JP2014003542A - 検出装置、検出システム及び検出装置の駆動方法 - Google Patents

検出装置、検出システム及び検出装置の駆動方法 Download PDF

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啓吾 横山
Chiori Mochizuki
千織 望月
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実 渡辺
Masahito Ofuji
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Jun Kawanabe
潤 川鍋
Kentaro Fujiyoshi
健太郎 藤吉
Hiroshi Wayama
弘 和山
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Abstract

【課題】データコンタクトの数を制限しつつ、KTCノイズの発生を抑えることができる検出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】検出装置は、行列状に配置され、画素信号を生成する複数の画素(101)と、行方向の複数の画素に共通に接続され、列方向に複数設けられた駆動線(104a,b)と、列方向の複数の画素に共通に接続され、行方向に複数設けられたデータライン(105)と、データラインの数よりも少ない数で設けられた接続用端子(119)と、接続用端子とデータラインとの間に設けられたマルチプレクサ部(131)と、を有する基板と、接続用端子に定電位を供給するリセットスイッチを有し、接続用端子に接続された読出用回路と、複数の画素の駆動制御を行う駆動用回路と、基板及び読出用回路に制御信号を供給する制御用回路とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置などに応用される検出装置、検出システム及び検出装置の駆動方法に関するものである。
近年、薄膜半導体製造技術は、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素のアレイ(画素アレイ)を有するマトリクス基板、それを用いた検出装置や放射線検出装置にも利用されている。このような検出装置において、近年、主に接続用端子数の低減を目的として画素アレイと同一基板上にマルチプレクサを作り込む事が検討されている。特許文献1では、検出装置が、複数のデータラインとデータコンタクト(接続用端子)との間に設けられた複数のTFTからなるマルチプレクサを有し、複数のデータラインを一つのデータコンタクトに多重化する方法が開示されている。
特開平8−256292号公報
しかしながら、特許文献1では、マルチプレクサに用いるTFTを開閉させて動作した場合においては、TFTを閉じた際にKTCノイズ(電荷の熱的な揺らぎによって生じるノイズ)が発生する。また、マルチプレクサに用いるTFTを開閉させないで一部のデータラインに接続された画素のみを優先的に読み出す場合、データコンタクトに電気的に接続されない画素に蓄積された信号電荷の一部は破壊されてしまう。特許文献1には、蓄積された信号電荷を全ての画素から得る方法が開示されていない。
本発明の目的は、データコンタクトの数を減らしつつ、KTCノイズの発生を抑えることができる検出装置、検出システム及び検出装置の駆動方法を提供することである。
本発明の検出装置は、行列状に配置され、画素信号を生成する複数の画素と、行方向の複数の画素に共通に接続され、列方向に複数設けられた駆動線と、列方向の複数の画素に共通に接続され、行方向に複数設けられたデータラインと、前記データラインの数よりも少ない数で設けられた接続用端子と、前記接続用端子と前記データラインとの間に設けられたマルチプレクサ部と、を有する基板と、前記接続用端子に定電位を供給するリセットスイッチを有し、前記接続用端子に接続された読出用回路と、前記複数の画素の駆動制御を行う駆動用回路と、前記基板及び前記読出用回路に制御信号を供給する制御用回路と、を有する検出装置であって、前記複数の画素の各々は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に基づく電気信号を前記データラインに転送するスイッチ素子とを有し、前記電気信号に基づく画素信号を生成し、前記駆動線は、1行の画素のうちの一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第1の駆動線と、前記1行の画素のうちの他の一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第2の駆動線と、を有し、前記データラインは、ある1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第1のデータラインと、他の1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第2のデータラインを有し、前記マルチプレクサ部は、前記第1のデータラインを1個の前記接続用端子に接続する第1のスイッチと、前記第2のデータラインを前記1個の接続用端子に接続する第2のスイッチとを有し、前記制御用回路は、前記第1のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第1の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第1のスイッチを非導通とし、その後、前記第2のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第2の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第2のスイッチを非導通とすることを特徴とする。
マルチプレクサ部を設けることにより、接続用端子の数を減らすことができる。また、第1のスイッチ又は第2のスイッチの導通動作により、データラインの容量に応じて生じるKTCノイズを低減することができる。
検出装置の概念図である。 検出装置を説明するための等価回路図である。 検出装置の上面図である。 画素の断面図である。 検出装置を説明するための等価回路図である。 検出装置のタイミングチャートである。 検出装置を説明するための等価回路図である。 検出装置のタイミングチャートである。 検出装置の概念図である。 検出装置を説明するための等価回路図である。 検出装置の上面図である。 検出装置のタイミングチャートである。 検出装置のタイミングチャートである。 検出装置の出力イメージの図である。 検出装置の出力イメージの図である。 検出装置のタイミングチャートである 検出システムを説明するための概念図である。
(第1の実施形態)
図1を用いて、検出装置191の構成例を説明する。検出部193は、支持基板100と、駆動用回路192と、読出用回路190とを有する。支持基板100は、画素領域137とマルチプレクサ部131とを少なくとも有する。駆動用回路192は、画素領域137と電気的に接続され、導通電圧Vcom及び非導通電圧Voffを出力することにより、画素領域137の複数の画素の駆動制御を行う。つまり、駆動用回路192は、画素101の選択状態と非選択状態とを制御するものである。読出用回路190は、画素領域137と電気的に接続され、画素領域137からの電気信号を画像データとして出力する。検出装置191は、さらに、検出部193からの画像データを処理して出力する信号処理部194と、各構成要素にそれぞれ制御信号を供給して検出部193の動作を制御する制御用回路195と、各構成要素にそれぞれバイアスを供給する電源用回路196を含む。
制御用回路195は、制御コンピュータ(不図示)から制御信号を受けて、画素領域137を有する支持基板100、駆動用回路192、読出用回路190、及び、信号処理部194に、それぞれ制御信号を提供する。また、信号処理部194は、放射線の照射期間に読出用回路190からデータライン105の電位情報を受け、制御コンピュータ(不図示)に伝送する。電源用回路196は、不図示の外部電源や内蔵バッテリーから電圧を受けて、支持基板100、駆動用回路192、読出用回路190に必要な電圧を供給するレギュレータ等を内包している。電源用回路196は、接続用端子109と電気的に接続されている。なお、駆動用回路192、読出用回路190、信号処理部194、制御用回路195、及び電源用回路196は、それぞれ1つのブロックで示されているが、これはそれぞれが1つの集積回路で構成されていることを意味するものではない。それぞれが複数の集積回路によって構成されていてもよく、また、それら全てが一つの集積回路に設けられていてもよい。また、上記説明は、本発明の他の実施形態にも適宜適用可能である。
