JP5869450B2 - 静電潜像現像用トナーにおけるシェル層のトナーコア粒子からの剥がれにくさの評価方法 - Google Patents
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Description
前記トナーコア粒子を被覆するシェル層と、からなる静電潜像現像用トナーであって、
結着樹脂が、水酸基、及びカルボキシル基から選択される基を有する樹脂からなり、
シェル層が、メラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂からなり、
下記1)〜8)の工程により測定される、
水を用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rw(個数%)、
メタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rm(個数%)、及び、
エタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Re(個数%)、
が、何れも、トナー粒子100個に対して、20個数%以下である、静電潜像現像用トナーに関する。
1)光硬化性樹脂1.0g中にトナー0.3gを分散させたトナー含有樹脂組成物に紫外線を照射して、前記トナー含有樹脂組成物を硬化させて硬化樹脂組成物を得る工程、
2)得られた前記硬化樹脂組成物の表面を研磨して、前記硬化樹脂組成物の表面にトナー粒子の断面を露出させる工程、
3)研磨された前記硬化樹脂組成物を58℃まで昇温させ、同温度で12時間加熱する工程、
4)加熱後の前記硬化樹脂組成物を、水、メタノール、又はエタノールに浸漬し、前記硬化樹脂組成物が浸漬された水、メタノール、又はエタノールに、周波数35kHz、出力80Wという条件で5分間超音波を照射する工程、
5)超音波照射後に、水、メタノール、又はエタノールから取り出した硬化樹脂組成物を乾燥する工程、
6)乾燥後の硬化樹脂組成物の研磨された表面を、走査型電子顕微鏡により倍率10,000倍で観察し、100個のトナー粒子の断面の電子顕微鏡画像を得る工程、
7)得られた電子顕微鏡画像から、100個のトナー粒子それぞれについて、トナー粒子の断面の周囲の長さである周囲長(X)と、トナー粒子の断面の周囲のうち、シェル層により被覆されていない部分の長さである露出部長(Y)とを測定し、下式:
露出部存在比=(Y/X)・・・・(I)
により、トナー粒子の露出部存在比を算出する工程、及び
8)トナー粒子100個に対する、露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子数の割合を算出する工程。
水を用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rw(個数%)、
メタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rm(個数%)、及び、
エタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Re(個数%)、
が、何れも、トナー粒子100個に対して、20個数%以下である。
<Rw、Rm、及びReの測定方法>
1)光硬化性樹脂1.0g中にトナー0.3gを分散させたトナー含有樹脂組成物に紫外線を照射して、トナー含有樹脂組成物を硬化させて硬化樹脂組成物を得る工程、
2)得られた硬化樹脂組成物の表面を研磨して、硬化樹脂組成物の表面にトナー粒子の断面を露出させる工程、
3)研磨された硬化樹脂組成物を58℃まで昇温させ、同温度で12時間加熱する工程、
4)加熱後の硬化樹脂組成物を、水、メタノール、又はエタノールに浸漬し、硬化樹脂組成物が浸漬された水、メタノール、又はエタノールに、周波数35kHz、出力80Wという条件で5分間超音波を照射する工程、
5)超音波照射後に、水、メタノール、又はエタノールから取り出した硬化樹脂組成物を乾燥する工程、
6)乾燥後の硬化樹脂組成物の研磨された表面を、走査型電子顕微鏡により倍率10,000倍で観察し、100個のトナー粒子の断面の電子顕微鏡画像を得る工程、
7)得られた電子顕微鏡画像から、100個のトナー粒子それぞれについて、トナー粒子の断面の周囲の長さである周囲長(X)と、トナー粒子の断面の周囲のうち、シェル層により被覆されていない部分の長さである露出部長(Y)とを測定し、下式:
露出部存在比=(Y/X)・・・・(I)
により、トナー粒子の露出部存在比を算出する工程、及び
