JP6853729B2 - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6853729B2
JP6853729B2 JP2017092566A JP2017092566A JP6853729B2 JP 6853729 B2 JP6853729 B2 JP 6853729B2 JP 2017092566 A JP2017092566 A JP 2017092566A JP 2017092566 A JP2017092566 A JP 2017092566A JP 6853729 B2 JP6853729 B2 JP 6853729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
signal
signals
unit
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017092566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018191152A (ja
Inventor
潤 川鍋
潤 川鍋
渡辺 実
実 渡辺
啓吾 横山
啓吾 横山
翔 佐藤
翔 佐藤
健太郎 藤吉
健太郎 藤吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017092566A priority Critical patent/JP6853729B2/ja
Priority to US15/969,842 priority patent/US10473801B2/en
Publication of JP2018191152A publication Critical patent/JP2018191152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6853729B2 publication Critical patent/JP6853729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • G01T1/247Detector read-out circuitry
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/02Dosimeters
    • G01T1/023Scintillation dose-rate meters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/02Dosimeters
    • G01T1/026Semiconductor dose-rate meters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/702SSIS architectures characterised by non-identical, non-equidistant or non-planar pixel layout
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4208Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector
    • A61B6/4233Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a particular type of detector using matrix detectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/542Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving control of exposure

Description

本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラムに関する。
医療画像診断や非破壊検査に用いる撮像装置として、放射線を電荷に変換する変換素子と薄膜トランジスタ(TFT)などのスイッチ素子とを組み合わせた画素がアレイ状に配された撮像パネルを含む放射線撮像装置が広く利用されている。こうした放射線撮像装置において、放射線撮像装置に入射する放射線をモニタすることが知られている。特許文献1には、入射する放射線をモニタするための検出素子から出力される信号を用いて、放射線の照射の開始の検出と、検出素子に入射した放射線の積算線量の測定と、を行うことが示されている。
特開2016−40880号公報
特許文献1は、複数の検出素子からの信号を共通の信号線に出力させ、合成された信号を取得することによって、高い感度で放射線の照射の開始を検出することが示されている。また、特許文献1は、放射線の照射の開始を検出後、検出素子ごとに信号を出力させ、検出素子ごとに入射する放射線の積算線量を測定することが示されている。しかしながら、特許文献1は、入射する放射線の線量を測定する際、放射線の照射の開始を検出するために取得した合成された信号の取り扱いについて言及していない。放射線の積算線量を測定する際に、放射線の照射の開始を検出するまでの合成された信号を使用しない場合、実際に放射線が照射され始めてから放射線の照射の開始を検出するまでに入射した線量が反映されず、積算線量の測定の精度が低下する可能性がある。入射する放射線の強度が強く、放射線の照射時間が短い撮影を行う場合など、この影響は顕著となりうる。
本発明は、放射線撮像装置に入射する放射線の積算線量の測定に有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線画像を取得するための複数の変換素子を含む撮像領域と、撮像領域に配され、入射する放射線をモニタするための複数の検出部と、複数の検出部から信号を読み出すための読出部と、制御部と、を備える放射線撮像装置であって、制御部は、第1の動作および第2の動作を実行し、第1の動作では、読出部に複数の検出部のそれぞれの信号を合成した合成信号を出力させ、合成信号に基づいて放射線の照射の開始を検出した後、第2の動作に移行し、第2の動作では、読出部に複数の検出部のそれぞれから個別に読み出させた複数の第1の信号を取得し、複数の検出部のうち選択された検出部からの第1の信号が複数の第1の信号の合計に占める割合に応じて、合成信号のうち選択された検出部が出力した信号成分を決定し、信号成分と、複数の第1の信号のうち選択された検出部が出力した第1の信号と、に基づいて、選択された検出部に入射する放射線の積算線量を取得することを特徴とする。
上記手段によって、放射線撮像装置に入射する放射線の積算線量の測定に有利な技術を提供する。
本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 図1の放射線撮像装置を用いたシステムの構成例を示す図。 図1の放射線撮像装置の画素の平面図および断面図。 図1の放射線撮像装置の検出画素の平面図および断面図。 図1の放射線撮像装置の動作を示すタイミングチャート。 照射開始の検出時の信号を積算線量の測定時に加算する概念図。 本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 図7の放射線撮像装置の検知部の構成例を示す図。 図7の放射線撮像装置の動作を示すタイミングチャート。 図7の放射線撮像装置の動作を示すフローチャート。 図7の放射線撮像装置の制御部の構成例を示す図。 本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す図。 図11の放射線撮像装置の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施形態に係る放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの構成例を示す図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。なお、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
第1の実施形態
図1〜11を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における放射線撮像装置200の構成例を示す図である。放射線撮像装置200は、放射線画像を取得するために、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が2次元アレイ状に配された撮像領域114、読出部151、バイアス電源153、制御部155、および、メモリ部125を含む。制御部155は、詳細については後述するが、放射線撮像装置200の各構成要素を制御しうる。
撮像領域114には、画素101と検出画素102とが配される。画素101は、放射線画像を取得するための画素であり、入射した放射線を電気信号に変換する変換素子104を含む。検出画素102は、放射線画像を取得するための変換素子104’と、入射する放射線をモニタするための検出部として機能する変換素子106と、をそれぞれ含む。換言すると撮像領域114は、複数の画素を含み、複数の画素のそれぞれは、変換素子104または変換素子104’を1つずつ含み、複数の画素のうち一部の画素は、検出部として機能する変換素子106をさらに1つずつ含む。変換素子104、104’で放射線から変換された信号は、スイッチ素子105、105’を介して信号線110に出力される。変換素子106で放射線から変換された信号は、スイッチ素子107を介して検出信号線112に出力される。本実施形態において、検出画素102は、放射線の入射をモニタするための機能と、放射線画像を取得するための機能と、の両方を有しているが、これに限られることはない。例えば、検出画素102が、変換素子106およびスイッチ素子107を含み、変換素子104’およびスイッチ素子105’を含まない構成であってもよい。この場合、検出画素102の変換素子106は、画素101の変換素子104と同等の大きさで配してもよい。画素101および検出画素102の構造については、後述する。
図1に示す構成において、画素101および検出画素102が、撮像領域114に12行9列で配列されている例を示すが、例えば、1000行1000列で配列されてもよいし、5000行5000列で配列されてもよい。本明細書において、複数の画素101および複数の検出画素102において、信号線110が延びる方向に並ぶ画素の配列を列方向とし、列方向と交差(直交)する方向に並ぶ画素の配列を行方向と呼ぶ。
変換素子104、104’、106は、放射線を光に変換するシンチレータ(不図示)および光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成されうる。シンチレータは、一例として、撮像領域114を覆うようにシート状に形成され、複数の画素101および複数の検出画素102によって共有されうる。また例えば、変換素子104、104’、106は、放射線を直接に電気信号に変換する変換素子で構成されていてもよい。スイッチ素子105、105’、107は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコンなどの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含みうる。
全ての画素101、検出画素102は、共通のバイアス配線111に接続されており、バイアス電源153から所定のバイアス電圧が印加される。各行に配されたスイッチ素子105、105’は、制御線108(Vg1〜Vg12)に接続される。また、スイッチ素子107は、制御線108とは独立した制御線109(Vd)と接続される。