図2は、本発明の第1の実施形態による検出装置の構成例を示す図である。検出装置は、支持基板100上に行列状に配置された複数の画素101を含む画素領域137を有している。画素101は、放射線又は光に応じた画素信号(電気信号)を生成するためのものである。複数の画素101は、それぞれ、放射線又は光を電荷に変換する変換素子102と、変換素子102により変換された電荷に応じた電気信号をデータライン105に転送する第1のスイッチ素子103とを有する。ここで、本実施形態では、変換素子102として、放射線を光に変換するシンチレータと、その光を電荷に変換する光電変換素子と、を含むものであるが、本実施形態はそれに限定されるものではない。変換素子102として、放射線を直接電荷に変換する直接型変換素子を用いてもよい。また、スイッチ素子103として、非晶質シリコン又は多結晶シリコンの薄膜トランジスタ(TFT)を含む。ここで、半導体材料としてシリコンを用いたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、ゲルマニウム等の他の半導体材料を用いてもよい。より好ましくは、多結晶シリコンのTFTをスイッチ素子103として用いることである。変換素子102の第1電極には、スイッチ素子103の第1主電極が電気的に接続され、変換素子102の第2電極には、バイアス線106が電気的に接続される。バイアス線106は、複数の変換素子102の第2電極に共通に接続され、接続用端子109を介して、図1に示す外部の電源用回路196に電気的に接続される。
スイッチ素子103の第2主電極には、データライン105が電気的に接続される。データライン105は、列方向に配列された複数のスイッチ素子103の第2主電極に共通に接続され、マルチプレクサ部131中のスイッチ132a,bの第1主電極に接続される。スイッチ132a,bの第2主電極は、隣接する一方のスイッチ132a,bの第2主電極及び、接続用端子119に接続される。接続用端子119は、図1に示す外部の読出用回路190に電気的に接続される。スイッチ132a,bの制御電極には、駆動線133又は駆動線134が電気的に接続されている。一つの接続用端子119に接続された二つのスイッチ132a,bの制御電極には、それぞれ別の駆動線133及び134が接続される。データライン105は、列方向の複数の画素101に共通に接続され、行方向に複数設けられる。データライン105は、ある1列の画素(第1列の画素)101のスイッチ素子103の主電極に接続された第1のデータライン及び他の1列の画素(第2列の画素)101のスイッチ素子103の主電極に接続された第2のデータラインを有する。接続用端子119は、図1に示す読出用回路190に接続され、データライン105の数よりも少ない数で設けられる。マルチプレクサ部131は、接続用端子119とデータライン105との間に設けられ、第1のデータライン105を1個の接続用端子119に接続する第1のスイッチ132aを有する。さらに、マルチプレクサ部131は、第2のデータライン105を1個の接続用端子119に接続する第2のスイッチ132bを有する。
駆動線133、134は、それぞれ接続用端子135、136に接続され、図1に示す外部の制御用回路195から制御信号の供給を受ける。1行に配列された画素101内の複数のスイッチ素子103の制御電極には、2本の駆動線104a,bのうち何れかが電気的に接続される。一つの接続用端子119に二つのスイッチ132a,bを介して導通可能なスイッチ素子103の中で、同行に隣接した2つのスイッチ素子103は、それぞれ異なる駆動線104a,bに接続される。駆動線104a,bは、行方向の複数の画素101に共通に接続され、列方向に複数設けられる。第1の駆動線104aは、1行の画素101のうちの一部(奇数列)の画素101のスイッチ素子103の制御電極に接続される。第2の駆動線104bは、1行の画素のうちの他の一部(偶数列)の画素101のスイッチ素子103の制御電極に接続される。駆動線104a,bは、接続用端子107に接続され、外部の駆動用回路192から制御信号の供給を受ける。また、各接続用端子109、119、135、136は、支持基板100の端部と画素領域137の間に配置されている。
図3(a)に示すのは、画素領域137の一例で、2×2個の画素を含む領域について、スイッチ素子103等の一部構造を抜き出した際の上面図である。また、図4は画素101ついての断面構造であり、図3(a)中のA−A’間を切り出した断面図である。図3(a)において、駆動線104a,bは等間隔に配置されており、各画素行は、2本の駆動線104a,bを有している。行方向に並んだ画素中のスイッチ素子103の制御電極は、交互に異なる駆動線104a又は104bに接続される。本実施形態においては、各画素行は、2本の駆動線104a,bを有しているが、図3(b)に示すように、更に3本目の駆動線104cを有していても良い。詳細な説明は割愛するが、この場合、各データライン105は、1to3のマルチプレクサに接続されていても良い。
次に、図4を用いて本実施形態の1画素の断面構成を説明する。画素101は、変換素子102とスイッチ素子103とが1対1で対応して設けられている。スイッチ素子103は、ガラス基板などの絶縁性表面を有する支持基板100に設けられた、第1半導体層141、第1不純物半導体層142、第1絶縁層143、第1導電層144、第2絶縁層145、第2導電層146を有している。第1半導体層141はTFTのチャネル領域、第1不純物半導体層142はソース又はドレイン領域、第1絶縁層143はゲート絶縁膜、第2導電層144はゲート電極、第3導電層146はソース又はドレイン電極として、それぞれ機能する。ここで、ゲート電極は、図3(a)の説明におけるスイッチ素子103の制御電極に相当し、2つの駆動線の一方に接続される。ソース又はドレイン電極は主電極に相当する。
なお、図4では、第1半導体層141に多結晶シリコンを用いたスタガ型のTFTを用いている。図2のスイッチ132a,bも同様の多結晶シリコンを用いたスタガ型のTFTを用いた場合、製造工程が簡便となる。そして、スイッチ素子103を覆う第3絶縁層147の上方に、変換素子102が配置される。変換素子102の構成は、第4導電層149、第2不純物半導体層150、第2半導体層151、第3不純物半導体層152、第5導電層153、第6導電層154を有している。第4導電層149は、第3導電層148を介してスイッチ素子103の第1主電極に結合され、第1電極として機能する。第2不純物半導体層150はn型の不純物が注入されており、第3不純物半導体層152にはp型の不純物が注入されている。第2半導体層151は光電変換素子の光電変換層として機能し、第5導電層153はバイアス線106として、第6導電層154は第2電極として機能する。そして、複数の光電変換素子を覆い、平坦化層として機能する第4絶縁層155の上方に、シンチレータ156が設けられている。この変換素子102及びスイッチ素子103は、気相成長(気相蒸着)法やエッチング技術、並びにフォトリソグラフィ技術を用いて好適に形成され得る。なお、本実施形態では光電変換素子として第2不純物半導体層150を用いたPIN型フォトダイオードを用いて説明したが、本実施形態はそれに限定されるものではなく、第2不純物半導体層150に代えて絶縁層を用いたMIS型フォトセンサを用いてもよい。
次に、図5を用いて、検出装置における読出用回路190の一部について説明をする。図5中には、図2の支持基板100のうち接続用端子119の一部分のみが図示されており、接続用端子119は、読出用回路190の接続用端子160に接続されている。また、読出用回路190の一部として、アナログ信号をデジタル信号に変換する迄の部位を部分的に表記している。