8)トナー粒子100個に対する、露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子数の割合を算出する工程。
本発明のトナーは、結着樹脂中に、必要に応じて着色剤、電荷制御剤、離型剤、及び磁性粉のような成分が配合されたトナーコア粒子の表面が、シェル層により被覆されている。また、本発明のトナーは、その表面に、さらに外添剤を付着させることもできる。また、本発明のトナーは、所望により、キャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。以下、本発明のトナーについて、トナーコア粒子と、シェル層と、外添剤と、本発明のトナーを2成分現像剤として使用する場合に用いるキャリアと、本発明の静電潜像現像用トナーの製造方法とについて順に説明する。
本発明のトナーは、トナーコア粒子とトナーコア粒子を被覆するシェル層とから構成される。トナーコア粒子は、結着樹脂を必須に含む。また、トナーコア粒子は、必要に応じて、結着樹脂中に、着色剤、電荷制御剤、離型剤、及び磁性粉のような成分を含んでいてもよい。以下、本発明のトナーコア粒子について、必須、又は任意の成分である、結着樹脂、着色剤、離型剤、電荷制御剤、及び磁性粉について順に説明する。
トナーコア粒子は、水酸基及びカルボキシル基から選択される基を有する樹脂を含有する結着樹脂を必須に含み、シェル層はメラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂からなる。そして、メラミン樹脂、及び尿素樹脂の中間体は、メラミン又は尿素にホルムアルデヒドが付加して生成するメチロール基を有する。トナーコア粒子及びシェル層がこのような材料からなり、例えば、後述する、好適な方法によりトナーコア粒子を被覆するシェル層を形成する場合、トナーコア粒子の表面に露出する水酸基又はカルボキシル基と、シェル層の材料の中間体が有するメチロール基との反応によって、トナーコア粒子を構成する水酸基及びカルボキシル基から選択される基を有する樹脂と、シェル層を構成するメラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂との間に共有結合が形成される。このため、本発明のトナーは、シェル層がトナーコア粒子に対して強固に結合している。
結着樹脂のガラス転移点は、示差走査熱量計(DSC)を用いて、結着樹脂の比熱の変化点から求めることができる。より具体的には、測定装置としてセイコーインスツルメンツ株式会社製示差走査熱量計DSC−6200を用い、結着樹脂の吸熱曲線を測定することで求めることができる。測定試料10mgをアルミパン中に入れ、リファレンスとして空のアルミパンを使用し、測定温度範囲25℃以上200℃以下、昇温速度10℃/minという条件で常温常湿下にて測定して得られる結着樹脂の吸熱曲線より結着樹脂のガラス転移点を求めることができる。
高化式フローテスター(CFT−500D(株式会社島津製作所製))により結着樹脂の融点(Tm)の測定を行う。測定試料を高化式フローテスターにセットし、ダイス細孔経1mm、プランジャー荷重20kg/cm2、昇温速度6℃/分の条件で、1cm3の試料を溶融流出させて融点(Tm)を測定する。高化式フローテスターの測定により得られる、温度(℃)/ストローク(mm)に関するS字カーブより、結着樹脂の融点(Tm)を読み取る。
トナーコア粒子は必要に応じて、着色剤を含んでいてもよい。トナーコア粒子に含有させる着色剤は、トナー粒子の色に合わせて、公知の顔料や染料を用いることができる。トナーコア粒子に含有させることができる好適な着色剤の具体例としては以下の着色剤が挙げられる。
トナーコア粒子は必要に応じて、電荷制御剤を含んでいてもよい。電荷制御剤は、トナーの帯電レベルの安定性や、所定の帯電レベルに短時間でトナーを帯電可能か否かの指標となる帯電立ち上がり特性を向上させ、耐久性や安定性に優れるトナーを得る目的で使用される。トナーを正帯電させて現像を行う場合、正帯電性の電荷制御剤が使用され、トナーを負帯電させて現像を行う場合、負帯電性の電荷制御剤が使用される。
トナーコア粒子は必要に応じて、離型剤を含んでいてもよい。離型剤は、通常、トナーの定着性や耐オフセット性を向上させる目的で使用される。離型剤の種類は、従来からトナー用の離型剤として使用されているものであれば特に限定されない。
トナーコア粒子は必要に応じて、磁性粉を含んでいてもよい。磁性粉の種類は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。好適な磁性粉の例としては、フェライト、マグネタイトのような鉄;コバルト、ニッケルのような強磁性金属;鉄、及び/又は強磁性金属を含む合金;鉄、及び/又は強磁性金属を含む化合物;熱処理のような強磁性化処理を施された強磁性合金;二酸化クロムが挙げられる。