図1に示す構成において、放射線をモニタする検出部として機能する変換素子106が配された関心領域(ROI)が、4か所設けられている。また、1つのROIには検出画素102が、2つずつ配されている。このため、1つのROIに含まれる2つの検出画素102の2つの変換素子106が、入射する放射線をモニタするための1つの検出部として機能する。このため、本明細書において「ROI」と示されている場合、検出部のことを表す。また、それぞれのROIのうち特定のROIを示す場合、例えば、図1に示されるように検出部R1〜R4と呼ぶ。図1に示す構成において、ROIが2×2の4か所に設けられているが、これに限られるわけではない。例えば、ROIは、5×5の25か所に設けられてもよいし、10×10の100か所に設けられてもよい。また、ROIは、撮像領域114の全域にわたって均等に配されてもよいし、特定の範囲に偏るように配されてもよい。図1に示される画素101および検出画素102の配置は、一例であり、この配置に限定されるものではない。
読出部151は、処理回路151aおよび駆動回路151bを含む。読出部151は、制御部155に従って、撮像領域114に配された画素101の変換素子104、検出画素102の変換素子104’、および、検出部として機能する変換素子106から信号を読み出す。
処理回路151aは、検知部132、マルチプレクサ144、アナログデジタル(AD)変換器146、信号処理部124を含む。複数の信号線110および複数の検出信号線112のそれぞれは、処理回路151aに配される複数の検知部132のうち対応する検知部132に接続される。検知部132は、例えば、差動増幅器、サンプルホールド回路を含む。マルチプレクサ144は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択された検知部132の信号をAD変換器146に供給する。AD変換器146は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。AD変換器146の出力は、信号処理部124に供給され、信号処理される。
駆動回路151bは、制御線108を介して画素101のスイッチ素子105、および、画素120のスイッチ素子105’をそれぞれ駆動する。また、駆動回路151bは、制御線109を介して検出画素102のスイッチ素子107を駆動する。駆動回路151bと制御線108および制御線109とは、電気的に接続されている。
制御部155は、変換素子104、104’、106から信号を読み出すために、読出部151を制御する。また、制御部155は、信号処理部124で信号処理された変換素子104、104’、106から出力された信号の情報に基づいて、例えば、放射線の照射の開始および終了を制御する。つまり、制御部155は、検出部として機能する変換素子106で検出された放射線の線量に基づいて、放射線の入射量を測定しうる。制御部155は、例えば、読出部151を制御するためのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)159と、撮像動作を行うためのプログラムが保存されたメモリ158とを含みうる。また例えば、制御部155は、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのPLD(Programmable Logic Device)によって構成されてもよい。また例えば、制御部155は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、プログラムが組み込まれた汎用コンピュータによって構成されてもよい。また、制御部155は、これらの全部または一部の組み合わせによって構成されてもよい。
図2は、放射線撮像装置200を含むシステム201の構成例を示す。システム201は、放射線撮像装置200の他、コントローラ202、インターフェース203、放射線源インターフェース204、放射線源205を含む。
コントローラ202には、目標線量A、照射時間B[ms]、管電流C[mA]、管電圧D[kV]、放射線をモニタするROIなどが、ユーザによって入力されうる。コントローラ202または放射線源205に付属された爆射スイッチが、ユーザによって操作されると、放射線源205から放射線が、被検体(不図示)を介して放射線撮像装置200に照射される。放射線撮像装置200の制御部155は、例えば、ROIに配された検出画素102の変換素子106から読み出された信号の積分値が、線量A’に到達した場合、放射線源インターフェース204に曝射を停止させるための信号(曝射停止信号)を送る。曝射を停止させるための信号は、制御部155からインターフェース203を介して放射線源インターフェース204に送られうる。これに応じて、放射線源インターフェース204は、放射線源205に放射線の照射を停止させる。ここで、線量A’は、目標線量A、放射線照射強度、各ユニット間の通信ディレイ、処理ディレイなどに基づいて、制御部155によって決定されうる。放射線の照射時間が照射時間Bに達した場合、放射線源205は、爆射停止信号の有無にかかわらず、放射線の照射を停止する。
次に、図3を用いて画素101の構成について説明する。図3(a)は、画素101の平面図、図3(b)は、図3(a)に示すA−A’間の断面図である。本実施形態において、画素101は、変換素子104と、変換素子104の電荷に応じた電気信号を信号線110に出力するスイッチ素子105とを含む。変換素子104は、例えばガラス基板などの絶縁性の基板300の上に設けられたスイッチ素子105の上に、層間絶縁層310を介して積層され配される。
スイッチ素子105は、基板300の上に、基板300の側から順に、制御電極301、絶縁層302、半導体層303、半導体層303よりも不純物濃度の高い不純物半導体層304、主電極305、および、主電極306を含む。不純物半導体層304は、その一部領域が主電極305および主電極306と接しており、半導体層303のうち、不純物半導体層304の一部領域と接する領域の間が、スイッチ素子105のチャネル領域となる。制御電極301は制御線108と電気的に接続され、主電極305は信号線110と電気的に接続され、主電極306は変換素子の個別電極311と電気的に接続される。図3(b)に示す構成において、主電極305と主電極306と信号線110とは、同じ導電層で一体的に構成されており、主電極305が信号線110の一部をなしている。主電極305、主電極306、および、信号線110の上には、信号線110の側から順に、絶縁層307と層間絶縁層310とが配される。本実施形態において、スイッチ素子105として非晶質シリコンを主材料とした半導体層および不純物半導体層を用いた逆スタガ型のスイッチ素子を用いたが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、多結晶シリコンを主材料としたスタガ型のスイッチ素子を用いてもよいし、有機TFT、酸化物TFT等をスイッチ素子として用いてもよい。また、本実施形態において、基板300にガラス基板などの絶縁性の基板を用いる例を示すが、基板300にシリコンなどの半導体基板が用いられ、スイッチ素子105は、基板300に形成されたトランジスタであってもよい。
層間絶縁層310は、スイッチ素子105を覆うように、基板300と、画素101ごとに配される複数の個別電極311と、の間に配されており、コンタクトホールを有している。個別電極311と主電極306とは、層間絶縁層310に設けられたコンタクトホールに配される導電体のビアを介して、電気的に接続される。変換素子104は、層間絶縁層310の上に、層間絶縁層310の側から順に、個別電極311、不純物半導体層312、半導体層313、不純物半導体層314、および、共通電極315を含む。変換素子104の共通電極315の上には、絶縁層316が配される。また、変換素子104の共通電極315は、層間絶縁層320上に配されたバイアス配線111に電気的に接続される。バイアス配線111の上には、保護膜として、絶縁層321が配される。本実施形態において、変換素子104は、PIN型の光電変換素子を用いる例を示しているが、これに限られるものではなく、MIS型、TFT型の光電変換素子を用いてもよい。絶縁層321の上には、入射した放射線を、変換素子104で光電変換可能な光に変換するシンチレータ(不図示)が配される。
次いで、図4を用いて検出画素102の構成について説明する。図4(a)は、検出画素102の平面図、図4(b)は、図4(a)に示すB−B’間の断面図である。本実施形態において、検出画素102は、放射線画像を取得するための変換素子104’およびスイッチ素子105’と、放射線をモニタするための検出部として機能する変換素子106およびスイッチ素子107と、を含む。変換素子104’、106は、層間絶縁層310の上に、画素101の変換素子104と同様の積層構造を有しうる。変換素子104’、106の共通電極315には、層間絶縁層320上に配置されたバイアス配線111が電気的に接続される。変換素子104’の個別電極311は、層間絶縁層310に設けられたコンタクトホールの配される導電性のビアを介して、主電極306に接続される。変換素子106の個別電極311は、層間絶縁層310に設けられたコンタクトホールの配される導電性のビアを介して、検出信号線112に接続される。また、検出信号線112上には検出信号線112側から順に、絶縁層307と層間絶縁層310とが配置される。
本実施形態において、検出画素102の変換素子104’の開口面積(撮像領域114に対する平面視における受光可能な面積。)は、画素101の変換素子104の開口面積よりも小さいため、検出画素102から出力される放射線画像を生成するための信号量が減少してしまう。しかしながら、この面積の差に起因する影響は、検知部132のゲインを調整することや、放射線画像を適宜補正することによって、低減することができる。この補正は、例えば、検出画素102の周囲に配された画素101から出力される信号を用いて補間する処理などにより実現可能である。
次いで、本実施形態の第1モードにおける放射線撮像装置200の動作を、図5のタイミングチャートを用いて説明する。第1モードは、1つの検出信号線112に対して、検出部R1〜R4のうち何れか1つの検出部が接続されている場合のモードである。以下の説明において、画素101のスイッチ素子105および検出画素102のスイッチ素子105’を駆動するために制御線108に印加される信号を、信号Vg1〜Vgm(mは、図1に示す構成の場合12)とする。また、検出画素102のスイッチ素子107を駆動するために制御線109に印加される信号を、信号Vdとする。信号Vg1〜Vg12、Vdに印加される電圧Vonは、スイッチ素子105、105’、107を導通状態(オン状態)にする電圧のことを指し、電圧Voffは、スイッチ素子105、105’、107を非導通状態(オフ状態)にする電圧のことを指す。信号の電圧と、スイッチ素子105、105’、107の導通状態との組み合わせは、回路構成及びスイッチ素子の導電型の組み合わせによって決定することもできる。また、図1に示す処理回路151aおよび駆動回路151bは、読出部151として上述したように制御部155の制御に基づいて動作する。
まず、図5の期間T1について説明する。期間T1において、制御部155は、読出部151に検出部R1〜R4のそれぞれからの信号を一斉に出力させ、放射線の照射の開始を検出する動作を実行する。期間T1では、信号Vdが電圧Vonに固定されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107が導通状態に固定される。これによって、検出部R1〜R4のそれぞれの検出画素102の変換素子106から出力され、処理回路151aに読み出された信号に基づいて、制御部155は、放射線の照射の開始を検出する。放射線の照射の開始が検出されると、制御部155は、期間T2の動作に移行する。期間T1では、変換素子104、104’において発生するダーク電流を除去するために、制御部155は、駆動回路151bを制御することによって、個別電極311を定期的に定電位にリセットしてもよい。図5に示す構成において、制御線108(信号Vg1〜Vg12)に順次、電圧Vonが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、変換素子104、104’は、定電圧に固定された信号線110(S1〜S9)に電気的に接続される。これによって、ダーク電流による電荷が、変換素子104、104’に長時間にわたって蓄積されることが防止される。期間T1の長さは、撮影手法や条件などによって大きく異なるが、例えば、数sec〜数minでありうる。