各接続用端子160は、データライン161を介して、オペアンプ162の反転入力端子に接続される。オペアンプ162の反転入力端子は、リセットスイッチ163、蓄積容量164を介して出力端子に接続されており、非反転入力端子は、基準電源176に接続されている。リセットスイッチ163及び蓄積容量164は、オペアンプ162の出力端子及び反転入力端子間に接続されている。各オペアンプ162の出力端子は、それぞれ信号用サンプリング容量165、ノイズ用サンプリング容量166に、信号サンプルホールドスイッチ167、ノイズサンプルホールドスイッチ168を介して接続されている。信号サンプルホールドスイッチ167は、接続用端子119から読み出した電荷を信号用サンプリング容量(第1のサンプリング容量)165にサンプルホールドするための第1のサンプルホールドスイッチである。ノイズサンプルホールドスイッチ168は、接続用端子119から読み出した電荷をノイズ用サンプリング容量(第2のサンプリング容量)166にサンプルホールドするための第2のサンプルホールドスイッチである。複数の信号用サンプリング容量165は、信号用マルチプレクサ169を介して、信号用オペアンプ171の反転入力端子に接続される。同様に、複数のノイズ用サンプリング容量166は、ノイズ用マルチプレクサ170を介して、ノイズ用オペアンプ172の反転入力端子に接続される。
信号用オペアンプ171、ノイズ用オペアンプ172の反転入力端子は、リセットスイッチ173、蓄積容量174を介してそれぞれの出力端子に接続され、非反転入力端子には、基準電源177が接続される。信号用オペアンプ171の出力端子及び、ノイズ用オペアンプ172の出力端子は、アナログデジタル変換器175に差動入力される。リセットスイッチ163の制御線は、接続用端子181に接続される。信号サンプルホールドスイッチ167、ノイズサンプルホールドスイッチ168の制御線は、それぞれ、接続用端子182及び、接続用端子183に接続される。信号用マルチプレクサ169、ノイズ用マルチプレクサ170、リセットスイッチ173を制御する制御線群は、それぞれ、接続用端子群184に接続される。各々のスイッチは、各々の接続された端子からの制御信号によって制御される。
本実施形態では、相関2重サンプリングにより、リセットスイッチ163の閉動作の際に発生するKTCノイズをキャンセルできる構成になっている。読出用回路190の構成は無数に考えられる。支持基板100中からの接続用端子119に電気的にオペアンプ162の非反転入力端子が接続されており、オペアンプ162の非反転入力端子と出力端子の間をショート可能なリセットスイッチ163が存在すればよい。リセットスイッチ163は、導通することにより、接続用端子119に定電位を供給する。リセットスイッチ163の閉動作時に発生するKTCノイズを相関2重サンプリングによりキャンセルあるいは、低減可能な構造であれば、読出用回路190は、図5の構成に限らない。
次に、図1及び図2を用いて、検出装置191の構成例を説明する。検出部193は、支持基板100と、駆動用回路192と、読出用回路190とを有する。支持基板100は、図2の画素領域137とマルチプレクサ部131とを少なくとも有する。駆動用回路192は、図2の支持基板100の接続用端子107を介し画素領域137と電気的に接続され、画素領域137の駆動制御を行う。読出用回路190は、図2の支持基板100の接続用端子119を介し画素領域137と電気的に接続され、画素領域137からの電気信号を画像データとして出力する。駆動用回路192は、図2の接続用端子107に電圧Vcom及びVoffを出力する。つまり、駆動用回路192は、画素101の選択状態と非選択状態とを制御するものである。検出装置191は、さらに、検出部193からの画像データを処理して出力する信号処理部194と、各構成要素にそれぞれ制御信号を供給して検出部193の動作を制御する制御用回路195と、各構成要素にそれぞれバイアスを供給する電源用回路196を含む。
制御用回路195は、制御コンピュータ(不図示)から制御信号を受けて、信号処理部194に制御信号を提供する。また、信号処理部194は、放射線の照射期間に読出用回路190からデータライン105の電位情報を受け、制御コンピュータ(不図示)に伝送する。電源用回路196は、不図示の外部電源や内蔵バッテリーから電圧を受けて、支持基板100、駆動用回路192、読出用回路190に必要な電圧を供給するレギュレータ等を内包している。電源用回路196は、接続用端子109と電気的に接続されている。制御用回路195は、接続用端子135、接続用端子136と電気的に接続されており、制御信号を出力する。なお、駆動用回路192、読出用回路190、信号処理部194、制御用回路195、及び電源用回路196は、それぞれ1つのブロックで示されているが、これはそれぞれが1つの集積回路で構成されていることを意味するものではない。それぞれが複数の集積回路によって構成されていてもよく、また、それら全てが一つの集積回路に設けられていてもよい。また、上記説明は、本発明の他の実施形態にも適宜適用可能である。
本実施形態において、画素101に蓄積された信号電荷をマルチプレクサ部131を動作させて読み出し、デジタルデータに変換するまでの過程を図6のタイミングチャート及び図1、図2、図5を用いて説明する。
まず、図6の検出装置の駆動方法のタイミングチャート中の信号について説明する。MUX CLK1,MUX CLK2は、制御用回路195から、接続用端子135、接続用端子136に印加される電圧状態を表し、ハイレベルはスイッチが導通する電圧、ローレベルはスイッチが非導通となる電圧を表す。
VgODD1、VgEVEN1は、図2中の1行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極に制御端子107を介して駆動用回路192から印加される電圧状態を表す。VgODD1は、1行目の画素に対する駆動線104aに接続される制御端子107、VgEVEN1は、1行目の画素に対する駆動線104bに接続される制御端子107に供給される電圧状態を表す。同様に、VgODD2、VgEVEN2は、図2中の2行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極に制御端子107を介して駆動用回路192から印加される電圧状態を表す。VgODD2は、2行目の画素に対する駆動線104aに接続される制御端子107、VgEVEN2は、2行目の画素に対する駆動線104bに接続される制御端子107に供給される電圧状態を表す。
また、VgODDn、VgEVENnは、図2中のn行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極に制御端子107を介して印加される電圧状態を表す。VgODDnは、n行目の画素に対する駆動線104aに接続される制御端子107、VgEVENnは、n行目の画素に対する駆動線104bに接続される制御端子107に供給される電圧状態を表す。VgODD1、VgEVEN1、VgODD2、VgEVEN2、VgODDn、VgEVENnのハイレベルは接続されたスイッチ素子103が導通する電圧、ローレベルは接続されたスイッチ素子103が非導通となる電圧を表す。
AMP RESETは、制御用回路195から制御端子181に入力される制御信号を表し、ハイレベルは接続されたリセットスイッチ163が導通状態となる信号を意味し、ローレベルは接続されたリセットスイッチ163が非導通となる信号を意味する。すなわち、ハイレベル状態になるとオペアンプ162の出力端子の電圧が、それぞれ基準電圧176にリセットされる。
Signal SHは、制御用回路195から制御端子182に入力される制御信号を表す。そのハイレベルは接続された信号サンプルホールドスイッチ167が導通状態となる信号が与えられ事を意味し、そのローレベルは接続された信号サンプルホールドスイッチ167が非導通となる信号が与えられる事を意味する。すなわち、ハイレベルでは信号用サンプリング容量165の電位がオペアンプ162の出力端子の電位に充電される。
Noise SHは、制御用回路195から制御端子183に入力される制御信号を表す。そのハイレベルは接続されたノイズサンプルホールドスイッチ168が導通状態となる信号が与えられ事を意味し、そのローレベルは接続されたノイズサンプルホールドスイッチ168が非導通となる信号が与えられる事を意味する。すなわち、ハイレベルではノイズ用サンプリング容量166の電位がオペアンプ162の出力端子の電位に充電される。
