしくはC1-C6アルキルである、C1-C6アルキル)SO
2NR
g-であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-、(k)hetCyc
bC(=O)NH-、または(l)hetAr
aC(=O)NH-であり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Ar
1、hetAr
2、hetAr
a、hetCyc
b、hetCyc
5、R
g、R
3、R
4、およびR
5は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6置換基から選択される。一実施形態では、R
bは、(a)ヒドロキシ、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、または(k)hetCyc
bC(=O)NH-であり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、hetCyc
bおよびhetAr
aは、式Iに定義されるとおりであり、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、R
bは、(a)OH、(c)hetCyc
bCH
2-であって、hetCyc
bが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCyc
bが、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
bCH
2-、(e)R
cR
dN-、または(f)R
cR
dNCH
2-であり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素または(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造によって表すことができる飽和単環式6員複素環式環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への結合点を示し、Raは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Raは、C1-C6アルキルである。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造によって表すことができる飽和単環式6員複素環式環であり、
波線は、、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への結合点を示し、Rbは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCycbCH2-、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、(e)RcRdN-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCycb、hetAra、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-、(k)hetCycbC(=O)NH-、または(l)hetAraC(=O)NH-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。一実施形態では、Rbは、(a)OH、(c)hetCycbCH2-、(e)RcRdN-、または(f)RcRdNCH2であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素または(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルであり、hetCycbは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Rbは、(c)hetCycbCH2-、(e)RcRdN-、または(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素または(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルであり、hetCycbは、式Iについて定義されるとおりである。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(k)R3C(=O)NRgであって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが、0もしくは1である、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-、または(n)R4R5NC(=O)-であり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Ar1、hetAr2、Rg、R3、R4、およびR5は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、各Raは独立して、C1-C6置換基から選択され、Rbは、OH、またはRcRdN-であって、Rcが水素もしくはC1-C6アルキルであり、Rdが水素、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、RcRdN-であり、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、Eは、水素であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-であって、hetCyc
bが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環である、hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1である。一実施形態では、環Dは、1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、環Dは、1個の環ヘテロ原子を有する飽和5員複素環式環である。一実施形態では、R
bは、OH、またはR
cR
dN-であって、R
cが水素もしくはC1-C6アルキルであり、R
dが水素、C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、もしくはPhCH
2-である、R
cR
dN-である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、ヒドロキシである。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、R
bは、R
cR
dN-であって、R
cが水素またはC1-C6アルキルであり、R
dが水素、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、R
cR
dN-である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、R
bは、OH、またはR
cR
dN-であって、R
cが水素もしくはC1-C6アルキルであり、R
dが水素、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、R
cR
dN-である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、R
a、R
b、n、およびmは、式Iについて定義されるとおりであり、Eは、Ar
1C1-C6アルキルであり、当該アルキル部分は1~3個のフルオロで任意に置換されており、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-、または(k)hetCyc
bC(=O)NH-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1C1-C6であり、当該アルキル部分は、1~3個のフルオロで任意に置換されており、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、R
bは、OHである。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-、(k)hetCyc
bC(=O)NH-、または(l)hetAr
aC(=O)NH-であり、hetAr
aおよびhetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2C1-C6であり、hetAr
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、1~2個の環窒素原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、ハロゲン、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、R
bは、(a)ヒドロキシ、(e)R
cR
dN-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、当該アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくは当該アルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で任意に置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(k)hetCyc
bC(=O)NH-、または(l)hetAr
aC(=O)NH-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、R
bは、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1O-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていないか、またはハロゲン、CN、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4または6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであり、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2O-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、ハロゲン、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、およびヒドロキシC1-C6アルコキシからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~6員複素環式環である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和5~6員複素環式環である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、R
aは、C1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1NR
g-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりであり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、Ar
1は、1個以上のハロゲンで任意に置換されている。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2NR
g-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりであり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、hetAr
2は、C1-C6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されたピリジル環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、R
aは、C1-C6アルキルである。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
3C(=O)NR
g-であり、R
3およびR
gは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、R
gは、水素である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、mは1であり、nは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、ヒドロキシ、hetCyc
bCH
2-、R
cR
dN-、R
cR
dNCH
2-、C1-C6アルコキシ、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、またはhetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であって、hetCyc
b、R
c、およびR
dが、式Iについて定義されるとおりである、hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-である。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bCH
2-であり、hetCyc
bは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCyc
bは、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、およびR’R’’N-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、R’およびR’’は独立して、水素またはC1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、R
cR
dN-またはR
cR
dNCH
2-であり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素または(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1C(=O)NR
g-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていないか、またはハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO
2-、および(R
eR
fN)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており、各R
eおよびR
fは独立して、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和5~6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、nは1であり、mは0である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルまたはヒドロキシC1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、C1-C6アルコキシ、hetCyc
bCH
2-、またはR
cR
dNCH
2-であり、hetCyc
b、R
c、およびR
dは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bCH
2-であり、hetCyc
bは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCyc
bは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、R
bは、R
cR
dNCH
2-であり、R
cは、HまたはC1-C6アルキルであり、R
dは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、ヒドロキシルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2C(=O)NR
g(CH
2)
p-であり、pは、0または1であり、hetAr
2およびR
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、ハロゲン、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルまたはヒドロキシC1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、ヒドロキシ、hetCyc
bCH
2-、R
cR
dNCH
2-、C1-C6アルコキシ、またはhetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
b、R
c、およびR
dは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bがNおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であるhetCyc
bCH
2-であり、hetCyc
bは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、R
bは、R
cがHまたはC1-C6アルキルであり、R
dが(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである、R
cR
dNCH
2-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
4R
5NC(=O)-であり、R
4およびR
5は、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルまたはヒドロキシC1-C6アルキルである。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bCH
2-、R
cR
dNCH
2-、またはhetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
b、R
c、およびR
dは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bCH
2-であり、hetCyc
bは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を各々有する、4~6員複素環式環、7~8員架橋複素環式環、または7~10員ヘテロスピロ環式環であり、hetCyc
bは、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、およびR’R’’N-であって、R’およびR’’が独立して水素またはC1-C6アルキルである、R’R’’N-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、R
bは、R
cがHまたはC1-C6アルキルであり、R
dが(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである、R
cR
dNCH
2-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1NR
gC(=O)-であり、Ar
1およびR
gは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていないか、または1個以上のハロゲンで置換されている。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2NR
gC(=O)-であり、hetAr
2およびR
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
1は、1~2個の環窒素原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetCyc
5C(=O)-であり、hetCyc
5は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例は、以下の構造である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
4R
5NC(=O)NR
g-であり、R
4、R
5、およびR
gは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、R
4およびR
5は独立して、水素またはC1-C6アルキルである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、R
bは、hetCyc
bがNおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環である、hetCyc
bCH
2-であり、hetCyc
bは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルで任意に置換されている。一実施形態では、R
bは、R
cがHまたはC1-C6アルキルであり、R
dが(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである、R
cR
dNCH
2-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルキル)SO
2-である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和6員複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g-であり、Ar
1およびR
gは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていないか、または1個以上のハロゲンで置換されている。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
4C(=O)NR
g-であり、hetAr
4およびR
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0または1であり、mは、0である。一実施形態では、R
aは、C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2-S(=O)-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C3-C6シクロアルキル)CH
2SO
2-である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1(C1-C6アルキル)SO
2-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2SO
2-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、R
bは、OHである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていないか、または(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルで置換されている。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、R
bは、OHである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetCyc
5であり、hetCyc
5は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、C1-C6アルコキシである。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、R
bは、R
cがHであり、R
dがHである、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1(C1-C6アルキル)-O-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、または(f)R
cR
dNCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2(C1-C6アルキル)-O-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2-O-C1-C6アルキル-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1(C1-C6アルキル)NR
g-であり、Ar
1およびR
gは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていないか、または1個以上のハロゲンで置換されている。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
1は、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2-S-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、mは、0である。非限定的な例は、以下の構造である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
2SO
2NR
g(CH
2)
p-であり、pは、0または1であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルであり、Ar
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、pは、0である。一実施形態では、pは、1である。一実施形態では、Ar
2は、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびR
gR
hN-(R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルである。一実施形態では、Ar
2は、1個以上の独立して選択される(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル置換基で任意に置換されたフェニルである。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、nは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、ヒドロキシC1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルキル)NR
gC(=O)O-であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルキル)NR
gSO
2-であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0である。非限定的な例は、以下の構造である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetCyc
5C(=O)NR
g-であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルであり、hetCyc
5は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetCyc
5は、環窒素原子を有する5~6員複素環式環である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、R
bは、R
cR
dNCH
2-であり、R
cおよびR
dは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、R
cおよびR
dは、水素またはC1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Q-NR
h(C1-C3 alkyl)C(=O)NR
g-であり、R
gおよびR
hは独立して、HまたはC1-C6アルキルであり、Qは、H、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルキル)OC(=O)-である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(pp)
であり、R
gおよびR
hは独立して、HまたはC1-C6アルキルであり、Qは、H、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rは、1、2、3、または4である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、
であり、R
gおよびR
hは独立して、HまたはC1-C6アルキルであり、Qは、H、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルキル)OC(=O)-である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、
であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルであり、Qは、H、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルキル)OC(=O)-である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、R
aは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
gR
hN-であり、R
gおよびR
hは独立して、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、R
bは、ヒドロキシ、C1-C6アルコキシ-、またはhetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetCyc
bは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NR
g-であり、シクロアルキルは、1個以上のハロゲンで任意にかつ独立して置換されている。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルキル)C(=O)NR
gCH
2-であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、C1-C6アルキル)SO
2NR
g-であり、R
gは、HまたはC1-C6アルキルである。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環である。環Dが飽和7~8員架橋複素環式環であるときの「窒素である1個の環ヘテロ原子を有する」という句は、その1個の環窒素原子が、式Iの環Dにおいて示される窒素原子であることを意味する。非限定的な例としては、以下のような環が挙げられ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0または1であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有し、以下の構造を有する飽和7員架橋複素環式環であり、
式中、波線は、X
1、X
2、X
3、およびX
4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、R
bおよびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、R
bは、R
cがHまたはC1-C6アルキルであり、R
dがHまたはC1-C6アルキルである、R
cR
dN-である。一実施形態では、R
bは、R
cおよびR
dがHである、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への結合点を示す。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、Eは、(a)水素、(b)ヒドロキシ、(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ、(h)hetAr2O-、(j)hetAr2NRg-であって、RgがHまたはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、(n)R4R5NC(=O)-、(o)Ar1NRgC(=O)-であって、RgがHまたはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、および(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、RgがHまたはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-から選択され、Ar1、hetAr2、R4、およびR5は、式Iについて定義されるとおりである。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、水素である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。一実施形態では、R
bは、R
cが水素またはC1-C6アルキルであり、R
dが水素、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、ヒドロキシである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2O-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、1~2個の環窒素原子を有し、C1-C6アルコキシおよびハロゲンから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cは、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2NH-であり、hetAr
2は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、1~2個の環窒素原子を有し、かつC1-C6アルコキシ、ハロゲン、C1-C6アルコキシ(1~3個のフルオロで任意に置換された)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
3C(=O)NR
g-であり、R
3およびR
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0であり、mは、0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1C(=O)NH-であり、Ar
1は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、置換されていない。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2C(=O)NR’-であり、hetAr
2およびR’は、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、置換されていない。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、R
4R
5NC(=O)-であり、R
4およびR
5は、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、Ar
1NR
gC(=O)-であり、Ar
1およびAr
1R
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、Ar
1は、ハロゲン、CN、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。一実施形態では、Ar
1は、置換されていない。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、hetAr
2NR
gC(=O)-であり、hetAr
2およびR
gは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、hetAr
2は、1~2個の環窒素原子を有し、かつハロゲンおよびC1-C6アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環である。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7員架橋複素環式環である。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1である。環Dが飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系であるときの「窒素である1個の環ヘテロ原子を有する」という句は、当該1個の環窒素原子が、式Iの環Dにおいて示される環窒素原子であることを意味する。一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和9員ヘテロスピロ環式環系である。一実施形態では、環Dは、7-アザスピロ[3.5]ノナニル環、例えば、7-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル環である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられ、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式Iについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、または2であり、mは、0または1である。一実施形態では、nは、0または1である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは、1である。一実施形態では、mは、0または1である。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、nは0であり、mは0である。
一実施形態では、環Dは、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系であり、各R
aは独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、R
bは、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
bCH
2-、(d)R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-であって、R
iおよびR
jが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
iR
jNC(=O)CH
2OCH
2-、(e)R
cR
dN-、(f)R
cR
dNCH
2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCyc
b、hetAr
a、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2)
n-、または(j)hetCyc
b(C1-C3アルキル)OCH
2-であり、hetCyc
bは、式Iについて定義されるとおりであり、R
cは、水素またはC1-C6アルキルであり、R
dは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-であって、R
kおよびR
lが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(R
kR
lN)C1-C6アルキル-、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
mおよびR
nが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、R
mR
nNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH
2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyc
cであって、hetCyc
cが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyc
cであり、nは、0、1、2、3、4、5、または6であり、mは、0または1であり、Eは、水素である。一実施形態では、環Dは、7-アザスピロ[3.5]ノナニル環、例えば、7-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル環である。一実施形態では、nは0であり、mは0または1である。一実施形態では、R
bは、R
cが水素またはC1-C6アルキルであり、R
dが水素、C1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、R
cR
dN-である。非限定的な例としては、以下の構造が挙げられる。
一実施形態では、式Iは、式I-Aの化合物であって、式中、
X1、X2、X3、およびX4が独立して、CH、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、メチル、エチル、またはシクロプロピルであり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、
(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr1C1-C3アルキル-であって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-、
(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、
(j)hetCyca、
(k)(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-、
(l)(R1R2N)C(=O)-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)-、または
(m)hetCycaC(=O)C1-C6アルキル-であり、
hetCycaが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
環Dが、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和4~7員複素環式環である。
各Raが独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、
Rbが、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCycbCH2-、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、(e)RcRdN-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCycb、hetAra、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-、(k)hetCycbC(=O)NH-、または(l)hetAraC(=O)NH-であり、
hetCycbが、4~6員複素環式環、7~8員架橋複素環式環、または7~10員ヘテロスピロ環式環であり、各環が、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有し、hetCycbが、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、およびR’R’’N-であって、R’およびR’’が独立して水素またはC1-C6アルキルである、R’R’’N-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetAraが、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、hetAraが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、およびC1-C6アルコキシ(1~3個のフルオロで任意に置換された)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
Rcが、水素またはC1-C6アルキルであり、
Rdが、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccであり、
nが、0、1、2、3、4、5、または6であり、
mが、0または1であり、
Eが、
(a)水素、
(b)ヒドロキシ、
(c)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、
(e)hetAr2C1-C6アルキル-、
(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、
(g)Ar1O-、
(h)hetAr2O-、
(i)Ar1NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、
(j)hetAr2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、
(k)R3C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、
(l)Ar1C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、
(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-、
(n)R4R5NC(=O)-、
(o)Ar1NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、
(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-、
(r)hetCyc5C(=O)-、
(s)R4R5NC(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R4R5NC(=O)NRg-、
(t)(C1-C6アルキル)SO2-、
(u)Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-、
(v)hetAr4C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr4C(=O)NRg-、
(w)hetAr2-S(=O)-、
(x)(C3-C6シクロアルキル)CH2SO2-、
(y)Ar1(C1-C6アルキル)SO2-、
(z)hetAr2SO2-、
(aa)Ar1、
(bb)hetAr2、
(cc)hetCyc5、
(dd)C1-C6アルコキシ、
(ee)Ar1(C1-C6アルキル)-O-、
(ff)hetAr2(C1-C6アルキル)-O-、
(gg)hetAr2-O-C1-C6アルキル-、
(hh)Ar1(C1-C6アルキル)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)NRg-、または
(ii)hetAr2-S-、
(jj)Ar2SO2NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar2SO2NRg(CH2)p-、
(kk)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(ll)(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-、
(mm)(C1-C6アルキル)NRgSO2-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgSO2-、
(nn)hetCyc5C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetCyc5C(=O)NRg-、
(oo)Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である、Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-、
(pp)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rが、1、2、3、もしくは4である)、
(qq)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、
(rr)
(式中、R
gが、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、または
(ss)RgRhN-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RgRhN-、
(tt)(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NRg-であって、シクロアルキルが、任意にかつ独立して、1つ以上のハロゲンで置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NRg-、
(uu)(C1-C6アルキル)C(=O)NRgCH2-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)C(=O)NRgCH2-、または
(vv)C1-C6アルキル)SO2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、C1-C6アルキル)SO2NRg-であり、
Ar1が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO2-、ReRfN-、および(ReRfN)C1-C6アルキル-(各ReおよびRfが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されたフェニルであり、
hetAr2が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環、または1~2個の環窒素原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールであり、hetAr2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、およびヒドロキシC1-C6アルコキシ-からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetCyc5が、N、O、およびSから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~6員飽和複素環式環であり、当該複素環式環が、C1-C6アルコキシおよびオキソから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
R3が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、C1-C6アルコキシ、C3-C6シクロアルキル、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、(C3-C6シクロアルキル)O-、(C3-C6シクロアルキル)CH2O-、hetCyc7O-、Ph-O-、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルであり、当該C3-C6シクロアルキル部分の各々が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OHまたはR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)で任意に置換されており、
R4が、HまたはC1-C6アルキルであり、
R5が、1~3個のフルオロで任意に置換された、Ar2、hetAr3、Ar2CH2-、hetCyc6-CH2-、ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、またはC1-C6アルキルであり、
Ar2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびRgRhN-(RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルであるか、またはAr2が、環窒素原子を有する6員複素環式環に縮合し、かつC1-C6アルキルで任意に置換されたフェニルであり、
hetAr3が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環であり、
hetAr4が、C1-C6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたピリジン-4(1H)-オニルまたはピリジン-2(1H)-オニルであり、
hetCyc6が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環であり、
hetCyc7が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環である、式I-Aの化合物を含む。
式I-Aの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Aの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Aの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Aの一実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Aの一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Aの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Aの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Aの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、Rbは、ヒドロキシ、またはRcが水素もしくはC1-C6アルキルであり、Rdが水素もしくはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、Rbは、ヒドロキシ、またはRcが水素もしくはC1-C6アルキルであり、Rdが水素もしくはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、Rbは、ヒドロキシ、またはRcが水素もしくはC1-C6アルキルであり、Rdが水素もしくはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。
式I-Aの一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりである。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下の構造を有するピペリジン-4-イル環であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Aの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Aについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
一実施形態では、式Iは、式I-Bの化合物であって、式中、
X1、X2、X3、およびX4が独立して、CH、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、メチル、エチル、またはシクロプロピルであり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、
(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr1C1-C3アルキル-であって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-、
(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、または
(j)hetCycaであり、
hetCycaが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、およびヒドロキシC1-C6アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
環Dが、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環であり、
各Raが独立して、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキルまたはヒドロキシC1-C6アルキルであり、
Rbが、ヒドロキシ、シクロプロピル、またはRcが水素もしくはC1-C6アルキルであり、Rdが水素、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルコキシ)C(=O)-である、RcRdN-であり、
nが、0、1、2、3、4、5、または6であり、
mが、0または1であり、
Eが、
(a)水素、
(b)ヒドロキシ、
(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、
(h)hetAr2O-、
(j)hetAr2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、
(n)R4R5NC(=O)-、
(o)Ar1NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、または
(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-であり
Ar1が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびReRfN-(ReおよびRfが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルである、
hetAr2が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環、または1~2個の環窒素原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールであり、hetAr2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
R4が、HまたはC1-C6アルキルであり、
R5が、1~3個のフルオロで任意に置換された、Ar2、hetAr3、またはC1-C6アルキルであり、
Ar2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびRgRhN-(RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルであり、
hetAr3が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環である、式I-Bの化合物を含む。
式I-Bの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Bの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Bの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Bの一実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Bの一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Bの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Bの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Bの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、およびヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Rbおよびmは、式I-Bについて定義されるとおりである。一実施形態では、nは、0、1、2、3、または4である。一実施形態では、nは、0である。一実施形態では、nは0または1であり、mは0または1である。一実施形態では、nは0であり、mは1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
式I-Bの一実施形態では、Eは、R4R5NC(=O)-であり、R4およびR5は、式I-Bについて定義されるとおりである。
式I-Bの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Rbおよびmは、式I-Bについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
式I-Bの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Ra、n、Rb、およびmは、式I-Aについて定義されるとおりであり、Eは、(n)R4R5NC(=O)-であり、R4およびR5は、式I-Bについて定義されるとおりである。
式I-Bの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Eは、(h)hetAr2O-、(j)hetAr2NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、(o)Ar1NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、または(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-であり、Rbおよびmは、式I-Bについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
式I-Bの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Eは、(h)hetAr2O-、(j)hetAr2NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、(o)Ar1NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、または(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-であり、Rbおよびmは、式I-Bについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
式I-Bの一実施形態では、X
1は、Nであり、X
2、X
3、およびX
4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、ヒドロキシC1-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示し、Eは、(h)hetAr2O-、(j)hetAr2NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、(o)Ar1NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、または(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-であり、Rbおよびmは、式I-Bについて定義されるとおりである。一実施形態では、mは、0である。一実施形態では、mは、1である。一実施形態では、Rbは、RcがHまたはC1-C6アルキルであり、RdがHまたはC1-C6アルキルである、RcRdN-である。一実施形態では、Rbは、RcおよびRdがHである、RcRdN-である。
一実施形態では、式Iは、式I-Cの化合物であって、
式中、
X1、X2、X3、およびX4が独立して、CH、CF、またはNであり、X1、X2、X3、およびX4のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、メチル、エチル、またはシクロプロピルであり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、
(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr1C1-C3アルキル-であって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-、
(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、
(j)hetCyca、
(k)(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-、または
(l)(R1R2N)C(=O)-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)-であり、
hetCycaが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
Rbが、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCycbCH2-、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、(e)RcRdN-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、アルキル部分が、hetCycb、hetAra、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意に置換されているか、もしくはアルキル部分が、R’R’’N-およびOHから独立して選択される2個の置換基で置換されており、各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH2)n-、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-、(k)hetCycbC(=O)NH-、または(l)hetAraC(=O)NH-であり、
hetCycbが、4~6員複素環式環、7~8員架橋複素環式環、または7~10員ヘテロスピロ環式環であり、各環が、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有し、hetCycbが、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、およびR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素またはC1-C6アルキルである)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetAraが、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、hetAraが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、およびC1-C6アルコキシ(1~3個のフルオロで任意に置換された)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
Rcが、水素またはC1-C6アルキルであり、
Rdが、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccであり、
Eが、
(a)水素、
(b)ヒドロキシ、
(c)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、
(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、
(e)hetAr2C1-C6アルキル-、
(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、
(g)Ar1O-、
(h)hetAr2O-、
(i)Ar1NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、
(j)hetAr2NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRg-、
(k)R3C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、
(l)Ar1C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、
(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-、
(n)R4R5NC(=O)-、
(o)Ar1NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRgC(=O)-、
(p)hetAr2NRgC(=O)-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2NRgC(=O)-、
(r)hetCyc5C(=O)-、
(s)R4R5NC(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、R4R5NC(=O)NRg-、
(t)(C1-C6アルキル)SO2-、
(u)Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)C(=O)NRg-、
(v)hetAr4C(=O)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr4C(=O)NRg-、
(w)hetAr2-S(=O)-、
(x)(C3-C6シクロアルキル)CH2SO2-、
(y)Ar1(C1-C6アルキル)SO2-、
(z)hetAr2SO2-、
(aa)Ar1、
(bb)hetAr2、
(cc)hetCyc5、
(dd)C1-C6アルコキシ、
(ee)Ar1(C1-C6アルキル)-O-、
(ff)hetAr2(C1-C6アルキル)-O-、
(gg)hetAr2-O-C1-C6アルキル-、
(hh)Ar1(C1-C6アルキル)NRg-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar1(C1-C6アルキル)NRg-、
(ii)hetAr2-S-、
(jj)Ar2SO2NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar2SO2NRg(CH2)p-、
(kk)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(ll)(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgC(=O)O-、
(mm)(C1-C6アルキル)NRgSO2-であって、Rgが、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NRgSO2-、
(oo)Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である、Q-NRh(C1-C3アルキル)C(=O)NRg-、
(pp)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rが、1、2、3、もしくは4である)、
(qq)
(式中、R
gおよびR
hが独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、
(rr)
(式中、R
gが、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、または
(ss)RgRhN-であって、RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、RgRhN-、
Ar1が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO2-、ReRfN-、および(ReRfN)C1-C6アルキル-(各ReおよびRfが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されたフェニルであり、
hetAr2が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環、または1~2個の環窒素原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールであり、hetAr2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、およびヒドロキシC1-C6アルコキシ-からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されており、
hetCyc5が、N、O、およびSから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~6員飽和複素環式環であり、複素環式環が、C1-C6アルコキシおよびオキソから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、
R3が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、C1-C6アルコキシ、C3-C6シクロアルキル、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、(C3-C6シクロアルキル)O-、(C3-C6シクロアルキル)CH2O-、hetCyc7O-、Ph-O-、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルであり、当該C3-C6シクロアルキル部分の各々が、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OHまたはR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)で任意に置換されており、
R4が、HまたはC1-C6アルキルであり、
R5が、1~3個のフルオロで任意に置換された、Ar2、hetAr3、Ar2CH2-、hetCyc6-CH2-、ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C3-C6シクロアルキル)CH2-、またはC1-C6アルキルであり、
Ar2が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびRgRhN-(RgおよびRhが独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたフェニルであるか、またはAr2が、環窒素原子を有する6員複素環式環に縮合し、かつC1-C6アルキルで任意に置換されたフェニルであり、
hetAr3が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換された5~6員ヘテロアリール環であり、
hetAr4が、C1-C6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されたピリジン-4(1H)-オニルまたはピリジン-2(1H)-オニルであり、
hetCyc6が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環であり、
hetCyc7が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環である、式I-3の化合物を含む。
式I-Cの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Cの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Cの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Cの一実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Cの一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Cの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Cの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Cの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Cの一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Cの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Cの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、Ar1、hetAr2、およびRgが、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Cの一実施形態では、Rbは、(c)hetCycbCH2-であって、hetCycbが、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbが、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている、hetCycbCH2-、(e)RcRdN-、または(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、Rbは、hetCycbCH2-であり、hetCycbは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Cの一実施形態では、Rbは、RcRdN-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、Rbは、RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(c)hetCycbCH2-であり、hetCycbは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Cの一実施形態では、AはCNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、AはCNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(c)hetCycbCH2-であり、hetCycbは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Cの一実施形態では、AはCNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、AはCNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(c)hetCycbCH2-であり、hetCycbは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、AはCNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、AはCNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(c)hetCycbCH2-であり、hetCycbは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCycbは、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、AはCNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
式I-Cの一実施形態では、X1はNであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、AはCNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、(e)hetAr2C1-C6アルキル-、(g)Ar1O-、(h)hetAr2O-、(i)Ar1NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1NRg-、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、R3、Rg、Ar1、およびhetAr2が、式I-Cについて定義されるとおりである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbは、(f)RcRdNCH2-であり、Rcは、水素またはC1-C6アルキルであり、Rdは、水素、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、(1~3個のフルオロで任意に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、(RkRlN)C1-C6アルキル-であって、RkおよびRlが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、(RkRlN)C1-C6アルキル-、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-であって、RmおよびRnが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RmRnNC(=O)C1-C6アルキル-、PhCH2-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、またはhetCyccであって、hetCyccが、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意に置換されている、hetCyccである。
一実施形態では、式Iは、式I-Dの化合物であって、式中、
X1およびX3がNであり、X2およびX4がCHまたはCFであり、A、B、E、Ra、Rb、m、およびnが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Dの化合物を含む。
式I-Dの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Dの一実施形態では、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Dの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されている。
式I-Dの一実施形態では、Eは、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Dの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、Eは、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-である。
式I-Dの一実施形態では、mは1であり、nは0または1である。
式I-Dの一実施形態では、mは1であり、nは0である。
式I-Dの一実施形態では、mは1であり、nは0であり、Rbは、ヒドロキシである。
式I-Dの一実施形態では、mは0であり、nは0または1である。
式I-Dの一実施形態では、mは0であり、nは0または1であり、Raは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式I-Dの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、Eは、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、mは、0または1であり、nは、0または1であり、Raは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、ヒドロキシである。一実施形態では、mは1であり、nは0であり、Rbは、ヒドロキシである。一実施形態では、mは0であり、nは1であり、Rbは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示す。
式I-Dの一実施形態では、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換されており、Eは、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、mは、0または1であり、nは、0または1であり、Raは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、環Dは、以下であり、
式中、波線は、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクは、E基への環Dの結合点を示す。一実施形態では、mは1であり、nは0であり、Rbは、ヒドロキシである。一実施形態では、mは0であり、nは1であり、Rbは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Eの化合物であって、
式中、Eが、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHまたはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-であり、Rbが、(c)hetCycbCH2-であり、R3、A、B、X1、X2、X3、およびX4が、式Iについて定義されるとおりである、式I-Eの化合物を含む。
式I-Eの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Eの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Eの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Eの一実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式I-Eの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Fの化合物であって、
式中、Eが、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、当該アルキル部分が1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-、または(e)hetAr2C1-C6アルキル-であり、Rbが、(a)ヒドロキシ、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であって、RiおよびRjが独立してHもしくはC1-C6アルキルである、RiRjNC(=O)CH2OCH2-、または(e)RcRdN-であり、X1、X1、X3、X4、A、B、Ar1、hetAr2、Rc、およびRdが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Fの化合物を含む。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、Aは、CNである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Fの一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルまたはヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Rbは、(a)ヒドロキシである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Rbは、(d)RiRjNC(=O)CH2OCH2-であり、RiおよびRjは独立して、HまたはC1-C6アルキルである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であって、アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意に置換されている、Ar1C1-C6アルキル-である。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、RcおよびRdは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であり、当該アルキル部分は、1~3個のフルオロで任意に置換されている。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
式I-Fの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-であり、Rbは、(e)RcRdN-であり、RcおよびRdは、式Iに定義されるとおりである。一実施形態では、Eは、(d)Ar1C1-C6アルキル-であり、当該アルキル部分は、1~3個のフルオロで任意に置換されている。一実施形態では、Eは、(e)hetAr2C1-C6アルキル-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Gの化合物であって、
式中、Eが、(l)Ar1C(=O)NRg-であって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg-、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Raが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Ar1、hetAr2、X1、X1、X3、X4、A、およびBが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Gの化合物を含む。
式I-Gの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Gの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Gの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、式Iについて定義されるとおりである。
式I-Gの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Gの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されたヒドロキシC2-C6アルキル-である。一実施形態では、Bは、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Gの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(R1R2N)C1-C6アルキル-であり、R1およびR2は独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルキル)C(=O)-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される。
式I-Gの一実施形態では、Bは、hetAr1C1-C3アルキル-であり、式中、hetAr1は、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている。
式I-Gの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、式Iについて定義されるとおりである。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Hの化合物であって、
式中、Eが、(l)Ar1C(=O)NRgであって、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar1C(=O)NRg、または(m)hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であって、pが0もしくは1であり、RgがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-であり、Rbが、(a)ヒドロキシ、(c)hetCycbCH2-、(f)RcRdNCH2-、(g)C1-C6アルコキシ-、または(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-であり、Ar1、hetAr2、X1、X1、X3、X4、A、B、hetCycb、Rc、およびRdが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Hの化合物を含む。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Hの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Hの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(a)ヒドロキシである。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(c)hetCycbCH2-である。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(f)RcRdNCH2-である。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(g)C1-C6アルコキシ-である。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Iの化合物であって、
式中、Eが、(n)R4R5NC(=O)-であり、Rbが、(c)hetCycbCH2-であり、(f)RcRdNCH2-または(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-であり、X1、X1、X3、X4、A、B、hetCycb、Rc、Rd、R4、およびR5が、式Iについて定義されるとおりである、式I-Iの化合物を含む。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Iの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Iの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、C1-C6アルキルである。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(c)hetCycbCH2-である。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(f)RcRdNCH2-である。
式I-Hの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、Rbは、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Iの化合物であって、
式中、Eが、(n)R4R5NC(=O)-であり、Rbが、(c)hetCycbCH2-であり、(f)RcRdNCH2-または(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-であり、X1、X1、X3、X4、A、B、R4、R5、hetCycb、Rc、およびRdが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Iの化合物を含む。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Iの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Iの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-である。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-である。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、Rbは、(c)hetCycbCH2-である。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、Rbは、(f)RcRdNCH2-である。
式I-Iの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、Rbは、(j)hetCycb(C1-C3アルキル)OCH2-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Jの化合物であって、
式中、Eが、(n)R4R5NC(=O)-であり、Raが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、X1、X1、X3、X4、A、B、R4、およびR5が、式Iについて定義されるとおりである、式I-Jの化合物を含む。
式I-Jの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Jの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Jの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Jの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、(b)C1-C6アルキルである。
式I-Jの一実施形態では、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Jの一実施形態では、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Jの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、(b)C1-C6アルキルである。
式I-Jの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。式I-Jの一実施形態では、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Kの化合物であって、式中、Eが、(l)Ar
1C(=O)NR
g-であって、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1C(=O)NR
g-、または(m)hetAr
2C(=O)NR
g(CH
2)
p-であって、pが0もしくは1であり、R
gがHもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2C(=O)NR
g(CH
2)
p-であり、環Dが以下であり、
式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、Raが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルであり、X1、X1、X3、X4、A、B、Ar1、およびhetAr2が、式Iについて定義されるとおりである、式I-Kの化合物を含む。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Kの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Kの一実施形態では、Bは、(a)水素、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から独立して選択される、(R1R2N)C1-C6アルキル-、(g)hetAr1C1-C3アルキルであって、hetAr1が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1個以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている、hetAr1C1-C3アルキル、または(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、式Iについて定義されるとおりである。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(a)水素である。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(f)(R1R2N)C1-C6アルキル-であり、R1およびR2は独立して、H、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から選択される。
式I-Kの一実施形態では、Bは、(g)hetAr1C1-C3アルキル-であり、式中、hetAr1は、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意に置換されている。
式I-Kの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-であり、hetCycaは、式Iについて定義されるとおりである。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Lの化合物であって、式中、Eが、(g)Ar
1O-または(h)hetAr
2-O-であり、環Dが、以下であり、
式中、波線が、X1、X2、X3、およびX4を含む環への環Dの結合点を示し、X1、X1、X3、X4、A、B、Ar1、およびhetAr2が、式Iについて定義されるとおりである、式I-Lの化合物を含む。
式I-Lの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Lの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Lの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Lの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、または(k)(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-である。
式I-Lの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、X4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。
式I-Lの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、X4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、アルキル部分がC3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-である。
式I-Lの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、X4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(i)(hetCyca)C1-C3アルキル-、または(k)(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R1およびR2が独立して、HおよびC1-C6アルキルから選択される、(R1R2N)C(=O)C1-C6アルキル-である。
一実施形態では、式Iの化合物は、式I-Mの化合物であって、
式中、Eが、(k)R3C(=O)NRg-であって、RgがHまたはC1-C6アルキルである、R3C(=O)NRg-であり、Rbが、(a)ヒドロキシであり、X1、X1、X3、X4、R3、A、およびBが、式Iについて定義されるとおりである、式I-Mの化合物を含む。
式I-Mの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHである。
式I-Mの一実施形態では、Aは、CNである。
式I-Mの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNである。
式I-Mの一実施形態では、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、(b)C1-C6アルキルである。
式I-Mの一実施形態では、X1は、Nであり、X2、X3、およびX4は、CHであり、Aは、CNであり、Bは、(b)1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである。一実施形態では、Bは、(b)C1-C6アルキルである。
式I-Mの一実施形態では、R3は、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、またはC3-C6シクロアルキルであり、当該C3-C6シクロアルキルは、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OH、またはR’R’’N-(R’およびR’’が独立して水素もしくはC1-C6アルキルである)で任意に置換されている。
式Iの化合物は、その薬学的に許容される塩を含む。さらに、式Iの化合物は、必ずしも薬学的に許容可能ではなく、かつ式Iの化合物の調製および/もしくは精製のため、ならびに/または式Iの化合物のエナンチオマーの分離のための中間体として有用であり得る、かかる化合物の他の塩も含む。式Iの化合物の薬学的に許容される塩の非限定的な例としては、一塩酸塩、二塩酸塩、トリフルオロ酢酸、およびジ-トリフルオロ酢酸塩が挙げられる。一実施形態では、式Iの化合物は、トリフルオロ酢酸および二塩酸塩を含む。
式Iの化合物またはそれらの塩が溶媒和物の形態で単離され得、したがって、任意のかかる溶媒和物が本発明の範囲内に含まれることがさらに理解されよう。例えば、式Iの化合物およびその塩は、水、エタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒と共に、非溶媒和および溶媒和形態で存在することができる。
一実施形態では、式Iの化合物は、実施例1~819の化合物、ならびにその立体異性体および薬学的に許容される塩および溶媒和物を含む。一実施形態では、実施例1~819の化合物は、遊離塩基形態である。一実施形態では、実施例1~819の化合物は、二塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である。
「薬学的に許容可能な」という用語は、化合物またはその塩もしくは組成物が、製剤を構成する他の成分および/またはそれを用いて治療される患者と化学的および/または毒物学的に適合することを示す。
本明細書に提供される化合物はまた、かかる化合物を構成する原子のうちの1つ以上で、非天然の割合の原子の同位体を含有し得る。すなわち、原子は、とりわけ式Iの化合物に関連して言及する場合、天然または合成産生のいずれかのその原子の全ての同位体および同位体混合物を、天然存在度で、または同位体濃縮形態のいずれかで含む。例えば、水素に言及する場合、1H、2H、3H、またはそれらの混合物を指すことが理解され、炭素に言及する場合、11C、12C、13C、14C、またはそれらの混合物を指すことが理解され、窒素に言及する場合、13N、14N、15N、またはそれらの混合物を指すことが理解され、酸素に言及する場合、14O、15O、16O、17O、18O、またはそれらの混合物を指すことが理解され、フルオロに言及する場合、18F、19F、またはそれらの混合物を指すことが理解される。したがって、本明細書に提供される化合物はまた、1つ以上の原子の1つ以上の同位体を有する化合物およびそれらの混合物を含み、これには放射性化合物も含まれ、1つ以上の非放射性原子は、その放射性濃縮同位体のうちの1つによって置き換えられている。放射標識化合物は、治療薬、例えば、癌治療薬、研究試薬、例えば、アッセイ試薬、および診断剤、例えば、インビボ撮像剤として有用である。本明細書に提供される化合物の全ての同位体の変種は、放射性であってもなくても、本発明の範囲内に包含されることが意図される。
例示目的のために、スキーム1~6は、本明細書に提供される化合物ならびに主要な中間体を調製するための一般的な方法を示す。個々の反応ステップのより詳細な説明については、以下の実施例のセクションを参照されたい。当業者であれば、他の合成経路を使用して本発明の化合物を合成することができることを理解するであろう。特定の開始材料および試薬がスキーム中で示され、以下に考察されるが、多様な誘導体および/または反応条件を提供するために他の開始材料および試薬を容易に代用することができる。さらに、下記の方法によって調製される化合物の多くは、当業者に周知である従来の化学を使用して、本開示を考慮してさらに修飾することができる。
スキーム1は、AがCNであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物Xの合成のための一般スキームを示す。
化合物2は、市販の3-ブロモ-5-メトキシピリジン(化合物1)をO-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンで処理することによって得られる。O-メチルスルホニルヒドロキシルアミンは、Mendiola,J.,et al.,Org.Process Res.Dev.2009,13(2),263-267に記載されるように調製することができる。化合物2をプロピオル酸エチルと反応させて、化合物3Aおよび3Bの混合物を得ることができ、これは、典型的には、それぞれ約2:1~9:1の比で得られる。化合物3Aおよび3Bの混合物を48%HBrを用いて高温で処理し、続いて再結晶化またはクロマトグラフィー精製を行って、化合物4Aを副異性体として、および化合物4Bを主異性体として単離することができる。単離後、化合物4AをPOCl3で処理して、化合物5を得ることができる。NH2OHを使用してホルミル基をオキシム基に変換して、化合物6を得ることができる。無水酢酸を使用してオキシム基をニトリル基に変換して、化合物7を得ることができる。化合物7を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物7のメトキシ基をヒドロキシ基に変換して、化合物8を得ることができる。
基Bが水素である場合、適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、化合物8を、対応するボロン酸エステル化合物10(環D、E、X1、X2、X3、およびX4は式Iについて定義されるとおりであり、Zは-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyはHもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)とカップリングして、化合物11aを得ることによって化合物12を調製することができ、化合物10の環Dが、RcRdN-(RcおよびRdのうちの一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基によって保護されてもよい。存在する場合、化合物11aの環Dの置換基上のアミノ保護基を標準条件下で除去して(例えば、化合物11aを酸性条件、例えばHClに処理することによってBoc基を除去することができる)、Bが水素である化合物12を得ることができる。代替的には、E基を下記のような標準条件下で官能化(すなわち、適切な試薬で反応または処理)して、Bが水素であり、Eが水素ではないことを除き、Eが式Iについて定義されるとおりである、化合物12を得ることができる。
代替的には、基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物11aを、Mitsunobu反応条件(PPh3およびアゾジカルボン酸ジイソプロピル)下でC1-C6アルキル-OH、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-OH、hetAr1C1-C3アルキル-OH、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-OH、(hetCyca)C1-C3アルキル-OH、hetCycaOH、またはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-OH(式中、hetAr1およびhetCycaは式Iについて定義されるとおりである)などの試薬と反応させて、化合物11を得ることができる。次いで、上記のように化合物11から化合物12を調製することができる。
代替的には、基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物8を、塩基(例えば、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩)の存在下で、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R
1R
2N)C1-C6アルキル-X、hetAr
1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyc
a)C1-C3アルキル-X、hetCyc
a-X、またはhetCyc
aC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R
1、R
2、hetAr
1、およびhetCyc
aは、式Iについて定義されるとおりであり、Xは、脱離原子または基(ハロゲン化物もしくはトリフレートなど)であり)などの試薬(当該試薬の各々は、保護基(例えば、B基が1つまたは2つの追加のヒドロキシ基を有する場合、t-ブチルメチルシリル基))で任意に置換されている)と反応させることによって化合物9を調製することができる。例えば、Bが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである場合、化合物8を、C1-C6アルキル-X(式中、Xは、BrもしくはClなどのハロゲンであるか、トリフレートなどの脱離基である)と反応させることによって化合物を調製することができる。次いで、適切なパラジウム触媒クロスカップリング反応条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh
3)
4およびNa
2CO
3)を使用して、化合物9を、対応するボロン酸エステル化合物10とカップリングすることによって、化合物11を調製することができ、化合物10の環Dが、R
cR
dN-(R
cおよびR
dのうちの一方または両方が水素である)であるR
bで置換されている場合、R
bの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基で保護されてもよい。次いで、上記のように化合物11から化合物12を調製することができる。
スキーム2は、AがCNであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物17の合成のための別の一般スキームを示す。
適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、Bが式Iについて定義されるとおりである化合物9(例えば、スキーム1に記載されるように調製された)を化合物13(X1、X2、X3、およびX4は、式Iについて定義されるとおりであり、L2は、トリフレートまたはハロゲン化物などの脱離基であり、Zは、-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyは、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)とカップリングして、化合物14を得ることができる。適切なSNAr条件下で(例えば、任意に、K2CO3などの塩基の存在下で、かつ高温で)化合物14を化合物15とカップリングすることによって化合物16を調製することができ、化合物15の環Dが、RcRdN-(式中、RcおよびRdのうちの一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基で保護されてもよい。次いで、存在する場合、アミノ保護基を標準条件下で除去して(例えば、化合物1を酸性条件、例えばHClに処理することによってBoc基を除去することができる)、EがHである化合物17を得ることができる。
代替的には、E基を下記のような標準条件下で官能化(すなわち、適切な試薬で反応または処理)して、EがHではないことを除き、Eが式Iについて定義されるとおりである、化合物17を得ることができる。
スキーム3は、AがHであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物21の合成のための一般スキームを示す。
適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、化合物4A(例えば、スキーム1に記載されるように調製された)を、対応するボロン酸エステル化合物10(環D、E、X1、X2、X3、およびX4は式Iについて定義されるとおりであり、Zは-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyはHもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)とカップリングすることによって化合物18を調製することができ、化合物10の環Dが、RcRdN-(RcおよびRdのうちの一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基によって保護されてもよい。化合物18を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物19を調製することができる。
基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物19を、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R1R2N)C1-C6アルキル-X、hetAr1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyca)C1-C3アルキル-X、hetCyca-X、またはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、式Iについて定義されるとおりであり、Xは、脱離原子または基(ハロゲン化物もしくはトリフレートなど)であり)などの試薬(当該試薬の各々は、保護基(例えば、Bが1つまたは2つの追加のヒドロキシ基を有する場合、t-ブチルメチルシリル基))で任意に置換されている)と反応させることによって化合物20を調製することができる。例えば、Bが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである場合、化合物19を、C1-C6アルキル-X(式中、Xは、BrもしくはClなどのハロゲンであるか、トリフレートなどの脱離基である)と反応させることによって化合物を調製することができる。次いで、化合物20から化合物21を調製することができる。環Dがアミノ保護基を有する置換基を含む場合、アミノ保護基を標準条件下で除去して(例えば、化合物20を酸性条件、例えばHClに処理することによってBoc基を除去することができる)、EがHである化合物21を得ることができる。
代替的には、化合物20のE基を下記のような標準条件下で官能化(すなわち、適切な試薬で反応または処理)して、EがHではないことを除き、Eが式Iについて定義されるとおりである、化合物21を得ることができる。
代替的には、基Bが水素である場合、本明細書に記載される脱保護および任意の官能化ステップに従って化合物19から化合物21を調製することができる。
スキーム4は、AがHであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物21の合成のための代替的な一般スキームを示す。
化合物4A(例えば、スキーム1に記載されるように調製された)を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物22を調製することができる。
基Bが水素である場合、適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、化合物22を、対応するボロン酸エステル化合物10(環D、X1、X2、X3、およびX4は式Iについて定義されるとおりであり、Zは-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyはHもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)とカップリングすることによって化合物19を調製することができ、化合物10の環Dが、RcRdN-(RcおよびRdのうちの一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基によって保護されてもよい。スキーム3について記載されるプロセスに従って化合物19から化合物21を調製することができる。
代替的には、基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物22を、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R1R2N)C1-C6アルキル-X、hetAr1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyca)C1-C3アルキル-X、hetCyca-X、またはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、式Iについて定義されるとおりであり、Xは、脱離原子または基(ハロゲン化物もしくはトリフレートなど)であり)などの試薬(当該試薬の各々は、保護基(例えば、Bが1つまたは2つの追加のヒドロキシ基を有する場合、t-ブチルメチルシリル基))で任意に置換されている)と反応させることによって化合物23を調製することができる。例えば、Bが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである場合、化合物22を、C1-C6アルキル-X(式中、Xは、BrもしくはClなどのハロゲンであるか、トリフレートなどの脱離基である)と反応させることによって化合物を調製することができる。スキーム3に記載されるように化合物23を化合物10とカップリングすることによって化合物20を調製することができる。スキーム3について記載されるプロセスに従って化合物20から化合物21を調製することができる。
代替的には、基Bが水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物19を、Mitsunobu反応条件(PPh
3およびアゾジカルボン酸ジイソプロピル)下で、(C1-C6アルキル)OH、適切に置換された(C1-C3アルキル)OH、適切に置換された(C1-C6アルキル)OH、またはhetCyc
aOH(すなわち、式中、hetCyc
aは、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意に置換された)C1-C6アルキル、またはヒドロキシC1-C6アルキルで任意に置換されている)などの基と反応させることによって化合物20を調製することができる。スキーム3について記載されるプロセスに従って化合物20から化合物21を調製することができる。
スキーム5は、AがHであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物21の合成のための代替的な一般スキームを示す。
化合物4A(例えば、スキーム1に記載されるように調製された)を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物22を調製することができる。
基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物22を、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R1R2N)C1-C6アルキル-X、hetAr1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyca)C1-C3アルキル-X、hetCyca-X、またはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、式Iについて定義されるとおりであり、Xは、脱離原子または基(ハロゲン化物もしくはトリフレートなど)であり)などの試薬(当該試薬の各々は、保護基(例えば、Bが1つまたは2つの追加のヒドロキシ基を有する場合、t-ブチルメチルシリル基))で任意に置換されている)と反応させることによって化合物23を調製することができる。例えば、Bが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである場合、化合物22を、C1-C6アルキル-X(式中、Xは、BrもしくはClなどのハロゲンであるか、トリフレートなどの脱離基である)と反応させることによって化合物を調製することができる。
適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、化合物23を、化合物13(X1、X2、X3、およびX4は、式Iについて定義されるとおりであり、L2は、トリフレートまたはハロゲン化物などの脱離基であり、Zは、-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyは、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)と反応させることによって、化合物24を調製することができる。
基Bが水素である場合、上記のように化合物22を化合物13と直接反応させることによって化合物24を調製することができる。
適切なSNAr条件下で(例えば、任意に、K2CO3などの塩基の存在下で、かつ高温で)化合物24を化合物15(式中、環DおよびEは、式Iについて定義されるとおりである)とカップリングすることによって化合物20を調製することができる。化合物15の環Dが、一級または二級環窒素原子を有する置換基を含む場合、置換基は、カップリングの前に適切なアミノ保護基で保護されてもよく、次いで、このアミノ保護基は、上記のようにカップリングの後に除去されてもよい。
スキーム3について記載されるプロセスに従って化合物20から化合物21を調製することができる。
スキーム6は、AがClであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、n、m、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、化合物31の合成のための一般スキームを示す。
化合物4A(例えば、スキーム1に記載されるように調製された)を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物25を調製することができる。
化合物25を三塩化アルミニウムで処理することによって化合物26を調製することができる。
基Bが、水素以外で式Iについて定義されるとおりである場合、化合物26を、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R1R2N)C1-C6アルキル-X、hetAr1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyca)C1-C3アルキル-X、hetCyca-X、またはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、式Iについて定義されるとおりであり、Xは、脱離原子または基(ハロゲン化物もしくはトリフレートなど)であり)などの試薬(当該試薬の各々は、保護基(例えば、Bが1つまたは2つの追加のヒドロキシ基を有する場合、t-ブチルメチルシリル基))で任意に置換されている)と反応させることによって化合物27を調製することができる。例えば、Bが、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキルである場合、化合物22を、C1-C6アルキル-X(式中、Xは、BrもしくはClなどのハロゲンであるか、トリフレートなどの脱離基である)と反応させることによって化合物を調製することができる。
適切なパラジウム触媒クロスカップリング試薬条件、例えば、Suzukiカップリング反応条件(例えば、無機塩基の存在下でのパラジウム触媒および任意にリガンド、例えば、高温のジオキサン中でのPd(PPh3)4およびNa2CO3)を使用して、化合物25、26、および27を、対応するボロン酸エステル化合物10(環D、E、X1、X2、X3、およびX4は式Iについて定義されるとおりであり、Zは-B(ORx)(ORy)であり、RzおよびRyはHもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyはそれらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成する)とカップリングすることによって、それぞれ化合物28(基Bがメチルである場合)、29(基Bが水素である場合)、および30(基Bが水素以外である場合)を調製することができ、の環Dが、RcRdN-(RcおよびRdのうちの一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子は、カップリングの前に適切なアミノ保護基によって保護されてもよい。存在する場合、化合物29または30の環Dの置換基上のアミノ保護基を標準条件下で除去して(例えば、化合物1を酸性条件、例えばHClに処理することによってBoc基を除去することができる)、EがHである化合物31を得ることができる。
代替的には、E基を下記のような標準条件下で官能化(すなわち、適切な試薬で反応または処理)して、EがHではないことを除き、Eが式Iについて定義されるとおりである、化合物31を得ることができる。
スキーム1~6に記載される化合物11、11a、16、19、20、29、および30のE基を官能化して(すなわち、適切な試薬で反応または処理して)、当業者に周知である標準的な化学を使用してE(Eは水素以外で式Iについて定義されるE基のいずれかである)を導入してもよい。本明細書で使用される場合、「官能化された」という用語は、一般式Iの化合物のE基を適切な試薬で反応または処理して、式Iの化合物を得るプロセスステップを指し、Eは、水素以外で式Iについて定義されるとおりである。
例えば、アミド誘導体(例えば、EがAr1C(=O)NRg-である場合、hetAr2C(=O)NRg(CH2)p-(pは0もしくは1である)またはR4R5NC(=O)NRg-は、従来のアミド結合形成条件を使用して、例えば、適切な溶媒(DCMなど)中、塩基(例えば、DIEAなどのアミン塩基)の存在下で、Eが-NH2である化合物11を、酸塩化物などのカルボン酸誘導体と反応させて、官能化された化合物12を得ることによって得ることができる。代替的には、従来のアミド結合形成条件を使用して、例えば、カルボン酸を活性化剤(例えば、HATU)で処理し、続いて、適切な溶媒(DMAなど)中、塩基((例えば、DIEAなどのアミン塩基)の存在下で化合物11を添加することによって、Eが-NH2である化合物11をカルボン酸と反応させて、官能化された化合物12を得ることができる。同じ化学を化合物11a、16、19、20、29、および30で利用して、官能化された化合物12、17、21、および31を調製することができる。
別の例として、Eが-NH2である化合物11を、適切な塩基(例えば、DIEA)の存在下で、式R4R5N=C(=O)を有する化合物(式中、R4およびR5は式Iについて定義されるとおりである)と反応させて、官能化された化合物12を得ることによって、尿素誘導体(例えば、EがR4R5NHC(=O)NRg-である)を調製することができる。同じ化学を化合物11a、16、19、20、29、および30で利用して、官能化された化合物12、17、21、および31を調製することができる。
別の例として、Eがヒドロキシである化合物11を、適切な溶媒(例えば、DMAなどの非プロトン性溶媒)中、無機塩基(例えば、水素化ナトリウムまたは水素化カリウムなどのアルカリ金属水素化物)の存在下で、式(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、Ar1-X、またはhetAr2-Xを有する化合物(式中、Xはハロゲンである)と反応させることによって、アルコキシ、アリールオキシ、またはヘテロアリールオキシ誘導体(例えば、Eが(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ、Ar1O-、またはhetAr2O-である)を調製することができる。同じ化学を化合物11a、16、19、20、29、および30で利用して、官能化された化合物12、17、21、および31を調製することができる。
本明細書で使用される「アミノ保護基」という用語は、化合物上の他の官能基で反応が行われる間にアミノ基をブロックまたは保護するために一般に用いられる基の誘導体を指す。本明細書に記載されるプロセスのいずれかにおける使用のための好適な保護基の例としては、カルバメート、アミド、アルキルおよびアリール基、イミン、ならびに所望のアミン基を再生するために除去され得る多くのN-ヘテロ原子誘導体が挙げられる。アミノ保護基の非限定的な例は、アセチル、トリフルオロアセチル、t-ブチルオキシカルボニル(「Boc」)、ベンジルオキシカルボニル(「CBz」)、および9-フルオレニルメチレンオキシカルボニル(「Fmoc」)である。これらの基および他の保護基のさらなる例は、T.W.Greene,et al.Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.New York:Wiley Interscience,2006に見出される。
したがって、本明細書に定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、
(a)EがHであり、AがCNであり、B、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、およびnが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、以下の式を有する対応する化合物9であって、
式中、Bが式1について定義されるとおりである、化合物9を、パラジウム触媒および任意にリガンドの存在下、かつ塩基の存在下で、式10を有するボロン酸エステルであって、
式中、Zが、-B(ORx)(ORy)であり、RxおよびRyが、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyは、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X1、X2、X3、X4、Ra、Rb、m、およびnが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの一方もしくは両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、カップリングの前にRbの窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい、式10を有するボロン酸エステルとカップリングし、続いて、存在する場合、保護基を除去するか、または
(b)Eが水素ではないことを除いて、A、B、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、以下の式の対応する化合物であって、
式中、環D、B、X1、X2、X3、X4、Ra、Rb、m、およびnが、式1について定義されるとおりであり、E1が、-NH2もしくはOHである、化合物を官能化するか、または
(c)AがCNであり、B、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、式14の対応する化合物であって、
式中、環D、B、X
1、X
2、X
3、およびX
4が、式1についてに定義されるとおりであり、L
2が、ハロゲンもしくはトリフレートなどの脱離基である、式14の対応する化合物を、塩基の存在下で、式15の化合物であって、
式中、環D、Ra、Rb、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの両方もしくは一方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、カップリングの前にRbの窒素原子が適切なアミノ保護基によって保護されてもよい、式15の化合物とカップリングし、任意に続いて、存在する場合、アミノ保護基を除去するか、または
(d)EがHであり、AがCNであり、B、X
1、X
2、X
3、X
4、および環Dが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、式14の対応する化合物であって、
式中、L
2が、脱離基であり、B、X
1、X
2、X
3、およびX
4が、式1について定義されるとおりである、式14の対応する化合物を、塩基の存在下で、式15の化合物であって、
式中、環D、Ra、Rb、m、およびnが、式1について定義されるとおりであり、Eが水素であり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの両方または一方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、カップリングの前にRbの窒素原子が適切なアミノ保護基によって保護されてもよい、式15の化合物とカップリングし、任意に続いて、存在する場合、アミノ保護基を除去するか、または
(e)AがHであり、BがHであり、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、およびEが、式1について定義されるとおりである、式Iの化合物については、式18の対応する化合物であって、
式中、AがHであり、BがHであり、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、R
cR
dN-(R
cおよびR
dの両方または一方が水素である)であるR
b置換基で置換されている場合、R
bの窒素原子がアミノ保護基で保護されてもよい、式18の対応する化合物を、三塩化アルミニウムで処理して化合物19を得て、
任意に続いて、存在する場合、アミノ保護基を除去するか、または
(f)AがHであり、B、X1、X2、X3、X4、環D、Ra、Rb、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、
式中、AがHであり、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、R
cR
dN-(R
cおよびR
dの両方または一方が水素である)であるR
b置換基で置換されている場合、R
bの窒素原子が適切なアミノ保護基で保護されてもよい、式18の対応する化合物を、三塩化アルミニウムで処理して化合物19を得て、
(ii)化合物19を、1~3個のフルオロで任意に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されてリう)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意に置換されている)、1~3個のフルオロで任意に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R1R2N)C1-C6アルキル-X、hetAr1C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyca)C1-C3アルキル-X、hetCyca-X、もしくはhetCycaC(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R1、R2、hetAr1、およびhetCycaは、式1について定義されるとおりであり、Xは、脱離原子もしくは基である)と反応させ、任意に続いて、存在する場合、アミノ保護基を除去するか、または
(g)AがHもしくはClであり、BがHであり、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、以下の式の化合物であって、
式中、AがHもしくはClである、化合物を、式10を有するボロン酸エステルであって、
式中、Zが、-B(ORx)(ORy)であり、RxおよびRyが、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyは、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X1、X2、X3、X4、Ra、Rb、m、およびnが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの一方もしくは両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、当該カップリングの前にRbの窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい、式10を有するボロン酸エステルとカップリングし、続いて、存在する場合、保護基を除去するか、または
(h)AがHもしくはClであり、B、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりである、式1の化合物については、以下の式の化合物であって、
式中、AがHもしくはClである、化合物を、式10の対応するボロン酸エステル化合物であって、
式中、Zが、-B(ORx)(ORy)であり、RxおよびRyが、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはRxおよびRyは、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X1、X2、X3、X4、Ra、Rb、m、およびnが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの一方もしくは両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、当該カップリングの前にRbの窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい、式10を有するボロン酸エステルとカップリングし、続いて、存在する場合、保護基を除去するか、または
(i)AがHであり、B、X
1、X
2、X
3、X
4、環D、R
a、R
b、m、n、およびEが、式Iについて定義されるとおりである、式Iの化合物については、式24の化合物であって、
式中、B、X
1、X
2、X
3、およびX
4が、式1について定義されるとおりであり、L
2が、脱離基もしくは原子である、式24の化合物を、式15の対応する化合物であって、
式中、環D、Ra、Rb、m、n、およびEが、式1について定義されるとおりであり、環Dが、RcRdN-(RcおよびRdの両方もしくは一方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、Rbの窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい、式15の化合物とカップリングし、任意に続いて、存在する場合、アミノ保護基を除去することと、
存在する場合、いかなる追加の保護基も除去し、任意に、その薬学的に許容される塩を形成することと、を含む、プロセスが本明細書にさらに提供される。
本明細書で使用される「アミノ保護基」という用語は、化合物上の他の官能基で反応が行われる間にアミノ基をブロックまたは保護するために一般的に用いられる基の誘導体を指す。本明細書に記載されるプロセスのいずれかにおける使用のための好適な保護基の例としては、カルバメート、アミド、アルキルおよびアリール基、イミン、ならびに所望のアミン基を再生するために除去され得る多くのN-ヘテロ原子誘導体が挙げられる。アミノ保護基の非限定的な例としては、アセチル、トリフルオロアセチル、t-ブチルオキシカルボニル(「Boc」)、ベンジルオキシカルボニル(「CBz」)、および9-フルオレニルメチレンオキシカルボニル(「Fmoc」)が挙げられる。これらの基および他の保護基のさらなる例は、T.W.Greene,et al.Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.New York:Wiley Interscience,2006に見出される。
ヒドロキシ基は、例えば、T.W.Greene,et al.,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.New York:Wiley Interscience,2006に記載されるような任意の好都合なヒドロキシ保護基で保護することができる。例としては、ベンジル、トリチル、シリルエーテルなどが挙げられる。
上記の方法のいずれかに記載される化合物中の窒素原子は、例えば、Greene&Wuts,eds.,「Protecting Groups in Organic Synthesis」,2nd ed.New York;John Wiley&Sons,Inc.,1991に記載されるような任意の好都合な窒素保護基で保護することができる。窒素保護基の例としては、アシルおよびアルコキシカルボニル基、例えば、t-ブトキシカルボニル(BOC)、フェノキシカルボニル、および[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)が挙げられる。
試験化合物がRET阻害剤として作用する能力は、実施例Aに記載されるアッセイによって実証することができる。IC50値は、表5に示される。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、強力かつ選択的なRET阻害を呈する。例えば、本明細書に提供される化合物は、関連するキナーゼに対する最小限の活性を伴って、野生型RET、ならびにKIF5B-RET融合およびV804Mゲートキーパー変異を含む選択的RET変異体に対するナノモル効果を呈する。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、RETキナーゼを選択的に標的とする。例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、別のキナーゼまたは非キナーゼ標的よりもRETキナーゼを選択的に標的とすることができる。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、別のキナーゼよりもRETキナーゼに対して少なくとも30倍の選択性を呈する。例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、別のキナーゼよりもRETキナーゼに対して少なくとも40倍の選択性、少なくとも50倍の選択性、少なくとも60倍の選択性、少なくとも70倍の選択性、少なくとも80倍の選択性、少なくとも90倍の選択性、少なくとも100倍の選択性、少なくとも200倍の選択性、少なくとも300倍の選択性、少なくとも400倍の選択性、少なくとも500倍の選択性、少なくとも600倍の選択性、少なくとも700倍の選択性、少なくとも800倍の選択性、少なくとも900倍の選択性、または少なくとも1000倍の選択性を呈する。いくつかの実施形態では、別のキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性は、細胞アッセイ(例えば、本明細書に提供される細胞アッセイ)において測定される。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、KDRキナーゼ(例えば、VEGFR2)を上回るRETキナーゼに対する選択性を呈し得る。いくつかの実施形態では、、ゲートキーパー変異体効力を失うことなく、KDRキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性が認められる。いくつかの実施形態では、KDRキナーゼを上回る選択性は、KIF5B-RETの阻害と比較して、少なくとも10倍(例えば、少なくとも40倍の選択性、少なくとも50倍の選択性、少なくとも60倍の選択性、少なくとも70倍の選択性、少なくとも80倍の選択性、少なくとも90倍の選択性、少なくとも100倍の選択性、少なくとも150倍の選択性、少なくとも200倍の選択性、少なくとも250倍の選択性、少なくとも300倍の選択性、少なくとも350倍の選択性、または少なくとも400倍の選択性)である(すなわち、化合物は、KDRよりもKIF5B-RETに対してより効力を有した)。いくつかの実施形態では、KDRキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性は、約30倍である。いくつかの実施形態では、KDRキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性は、少なくとも100倍である。いくつかの実施形態では、KDRキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性は、少なくとも150倍である。いくつかの実施形態では、KDRキナーゼを上回るRETキナーゼに対する選択性は、少なくとも400倍である。いかなる理論にも拘束されないが、強力なKDRキナーゼ阻害は、RETを標的とする多標的キナーゼ阻害剤(MKI)の一般的な特徴であると考えられており、かかる化合物で認められる用量制限毒性の源であり得る。
いくつかの実施形態では、V804Mの阻害は、野生型RETについて認められたものと類似していた。例えば、V804Mの阻害は、野生型RETの約2倍以内(例えば、約5倍、約7倍、約10倍)であった(すなわち、化合物は、野生型RETおよびV804Mに対して同様に強力であった)。いくつかの実施形態では、別のキナーゼを上回る野生型またはV804M RETキナーゼに対する選択性は、酵素アッセイ(例えば、本明細書に提供される酵素アッセイ)において測定される。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、RET変異体細胞に対して選択的細胞傷害性を呈する。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、脳および/または中枢神経系(CNS)浸透を呈する。かかる化合物は、血液脳関門を通過し、脳および/または他のCNS構造においてRETキナーゼを阻害することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、治療有効量で血液脳関門を通過することができる。例えば、癌(例えば、RET関連脳またはCNS癌などのRET関連癌)を有する患者の治療は、患者への化合物の投与(例えば、経口投与)を含み得る。いくつかのかかる実施形態では、本明細書に提供される化合物は、原発性脳腫瘍または転移性脳腫瘍を治療するために有用である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、高GI吸収、低クリアランス、および薬物-薬物相互作用に対する低い潜在能力のうちの1つ以上を呈する。
式Iの化合物は、RETキナーゼ阻害剤で治療することができる疾患および障害、例えば、RET関連疾患および障害、例えば、血液癌および固形腫瘍を含む癌などの増殖性障害、ならびにIBSなどの胃腸障害を治療するために有用である。
本明細書で使用される場合、「治療する」または「治療」という用語は、治療手段または緩和手段を指す。有益なまたは所望の臨床結果としては、検出可能であるか検出不可能であるかにかかわらず、疾患または障害または状態に関連する症状の全体的または部分的な軽減、疾患の程度の減退、疾患の安定した(すなわち、悪化しない)状態、疾患進行の遅延または減速、疾患状態(例えば、疾患の1つ以上の症状)の改善または緩和、および寛解(部分または完全にかかわらず)が挙げられる。「治療」はまた、治療を受けていない場合に予想される生存期間と比較して、生存期間を延長させることを意味する場合がある。