次に、図5の期間T2について説明する。期間T2は、放射線が照射される期間である。一例として、期間T2は、放射線の照射の開始が検出されてから、入射した放射線の積算線量が目標線量となるまでの期間である。期間T2は、入射した放射線の積算線量をモニタする期間であるとも言える。期間T2では、信号Vdに電圧Vonが断続的に印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107が断続的に導通状態にされる。信号Vg1〜Vg12には、常時、電圧Voffが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御するため、スイッチ素子105は非導通状態となり、それぞれの変換素子104、104’には入射した放射線に応じた電荷が蓄積される。そして、検出信号線112(例えば、検出信号線112(D1)のライン)において、スイッチ素子107(例えば、検出部R1)の導通する期間が終了したタイミングで、検知部132によりサンプルホールドを行い、検出信号線112の電荷をリセットする。この制御によって、制御部155は、寄生容量に起因して発生した電荷を抑制しつつ、変換素子106から出力される信号を、処理回路151aに高い精度で読みだすことができる。処理回路151aに読み出された放射線の積算線量が目標線量に達した後、制御部155は、例えばインターフェース203に曝射を停止させるための信号を送り、放射線の照射の制御などを行うことができる。
ここで、図6に示すように、期間T1において、放射線の照射の開始の検出のために変換素子106に蓄積された信号電荷を直接読み出し、さらに、同じ検出画素102を使用して、入射する放射線の積算線量の測定をする場合を考える。期間T1において放射線の照射の開始の検出の後に、変換素子106および検出信号線112をリセットすると、期間T1で読み出され分の信号がリセットされてしまい、期間T2で実施する放射線の積算線量の測定の定量性が損なわれてしまう。図6において、信号Q1は、期間T1で読み出される信号、信号Q2は、期間T2で読み出される信号、信号Qは、期間T1および期間T2の累積の信号とする。期間T1において、信号Q1が読み出されてしまうため、期間T2では信号Q2しか読み出せず、制御部155は、正確な放射線の積算線量の測定が実施できない。これは、入射する放射線の強度が強く、放射線の照射時間が短い撮影を行う場合に顕著になる。そこで本実施形態において、制御部155は、期間T1の放射線の照射の開始の検出の際に得られた信号を、一旦、メモリ部125に記憶させ、期間T2の積算線量の測定の際に合計することによって、定量的に放射線の積算線量の測定を実施することが可能となる。図1に示す構成において、メモリ部125は、制御部155や読出部151とは、独立して配されるが、これに限られることはない。メモリ部125は、例えば、制御部155内に配されていてもよいし、また例えば、読出部151の処理回路151a内に配されていてもよい。また例えば、メモリ部125の機能を信号処理部124が有していてもよい。
図1に示す構成において、ROIの検出部R1〜R4の信号は、それぞれ異なる検出信号線112へ出力される。よって、それぞれのROIごとに、放射線の照射開始の検出の際に取得した信号を、制御部155は、メモリ部125に記憶させることが可能である。複数のROIからの信号が、同じの検出信号線112に一斉に出力される場合については、後述の第2モードにおいて説明する。また、第1モードにおいても、制御部155は、放射線の照射開始を検出する際、読出部151にROIの検出部R1〜R4からの信号を合成した合成信号を出力させ、この合成信号をメモリ部125に記憶してもよい。入射した放射線の積算線量を測定する際、制御部155は、後述する第2モードと同様の方法を用いてメモリ部125に記憶させた合成信号を分配し、それぞれのROIに入射した放射線の積算線量の測定を行う。
次いで、図5の期間T3について説明する。期間T3は、放射線の照射が終了した後に、放射線により画素101の変換素子104および検出画素102の変換素子104’に蓄積された放射線画像用の信号を読み出す期間である。制御線108を走査するために、信号Vg1〜Vg12に順次、電圧Vonが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、信号線110を介して変換素子104、104’に蓄積された信号を処理回路151aに転送する。また、期間T3では、信号Vdに電圧Voffが印加されるように、制御部155は、駆動回路151bを制御する。また、期間T3において、検出信号線112が、フローティングになることを防ぐために、検出信号線112を固定電位に接続してもよい。
放射線の照射開始を検出するための動作を行う際に取得する信号と、放射線の積算線量の測定を行う動作を行う際に取得する信号との両方の信号に基づいて、検出部として機能する変換素子106に入射する放射線の積算線量を取得する。これによって、放射線撮像装置200の検出部として機能するROIの変換素子106に入射した放射線の積算線量の定量性が向上し、得られる放射線画像の画質が向上しうる。
次に、同じ検出信号線112に複数のROIが接続され、放射線の照射の開始を検出する際、複数のROIから同時に1つの検出信号線112に信号が出力される本実施形態の第2モードについて説明する。図7は、放射線撮像装置700の構成例を示す図である。放射線撮像装置700には、ROIが、9か所(検出部R1〜R9)設けられている。また、放射線の照射の開始の検出、放射線の積算線量の測定において発生するクロストークを補正するために、放射線撮像装置700には、補正線113と補正線113から信号を読み出すクロストーク補正用回路157が配される。これ以外の構成は、上述の放射線撮像装置200と同様であってもよい。
図7に示す構成において、撮像領域114には、画素101および検出画素102が、12行9列に配列される。上述のように、撮像領域114には、放射線をモニタする検出部であるROIが9か所設けられ、それぞれのROIには、検出画素102が、2画素ずつ配される。このため、1つのROIに含まれる2つの検出画素102の2つの変換素子106が、入射する放射線をモニタするための1つの検出部として機能する。9つのROIのうち検出部R1、R2、R3の検出画素102は、検出信号線112(D1)に接続される。また、検出部R4、R5、R6の検出画素102は、検出信号線112(D2)に接続される。また、検出部R7、R8、R9の検出画素102は、検出信号線112(D3)に接続される。ここで、本明細書において、互いに同じ検出信号線112に接続される複数のROIのことを検出部群と呼ぶ場合がある。図7に示す構成において、撮像領域114には、検出部R1、R2、R3を含む検出部群、検出部R4、R5、R6を含む検出部群、検出部R7、R8、R9を含む検出部群の3つの検出部群が配されている。
次いで、図8を用いて、検知部132の構成について説明する。検知部132は、増幅回路AMP、保持容量HC、および、サンプリングスイッチSWを含む。増幅回路AMPは、第1入力端子、第2入力端子および出力端子を含む差動増幅器DA、第1入力端子と出力端子との間に並列に設けられた帰還容量Cf1、Cf2、および、リセットスイッチ(リセット部)RSを含む。第1入力端子には、検出信号線112が接続され、第2端子には基準電位Vrefが供給される。サンプリングスイッチSWは、差動増幅器DA(増幅回路AMP)の出力端子と保持容量HCとの間に配される。ここで、本実施形態における検知部132は、複数の帰還容量Cfを有する。これによって、検出信号線112に出力される信号を、複数の異なるゲインで読み出すことが可能となる。これは、放射線の照射開始の検出の際は、感度良く信号を読み出すために、複数のROIの検出画素102の変換素子106から出力される信号を同時に読み出す。一方、放射線の積算線量の測定の際は、ROIごとの分解能が求められるため、それぞれのROIごとに信号を読み出す必要がある。特に、放射線の照射開始を検出する際に取得された信号を、上述の第モードと同様に、放射線の積算線量の測定において合計するため、放射線の照射開始の検出においても定量性が求められる。そのため、放射線の照射の開始の検出の際は、帰還容量Cfが飽和しないように、帰還容量Cfの値を大きくする。一方、放射線の積算線量の測定の際は、取得できる信号が小さくなるため、帰還容量Cfの値を小さくする。そこで、本実施形態における検知部132において、複数の帰還容量Cfを設ける。そして、制御部155は、例えば放射線の照射開始の検出する際、ゲインが低い帰還容量Cf1(容量大)のスイッチを導通状態(オン状態)にし、ゲインが高い帰還容量Cf2(容量小)のスイッチを非導通状態(オフ状態)にする。その後、制御部155は、放射線の照射開始を検出すると、放射線の積算線量の測定に際して、ハイゲイン帰還容量Cf2のスイッチを導通状態にし、ローゲインの帰還容量Cf1のスイッチをオフ状態にする。このように、帰還容量Cfを複数設けて適宜切り替えることによって、放射線の照射開始の検出を感度良く、また、定量的に実施可能になり、また、その後の放射線の積算線量の測定を精度よく実施することが可能となる。
次に、図9のタイミングチャートを用いて、本実施形態における放射線撮像装置700の動作について説明する。期間T1において、制御部155は、読出部151に検出部R1〜R9のそれぞれから一斉に出力させた信号を取得し、放射線の照射の開始を検出する動作を実行する。信号Vd1〜Vd3には電圧Vonが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107は、導通状態に固定される。このため、制御部155は、読出部151に複数の検出部R1〜R3のそれぞれから信号を検出信号線112(D1)を介して出力させ、検出部R1〜R3から一斉に出力された信号を合成した合成信号を処理回路151aに出力させる。また、制御部155は、読出部151に複数の検出部R4〜R6のそれぞれからの信号を合成した合成信号を出力させる。同様に、制御部155は、読出部151に複数の検出部R7〜R9のそれぞれからからの信号を合成した合成信号を出力させる。本実施形態において、制御部155は、これら3つの合成信号に基づいて放射線の照射の開始を検出する。例えば、制御部155は、3つの合成信号のうち何れか1つが所定の値を超えたことに応じて照射開始を検出したと判定してもよいし、3つの合成信号を合算した値が所定の値を超えたことに応じて照射開始を検出したと判定してもよい。このとき、制御部155は、読出部151(処理回路151a)に検知部132の帰還容量Cfとしてゲインが低い帰還容量Cf1を用いて合成信号を読み出させ、帰還容量Cfが飽和しないようにしている。制御部155は、放射線の照射開始が検出され、期間T2での放射線の積算線量の測定を行うために、検出画素102の変換素子106および検出信号線112がリセットされる前に、検出部群ごとに、この合成信号をメモリ部125に記憶させる。
制御部155は、検出部群ごとの合成信号をメモリ部125に記憶させた後、期間T2では、信号Vd1〜Vd3に順次、電圧Vonが断続的に印加されるように駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107が断続的に導通状態にされる。これによって、制御部155は、読出部151に検出部R1〜R9のそれぞれから個別に読み出させた検出部R1〜R9ごとの信号(検出部R1からの信号、検出部R2からの信号、・・・、および、検出部R9からの信号の複数の信号)を取得する。また、制御部155は、信号Vg1〜Vg12に、常時、電圧Voffを印加するように駆動回路151bを制御し、これによってスイッチ素子105は非導通状態となり、それぞれの変換素子104、104’には入射した放射線に応じた電荷が蓄積される。このとき、制御部155は、精度よく放射線の積算線量の測定を実施するために、読出部151(処理回路151a)に検知部132の帰還容量Cfとしてゲインが高い帰還容量Cf2を用いて信号を読み出させる。