MUXは、制御用回路195から制御端子群184に制御信号が入力される期間を表す。ハイレベル期間中は、信号用マルチプレクサ169及びノイズ用マルチプレクサ170が動作し、複数の信号用サンプリング容量165と信号用オペアンプ171の反転入力端子が順次切り替わりながら導通する。同時に、複数のノイズ用サンプリング容量166とノイズ用オペアンプ172の反転入力端子が順次切り替わりながら導通し、いわゆるマルチプレックス動作をする。
マルチプレクサ169及び170は、一つのオペアンプ162の出力端子につながれた信号用サンプリング容量165、ノイズ用サンプリング容量166が同じタイミングで、信号用オペアンプ171及び、ノイズ用オペアンプ172に導通するように動作する。異なる信号用サンプリング容量165、ノイズ用サンプリング容量166に切り替わる際は、切り替わる前に、リセットスイッチ173を一時的に導通状態とし、オペアンプ171及びオペアンプ172の出力端子電圧を基準電圧177にリセットする。
また、このハイレベル期間中に、信号用オペアンプ171とノイズ用オペアンプ172の出力電位は、アナログデジタル変換器175に差動入力され、デジタルデータに変換される。デジタルデータは、信号処理部194に送られ、2次元画像情報として画像処理が行われる。一方、MUXのローレベル期間中は、信号用マルチプレクサ169及びノイズ用マルチプレクサ170は、信号用サンプリング容量165、ノイズ用サンプリング容量166のいずれにも接続されていない状態となる。
図6のタイミングチャートでは、まずMUX CLK1がハイレベルとなり、駆動線133に接続されたスイッチ132aが導通する。データライン105には、前回スイッチ132aが閉じた際に発生したKTCノイズが蓄積されており、データライン105と接続用端子119が導通する事により、オペアンプ162にKTCノイズが転送される。また、AMP RESETがハイレベルになり、リセットスイッチ163が導通する。また、Noise SHがハイレベルになり、ノイズサンプルホールドスイッチ168が導通する。これにより、KTCノイズはオペアンプ162の出力端子に流れ、情報として消える。
リセットスイッチ163の導通により、KTCノイズが蓄積容量164に蓄積され、KTCノイズに応じた電荷がノイズ用サンプリング容量166に蓄積される。次に、AMP RESETがローレベルとなり、リセットスイッチ163が非導通になる。
次に、Noise SHがローレベルになり、ノイズサンプルホールドスイッチ168が非導通になる。その後に、VgODD1がハイレベルとなり、1行目の画素101のうちの奇数列の画素101のスイッチ素子103が導通する。すると、1行目の画素101の中で、オペアンプ162の反転入力端子と導通が取れている奇数列の画素101から信号電荷が転送され、蓄積容量164にリセットスイッチ163のKTCノイズに加算される形で蓄積される。一方、MUX CLK2がローレベルである為にオペアンプ162の反転入力端子と導通が取れない1行目の画素101は、VgEVEN1が同時にローレベルである事から、信号電荷を画素101内に保持する事ができる。
次に、VgODD1がローレベルとなり、1行目の画素101のうちの奇数列の画素101のスイッチ素子103が非導通になる。次に、Signal SHがハイレベルとなり、信号サンプルホールドスイッチ167が導通する。すると、蓄積容量164に蓄積された電荷に応じて、KTCノイズと画素101からの信号電荷に応じた電荷が、信号用サンプリング容量165に充電される。
次に、Signal SHがローレベルとなり、信号サンプルホールドスイッチ167が非導通になる。その後、MUXがハイレベルとなる期間中は、各信号用サンプリング容量165、ノイズサンプリング容量166に蓄積されていた電荷量の差分に応じて、デジタル信号が順次得られる。これにより、1本の駆動線104a又は104bに接続された画素101の信号が取得される。
次に、MUX CLK1がローレベルとなり、駆動線133に接続されたスイッチ132aが非導通になる。その後、MUX CLK2がハイレベルになり、駆動線134に接続されたスイッチ132bが導通する。データライン105には、前回スイッチ132bが閉じた際に発生したKTCノイズが蓄積されており、データライン105と接続用端子119が導通する事により、オペアンプ162にKTCノイズが転送される。また、AMP RESETがハイレベルになり、リセットスイッチ163が導通する。また、Noise SHがハイレベルになり、ノイズサンプルホールドスイッチ168が導通する。これにより、KTCノイズはオペアンプ162の出力端子に流れ、情報として消える。
リセットスイッチ163の導通により、KTCノイズが蓄積容量164に蓄積され、KTCノイズに応じた電荷がノイズ用サンプリング容量166に蓄積される。次に、AMP RESETがローレベルとなり、リセットスイッチ163が非導通になる。
次に、Noise SHがローレベルになり、ノイズサンプルホールドスイッチ168が非導通になる。その後に、VgEVEN1がハイレベルとなり、1行目の画素101のうちの偶数列の画素101のスイッチ素子103が導通する。すると、1行目の画素101の中で、オペアンプ162の反転入力端子と導通が取れている偶数列の画素101から信号電荷が転送され、蓄積容量164にリセットスイッチ163のKTCノイズに加算される形で蓄積される。
次に、VgEVEN1がローレベルとなり、1行目の画素101のうちの偶数列の画素101のスイッチ素子103が非導通になる。次に、Signal SHがハイレベルとなり、信号サンプルホールドスイッチ167が導通する。すると、蓄積容量164に蓄積された電荷に応じて、KTCノイズと画素101からの信号電荷に応じた電荷が、信号用サンプリング容量165に充電される。
次に、Signal SHがローレベルとなり、信号サンプルホールドスイッチ167が非導通になる。その後、MUXがハイレベルとなる期間中は、各信号用サンプリング容量165、ノイズサンプリング容量166に蓄積されていた電荷量の差分に応じて、デジタル信号が順次得られる。これにより、1本の駆動線104a又は104bに接続された画素101の信号が取得される。その後、MUX CLK2がローレベルとなり、駆動線134に接続されたスイッチ132bが非導通になる。
その後、前述と同じ動作を繰り返す。本実施形態の特徴として、MUX CLK2がハイレベルとなる際に、オペアンプ162の反転入力端子と導通が取られる1行目の画素101は、信号電荷を保持している。同時にAMP RESETがハイレベルとなっても、前回スイッチ132a,bが閉じた際に発生したKTCノイズのみが消え、信号電荷は情報として画素101内に保持される。
以上の動作により1行目の画素101に蓄積された信号電荷を読み出し、デジタルデータに変換する事が可能である。以下、順次、前述の動作を繰り返し、2行目〜n行目の画素101の信号電荷を順次デジタルデータに変換する。
一連の動作により、マルチプレクサ部131中のスイッチ132a,bで発生するKTCノイズをオペアンプ162のリセットスイッチ163を導通する事により消去する。この際、信号電荷を同時に消去しないように、導通していないスイッチ132a,bに接続された画素101中のスイッチ素子103とデータライン105は、前述の構成及び動作タイミングにより、非導通状態を維持する。また、リセットスイッチ163で発生するKTCノイズは、所謂相関2重サンプリングによりキャンセルする。
データライン105の容量は、画素領域137の大型化に伴い増加し、スイッチ132a,bで発生するKTCノイズもこれに伴い大きくなる。本実施形態は、接続用端子119の数をマルチプレク部131により大凡半分に減らす事が可能である。また、信号電荷に対し、KTCノイズを選択的に消す事が可能である。また、上記説明は、他の実施形態にも適宜適用可能である。
図7は、本実施形態の検出装置の別の構成例を示す。図7は、図2の検出装置と比べ、駆動線104a,bに接続される接続用端子107の数を減らす為に、駆動線104a,bを画素領域137の左右に配置されたデマルチプレクサ部200に接続している。また、マルチプレクサ部131のスイッチ132a,bとデータライン105が非導通になった際に、データライン105がフローティングとなる事で、周辺画素に電気的な影響を与える事を防ぐ。そのため、接続用端子119とデータライン105の導通が取れない期間中、データライン105をスイッチ素子201によって基準電位線202に固定される構成になっている。基準電位線202の電位は、図5中の基準電源176と同一である。