本明細書で使用される場合、「対象」、「個体」、または「患者」という用語は互換的に使用され、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、霊長類、およびヒトを含む任意の動物を指す。いくつかの実施形態では、患者は、ヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、治療および/または予防される疾患または障害の少なくとも1つの症状を経験および/または呈している。いくつかの実施形態では、対象は、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌(RET関連癌)を有すると同定または診断されている(例えば、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される)。いくつかの実施形態では、対象は、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍を有する(例えば、規制当局承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される)。対象は、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍(複数可)を有する対象であり得る(例えば、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して陽性として同定される)。対象は、その腫瘍がRET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する腫瘍対象であり得る(例えば、その腫瘍は、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのキットまたはアッセイを使用してそのように同定される)。いくつかの実施形態では、対象は、RET関連癌を有することが疑われる。いくつかの実施形態では、対象がRET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する腫瘍を有することを示す臨床記録を有する(かつ任意に、臨床記録は、対象が本明細書に提供される組成物のいずれかで治療されるべきであることを示す)。いくつかの実施形態では、患者は、小児患者である。
本明細書で使用される「小児患者」という用語は、診断または治療の時点で21歳未満の患者を指す。「小児」という用語は、新生児(生後1ヵ月まで)、幼児(1カ月~2歳)、子供(2歳~12歳)、および青年(12歳~21歳(22歳の誕生日まで(22歳の誕生日は含まない)))を含む様々な部分集団にさらに分けることができる。Berhman RE,Kliegman R,Arvin AM,Nelson WE.Nelson Textbook of Pediatrics,15th Ed.Philadelphia:W.B.Saunders Company,1996、Rudolph AM,et al.Rudolph’s Pediatrics,21st Ed.New York:McGraw-Hill,2002、およびAvery MD,First LR.Pediatric Medicine,2nd Ed.Baltimore:Williams&Wilkins;1994。いくつかの実施形態では、小児患者は、生後28日目まで、29日目~2歳、2歳~12歳未満、12歳~21歳(22歳の誕生日まで(22歳の誕生日は含まない))である。いくつかの実施形態では、小児患者は、生後28日目まで、29日目~1歳未満、1カ月~4カ月未満、3カ月~7カ月未満、6カ月~1歳未満、1歳~2歳未満、2歳~3歳未満、2歳~7歳未満、3歳~5歳未満、5歳~10歳未満、6歳~13歳未満、10歳~15歳未満、10歳~15歳未満、または10歳~22未満である。
ある特定の実施形態では、式Iの化合物は、本明細書に定義される疾患および障害(例えば、自己免疫疾患、炎症性疾患、および癌)を予防するために有用である。本明細書で使用される「予防する」という用語は、本明細書に記載される疾患もしくは障害、またはその症状の発症、再発、または拡大の全体的または部分的な予防を意味する。
本明細書で使用される「RET関連疾患または障害」は、RET遺伝子、RITキナーゼ(本明細書においてRETキナーゼタンパク質とも称される)、またはそれらのいずれか(例えば、1つ以上)の発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常(例えば、本明細書に記載される、RET遺伝子、RETキナーゼ、RETキナーゼドメイン、またはそれらの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常の種類のいずれか)に関連するか、またはそれを有する疾患または障害を指す。RET関連疾患または障害の非限定的な例としては、例えば、癌、および過敏性腸症候群(IBS)などの胃腸障害が挙げられる。
本明細書で使用される「RET関連癌」は、RET遺伝子、RITキナーゼ(本明細書においてRETキナーゼタンパク質とも称される)、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常に関連するか、またはそれを有する癌を指す。RET関連癌の非限定的な例は、本明細書に記載されている。
「RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常」という句は、遺伝子変異(例えば、融合タンパク質の発現をもたらすRET遺伝子転座、野生型RETタンパク質と比較して少なくとも1つのアミノ酸の欠失を含むRETタンパク質の発現をもたらすRET遺伝子の欠失、1つ以上の点変異を有するRETタンパク質の発現をもたらすRET遺伝子における変異、もしくは野生型RETと比較してRETタンパク質における少なくとも1つのアミノ酸の欠失を有するRETタンパク質をもたらすRET mRNAの選択的スプライシングバージョン)、または細胞におけるRETタンパク質のキナーゼドメイン(例えば、RETタンパク質の構成的に活性なキナーゼドメイン)の活性の病原的増加をもたらす、RETタンパク質の過剰発現もしくは細胞におけるRET遺伝子の過剰発現によってもたらされるオートクリン活性をもたらすRET遺伝子増幅を指す。別の例として、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、構成的に活性であるか、またはその変異を含まないRET遺伝子によってコードされたタンパク質と比較して増加した活性を有するRETタンパク質をコードするRET遺伝子における変異であり得る。例えば、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、機能的キナーゼドメインを含むRETの代1の部分とパートナータンパク質(すなわち、RETではない)の第2の部分とを含有する融合タンパク質の発現をもたらす遺伝子または染色体転座の結果であり得る。いくつかの例では、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、別の非RET遺伝子による1つのRET遺伝子の遺伝子転座の結果であり得る。融合タンパク質の非限定的な例は、表1に記載されている。RETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失の非限定的な例は、表2に記載されている。RETキナーゼタンパク質変異(例えば、点変異)のさらなる例は、RET阻害剤耐性変異である。RET阻害剤耐性変異の非限定的な例は、表3および4に記載されている。
「野生型(wildtype)」または「野生型(wild-type)」という用語は、RET関連疾患、例えば、RET関連癌を有さない(かつ任意に、RET関連疾患を発症するリスクが高まっていない、および/もしくはRET関連疾患を有することが疑われていない)対象において見出されるか、またはRET関連疾患、例えば、RET関連癌を有さない(かつ任意に、RET関連疾患を発症するリスクが高まっていない、および/もしくはRET関連疾患を有することが疑われていない)対象からの細胞もしくは組織において見出される、核酸(例えば、RET遺伝子もしくはRET mRNA)またはタンパク質(例えば、RETタンパク質)を表す。
「規制当局」という用語は、その国での医薬品の医学的使用を承認するための国の当局を指す。例えば、規制当局の非限定的な例は、米国食品医薬品局(FDA)である。
そのような治療を必要とする患者におけるRET関連癌(例えば、RET関連癌)を治療する方法であって、患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を投与することを含む、方法が本明細書に提供される。例えば、そのような治療を必要とする患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、a)患者からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、b)治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上の融合タンパク質を含む。RET遺伝子融合タンパク質の非限定的な例は、表1に記載されている。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、KIF5B-RETである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRETキナーゼタンパク質点変異/挿入を含む。RETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失の非限定的な例は、表2に記載されている。いくつかの実施形態では、RETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失は、M918T、M918V、C634W、V804L、およびV804Mからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、式Iの化合物は、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される。
本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、癌(例えば、RET関連癌)は、血液癌である。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、癌(例えば、RET関連癌)は、固形腫瘍である。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、癌(例えば、RET関連癌)は、肺癌(例えば、小細胞肺癌もしくは非小細胞肺癌)、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、肺腺癌、細気管支肺細胞癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌(例えば、転移性結腸直腸癌)、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、炎症性筋線維芽細胞腫瘍、または子宮頸癌である。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、癌(例えば、RET関連癌)は、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、青年における癌、副腎皮質癌、肛門癌、虫垂癌、星細胞腫、非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、骨癌(bone cancer)、脳幹グリオーマ、脳腫瘍、乳癌、気管支腫瘍、バーキットリンパ腫、カルチノイド腫瘍、原発不明癌、心臓腫瘍、子宮頸癌、小児癌、脊索腫、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄増殖性腫瘍、結腸癌、結腸直腸癌、頭蓋咽頭腫、皮膚T細胞リンパ腫、胆管癌、非浸潤性乳管癌、胚芽腫、子宮内膜癌、上衣腫、食道癌、感覚神経芽腫、ユーイング肉腫、頭蓋外胚細胞腫瘍、性腺外胚細胞腫瘍、肝外胆管癌、眼癌、卵管癌、骨の線維性組織球腫、胆嚢癌、胃癌(gastric cancer)、消化管カルチノイド、消化管間質腫瘍(GIST)、胚細胞腫瘍、妊娠性絨毛疾患、グリオーマ、有毛細胞腫瘍、有毛細胞白血病、頭頚部癌、心臓癌、肝細胞癌、組織球増殖症、ホジキンリンパ腫、下咽頭癌、眼内黒色腫、膵島細胞腫瘍、膵神経内分泌腫瘍、カポジ肉腫、腎臓癌、ランゲルハンス細胞組織球症、喉頭癌、白血病、口唇および口腔内癌、肝臓癌、肺癌、リンパ腫、マクログロブリン血症、骨の悪性線維性組織球腫、骨癌(osteocarcinoma)、黒色腫、メルケル細胞癌、中皮腫、転移性扁平上皮頸部癌、正中線管癌(midline tract carcinoma)、口腔癌、多発性内分泌腫瘍症候群、多発性骨髄腫、菌状息肉腫、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍、骨髄性白血病(myelogenous leukemia)、骨髄性白血病(myeloid leukemia)、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍、副鼻腔癌および鼻腔癌(nasal cavity and paranasal sinus cancer)、上咽頭癌、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺癌、口腔癌(oral cancer)、口腔癌(oral cavity cancer)、口唇癌、中咽頭癌、骨肉腫、卵巣癌、膵臓癌、乳頭腫、傍神経節腫、副鼻腔癌および鼻腔癌(paranasal sinus and nasal cavity cancer)、副甲状腺癌、陰茎癌、咽頭癌(pharyngeal cancer)、褐色細胞腫(pheochromosytoma)、下垂体腫瘍、形質細胞腫瘍、胸膜肺芽腫、妊娠性および乳癌、中枢神経原発リンパ腫、原発性腹膜癌、前立腺癌、直腸癌、腎細胞癌、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、唾液腺癌、肉腫、セザリー症候群、皮膚癌、小細胞肺癌、小腸癌、軟部肉腫、扁平上皮癌、扁平上皮頸部癌、胃癌(stomach cancer)、T細胞リンパ腫、精巣癌、咽頭癌(throat cancer)、胸腺腫および胸腺癌、甲状腺癌、腎盂および尿管の移行上皮癌、原発不明癌、尿道癌、子宮癌、子宮肉腫、膣癌、外陰癌、ならびにウィルムス腫瘍からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、血液癌(例えば、RET関連癌である血液癌)は、白血病、リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、ホジキン病(ホジキンリンパ腫とも称される)、および骨髄腫、例えば、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、慢性好中球性白血病(CNL)、急性未分化白血病(AUL)、未分化大細胞型リンパ腫(ALCL)、前骨髄球性白血病(PML)、若年性骨髄単球性白血病(juvenile myelomonocyctic leukemia)(JMML)、成人性T細胞ALL、三神経系骨髄異形成を伴うAML(AML/TMDS)、混合型リンパ腫(MLL)、骨髄異形成症候群(MDS)、骨髄増殖性疾患(MPD)、および多発性骨髄腫(MM)からなる群から選択される。血液癌のさらなる例としては、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板減少症(ET)、および特発性原発性骨髄線維症(IMF/IPF/PMF)などの骨髄増殖性疾患(MPD)が挙げられる。一実施形態では、血液癌(例えば、RET関連癌である血液癌)は、AMLまたはCMMLである。
いくつかの実施形態では、癌(例えば、RET関連癌)は、固形腫瘍である。固形腫瘍(例えば、RET関連癌である固形腫瘍)の例としては、例えば、甲状腺癌(例えば、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌)、肺癌(例えば、肺腺癌、小細胞肺癌)、膵臓癌、膵管癌、乳癌、結腸癌、結腸直腸癌、前立腺癌、腎細胞癌、頭頸部癌、神経芽細胞腫、および黒色腫が挙げられる。例えば、Nature Reviews Cancer,2014,14,173-186を参照されたい。
いくつかの実施形態では、癌は、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、患者は、ヒトである。
式Iの化合物ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物はまた、RET関連癌を治療するために有用である。
したがって、RET関連癌、例えば、本明細書に開示される例示的なRET関連癌のいずれかを有すると診断または同定された患者を治療するための方法であって、患者に、治療有効量の、本明細書に定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物を投与することを含む、方法もまた、本明細書に提供される。
RETキナーゼ、RET遺伝子、またはそれらのいずれか(例えば、1つ以上)の発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、腫瘍形成に寄与し得る。例えば、RETキナーゼ、RET遺伝子、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RETキナーゼ、RET遺伝子、またはRETキナーゼドメインの転座、過剰発現、活性化、増幅、または変異であり得る。転座は、RETキナーゼドメインが関係する転座を含み得、変異は、RETリガンド結合部位が関係する変異を含み得、増幅は、RET遺伝子のものであり得る。他の調節異常は、RET mRNAスプライスバリアントおよびRETオートクリン/パラクリンシグナル伝達であり得、これらも腫瘍形成に寄与し得る。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、野生型RETキナーゼの過剰発現(例えば、オートクリン活性化をもたらす)を含む。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、例えばキナーゼドメイン部分またはキナーゼ活性を呈することができる部分を含む、RET遺伝子またはその一部を含む染色体部分における過剰発現、活性化、増幅、または変異を含む。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RET遺伝子融合をもたらす1つ以上の染色体転座または逆位を含む。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、発現されたタンパク質が、非RETパートナータンパク質由来の残基を含有する融合タンパク質であり、かつ最小の機能的RETキナーゼドメインを含む、遺伝子転座の結果である。
RET融合タンパク質の非限定的な例は、表1に示される。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RETキナーゼにおける1つ以上の欠失(例えば、4位のアミノ酸の欠失)、挿入、または点変異(複数可)を含む。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RETキナーゼからの1つ以上の残基の欠失を含み、これはRETキナーゼドメインの構成的活性をもたらす。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、野生型RETキナーゼと比較して1つ以上のアミノ酸置換、挿入、または欠失を有するRETキナーゼの産生をもたらす、RET遺伝子における少なくとも1つの点変異を含む(例えば、表2に列挙される点変異を参照されたい)。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、野生型RETキナーゼと比較して1つ以上のアミノ酸置換、挿入、または欠失を有するRETキナーゼの産生をもたらす、RET遺伝子における少なくとも1つの点変異を含む(例えば、表2aに列挙される点変異を参照されたい)。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RET mRNAにおけるスプライス変異を含み、これはRETキナーゼドメインの構成的活性をもたらす、少なくとも1つの残基が欠失した(野生型RETキナーゼと比較して)RETの選択的スプライスバリアントである発現タンパク質をもたらす。
本明細書において定義される「RETキナーゼ阻害剤」には、RET阻害活性を呈する任意の化合物が含まれる。いくつかの実施形態ではRETキナーゼ阻害剤は、RETキナーゼに対して選択的である。例示的なRETキナーゼ阻害剤は、本明細書に記載されるアッセイで測定した場合、RETキナーゼに対して約1000nM未満、約500nM未満、約200nM未満、約100nM未満、約50nM未満、約25nM未満、約10nM未満、または約1nMの阻害活性(IC50)を呈することができる。いくつかの実施形態では、RETキナーゼ阻害剤は、本明細書に提供されるアッセイで測定した場合、RETキナーゼに対して約25nM未満、約10nM未満、約5nM未満、または約1nMの阻害活性(IC50)を呈することができる。
本明細書で使用される場合、「第1のRETキナーゼ阻害剤」または「第1のRET阻害剤」は、本明細書において定義されるRETキナーゼ阻害剤であるが、本明細書において定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まないRETキナーゼ阻害剤である。本明細書で使用される場合、「第2のRETキナーゼ阻害剤」または「第2のRET阻害剤」は、本明細書において定義されるRETキナーゼ阻害剤であるが、本明細書において定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まないRETキナーゼ阻害剤である。本明細書に提供される方法において第1および第2のRET阻害剤の両方が存在する場合、第1および第2のRETキナーゼ阻害剤は、異なるものである。
いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、野生型RETキナーゼと比較して、1つ以上のアミノ酸置換、挿入、または欠失を有するRETキナーゼの産生をもたらす、RET遺伝子における少なくとも1つの点変異、または1つ以上のアミノ酸が挿入もしくは除去されたRETキナーゼの産生をもたらす、RET遺伝子における挿入もしくは欠失を含む。いくつかの場合では、得られるRETキナーゼは、野生型RETキナーゼまたは同じ変異を含まないRETキナーゼと比較して、1つ以上の第1のRETキナーゼ阻害剤(複数可)によるそのホスホトランスフェラーゼ活性の阻害に対してより耐性である。かかる変異は、任意に、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する、RETキナーゼを有する癌細胞または腫瘍の感受性を低下させない(例えば、特定のRET阻害剤耐性変異を含まない癌細胞または腫瘍と比較して)。かかる実施形態では、RET阻害剤耐性変異は、第1のRETキナーゼ阻害剤の存在下にあるときに、野生型RETキナーゼ、または同じ第1のRETキナーゼ阻害剤の存在下で同じ変異を有さないRETキナーゼと比較して、増加したVmax、ATPに対する減少したKm、および第1のRETキナーゼ阻害剤に対する増加したKDのうちの1つ以上を有するRETキナーゼをもたらし得る。
他の実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、野生型RETキナーゼと比較して1つ以上のアミノ酸置換を有し、かつ野生型RETキナーゼ、または同じ変異を含まないRETキナーゼと比較して、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対して増加した耐性を有するRETキナーゼの産生をもたらす、RET遺伝子における少なくとも1つの点変異を含む。かかる実施形態では、RET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の存在下で、野生型RETキナーゼ、または同じ式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の存在下で同じ変異を有さないRETキナーゼと比較して、増加したVmax、減少したKm、および減少したKDのうちの1つ以上を有するRETキナーゼをもたらし得る。
RET阻害剤耐性変異の例としては、例えば、ゲートキーパー残基、Pループ残基、DFGモチーフ中またはその近くの残基、およびATP切断溶媒フロントアミノ酸残基(ATP cleft solvent front amino acid residues)を含むがこれらに限定されない、RETキナーゼの立体構造中のATP結合部位における、またはその近くの点変異、挿入、または欠失が挙げることができる。これらの種類の変異のさらなる例としては、、活性化ループ中の残基、活性化ループの近くの、またはそれと相互作用する残基、活性または不活性酵素の構造に気よする残基を含むがこれらに限定されない、酵素活性および/または薬物結合に影響を及ぼし得る残基における変化が挙げられ、これらの変化には、Cヘリックスを進めるループ中、およびCヘリックス中の変異、欠失、挿入が含まれる。変化され得る(かつRET阻害剤耐性変異である)特定の残基または残基領域には、ヒト野生型RETタンパク質配列(例えば、配列番号1)に基づく、表3に列挙されるものが含まれるが、これらに限定されない。RET阻害剤耐性変異位置のさらなる例は、表4に示されている。これらの残基に対する変化には、単一または複数のアミノ酸変化、配列内またはそれに隣接する挿入、および配列内またはそれに隣接する欠失が含まれ得る。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物ならびに薬学的に許容される塩および溶媒和物は、既存の薬物治療(例えば、他のRETキナーゼ阻害剤、例えば、第1および/または第2のRETキナーゼ阻害剤)と組み合わせた投薬によって、またはそのフォローアップ治療として、RET阻害剤耐性変異(例えば、第1のRET阻害剤に対する耐性の増加をもたらすもの、例えば、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、もしくはV804E、ならびに/または表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異)を有する癌を発症する患者の治療において有用である。例示的な第1および第2のRETキナーゼ阻害剤は、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、第1または第2のRETキナーゼ阻害剤は、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択され得る。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩および溶媒和物は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異(第1または第2のRET阻害剤に対する耐性の増加をもたらすもの、例えば、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804E)を有すると同定された癌を治療するために有用である。RET阻害剤耐性変異の非限定的な例は、表3および4に列挙されている。
RETの発癌の役目は、甲状腺濾胞細胞から生じる最も一般的な甲状腺悪性腫瘍である甲状腺乳頭癌(PTC)において最初に記載された(Grieco et al.,Cell,1990,60,557-63)。PTCの約20~30%は、プロモーターと構成的に発現された無関係の遺伝子の5’部分とをRETチロシンキナーゼドメインに結合する、体細胞染色体再構成(転座または逆位)を保有しており(Greco et al.,Q.J.Nucl.”Med.”Mol.Imaging,2009,53,440-54)、したがって、甲状腺細胞における異所性発現を導く。今日までに、多様な融合パートナーが同定されており、それらは全て、リガンド非依存的RET二量体化および構成的キナーゼ活性を誘発するタンパク質/タンパク質相互作用を提供する(例えば、表1を参照されたい)。PTCの発病におけるRET-PTC再構成の役割は、トランスジェニックマウスにおいて確認されている(Santoro et al.,Oncogene,1996,12,1821-6)。最近では、RET遺伝子がマッピングする染色体10における10.6Mbの挟動原体逆位が、肺腺癌患者の約2%において同定されており、これはキメラ遺伝子KIF5B-RETの異なるバリアントを生成する(Ju et al.,Genome Res.,2012,22,436-45、Kohno et al.,2012,Nature Med.,18,375-7、Takeuchi et al.,Nature Med.,2012,18,378-81、Lipson et al.,2012,Nature Med.,18,382-4)。融合転写物は、高度に発現され、得られるキメラタンパク質は全て、ホモ二量体化を媒介するKIF5Bのコイルドコイル領域のN末端部分と、RETキナーゼドメイン全体とを含有する。RET陽性患者はいずれも、他の基の発癌変質(例えば、EGFRまたはK-Ras変異、ALK転座)を保有しておらず、これはKIF5B-RET融合が肺腺癌のドライバー変異であり得る可能性を支持する。KIF5B-RETの発癌能力は、培養された細胞株に融合遺伝子をトランスフェクトすることによって確認されている。RET-PTC融合タンパク質で認められていることと同様に、KIF5B-RETは、構成的にリン酸化され、NIH-3T3の形質転換およびBA-F3細胞のIL-3非依存的増殖を誘発する。しかしながら、ヒト肺腺癌細胞株LC-2/adの増殖において主要な役割を果たすことが見出されているCCDC6-RET融合タンパク質などの他のRET融合タンパク質が肺腺癌患者において同定されている(Journal of Thoracic Oncology,2012,7(12):1872-1876)。RET阻害剤は、RET再構成を伴う肺癌の治療において有用であることが示されている(Drilon,A.E.et al.J Clin Oncol 33,2015(suppl;abstr 8007))。RET融合タンパク質はまた、結腸直腸癌を有する患者において同定されている(Song Eun-Kee,et al.International Journal of Cancer,2015,136:1967-1975)。
RET配列の再構成の他に、RET癌原遺伝子の機能点変異の獲得はまた、傍濾胞カルシトニン産生細胞から生じる甲状腺髄様癌(MTC)において示されるように、発癌事象を誘導している(de Groot,et al.,Endocrine Rev.,2006,27,535-60、Wells and Santoro,Clin.Cancer Res.,2009,15,7119-7122)。MTCの約25%は、RETの生殖細胞系活性化点変異によって引き起こされる、神経内分泌器官に影響を及ぼす遺伝的癌症候群の群である多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)と関連付けられる。MEN2サブタイプ(MEN2A、MEN2B、および家族性MTC/FMTC)において、RET遺伝子変異は、異なるMTC攻撃性および疾患の臨床所見を定義する強力な表現型-遺伝子型相関を有する。MEN2A症候群において、変異には、システインリッチ細胞外領域に位置する6つのシステイン残基のうちの1つ(主にC634)が関係し、リガンド非依存的ホモ二量体化および構成的RET活性化をもたらす。患者は、若い年齢でMTCを発症し(5~25歳で発病)、褐色細胞腫(50%)および副甲状腺機能亢進症も発症する場合がある。MEN2Bは、キナーゼドメインに位置するM918T変異によって主に引き起こされる。この変異は、そのモノマー状態でRETを構成的に活性化し、キナーゼによる基質認識を改変する。MEN2B症候群は、早期の発病(1歳未満)、ならびにMTC、褐色細胞腫(患者の50%)、および神経節細胞腫の非常に攻撃的な形態を特徴とする。FMTCにおいて、唯一の疾患の徴候がMTCであり、これは通常、成人の年齢で生じる。RET遺伝子全体に及ぶ多くの異なる変異が検出されている。MTC症例の残りの75%は散発性であり、その約50%は、RET体細胞変異を保有する。最も頻度の高い変異は、M918Tであり、これは、MEN2Bと同様に、最も攻撃的な表現型と関連付けられる。RETの体細胞点変異は、結腸直腸癌(Wood et al.,Science,2007,318,1108-13)および小細胞肺癌(Jpn.J.Cancer Res.,1995,86,1127-30)などの他の腫瘍においても記載されている。
RETシグナル伝達成分は、原発性乳腺腫瘍において発現され、かつ乳腺腫瘍細胞株中のエストロゲン受容体-cc経路と機能的に相互作用することが見出されている(Boulay et al.,Cancer Res.2008,68,3743-51、Plaza-Menacho et al.,Oncogene,2010,29,4648-57)が、GDNFファミリーリガンドによるRET発現および活性化は、異なる種類の癌細胞による神経周囲の浸潤において重要な役割を果たし得る(Ito et al.,Surgery 2005,138,788-94、Gil et al.,J.Natl.Cancer Inst.,2010,102,107-18、Iwahashi et al.,Cancer,2002,94,167-74)。
RETはまた、浸潤性乳癌の30~70%において発現され、発現は、エストロゲン受容体陽性腫瘍において比較的より頻度が高い(Plaza-Menacho,I.,et al.,Oncogene,2010,29,4648-4657、Esseghir,S.,et al.,Cancer Res.,2007,67,11732-11741、Morandi,A.,et al.,Cancer Res.,2013,73,3783-3795、Gattelli,A.,EMBO Mol.Med.,2013,5,1335-1350)。
RET再構成の同定は、結腸直腸癌から確立された(患者由来の異種移植片)PDXのサブセットにおいて報告されている。結腸直腸癌患者におけるかかる事象の頻度はまだ定義されていないものの、これらのデータは、この適応症における標的としてのRETの役割を示唆する(Gozgit et al.,AACR Annual Meeting 2014)。研究は、RETプロモーターが、結腸直腸癌において頻繁にメチル化され、RET発現を低減させることが予想されるヘテロ接合性のミスセンス変異が、症例の5~10%において同定されていることを示し、これは、RETが、散発性結腸癌において腫瘍抑制剤のいくつかの特徴を有し得ることを示唆している(Luo,Y.,et al.,Oncogene,2013,32,2037-2047、Sjoblom,T.,et al.,Science,2006,268-274、Cancer Genome Atlas Network,Nature,2012,487,330-337)。
現在、ますます多くの数の腫瘍型が、腫瘍の進行および拡大について密接な関係を有し得る相当なレベルの野生型RETキナーゼを発現することが示されている。RETは、膵管癌の50~65%において発現され、発現は、転移性およびより悪性度の高い腫瘍においてより頻度が高い(Ito,Y,et al.,Surgery,2005,138,788-794、Zeng,Q.,et al.,J.Int.”Med.”Res.2008,36,656-664)。
造血細胞系統の腫瘍では、RETは、単球分化を伴う急性骨髄性白血病(AML)、ならびにCMMLにおいて発現される(Gattei,V.et al.,Blood,1997,89,2925-2937、Gattei,V.,et al.,Ann.Hematol,1998,77,207-210、Camos,M.,Cancer Res.2006,66,6947-6954)。最近の研究では、慢性骨髄単球性白血病(CMML)を有する患者においてRETが関係する稀少な染色体再構成が同定された。CMMLは、RAS経路の活性化をもたらすキメラサイトゾル腫瘍性タンパク質のはつげんをもたらすいくつかのチロシンキナーゼの再構成としばしば関連付けられる(Kohlmann,A.,et al.,J.Clin.Oncol.2010,28,2858-2865)。RETの場合、RETをBCRと(BCR-RET)、または線維芽細胞増殖因子受容体1発癌遺伝子パートナーと(FGFR1OP-RET)結合する遺伝子融合は、早期の造血前駆細胞内で形質転換しており、おそらくRET媒介性RASシグナル伝達の開始を介して、これらの細胞の成熟を単球経路に向けてシフトさせることができた(Ballerini,P.,et al.,Leukemia,2012,26,2384-2389)。
RET発現はまた、前立腺癌、小細胞肺癌、黒色腫、腎細胞癌、および頭頚部癌を含むいくつかの他の腫瘍型において生じることも示されている(Narita,N.,et al.,Oncogene,2009,28,3058-3068、Mulligan,L.M.,et al.,Genes Chromosomes Cancer,1998,21,326-332、Flavin,R.,et al.,Urol.Oncol.,2012,30,900-905、Dawson,D.M.,J Natl Cancer Inst,1998,90,519-523)。
神経芽細胞腫において、GFLによるRET発現および活性化は、N-Myc(その発現は予後不良のマーカーである)を下方制御するように他の神経栄養因子受容体と潜在的に協働する、腫瘍細胞分化における役割を有する(Hofstra,R.M.,W.,et al.,Hum.Genet.1996,97,362-364、Petersen,S.and Bogenmann,E.,Oncogene,2004,23,213-225、Brodeur,G.M.,Nature Ref.Cancer,2003,3,203-216)。
RETと交差反応する多標的阻害剤は既知である(Borrello,M.G.,et al.,Expert Opin.Ther.Targets,2013,17(4),403-419、国際特許出願第WO2014/141187号、同第WO2014/184069号、および同第WO2015/079251号)。
したがって、患者に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、癌と診断された(またはそれを有すると同定された)患者を治療するための方法が本明細書に提供される。患者に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物を投与することを含む、癌を有すると同定または診断された患者を治療するための方法もまた、本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、患者または患者からの生検試料中のRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みの試験またはアッセイの使用によって、あるいは本明細書に記載されるアッセイの非限定的な例のいずれかを実施することによってRET関連癌を有すると同定または診断された患者。いくつかの実施形態では、試験またはアッセイは、キットとして提供される。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌である。例えば、RET関連癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む癌であり得る。
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、(a)患者の癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、(b)癌がRET関連癌であると判定された場合、患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物を投与することと、を含む、方法もまた提供される。これらの方法のいくつかの実施形態は、対象に、別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、対象は、第1のRET阻害剤で以前に治療されているか、別の抗癌治療、例えば、腫瘍の切除もしくは放射線療法で以前に治療されている。いくつかの実施形態では、患者は、患者または患者からの生検試料中のRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みの試験またはアッセイの使用によって、あるいは本明細書に記載されるアッセイの非限定的な例のいずれかを実施することによってRET関連癌を有すると判定されている。いくつかの実施形態では、試験またはアッセイは、キットとして提供される。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌である。例えば、RET関連癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む癌であり得る。
患者を治療する方法であって、患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定することと、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定された患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物またはその医薬組成物を投与する(例えば、特異的または選択的に投与する)ことと、を含む、方法もまた提供される。これらの方法のいくつかの実施形態は、対象に、別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)を投与することをさらに含む。これらの方法のいくつかの実施形態では、対象は、第1のRET阻害剤で以前に治療されているか、別の抗癌治療、例えば、腫瘍の切除もしくは放射線療法で以前に治療されている。いくつかの実施形態では、患者は、RET関連癌を有することが疑われる患者、RET関連癌の1つ以上の症状を呈している患者、またはRET関連癌を発症するリスクが高い患者である。いくつかの実施形態では、アッセイは、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパート(break apart)FISH分析を利用する。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みのアッセイ、例えば、FDA承認済みのキットである。これらの方法に使用され得るさらなる非限定的なアッセイは、本明細書に記載されている。さらなるアッセイはまた、当該技術分野で既知である。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。
患者から得られた試料についてアッセイ(例えば、インビトロアッセイ)を実施して、患者が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定するステップであって、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、患者がRET関連癌を有することを同定する、ステップを介して、RET関連癌を有すると同定または診断された患者のRET関連癌を治療することにおける使用のための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物もまた提供される。患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定するステップであって、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、患者がRET関連癌を有することを同定する、ステップを介して、RET関連癌を有すると同定または診断された患者のRET関連癌を治療するための薬剤の製造のための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用もまた提供される。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態は、アッセイの実施を介して、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定され、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物を投与されるべきであることを患者の臨床記録(例えば、コンピュータ可読媒体)に記録することを更に含む。いくつかの実施形態では、アッセイは、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパートFISH分析を利用する。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みのアッセイ、例えば、FDA承認済みのキットである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。
治療を必要とする患者またはRET関連癌を有すると同定または診断された患者の癌の治療における使用のための、式Iの化合物または薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もまた提供される。RET関連癌を有すると同定または診断された患者の癌を治療するための薬剤の製造のための、式Iの化合物または薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用もまた提供される。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌、例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するRET関連癌である。いくつかの実施形態では、患者は、患者または試料からの生検試料中のRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのキットの使用によって、RET関連癌を有すると同定または診断される。本明細書に提供されるように、RET関連癌には、本明細書に記載されるものおよび当該技術分野で既知のものが含まれる。
本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌を有すると同定または診断されている。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍を有する。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍(複数可)を有する患者であり得る。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、その腫瘍がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍(複数可)を有する患者であり得る。本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、RET関連癌(例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌)を有することが疑われる。いくつかの実施形態では、そのような治療を必要とする患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、a)患者からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、b)治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上の融合タンパク質を含む。RET遺伝子融合タンパク質の非限定的な例は、表1に記載されている。いくつかの実施形態では、融合タンパク質は、KIF5B-RETである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失を含む。RETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失の非限定的な例は、表2に記載されている。いくつかの実施形態では、RETキナーゼタンパク質点変異/挿入/欠失は、M918T、M918V、C634W、V804L、およびV804Mからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。RET阻害剤耐性変異の非限定的な例は、表3および4に記載されている。いくつかの実施形態では、RET阻害剤耐性変異は、V804Mである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌は、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異について陽性の腫瘍である。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する腫瘍は、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される。
本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者は、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する腫瘍(例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する腫瘍)を有することを示す臨床記録を有する。いくつかの実施形態では、臨床記録は、患者が、本明細書に提供される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または組成物のうちの1つ以上で治療されるべきであることを示す。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌である。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌は、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常について陽性である腫瘍は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異について陽性の腫瘍である。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する腫瘍は、規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのアッセイまたはキットを使用して判定される。
患者を治療する方法であって、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有することを示す臨床症状を有する患者に、治療有効量の、式Iの化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法もまた提供される。患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有することを示す臨床症状を有する患者におけるRET関連癌を治療するための薬剤の製造のための、式Iの化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用もまた提供される。これらの方法および使用のいくつかの実施形態は、患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定し、患者が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると同定されたという情報を患者の臨床ファイル(例えば、コンピュータ可読媒体)に記録するステップをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、アッセイは、インビトロアッセイである。例えば、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパートFISH分析を利用するアッセイ。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みの、例えば、FDA承認済みのキットである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。
対象を治療する方法もまた本明細書に提供される。本方法は、対象から得られた試料についてアッセイを実施して、対象がRET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定することを含む。本方法はまた、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定された対象に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらの発現もしくは活性の調節異常は、RET融合タンパク質(例えば、本明細書に記載されるRET融合タンパク質のいずれか)の発現をもたらす遺伝子または染色体転座である。いくつかの実施形態では、RET融合は、KIF5B-RET融合およびCCDC6-RET融合から選択され得る。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、RET遺伝子における1つ以上の点変異(例えば、本明細書に記載されるRET点変異のうちの1つ以上のいずれか)である。RET遺伝子における1つ以上の点変異は、例えば、アミノ酸置換:M918T、M918V、C634W、V804L、およびV804Mのうちの1つ以上を有するRETタンパク質の転座をもたらし得る。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異(例えば、本明細書に記載される1つ以上のRET阻害剤耐性変異の任意の組み合わせ)である。これらの方法のいくつかの実施形態は、対象に、別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)を投与することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、脳および/または中枢神経系(CNS)浸透を呈する。かかる化合物は、血液脳関門を通過し、脳および/または他のCNS構造においてRETキナーゼを阻害することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、治療有効量で血液脳関門を通過することができる。例えば、癌(例えば、RET関連脳またはCNS癌などのRET関連癌)を有する患者の治療は、患者への化合物の投与(例えば、経口投与)を含み得る。いくつかのかかる実施形態では、本明細書に提供される化合物は、原発性脳腫瘍または転移性脳腫瘍を治療するために有用である。例えば、化合物は、神経膠芽腫(別名、多形性神経膠芽腫)、星細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫、混合型神経膠腫、髄膜腫、髄芽腫、神経節膠腫、シュワン腫(神経鞘腫)、および頭蓋咽頭腫などのグリオーマのうちの1つ以上の治療において使用することができる(例えば、Louis,D.N.et al.Acta Neuropathol 131(6),803-820(June 2016)において列挙される腫瘍を参照されたい)。いくつかの実施形態では、脳腫瘍は、原発性脳腫瘍である。いくつかの実施形態では、患者は、別の抗癌剤、例えば、別のRET阻害剤(例えば、一般式Iの化合物ではない化合物)または多標的キナーゼ阻害剤で以前に治療されている。いくつかの実施形態では、脳腫瘍は、転移性脳腫瘍である。いくつかの実施形態では、患者は、別の抗癌剤、例えば、別のRET阻害剤(例えば、一般式Iの化合物ではない化合物)または多標的キナーゼ阻害剤で以前に治療されている。
RET関連癌を有すると同定または診断された患者のための治療を選択する方法(例えば、インビトロ方法)もまた提供される。いくつかの実施形態は、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に、選択された治療を施すことをさらに含み得る。例えば、選択された治療は、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含み得る。いくつかの実施形態は、患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定し、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定された患者を、RET関連癌を有すると同定および診断するステップをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するRET関連癌である。いくつかの実施形態では、患者は、患者または患者からの生検試料中のRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済み、例えば、FDA承認済みのキットの使用によって、RET関連癌を有すると同定または診断されている。いくつかの実施形態では、RET関連癌は、本明細書に記載されているか、または当該技術分野で既知である癌である。いくつかの実施形態では、アッセイは、インビトロアッセイである。例えば、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパートFISH分析を利用するアッセイ。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みの、例えば、FDA承認済みのキットである。
患者のための治療を選択する方法であって、患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常(例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異)を有するかどうかを判定し、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定された患者を、RET関連癌を有すると同定または診断するステップを含む、方法もまた本明細書に提供される。いくつかの実施形態は、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に、選択された治療を施すことをさらに含む。例えば、選択された治療は、RET関連癌を有すると同定または診断された患者への、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含み得る。いくつかの実施形態では、アッセイは、インビトロアッセイである。例えば、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパートFISH分析を利用するアッセイ。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みの、例えば、FDA承認済みのキットである。
治療のための患者を選択する方法だって、RET関連癌を有する患者を選択、同定、または診断することと、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含む治療のための患者を選択することと、を含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、患者がRET関連癌を有すると同定または診断することは、患者から得られた試料についてアッセイを実施して、患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定し、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有すると判定された患者を、RET関連癌を有すると同定または診断するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、治療を選択する方法は、RET関連癌の様々な治療剤の投与を含む臨床研究の一環として使用され得る。いくつかの実施形態では、RET関連癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌である。いくつかの実施形態では、アッセイは、インビトロアッセイである。例えば、次世代シーケンシング、パイロシーケンシング、免疫組織化学、またはブレークアパートFISH分析を利用するアッセイ。いくつかの実施形態では、アッセイは、規制当局承認済みの、例えば、FDA承認済みのキットである。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。
本明細書に記載される方法または使用のいずれかのいくつかの実施形態では、患者からの試料を使用して、患者がRET遺伝子、またはRETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するかどうかを判定するために使用されるアッセイには、例えば、次世代シーケンシング、免疫組織化学、蛍光顕微鏡検査、ブレークアパートFISH分析、サザンブロッティング、ウェスタンブロッティング、FACS分析、ノーザンブロッティング、およびPCRベース増幅法(例えば、RT-PCRおよび定量的リアルタイムRT-PCR)が含まれ得る。当該技術分野で周知であるように、アッセイは、典型的には、例えば、少なくとも1つの標識核酸プローブまたは少なくとも1つの標識抗体もしくはその抗原結合断片を用いて実施される。アッセイは、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出するための、当該技術分野で既知の他の検出方法を利用することができる(例えば、本明細書に引用される参考文献を参照されたい)。いくつかの実施形態では、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。いくつかの実施形態では、試料は、患者からの生物学的試料または生検試料(例えば、パラフィン包埋生検試料)である。いくつかの実施形態では、患者は、RET関連癌を有することが疑われる患者、RET関連癌の1つ以上の症状を有する患者、および/またはRET関連癌を発症するリスクが高い患者)である。
腫瘍内科学の分野において、異なる形態の治療の組み合わせを使用して、癌を有する各患者を治療することは通常の慣例である。腫瘍内科学において、本明細書に提供される組成物に加えたかかる併用治療または療法の他の構成要素(複数可)は、例えば、手術、放射線療法、ならびにキナーゼ阻害剤、シグナル伝達阻害剤、および/またはモノクローナル抗体などの化学療法剤であり得る。したがって、式Iの化合物はまた、癌治療へのアジュバントとして有用であり得、すなわち、それらを1つ以上の追加の療法または治療薬、例えば、同じまたは異なる作用機序によって働く化学療法剤と組み合わせて使用することができる。
本明細書に記載される方法のいずれかのいくつかの実施形態では、式Iの化合物(またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物)は、治療有効量の、1つ以上の追加の療法または治療薬(例えば、化学療法剤)から選択される少なくとも1つの治療薬と組み合わせて投与される。
追加の治療薬の非限定的な例としては、他のRET標的治療薬(すなわち、第1または第2のRETキナーゼ阻害剤)、受容体チロシンキナーゼ標的治療薬、シグナル伝達経路阻害剤、チェックポイント阻害剤、アポトーシス経路のモジュレーター(例えば、オバタクラックス(obataclax))、細胞傷害性化学療法剤、血管新生標的療法、免疫療法を含む免疫標的剤、および放射線療法が挙げられる。
いくつかの実施形態では、他のRET標的治療薬は、RET阻害活性を呈する多標的キナーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態では、他のRET標的療法阻害剤は、RETキナーゼに対して選択的である。例示的なRETキナーゼ阻害剤は、本明細書に記載されるアッセイで測定した場合、RETキナーゼに対して約1000nM未満、約500nM未満、約200nM未満、約100nM未満、約50nM未満、約25nM未満、約10nM未満、または約1nMの阻害活性(IC50)を呈することができる。いくつかの実施形態では、RETキナーゼ阻害剤は、本明細書に提供されるアッセイで測定した場合、RETキナーゼに対して約25nM未満、約10nM未満、約5nM未満、または約1nMの阻害活性(IC50)を呈することができる。
RET標的治療薬の非限定的な例としては、アレクチニブ、アパチニブ(apatinib)、カボザンチニブ(XL-184)、ドビチニブ、レンバチニブ、モテサニブ、ニンテダニブ、ポナチニブ、レゴラフェニブ、シトラバチニブ(MGCD516)、スニチニブ、ソラフェニブ、バタラニブ、バンデタニブ、AUY-922(5-(2,4-ジヒドロキシ-5-イソプロピル-フェニル)-N-エチル-4-[4-(モルホリノメチル)フェニル]イソオキサゾール-3-カルボキサミド)、BLU6864、BLU-667、DCC-2157、GSK3179106、NVP-AST487(1-[4-[(4-エチルピペラジン-1-イル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[4-[6-(メチルアミノ)ピリミジン-4-イル]オキシフェニル]尿素)、PZ-1、RPI-1(1,3-ジヒドロ-5,6-ジメトキシ-3-[(4-ヒドロキシフェニル)メチレン]-H-インドール-2-オン)、RXDX-105(1-(3-((6,7-ジメトキシキナゾリン-4-イル)オキシ)フェニル)-3-(5-(1,1,1-トリフルオロ-2-メチルプロパン-2-イル)イソオキサゾール-3-イル)尿素)、SPP86(1-イソプロピル-3-(フェニルエチニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-アミン)、およびTG101209(N-(1,1-ジメチルエチル)-3-[[5-メチル-2-[[4-(4-メチル-1-ピペラジニル)フェニル]アミノ]-4-ピリミジニル]アミノ]-ベンゼンスルホンアミド)が挙げられる。
他のRETキナーゼ阻害剤のさらなる例としては、米国特許第9,150,517号および同第9,149,464号、ならびに国際公開第WO2014/075035号に記載されるものが挙げられ、これらの全ては参照により本明細書に組み込まれる。例えば、いくつかの実施形態では、他のRET阻害剤は、式Iの化合物であって、
式中、R
1が、C
6-C
24アルキルもしくはポリエチレングリコールである、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩形態である。いくつかの実施形態では、他のRET阻害剤は、4-{5-[ビス-(クロロエチル)-アミノ]-1-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル}酪酸ドデシルエステルである。
他のRETキナーゼ阻害剤のさらなる例としては、国際公開第WO2016/127074号に記載されるものが挙げられ、これは参照により本明細書に組み込まれる。例えば、いくつかの実施形態では、他のRET阻害剤は、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、環AおよびBが、各々独立して、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクリルから選択され、
各L
1およびL
2が独立して、結合、-(C1-C6アルキレン)-、-(C2-C6アルケニレン)-、-(C2-C6アルキニレン)-、-(C1-C6ハロアルキレン)-、-(C1-C6ヘテロアルキレン)-、-C(O)-、-O-、-S-、-S(O)、-S(O)
2-、-N(R
1)-、-O-(C1-C6アルキレン)-、-(C1-C6アルキレン)-O-、-N(R
1)-C(O)-、-C(O)N(R
1)-、-(C1-C6アルキレン)-N(R
1)-、-N(R
1)-(C1-C6アルキレン)-、-N(R
1)-C(O)-(C1-C6アルキレン)-、-(C1-C6アルキレン)-N(R
1)-C(O)-、-C(O)-N(R
1)-(C1-C6アルキレン)-、-(C1-C6アルキレン)-C(O)-N(R
1)-、-N(R
1)-S(O)
2-、-S(O)
2-N(R
1)-、-N(R
1)-S(O)
2-(C1-C6アルキレン)-、および-S(O)
2-N(R
1)-(C1-C6アルキレン)-から選択され、各アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、ハロアルキレン、およびヘテロアルキレンが独立して、R’の0~5つの出現で置換されており、
各R
AおよびR
Bが独立して、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、ハロ、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヒドロキシアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、および-N(R
1)(R
1)から選択され、各アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、およびヒドロキシアルキルが独立して、Raの0~5つの出現で置換されており、
各R
CおよびR
Dが独立して、C1-C6アルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、C1-C6アルコキシ、ハロ、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ハロアルコキシ、C1-C6ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ニトロ、シアノ、-C(O)R
1、-OC(O)R
1、-C(O)OR
1、-(C1-C6アルキレン)-C(O)R
1、-SR
1、-S(O)
2R
1、-S(O)
2-N(R
1)(R
1)、-(C1-C6アルキレン)-S(O)
2R
1、-(C1-C6アルキレン)-S(O)
2-N(R
1)(R
1)、-N(R
1)(R
1)-C(O)-N(R
1)(R
1)-N(R
1)-C(O)R
1、-N(R
1)-C(O)OR
1、-(C1-C6アルキレン)-N(R
1)-C(O)R
1、-N(R
1)S(O)
2R
1、および-P(O)(R
1)(R
1)から選択され、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、ヘテロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アラルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルの各々が独立して、R
aの0~5つの出現で置換されているか、または2つのR
Cもしくは2つのR
Dが、それらが結合する炭素原子(複数可)と一緒になって、R
aの0~5つの出現で独立して置換されたシクロアルキルもしくはヘテロシクリル環を形成し、
各R
1が独立して、水素、ヒドロキシル、ハロ、チオール、C1-C6アルキル、C1-C6チオアルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヒドロキシアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから選択され、アルキル、チオアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルの各々が独立して、R
bの0~5つの出現で置換されているか、または2つのR
1が、それらが結合する原子(複数可)と一緒になって、R
bの0~5つの出現で独立して置換されたシクロアルキルもしくはヘテロシクリル環を形成し、
各R
aおよびR
bが独立して、C1-C6アルキル、ハロ、ヒドロキシル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6ヒドロキシアルキル、C1-C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはシアノであり、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、シクロアルキル、およびヘテロシクリルの各々が独立して、R’の0~5つの出現で置換されており、
各R’が、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、ハロ、ヒドロキシル、C1-C6ハロアルキル、C1-C6ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、またはシアノであるか、または2つのR’が、それらが結合する原子(複数可)と一緒になって、シクロアルキルもしくはヘテロシクリル環を形成し、
mが、0、1、2、または3であり、
nが、0、1、または2であり、
pおよびqが各々独立して、0、1、2、3、または4である、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩である。例えば、RET阻害剤は、
、またはそれらの薬学的に許容される塩からなる群から選択され得る。
いくつかの実施形態では、RET阻害剤は、ABT-348(N-[4-[4-アミノ-7-[1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル]チエノ[3,2-c]ピリジン-3-イル]フェニル]-N’-(3-フルオロフェニル)尿素)、構造:
を有するAD-57、AD-80(1-(4-(4-アミノ-1-イソプロピル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-イル)フェニル)-3-(2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)尿素)、ALW-II-41-27(N-(5-((4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)-2-メチルフェニル)-5-(チオフェン-2-イル)ニコチンアミド)、アムバチニブ(MP470)(N-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-4-(ベンゾフロ[3,2-d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-カルボチオアミド)、BPR1J373(5-フェニルチアゾール-2-イルアミン-ピリミニド(pyriminide)の誘導体)、CLM3、ドラマピモド(BIRB-796)(1-(3-(tert-ブチル)-1-(p-トリル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(4-(2-モルホリノエトキシ)ナフタレン-1-イル)尿素)、DS-5010、ファミチニブ(famitinib)(5-[2-(ジエチルアミノ)エチル]-2-[(Z)-(5-フルオロ-2-オキソ-1H-インドール-3-イリデン)メチル]-3-メチル-6,7-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-4-オン)、フェドラチニブ(SAR 302503、TG101348)(N-(tert-ブチル)-3-((5-メチル-2-((4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)フェニル)アミノ)ピリミジン-4-イル)アミノ)ベンゼンスルホンアミド)、GSK3179106、GSK3352589、HG-6-63-01((E)-3-(2-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ビニル)-N-(4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチルベンズアミド)、NVP-BBT594(5-((6-アセトアミドピリミジン-4-イル)オキシ)-N-(4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル)インドリン-1-カルボキサミド)、PP2(4-アミノ-5-(4-クロロフェニル)-7-(ジメチルエチル)ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)、PP242(2-(4-アミノ-1-イソプロピル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-イル)-1H-インドール-5-オール)、キザルチニブ(AC220)(1-(5-(tert-ブチル)イソオキサゾール-3-イル)-3-(4-(7-(2-モルホリノエトキシ)ベンゾ[d]イミダゾ[2,1-b]チアゾール-2-イル)フェニル)尿素)、セマクサニブ(SU5416、VEGFR2キナーゼ阻害剤III)((Z)-3-((3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-イル)メチレン)インドリン-2-オン)、SU4984(3-[4-(1-ホルミルピペラジン-4-イル)ベンジリデニル]-2-インドリノン);ウィサフェリンA((4β,5β,6β,22R)-4,27-ジヒドロキシ-5,6:22,26-ジエポキシエルゴスタ-2,24-ジエン-1,26-ジオン)、XL-999((Z)-5-((1-エチルピペリジン-4-イル)アミノ)-3-((3-フルオロフェニル)(5-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)メチレン)インドリン-2-オン)、XMD15-44(N-(4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-3-(ピリジン-3-イルエチニル)ベンズアミド)、Y078-DM1(細胞傷害剤マイタンシンの誘導体に結合したRET抗体(Y078)で構成された抗体薬物コンジュゲート)、およびY078-DM1(細胞傷害剤マイタンシンの誘導体に結合したRET抗体(Y078)で構成された抗体薬物コンジュゲート)からなる群から選択される。
RET阻害剤のさらなる例としては、N-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチルフェニル)-N’-{4’-[(2’’-ベンズアミド)ピリジン-4’’-イルアミノ]フェニル}尿素、1-イソプロピル-3-(フェニルエチニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-アミン、3-((6,7-ジメトキシキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-フルオロ-2-メチルフェノール、N-(5-(tert-ブチル)イソオキサゾール-3-イル)-2-(4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)フェニル)アセトアミド、N-(5-(tert-ブチル)イソオキサゾール-3-イル)-2-(3-(イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-イルオキシ)フェニル)アセトアミド、2-アミノ-6-{[2-(4-クロロフェニル)-2-オキソエチル]スルファニル}-4-(3-チエニル)ピリジン-3,5-ジカルボニトリル、および3-アリールウレイドベンジリデン-インドリン-2-オンが挙げられる。
なお他の治療薬としては、例えば、米国特許第7,504,509号、同第8,012,966号、同第8,299,057号、同第8,399,442号、同第8,067,434号、同第8,629,135号、同第8,895,744号、同第8,937,071号、同第9,006,256号、および同第9,035,063号、ならびに米国公開第2015/0272958号、同第2015/0238477号、同第2014/0121239号、同第20160176865号、同第2011/0053934号、同第2011/0301157号、同第2010/0324065号、同第2009/0227556号、同第2009/0130229号、同第2009/0099167号、同第2005/0209195号、国際公開第WO2017/043550号、同第WO2017/026718号、同第WO2016/037578号、同第WO2016/038519号、同第WO2016/038552号、同第WO2014/184069号、同第WO2014/072220号、同第WO2012/053606号、同第WO2009/017838号、同第WO2008/031551号、同第WO2007/136103号、同第WO2007/087245号、同第WO2007/057399号、同第WO2005/051366号、同第WO2005/062795号、および同第WO2005/044835号、ならびにJ.Med.Chem.2012,55(10),4872-4876に記載されるものなどのRET阻害剤が挙げられ、これらの全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
受容体チロシンキナーゼ(例えば、Trk)標的治療薬の非限定的な例としては、アファチニブ、カボザンチニブ、セツキシマブ、クリゾチニブ、ダブラフェニブ、エントレクチニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、レスタウルチニブ、ニロチニブ、パゾパニブ、パニツムマブ、ペルツズマブ、スニチニブ、トラスツズマブ、l-((3S,4R)-4-(3-フルオロフェニル)-l-(2-メトキシエチル)ピロリジン-3-イル)-3-(4-メチル-3-(2-メチルピリミジン-5-イル)-l-フェニル-lH-ピラゾール-5-イル)尿素、AG 879、AR-772、AR-786、AR-256、AR-618、AZ-23、AZ623、DS-6051、Go 6976、GNF-5837、GTx-186、GW 441756、LOXO-101、MGCD516、PLX7486、RXDX101、TPX-0005、およびTSR-011が挙げられる。さらなるTrk標的治療薬としては、米国特許第8,450,322号、同第8,513,263号、同第8,933,084号、同第8,791,123号、同第8,946,226号、同第8,450,322号、同第8,299,057号、および同第8,912,194、米国公開第2016/0137654号、同第2015/0166564号、同第2015/0051222号、同第2015/0283132号、および同第2015/0306086号、国際公開第WO2010/033941号、同第WO2010/048314号、同第WO2016/077841号、同第WO2011/146336号、同第WO2011/006074号、同第WO2010/033941号、同第WO2012/158413号、同第WO2014/078454号、同第WO2014/078417号、同第WO2014/078408号、同第WO2014/078378号、同第WO2014/078372号、同第WO2014/078331号、同第WO2014/078328号、同第WO2014/078325号、同第WO2014/078323号、同第WO2014/078322号、同第WO2015/175788号、同第WO2009/013126号、同第WO2013/174876号、同第WO2015/124697号、同第WO2010/058006号、同第WO2015/017533号、同第WO2015/112806号、同第WO2013/183578号、および同第WO2013/074518号に記載されるものが挙げられ、これらの全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
Trk阻害剤のさらなる例は、米国特許第8,637,516号、国際公開第WO2012/034091号、米国特許第9,102,671号、国際公開第WO2012/116217号、米国公開第2010/0297115号、国際公開第WO2009/053442号、米国特許第8,642,035号、国際公開第WO2009/092049号、米国特許第8,691,221号、国際公開第WO2006/131952号に見出すことができ、これらの全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。例示的なTrk阻害剤としては、Cancer Chemother.Pharmacol.75(1):131-141,2015に記載されるGNF-4256、およびACS Med.Chem.Lett.3(2):140-145,2012に記載されるGNF-5837(N-[3-[[2,3-ジヒドロ-2-オキソ-3-(1H-ピロル-2-イルメチレン)-1H-インドール-6-イル]アミノ]-4-メチルフェニル]-N′-[2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]-尿素)が挙げられ、これらの各々はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
Trk阻害剤のさらなる例としては、米国公開第2010/0152219号、米国特許第8,114,989号、および国際公開第WO2006/123113号に開示されるものが挙げられ、これらの全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。例示的なTrk阻害剤としては、Cancer 117(6):1321-1391,2011に記載されるAZ623、Cancer Biol.Ther.16(3):477-483,2015に記載されるAZD6918、Cancer Chemother.Pharmacol.70:477-486,2012に記載されるAZ64、Mol.Cancer Ther.8:1818-1827,2009に記載されるAZ-23((S)-5-Chloro-N2-(1-(5-フルオロピリジン-2-イル)エチル)-N4-(5-イソプロポキシ-1H-ピラゾール-3-イル)ピリミジン-2,4-ジアミン)が挙げられ、およびAZD7451が挙げられ、これらの各々はその全体が参照により組み込まれる。
Trk阻害剤には、米国特許第7,615,383号、同第7,384,632号、同第6,153,189号、同第6,027,927号、同第6,025,166号、同第5,910,574号、同第5,877,016号、および同第5,844,092号に記載されるものが含まれ得、これらの各々はその全体が参照により組み込まれる。
Trk阻害剤のさらなる例としては、Int.J.Cancer 72:672-679,1997に記載されるCEP-751、Acta Derm.Venereol.95:542-548,2015に記載されるCT327、国際公開第WO2012/034095号に記載される化合物、米国特許第8,673,347号および国際公開第WO2007/022999号に記載される化合物、米国特許第8,338,417号に記載される化合物、国際公開第WO2016/027754号に記載される化合物、米国特許第9,242,977号に記載される化合物、米国公開第2016/0000783号に記載される化合物、PLoS One 9:e95628,2014に記載されるスニチニブ(N-(2-ジエチルアミノエチル)-5-[(Z)-(5-フルオロ-2-オキソ-1H-インドール-3-イリデン)メチル]-2,4-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキサミド)、国際公開第WO2011/133637号に記載される化合物、米国特許第8,637,256号に記載される化合物、Expert.Opin.Ther.Pat.24(7):731-744,2014に記載される化合物、Expert Opin.Ther.Pat.19(3):305-319,2009に記載される化合物、ACS Med.Chem.Lett.6(5):562-567,2015に記載される(R)-2-フェニルピロリジン置換イミダゾピリダジン、例えば、GNF-8625、(R)-1-(6-(6-(2-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-イル)イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-イル)-[2,4’-ビピリジン]-2’-イル)ピペリジン-4-オール、PLoS One 8(12):e83380,2013に記載されるGTx-186および他のもの、Mol.Cell Biochem.339(1-2):201-213,2010に記載されるK252a((9S-(9α,10β,12α))-2,3,9,10,11,12-ヘキサヒドロ-10-ヒドロキシ-10-(メトキシカルボニル)-9-メチル-9,12-エポキシ-1H-ジインドロ[1,2,3-fg:3’,2’,1’-kl]ピロロ[3,4-i][1,6]ベンゾジアゾシン-1-オン)、J.Med.Chem.51(15):4672-4684,2008に記載される4-アミノピラゾリルピリミジン、例えば、AZ-23(((S)-5-クロロ-N2-(1-(5-フルオロピリジン-2-イル)エチル)-N4-(5-イソプロポキシ-1H-ピラゾール-3-イル)ピリミジン-2,4-ジアミン))、Mol.Cancer Ther.6:3158,2007に記載されるPHA-739358(ダヌセルチブ(danusertib))、J.Neurochem.72:919-924,1999に記載されるGo 6976(5,6,7,13-テトラヒドロ-13-メチル-5-オキソ-12H-インドロ[2,3-a]ピロロ[3,4-c]カルバゾール-12-プロパンニトリル)、IJAE 115:117,2010に記載されるGW441756((3Z)-3-[(1-メチルインドール-3-イル)メチリデン]-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-オン)、J.Carcinog.12:22,2013に記載されるミルシクリブ(milciclib)(PHA-848125AC)、AG-879((2E)-3-[3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]-2-シアノ-2-プロペンチオアミド)、アルチラチニブ(N-(4-((2-(シクロプロパンカルボキサミド)ピリジン-4-イル)オキシ)-2,5-ジフルオロフェニル)-N-(4-フルオロフェニル)シクロプロパン-1,1-ジカルボキサミド)、カボザンチニブ(N-(4-((6,7-ジメトキシキノリン-4-イル)オキシ)フェニル)-N’-(4-フルオロフェニル)シクロプロパン-1,1-ジカルボキサミド)、レスタウルチニブ((5S,6S,8R)-6-ヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-7,8,14,15-テトラヒドロ-5H-16-オキサ-4b,8a,14-トリアザ-5,8-メタノジベンゾ[b,h]シクロオクタ[jkl]シクロペンタ[e]-アス-インダセン-13(6H)-オン)、ドバチニブ(dovatinib)(4-アミノ-5-フルオロ-3-[6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]キノリン-2(1H)-オン モノ2-ヒドロキシプロパノエート水和物)、シトラバチニブ(N-(3-フルオロ-4-((2-(5-(((2-メトキシエチル)アミノ)メチル)ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-7-イル)オキシ)フェニル)-N-(4-フルオロフェニル)シクロプロパン-1,1-ジカルボキサミド)、ONO-5390556、レゴラフェニブ(4-[4-({[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}アミノ)-3-フルオロフェノキシ]-N-メチルピリジン-2-カルボキサミド水和物)、およびVSR-902Aが挙げられ、上記の参考文献の全ては、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
Trk阻害剤がTrkA、TrkB、および/またはTrk C阻害剤として作用する能力は、米国特許第8,513,263号の実施例AおよびBに記載されるアッセイを使用して試験することができ、これは参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、シグナル伝達経路阻害剤には、Ras-Raf-MEK-ERK経路阻害剤(例えば、ビニメチニブ、セルメチニブ、エンコラフィニブ(encorafinib)、ソラフェニブ、トラメチニブ、およびベムラフェニブ)、PI3K-Akt-mTOR-S6K経路阻害剤(例えば、エベロリムス、ラパマイシン、ペリホシン、テムシロリムス)、ならびに他のキナーゼ阻害剤、例えば、バリシチニブ、ブリガチニブ、カプマチニブ、ダヌセルチブ(danusertib)、イブルチニブ、ミルシクリブ(milciclib)、ケルセチン、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、セマキサニブ、AP32788、BLU285、BLU554、INCB39110、INCB40093、INCB50465、INCB52793、INCB54828、MGCD265、NMS-088、NMS-1286937、PF 477736((R)-アミノ-N-[5,6-ジヒドロ-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソ-1Hピロロ[4,3,2-ef][2,3]ベンゾジアゼピン-8-イル]-シクロヘキサンアセトアミド)、PLX3397、PLX7486、PLX8394、PLX9486、PRN1008、PRN1371、RXDX103、RXDX106、RXDX108、およびTG101209(N-tert-ブチル-3-(5-メチル-2-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニルアミノ)ピリミジン-4-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド)が含まれる。
チェックポイント阻害剤の非限定的な例としては、イピリムマブ、トレメリムマブ、ニボルマブ、ピジリズマブ、MPDL3208A、MEDI4736、MSB0010718C、BMS-936559、BMS-956559、BMS-935559(MDX-1105)、AMP-224、およびペムブロリズマブが挙げられる。
いくつかの実施形態では、細胞傷害性化学療法剤は、三酸化ヒ素、ブレオマイシン、カバジタキセル、カペシタビン、カルボプラチン、シスプラチン、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダウノルビシン、ドセタキセル、ドキソルビシン、エトポシド、フルオロウラシル、ゲムシタビン、イリノテカン、ロムスチン、メトトレキサート、マイトマイシンC、、オキサリプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、テモゾロミド、およびビンクリスチンから選択される。
血管新生標的療法剤の非限定的な例としては、アフリベルセプトおよびベバシズマブが挙げられる。
「免疫療法」という用語は、免疫系を調節する薬剤を指す。いくつかの実施形態では、免疫療法は、免疫系の制御因子の発現および/または活性を増加させることができる。いくつかの実施形態では、免疫療法は、免疫系の制御因子の発現および/または活性を減少させることができる。いくつかの実施形態では、免疫療法は、免疫細胞の活性を動員および/または増強することができる。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、細胞免疫療法(例えば、養子T細胞療法、樹状細胞療法、ナチュラルキラー細胞療法)である。いくつかの実施形態では、細胞免疫療法は、sipuleucel-T(APC8015、Provenge(商標)、Plosker(2011)Drugs 71(1):101-108)である。いくつかの実施形態では、細胞免疫療法は、キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞を含む。いくつかの実施形態では、細胞免疫療法は、CAR-T細胞療法である。いくつかの実施形態では、CAR-T細胞療法は、tisagenlecleucel(Kymriah(商標))である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、抗体療法(例えば、モノクローナル抗体、コンジュゲート抗体)である。いくつかの実施形態では、抗体療法は、ベバシズマブ(Mvasti(商標)、Avastin(登録商標))、トラスツズマブ(Herceptin(登録商標))、アベルマブ(Bavencio(登録商標))、リツキシマブ(MabThera(商標)、Rituxan(登録商標))、エドレコロマブ(Panorex)、ダラツムアブ(daratumuab)(Darzalex(登録商標))、オララツマブ(Lartruvo(商標))、オファツムマブ(Arzerra(登録商標))、アレムツズマブ(Campath(登録商標))、セツキシマブ(Erbitux(登録商標))、オレゴボマブ、ペムブロリズマブ(Keytruda(登録商標))、ディヌチキシマブ(dinutiximab)(Unituxin(登録商標))、オビヌツズマブ(Gazyva(登録商標))、トレメリムマブ(CP-675,206)、ラムシルマブ(Cyramza(登録商標))、ウブリツキシマブ(TG-1101)、パニツムマブ(Vectibix(登録商標))、エロツズマブ(Empliciti(商標))、アベルマブ(Bavencio(登録商標))、ネシツムマブ(Portrazza(商標))、シルムツズマブ(cirmtuzumab)(UC-961)、イブリツモマブ(Zevalin(登録商標))、イサツキシマブ(SAR650984)、ニモツズマブ、フレソリムマブ(GC1008)、リリルマブ(INN)、モガムリズマブ(Poteligeo(登録商標))、フィクラツズマブ(AV-299)、デノスマブ(Xgeva(登録商標))、ガニツマブ、ウレルマブ、ピジリズマブ、またはアマツキシマブである。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、抗体-薬物コンジュゲートである。いくつかの実施形態では、抗体-薬物コンジュゲートは、ゲムツズマブオゾガマイシン(Mylotarg(商標))、イノツズマブオゾガマイシン(Besponsa(登録商標))、ブレンツキシマブベドチン(Adcetris(登録商標))、アド-トラスツズマブエムタンシン(TDM-1、Kadcyla(登録商標))、ミルベツキシマブソラブタンシン(IMGN853)、またはアネツマブラブタンシン(anetumab ravtansine)である
いくつかの実施形態では、免疫療法は、ブリナツモマブ(AMG103、Blincyto(登録商標))またはミドスタウリン(Rydapt)を含む。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、毒素を含む。いくつかの実施形態では、免疫療法は、デニロイキンジフチトクス(Ontak(登録商標))である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、サイトカイン療法である。いくつかの実施形態では、サイトカイン療法は、インターロイキン2(IL-2)療法、インターフェロンα(IFNα)療法、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)療法、インターロイキン12(IL-12)療法、インターロイキン15(IL-15)療法、インターロイキン7(IL-7)療法、またはエリスロポエチンα(EPO)療法である。いくつかの実施形態では、IL-2療法は、アルデスロイキン(Proleukin(登録商標))である。いくつかの実施形態では、IFNα療法は、IntronA(登録商標)(Roferon-A(登録商標))である。いくつかの実施形態では、G-CSF療法は、フィルグラスチム(Neupogen(登録商標))である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、免疫チェックポイント阻害剤である。いくつかの実施形態では、免疫療法は、1つ以上の免疫チェックポイント阻害剤を含む。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤は、CTLA-4阻害剤、PD-1阻害剤、またはPD-L1阻害剤である。いくつかの実施形態では、CTLA-4阻害剤は、イピリムマブ(Yervoy(登録商標))またはトレメリムマブ(CP-675,206)である。いくつかの実施形態では、PD-1阻害剤は、ペムブロリズマブ(Keytruda(登録商標))またはニボルマブ(Opdivo(登録商標))である。いくつかの実施形態では、PD-L1阻害剤は、アテゾリズマブ(Tecentriq(登録商標))、アベルマブ(Bavencio(登録商標))、またはデュルバルマブ(Imfinzi(商標))である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、mRNAベースの免疫療法である。いくつかの実施形態では、mRNAベースの免疫療法は、CV9104である(例えば、Rausch et al.(2014)Human Vaccin Immunother 10(11):3146-52、およびKubler et al.(2015)J.Immunother Cancer 3:26を参照されたい)。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、カルメット-ゲラン桿菌(BCG)療法である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、腫瘍溶解性ウイルス療法である。いくつかの実施形態では、腫瘍溶解性ウイルス療法は、タリモジーン・アルハーパレプベック(talimogene alherparepvec)(T-VEC、Imlygic(登録商標))である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、癌ワクチンである。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンである。いくつかの実施形態では、HPVワクチンは、Gardasil(登録商標)、Gardasil9(登録商標)、またはCervarix(登録商標)である。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、B型肝炎ウイルス(HBV)ワクチンである。いくつかの実施形態では、HBVワクチンは、Engerix-B(登録商標)、Recombivax HB(登録商標)、またはGI-13020(Tarmogen(登録商標))である。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、Twinrix(登録商標)またはPediarix(登録商標)である。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、BiovaxID(登録商標)、Oncophage(登録商標)、GVAX、ADXS11-001、ALVAC-CEA、PROSTVAC(登録商標)、Rindopepimut(登録商標)、CimaVax-EGF、ラプルーセル-T(APC8024、Neuvenge(商標))、GRNVAC1、GRNVAC2、GRN-1201、ヘプコルテスペンリシムト(hepcortespenlisimut)-L(Hepko-V5)、DCVAX(登録商標)、SCIB1、BMT CTN 1401、PrCa VBIR、PANVAC、ProstAtak(登録商標)、DPX-Survivac、またはビアジェンプマツセル(viagenpumatucel)-L(HS-110)である。
いくつかの実施形態では、免疫療法は、ペプチドワクチンである。いくつかの実施形態では、ペプチドワクチンは、ネリペピムト-S(E75)(NeuVax(商標))、IMA901、またはSurVaxM(SVN53-67)である。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、免疫原性個別化ネオ抗原ワクチンである(例えば、Ott et al.(2017)Nature 547:217-221、Sahin et al.(2017)Nature 547:222-226を参照されたい)。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、RGSH4KまたはNEO-PV-01である。いくつかの実施形態では、癌ワクチンは、DNAベースのワクチンである。いくつかの実施形態では、DNAベースのワクチンは、マンマグロビン-A DNAワクチンである(例えば、Kim et al.(2016)OncoImmunology 5(2):e1069940を参照されたい)。
いくつかの実施形態では、免疫標的剤は、アルデスロイキン、インターフェロンα-2b、イピリムマブ、ランブロリズマブ、ニボルマブ、プレドニゾン、およびシプロイセル-Tから選択される。
放射線療法の非限定的な例としては、放射性ヨウ素療法、体外照射療法、およびラジウム223療法が挙げられる。
さらなるキナーゼ阻害剤としては、例えば、米国特許第7,514,446号、同第7,863,289号、同第8,026,247号、同第8,501,756号、同第8,552,002号、同第8,815,901号、同第8,912,204号、同第9,260,437号、同第9,273,051号、米国公開第US2015/0018336号、国際公開第WO2007/002325号、同第WO2007/002433号、同第WO2008/080001号、同第WO2008/079906号、同第WO2008/079903号、同第WO2008/079909号、同第WO2008/080015号、同第WO2009/007748号、同第WO2009/012283号、同第WO2009/143018号、同第WO2009/143024号、同第WO2009/014637;号、同第2009/152083号、同第WO2010/111527号、同第WO2012/109075号、同第WO2014/194127号、同第WO2015/112806号、同第WO2007/110344号、同第WO2009/071480号、同第WO2009/118411号、同第WO2010/031816号、同第WO2010/145998号、同第WO2011/092120号、同第WO2012/101032号、同第WO2012/139930号、同第WO2012/143248号、同第WO2012/152763号、同第WO2013/014039号、同第WO2013/102059号、同第WO2013/050448号、同第WO2013/050446号、同第WO2014/019908号、同第WO2014/072220号、同第WO2014/184069号、および同第WO2016/075224号に記載されるものが挙げられ、これらの全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
キナーゼ阻害剤のさらなる例としては、例えば、WO2016/081450、WO2016/022569、WO2016/011141、WO2016/011144、WO2016/011147、WO2015/191667、WO2012/101029、WO2012/113774、WO2015/191666、WO2015/161277、WO2015/161274、WO2015/108992、WO2015/061572、WO2015/058129、WO2015/057873、WO2015/017528、WO/2015/017533、WO2014/160521、およびWO2014/011900に記載されるものが挙げられ、これらの各々はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
したがって、癌を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、(a)式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と、(b)さらなる治療薬と、(c)任意に、癌の治療のための同時、別々、または連続した使用のための少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体と、を含む、癌の治療のための薬学的組み合わせを投与することを含む、方法もまた本明細書に提供され、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物およびさらなる治療薬の量は合わせて、癌の治療に有効である。
いくつかの実施形態では、さらなる治療薬(複数可)には、癌の標準治療である上記に列強された療法または治療薬のいずれか1つが含まれ、癌は、RET遺伝子、RETタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する。
これらのさらなる治療薬は、同じかもしくは別々の剤形の一部として、同じかもしくは異なる投与経路を介して、かつ/または当業者に既知である標準薬務に従う同じかもしくは異なる投与スケジュールで、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物の1回以上の用量と共に投与され得る。
(i)(a)式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と、(b)少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知である例示的なさらなる治療薬のいずれか)と、(c)任意に、癌の治療のための同時、別々、または連続した使用のための少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体を含み、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物およびさらなる治療薬の量が合わせて、癌の治療に有効である、治療を必要とする患者において癌を治療するための薬学的組み合わせ、(ii)そのような組み合わせを含む医薬組成物、(iii)癌の治療のための薬剤の調製のためのそのような組み合わせの使用、ならびに(iv)同時、別々、または連続した使用のための組み合わせた調製物としてそのような組み合わせを含む市販のパッケージまたは製品、ならびに治療を必要とする患者における癌の治療方法もまた、本明細書に提供される。一実施形態では、患者は、ヒトである。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌である。例えば、RET阻害剤耐性変異を有するRET関連癌。
本明細書で使用される「薬学的組み合わせ」という用語は、1つ以上の活性成分を混合するかまたは組み合わせることで得られる薬学的療法を指し、活性成分の固定組み合わせおよび非固定組み合わせの両方を含む。「固定組み合わせ」という用語は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、化学療法剤)が両方とも、単一の組成物または投薬量の形態で同時に患者に投与されることを意味する。「非固定組み合わせ」という用語は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、化学療法剤)が、別々の組成物または投薬量として製剤化され、それにより、それらが、それらを必要とする患者に、同時に(simultaneously)、同時に(concurrently)、または可変の介在時間制限を伴って逐次的に投与され得、かかる投与が、患者の体内における2つ以上の化合物の有効なレベルを提供することを意味する。これらはまた、カクテル療法、例えば、3つ以上の活性成分の投与にも当てはまる
したがって、癌を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、(a)式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と、(b)さらなる治療薬と、(c)任意に、癌の治療のための同時、別々、または連続した使用のための少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体と、を含む、癌の治療のための薬学的組み合わせを投与することを含む、方法もまた本明細書に提供され、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物およびさらなる治療薬の量は合わせて、癌の治療に有効である。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、別々の投薬量として同時に投与される。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、別々の投薬量として逐次的に、任意の順序で、合わせて治療上有効である量で、例えば、毎日または断続的な投薬量で投与される。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、組み合わせた投薬量として同時に投与される。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌である。例えば、RET阻害剤耐性変異を有するRET関連癌。
そのような治療を必要とする患者におけるRETによって媒介される疾患または障害を治療する方法であって、患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を投与することを含む、方法もまた、本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、RETによって媒介される疾患または障害は、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常である。例えば、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。RETによって媒介される疾患または障害には、過剰発現および/または異常活性レベルを含む、RETの発現または活性と直接または間接的に関連する任意の疾患、障害、または状態が含まれ得る。一実施形態では、疾患は、癌(例えば、RET関連癌)である。一実施形態では、癌は、本明細書に記載される癌または癌のいずれかである。
腫瘍形成の遺伝的根拠は異なる癌の種類によって異なり得るものの、転移に必要とされる細胞および分子の機序は、全ての固形腫瘍の種類について類似していると考えられる。転移カスケードの間、癌細胞は、増殖阻害性応答を喪失し、接着性の変質を経て、細胞外マトリックス成分を分解することができる酵素を産生する。これは、元の腫瘍からの腫瘍細胞の分離、新たに形成された脈管構造を介した血液循環への浸潤、それらがコロニーを形成し得る好ましい遠隔部位での腫瘍細胞の移動および血管外遊走をもたらす。多くの遺伝子が転移のプロモーターまたは抑制因子として同定されている。例えば、グリア細胞系由来神経栄養因子(GDNF)およびそのRET受容体チロシンキナーゼの過剰発現は、癌の増殖および転移と相関されている。例えば、Zeng,Q.et al.J.Int.”Med.”Res.(2008)36(4):656-64を参照されたい。
したがって、それらを必要とする患者において、癌の転移を阻害するか、予防するか、その予防を補助するか、またはその症状を減少させるための方法であって、患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその医薬組成物を投与することを含む、方法もまた本明細書に提供される。かかる方法は、本明細書に記載される癌のうちの1つ以上の治療において使用され得る。例えば、米国公開第2013/0029925号、国際公開第WO2014/083567号、および米国特許第8,568,998号を参照されたい。いくつかの実施形態では、癌は、RET関連癌である。いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、化学療法剤を含む、さらなる療法または別の治療薬、例えば、キナーゼ阻害剤と組み合わせて使用される。例えば、第1または第2のRETキナーゼ阻害剤。
「転移」という用語は、当該技術分野で既知の用語であり、対象または患者における原発腫瘍から遠位の部位でのさらなる腫瘍(例えば、固形腫瘍)の形成を意味し、さらなる腫瘍は、原発腫瘍と同じまたは類似の癌細胞を含む。
RET関連癌を有する患者において転移またはさらなる転移を発症するリスクを減少させる方法であって、RET関連癌を有する患者を選択、同定、または診断することと、RET関連癌を有すると選択、同定、または診断された患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法もまた提供される。RET関連癌を有する患者において転移またはさらなる転移を発症するリスクを減少させる方法であって、RET関連癌を有する患者に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法もまた提供される。RET関連癌を有する患者における転移またはさらなる転移を発症するリスクの減少は、治療前の患者における転移もしくはさらなる転移を発症するリスクと比較され得るか、または治療を受けていないかもしくは異なる治療を受けている、類似のまたは同じRET関連癌を有する患者もしくは患者の集団と比較され得る。いくつかの実施形態では、RET関連癌は、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するRET関連癌である。
「転移を発症するリスク」という句は、原発腫瘍を有する対象または患者が、一定期間をかけて、対象または患者における原発腫瘍から遠位の部位でのさらなる腫瘍(例えば、固形腫瘍)を発症することになるリスクを意味し、さらなる腫瘍は、原発腫瘍と同じまたは類似の癌細胞を含む。癌を有する対象または患者において転移を発症するリスクを低減させるための方法は、本明細書に記載されている。
「さらなる転移を発症するリスク」という句は、原発腫瘍、および原発腫瘍から遠位の部位に1つ以上のさらなる腫瘍(1つ以上のさらなる腫瘍は、原発腫瘍と同じまたは類似の癌細胞を含む)を有する対象または患者が、原発腫瘍から遠位の1つ以上のさらなる腫瘍を発症するリスクを意味し、さらなる腫瘍は、原発腫瘍と同じまたは類所の癌細胞を含む。さらなる転移を発症するリスクを低減させるための方法は、本明細書に記載されている。
本明細書で使用される場合、「第1のRETキナーゼ阻害剤」または「第1のRET阻害剤」は、本明細書において定義されるRETキナーゼ阻害剤であるが、本明細書において定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まないRETキナーゼ阻害剤である。本明細書で使用される場合、「第2のRETキナーゼ阻害剤」または「第2のRET阻害剤」は、本明細書において定義されるRETキナーゼ阻害剤であるが、本明細書において定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まないRETキナーゼ阻害剤である。本明細書に提供される方法において第1および第2のRET阻害剤の両方が存在する場合、第1および第2のRETキナーゼ阻害剤は、異なるものである。
いくつかの実施形態では、腫瘍における1つ以上のRET阻害剤耐性変異の存在は、腫瘍を第1のRET阻害剤での治療に対してより耐性にさせる。RET阻害剤耐性変異が、腫瘍を第1のRET阻害剤での治療に対してより耐性にさせる場合に有用な方法は、以下に記載される。例えば、癌を有する対象を治療する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、同定された対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、第1のRET阻害剤と組み合わせて投与される。1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象を治療する方法であって、対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法もまた本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、第1のRET阻害剤と組み合わせて投与される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。
例えば、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に治療有効量の第1のRET阻害剤を投与することであって、当該第1のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に治療有効量の第1のRET阻害剤を投与することであって、当該第1のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗ガン剤と組み合わせて、対象に、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における表1の1つ以上の融合タンパク質および/または表2の1つ以上のRETキナーゼタンパク質の点変異/挿入/欠失を検出することと、(b)対象に治療有効量の第1のRET阻害剤を投与することであって、当該第1のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が表3もしくは4の少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗ガン剤と組み合わせて、対象に、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における融合タンパク質KIF5B-RETを検出することと、(b)対象に治療有効量の第1のRET阻害剤を投与することであって、当該第1のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞がRET阻害剤耐性変異V804Mを有するかどうかを判定すること、(d)単独療法としてもしくは別の抗ガン剤と組み合わせて、対象に、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物からなる群から選択される、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む。
別の例として、そのような治療を必要とする対象におけるRET関連癌を治療する方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与することであって、第2のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与することであって、第2のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における表1の1つ以上の融合タンパク質および/または表2の1つ以上のRETキナーゼタンパク質の点変異/挿入/欠失を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が表3または4の少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与することであって、第2のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における融合タンパク質KIF5B-RETを検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は、((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞がRET阻害剤耐性変異V804Mを有するかどうかを判定することと、(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与することであって、第2のRET阻害剤が、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される、投与すること、または(e)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することをさらに含む。
また、そのような治療を必要とする対象におけるRET関連癌を治療する方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法として、または別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合部もしくはその薬学的に許容される塩、または免疫療法剤)もしくは抗癌療法(例えば、手術または放射線)と組み合わせて、ステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法として、または別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合部もしくはその薬学的に許容される塩、または免疫療法剤)もしくは抗癌療法(例えば、手術または放射線)と組み合わせて、ステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における表1の1つ以上の融合タンパク質および/または表2の1つ以上のRETキナーゼタンパク質の点変異/挿入/欠失を検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物からなる群から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞が表3または4の少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法として、または別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合部もしくはその薬学的に許容される塩、または免疫療法剤)もしくは抗癌療法(例えば、手術または放射線)と組み合わせて、ステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される第2のRETキナーゼ阻害剤は、ステップ(d)で投与される。いくつかの実施形態では、かかる治療を必要とする対象においてRET関連癌を治療するための方法であって、(a)対象からの試料における融合タンパク質KIF5B-RETを検出することと、(b)対象に、治療有効量の、i)実施例番号1~20、ii)実施例番号21~40、iii)実施例番号41~49、iv)実施例番号50~70、v)実施例番号71~89、vi)実施例番号90~109、vii)実施例番号110~129、viii)実施例番号130~149、ix)実施例番号150~169、x)実施例番号170~189、xi)実施例番号190~209、xii)実施例番号210~229、xiii)実施例番号230~249、xiv)実施例番号250~259、xv)実施例番号270~289、xvi)実施例番号290~309、xvii)実施例番号310~329、xviii)実施例番号330~349、xix)実施例番号350~369、xx)実施例番号370~384、xxi)実施例番号385~394、xxii)実施例番号395~407、xxiii)実施例番号408~427、xxiii)実施例番号428~447、xxiv)実施例番号448~467、またはxxvi)実施例番号468~488、xxvii)実施例番号489~509、xxviii)実施例番号510~530、xxvix)実施例番号531~551、xxx)実施例番号552~572、xxxi)実施例番号573~593、xxxii)実施例番号594~614、xxxiii)実施例番号615~635、xxxiv)実施例番号636~686、xxxv)実施例番号687~707、xxxvi)実施例番号708~728、xxxvii)実施例番号729~749、xxxviii)実施例番号750~770、xxxix)実施例番号771~791、xl)実施例番号792~812、xli)実施例番号813~819から選択される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、本方法は((b)の後に)(c)対象から得られた試料中の癌細胞がRET阻害剤耐性変異V804Mを有するかどうかを判定することと、(d)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法として、または別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、式Iの第2の化合部もしくはその薬学的に許容される塩、または免疫療法剤)もしくは抗癌療法(例えば、手術または放射線)と組み合わせて、ステップ(b)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、カボザンチニブ、バンデタニブ、アレクチニブ、ソラフェニブ、レンバチニブ、ポナチニブ、ドビチニブ、スニチニブ、フォレチニブ、BLU667、およびBLU6864からなる群から選択される第2のRETキナーゼ阻害剤は、ステップ(d)で投与される。
癌を有する対象のための治療を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含む治療を選択することと、を含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、第1のRET阻害剤と組み合わせて投与される。癌を有する対象のための治療を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象のために、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含む治療を選択することと、を含む、方法もまた提供される。単独療法として第1のRET阻害剤を含まない治療のために癌を有する対象を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む治療のために同定された対象を選択することと、を含む、方法もまた提供される。単独療法として第1のRET阻害剤を含まない治療のために癌を有する対象を選択する方法であって、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の投与を含む治療のために、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象を選択することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。
癌(例えば、RET関連癌)を有する対象が、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療に対して陽性の応答を有する可能性を判定する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療に対して陽性の反応を有する可能性が低い(すなわち、陰性の応答を有する可能性が高い)ことを判定することと、を含む、方法もまた提供される。癌(例えば、RET関連癌)を有する対象が、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療に対して陽性の応答を有する可能性を判定する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有さない対象が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象と比較して、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療に対して陽性の応答を有する可能性が高いことを判定することと、を含む、方法もまた提供される。癌を有する対象における単独療法としての第1のRET阻害剤での治療の有効性を予測する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する対象からの試料中の癌細胞を有する対象において有効である可能性が低いことを判定することと、を含む、方法もまた提供される。癌を有する対象における単独療法としての第1のRET阻害剤での治療の有効性を予測する方法であって、単独療法としての第1のRET阻害剤での治療が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する対象からの試料中の癌細胞を有する対象において有効である可能性が低いことを判定することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。
癌を有する対象を治療する方法であって、(a)一定期間にわたって対象に第1のRET阻害剤の1回以上の用量を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(d)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、対象がステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤(例えば、第2のRET阻害剤、または式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。ステップ(c)のいくつかの実施形態では、別のRET阻害剤は、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。
癌を有する対象を治療する方法であって、(a)一定期間にわたって対象に第1のRET阻害剤の1回以上の用量を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与すること、または(d)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象にステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、ステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象に投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。
癌(例えば、RET関連癌)を有する対象を治療する方法であって、(a)癌を有し、かつ第1のRET阻害剤の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(b)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象に投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。ステップ(b)のいくつかの実施形態では、別の抗癌剤は、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
癌を有する対象を治療する方法であって、(a)癌を有し、かつ第1のRET阻害剤の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(b)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、対象に第2のRET阻害剤を投与すること、または(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量を投与することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象に投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。(b)のいくつかの実施形態では、別の抗癌剤は、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)一定期間にわたって対象に第1のRET阻害剤の1回以上の用量を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)対象が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、対象のために、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を選択すること、または(d)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象のために、ステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を選択することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、ステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象のために選択された場合、本方法は、対象のために別の抗癌剤の用量を選択することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。ステップ(c)のいくつかの実施形態では、別のRET阻害剤は、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)一定期間にわたって対象に第1のRET阻害剤の1回以上の用量を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)対象が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、第2のRET阻害剤を選択すること、または(d)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象のために、ステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量を選択することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、ステップ(a)の第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象のために選択された場合、本方法は、対象のために別の抗癌剤の用量を選択することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)癌を有し、かつ第1のRET阻害剤の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、(b)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、対象のために、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を選択すること、または(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量を選択することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象のために選択される場合、本方法はまた、対象のために別の抗癌剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)の用量を選択することもさらに含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。ステップ(c)のいくつかの実施形態では、別のRET阻害剤は、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)癌を有し、かつ第1のRET阻害剤の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、(b)対象が少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、対象のために、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、第2のRET阻害剤を選択すること、または(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量を選択することをさらに含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、対象に以前に投与された第1のRET阻害剤のさらなる用量が対象のために選択される場合、本方法はまた、対象のために別の抗癌剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または免疫療法剤)の用量を選択することもさらに含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された第1のRET阻害剤であり得る。
第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する対象のリスクを判定する方法であって、対象から得られた試料中の細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する細胞を有する対象を、第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する可能性が高いものとして同定することと、を含む、方法もまた提供される。第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する対象のリスクを判定する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する細胞を有する対象を、第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する可能性が高いものとして同定することを含む、方法もまた提供される。第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌の存在を判定する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を有すると判定することと、を含む、方法もまた提供される。第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌の存在を判定する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が第1のRET阻害剤に対するいくらかの耐性を有する癌を有すると判定することと、を含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、表3および4に列挙される1つ以上のRET阻害剤耐性変異を含む。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eを含み得る。
本明細書に記載される方法のいずれかのいくつかの実施形態では、第1のRET阻害剤での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与するRET阻害剤耐性変異は、表3または4に列挙されるRET阻害剤耐性変異のいずれか(例えば、アミノ酸804位での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804E)であり得る。
いくつかの実施形態では、腫瘍における1つ以上のRET阻害剤耐性変異の存在は、腫瘍を、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対してより耐性にさせる。RET阻害剤耐性変異が腫瘍を式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対してより耐性にさせる場合に有用な方法は、以下に記載される。例えば、癌を有する対象を治療する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、同定された対象に、単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)を投与することと、を含む、方法が本明細書に提供される。1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象を治療する方法であって、対象に、単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)を投与することを含む、方法もまた本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、同定された対象のために単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)を選択することと、を含む、方法もまた提供される。癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象のために、単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)を選択することを含む、方法もまた提供される。単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)のために癌を有する対象を選択する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象を同定することと、単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)のために、同定された対象を選択することと、を含む、方法もまた提供される。単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療(例えば、第2のRETキナーゼ阻害剤)のために癌を有する対象を選択する方法であって、単独療法として式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含まない治療のために、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると同定された対象を選択することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。
癌を有する対象が、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対して陽性の応答を有する可能性を判定する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対して陽性の反応を有する可能性が低いことを判定することと、を含む、方法もまた提供される。癌を有する対象が、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対して陽性の応答を有する可能性を判定する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対して陽性の反応を有する可能性が低いことを判定することを含む、方法もまた提供される。癌を有する対象における単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療の有効性を予測する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する対象からの試料中の癌細胞を有する対象において有効である可能性が低いことを判定することと、を含む、方法もまた提供される。癌を有する対象における単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療の有効性を予測する方法であって、単独療法としての式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する対象からの試料中の癌細胞を有する対象において有効である可能性が低いことを判定することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。
癌を有する対象を治療する方法であって、(a)一定時間にわたって式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象に、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、もしくは式Iの第2の化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(d)RET阻害剤耐性変異を有さない対象に、ステップ(a)の式Iの化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、ステップ(a)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量が対象に投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤、または式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒であり得る。
癌を有する対象を治療する方法であって、(a)癌を有し、かつ式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、(b)1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象に、単独療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、または式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、または(c)RET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する対象に以前に投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を投与することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、ステップ(a)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量が対象に投与される場合、対象はまた、別の抗癌剤も投与されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒であり得る
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)一定時間にわたって対象に式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1回以上の用量を投与すること、(b)(a)の後に、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、ならびに(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、対象のために、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、第2のRET阻害剤、または式Iの第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を選択すること、または(d)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象のために、ステップ(a)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を選択することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、患者のためにステップ(a)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量が選択される場合、本方法はまた、別の抗癌剤をさらに選択することも含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒であり得る
癌を有する対象のために治療を選択する方法であって、(a)癌を有し、かつ式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1回以上の用量を以前に投与された対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、(b)対象がRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合に、対象のために、単独療法としてもしくは別の抗癌剤と組み合わせた、第2のRET阻害剤、または式Iの第2の阻害剤またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を選択すること、または(c)対象がRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞を有する場合に、対象に以前に投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量を選択することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、患者のためにステップ(a)の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物のさらなる用量が選択される場合、本方法はまた、別の抗癌剤をさらに選択することも含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、当該技術分野で既知の任意の抗癌剤である。例えば、さらなる抗癌剤は、別のRET阻害剤(例えば、第2のRET阻害剤)である。いくつかの実施形態では、さらなる抗癌剤は、免疫療法剤である。いくつかの実施形態では、別のRETは、ステップ(a)において投与された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒であり得る
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する対象のリスクを判定する方法であって、対象から得られた試料中の細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、対象が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する細胞を有する場合に、この対象を、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する可能性が高いものとして同定することと、を含む、方法もまた提供される。式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する対象のリスクを判定する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する細胞を有する対象を、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を発症する可能性が高いものとして同定することを含む、方法もまた提供される。式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌の存在を判定する方法であって、対象から得られた試料中の癌細胞が1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定することと、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を有すると判定することと、を含む、方法もまた提供される。式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌の存在を判定する方法であって、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する対象が、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対するいくらかの耐性を有する癌を有すると判定することを含む、方法もまた提供される。いくつかの実施形態では、1つ以上のRET阻害剤耐性変異は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物での治療に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与する。
本明細書に記載される方法のいずれかのいくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に対する増加した耐性を癌細胞または腫瘍に付与するRET阻害剤耐性変異は、表3または4に列挙されるRET阻害剤阻害剤耐性変異のいずれかであり得る。
RET阻害剤(例えば、本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知であるRET阻害剤のいずれか)に対する癌細胞または腫瘍の耐性のレベルを判定する方法は、当該技術分野で既知の方法を使用して判定され得る。例えば、RET阻害剤に対する癌細胞の耐性のレベルは、癌細胞の生存率についてRET阻害剤(例えば、本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知であるRET阻害剤のいずれか)のIC50を判定することによって評価することができる。他の例では、RET阻害剤に対する癌細胞の耐性のレベルは、RET阻害剤(例えば、本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知であるRET阻害剤のいずれか)の存在下での癌細胞の増殖率を判定することによって評価することができる。他の例では、RET阻害剤に対する腫瘍の耐性のレベルは、RET阻害剤(例えば、本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知であるRET阻害剤のいずれか)での治療中に経時的に対象における1つ以上の腫瘍の質量または大きさを判定することによって評価することができる。他の例では、RET阻害剤に対する癌細胞または腫瘍の耐性のレベルは、RET阻害剤耐性変異のうちの1つ以上を含むRETキナーゼ(すなわち、対象の癌細胞またたは腫瘍において発現されるものと同じRETキナーゼ)の活性を判定することによって間接的に評価することができる。1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞または腫瘍のRET阻害剤に対する耐性のレベルは、RET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞または腫瘍(例えば、同じRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞もしくは腫瘍、いかなるRET阻害剤耐性変異も有さない癌細胞もしくは腫瘍、または野生型RETタンパク質を発現する癌細胞もしくは腫瘍)における耐性のレベルと比較したものである。例えば、1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞または腫瘍の耐性の判定されたレベルは、RET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞または腫瘍(例えば、同じRET阻害剤耐性変異を有さない癌細胞もしくは腫瘍、いかなるRET阻害剤耐性変異も有さない癌細胞もしくは腫瘍、または野生型RETタンパク質を発現する癌細胞もしくは腫瘍)の耐性のレベルの約1%超、約2%超、約3%超、約4%超、約5%超、約6%超、約7%超、約8%超、約9%超、約10%超、約11%超、約12%超、約13%超、約14%超、約15%超、約20%超、約25%超、約30%超、約35%超、約40%超、約45%超、約50%超、約60%超、約70%超、約80%超、約90%超、約100%超、約110%超、約120%超、約130%超、約140%超、約150%超、約160%超、約170%超、約180%超、約190%超、約200%超、約210%超、約220%超、約230%超、約240%超、約250%超、約260%超、約270%超、約280%超、約290%超、または約300%超であり得る。
RETは、皮膚および腸における求心性侵害受容器の発達および生存において重要な役割を果たすと考えられている。RETキナーゼノックアウトマウスは、腸管神経が欠損しており、他の神経系の異常を有し、これは機能的RETキナーゼタンパク質産物が発達において必要であることを示す(Taraviras,S.et al.,Development,1999,126:2785-2797)。さらに、正常な結腸衰弱の欠損による結腸閉塞を特徴とするヒルシュスプルング病を有する患者の集団研究は、高い割合の機能的RET変異の家族性および散発性の欠損の両方を有する(Butler Tjaden N.,et al.,Transl.Res.,2013,162:1-15)。過敏性腸症候群(IBS)は、先進国において個体の10~20%が罹患する一般的案病気であり、異常な排便習慣、膨満、および内臓知覚過敏改を特徴とする(Camilleri,M.,N.Engl.J.Med.,2012,367:1626-1635)。IBSの病因は不明であるものの、脳と消化管との間の異常、腸内マイクロバイオームにおける障害、または炎症の増加に起因すると考えられている。結果として生じる消化管の変化は、正常な腸内の通過に影響を及ぼし、下痢または便秘のいずれかをもたらす。さらに、多くのIBS患者において、末端神経系の増感は、内臓知覚過敏またはアロディニアをもたらす(Keszthelyi,D.,Eur.J.Pain,2012,16:1444-1454)。例えば、米国公開第2015/0099762号を参照されたい。
したがって、下痢型、便秘型、または交互の便パターンを含む過敏性腸症候群(IBS)、機能性膨満、機能性便秘、機能性下痢、不特定腸機能障害、機能性腹痛症候群、慢性特発性便秘、機能性食道障害、機能性胃十二指腸障害、機能性肛門直腸痛、および炎症性腸疾患と診断された(またはそれを有すると同定された)患者を治療するための方法であって、患者に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法が本明細書に提供される。
RET関連過敏性腸症候群(IBS)を有すると同定または診断された患者(例えば、患者または患者から得られた生検試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済みの、例えばFDA承認済みのキットの使用によって、RET関連過敏性腸症候群(IBS)を有すると同定または診断された患者)を治療するための方法であって、患者に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法もまた本明細書に提供される。
IBSに関連する疼痛を治療するための方法であって、患者に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法もまた本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、IBSの1つ以上の症状を治療するために有用な別の治療薬と組み合わせて投与される。
治療を必要とする患者において過敏性腸症候群(IBS)を治療するための方法であって、(a)患者の過敏性腸症候群(IBS)がRET関連IBSであるかどうかを判定することと(例えば、患者または患者からの試料におけるRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を同定するための規制当局承認済みの、例えばFDA承認済みのキットを使用して、または本明細書に記載されるアッセイの非限定的な例のいずれかを実施することによって)、(b)IBSがRET関連IBSであると判定された場合、患者に治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することと、を含む、方法もまた提供される。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、同じまたは異なる作用機序では働く、過敏性腸症候群の治療に有効な1つ以上のさらなる治療薬または療法と組み合わせて、過敏性腸症候群(IBS)を治療するために有用である。少なくとも1つのさらなる治療薬は、同じかもしくは別々の剤形の一部として、同じ課もしくは異なる投与経路を介して、かつ当業者に既知である標準薬務に従う同じかもしくは異なる投与スケジュールで、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と共に投与され得る。
過敏性腸症候群(IBS)の治療のためのさらなる治療薬の非限定的な例としては、プロバイオティクス、繊維補助剤(例えば、サイリウム、メチルセルロース)、下痢止め薬(例えば、ロペラミド)、胆汁酸吸着薬(例えば、コレスチラミン、コレスチポール、コレセベラム)、抗コリン薬および鎮痙薬(例えば、ヒヨスチアミン、ジサイクロミン)、抗うつ剤(例えば、イミプラミンもしくはノトリプチリン(notriptyline)などの三環系抗うつ剤、またはフルオキセチンもしくはパロキセチンなどの選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI))、抗生物質(例えば、リファキシミン)、アロセトロン、ならびにルビプロストンが挙げられる。
したがって、過敏性腸症候群(IBS)を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、(a)式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と、(b)さらなる治療薬と、(c)任意に、IBSの治療のための同時、別々、または連続した使用のための少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体と、を含む、IBSの治療のための薬学的組み合わせを投与することを含む、方法もまた本明細書に提供され、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物およびさらなる治療薬の量は合わせて、IBSの治療に有効である。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、別々の投薬量として同時に投与される。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、別々の投薬量として逐次的に、任意の順序で、合わせて治療上有効である量で、例えば、毎日または断続的な投薬量で投与される。一実施形態では、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、およびさらなる治療薬は、組み合わせた投薬量として同時に投与される。
(i)(a)式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と、(b)少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、過敏性腸症候群の治療のために本明細書に記載されるかまたは当該技術分野で既知である例示的なさらなる治療薬のいずれか)と、(c)任意に、過敏性腸症候群の治療のための同時、別々、または連続した使用のための少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体を含み、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物およびさらなる治療薬の量が合わせて、過敏性腸症候群の治療に有効である、治療を必要とする患者において過敏性腸症候群を治療するための薬学的組み合わせ、(ii)そのような組み合わせを含む医薬組成物、(iii)過敏性腸症候群の治療のための薬剤の調製のためのそのような組み合わせの使用、ならびに(iv)同時、別々、または連続した使用のための組み合わせた調製物としてそのような組み合わせを含む市販のパッケージまたは製品、ならびに治療を必要とする患者における過敏性腸症候群の治療方法もまた、本明細書に提供される。一実施形態では、患者は、ヒトである。
本明細書で使用される「薬学的組み合わせ」という用語は、1つ以上の活性成分を混合するかまたは組み合わせることで得られる薬学的療法を指し、活性成分の固定組み合わせおよび非固定組み合わせの両方を含む。「固定組み合わせ」という用語は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、過敏性腸症候群の治療に有効な薬剤)が両方とも、単一の組成物または投薬量の形態で同時に患者に投与されることを意味する。「非固定組み合わせ」という用語は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物および少なくとも1つのさらなる治療薬(例えば、過敏性腸症候群の治療に有効な薬剤)が、別々の組成物または投薬量として製剤化され、それにより、それらが、それらを必要とする患者に、同時に(simultaneously)、同時に(concurrently)、または可変の介在時間制限を伴って逐次的に投与され得、かかる投与が、患者の体内における2つ以上の化合物の有効なレベルを提供することを意味する。一実施形態では、式Iの化合物およびさらなる治療薬は、別々の単位剤形として製剤化され、別々の投与剤形は、連続した投与または同時の投与のいずれかのために好適である。これらはまた、カクテル療法、例えば、3つ以上の活性成分の投与にも当てはまる。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、癌治療を受けている患者のための支持療法のための薬剤として使用することができる。例えば、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、下痢もしくは便秘の併発および/または腹痛などの1つ以上の癌療法での治療に関連する1つ以上の症状を低減させるために有用であり得る。例えば、米国公開第2015/0099762号、およびHoffman,J.M.et al.Gastroenterology(2012)142:844-854を参照されたい。したがって、本明細書に提供される化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または組成物は、癌治療に関連する1つ以上の合併症(例えば、下痢、便秘、または腹痛などの胃腸合併症)に対処するために患者に投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、癌治療を受けている患者(例えば、免疫関連有害事象、または下痢、便秘、および腹痛を含む胃腸合併症を経験している患者)に投与されてもよい。例えば、本明細書に提供される化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、チェックポイント阻害剤の投与に関連する大腸炎またはIBSの治療に使用することができる。例えば、Postow,M.A.et al.Journal of Clinical Oncology(2015)33:1974-1982を参照されたい。いくつかのかかる実施形態では、本明細書に提供される化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物は、低い生物学的利用能を呈するように製剤化され得、かつ/またはい腸管における送達について標的化され得る。例えば、米国特許第6,531,152号を参照されたい。
細胞におけるRETキナーゼ活性を阻害するための方法であって、細胞を式Iの化合物と接触させることを含む、方法もまた提供される。一実施形態では、この接触は、インビトロである。一実施形態では、この接触は、インビボである。一実施形態では、接触は、インビボであり、本方法は、RETキナーゼ活性を有する細胞を有する対象に、有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、細胞は、癌細胞である。一実施形態では、癌細胞は、本明細書に記載される任意の癌である。いくつかの実施形態では、癌細胞は、RET関連癌細胞である。いくつかの実施形態では、細胞は、胃腸細胞である。
哺乳動物細胞におけるRETキナーゼ活性を阻害するための方法であって、細胞を式Iの化合物と接触させることを含む、方法もまた提供される。一実施形態では、この接触は、インビトロである。一実施形態では、この接触は、インビボである。一実施形態では、接触は、インビボであり、本方法は、RETキナーゼ活性を有する細胞を有する哺乳動物に、有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、哺乳動物細胞は、哺乳動物癌細胞である。一実施形態では、哺乳動物癌細胞は、本明細書に記載される任意の癌である。いくつかの実施形態では、哺乳動物癌細胞は、RET関連癌細胞である。いくつかの実施形態では、哺乳動物細胞は、胃腸細胞である。
本明細書で使用される場合、「接触させる」という用語は、インビトロ系またはインビボ系において示された部分を一緒にすることを指す。例えば、RET化合物を本明細書に提供される化合物と「接触させる」ことは、本明細書に提供される化合物を、RETキナーゼを有するヒトなどの個体または患者に投与すること、ならびに、例えば、本明細書に提供される化合物を、RETキナーゼを含有する細胞調製物または精製された調製物を含有する試料に導入することを含む。
インビトロまたはインビボで、細胞増殖を阻害する方法であって、細胞を、有効量の、本明細書に定義される式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物と接触させることを含む、方法もまた、本明細書に提供される。
「有効量」という句は、かかる治療を必要とする患者に投与されたときに、(i)RETキナーゼ関連疾患もしくは障害を治療するか、(ii)特定の疾患、状態、もしくは障害の1つ以上の症状を減弱、改善、もしくは除去するか、または(iii)本明細書に記載される特定の疾患、状態、もしくは障害の1つ以上の症状の発症を遅延させるのに十分な化合物の量を意味する。かかる量に対応する式Iの化合物の量は、特定の化合物、疾患状態およびその重症度、治療を必要とする患者の独自性(例えば、体重)などの要因に応じて異なることになるが、それでもなお当業者によって慣習的に判定され得る。
医薬品として用いられる場合、式Iの化合物は、医薬組成物の形態で投与され得る。これらの組成物は、薬学分野で周知の様式で調製することができ、局所治療もまたは全身治療が所望されるかどうか、および治療される領域に応じて、多様な経路によって投与され得る。投与は、局所(経皮送達、表皮送達、眼内送達、ならびに鼻腔内、膣内、および直腸内送達を含む粘膜への送達)、肺内(例えば、粉末もしくはエアロゾルの吸入もしくは注入による(噴霧器によるものを含む)、気管内、もしくは鼻腔内)、経口、または非経口であり得る。経口投与は、1日に1回または1日に2回(BID)の投与のために製剤化された投与剤形を含み得る。非経口投与には、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、もしくは注射もしくは注入、または頭蓋内、例えば、髄腔内もしくは脳室内の投与が含まれる。非経口投与は、単一のボーラス用量の形態であり得るか、または例えば、連続かん流ポンプによるものであり得る。局所投与のための医薬組成物および製剤には、経皮パッチ、軟膏、ローション、クリーム、ゲル、滴剤、坐薬、スプレー、液体、および粉末が含まれ得る。従来の薬学的担体、水溶液、粉末、または油性基剤、増粘剤などは、必要であるかまたは望ましい場合がある。
1つ以上の薬学的に許容可能な担体(賦形剤)と組み合わせて、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を活性成分として含有する医薬組成物もまた本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、組成物は、局所投与に好適である。本明細書に提供される組成物の作製において、活性成分は典型的に、賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、または例えば、カプセル、サシェ、紙、もしくは他の容器の形態で担体内に封入されている。賦形剤が希釈剤として機能する場合、それは、活性成分のビヒクル、担体、または媒質として作用する固体、半固体、または液体材料であり得る。したがって、組成物は、錠剤、丸薬、粉末、ロゼンジ、サシェ、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、エアロゾル(固体としてまたは液体媒質中)、例えば最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏、軟ゼラチンカプセル剤および硬ゼラチンカプセル剤、坐薬、滅菌注射溶液、ならびに滅菌包装された粉末の形態であり得る。一実施形態では、組成物は、経口投与用に製剤化される。一実施形態では、組成物は、錠剤またはカプセルとして製剤化される。
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む組成物は、単位剤形に製剤化され得、各々の投薬量は、約5~約1,000mg(1g)、より一般的には約100mg~約500mgの活性成分を含有する。「単位剤形」という用語は、ヒト対象および他の患者のための単位投薬量として好適な物理的に別個の単位を指し、各単位は、好適な薬学的賦形剤と共に、所望の治療効果を生み出すように計算された所定量の活性材料(すなわち、本明細書に提供される式Iの化合物)を含有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、約5mg~約50mgの活性成分を含有する。当業者は、これが、約5mg~約10mg、約10mg~約15mg、約15mg~約20mg、約20mg~約25mg、約25mg~約30mg、約30mg~約35mg、約35mg~約40mg、約40mg~約45mg、または約45mg~約50mgの活性成分を含有する化合物または組成物を例示することを理解するであろう。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、約50mg~約500mgの活性成分を含有する。当業者は、これが、約50mg~約100mg、約100mg~約150mg、約150mg~約200mg、約200mg~約250mg、約250mg~約300mg、約350mg~約400mg、または約450mg~約500mgの活性成分を含有する化合物または組成物を例示することを理解するであろう。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、約500mg~約1,000mgの活性成分を含有する。当業者は、これが、約500mg~約550mg、約550mg~約600mg、約600mg~約650mg、約650mg~約700mg、約700mg~約750mg、約750mg~約800mg、約800mg~約850mg、約850mg~約900mg、約900mg~約950mg、または約950mg~約1,000mgの活性成分を含有する化合物または組成物を例示することを理解するであろう。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、約1mg/kg~約100mg/kgの範囲の量で投与され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、約1mg/kg~約20mg/kg、約5mg/kg~約50mg/kg、約10mg/kg~約40mg/kg、約15mg/kg~約45mg/kg、約20mg/kg~約60mg/kg、または約40mg/kg~約70mg/kgの量で投与され得る。例えば、約5mg/kg、約10mg/kg、約15mg/kg、約20mg/kg、約25mg/kg、約30mg/kg、約35mg/kg、約40mg/kg、約45mg/kg、約50mg/kg、約55mg/kg、約60mg/kg、約65mg/kg、約70mg/kg、約75mg/kg、約80mg/kg、約85mg/kg、約90mg/kg、約95mg/kg、または約100mg/kg。いくつかの実施形態では、かかる投与は、1日に1回または1日に2回(BID)の投与であり得る。
活性化合物は、幅広い投薬量範囲にわたって有効であり得、一般的に、薬学的有効量で投与される。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、通常、治療される状態、選択された投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、および応答、患者の症状の重症度などを含む関連する状況に応じて医師によって判定されることになる。
例えば、治療有効量の本明細書に提供される化合物を含む医薬組成物を含有する1つ以上の容器を含む、RET関連疾患または障害、例えば癌または過敏性腸症候群(IBS)の治療において有用な薬学的キットが本明細書に提供される。かかるキットは、所望される場合、当業者には容易に明白となるように、例えば、1つ以上の薬学的に許容可能な担体、さらなる容器などの様々な従来の薬学的キットの構成要素のうちの1つ以上をさらに含んでもよい。投与される構成要素の量、投与のためのガイドライン、および/または構成要素を混合するためのガイドラインを示す、挿入物またはラベルのいずれかとしての指示書もまたキットに含まれ得る。
当業者であれば、好適な既知の一般的に許容される細胞および/または動物モデルを使用したインビボおよびインビトロ治験の両方は、所与の障害を治療または予防する試験化合物の能力について予測的であることを理解するであろう。
当業者であれば、健常な患者および/または所与の障害に罹患しているヒト初回投与試験、用量範囲試験、および有効性試験を含むヒトの臨床試験が、臨床および医学分野において周知である方法に従って完了され得ることを理解するであろう。
以下の実施例は本発明を例示する。
生物学的実施例
実施例A
RET酵素アッセイ
CisBioのHTRF(登録商標)KinEASE(商標)-TKアッセイ技術を用いて、式Iの化合物を野生型およびV804M変異型RETキナーゼを阻害するそれらの能力についてスクリーニングした。簡単に説明すると、EurofinsからのN末端GSTタグ付き組換えヒトRET細胞質ドメイン(アミノ酸658-末端)(0.25nM RET;カタログ番号14-570M)またはMilliporeからのN末端GSTタグ付き組換えヒトV804M変異型RET細胞質ドメイン(アミノ酸658-末端)(0.25nM酵素;カタログ番号14-760)を、25mMのHEPES(8μLの体積中、pH7.4、10mMのMgCl2、0.1%のトリトンX-100、および2%のDMSO)からなる緩衝液中で試験化合物と共に、250nMのTK基質ビオチン(CisBio、カタログ番号62TK0PECの一部)および1mMのATPと共にインキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。22℃で30分間インキュベートした後、HTRF検出緩衝液中31.25nMのSa-XL665および1倍のTK-ab-クリプテートを含む8μLのクエンチ溶液(全てCisBioから、カタログ番号62TK0PECの一部)を添加することによって反応物をクエンチした。22℃で1時間のインキュベーション後、HTRF二重波長検出によるPerkinElmer EnVisionマルチモードプレートリーダーを用いて反応の程度を測定し、比率発光係数を用いて対照に対するパーセント(POC)を計算した。試験化合物を使用せずに100POCを測定し、予備クエンチ対照反応を用いて0POCを測定した。POC値は、4パラメータロジスティック曲線に適合し、IC50は、POCが適合曲線の50に等しい阻害剤の濃度として定義される。このアッセイで試験した化合物についてのIC50値を表5に提供する。
実施例B
RET細胞アッセイ
RETキナーゼを阻害する化合物の細胞効力を、Kif5b-RET融合タンパク質を発現するHEK-293細胞において測定した。簡単に説明すると、Kif5b-RET融合タンパク質を発現するHEK-293細胞を、アッセイの前日に96ウェルポリ-D-リジン被覆プレートに50K細胞/ウェルで播種した。細胞を、0.5%の最終DMSO濃度でDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地)中の試験化合物と共に1時間インキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。1時間後、培地を除去し、細胞を3.8%のホルムアルデヒドで20分間固定し、PBSで洗浄し、100%のメタノールで10分間透過処理した。次いで、プレートをPBS-0.05%Tween20で洗浄し、LI-CORブロッキング溶液(LI-CORカタログ番号927-40000)で1時間ブロッキングした。プレートをPBS-0.05%Tween20で洗浄し、次いで、抗ホスホRET(Tyr1062)(Santa Cruzカタロ番号sc-20252-R)抗体および抗GAPDH(Milliporeカタログ番号MAB374)抗体と共に2時間インキュベートした。プレートをPBS-0.05%Tween20で洗浄し、抗ウサギ680(Molecular Probesカタログ番号A21109)および抗マウス800(LI-CORカタログ番号926-32210)二次抗体と共に1時間インキュベートした。全ての抗体を、0.05%Tweenを含むLI-COR Blockで希釈した。プレートをPBS-0.05%Tween20で洗浄し、100μLのPBSを各ウェルに添加し、プレートをLI-COR Aerius蛍光プレートリーダーで読み取った。ホスホRETシグナルをGAPDHシグナルに対して正常化した。試験化合物を使用せずに100POC(対照に対するパーセント)を測定し、1μMの対照阻害剤を用いて0POCを測定した。POC値は4パラメータロジスティック曲線に適合した。IC50値は、曲線が50POCを横切る点である。このアッセイで試験した化合物についてのIC50値を表5に提供する。
実施例C
RET G810R変異体アッセイ
G810R変異型RETキナーゼを阻害する化合物の効力を、CisBioのHTRF Kinease-TKアッセイ技術を用いて測定した。アッセイは、Array Biopharma,Incで製造されたG810R変異体RET(1nM酵素-p1982ロット番号160713を含んだ。キナーゼを、25mMのHEPES(8μLの体積中、pH7.4、10mMのMgCl2、0.1%のトリトンX-100、および2%のDMSO)からなる緩衝液中で試験化合物と共に、250nMのTK基質ビオチン(CisBio、カタログ番号62TK0PECの一部)および1mMのATPと共にインキュベートした。化合物を、典型的には、DMSO中の3倍連続希釈で調製し、アッセイに添加して適切な最終濃度を得た。22℃で60分間インキュベートした後、HTRF検出緩衝液中31.25nMのSa-XL665および1倍のTK-ab-クリプテートを含む8μLのクエンチ溶液(全てCisBioから、カタログ番号62TK0PECの一部)を添加することによって反応物をクエンチした。22℃で1時間インキュベートした後、HTRF二重波長検出によるPerkinElmer EnVisionマルチモードプレートリーダーを用いて反応の程度を測定し、比率発光係数を用いて対照に対するパーセント(POC)を計算した。試験化合物を使用せずに100POCを測定し、予備クエンチ対照反応を用いて0POCを測定した。4パラメーターロジスティック曲線は化合物の濃度の関数としてPOC値に適合し、IC50値は最良適合曲線が50 POCを横切った点であった。
4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
A部:O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンの調製
ステップ1:tert-ブチル(メシチルスルホニル)オキシカルバメートの調製。MTBE(100mL)中の2,4,6-トリメチルベンゼン-1-スルホニルクロリド(10.0g、45.72mmol)およびtert-ブチルヒドロキシカルバメート(6.088g、45.72mmol)の0℃溶液に、TEA(14.46mL、48.01mmol)を、撹拌しながら滴下して添加した。得られた懸濁液を0℃でさらに30分間撹拌し、次いで、周囲温度に温めた。次いで、反応物を水(100mL)で希釈し、1NのHCl(aq)でpH4に調整した。有機層を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して標題化合物を最初は黄色がかった油として得、これを一晩高真空下で乾燥させると白色固体(12.89g、収率89%)になった。1H NMR(CDCl3)δ7.66(br s,1H),6.98(s,2H),2.67(s,6H),2.32(s,3H),1.31(s,9H)。
ステップ2:O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンの調製。0℃のTFA(117mL、1521mmol)に25分かけてtert-ブチル(メシチルスルホニル)オキシカルバメート(39.0g、124mmol)をゆっくり加えた。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで、砕いた氷と水を順次加えてクエンチした。得られた濃厚懸濁液を周囲温度で5分間激しく撹拌した。フィルターケーキを乾燥させずに、固体を注意深く真空濾過することによって収集し、続いて濾液がpH6に達するまで水(4L)ですすいだ(注意:周囲温度で乾燥化合物には爆発の危険がある)。湿ったフィルターケーキをDCM(150mL)に溶解し、得られた二相溶液を分離した。DCM層をMgSO4で30分間乾燥させ、次いで、濾過し、DCM(420m)ですすぎ、DCM中の0.22Mの溶液として標題化合物を提供した。
B部:4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製
ステップ1:1-アミノ-3-ブロモ-5-メトキシピリジン-1-イウム2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネートの調製。0℃に冷却したDCM(570mL)中のO-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン(A部、26.6g、117mmol)の溶液に、3-ブロモ-5-メトキシピリジン(22.1g、117mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、追加の3-ブロモ-5-メトキシピリジン(250mg、1.39mmol)で処理し、0℃でさらに2時間撹拌した。反応混合物をEt2O(600mL)で希釈し、0℃で10分間撹拌し、次いで、真空濾過し、Et2O(3×250mL)ですすいだ。体積が約1/3減少すると、濾液は追加の沈殿物を得、それを濾過によって収集した。両方のフィルターケーキを真空中で乾燥させて、標題化合物(39.3g、収率83%)を提供した。1H NMR(CDCl3)δ9.25(br s,1H),8.99(m,1H),8.74(m,1H),7.46(m,1H),6.83(s,2H),3.92(s,3H),2.65(s,6H),2.22(s,3H)。
ステップ2:エチル6-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートおよびエチル4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートの調製。周囲温度でDMF(82mL)中の1-アミノ-3-ブロモ-5-メトキシピリジン-1-イウム2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネート(33.24g、82.42mmol)の磁気的に撹拌した白色懸濁液に、TEA(22.98)を添加し、続いてエチルプロピオレート(16.71mL、164.8mmol)を滴下で添加した。2日間激しく撹拌した後、急速に撹拌している氷水(820mL)に少しずつ添加することによって反応物をゆっくりクエンチした。混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで、真空濾過した。収集した固体を水ですすぎ、風乾させて、6-Br異性体を主異性体として含む異性体比約4:1(1H NMRによる)でオレンジ色の固体として標題化合物を得た(21g)。湿った固体異性体混合物(約75%w/w)をさらに精製することなくステップ3で直接使用した。MS(apci)m/z=298.9、300.9(M+H)。位置異性体比は、1H NMR(CDCl3)δ3.98(6-Br異性体)対3.83(4-Br異性体)におけるMeO化学シフトによって決定した。
ステップ3:6-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(P1)および4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。ステップ2からのエチル6-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートおよびエチル4-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートの異性体混合物を、撹拌しながら48%のHBr(114mL)に添加し、次いで、80℃で90分間加熱し、続いて周囲温度で一晩撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、水ですすいだ。水溶性濾液およびフィルターケーキを別々に処理した。フィルターケーキをMTBEに溶解し、真空濾過して不溶性不純物を除去した。MTBE濾液を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、6-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンをベージュ色の固体として得た(約98:2の6-/4-Br;5.08g)。MS(apci)m/z=226.9、228.9(M+H)。1H NMR(CDCl3)δ8.26(m,1H),7.82(d,1H),6.61(m,1H),6.43(m,1H),3.94(s,3H)。独立して、最初の水溶性反応混合物の濾液をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCM(50mL)に溶解し、次いで、濾過して不溶性固体を除去した。真空下でのDCM濾液の濃縮、その後のシリカクロマトグラフィー(0~50%のEtOAc/ヘキサン)により、白色の固体(上部Rfスポット、2.06g)として6-ブロモ-4-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(中間体P1)の第二のバッチ、ならびに少量の異性体の標題化合物4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(中間体P2)もまた白色固体(より低いRfスポット、1.32g)として得た。MS(apci)m/z=226.9、228.9(M+H)。1H NMR(CDCl3)δ8.02(m,1H),7.85(d,1H),7.17(d,1H),6.55(m,1H),3.80(s,3H)。
ステップ4:4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルバルデヒドの調製:DMF(220mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(5.0g、22mmol)の溶液を、0℃に冷却し、次いで、POCl3(6.2mL、66mmol)でゆっくり処理した。反応物を周囲温度に温め、一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水(220mL)でクエンチし、6MのNaOH(aq)でpH9~10に塩基性化した。反応混合物を1時間撹拌し、次いで、真空濾過した。固体を水およびMTBEで逐次的にすすいだ。収集した固体をDCM(500mL)に懸濁し、超音波浴中で30分間撹拌し、次いで、真空濾過した。フィルターケーキを水(300mL)に溶解し、DCMで抽出しながら、濾液を保持した。有機抽出物を、保持したDCM濾液と共に組み合わせ、無水Na2SO4で乾燥させ、次いで濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.84g、収率86%)を提供した。MS(apci)、m/z=256.9(M+H)。
ステップ5:4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルバルデヒドオキシムの調製。周囲温度でEtOH(253mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルバルデヒド(4.84g、19.0mmol)の懸濁液に、水(127mL)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(1.98g、28.5mmol)を添加した。50℃で一晩撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。残渣を水(150mL)に懸濁し、次いで、飽和NaHCO3(aq)(30mL)でゆっくりクエンチした。周囲温度で1時間撹拌した後、懸濁液を真空濾過し、フィルターケーキをH2O(500mL)およびMTBE(100mL)で逐次的にすすいで、標題化合物(5.13g、定量的収率)を2:1のE/Z混合物として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=271.9(M+H)。
ステップ6:4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。無水酢酸(172.9mL、1833mmol)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルバルデヒドオキシム(4.95g、18.33mmol)のE/Z混合物を、140℃で25時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却した。得られた懸濁液を氷浴中で15分間さらに冷却し、次いで、真空濾過し、水およびMTBEで逐次的にすすいで標題化合物(3.74g、収率81%)を提供した。1H NMR(d6-DMSO)δ8.70(s,1H),8.60(s,1H),7.78(s,1H),3.83(s,3H)。
ステップ7:4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製:DCE(500mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(50.0g、198.4mmol)のスラリーを、AlCl3(79.34g、595.1mmol)で処理した。N2(g)雰囲気下で、得られた混合物を、室温に冷却する前に76℃で19時間撹拌した。すすぎ溶媒としてTHF(1750mL)を使用して、反応混合物をTHF(1000mL)中の硫酸ナトリウム十水和物(10当量、639g)の機械的に撹拌された懸濁液に注ぎ入れた。周囲温度で一晩撹拌した後、得られた懸濁液を濾過し、固体を追加のTHF(2×250mL)ですすいだ。濾液を真空中で濃縮し、得られた固体を高真空下で3日間乾燥させ、その後の使用に十分な純度で標題化合物(46.18g、収率98%)を得た。1H NMR(d6-DMSO)δ10.48(s,1H),8.58(s,1H),8.38(d,1H),7.64(3,1H)。
4-ブロモ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(100mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;4.0g、16.80mmol)の溶液を、K2CO3(7.0g、51mmol)およびヨードエタン(2.0mL、25mmol)で処理し、次いで、60℃で3時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、1:1のNH4OH/水でクエンチした。得られた懸濁液を濾過し、固体を単離して、その後の使用に十分な純度で標題化合物(4.35g、収率97%)を提供した。
6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器内で、ジオキサン(9.40mL)中の4-ブロモ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P5;500mg、1.88mmol)の溶液を、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(629mg、2.82mmol)、Pd(PPh3)4(217mg、0.188mmol)、および2MのNa2CO3(aq)(4.70mL、9.40)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、次いで、容器を密封した。混合物を90℃で8時間、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン25~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(500mg、収率94%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=283.1(M+H)。
4-ブロモ-6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(10.5mL)中の(2-ブロモエトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(451μL、2.10mmol)、4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;500mg、2.10mmol)、およびK2CO3(871mg、6.30mmol)の混合物を、50℃で1日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。得られた有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のEtOAc/ヘキサン)によって直接精製し、標題化合物(420mg、収率49%)をきれいに提供した。
6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器中で、ジオキサン(10.6mL)中の4-ブロモ-6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P25;420mg、1.06mmol)の溶液を、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(355mg、1.59mmol)、Pd(PPh3)4(61.2mg、0.530mmol)、および2MのNa2CO3(aq)(2.65mL、5.30)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、容器を密封した。混合物を90℃で8時間、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(10mL)および塩水(10mL)で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~15%のMeOHを使用する)によって精製し、不純な標題化合物を得た。不純な物質をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~50%のEtOAc)に再度かけて、標題化合物(351mg、収率80%)をきれいに提供した。1H NMR(400MHz,DMSO-d6-)δ:8.81(d,1H,J=2.0Hz),8.61(s,1H),8.48(d,1H,J=2.7Hz),8.25(td,1H,J=7.8,2.7Hz),7.47(d,1H,J=1.9Hz),7.38(dd,1H,J=7.8,2.3Hz),4.21(t,2H,J=4.3Hz),3.97(t,2H,J=4.7Hz),0.86(s,9H),0.08(s,6H)。
4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器中で、DMF(50mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;10.0g、42.0mmol)およびK2CO3(17.4g、126mmol)の混合物を、2,2-ジメチルオキシラン(36.9mL、420mmol)で処理した。容器を密封した後、反応混合物を60℃で12時間、次いで85℃で12時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷却させた。室温混合物を水(400mL)に注ぎ入れ、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、フィルターケーキを水ですすいだ。固体を収集し、真空中で乾燥して標題化合物(11g、収率84%)をきれいに提供した。
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ジオキサン(200mL)中の4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P41;10.0g、32.2mmol)、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(10.8g、48.4mmol)、およびPd(PPh3)4(1.12g、0.967mmol)の混合物を、2MのNa2CO3(aq)(64.5mL、129mmol)で処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、次いで、N2(g)雰囲気下、85℃で12時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を冷水(1.5L)に注ぎ入れた。10%のクエン酸を添加して混合物のpHを約pH6に調整した。周囲温度で1時間撹拌した後、得られた懸濁液を真空濾過した。固体を収集し、真空中で乾燥して標題化合物(10g、収率95%)をきれいに提供した。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMA(2.04mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;100mg、0.306mmol)の溶液を、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(98.5mg、0.460mmol)およびDIEA(107μL、0.613mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、次いで、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(22.4mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=521.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1.54mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(160mg、0.307mmol)の溶液を、TFA(1mL、13.8mmol)で処理した。周囲温度で30分間撹拌した後、混合物を追加のTFA(1mL)で処理し、周囲温度でさらに1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、標題化合物(110mg、収率85%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=421.2(M+H)。
3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボン酸
ステップ1:メチル3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボキシレートの調製。DMA(2.11mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;103.4mg、0.3169mmol)の溶液を、メチル3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボキシレート(88.52mg、0.5703mmol)およびDIEA(110.7μL、0.6337mmol)で逐次的に処理し、次いで、5分間Ar(g)でスパージした。混合物を、TEA(0.2mL)を導入する前に90℃で一晩、次いで100℃で4時間撹拌した。混合物を100℃で一晩、次いで90℃で4日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、標題化合物(134mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=462.2(M+H)。
ステップ2:3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボン酸の調製。EtOH(2.90mL)中のメチル3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボキシレート(134mg、0.290mmol)の溶液を、2MのNaOH(aq)(436μL)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、2.0NのHCl(aq)を添加して混合物をpH4にし、次いで、飽和NaHCO3(aq)を添加して水溶性層をpH7に戻した。水溶性相をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(100mg、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=448.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMSO(6.1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;2.535g、7.768mmol)の溶液を、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(1.998mg、9.322mmol)およびDIEA(4.06mL、23.3mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を80mLの水に注ぎ入れ、80mLのヘプタンで希釈し、1時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を25mLの水、次いで25mLのヘプタンですすいだ。単離した固体を18時間真空下で乾燥させ、ステップ2に十分な純度で標題化合物(4.04g、収率99.9%)を得た。MS(apci)m/z=521.3(M+H)
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(20mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(4.04g、7.76mmol)の溶液を、0℃に冷却した。反応物をTFA(5.98mL)で処理し、室温に温めた。周囲温度で30分間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をMeOH(20mL)に溶解し、0℃に冷却し、次いで、塩酸、2-プロパノール中5~6Nの溶液(15.5mL、77.5mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。反応物を20mLのMTBEで希釈し、濾過し、固体を20mLの1:1のMTBE:MeOHですすいだ。単離した固体を真空乾燥させ、標題化合物(3.37g、収率88%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=421.2(M+H)。
(R)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(4.6mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;750mg、2.30mmol)および(R)-(3-メチル-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステルHCl(644mg、3.22mmol)の混合物に、DIEA(1.2mL、6.89mmol)を添加した。反応混合物を90℃で12時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を冷水に希釈し、周囲温度で2時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を水ですすいだ。単離した固体を48時間真空乾燥させ、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.05g、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=507.3(M+H)
ステップ2:(R)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)。3mLのDCM中の(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)カルバメート(1.05g、2.07mmol)の溶液に、TFA(3mL、39mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(4mL)およびトルエン(1mL)で希釈し、周囲温度で15分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、真空下で2日間乾燥させて標題化合物を定量的収率で得た。MS(apci)m/z=407.3(M+H)。
(S)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(4.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;700mg、2.15mmol)および(S)-(3-メチル-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステルHCl(601mg、3.0mmol)の混合物に、DIEA(1.1mL、6.44mmol)を添加した。反応混合物を90℃で12時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を冷水に希釈し、周囲温度で2時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を水ですすいだ。単離した固体を48時間真空乾燥させ、ステップ2に十分な純度で標題化合物(950mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=507.3(M+H)
ステップ2:(S)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。3mLのDCM中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)カルバメート(950mg、1.88mmol)の溶液に、TFA(3mL、39mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(4mL)およびトルエン(1mL)で希釈し、周囲温度で15分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、真空下で2日間乾燥させて標題化合物を定量的収率で得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(5.2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;850mg、2.60mmol)および3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン(679mg、3.65mmol)の混合物に、DIEA(1.36mL、7.81mmol)を添加した。反応混合物を90℃で12時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を冷水に希釈し、周囲温度で2時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を水ですすいだ。単離した固体を48時間真空乾燥させ、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.26g、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=493.3(M+H)
ステップ2:4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸)の調製。3mLのDCM中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(950mg、1.88mmol)の溶液に、TFA(3mL、39mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(4mL)およびトルエン(1mL)で希釈し、周囲温度で15分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、真空下で2日間乾燥させて標題化合物を定量的収率で得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(3.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.500g、1.77mmol)の溶液に、TEA(0.741mL、5.31mmol)およびピペリジン-4-オール(269mg、2.66mmol)を添加した。反応混合物を70℃で5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を氷水に注ぎ入れた。得られた固体を真空濾過によって単離し、標題化合物(501mg、1.38mmol、収率77.8%)を得た。MS(apci)m/z=364.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、30mg、0.106mmol)の溶液に、TEA(0.044mL、0.319mmol)および4-ベンジルピペリジン-4-オール(40.7mg、0.213mmol)を添加した 反応混合物を90℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH4Cl(aq)、次いで水で洗浄した。組みわせた水溶性洗浄液をDCMでさらに抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(aq)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(39mg、0.0860mmol、収率80.9%)を得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルチオ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(1.6mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;210mg、0.64mmol)および2-(ピペリジン-4-イルスルファニル)ピリジン(357mg、1.84mmol)の溶液に、TEA(628μL、4.50mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~90%のEtOAcによって精製し、標題化合物(20mg、収率61%)を得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(3ml)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、100.5mg、0.3560mmol)の溶液に、(4-ベンジルピペリジン-4-イル)メタノール塩酸塩(151.5mg、0.6267mmol)および炭酸セシウム(812.0mg、2.492mmol)を添加した。反応混合物を60℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和NH4Cl(aq)で洗浄した。組み合わせた水溶性層をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(118.2mg、0.2528mmol、収率71.00%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:メチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DMSO(21.50mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、303.4mg、1.075mmol)の溶液に、4-N-Boc-アミノ-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル(416.5mg、1.612mmol)および炭酸カリウム(297.1mg、2.150mmol)を添加した。反応混合物を110℃で72時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を、無水MgSO4(S)で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(76.7mg、収率13.7%)を得た。MS(apci)m/z=521.2(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。THF(0.912mL)中の水素化ホウ素リチウム(0.0120mL、0.365mmol)の溶液に、メチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(47.5mg、0.0912mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、塩水で洗浄した。有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して粗製生成物として標題化合物(65.9mg)を得、それをさらに精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(65.9mg、0.134mmol)の溶液を、TFA(0.2mL、2.68mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM中に溶解し、飽和Na2CO3で洗浄した。水溶性画分をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(35.6mg、収率68%)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
tert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート
DMSO(1mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.147g、0.521mmol)の溶液に、tert-ブチル(R)-ピペリジン-3-イルカルバメート(209mg、1.04mmol)および炭酸カリウム(216mg、1.56mmol)を添加した。反応混合物を110℃に72時間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH4Clでクエンチし、追加のDCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(100mg、0.216mmol、収率41.5%)を得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:(3S,4S)-tert-ブチル3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレートの調製。tert-ブチル6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボキシレート(15.42g、83.25mmol)、(R)-N,N’-ビス(3,5-ジ-tert-ブチルサリチリデン)-1,2-塩化シクロヘキサンジアミノクロム(III)(0.5904g、0.8325mmol)、炭酸カリウム(13.81g、99.90mmol)、およびアジドトリメチルシラン(12.79ml、91.58mmol)に溶液を、窒素でスパージし、室温で24時間撹拌した。反応混合物をシリカゲル(30g)および水(2mL)で処理し、室温でさらに72時間撹拌した。溶液をCelite(登録商標)のパッドを通して濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(18.5g、81.05mmol、収率97.36%)を得た。
ステップ2:(3S,4S)-4-アジドピロリジン-3-オール二塩酸塩の調製。DCM(2.19mL)中のtert-ブチル(3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(0.500g、2.19mmol)の溶液を、IPA中の6MのHCl(4.5mL、27mmol)で処理した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、その時点で反応混合物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論収率を仮定、0.440g、2.19mmol)を得た。MS(apci)m/z=129.1(M+H)。
ステップ3:4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(2mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.300g、1.06mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(3.70mL、21.3mmol)および(3S,4S)-4-アジドピロリジン-3-オール二塩酸塩(0.427g、2.13mmol)を添加した 反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.220g、0.564mmol、2つのステップで収率53.0%)を得た。MS(apci)m/z=391.15(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:(3R,4R)-tert-ブチル3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレートの調製。tert-ブチル6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボキシレート(15.42g、83.25mmol)、(1S,2S)-(-)-[1,2-シクロヘキサンジアミノ-N,N’-ビス(3,5-ジ-t-ブチルサリチリデン)]塩化クロム(III)(1.181g、1.665mmol)、およびアジドトリメチルシラン(12.79ml、91.58mmol)の溶液を、窒素でスパージし、室温で24時間撹拌した。これに、MeOH(100mL)中の炭酸カリウム(13.81g、99.90mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに5時間撹拌した。溶液をCelite(登録商標)のパッドを通して濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcおよび水に溶解した。水溶性画分をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で連続的に洗浄した。それらを無水MgSO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(溶出液としてヘキサン中20%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(18.5g、81.05mmol、収率97.36%)を得た。
ステップ2:(3R,4R)-4-アジドピロリジン-3-オール二塩酸塩の調製。DCM(2.19mL)中のtert-ブチル(3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(0.500g、2.19mmol)の溶液を、IPA中の6MのHCl(4.5mL、27mmol)で処理した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、その時点で反応混合物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論収率を仮定、0.440g、2.19mmol)を得た。MS(apci)m/z=129.1(M+H)。
ステップ3:4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(2mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.300g、1.06mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(3.70mL、21.3mmol)および(3R,4R)-4-アジドピロリジン-3-オール二塩酸塩(0.427g、2.13mmol)を添加した 反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.205g、0.525mmol、2つのステップで収率49.4%)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
tert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート
DMSO(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.215g、0.762mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.663ml、3.81mmol)およびtert-ブチル((3R,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.231g、1.14mmol)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.347g、0.747mmol、収率98.1%)を得た。MS(apci)m/z=465.3(M+H)。
tert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イルカルバメート
DMSO(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.215g、0.762mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.663ml、3.81mmol)およびtert-ブチル((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.231g、1.14mmol)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.284g、0.611mmol、収率80.3%)を得た。MS(apci)m/z=465.2(M+H)。
t-ブチル((3R,5S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)カルバメート
DMSO(0.4mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.060g、0.21mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.15g、1.1mmol)およびtert-ブチル((3R,5S)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(0.171g、0.638mmol)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.0538g、収率47.7%)を得た。MS(apci)m/z=531.2(M+H)。
4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメートの調製。DMSO(0.57mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;200mg、0.57mmol)およびtert-ブチル((1R,5S,6r)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(169mg、0.80mmol)の溶液に、DIEA(298μL、1.71mmol)を添加した。N2(g)雰囲気下で、反応物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(5.7mL)で希釈した。懸濁液を濾過し、固体を水(3×5mL)、次いでMTBE(3×5mL)ですすいだ。MTBE濾液を真空中で濃縮しながら、単離した固体を真空下で乾燥させた。濾液残渣をC18逆相クロマトグラフィー(水中5~50%のACN)によって精製した。沈殿物の固体およびクロマトグラフィー生成物を組み合わせ、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(292mg、収率98%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=519.20(M+H)
ステップ2:4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。MeOH(571μL)中のtert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(148mg、0.29mmol)の溶液に、HCI(濃縮)(476μL、5.71mmol)を滴下で添加した。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。反応物をEtOAc(1mL)で希釈し、周囲温度で10分間撹拌した。MTBE(1mL)を添加し、懸濁液が形成された。懸濁液を濾過し、固体をMTBE中10%のMeOH(3×1mL)ですすぎ、標題化合物(114mg、収率81%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=419.15(M+H)。
4-(6-(4-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMA(2.09mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;205mg、0.628mmol)およびtert-ブチルピペリジン-4-イルカルバメート(252mg、1.26mmol)の溶液に、DIEA(549μL、3.14mmol)を添加した。反応物を95℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率を仮定、319mg)を得た。MS(apci)m/z=507.20(M+H)
ステップ2:4-(6-(4-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(3.15mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(319mg、0.63mmol)の溶液に、TFA(3.14mL、40.9mmol)を添加した。反応物を周囲温度で30分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をDCMに再懸濁し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)を用いて精製し、標題化合物(37mg、収率53%)をきれいに提供したMS(apci)m/z=407.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸
ステップ1:メチル1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DMSO(3.2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;1.04mg、3.19mmol)および4-メチル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル(1.00mg、6.37mmol)の溶液に、DIEA(1.67mL、9.56mmol)を添加した。反応物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(30~100%のヘキサンからEtOAc)を用いて精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.40g、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=464.2(M+H)。
ステップ2:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸の調製。THF(15mL)およびMeOH(15mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(1.40g、3.02mmol)の溶液に、水酸化カリウム(4.53mL、9.06mmol)で処理した。反応物を周囲温度で48時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣を水で希釈し、Et2Oで抽出した。水溶性層を4NのHClを用いてpH5に酸性化し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.20g、収率88%)を得た。MS(apci)m/z=450.2
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器中で、ジオキサン(320mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;15.4g、64.7mmol)の溶液を、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(15.2g、67.9mmol)、Pd(PPh3)4(3.74g、3.23mmol)および2 MのNa2CO3(aq)(97mL、194mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、次いで、容器を密封した。混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をMTBEで希釈し、1MのNaOHで抽出した。組み合わせた水溶性層をMTBEで抽出した。組み合わせた水溶性層を4MのHClでpH4に酸性化した。懸濁液を濾過し、水で洗浄して、標題化合物(14.8g、収率72%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=253.1(M-H)1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.53(s,1H),8.48-8.47(d,1H),8.41-8.40(d,1H),8.26-8.21(m,1H),7.38-7.36(m,1H),7.31-7.30(d,1H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMSO(12mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66;3.0g、9.44mmol)およびtert-ブチル4-メチルピペリジン-4-イルカルバメート(2.83mg、13.2mmol)の溶液に、DIEA(4.93mL、28.3mmol)を添加した。反応物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水に希釈し、10%のクエン酸水溶液を用いてpH5に酸性化し、周囲温度で15分間撹拌した。懸濁液を濾過し、沈殿物を水ですすいだ。単離した固体を4:1のDCM:IPAに溶解し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(DCM中5~75%のEtOAc)を用いて精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収率を仮定、4.23g)を得た。MS(apci)m/z=449.3(M+H)
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製MeOH(30mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(4.23gと仮定、9.44mmol)の溶液に、HCl(2-プロパノール中5~6Nの溶液、28.3mL、142mmol)を添加した。反応物を周囲温度で2.5時間撹拌した。反応物をMTBE(30mL)で希釈し、周囲温度で30分間撹拌した。懸濁液を濾過し、MTBE(50mL)で洗浄して、標題化合物(2.18g、2つのステップで収率55%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
中間体P68
N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DMSO(5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67;503mg、1.19mmol)、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(552mg、3.58mmol)、およびHATU(1.36g、3.58mmol)の溶液に、DIEA(1.7mL、9.55mmol)を添加した。反応物を周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をTHF(4mL)で希釈し、NaOH(5.97mL、11.9mmol)で処理し、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。pHをAcOHでpH5に調整し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(50~100%ヘキサンからEtOAc)を用いて精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(534mg、収率92%)を得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
DMSO(4.96mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.700g、2.480mmol)の溶液に、DIEA(1.296mL、7.439mmol)および、エチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート(0.8968g、3.472mmol)を添加した。反応混合物を90℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(1.003g、1.927mmol、収率77.69%)を得た。MS(apci)m/z=521.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:メチル4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DCM中のメチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(中間体P69、0.8g、1.5mmol)の溶液を、TFAで処理した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。iPrOH中のHCl(6N)を混合物に添加して生成物を沈殿させた。懸濁液を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収量を仮定、0.65g、1.5mmol)を得た。MS(apci)m/z=421.25(M+H)。
ステップ2:メチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)ピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DCM(31mL)中のメチル4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(0.65g、1.5mmol)の溶液に、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(0.36g、2.3mmol)およびHATU(0.88g、2.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で触媒量のDMAPを添加した。反応混合物を50℃で1時間撹拌し、次い、で室温に冷却し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いで、CHCl3中1~10%のMeOH)によって直接精製して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(0.8g、1.4mmol、2つのステップで収率93%)を得た。MS(apci)m/z=557.2(M+H)。
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。0℃のTHF(26.949mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)ピペリジン-4-カルボキシレート(750mg、1.35mmol)の溶液に、水素化ホウ素リチウム(117mg、5.39mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、10%のクエン酸水溶液で洗浄した。有機抽出物を乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いで、EtOAc中1~10%のMeOH)によって精製し、ステップ4に十分な純度で標題化合物(700mg、1.32mmol、収率98.3%)を得た。MS(apci)m/z=529.1(M+H)。
ステップ4:N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。0℃のDCM(0.946mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(100mg、0.189mmol)の溶液に、3-オキソ-1l5-ベンゾ[d][1,2]ヨードオキソール-1,1,1(3H)-トリイルトリアセテート(201mg、0.473mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、その温度で1時間撹拌し、その時点で追加の3-オキソ-1l5-ベンゾ[d][1,2]ヨードオキソール-1,1,1(3H)-トリイルトリアセテート(201mg、0.473mmol)を添加した。反応混合物を室温でさらに15分間撹拌し、次いで、EtOAcおよび飽和NaHCO3(aq)でクエンチした。有機抽出物をNa2S2O3(aq)で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いで、EtOAc中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(358mg、収率55.3%)を得た。MS(apci)m/z=527.15(M+H)。
中間体P71
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。0℃のTHF(12.8mL)中のメチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(中間体P69、1.00g、1.92mmol)の溶液に、水素化ホウ素リチウム(0.167g、7.68mmol)を添加した。反応混合物を室温に到達させ、この温度で24時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、残渣固体を濾過によって除去した。濾液をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.832g、1.69mmol、収率87.9%)を得た。MS(apci)m/z=493.3(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。THF(16.9mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(0.832g、1.69mmol)の溶液に、3-オキソ-1l5-ベンゾ[d][1,2]ヨードオキソール-1,1,1(3H)-トリイルトリアセテート(0.832g、1.69mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで、水でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.594g、1.21mmol、収率71.7%)を得た。MS(apci)m/z=491.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:t-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(0.077mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.594g、1.21mmol)の混合物に、ジメチルアミン塩酸塩(0.197g、2.42mmol)およびDIEA(0.443mL、2.54mmol)を添加した。この混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.385g、1.82mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで、水でクエンチした。溶液をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.181g、10.348mmol、収率28.8%)を得た。MS(apci)m/z=520.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(0.02mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(0.181g、0.348mmol)の混合物を、TFA(0.0268mL)で処理した。反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、DCM中に再懸濁し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(0.145g、0.346mmol、収率99.2%)を得た。MS(apci)m/z=420.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:t-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(4.077mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P71、400mg、0.815mmol)の溶液に、モルホリン(0.07703mL、0.815mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(346mg、1.63mmol)を添加した。反応混合物を室温で72時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%のTFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収量を仮定、458mg、0.815mmol)を得た。MS(apci)m/z=562.4(M+H)。
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(0.815mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(458mg、0.815mmol)の溶液を、TFA(0.0628mL、0.815mmol)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAおよび水でクエンチした。混合物を飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(135mg、0.292mmol、2つのステップで収率35.9%)を得た。MS(apci)m/z=462.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(0.0163mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例379、0.149g、0.253mmol)の溶液を、IPA中のHCl(0.00769mL、0.253mmol)で処理した。反応混合物を室温で撹拌し、次いで、DCMおよび飽和Na2CO3(aq)でクエンチした。有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(理論収量を仮定、0.124g、0.253mmol)を得た。MS(apci)m/z=489.3(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(3mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67;256mg、0.608mmol)、3-クロロピコリン酸(287mg、1.82mmol)、およびHATU(294mg、1.82mmol)の溶液に、DIEA(0.74mL、4.25mmol)を添加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(10mL)および4:1のAcOH:水(10mL)で洗浄し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を4:1のAcOH:水、次いで塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をTHF(4mL)および2MのNaOH(6mL)で希釈した。溶液を真空中で濃縮した。残渣をDCM(2mL)に再懸濁し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに再懸濁し、Pl-HCO3樹脂を通過させて遊離塩基生成物を溶出した。有機溶出液を真空中で濃縮し、DCM/ヘキサンを用いて再結晶し、標題化合物(226mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:メチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DMSO(8.7mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、616.0mg、2.182mmol)の溶液に、メチル4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(1058mg、4.364mmol)およびDIEA(0.7602mL、4.364mmol)を添加した。反応混合物を75℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~95%のアセトン)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(818.0mg、1.621mmol、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
ステップ2:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。MeOH(16mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(818.0mg、1.621mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(98%、1532mg、40.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で17時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(762mg、1.599mmol、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=477.3(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(16mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(762.0mg、1.599mmol)の溶液を、3-オキソ-1l5-ベンゾ[d][1,2]ヨードオキソール-1,1,1(3H)-トリイルトリアセテート(813.8mg、1.919mmol)で処理した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。粗製反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~95%のEtOAc)によって直接精製し、標題化合物(555.2mg、1.170mmol、収率73.17%)を得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-(4-ベンジル-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(3mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、100.5mg、0.3560mmol)の溶液に、(4-ベンジルピペリジン-4-イル)メタノール塩酸塩(151.5mg、0.6267mmol)、および炭酸セシウム(812.0mg、2.492mmol)を添加した。反応混合物を60℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和NH4Cl(aq)で連続的に洗浄した。水溶性画分をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(118.2mg、528mmol、収率71.00%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1.5mL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(51.3mg、0.110mmol)の溶液を、3-オキソ-1l5-ベンゾ[d][1,2]ヨードオキソール-1,1,1(3H)-トリイルトリアセテート(93.1mg、0.219mmol)で処理した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3(aq)でクエンチし、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な濃度で標題化合物(46.7mg、0.100mmol、収率91.4%)を得た。MS(apci)m/z=466.3(M+H)。
6-ヒドロキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:2-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンの調製。DMSO(5.0mL)中の2-クロロピリジン-5-ボロン酸、ピナコールエステル(1.18g、4.93mmol)の溶液に、DIEA(4.29mL、24.6mmol)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(1.55g、6.16mmol)を添加した。反応混合物を90℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.19g、3.12mmol、収率63.3%)を得た。
ステップ2:6-ヒドロキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。4:1のジオキサン:水(30mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、800.5mg、3.363mmol)の溶液を、2-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(1410.406mg、3.699mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(388.6035mg、0.3363mmol)、および炭酸カリウム水溶液(1394.277mg、10.088mmol)で処理した。反応混合物をアルゴンでスパージし、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、4NのHClでpH7に調整した。混合物を4:1のDCM:IPAで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のアセトン)によって精製し、標題化合物(475.3mg、1.152mmol、収率34.3%)を得た。MS(apci)m/z=413.2(M+H)。
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-ブロモ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(21.005L)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、1000mg、4.201mmol)の溶液を、炭酸カリウム(1742mg、12.60mmol)および4-(2-クロロエチル)モルホリン(1.132mL、8.402mmol)で処理した。反応混合物を50℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaCl(aq)でクエンチした。得られた沈殿物を濾過によって単離し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1475mg、4.200mmol、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=351(M+)。
ステップ2:4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1,4-ジオキサン(1000mL)中の4-ブロモ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.83g、1.394mmol)の溶液を、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(373.2181mg、1.673mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(32.22577mg、0.0279mmol)、および炭酸カリウム水溶液(2.092mL、4.183mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をMTBEで希釈し、1NのNaOHで洗浄した。水溶性画分をMTBEで抽出し、次いで、4NのHClでpH4に調整した。飽和NaCl(aq)を添加し、水溶性混合物を4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.341g、0.928mmol、収率66.6%)を得た。MS(apci)m/z=368.1(M+H)。
(R)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
THF(3.16mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66、0.2027g、0.78935mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(2M、0.40257mL、0.80514mmol)を滴下で添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で(R)-2-メチルオキシラン(0.33181mL、4.7361mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、10%のクエン酸水溶液を添加することによってpHを5に調整した。混合物をEtOAcで抽出し、次いで、組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.084g、0.26897mmol、収率34.074%を得た。MS(apci)m/z=313.1(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
ステップ1:4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。1,4-ジオキサン(45.12mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(5.122g、22.56mmol)の溶液に、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(6.038g、27.07mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.043g、0.9023mmol)、および炭酸ナトリウム水溶液(2M、23.69mL、47.37mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水に注ぎ入れ、4時間撹拌した。得られた沈殿物を真空濾過によって単離し、次いで、MTBEに溶解し、さらに30分間撹拌した。沈殿物を真空濾過によって単離し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(4.616g、18.98mmol、収率84.13%)を得た。MS(apci)m/z=244.1(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMSO(18.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(2.25g、9.25mmol)の溶液に、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(2.97g、13.9mmol)およびDIEA(4.83mL、27.8mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aqで洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(3.8g、8.68mmol、収率93.9%)を得た。MS(apci)m/z=438.3(M+H)。
1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン
DCM(5mL)中のtert-ブチル(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P81、0.500g、1.14mmol)の溶液を、TFA(5mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(0.38g、1.13mmol、収率98.5%)を得た。MS(apci)m/z=338.2(M+H)。
1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン
ステップ1:t-ブチル(1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(12.2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P81、0.800g、1.83mmol)の溶液に、NCS(0.293g、2.19mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.765g、1.62mmol、収率88.6%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
ステップ2:1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミンの調製。DCM(12mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.765g、1.62mmol)の溶液を、TFA(12mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(0.548g、1.47mmol、収率90.9%)を得た。MS(apci)m/z=372.2(M+H)。
4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-オール
ステップ1:4-ブロモ-3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。DCM(100mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(15g、66.06mmol)の溶液に、NCS(8.821g、66.06mmol)を添加した。反応混合物を5分間超音波処理し、次いで、室温で24時間撹拌した。反応混合物をEt2Oで希釈し、それを10分間撹拌し、次いで、2分間超音波処理した。固体沈殿物を真空濾過によって単離し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(18.69g、71.47mmol、収率108.2%)を得た。MS(apci)m/z=263.1(M+H)。
ステップ2:4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-オールの調製。DCE(290mL)中の4-ブロモ-3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(7.59g、29.0mmol)の溶液を、N2でスパージし、三塩化アルミニウム(11.6g、87.1mmol)で5分かけて処理した。反応混合物を76℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDMAでクエンチし、次いで、真空中で濃縮した。残渣を水に溶解し、氷上で30分間冷却した。得られた沈殿物を真空濾過によって単離し、次いで、DMAに溶解した。溶液をシリカのプラグを通して濾過し、DMA中の溶液として標題化合物(定量的収量を仮定、7.00g、28.3mmol)を得た。
中間体P85
1-((3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール
ステップ1:1-((4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オールの調製。DMA(300mL)中の4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-オール(中間体P84、4.2g、17.0mmol)の溶液に、炭酸カリウム(23.5g、170mmol)および2,2-ジメチルオキシラン(14.9mL、169.8mmol)を添加した。反応混合物を85℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を1:1の飽和NH4Cl(aq)/水でクエンチした。溶液をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(2.62g、5.74mmol、収率33.8%)を得た。MS(apci)m/z=321.0(M+H)。
ステップ2:1-((3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オールの調製。1,4-ジオキサン中の1-((4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール(1.44g、4.51mmol)の溶液に、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(1.51g、6.76mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.260g、0.225mmol)、および炭酸ナトリウム水溶液(2M、50mL、100mmol)を添加した。反応混合物にN2でスパージし、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチした。溶液をMTBEで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.37g、1.10mmol、収率24.5%)を得た。MS(apci)m/z=336.1(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロピコリンアミド
DCM(3mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67,0.253g、0.600mmol)に溶液に、3-クロロ-5-フルオロピコリン酸(0.232g、1.32mmol)、HATU(0.502g、1.32mmol)、およびDIEA(0.524mL、3.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、クエン酸水溶液(pH5に調整した)で洗浄した。水溶性混合物をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をTHFおよび2MのNaOHに溶解し、室温で5分間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、クエン酸水溶液(pH5に調整した)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%のTFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.325g、0.578mmol、収率96.3%)を得た。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
DCM(6mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67、255.4mg、0.606mmol)の溶液に、安息香酸(185.072mg、1.51545mmol)、HATU(576.228mg、1.515mmol)、およびDIEA(1.056mL、6.06mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をTHFに溶解し、2MのKOH(aq)で処理した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、2MのHClの添加によってpH4に調整した。混合物を水で希釈し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%のTFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(172.5g、0.381mmol、収率62.9%)を得た。MS(apci)m/z=453.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル4-(2-((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(3.5mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P87、157.2mg、0.3474mmol)の溶液に、tert-ブチル4-(2-クロロエチル)テトラヒドロ-1(2H)-ピラジンカルボキシレート(172.8mg、0.6948mmol)、および炭酸セシウム(565.9mg、1.737mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収量を仮定、231mg、0.3473mmol)を得た。MS(apci)m/z=665.4(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミドの調製。DCM(1.75mL)中のtert-ブチル4-(2-((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの溶液を、TFA(1.75mL、22.9mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN(+0.1%のTFA))によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(111.8mg、0.1980mmol、2つのステップで収率56.99%)を得た。MS(apci)m/z=565.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例469、100mg、0.210mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~50%の[MeOH+2%のNH4OH])によって直接精製し、標題化合物(20mg、0.0531mmol、収率25.3%)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(6.5507mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67,1.38g、3.2754mmol)の溶液に、2-ピコリン酸(1.0081g、8.1884mmol)、HATU(3.1135g、8.1884mmol)、およびDIEA(5.7207mL、32.754mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をTHFおよび2MのKOH水溶液に溶解し、室温で30分間撹拌した。混合物を1MのHClの添加によってpH4に調整し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN(+0.1%のTFA))によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(737mg、1.6251mmol、収率49.616%)を得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル4-(2-((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(2.646mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P90、120mg、0.265mmol)の溶液に、tert-ブチル4-(2-クロロエチル)テトラヒドロ-1(2H)-ピラジンカルボキシレート(65.8mg、0.265mmol)および炭酸セシウム(431mg、1.32mmol)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(176mg、0.264mmol、収率99.9%)を得た。MS(apci)m/z=666.4(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM(2.643mL)中のtert-ブチル4-(2-((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(176mg、0.264mmol)の溶液を、TFA(0.2mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(理論収量を仮定、150mg、0.264mmol)を得た。MS(apci)m/z=566.4(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸
ステップ1:メチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレートの調製。DMA(14.13mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.9974g、3.533mmol)の溶液に、メチル4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(1.666g、10.6mmol)およびTEA(2.396mL、17.67mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で連続的に洗浄した。水溶性画分を4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcに溶解し、水および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(436.4g、1.040mmol、収率29.44%)を得た。MS(apci)m/z=420.2(M+H)。
ステップ2:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸の調製。1:1のTHF/ MeOH(37mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(776.5mg、1.851mmol)の混合物を、KOH(水溶液、2M)(3.7mL、7.4mmol)で処理した。室温で80時間撹拌した後、反応混合物を1NのNaOHで希釈し、MTBEおよびDCMで連続的に洗浄した。相分離後、水溶性層を約pH5に酸性化し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(470.4g、1.160mmol、収率62.68%)を得た。MS(apci)m/z=406.2(M+H)。
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力管内で、ジオキサン(15mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、ステップ6;1.1854g、4.7026mmol)、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(1.2587g、5.6432mmol)、Pd(PPh3)4(0.1087g、0.094mmol)、および2MのNa2CO3(aq)(15mL、30mmol)の混合物を、N2(g)でスパージした。容器を密封し、スパージした混合物を60℃で4日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチした。得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、次いで、シリカクロマトグラフィー(DCM中0~25%のMeOH)によって精製し、標題化合物(734.6mg、収率58%)を得た。MS(apci)、m/z=269.1(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ジオキサン(3mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例514、274.5mg、0.5909mmol)の溶液を、37%のHCl(97μL、1.18mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(258mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=365.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
撹拌しながら周囲温度で、MeOH(3387μL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例469、807mg、1.69mmol)の溶液を、12MのHCl(aq)(1.41mL、16.9mmol)で滴下処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた濃厚なスラリーをMeOH(約1mL)で希釈し、真空濾過した。固体をMeOH(3×1mL)およびMTBE(3×10mL)ですすぎ、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(690mg、収率91%)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(1.0mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P71、100mg、0.2038mmol)を、ピロリジン(681μL、0.82mmol)およびTEA(142μL、1.0mmol)の溶液に添加し、混合物を周囲温度で1時間撹拌した。続いて、NaBH(AcO)3(86.4mg、0.41mmol)を添加し、得られた混合物を周囲温度で2.5時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%TFAを含む5~95%のACN:水)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)、水および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(40mg、収率36%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCE(4.7μL)およびTFA(5.6μL、0.073mmol)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P96;40mg、0.073mmol)の溶液を、周囲温度で90分間撹拌した。得られた混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率92%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=446.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ジオキサン(5.0mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例379、171.2mg、0.2908mmol)の溶液を、12MのHCl(aq)(23.88μL、0.2908mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で45分間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(205.5mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=489.3(M+H)。
tert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン)-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCE(5mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P71、278mg、0.567mmol)および(S)-1,2-ジメチルピペラジン(中間体P93;270mg、2.36mmol)の溶液を、周囲温度で30分間撹拌した後、NaBH(AcO)3(480.4mg、2.267mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHに懸濁し、飽和NaHCO3(aq)(2回)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~15%の[2%のNH4OHを含む20%のMeOH]を使用する)によって精製し、標題化合物(133mg、収率40%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=589.3(M+H)。
メチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(3-メチルブタンアミド)ピペリジン-4-カルボキシレート
DCM(5mL)中のメチル4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(ステップ1、中間体P70、500mg、1.19mmol)の溶液を、DIEA(415.4μL、2.378mmol)で処理し、次いで、0℃で10分間撹拌した。冷溶液を塩化イソバレリル(174μL、1.43mmol)で滴下処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)(2回)で抽出した。水溶性抽出物をDCMで逆抽出した後、全ての有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(943.9mg、収率79%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=505.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
THF(5mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(3-メチルブタンアミド)ピペリジン-4-カルボキシラート(中間体P93;476.3mg、0.9439mmol)の溶液を、0℃で20分間撹拌した。冷溶液をLiBH4(82.24mg、3.776mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、塩水(3回)で抽出した。水溶性抽出物をEtOAcで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~100%のEtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(95.7mg、収率21%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=477.25(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(2mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド(中間体P101;95.7mg、0.201mmol)の溶液を、DMP(170mg、0.402mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。水溶性抽出物をDCMで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~80%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(41.0mg、収率43%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
メチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート
DCM(51.23μL)中のメチル4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(ステップ1、中間体P70、334.8mg、0.7962mmol)の溶液を、DIEA(278.1μL、1.592mmol)で処理し、次いで、0℃で10分間撹拌した。冷溶液をイソプロピルカルボノクロリデート(955.5μL、0.9555mmol)で滴下処理した。得られた混合物を0℃で40分間、次いで周囲温度で一晩撹拌した。混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~70%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(323.5mg、収率80%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=507.15(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
THF(3mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート(中間体P103;323.5mg、0.6386mmol)の溶液を、0℃で20分間撹拌した。冷溶液をLiBH4(55.64mg、2.554mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCMに溶解し、塩水で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(171.7mg、収率56%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(1mL)中のイソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P104;171mg、0.357mmol)の溶液を、DMP(303.1mg、0.7147mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で逐次的に抽出した。水溶性抽出物をDCMで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~80%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(167.4mg、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(2mL)中の4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体R41;287.5mg、0.6856mmol)の溶液を、6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、176mg、0.624mmol)、K2CO3(s)(431mg、3.12mmol)で処理し、70℃で一晩撹拌した。混合物を周囲温度に冷却し、水(50mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(DCM中0~15%のMeOH)によって精製し、標題化合物(73mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=454(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩
DMF(1mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボン酸(中間体P156;30mg、0.071mmol)の溶液を、NaH(鉱油中60重量%;8.5mg、0.21mmol)で処理した。懸濁液を50℃で5分間撹拌し、次いで、4-(2-クロロエチル)モルホリン(32mg、0.21mmol)で処理した。得られた混合物を50℃で15時間撹拌した後、追加のNaH(2当量)および4-(2-クロロエチル)モルホリン(3当量)を導入した。混合物を70℃で4時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を真空中で濃縮し、MeOH(2mL)で希釈した。メタノール性混合物を2MのNaOH(aq)(2mL)で処理し、50℃で15時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(5~95%のアセトニトリル/水)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、次いで、ジオキサン中4MのHClで処理した。HCl混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(25mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=535.2(M+H)。
エチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボキシレート二塩酸塩
DMF(1mL)中のエチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(実施例701;30mg、0.067mmol)の溶液を、NaH(鉱油中60重量%;21mg、0.53mmol)で処理した。懸濁液を50℃で5分間撹拌し、次いで、2-クロロ-N,N-ジメチルエタン-1-アミン塩酸塩(38mg、0.27mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間、次いで50℃で15時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機抽出物をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む5~95%のACN:水)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、1MのHCl(aq)ですすぎながら塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通過させ、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(6mg、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=521.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩
エチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩(8mg、0.02mmol)、2MのNaOH(aq)(1mL)、およびEtOH(1mL)の混合物を、周囲温度で60時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した後、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む5~95%のACN:水)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、次いで、ジオキサン中4MのHClで処理した。HCl混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(4mg、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=493.4(M+H)。
6-エトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器内で、ジオキサン(52mL)中の4-ブロモ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P5、1.37g、5.15mmol)の溶液を、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.92g、15.4mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(0.420g、0.515mmol)、およびKOAc(1.52g、15.4mmol)で処理し、次いで、Ar(g)でスパージした。容器を密封し、混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(2回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~75%ヘキサン-EtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(1.31g、収率81%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=314.2(M+H)。
メチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート
圧力容器中で、ジオキサン(77mL)中のメチル1-(4-ブロモフェニル)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート(中間体R43;377.4mg、0.9131mmol)の溶液を、6-エトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P110;314.5mg、1.004mmol)、Pd(PPh3)4(105.5mg、0.09131mmol)、。およびK2CO3(s)(378.6mg、2.739mmol)で処理し、次いで、Ar(g)でスパージした。容器を密封し、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(2回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~95%のヘキサン-EtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(173.0mg、収率36%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=520.3(M+H)。
tert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
THF(3.3mL)中のメチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(中間体P111;173.0mg、0.3329mmol)の溶液を、0℃で撹拌し、次いで、LiBH4(36.26mg、1.665mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、10%のクエン酸水溶液で希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(1回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~95%のヘキサン-アセトンを使用する)によって精製し、標題化合物(64mg、収率39%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=492.3(M+H)。
tert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(1.3mL)中のtert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P112;64.0mg、0.130mmol)の溶液を、DMP(66.3mg、0.156mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~95%のヘキサン-EtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(41.8mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=490.3(M+H)。
4-(4-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(1.7mL)中のジメチルアミン塩酸塩(34.8mg、0.427mmol)の溶液を、TEA(59.5μL、0.427mmol)で処理した。混合物を周囲温度で15分間撹拌した後、tert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P113;41.8mg、0.0854mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、NaBH(AcO)3(90.5mg、0.427mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を水(1回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得、それをステップ2に直接進めた(0.0854mmol、定量的収率を仮定した)。MS(apci)m/z=519.3(M+H)。
ステップ2:4-(4-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。粗製tert-ブチル(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(ステップ1、0.0854mmol)は、1:1のDCM:TFA(2.0mL)であり、混合物を真空中で濃縮する前に周囲温度で30分間撹拌した。粗製残渣を4:1のDCM:iPrOHに懸濁し、飽和NaHCO3(aq)(2回)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(35.7mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=419.3(M+H)。
3-シアノ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート
DCM(2.0mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66、145.9mg、0.5739mmol)およびDIEA(200.5μL、1.148mmol)の溶液を、ジメチルカルバミドクロリド(92.57mg、0.8609mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を水で洗浄した。有機抽出物を分離し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~80%のヘキサン/EtOAcを使用する)により直接精製し、標題化合物(158.4mg、収率85%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=326.1(M+H)。