第2モードにおいても、制御部155は、期間T1の放射線の照射開始の検出の際に取得しメモリ部125に記憶させた信号と、期間T2の積算線量の測定の際に取得した信号とを用いて、より定量的な放射線の積算線量の測定を実施する。第2モードにおいて、放射線の照射開始の検出と積算線量の測定とで、検知部132の帰還容量Cfが、変更されている。また、放射線の照射開始を検出する際、検出部群ごとに複数のROIの検出画素102の変換素子106から出力される信号が合成された合成信号が、制御部155に取得される。放射線の照射開始を検出する際に制御部155が取得した合成信号を、放射線の積算線量の測定の際に、それぞれの検出部R1〜R9から個別に出力される信号に加算し合計する方法について、次に説明する。
例えば、期間T1の放射線の照射開始の検出の際に得られた、各検出部群に含まれる複数のROIの変換素子106から出力された合成信号を、
検出信号線112(D1)に接続された検出部群(検出部R1、R2、R3)からの合成信号:X
検出信号線112(D2)に接続された検出部群(検出部R4、R5、R6)からの合成信号:Y
検出信号線112(D3)に接続された検出部群(検出部R7、R8、R9)からの合成信号:Z
とする。さらに、期間T2の放射線の積算線量の測定の際に、それぞれのROIの変換素子106から得られた信号を、
検出部R1からの信号:x1
検出部R2からの信号:x2
検出部R3からの信号:x3
検出部R4からの信号:y1
検出部R5からの信号:y2
検出部R6からの信号:y3
検出部R7からの信号:z1
検出部R8からの信号:z2
検出部R9からの信号:z3
とする。また、帰還容量Cf1、Cf2の値を、
帰還容量Cf1:C1
帰還容量Cf2:C2
とする。
放射線の照射開始を検出する際に取得した合成信号を、放射線の積算線量の測定の際に用いるためには、検出部群ごとに複数のROIの出力が一度に読み出された合成信号を、それぞれのROIの変換素子106が出力した信号成分に分配する必要がある。そこで、制御部155は、検出部群ごとに、複数のROIのうち選択されたROIからの積算線量の測定で出力される信号が各ROIから出力される信号の合計に占める割合に応じて、合成信号のうち選択したROIの変換素子106が出力した信号成分を決定する。例えば、同じ検出信号線112(D1)に接続される検出部R1〜R3注目する。制御部155は、選択した検出部R1から出力された信号x1が、積算線量の測定で検出部R1〜R3から読み出された信号x1〜x3の合計に占める割合に応じて、メモリ部125に記憶した検出部R1〜R3の合成信号Xを分配する。これによって、検出部R1〜R3のうち選択した検出部R1の変換素子106が出力した信号成分を決定する。制御部155は、検出部群のなかの複数のROIのそれぞれのROIを順次または並行して選択し、選択されたROIの変換素子106が出力した信号成分をそれぞれ決定しうる。また、制御部155は、帰還容量Cfを切り替え、異なるゲインで信号を読み出させたことに応じた補正も行う。例えば、検出部R1〜R9のうち検出部R1に注目する。検出部R1における放射線の照射開始の検出、および、放射線の積算線量の測定で得られた信号の合計を「S1」とすると、S1は(1)式で表される。
S1=Σx1+[X×(C1/C2)×{x1/(x1+x2+x3)}]・・・(1)
ROIのうち検出部R2〜R9に関しても、(1)式と同様の式を用いることによって、制御部155は、それぞれ選択されたROIの変換素子106が出力した信号成分を決定することができる。この信号成分を決定する際に用いる検出部R1〜R9からの信号x1〜z3は、各ROIから断続的に出力される信号のうち、1回の出力によって得られた信号であってもよいし、各ROIにおいて数回分の出力によって得られた信号を合計したものであってもよい。
制御部155は、選択された検出部(ここでは検出部R1として説明する。)の決定した信号成分と、放射線の積算線量の測定で複数の検出部R1〜R3からそれぞれ個別に読み出された信号うち選択された検出部R1が出力した信号x1と、に基づいて、選択された検出部R1に入射する放射線の積算線量を取得する。より具体的には、制御部155は、合成信号Xのうち検出部R1が出力したと決定した信号成分を、放射線の照射開始を検出するための読み出しで使用したゲインと積算線量の測定するための読み出しで使用したゲインとの比(C1/C2)に応じて補正する。制御部155は、この補正された信号成分と、放射線の積算線量の測定で複数の検出部R1〜R3からそれぞれ個別に読み出された信号うち選択された検出部R1が出力した信号x1と、の合計に基づいて、放射線の積算線量を取得する。放射線の照射開始の検出と積算線量の測定とで、同じゲインを用いて信号を読み出させた場合(検知部132の期間容量Cfを変更しなかった場合)、信号成分をゲインの比に応じて補正する必要はない。この場合、制御部155は、検出部R1が出力したと決定した信号成分と、放射線の積算線量の測定で複数の検出部R1〜R3からそれぞれ個別に読み出された信号うち選択された検出部R1が出力した信号x1と、の合計に基づいて、放射線の積算線量を取得する。制御部155は、取得した放射線の積算線量に基づいて、放射線の曝射の停止の判定を行いうる。制御部155は、入射した放射線の積算線量が所定の値に達したと判定した場合、この判定の結果に応じて放射線の曝射を停止させるための信号を出力し、これに応じて放射線源205は、放射線の照射を停止する。
次いで、放射線の照射が終了した後、期間T3において、制御部155は、読出部151に放射線により画素101の変換素子104および検出画素102の変換素子104’に蓄積された放射線画像用の信号を読み出させる。制御線108を走査するために、信号Vg1〜Vg12に順次、電圧Vonが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、信号線110を介して変換素子104、104’に蓄積された信号を処理回路151aに順次、転送する。放射線の照射開始を検出する際に取得した信号を、積算線量を取得する際の信号に反映させることによって、放射線撮像装置700のそれぞれのROIに入射した放射線の積算線量を測定する際の定量性が向上し、得られる放射線画像の画質が向上しうる。
また、期間T1および期間T2では、放射線の照射中に信号を読み出すため、変換素子104、104’の個別電極311の電位が変動している間に信号を読み出すことになる。この場合、変換素子104、104’の個別電極311と、検出信号線112の容量結合によって、クロストークが発生する。期間T1および期間T2に発生するクロストークを補正するために、検出信号線112が配される場所の近傍に、補正線113が配されていてもよい。ここで、近傍とは、ある検出信号線112に発生するクロストークと略同一のクロストークが発生する領域のことを指す。これによって、検出信号線112に発生したクロストークと略同一のクロストークが補正線113からクロストーク補正用回路157に転送される。制御部155は、読出部151によって処理回路151aに読み出された信号から、クロストーク補正用回路157によって読み出されたクロストークを減算することで、クロストークの影響を抑制することが可能となる。
図10は、放射線撮像装置700の動作について説明するフローチャートである。まず、ステップS1001において、制御部155は、医師や技師などのユーザによってコントローラ202に入力された撮像情報を、インターフェース203を介して取得する。撮像情報には、放射線を照射する積算の目標線量、放射線の照射時間、放射線源205の管電流や管電圧、放射線をモニタする検出部となるROIの設定位置などが含まれうる。次いで、制御部155は、例えば、コントローラ202に入力された撮像情報に適合する動作プログラムをメモリ158からCPU159に読み出すことによって、撮像条件の設定が行われる。
撮像条件が設定されると、制御部155は、ステップS1002に移行し、図9の期間T1に示される読出部151によって検出部R1〜R9のそれぞれから一斉に読み出された信号を取得し、放射線の照射の開始を検出する動作を開始する。具体的には、制御部155は、信号Vd1〜Vd3が電圧Vonに固定されるように駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107を導通状態にする。読出部151は、制御部155の制御に従って、複数の検出部R1〜R3のそれぞれからの信号を一斉に検出信号線112(D1)を介して処理回路151aに読み出す。これによって、制御部155は、検出部R1〜R3から出力される信号が合成された合成信号を取得する。また、制御部155は、複数の検出部R4〜R6のそれぞれから一斉に検出信号線112(D2)を介して処理回路151aに読み出され合成された合成信号を取得する。同様に、制御部155は、複数の検出部R7〜R9のそれぞれから一斉に検出信号線112(D3)を介して処理回路151aに読み出され合成された合成信号を取得する。また、制御部155は、制御線108(信号Vg1〜Vg12)に順次、電圧Vonが印加されるように駆動回路151bを制御し、画素101の変換素子104および検出画素102の変換素子104’のリセットを開始する。
次いで、制御部155は、ステップ1003で、検出部群ごとに取得した合成信号に基づいて、放射線の照射開始の判定を行う。制御部155は、例えば、取得した合成信号が所定の値を超えたことに応じて、照射線の照射が開始されたと判定する。制御部155は、放射線の照射の開始を検出すると、ステップS1004に移行し、放射線の照射の開始の判定に用いた各検出部群に含まれる複数のROIの変換素子106から出力された合成信号を、検出部群ごとにメモリ部125に記憶させる。このステップS1002からステップS1004までの工程が、図9に示す期間T1に相当する。
制御部155は、合成信号をメモリ部125に記憶させた後、ステップS1005に移行し、図9の期間T2に示される動作を開始する。制御部155は、信号Vg1〜Vg12に、常時、電圧Voffが印加されるように駆動回路151bを制御し、スイッチ素子105、105’のリセット動作を終了させ、それぞれの変換素子104、104’に入射した放射線に応じた電荷を蓄積させる。また、制御部155は、信号Vd1〜Vd3に電圧Vonが断続的に印加されるように駆動回路151bを制御し、検出画素102のスイッチ素子107を断続的に導通状態にさせる。検出部R1〜R9の変換素子106から、検出部R1〜R9ごとに個別に信号を断続的に出力させることによって、制御部155は、それぞれのROIの変換素子106に入射する放射線の線量をリアルタイムで検出する。制御部155は、それぞれの検出部R1〜R9の変換素子106に入射する放射線の線量を積算することによって、入射した放射線の積算線量の測定を開始する。
次いで、制御部155は、ステップS1006で、放射線の照射開始を検出する際に取得し、メモリ部125に記憶させた検出部群ごとの合成信号を、上述の(1)式を用いて、検出部群に含まれるROIのそれぞれのROIごとの信号成分に振り分ける。制御部155は、積算線量の測定で複数の検出部R1〜R3からそれぞれ個別に読み出された信号x1〜x3の合計に占める信号x1、x2、x3の割合に応じて、合成信号Xのうち検出部R1、R2、R3のそれぞれが出力した信号成分をそれぞれ決定する。同様に、制御部155は、検出部R4〜R6からそれぞれ個別に読み出された信号y1〜y3の合計に占める信号y1、y2、y3の割合に応じて、合成信号Yのうち検出部R4、R5、R6のそれぞれが出力した信号成分をそれぞれ決定する。また同様に、制御部155は、検出部R7〜R9からそれぞれ個別に読み出された信号z1〜z3の合計に占める信号z1、z2、z3の割合に応じて、合成信号Zのうち検出部R7、R8、R9のそれぞれが出力した信号成分をそれぞれ決定する。