図7において、駆動線は、画素領域137の左右に配置された接続用端子203を介して、図1に示す外部の駆動用回路192に電気的に接続される。また、接続用端子203は、駆動線の数、言い換えれば有効画素領域の画素の行数より少ない数で設けられている。そして、画素領域137の左右に配置された複数の接続用端子203と複数の駆動線104a,bとの間に左右2か所のデマルチプレクサ部200が配置されている。複数のデマルチプレクサ部200は、駆動線104a,bの両端に設けられる。複数のデマルチプレクサ部200には、それぞれ複数の駆動用回路192(図1)が接続される。このデマルチプレクサ部200は、一つの接続用端子203と対応する2以上の駆動線との間に2つの駆動線のそれぞれに1対1で対応して設けられた2つのスイッチ素子204を含む。スイッチ素子204の第1主電極は、駆動線104a,bに接続され、第2主電極は接続端子203に導通が取られている。また、スイッチ素子204の制御端子は、制御線205又は制御線206の何れかに接続され、接続された制御線205又は206からの制御信号により制御される。具体的には、奇数行目の駆動線104a,bは図の左側のデマルチプレクサ部200に接続され、偶数行目の駆動線104a,bは図の右側のデマルチプレクサ部200に接続される。また、画素領域137内で奇数行目に配置されている画素101に含まれるスイッチ素子103に接続された制御線は、制御線205に接続されているスイッチ素子204に接続される。一方、画素領域137内で偶数行目に配置されている画素101に含まれるスイッチ素子103に接続された制御線は、制御線206に接続されているスイッチ素子207に接続される。
また、駆動線は、スイッチ素子207の第1主電極に接続されている。スイッチ素子207の第2主電極はオフ電位線208に接続されており、スイッチ素子207の制御電極には制御線205或いは制御線206が接続されている。スイッチ素子207が導通状態になるように制御された場合、駆動線104a,bはオフ電位線208の電位に固定される。1本の駆動線104a又は104bに第1主電極が接続されたスイッチ素子204及びスイッチ素子207の制御電極は、制御線205と制御線206のそれぞれ異なる方に接続されている。
制御線205、制御線206、基準電位線202及びオフ電位線208は、それぞれ接続用端子209、接続用端子210、接続用端子211及び接続用端子212に接続されている。接続用端子203を含め、各接続用端子は、支持基板100の端部と画素領域137の間に配置されている。その他、構成については、図2と同様である。
図7の構成において、画素101に蓄積された信号電荷をマルチプレクサ部131及び、デマルチプレクサ部200を動作させて読み出し、デジタルデータに変換するまでの過程を図8のタイミングチャートに示す。図8は、デマルチプレクサ部200の動作を除き、図6のタイミングチャートと同じである。ここでは、図8中で加わった信号の説明のみ行う。
DEMUX CLK1及びDEMUX CLK2は、接続用端子209、接続用端子210を介して、それぞれ接続されたスイッチ素子204への制御信号を表し、ハイレベルでは、接続されたスイッチ素子204は、導通状態となる。すなわち、駆動線104a,bと接続用端子203或いはオフ電位線208とが導通する。ローレベルでは、スイッチ素子204は、非導通状態となる。
VgR1、VgRnは、図7中で右側のデマルチプレクサ部200に接続された接続用端子203のうち1行目及び、n行目に入力される制御信号で、ハイレベルでスイッチ素子103が導通する電圧が与えられる。すなわち、接続用端子203と駆動線の導通が取られていれば、駆動線に接続されている画素101中の信号電荷が、スイッチ素子103が導通する事により、データライン105に転送される。一方、ローレベルでスイッチ素子103が非導通となる電位が与えられる。
VgL1、VgLnも同様で、図7中で左側のデマルチプレクサ部200に接続された接続用端子203のうち1行目及び、n行目に入力される制御信号である。ハイレベル、ローレベルの状態は、VgR1、VgRnの説明と同様である。画素領域137での動作及び、読出用回路190での動作は、図6のタイミングチャートの内容と同様である。
図7の構成の特徴として、デマルチプレクサ部200を介して駆動線104a,bを接続用端子203に接続する。これにより、接続用端子119と接続用端子203の配置間隔を同程度にする事が可能であり、マルチプレクサ、デマルチプレクサを使用しない場合と比較して、接続用端子の配置密度が半分程に抑える事ができる。より高密度に画素101を配列した場合においても、接続用端子の実装が可能となる。また、データライン105の電位は、フローティングになる事なく、常に基準電源176と同電位に固定される為、周辺画素に電気的な影響を与えるのを防ぐ。
図9は、図7の支持基板100を有する検出部193の構成例を示す図である。支持基板100の3辺に、読出用回路190と2つの駆動用回路192が取り付けられている。支持基板100の残りの1辺は、検出部193の端部に寄せられた構造になっている。すなわち検出部193のうち1辺は端部まで、放射線を検知可能な画素領域137が配置されている。図9では、B−B’辺まで画素領域137が配置されている。図9の検出部193を含む検出装置は、マンモグラフィー用として用いることができる。患者の乳房部の撮影時は、B−B’辺がより患者に近く、撮影範囲が広がり、有利である。更に、マンモグラフィーにおいては、撮影画像が高精細である事が求められる為、画素101を高密度に配置可能な本実施形態は、最適な形態となる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態による検出装置を説明するための等価回路図である。図2に係る構成との違いとして、任意の1本のデータライン105にスイッチ素子103を介して接続される画素101は、列方向に隣接せず、1つおきに配置される。一方、図2と同様に、1行に配列された画素101内の複数のスイッチ素子103の制御電極には、2本の駆動線104a,bのうち何れかが電気的に接続される。1つの接続用端子119に2つのスイッチ132a,bを介して導通可能なスイッチ素子103の中で、同行に隣接した2つの画素101に含まれるスイッチ素子103は、それぞれ異なる駆動線104a,bに接続される。
図11に示すのは、実際の本実施形態における画素領域137の一例で、3×4個の画素を含む領域について、スイッチ素子103等の一部構造を抜き出した際の上面図である。図11において、駆動線104a,bは等間隔に配置されており、各画素行は、2本の駆動線104a,bを有している。行方向に並んだ画素中のスイッチ素子103の制御電極は、交互に異なる駆動線104a,bに接続される。また、列方向に並んだ画素中のスイッチ素子103の第2主電極は交互に異なるデータライン105に接続されている。
図10において、デマルチプレクサ部200は、1to2のデマルチプレクサが、2段直列に配列された構成になっている。ここでは、便宜的に駆動線104a,bに直接接続されるマルチプレクサ部を1段目マルチプレクサ300、接続用端子109に直接接続されるマルチプレクサ部を2段目マルチプレクサ301とする。駆動線104a,b及び、接続用端子109の間には、直列に接続された1段目マルチプレクサ300と2段目マルチプレクサ301中のスイッチ素子204が接続されている。また、オフ電位線208は、1段目マルチプレクサ300と2段目マルチプレクサ301の両方において、スイッチ素子207を介して、駆動線104a,bに導通可能になっている。1段目のマルチプレクサ300中のスイッチ素子204及びスイッチ素子207の制御線は、それぞれ制御線205、制御線206に接続される。2段目のマルチプレクサ301中のスイッチ素子204及びスイッチ素子207の制御線は、それぞれ制御線302、制御線303に接続される。制御線205、制御線206、制御線302、制御線303は、それぞれ、接続用端子209、接続用端子210、接続用端子304、接続用端子305に接続され、各接続用端子は、支持基板100の端部と画素領域137の間に配置されている。