6-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(2.0mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66、100.3mg、0.3945mmol)、1-(2-クロロエチル)-1H-イミダゾール塩酸塩(197.7mg、1.184mmol)、およびCs2CO3(s)(1.285g、3.945mmol)の混合物を、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM(4回)および4:1のDCM:iPrOHで逐次的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として1%のNH4OHを含む0~25%のDCM/MeOHを使用する)によって直接精製し、標題化合物(158.4mg、収率85%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=349.10(M+H)。
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(2.0mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66、103.6mg、0.4075mmol)、-4-(クロロメチル)-1-メチル-1H-イミダゾール塩酸塩(199.7mg、1.196mmol )、およびCs2CO3(s)(1.328g、4.075mmol)の混合物を、60℃で1日間、次いで100℃でさらに1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を2MのHCl(aq)で酸性化し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む0~70%水/ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で部分的に濃縮してACNを除去し、次いで、飽和NaHCO3(aq)と4:1のDCM:iPrOHとに分配した。二相混合物を追加の4:1のDCM:iPrOH(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(26.0mg、収率18%)を得た。MS(apci)m/z=349.10(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2.64mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、485mg、1.32mmol)の溶液を、tert-ブチル4-メチルピペリジン-4-イルカルバメート(396mg、1.85mmol)およびDIEA(690μL、3.96mmol)で処理し、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(200mL)に注ぎ入れ、10%のクエン酸でpH5に酸性化した。周囲温度で15分間撹拌した後、水溶性懸濁液を真空濾過した。固体をシリカクロマトグラフィー(5%~95%:1%のNH4OHを含むDCM中10%のMeOH/DCM)によって精製し、標題化合物(390mg、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=562.3(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P118;390mg、0.694mmol)の溶液を、DCM(3mL)に懸濁し、TFA(1.0mL)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、TFA塩として標題化合物(229.6mg、収率48%)を得た。MS:m/z=462.3(M+H)。
メチル1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート
DMF(3.327mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、305.6mg、0.8318mmol)の溶液を、メチル4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(350.3μL、2.495mmol)で処理し、TEA(564.2μL、4.159mmol)を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄した。水溶性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで洗浄した後、DCM:iPrOH抽出物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解し、次いで、水(3回)および塩水(1回)で抽出した後、元のEtOAc抽出物と組み合わせた。組み合わせたEtOAc抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~95%のヘキサン:EtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(354mg、収率84%)を得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸
1:1のTHF:MeOH(3.0mL)中のメチル1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(中間体P120;354mg、0.702mmol)の溶液を、2.0MのKOH(aq)(3.5mL、7.02mmol)で処理し、次いで、周囲温度で64時間撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、次いで、1.0MのNaOH(aq)で処理して混合物をpH14にした。混合物を4:1のDCM:iPrOH(3回)で抽出した。水溶性抽出物を1.0MのHCl(aq)を添加して酸性化し(約pH4)、次いで、4:1のDCM:iPrOH(3回)で抽出した。酸抽出からの有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(298mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
6-(2-モルホリノエトキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器中で、ジオキサン(10mL)中の4-ブロモ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、ステップ1、426mg、1.21mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.08g、12.1mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(89mg、0.121mmol)、およびKOAc(595mg、6.06mmol)の混合物を、1分間N2(g)でスパージした。容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCM(15mL)で希釈し、Celite(登録商標)を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/アセトンを使用する)によって精製し、標題化合物(185mg、収率38%)を得た。MS(apci)m/z=317(M+H)。
t-ブチル(1-(6-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
圧力管内で、3:1のジオキサン:水(0.4mL)中の6-(2-モルホリノエトキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P122;24mg、0.061mmol)の懸濁液を、Cs2CO3(60mg、0.18mmol)およびtert-ブチル-(1-(6-ブロモピリジン-3-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R45;25mg、0.068mmol)で処理し、次いで、5分間N2(g)でスパージした。得られた混合物をX-phos(150.9mg、0.3165mmol)およびPd2(dba)3(144.9mg、0.1582mmol)で処理し、次いで、N2(g)でスパージした。容器を密封した後、反応混合物を80℃で20時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液を水(25mL)で希釈し、DCM(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、無水MgSO4(S)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~90%のアセトン/ヘキサンを使用する)によって精製し、標題化合物(5.4mg、収率16%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=562.3(M+H)。
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
DCM(500μL)中のtert-ブチル(1-(6-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)-4-メチルピペリジン-4イル)カルバメート(中間体P123;5.0mg、0.0089mmol)の溶液を、iPrOH(534μL、2.67mmol)中の5~6NのHClで処理し、周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、Et2Oと共沸させ、次いで、高真空下で乾燥させて、標題化合物(4.8mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=462.3(M+H)。
4-ブロモ-6-(2-クロロエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(2.41mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、574mg、2.41mmol)の混合物を、無水K2CO3(s)(1.67g、12.1mmol)および1-クロロ-2-ヨードエタン(221μL、2.41mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で48時間撹拌した。続いて、追加の1-クロロ-2-ヨードエタン(221μL、2.41mmol)を導入し、混合物を周囲温度でさらに60時間撹拌した。反応混合物をDCMと水とに分配した。得られた乳剤を濾過し、二相濾液を分離した。水溶性抽出物を4:1のDCM:iPrOH(3回)で逆抽出した後、全ての有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製し、標題化合物(331mg、収率46%)をきれいに得た。1H NMR(CDCl3)δ8.19(s,1H),8.11(d,1H),7.47(d,1H),4.24(t,2H),3.84(t,2H)。
6-(2-(アゼチジン-1-イル)エトキシ)-4-ブロモピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(256μL)中の4-ブロモ-6-(2-クロロエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P125;77mg、0.256mmol)の溶液を、DIEA(447μL、2.56mmol)およびアゼチジン(43.9mg、0.769mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。固体を収集し、高真空下で乾燥させ、標題化合物(42mg、収率51%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=321(M+H)。
(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ボロン酸
圧力容器内で、ジオキサン(3.36mL)中の4-ブロモ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、ステップ1、200mg、0.3360mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.446g、5.694mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(46.4mg、0.0570mmol)、およびKOAc(167.7mg、1.709mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として2%のNH4OHを含むDCM中0~20%のMeOHを使用する)によって精製した。精製した残渣をDCM(2mL)に溶解し、Et2O(5mL)で粉砕した。得られた懸濁液を濾過し、固体を単離して標題化合物(60mg、収率56%)を得た。MS(apci)m/z=317.1(M+H)。
t-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
圧力管内で、ジオキサン(3.40mL)中の(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ボロン酸(中間体P127;215mg、0.680mmol)、tert-ブチル(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R46;37.6mg、0.0991mmol)、X-phos(64.8mg、0.136mmol)、およびPd2(dba)3(31.1mg、0.0340mmol)の混合物を、2MのK3PO4(aq)(1.02mL、2.04mmol)で処理した。混合物にAr(g)で10分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のNH4OHを含むDCM中0~100%のEtOAc/ヘキサン、続いて0~10%のMeOHを使用する)によって精製し、標題化合物(102mg、収率27%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=563.3(M+H)。
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(1mL)およびTFA(1.4mL、18.1mmol)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P128;102mg、0.181mmol)の溶液を、周囲温度で2.5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をDCMで希釈し、次いで、Et2Oで粉砕し、真空中で濃縮した(粉砕を3回繰り返し)。固体残渣を高真空下で乾燥させ、標題化合物(125mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=463.3(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
ステップ1:(2-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)ボロン酸の調製。圧力容器中で、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.23g、1.1mmol)、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(0.2g、0.89mmol)、およびK2CO3(0.62g、4.5mmol)の混合物を、ジオキサン(8.9mL)中で組み合わせ、容器を密封した。反応混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、定量的収率を仮定して、反応混合物を次のステップに直接使用した。MS(apci)m/z=337.2(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。密閉容器中で、ジオキサン(8.92mL)中の(2-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)ボロン酸(300mg、0.892mmol)およびK2CO3(s)(617mg、4.46mmol)の溶液を、水(0.892mL)、4-ブロモ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、ステップ1、313mg、0.892mmol)、およびPd(PPh3)4(103mg、0.0892mmol)で処理し、次いで、Ar(g)でスパージした。容器を密封した後、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、塩水(3回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~20%のMeOHを使用する)によって精製し、標題化合物(243mg、収率36%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=563.4(M+H)。
4-(2-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(2mL)およびTFA(2mL、26mmol)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルバメート(中間体P130;91mg、0.147mmolの溶液を、周囲温度で一晩撹拌し、次いで、追加のTFA(2mL)で処理した。反応混合物を40℃で4時間、周囲温度で60時間撹拌した後、真空中で濃縮した。残渣を高真空下で3時間乾燥させ、標題化合物(101.52mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=463.3(M+H)。
tert-ブチル4-(2-((4-ブロモ-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
DMA(4.20mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、200mg、0.840mmol)の混合物を、K2CO3(s)(348mg、12.1mmol)およびtert-ブチル4-(2-ブロモエチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(493mg、1.68mmol)で処理し、次いで、60℃で3時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を塩水で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、固体を水(5回)ですすいだ。固体を収集し、DCM中に溶解し、真空中で濃縮して、標題化合物(239mg、63%収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=452.0(M+H)。
tert-ブチル4-(2-ブロモエチル)ピペラジン-1-カルボキシレートを(1.0~2.0当量)の適切なハロゲン化アルキル(またはハロゲン化アルキル塩)で置き換えて、tert-ブチル4-(2-((4-ブロモ-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体P132)の合成に使用したものと同様の手順を用いて、表bbb中の化合物を調製した。反応は50~60℃の間で行われ、LCMSによって完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。注記(*)がある場合、DCM、水、および塩水を用いた濾液(または反応混合物)の水性後処理、続いて適切な勾配溶出液を用いた抽出からの有機物のクロマトグラフィー精製を含む、追加の後処理ステップが必要であった。
中間体P140
tert-ブチル(R)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
圧力容器中で、ジオキサン(8.393mL)中のtert-ブチル(R)-2-(((4-ブロモ-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P136;367mg、0.839mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.131g、8.39mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(68.4mg、0.0839mmol)、およびKOAc(412mg、4.20mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をペンタンで粉砕した。ペンタン懸濁液を濾過し、固体を単離して標題化合物(304mg、収率75%)を得た。1HNMR(CDCl3)δ8.19(s,1H),7.70(s,1H),7.25(s,1H),3.80-4.12(m,6H),3.52-3.75(m,3H),1.57(s,9H),1.49(s,12H)。
tert-ブチル(R)-2-(((4-ブロモ-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P136)を、表bbb(またはそこで参照される合成中間体)からの適切な4-ブロモ-6-アルコキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルで置き換えて、tert-ブチル(R)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P140)の合成に使用したものと同様の手順を用いて、表ccc中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。DCMまたはEtOAcのいずれかを用いて後処理を行い、注記(*)がある場合には、ペンタンからの第2の粉砕または適切な勾配溶出液を用いるクロマトグラフィー精製(粉砕の代わりに)が必要であった。
tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
圧力管内で、ジオキサン(1.0mL)中のtert-ブチル(R)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P140;96mg、0.198mmol)、2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;37.6mg、0.0991mmol)、2MのK3PO4(aq)(149μL、0.297mmol)、X-phos(9.45mg、0.0198mmol)、およびPd2(dba)3(4.54mg、0.00495mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージし、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水(3回)および塩水(1回)で逐次的に抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製し、標題化合物(40.3mg、収率58%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=701.2(M+H)。
tert-ブチル(R)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P140)を、表cccからの適切なボロン酸エステル(またはそこで参照される合成中間体)で置き換えて、tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-のメチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P148)の合成に使用したものと同様の手順を用いて、表ddd中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な溶出液を用いるクロマトグラフィー精製の後に標題化合物を単離した。
N-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-クロロ-6-メチルベンズアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(1mL)およびTFA(0.5mL、6.53mmol)中のtert-ブチル(2-((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメート(中間体P151;134mg、0.208mmol)の溶液を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(161mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=545.2(M+H)。
tert-ブチル3-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート
圧力管内で、tert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P144;155mg、0.328mmol)、1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)(中間体R47;149mg、0.328mmol)の混合物を、ジオキサン(1.64mL)中2MのK3PO4(aq)(492μL、0.984mmol)、X-phos(31.3mg、0.0656mmol)、およびPd2(dba)3(15.0mg、0.0164mmol)で処理し、Ar(g)で3分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で4時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を最初にシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~30%のMeOHを使用する)によって、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中0.1%のTFAを含む5~95%のACNを使用する)によって直接精製し、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をDCMで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27mg、収率15%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=473.2(M+H)。
tert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-5-フルオロベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート
DCM(112μL)中の2-クロロ-5-フルオロ安息香酸(5.9mg、0.034mmol)、tert-ブチル3-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル))ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P153;6mg、0.011mmol)、DIEA(20μL、0.11mmol)、およびHATU(8.5mg、0.022mmol)の溶液を、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(3mg、収率39%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=693.2(M+H)。
(S)-4-(6-(4-アミノ-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ジオキサン(5.0mL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P99;133.0mg、0.2259mmol)の溶液を、12MのHCl(aq)(37.1μL、0.452mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で4日間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHに溶解し、飽和NaHCO3(aq)(2回)で抽出した。水溶性抽出物を追加の4:1のDCM:iPrOH(3回)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(70.1mg、収率64%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=489.3(M+H)。
エチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(実施例701)の調製における副生成物として、中間体P156を単離した。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(2mL)およびTFA(2mL、13mmol)中のtert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-5-フルオロベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P154;19mg、0.027mmol)の溶液を、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(16mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=593.2(M+H)。
tert-ブチル((3r,4r)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート
DMSO(1.81mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.204g、0.723mmol)、tert-ブチル((3r,4r)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(0.313g、1.45mmol)、およびDIEA(0.378mL、2.17mmol)の混合物を、90℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をEtOAcと水に分配した。相分離後、水溶性層をEtOAcで抽出した。有機抽出物を組み合わせ、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題生成物(0.33g、0.69mmol、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMSO(1.92mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P93、0.206g、0.768mmol)、tert-ブチル((3R,4S)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(0.216g、0.998mmol)、およびDIEA(0.669mL、3.84mmol)の混合物を、90℃に一晩加熱した。反応混合物をEtOAcおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(DCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題生成物(0.223g、収率62.5%)を得た。MS(apci)m/z=465.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。tert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(0.223g、0.480mmol)を、DCMおよびTFA(各1mL)に溶解し、1時間撹拌した。混合物を濃縮し、DCMに溶解し、MP-カーボネートと共に20分間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して、標題生成物(0.055g、収率31.4%)を得た。MS(apci)m/z=365.1(M+H)。
中間体P160
tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2mL)中の3-クロロ-6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン(実施例425、ステップ2;93.1mg、0.319mmol)およびtert-ブチル((3S,4S)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(104mg、0.479mmol)の溶液を、DIEA(0.279mL、1.60mmol)で処理し、115℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、濾過して、標題化合物(112mg、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
中間体P161
(3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-オール二塩酸塩
1,4-ジオキサン(2mL、0.225mmol)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P160、110mg、0.225mmol)の溶液を、HCl(0.0370mL、0.451mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。真空下での溶媒の除去により定量的収率を仮定して固体として標題化合物を得た。MS(apci)m/z=388.2(M+H)。
中間体P162
tert-ブチル((3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-カルバメート
ステップ1:tert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(2.39mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.270g、0.957mmol)、tert-ブチル((3S,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(0.414g、1.91mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.500mL、2.87mmol)の混合物を、90℃に一晩加熱した。反応混合物をEtOAcおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(0.291g、収率63.6%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
ステップ2:(3S,4R)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ)[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イルメタンスルホネートの調製。DCM(6.08mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(0.291g、0.608mmol)、塩化メタンスルホニル(0.0471mL、0.608mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.159mL、0.912mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、標題化合物(0.293g、収率86.6%)を得た。MS(apci)m/z=557.2(M+H)。
ステップ3:tert-ブチル((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMF(2.11mL)中の(3S,4R)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イルメタンスルホネート(0.293g、0.526mmol)およびNaN3(0.0513g、0.790mmol)を、90℃に一晩加熱した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(DCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(0.177g、収率66.8%)を得た。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
ステップ4:tert-ブチル((3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメートの調製。MeOH(3.51mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(0.177g、0.351mmol)およびPd/C(0.00748g、0.0703mmol)を、H2バルーン下で一晩撹拌した。これを濾過し、濃縮して、標題化合物(0.152g、収率90.6%)を得た。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
中間体P163
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。ジオキサン(2mL)および水(0.8mL)中の(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ボロン酸(中間体P127、86mg、0.27mmol)および5-ブロモ-2-ヨードピリミジン(78mg、0.27mmol)の混合物に、XPhos(26mg、0.054mmol)、Pd2(dba)3(12mg、0.014mmol)、および2MのK3PO4(0.4mL、0.8mmol)を添加した。反応物を60℃に3時間加熱した。室温に冷却した後、反応物をDCMと水(各15mL)とに分配し、続いて、DCM(2×15mL)で水溶液を抽出した。有機抽出物を組み合わせて濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のアセトン)によって精製し、標題化合物(48mg、41%)を得た。MS(apci)m/z=429.1、431.1(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(2-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-5-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。ジオキサン(1mL)中の4-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(48mg、0.11mmol)、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(36mg、0.17mmol)、Cs2CO3(73mg、0.22mmol)、XPHOS(11mg、0.022mmol)、およびPd2dba3(10mg、0.011mmol)の混合物を、90℃で一晩加熱した。反応混合物を水(25mL)で希釈し、DCM(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~100%のアセトン)によって精製し、標題化合物(22mg、35%)を得た。MS(apci)m/z=563.3(M+H)。
ステップ3:4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1:1のDCM:TFA中のtert-ブチル(1-(2-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-5-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(22mg、0.04mmol)の混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮した。粗製物質を最少量のMeOHに溶解し、P1-HCO3樹脂プラグを通過させた。減圧下での溶媒の除去により定量的収率で標題化合物を得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
中間体P164
(S)-4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(4mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;500mg、2.10mmol)の混合物を、K2CO3(s)(1451mg、10.5mmol)および(S)-2-メチルオキシラン(1830mg、31.5mmol)で逐次的に処理した。反応混合物を密封容器中で50℃で3日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(50mL)で洗浄した。得られた乳剤を粗いガラスフリットを通して濾過し、二相濾液を分離した。有機抽出物を塩水(50mL)で再度洗浄し、次いで、無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~90%のEtOAc/ヘキサンを使用する)によって精製し、標題化合物(357mg、収率57%)をきれいに提供した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.21(s,1H),8.14(d,1H),7.49(d,1H),4.25(m,1H),3.96(dd,1H),3.86(dd,1H),1.33(d,3H)。
中間体P165
(S)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力管内で、ジオキサン(6mL)中の(S)-4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P164;357mg、1.21mmol)の溶液を、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(323mg、1.45mmol)で処理し、2MのNa2CO3(aq)(1808μL、3.62mmol)をN2(g)で5分間スパージした。得られた混合物をPd(PPh3)4(34.8mg、0.0301mmol)で処理し、次いで、容器を密封する前にN2(g)で5分間再度スパージした。反応混合物を80℃で22時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(25mL)で希釈し、1時間撹拌した。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を収集して標題化合物(191mg、収率51%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=313.1(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器中で、ジオキサン(15mL)中の4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P41;2.0g、6.4mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.5g、9.7mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(0.53g、0.64mmol)、およびKOAc(1.9g、19mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージした。容器を密封し、混合物を90℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をEtOAc(100mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキをEtOAcで洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(溶出液としてヘキサン中25%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(2.2g、収率91%)を得た。1H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.19(s,1H),8.17(d,J=2.3Hz,1H),7.66(d,J=2.3Hz,1H),3.80(s,2H),1.41(s,12H),1.35(s,6H)。
3-クロロ-6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン
ジオキサン(5.8mL)中の4-ブロモ-3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(中間体P84、ステップ1;152mg、0.581mmol)、PdCl2(dppf)・CH2Cl2(23.7mg、0.029)、KOAc(285mg、2.91mmol)、およびビス(ピナコラト)ジボロン(443mg、1.74mmol)の混合物を、Ar(g)でスパージした。反応容器を密封し、混合物を90℃で2時間15分撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をCelite(登録商標)を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(102mg、57%)を得た。MS(apci)m/z=309.1(M+H)。
6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ジオキサン(4mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、ステップ6;150mg、0.6mmol)、PdCl2(dppf)(17mg、0.02mmol)、KOAc(165mg、1.7mmol)、および4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(267mg、1.05mmol)の混合物を、アルゴンでスパージし、次いで、90℃に3時間加熱した。室温に冷却した後、反応物をCelite(登録商標)を通して濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(0~10%のMeOH/DCM)によって精製し、標題生成物(126mg、70%)を得た。
4-ブロモ-6-(3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-3-メチルブトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(4.0mL、0.815mmol)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;194mg、0.815mmol)の溶液に、K2CO3(338mg、2.44mmol)、次いで((4-ブロモ-2-メチルブタン-2-イル)オキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(459mg、1.63mmol)を添加した。反応物を密封し、60℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物を塩水で希釈して濾過し、水ですすいだ。得られた固体を最少量のDCMに溶解し、続いて沈殿を誘導するためにEt2Oを添加した。2時間撹拌した後、懸濁液を濾過し、標題生成物(250mg、70%)を得た。1H-NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.19(s,1H),8.09(br d,1H),7.42(br d,1H),4.13(t,2H),1.97(t,2H),1.31(s,6H),0.86(s,9H),0.10(s,6H)。
4-ブロモ-6-(2-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.33mL)中の4-ブロモ-6-(2-クロロエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P125;50mg、0.17mmol)の混合物に、DIEA(291μl、1.7mmol)、続いて3,3-ジフルオロアゼチジン(46mg、0.50mmol)を添加した。反応物を60℃で4日間撹拌した後、追加の3,3-ジフルオロアゼチジン(46mg、0.50mmol)を添加し、さらに16時間加熱を再開して完了に達した。反応物を水で希釈し、濾過して標題生成物を得、それをさらに精製せずに直接使用した(31mg、37%)。MS(apci)m/z=357、359(M+H)。
4-ブロモ-6-(2-オキソ-2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(2mL)中の4-ブロモ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1;100mg、0.420mmol)の溶液に、K2CO3(87.1mg、0.63)、次いで、2-クロロ-1-(ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン(74.4mg、0.504mmol)を添加した。反応物を50℃で一晩加熱し、次いで、水(10mL)に注ぎ入れ、1時間撹拌した後、それを濾過し、水(5mL)ですすいで、ベージュ色の固体として標題生成物(127mg、86%)を得た。1H NMR(CDCl3)δ8.20(s,1H),8.19(d,1H),7.50(d,1H),4.66(s,2H),3.54(t,2H),3.47(t,2H),2.04(m,2H),1.90(m,2H)。
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。1,4-ジオキサン(8.0mL)中の6-エトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P110;500mg、1.60mmol)、tert-ブチル(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R46;521.8mg、1.60mmol)、K3PO4(2Mの水溶液、2.4mL、4.79mmol)、ジシクロヘキシル(2’,4’,6’-トリイソプロピル-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)ホスファン(152.2mg、0.32mmol)、およびPd2(dba)3(73.10mg、0.080mmol)の混合物を、アルゴンで3分間脱気し、次いで、密封し、80℃に一晩加熱した。水性後処理後、粗製物質をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)を用いて精製し、標題生成物(338.5mg、44%)を得た。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
ステップ2:4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(338.5mg、0.71mmol)の溶液に、2,2,2-トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応物をEt2O(20mL)で希釈し、濾過して、標題生成物(342mg、80%)を得た。MS(apci)m/z=378.1(M+H)。
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
6-エトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルを、ステップ1中の6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P166)で置き換えて、中間体P172に記載の手順に従って標題生成物を調製した。MS(apci)m/z=422.3(M+H)。
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。圧力容器中で、tert-ブチル(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R46;26mg、0.080mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(202mg、0.80mmol)、PdCl2(dppf)-DCM(6.5mg、0.0080mmol)、KOAc(39mg、0.40mmol)、およびジオキサン(796μl)を組み合わせた。反応混合物をアルゴンで10分間スパージした後、それを密封し、90℃に一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物をDCMと水とに分配し、相分離後に水溶液をDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。定量的収率を仮定して、粗製物質を次のステップで直接使用した。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。ジオキサン(6.0mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、ステップ6;300mg、1.19mmol)、tert-ブチル(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(1158mg、1.19mmol)、Pd(Ph3P)4(138mg、0.119mmol)、およびNa2CO3(2Mの水溶液、3.6mL、7.14mmol)の混合物を、アルゴンで10分間スパージし、次いで、80℃に一晩加熱した。周囲温度に冷却した後、反応物を水(10mL)で希釈し、4:1のDCM:IPA(5×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットを通過させ、濾液を濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM中0~10%のMeOH)によって精製し、固体として標題生成物(173mg、31%)を得た。MS(apci)m/z=464.2(M+H)。
ステップ3:4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(173mg、0.336mmol)の溶液に、TFA(2mL)を添加した。室温で30分間撹拌した後、反応物をEt2O(20mL)で希釈し、濾過して、標題生成物(163mg、78%)を得た。MS(apci)m/z=364.2(M+H)。
1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン
1,4-ジオキサン(891μL)およびK3PO4(2Mの水溶液、267μL)中の3-クロロ-6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン(P167 55mg、0.18mmol)、1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン(R47、40mg、0.18mmol)、ジシクロヘキシル(2’,4’,6’-トリイソプロピル-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)ホスファン(17mg、0.036mmol)、およびPd2(dba)3(8.2mg、0.0089mmol)の混合物を、密封する前にアルゴンでスパージし、80℃に一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄し、次いで、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。シリカクロマトグラフィー(0.2%のNH4OHを含むDCM中0~20%MeOH)を使用して残渣を精製し、標題化合物(29mg、44%)を得た。LCMSm/z=373.1(M+H)。
tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6)-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
3-クロロ-6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、tert-ブチル(R)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P140)で置き換えて、中間体P175に記載されているものと同様の方法によって標題化合物(36mg、16%)を調製した。LCMSm/z=549.3(M+H)。
tert-ブチル(S)-2-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
3-クロロ-6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、tert-ブチル(S)-2-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P146)で置き換えて、中間体P175に記載されているものと同様の方法によって標題化合物(36mg、16%)を調製した。LCMSm/z=549.3(M+H)。
4-エチル-N-イソプロピル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:1-(5-ボロノピリジン-2-イル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸の調製。DMSO(18mL)中の2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(2.0g、9.0mmol)の溶液を、4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(4.7g、30mmol)およびK2CO3(5.0g、36mmol)で処理した。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、20%のMeOH/DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.2g、定量的収率)を得た。物質をさらに精製せずに次に進めた。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
ステップ2:4-エチル-N-イソプロピル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(35mL)中の1-(5-ボロノピリジン-2-イル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(2.45g、8.81mmol)の溶液を、DIEA(8.44mL、48.5mmol)、プロパン-2-アミン(2.25mL、26.4mmol)、およびHATU(8.37g、22.0mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、20%のMeOH/DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0~80%のACN/水)によって精製し、標題化合物(1.0g、収率36%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
N-(6-メトキシピリジン-3-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-アミン(TFA塩)
ステップ1:tert-ブチル6-((6-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-カルボキシレートの調製。N2(g)の雰囲気下で、1:1のMeOH:DCE(1.5mL)中のtert-ブチル6-オキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-カルボキシレート(40mg、0.19mmol)および6-メトキシピリジン-3-アミン(33mg、0.27mmol)の溶液を、デカボラン(6.9mg、0.057mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を水でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、標題化合物(56mg、収率93%)を得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
ステップ2:N-(6-メトキシピリジン-3-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-アミン(TFA塩)の調製。DCM(500μL)中のtert-ブチル6-((6-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-カルボキシレート(56mg、0.175mmol)の溶液を、トリフルオロ酢酸(TFA)(0.40mL、5.26mmolで処理し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む5~95%の水-ACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物をきれいに提供した。(25mg、65%収率)。MS(apci)m/z=220.1(M+H)。
(2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン
ステップ1:tert-ブチル4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。THF中の6-メトキシピリジン-3-オール(100mg、0.799mmol)およびtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(161mg、0.799mmol)の溶液を、PPh3(231mg、0.879mmol)で処理し、次いでAr(g)で5分間スパージした。周囲温度で撹拌しながら、混合物をDIAD(186μL、0.959mmol)でゆっくり処理した。得られた反応混合物を周囲温度で9時間、次いで70℃で一晩撹拌した後、追加のDIAD(186μL、0.959mmol)を導入した。反応混合物を70℃で4時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却した。反応混合物を真空中で濃縮した後、残渣をDCM中に懸濁し、飽和Na2CO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(246g、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=309.15(M+H)。
ステップ2:2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。DCM(4.0mL)中のtert-ブチル4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(246mg、0.80mmol)の溶液を、TFA(4.0mL、0.80mmol)で処理し、次いで、周囲温度で5分間撹拌した後、追加のTFA(1mL)を導入した。周囲温度で45分間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、標題化合物(127.5mg、収率77%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=209.1(M+H)。
Tert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート
DCM(28mL)中のN-tert-ブトキシカルボニル-(R)-(-)-3-ピロリジノール(2.0g、10.7mmol)の溶液を、TEA(2.9mL、21.4mmol)で処理した。溶液を0℃に30分間冷却した。次いで、塩化メタンスルホニル(868μL、11.2mmol)を加添加した。反応物を0℃で30分間撹拌した。反応物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(2.83g、収率100%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ5.24(s,1H),3.55-3.38(m,3H),3.31-3.27(m,1H),3.23(s,3H),2.18-2.08(m,2H),1.40(s,9H)。
4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-エチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.9mL)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(269.5mg、1.047mmol)およびHATU(477.9mg、1.257mmol)の溶液を、DIEA(3.649mL、2.095)およびアニリン(0.1051mL、1.152mmol)で処理した。反応混合物を60℃で60時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収量を仮定、348.1mg、1.047mmol)を得た。MS(apci)m/z=233.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-エチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(348.1mg、1.047mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(162.4mg、0.6990mmol、2つのステップで収率66.7%)を得た。MS(apci)m/z=233.1(M+H)。
4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-エチル-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.9mL)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(260.3mg、1.012mmol)およびHATU(461.5mg、1.214mmol)の溶液を、DIEA(3.524mL、2.023)および2-メチルプロパン-1-アミン(81.38mg、1.113mmol)で処理した。反応混合物を60℃で60時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中1~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論収量を仮定、216mg、1.012mmol)を得た。MS(apci)m/z=213.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル4-エチル-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(216mg、1.012mmol)の溶液を、TFA(1mL)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(100.8mg、0.3988mmol、2つのステップで収率39%)を得た。MS(apci)m/z=213.2(M+H)。
4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン
ステップ1:tert-ブチル4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.9mL)中のtert-ブチル4-メルカプトピペリジン-1-カルボキシレート(211.2mg、0.9718mmol)および臭化ベンジル(199.5mg、1.166mmol)の溶液を、炭酸カリウム(537.2mg、3.887mmol)で処理した。反応混合物を70℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中1~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(290.1mg、0.9436mmol、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=208.1(M+H-Boc)。
ステップ2:tert-ブチル4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(9.5mL)中のtert-ブチル4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレート(290.1mg、0.9436mmol)の溶液に、3-クロロベンゾペルオキソ酸(488.5mg、2.831mmol)を添加した。反応混合物を0℃で撹拌し、徐々に室温に温め、次いで、室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(推定理論収量、320.3mg、0.9436mmol)を得た。MS(apci)m/z=240.1(M+H-Boc)。
ステップ3:4-(ベンジルスルホニル)ピペリジンの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(320.3mg、0.9436mmol)の溶液を、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、次いで、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、標題化合物(138.0mg、0.5766mmol、2つのステップで収率61.1%)を得た。MS(apci)m/z=240.1(M+H)。
N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミド
ステップ1:tert-ブチル4-(N-イソプロピルスルファモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-(クロロスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.0137g、3.5723mmol)の混合物を、ピリジン(722μL、8.93mmol)およびプロパン-2-アミン(460μL、5.36mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を水(4回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に進めるために十分な純度で標題化合物(1.09g、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=207.2[(M-Boc)+H]。
ステップ2:N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミドの調製。粗製tert-ブチル4-(N-イソプロピルスルファモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.09g、3.56mmol)を、DCM(5mL)に懸濁し、TFA(2.5mL、32mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:iPrOHに懸濁し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(734mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=207.2(M+H)。
イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
ステップ1:tert-ブチル4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(164.1μL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(546.5mg、2.550mmol)およびDIEA(1113μL、6.375mmol)の混合物を、0℃に冷却し、次いで、イソプロピルカルボクロリド(3825μL、3.825mmol)で滴下処理した(10分間かけて)。周囲温度まで徐々に温めた後、混合物を周囲温度で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(746.6mg、収率97%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
ステップ2:A部:イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(4mL)中のtert-ブチル4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(315.0mg、1.049mmol)の混合物を、TFA(2.5mL、32mmol)で滴下処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに懸濁し、飽和NaHCO3(aq)で処理し、次いで、二相混合物を4:1のDCM:iPrOHで抽出した。水溶性相をステップ2のために取っておいた:B部.組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(96.0mg、収率46%)を得た。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
ステップ2:B部:イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩の調製。
2MのHCl(aq)を添加して水溶性抽出物のpHをpH2に調整することによって、HCl塩の形態で追加の標題化合物を水溶性相から抽出した。酸性化した水溶性抽出物を真空中で濃縮し、体積を半分に低減した。この混合物をジオキサンで粉砕して沈殿物を得、それを濾過によって収集した。続いて、固体を風乾して、標題化合物のHCl塩を提供した(182.7mg、予想回収率に基づく定量的収率)。MS(apci)m/z=201.2(M+H):
tert-ブチル(3S,4S)-3-ヒドロキシ-4-(3-メチルブタンアミド)ピロリジン-1-カルボキシレート
DCM(2mL)中のtert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(355.5mg、1.758mmol)の溶液を、DIEA(921.0μL、5.273mmol)で処理し、0℃で30分間撹拌した。0℃混合物を塩化イソバレリル(235.7μL、1.933mmol)で滴下処理した。得られた混合物を20分間撹拌し、その間に温度を周囲温度に徐々に到達させた。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20%~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(487.2mg、収率97%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=187.2([M-boc]+H)。
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド塩酸塩
ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル(3S,4S)-3-ヒドロキシ-4-(3-メチルブタンアミド)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R20;487.2mg、1.701mmol)の溶液を、12MのHCl(aq)(139.7μL、1.701mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(378mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=187.2(M+H-Boc)。
エチルピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩
DCM(2.0mL)中の1-(tert-ブチル)4-エチルピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(321.9mg、1.251mmol)の溶液を、TFA(2.0mL、25.96mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をジオキサン中に懸濁し、12MのHCl(aq)で処理した。得られた混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(240mg、収率99%)を得た。
tert-ブチル4-((イソプロピルカルバモイル)オキシ)-4-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
DCM(2mL)および12MのHCl(aq)(2.44μL、0.0297mmol)中の2-イソシアナトプロパン(50.5mg、0.593mmol)の溶液を、周囲温度で5分間撹拌し、次いで、tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(172.1mg、0.7994mmol)に添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、追加の2-イソシアナトプロパン(50.5mg、0.593mmol)および12MのHCl(aq)(2.44μL、0.0297mmol)を導入した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌した後、さらに1当量の2-イソシアナトプロパン(50.5mg、0.593mmol)を導入した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(180mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
4-メチルピペリジン-4-イルイソプロピルカルバメート塩酸塩
DCM(1.0mL)中のtert-ブチル4-((イソプロピルカルバモイル)オキシ)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(中間体R23;60mg、0.20mmol)の溶液を、TFA(1.0mL、13.0mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をジオキサン(1mL)に懸濁し、2滴の濃縮HCl(aq)で処理した。得られた混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(50mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
シクロブチルカルボノクロリデート
(S)-テトラヒドロフラン-3-オール(100mg、1.13mmol)をシクロブタノール(54.3μl、0.693mmol)で置き換えて、(S)-テトラヒドロフラン-3-イルカルボノクロリデート(中間体R54)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(93.3mg、0.693mmol、定量的収率を仮定)を調製し、後処理した。
1-メトキシシクロプロパン-1-カルボン酸
ステップ1:メチル1-メトキシシクロプロパン-1-カルボキシレートの調製。DMF(33mL)中の1-ヒドロキシ-1-シクロプロパンカルボン酸(1.02g、9.99mmol)の溶液を、ヨードメタン(1.56mL、25.0mmol)およびNaH(鉱油中60重量%;1.00g、25.0mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、次いで、Et2O(2回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(3回)および塩水(1回)で逐次的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に進めるために十分な純度で標題化合物を得た(1.30g、定量的収率)。
ステップ2:1-メトキシシクロプロパン-1-カルボン酸の調製。1:1のTHF:MeOH(60mL)中の粗製メチル1-メトキシシクロプロパン-1-カルボキシレート(ステップ1;1.30、9.99mmol、仮定)の溶液を、2.0MのKOH(aq).(14.99mL、29.97mmol)で処理し、次いで、周囲温度で60時間撹拌した。得られた混合物をEt2Oで希釈し、1.0MのNaOH(aq)(2回)で抽出した。組み合わせた水溶性抽出物を4.0MのHCl(aq)を添加してpH約2に酸性化し、次いで、DCM(2回)で抽出した。組み合わせたDCM抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(240mg、収率99%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ12.56(s,1H),3.29(s,3H),1.14-1.04(m,4H)。
tert-ブチル(S)-3,4-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート-
DCM(10mL)中のtert-ブチル(S)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(4.9980g、24.955mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定剤を含む水中37重量%;2.79mL、37.4mmol)で処理し、周囲温度で2.5時間撹拌した。反応混合物をNaBH(AcO)3(7.9334mg、37.432mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、濾過した。濾液を飽和NaHCO3(aq)(2回)および水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(3.9335mg、収率74%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=215.2(M+H)。
(S)-1,2-ジメチルピペラジン
DCM(2.0mL)中のtert-ブチル(S)-3,4-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート(中間体R27;3.9335g、18.354mmol)の溶液を、TFA(1.5mL、19.5mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。水溶性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2.0g、収率95%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=115.3(M+H)。
N,N-ジメチル-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル4-(ジメチルアミノ)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(1.15mL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50.2mg、0.172mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定剤を含む水中37重量%;64.7μl、0.861mmol)およびNaBH(AcO)3(365mg、1.72mmol)で処理し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、二相混合物をDCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄した。全ての水溶性抽出物をDCMでもう一度逆抽出した後、全てのDCM抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(50~100%のEtOAc/ヘキサン、続いてEtOAc中0~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(55mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=320.2(M+H)。
ステップ2:N,N-ジメチル-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-(ジメチルアミノ)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(55mg、0.172mmol)の混合物を、TFA(1mL、6.51mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、表標題化合物(77.0mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=220.1(M+H)。
2-(ジメチルアミノ)-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル4-(2-(ジメチルアミノ)アセトアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(1144μL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.172mmol)の溶液を、HATU(78.3mg、0.206mmol)、DIEA(59.8μL、0.343mmol)、およびN,N-ジメチルグリシン(19.5mg、0.189mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通して溶出して、標題化合物(50mg、収率77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
ステップ2:2-(ジメチルアミノ)-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル4-(2-(ジメチルアミノ)アセトアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.13mmol)の混合物を、TFA(1mL、13.07mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、標題化合物(50mg、収率75%)を得た。MS(apci)m/z=277.2(M+H)。
ステップ1のN,N-ジメチルグリシンを(1.0~1.1当量の)適切なカルボン酸で置き換えて、2-(ジメチルアミノ)-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)(中間体R30)の合成に使用したものと同様の2つのステップの手順を用いて、表aaa中の化合物を調製した。
(R)-1-メチル-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)ピロリジン-2-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)、
ステップ1:tert-ブチル(R)-4-(1-メチルピロリジン-2-カルボキシアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(1144μL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボン酸(50mg、0.172mmol)の溶液を、HATU(78.3mg、0.206mmol)、DIEA(59.8μL、0.343mmol)、およびN-メチル-D-プロリン塩酸塩(28.4mg、0.172mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通して溶出して、標題化合物(55mg、収率80%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=408.3(M+H)。
ステップ2:(R)-1-メチル-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)ピロリジン-2-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル(R)-4-(1-メチルピロリジン-2-カルボキシアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(55mg、0.14mmol)の混合物を、TFA(1mL、13.07mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(55mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=303.2(M+H)。
(9H-フルオレン-9-イル)メチル(R)-(1-オキソ-1-((4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)プロパン-2-イル)カルバメートビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
ステップ1:tert-ブチル(R)-4-(2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(880μL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(51.3mg、0.176mmol)の溶液を、HATU(80.3mg、0.211mmol)、DIEA(61.3μL、0.352mmol)、および(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-D-アラニン(58.0mg、0.176mmol)で逐次的に処理し、次いで。周囲温度で2日間撹拌した。反応混合物を水で洗浄し、次いで、Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(0~100%のEtOAc/ヘキサン、続いて0~10%のMeOH/EtOAc)によって精製し、標題化合物(107mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=585.2(M+H)。
ステップ2:(9H-フルオレン-9-イル)メチル(R)-(1-オキソ-1-((4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)プロパン-2-イル)カルバメートビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル(R)-4-(2-((((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)アミノ)プロパンアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(55mg、0.14mmol)の混合物を、TFA(0.5mL、6.53mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(130mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
(R)-2-メトキシ-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)プロペンアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)、
ステップ1:tert-ブチル(R)-4-(2-メトキシプロパンアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(880μL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(51.3mg、0.176mmol)の溶液を、HATU(80.3mg、0.211mmol)、DIEA(61.3μL、0.352mmol)、および(R)-(+)-2-メトキシプロピオン酸(18.9μL、0.176mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(0~100%のEtOAc/Hex、続いて0~10%のMeOH/EtOAcの段階的勾配を使用する)によって直接精製し、標題化合物(0.176mmol、定量的収率を仮定)をきれいに得、それをステップ2に直接進めた。MS(apci)m/z=378.2(M+H)。
ステップ2:(R)-2-メトキシ-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)プロペンアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(1mL)中のtert-ブチル(R)-4-(2-メトキシプロパンアミド)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(ステップ1;0.176mmol)の混合物を、TFA(1mL、13.07mmol)で処理した。混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(123mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=278.2(M+H)。
4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(0.25mL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.686mmol)の混合物を、TFA(0.25mL、3.27mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1.75時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(287mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=192.2(M+H)
エチル4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩
ステップ1:1-(tert-ブチル)4-エチル4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1,4-ジカルボキシレートの調製。THF(30mL)中の1-tert-ブチル4-エチルピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(6.86g、26.6mmol)の溶液を、-40℃に冷却した。冷溶液をLiHMDS(53.3mL、53.3mmol)でゆっくり処理し、-40℃で1時間撹拌した。続いて、パラホルムアルデヒド(3.20g、106.6mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度に温め、次いで、14時間撹拌した。反応物を水および飽和NaHCO3(aq)でクエンチし、次いで、DCM(3回)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.6g、定量的収率)を得た。粗製残渣の一部(1g)をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として9:1~1:1のヘキサン:EtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物をきれいに得、それをステップ2に直接進めた。MS(apci)m/z=188.1(M+H-Boc)。
ステップ2:エチル4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩の調製。MeOH(1740μL)中の1-(tert-ブチル)4-エチル4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(250mg、0.870mmol)の溶液を、12MのHCl(aq)(725μL、8.70mmol)で滴下処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をMeOHで希釈し、真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOAc(5mL)およびACN(5mL)で粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(195mg、収率100%)をきれいに得た。
メチル1-(4-ブロモフェニル)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート
圧力容器内で、ジオキサン(77mL)中のメチル4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-カルボキシレート(1.99g、7.70mmol)の溶液を、1,4-ジブロモベンゼン(5.45g、23.1mmol)、Pd2(dba)3(0.705g、0.770mmol)、(±)-BINAP(0.959g、1.54mmol)、およびCs2CO3(s)(7.53g、23.1mmol)で処理し、次いで、Ar(g)でスパージした。容器を密封し、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(2回)および塩水(1回)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~75%のヘキサン-EtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(377.4mg、収率81%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=415.2(Brパターンを有するM+2)。
tert-ブチル(4-メチル-1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
圧力管内で、ジオキサン(15mL)中の3-ブロモピリジン(304.9μL、3.165mmol)、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(678.2mg、3.165mmol)、およびCs2CO3(s)(2.062g、6.329mmol)の懸濁液を、N2(g)で5分間スパージし、次いで、X-phos(150.9mg、0.3165mmol)およびPd2(dba)3(144.9mg、0.1582mmol)で処理した。得られた混合物をN2(g)でスパージした。容器を密封した後、反応混合物を90℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液を水(25mL)で希釈し、DCM(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、無水MgSO4(S)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(0~50%のアセトン/ヘキサン)によって精製し、標題化合物(639.9mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=292.2(M+H)。
tert-ブチル(1-(6-ブロモピリジン-3-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(0.5mL)中のtert-ブチル(4-メチル-1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R44;50mg、0.172mmol)の溶液を、0℃に冷却し、次いで、NBS(30.5mg、0.172mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、水で希釈した。二相混合物をDCM(2×1mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を部分的に濃縮し、次いで、シリカクロマトグラフィー(0~90%のアセトン/ヘキサン)によって直接精製して、標題化合物(50.2mg、収率79%)を得た。MS(apci)m/z=372.2(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
密閉容器中で、ジオキサン(67.1mL)中のtert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(1.44g、6.71mmol)、2,5-ジクロロピラジン(1.00g、6.71mmol)、およびK2CO3(s)(4.64g、33.6mmol)の混合物を、60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液をEtOAcで希釈し、Celite(登録商標)を通して濾過し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(657mg、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=327.1(M+H)。
1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)
DCM(0.5mL)中のtert-ブチル(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R46;500mg、1.53mmol)の混合物を、TFA(0.25mL、3.27mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(696mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(26mL)中の1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)(中間体R47;596mg、1.31mmol)の溶液を、2-クロロ-6-メチル安息香酸(1.345g、7.89mmol)、HATU(1.999g、5.26mmol)、およびDIEA(4.6mL、26.3mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~60%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(360mg、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=379(M+H)。
2-クロロ-6-メチル-N-(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン)-4-イル)ベンズアミド
圧力容器中で、ジオキサン(19.25mL)中の2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;730mg、1.92mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(4.888g、19.2mmol)、KOAc(944mg、9.62mmol)、およびPdCl2(dppf)・CH2Cl2(157mg、0.192mmol)の混合物を、Ar(g)でスパージした。容器を密封し、混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、GF/Fフィルターを通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣をペンタン(50mL)で粉砕した。得られた懸濁液を4分間超音波処理し、次いで、濾過した。固体を収集し、標題化合物(980mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=389.1(M+H)。
tert-ブチル(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
圧力容器中で、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.23g、1.1mmol)、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(0.2g、0.89mmol)、およびK2CO3(944mg、9.62mmol)の混合物を、ジオキサン(8.9mL)中で組み合わせた。容器を密封し、反応混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を、標題化合物(370mgと仮定、定量的収率を含む懸濁液として(すなわち、さらなる後処理、精製、または単離なしに)保存した。MS(apci)m/z=419.3(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(1-トシル-1,6-ジアザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(3mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P56、78.5mg、0.200mmol)、TsCl(114mg、0.600mmol)、DMAP(4.89mg、0.0400mmol)、およびTEA(139μL、1.00mmol)の混合物を、周囲温度で1.5時間撹拌した後、追加のTsCl(38mg、0.20mmol)を導入した。周囲温度でさらに15時間撹拌した後、得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~50%のEtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(55mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=529.2(M+H)、551.2(M+Na)。
6-エトキシ-4-(6-(1-(フェニルスルホニル)-1,6-ジアザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(2mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P56;40mg、0.10mmol)およびTEA(57μL、0.41mmol)の懸濁液を、塩化ベンゼンスルホニル(33μL、0.25mmol)およびDMAP(1.2mg、0.01mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で22時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって直接精製し、標題化合物(26mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=515.2(M+H)、537.1(M+Na)。
tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-クロロピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2.3mL)中の2,5-ジクロロピラジン(217mg、1.46mmol)、tert-ブチル((3S,4S)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(300mg、1.387mmol)、およびK2CO3(575mg、2.25mmol)の溶液を、90℃で12時間、次いで室温で一晩撹拌した。反応物を水(15mL)で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(15mL)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(0~15%のMeOH/DCM)によって、続いて逆相クロマトグラフィー(0~98%のMeCN/水)によって精製した。生成物を含む画分を合組みわせ、濃縮して、ほとんどのACNを除去し、飽和NaHCO3(15mL)で希釈し、そしDCM(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(15mL)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(180.7mg、収率40%)を得た。MS(apci)m/z=329.2(M+H)。
(S)-テトラヒドロフラン-3-イルカルボノクロリデート
(S)-テトラヒドロフラン-3-オール(100mg、1.13mmol)、およびDCM(0.15mL)中ピリジン(91.8μL、1.13mmol)の溶液を滴下で逐次的に添加しながら、DCM(284μL)中のトリホスゲン(111mg、0.375mmol)の溶液を、0℃で撹拌した。得られた混合物を0℃で1.5時間、次いで、周囲温度でさらに0.5時間撹拌した。得られた混合物を濾過して、ピリジニウム固体を除去した。DCM中で標題化合物を含む濾液を収集し、定量的収率を仮定して次のステップでそのまま使用した。
4-(2-フルオロベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル4-(2-フルオロベンジル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの調製。-78℃に冷却した(2-フルオロベンジル)塩化マグネシウム(Et2O中0.5M、2.4mL、1.227mmol)の溶液に、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(203.7mg、1.022mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を室温まで徐々に温め、一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した後、残渣をDCMに溶解し、水および塩水で洗浄した。有機層を濃縮し、粗製物質をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~70%のEtOAc)で処理し、無色の油として標題化合物(143.9mg、45.5%)を得た。MS(apci)m/z=210.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-(2-フルオロベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩の調製。1,4-ジオキサン(0.5mL)中のtert-ブチル4-(2-フルオロベンジル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(143.9mg、0.4651mmol)の溶液を、濃縮HCl(0.038mL、0.46mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、無色の油として標題生成物(114mg、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。
4-(2-メトキシベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシベンジル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。-78℃に冷却した(2-メトキシベンジル)塩化マグネシウム(2-メチルテトラヒドロフラン中0.25M、4.8mL、1.2mmol)の溶液に、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(207.0mg、1.04mmol)を少しずつ添加した。反応物を-78℃で2時間撹拌した後、それを飽和NH4Cl(aq.)でクエンチした。相分離後、水溶性層をEtOAc(3回)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題化合物(964.1mg、19%)を得た。MS(apci)m/z=222.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-(2-メトキシベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩の調製。標題生成物(51mg、99%)を、ステップ2の中間体R55の調製について記載した手順に従って調製した。MS(apci)m/z=222.2(M+H)。
4-(4-フルオロベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル4-(4-フルオロベンジル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの調製。0℃に冷却した(4-フルオロベンジル)塩化マグネシウム(2-メチルテトラヒドロフラン中0.5M、7.5mL、3.75mmol)の溶液に、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(496.4mg、2.49mmol)を少しずつ添加した。混合物を0℃で30分間撹拌した後、それを飽和NH4Cl(aq)でクエンチした。相分離後、水溶性層をEtOAc(3回)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題化合物(950.5mg、73%)を得た。MS(apci)m/z=210.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-(2-メトキシベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩の調製。標題生成物(51mg、99%)を、ステップ2の中間体R55の調製について記載した手順に従って調製した。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。
4-((6-メチルピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール
ステップ1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-((6-メチルピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。加熱しながら真空下で乾燥させたフラスコに、アルゴン下で2,6-ジメチルピリジン(0.06mL、0.5mmol)および乾燥THF(1.1mL)を添加した。-78℃に冷却した後、n-BuLi(THF中2.5M、0.17mL、0.43mmol)を導入した。反応物を0℃に温め、次いで、再度-78℃に冷却し、1-ベンジルピペリジン-4-オン(66mg、0.33mmol)を添加した。反応物を室温にゆっくり温め、3時間撹拌した後、それをDCMと水とに分配した。相分離し、水溶性相をDCM(2回)で抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製生成物をシリカクロマトグラフィー(DCM中0~20%のMeOH)によって精製し、標題化合物(73mg、71%)を得た。MS(apci)m/z=307.2(M+H)。
ステップ2:4-((6-メチルピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オールの調製。DCM(3mL)およびTFA(2mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-((6-メチルピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(73mg、0.24mmol)の混合物を、それを濃縮する前に、室温で2時間撹拌した。残渣を最少量のMeOHに溶解し、P1-HCO3樹脂プラグを通過させた。減圧下での溶媒の除去により定量的収率で標題化合物を得た。MS(apci)m/z=207.1(M+H)。
4-(3-メトキシベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(3-メトキシベンジル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。0℃に冷却した(3-メトキシベンジル)塩化マグネシウム(2-メチルテトラヒドロフラン中0.25M、15mL、3.75mmol)の溶液に、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(678mg、3.40mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を室温にゆっくり温め、一晩撹拌した後、飽和NH4Cl(aq.)でクエンチした。相分離後、水溶性層をEtOAc(3回)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~70%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題化合物(1.09g)を得た。MS(apci)m/z=222.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-(3-メトキシベンジル)ピペリジン-4-オール塩酸塩の調製。標題生成物は、ステップ2の中間体R55の調製について記載した手順に従って調製した。MS(apci)m/z=222.1(M+H)。
4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール
ステップ1:tert-ブチル4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの調製。THF(1mL)中の3-クロロ-2-メチルピリジン(64.2mg、0.50mmol)の溶液を、N2でスパージし、-78℃に冷却した後、n-ブチルリチウム(2.5MのTHF、0.16mL、0.41mmol)を滴下で添加した。-78℃で45分間撹拌した後、混合物を室温に温め、2時間撹拌した後、再び-78℃に冷却した。THF(1.5mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(74.2mg、0.37mmol)の溶液を滴下で添加した。-78℃で2時間撹拌した後、混合物を室温に温め、2日間撹拌した。次いで、反応物をEtOAcと飽和NH4Cl(aq)とに分配した。相分離後、水溶性層をEtOAc(3回)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題化合物(103.5mg、85%)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M+H-Boc)。
ステップ2:4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オールの調製。DCM(1.5mL)中のtert-ブチル4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(103.5mg、0.32mmol)の溶液を、TFA(1.5mL)で処理し、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した後、残渣をNaHCO3(飽和)で処理し、4:1のDCM/IPA(4回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離フリットに通過させ、濃縮して、無色の油として標題生成物(71.1mg、99%)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M+H)。
4-((5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)ピペリジン-4-オール
ステップ1:tert-ブチル4-((5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの調製。THF(1.5mL)中の3-フルオロ-5-メチルピリジン(279mg、2.51mmol)の溶液を、N2でスパージし、-78℃に冷却した後、ブチルリチウム(2.5MのTHF、0.79mL、1.99mmol)を滴下で添加した。5分間撹拌した後、THF(1.5mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(359.7mg、1.805mmol)の溶液を、滴下で添加し、撹拌をさらに5分間続けた。次いで、反応を飽和NH4Cl(aq)でクエンチした。相分離後、有機層を水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題生成物(104.9mg、18.7%)を得た。MS(apci)m/z=211.1(M+H-Boc)。
ステップ2:4-((5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)ピペリジン-4-オールの調製。標題生成物は、ステップ2の中間体R60の調製について記載した手順に従って調製した。MS(apci)m/z=211.2(M+H)。
表R1中の化合物は、中間体R56(方法A)、中間体R57(方法B)、中間体R60(方法C)、中間体R55(方法D)または中間体R58(方法E)の調製について記載したものと同様の方法を用いて調製し、ステップ1に適切な試薬およびクロマトグラフィー条件を使用した。
1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール
DMSO(2mL)中の4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール(R60、222.0mg、0.98mmol)および2,5-ジクロロピラジン(145.9mg、0.98mmol)の溶液を、DIEA(0.86mL、4.90mmol)で処理し、100℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応物をH2Oで希釈し、4:1のDCM/IPA(3回)で抽出した。有機抽出物を組み合わせて濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中20~80%のEtOAc)によって精製し、無色の油として標題生成物(206.7mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=339.1(M+H)。
1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-((3-フルオロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール
4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オールを4-((3-フルオロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール(中間体R68)で置き換えて、中間体R69の調製について記載した手順に従って標題生成物(460mg、59%)を調製した。MS(apci)m/z=323.1(M+H)。
1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール
4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オールを4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール二塩酸塩で置き換えて、中間体R69の調製について記載の手順に従って標題生成物(550mg、96%)を調製した。MS(apci)m/z=305.1(M+H)。
4-ベンジル-1-(5-クロロピラジン-2-イル)ピペリジン-4-アミン
ステップ1:4-ベンジルピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)の調製。DCM(2mL)およびTFA(1mL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-カルボキシレート(210mg、0.723mmol)の混合物を、室温で約3時間撹拌した後、濃縮して、標題化合物を得、定量的収率を仮定した。MS(apci)m/z=191.2(M+H)。
ステップ2:4-ベンジル-1-(5-クロロピラジン-2-イル)ピペリジン-4-アミンの調製。DMSO(10mL)中の2,5-ジクロロピラジン(0.1316mL、0.7243mmol)の溶液に、K2CO3(300.3mg、2.173mmol)添加し、続いて4-ベンジルピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)(303mg、0.72mmol)を添加した。反応物を密封し、75℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物をEtOAc(10mL)および水(20mL)で希釈した。相分離後、水溶性層をEtOAc(2回)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を濃縮し、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=303.1(M+H)。
合成例
1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-イソプロピルピペリジン-4-カルボキサミド
ジオキサン(33.7mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P1、B部のステップ6;20mg、0.0793mmol)の撹拌溶液を、(6-(4-エチル-4-(イソプロピルカルバモイル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸(中間体R3;38.0mg、0.119mmol)および2MのH2CO3(aq)(79.3μL、0.159mmol)で処理した。混合物をN2(g)で5分間パージし、次いで、X-Phos(7.56mg、0.0159mmol)およびPd2(dba)3(3.63mg、0.00397mmol)で処理し、再度N2(g)でさらに5分間パージした。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、二相混合物をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~10%のMeOH/DCM)による粗製残渣の精製によって、標題化合物(29.2mg、収率82%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
tert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート
DMSO(709μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6;0.086g、0.30mmol)の懸濁液を、tert-ブチル(S)-ピペリジン-3-イルカルバメート(180mg、0.91mmol)およびK
2CO
3(s)(170mg、1.2mmol)で処理し、110℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、DCMで希釈した。得られた混合物のpHを、飽和NH
4Cl
(aq)を添加して約pH7に調整した。二相混合物をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~15%のMeOH/EtOAc)によって精製し、標題化合物(94mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=463.3(M+H)。
実施例3
(S)-4-(6-(3-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(500μL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(実施例2;10mg、0.0216mmol)の溶液を、TFA(49.7μL、0.6486mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のギ酸を含む20~80%のACN/水)によって直接精製し、標題化合物(5.7mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=363.2(M+H)。
(S)-6-エトキシ-4-(6-(3-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(TFA塩)
ステップ1:tert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート2,2,2-トリフルオロ酢酸塩の調製。DMA(250μL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(実施例2;0.026g、0.0562mmol)の溶液を、TEA(94μL、0.675mmol)およびDMA(250μL)中のヨードメタン(1滴、約3.5μL、0562mmol)の溶液で処理した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した後、追加の濃縮ヨードメタン(2滴、約7μL、1.1mmol)を導入した。反応混合物を0℃で一晩撹拌した。不十分な反応進行のために、反応混合物をNaH(鉱油中60%;3mg、0.125mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で6時間撹拌し、次いで、追加の濃縮ヨードメタン(4滴、約14μL、2.25mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、DCM中の水でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物(13.7mg、収率51%)を得た。MS(apci)m/z=477.3(M+H)。
ステップ2:(S)-6-エトキシ-4-(6-(3-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(500μL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート2,2,2-トリフルオロ酢酸塩(ステップ1、13.7mg、0.0288mmol)の溶液を、TFA(22.0μL、0.288mmol)で処理し、周囲温度で5時間撹拌した。反応混合物をMeOH(1mL)で希釈し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、標題化合物(9.7mg、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(TFA塩)
ギ酸(326μL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(実施例2;20mg、0.0432mmol)およびホルムアルデヒド(130μL、0.140mmol)の溶液を、周囲温度で4時間撹拌し、次いで、90℃でさらに2時間撹拌した。不十分な反応進行のために、反応混合物をNaH(鉱油中60%;3mg、0.125mmol)で処理した。得られた混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチした。得られた二相混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、標題化合物(5.5mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート
DMSO(1.0mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6;0.060g、0.21mmol)の懸濁液を、tert-ブチルメチル((3S,4S)-4-メチルピペリジン-3-イル)カルバメート(97mg、0.43mmol)およびK2CO3(120mg、0.85mmol)で処理し、90℃で10時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、次いで、水および飽和NH4Cl(aq)の1:1の混合物を添加してクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として20~90%のACN/水)によって精製し、標題化合物(63mg、収率60%)を得た。MS(apci)m/z=491.3(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((3S,4S)-4-メチル-3-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(TFA塩)
DCM(0.5mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート(実施例6;63mg、0.13mmol)の懸濁液を、TFA(98.3μL、1.284mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で5時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物(41.1mg、収率82%)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル2,2,2-トリフルオロ酢酸塩
DMSO(3.0mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル中間体P6;87mg、0.31mmol)の懸濁液を、tert-ブチル((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(200mg、0.92mmol)およびK2CO3(s)(170mg、1.2mmol)で処理し、110℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH4Cl(aq)を添加して混合物のpHを約pH7に調整した。得られた二相混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中10~85%のACN)によって精製し、標題化合物およびBoc保護された標題化合物の2:1の混合物を得た。次に混合物をC18逆相クロマトグラフィー(0.1w/w%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物(15mg、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=379.1(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(500μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6;30mg、0.11mmol)、2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(28.4mg、0.159mmol)、およびTEA(44μL、0.319mmol)の懸濁液を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、標題化合物(23.6mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=441.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンを2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジンで置き換えて、実施例9に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物(18.6mg、収率40%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=442.3(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(6-ヒドロキシ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
tert-ブチル((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメートを3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-オールで置き換えて、実施例6に記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製し、クエンチし、後処理した。粗製残渣を19:1のEt2O:MeOHに懸濁し、得られた懸濁液を濾過して、標題化合物(73.2mg、収率61%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=376.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(6-(2-メトキシエトキシ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(500μL)中の6-エトキシ-4-(6-(6-ヒドロキシ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例11;15mg、0.040mmol)の冷(0℃)懸濁液を、NaH(3mg、0.12mmol)で処理した。1-ブロモ-2-メトキシエタン(56mg、0.40mmol)を導入する前に、得られた混合物を周囲温度まで温めた。90℃で1時間撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、水でクエンチした。得られた混合物を追加の水および塩水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~15%のMeOH/EtOAc)によって精製し、標題化合物(7.7mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=434.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((rel-1R,5S,6R)-6-(ピリミジン-2-イルオキシ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(500μL)中の6-エトキシ-4-(6-(6-ヒドロキシ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例11;20mg、0.0533mmol)の冷(0℃)懸濁液を、NaH(2.6mg、0.107mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度に温め、2-クロロピリミジン(18.3mg、0.160mmol)を添加した。50℃で0.5時間撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、水を滴下してクエンチした。得られた混合物を追加の水および塩水で希釈した、次いで、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~15%のMeOH/EtOAc)によって精製し、標題化合物(13.9mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((rel-1R,5S,6R)-6-(ピリジン-2-イルオキシ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
2-クロロピリミジンを2-クロロピリジンで置き換えて、実施例13に記載したものと同様の方法を用いて、標題化合物を調製した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のEtOAc/ヘキサン)による精製によって、標題化合物(11.3mg、収率47%)をきれいに提供した。(MS(apci)m/z=453.2(M+H)。
(4-(6-(6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(TFA塩)
ステップ1:tert-ブチル(3-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメートの調製。DMSO(500μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6;0.065g、0.23mmol)、tert-ブチル(3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(98mg、0.46mmol)、およびK2CO3(s)(130mg、0.92mmol)の懸濁液を、90℃で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水でクエンチした。得られた二相混合物を追加の水および塩水で希釈し、次いで、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、標題化合物(7.3mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-(6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル2,2,2-トリフルオロ酢酸塩の調製。DCM(1.25mL)中のtert-ブチル(3-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(90mg、0.1896mmol)の溶液を、TFA(581μL、7.59mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.01%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物(8.72mg)を得た。MS(apci)m/z=375.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((rel-1R,5S,6S)-6-((6-メトキシピリジン-3-イル)アミノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル))-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(500μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6;64.4mg、0.228mmol)、N-(6-メトキシピリジン-3-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-アミン2,2,2-トリフルオロ酢酸塩(中間体R8;25mg、0.114mmol)の懸濁液を、K2CO3(s)(63.0mg、0.456mmol)で処理し、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水でクエンチした。得られた二相混合物をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、標題化合物(10.2mg、収率19%)を得た。MS(apci)m/z=482.3(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)-4-(6-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(1.5mL)中の6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P26;30mg、0.073mmol)の溶液を、(S)-3-ヒドロキシピペリジン塩酸塩(0.050g、0.36mmol)およびK2CO3(s)(40mg、0.29mmol)で処理し、110℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチした。得られた懸濁液を濾過し、単離した固体をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOH)によって精製し、標題化合物(7.5mg、収率27%)を得た。MS(apci)m/z=380.1(M+H)。
(S)-4-(6-(3-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(2.9mL)中6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P26;60mg、0.15mmol)の溶液を、(S)-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン(0.12g、0.58mmol)およびK2CO3(s)(80mg、0.58mmol)で処理し、110℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を1MのHCl(aq)を添加して中和した。得られた懸濁液をDCMで抽出し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%のMeOH)によって精製し、Boc保護された標題化合物を得た。Boc保護された物質をDCM(3mL)に溶解し、次いで、ジオキサン中4NのHCl(3mL)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~100%[20%のMeOH、2%のNH4OH、78%のDCM])によって精製し、標題化合物(20mg、収率35%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2.5mL)中の6-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P26;111mg、0.269mmol)およびtert-ブチルN-(4-メチル-4-ピペリジル)カルバメート(173mg、0.807mmol)の溶液を、110℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチした。得られた懸濁液を濾過し、固体を収集して標題化合物(65mg、収率49%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例19;45mg、0.091mmol)の溶液を、ジオキサン中4NのHCl(3mL、12mmol)で処理し、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、HCl塩として標題化合物を得た。塩をMeOHに溶解し、Agilent PL-HCO3 MP SPEフィルターを通して濾過し(HCl塩を中和するため)、真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率84%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(191μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例20;15mg、0.038mmol)の溶液を、DIEA(20μL、0.11mmol)および塩化イソバレリル(5.1μL、0.042mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOH)によって精製し、標題化合物(4.8mg、収率26%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)イソブチルアミド
塩化イソバレリルを塩化イソブチリルで置き換えて、5当量のDIEを用いて、実施例21に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物を調製した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOH)による精製後、標題化合物(3.8mg、収率21%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
イソブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
塩化イソバレリルをクロロギ酸イソブチル(1当量)で置き換えて、実施例21に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物を調製した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOH)による精製後、標題化合物(6.6mg、収率35%)をきれいに単離した。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
(R)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタンアミド
DCM(764μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例20;15mg、0.038mmol)の溶液を、(R)-2-ヒドロキシ-3-メチルブタン酸(5.42mg、0.0459)、HATU(17.4mg、0.0459mmol)、およびDIEA(26.6μL、0.153mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOH)によって精製し、DIEAで汚染された標題化合物を得た。不純な残渣をMTBEと飽和NH4Cl(aq)とに分配した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(1.6mg、収率9%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-イソプロピル尿素
無水DMA(191μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例20;15mg、0.038mmol)の溶液を、DIEA(20.0μL、0.115mmol)およびイソプロピルイソシアネート(3.78μL、0.0382mmol)で逐次的に処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物をきれいに提供した。塩をMeOHに溶解し、中和するためにAgilent PL-HCO3 MP SPEチューブを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して標題化合物(4.15mg、収率23%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-イソブチル尿素
イソプロピルイソシアネートを1-イソシアナト-2-メチルプロパンで置き換えて、実施例25に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物(2.0、収率11%)を調製し、精製し、中和した。MS(apci)m/z=492.3(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(599μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;29.3mg、0.0898mmol)、4-ベンジルピペリジン-4-オール(25.8mg、0.135mmol)、およびTEA(37.5μL、0.269mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(22.4mg、収率50%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=498.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
4-ベンジルピペリジン-4-オールを4-メチルピペリジン-4-オールで置き換えて、実施例27に記載したものと同様の手順を用いて標題化合物(10.8mg、収率28%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=422.1(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