次いで、ステップS1007において、制御部155は、積算線量の測定で、それぞれのROIごとに個別に出力される信号と、それぞれのROIに分配された信号成分と、に基づいて、それぞれのROIの変換素子106に入射した積算線量を取得する。このとき、上述のように、制御部155は、放射線の照射開始の検出の信号および積算線量の測定の信号を、互いに異なるゲインで読出部151に読み出させた場合、まず、信号成分をそれぞれのゲインの比で補正する。次いで、制御部155は、この補正された信号成分と、放射線の積算線量の測定でそれぞれのROIごとに個別に読み出された信号と、の合計に基づいて、放射線の積算線量を取得する。
制御部155は、ステップS1007で取得される積算線量に基づいて、ステップS1008で、放射線の曝射の停止の判定を行いうる。曝射停止の判定の結果に応じて、制御部155は、放射線の曝射を停止させるための信号を出力する。例えば、制御部155は、放射線の積算線量が、ステップS1001で設定した目標線量に達したと判定した場合、曝射を停止させるための信号を出力してもよい。また例えば、制御部155は、放射線の積算線量の時間変化から、積算線量がステップS1001で設定した目標線量になる時間を取得し、これに応じて曝射を停止させるための信号を出力してもよい。制御部155から出力された放射線の曝射を停止させるための信号は、インターフェース203、放射線源インターフェース204を介して放射線源205に入力され、放射線源205は、放射線の照射を停止する。制御部155は、例えば、複数のROIのうち何れかのROIから取得した積算線量が目標線量に達した場合、放射線の曝射を停止する信号を出力してもよい。また例えば、複数のROIに、それぞれ目標線量が設定され、制御部155は、すべてのROIの積算線量がそれぞれの目標線量に達した場合、放射線の曝射を停止する信号を出力してもよい。制御部155は、放射線の曝射を停止する信号をした後、ステップS1009に移行する。このステップS1005からステップS1008までの工程が、図9に示す期間T2に相当する。
制御部155は、ステップS1009において、図9の期間T3に示される動作を行う。具体的には、制御部155は、制御線108を走査するために、信号Vg1〜Vg12に順次、電圧Vonが印加されるように駆動回路151bを制御し、信号線110を介して変換素子104、104’に蓄積された信号を処理回路151aに転送する。これによって、入射した放射線に応じて画素101の変換素子104および検出画素102の変換素子104’に蓄積された放射線画像用の信号が読み出される。
制御部155は、CPU159およびメモリ158を含む構成に限られるものではなく、上述の各ステップを実行するために、図11に示すように、駆動制御部1101、露出制御部1102、設定部1103を含む構成を有していてもよい。ステップS1001において、設定部1103は、ユーザによってコントローラ202に入力された撮像情報を、インターフェース203を介して取得する。設定部1103は、撮像情報に応じて、駆動制御部1101および露出制御部1102の動作条件を設定する。次いで、ステップS1002〜S1004において、駆動制御部1101は、変換素子104、104’にリセット動作を行わせ、また、放射線の照射の開始を検出するために、ROIとして選択された検出画素102の変換素子106から合成信号を取得する。
次いで、ステップS1005〜S1008において、駆動制御部1101は、変換素子104、104’に、放射線の入射に応じた電荷の蓄積を行わせる。また、駆動制御部1101は、それぞれのROIの変換素子106から個別に信号を断続的に出力させる。露出制御部1102は、分配部1112と判定部1122とを含む。分配部1112は、それぞれのROIの変換素子106から個別に出力される信号の割合に応じて、メモリ部125に記憶させた合成信号から、それぞれのROIから出力された信号成分を決定する。判定部1122は、それぞれのROIの変換素子106から出力される信号と、分配部1112において決定された信号成分と、の合計に基づいて、放射線の曝射の停止の判定を行う。判定部1122は、放射線の積算線量が、ステップS1001で設定した目標線量に達したと判定した場合、曝射を停止させるための信号を出力する。判定部1122が、曝射を停止させるための信号を出力すると、ステップS1009に移行し、駆動制御部1101は、画素101の変換素子104および検出画素102の変換素子104’に蓄積された放射線画像を生成する信号を読み出す。
1つの検出信号線112に複数のROIが接続される場合、放射線の照射開始を検出する際に、読出部151によって、それぞれのROIの変換素子から一斉(同時)に出力された信号が合成された合成信号を制御部155は取得する。この場合であっても、制御部155は、積算線量を測定する際に読出部151によって読み出されるそれぞれのROIから個別に出力される信号に応じて合成信号を分配し、それぞれのROIが出力した信号成分として決定する。この信号成分と、それぞれのROIから個別に出力される信号とを用いて、制御部155が、入射した放射線の積算線量を取得することで、放射線撮像装置700のROIに入射した放射線の積算線量の定量性が向上する。また、検知部132において、放射線の照射の開始を検出する際と、入射する放射線の積算線量を測定する際と、で異なるゲインで信号を読み出す。これによって、放射線の照射開始の検出を感度良く、また、定量的に実施可能になり、また、放射線の積算線量の測定を精度よく実施することが可能となる。さらに、補正線113およびクロストーク補正用回路157を配することによって、クロストークの影響を抑制することが可能となる。
第2の実施形態
図12、13を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置の構成について説明する。図12は、本発明の第2の実施形態における放射線撮像装置1200の構成例を示す図である。上述の放射線撮像装置200、700と比較して、放射線の照射開始の検出をバイアス配線111から得られる信号をバイアス電源153で読み出す点、および、検出画素102が配されない点が異なる。これ以外の構成は、上述の第1の実施形態と同様であってもよい。
図12に示す構成において、撮像領域114には、画素101が、12行9列に配列される。撮像領域114には、上述したように検出画素102は配置されないが、複数の画素101の変換素子104のうち一部の画素101の変換素子104が、検出部として機能する。検出部として機能させる変換素子104は、何れの変換素子104であってもよい。被検体の配置などによって適宜決定すればよい。図12に示す構成において、放射線をモニタする検出部であるROIは、検出部R1〜R9の9か所設けられる。
次に、図13のタイミングチャートを用いて、本実施形態における放射線撮像装置1200動作を説明する。期間T1において、信号Vg1〜Vg12に順次、電圧Vonを印加するように、制御部155は駆動回路151bを制御し、画素101の個別電極311を定期的に定電位にリセットする。ここで、ROIとして設定された変換素子104を制御する信号Vg3(Vd1)、Vg6(Vd2)、Vg9(Vd3)に電圧Vonが印加されると、それぞれのROI(検出部R1〜R9)に対応する画素101から信号線110に電荷が流れる。このとき、電荷が流れることに応じて、スイッチ素子105を介してバイアス配線111にも電荷が流れる(電流が生じる)。本実施形態では、このバイアス配線111の電流の変化を、制御部155がバイアス電源153を介してモニタすることによって、放射線の照射開始を検出する。つまり、本実施形態において、バイアス電源153は、読出部151の一部として機能する。このとき、例えば信号Vg3(Vd1)に電圧Vonが印加されることで得られる信号は、ROIのうち検出部R1、R4、R7を含む、制御線108(Vg3(Vd1))に接続された画素101の変換素子104から出力され合成された合成信号でありうる。制御部155は、放射線の照射開始を検出すると、バイアス電源153をモニタすることによって取得した合成信号をメモリ部125に記憶させる。
放射線の照射開始を検出した後、期間T2において、制御部155は、信号Vg3(Vd1)、Vg6(Vd2)、Vg9(Vd3)に順次、電圧Vonが印加されるように駆動回路151bを制御し、入射する放射線の積算線量の測定を行う。ROIとして設定された画素101のスイッチ素子105が断続的に導通状態にされることによって、制御部155は、それぞれのROIから個別に出力される信号を、処理回路151aを介して取得する。また、制御部155は、信号Vg1、2、4、5、7、8に、常時、電圧Voffが印加されるように駆動回路151bを制御する。これによって、ROIとして設定された行以外の画素101のスイッチ素子105は非導通状態となり、それぞれの変換素子104には入射した放射線に応じた電荷が蓄積される。
本実施形態においても、制御部155は、期間T1の放射線の照射開始の検出の際に取得しメモリ部125に記憶させた合成信号を、期間T2の積算線量の測定の際に用いて、より定量的な放射線の積算線量の測定を実施する。ここで、信号Vg9(Vd3)が電圧Vonのタイミングに注目する。期間T1において、信号Vg9(Vd3)が電圧Vonのとき、検出部R3、R6、R9の3つの画素101の変換素子104に加えて、制御線108(Vg9(Vd3))に接続された他の画素101の変換素子104からの信号が出力され合成される。そこで、制御部155は、期間T2において、制御線108(Vg9(Vd3))に接続されたそれぞれの画素101の変換素子104の出力した信号の割合に応じて、期間T1で取得した合成信号のそれぞれのROIの信号成分を決定する。
例えば、期間T1において、信号Vg9(Vd3)が電圧Vonのタイミングでバイアス電源153を介して制御部155が取得した信号を「X」とする。また、期間T2において、信号Vg9(Vd3)が電圧Vonのタイミングで制御部155が取得した制御線108(Vg9(Vd3))に接続された画素101(P1〜P9)の変換素子104の出力を、
画素P1:x1
画素P2(検出部R3):x2
画素P3:x3
画素P4:x4
画素P5(検出部R6):x5
画素P6:x6
画素P7:x7
画素P8(検出部R9):x8
画素P9:x9
とする。この場合、例えば期間T1で得られた信号「X」のうち検出部R3の信号成分「s3」は、(2)式で表される。
s3=X×{x2/(x1+x2+x3+x4+x5+x6+x7+x8+x9)}・・・(2)
他のROIに関しても、(2)式と同様の式を用いることによって、制御部155は、期間T1で取得した合成信号を分配し、それぞれ選択されたROIの変換素子106が出力した信号成分を決定することができる。制御部155は、決定した信号成分と、放射線の積算線量の測定時に出力された信号と、を合計した値を用いて、入射した放射線の積算線量を取得する。上述と同様に、制御部155は、取得した積算線量に基づいて、放射線の曝射の終了の制御を行ってもよい。また、放射線の照射の終了後、期間T3において、制御部155は、読出部151に放射線により画素101の変換素子104に蓄積された放射線画像用の信号を読み出させる。制御線108を走査するために、信号Vg1〜Vg12に順次、電圧Vonが印加されるように、制御部155は駆動回路151bを制御し、信号線110を介して変換素子104に蓄積された信号を処理回路151aに順次、転送する。このとき、制御部155は、制御線108のうち、ROIとして設定された画素101のある行を読出部151に走査させなくてもよい。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、バイアス電源153と検知部132とにおいて、読み出しのゲインなど、読み出しに関わるパラメータが異なる場合が考えられる。この場合、パラメータの差異に応じて信号成分を補正した上で、それぞれのROIから出力される信号と合計することによって、定量性の高い放射線の積算線量の測定が可能になる。