本実施形態において、画素101に蓄積された信号電荷をマルチプレクサ部131を動作させて読み出し、デジタルデータに変換するまでの過程の一例を図12のタイミングチャートに示す。まず、図12のタイミングチャート中の信号について、図5、図10、図11を用いて説明する。
MUX CLK1,MUX CLK2は、接続用端子135、接続用端子136に印加される電圧状態を表し、ハイレベルは接続されたスイッチ132a,bが導通する電圧、ローレベルは接続されたスイッチ132a,bが非導通となる電圧を表す。DEMUX A CLK1,DEMUX A CLK2は、接続用端子304、接続用端子305に印加される電圧状態を表す。そのハイレベルは接続された2段目マルチプレクサ301中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が導通する電圧、ローレベルは接続された2段目マルチプレクサ301中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が非導通となる電圧を表す。同様に、DEMUX B CLK1,DEMUX B CLK2は、接続用端子209、接続用端子210に印加される電圧状態を表す。そのハイレベルは接続された1段目マルチプレクサ300中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が導通する電圧、ローレベルは接続された1段目マルチプレクサ300中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が非導通となる電圧を表す。
Vg1、Vgnは、1行目及びn行目の接続用端子109に印加される電圧を表す。そのハイレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、スイッチ素子103を導通状態とする電圧を表し、そのローレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、スイッチ素子103を非導通状態とする電圧を表す。VgODD1、VgEVEN1は、図10中の1行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極にデマルチプレクサ部300を介して印加される電圧状態を表す。VODD1は、1行目の画素に対する駆動線104a、VgEVEN1は、1行目の画素に対する駆動線104bに供給される電圧状態を表す。同様に、VgODD2、VgEVEN2は、図10中の2行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極にデマルチプレクサ部300を介して印加される電圧状態を表す。VgODD2は、2行目の画素に対する駆動線104a、VgEVEN2は、2行目の画素に対する駆動線104bに供給される電圧状態を表す。
また、VgODDn、VgEVENnは、図10中のn行目の画素101に含まれるスイッチ素子103の制御電極にデマルチプレクサ部300を介して印加される電圧状態を表す。VgODDnは、n行目の画素に対する駆動線104a、VgEVENnは、n行目の画素に対する駆動線104b供給される電圧状態を表す。VgODD1、VgEVEN1、VgODD2、VgEVEN2、VgODDn、VgEVENnのハイレベルは各駆動線に接続されたスイッチ素子103が導通する電圧、ローレベルは各駆動線に接続されたスイッチ素子103が非導通となる電圧を表す。AMP RESET、Signal SH、Noise SH、MUXは、第1の実施形態と同様の機能である。図12のタイミングチャートの動作は、デマルチプレクサ部300、デマルチプレクサ部301の動作を除いて、図6のタイミングチャートの動作と同様である。
図13のタイミングチャートは、画素101に蓄積された信号電荷をマルチプレクサ部131を動作させて読み出す過程の一例である。図13のタイミングチャートは、特徴としてMUX CLK1をハイレベル固定、MUX CLK2をローレベル固定としている。すなわち、一定期間マルチプレクサ部131を動かさない。
図14(a)及び(b)は、本実施形態における画像出力のイメージで、8×8に配列された画素101の出力を抜き出した図である。所定のタイミングで検出装置を動作させた際に、出力が得られる画素を出力画素306とし、出力が得られない画素を非出力画素307とした。図12のタイミングチャートの場合、図14(a)の出力の様に、全ての画素から出力を得る事ができる。一方、図13のタイミングチャートの場合、図14(b)の出力の様に、行、列1個ずつおきの画素から出力を得る事ができる。
本実施形態では、マルチプレクサ、デマルチプレクサを使用しない場合に比べ、接続用端子の配置密度を半分程に抑える事ができる。また、選択的に、半分の画素のみを高速に読みだす事が可能である。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態による検出装置を説明するための等価回路図である。第1及び第2の実施形態において、画素101内にはスイッチ素子103及び変換素子102のみが配置されていた。これに対し、本実施形態の画素401内には、リセット用スイッチ素子402、画素選択用スイッチ素子403、増幅用スイッチ素子404及び変換素子102が含まれる。
変換素子102の第2電極は、センサバイアス線406に接続され、変換素子102の第1電極は、リセット用スイッチ素子402の第1主電極及び、増幅用スイッチ素子404の制御用端子に接続される。リセット用スイッチ素子402の第2主電極及び制御電極は、リセットバイアス線405及びリセットスイッチ駆動線412にそれぞれ接続される。増幅用スイッチ素子404の第1主電極及び第2主電極は、画素バイアス線407及び画素選択用スイッチ素子403の第1主電極に接続される。選択用スイッチ素子403の第2主電極及び制御電極は、データ線408及び選択スイッチ駆動線413に接続される。リセットバイアス線405、センサバイアス線406、画素バイアス線407は、各々接続用端子409、接続用端子410、接続用端子411を介し外部から電源の供給を受ける。また、リセットスイッチ駆動線412は図の左側のデマルチプレクサ部414から、選択スイッチ駆動線413は図の右側のデマルチプレクサ部415から駆動電圧の供給を受ける。
図16は、本実施形態におけるタイミングチャートである。MUX CLK1,MUX CLK2は、接続用端子135、接続用端子136に印加される電圧状態を表す。そのハイレベルは接続されたスイッチ132a,b或いはスイッチ素子201が導通する電圧、そのローレベルは接続されたスイッチ132a,b或いはスイッチ素子201が非導通となる電圧を表す。DEMUX R CLK1,DEMUX R CLK2は、マルチプレクサ部415、接続用端子209、接続用端子210に印加される電圧状態を表す。そのハイレベルは接続されたマルチプレクサ部415中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が導通する電圧、ローレベルは接続されたマルチプレクサ部415中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が非導通となる電圧を表す。同様に、DEMUX L CLK1,DEMUX L CLK2は、接続用端子209、接続用端子210に印加される電圧状態を表す。そのハイレベルは接続されたマルチプレクサ部414中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が導通する電圧、ローレベルは接続されたマルチプレクサ部414中のスイッチ素子204或いはスイッチ素子207が非導通となる電圧を表す。
VgR1、VgR2、VgRnは、1行目、2行目及びn行目のマルチプレクサ部415に接続された接続用端子203に印加される電圧を表す。そのハイレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、画素選択用スイッチ素子403を導通状態とする電圧を表し、そのローレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、画素選択用スイッチ素子403を非導通状態とする電圧を表す。VgL1、VgL2、VgLnは、1行目、2行目及びn行目のマルチプレクサ部414に接続された接続用端子203に印加される電圧を表す。そのハイレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、リセット用スイッチ素子402を導通状態とする電圧を表し、そのローレベルは、スイッチ素子204が導通状態であった場合に、リセット用スイッチ素子402を非導通状態とする電圧を表す。