DCM(856μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;36mg、0.0856mmol)、安息香酸(20.9mg、0.171mmol)、およびHATU(35.8mg、0.0942mmol)の混合物を、DIEA(74.8μL、0.428mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を2%のTFAを含む60:40のACN:水中に懸濁し、次いで、シリンジフィルターを通して濾過した。濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(33.2mg、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=525.25(M+H)。
安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例29の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表N中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソプロピル-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボキサミド
DCM(715μL)中の3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボン酸(中間体P47;32mg、0.072mmol)、プロパン-2-アミン(11.7μL、0.143mmol)、およびHATU(29.9mg、0.358mmol)の混合物を、DIEA(62.4μL、0.358mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~6%のMeOH)によって精製し、標題化合物(8.3mg、収率24%)を得た。MS(apci)m/z=489.3(M+H)。
プロパン-2-アミンを適切なアミンで置き換えて、実施例32の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表O中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(607μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;29.7mg、0.0910mmol)、2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(24.3mg、0.137mmol)、およびTEA(38.1μL、0.273mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(12.1mg、収率27%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ:8.34(d,1H),8.20(s,1H),8.15(m,2H),7.71(dd,1H),7.58(m,1H),7.15(d,1H),6.86(m,1H),6.81(d,1H),6.74(d,1H),5.35(m,1H),4.06(m,2H),3.86(s,2H),3.55(m,2H),2.15(m,2H),1.88(m,2H),1.40(s,6H)。
2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンを適切なピペリジンで置き換えて、実施例35の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表P中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(794μL)中の2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(中間体R13;66.1mg、0.317mmol)の溶液を、4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;51.8mg、0.159mmol)、およびTEA(43.4μL、0.317mmol)で処理した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、次いで、110℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。水溶性抽出物をDCMで逆抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、続いて無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(41mg、収率50%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=515.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-フェノキシアゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(872μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;42.7mg、0.131mmol)、3-フェノキシアゼチジン(23.4mg、0.157mmol)、およびTEA(54.7μL、0.393mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.1mg、収率24%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-ヒドロキシ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.030g、0.11mmol)、トリエチルアミン(0.044mL、0.32mmol)、および4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール(0.041g、0.21mmol)を、DMA(0.5mL)中で組み合わせ、90℃で5時間撹拌した。反応混合物をDCM(5mL)、飽和NH4Cl(水溶液、5mL)、および水(20mL)で希釈した。相分離後、水溶性層をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、シリカクロマトグラフィー(30~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、固体として標題生成物(0.022g、収率46%)を提供した。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.5(dq,1H),8.3(d,1H),8.15(s,1H),8.05(d,1H),7.65(qd,2H),7.15(qd,1H),7.1(d,1H),7.05(d,1H),6.75(d,1H),6.05(br s,1H),4.1(q,2H),3.45(m,2H),2.9(s,2H),1.6(m,4H),1.5(t,3H)。LCMS(apci)m/z=455.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.22g、0.76mmol)、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.66mL、3.81mmol)、およびtert-ブチル((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.23g、1.14mmol)を、DMSO(1.5mL)中で組み合わせ、100℃で60時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clで希釈し、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、真空中で濾過し、濃縮して、シリカクロマトグラフィー(0~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製し、固体として生成物(0.28g、収率80%)を提供した。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。tert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.030g、0.07mmol)、5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-オール(0.037g、0.26mmol)、およびトリフェニルホスフィン(0.068g、0.26mmol)の混合物を、1:1のDCM/THF中(0.7mL)で組み合わせた。反応容器をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.035mL、0.26mmol)を添加した。反応物を室温で48時間撹拌した。反応混合物をDCMおよびH2Oで希釈し、相分離紙を通して濾過し、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、真空中で濃縮して、シリカクロマトグラフィー(0~100%のEtOAc/ヘキサン)によって精製した。Boc保護された標題化合物を含む画分を濃縮し、残渣をイソプロピルアルコール中の6mLの1:1のDCM/5NのHClで希釈した。この混合物を室温で24時間撹拌した。組み合わせた有機抽出物を2MのNaOHで洗浄し、逆相クロマトグラフィー(0~80%のACN/水[0.1%のギ酸])によって精製し、標題化合物(2.2mg、収率7.0%)を提供した。1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.4(d,1H),8.3(s,1H),8.25(dd,1H),7.75(dd,1H),7.7(d,1H),7.3(dd,1H),7.2(d,1H),6.7(dd,1H),4.1(m,2H),3.95(s,3H),3.9(m,2H),3.7(dd,1H),3.6(dd,1H),3.3(s,2H),1.45(t,3H)。LCMS(apci)m/z=490.1(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.82mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.040g、0.12mmol)(中間体P42)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(0.055g、0.24mmol)、およびトリエチルアミン(0.10mL、0.74mmol)の混合物を、密封バイアル中で90℃に一晩加熱した。周囲温度に冷却した後、反応物をDCMと水(各10mL)とに分配した。相分離後、水溶性層をDCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製物を分取HPLC(0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題生成物を得、次いでそれを、DCMおよびNa2CO3(飽和水溶液)中で分配することによって遊離塩基に変換した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(4.7mg、収率8.4%)を得た。1H NMR(CDCl3)δ8.31(dd,1H),8.19(s,1H),8.14(m,2H),7.68(dd,1H),7.61(m,1H),7.13(d,1H),6.91(m,1H),6.80(m,1H),6.44(dd,1H),5.57(m,1H),4.55(m,2H),4.15(m,2H),3.86(s,2H),1.39(s,6H)。LCMS(apci)m/z=457.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.32mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.031g、0.095mmol)(中間体P42)、3-メトキシ-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン二塩酸塩(0.090g、0.32mmol)、トリエチルアミン(0.10mL、0.76mmol)の混合物を、密封バイアル中で95℃に一晩加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO3(15mL)、水(2×15mL)、および塩水(15mL)で逐次的に洗浄し、次いで、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製物質をC18逆相クロマトグラフィー(0.01%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、組み合わせた生成物画分を濃縮し、飽和NaHCO3(15mL)で遊離塩基に変換した。水溶性層をDCM(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(15mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、白色の固体として標題化合物(22.5mg、収率46%)を得た。1H NMR(CDCl3)δ8.32(dd,1H),8.19(s,1H),8.13(d,1H),7.68(dd,1H),7.13(d,1H),6.92(m,2H),6.80(m,1H),5.42(m,1H),4.10(m,2H),4.04(s,3H),3.84(s,2H),3.46(m,2H),2.22(m,2H),1.88(m,2H),1.39(s,6H)。LCMS(apci)m/z=516.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド。
DMA(0.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(25mg、0.077mmol)(中間体P42)、4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(66.9mg、0.31mmol)、およびトリエチルアミン(104μL、0.77mmol)の溶液を、密閉容器中で80℃で32時間加熱した。次いで、反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物質を分取HPLC(0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題生成物を得、それを、DCM中20%のIPAとNaHCO3(飽和水溶液)とに分配することによって遊離塩基に変換した。相分離後、水溶性層をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、真空下で濃縮して、白色の固体として標題生成物(23.7mg、収率56%)を得た。LCMS(apci)m/z=525.2(M+H)。1H NMR(400MHz,d6-DMSO)δ9.38(s,1H),8.66-8.65(d,1H),8.57(s,1H),8.33-8.32(d,1H),7.77-7.74(dd,1H),7.66-7.64(m,2H),7.32-7.28(m,3H),7.07-7.03(m,1H),6.98-6.96(d,1H),4.70(s,1H),3.95-3.87(m,4H),3.42-3.36(m,2H),2.23-2.19(m,2H),1.58-1.52(m,2H),1.30(s,3H),1.22(s,6H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(イソブチルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル。
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(27.2mg、0.083mmol)(中間体P42)および4-(イソブチルスルホニル)ピペリジン(51.3mg、0.25mmol)を、室温でDMA(0.5mL、0.15M)中に溶解した。反応混合物をトリエチルアミン(56μL、0.42mmol)で処理し、密封し、80℃で36時間加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物質を分取HPLC(0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として生成物を得、それを、DCM中20%のIPAとNaHCO3(飽和水溶液)とに分配することによって遊離塩基に変換した。相分離後、水溶液層をDCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、真空下で濃縮して、白色の固体として標題生成物(20mg、収率47%)を得た。LCMS(apci)m/z=512.2(M+H)。1H-NMR(400MHz,d6-DMSO)δ8.67-8.66(d,1H),8.57(s,1H),8.35-8.34(d,1H),7.81-7.78(dd,1H),7.32-7.31(d,1H),7.03-7.01(d,1H),4.70(s,1H),4.57-4.54(m,2H),3.87(s,2H),3.46-3.36(m,1H),3.01-2.93(m,4H),2.29-2.19(m,1H),2.10-2.06(m,2H),1.64-1.53(m,2H),1.22(s,6H),1.07-1.03(m,7H)。
4-(6-(4-((5-フルオロ-2-メチルベンジル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(1mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.119mmol)の溶液に、DIEA(73μL、0.416mmol)を添加した。溶液を周囲温度で10分間撹拌した。5-フルオロ-2-メチルベンズアルデヒド(29μL、0.238mmol)、続いてNaBH(AcO)3(76mg、0.357mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で22時間撹拌した。反応物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(25mg、収率39%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=543.3(M+H)
4-(6-(4-(ベンジルアミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(1mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.119mmol)の溶液に、DIEA(73μL、0.416mmol)を添加した。溶液を周囲温度で10分間撹拌した。次いで、ベンズアルデヒド(25mg、0.238mmol)、続いてNaBH(AcO)3(76mg、0.357mmol)を添加した。得られた反応混合物を周囲温度で12時間撹拌した。反応物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(27mg、収率45%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=511.3(M+H)
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
DMSO(1mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(50mg、0.13mmol)、および2-(トリフルオロメチル)安息香酸(25mg、0.13mmol)の混合物を、DIEA(83μL、0.48mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(37mg、収率53%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=593.3(M+H)。
2-(トリフルオロメチル)安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例52の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表Q中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミド
DMSO(1mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(90mg、0.24mmol)、および2-フルオロ-6-メチル安息香酸(37mg、0.24mmol)の混合物を、DIEA(93μL、0.54mmol)で処理し、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を、無水MgSO4(S)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(35mg、収率53%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
2-フルオロ-6-メチル安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例56の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表R中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピリミジン-4-カルボキサミド
DMSO(600μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;43mg、0.10mmol)、HATU(77.8mg、0.21mmol)、およびピリミジン-4-カルボン酸(12.7mg、0.10mmol)の混合物を、DIEA(80μL、0.46mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(35mg、収率53%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=527.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3,4-ジフルオロベンズアミド
ピリミジン-4-カルボン酸をピラジン-2-カルボン酸で置き換えて、実施例59の合成について記載したものと同様の方法を用いて、化合物を調製した。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(832μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;35mg、0.08mmol)、HATU(34.8mg、0.09mmol)、およびピコリン酸(22.6mg、0.18mmol)の混合物を、DIEA(47μL、0.35mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(43.7mg、収率49.3%)を得た。MS(apci)m/z=526.20(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.54(m,1H),8.33(d,1H),8.19(s,1H),8.18(dt,1H),8.16(s,br,1H),8.14(d,1H),7.85(td,1H)。7.70(dd、1H)、7.43(m、1H)、7.13(d、1H)、6.80(d、1H)、4.08(m、2H)、3.85(s、2H)、3.37(m、2H)、2.42(m、2H)、1.82(m、2H)、1.59(s、3H)、1.39(s、6H)
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(1.07mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;15.8mg、0.038mmol)、HATU(15.7mg、0.041mmol)、および5-フルオロ-2-メチル安息香酸(11.6mg、0.075mmol)の混合物を、DIEA(33μL、0.19mmol)で処理し、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(11.2mg、収率53.6%)を得た。MS(apci)m/z=557.3(M+H).1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.34(d,1H),8.20(s,1H),8.15(d,1H),7.71(dd,1H),7.17(dd,1H)。7.14(d、1H)、7.06(dd、1H)、7.00(td、1H)、6.81(d、1H)、5.50(s、br、1H)、4.01(m、2H)、3.86(s、2H)、3.41(m、2H)、2.41(s、3H)、2.30(m、2H)、1.84(m、2H)、1.61(s、3H)、1.39(s、6H)
5-フルオロ-2-メチル安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例62の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表S中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(1.2mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(50mg、0.13mmol)、および3-クロロピコリン酸(37mg、0.24mmol)の混合物を、DIEA(100μL、0.59mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(45mg、収率68%)を得た。MS(apci)m/z=560.2(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.43(dd,1H),8.32(d,1H),8.18(s,1H),8.12(d,1H),7.88(s,br,1H),7.81(dd,1H)。7.68(dd、1H)、7.35(dd、1H)、7.11(d、1H)、6.78(d、1H)、4.06(m、2H)、3.85(s、2H)、3.36(m、2H)、2.38(m、2H)、1.79(m、2H)、1.60(s、3H)、1.38(s、6H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピコリンアミド
DMSO(1.19mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(50mg、0.13mmol)、および3-(トリフルオロメチル)ピコリン酸(45.4mg、0.24mmol)の混合物を、DIEA(104μL、0.60mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(46.5mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=594.3(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.8.71(d,1H),8.34(d,1H),8.19(s,1H),8.16(d,1H),8.14(d,1H),7.70(dd,1H)。7.56(dd、1H)、7.52(s、br、1H)、7.13(d、1H)、6.80(d、1H)、4.06(m、2H)、3.85(s、2H)、3.36(m、2H)、2.40(m、2H、1.82(m、2H、1.60(s、3H)、1.39(s、6H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2,6-ジフルオロベンズアミド
DMSO(1.19mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(50mg、0.13mmol)、および2,6-ジフルオロ安息香酸(37.6mg、0.24mmol)の混合物を、DIEA(0.19mL、0.60mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(46.5mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=561.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2,5-ジフルオロベンズアミド
DMSO(1.6mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;67mg、0.16mmol)、HATU(67mg、0.18mmol)、および2,5-ジフルオロ安息香酸(50mg、0.32mmol)の混合物を、DIEA(0.14mL、0.80mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(57mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=561.2(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.34(d,1H),8.20(s,1H),8.14(d,1H),7.76(m,1H)。7.70(dd、1H)、7.14(m、3H)、6.80(d、1H)、6.62(d、1H)、4.06(m、2H)、3.86(s、2H)、3.34(m、2H)、2.31(m、2H)、1.81(m、2H)、1.59(s、3H)、1.39(s、6H)。
2,5-ジフルオロ安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例81の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表T中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
5-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-メチルニコチンアミド
DMSO(1.28mL、0.1 M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;53mg、0.107mmol)、HATU(44.9mg、0.118mmol)、および5-クロロ-2-メチル-3-ピリジンカルボン酸(36.9mg、0.107mmol)の混合物を、DIEA(0.09mL、0.54mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(26.1mg、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=574.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3,6-ジメチルピコリンアミド
DMSO(1.28mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;63mg、0.128mmol)、HATU(67mg、0.18mmol)、および3,6-ジメチルピコリン酸(38.6mg、0.26mmol)の混合物を、DIEA(0.11mL、0.64mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(57mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
3,6-ジメチルピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例88の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表U中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミドDMSO(1.13mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;56mg、0.11mmol)、HATU(47.5mg、0.125mmol)、および2-クロロ-5-フルオロ安息香酸(39.6mg、0.23mmol)の混合物を、DIEA(0.06mL、0.125mmol)で処理し、次いで、周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(34.3mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=577.2(M+H)。
2-クロロ-5-フルオロ安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例105の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表V中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3,5-ジフルオロ-2-メトキシベンズアミド
DMSO(1.05mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルニ塩酸塩(中間体P48;52mg、0.105mmol)、HATU(44.1mg、0.116mmol)、3,5-ジフルオロ-2-メトキシ安息香酸(19.8mg、0.105mmol)の混合物を、DIEA(0.09mL、0.527mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(41.6mg、収率66.8%)を得た。MS(apci)m/z=591.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-(ヒドロキシメチル)ベンズアミド
3,5-ジフルオロ-2-メトキシ安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例108の合成について記載したものと同様の方法を用いて調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。MS(apci)m/z=555.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-5-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル5-((1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a)ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレートの調製。DMSO(1.0mL、0.1M)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;50mg、0.10mmol)、HATU(42mg、0.11mmol)、2-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-5-カルボン酸(56mg、0.20mmol)の混合物を、DIEA(0.09mL、0.51mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.05~0.9%のNH4OHを含むDCM中0.5~9%のMeOH)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(63mg、収率91%)を得た。MS(apci)m/z=680.4(M+H)
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-5-カルボキサミドの調製。DCM(0.46mL)中のtert-ブチル5-((1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a)ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(62mg、0.091mmol)を、TFA(0.46mL、0.68mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、10mLのDCM中に再懸濁し、Pl-HCO3樹脂に通過させて遊離塩基生成物を溶出した。プラグを10mLのDCMで洗浄した。溶液を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(53mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=580.3(M+H)
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-5-カルボキサミドの調製。DMA(0.9mL、0.1M)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-5-カルボキサミド(53mg、0.091mmol)を、トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(194mg、0.914mmol)、続いてホルムアルデヒド(127μL、0.457mmol)で処理した。反応物を周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。20mLの4:1のDCM:IPAを用いて追加の水性抽出を行い、有機物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(41.6mg、収率66.8%)を得た。MS(apci)m/z=594.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-シクロプロピルアセトアミド
DCM(100μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;21mg、0.05mmol)、HATU(23mg、0.06mmol)、シクロプロピル酢酸(5mg、0.05mmol)の混合物を、DIEA(35μL、0.2mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中50~100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0~20%のMeOHを使用する)によって直接精製し、標題化合物(17mg、収率67.5%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=503.30(M+H)。
シクロプロピル酢酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例111の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表W中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)プロピオンアミド
DCM(92μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;21.3mg、0.051mmol)、HATU(21mg、0.055mmol)、プロピオン酸(3.4μL、0.046mmol)の混合物を、DIEA(32μL、0.18mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中50~100%のEtOAc、次いで、EtOAc中0~20%のMeOHを使用する)によって直接精製し、標題化合物(17.5mg、収率79.7%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=477.25(M+H)。
プロピオン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例116の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表X中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-4-メチルピコリンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸塩
DCM(238μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;20mg、0.048mmol)、HATU(54mg、0.14mmol)、4-メチルピコリン酸(6.52mg、0.048mmol)の混合物を、DIEA(33μL、0.19mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を濾過して固体を除去し、次いで、濾液を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物(14.2mg、収率55.3%)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
4-メチルピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例119の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表Y中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を使用して、クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルニコチンアミド
DCM(238μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;20mg、0.048mmol)、HATU(54mg、0.14mmol)、6-メチルニコチン酸(6.52mg、0.048mmol)の混合物を、DIEA(33μL、0.19mmol)で処理し、次いで、周囲温度で4時間撹拌した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むCHCl3中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(10mg、収率39%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
6-メチルニコチン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例122の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表Z中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-メトキシ-2-メチルベンズアミド
DMSO(793μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(54mg、0.14mmol)、3-メトキシ-2-メチル安息香酸(24mg、0.14mmol)の混合物を、DIEA(25μL、0.14mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(25mg、収率37%)を得た。MS(apci)m/z=569.3(M+H)。
3-メトキシ-2-メチル安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例129の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表AA中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3,5-ジフルオロピコリンアミド
DMSO(793μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;50mg、0.10mmol)、HATU(59mg、0.16mmol)、3,5-ジフルオロピコリン酸(25mg、0.16mmol)の混合物を、DIEA(73μL、0.42mmol)で処理し、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(29.7mg、収率44.5%)を得た。MS(apci)m/z=562.2(M+H)。
3,5-ジフルオロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例132の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表BB中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-カルボキサミド
DMSO(793μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;50mg、0.10mmol)、HATU(90mg、0.238mmol)、6-ヒドロキシ-3-メチルピコリン酸(36mg、0.238mmol)の混合物を、DIEA(93μL、0.535mmol)で処理し、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10mg、収率15.1%)を得た。MS(apci)m/z=556.3(M+H)。
6-ヒドロキシ-3-メチルピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例143の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表CC中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルイソニコチンアミド
DMSO(793μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P48;50mg、0.10mmol)、HATU(90mg、0.238mmol)、5-フルオロ-2-メチルイソニコチン酸(18mg、0.12mmol)の混合物を、DIEA(93μL、0.535mmol)で処理し、次いで、室温で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(41.9mg、収率63.2%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=558.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド
DCM(2.4mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(54mg、0.14mmol)、1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(25mg、0.18mmol)の混合物を、DIEA(104μL、0.59mmol)で処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中1~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(41.9mg、収率63.2%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=543.20(M+H)。
1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例148の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表DD中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-メチルオキサゾール-4-カルボキサミド
DCM(2.4mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P46;50mg、0.12mmol)、HATU(54mg、0.14mmol)、2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸(18mg、0.14mmol)の混合物を、DIEA(104μL、0.59mmol)で処理し、次いで、室温で20時間撹拌した。反応混合物をDCM(5mL)で希釈し、0.1MのNaOHで洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をMTBEで粉砕して、標題化合物(15mg、収率23.8%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=543.20(M+H)。
2-メチルオキサゾール-4-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例151の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表EE中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。標題化合物を、同じ塩基処理および粉砕精製の後にきれいに単離した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-3-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(627μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30.7mg、0.0941mmol)、3-(アゼチジン-3-イルオキシ)ピリジン(28.3mg、0.188mmol)、およびTEA(78.7μL、0.564mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(17mg、収率39.6%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=457.2(M+H)。
3-(アゼチジン-3-イルオキシ)ピリジンを適切なアゼチジン求核剤で置き換えて、実施例155の合成について記載されたものと同様の方法を用いて、表FF中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(4-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(372μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;36.4mg、0.112mmol)、3-(4-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アゼチジン塩酸塩(70.7mg、0.279mmol)、およびTEA(93.3μL、0.669mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(15mg、収率25.7%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=524.1(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((3-メチルピリジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-3-メチルピリジン二塩酸塩(76.3mg、0.322mmol)、およびTEA(117μL、0.858mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和Na2CO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9.4mg、収率18.6%)を得た。MS(apci)m/z=471.10(M+H)。
2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-3-メチルピリジン二塩酸塩を適切なアゼチジン求核剤で置き換えて、実施例164の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表GG中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
4-(6-(3-(4-フルオロフェノキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;36.5mg、0.112mmol)、3-(4-フルオロフェノキシ)アゼチジン塩酸塩(68.3mg、0.336mmol)、およびTEA(91.8μL、0.671mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23.5mg、収率44.4%)を得た。MS(apci)m/z=474.20(M+H)。
4-(6-(3-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-5-フルオロピリジン二塩酸塩(51.7mg、0.215mmol)、およびTEA(65.1μL、0.644mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(8.3mg、収率16.3%)を得た。MS(apci)m/z=475.20(M+H)。
4-(6-(3-((5-クロロピリジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-5-クロロピリジン二塩酸塩(94.7mg、0.368mmol)、およびTEA(117μL、0.858mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.1mg、収率36.3%)を得た。MS(apci)m/z=491.10(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(o-トリルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)、3-(2-メチルフェノキシ)アゼチジン(52.2mg、0.322mmol)、およびTEA(44μL、0.322mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~90%のEtOAc)によって精製した。不純物が残り、生成物含有画分を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21.6mg、収率42.9%)を得た。MS(apci)m/z=470.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-イソプロポキシアゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(358μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)、3-(1-メチルエトキシ)-アゼチジン塩酸塩(48.8mg、0.322mmol)、およびTEA(73μL、0.536mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.8mg、収率37.2%)を得た。MS(apci)m/z=422.20(M+H)。
3-(1-メトキシエトキシ)-アゼチジン塩酸塩を適切なアゼチジン求核剤で置き換えて、173の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表HH中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-メチル-3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(777μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;76.1mg、0.233mmol)、2-((3-メチルアゼチジン-3-イル)オキシ)ピリジン(95mg、0.579mmol)、およびTEA(159μL、1.17mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(33mg、収率30.1%)を得た。MS(apci)m/z=471.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(774μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;75.8mg、0.232mmol)、5-(アゼチジン-3-イルオキシ)-2-メトキシピリジン(93mg、0.516mmol)、およびTEA(118μL、1.16mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(65.6mg、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=487.15(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((5-メトキシピラジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(329μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;32.2mg、0.0987mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-5-メトキシピラジン(41.7mg、0.230mmol)、およびTEA(67.5μL、0.493mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.8mg、収率30.8%)を得た。MS(apci)m/z=488.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(329μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;32.2mg、0.0987mmol)、3-(アゼチジン-3-イルオキシ)-6-メトキシピリダジン(51mg、0.281mmol)、およびTEA(67.5μL、0.493mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28.6mg、収率59.5%)を得た。MS(apci)m/z=488.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(306μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30.0mg、0.0919mmol)、5-(アゼチジン-3-イルオキシ)-2-メトキシピリミジン(56mg、0.309mmol)、およびTEA(101μL、0.735mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.9mg、収率33.2%)を得た。MS(apci)m/z=488.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(3-(トリフルオロメチル)フェノキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(326μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;31.9mg、0.0978mmol)、3-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン塩酸塩(74.4mg、0.293mmol)、およびTEA(93.6μL、0.684mmol)の混合物を、105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(36.6mg、収率71.5%)を得た。MS(apci)m/z=524.10(M+H)。
3-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]アゼチジン塩酸塩を適切なアゼチジン求核剤で置き換えて、実施例181の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表II中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。クロマトグラフィー精製後に、標題化合物をきれいに単離した。
4-(6-(3-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(314μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30.7mg、0.0941mmol)、5-(アゼチジン-3-イルオキシ)-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン(55mg、0.254mmol)、およびTEA(64.3μL、0.470mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(39.9mg、収率81.2%)を得た。MS(apci)m/z=523.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((4-メチルピリジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(391μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25.5mg、0.0781mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-4-メチルピリジン(50mg、0.304mmol)、およびTEA(74.8μL、0.547mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19.3mg、収率52.5%)を得た。MS(apci)m/z=471.3(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((4-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(286μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28mg、0.0858mmol)、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)-4-メトキシピリジン(15.5mg、0.858mmol)、およびTEA(82.1μL、0.601mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.9mg、収率40.5%)を得た。MS(apci)m/z=487.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルメトキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(260μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)、2-((アゼチジン-3-イルオキシ)メチル)ピリジン(17mg、0.10mmol)、およびTEA(73μL、0.54mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.6mg、収率18%)を得た。MS(apci)m/z=471.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((ピリジン-2-イルオキシ)メチル)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(266μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;26mg、0.0797mmol)、2-(アゼチジン-3-イルメトキシ)ピリジン(73.5mg、0.448mmol)、およびTEA(76.3μL、0.558mmol)の混合物を、95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.6mg、収率44.3%)を得た。MS(apci)m/z=471.20(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(4.615mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;753mg、2.307mmol)、tert-ブチル(3-メチルアゼチジン-3-イル)カルバメート塩酸塩(770.9mg、3.461mmol)、およびDIEA(1.809mL、10.38mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(1.089g、収率95.81%)を得た。MS(apci)m/z=493.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-(3-アミノ-3-メチルアゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(5.527mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-イル)カルバメート(1.089g、2.211mmol)の溶液を、TFA(10mL、130mmol)で処理した。周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(800mg、収率92.2%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルアゼチジン-3-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。DMSO(1.38mL)中の4-(6-(3-アミノ-3-メチルアゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(54mg、0.138mmol)、HATU(57.5mg、0.151mmol)、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(42.4mg、0.275mmol)の混合物をDIEA(120μL、0.688mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.05~1%のNH4OHを含むDCM中0.5~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(48.2mg、収率66.3%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=529.2(M+H)
(R)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル(R)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(25mL)中の(R)-1-N-Boc-ベータ-プロリン(504.1mg、2.34mmol)、HATU(1.069g、2.810mmol)、およびアニリン(239.9mg、2.576mmol)の混合物をDIEA(816μL、4.684mmol)で処理し、次いで、周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~60%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、679mg、2.34mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=191.10(M-Boc)。
ステップ2:(R)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のTert-ブチル(R)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート(679mg、2.34mmolと仮定)をTFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで218.9mg、収率49.13%)を得た。MS(apci)m/z=191.10(M+H)。
ステップ3:(R)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミドの調製。DMA(512μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;33.4mg、0.102mmol)、(R)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド(58.4mg、0.307mmol)、およびTEA(69.4μL、0.512mmol)の混合物を、80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(36.8mg、収率72.4%)を得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
(S)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(25mL)中のtert-ブチル(S)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート(518.6mg、2.409mmol)、HATU(1.008g、2.891mmol)、およびアニリン(269.3mg、2.891mmol)の混合物をDIEA(816μL、4.684mmol)で処理し、次いで、周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~60%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、699mg、2.409mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=191.10(M-Boc)。
ステップ2:(S)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のTert-ブチル(S)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート(699mg、2.409mmolと仮定)をTFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで458.4mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=191.10(M+H)。
ステップ3:(S)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミドの調製。DMA(572μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28mg、0.086mmol)、(S)-N-フェニルピロリジン-3-カルボキサミド(49mg、0.257mmol)、およびTEA(58μL、0.429mmol)の混合物を、80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.7mg、収率39%)を得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4’-メチル-[1,4’-ビピペリジン]-1’-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル。
DMSO(306μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;50mg、0.153mmol)、4’-メチル-[1,4’]ビピペリジニル二塩酸塩(54.7mg、0.215mmol)、およびDIEA(133μL、0.766mmol)の混合物を、90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=489.3(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(12mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;394mg、1.208mmol)、(S)-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)-ピリジン二塩酸塩(1.146mg、4.833mmol)、およびTEA(1.639mL、12.08mmol)の混合物を、90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(400mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ8.65-8.64(d,1H),8.56(s,1H),8.31-8.30(dd,1H),8.22-8.20(m,1H),7.76-7.69(m,2H),7.26-7.25(d,1H),7.01-6.98(m,1H),6.85-6.83(m,1H),6.61-6.59(d,1H),5.69-5.67(m,1H),4.69(s,1H),3.86-3.81(m,3H),3.70-3.65(m,2H),3.60-3.53(m,1H),2.42-2.22(m,2H),1.22(s,6H)
(R)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(100μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)の溶液をTEA(27μL、0.192mmol)および(R)-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン塩酸塩(15.4mg、0.077mmol)で処理し、110℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(10mL)で希釈し、相分離器フリットを使用してDCM(3×10mL)で抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中0~60%のACN)によって直接精製し、標題化合物(16mg、収率44%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-(4-フルオロフェノキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;31.6mg、0.097mmol)の溶液を、(S)-3-(4-フルオロフェノキシ)ピロリジン塩酸塩(22.1mg、0.102mmol)、続いてTEA(65.7μL、0.484mmol)で処理し、90℃で一晩撹拌した。追加の(S)-3-(4-フルオロフェノキシ)ピロリジン塩酸塩(8.8mg、0.48mmol)を反応物に添加し、反応物を90℃でさらに16時間撹拌し続けた。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~50%のアセトン)によって精製した。不純物が残ったため、生成物含有画分を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって再精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9.8mg、収率20.8%)を得た。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピラジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-(ピラジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(7.1mL)中のtert-ブチル(S)-3-(フェニルカルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート(264.5mg、1.413mmol)の溶液に、2-クロロピラジン(192.2mg、1.695mmol)、続いて水素化ナトリウム(60%w/w、113mg、2.825mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~60%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、374.9mg、1.413mmolと仮定)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.31(s,1H),8.22(s,2H),5.49(s,1H),3.64-3.57(m,1H),3.48-3.31(m,3H),2.23-2.04(m,2H),1.40-1.39(d,9H)。
ステップ2:(S)-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピラジンの調製。3mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-(ピラジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(374.9mg、1.413mmolと仮定)の溶液に、TFA(3mL、39mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で0.5時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで72.1mg、収率31%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.27(s,1H),8.21(s,2H),5.46-5.42(m,1H),3.25-3.21(m,1H),3.09-2.95(m,3H),2.17-2.08(m,1H),1.96-1.89(m,1H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-(ピラジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30.8mg、0.094mmol)の溶液に、TEA(64μL、0.472mmol)、続いて(S)-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピラジン(71.7mg、0.434mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製した。不純物が残り、生成物含有画分を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~95%のアセトン)によって再精製して、標題化合物(36.2mg、収率81%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(8mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;208.7mg、0.787mmol)の溶液に、5-ヒドロキシ-2-メトキシピリジン(118.1mg、0.944mmol)、続いて炭酸カリウム(217.4mg、1.573mmol)を添加し、次いで、反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~75%のアセトン)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、231mg、0.787mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=295.1(M+H)。
ステップ2:(S)-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(231mg、0.787mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで54.6mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=195.1(M+H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;60.8mg、0.186mmol)の溶液に、TEA(126μL、0.932mmol)、続いて(S)-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(54.3mg、0.279mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(39.5mg、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(8mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;200.8mg、0.757mmol)の溶液に、5-フルオロ-2-ヒドロキシピリジン(102.7mg、0.908mmol)、続いて炭酸カリウム(209.2mg、1.514mmol)を添加し、次いで、反応混合物を90℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~75%のアセトン)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、213.5mg、0.757mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=183.1(M-Boc)。
ステップ2:(S)-5-フルオロ-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(213.5mg、0.75mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで57.2mg、収率41%)を得た。MS(apci)m/z=183.1(M+H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30.3mg、0.093mmol)および(S)-5-フルオロ-2-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(55.8mg、0.31mmol)の混合物に、TEA(63μL、0.464mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(29.6mg、収率65%)を得た。MS(apci)m/z=489.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(6mL)中の(S)-1-Boc-3-ヒドロキシピロリジン(112.5mg、0.601mmol)および2-クロロ-6-メトキシピリジン(86μL、0.721mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(60%w/w、48.1mg、1.20mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。追加の水素化ナトリウム(60%w/w、48.1mg、1.20mmol)を添加し、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製して標題化合物を得、定量的収率を仮定してこれを次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=195.1(M-Boc)。
ステップ2:(S)-2-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(176.8mg、0.601mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで81.6mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=195.1(M+H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;57.2mg、0.175mmol)および(S)-2-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(71.5mg、0.368mmol)の混合物に、TEA(64μL、0.472mmol)を添加した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(56.6mg、収率65%)を得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(6mL)中の(S)-1-Boc-3-ヒドロキシピロリジン(112.5mg、0.601mmol)および2-クロロ-6-メチルピリジン(74μL、0.669mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(60%w/w、44.6mg、1.11mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。追加の水素化ナトリウム(60%w/w、44.6mg、1.11mmol)を添加し、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、155mg、0.557mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=279.1(M+H)。
ステップ2:(S)-2-メチル-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(155mg、0.557mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで81.6mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=179.1(M+H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;53.3mg、0.163mmol)および(S)-2-メチル-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(69.9mg、0.392mmol)の混合物に、TEA(111μL、0.817mmol)を添加した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~2%のNH4OHを含むEtOAc中1~30%のMeOH)によって精製し、標題化合物(60.8mg、収率76.8%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=485.2(M+H)
(S)-4-(6-(3-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(11mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;301.5mg、1.136mmol)および5-フルオロピリジン-3-オール(154.2mg、1.364mmol)の混合物に、炭酸カリウム(314.1mg、2.273mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、320.7mg、1.136mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=183.1(M-Boc)。
ステップ2:(S)-3-フルオロ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2.5mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(320.7mg、1.136mmolと仮定)の溶液に、TFA(2.5mL、32.7mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで57.2mg、収率41%)を得た。MS(apci)m/z=183.1(M+H)。
ステップ3:(S)-4-(6-(3-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;32.7mg、0.10mmol)および(S)-3-フルオロ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(48.4mg、0.266mmol)の混合物に、TEA(68μL、0.501mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~2%のNH4OHを含むEtOAc中1~30%のMeOH)によって精製し、標題化合物(23mg、収率47%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=489.2(M+H)
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((5-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((5-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(11mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;301.6mg、1.137mmol)および5-メトキシピリジン-3-オール(170.7mg、1.364mmol)の混合物に、炭酸カリウム(314mg、2.273mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、334.7mg、1.137mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=239.1(M-t-Buフラグメント)。
ステップ2:(S)-3-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2.5mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((5-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(334.7mg、1.137mmol)の溶液に、TFA(2.5mL、32.7mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで59.4mg、収率26.9%)を得た。MS(apci)m/z=195.1(M+H)。
ステップ3:((S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((5-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;30mg、0.092mmol)および(S)-3-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(59.4mg、0.306mmol)の混合物に、TEA(62μL、0.46mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~2%のNH4OHを含むEtOAc中1~30%のMeOH)によって精製し、標題化合物(32.6mg、収率71%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=501.2(M+H)
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(14mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;374.0mg、1.410mmol)および2-メトキシピリミジン-5-オール(213.3mg、1.692mmol)の混合物に、炭酸カリウム(390mg、2.819mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、416.4mg、1.410mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=196.1(M-Boc)。
ステップ2:および(S)-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリミジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(416.4mg、1.410mmol)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで61.7mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=196.1(M+H)。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;31.7mg、0.097mmol)および(S)-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリミジン(60.7mg、0.311mmol)の混合物に、TEA(79μL、0.58mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応物を100℃に60時間加熱した。反応物をマイクロ波反応器中、150℃に2時間加熱した。反応物をマイクロ波反応器中、150℃に8時間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.6mg、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=502.3(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(4.5mL)中の(S)-1-Boc-3-ヒドロキシピロリジン(83.9mg、0.448mmol)および3-クロロ-6-メトキシピリダジン(77.7mg、0.538mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(60%w/w、35.8mg、0.896mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で60時間撹拌した。追加の水素化ナトリウム(60%w/w、35.8mg、0.896mmol)を添加し、反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、132mg、0.448mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=295.1(M+H)。
ステップ2:(S)-3-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリダジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(132mg、0.448mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで17.6mg、収率20.1%)を得た。
ステップ3:(S)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(3-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;22.4mg、0.069mmol)および(S)-3-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリダジン(17.4mg、0.892mmol)の混合物に、TEA(46μL、0.343mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。反応混合物を100℃で60時間撹拌した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器中、150℃で2時間撹拌した。半放物をマイクロ波反応器中、150℃でさらに8時間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.3mg、収率18.3%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-3-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(22mL)中のtert-ブチル(R)-3-((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(中間体R14;602.2mg、2.27mmol)および3-クロロ-5-ヒドロキシ-2-メトキシピリジン(301.8mg、1.891mmol)の混合物に、炭酸カリウム(522.8mg、3.783mmol)を添加し、次いで、反応混合物を80℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、621.7mg、1.891mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=229.1(M-Boc)。
ステップ2:(S)-3-クロロ-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(621.7mg、1.891mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで140.6mg、収率32.5%)を得た。MS(apci)m/z=229.10(M+H)。
ステップ3:(S)-4-(6-(3-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;26.4mg、0.081mmol)および(S)-3-クロロ-2-メトキシ-5-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(64.7mg、0.283mmol)の混合物に、TEA(66μL、0.49mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27.2mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=535.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-((トランス)-3-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(トランス)-3-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(7.5mL)中のtert-ブチル(トランス)-3-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(303.8mg、1.509mmol)および2-フルオロピリジン(259μL、3.019mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(60%w/w、120.7mg、3.019mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、420mg、1.509mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=279.1(M+H)。
ステップ2:2-(((トランス)-4-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジンの調製。3mLのDCM中のtert-ブチル(トランス)-3-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(420mg、1.509mmolと仮定)の溶液に、TFA(3mL、39.2mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで178.6mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=179.1(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-((トランス)-3-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(1.1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)および2-(((トランス)-4-メチルピロリジン-3-イル)オキシ)ピリジン(76.5mg、0.428mmol)の混合物に、TEA(145μL、1.07mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(38.2mg、収率73.5%)を得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:3,6-ジフルオロ-2-メトキシピリジンの調製。MeOH(11mL)中の2,3,6-トリフルオロピリジン(1.00mL、11.27mmol)の溶液に、ナトリウムメトキシド(MeOH中の30%溶液、2.5mL)、13.5mmol)を添加した。反応溶液を70℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(257mg、収率16%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ7.90-7.84(m,1H),6.75-6.72(m,1H),3.92(s,3H)。
ステップ2:tert-ブチル(S)-3-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレートの調製。13.6mLのDMF中の(S)-1-Boc-3-ヒドロキシピロリジン(255mg、1.362mmol)の溶液を、3,6-ジフルオロ-2-メトキシピリジン(256.9mg、1.77mmol)、続いて水素化ナトリウム(60%w/w、163.4mg、4.086mmol)で処理した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~40%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、425mg、1.362mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=213.1(M-Boc)。
ステップ3:(S)-3-フルオロ-2-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジンの調製。3mLのDCM中のtert-ブチル(S)-3-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(425mg、1.362mmolと仮定)の溶液に、TFA(3mL、39mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(2ステップで222.2mg、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=213.1(M+H)。
ステップ4:(S)-4-(6-(3-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(1.1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35.2mg、0.108mmol)の溶液に、(S)-3-フルオロ-2-メトキシ-6-(ピロリジン-3-イルオキシ)ピリジン(91.6mg、0.431mmol)、続いてTEA(145μL、1.07mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(44.8mg、収率80.1%)を得た。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;29mg、0.09mmol)および1-(4-ピペリジニル)-2-ピロリジノン(30mg、0.18mmol)の溶液に、TEA(61μL、0.45mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、追加のおよび1-(4-ピペリジニル)-2-ピロリジノン(30mg、0.18mmol)を添加し、反応物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.1mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(11mL)中のBoc-Inp-OH(253mg、1.10mmol)、HATU(504mg、1.33mmol)、およびアニリン(111μL、1.22mmol)の混合物を、DIEA(385μL、2.21mmol)で処理し、次いで、周囲温度で12時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、338mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=205.1(M-Boc)。
ステップ2:N-pフェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(338mg、1.104mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで67mg、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=205.1(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28mg、0.09mmol)およびN-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(66mg、0.32mmol)の溶液に、TEA(59μL、0.43mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、追加のTEA(59μL、0.43mmol)を添加し、反応物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=511.2(M+H)。
N-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-(ベンジルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(11mL)中のBoc-Inp-OH(250mg、1.09mmol)、HATU(498mg、1.31mmol)、およびベンジルアミン(131μL、1.20mmol)の混合物を、DIEA(380μL、2.18mmol)で処理し、次いで、周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)によって精製して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、347mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=219.1(M-Boc)。
ステップ2:N-ベンジルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-(ベンジルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(347mg、1.09mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで33mg、収率14%)を得た。MS(apci)m/z=219.2(M+H)。
ステップ3:N-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;19mg、0.06mmol)およびN-ベンジルピペリジン-4-カルボキサミド(33mg、0.15mmol)の溶液に、TEA(40μL、0.29mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、追加のTEA(40μL、0.29mmol)を添加し、反応物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=525.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-(ピリジン-2-イルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.8mL)中のtert-ブチル4-メルカプトピペリジン-1-カルボキシレート(205mg、0.94mmol)および2-ヨードピリジン(263mg、1.28mmol)の溶液に、炭酸カリウム(521mg、3.8mmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応物を90℃で16時間加熱した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~50%のEtOAc)を使用して残渣を精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(106.2mg、361mmol)を得た。MS(apci)m/z=295.2(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル4-(ピリジン-2-イルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。Tert-ブチル4-(ピリジン-2-イルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレート(106mg、0.36mmol)および3-クロロベンゾペルオキシ酸(クロロベンゾペルオキソ酸)(187mg、1.08mmol)をDCM(3.6mL)中、0℃で組み合わせた。反応混合物を周囲温度に加温し、16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、118mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M-Boc)。
ステップ3:2-(ピペリジン-4-イルスルホニル)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-(ピリジン-2-イルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(118mg、0.36mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(2ステップで47mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M+H)。
ステップ4:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;27mg、0.08mmol)および2-(ピペリジン-4-イルスルホニル)ピリジン(57mg、0.25mmol)の溶液に、TEA(57μL、0.42mmol)を添加した。反応混合物を80℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(20mg、収率46%)を得た。MS(apci)m/z=533.2(M+H)。
4-(6-(4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((シクロプロピルメチル)チオ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(4mL)中のtert-ブチル4-メルカプトピペリジン-1-カルボキシレート(222mg、1.02mmol)および(ブロモメチル)シクロプロパン(184mg、1.36mmol)の溶液に、炭酸カリウム(566mg、4.09mmol)を添加した。反応混合物を70℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~95%のEtOAc)を使用して残渣を精製し、次のステップに十分な純度で標題化合物(256mg、収率92%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ3.81-3.77(m,2H),2.92-2.86(m,2H),2.48-2.47(d,2H),1.89-1.85(m,2H),1.38(s,9H),1.33-1.23(m,2H),0.93-0.89(m,1H),0.51-0.47(m,2H),0.19-0.16(m,2H)。
ステップ2:tert-ブチル4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。Tert-ブチル4-((シクロプロピルメチル)チオ)ピペリジン-1-カルボキシレート(256mg、0.94mmol)および3-クロロベンゾペルオキシ酸(187mg、1.08mmol)をDCM(9.5mL)中、0℃で組み合わせた。反応混合物を周囲温度に加温し、16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、286mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=204.1(M-Boc)。
ステップ3:4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(286mg、0.94mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(2ステップで60mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
ステップ4:4-(6-(4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28.1mg、0.08mmol)および4-((シクロプロピルメチル)スルホニル)ピペリジン(53mg、0.26mmol)の溶液に、TEA(44μL、0.43mmol)を添加した。反応混合物を80℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製した。生成物を含む画分を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって直接精製し、生成物含有画分を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=510.2(M+H)。
4-(6-(4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.9mL)中のtert-ブチル4-メルカプトピペリジン-1-カルボキシレート(211mg、0.97mmol)およびベンジルブロミド(200mg、1.17mmol)の溶液に、炭酸カリウム(537mg、3.89mmol)を添加した。反応混合物を70℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中1~50%のEtOAc)を使用して残渣を精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(290mg、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=208.1(M-Boc)。
ステップ2:tert-ブチル4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。Tert-ブチル4-(ベンジルチオ)ピペリジン-1-カルボキシレート(290mg、0.94mmol)および3-クロロベンゾペルオキシ酸(489mg、1.08mmol)をDCM(9.5mL)中、0℃で組み合わせた。反応混合物を周囲温度に加温し、16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、320mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=240.1(M-Boc)。
ステップ3:4-(ベンジルスルホニル)ピペリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(320mg、0.94mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(2ステップで138mg、収率61%)を得た。MS(apci)m/z=240.1(M+H)。
ステップ4:4-(6-(4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;24mg、0.074mmol)および4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン(53mg、0.22mmol)の溶液に、TEA(50μL、0.37mmol)を添加した。反応混合物を80℃で76時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製した。生成物を含む画分を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-エチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(3.9mL)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(270mg、1.05mmol)、HATU(478mg、1.26mmol)、およびアニリン(105μL、1.15mmol)の混合物を、DIEA(365μL、2.1mmol)で処理し、次いで、60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、348mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=233.2(M-Boc)。
ステップ2:4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-エチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(348mg、1.05mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで162mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=233.1(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(0.24mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;20mg、0.06mmol)および4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(42mg、0.18mmol)の溶液に、TEA(41μL、0.30mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)を使用して残渣を再精製し、標題化合物(27mg、収率82%)を得た。MS(apci)m/z=539.3(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルスルフィニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルチオ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P54、27mg、0.054mmol)および3-クロロペルオキシ安息香酸(93mg、0.54mmol)をEtOH(270μL)中で組み合わせた。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(13.9mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=517.2(M+H)。
(R)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)ベンズアミド。
ACN(600μL)中の(R)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P49;40mg、0.098mmol)、HATU(75mg、0.20mmol)、および安息香酸(24mg、0.20mmol)の混合物を、DIEA(86μL、0.49mmol)で処理し、次いで、周囲温度で12時間撹拌した。2%のTFAを含む60:40のACN:水で反応混合物を希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(15mg、収率46%)を得た。MS(apci)m/z=511.3(M+H)。
安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例224の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表JJ中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
(S)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メチルピロリジン-3-イル)ベンズアミド
ACN(600μL)中の(S)-4-(6-(3-アミノ-3-メチルピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P50;30mg、0.047mmol)、HATU(56mg、0.15mmol)、および安息香酸(18mg、0.15mmol)の混合物を、DIEA(64μL、0.37mmol)で処理し、次いで、周囲温度で12時間撹拌した。2%のTFAを含む60:40のACN:水で反応混合物を希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(12mg、収率51%)を得た。MS(apci)m/z=511.3(M+H)。
安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例231の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表KK中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)ベンズアミド
ACN(600μL)中の4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P51;40mg、0.064mmol)、HATU(78mg、0.20mmol)、および安息香酸(25mg、0.20mmol)の混合物を、DIEA(89μL、0.51mmol)で処理し、次いで、周囲温度で12時間撹拌した。2%のTFAを含む60:40のACN:水で反応混合物を希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(15mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例242の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表LL中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリミジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(1.2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;40mg、0.123mmol)の溶液に、2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン(242mg、0.135mmol)、続いてTEA(33.5μL、0.245mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、90℃で一晩撹拌した。次いで、追加の2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン(242mg、0.135mmol)およびTEA(33.5μL、0.245mmol)、反応物を110℃で8時間撹拌し、次いで、反応温度を90℃に下げ、それをその温度で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機抽出物を水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~99%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(20.8mg、収率35%)を得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピラジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(38mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-エチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)の溶液に、2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン(13.7mg、0.077mmol)、続いてTEA(21μL、0.153mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、90℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、次いで水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を1mLDCMに再懸濁し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~99%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(12.3mg、収率33.1%)を得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
4-(6-(4-((5-クロロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(78mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;51.1mg、0.157mmol)の溶液に、5-クロロ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(40mg、0.188mmol)、続いてTEA(43μL、0.313mmol)を添加した。反応混合物を90℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、次いで水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。反応物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~75%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(16.1mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
4-(6-(4-((5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.2mL)中のtert-ブチル-4-ヒドロキシ-1-ピペリジンカルボキシレート(135mg、0.67mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、113mg、2.825mmol)を添加した。混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、5-クロロ-2,3-ジフルオロピリジン(100mg、0.67mmol)を添加した。反応混合物を60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、次いで水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、222mg、収率0.671mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=213.1(M-Boc)。
ステップ2:5-クロロ-3-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。3.4mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(222mg、0.671mmolと仮定)の溶液に、TFA(3.4mL、43.6mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCM(1mL)に再懸濁した。溶液をシリカクロマトグラフィー勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(56mg、収率36%)を提供した。MS(apci)m/z=231.1(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.77mmol)および5-クロロ-3-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(35mg、0.153mmol)の混合物に、TEA(52μL、0.383mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、次いで水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中25~99%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(8.2mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=357.1(M+H)。
4-(6-(4-((5-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。THF中の5-クロロ-3-ピリジノール(1.018g、0.786mmol)およびtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(1.582mg、0.786mmol)の溶液を、PPh3(227mg、0.864mmol)で処理し、次いで、Ar(g)で5分間スパージした。周囲温度で撹拌しながら、混合物をDIAD(186μL、0.959mmol)でゆっくりと処理した。得られた反応混合物を70℃で5時間撹拌し、次いで、周囲温度に冷却させた。反応物をDCMで希釈し、飽和Na2CO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(246mg、仮定した定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=213.1(M-Boc)。
ステップ2:3-クロロ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンジヒドロクロリド二塩酸塩の調製。4.2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(264mg、0.844mmol)の溶液に、TFA(4.2mL、54.5mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに再懸濁し、ジオキサン(5mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で撹拌し、真空中で濃縮して、二塩酸塩として標題化合物を得て、それをさらに精製せずに次のステップで使用した。MS(apci)m/z=213.1(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.6mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;40mg、0.123mmol)および3-クロロ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(35mg、0.123mmol)の混合物に、TEA(84μL、0.613mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。反応を90℃で60時間維持した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。次いで、有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(8.1mg、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=519.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(158mg、0.787mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、38mg、0.944mmol)を添加した。反応物を周囲温度で10分間撹拌した。次いで、2-フルオロ-5-メトキシピリジン(100mg、0.787mmol)を添加し、反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を70℃にさらに一晩加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、追加のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(316mg、1.574mmol)および水素化ナトリウム(60%w/w、76mg、1.888mmol)を添加し、反応物を70℃で60時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(243mg、仮定した定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=253.1(M-But)。
ステップ2:5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩の調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(243mg、0.786mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに再懸濁し、ジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で撹拌し、真空中で濃縮して、二塩酸塩(221mg、収率100%)として標題化合物を得て、それをさらに精製せずに次のステップで使用した。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)および5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(43mg、0.153mmol)の混合物に、TEA(52μL、0.383mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4.3mg、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=515.30(M+H)。1H-NMR(CDCl3,400MHz)δ8.34(m,1H),8.20(s,1H),8.14(d,1H),7.81(d,1H),7.69-7.72(m,1H),7.20-7.24(m,1H),7.14(m,1H),6.81(d,1H),6.68(m,1H),5.20-5.26(m,1H),4.03-4.08(m,2H),3.86(s,2H),3.82(s,3H),3.50-3.56(m,2H),2.09-2.14(m,2H),2.04(s,1H),1.82-1.89(m,2H),1.40(s,6H)。
4-(6-(4-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.9mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(175mg、0.869mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、41.7mg、1.043mmol)を添加した。反応物を周囲温度で10分間撹拌した。2,5-ジフルオロピリジン(100mg、0.869mmol)を添加し、反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を70℃にさらに一晩加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、追加のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(316mg、1.574mmol)および水素化ナトリウム(60%w/w、76mg、1.888mmol)を添加し、反応物を70℃で4時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(257.5mg、仮定した定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=197.10(M-Boc)。
ステップ2:5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩の調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(257.5mg、0.869mmolと仮定)の溶液に、ジオキサン(4mL)中の4N HClで処理した。溶液を周囲温度で15分間撹拌し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で二塩酸塩(202mg、収率100%)として標題化合物を得た。MS(apci)m/z=197.10(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)および5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(87mg、0.322mmol)の混合物に、TEA(117μL、0.858mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(7.7mg、収率14%)を得た。MS(apci)m/z=503.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.107mmol)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン二塩酸塩(79mg、0.322mmol)の混合物に、TEA(117μL、0.858mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.6mg、収率25%)を得た。MS(apci)m/z=553.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.6mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(266mg、1.24mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、91mg、2.27mmol)を添加した。反応物を周囲温度で5分間撹拌した。次いで、2-フルオロピリジン(100mg、1.03mmol)を添加し、反応物を70℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、301mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=293.3(M+H)。
ステップ2:2-((4-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)ピリジン二塩酸塩の調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(301mg、1.03mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに再懸濁し、で処理し、次いで、ジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で5分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で二塩酸塩(221mg、収率100%)として標題化合物を得た。1H NMR(400MHz,d6-DMSO)δ8.12(d,1H),7.69(dd,1H),6.97(dd,1H),6.84(d,1H),3.26(m,4H),2.74(m,2H),1.89(m,2H),1.64(s,3H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)および2-((4-メチルピペリジン-4-イル)オキシ)ピリジン二塩酸塩(44mg、0.17mmol)の混合物に、TEA(84μL、0.61mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(5.6mg、収率15%)を得た。(400MHz,CDCl3)δ8.32(d,1H),8.19(s,1H),8.12(m,2H),7.69(dd,1H),7.54(m,1H).7.13(d,1H),6.83(m,1H),6.78(d,1H),6.72(d,1H),4.08(m,2H),3.85(s,3H),3.36(m,2H),2.57(m,2H),1.79(m,2H),1.70(s,3H),1.39(s,6H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((5-メトキシピラジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-メトキシピラジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(1.7mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(278mg、1.38mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、61mg、1.52mmol)を添加した。反応物を周囲温度で5分間撹拌した。次いで、2-クロロ-5-メトキシピラジン(100mg、0.692mmol)を添加し、反応物を95℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~40%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、214mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=210.1(M-Boc)。
ステップ2:2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン二塩酸塩の調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-メトキシピラジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(214mg、0.692mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに再懸濁し、で処理し、ジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で5分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で二塩酸塩(61.3mg、収率21.7%)として標題化合物を得た。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((5-メトキシピラジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;32mg、0.098mmol)および2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピラジン二塩酸塩(61mg、0.216mmol)の混合物に、TEA(107μL、0.784mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.7mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=516.25(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2mL)中のtert-ブチル4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(222mg、0.793mmol)および2-メトキシピリミジン-5-オール(100mg、0.793mmol)の溶液に、炭酸カリウム(219mg、1.59mmol)を添加し、次いで、反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、245mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=254.1(M-t-bu)。
ステップ2:2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン二塩酸塩の調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(245mg、0.793mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で45分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で5分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で二塩酸塩(166mg、収率74.2%)として標題化合物を得た。MS(apci)m/z=210.2(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((2-メトキシピリミジン-5-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;31mg、0.096mmol)2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン二塩酸塩(81mg、0.287mmol)の混合物に、TEA(105μL、0.765mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9.6mg、収率20%)を得た。
4-(6-(4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(1.8mL)中のtert-ブチル4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(197mg、0.706mmol)および5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-オール(101mg、0.706mmol)の溶液に、炭酸カリウム(195mg、1.41mmol)を添加し、次いで、反応混合物を95℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、230mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=227.1(M-Boc)。
ステップ2:3-フルオロ-2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(230mg、0.706mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で45分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで86mg、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=227.10(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;33mg、0.102mmol)および3-フルオロ-2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(86mg、0.380mmol)の溶液に、TEA(97μL、0.712mmol)を添加した。反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(36mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=533.20(M+H)。
4-(6-(4-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(1.2mL)中のtert-ブチル4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(133mg、0.475mmol)および6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-オール(76.5mg、0.475mmol)の溶液に、炭酸カリウム(197mg、1.42mmol)を添加し、次いで、反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、164mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=245.10(M-Boc)。
ステップ2:2-(ジフルオロメトキシ)-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(164mg、0.706mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で45分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで61mg、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=245.10(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.32mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;31mg、0.095mmol)および2-(ジフルオロメトキシ)-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(61mg、0.25mmol)の溶液に、TEA(65μL、0.477mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21mg、収率41%)を得た。MS(apci)m/z=551.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.35mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;35mg、0.106mmol)および4-[2-(プロパン-2-イルオキシ)エトキシ]ピペリジンHCl(71mg、0.319mmol)の溶液に、TEA(102μL、0.744mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(52.5mg、収率66%)を得た。MS(apci)m/z=494.20(M+H)。
4-[2-(プロパン-2-イルオキシ)エトキシ]ピペリジンHClを適切なピペリジン求核剤で置き換えて、実施例260の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表MM中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
4-(6-(4-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(1.7mL)中のtert-ブチル4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(186mg、0.664mmol)および5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-オール(106mg、0.664mmol)の溶液に、炭酸カリウム(275mg、1.99mmol)を添加し、次いで、反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、228mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=243.10(M-Boc)。