また、制御線108(Vg3、6、9(Vd1、2、3))に接続されている画素101の信号は、期間T2の間、断続的に信号の出力とリセットとを繰り返している。このため、これらの画素101から期間T3で出力される信号は、放射線画像用の信号として用いることが難しい。そこで、放射線画像を生成する際、制御線108(Vg3、6、9(Vd1、2、3))に接続されている画素101の放射線画像用の信号は、例えば、周囲の画素101から出力される信号を用いて補間すればよい。また、制御線108(Vg3、6、9(Vd1、2、3))に接続されている画素101のROIとして指定されない画素101の変換素子104も、上述のように、ROIとして指定された画素101の変換素子104の信号成分を決定するうえで必要不可欠である。このため、制御線108(Vg3、6、9(Vd1、2、3))に接続されている画素101のうちROIとして指定されない画素101の変換素子104も検出部と言える。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に放射線撮像装置1200の検出部(ROI)に入射した放射線の積算線量の定量性が向上し、得られる放射線画像の画質が向上しうる。
以上、本発明に係る実施形態を示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
以下、図14を参照しながら本発明の放射線撮像装置200、700、1200が組み込まれた放射線撮像システムを例示的に説明する。放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者又は被験者6061の胸部6062を透過し、図14に示す放射線撮像装置6040(上述の放射線撮像装置200、700、1200に対応)に入射する。この入射したX線に患者又は被験者6061の体内部の情報が含まれる。放射線撮像装置6040において、X線6060の入射に対応してシンチレータが発光し、これが光電変換素子で光電変換され、電気的情報を得る。この情報は、デジタルに変換され信号処理部としてのイメージプロセッサ6070によって画像処理され、制御室の表示部としてのディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は、電話、LAN、インターネットなどのネットワーク6090などの伝送処理部によって遠隔地へ転送できる。これによって別の場所のドクタールームなどの表示部であるディスプレイ6081に表示し、遠隔地の医師が診断することも可能である。また、この情報は、光ディスクなどの記録媒体に記録することができ、またフィルムプロセッサ6100によって記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
104,104’,106:変換素子、114:撮像領域、151:読出部、155:制御部、200,700,1200:放射線撮像装置、R:検出部

Claims (14)

  1. 放射線画像を取得するための複数の変換素子を含む撮像領域と、前記撮像領域に配され、入射する放射線をモニタするための複数の検出部と、前記複数の検出部から信号を読み出すための読出部と、制御部と、を備える放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、第1の動作および第2の動作を実行し、
    前記第1の動作では、前記読出部に前記複数の検出部のそれぞれの信号を合成した合成信号を出力させ、前記合成信号に基づいて放射線の照射の開始を検出した後、第2の動作に移行し、
    前記第2の動作では、
    前記読出部に前記複数の検出部のそれぞれから個別に読み出させた複数の第1の信号を取得し、
    前記複数の検出部のうち選択された検出部からの第1の信号が前記複数の第1の信号の合計に占める割合に応じて、前記合成信号のうち前記選択された検出部が出力した信号成分を決定し、
    前記信号成分と、前記複数の第1の信号のうち前記選択された検出部が出力した第1の信号と、に基づいて、前記選択された検出部に入射する放射線の積算線量を取得する
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記信号成分と、前記複数の第1の信号のうち前記選択された検出部が出力した第1の信号と、の合計に基づいて、前記積算線量を取得することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の動作において、前記読出部に前記合成信号を第1のゲインで読み出させ、
    前記第2の動作において、前記読出部に前記第1のゲインとは異なる第2のゲインで、前記複数の第1の信号を読み出させ、
    前記第1のゲインと前記第2のゲインとの比に応じて、前記信号成分を補正し、
    補正された前記信号成分と、前記複数の第1の信号のうち前記選択された検出部が出力した第1の信号と、の合計に基づいて、前記積算線量を取得することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記第1のゲインが、前記第2のゲインよりもゲインが低いことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記放射線撮像装置は、前記第1の動作によって取得した前記合成信号を記憶するメモリ部をさらに含み、
    前記制御部は、前記第2の動作において、前記メモリ部に記憶された前記合成信号を、前記割合に応じて分配することによって、前記信号成分を決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記積算線量に基づいて放射線の曝射の停止の判定を行い、前記判定の結果に応じて放射線の照射を停止させるための信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記撮像領域は、複数の画素を含み、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記複数の変換素子のうち何れか1つを含み、
    前記複数の画素のうち一部の画素のそれぞれは、前記複数の検出部のうち何れか1つをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記複数の変換素子の一部が、前記複数の検出部のそれぞれの検出部として機能することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記放射線撮像装置は、前記複数の検出部に共通のバイアス電圧を供給するバイアス電源と、前記バイアス電源と前記複数の検出部との間を接続するバイアス配線と、をさらに含み、
    前記制御部は、前記第1の動作において、前記バイアス配線の電流の変化に基づいて前記合成信号を取得することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記複数の検出部は、互いに同じ信号線に信号を出力することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記放射線撮像装置は、それぞれが前記複数の検出部を含む複数の検出部群を備えることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  13. 放射線画像を取得するための複数の変換素子を含む撮像領域と、前記撮像領域に配され、入射する放射線をモニタするための複数の検出部と、前記複数の検出部から信号を読み出すための読出部と、を備える放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記制御方法は、第1の工程および第2の工程を含み、
    前記第1の工程は、前記読出部に前記複数の検出部のそれぞれの信号を合成した合成信号を出力させ、前記合成信号に基づいて放射線の照射の開始を検出した後、第2の工程に移行し、
    前記第2の工程は、
    前記読出部に前記複数の検出部のそれぞれから個別に読み出させた複数の第1の信号を取得し、
    前記複数の検出部のうち選択された検出部からの第1の信号が前記複数の第1の信号の合計に占める割合に応じて、前記合成信号のうち前記選択された検出部が出力した信号成分を決定し、
    前記信号成分と、前記複数の第1の信号のうち前記選択した検出部が出力した第1の信号と、に基づいて、前記選択した検出部に入射する放射線の積算線量を取得する
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 請求項13に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2017092566A 2017-05-08 2017-05-08 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム Active JP6853729B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017092566A JP6853729B2 (ja) 2017-05-08 2017-05-08 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
US15/969,842 US10473801B2 (en) 2017-05-08 2018-05-03 Radiation imaging apparatus, radiation imaging system, method of controlling radiation imaging apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017092566A JP6853729B2 (ja) 2017-05-08 2017-05-08 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018191152A JP2018191152A (ja) 2018-11-29
JP6853729B2 true JP6853729B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=64014148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017092566A Active JP6853729B2 (ja) 2017-05-08 2017-05-08 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10473801B2 (ja)
JP (1) JP6853729B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6929104B2 (ja) 2017-04-05 2021-09-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6990986B2 (ja) 2017-04-27 2022-01-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6788547B2 (ja) 2017-05-09 2020-11-25 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法、制御装置、及び、放射線撮像システム
WO2019012846A1 (ja) 2017-07-10 2019-01-17 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7045834B2 (ja) * 2017-11-10 2022-04-01 キヤノン株式会社 放射線撮像システム
JP7079113B2 (ja) 2018-02-21 2022-06-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP7198003B2 (ja) 2018-06-22 2022-12-28 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム
JP7134833B2 (ja) * 2018-10-25 2022-09-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
EP3661190A1 (en) 2018-11-27 2020-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
US11382590B2 (en) * 2018-12-27 2022-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus, radiation imaging system, control method, and storage medium
JP7319809B2 (ja) * 2019-03-29 2023-08-02 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP7157699B2 (ja) 2019-05-29 2022-10-20 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法および当該方法を実行させるプログラム
JP7410678B2 (ja) * 2019-09-19 2024-01-10 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7397635B2 (ja) 2019-11-22 2023-12-13 キヤノン株式会社 放射線検出装置、放射線検出システム、制御方法及びプログラム
JP2022022844A (ja) 2020-07-08 2022-02-07 キヤノン株式会社 放射線撮像装置
JP2022164433A (ja) 2021-04-16 2022-10-27 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム

Family Cites Families (85)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4266656B2 (ja) 2003-02-14 2009-05-20 キヤノン株式会社 固体撮像装置及び放射線撮像装置
JP4323827B2 (ja) 2003-02-14 2009-09-02 キヤノン株式会社 固体撮像装置及び放射線撮像装置
US7541617B2 (en) 2003-02-14 2009-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Radiation image pickup device
JP4418720B2 (ja) 2003-11-21 2010-02-24 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び方法、並びに放射線撮像システム
JP4845352B2 (ja) 2004-06-15 2011-12-28 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その製造方法及び放射線撮像システム
JP4403045B2 (ja) * 2004-09-30 2010-01-20 富士フイルム株式会社 放射線画像検出器
US7557355B2 (en) 2004-09-30 2009-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus and radiation image pickup apparatus
JP5058517B2 (ja) 2005-06-14 2012-10-24 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及びその制御方法並びに放射線撮像システム
JP5043374B2 (ja) 2005-07-11 2012-10-10 キヤノン株式会社 変換装置、放射線検出装置、及び放射線検出システム
JP5043373B2 (ja) 2005-07-11 2012-10-10 キヤノン株式会社 変換装置、放射線検出装置、及び放射線検出システム
JP5043380B2 (ja) 2005-07-25 2012-10-10 キヤノン株式会社 放射線検出装置および放射線検出システム
JP4965931B2 (ja) 2005-08-17 2012-07-04 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、その制御方法、及び制御プログラム
JP5159065B2 (ja) 2005-08-31 2013-03-06 キヤノン株式会社 放射線検出装置、放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP5317388B2 (ja) 2005-09-30 2013-10-16 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム及びプログラム
JP2007104219A (ja) 2005-10-03 2007-04-19 Canon Inc 放射線撮影装置及びその制御方法、放射線撮影システム
JP4834518B2 (ja) 2005-11-29 2011-12-14 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法、及びそれを実行させるためのプログラムを記録した記録媒体
JP2007151761A (ja) 2005-12-02 2007-06-21 Canon Inc 放射線撮像装置、システム及び方法、並びにプログラム
JP4989197B2 (ja) 2005-12-13 2012-08-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、及び補正方法
JP2007201246A (ja) 2006-01-27 2007-08-09 Canon Inc 光電変換装置及び放射線撮像装置
JP4891096B2 (ja) 2006-01-30 2012-03-07 キヤノン株式会社 放射線撮像装置
JP5043448B2 (ja) 2006-03-10 2012-10-10 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP4850730B2 (ja) 2006-03-16 2012-01-11 キヤノン株式会社 撮像装置、その処理方法及びプログラム
JP4868926B2 (ja) 2006-04-21 2012-02-01 キヤノン株式会社 放射線撮像装置
JP4847202B2 (ja) * 2006-04-27 2011-12-28 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム
JP5173234B2 (ja) 2006-05-24 2013-04-03 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP5196739B2 (ja) 2006-06-09 2013-05-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP4989120B2 (ja) 2006-06-16 2012-08-01 キヤノン株式会社 放射線撮像システム及びその駆動方法
JP5159161B2 (ja) 2006-06-26 2013-03-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム及びその制御方法
JP5038031B2 (ja) 2006-07-11 2012-10-03 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、その駆動方法及び放射線撮影システム
JP2008042478A (ja) 2006-08-04 2008-02-21 Canon Inc 撮像装置、放射線撮像装置、及びその駆動方法
JP5300216B2 (ja) 2006-08-29 2013-09-25 キヤノン株式会社 電子カセッテ型放射線検出装置
JP2008212644A (ja) 2007-02-06 2008-09-18 Canon Inc 放射線撮像装置及びその駆動方法、並びに放射線撮像システム
US7869568B2 (en) 2007-03-13 2011-01-11 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus, and method and program for controlling radiation imaging apparatus
JP5406473B2 (ja) * 2007-07-19 2014-02-05 キヤノン株式会社 放射線検出装置
JP5235350B2 (ja) 2007-08-07 2013-07-10 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム
JP4991459B2 (ja) 2007-09-07 2012-08-01 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム
JP5038101B2 (ja) 2007-11-12 2012-10-03 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その駆動方法及びプログラム
JP2009141439A (ja) 2007-12-03 2009-06-25 Canon Inc 放射線撮像装置、その駆動方法及びプログラム
JP5311834B2 (ja) 2008-01-24 2013-10-09 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム、信号処理方法及びプログラム
JP5274098B2 (ja) 2008-04-30 2013-08-28 キヤノン株式会社 撮像装置、放射線撮像システム、その制御方法及びプログラム
JP2010005212A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Canon Inc 放射線撮像装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP5489542B2 (ja) 2008-07-01 2014-05-14 キヤノン株式会社 放射線検出装置及び放射線撮像システム
JP5792923B2 (ja) 2009-04-20 2015-10-14 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP5517484B2 (ja) 2009-05-01 2014-06-11 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP5475574B2 (ja) * 2010-07-02 2014-04-16 富士フイルム株式会社 放射線検出素子、及び放射線画像撮影装置
JP5599681B2 (ja) * 2010-08-31 2014-10-01 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置
FR2965441B1 (fr) * 2010-09-27 2013-04-19 Commissariat Energie Atomique Procédé de détermination et de correction de la stabilité de réponse d'un détecteur matriciel a semi-conducteur