VgODD1、VgODD2、VgODD3、VgODDn−1、VgODDnは、画素401に含まれるリセット用スイッチ素子402の制御電極にデマルチプレクサ部414を介して印加される電圧状態を表す。VgODD1、VgODD2、VgODD3、VgODDn−1、VgODDnは、それぞれ、1行目、2行目、n−1行目、n行目のリセットスイッチ駆動線412に供給される電圧状態を表す。同様に、VgEVEN1、VgEVEN2、VgEVEN3、VgEVENn−1、VgEVENnは、画素401に含まれる画素選択用スイッチ素子403の制御電極にデマルチプレクサ部415を介して印加される電圧状態を表す。VgEVEN1、VgEVEN2、VgEVEN3、VgEVENn−1、VgEVENnは、それぞれ、1行目、2行目、n−1行目、n行目の選択スイッチ駆動線413に供給される電圧状態を表す。AMP RESET、Signal SH、Noise SH、MUXは、第1の実施形態と同様の機能である。
本実施形態において、画素401に蓄積された信号電荷をマルチプレクサ部131を動作させて読み出し、デジタルデータに変換するまでの過程を図15、図16のタイミングチャート及び図5を用いて説明する。
図16のタイミングチャートについて、まずMUX CLK1がハイレベルとなり、駆動線133に接続されたスイッチ132aが導通する。データライン105には、前回スイッチ132aが閉じた際に発生したKTCノイズが蓄積されており、データライン105と接続用端子119が導通する事により、オペアンプ162にKTCノイズが転送される。AMP RESET、Noise SHが同時にハイレベルになり、ノイズ電荷はオペアンプ162の出力端子に流れ、情報として消える。
次に、AMP RESETがローレベルとなる。リセットスイッチ163が閉じる事により、KTCノイズが蓄積容量164に蓄積され、KTCノイズに応じた電荷がノイズ用サンプリング容量166に蓄積される。
Noise SHがローレベルになった後に、VgEVEN1がハイレベルとなる。すると、1行目の画素401の中で、オペアンプ162の反転入力端子と導通が取れている画素401から、画素選択用スイッチ素子403、増幅用スイッチ素子404を介して、画素バイアス線407から信号電荷に応じた電流が流れる。信号電流は、蓄積容量164にリセットスイッチ163のKTCノイズに加算される形で蓄積される。
一方、MUX CLK2がローレベルである為にオペアンプ162の反転入力端子と導通が取れない1行目の画素401では、基準電位線202に導通が取られる事で、信号電流が基準電位線202に流れる。
VgEVEN1がローレベルとなり、次にSignal SHがハイレベルとなる。蓄積容量164に蓄積された電荷に応じて、KTCノイズと画素401からの信号電流に応じた電荷が、信号用サンプリング容量165に充電される。
Signal SHがローレベル後、MUXがハイレベルとなる期間中は、信号用サンプリング容量165、ノイズサンプリング容量166に蓄積されていた電荷量の差分に応じて、デジタル信号が順次得られる。これにより、1本の駆動線104aに接続された画素101の信号が取得される。
また、AMP RESETがハイレベルになり、リセット用スイッチ素子402を介して、変換素子102の電極の一方がリセットバイアス線405の電位に固定(リセット)される。
次に、MUX CLK1がローレベル、MUX CLK2がハイレベルになり、前述と同じ動作を繰り返す。本実施形態の特徴として、MUX CLK2がハイレベルとなる際に、オペアンプ162の反転入力端子と導通が取れる1行目の画素401は、画素が非破壊読み出し可能な構造をしている。そのため、信号電荷を保持しており、同時にAMP RESETがハイレベルとなるが、前回スイッチ132a,bが閉じた際に発生したKTCノイズのみが消え、信号電荷は情報として画素401内に保持される。
以上の動作により、1行目の画素401に蓄積された信号電荷を読み出し、デジタルデータに変換する事が可能である。以下、順次、前述の動作を繰り返し、2行目〜n行目画素101信号電荷を順次デジタルデータに変換する。
一連の動作により、マルチプレクサ部131中のスイッチ132a,bで発生するKTCノイズをオペアンプ162のリセットスイッチ163を導通する事により消去する。この際、信号電荷を同時に消去しないように、導通していないスイッチ132a,bに接続された画素401中のスイッチ素子402は、導通状態となるが、画素401は非破壊読み出し可能な構造である為、信号情報を失う事はない。また、リセットスイッチ163、スイッチ素子402で発生するKTCノイズは、相関2重サンプリングによりキャンセル可能である。
また、前述のKTCノイズのキャンセルを行わない場合においても、画素401内の変換素子102で得られた電荷信号を電流に増幅可能な為、リセットスイッチ163或いは、スイッチ素子402で発生するKTCノイズによるノイズ電荷量の影響は抑えられる。
本実施形態は、接続用端子119、接続用端子203の数をマルチプレク部131、デマルチプレク部200により大凡半分に減らす事が可能である。また、信号電荷に対しKTCノイズによるノイズ電荷を選択的に消す事が可能である。或いは、信号電荷に対し、KTCノイズを十分に小さく抑える事ができる。また、上記説明は、本発明の他の実施形態にも適宜適用可能である。
(第4の実施形態)
図17は、本発明の第4の実施形態による放射線検出システムの構成例を示す図である。放射線検出システムは、上記の実施形態の検出装置191を用いる。放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過し、上記の実施形態の検出装置191に入射する。この入射したX線には患者6061の体内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレータ156(図4)は発光し、これを光電変換素子で光電変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタルに変換され信号処理部となるイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室の表示部となるディスプレイ6080で観察できる。イメージプロセッサ6070は、検出装置191からの信号を処理する。ディスプレイ6080は、イメージプロセッサ6070からの信号を表示する。
また、この情報は電話回線6090等の伝送処理部により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタールームなど表示部となるディスプレイ6081に表示もしくは光ディスク等の記録部に保存することができ、遠隔地の医師が診断することも可能である。また記録部となるフィルムプロセッサ6100により記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。フィルムプロセッサ6100は、イメージプロセッサ6070からの信号を記憶する。
以上のように、第1〜第4の実施形態によれば、マルチプレクサ部131の動作時に、マルチプレクス部131に用いるスイッチ132a,bの閉動作により、データライン105の容量に応じて生じるKTCノイズによる電荷を選択的に消すことができる。これにより、低ノイズの撮影画像を得ることができる。また、一部のスイッチ132a,bの動作を行わず、一部のデータライン105だけを優先的に読み出し、得られた信号電荷を破壊せずに読み出すことができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 画素、102 変換素子、103 スイッチ素子、104a,b 駆動線、105 データライン、119 接続用端子、131 マルチプレクサ、132a,b スイッチ、163 リセットスイッチ

Claims (10)