ステップ2:3-クロロ-2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(228mg、0.664mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで65mg、収率40%)を得た。MS(apci)m/z=243.10(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-クロロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.26mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;26mg、0.079mmol)および3-クロロ-2-メトキシ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(82mg、0.338mmol)の溶液に、TEA(76μL、0.553mmol)を添加した。反応混合物を95℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、2%のTFAを含む60:40のACN:水で反応混合物を希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(12mg、収率28%)を得た。MS(apci)m/z=549.15(M+H)。
4-(6-(4-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.3mL)中のtert-ブチル4-((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(257mg、0.920mmol)および3-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン(104mg、0.920mmol)の溶液に、炭酸カリウム(381mg、2.76mmol)を添加し、次いで、反応混合物を105℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、273mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=297.2(M+H)。
ステップ2:3-フルオロ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(273mg、0.920mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで89mg、収率49%)を得た。MS(apci)m/z=197.10(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.26mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25.5mg、0.078mmol)および3-フルオロ-5-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(15.3mg、0.781mmol)の溶液に、TEA(75μL、0.547mmol)を添加した。反応混合物を95℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、2%のTFAを含む60:40のACN:水で反応混合物を希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(12mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=503.25(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((4-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((4-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.4mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(146mg、0.725mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、37.7mg、0.943mmol)を添加した。反応物を周囲温度で10分間撹拌した。次いで、2-クロロ-4-メトキシピリジン(104mg、0.725mmol)を添加し、反応物を95℃で92時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、224mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=309.1(M+H)。
ステップ2:4-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((4-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(224mg、0.725mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで54mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=209.1(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((4-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)および4-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(16mg、0.077mmol)の混合物に、TEA(73μL、0.54mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16.7mg、収率33%)を得た。MS(apci)m/z=515.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.3mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(140mg、0.696mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、56mg、1.39mmol)を添加した。反応物を周囲温度で10分間撹拌した。次いで、3-クロロピリダジン(159mg、1.39mmol)を添加し、反応物を95℃で3時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、194mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=280.2(M+H)。
ステップ2:3-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(194mg、0.696mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、次のステップに十分な純度で標題化合物(2ステップで111mg、収率89%)を得た。MS(apci)m/z=180.1(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28mg、0.086mmol)および3-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(46mg、0.257mmol)の混合物に、TEA(82μL、0.601mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23.5mg、収率56%)を得た。MS(apci)m/z=486.20(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メトキシ-5-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((6-メトキシ-5-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(7.9mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(761mg、3.78mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、164mg、4.10mmol)を添加した。反応物を周囲温度で5分間撹拌した。次いで、6-クロロ-3-メトキシ-4-メチルピリダジン(500mg、3.15mmol)を添加し、反応物を95℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、1.019gと仮定)を得た。MS(apci)m/z=324.1(M+H)。
ステップ2:3-メトキシ-4-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジンの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((6-メトキシ-5-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.019g、3.15mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで70mg、収率10%)を得た。MS(apci)m/z=224.15(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メトキシ-5-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.8mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;51mg、0.156mmol)および3-メトキシ-4-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(70mg、0.314mmol)の混合物に、TEA(150μL、1.09mmol)を添加した。反応混合物を95℃で40時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(26.5mg、収率32%)を得た。MS(apci)m/z=530.30(M+H)。
4-(6-(4-((5-エチルピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((5-エチルピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(11.8mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.42g、7.06mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、311mg、7.77mmol)を添加した。反応物を周囲温度で15分間撹拌した。次いで、2-クロロ-5-エチルピリジン(1.00g、3.15mmol)を添加し、90℃で48時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、追加のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.42mg、7.06mmol)および水素化ナトリウム(60%w/w、311mg、7.77mmol)を添加した。反応物を90℃で60時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、追加のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.42mg、7.06mmol)および水素化ナトリウム(60%w/w、311mg、7.77mmol)を添加した。反応物を90℃で4時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、水および飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機物を水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、2.163gと仮定)を得た。MS(apci)m/z=307.2(M+H)。
ステップ2:5-エチル-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジンの調製。5mLのDCM中のtert-ブチル4-((5-エチルピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(2.163g、7.06mmolと仮定)の溶液に、TFA(10mL、130mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで835mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=207.20(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((5-エチルピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.8mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25mg、0.077mmol)および5-エチル-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(55mg、0.27mmol)の混合物に、TEA(73μL、0.54mmol)を添加した。反応混合物を95℃で40時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.7mg、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=513.30(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(1.94mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(313mg、1.56mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、68.4mg、1.71mmol)を添加した。反応物を周囲温度で5分間撹拌した。次いで、3-クロロ-6-メチルピリダジン(100mg、0.778mmol)を添加し、反応物を95℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機物を水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、228mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=294.20(M+H)。
ステップ2:3-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン。2mLのDCM中のtert-ブチル4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(228mg、0.778mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに再懸濁し、溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで104mg、収率69%)を得た。MS(apci)m/z=194.1(M+H)。
ステップ3:6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.3mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;32mg、0.098mmol)および3-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(57mg、0.29mmol)の混合物に、TEA(67μL、0.49mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(25mg、収率51%)を得た。MS(apci)m/z=500.20(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.35(d,1H),8.20(s,1H),8.15(d,1H),7.72(dd,1H),7.24(d,1H)。7.15(d,1H),6.87(d,1H),6.82(d,1H),5.56(m,1H),4.10(m,2H),3.86(s,2H),3.51(m,2H),2.61(s,3H),2.23(m,2H),1.91(m,2H),1.39(s,6H)。
4-(6-(4-(4-クロロフェノキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;25.5mg、0.078mmol)および4-(4-クロロフェノキシ)ピペリジン塩酸塩(38.8mg、0.156mmol)の混合部tに、TEA(33μL、0.234mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和Na2CO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(28mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
4-(6-(4-(4-シアノフェノキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
4-(4-クロロフェノキシ)ピペリジン塩酸塩を4-(ピペリジン-4-イルオキシ)ベンゾニトリルで置き換えて、実施例271の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=509.2(M+H)。
4-(6-(4-(3-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.6mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;28mg、0.085mmol)および4-(3-フルオロフェノキシ)ピペリジン塩酸塩(39mg、0.170mmol)の混合物に、TEA(47μL、0.34mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和Na2CO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(25.5mg、収率60%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
4-(6-(4-(2-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
4-(3-フルオロフェノキシ)ピペリジン塩酸塩を4-(2-フルオロフェノキシ)ピペリジンで置き換えて、実施例273の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
4-(6-(4-(2-シアノフェノキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.42mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;27mg、0.083mmol)および2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ベンゾニトリル(34mg、0.166mmol)の混合物に、TEA(70μL、0.498mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和Na2CO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23mg、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=509.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-メトキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;26.1mg、0.08mmol)の混合物に、4-メトキシ-ピペリジン(9.7mg、0.084mmol)、続いてTEA(54μL、0.40mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、追加の4-メトキシピペリジン(5mg、0.04mmol)を添加した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~50%のアセトン)によって精製した。生成物を含有する画分を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって再精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和Na2CO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23mg、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=422.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;50mg、0.15mmol)および1-メチル-2-(ピペリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール二塩酸塩(66mg、0.23mmol)の混合物をDIEA(133μL、0.77mmol)をDMSO(306μL)中で組み合わせた。反応混合物を90℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~45%のACN)によって直接精製し、標題化合物(38mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=522.2(M+H)。
4-(6-(4-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
1-メチル-2-(ピペリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール二塩酸塩を2-(ピペリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾールで置き換えて、実施例277の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-エチル-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(4mL)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-エチルピペリジン-4-カルボン酸(260mg、1.01mmol)、HATU(461mg、1.21mmol)、および2-メチルプロパン-1-アミン(81mg、1.11mmol)の混合物を、DIEA(352μL、2.0mmol)で処理し、次いで、60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~95%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、316mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=256.2(M-But)。
ステップ2:4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。2mLのDCM中のtert-ブチル4-エチル-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(316mg、1.01mmolと仮定)の溶液をTFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで101mg、収率84%)を得た。MS(apci)m/z=213.2(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(0.25mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;20mg、0.06mmol)および4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(42mg、0.18mmol)の溶液に、TEA(41μL、0.30mmol)を添加した。反応混合物を90℃で14時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~2%のNH4OHを含むDCM中0~30%のMeOH)によって再精製し、標題化合物(21mg、収率65%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=519.3(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.78mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;38mg、0.117mmol)N-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-2-アミン(42mg、0.235mmol)の溶液に、TEA(98μL、0.70mmol)を添加した。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(11mg、収率20%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-((1R,5S,6r)-6-(ピリミジン-2-イルアミノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル。
DMSO(102μL)中の4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P63;25mg、0.051mmol)および2-クロロピリミジン(8.7mg、0.076mmol)の混合物に、DIEA(44μL、0.25mmol)を添加した。反応混合物を90℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~45%のACN)によって直接精製し、標題化合物(9.5mg、収率38%)を得た。MS(apci)m/z=497.25(M+H)。
2-クロロピリミジンを適切なハロゲン化複素環で置き換えて、実施例281の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表NN中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)ベンズアミド
DMSO(254μL)中の4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P63;25mg、0.051mmol)、HATU(21mg、0.056mmol)、および安息香酸(7mg、0.061mmol)の混合物を、DIEA(44μL、0.254mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2分間撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~50%のACN)によって直接精製し、標題化合物(22.8mg、収率86%)を得た。MS(apci)m/z=523.2(M+H),545.2(M+Na)。
N-((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)ピコリンアミド
安息香酸をピコリン酸で置き換えて、実施例287の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MSm/z=524.2(M+H),546.2(M+Na)
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ベンズアミド
DCM(0.5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P64;20mg、0.049mmol)、HATU(21mg、0.054mmol)、および安息香酸(9mg、0.24mmol)の混合物を、DIEA(43μL、0.054mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(43.7mg、収率49.3%)を得た。MS(apci)m/z=511.20(M+H)。
安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例289の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表OO中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-4-フルオロベンズアミド
DCM(0.5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P64;20mg、0.049mmol)、HATU(21mg、0.054mmol)、および4-フルオロ安息香酸(69mg、0.049mmol)の混合物を、DIEA(43μL、0.049mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2.5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。2%のTFAを含む60:40のACN:水に残渣を懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16mg、収率60%)を得た。MS(apci)m/z=529.20(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(133μL)中の1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸(中間体P65;30mg、0.067mmol)、HATU(31mg、0.080mmol)、およびイソブチルアミン(6mg、0.08mmol)の混合物を、DIEA(35μL、0.2mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(12mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-((テトラヒドロフラン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(133μL)中の1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸(中間体P65;30mg、0.067mmol)、HATU(30mg、0.080mmol)、および(テトラヒドロフラン-2-イル)メタンアミン(7mg、0.067mmol)の混合物を、DIEA(35μL、0.20mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(24mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=533.3(M+H)。
(テトラヒドロフラン-2-イル)メタンアミンを適切なアミンで置き換えて、実施例296の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表PP中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-((2,6-ジフルオロフェニル)カルバモイル)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレートの調製。トルエン(9.0mL)中の2,6-ジフルオロアニリン(226.2μL、2.24mmol)の溶液に、トリメチルアルミニウム(1.1mL、2.24mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。次いで、溶液をエチルN-Boc-4-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(506mg、1.86mmol)で処理し、次いで、70℃で16時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、0.5M NaK酒石酸塩で処理し、EtOAcで希釈した。有機溶液を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~75%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(211mg、収率32%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=343.2(M-H)。
ステップ2:N-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。20μLのDCM中の4-((2,6-ジフルオロフェニル)カルバモイル)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(211mg、0.60mmol)の溶液に、TFA(20μL、0.26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空真空中で濃縮して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで107mg、収率71%)を得た。MS(apci)m/z=255.1(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMSO(0.564mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;46mg、0.14mmol)およびN-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド(108mg、0.46mmol)の溶液に、DIEA(74μL、0.42mmol)を添加した。反応混合物を70℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM:IPAで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(50mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=561.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-((5-フルオロ-2-メチルフェニル)カルバモイル)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレートの調製。トルエン(12.0mL)中の5-フルオロ-2-メチルアニリン(586μL、4.68mmol)の溶液に、トリメチルアルミニウム(2.3mL、4.68mmol)で処理し、周囲温度で15分間撹拌した。次いで、溶液を1-(tert-ブチル)4-エチル4-メチルピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(635mg、2.341mmol)で処理し、次いで、70℃で16時間撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、0.5M NaK酒石酸塩で処理し、EtOAcで希釈した。有機溶液を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~75%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(266mg、収率32%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=349.2(M-H)。
ステップ2:N-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。25μLのDCM中のtert-ブチル4-((5-フルオロ-2-メチルフェニル)カルバモイル)-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(211mg、0.60mmol)の溶液に、TFA(25μL、0.32mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで127mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=251.1(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMSO(12μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;55mg、0.17mmol)およびN-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド(127mg、0.51mmol)の溶液に、DIEA(88μL、0.51mmol)を添加した。反応混合物を70℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM:IPAで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(48mg、収率51%)を得た。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DMF(0.6mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(P68、30mg、0.619mmol)の溶液に、炭酸カリウム(26mg、0.186mmol)、続いてヨードメタン(6μL、0.09mmol)を添加し、60℃で1時間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、水および塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をDCM(2mL)に再懸濁させ、シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~90%のEtOAc)を使用して精製して、標題化合物(9mg、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P68;47mg、0.097mmol)およびtert-ブチル3-(ブロモメチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(39mg、0.146mmol)の混合物に、DMA(1mL)中の炭酸セシウム(126mg、0.388mmol)を添加し、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中25~50%のEtOAc)を使用して残渣を精製して、標題化合物(62mg、収率95%)を得た。MS(apci)m/z=672.3(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。DCM(4mL)中のtert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(62mg、0.09mmol)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に洗浄した。次いで、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得た。(42mg、収率80%)MS(apci)m/z=572.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例302;30mg、0.053mmol)、ホルムアルデヒド(20μL、0.26mmol)、およびNaBH(AcO)3(56mg、0.26mmol)の混合物を、DMA(2mL)に溶解した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に洗浄した。次いで、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=586.3(M+H)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.32-8.30(m,1H),8.19-8.15(m,2H),7.71-7.66(m,1H),7.17-7.13(m,2H),7.06-7.02(m,1H),7.00-6.94(m,1H),6.80-6.77(m,1H),5.50(br s,1H),4.36-4.29(m,2H),4.05-3.92(m,2H),3.75-3.57(m,2H),3.43-3.32(m,2H),3.26-3.13(m,2H),2.43(s,3H),2.39(s,3H),2.33-2.21(m,2H),1.90-1.75(m,2H),1.58(s,3H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P68;39mg、0.08mmol)および2-ブロモ-N,N-ジメチルエタン-1-アミン臭化水素酸塩(37mg、0.16mmol)の混合物に、DMA(1mL)中の炭酸セシウム(105mg、0.32mmol)を添加し、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(DCM中2~4%のMeOH)を使用して残渣を精製した。生成物を含む画分を真空中で濃縮した。残渣を再精製し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に洗浄した。次いで、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(8mg、収率18%)を得た。MS(apci)m/z=556.3(M+H)。
2-ブロモ-N,N-ジメチルエタン-1-アミン臭化水素酸塩を適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例304の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表QQ中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-メチルアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P68;42mg、0.087mmol)およびtert-ブチル3-(ブロモメチル)-3-メチルアゼチジン-1-カルボキシレート(34mg、0.13mmol)の混合物に、DMA(1mL)中の炭酸セシウム(113mg、0.347mmol)を添加し、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50~100%のEtOAc)を使用して残渣を精製して、標題化合物(21mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=668.4(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。DCM(4mL)中のtert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-メチルアゼチジン-1-カルボキシレート(21mg、0.03mmol)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に洗浄した。次いで、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得た。(13mg、収率73%)MS(apci)m/z=568.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1,3-ジメチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例307;12mg、0.021mmol)、ホルムアルデヒド(8μL、0.106mmol)、およびNaBH(AcO)3(22mg、0.106mmol)の混合物を、DCM(4mL)に溶解した。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に洗浄した。次いで、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(10mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=582.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル4-(2-((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの調製。N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P68;55mg、0.114mmol)、tert-ブチル4-(2-クロロエチル)テトラヒドロ-1(2H)-ピラジンカルボキシレート(57mg、0.227mmol)の混合物に、DMA(1mL)中の炭酸セシウム(148mg、0.454mmol)を添加し、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50~100%のEtOAc)を使用して残渣を精製して、標題化合物(49mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=697.4(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。DCM(4mL)中のtert-ブチル4-(2-((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(49mg、0.070mmol)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。生成物を含む画分を真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(溶出液として1%のTEAを含むDCM中4%のMeOH)を使用して残渣を再精製して、標題化合物を得た。(33mg、収率79%)MS(apci)m/z=597.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(0.25mL)およびMeOH(0.25mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例309;27mg、0.045mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(17μL、0.226mmol)およびNaBH(AcO)3(48mg、0.226mmol)を添加した。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(12.5mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=611.4(M+H)。
(S)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル(S)-2-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレートの調製。N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P68;30mg、0.062mmol)に、DMA(1.2mL)中の炭酸セシウム(22mg、0.068mmol)を添加した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、10分間撹拌した。(S)-tert-ブチル2-(ブロモメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(26mg、0.093mmol)を混合物に添加した。得られた混合物をAr(g)でスパージし、60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(42mg、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=684.3(M+H)。
ステップ2:(S)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル(S)-2-(((3-シアノ-4-(6-(4-(5-フルオロ-2-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(42mg、0.061mmol)の溶液に、TFA(0.31mL)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(2mL)に再懸濁した。溶液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.05~1%のNH4OHを含むDCM中0.5~10%のMeOH)によってによって精製し、標題化合物(6mg、収率16%)得た。MS(apci)m/z=584.3(M+H)
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMF(0.7mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;34mg、0.070mmol)の溶液に、炭酸カリウム(29mg、0.209mmol)を添加し、次いで、ヨードメタン(7μL、0.105mmol)を反応混合物に添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をDCMで希釈し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~2%のNH4OHを含むDCM中0.5~10%のMeOH)を使用して直接精製した。生成物を含む画分を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-N-メチルピコリンアミド
ACN(0.3mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例312;10mg、0.020mmol)の溶液に、ヨードメタン(4μL、0.06mmol)、続いて水素化ナトリウム(1.4mg、0.06mmol)を添加し、次いで、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応物を85℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(6.5mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMF(0.5mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;25mg、0.051mmol)の溶液に、炭酸カリウム(22mg、0.159mmol)、次いで4-(クロロメチル)-1-メチル-1H-イミダゾール(13mg、0.102mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を60:40のACN:水で希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCM(10mL)およびMeOH(1mL)に溶解し、Pl-HCO3樹脂を通して溶出した。有機溶出液を真空中で濃縮して、標題化合物(14mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=582.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMA(0.5mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;25mg、0.051mmol)の溶液に、炭酸セシウム(52mg、0.159mmol)、次いで2-ジメチルアミノエチルクロリド塩酸塩(15mg、0.102mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、炭酸カリウムを添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をDCMで希釈し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~2%のNH4OHを含むDCM中0.5~10%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(14mg、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=559.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(0.76mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;37mg、0.076mmol)の溶液に、炭酸セシウム(27mg、0.083mmol)、次いでtert-ブチル3-(ブロモメチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(41mg、0.15mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(定量的収率51mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=675.3(M+H)。
ステップ2:3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM(0.46mL)中のtert-ブチル3-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(62mg、0.092mmol)の溶液に、TFA(0.46mL、6mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM(3mL)に再懸濁した。溶液を2つのPl-HCO3樹脂に通し、追加のDCMで溶出した。溶出液を真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=575.2(M+H)。
ステップ3:3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DMA(0.61mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(35mg、0.061mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(8μL、0.304mmol)およびNaBH(AcO)3(116mg、0.547mmol)を添加した。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~75%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMで希釈し、Pl-HCO3樹脂に通し、追加のDCMで溶出した。溶出液を真空中で濃縮した。残渣DCMに溶解し、飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(7mg、収率19%)を得た。MS(apci)m/z=589.3(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMA(0.74mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;36mg、0.074mmol)の溶液に、炭酸セシウム(26mg、0.081mmol)を添加し、続いて4-(2-クロロエチル)モルホリン(44mg、0.295mmol)を反応混合物に添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を60:40のACN:水で希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=601.3(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMF(0.74mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;36mg、0.074mmol)の溶液に、炭酸カリウム(31mg、0.221mmol)、続いてヨードエタン(17mg、0.111mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を60:40のACN:水で希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMA(0.63mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;31mg、0.063mmol)の溶液に、炭酸カリウム(10mg、0.69mmol)、続いて1-(2-クロロエチル)-ピロリジン(25mg、0.189mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。4:1のDCM:IPAを使用して水層をさらに抽出した。有機抽出物を塩水で別々に洗浄し、次いで、組み合わせ、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を60:40のACN:水で再懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(16mg、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=585.3(M+H)。
tert-ブチル(2-((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメート
DMA(3.07mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75;150mg、0.307mmol)および炭酸カリウム(47mg、0.34mmol)の混合物に、2-(boc-アミノ)エチルブロミド(138mg、0.615mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、追加の2-(boc-アミノ)エチルブロミド(69mg、0.307mmol)を添加し、反応物を周囲温度で1時間撹拌した。次いで、追加の炭酸カリウム(42mg、0.31mmol)を添加し、反応物を60℃で二晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、組み合わせ、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、次のステップに十分な純度で標題化合物を得た。C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)を使用して10mgの標題化合物を再精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得た。(169mg、収率87%)MS(apci)m/z=631.3(M+H)。
N-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-クロロピコリンアミド
DCM(2.5mL)中のtert-ブチル(2-((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメート(実施例320、158mg、0.250mmol)の溶液に、TFA(2.5mL、32mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(130mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=531.2(M+H)
N-(1-(5-(6-(2-アセトアミドエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-クロロピコリンアミド
DCM(0.5mL)中のN-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-クロロピコリンアミド(実施例321;27mg、0.51mmol)の溶液に、無水酢酸(5μL、0.51mmol)、続いてTEA(14μL、0.102mmol)を添加した。反応溶液を周囲温度で1時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣を60:40のACN:水で再懸濁した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~75%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(20mg、収率67%)を得た。MS(apci)m/z=573.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-((2,2-ジフルオロエチル)アミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMA(0.5mL)中のN-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-クロロピコリンアミド(実施例321、27mg、0.051mmol)の溶液に、炭酸カリウム(35mg、0.254mmol)を添加した。懸濁液をアルゴンでスパージし、周囲温度で10分間撹拌した。次いで、2,2-ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(11mg、0.51mmol)。得られた混合物をアルゴンでスパージし、60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を60:40のACN:水で希釈した。溶液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%ACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出し、次いで、塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4mg、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=595.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(82.8mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(10.0g、49.7mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(2.19g、54.7mmol)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌し、その後、3-クロロ-6-メトキシピリダジン(7.18g、49.7mmol)を添加した。反応混合物を90℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~50%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、15.4g、49.8mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=310.1(M+H)。
ステップ2:3-メトキシ-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジンの調製。DCM(16mL)中のtert-ブチル4-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(15.4g、49.8molと仮定)の溶液に、TFA(19.2mL、250.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、その時点で、真空中で濃縮した。残渣を20mLのDCMに再懸濁し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として1%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)によって精製して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで6.0g、28.7mmol、収率57.6%)を得た。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。
ステップ3:6-エトキシ-4-(6-(4-((6-メトキシピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(0.1mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.012g、0.0425mmol)の溶液に、3-メトキシ-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(0.0133g、0.0638mmol)およびDIEA(37μL、0.213mmol)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH4Cl(aq)で洗浄した。組み合わせた水性洗浄をDCMでさらに抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(6mg、0.0127mmol、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、30mg、0.106mmol)の溶液に、TEA(0.044mL、0.319mmol)および4-ベンジルピペリジン-4-オール(40.7mg、0.213mmol)を添加した。反応混合物を90℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NH4Cl(aq)、次いで水で洗浄した。組み合わせた水性洗浄をDCMでさらに抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(39mg、0.0860mmol、収率80.9%)を得た。MS(apci)m/z=454.2(M+H)。
4-ベンジルピペリジン-4-オールを適切なピペリジン求核剤で置き換えて、実施例325の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表RR中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-エトキシ-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
1:1のDCM/THF(0.7mL)中の6-エトキシ-4-(6-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P52、30mg、0.0825mmol)の溶液に、6-メチルピリダジン-3-オール(18.2mg、0.165mmol)およびトリフェニルホスファン(43.3mg、0.165mmol)を添加した。反応容器をアルゴンでスパージし、その時点でジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0235ml、0.165mmol)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。水性画分をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中50~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(15mg、0.0329mmol、収率39.9%)を得た。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
4-(6-(4-((6-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
6-メチルピリダジン-3-オールを6-クロロピリジン-3-オールで置き換えて、実施例331の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-((6-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.2mL)中のエタン-1,2-ジオール(9.8mg、0.16mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、2.3mg、0.095mmol)を添加し、室温で5分間撹拌し、その時点で、追加の0.3mLのDMF中の4-(6-(4-((6-クロロピリジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例332、15mg、0.032mmol)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Clでクエンチし、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のギ酸を含む水中10~90%のACN)によって精製し、標題化合物(2.2mg、0.0044mmol、収率14%)を得た。MS(apci)m/z=501.25(M+H)。
N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシプロパンアミド
4-(6-(4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P53、19.5mg、0.0430mmol)の溶液に、3-ヒドロキシプロパンニトリル(0.5mL、0.0430mmol)を添加した。混合物を室温で5分間撹拌し、その時点で、硫酸(98%、0.0023mL、0.0430mmol)を滴下した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。粗製混合物をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のギ酸を含む水中10~70%のACN)によって精製し、標題化合物(6mg、0.01mmol、収率27%)を得た。MS(apci)m/z=547.2(M+H)。
N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシ-3-メチルブタンアミド
3-ヒドロキシプロパンニトリルを3-ヒドロキシ-3-メチルブタンニトリルで置き換えて、実施例334の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=553.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(3ml)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(100.5mg、0.3560mmol)の溶液に、(4-ベンジルピペリジン-4-イル)メタノール塩酸塩(151.5mg、0.6267mmol)および炭酸セシウム(812.0mg、2.492mmol)を添加した。反応混合物を60℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和NH4Cl(aq)で洗浄した。組み合わせた水層をDCMで抽出し、次いで、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(118.2mg、0.2528mmol、収率71.00%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-(メトキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.4mL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P55、9.0mg、0.019mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、2.8mg、0.070mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、その時点で、ヨウ化メチル(0.021ml、0.34mmol)を添加した。反応混合物を室温で72時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(4.0mg、0.0083mmol、収率43%)を得た。MS(apci)m/z=482.25(M+H)。
2-((4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)-N,N-ジメチルアセトアミド
ヨウ化メチルを2-クロロ-N,N-ジメチルアセトアミドで置き換えて、実施例337の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=553.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-ホルミル-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。N2でスパージした密封した三つ口フラスコに、THF(2mL)中のtert-ブチル4-ホルミルピペリジン-1-カルボキシレート(201.8mg、0.9462mmol)を添加した。混合物を-78℃に冷却し、この温度で10分間撹拌し、その時点でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(3mL、3mmol)を滴下した。反応混合物を-78℃で40分間撹拌し、次いで、室温に加温した。16時間後、1-(ブロモメチル)-4-メトキシベンゼン(0.3mL、2.058mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに24時間撹拌した。反応を水でクエンチし、EtOAc中に抽出し、有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、315mg、0.946mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=234.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-4-カルバルデヒドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-ホルミル-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-カルボキシレート(315mg、0.946mmolと仮定)の溶液に、TFA(2mL、26mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDCM、およびMeOH中10%のNH4OHで希釈し、15分間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、220.8mg、0.9462mmol)を得た。MS(apci)m/z=234.2(M+H)。
ステップ3:6-エトキシ-4-(6-(4-ホルミル-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、40.3mg、0.143mmol)の溶液に、4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-4-カルバルデヒド(66.6mg、0.286mmol)および炭酸セシウム(465mg、1.43mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、70.8mg、0.143mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=496.2(M+H)。
ステップ4:6-エトキシ-4-(6-(4-(ヒドロキシメチル)-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。MeOH(0.5mL)を6-エトキシ-4-(6-(4-ホルミル-4-(4-メトキシベンジル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(70.8mg、0.143mmolと仮定)を添加し、室温で10分間撹拌し、その時点で、水素化ホウ素ナトリウム(103.5mg、2.736mmol)を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで、水および2MのHClでクエンチした。2MのNaOHを用いて混合物のpHを12に調整し、混合物を4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む水中0~70%のACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で遊離塩基化して、標題化合物(4つのステップで1.1mg、0.00221mmol、収率1.57%)を得た。MS(apci)m/z=498.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(0.005mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P56、30mg、0.0764mmol)の溶液に、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(11.8mg、0.0764mmol)、DIEA(13.4μl、0.0764mmol)、およびHATU(29.1mg、0.0764mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで、5~95%アセトニトリル/水+0.1%TFA勾配で溶出するC18分取HPLC、次いで、(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いでEtOAc中0~10%のMeOH)で溶出するカラムクロマトグラフィー、続いて1:3のDCM/MTBEでの粉砕によって精製して、標題化合物(23.8mg、0.045mmol、収率59%)を得た。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
5-フルオロ-2-メチル安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例340の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表SS中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
(R)-4-(6-(3-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)
DCM(0.1mL)中のtert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P57、30mg、0.0649mmol)の溶液を、TFA(0.124mL)で処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、それを真空中で濃縮して、標題化合物(12mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=363.2(M+H)。
(R)-4-(6-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ギ酸(0.489mL)中のtert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P57、30mg、0.0649mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(0.195mL、2.59mmol)で処理した。反応混合物を90℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中10~90%のACN+0.1%のギ酸)によって精製し、標題化合物(2.0mg、0.00512mmol、収率7.90%)を得た。MS(apci)m/z=391.25(M+H)。
(R)-4-(6-(3-(ベンジルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.4mL)中の(R)-4-(6-(3-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例344、10mg、0.0276mmol)の溶液に、TEA(0.0115mL、0.0828mmol)および(ブロモメチル)ベンゼン(0.003mL、0.028mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(3.9mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=453.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((3R,4R)-4-メチル-3-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメートの調製。DMSO(0.4mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、60mg、0.213mmol)の溶液に、炭酸カリウム(147mg、1.06mmol)およびtert-ブチルメチル((3R,4R)-4-メチルピペリジン-3-イル)カルバメート(146mg、0.638mmol)を添加した。反応混合物を110℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(72.5mg、0.148mmol、収率69.5%)を得た。MS(apci)m/z=491.3(M+H)。
ステップ2:6-エトキシ-4-(6-((3R,4R)-4-メチル-3-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(0.2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート(0.020g、0.0408mmol)の溶液に、IPA中の5M HCl(0.204mL、1.02mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、その時点で、それを水でクエンチし、2MのNaOH(aq)の添加によってpH10に調整した。溶液をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(0.0145g、0.0371mmol、収率91.1%)を得た。MS(apci)m/z=391.2(M+H)。
4-(6-((3R,5S)-3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(0.2mL)中のtert-ブチル((3R,5S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P62、0.020g、0.038mmol)の溶液を、IPA中の5M HCl(0.19mL、1.1mmol)で処理した。反応物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(EtOAc中0~30%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(0.0073g、0.017mmol、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=431.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((3R,5S)-3-(メチルアミノ)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,5S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメートの調製。DMA(0.5mL)中のtert-ブチル((3R,5S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P62、0.020g、0.038mmol)の溶液を0℃に冷却し、次いで、水素化ナトリウム(60%w/w、0.0090g、0.11mmol)で処理した。反応混合物を室温に加温し、20分間撹拌し、その時点で、ヨードメタン(0.016g、0.11mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに24時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.010g、0.018mmol、収率49%)を得た。MS(apci)m/z=545.25(M+H)。
ステップ2:6-エトキシ-4-(6-((3R,5S)-3-(メチルアミノ)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(0.2mL)中のtert-ブチル((3R,5S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)(メチル)カルバメート(0.010g、0.018mmol)の溶液を、IPA中の5M HCl(0.2ml、0.018mmol)で処理した。反応物を室温で6時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(EtOAc中0~30%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(0.0045g、0.010mmol、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=445.2(M+H)。
4-(6-((3S,4R)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3S,4R)-3-アジド-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1:1のDCM/THF(0.7mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P58、0.050g、0.128mmol)の溶液に、ピリジン-2-オール(0.0244g、0.256mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0672g、0.256mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0350mL、0.256mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.014g、0.0299mmol、収率23.4%)を得た。MS(apci)m/z=468.1(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4R)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1:1のMeOH/EtOAc(2mL)中の4-(6-((3S,4R)-3-アジド-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.013g、0.028mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.33mg、0.0028mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(7mg、収率56%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P58、0.027g、0.069mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.029g、0.21mmol)および1-ヨードプロパン(0.021ml、0.21mmol)を添加した。反応混合物を85℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物を水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.030g、0.069mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=433.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(5mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.022g、0.051mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.012g、0.010mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで0.0026g、0.0064mmol、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P58、0.027g、0.069mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.029g、0.21mmol)および1-ブロモ-2-メチルプロパン(0.024ml、0.21mmol)を添加した。反応混合物を85℃で120時間撹拌した。それを飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.031g、0.069mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=447.1(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(5mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.015g、0.034mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.012g、0.010mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで0.0033g、0.0078mmol、収率23%)を得た。MS(apci)m/z=421.25(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.7mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P58、0.040g、0.10mmol)の溶液に、炭酸セシウム(0.17g、0.51mmol)および2-(2-ブロモエトキシ)プロパン(0.086g、0.51mmol)を添加した。反応混合物を90℃で96時間撹拌した。それを飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.048g、0.10mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(2mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アジド-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.048g、0.010mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.010g、0.010mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで8mg、0.017mmol、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=452.3(M+H)。
4-(6-((3R,4S)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3R,4S)-3-アジド-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1:1のDCM/THF(0.7mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P59、0.050g、0.128mmol)の溶液に、ピリジン-2-オール(0.0244g、0.256mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0672g、0.256mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0350mL、0.256mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.025g、0.0535mmol、収率41.8%)を得た。MS(apci)m/z=468.1(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3R,4S)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1:1のMeOH/EtOAc(2mL)中の4-(6-((3R,4S)-3-アジド-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.022g、0.0471mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.56mg、0.0047mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。真空濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(13mg、0.0297mmol、収率63.1%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P59、0.025g、0.064mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.027g、0.19mmol)および1-ブロモ-2-メチルプロパン(0.022ml、0.19mmol)を添加した。反応混合物を85℃で120時間撹拌した。それを飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.029g、0.064mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(5mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-イソブトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.014g、0.032mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.012g、0.010mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで1mg、0.0024mmol、収率7.3%)を得た。MS(apci)m/z=421.3(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P59、0.025g、0.064mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.027g、0.19mmol)および1-ヨードプロパン(0.019mL、0.19mmol)を添加した。反応混合物を85℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応物を水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.028g、0.064mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=433.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(5mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-プロポキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.017g、0.039mmol)の溶液に10%パラジウム炭素(0.0093g、0.0079mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。真空濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで0.0026g、0.0064mmol、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.5mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P59、0.025g、0.064mmol)の溶液に、炭酸セシウム(0.10g、0.32mmol)および2-(2-ブロモエトキシ)プロパン(0.053g、0.32mmol)を添加した。反応混合物を90℃で96時間撹拌した。それを飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.031g、0.064mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。EtOAc(2mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アジド-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.031g、0.064mmol)の溶液に、10%パラジウム炭素(0.010g、0.010mmol)を添加した。反応混合物をH2でスパージし、室温で24時間撹拌した。濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、標題化合物(2ステップで0.0043g、0.0095mmol、収率15%)を得た。MS(apci)m/z=452.3(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.75mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P60、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、ピリジン-2-オール(0.0123g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.035g、0.0646mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.035g、0.0646mmol)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0073g、0.0165mmol、収率25.6%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.75mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P60、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、5-メトキシピリジン-2-オール(0.0162g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.037g、0.0646mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.037g、0.0646)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0065g、0.0138mmol、収率21.3%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.7mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P60、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、6-クロロピリダジン-3-オール(0.0169g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.031g、0.0646mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.031g、0.0646)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.013g、0.0273mmol、収率42.2%)を得た。MS(apci)m/z=477.1(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.7mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P60、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-オール(0.0185g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.038g、0.0646mmolと仮定)を得た。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((5-フルオロ-6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.038g、0.0646)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0014g、0.00286mmol、収率4.43%)を得た。MS(apci)m/z=490.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.75mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P61、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、ピリジン-2-オール(0.0123g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.035g、0.0646mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=542.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.035g、0.0646mmol)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0101g、0.0229mmol、収率35.4%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.75mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P61、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、5-メトキシピリジン-2-オール(0.0162g、0.129mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.037g、0.0646mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=572.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.037g、0.0646)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0112g、0.0238mmol、収率36.8%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル((3S,4S)-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。1:1のDCM/THF(0.7mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P61、0.030g、0.0646mmol)の溶液に、6-クロロピリダジン-3-オール(0.0169g、0.129mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.0339g、0.129mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、ジイソプロピル(E)-ジアゼン-1,2-ジカルボキシレート(0.0176mL、0.129mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。それを水でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.031g、0.0646mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=577.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-4-((6-クロロピリダジン-3-イル)オキシ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.031g、0.0646)の溶液を、IPA中の6M HCl(2mL)で処理し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を水中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製して、標題化合物(2ステップで0.0096g、0.0201mmol、収率31.2%)を得た。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
(R)-4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.025g、0.0886mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.0771ml、0.443mmol)およびtert-ブチル(R)-ピロリジン-3-イルカルバメート(0.0330g、0.177mmol)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.040g、0.0886mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
ステップ2:(R)-4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1.5mL)中のtert-ブチル(R)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.040g、0.0886mmol)の溶液を、IPA中の5M HCl(1.5mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をDCM中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(2ステップで0.0227g、0.0652mmol、収率73.6%)を得た。MS(apci)m/z=349.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.025g、0.0886mmol)の溶液に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.0771ml、0.443mmol)およびtert-ブチル(S)-ピロリジン-3-イルカルバメート(0.0396g、0.213mmol)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中40~100%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、0.040g、0.0886mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
ステップ2:(S)-4-(6-(3-アミノピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1.5mL)中のtert-ブチル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(0.040g、0.0886mmol)の溶液を、IPA中の5M HCl(1.5mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をDCM中に取り込んだ。2M NaOHを添加し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(2ステップで0.0236g、0.0677mmol、収率63.7%)を得た。MS(apci)m/z=349.1(M+H)。
4-(6-((3R,5R)-3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(0.35mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.050g、0.18mmol)の溶液に、炭酸セシウム(0.23g、0.71mmol)およびtert-ブチル((3R,5R)-5-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(0.052g、0.19mmol)を添加した。反応混合物を105℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~40%の[9:1 MeOH/NH4OH])によって精製し、続いて分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。最終生成物画分を2M NaOHで洗浄し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0085g、0.020mmol、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=431.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:tert-ブチル4-メチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(30mL)中の1-Boc-4-メチル-ピペリジン-4-カルボン酸(717.3mg、2.948mmol)およびHATU(1345mg、3.538mmol)の溶液を、DIEA(1.027mL、5.896mmol)およびアニリン(.2958mL、3.243mmol)で処理した。反応混合物を室温で60時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中5~70%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、938.6mg、2.948mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=219.2(M+H-Boc)。
ステップ2:4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル4-メチル-4-(フェニルカルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(938.6mg、2.948mmol)の溶液を、TFA(2mL、26mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで240.9mg、1.104mmol、収率37%)を得た。MS(apci)m/z=219.2(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DMA(0.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.030g、0.108mmol)の溶液に、TEA(0.073mL、0.538mmol)および4-メチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(0.0705g、0.323mmol)を添加した。反応混合物を80℃で20時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0227g、0.0472mmol、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=481.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
DMA(0.3mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、20.8mg、0.0737mmol)の溶液に、TEA(0.0502mL、0.368mmol)および4-エチル-N-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体R15、51.4mg、0.221mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(36.4mg、0.0166mmol、収率22.5%)を得た。MS(apci)m/z=495.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DMA(0.25mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、21.4mg、0.0758mmol)の溶液に、TEA(0.0517mL、0.379mmol)および4-エチル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体R16、48.3mg、0.227mmol)を添加した。反応混合物を90℃で14時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~30%のMeOH[+2%NH4OH])によって精製し、標題化合物(25.6mg、0.0539mmol、収率71.1%)を得た。MS(apci)m/z=475.3(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:6-ベンジル-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタンの調製。DMSO(200mL)中の水素化ナトリウム(60%w/w、4.07g、102mmol)の溶液を、ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(22.4g、102mmol)で少しずつ室温で30分間かけて処理した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、1-ベンジル-4-ピペリドン(14.0mL、78.2mmol)で処理した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAc中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~95%のEtOAc[+2%TEA])によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(6.5g、32.0mmol、収率40.9%)を得た。
ステップ2:6-ベンジル-1-チア-6-アザスピロ[2.5]オクタンの調製。MeOH(130mL)中の6-ベンジル-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン(6.50g、32.0mmol)の溶液に、チオ尿素(2.68g、35.2mmol)を添加した。反応混合物を40℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~75%のEtOAc[+2%TEA])によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(4.84g、22.1mmol、収率69%)を得た。
ステップ3:1-ベンジル-4-メチルピペリジン-4-チオールの調製。THF(110mL)中の6-ベンジル-1-チア-6-アザスピロ[2.5]オクタン(4.84g、22.1mmol)の溶液を、N2でスパージし、0℃に冷却した。この溶液に、水素化リチウムアルミニウム(33.1mL、33.1mmol)を添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。水および1M NaOHの滴下での添加によって反応混合物を処理した。反応混合物をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(2.22g、10.0mmol、収率45.5%)を得た。
ステップ4:1-ベンジル-4-(イソブチルチオ)-4-メチルピペリジンの調製。DMF(20mL)中の1-ベンジル-4-メチルピペリジン-4-チオール(1.36g、6.144mmol)の溶液を、炭酸カリウム(2.547g、18.43mmol)および1-ブロモ-2-メチルプロパン(0.8017mL、7.373mmol)で処理した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~95%のEtOAc[+2%TEA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPA中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ5に十分な純度で標題化合物(281.3mg、1.014mmol、収率16.5%)を得た。
ステップ5:1-ベンジル-4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジンの調製。DCM(10mL)中の1-ベンジル-4-(イソブチルチオ)-4-メチルピペリジン(10.138mL、1.014mmol)の溶液を、3-クロロペルオキシ安息香酸(681.6mg、3.041mmol)で処理した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、10%Na2CO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPA中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ6に十分な純度で標題化合物(206mg、0.6657mmol、収率66.5%)を得た。
ステップ6:4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジンの調製。EtOH(6.7mL)中の1-ベンジル-4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジン(206.0mg、0.666mmol)の溶液を、パラジウム炭素(5%、70.8mg、0.0333mmol)で処理した。反応混合物をN2、次いでH2でスパージし、H2雰囲気下で室温で16時間撹拌した。真空濾過により固体を除去し、濾液を真空中で濃縮して、ステップ7に十分な純度で標題化合物(144.6mg、0.659mmol、収率99%)を得た。
ステップ7:6-エトキシ-4-(6-(4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(4.2mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、118.2mg、0.4187mmol)の溶液に、4-(イソブチルスルホニル)-4-メチルピペリジン(137.8mg、0.6281mmol)およびDIEA(0.1459mL、0.8375mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPA中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(72.5mg、0.1505mmol、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)アセトアミド
ステップ1:N-(4-ベンジルピペリジン-4-イル)アセトアミドの調製。ACN(0.5mL)中の4-ベンジルピペリジン-4-オール(0.100g、0.523mmol)の溶液を0℃に冷却し、次いで、硫酸(98%、0.418mL、7.84mmol)の滴下での添加によって処理した。反応混合物を室温に加温し、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、塩基性になるまで2M NaOHのゆっくりとして添加によって処理した。溶液をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を相分離器フリットに通し、次いで、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.102g、0.439mmol、収率84%)を得た。MS(apci)m/z=233.2(M+H)。
ステップ2:N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドの調製。DMSO(1mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.060g、0.213mmol)の溶液に、DIEA(0.184mL、1.06mmol)およびN-(4-ベンジルピペリジン-4-イル)アセトアミド(0.0988g、0.425mmol)を添加した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.072g、0.146mmol、収率68.5%)を得た。MS(apci)m/z=495.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
1:1のTHF/DCM(0.7mL)中のN-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)アセトアミド(実施例372、0.020g、0.040mmol)の溶液に、チタン(IV)プロパン-2-オレート(0.048mL、0.16mmol)およびジフェニルシラン(0.030g、0.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで、水でクエンチした。混合物をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、2M NaOHで洗浄し、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を相分離フリットに通し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0030g、0.0066mmol、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=453.3(M+H)。
4-(6-(4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.35mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、21.3mg、0.0755mmol)の溶液に、TEA(0.0526mL、0.377mmol)および4-(ベンジルスルホニル)ピペリジン(52.4mg、0.219mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、4:1のDCM/IPA中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(13mg、0.0255mmol、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
tert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート
DMSO(0.567mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、80mg、0.283mmol)の溶液に、tert-ブチル((1R,5S,6r)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(72.2mg、0.340mmol)およびDIEA(0.148mL、0.850mmol)を添加した。反応混合物を90℃で17時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、1時間撹拌した。真空濾過により得られた沈殿物を単離し、水およびヘプタンで連続的にフィルタ上ですすいで、標題化合物(130mg、0.266mmol、収率94%)を得た。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
MeOH(0.548mL)中のtert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(実施例375、130mg、0.274mmol)の溶液に、HCl(37%w/w、0.457mL、5.48mmol)を室温で滴下した。反応スラリーを室温で3時間撹拌した。スラリーを真空濾過し、単離された固体をMeOHおよびMTBEでフィルタ上ですすいで、標題化合物(114mg、0.252mmol、収率92%)を得た。MS(apci)m/z=375.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-((1R,5S,6r)-6-((3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(0.112mL)中の4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(実施例376、25mg、0.056mmol)および2,3-ジフルオロ-6-メチルピリジン(11mg、0.084mmol)の混合物に、DIEA(0.049mL、0.28mmol)を添加した。反応混合物を110℃で24時間、次いで、150℃でさらに24時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN)によって直接精製し、標題化合物(7.7mg、0.015mmol、28%)を得た。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCE(2.29mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P71、0.225g、0.459mmol)の溶液に、1-エチルピペラジン(0.157g、1.38mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.146g、0.688mmol)を添加した。反応混合物を室温でさらに16時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(0.149mg、0.253mmol、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=589.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCE(0.1861mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P70、0.0196g、0.03722mmol)の溶液に、モルホリン(0.009661mL、0.1117mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.01183g、0.05583mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いでCHCl3中0~10%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(0.0172mg、0.02878mmol、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
モルホリンを適切なアミンで置き換えて、実施例379の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表TT中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DMF(0.334mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、7mg、0.017mmol)の溶液に、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(5.1mg、0.033mmol)、HATU(13mg、0.033mmol)、およびDIEA(0.015mL、0.083mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いで0.1~1%のNH4OHを含むEtOAc中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(5mg、0.0090mmol、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=556.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(0.795mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、0.050g、0.119mmol)の混合物に、3-クロロピコリン酸(0.0282g、0.179mmol)、続いてヒューニッヒ塩基(0.0934mL、0.536mmol)およびHATU(0.0906g、0.238mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物を飽和NaCl(aq)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0108g、0.0193mmol、収率16.2%)を得た。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(0.953mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、40mg、0.095mmol)の溶液に、塩化イソバレリル(11mg、0.095mmol)およびTEA(0.027mL、0.19mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(48mg、0.095mmol、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=504.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-シクロプロピルアセトアミド
塩化イソバレリルを2-シクロプロピルアセチル塩化物で置き換えて、実施例385の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。LCMSm/z=502.3(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソプロピル尿素
DMA(1.43mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、30mg、0.072mmol)およびDIEA(125μL、0.715mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルクロロホルメート(17mg、0.086mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。プロパン-2-アミン(31μL、0.358mmol)を反応混合物に添加した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(4mg、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=505.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-2-シクロプロピルアセトアミド
DCM(0.650mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、30mg、0.065mmol)の溶液に、TEA(0.018mL、0.13mmol)および塩化シクロプロピルアセチル(9.2mg、0.078mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(35mg、0.064mmol、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=544.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DMF(0.356mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P74、20mg、0.0356mmol)の溶液に、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(6.86mg、0.0445mmol)、DIEA(0.0311mL、0.178mmol)、およびHATU(16.9mg、0.0445mmol)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いで0.1~1%のNH4OHを含むEtOAc中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(7mg、0.0112mmol、収率31.5%)を得た。MS(apci)m/z=625.4(M+H)。
5-フルオロ-2-メチル安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例389の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表UU中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2,5-ジフルオロベンズアミド
DMSO(0.606mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、0.0238g、0.0606mmol)の溶液に、DIEA(0.0530ml、0.303mmol)、2,6-ジフルオロ安息香酸(0.0192g、0.121mmol)、HATU(0.0461g、0.121mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(29mg、0.023mmol、収率49.5%)を得た。MS(apci)m/z=629.4(M+H)。
メチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート。
DCM(0.48mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、0.0238g、0.0606mmol)の溶液に、DIEA(13μL、0.072mmol)、続いてクロロギ酸メチル(5μL、0.058mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。粗製反応混合物を濾過し、濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~1%のNH4OHを含むDCM中1~10%のMeOH)によって直接精製し、標題化合物(1.9mg、収率7%)を得た。MS(apci)m/z=547.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-シクロプロピルアセトアミド
DMA(1.023mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、50mg、0.10mmol)の溶液に、シクロプロピルアセチルクロリド(15mg、0.12mmol)およびTEA(0.029mL、0.20mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(45mg、0.079mmol、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=571.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
2-シクロプロピルアセチル塩化物を3-メチルブタノイル塩化物で置き換えて、実施例393の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=573.4(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソプロピル尿素
DMA(1.228mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、30mg、0.061mmol)およびDIEA(107μL、0.614mmol)の溶液に、4-ニトロフェニルクロロホルメート(15mg、0.074mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、プロパン-2-アミン(26.3μl、0.307mmol)を導入した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27mg、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=574.4(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソブチル尿素
プロパン-2-アミンを2-メチルプロパン-1-アミンで置き換えて、実施例395の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=588.4(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.0mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、101.6mg、0.2141mmol)の溶液に、モルホリン(0.0942mL、1.070mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(226.9mg、1.070mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~30%のMeOH[+2%NH4OH])によって精製して、標題化合物(71.1mg、0.1303mmol、収率60.86%)を得た。MS(apci)m/z=546.4(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCE(0.75mL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P77、10.4mg、0.0223mmol)の溶液に、モルホリン(9.1mg、0.104mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(34.0mg、0.160mmol)で処理した。反応混合物を室温で96時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をを無水Na2SO4(s)で乾燥させ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(1.6mg、0.00295mmol、収率13.2%)を得た。MS(apci)m/z=537.3(M+H)。
6-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
1:1のDCM:THF(0.6mL)中のトリフェニルホスファン(31.7966mg、0.121mmol)の溶液を0℃に冷却し、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.023mL、0.121mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。反応混合物を、1:1のDCM:THF(0.6mL)中の6-ヒドロキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P78、25.0mg、0.0606mmol)および1-(N-ヒドロキシエチル)-4-メチルピペラジン(13.1mg、0.0909mmol)で処理した。反応混合物を室温まで加温し、この温度で30分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(31.5mg、0.0526mmol、収率86.8%)を得た。MS(apci)m/z=539.2(M+H)。
1-(N-ヒドロキシエチル)-4-メチルピペラジンを適切なアルコールで置き換えて、実施例379の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表VV中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エトキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.8mL)中の6-ヒドロキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P78、0.010g、0.0242mmol)の溶液に、1-(2-クロロエチル)ピロリジン-2-オン(7.16mg、0.0485mmol)、炭酸カリウム(6.7mg、0.0485mmol)、および臭化ナトリウム(3.24mg、0.0315mmol)を添加した。反応混合物を100℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、粗製反応混合物をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のギ酸を含む水中10~70%のACN)によって精製し、標題化合物(8mg、0.0153mmol、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
1-(2-クロロエチル)ピロリジン-2-オンを適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例304の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表WW中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
(R)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(1.0mL)中の6-ヒドロキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P78、1.023mL、0.0512mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(1M、0.0563mL、0.0563mmol)を添加した。混合物を室温で5分間撹拌し、その時点で、R-(+)-プロピレンオキシド(35.8μL、0.512mmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(8.5mg、0.0181mmol、収率35.3%)を得た。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
(S)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
R-(+)-プロピレンオキシドをS-(-)-プロピレンオキシドで置き換えて、実施例395の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
4-(6-(4-ヒドロキシ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、19.7mg、0.05362mmol)の溶液に、4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール塩酸塩(39.3mg、0.1718mmol)および炭酸セシウム(157.2mg、0.4826mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和NH4Cl(aq)で連続的に洗浄した。水性画分をDCMで抽出し、組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させた。混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~100%のMeOH)によって精製し、標題化合物(16.9mg、0.02505mmol、収率46.72%)を得た。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール塩酸塩を適切なアミンで置き換えて、実施例379の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表XX中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
6-(2-メトキシエトキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:6-ヒドロキシ-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(2.458mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P66、0.250g、0.9834mmol)の溶液に、2-(アゼチジン-3-イルオキシ)ピリジン(0.452g、3.010mmol)およびTEA(0.9413mL、6.884mmol)を添加した。反応混合物を95℃で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~9%のMeOH)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.1557g、0.4050mmol、収率41.19%)を得た。MS(apci)m/z=385.1(M+H)。
ステップ2:6-(2-メトキシエトキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMF(0.3902mL)中の6-ヒドロキシ-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(0.030g、0.07804mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.02157g、0.1561mmol)および2-ブロモエチルメチルエーテル(0.01467mL、0.1561mmol)を添加した。反応混合物を95℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0108g、0.02441mmol、収率31.27%)を得た。MS(apci)m/z=443.2(M+H)。
(R)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(0.640mL)中の(R)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P80、0.020g、0.0640mmol)の溶液に、3-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(0.039g、0.202mmol)およびTEA(0.0613ml、0.448mmol)を添加した。反応混合物を90℃で48時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を飽和NaHCO3(aq)で洗浄し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(11mg、0.022mmol、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
(R)-6-(2-ヒドロキシプロポキシ)-4-(6-(3-(ピリジン-2-イルオキシ)アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
3-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジンを2-(アゼチジン-3-イルオキシ)ピリジンで置き換えて、実施例415の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=443.1(M+H)。
3-クロロ-6-メトキシ-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン
ステップ1:4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。1,4-ジオキサン(88.08mL)中の4-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(10.0g、44.04mmol)の混合物に、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(11.79g、52.85mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.018g、0.8808mmol)、および炭酸ナトリウム水溶液(2M、46.24mL、92.49mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水に注ぎ、4時間撹拌した。得られた沈殿物を真空濾過によって単離し、次いで、MTBEに取り込み、さらに30分間撹拌した。濾液を真空濾過によって単離して、ステップ2に十分な収率で標題化合物(4.616g、18.98mmol、収率43.09%)を得た。MS(apci)m/z=244.0(M+H)。
ステップ2:3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。DCM(27.4mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(1.00g、4.11mmol)の溶液を、NCS(0.549g、4.11mmol)で処理した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を2M NaOH中に注ぎ、PSフリットの中でDCM中10%のIPAで抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をEt2Oで粉砕した。固体をガラスフリット上で単離して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(0.98g、3.53mmol、収率85.8%)を得た。MS(apci)m/z=278.0(M+H)。
ステップ3:3-クロロ-6-メトキシ-4-(6-(4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。DMSO(0.2mL)中の3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(30mg、0.11mmol)の溶液に、3-メチル-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリダジン(31mg、0.16mmol)および炭酸セシウム(176mg、0.54mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を2M NaOH中に注ぎ、PSフリットの中でDCM中10%のIPAで抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(14mg、0.031mmol、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=451.2(M+H).