JP5179605B2 (ja) * 2011-02-09 2013-04-10 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置及び放射線の照射開始検出方法
JP5814621B2 (ja) 2011-05-24 2015-11-17 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びに、撮像システム
JP5954983B2 (ja) 2011-12-21 2016-07-20 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム、並びに撮像装置の製造方法
JP6057511B2 (ja) 2011-12-21 2017-01-11 キヤノン株式会社 撮像装置及び放射線撮像システム
JP5950840B2 (ja) 2012-03-16 2016-07-13 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び撮像システム
JP5986526B2 (ja) 2012-04-06 2016-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及び放射線撮像システム
JP2014003542A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Canon Inc 検出装置、検出システム及び検出装置の駆動方法
JP6162937B2 (ja) 2012-08-31 2017-07-12 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法および制御プログラム
JP5890286B2 (ja) * 2012-09-18 2016-03-22 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置
JP2014110352A (ja) 2012-12-03 2014-06-12 Canon Inc 検出装置の製造方法
JP2014110353A (ja) 2012-12-03 2014-06-12 Canon Inc 検出装置及び放射線検出システム
JP6041669B2 (ja) 2012-12-28 2016-12-14 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP2014168205A (ja) 2013-02-28 2014-09-11 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線検査装置、信号の補正方法およびプログラム
JP5934128B2 (ja) 2013-02-28 2016-06-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP5986524B2 (ja) 2013-02-28 2016-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6016673B2 (ja) * 2013-02-28 2016-10-26 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6161346B2 (ja) 2013-03-19 2017-07-12 キヤノン株式会社 撮像システム
JP6238577B2 (ja) 2013-06-05 2017-11-29 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
US20140361189A1 (en) 2013-06-05 2014-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system
JP6463136B2 (ja) 2014-02-14 2019-01-30 キヤノン株式会社 放射線検出装置及び放射線検出システム
JP6355387B2 (ja) 2014-03-31 2018-07-11 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP6585910B2 (ja) 2014-05-01 2019-10-02 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6339853B2 (ja) 2014-05-01 2018-06-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6480670B2 (ja) 2014-05-01 2019-03-13 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6442163B2 (ja) * 2014-06-02 2018-12-19 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6595803B2 (ja) 2014-06-13 2019-10-23 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システムおよびその制御方法
US9948871B2 (en) 2014-07-25 2018-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
JP6378573B2 (ja) 2014-08-06 2018-08-22 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6491434B2 (ja) * 2014-08-12 2019-03-27 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線検出システム
JP2016178533A (ja) 2015-03-20 2016-10-06 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6555909B2 (ja) 2015-03-20 2019-08-07 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6512909B2 (ja) * 2015-04-09 2019-05-15 キヤノン株式会社 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6570315B2 (ja) 2015-05-22 2019-09-04 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP6572025B2 (ja) * 2015-07-02 2019-09-04 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及びその制御方法
JP6573378B2 (ja) 2015-07-10 2019-09-11 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6626301B2 (ja) 2015-09-28 2019-12-25 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6649775B2 (ja) 2016-01-13 2020-02-19 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、その駆動方法及び放射線撮像システム
JP6415488B2 (ja) 2016-07-08 2018-10-31 キヤノン株式会社 放射線撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20180321397A1 (en) 2018-11-08
US10473801B2 (en) 2019-11-12
JP2018191152A (ja) 2018-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6853729B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
JP6990986B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
US9835732B2 (en) Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
JP6643871B2 (ja) 放射線撮像装置およびフォトンカウンティングの方法
JP3415348B2 (ja) X線撮像装置
JP6929104B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法及びプログラム
US11294078B2 (en) Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
JP2014049983A (ja) 放射線撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2017103608A (ja) 放射線撮像装置及びその制御方法
JP4888599B2 (ja) 光または放射線撮像装置
JPWO2007037121A1 (ja) 放射線像撮像装置および放射線像撮像装置の撮像方法
JP2011078083A (ja) 撮像装置及び撮像システム、それらの制御方法及びそのプログラム
JP5155759B2 (ja) 固体撮像装置
WO2018135293A1 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
CN111084630B (zh) 放射线成像装置、放射线成像方法和存储介质
US9924113B2 (en) Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
JP6512909B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7190360B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP5355726B2 (ja) 撮影装置、画像処理装置、撮影システム、放射線撮影装置および画像処理方法
JP2020182667A (ja) 放射線撮像装置及びその制御方法
JP2019146039A (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム
JP6929327B2 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
WO2022244495A1 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP7190913B2 (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
US20230417934A1 (en) Radiation imaging apparatus, radiation imaging system, control method for radiation imaging apparatus, non-transitory computer-readable storage medium, and signal processing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200408

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210312

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6853729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151