  1. 行列状に配置され、画素信号を生成する複数の画素と、行方向の複数の画素に共通に接続され、列方向に複数設けられた駆動線と、列方向の複数の画素に共通に接続され、行方向に複数設けられたデータラインと、前記データラインの数よりも少ない数で設けられた接続用端子と、前記接続用端子と前記データラインとの間に設けられたマルチプレクサ部と、を有する基板と、
    前記接続用端子に定電位を供給するリセットスイッチを有し、前記接続用端子に接続された読出用回路と、
    前記複数の画素の駆動制御を行う駆動用回路と、
    前記基板及び前記読出用回路に制御信号を供給する制御用回路と、
    を有する検出装置であって、
    前記複数の画素の各々は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に基づく電気信号を前記データラインに転送するスイッチ素子とを有し、前記電気信号に基づく画素信号を生成し、
    前記駆動線は、1行の画素のうちの一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第1の駆動線と、前記1行の画素のうちの他の一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第2の駆動線と、を有し、
    前記データラインは、ある1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第1のデータラインと、他の1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第2のデータラインを有し、
    前記マルチプレクサ部は、前記第1のデータラインを1個の前記接続用端子に接続する第1のスイッチと、前記第2のデータラインを前記1個の接続用端子に接続する第2のスイッチとを有し、
    前記制御用回路は、前記第1のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第1の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第1のスイッチを非導通とし、
    その後、前記第2のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第2の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第2のスイッチを非導通とすることを特徴とする検出装置。
  2. 前記読出用回路は、さらに、電荷を蓄積するための第1のサンプリング容量と、電荷を蓄積するための第2のサンプリング容量と、前記接続用端子から読み出した電荷を前記第1のサンプリング容量にサンプルホールドするための第1のサンプルホールドスイッチと、前記接続用端子から読み出した電荷を前記第2のサンプリング容量にサンプルホールドするための第2のサンプルホールドスイッチと、を有し、
    前記制御用回路は、前記第1のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、前記第2のサンプルホールドスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第1の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、前記第1のサンプルホールドスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記第1のスイッチを非導通とし、
    その後、前記第2のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、前記第2のサンプルホールドスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第2の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、前記第1のサンプルホールドスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記第2のスイッチを非導通とすることを特徴とする請求項1記載の検出装置。
  3. 前記読出用回路は、さらに、反転入力端子が前記接続用端子に接続され、非反転入力端子が基準電源に接続されたオペアンプと、
    前記オペアンプの出力端子及び反転入力端子間に接続された容量とを有し、
    前記リセットスイッチは、前記オペアンプの出力端子及び反転入力端子間に接続されたことを特徴とする請求項1又は2記載の検出装置。
  4. さらに、前記駆動線に接続されるデマルチプレクサ部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出装置。
  5. 前記デマルチプレクサ部は、複数のデマルチプレクサが直列に接続されていることを特徴とする請求項4記載の検出装置。
  6. 前記デマルチプレクサ部は、前記駆動線の両端に設けられる複数のデマルチプレクサ部を有することを特徴とする請求項4記載の検出装置。
  7. 前記駆動用回路は、前記複数のデマルチプレクサ部にそれぞれ接続される複数の駆動用回路を有することを特徴とする請求項6記載の検出装置。
  8. 前記変換素子は、放射線を光に変換するシンチレータと、前記光を電荷に変換する光電変換素子とを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記検出装置からの信号を処理する信号処理部と、
    前記信号処理部からの信号を記録するための記録部と、
    前記信号処理部からの信号を表示するための表示部と
    を有することを特徴とする検出システム。
  10. 行列状に配置され、画素信号を生成する複数の画素と、行方向の複数の画素に共通に接続され、列方向に複数設けられた駆動線と、列方向の複数の画素に共通に接続され、行方向に複数設けられたデータラインと、前記データラインの数よりも少ない数で設けられた接続用端子と、前記接続用端子と前記データラインとの間に設けられたマルチプレクサ部と、を有する基板と、
    前記接続用端子に定電位を供給するリセットスイッチを有し、前記接続用端子に接続された読出用回路と、
    前記複数の画素の駆動制御を行う駆動用回路と、
    前記基板及び前記読出用回路に制御信号を供給する制御用回路と、
    を有する検出装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素の各々は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に基づく電気信号を前記データラインに転送するスイッチ素子とを有し、前記電気信号に基づく画素信号を生成し、
    前記駆動線は、1行の画素のうちの一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第1の駆動線と、前記1行の画素のうちの他の一部の画素の前記スイッチ素子の制御電極に接続された第2の駆動線と、を有し、
    前記データラインは、ある1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第1のデータラインと、他の1列の画素の前記スイッチ素子の主電極に接続された第2のデータラインを有し、
    前記マルチプレクサ部は、前記第1のデータラインを1個の前記接続用端子に接続する第1のスイッチと、前記第2のデータラインを前記1個の接続用端子に接続する第2のスイッチとを有し、
    前記制御用回路は、前記第1のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第1の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第1のスイッチを非導通とし、
    その後、前記第2のスイッチを導通とし、前記リセットスイッチを導通としてから非導通とし、その後、前記駆動用回路によって前記第2の駆動線に接続された画素の前記スイッチ素子を導通としてから非導通とし、その後、前記第2のスイッチを非導通とすることを特徴とする検出装置の駆動方法。
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