3-クロロ-N-(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(1.13mL)中の1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン(0.057g、0.169mmol)の混合物に、3-クロロピコリン酸(0.0399g、0.253mmol)、DIEA(0.132mL、0.760mmol)、およびHATU(0.128g、0.338mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0501g、0.105mmol、収率62.2%)を得た。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例418の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表YY中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(1.02mL)中の1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン(0.057g、0.153mmol)の混合物に、3-クロロピコリン酸(0.0362g、0.230mmol)、DIEA(0.120mL、0.690mmol)、およびHATU(0.117g、0.307mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~99%のEtOAc)によって精製し、標題化合物(0.0415g、0.0811mmol、収率52.9%)を得た。MS(apci)m/z=511.2(M+)。
3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例421の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表ZZ中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DCM(12.3mL)中のtert-ブチル(1-(5-(6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P81、0.806g、1.84mmol)の溶液に、NBS(0.328g、1.84mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、ステップ2に十分な純度で標題化合物(0.839g、1.62mmol、収率88%)を得た。MS(apci)m/z=518.1(M+H+1)。
ステップ2:tert-ブチル(1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。トルエン(2.42mL)および水(0.4mL)の二相混合物中のtert-ブチル(1-(5-(3-ブロモ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.250g、0.484mmol)の混合物に、シクロプロピルボロン酸(0.0832g、0.968mmol)、リン酸カリウム(0.308g、1.45mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.0109g、0.0484mmol)、およびトリシクロペンチルホスフィン(0.0272g、0.0968mmol)を添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製し、ステップ3に十分な純度で標題化合物(0.061g、0.128mmol、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=478.3(M+H)。
ステップ3:1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミンの調製
DCM(12mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(0.060g、0.13mmol)の溶液を、TFA(12mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(0.047g、0.12mmol、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=378.2(M+H)。
ステップ4:3-クロロ-N-(1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DMSO(0.830mL)中の1-(5-(3-シクロプロピル-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン(0.047g、0.125mmol)の混合物に、3-クロロピコリン酸(0.0294g、0.187mmol)、DIEA(0.0976mL、0.560mmol)、およびHATU(0.0947g、0.249mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0441g、0.0853mmol、収率68.5%)を得た。MS(apci)m/z=517.2(M+)。
(3S,4S)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-3-アミン
ステップ1:4-ブロモ-3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。DMA(150mL)中の4-ブロモ-3-クロロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-オール(中間体P84、2.5g、10.1mmol)の溶液に、炭酸カリウム(14.0g、101mmol)およびヨードエタン(2.45mL、30.3mmol)を添加した。反応混合物を65℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(2.00g、7.26mmol、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=277.0(M+H)。
ステップ2:3-クロロ-6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの調製。1,4-ジオキサン(18mL)中の4-ブロモ-3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(1.0g、3.6mmol)の溶液に、2-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(1.1g、4.7mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.21g、0.18mmol)、および炭酸ナトリウム水溶液(2M、9.1mL、18mmol)を添加した。反応混合物をN2でスパージし、90℃で4時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、5分間超音波処理した。得られた沈殿物を真空濾過によって単離し、Et2Oでフィルター上で洗浄して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(0.4g、1.4mmol、収率38%)を得た。MS(apci)m/z=292.1(M+H)。
ステップ3:tert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMSO(1mL)中の3-クロロ-6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン(0.100g、0.343mmol)の溶液に、DIEA(0.296mL、1.71mmol)およびtert-ブチル((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.139g、0.686mmol)を添加した。反応混合物を95℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、0℃に冷却した。得られた沈殿物を真空濾過によって単離し、次いで、1:1のMTBE/ペンタン中に取り込んだ。スラリーを20分間超音波処理し、固体を真空濾過によって単離して、ステップ4に十分な純度で標題化合物(0.148g、0.312mmol、収率91.1%)を得た。MS(apci)m/z=474.15(M+H)。
ステップ4:(3S,4S)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((6-メトキシピリジン-3-イル)オキシ)ピロリジン-3-アミンの調製。1:1のTHF/DCM(0.8mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(0.040g、0.0844mmol)の溶液に、6-メトキシピリジン-3-オール(0.0211g、0.169mmol)およびトリフェニルホスファン(0.0443g、0.169mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、DCMで抽出した。PSフリットを使用して組み合わせた有機抽出物を乾燥させ、真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製した。所望の生成物を含む画分を真空中で濃縮し、残渣をIPA中の6M HClに取り込み、2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、水および2M NaOH中に取り込み、次いで、DCMで抽出した。PSフリットを使用して組み合わせた有機抽出物を乾燥させ、真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~35%の[9:1 MeOH/NH4OH]によって精製して、標題化合物(0.004g、0.00832mmol、収率9.85%)を得た。MS(apci)m/z=481.2(M+H)。
4-((1-(5-(3-クロロ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)ベンゾニトリル
DMA(0.5mL)中の1-((3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)-2-メチルプロパン-2-オール(中間体P85、0.026g、0.077mmol)の溶液に、TEA(0.024g、0.23mmol)および4-(ピペリジン-4-イルオキシ)ベンゾニトリル(0.023g、0.12mmol)を添加した。反応混合物を105℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水でクエンチし、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物をを無水Na2SO4(s)で乾燥させ、真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(0.012mg、0.023mmol、収率30%)を得た。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
4-(ピペリジン-4-イルオキシ)ベンゾニトリルを適切なアミン試薬で置き換えて、実施例426の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表AAA中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(3-(ピロリジン-1-イル)プロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロピコリンアミド
DMA(0.692mL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロピコリンアミド(中間体P86、0.035g、0.0692mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.0478g、0.346mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、次いで、1-(3-クロロプロピル)-ピロリジン(0.0204g、0.138mmol)を添加し、反応混合物を60℃で5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を分取HPLC(勾配溶出液として水中5~75%のACN[+2%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(0.0186g、0.0301mmol、収率43.6%)を得た。MS(apci)m/z=617.3(M+H)。
1-(3-クロロプロピル)-ピロリジンを適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例432の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表BBB中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
DMA(0.7mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P87、30.3mg、0.0670mmol)の溶液に、4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(24.9mg、0.134mmol)および炭酸セシウム(109mg、0.335mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(22.3mg、0.0394mmol、収率58.9%)を得た。MS(apci)m/z=566.3(M+H)。
4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩を適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例437の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表CCC中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(1mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P87、44.8mg、0.0990mmol)の溶液に、tert-ブチル3-(ブロモメチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(53.1mg、0.198mmol)および炭酸セシウム(161mg、0.495mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、63mg、収率0.099mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=640.25(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミドの調製。DCM(0.5mL)中のtert-ブチル3-(((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの溶液を、TFA(0.5mL、6.5mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2ステップで29.5mg、0.055mmol、収率55.2%)を得た。MS(apci)m/z=540.3(M+H)。
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミドの調製。1:1のDCM:MeOH(1.1mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(29.5mg、0.055mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(21μL、0.273mmol)、続いてNaBH(AcO)3(58mg、0.273mmol)を添加した。得られた反応混合物を周囲温度で30分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(24mg、収率78%)を得た。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
1:1のDCM/MeOH(1.1mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P88、32.7mg、0.0579mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.0218mL、0.290mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(61.4mg、0.290mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21.4mg、0.0370mmol、収率63.9%)を得た。MS(apci)m/z=579.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
ホルムアルデヒドをアセトアルデヒドで置き換えて、実施例442の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=593.4(M+H)。
N-(1-(5-(6-(2-(4-acetylピペラジン-1-イル)エトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
DCM(1mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P88、46.4mg、0.0822mmol)の溶液に、TEA(0.0557mL、0.411mmol)、次いで塩化アセチル(0.164mL、0.164mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中1~30%の[MeOH+2%NH4OH])によって精製し、標題化合物(24.7mg、0.0407mmol、収率49.5%)を得た。MS(apci)m/z=607.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド
ステップ1:tert-ブチル(2-((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメートの調製。DMA(1.5mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P87、64.2mg、0.142mmol)の溶液に、2-(Boc-アミノ)エチルブロミド(63.6mg、0.284mmol)および炭酸セシウム(231mg、0.709mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、84.6mg、0.142mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=596.3(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミドの調製。DCM(0.75mL)中のtert-ブチル(2-((4-(6-(4-ベンズアミド-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメート(84.6mg、0.142mmol)の溶液を、TFA(0.75mL、9.8mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2ステップで17.9mg、0.0361mmol、収率25.5%)を得た。MS(apci)m/z=496.2(M+H)。
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミドの調製。1:1のDCM:MeOH(0.5mL)中のN-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ベンズアミド(18mg、0.036mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(27μL、0.36mmol)、続いてNaBH(AcO)3(77mg、0.36mmol)を添加した。得られた反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)で処理し、4:1のDCM:IPAで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(9mg、収率49%)を得た。MS(apci)m/z=524.3(M+H)。
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(1mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、106.2mg、0.3762mmol)の溶液に、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(201.6mg、0.9406mmol)および炭酸セシウム(858.1mg、2.634mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM中に抽出した。組み合わせた有機抽出物をを無水Na2SO4(s)で乾燥させ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(159.2mg、0.3274mmol、収率87.01%)を得た。MS(apci)m/z=477.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(0.136mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P89、25.6mg、0.0680mmol)の溶液に、2-ピコリン酸(10.9mg、0.0884mmol)、HATU(31.0mg、0.0816mmol)、およびDIEA(0.0474mL、0.272mmol)を添加した。反応混合物を室温で72時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で洗浄し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中50~100%のEtOAc、次いでEtOAc中0~10%のMeOH)によって精製して、標題化合物(23mg、0.0473mmol、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ニコチンアミド
2-ピコリン酸をニコチン酸で置き換えて、実施例447の合成について記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-((5-フルオロ-2-メチルベンジル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.315mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル塩酸塩(中間体P89、26mg、0.0630mmol)の溶液に、TEA(0.018mL、0.126mmol)を添加し、5分間撹拌し、その時点で、5-フルオロ-2-メチルベンズアルデヒド(13.0mg、0.0944mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(66.7mg、0.315mmol)を添加した。反応混合物を室温で撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(20mg、0.0401mmol、収率63.7%)を得た。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-シクロプロピルアセトアミド
DCM(0.5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P89、4.3mg、0.0114mmol)の溶液に、DIEA(2.95mg、0.0228mmol)および2-シクロプロピルアセチルクロリド(1.63mg、0.0137mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、4:1のDCM/IPAで希釈した。混合物を2M HCl、水、および飽和NaHCO3(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物をを無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(2.3mg、0.00502mmol、収率43.9%)を得た。MS(apci)m/z=459.2(M+H)。
2-シクロプロピルアセチル塩化物を適切な塩化アシルまたはクロロホルメートで置き換えて、実施例450の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表DDD中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMA(0.882mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P90、40mg、0.0882mmol)の溶液に、4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(32.8mg、0.176mmol)および炭酸セシウム(144mg、0.441mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、C-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(15.0mg、0.0265mmol、収率30.0%)を得た。MS(apci)m/z=567.3(M+H)。
4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩を適切なハロゲン化アルキルで置き換えて、実施例453の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表EEE中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
N-(1-(5-(6-(アゼチジン-3-イルメトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(0.882mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P90、40mg、0.088mmol)の溶液に、3-ブロモメチル-アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(22mg、0.088mmol)および炭酸セシウム(144mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、C-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(15.0mg、0.0265mmol、収率30.0%)を得た。MS(apci)m/z=623.3(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(6-(アゼチジン-3-イルメトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM:TFA(883μL)の1:1(v/v)混合物中のtert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)アゼチジン-1-カルボキシレート(55mg、0.088mmol)の溶液を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(46mg、0.088mmol、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=523.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(1.760mL)中のN-(1-(5-(6-(アゼチジン-3-イルメトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例459、46mg、0.088mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.066mL、0.88mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(93mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(9.4mg、0.017mmol、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=537.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル(2-((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメートの調製。DMA(0.882mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P90、40mg、0.088mmol)の溶液に、2-(Boc-アミノ)エチルブロミド(20mg、0.088mmol)および炭酸セシウム(144mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を70℃で3時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、C-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(理論上の収率、53mg、収率0.088mmolと仮定)を得た。MS(apci)m/z=597.3(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM:TFAの1:1(v/v)混合物(0.89mL)中のtert-ブチル(2-((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)カルバメート(53mg、0.089mmol)の溶液を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ3に十分な純度で標題化合物(2ステップで34mg、0.068mmol、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
ステップ3:N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM(1.369mL)中のN-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(34mg、0.0685mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.051mL、0.685mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(72.6mg、0.342mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られたフィルムをDCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(10.5mg、0.0198mmol、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=525.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(0.882mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P90、40mg、0.088mmol)の溶液に、1-boc-3-ブロモメチル-アゼチジン(24mg、0.088mmol)および炭酸セシウム(144mg、0.44mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、水および飽和NaCl(aq)で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、C-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(54mg、0.084mmol、収率96%)を得た。MS(apci)m/z=641.3(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM:TFAの1:1(v/v)混合物(0.84mL)中のtert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(6-(4-メチル-4-(ピコリンアミド)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(54mg、0.084mmol)の溶液を、室温で1時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、飽和NaCl(aq)および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(5.0mg、収率11%)を得た。MS(apci)m/z=541.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロ-1-メチルアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(1.295mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例462、35mg、0.065mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.048mL、0.65mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(69mg、0.32mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(19mg、0.034mmol、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=555.3(M+H)。
N-(1-(5-(6-(2-(4-acetylピペラジン-1-イル)エトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(0.619mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P91、35mg、0.0619mmol)の溶液に、TEA(0.00862mL、0.0619mmol)および塩化アセチル(0.124mL、0.124mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、水および塩水で連続的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(27.7mg、0.0456mmol、収率73.7%)を得た。MS(apci)m/z=608.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(1.414mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P91、40mg、0.0707mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.0526mL、0.707mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(74.9mg、0.354mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+0.1%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および飽和NaCl(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%のMeOH)によって精製し、標題化合物(15.4mg、収率37.6%)を得た。MS(apci)m/z=580.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソプロピル-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(0.942mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸(中間体P92、38.2mg、0.0942mmol)の溶液に、HATU(43.0mg、0.113mmol)、DIEA(0.033mL、0.188mmol)、およびプロパン-2-アミン(0.009mL、0.104mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた粗製残渣をC-18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~95%のACN[+2%TFA])によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(32.4mg、0.0726mmol、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=447.2(M+H)。
プロパン-2-アミンを適切なカップリングパートナーで置き換えて、実施例466の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表FFF中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を用いたクロマトグラフィー精製後(および必要ならば遊離塩基に変換した)、標題化合物をきれいに単離した。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMSO(6.1mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;2.535g、7.768mmol)の溶液を、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(1.998mg、9.322mmol)およびDIEA(4.06mL、23.3mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水中に注ぎ、80mLのヘプタンで希釈し、1時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体を25mLの水、次いで25mLのヘプタンですすいだ。単離した固体を真空下で18時間乾燥させて、ステップ2に十分な純度で標題化合物(4.04g、収率99.9%)を得た。MS(apci)m/z=521.3(M+H)。
ステップ2:4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。DCM(20mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(4.04g、7.76mmol)の溶液を0℃に冷却した。反応物をTFA(5.98mL)で処理し、室温に加温した。周囲で30分間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をMeOH(20mL)に溶解し、0℃に冷却し、次いで、2-プロパノール中の塩酸5~6N溶液(15.5mL、77.5mmol)で処理し、0℃で15分間撹拌した。反応物を20mLのMTBEで希釈し、濾過し、固体を20mLの1:1 MTBE:MeOHですすいだ。単離した固体を真空下で乾燥させて、標題化合物(3.37g、収率88%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=421.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(3.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、0.500g、1.77mmol)の溶液に、TEA(0.741mL、5.31mmol)およびピペリジン-4-オール(269mg、2.66mmol)を添加した。反応混合物を70℃で5時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を氷水に注ぎ入れた。得られた固体を真空濾過によって単離して、標題化合物(501mg、1.38mmol、収率77.8%)を得た。MS(apci)m/z=364.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルチオ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMA(1.6mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;210mg、0.64mmol)および2-(ピペリジン-4-イルsulfanyl)ピリジン(357mg、1.84mmol)の溶液に、TEA(628μL、4.50mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10~90%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(20mg、収率61%)を得た。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
ステップ1:tert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメートの調製。DMSO(0.57mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;200mg、0.57mmol)およびtert-ブチル((1R,5S,6r)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(169mg、0.80mmol)の溶液に、DIEA(298μL、1.71mmol)を添加した。反応混合物をN2(g)雰囲気下において90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水(5.7mL)で希釈した。懸濁液を濾過し、固体を水(3×5mL)、次いでMTBE(3×5mL)ですすいだ。MTBE濾液を真空中で濃縮しながら、単離した固体を真空下で乾燥させた。濾液残渣をC18逆相クロマトグラフィー(水中5~50%のACN)によって精製した。沈殿した残渣およびクロマトグラフィー生成物を組み合わせ、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(292mg、収率98%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=519.20(M+H)。
4-(6-((1R,5S,6r)-6-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩
MeOH(571μL)中のtert-ブチル((1R,5S,6r)-3-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)カルバメート(実施例507A;148mg、0.29mmol)の溶液に、HCl(濃縮)(476μL、5.71mmol)を滴下した。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。反応物をEtOAc(1mL)で希釈し、周囲温度で10分間撹拌した。MTBE(1mL)を添加し、懸濁液を形成した。懸濁液を濾過し、固体をMTBE中10%のMeOH(3×1mL)ですすいで、標題化合物(114mg、収率81%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=419.15(M+H)。
4-(6-(4-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。DMA(2.09mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;205mg、0.628mmol)およびtert-ブチルピペリジン-4-イルカルバメート(252mg、1.26mmol)の溶液に、DIEA(549μL、3.14mmol)を添加した。反応物を95℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、319mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=507.20(M+H)
ステップ2:4-(6-(4-アミノピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(3.15mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(319mg、0.63mmol)の溶液に、TFA(3.14mL、40.9mmol)を添加した。反応物を周囲温度で30分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をDCMに再懸濁し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1~0.9%のNH4OHを含むDCM中1~9%のMeOH)を使用して精製して、標題化合物(37mg、収率53%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=407.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DMSO(5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67;503mg、1.19mmol)、5-フルオロ-2-メチル安息香酸(552mg、3.58mmol)、およびHATU(1.36g、3.58mmol)の溶液に、DIEA(1.7mL、9.55mmol)を添加した。反応物を周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をTHF(4mL)で希釈し、NaOH(5.97mL、11.9mmol)で処理し、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。AcOHを用いてpHをpH5に調整し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカクロマトグラフィー(50~100%のヘキサン対EtOAc)を使用して残渣を精製して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(534mg、収率92%)を得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCM(2mL)中のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例446、100mg、0.210mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。粗製反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中5~50%の[MeOH+2%NH4OH])によって直接精製して、標題化合物(20mg、0.0531mmol、収率25.3%)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(3mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P67;256mg、0.608mmol)、3-クロロピコリン酸(287mg、1.82mmol)、およびHATU(294mg、1.82mmol)の溶液に、DIEA(0.74mL、4.25mmol)を添加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(10mL)および4:1AcOH:水(10mL)で洗浄し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を4:1のAcOH:水、次いで塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をTHF(4mL)および2M NaOH(6mL)で希釈した。溶液を真空中で濃縮した。残渣をDCM(2mL)に再懸濁し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに再懸濁し、Pl-HCO3樹脂を通過させて遊離塩基生成物を溶出した。有機溶出液を真空中で濃縮し、DCM/ヘキサンを使用して再結晶化させて、標題化合物(226mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
4-(6-(4-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル4-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製。DMF(2.2mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(175mg、0.869mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(60%w/w、41.7mg、1.04mmol)を添加した。反応物を周囲温度で10分間撹拌した。2,3-ジフルオロピリジン(100mg、0.869mmol)を添加し、反応物を60℃で一晩撹拌した。反応物を周囲温度に冷却し、DCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、ステップ2に十分な純度で標題化合物(定量的収率、258mgと仮定)を得た。MS(apci)m/z=197.2(M-Boc)。
ステップ2:3-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン塩酸塩の調製。4.3mLのDCM中のtert-ブチル4-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(258mg、0.869mmolと仮定)の溶液に、TFA(4.3mL、55.8mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに再懸濁し、で処理し、ジオキサン(4mL)中4N HClで処理した。溶液を周囲温度で15分間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、二塩酸塩として標題化合物を得て、それをさらに精製せずに次のステップで使用した。MS(apci)m/z=197.1(M+H)。
ステップ3:4-(6-(4-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMA(0.817mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42;40mg、0.123mmol)および3-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン二塩酸塩(66mg、0.245mmol)の混合物に、TEA(103μL、0.735mmol)を添加した。反応混合物を95℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水および塩水で洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩を飽和Na2CO3(aq)で処理し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(17mg、収率28%)を得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミド
DMSO(500μL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P93;31.8mg、0.119mmol)、N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミド(中間体R18;45mg、0.218mmol)、およびDIEA(62.1μL、0.356mmol)の混合物を、90℃で2日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、0℃に冷却し、得られた懸濁液を濾過した。固体を水ですすぎ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として30~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(11.5mg、収率21%)を得た。MS(apci)m/z=455.15(M+H)。
トランス-tert-ブチル1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P93;201.7mg、0.7519mmol)、tert-ブチル(3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート(トランス異性体の混合物)(259.8mg、1.128mmol)、およびDIEA(394.0μL、2.256mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、0℃に冷却した。得られた懸濁液を濾過し、固体を冷水ですすぎ(3×)、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として30~70%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(299.8mg、収率83%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P93;158.5mg、0.5909mmol)およびtert-ブチル((3S,4S)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(216.3mg、1.000mmol)の溶液を、DIEA(516.0μL、2.954mmol)で処理し、次いで、100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。固体を水ですすぎ(3×)、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(335.8mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=465.2(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P94;50mg、0.11mmol)およびDIEA(120μL、0.69mmol)の溶液を0℃に冷却し、次いで、塩化イソバレリル(33μL、0.27mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で10分間、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製し、次いで、再び、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中20~80%ACNを使用する)によって再び精製して、TFA塩として標題化合物をきれいに提供した。TFA塩を飽和NaHCO3(aq)と4:1のDCM:iPrOHとに分配し、PSフリットを通過させた。有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(2.0mg、収率3%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミド
DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P94;50mg、0.11mmol)およびDIEA(120μL、0.686mmol)の溶液を、1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボン酸(46.1mg、0.274mmol)およびHATU(104mg、0.274mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で1.5時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(18.4mg、収率26%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=515.2(M+H)。
1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミド(実施例493)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表GGG中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(1.5,L)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P93;26.5mg、0.0988mmol)、イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19、パートB;72.3mg、0.305mmol)およびCs2CO3(s)(322mg、0.988mmol)混合物を100℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却した。不完全な反応混合物を追加のイソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(72.3mg、0.305mmol)および数滴のDIEAで処理した。周囲温度で6日間撹拌した後、反応混合物を水で希釈し、追加のDCMで抽出した(4×)。組み合わせたDCM抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(5.1mg、収率12%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
3-クロロ-6-メトキシ-4-(6-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン
圧力容器内で、DMSO(200μL)中の3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(実施例417、ステップ2;30mg、0.11mmol)、2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(29mg、0.16mmol)、およびCs2CO3(s)(176mg、0.54mmol)の混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を2N NaOH(aq)(2mL)中に注ぎ、PSフリット内でDCM中10%のiPrOH(2×3mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(22mg、収率47%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=436.1(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(3mL)中の3-クロロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン(実施例417、ステップ2;26.5mg、0.0954mmol)、イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19;70.9mg、0.299mmol)、およびCs2CO3(s)(311mg、0.954mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却した。不完全な反応混合物を追加のイソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間田R19、パートB;70.9mg、0.299mmol)および数滴のDIEAで処理した。周囲温度で6日間撹拌した後、反応混合物を水とDCMとに分配し、次いで、追加のDCMで抽出した(3×)。DCM抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(1.8mg、収率3%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=458.15(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド
DMSO(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、176.2mg、0.6242mmol)およびN-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド塩酸塩(中間体R21;270mg、1.212mmol)の溶液をDIEA(545.1μL、3.121mmol)で処理した。反応混合物を90℃で一晩撹拌し、次いで、周囲温度に冷却し、水で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、固体を水ですすぎ(3×)、次いで、真空中で乾燥させた。粗製固体をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中5~95%のACNを使用する)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOHに懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(5.5mg、収率77%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド塩酸塩を適切な市販のピロリジンで置き換えて、N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド(実施例500)の調製、単離、および精製について記載したものと同様の方法を用いて、表HHH中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視した。それに応じて反応時間を調整した。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-((トランス)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:4-(6-((トランス)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DMSO(4.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、252.1mg、0.8931mmol)の溶液を、tert-ブチル((3R,4R)-4-メトキシピロリジン-3-イル)カルバメート(386.3mg、1.786mmol)およびDIEA(311.1μL、1.786mmol)で処理した。反応混合物を90℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、水(3×)および塩水(1×)で洗浄した。有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、次いで、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣を1:1のDCM:TFA(4.5mL)に溶解し、周囲温度で30分間撹拌し、その後、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(125.8mg、収率37%)を得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
ステップ2:N-((トランス)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DCM(1.2mL)中の4-(6-((トランス)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(46.0mg、0.122mmol)の溶液を、塩化イソバレリル(29.6μL、0.243mmol)およびTEA(84.7μL、0.608mmol)で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~60%のDCM-アセトンを使用する)によって直接精製して、標題化合物(45.6mg、収率81%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=463.3(M+H)。
N-((トランス)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メトキシピロリジン-3-イル)ベンズアミド
DCM(1.2mL)中の4-(6-((トランス)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例503、ステップ1:46.5mg、0.1229mmol)の溶液を、塩化ベンゾイル(28.53μL、0.2457mmol)およびTEA(85.63μL、0.6144mmol)で処理し、次いで、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として5~60%のDCM-アセトンを使用する)によって直接精製して、標題化合物(45.6mg、収率81%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=483.3(M+H)。
N-((3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:tert-ブチル((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。THF(1mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P61、49.1mg、0.106mmol)、DIAD(41.1μL、0.211mmol)、ジフェニルホスホラジデート(58.2mg、0.211mmol)、およびPPh3(55.4mg、0.211mmol)の混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~70%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(51mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=448.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-アジドピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。ジオキサン(1.0mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(51mg、0.10mmol)の溶液を、濃縮HCl(aq)(6.3μL、0.21mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(48mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=390.15(M+H)。
ステップ3:N-((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DCM(1mL)中の4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-アジドピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(48mg、0.104mmol)およびDIEA(90.7μL、0.519mmol)の0℃溶液を、塩化イソバレリル(15.2μL、0.125mmol)の滴下により処理した。冷却浴を除去し、得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~80%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(40.1mg、収率82%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=474.2(M+H)。
ステップ4:N-((3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。THF(1mL)中のN-((3S,4S)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド(40.1mg、0.0847mmol)およびPPh3(44.4mg、0.169mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物を水(0.1mL、0.0847mmol)で希釈し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。続いて、追加の水(0.1mL、0.0847mmol)を導入し、反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応が不完全なままであったため、追加の水(0.1mL、0.0847mmol)を導入し、混合物を55℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水-ACNを使用する)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOHに懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(5.5mg、収率14%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=448.2(M+H)。
N-((3R,4R)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:tert-ブチル((3R,4R)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメートの調製。THF(1mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)カルバメート(中間体P60、52.9mg、0.114mmol)、DIAD(44.3μL、0.228mmol)、ジフェニルホスホラジデート(62.7mg、0.228mmol)、およびPPh3(59.7mg、0.228mmol)の混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~70%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(55mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=490.2(M+H)。
ステップ2:4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-アジドピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。ジオキサン(1.0mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(55mg、0.11mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(6.8μL、0.22mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(52mg、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=390.1(M+H)。
ステップ3:N-((3R,4R)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DCM(1mL)中の4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-アジドピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(52mg、0.112mmol)およびDIEA(98.2μL、0.562mmol)の冷たい(0℃)溶液を、塩化イソバレリル(16.5μL、0.135mmol)の滴下で処理した。冷却浴を除去し、得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~80%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(55.3mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=474.2(M+H)。
ステップ4:N-((3R,4R)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。THF(9.57μL)中のN-((3R,4R)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)-3-メチルブタンアミド(55.3mg、0.117mmol)およびPPh3(61.3mg、0.234mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物を水(2.10μL、0.117mmol)で希釈し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。反応が不完全なままであったため、追加の水(2.10mL、0.117mmol)を導入し、混合物を55℃で5日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水-ACNを使用する)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOHに懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して濾過した。濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(5.2mg、収率10%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=448.2(M+H)。
エチル 1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート
DMSO(3mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、103.4mg、0.3663mmol)、エチルピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩(中間体R22;242.3mg、1.251mmol)、およびTEA(510.6μL、3.663mmol)の混合物を60℃で6日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水とDCMとに分配した。得られた二相混合物をDCM(3倍)、次いで4:1のDCM/iPrOHで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~25%のDCM/MeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(66.3mg、収率41%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=420.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イルイソプロピルカルバメート
DCM(1mL)中の2-イソシアノトプロパン(50.5mg、0.593mmol)および12M HCl(aq)(0.1mL、0.0825mmol)を6-エトキシ-4-(6-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P52、30mg、0.0825mmol)に添加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~80%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(6.0mg、収率16%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=449.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミド
DMSO(500mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、32.1mg、0.114mmol)、N-イソプロピルピペリジン-4-スルホンアミド(中間体R18;45mg、0.218mmol)、およびDIEA(59.6μL、0.341mmol)の混合物を90℃で2日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、0℃に冷却し、得られた懸濁液を濾過した。固体を水ですすぎ、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として30~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(9.8mg、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=469.2(M+H)。
トランス-tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-((3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(2.0mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、106.1mg、0.3759mmol)、tert-ブチル(3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート(トランス異性体の混合物)(173.1mg、0.7517mmol)、およびCs2CO3(s)(612.3mg、1.879mmol)の混合物を60℃で4日間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、水で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、固体を水ですすいだ。粗製固体をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~60%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(154mg、収率83%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=493.2(M+H)。
トランス-4-(6-((3R,4R)-4-アミノ-3-メトキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
tert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例510;181mg、0.367mmol)をDCM(3mL)に懸濁し、TFA(1.5mL、19mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMと飽和NaHCO3(aq)とに分配し、次いで、4:1のDCM:iPrOH(3×)、次いでEtOAcで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(45.4mg、収率32%)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、177.8mg、0.6299mmol)およびtert-ブチル((3R,4R)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(199mg、0.9201mmol)の溶液を、DIEA(55.01μL、3.149mmol)で処理し、90℃で2日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。固体を水ですすぎ(3×)、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(255.2mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=479.2(M+H)。
tert-ブチル((3R,4R)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメートを適切な市販のピペリジンで置き換えて、tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例512)の調製、単離、および精製について記載したものと同様の方法を用いて、表III中の化合物を調製した。反応を90~95℃で実施し、LCMSにより反応の完了を監視した。それに応じて反応時間を調整した。
tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(1mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例512;51.8mg、0.108mmol)および2-ブロモ-N,N-ジメチルエタン-1-アミン臭化水素酸塩(25.2mg、0.108mmol)の溶液を、DIEA(189μL、1.08mmol)で処理した。周囲温度で一晩撹拌した後、5mgのNaHを導入した。反応物を周囲温度で3日間撹拌した後、1mL DCM中の追加の2-ブロモ-N,N-ジメチルエタン-1-アミン臭化水素酸塩(25.2mg、0.108mmol)およびDIEA(189μL、1.08mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物をきれいに提供した。TFA塩をMeOHに懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(2.7mg、収率5%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=550.2(M+H)。
tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピペリジン-4-イル)カルバメート
tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例512)をtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例513)で置き換えて、tert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例516)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=550.3(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例513;174.3mg、0.36mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(22.13μL、0.7284mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をMeOHに溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(137mg、収率96%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.15(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例518;50mg、0.132mmol)およびDIEA(115μL、0.661mmol)の溶液を、0℃で20分間撹拌した。冷たい溶液を塩化イソバレリル(32.2μL、0.264mmol)の滴下で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~80%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(30.9mg、収率51%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=463.25(M+H)。
N-((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例514;293.5mg、0.6133mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(100.7μL、1.227mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(276mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
ステップ2:N-((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DCM(2mL)中の4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(112mg、0.2481mmol)の溶液を、DIEA(433.4μL、2.481mmol)で処理し、次いで、0℃で5分間撹拌した。冷たい溶液を塩化イソバレリル(60.51μL、0.4963mmol)の滴下で処理した。冷却浴を除去し、得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(115.7mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
N-((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:4-(6-((3S,4R)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例515;341.5mg、0.7136mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(117.2μL、1.427mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(322mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
ステップ2:N-((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4R)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(160.4mg、0.3554mmol)の溶液を、DIEA(620.7μL、3.554mmol)で処理し、次いで、0℃で5分間撹拌した。冷たい溶液を塩化イソバレリル(86.65μL、0.7108mmol)の滴下で処理した。冷却浴を除去し、得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(63.4mg、収率39%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミド
ステップ1:4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩の調製。ジオキサン(3.0mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例513;845.1mg、1.766mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(290.0μL、3.532mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(797mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=379.3(M+H)。
ステップ2:N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミドの調製。DCM(1mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(61.6mg、0.136mmol)および1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボン酸(45.9mg、0.273mmol)の溶液を、DIEA(119μL、0.682mmol)およびHATU(104mg、0.273mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中20~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(45.5mg、収率63%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=529.25(M+H)。
1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミド(実施例522)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表JJJ中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。注記(*)がある場合、DCMおよび水の反応混合物の希釈からなる水性の後処理をクロマトグラフィーによる精製の前に行った。
トランス-3-クロロ-N-(()-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メトキシピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMSO(500μL)中のトランス-4-(6-(()-4-アミノ-3-メトキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例511;26.5mg、0.0675mmol)の溶液を、3-クロロピコリン酸(21.3mg、0.135mmol)、DIEA(59.0μL、0.338mmol)、およびHATU(51.3mg、0.135mmol)で逐次的に処理した。混合物を周囲温度で2.5時間撹拌し、次いで、DCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(21.5mg、収率60%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=532.2(M+H)。
3-クロロ-N-((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(2mL)中の4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(実施例520、ステップ1;164mg、0.3634mmol)を、DIEA(634.6μL、3.634mmol)、3-クロロピコリン酸(229.0mg、1.453mmol)、およびHATU(276.3mg、0.7267mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(241.1mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
3-クロロ-N-((3S,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4R)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(実施例521、ステップ1;161.6mg、0.3580mmol)の溶液を、DIEA(625.3μL、3.580mmol)、3-クロロピコリン酸(225.6mg、1.432mmol)、およびHATU(272.3mg、0.7161mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(241.1mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
トランス-イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-メトキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(500μL)中のトランス-4-(6-(4-アミノ-3-メトキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例511;50mg、0.13mmol)およびDIEA(4.45μL、0.0255mmol)の溶液を、イソプロピルカルボノクロリデート(2.34mg、0.0191mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~80%のヘキサン/EtOAc)によって直接精製して、標題化合物(6.3mg、定量的収率)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=479.15(M+H)。
イソプロピル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(2mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例518;50mg、0.13mmol)およびDIEA(120μL、0.69mmol)の溶液を0℃で20分間撹拌した。冷たい溶液をクロロギ酸イソプロピル(33μL、0.26mmol)で処理し、得られた混合物を周囲温度で3日間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中30~90%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(60mg、収率98%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=465.2(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イルイソプロピルカルバメート
DMSO(1.0mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、26.4mg、0.0935mmol)、4-メチルピペリジン-4-イルイソプロピルカルバメート塩酸塩(中間体R24;50mg、0.211mmol)、およびCs2CO3(s)(400mg、1.23mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却した。反応混合物をDCMと水とに分配し、次いで、DCM(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、次いで、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣を最初にシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%ヘキサン/EtOAcを使用する)によって、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中0~70%の水/ACN)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMと飽和NaHCO3(水溶液)との間で分配し、二相混合物をDCM(2×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2.7mg、収率6%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
6-エトキシ-4-(6-(4-((3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(1.0mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P89、16.1mg、0.0428mmol)、2,3-ジフルオロ-6-メチルピリジン(28.7mg、0.222mmol)、およびCs2CO3(s)(139.3mg、0.4277mmol)の混合物を60℃で4日間撹拌した。続いて、追加の2,3-ジフルオロ-6-メチルピリジン(28.7mg、0.222mmol)を導入し、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。反応がまだ十分に進行していなかったため、混合物を周囲温度に冷却し、DIEA(数滴)を添加した。得られた混合物を周囲温度で7日間撹拌した。反応混合物をDCMと水とに分配し、次いで、DCM(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、次いで、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(2.1mg、収率10%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
tert-ブチル(1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)シクロペンチル)カルバメート
DMA(445μL)中の1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロペンタン-1-カルボン酸(24mg、0.11mmol)の溶液を、HATU(41mg、0.11mmol)、4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P95;40mg、0.089mmol)、およびDIEA(78μL、0.45mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空濾過した。固体をDMA(3×0.2mL)およびヘプタン(3×0.5mL)で逐次的に洗浄し、次いで、真空中で乾燥させた。濾液を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~60%のACNを使用する)によって精製した。濾過からの固体をクロマトグラフィーからの純粋な画分と組み合わせて、標題化合物(50mg、収率96%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=588.3(M+H);610.2(M+Na)。
1-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロペンタン-1-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、tert-ブチル(1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)シクロペンチル)カルバメート(実施例534)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表KKK中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。濾液のクロマトグラフィーによる精製を適切な勾配溶出液で置き換えて、実施例534の合成に使用したものと同様の方法に続いて、懸濁液を生成した反応物を後処理/精製した。溶液を生成した反応物については、適切な勾配溶出液を使用して反応混合物をクロマトグラフィーによる精製に直接供した。いずれの方法も、示される標題化合物のきれいな単離を可能にした。
1-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)シクロペンタン-1-カルボキサミド二塩酸塩
DCM(766μL)中のtert-ブチル(1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)シクロペンチル)カルバメート(実施例534;45mg、0.077mmol)の溶液を、iPrOH中の5~6N HCl(306μL、1.5mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られたスラリーをMTBE(1mL)で希釈し、真空濾過した。固体をMTBEですすぎ(3×1mL)、真空中で乾燥させて、標題化合物(26mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=488.3(M+H);510.2(M+Na)。
4-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボキサミド二塩酸塩
DCM(497μL)中のtert-ブチル(4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)カルバメート(実施例540;30mg、0.050mmol)の溶液を、iPrOH中の5~6N HCl(199μL、0.99mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られたスラリーをMTBE(1mL)で希釈し、真空濾過した。固体をMTBEですすぎ(3×1mL)、真空中で乾燥させて、標題化合物(28mg、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=504.3(M+H);526.2(M+Na)。
1-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド二塩酸塩
DCM(436μL)中のtert-ブチル(1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)シクロブチル)カルバメート(実施例537;25mg、0.044mmol)の溶液を、iPrOH中の5~6N HCl(174μL、0.87mmol)で処理し、次いで、周囲温度で3時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(24mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=474.2(M+H);496.2(M+Na)。
tert-ブチル(1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)シクロブチル)カルバメート(実施例537)を表KKKからの適切なBoc保護アミノで置き換えて、1-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド二塩酸塩(実施例546)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表LLL中の化合物を調製した。
(S)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)アゼチジン-2-カルボキサミド
DCM(357μL)中のtert-ブチル(S)-2-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバモイル)アゼチジン-1-カルボキシレート(実施例539;40mg、0.071mmol)の溶液を、TFA(55μL、0.71mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(0.5mL)に溶解し、塩基性樹脂(StratoSpheres Pl-HCO3)を通して溶出し、追加のMeOH(3×0.5mL)ですすいだ。組み合わせたMeOH濾液を真空中で濃縮して、白色の固体として標題化合物をきれいに得た。MS(apci)m/z=460.2(M+H);482.2(M+Na)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-1-(ジメチルアミノ)シクロペンタン-1-カルボキサミド
DCM(428μL)中の1-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)シクロペンタン-1-カルボキサミド二塩酸塩(実施例544;24mg、0.0428mmol)およびホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中37重量%;31.9μL、0.428mmol)の溶液を、NaBH(AcO)3(45.4mg、0.214mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として水中5~75%のACNを使用する)によって直接精製して、標題化合物(21mg、収率94%)を得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H);538.2(M+Na)。
1-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)シクロペンタン-1-カルボキサミド二塩酸塩(実施例544)を列挙されたアミンで置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-1-(ジメチルアミノ)シクロペンタン-1-カルボキサミド(実施例551)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表MMM中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
シクロプロピルメチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(500μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P89、15.9mg、0.0422mmol)およびDIEA(14.6μL、0.0845mmol)の溶液を、シクロプロピルメチルカルボノクロリデート(6.82mg、0.0507mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~80%のヘキサン/EtOAc)によって直接精製して、標題化合物(13.4mg、収率66%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=475.2(M+H)。
シクロプロピルメチルカルボノクロリデートを適切なカルボノクロリデートで置き換えて、シクロプロピルメチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例555)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表NNN中の化合物を調製した。注記(*)がある場合、カルボノクロリデートは試薬セクションで調製され、その他の場合では市販の試薬を利用した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
4-(6-(4-アミノ-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)
DMF(2mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P56、40mg、0.10mmol)の懸濁液を、NaH(鉱物油中60重量%;41mg、1.0mmol)および4-(2-クロロエチル)モルホリン(76mg、0.51mmol)で逐次的に処理した。50℃で4時間撹拌した後、反応混合物を周囲温度に冷却し、水(2mL)でクエンチした。クエンチした混合物を真空中で濃縮して乾燥させた。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製して、標題化合物(40mg、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=506.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(1.0mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル)(実施例561;25mg、0.030mmol)の溶液を、TEA(8.3μL、0.059mmol)および塩化イソバレリル(4.3μL、0.036mmol)で逐次的に処理し、次いで、周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、得られた残渣をシリカクロマトグラフィー(DCM中0~7%のMeOH)によって精製して、標題化合物(1.7mg、収率10%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=590.3(M+H)。
6-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMF(1mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル)(実施例561;25mg、0.049mmol)の懸濁液を、DIEA(35μL、0.20mmol)、6-クロロピコリン酸(16mg、0.099mmol)、およびHATU(38mg、0.099mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で15時間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和NaHCO3(aq)および水で逐次的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(DCM中0~7%のMeOH)によって直接精製して、標題化合物(21mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=645.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
6-クロロピコリン酸を3-クロロピコリン酸で置き換えて、6-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例563)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(12mg、収率52%)を調製し、後処理した。MS(apci)m/z=645.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-イル)-4-メチルベンゼンスルホンアミド
不活性雰囲気(N2(g))下で、DMA(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-(1-トシル-1,6-ジアザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体R51;40mg、0.076mmol)、2-モルホリノエタン-1-オール(30mg、0.23mmol)および18-クラウン-6(40mg、0.15mmol)の懸濁液を-10℃に冷却し、次いで、THF中のKOtBuの1M溶液(150μL、1.0mmol)で処理した。反応混合物を-10℃で30分間撹拌し、次いで、-10℃~0℃の温度でさらに1時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl(aq)でクエンチし、水(2mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過した。固体を水ですすぎ(20mL)、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(38mg、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=660.3(M+H)。
N-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)-4-メチルベンゼンスルホンアミド
ジオキサン(2mL)および2M H2SO4(aq)(1mL、2.00mmol)中の6-エトキシ-4-(6-(1-トシル-1,6-ジアザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体R51;26mg、0.049mmol)の溶液を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物を2M K2CO3(aq)(5mL)でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をMTBEで粉砕し、濾過した。回収した固体をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~70%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(17mg、収率63%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=547.2(M+H)。
N-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)ベンゼンスルホンアミド
ジオキサン(2mL)および2M H2SO4(aq)(0.5mL、1.00mmol)中の6-エトキシ-4-(6-(1-(フェニルスルホニル)-1,6-ジアザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体R52;10.5mg、0.0204mmol)の溶液を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を2M Na2CO3(aq)(5mL)でクエンチし、水で希釈した。得られた懸濁液をDCMで抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAcを使用する)によって精製して、標題化合物(1.8mg、収率17%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=533.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(1-メトキシシクロプロピル)アセトアミド
ステップ1.エチル 2-シクロプロピリデンアセテートの調製。トルエン(29mL)中の((1-エトキシシクロプロピル)オキシ)トリメチルシラン(2.30mL、11.5mmol)の溶液を、(カルボエトキシメチレン)トリフェニルホスホラン(4.20g、12.0mmol)および安息香酸(1.54g、12.6mmol)で処理し、次いで、90℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~50%のEtOAc)によって直接精製して、標題生成物(1.1g、75%)を得た。
ステップ2.2-(1-メトキシシクロプロピル)酢酸の調製。MeOH(10mL)中のエチル 2-シクロプロピリデンアセテート(0.50g、3.96mmol)の溶液に、トリメチルホスフィン(0.0205mL、0.198mmol)を添加した。反応物を密封し、45℃で3日間加熱した。ほとんどの溶媒を真空下で除去した後、残渣をMeOH中に取り込み、NaOH(2N、水溶液;3.96mL)で室温で一晩処理した。反応混合物を最初に濃縮し、次いで、水(5mL)で希釈し、EtOAc(2×)で洗浄した。相分離後、pH約2になるまで水層を酸性化し、次いで、EtOAc(2×)で抽出した。組み合わせた有機物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(0.2g、39%)を得た。
ステップ3.N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(1-メトキシシクロプロピル)アセトアミドの調製。DCM(154μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、32.2mg、0.0768mmol)、2-(1-メトキシシクロプロピル)酢酸(10mg、0.077mmol)、およびHATU(73.0mg、0.192mmol)の混合物を、DIEA(134μL、0.768mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(26mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=532.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジメチルブタンアミド
2-(1-メトキシシクロプロピル)酢酸を2,3-ジメチルブタン酸で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(1-メトキシシクロプロピル)アセトアミド(実施例568)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(21mg、収率43%)を調製し、後処理した。MS(apci)m/z=518.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-フルオロピコリンアミド
DMSO(795μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、50mg、0.119mmol)の溶液を、3-フルオロピコリン酸(0.0252g、0.179mmol)、DIEA(93.4μL、0.536mmol)、およびHATU(90.6mg、0.238mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水とに分配した。有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出剤として0.1%TFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をDCMに溶解し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(40.1mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=543.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピコリンアミド
3-フルオロピコリン酸を3-(トリフルオロメチル)ピコリン酸で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-フルオロピコリンアミド(実施例570)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(24mg、収率34%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=593.3(M+H)。
イソブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(715μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、30mg、0.072mmol)およびTEA(20μL、0.14mmol)の混合物を、クロロギ酸イソブチル(9.4μL、0.072mmol)で処理し、得られた混合物を周囲温度で6日間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(30mg、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=520.3(M+H)。
ネオペンチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
クロロギ酸イソブチルをクロロギ酸ネオペンチルで置き換えて、(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例572)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(18mg、収率44%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=534.4(M+H)。
シクロプロピルメチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
クロロギ酸イソブチル(1当量)をクロロギ酸シクロプロピルメチル(1.2当量)で置き換えて、イソブチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例572)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(21mg、収率57%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=518.3(M+H)。
1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソブチル尿素
DMA(1.4mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P72、30mg、0.072mmol)およびDIEA(125μL、0.715mmol)の溶液を、4-ニトロフェニルクロロホルメート(17.3mg、0.0858mmol)で処理した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した後、イソブチルアミン(35.5μL、0.358mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)(1×)および塩水(2×)で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(35mg、収率94%)を得た。MS(apci)m/z=519.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピロリジン-1-カルボキサミド
イソブチルアミン(5当量)をピロリジン(1当量)で置き換えて、1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソブチル尿素(実施例575)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(25mg、収率68%)を調製した。冷却した反応混合物を水で希釈し、次いでEtOAcで抽出した。実施例575に使用したものと同様の精製/遊離塩基化ステップを用いる前に、EtOAc抽出物を水および塩水で逐次的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。MS(apci)m/z=517.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド
イソブチルアミン(5当量)をピペリジン(1当量)で置き換えて、1-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-イソブチル尿素(実施例575)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(25mg、収率68%)を調製した。後処理のために、冷却した反応混合物を水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。実施例575に使用したものと同様の精製/遊離塩基化ステップを用いる前に、EtOAc抽出物を水および塩水で逐次的に洗浄し、次いで、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。MS(apci)m/z=531.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.0mL)中のジメチルアミン塩酸塩(41.7mg、0.511mmol)の溶液を、トリエチルアミン(69.3μL、0.511mmol)で処理し、周囲温度で5分間撹拌した後、1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、48.5mg、0.102mmol)を導入した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(108mg、0.511mmol)で処理し、室温で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水-ACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23.1mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=504.3(M+H)。
4-(アゼチジン-1-イルメチル)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.2mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、58.6mg、0.123mmol)の溶液を、アゼチジン(41.6μL、0.617mmol)およびNaBH(AcO)3(131mg、0.617mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(42.8mg、収率57%)を得た。MS(apci)m/z=516.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(673μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P97;30mg、0.065mmol)およびTEA(19μL、0.13mmol)の溶液を、塩化イソバレリル(8.2μL、0.067mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO
3(aq)(1×)および塩水(2×)で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na
2SO
4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=530.4(M+H)。
実施例581
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-(ピロリジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.2mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、54.6mg、0.115mmol)の溶液を、ピロリジン(48.0μL、0.575mmol)およびNaBH(AcO)3(122mg、0.575mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(44.4mg、収率73%)を得た。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(650μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、30mg、0.065mmol)およびTEA(18μL、0.13mmol)の溶液を、塩化イソバレリル(7.9μL、0.065mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を追加の塩化イソバレリル(7.9μL、0.065mmol)で処理し、さらに3時間撹拌した。得られた混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)、水(1×)、および塩水(2×)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(35mg、収率99%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)プロピオンアミド
DCM(867μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、40mg、0.087mmol)およびTEA(24μL、0.17mmol)の溶液を、塩化プロピオニル(8.0mg、0.087mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACN)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)、水(1×)、および塩水(2×)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(31mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=518.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)ブチルアミド
塩化プロピオニルを塩化ブチリルで置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)プロピオンアミド(実施例583)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(29mg、収率63%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=532.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-3,3,3-トリフルオロプロパンアミド
塩化プロピオニルを塩化3,3,3-トリフルオロプロピオニルで置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)プロピオンアミド(実施例583)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(29mg、収率47%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=572.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-4,4,4-トリフルオロ-3-メチルブタンアミド
DCM(130μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、30mg、0.065mmol)、3-トリフルオロメチル酪酸(10mg、0.065mmol)、およびHATU(62mg、0.16mmol)の混合物を、DIEA(114μL、0.65mmol)で処理し、次いで、周囲温度で3日間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(31mg、収率80%)を得た。MS(apci)m/z=600.3(M+H)。
3-トリフルオロメチル酪酸を適切なカルボン酸で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-4,4,4-トリフルオロ-3-メチルブタンアミド(実施例586)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表OOO中の化合物を調製した。注記(*)がある場合、カルボン酸は試薬セクションで調製され、その他の場合では市販の試薬を利用した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。クロマトグラフィー条件により標題化合物のTFA塩が単離されたとき、クロマトグラフィーの後に実施例586におけるような塩基処理を行った。
(R)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシブタンアミド
DCM(650μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、30mg、0.065mmol)、(R)-3-ヒドロキシ酪酸(6.8mg、0.065mmol)、およびHATU(25mg、0.065mmol)の混合物を、DIEA(11μL、0.065mmol)で処理し、次いで、周囲温度で3日間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(17mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
エチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(500μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P73、25mg、0.054mmol)およびDIEA(18.9μL、0.108mmol)の溶液を、エチルカルボノクロリデート(7.05mg、0.0650mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として40~100%のヘキサン/EtOAc)によって直接精製して、標題化合物(20.5mg、収率70%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
エチルカルボノクロリデートをイソプロピルカルボノクロリデートで置き換えて、エチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(モルホリノメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例592)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(22mg、収率64%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=548.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジメチルブタンアミド
DCM(164μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、40mg、0.082mmol)、2,3-ジメチルブタンoic acid(9.5mg、0.082mmol)、およびHATU(78mg、0.20mmol)の混合物を、DIEA(143μL、0.820mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む5~95%のACN:水)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHで希釈し、次いで、飽和NaHCO3(aq)、水、および塩水で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(18mg、収率37%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=587.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)イソブチルアミド
DMF(169μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P98;9.5mg、0.0169mmol)、イソ酪酸(1.86mg、0.0211mmol)、およびDIEA(14.8μL、0.0846mmol)の溶液を、HATU(8.04mg、0.0211mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で5分間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてEtOAc中0~10%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって精製した。精製された残渣をMTBEで粉砕し、次いで、真空中で濃縮して、標題化合物(9mg、収率95%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
イソ酪酸を2-(トリフルオロメチル)安息香酸で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)イソブチルアミド(実施例595)について記載したものと同様の様式で標題化合物を調製することができる。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロピコリンアミド
DMSO(481μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P74、23.5mg、0.0481mmol)の溶液を、DIEA(42.0μL、0.240mmol)、3-クロロ-5-フルオロピコリン酸(16.9mg、0.0962mmol)、およびHATU(36.6mg、0.0962mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(20.6mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=646.3(M+H)。
5-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-メチルニコチンアミド
3-クロロ-5-フルオロピコリン酸(2当量)を5-クロロ-2-メチル-3-ピリジンカルボン酸(1当量)で置き換えて、3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロピコリンアミド(実施例597)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(17.2mg、収率56%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=642.4(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DMF(169μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P98;31.9mg、0.0568mmol)の溶液を、DIEA(9.2μL、0.0568mmol)、3-クロロピコリン酸(26.9mg、0.170mmol)、およびHATU(43.2mg、0.114mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中10~25%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(23.4mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=628.3(M+H)。
エチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
クロロギ酸メチルをクロロギ酸エチルで置き換え、反応物を濾過の前に1時間のみ撹拌したことを除いて、メチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例392)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(13.7mg、収率51%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=561.3(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
クロロギ酸メチルをクロロギ酸イソプロピルで置き換え、反応物を濾過の前に一晩撹拌したことを除いて、メチル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例392)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8.5mg、収率30%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=574.4(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.0mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、51.8mg、0.109mmol)の溶液を、1-エチルピペラジン(69.3μL、0.546mmol)およびNaBH(AcO)3(116mg、0.546mmol)で逐次的に処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(32.3mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=573.4(M+H)。
(S)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(5mL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド(中間体P102;500mg、1.189mmol)の溶液を、(S)-1,2-ジメチルピペラジン(中間体R28;42.6mg、0.373mmol)で処理し、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(63.2mg、0.298mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(5.4mg、収率12%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=573.3(M+H)。
(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(2mL)中の(S)-4-(6-(4-アミノ-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P155;37.0mg、0.0757mmol)の溶液を、DIEA(132μL、0.757mmol)、3-クロロピコリン酸(35.8mg、0.227mmol)、およびHATU(57.6mg、0.151mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を濃縮し、得られた残渣を飽和NaHCO3(aq)に取り込み、EtOAc中に抽出した。有機抽出物をNa2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(14.6mg、収率29%)を得た。MS(apci)m/z=628.2(M+H)。
tert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
DCE(3mL)中のイソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P105;47.8mg、0.100mmol)の溶液を、tert-ブチル(S)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(100mg、0.502mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(128mg、0.602mmol)で処理し、周囲温度で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶液として最初にDCM中0~25%のMeOHを使用し、次いでEtOAc中0~40%の[1%のNH4OHを含むMeOH])によって直接精製して、標題化合物(44.5mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=661.3(M+H)。
イソプロピル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
ジオキサン(500μL)中のtert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例605;23.1mg、0.0350mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(5.74μL、0.0699mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:iPrOHに溶解し、次いで、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21.5mg、定量的収率)をきれいに得た。MS(apci)m/z=561.3(M+H)。
イソプロピル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCE(1.0mL)中のイソプロピル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例606;12.5mg、0.02229mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中37重量%;9.046mg、0.1115mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(28.35mg、0.1338mmol)で処理し、周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:iPrOHに懸濁し、次いで、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(8.7mg、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=575.3(M+H)。
フェニル(S)-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(2mL)中の(S)-4-(6-(4-アミノ-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P155;33.1mg、0.0677mmol)の溶液を、DIEA(47.3μL、0.271mmol)およびフェニルカルボノクロリデート(12.8μL、0.102mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、DCMで希釈した。DCM溶液を飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって精製して、標題化合物(1.4mg、収率3%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=609.3(M+H)。
Tert-ブチル4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
DCE(1.5mL)中のイソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P105;38.9mg、0.0816mmol)の溶液を、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(76.0mg、0.408mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(104mg、0.490mmol)で処理し、周囲温度で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水で抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(19.7mg、収率37%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=647.3(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
ジオキサン(500μL)中のtert-ブチル4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(実施例609;14.5mg、0.0224mmol)の溶液を、12M HCl(aq)(3.68μL、0.0448mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣を4:1のDCM:iPrOHに溶解し、次いで、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(8.5mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=547.25(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCE(1.0mL)中のイソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピペラジン-1-イルメチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例610;5.7mg、0.010mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中37重量%;4.231mg、0.05213mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(13.26mg、0.06256mmol)で処理し、周囲温度で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をDCMに溶解し、次いで、水および飽和NaHCO3(aq)で逐次的に抽出した。水性抽出物をDCMで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~30%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(2.1mg、収率36%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=561.3(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(2-((1-メチルピペリジン-4-イル)アミノ)エチル)ピペリジン-4-イル)カルバメート
DCE(1.0mL)中のイソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体P105;35.5mg、0.0745mmol)の溶液を、1-メチルピペリジン-4-アミン(42.5mg、0.372mmol)で処理し、周囲温度で45分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(94.7mg、0.447mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和NaHCO3(aq)で逐次的に抽出した。水性抽出物をDCMで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~50%の[1%のNH4OHを含むMeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(2.3mg、収率5%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=575.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(319μL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P70、33.6mg、0.0638mmol)および1-(2-メトキシエチル)ピペラジン(28.5μL、0.191mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(20.3mg、0.0957mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%の[1%のNH4OHを含む9:1のDCM:MeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(30.3mg、収率73%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=655.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)(メチル)アミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCE(255μL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例381;30.6mg、0.0510mmol)およびホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中37重量%;19.2μL、0.255mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(108mg、0.510mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%の[1%のNH4OHを含む9:1のDCM:MeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(26.5mg、収率85%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=614.4(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(421μL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(中間体P70、44.3mg、0.0841mmol)、3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン塩酸塩(31.2mg、0.252mmol)、およびDIEA(44.1μL、0.252mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(26.7mg、0.126mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%の[1%のNH4OHを含む9:1のDCM:MeOH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(42.2mg、収率84%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(((2,2-ジフルオロエチル)(メチル)アミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン塩酸塩を2,2-ジフルオロ-N-メチルエタンアミン塩酸塩で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例615)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(17.5mg、収率35%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=606.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン塩酸塩を3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例615)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(45.4mg、収率84%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=618.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)アセトアミド
DMSO(1039μL)中の2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体R33;92.9mg、0.172mmol)、6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、44mg、0.156mmol)およびK2CO3(s)(108mg、0.779mmol)の溶液を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を濾過し、濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって濾過して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres Pl-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(34.9mg、収率39%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=576.3(M+H)。
2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)-N-(4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロ酢酸塩)(中間体R33)を適切なアミン(1.0~1.5当量)で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イル)アセトアミド(実施例618)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表PPP中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。
実施例625
4-(6-(4-(ジメチルアミノ)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(1063μL)中のN,N-ジメチル-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-アミンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体R29;71mg、0.16mmol)、6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、30mg、0.11mmol)およびK2CO3(s)(73mg、0.53mmol)の溶液を100℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を濾過し、濾液をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって濾過して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres Pl-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(15mg、収率29%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=482.3(M+H)。
実施例626
2-(アゼチジン-3-イル)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(2-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-オキソエチル)アゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(0.5mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P106;41mg、0.09mmol)および2-(1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル)酢酸(21mg、0.1mmol)の溶液を、DIEA(32μL、0.18mmol)およびHATU(41mg、0.11mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、水で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~50%の[DCM中20%のMeOH]を使用する)によって精製して、標題化合物(59mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=6.1(M+H)。
ステップ2:2-(アゼチジン-3-イル)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アセトアミドの調製。DCM(3.00mL)中のtert-ブチル3-(2-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-オキソエチル)アゼチジン-1-カルボキシレート(59mg、0.091mmol)の溶液を、TFA(3.00mL、39.2mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO3(aq)(3mL)で希釈し、DCM(3×5mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~50%の[20%のMeOH/DCM]、続いて(20%のMeOH/DCM中0~50%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(10mg、収率20%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=551.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(モルホリン-2-イル)アセトアミド
ステップ1:tert-ブチル2-(2-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-オキソエチル)モルホリン-4-カルボキシレートの調製。DCM(0.35mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P106;32mg、0.07mmol)および2-(4-(tert-ブトキシカルボニル)モルホリン-2-イル)酢酸(19mg、0.08mmol)の溶液を、DIEA(25μL、0.14mmol)およびHATU(32mg、0.085mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、水で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~50%の[DCM中20%のMeOH]を使用する)によって精製して、標題化合物(48mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=6.1(M+H)。
ステップ2:N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(モルホリン-2-イル)アセトアミドの調製。DCM(300μL)中のtert-ブチル2-(2-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-2-オキソエチル)モルホリン-4-カルボキシレート(ステップ1;48mg、0.071mmol)の溶液を、TFA(300μL、3.92mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で80分間撹拌した。得られた混合物を飽和NaHCO3(aq)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として[20%のMeOH/DCM]中の0~50%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(8mg、収率20%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=581.25(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-エチルモルホリン-2-イル)アセトアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)
DCM(100μL)中のN-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2-(モルホリン-2-イル)アセトアミド(実施例627;6mg、0.01mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(2μL、0.03mmol)およびNaBH(AcO)3(11mg、0.052mmol)で逐次的に処理し、室温で2日と19時間撹拌した。得られた混合物を水(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む5~95%のACN:水)によって精製して、標題化合物(0.831mg、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=609.3(M+H)。
(2S,3R)-2-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシブタンアミド
ステップ1:(9H-フルオレン-9-イル)メチル((2S,3R)-1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)カルバメートの調製。DCM(0.35mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P106;7.8mg、0.0172mmol)の溶液を、HATU(7.85mg、0.0206mmol)、DIEA(3.00μL、0.0172mmol)、および(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-トレオニン(5.87mg、0.0172mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で3日間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、粗製標題化合物(0.0172mmol;定量的収率と仮定)を得て、それをステップ2に直接進めた。MS(apci)m/z=777.3(M+H)。
ステップ2:(2S,3R)-2-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシブタンアミドの調製。1:1v/vモルホリンDCM(1mL)中の(9H-フルオレン-9-イル)メチル((2S,3R)-1-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)カルバメート(0.0172mmol)の溶液を周囲温度で3時間撹拌し、次いで、濃縮し、逆相クロマトグラフィー(0.2%のTFAを含む5~95%アセトニトリル/水)によって精製して、HCO3 Stratosphere樹脂で遊離塩基化した後に標題化合物(5mg、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=555.7(M+H)。
(R)-2-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)プロパンアミド
DMF(0.3mL)中の(9H-フルオレン-9-イル)メチル(R)-(1-オキソ-1-((4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)プロパン-2-イル)カルバメートビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体R39;130mg、0.182mmol)の溶液を、Cs2CO3(s)(270mg、0.829mmol)および6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、46.8mg、0.166mmol)で処理した。得られた混合物を90℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって濾過して、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres Pl-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(30.2mg、収率35%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=525.2(M+H)。
(9H-フルオレン-9-イル)メチル(R)-(1-オキソ-1-((4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)アミノ)プロパン-2-イル)カルバメートビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体R39)を適切なアミン(1.0~1.5当量)で置き換えて、(R)-2-アミノ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)プロパンアミド(実施例630)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表QQQ中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。
4-(6-(4-ベンジル-4-(((2-ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCE(750μL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P77、10mg、0.0215mmol)および2-(メチルアミノ)エタン-1-オール(13.0mg、0.173mmol)の溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、NaBH(AcO)3(105.9mg、0.4997mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で4日間撹拌した後、追加の2-(メチルアミノ)エタン-1-オール(13.0mg、0.173mmol)およびNaBH(AcO)3(105.9mg、0.4997mmol)を導入した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、DCMで希釈し、水(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(1.8mg、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=525.25(M+H)。
4-(6-(4-ベンジル-4-(((2-(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DCE(750μL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P77、10.5mg、0.0226mmol)およびN1,N1,N2-トリメチルエタン-1,2-ジアミン(24.1mg、0.236mmol)の溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、NaBH(AcO)3(75mg、0.354mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~50%のDCM/MeOHを使用する)によって直接精製し、標題化合物(6.0mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=552.3(M+H)。
2-(((4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)(メチル)アミノ)-N,N-ジメチルアセトアミド
DCE(750μL)中の4-(6-(4-ベンジル-4-ホルミルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P77、11.4mg、0.0245mmol)およびN,N-ジメチル-2-(メチルアミノ)アセトアミド(28.4mg、0.245mmol)の溶液を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、NaBH(AcO)3(104mg、0.490mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製し、標題化合物(2.3mg、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=566.25(M+H)。
tert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
DCE(1mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、45.6mg、0.0961mmol)およびtert-ブチル(S)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(96.22mg、0.4804mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した後、NaBH(AcO)3(122.2mg、0.5765mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で5日間撹拌し、次いで、DCMで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として20~80%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(37.9mg、収率57%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=659.3(M+H)。
1 tert-ブチル(S)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレートを適切なアミンで置き換えて、かつ4~6当量のNaBH(AcO)
3を使用して、tert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例637)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表RRR中の化合物を調製した。NaBH(AcO)
3の添加の前後に、かかる反応時間を適宜調整したため、LCMSにより反応の完了を監視した。水または塩水による水性後処理の後に化合物を単離し、続いて適切な勾配溶出液を使用してクロマトグラフィーによって精製した。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(169μL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、40mg、0.084mmol)およびN,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン塩酸塩(42mg、0.42mmol)の溶液を周囲温度で30分間撹拌した。得られた混合物をNaBH(AcO)3(89mg、0.42mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)(1×)および塩水(2×)で逐次的に抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(23mg、収率49%)を得た。MS(apci)m/z=559.4(M+H)。
N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン塩酸塩を2~5当量の適切なアミンおよび5~6当量のNaBH(AcO)
3で置き換えて、1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(実施例641)の合成について記載したものと同様の手順を用いて、表SSS中の化合物を調製した。NaBH(AcO)
3の添加の前後に、かかる反応時間を適宜調整したため、LCMSにより反応の完了を監視した。適切な勾配溶出液を使用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。酸改質剤(例えば、0.1%のTFA)がクロマトグラフィー精製条件に用いられる実施例の場合、塩基性後処理(例えば、実施例641について記載されるような水性後処理;または塩基性樹脂の使用)を使用して標題化合物を単離した。
(S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(1.5mL)中のtert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例648;27mg、0.0410mmol)の溶液を、TFA(1.5mL、19mmol)で処理した。LCMSが開始Boc保護化合物の完全な消費を示すまで、得られた混合物を周囲温度で撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3(aq)(2×)で抽出した。水性抽出物をEtOAcで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(21.5mg、収率94%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
(S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((2-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(3.0mL)中のtert-ブチル(S)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例637;35mg、0.053mmol)の溶液を、TFA(1.5mL、19mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で4日間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM/iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む水中0~70%のACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物を得て、標題化合物(3.3mg、収率9%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
4-((3,6-ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)メチル)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(2mL)中のtert-ブチル3-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3,6-ジアザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-カルボキシレート(実施例639;15.7mg、0.0239mmol)の溶液を、TFA(1.0mL、13mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)(2×)で抽出した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(13.9mg、収率100%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
(R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:(R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)の調製。DCM(0.5mL)中のtert-ブチル(R)-4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例649;6.3mg、0.0096mmol)の混合物を、TFA(0.1mL、1.3mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(5.3mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
ステップ2:(R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(0.61μL)中の(R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド(5.3mg、0.00949mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(0.550μL、0.0190mmol)およびNaBH(AcO)3(4.02mg、0.0190mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出し、PSフリットを通して濾過した。有機濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(4.4mg、収率79%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=587.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチル-3,3-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
ステップ1:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,3-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)の調製。DCM(0.5mL)中のtert-ブチルtert-ブチル4-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(イソブチルカルバモイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2,2-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート(実施例650;7.7mg、0.011mmol)の混合物を、TFA(0.1mL、1.3mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮して、標題化合物(6.6mg、定量的収率)を得た。MS(apci)m/z=573.4(M+H)。
ステップ2:1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((4-エチル-3,3-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミドの調製。DCM(0.73μL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,3-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(6.6mg、0.0115mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(0.668μL、0.0230mmol)およびNaBH(AcO)3(4.88mg、0.0230mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のDCM/[DCM中10%MeOH/1%NH4OH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(3.8mg、収率55%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=601.3(M+H)。
(S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DCE(1000μL)中の(S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((3-メチルピペラジン-1-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例651;23.6mg、0.04224mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中37重量%;17.14mg、0.2112mmol)で処理し、次いで、周囲温度で45分間撹拌した後、NaBH(AcO)3(53.71mg、0.2534mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物をアセトンで希釈し、真空中で濃縮した。残渣をDCMに溶解し、水で洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~100%の[10%MeOH+1%NH4OH]を使用する)によって直接精製して、標題化合物(16.2mg、収率67%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=575.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
1:1のDCM:MeOH(1.3mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ホルミル-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド(中間体P76、62.8mg、0.132mmol)の溶液をNaBH4(98%;50.1mg、1.32mmol)で処理し、室温で一晩撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で抽出した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(44.4mg、収率70%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=477.3(M+H)。
エチル1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート
DMSO(538μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、76mg、0.269mmol)、エチル 4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボキシレート塩酸塩(中間体R42;84.1mg、0.323mmol)、およびDIEA(141μL、0.808mmol)のスラリーを90℃で2日間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として5~50%のACN/水を使用する)によって直接精製した。これは標題化合物(35.2mg、収率29%;MS(apci)m/z=450.2(M+H))および別の生成物1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-4-カルボン酸(中間体P156;7.4mg、収率7%)のきれいな分離および単離を可能にした。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DMF(1.0mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-モルホリノエトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩(中間体P107;25mg、0.044mmol)、DIEA(32.6μL、0.187mmol)、HATU(35.6mg、0.0935mmol)、およびイソブチルアミン(13.9μL、0.140mmol)の溶液を周囲温度で5時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(水中5~95%のアセトニトリル)によって直接精製して、標題化合物(6mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=590.3(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)-N-イソブチルピペリジン-4-カルボキサミド
DMF(1.0mL)中の1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-((2-(ジメチルアミノ)エトキシ)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩(中間体P109;22mg、0.0447mmol)、DIEA(31.1μL、0.179mmol)、HATU(34.0mg、0.0893mmol)、およびイソブチルアミン(13.4μL、0.134mmol)の溶液を周囲温度で15時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、C18逆相クロマトグラフィー(水中5~95%のアセトニトリル)によって直接精製して、標題化合物(4mg、収率16%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
Tert-ブチル(7-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-7-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)カルバメート
DMSO(1417μL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、100mg、0.354mmol)、tert-ブチル(7-アザスピロ[3.5]ノナン-2-イル)カルバメート(102mg、0.425mmol)、およびDIEA(185μL、1.06mmol)のスラリーを90℃で18時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を撹拌しながら水(12mL)に注ぎ入れた。得られた懸濁液を真空濾過し、固体を水(3×15mL)およびヘプタン(3×5mL)で逐次的にすすぎ、次いで、真空中で乾燥させて、標題化合物(175mg、収率98%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
N-(1-(4-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)フェニル)-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(6.6μL)中の4-(4-(4-アミノ-4-((ジメチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)フェニル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P114;35.7mg、0.0853mmol)の溶液を、TEA(59.4μL、0.426mmol)および塩化イソバレリル(20.8μL、0.171mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水-ACNを使用する)によって精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を分離し、無水Na2SO4(s)で逐次的に乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。僅かに不純な生成物の残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として2%のNH4OHを有する1~30%のDCM-MeOH使用する)によって精製して、標題化合物(8mg、収率17%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=503.3(M+H)。
4-(6-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート
DMSO(3mL)中の3-シアノ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート(中間体P115;69.4mg、0.213mmol)、tert-ブチル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート(114mg、0.533mmol)、およびDIEA(186μL、1.07mmol)のスラリーを90℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(2×)および塩水で逐次的に洗浄した。水性抽出物を組み合わせ、6M HCl(aq)の添加によって中和させ(pH6~7)、次いで、EtOAc(2×)で抽出した。中和からの有機抽出物を組み合わせ、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として30~90%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって精製し、これは、4-(6-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート(45.3mg)、ならびに4-(6-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメートおよび所望のtert-ブチル(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメートの両方を含む混合画分のきれいな単離をもたらした。混合画分を組み合わせ、真空中で濃縮した。残渣をDCM(500μL)に溶解し、DIEA(100μL、0.57mmol)および塩化ジメチルカルバミル(52μL、0.57mmol)で処理した。最初の24時間の後に追加の塩化ジメチルカルバミル(52μL、0.57mmol)を補充しながら、得られた混合物を合わせて5日間撹拌した。得られた混合物を水および2M NaOH(aq)で逐次的に洗浄した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として50~90%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(74.8mg、収率66%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート
DCM(3mL)中の4-(6-(4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート(実施例663;70mg、0.135mmol)の溶液を、TFA(1.5mL、19mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌した後、真空中で濃縮した。残渣をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(25.2mg、収率45%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=420.2(M+H)。
3-シアノ-4-(6-(4-((イソプロポキシカルボニル)アミノ)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート
DCM(500μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イルジメチルカルバメート(実施例664;13.6mg、0.0324mmol)およびDIEA(22.6μL、0.130mmol)の混合物を、イソプロピルカルボノクロリデート(4.77mg、0.0389mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で1時間撹拌し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のヘキサン/EtOAcを使用する)によって直接精製して、標題化合物(11.5mg、収率69%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(6-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(1.5mL)中の6-(2-(1H-イミダゾール-1-イル)エトキシ)-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P116;12mg、0.034mmol)、イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19、パートB;16mg、0.069mmol)およびCs2CO3(s)(112mg、0.34mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。続いて、追加のイソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19、パートB;16mg、0.069mmol)を導入し、得られた混合物を100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM(4×)および4:1のDCM:iPrOHで逐次的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として1%のNH4OHを含む0~50%のDCM/MeOHを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮し、水とDCMとに分配した。有機抽出物を分離し、真空中で濃縮して、標題化合物(7.2mg、収率34%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMA(1.0mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P117;26.0mg、0.0746mmol)の溶液を、イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19;35.34mg、0.1493mmol)およびTEA(104.1μL、0.7464mmol)で処理し、60℃で60時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む0~50%の水/ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮してACNを除去し、次いで、飽和NaHCO3(aq)と4:1のDCM:iPrOHとに分配した。有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(8.7mg、収率18%)を得た。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
イソプロピル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DMSO(1.5mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P79、22.1mg、0.0602mmol)、イソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19;28.5mg、0.120mmol)、およびCs2CO3(s)(196mg、0.602mmol)の混合物を100℃で一晩撹拌した。続いて、追加のイソプロピル(4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート塩酸塩(中間体R19;28.5mg、0.120mmol)を導入し、得られた混合物を100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM(4×)および4:1のDCM:iPrOHで逐次的に洗浄した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過した。濾液をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む0~50%の水/ACNを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で濃縮してACNを除去し、次いで、飽和NaHCO3(aq)と4:1のDCM:iPrOHとに分配した。有機抽出物を真空中で濃縮して、標題化合物(2.7mg、収率8%)を得た。MS(apci)m/z=548.2(M+H)。
イソブチル(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)カルバメート
DCM(500μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P119;41mg、0.060mmol)の溶液を、DIEA(30.9μL、0.178mmol)およびイソブチルクロロホルメート(13.9μL、0.107mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で24時間撹拌した。反応混合物を4:1のDCM:iPrOHで希釈し、水および塩水で逐次的に抽出した。水性抽出物を4:1のDCM:iPrOHで逆抽出した後、有機抽出物を組み合わせ、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、次いで、真空中で濃縮した。残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出剤として0.1%TFAを含む5~95%の水:ACNを使用する)によって精製し、TFA塩として標題化合物を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に懸濁し、塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(11.2mg、収率33%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=562.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(578μL)中の4-(6-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P119;40mg、0.058mmol)の溶液を、DIEA(30.2μL、0.173mmol)、HATU(39.5mg、0.104mmol)、およびイソ吉草酸(10.5μL、0.0953mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって直接精製して、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(1mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(19mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
(S)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-(3-メチルブタン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
DCM(544μL)中の1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-カルボン酸(中間体P121;40mg、0.0815mmol)の溶液を、DIEA(28.4μL、0.163mmol)、HATU(37.2mg、0.0978mmol)、および(S)-(+)-3-メチル-2-ブチルアミン(9.48μL、0.0815mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出剤として0.1%TFAを含む5~95%のACN/水を使用する)によって精製し、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(5mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres P1-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(21mg、収率46%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=560.4(M+H)。
(R)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-(3-メチルブタン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
(S)-(+)-3-メチル-2-ブチルアミン(1当量)を(R)-(-)-3-メチル-2-ブチルアミン(1.1当量)で置き換えて、(S)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-(3-メチルブタン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例671)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(22.5mg、収率47%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=560.4(M+H)。
1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-N-イソブチル-4-メチルピペリジン-4-カルボキサミド
(S)-(+)-3-メチル-2-ブチルアミンをイソブチルアミンで置き換えて、(S)-1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチル-N-(3-メチルブタン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例671)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(26.7mg、収率60%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=546.3(M+H)。
tert-ブチル(S)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
DMF(1366μL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75、100mg、0.205mmol)およびCs2CO3(s)(134mg、0.410mmol)の溶液を、tert-ブチル(S)-2-(ブロモメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(57.4mg 0.205mmol)で処理し、60℃で一晩撹拌した。周囲温度で冷却した後、反応混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(4×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を水(3×10mL)および塩水(10mL)で逐次的に洗浄した。有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として、最初に0~100%の[DCM中1%のNH4OHを含む10%のMeOH]/DCMを使用し、再度、0~100%のEtOAc/ヘキサン、続いて0~10%のEtOAc/MeOHの段階的勾配を使用する)によって2回精製して、標題化合物(130mg、収率84%)を得た。MS(apci)m/z=687.2(M+H)。
tert-ブチル(R)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート
tert-ブチル(S)-2-(ブロモメチル)モルホリン-4-カルボキシレートをtert-ブチル(R)-2-(ブロモメチル)モルホリン-4-カルボキシレートで置き換えて、tert-ブチル(S)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(実施例674)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(110mg、収率78%)を調製し、後処理し、精製した。MS(apci)m/z=687.2(M+H)。
(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(10.2μL)およびTFA(12.2μL、0.160mmol)中のtert-ブチル(R)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(実施例675;110mg、0.160mmol)の溶液を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をMeOH(3mL)に溶解した。メタノール溶液の一部(2mL)を真空中で濃縮して、標題化合物のTFA塩、(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(63mg、収率48%;MS(apci)m/z=587.2(M+H))を得た。メタノール溶液の残りの部分(1mL)をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のTFAを含む水中5~95%のACNを使用する)によって精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、次いで逐次的に、真空中で濃縮し、MeOH(5mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して溶出させて、標題化合物(9.3mg、収率10%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=587.2(M+H)。
(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
tert-ブチル(R)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(実施例675)をtert-ブチル(S)-2-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(実施例674)で置き換えて、(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例676)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(8.2mg、収率7%)を、標題化合物のTFA塩(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(78mg、収率51%)と共に調製し、分離し、精製した。MS(apci)m/z=587.2(M+H)。
(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((4-メチルモルホリン-2-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(957μL)中の(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(実施例677、TFA塩;78mg、0.0957mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(5~15%のMeOH安定化剤を含む水中35重量%;38μL、0.478)およびNaBH(AcO)3(203mg、0.957mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のTFAを含む水中5~95%のACNを使用する)によって直接精製した。所望の化合物を含む画分を組み合わせ、次いで逐次的に、真空中で濃縮し、MeOH(5mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres MP-HCO3)を通して溶出させて、標題化合物(31mg、収率54%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=601.2(M+H)。
(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((4-メチルモルホリン-2-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(実施例677)を(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(実施例676)で置き換えて、(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((4-メチルモルホリン-2-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(実施例678)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(21mg、収率45%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=601.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DMA(4099μL)中の3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド(中間体P75、200mg、0.410mmol)、tert-ブチル3-(ブロモメチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(220mg、0.820mmol)、およびCs2CO3(s)(160mg、0.492mmol)の混合物を60℃で一晩撹拌した。続いて、追加のCs2CO3(s)(160mg、0.492mmol)を導入し、反応混合物を60℃で一晩再び撹拌した。周囲温度に冷却した後、4:1のDCM:IPA(3×)ですすぐPSフリットを通して反応混合物を4:1のDCM:IPAと水とに分配した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のEtOAc/ヘキサンの段階的勾配を使用する)によって精製して、DMAが混入した標題化合物(277mg、定量的収率と仮定)を得た。MS(apci)m/z=675.3(M+H)。
ステップ2:3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。
DMA中のtert-ブチル3-(((4-(6-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(277mg、0.410mmol)の溶液(約0.5mL;カラム中を通過した溶液)を、TFA(1106μL、14.4mmol)で処理し、周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物をDCMおよび塩水で希釈し、次いで、2N NaOH(aq)でpH7に中和させた。得られた二相混合物をPSフリットに通し、有機物を真空中で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のNH4OHを含むEtOAc中0~15%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(2ステップで79mg、収率34%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=575.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(6-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(0.2mL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P124;4.8mg、0.010mmol)の溶液を、2-クロロ-6-メチル安息香酸(3.5mg、0.021mmol)、DIEA(27μL、0.16mmol)、HATU(7.9mg、0.021mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物を周囲温度で17時間撹拌した後、水(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出剤として0.2%TFAを含む水中5~95%のACNを使用する)によって精製し、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(1mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres SPE MP-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(3.5mg、収率55%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=614.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(579μL)中の4-(2-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P131;22.7mg、0.0329mmol)の溶液を、2-クロロ-6-メチル安息香酸(25.1mg、0.147mmol)、DIEA(15μL、0.087mmol)、およびHATU(13mg、0.035mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で3時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、続いてDCM中0~10%のMeOH)によって直接精製した。標題化合物(2.8mg、収率9%)をきれいに得るために、永続的な不純物は2回目のシリカクロマトグラフィー(0~0.1%のNH4OHを含むDCM中0~10%のMeOH)を必要とした。MS(apci)m/z=615.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
2-クロロ-6-メチル安息香酸を5-フルオロ-2-メチル安息香酸で置き換えて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例682)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(12.34mg、収率42%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=599.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド
2-クロロ-6-メチル安息香酸を2-クロロ-5-フルオロ安息香酸で置き換え、後処理の前に反応物を周囲温度で一晩撹拌し、かつ精製が単一のシリカクロマトグラフィー分離(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAc、次いでEtOAc中0~10%のMeOH)のみを必要とすることを除いて、N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド(実施例682)について記載したものと同様の手順を用いて、標記化合物(14mg、収率46%)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=619.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
密封容器中、ジオキサン(0.5mL)中の4-ブロモ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P41、18mg、0.058mmol)の溶液を、水(0.15mL)、Cs2CO3(s)(57mg、0.17mmol)、および2-クロロ-6-メチル-N-(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体P125;38mg、0.058mmol)で逐次的に処理した。得られた混合物をN2(g)で5分間スパージし、次いで、X-phos(11mg、0.023mmol)およびPd2(dba)3(5.3mg、0.0058mmol)で処理した。N2(g)で5分間スパージした後、容器を密封し、得られた混合物を80℃で17時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた懸濁液を水(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水MgSO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出剤として0.1%TFAを含む水中5~95%のACNを使用する)によって精製し、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩をMeOH(1mL)に溶解し、塩基性樹脂(Stratospheres SPE MP-HCO3)を通して溶出させ、標題化合物(3.6mg、収率11%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=574.2(M+H);596.2(M+Na)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(66μL)中のN-(1-(5-(6-(2-アミノエトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-クロロ-6-メチルベンズアミドビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P152;80mg、0.103mmol)の溶液を、ホルムアルデヒド(37%水溶液、19.3μL、0.517mmol)およびNaBH(AcO)3(110mg、0.517mmol)で処理し、次いで、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配し、PSフリットを通して溶出させた。有機濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(12.6mg、収率21%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=573.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
圧縮管内で、ジオキサン(1.0mL)中の6-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)メトキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P145;54mg、0.142mmol)、2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;54.0mg、0.142mmol)、2M K3PO4(aq)(214μL、0.427mmol)、X-phos(13.6mg、0.0285mmol)、およびPd2(dba)3(6.52mg、0.00712mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水(3×)および塩水(1×)で逐次的に抽出した。有機抽出物をシリカクロマトグラフィー(0~100%のEtOAc/ヘキサン)、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(0.1%のTFAを含む水中5~95%のACN)によって直接精製して、標題化合物(12.5mg、収率14.7%)をきれいに提供した。MS(apci)m/z=596.2(M+H)。
(R)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(1mL)およびTFA(500μL、6.53mmol)中のtert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P148;40.3mg、0.0575mmol)の溶液を、周囲温度で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%の[1%のNH4OHを含むDCM中10%MeOH]/DCMを使用する)によって精製して、標題化合物(21.3mg、収率10%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=601.2(M+H)。
(R)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((4-エチルモルホリン-2-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(100μL)中の(R)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(実施例688;12mg、0.02mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(1μL、0.02mmol)およびNaBH(AcO)3(4mg、0.02mmol)で処理し、周囲温度で20時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残渣をC18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のTFAを含む5~95%の水-ACNを使用する)によって精製し、標題化合物のTFA塩を得た。TFA塩を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配した。有機抽出物を分離し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(2.25mg、収率18%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=629.2(M+H)。
(S)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P148;0.0575mmol)をtert-ブチル(S)-2-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P150;0.164mmol)で置き換え、かつ1mLのTFAを使用して、(R)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(実施例688)について記載したものと同様の手順を用いて、標題化合物(26.2mg、定量的収率)を調製し、精製した。MS(apci)m/z=601.2(M+H)。
(S)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((4-エチルモルホリン-2-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(200μL)中の(S)-2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(実施例690;19.5mg、0.0324mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(1.88μL、0.0649mmol)およびNaBH(AcO)3(13.8mg、0.0649mmol)で処理し、周囲温度で一晩撹拌した。得られた混合物を4:1のDCM:iPrOHと飽和NaHCO3(aq)とに分配し、PSフリットを通して溶出させた。組み合わせた有機濾液を真空中で濃縮して、標題化合物(9.4mg、収率46%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=629.3(M+H)。
N-(1-(5-(6-(2-(アゼチジン-1-イル)エトキシ)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2-クロロ-6-メチルベンズアミド
圧力管内で、ジオキサン(2mL)中の6-(2-(アゼチジン-1-イル)エトキシ)-4-ブロモピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P126;26.4mg、0.0822mmol)、2-クロロ-6-メチル-N-(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体R49;53mg、0.0822mmol)、Pd(PPh3)4(2.85mg、0.00247mmol)、および2M Na2CO3(aq)(247μL、0.493mmol)の混合物を、Ar(g)でスパージした。容器を密封し、混合物を80℃で2時間撹拌した。周囲温度で冷却した後、反応混合物を水(10mL)で希釈し、4:1のDCM:iPrOH(5×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(17mg、収率35%)をきれいに得た。MS(apci),m/z=585.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
圧力管内で、ジオキサン(889μL)中の6-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P143;68mg、0.178mmol)、2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;67.5mg、0.178mmol)、2M K3PO4(aq)(267μL、0.534mmol)、X-phos(17.0mg、0.0356mmol)、およびPd2(dba)3(8.14mg、0.00889mmol)の混合物を、Ar(g)で3分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM(4×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(1×)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてDCM中0~20%のMeOHを使用する)によって精製し、標題化合物(2.04mg、収率2%)をきれいに得た。MS(apci),m/z=599.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(579μL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P129;20mg、0.0290mmol)、HATU(13.2mg、0.0348mmol)、および2-クロロ-6-メチル安息香酸(5.43mg、0.0319mmol)の溶液を、DIEA(15.2μL、0.0869mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した後、追加のHATU(3.4mg、0.015mmol)およびDIEA(5μL、0.029mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で60時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のNH4OHを含むEtOAc中0~10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(2.87mg、収率16%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=615.4(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(579μL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P129;20mg、0.0290mmol)、HATU(13mg、0.035mmol)、および3-クロロピコリン酸(5.0mg、0.032mmol)の溶液を、DIEA(15μL、0.087mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のNH4OHを含むEtOAc中0~10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(4mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=602.3(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロ-2-メチルベンズアミド
DCM(579μL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P129;20mg、0.0290mmol)、HATU(13mg、0.035mmol)、および5-フルオロ-2-メチル安息香酸(4.9mg、0.032mmol)の溶液を、DIEA(15μL、0.087mmol)で処理した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌し、シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.2%のNH4OHを含むEtOAc中0~10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(4mg、収率22%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=599.3(M+H)。
tert-ブチル4-(2-((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
圧力管内で、ジオキサン(503μL)中のtert-ブチル4-(2-((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体P141;50mg、0.10mmol)、2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;38mg、0.10mmol)、2M K3PO4(aq)(151μL、0.30mmol)、X-phos(9.6mg、0.02mmol)、およびPd2(dba)3(4.6mg、0.0050mmol)の混合物を、Ar(g)で3分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で4時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物を水で希釈し、DCM(4×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(1×)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中1~100%のEtOAc、次いでDCM中0~20%のMeOHを使用する)によって2回精製し、標題化合物(2.04mg、収率2%)をきれいに得た。MS(apci),m/z=714.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(1mL)およびTFA(1mL、13mmol)中のtert-ブチル4-(2-((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(実施例697;26mg、0.036mmol)の溶液を、周囲温度で45分間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3(aq)(20mL)で処理し、4:1のDCM:iPrOH(3×)で抽出し、PSフリットを通して溶出させた。有機物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のDCM、次いで、0.1%のNH4OHを含むDCM中0~10%のMeOHを使用する)によって精製して、標題化合物(7mg、収率31%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=614.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(488μL)中の2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(実施例698;6mg、0.01mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(2.74μL、0.0488mmol)およびNaBH(AcO)3(20.7mg、0.10mmol)で処理し、次いで、周囲温度で2時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のNH4OHを含むDCM中0~20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(1.33mg、収率20%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=642.3(M+H)。
tert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート
圧力管内で、ジオキサン(659μL)中のtert-ブチル3-(((3-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P144;125mg、0.264mmol)、2-クロロ-N-(1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(中間体R48;50mg、0.132mmol)、2M K3PO4(aq)(198μL、0.395mmol)、X-phos(12.6mg、0.0264mmol)、およびPd2(dba)3(6.04mg、0.00659mmol)の混合物を、Ar(g)で10分間スパージし、次いで、容器を密封した。反応混合物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、反応混合物をDCMで希釈し、水(3×)および塩水(1×)で抽出した。有機抽出物を真空中で濃縮した。残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のEtOAcを使用する)によって精製し、標題化合物(28.2mg、収率31%)をきれいに得た。MS(apci),m/z=689.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(1mL)およびTFA(0.2mL、2.6mmol)中のtert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(実施例700;27mg、0.039mmol)の溶液を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣シリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0~100%のDCM/10%MeOH/1%NH4OHを使用する)によって精製して、標題化合物(19mg、収率82%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=589.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1-エチル-3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(0.15mL)中の2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド(実施例701;16mg、0.0270mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(7.6μL、0.136mmol)およびNaBH(AcO)3(29mg、0.136mmol)で処理し、次いで、周囲温度で15時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮した。o.残渣をC18逆相クロマトグラフィー(0.1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリル)によって精製して、標題化合物(10mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=617.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド
DCM(0.25mL)およびTFA(0.05mL、0.65mmol)中のtert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-5-フルオロベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P154;3mg、0.0043mmol)の溶液を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で処理し、二相混合物をDCM(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(1.79mg、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=593.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((1-エチル-3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド
DCM(1.72mL)中の2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド(実施例703;16mg、0.0270mmol)の溶液を、アセトアルデヒド(7.57μL、0.135mmol)およびNaBH(AcO)3(57.2mg、0.270mmol)で処理し、次いで、周囲温度で1時間撹拌した。得られた混合物をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%のNH4OHを含むDCM中0~20%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(2mg、収率12%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=521.2(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロピロリジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
DCM(1mL)およびTFA(1mL、13mmol)中のtert-ブチル3-(((4-(5-(4-(2-クロロ-6-メチルベンズアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロピロリジン-1-カルボキシレート(中間体P149;15mg、0.019mmol)の溶液を、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィー(勾配溶出液としてヘキサン中0~100%のDCM、次いで、0.1%のNH4OHを含むDCM中0~10%のMeOHを使用する)によって直接精製して、標題化合物(7mg、収率60%)をきれいに得た。MS(apci)m/z=603.2(M+H)。
6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(6-(4-ヒドロキシ-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMSO(2mL)中の4-(6-フルオロピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P42、90mg、0.276mmol)の懸濁液に、DIEA(193μL、1.10mmol)を添加し、続いて4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール塩酸塩(69mg、0.303mmol)を添加した。反応混合物を90℃で60時間撹拌し、次いで、C18逆相クロマトグラフィー(勾配溶出液として0.1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリルを使用する)によって直接精製した。所望の生成物を含む画分を組み合わせ、真空中で部分的に濃縮してACNを除去し、次いで、飽和NaHCO3(aq)とDCMとに分配した。二相混合物を追加のDCM(2×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を、無水MgSO4(S)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEt2O(2mL)中で超音波処理し、次いで、DCM/ヘキサンで粉砕し、真空中で濃縮して、標題化合物(48mg、収率35%)を得た。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
3-クロロ-N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメートの調製。ジオキサン(2.7mL)中の6-エトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P110、296mg、0.782mmol)およびtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-クロロピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(中間体R53、181mg、0.55mmol)の混合物に、XPhos(52mg、0.11mmol)、Pd2(dba)3(25mg、0.028mmol)、およびK3PO4(2M水溶液、0.82mL)を添加した。反応物をアルゴンで1分間スパージした後、85℃で加熱し、一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応物を水(15mL)で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(15mL)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製材料をシリカクロマトグラフィー(0~15%のMeOH/DCM)によって精製して、標題化合物(147mg、収率56%)を得た。MS(apci)m/z=480.2(M+H)。
ステップ2:4-(5-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(3mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(147mg、0.31mmol)の溶液を、室温で30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、次いで、飽和NaHCO3(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(58mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=380.2(M+H)。
ステップ3:3-クロロ-N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DMSO(0.6mL)中の4-(5-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(21.2mg、0.056mmol)の溶液に、3-クロロピコリン酸(8.8mg、0.056mmol)およびDIEA(0.1mL、0.56mmol)を添加し、続いてHATU(23.4mg、0.061mmol)を添加した。室温で80分間撹拌した後、反応混合物を飽和NaHCO3(5mL)で希釈し、DCM(3×5mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を塩水(5mL)で洗浄し、無水Na2SO4(s)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物(29mg、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=519.1(M+H)。
3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例707のステップ3に記載したものと同様の方法を用いて、表ZZZ中の化合物を調製した。
4-(6-((3r,4r)-3-アミノ-4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.26mL)中のtert-ブチル((3r,4r)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P158、0.025g、0.052mmol)、3-クロロ-6-メチルピリダジン(0.010g、0.078mmol)、およびNaH(0.0042g、0.10mmol)の混合物を、90℃に一晩加熱した。次いで、混合物を濃縮し、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。次いで、混合物をDCMおよび飽和NaHCO3で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題生成物(6.4mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
4-(6-((3R,4R)-3-アミノ-4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
4-(6-((3r,4r)-3-アミノ-4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例713、65mg、0.138mmol)を、SFCキラルクロマトグラフィー(5~70%のMeOH:IPA:DEA 80:20:0.1)で処理して、2つの生成物を得た。ピーク1を含む画分から所望の生成物を単離し、(R,R)異性体(6.6mg)として任意に割り当てた。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
4-(6-((3S,4S)-3-アミノ-4-((6-メチルピリダジン-3-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
実施例714に記載される手順に従い、標題化合物を調製し、キラルクロマトグラフィーによって精製した。ピーク2を含む画分から所望の生成物を単離し、(S,S)異性体(9.1mg)として任意に割り当てた。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
4-(6-((3r,4r)-3-アミノ-4-(2-イソプロポキシエトキシ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
DMF(0.49mL)中のtert-ブチル((3r,4r)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P158、0.035g、0.073mmol)、2-(2-ブロモエトキシ)プロパン(0.012g、0.073mmol)、およびNaH(0.0035g、0.088mmol)の混合物を、90℃に一晩加熱した。混合物を濃縮し、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。生成物を含む画分を濃縮し、DCMと飽和NaHCO3とに分配した。相分離およびDCMでの水溶液抽出の後、組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題生成物(2.9mg、収率8.5%)を得た。MS(apci)m/z=465.3(M+H)。
2-クロロ-N-((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド
DMSO(0.686mL)中の4-(6-((3R,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P159、0.025g、0.0686mmol)、2-クロロ-5-フルオロ安息香酸(0.0180g、0.103mmol)、HATU(0.0522g、0.137mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.0358ml、0.206mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製材料を、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。生成物を含む組み合わせた画分をDCMおよび飽和NaHCO3で後処理した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(0.0198g、収率55.4%)を得た。MS(apci)m/z=521.1(M+H)。
2-クロロ-N-((3R,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-6-フルオロベンズアミド
2-クロロ-5-フルオロ安息香酸を2-クロロ-6-フルオロ安息香酸で置き換えて、実施例717に記載される手順に従い、標題生成物を調製した。MS(apci)m/z=521.1(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-2-メチルプロパン-1-スルホンアミド
DCM(1mL)中の4-(6-((3S,4S)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(実施例522、ステップ1;30.6mg、0.0678mmol)および2-メチルプロパン-1-スルホニルクロリド(15.9mg、0.102mmol)の溶液を、DIEA(0.118mL、0.678mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中30~100%のEtOAc)で処理して、標題生成物を得た。
(12.3mg、収率36.4%)。MS(apci)m/z=499.2,521.2(M+H,M+Na)。
6-エトキシ-4-(6-((3S,4S)-3-ヒドロキシ-4-(イソペンチルアミノ)ピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
2-メチルプロパン-1-スルホニルクロリドを1-ブロモ-3-メチルブタンで置き換えて、実施例719に記載される手順に従い、標題生成物を調製した。粗製材料を最初にシリカクロマトグラフィー(DCM中0~25%のMeOH)、続いて分取HPLC(0.1%TFAを含む水中15~85%のACN)で処理した。生成物を含む組み合わせた画分を飽和NaHCO3と4:1のDCM/IPAとに分配し、組み合わせた有機抽出物をPS分離器フリットに通し、濃縮して、白色の固体として標題生成物(2.7mg、収率8%)を得た。MS(apci)m/z=449.3(M+H)。
N-((3S,4S)-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(1mL、0.109mmol)中の(3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-クロロ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-オール二塩酸塩(中間体P161;50mg、0.109mmol)の溶液を、DIEA(0.190mL、1.09mmol)および3-メチルブタノイルクロリド(19.6mg、0.163mmol)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中20~100%のEtOAc)によって精製して、白色の固体として標題生成物(14.6mg、収率28%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、N-((3S,4S)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-1-(トリフルオロメチル)シクロブタン-1-カルボキサミド(実施例522)の合成について記載したものと同様の方法を用いて、表X1中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
N-((3r,4s)-3-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:(3r,4r)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イルメタンスルホネートの調製。DCM(0.489mL)中のtert-ブチル((3r,4r)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P158、0.0234g、0.0489mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.00454ml、0.0587mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.0128ml、0.0733mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題化合物(0.025g、収率91.9%)を得た。MS(apci)m/z=557.2(M+H)。
ステップ2:tert-ブチル((3r,4s)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメートの調製。DMF(0.45mL)中の(3r,4r)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イルメタンスルホネート(0.025g、0.045mmol)およびNaN3(0.0035g、0.054mmol)を90℃に一晩加熱した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を組み合わせ、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、標題化合物(0.021g、収率93%)を得た。MS(apci)m/z=504.2(M+H)。
ステップ3:tert-ブチル((3r,4s)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメートの調製。Tert-ブチル((3r,4s)-4-アジド-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(0.021g、0.042mmol)およびPd/CをMeOH中、H2バルーン下で4時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濃縮して、標題化合物(0.017g、収率85%)を得た。MS(apci)m/z=478.2(M+H)。
ステップ4:N-((3r,4r)-3-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。DMSO(0.356mL)中のtert-ブチル((3r,4s)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(0.017g、0.0356mmol)、3-メチルブタン酸(0.00545g、0.0534mmol)、HATU(0.0271g、0.0712mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.00806mL、0.0463mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を組み合わせ、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、次いで、DCM(1mL)およびTFA(1mL)中で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、次いで、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のACN)によって精製した。生成物を含む画分を組み合わせ、DCMおよび飽和NaHCO3で後処理した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(0.0066g、収率40%)を得た。MS(apci)m/z=462.2(M+H)。
N-((3S,4S)-3-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-クロロピコリンアミド
DMSO(0.544mL)中のtert-ブチル((3S,4S)-4-アミノ-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-3-イル)カルバメート(中間体P162;0.026g、0.0544mmol)、3-クロロピコリン酸(0.00944g、0.0599mmol)、HATU(0.0414g、0.109mmol)、およびヒューニッヒ塩基(0.0123ml、0.0708mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をDCMおよび水で後処理した。有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。濃縮した材料をDCM(1mL)およびTFA(1mL)中で1時間撹拌し、次いで、濃縮し、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリル)によって精製した。生成物を含む画分を組み合わせ、DCMと飽和NaHCO3とに分配した。組み合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(0.008g、収率28.4%)を得た。MS(apci)m/z=517.2(M+H)。
3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例729に記載したものと同様の方法を用いて、表X2中の化合物を調製した。LCMSにより反応の完了を監視し、それに応じて反応時間を調整した。適切な勾配溶出液を利用するクロマトグラフィー精製後に標題化合物を単離した。
N-((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
ステップ1:4-(6-((3R,4R)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)カルバメート(実施例512;110mg、0.23mmol)の溶液に、TFA(1mL)を添加した。90分間撹拌した後、反応物を濃縮し、少量のMeOH中に取り込み、P1-HCO3樹脂プラグを通過させた。減圧下で溶媒を除去して、標題化合物を得て、これを定量的収率を仮定してさらに精製せずに次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=379.2(M+H)。
ステップ2:N-((3R,4R)-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミドの調製。4-(6-((3R,4R)-4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(24mg、0.0634mmol)、3-メチルブタン酸(0.01mL、0.063mmol)、DCM(0.6mL)、DIEA(0.066mL、0.38mmol)、およびHATU(29mg、0.076mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をDCMと水とに分配した(各10mL)。有機層を濃縮し、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリル)によって精製して、標題生成物(2mg、収率6%)を得た。MS(apci)m/z=463.2(M+H)。
N-(1-(2-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-5-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
DCM(0.3mL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピリミジン-2-イル)-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(P163、4mg、0.00865mmol)の溶液に、3-メチルブタン酸(0.001mL、0.013mmol)、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(0.009mL、0.052mmol)、およびHATU(4.3mg、0.0112mmol)を添加した。室温で一晩撹拌した後、反応物をDCMと飽和NaHCO3とに分配した。相分離後、水溶液をDCM(3×10mL)で抽出した。有機抽出物を組み合わせ、濃縮した。粗製材料を、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリル)によって精製して、標題生成物(1.7mg、収率36%)を得た。MS(apci)m/z=547.3(M+H)。
2-クロロ-N-(1-(2-(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリミジン-5-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
3-メチルブタン酸を2-クロロ-6-メチル安息香酸で置き換えて、実施例733に記載したものと同様の方法を用いて標題化合物を調製した。MS(apci)m/z=615.2(M+H)。
3,6-ジメチルピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例88に記載したものと同様の方法を用いて、表X3中の化合物を調製した。
6-エトキシ-4-(5-(4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリミジン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:4-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。ジオキサン(2mL)中の(3-シアノ-6-(2-モルホリノエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ボロン酸(中間体P110、190mg、0.61mmol)および5-ブロモ-2-ヨードピリミジン(225mg、0.789mmol)に、XPhos(58mg、0.121mmol)、Pd2(dba)3(3.3mg、0.03mmol)、およびK3PO4(2M水溶液、0.9mL、1.8mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンでスパージし、85℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物を1:1のDCM:水(30mL)に分配した。相分離後、水溶液をDCM(2×15mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製材料をシリカクロマトグラフィー(0~60%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(30mg、収率14%)を得た。
ステップ2:6-エトキシ-4-(5-(4-((5-メトキシピリジン-2-イル)オキシ)ピペリジン-1-イル)ピリミジン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。ジオキサン(0.44mL)中の4-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(30mg、0.087mmol)、5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン(37mg、0.18mmol)、Cs2CO3(57mg、0.17mmol)、XPhos(4mg、0.0087mmol)、およびPd2(dba)3(4mg、0.0044mmol)の混合物をアルゴンでスパージし、90℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応物を1:1のDCM:水(20mL)に分配した。相分離後、水溶液をDCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。粗製材料を、分取TLC(DCM中10%のMeOH)によって精製して、標題生成物(1.4mg、3%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-オール塩酸塩を適切なピペリジン中間体で置き換えて、実施例706に記載したものと同様の方法を用いて、表X4中の化合物を調製した。
4-ベンジルピペリジン-4-オールを適切なピペリジン中間体で置き換えて、実施例325に記載したものと同様の方法を用いて、表X5中の化合物を調製した。
中間体P80(方法A)または中間体P165(方法B)のいずれかを適切なピペリジン中間体と反応させて、実施例415に記載した手順に従って表X6の化合物を調製した。
4-(5-(4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
圧力容器に6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(P166 76.0mg、0.213mmol)、1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-((3-クロロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール(R69、65.6mg、0.193mmol)、およびK3PO4(123mg、0.580mmol)、続いて1,4-ジオキサン(1.5mL)および水(0.2mL)を充填した。反応混合物をN2で10分間スパージした後、Pd2(dba)3(8.85mg、0.00967mmol)およびXPhos(18.4mg、0.0387mmol)を導入した。反応物をN2でさらに3分間スパージした後、それを密封し、100℃で3日間加熱して、約79%変換に達した(LCMS)。室温に冷却した後、2%TFAを含む60/40のACN:H2Oで反応物を希釈し、Pall Acrodiscを通して濾過して、固体を除去した。濾液を濃縮し、分取HPLC(0.1%TFAを含む40~60%のACN/H2O )によって精製した。生成物を含む組み合わせた画分を濃縮し、残渣をMeOHに取り込み、MP-HCO3樹脂を通して濾過した。濾液を濃縮して、黄色の粉末として標題生成物(2.0mg、1.9%)を得た。MS(apci)m/z=534.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(2.4mL)中の3-クロロピコリン酸(23mg、0.14mmol)およびHATU(37mg、0.097mmol)の混合物に、DIEA(84μL、0.48mmol)を添加した。室温で30分撹拌した後、1-(5-(3-クロロ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-アミン(中間体P175、29mg、0.078mmol)を1回で添加した。反応物を周囲温度で3時間撹拌し、次いで、飽和NH4ClとDCMとに分配した。相分離後、有機層を濃縮し、シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題生成物(20mg、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=512.2(M+H)。
4-(6-(4-(フルオロ(フェニル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
CH3CN(2mL)中の1-クロロメチル-4-フルオロ-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロボレート)(115mg、0.325mmol)およびV2O3(2.87mg、0.0192mmol)の溶液に、4-(6-(4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例27、95.3mg、0.192mmol)を添加した。反応混合物を-78℃で冷凍し、空気をパージした。混合物を室温までゆっくりと加温し、一晩加熱した。反応物をH2Oで希釈した後、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を濃縮し、分取HPLC(0.1%TFAを含むH2O中20~80%のACN)によって精製した。生成物を含む組み合わせた画分を濃縮し、少量のMeOHに溶解し、PL-HCO3樹脂を通過させた。濾液を濃縮して、淡い黄色の固体として標題生成物(4.2mg、4%)を得た。MS(apci)m/z=516.2(M+H)。
4-(5-(4-((3-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ジオキサン(1.5mL)中の 6-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P168、126mg、0.211mmol)および1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-((3-フルオロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オール(中間体R70、68mg、0.211mmol)に、XPhos(20mg、0.04mmol)、Pd2(dba)3(10mg、0.011mmol)、およびK3PO4(2M水溶液、0.3mL、0.3mmol)を添加した。混合物をArでスパージし、90℃に17時間加熱した。室温に冷却した後、反応物を1:1のDCM/水(30mL)に分配した。相分離後、有機層を水および塩水で洗浄し、濃縮した。粗製材料を、分取HPLC(1%TFAを含む水中5~95%のアセトニトリル)によって精製して、標題生成物(3.4mg、収率2.8%)を得た。MS(apci)m/z=460.2(M+H)。
適切なボロン酸塩およびハロゲン化物中間体をカップリングして、実施例766に記載した手順に従って表X7の化合物を調製した。
(R)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロキシプロパンアミド
ステップ1:4-(5-(4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1-(5-クロロピラジン-2-イル)-4-((3-フルオロピリジン-2-イル)メチル)ピペリジン-4-オールを4-ベンジル-1-(5-クロロピラジン-2-イル)ピペリジン-4-アミン(中間体R72)で置き換えて、実施例766に記載したものと同じ方法で標題化合物(62.7mg、53%)を調製した。LCMSm/z=440.2(M+H)。
ステップ2:(R)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロキシプロパンアミドの調製。DMA中のD-グリセリン酸ヘミカルシウム塩(5.79mg、0.0396mmol)およびHATUの混合物に、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(9.19μl、0.0528mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、4-(5-(4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(11.6mg、0.0264mmol)を導入し、反応物を60℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、反応物をDCMで希釈し、水(3×)および塩水(1×)で洗浄し、次いで、濃縮し、分取HPLC(5~95%のMeCN/H2O/0.2%TFA)によって精製した。生成物を含む組み合わせた画分を濃縮し、飽和NaHCO3および4:1のDCM/IPAに取り込んだ。有機層を分離し、濃縮して、標題生成物(4mg、27%)を得た。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-2,3,6-トリフルオロベンズアミド
DCM(2.1mL)中の2,3,6-トリフルオロ安息香酸(22mg、0.12mmol)およびHATU(31mg、0.083mmol)の混合物に、DIEA(72μl、0.41mmol)を添加し、室温で30分間撹拌し、続いて、4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P172;25mg、0.041mmol)を1回で添加した。さらに2時間撹拌した後、反応物を飽和NH4Cl(2mL)で希釈し、相分離器フリットを通過させた。有機濾液をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(17mg、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=536.1(M+H)。
2,3,6-トリフルオロ安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例771に記載したものと同様の方法を用いて、表X8中の化合物を調製した。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-6-メチルベンズアミド
15mLの圧縮管に4-ブロモ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P5;15mg、0.056mmol)およびジオキサン(0.5mL)を充填して懸濁液を形成し、続いて、水(0.15mL)、Cs2CO3(55mg、0.17mmol)、および 2-クロロ-6-メチル-N-(4-メチル-1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)ベンズアミド(中間体R49;37mg、0.056mmol)を添加した。混合物をN2で5分間スパージした後、XPHOS(11mg、0.023mmol)およびPd2dba3(5.2mg、0.0056mmol)を添加し、続いて、N2でさらに5分間スパージした後、反応物を密封し、80℃で17時間加熱した。いったん室温まで冷却したら、反応物を水(10mL)で希釈し、DCM(2×10mL)で抽出した。組み合わせた有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。粗製材料を、最初に分取HPLC(0.2%TFAを含む5~95%のMeCN/H2O)、続いてシリカクロマトグラフィー(0~100%のアセトン/ヘキサン)によって精製して、標題生成物(2.1mg、収率7%)を得た。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
4-ブロモ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルを適切なブロミド中間体で置き換えて、実施例779に記載した手順に従って表X9の化合物を調製した。
2-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)-5-フルオロベンズアミド
DCM(0.2mL)中の4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロポキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル二塩酸塩(中間体P173;10mg、0.020mmol)の懸濁液に、2-クロロ-5-フルオロ安息香酸(4.2mg、0.024mmol)、DIEA(14μl、0.081mmol)、およびHATU(12mg、0.030mmol)を添加した。反応物を室温で2日間撹拌し、次いで、H2O(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出し、組み合わせた有機相を濃縮した。粗製材料を、分取HPLC(0.1%TFAを含む水中5~95%のMeCN/H2O)によって精製した。生成物を含む組み合わせた画分を飽和NaHCO3(10mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。組み合わせた有機相を塩水(15mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(1.2mg、収率10%)を得た。MS(apci)m/z=578.2(M+H)。
2-クロロ-5-フルオロ安息香酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例784に記載したものと同様の方法を用いて、表X10中の化合物を調製した。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-((3-フルオロアゼチジン-3-イル)メトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル3-(((4-(5-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレートの調製。DCM(2.5mL)中の3-クロロピコリン酸(24mg、0.15mmol)およびHATU(38mg、0.10mmol)の混合物を、DIEA(88μL、0.50mmol)で処理し、次いで、室温で30分間撹拌した後、tert-ブチル3-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(中間体P153;27mg、0.050mmol)を1回で添加した。一晩撹拌した後、反応物を飽和NH4Cl(aq)(2mL)で希釈し、相分離器フリットを通過させた。濾液をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、標題化合物(34mg、定量的収率)を得た。LCMSm/z=676.2(M+H)。
ステップ2:(R)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロキシプロパンアミドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル3-(((4-(5-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)-3-フルオロアゼチジン-1-カルボキシレート(34mg、0.050mmol)の溶液を、TFA(2mL)で処理した。反応物を周囲温度で20分間撹拌した後、それを真空中で濃縮し、シリカクロマトグラフィー(0.1%NH4OHを含むDCM中0~10%のMeOH)によって精製して、生成物(12mg、41%)を得た。MS(apci)m/z=576.2(M+H)。
3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
DCM(1.6mL)中の3-クロロピコリン酸(15mg、0.096mmol)およびHATU(24mg、0.064mmol)の混合物に、DIEA(56μl、0.32mmol)を添加し、次いで、30分間撹拌した後、4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(中間体P174;20mg、0.032mmol)を1回で添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで、飽和NH4Cl(aq)(2mL)で希釈し、相分離器フリットを通過させた。有機濾液をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)によって精製して、固体として標題生成物(14mg、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例791に記載したものと同様の方法を用いて、表X11中の化合物を調製した。
(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
ステップ1:tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレートの調製。4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)をtert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体P176)で置き換えて、実施例791に記載した手順に従って標題化合物(30mg、67%)を調製した。LCMSm/z=688.2(M+H)。
ステップ2:(R)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミドの調製。DCM(2mL)中のtert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-(3-クロロピコリンアミド)-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(30.2mg、0.044mmol)の溶液に、TFA(1mL)を添加し、次いで、室温で2時間撹拌し、次いで、濃縮し、4:1のDCM/IPAに再溶解した。混合物を飽和NaHCO3で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、標題生成物(21.5mg、収率83%)を得た。MS(apci)m/z=588.3(M+H)。
ステップ1で3-クロロピコリン酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例797に記載したものと同様の方法を用いて、表X12中の化合物を調製した。
(S)-3-クロロ-N-(1-(5-(3-シアノ-6-(モルホリン-2-イルメトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピラジン-2-イル)-4-メチルピペリジン-4-イル)ピコリンアミド
tert-ブチル(R)-2-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレートをtert-ブチル(S)-2-(((4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-3-シアノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-イル)オキシ)メチル)モルホリン-4-カルボキシレート(中間体177)で置き換えて、実施例797に記載した手順に従って標題化合物(50mg、74%)を調製した。LCMSm/z=688.2(M+H)。
(S)-4-(6-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1:tert-ブチル(S)-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)メチル)カルバメートの調製。DMSO(1.5mL)中の6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、50.7mg、0.180mmol)およびtert-ブチル(R)-(ピロリジン-3-イルメチル)カルバメート(54.0mg、0.269mmol)の溶液を、DIEA(0.157mL、0.898mmol)で処理し、115℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、反応物をH2Oで希釈し、濾過した。固体を水ですすぎ、次いで、真空下で乾燥させて、淡い褐色の固体として標題生成物(83mg、収率99%)を得た。LCMSm/z=463.2(M+H)。
ステップ2:(S)-4-(6-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。1,4-ジオキサン(1.5mL)中のtert-ブチル(S)-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)メチル)カルバメート(83mg、0.18mmol)の溶液を、濃縮HCl(0.029mL、0.36mmol)で処理し、室温で一晩撹拌した。反応物を濃縮し、次いで、4:1のDCM/IPAに取り込み、飽和NaHCO3で遊離塩基化した。有機層を相分離器フリットに通し、濃縮して、固体として標題生成物(8.9mg、13%)を得た。MS(apci)m/z=363.2(M+H)。
(R)-4-(6-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル
ステップ1でtert-ブチル(R)-(ピロリジン-3-イルメチル)カルバメートをtert-ブチル(S)-(ピロリジン-3-イルメチル)カルバメートで置き換えて、実施例801に記載した手順に従って標題化合物(12mg、18%)を調製した。LCMSm/z=363.2(M+H)。
(S)-3-クロロ-N-((1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-イル)メチル)ピコリンアミド
4-(5-(4-アミノ-4-メチルピペリジン-1-イル)ピラジン-2-イル)-6-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)を(S)-4-(6-(3-(アミノメチル)ピロリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(実施例801)で置き換えて、実施例791に記載した手順に従って標題化合物(32.6mg、71%)を調製した。LCMSm/z=502.2(M+H)。
適切なアミン中間体対応するカルボン酸をカップリングして、実施例803に記載した手順に従って表X13の化合物を調製した。
N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド
ステップ1:4-(6-(4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリルの調製。DCM(1.5mL)中のtert-ブチル4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-カルボキシレート(220mg、0.758mmol)の溶液を、TFA(0.5mL)で処理し、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をDMA(3.8mL)に再溶解し、続いて6-エトキシ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(中間体P6、214mg、0.758mmol)およびK2CO3(524mg、3.79mmol)を添加した。混合物を60℃で24時間撹拌した後、それを室温に冷却し、水で希釈した。水性混合物をEtOAcで抽出し、組み合わせた有機抽出物をのうしゅくし、シリカクロマトグラフィー(0~100%のDCM/10%MeOH/1%NH4OH)によって精製して、標題化合物(261mg、76%)を得た。LCMSm/z=453.2(M+H)。
ステップ2:N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-2-ヒドロキシアセトアミドの調製。DCM(0.66mL)中の4-(6-(4-アミノ-4-ベンジルピペリジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニトリル(30mg、0.0663mmol)の溶液に、2-ヒドロキシ酢酸(5.55mg、0.0729mmol)、N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(23.1μl、0.133mmol)、およびHATU(30.2mg、0.0795mmol)を添加し、次いで、室温で一晩撹拌した。反応混合物を逆相クロマトグラフィー(5~95%のMeCN/H2O/0.2%TFA)で直接処理した。生成物を含む組み合わせた画分を4:1のDCM/IPAと飽和NaHCO3とに分配した。相分離後、有機層を濃縮して、固体として標題生成物(7.2mg、21%)を得た。MS(apci)m/z=511.2(M+H)。
2-ヒドロキシ酢酸を適切なカルボン酸で置き換えて、実施例807のステップ2に記載したものと同様の方法を用いて、表X14中の化合物を調製した。
(2S,3R)-2-アミノ-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシブタンアミド
2-ヒドロキシ酢酸をN-Fmoc保護酸(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-トレオニンで置き換えて、実施例807のステップ2に記載したものと同様の方法を用いて、標題化合物を調製した。N保護された粗製生成物を1:1のモルホリン:DCMで処理して、保護基を除去し、次いで、実施例807に記載した手順に従って濃縮し、精製して、固体として最終生成物(13.8mg、28%)を得た。MS(apci)m/z=554.3(M+H)。
(S)-2-アミノ-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-メチルブタンアミド
(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-トレオニンを(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-バリンで置き換えて、実施例815に記載したものと同様の方法を用いて、標題化合物(3mg、8%)を調製した。MS(apci)m/z=552.3(M+H)。
(2S,3S)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキサミド
2-ヒドロキシ酢酸をN-Boc保護酸(2S,3S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-3-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸で置き換えて、実施例807のステップ2に記載したものと同様の方法を用いて、標題化合物を調製した。シリカクロマトグラフィー(ヘキサン中0~100%のEtOAc)の後に、N保護された生成物を単離した。単離した生成物を1:1のDCM:TFAに0℃で溶解し、次いで、24時間かけて室温に加温した。溶媒を除去した後、粗製材料を2回目のシリカクロマトグラフィー(DCM中、1%NH4OHを含む、0~100%の1:9 MeOH:DCM)で処理して、固体として標題生成物(33mg、36%)を得た。MS(apci)m/z=566.2(M+H)。
(2S,3S)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-1-エチル-3-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキサミド
DCM(0.13mL)中の(2S,3S)-N-(4-ベンジル-1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)-3-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキサミド(実施例817、15mg、0.0265mmol)の容積を、ナトリウム トリアセトキシヒドロボレート(11.2mg、0.0530mmol)およびアセトアルデヒド(0.769μL、0.0265mmol)で処理し、次いで、室温で一晩撹拌した。反応混合物を4:1のDCM/IPAで希釈し、飽和NaHCO3(aq)で洗浄した。相分離後、有機層を濃縮して、標題生成物(11mg、72%)を得た。MS(apci)m/z=594.3(M+H)。
(R)-N-(1-(5-(3-シアノ-6-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-イル)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-イルメチル)ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロキシプロパンアミド
2-(1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル)酢酸をD(+)-グリセリン酸ヘミカルシウム塩で置き換えて、実施例626のステップ1に記載したものと同様の方法を用いて、標題生成物(21.6mg、18%)を調製した。MS(apci)m/z=542.2(M+H)。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
式Iの化合物、
ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物であって、式中、
X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
が独立して、CH、CCH
3
、CF、またはNであり、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、メチル、エチル、またはシクロプロピルであり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意選択に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、
(f)(R
1
R
2
N)C1-C6アルキル-であって、R
1
およびR
2
が、H、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から、独立して選択される、(R
1
R
2
N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr
1
C1-C3アルキル-であって、hetAr
1
が、N、O、およびSから、独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、1つ以上の独立して選択されたC1-C6アルキル置換基で任意選択に置換されている、hetAr
1
C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-、
(i)(hetCyc
a
)C1-C3アルキル-、
(j)hetCyc
a
、
(k)(R
1
R
2
N)C(=O)C1-C6アルキル-であって、R
1
およびR
2
が、HおよびC1-C6アルキルから、独立して選択される、(R
1
R
2
N)C(=O)C1-C6アルキル-、
(l)(R
1
R
2
N)C(=O)-であって、R
1
およびR
2
が、HおよびC1-C6アルキルから、独立して選択される、(R
1
R
2
N)C(=O)-、または
(m)hetCyc
a
C(=O)C1-C6アルキル-であり、
hetCyc
a
-が、NおよびOから、独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、OH、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、ハロゲン、(C1-C6アルキル)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、オキソ、および(C1-C6アルコキシ)C(=O)-から、独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されており、
環Dが、
(i)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式4~7員複素環式環、
(ii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環、または
(iii)窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系であり、
各R
a
が独立して、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-であり、
R
b
が、(a)ヒドロキシ、(b)シクロプロピル、(c)hetCyc
b
CH
2
-、(d)R
i
R
j
NC(=O)CH
2
OCH
2
-であって、R
i
およびR
j
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
i
R
j
NC(=O)CH
2
OCH
2
-、(e)R
c
R
d
N-、(f)R
c
R
d
NCH
2
-、(g)C1-C6アルコキシ-、(h)(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-であって、前記アルキル部分が、hetCyc
b
、hetAr
a
、C1-C6アルコキシ-、もしくはR’R’’N-で任意選択に置換されている、もしくは前記アルキル部分が、R’R’’N-およびOH(各R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)から、独立して選択される2個の置換基で置換されている、(C1-C4アルキル)-C(=O)NH-、(i)(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2
)
n
-であって、nが0もしくは1であり、R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである、(R’R’’N)C1-C6アルコキシ(CH
2
)
n
-、(j)hetCyc
b
(C1-C3アルキル)OCH
2
-、(k)hetCyc
b
C(=O)NH-、または(l)hetAr
a
C(=O)NH-であり、
hetCyc
b
が、4~6員複素環式環、7~8員架橋複素環式環、または7~10員ヘテロスピロ環式環であり、各環が、NおよびOから独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有し、hetCyc
b
が、OH、フルオロ、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、C1-C6アルコキシ、およびR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素またはC1-C6アルキルである)から、独立して選択される1個以上の置換基で任意選択に置換されており、
hetAr
a
が、N、O、およびSから、独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環であり、hetAraが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、および(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシからなる群から、独立して選択される1個以上の置換基で任意選択に置換されており、
R
c
が、水素またはC1-C6アルキルであり、
R
d
が、
水素、
(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、
(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)ヒドロキシC1-C6アルキル、
(ヒドロキシC1-C6アルキル)C(=O)-、
(C1-C6アルキル)C(=O)-、
(R
k
R
l
N)C1-C6アルキル-であって、R
k
およびR
l
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、(R
k
R
l
N)C1-C6アルキル-、
R
m
R
n
NC(=O)C1-C6アルキル-であって、R
m
およびR
n
が独立して、HもしくはC1-C6アルキル、PhCH
2
-であり、前記フェニルが、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO
2
-、R
e
R
f
N-、および各R
e
およびR
f
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである(R
e
R
f
N)C1-C6アルキル-からなる群から、独立して選択される1個以上の置換基で任意選択に置換されている、R
m
R
n
NC(=O)C1-C6アルキル-、
(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、または
hetCyc
c
であって、hetCyc
c
が、NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、C1-C6アルキルで任意選択に置換されており、
nが、0、1、2、3、4、5、または6であり、
mが、0または1であり、
Eが、
(a)水素、
(b)ヒドロキシ、
(c)1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル、
(d)Ar
1
C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意選択に置換されている、Ar
1
C1-C6アルキル-、
(e)hetAr
2
C1-C6アルキル-、
(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、
(g)Ar
1
O-、
(h)hetAr
2
-O-、
(i)Ar
1
NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
NR
g
-、
(j)hetAr
2
NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
-、
(k)R
3
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、R
3
C(=O)NR
g
-、
(l)Ar
1
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
C(=O)NR
g
-、
(m)hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-であって、pが0もしくは1であり、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-、
(n)R
4
R
5
NC(=O)-、
(o)Ar
1
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
NR
g
C(=O)-、
(p)hetAr
2
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
C(=O)-、
(q)Ar
1
(C1-C6アルキル)C(=O)-であって、前記アルキル部分が、OH、ヒドロキシ(C1-C6アルキル)、C1-C6アルコキシ、もしくはNH
2
で任意選択に置換されている、Ar
1
(C1-C6アルキル)C(=O)-、
(r)hetCyc
5
C(=O)-、
(s)R
4
R
5
NC(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、R
4
R
5
NC(=O)NR
g
-、
(t)(C1-C6アルキル)SO
2
-、
(u)Ar
1
(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g
-、
(v)hetAr
4
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
4
C(=O)NR
g
-、
(w)hetAr
2
-S(=O)-、
(x)(C3-C6シクロアルキル)CH
2
SO
2
-、
(y)Ar
1
(C1-C6アルキル)SO
2
-、
(z)hetAr
2
SO
2
-、
(aa)Ar
1
、
(bb)hetAr
2
、
(cc)hetCyc
5
、
(dd)C1-C6アルコキシ、
(ee)Ar
1
(C1-C6アルキル)-O-、
(ff)hetAr
2
(C1-C6アルキル)-O-、
(gg)hetAr
2
-O-C1-C6アルキル-、
(hh)Ar
1
(C1-C6アルキル)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
(C1-C6アルキル)NR
g
-、
(ii)hetAr
2
-S-、
(jj)Ar
2
SO
2
NR
g
(CH
2
)
p
-であって、pが0もしくは1であり、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
2
SO
2
NR
g
(CH
2
)
p
-、
(kk)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(ll)(C1-C6アルキル)NR
g
C(=O)O-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NR
g
C(=O)O-、
(mm)(C1-C6アルキル)NR
g
SO
2
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)NR
g
SO
2
-、
(nn)hetCyc
5
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetCyc
5
C(=O)NR
g
-、
(oo)Q-NR
h
(C1-C3アルキル)C(=O)NR
g
-であって、R
g
およびR
h
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である、Q-NR
h
(C1-C3アルキル)C(=O)NR
g
-、
(pp)
(式中、R
g
およびR
h
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-であり、rが、1、2、3、もしくは4である)、
(qq)
(式中、R
g
およびR
h
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、
(rr)
(式中、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルであり、Qが、H、C1-C6アルキル、もしくは(C1-C6アルキル)OC(=O)-である)、
(ss)R
g
R
h
N-であって、R
g
およびR
h
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである、R
g
R
h
N-、
(tt)(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NR
g
-であって、前記シクロアルキルが、任意選択にかつ独立して、1つ以上のハロゲンで置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C(=O)NR
g
-、
(uu)(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g
CH
2
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、(C1-C6アルキル)C(=O)NR
g
CH
2
-、または
(vv)C1-C6アルキル)SO
2
NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、C1-C6アルキル)SO
2
NR
g
-であり、
Ar
1
が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル、(C1-C6アルキル)SO
2
-、R
e
R
f
N-、および(R
e
R
f
N)C1-C6アルキル-(各R
e
およびR
f
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意選択に置換されたフェニルであり、
hetAr
2
が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環、または1~2個の環窒素原子を有する9~10員二環式ヘテロアリールであり、hetAr
2
が、ハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、およびヒドロキシC1-C6アルコキシ-からなる群から独立して選択される1個以上の置換基で任意選択に置換されており、
hetCyc
5
が、N、O、およびSから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4~6員飽和複素環式環であり、前記複素環式環が、C1-C6アルコキシおよびオキソから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されており、
R
3
が、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、ヒドロキシC1-C6アルキル-、C1-C6アルコキシ、C3-C6シクロアルキル、(C3-C6シクロアルキル)CH
2
-、(C3-C6シクロアルキル)O-、(C3-C6シクロアルキル)CH
2
O-、hetCyc
7
O-、Ph-O-、または(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルであり、前記C3-C6シクロアルキル部分の各々が、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OHまたはR’R’’N-(R’およびR’’が独立して、水素もしくはC1-C6アルキルである)で任意選択に置換されており、
R
4
が、HまたはC1-C6アルキルであり、
R
5
が、1~3個のフルオロで任意選択に置換された、Ar
2
、hetAr
3
、Ar
2
CH
2
-、hetCyc
6
-CH
2
-、ヒドロキシC1-C6アルキル-、(C3-C6シクロアルキル)CH
2
-、またはC1-C6アルキルであり、
Ar
2
が、ハロゲン、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)CN、C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシ、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-、C3-C6シクロアルキル、およびR
g
R
h
N-(R
g
およびR
h
が独立して、HもしくはC1-C6アルキルである)からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されたフェニルであるか、またはAr
2
が、環窒素原子を有する6員複素環式環に縮合し、かつC1-C6アルキルで任意選択に置換されたフェニルであり、
hetAr
3
が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有し、かつハロゲン、CN、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキル、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルコキシ、および(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-からなる群から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換された5~6員ヘテロアリール環であり、
hetAr
4
が、C1-C6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されたピリジン-4(1H)-オニルまたはピリジン-2(1H)-オニルであり、
hetCyc
6
が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環であり、
hetCyc
7
が、N、O、およびSから独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~7員複素環式環である、化合物、ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物。
[2]
Dが、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和単環式4~7員複素環式環である、[1]に記載の化合物。
[3]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[2]に記載の化合物。
[4]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[3]に記載の化合物。
[5]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[4]に記載の化合物。
[6]
各R
a
が、独立して選択されたC1-C6アルキル基である、[2]~[5]のいずれかに記載の化合物。
[7]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[6]に記載の化合物。
[8]
R
b
が、(a)ヒドロキシ、(c)hetCyc
b
CH
2
-であって、hetCyc
b
が、NおよびOから、独立して選択される1~2個の環ヘテロ原子を有する4~6員複素環式環であり、hetCyc
b
が、(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキルで任意選択に置換されている、hetCyc
b
CH
2
-、(e)R
c
R
d
N-、または(f)R
c
R
d
NCH
2
-であり、R
c
が、水素またはC1-C6アルキルであり、R
d
が、水素または(1~3個のフルオロで任意選択に置換された)C1-C6アルキルである、[2]~[5]のいずれかに記載の化合物。
[9]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への結合点を示す、[8]に記載の化合物。
[10]
nが、0または1であり、mが、0または1である、[2]~[5]のいずれかに記載の化合物。
[11]
Eが、(a)水素、(b)ヒドロキシ、(c)1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル、(d)Ar
1
C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意選択に置換されている、Ar
1
C1-C6アルキル-、(e)hetAr
2
C1-C6アルキル-、(g)Ar
1
O-、(h)hetAr
2
O-、(k)R
3
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、R
3
C(=O)NR
g
-、(l)Ar
1
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
C(=O)NR
g
-、(m)hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-であって、pが、0もしくは1である、hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-、(n)R
4
R
5
NC(=O)-、または(s)R
4
R
5
NC(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、R
4
R
5
NC(=O)NR
g
-である、[[2]~[10]のいずれかに記載の化合物。
[12]
Eが、(d)Ar
1
C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフルオロで任意選択に置換されている、Ar
1
C1-C6アルキル-、(e)hetAr
2
C1-C6アルキル-、(g)Ar
1
O-、(h)hetAr
2
O-、(l)Ar
1
C(=O)NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
C(=O)NR
g
-、または(m)hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-であって、pが、0もしくは1である、hetAr
2
C(=O)NR
g
(CH
2
)
p
-、である、[11]に記載の化合物。
[13]
Dが、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~8員架橋複素環式環である、[1]に記載の化合物。
[14]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[13]に記載の化合物。
[15]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[14]に記載の化合物。
[16]
Dが、
であり、
式中、波線が、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
を含む環への環Dの結合点を示し、アスタリスクが、前記E基への環Dの結合点を示す、[15]に記載の化合物。
[17]
Eが、(a)水素、(b)ヒドロキシ、(f)(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルコキシ-、(h)hetAr
2
O-、(j)hetAr
2
NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
-、(n)R
4
R
5
NC(=O)-、(o)Ar
1
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
NR
g
C(=O)-、または(p)hetAr
2
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
C(=O)-、である、[13]~[16]のいずれかに記載の化合物。
[18]
Eが、(h)hetAr
2
O-、(j)hetAr
2
NR
g
-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
-、(o)Ar
1
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、Ar
1
NR
g
C(=O)-、または(p)hetAr
2
NR
g
C(=O)-であって、R
g
が、HもしくはC1-C6アルキルである、hetAr
2
NR
g
C(=O)-、である、[17]に記載の化合物。
[19]
Dが、窒素である1個の環ヘテロ原子を有する飽和7~11員ヘテロスピロ環式環系である、[1]に記載の化合物。
[20]
Bが、1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル、またはヒドロキシC2-C6アルキルであって、前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシC2-C6である、[1]~[19]のいずれかに記載の化合物。
[21]
Bが、1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキルである、[20]に記載の化合物。
[22]
Bが、ヒドロキシC2-C6アルキルであって、前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシC2-C6アルキルである、[20]に記載の化合物。
[23]
X
1
がNであり、X
2
、X
3
、およびX
4
が独立して、CHまたはCFである、[1]~[22]のいずれかに記載の化合物。
[24]
X
1
がNであり、X
2
、X
3
、およびX
4
が、CHである、[23]に記載の化合物。
[25]
X
1
およびX
3
が、Nであり、X
2
およびX
4
が独立して、CHまたはCFである、[1]~[22]のいずれかに記載の化合物。
[26]
X
1
およびX
3
が、Nであり、X
2
およびX
4
が、CHである、[25]に記載の化合物。
[27]
Aが、CNである、[1]~[26]のいずれかに記載の化合物。
[28]
前記式Iの化合物が、実施例1~819の化合物またはその薬学的に許容される塩から選択される、[1]に記載の化合物。
[29]
薬学的に許容される希釈剤または担体と混合された、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む、医薬組成物。
[30]
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、前記患者に、有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[31]
治療を必要とする患者において癌を治療するための方法であって、(a)前記癌が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常に関連するかどうかを判定することと、(b)前記癌が、RET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常と関連すると判定された場合、前記患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することと、を含む、方法。
[32]
患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[33]
患者におけるRET関連癌を治療する方法であって、
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
RET関連癌を有すると判定された患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することと、を含む、方法。
[34]
患者を治療する方法であって、前記患者がRET遺伝子、RETキナーゼ、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有することを示す臨床症状を有する患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[35]
患者のための治療を選択する方法であって、RET関連癌を有すると同定または診断された患者に対して、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療を選択することを含む、方法。
[36]
癌を有する患者のための治療を選択する方法であって、前記方法が、
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
RET関連癌を有すると判定された患者に対して、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療を選択することと、を含む、方法。
[37]
治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために患者を選択する方法であって、
RET関連癌を有する患者を同定することと、
治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために前記患者を選択することと、を含む、方法。
[38]
治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために癌を有する患者を選択する方法であって、
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定することと、
治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物の投与を含む治療のために、RET関連癌を有すると判定された患者を選択することと、を含む、方法。
[39]
前記患者の前記癌がRET関連癌であるかどうかを判定するステップが、前記患者からの試料中のRET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を検出するためのアッセイを実施することを含む、[33]、[36]、および[38]のいずれかに記載の方法。
[40]
前記患者から試料を得ることをさらに含む、[39]に記載の方法。
[41]
前記試料が、生検試料である、[40]に記載の方法。
[42]
前記アッセイが、配列決定、免疫組織化学、酵素結合免疫吸着アッセイ、および蛍光インサイチュハイブリダイゼーション(FISH)からなる群から選択される、[39]~[41]のいずれかに記載の方法。
[43]
前記FISHが、分解FISH分析である、[42]に記載の方法。
[44]
前記配列決定が、パイロシーケンシングまたは次世代配列決定である、[42]に記載の方法。
[45]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[39]~[44]のいずれかに記載の方法。
[46]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[45]に記載の方法。
[47]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[46]に記載の方法。
[48]
前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[47]に記載の化合物。
[49]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[45]に記載の方法。
[50]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合体である、[39]~[44]のいずれかに記載の方法。
[51]
前記RET遺伝子融合体が、BCR-RET、CLIP1-RET、KIF5B-RET、CCDC6-RET、NCOA4-RET、TRIM33-RET、ERC1-RET、FGFR1OP-RET、RET-MBD1、RET-RAB61P2、RET-PRKAR1A、RET-TRIM24、RET-GOLGA5、HOOK3-RET、KTN1-RET、TRIM27-RET、AKAP13-RET、FKBP15-RET、SPECC1L-RET、TBL1XR1/RET、CEP55-RET、CUX1-RET、KIAA1468-RET、RFG8/RET、ACBD5-RET、PTC1ex9-RET、MYH13-RET、PIBF1-RET、KIAA1217-RET、MPRIP-RET、HRH4-RET、Ria-RET、RET-PTC4、FRMD4A-RET、SQSTM1-RET、AFAP1L2-RET、PPFIBP2-RET、EML4-RET、PARD3-RET、MYH10-RET、HTIF1/RET、AFAP1-RET、RASGEF1A-RET、TEL-RET、RUFY1-RET、UEVLD-RET、DLG5-RET、FOXP4-RET、TIF1G-RET、H4L-RET、OFLM4-RET、およびRRBP1-RET、からなる群から選択される、[50]に記載の方法。
[52]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌からなる群から選択される、[32]、[33]、および[36]~[51]のいずれかに記載の方法。
[53]
前記肺癌が、RET融合肺癌であるか、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[52]に記載の方法。
[54]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[52]に記載の方法。
[55]
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が経口投与される、[30]~[54]のいずれかに記載の方法。
[56]
前記患者に、さらなる療法または治療薬を投与することをさらに含む、[30]~[55]のいずれかに記載の方法。
[57]
前記さらなる療法または治療薬が、放射線療法、細胞傷害性化学療法薬、キナーゼ標的治療薬、アポトーシスモジュレーター、シグナル伝達阻害剤、免疫標的療法、および血管新生標的療法から選択される、[56]に記載の方法。
[58]
前記さらなる治療薬が、1つ以上のキナーゼ標的治療薬から選択される、[57]に記載の方法。
[59]
[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物、および前記さらなる治療薬が、別々の投与量として同時に投与される、[56]~[58]のいずれかに記載の方法。
[60]
[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物、および前記さらなる治療薬が、任意の順序で逐次的に別々の投与量として投与される、[56]~[58]のいずれかに記載の方法。
[61]
患者におけるRET関連癌を治療するための薬剤の製造のための、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の使用。
[62]
前記RET関連癌が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有するがんである、[61]に記載の使用。
[63]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[62]に記載の使用。
[64]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[63]に記載の使用。
[65]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[64]に記載の使用。
[66]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[65]に記載の使用。
[67]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[63]に記載の使用。
[68]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合体である、[62]に記載の使用。
[69]
前記RET遺伝子融合体が、BCR-RET、CLIP1-RET、KIF5B-RET、CCDC6-RET、NCOA4-RET、TRIM33-RET、ERC1-RET、FGFR1OP-RET、RET-MBD1、RET-RAB61P2、RET-PRKAR1A、RET-TRIM24、RET-GOLGA5、HOOK3-RET、KTN1-RET、TRIM27-RET、AKAP13-RET、FKBP15-RET、SPECC1L-RET、TBL1XR1/RET、CEP55-RET、CUX1-RET、KIAA1468-RET、RFG8/RET、ACBD5-RET、PTC1ex9-RET、MYH13-RET、PIBF1-RET、KIAA1217-RET、MPRIP-RET、HRH4-RET、Ria-RET、RET-PTC4、FRMD4A-RET、SQSTM1-RET、AFAP1L2-RET、PPFIBP2-RET、EML4-RET、PARD3-RET、MYH10-RET、HTIF1/RET、AFAP1-RET、RASGEF1A-RET、TEL-RET、RUFY1-RET、UEVLD-RET、DLG5-RET、FOXP4-RET、TIF1G-RET、H4L-RET、OFLM4-RET、およびRRBP1-RET、からなる群から選択される、[68]に記載の使用。
[70]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌からなる群から選択される、[61]~[69]のいずれかに記載の使用。
[71]
前記肺癌が、RET融合肺癌である、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[70]に記載の使用。
[72]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[70]に記載の使用。
[73]
前記薬剤が、経口投与用に製剤化されている、[61]~[72]のいずれかに記載の使用。
[74]
RET関連癌を有すると同定または診断された患者を治療するのに使用するための、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物。
[75]
前記RET関連癌が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する癌である、[74]に記載の化合物。
[76]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[75]に記載の化合物。
[77]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[76]に記載の化合物。
[78]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[77]に記載の化合物。
[79]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[65]に記載の使用。
[80]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[76]に記載の化合物。
[81]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合体である、[75]に記載の化合物。
[82]
前記RET遺伝子融合体が、BCR-RET、CLIP1-RET、KIF5B-RET、CCDC6-RET、NCOA4-RET、TRIM33-RET、ERC1-RET、FGFR1OP-RET、RET-MBD1、RET-RAB61P2、RET-PRKAR1A、RET-TRIM24、RET-GOLGA5、HOOK3-RET、KTN1-RET、TRIM27-RET、AKAP13-RET、FKBP15-RET、SPECC1L-RET、TBL1XR1/RET、CEP55-RET、CUX1-RET、KIAA1468-RET、RFG8/RET、ACBD5-RET、PTC1ex9-RET、MYH13-RET、PIBF1-RET、KIAA1217-RET、MPRIP-RET、HRH4-RET、Ria-RET、RET-PTC4、FRMD4A-RET、SQSTM1-RET、AFAP1L2-RET、PPFIBP2-RET、EML4-RET、PARD3-RET、MYH10-RET、HTIF1/RET、AFAP1-RET、RASGEF1A-RET、TEL-RET、RUFY1-RET、UEVLD-RET、DLG5-RET、FOXP4-RET、TIF1G-RET、H4L-RET、OFLM4-RET、およびRRBP1-RET、からなる群から選択される、[81]に記載の化合物。
[83]
前記RET関連癌が、肺癌、甲状腺乳頭癌、甲状腺髄様癌、分化型甲状腺癌、再発性甲状腺癌、難治性分化型甲状腺癌、多発性内分泌腫瘍2A型または2B型(それぞれMEN2AまたはMEN2B)、褐色細胞腫、副甲状腺過形成、乳癌、結腸直腸癌、乳頭状腎細胞癌、胃腸粘膜神経節腫、および子宮頸癌からなる群から選択される、[74]~[82]のいずれかに記載の化合物。
[84]
前記肺癌が、RET融合肺癌である、または前記癌が甲状腺髄様癌である、[83]に記載の化合物。
[85]
前記肺癌が、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、細気管支肺細胞癌、または肺腺癌である、[83]に記載の化合物。
[86]
哺乳動物細胞におけるRETキナーゼ活性を阻害するための方法であって、前記哺乳動物細胞を、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物と接触させることを含む、方法。
[87]
前記接触が、インビボで生じる、[86]に記載の方法。
[88]
前記接触が、インビトロで生じる、[86]に記載の方法。
[89]
前記哺乳動物細胞が、哺乳動物癌細胞である、[86]~[88]のいずれかに記載の方法。
[90]
前記哺乳動物細胞が、哺乳動物RET関連癌細胞である、[89]に記載の方法。
[91]
前記細胞が、RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常を有する、[86]~[90]のいずれかに記載の方法。
[92]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、前記RET遺伝子における1つ以上の点突然変異である、[91]に記載の方法。
[93]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、20、32、34、40、56、64、67、114、136、145、180、200、292、294、321、330、338、360、373、393、423、432、446、505、506、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、633、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、802、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、882、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1062、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[92]に記載の方法。
[94]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、アミノ酸位置:32、34、40、56、64、67、114、145、292、321、330、338、360、393、423、446、510、511、513、515、525、531、532、533、550、591、593、595、600、602、603、606、609、611、616、618、619、620、623、624、630、631、632、634、635、636、640、641、648、649、664、665、666、675、686、689、691、694、700、706、713、732、736、748、750、765、766、768、769、770、771、777、778、781、788、790、791、804、805、806、810、818、819、823、826、833、836、841、843、844、848、852、865、870、873、876、881、883、884、886、891、897、898、900、901、904、905、907、908、911、912、918、919、921、922、930、961、972、981、982、1009、1015、1017、1041、1064、および1096、のうちの1つ以上で、1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[93]に記載の方法。
[95]
RET遺伝子における1つ以上の点突然変異が、アミノ酸置換:
S32L、D34S、L40P、L56M、P64L、R67H、R114H、V145G、V292M、G321R、R330Q、T338I、R360W、F393L、G423R、G446R、A510V、E511K、G513D、C515S、C515W、R525W、C531R、G533C、G533S、G550E、V591I、G593E、E595D、E595A、R600Q、I602V、K603Q、K603E、Y606C、C609C、C609Y、C609S、C609G、C609R、C609F、C609W、C611R、C611S、C611G、C611Y、C611F、C611W、E616Q、C618S、C618Y、C618R、C618G、C618F、C618W、F619F、C620S、C620W、C620R、C620G、C620L、C620Y、C620F、E623K、D624N、C630A、C630R、C630S、C630Y、C630F、C630W、D631N、D631Y、D631A、D631G、D631V、D631E、E632K、E632G、C634W、C634Y、C634S、C634R、C634F、C634G、C634L、C634A、C634T、R635G、T636P、T636M、A640G、A641S、A641T、V648I、S649L、A664D、H665Q、K666E、K666M、K666N、K666R、T675T S686N、S689T、G691S、R694Q、M700L、V706M、V706A、E713K、E732K、G736R、G748C、A750P、S765P、P766S、P766M、E768Q、E768D、L769L、R770Q、D771N、N777S、V778I、Q781R、I788I、L790F、Y791F、Y791N、V804L、V804M、V804E、E805K、Y806E、Y806F、Y806S、Y806G、Y806C、Y806H、Y806N、Y806Y、G810R、G810S、G810A、E818K、S819I、G823E、Y826M、Y826S、R833C、S836S、P841L、P841P、E843D、R844W、R844Q、R844L、M848T、I852M、L865V、L870F、R873W、A876V、L881V、A883F、A883S、A883T、E884K、R886W、S891A、S891S、R897Q、D898V、Y900F、E901K、S904F、S904S、S904C、Y905F、K907E、K907M、R908K、G911D、R912P、R912Q、M918T、M918V、M918L、A919V、E921K、S922P、S922Y、T930M、F961L、R972G、Y981F、R982C、M1009V、Y1015F、D1017N、V1041G、M1064T、およびY1096F、のうちの1つ以上のアミノ酸置換を有するRETタンパク質の翻訳をもたらす、[65]に記載の使用。
[96]
RET遺伝子における前記1つ以上の点突然変異が、ヒトRET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、および16のうちの1つ以上において生じる、[92]に記載の方法。
[97]
RET遺伝子、RETキナーゼタンパク質、またはそれらのいずれかの発現もしくは活性もしくはレベルの調節異常が、RET遺伝子融合体である、[91]に記載の方法。
[98]
前記RET遺伝子融合体が、BCR-RET、CLIP1-RET、KIF5B-RET、CCDC6-RET、NCOA4-RET、TRIM33-RET、ERC1-RET、FGFR1OP-RET、RET-MBD1、RET-RAB61P2、RET-PRKAR1A、RET-TRIM24、RET-GOLGA5、HOOK3-RET、KTN1-RET、TRIM27-RET、AKAP13-RET、FKBP15-RET、SPECC1L-RET、TBL1XR1/RET、CEP55-RET、CUX1-RET、KIAA1468-RET、RFG8/RET、ACBD5-RET、PTC1ex9-RET、MYH13-RET、PIBF1-RET、KIAA1217-RET、MPRIP-RET、HRH4-RET、Ria-RET、RET-PTC4、FRMD4A-RET、SQSTM1-RET、AFAP1L2-RET、PPFIBP2-RET、EML4-RET、PARD3-RET、MYH10-RET、HTIF1/RET、AFAP1-RET、RASGEF1A-RET、TEL-RET、RUFY1-RET、UEVLD-RET、DLG5-RET、FOXP4-RET、TIF1G-RET、H4L-RET、OFLM4-RET、およびRRBP1-RET、からなる群から選択される、[97]に記載の方法。
[99]
患者における過敏性腸症候群を治療する方法であって、過敏性腸症候群を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[100]
疼痛の軽減を必要とする患者に、過敏性腸症候群に関連する疼痛を軽減するための方法であって、過敏性腸症候群を有すると同定または診断された患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[101]
癌の転移の阻害を必要とする患者において、癌の転移を阻害するための方法であって、前記患者に、治療有効量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または[29]に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
[102]
[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、別の化学療法剤と組み合わせて使用される、[101]に記載の方法。
[103]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の第1のRET阻害剤を前記対象に一定期間投与すること、
(b)(a)の後に、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗がん剤と組み合わせて、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(d)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[104]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[103]に記載の方法。
[105]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与される前記第1のRET阻害剤である、[103]に記載の方法。
[106]
前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(e)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[103]に記載の方法。
[107]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[106]に記載の方法。
[108]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、[[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[107]に記載の方法。
[109]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の第1のRET阻害剤を一定期間対象に投与することと、
(b)(a)の後、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗がん剤と組み合わせて第2のRET阻害剤を投与すること、あるいは
(d)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与すること、を含み、前記変異が、アミノ酸位置804での置換、例えば、V804M、V804L、またはV804Eである、方法。
[110]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与される前記第1のRET阻害剤である、[109]に記載の方法。
[111]
前記対象に、さらなる用量のステップ(a)の前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(e)別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[109]に記載の方法。
[112]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[111]に記載の方法。
[113]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[111]に記載の方法。
[114]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の第1のRET阻害剤を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、前記対象に、さらなる用量の前記第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[115]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[114]に記載の方法。
[116]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤である、[114]に記載の方法。
[117]
前記対象に、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[116]に記載の方法。
[118]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[117]に記載の方法。
[119]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[117]に記載の方法。
[120]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の第1のRET阻害剤を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有する場合、前記対象に、単剤療法としてまたは別の抗がん剤と組み合わせて第2のRET阻害剤を前記対象に投与すること、あるいは
(c)前記対象が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する場合、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与すること、を含む、方法。
[121]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤である、[120]に記載の方法。
[122]
前記対象に、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された前記第1のRET阻害剤を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[120]に記載の方法。
[123]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[122]に記載の方法。
[124]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[122]に記載の方法。
[125]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)1回以上の用量の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を一定期間投与することと、
(b)(a)の後、前記対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす少なくとも1つのRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(c)癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有すると判定された対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、または[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(d)癌細胞または腫瘍に対して、ステップ(a)の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する対象に、さらなる用量のステップ(a)の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、を含む、方法。
[126]
前記第2のRET阻害剤が、ステップ(c)で投与される、[125]に記載の方法。
[127]
[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、ステップ(c)で投与される、[125]に記載の方法。
[128]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、第1のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[125]に記載の方法。
[129]
ステップ(c)の前記抗癌剤が、ステップ(a)で投与されたものとは異なる、[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[125]に記載の方法。
[130]
ステップ(c)の抗癌剤が、ステップ(a)で投与された、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[125]に記載の方法。
[131]
前記対象に、さらなる用量の、ステップ(a)の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与し、前記方法が、(e)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[125]に記載の方法。
[132]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[131]に記載の方法。
[133]
ステップ(e)の前記抗癌剤が、ステップ(a)の前記化合物とは異なる、[1~28のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[131]に記載の方法。
[134]
癌を有する対象を治療する方法であって、
(a)癌を有し、1回以上の用量の[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を以前に投与されたことがある対象から得られた試料中の癌細胞が、癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有するかどうかを判定すること、
(b)癌細胞または腫瘍に対して、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらす1つ以上のRET阻害剤耐性変異を有する癌細胞を有すると判定された対象に、単剤療法としてまたは別の抗癌剤と組み合わせて、第2のRET阻害剤、または[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、あるいは
(c)癌細胞または腫瘍に対して、前記対象に以前に投与された、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物による治療に対する耐性の増加をもたらすRET阻害剤耐性変異を有しない癌細胞を有する前記対象に、さらなる用量の、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与すること、を含む、方法。
[135]
前記第2のRET阻害剤が、ステップ(b)で投与される、[134]に記載の方法。
[136]
[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、ステップ(b)で投与される、[134]に記載の方法。
[137]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[134]に記載の方法。
[138]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[134]に記載の方法。
[139]
ステップ(b)の前記抗癌剤が、前記対象に以前に投与された、[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[134]に記載の方法。
[140]
前記対象に、さらなる用量の、前記対象に以前に投与された[1]~[28]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与し、前記方法が、(d)前記対象に別の抗癌剤を投与することをさらに含む、[134]に記載の方法。
[141]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、第2のRET阻害剤、免疫療法剤、またはそれらの組み合わせである、[140]に記載の方法。
[142]
ステップ(d)の前記抗癌剤が、[1]~[28]のいずれかに記載の第2の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である、[141]に記載の方法。
[143]
[1]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を調製するためのプロセスであって、
(a)EがHであり、AがCNであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式:
(式中、Bが[1]に定義されるとおりである)
を有する対応する化合物9を、パラジウム触媒および任意選択にリガンドの存在下、かつ塩基の存在下で、式10:
(式中、Zが、-B(OR
x
)(OR
y
)であり、R
x
およびR
y
が、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはR
x
およびR
y
は、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意選択に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方もしくは両方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、カップリングの前にR
b
の窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい)
を有するボロン酸エステル、とカップリングし、続いて、存在する場合、前記保護基を除去すること、または
(b)Eが水素ではないことを除いて、A、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式:
(式中、環D、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりであり、E
1
が、-NH
2
もしくはOHである)
の対応する化合物を官能化すること、または
(c)AがCNであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式14:
(式中、環D、B、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
が、[1]に定義されるとおりであり、L
2
が、ハロゲンもしくはトリフレートなどの脱離基である)
の対応する化合物を、塩基の存在下で、式15:
(式中、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の両方もしくは一方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、カップリングの前にR
b
の窒素原子が適切なアミノ保護基によって保護されてもよい)
の化合物とカップリングし、任意選択に続いて、存在する場合、前記アミノ保護基を除去すること、または
(d)EがHであり、AがCNであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、および環Dが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式14:
(式中、L
2
が、脱離基であり、B、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
が、[1]に定義されるとおりである)
の対応する化合物を、塩基の存在下で、式15:
(式中、環D、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりであり、Eが水素であり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方または両方が水素である)であるRb置換基で置換されている場合、カップリングの前にR
b
の窒素原子が適切なアミノ保護基によって保護されてもよい)
の化合物とカップリングし、任意選択に続いて、存在する場合、前記アミノ保護基を除去すること、または
(e)AがHであり、BがHであり、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式18:
(式中、AがHであり、BがHであり、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方または両方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、R
b
の窒素原子がアミノ保護基で保護されてもよい)
の対応する化合物を、化合物19を得るために、三塩化アルミニウムで処理して、任意選択に続いて、存在する場合、前記アミノ保護基を除去すること、
または
(f)AがHであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、
(i)式18
(式中、AがHであり、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方または両方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、R
b
の窒素原子が適切なアミノ保護基で保護されてもよい)
の対応する化合物を、化合物19を得るために、三塩化アルミニウムで処理すること、
(ii)化合物19を、1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル-X、ヒドロキシC2-C6アルキル-X(前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている)、ジヒドロキシC3-C6アルキル-X(前記アルキル部分が、C3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている)、1~3個のフルオロで任意選択に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキル-X、(R
1
R
2
N)C1-C6アルキル-X、hetAr
1
C1-C3アルキル-X、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-X、(hetCyc
a
)C1-C3アルキル-X、hetCyc
a
-X、もしくはhetCyc
a
C(=O)C1-C6アルキル-X(式中、R
1
、R
2
、hetAr
1
、およびhetCyc
a
は、[1]に定義されるとおりであり、Xは、脱離原子もしくは基である)と反応させ、任意選択に続いて、存在する場合、前記アミノ保護基を除去すること、または
(g)AがHもしくはClであり、BがHであり、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式:
(式中、AがHもしくはClである)
の対応する化合物を、式10:
(式中、Zが、-B(OR
x
)(OR
y
)であり、R
x
およびR
y
が、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはR
x
およびR
y
は、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意選択に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方もしくは両方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、前記カップリングの前にR
b
の窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい)
を有するボロン酸エステルとカップリングし、続いて、存在する場合、前記保護基を除去すること、または
(h)AがHもしくはClであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、以下の式:
(式中、AがHもしくはClである)
の化合物を、式10:
(式中、Zが、-B(OR
x
)(OR
y
)であり、R
x
およびR
y
が、Hもしくは(1-6C)アルキルであるか、またはR
x
およびR
y
は、それらが結合する原子と一緒になって、(C1-C3アルキル)から選択される1~4個の置換基で任意選択に置換された5~6員環を形成し、環D、E、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、R
a
、R
b
、m、およびnが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の一方もしくは両方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、前記カップリングの前にR
b
の窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい)
の対応するボロン酸エステルとカップリングし、続いて、存在する場合、前記保護基を除去すること、または
(i)AがHであり、B、X
1
、X
2
、X
3
、X
4
、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりである、[1]に記載の化合物については、式24:
(式中、B、X
1
、X
2
、X
3
、およびX
4
が、[1]に定義されるとおりであり、L
2
が、脱離基もしくは原子である)
の化合物を、式15:
(式中、環D、R
a
、R
b
、m、n、およびEが、[1]に定義されるとおりであり、環Dが、R
c
R
d
N-(R
c
およびR
d
の両方もしくは一方が水素である)であるR
b
置換基で置換されている場合、R
b
の窒素原子がアミノ保護基によって保護されてもよい)
の対応する化合物とカップリングし、任意選択に続いて、存在する場合、前記アミノ保護基を除去することと、
存在する場合、いかなる追加の保護基も除去し、任意選択に、その薬学的に許容される塩を形成すること、を含む、方法。