本発明のトナーは、トナーコア粒子の表面が、シェル層により被覆されている。また、トナーコア粒子に含まれる結着樹脂は、水酸基及びカルボキシル基から選択される基を有する樹脂を含み、シェル層は、メラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂からなる。トナーコア粒子及びシェル層がこのような材料からなり、例えば、後述する、好適な方法によりトナーコア粒子を被覆するシェル層を形成することによって、トナーコア粒子に対して強固に結合するシェル層が形成される。
本発明のトナーは、必要に応じてその表面に外添剤を付着させてもよい。なお、本出願の明細書、及び特許請求の範囲では、外添剤により処理される前の粒子を、トナー母粒子と記載する場合がある。
本発明の方法により得られる静電潜像現像用トナーは、所望のキャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。2成分現像剤を調製する場合、磁性キャリアを用いるのが好ましい。
本発明の静電潜像現像用トナーの製造方法は、特に限定されない。以下、本発明の静電潜像現像用トナーの好適な製造方法に関して、トナーコア粒子の製造方法と、シェル層の形成方法とについて順に説明する。
本発明のトナーのトナーコア粒子の製造方法としては、結着樹脂中に、着色剤、電荷制御剤、離型剤、磁性粉のような成分を良好に分散させることができれば特に限定されず、公知の方法から適宜選択できる。
トナーコア粒子を被覆するシェル層を形成する方法は、メラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂によりトナーコア粒子が被覆され、Rw、Rm、及びReが、何れも、トナー粒子100個に対して、20個数%以下であるトナーが得られる限り特に限定されない。
トナー粒子は、必要に応じて、水により洗浄される。洗浄方法は特に限定されず、例えば、トナー粒子を含む分散液から、固液分離によりトナー粒子をウエットケーキとして回収し、得られるウエットケーキを水により洗浄する方法や、トナー粒子を含む分散液中のトナー粒子を沈降させ、上澄み液を水と置換し、置換後にトナー粒子を水に再分散させる方法が挙げられる。
トナー粒子は、必要に応じて乾燥されてもよい。トナー粒子を乾燥する方法は特に限定されない。好適な乾燥方法としては、スプレードライヤー、流動層乾燥機、真空凍結乾燥器、及び減圧乾燥機のような乾燥機を用いる方法が挙げられる。これらの方法の中では、乾燥中のトナー粒子の凝集を抑制しやすいことからスプレードライヤーを用いる方法がより好ましい。スプレードライヤーを用いる場合、トナー粒子の分散液と共に、シリカのような外添剤の分散液を噴霧することによって、トナー粒子の表面に外添剤を付着させることができる。
本発明の方法により製造される静電潜像現像用トナーは、必要に応じてその表面に外添剤が付着したものであってもよい。上記方法により得られたトナー粒子をトナー母粒子として用いて、トナー母粒子の表面に、外添剤を付着させる。外添剤をトナー母粒子の表面に付着させる方法は特に限定されない。好適な方法としては、外添剤がトナー母粒子表面に埋没しないように条件を調整して、ヘンシェルミキサーやナウターミキサーのような混合機により、トナー母粒子と外添剤とを混合する方法が挙げられる。
(結着樹脂Aの調製)
結着樹脂Aの調製に用いた、低粘度ポリエステル樹脂、中粘度ポリエステル樹脂、及び高粘度ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)を表1に記す。
表1に記載の量の低粘度ポリエステル樹脂と、中粘度ポリエステル樹脂と、高粘度ポリエステル樹脂とを、二軸押出機(PCM−30(株式会社池貝製))により溶融混練した後に粗粉砕して、結着樹脂Aを得た。結着樹脂Aのガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)を表1に記す。結着樹脂Aのガラス転移点(Tg)及び融点(Tm)は、前述の結着樹脂のガラス転移点測定方法及び融点測定方法により測定した。
(トナーコア粒子A〜Cの調製)
結着樹脂として、調製例1で得た混合ポリエステル樹脂である結着樹脂Aと、スチレンアクリル樹脂(Tg:43℃、Tm:103℃、アクリル酸モノマー5モル%共重合品)である結着樹脂Bとを用いた。
表2に記載の種類の結着樹脂1000gと、離型剤(カルナバワックス、カルナバ1号(株式会社加藤洋行社製))55gと、着色剤(フタロシアニンブルー、KET BLUE 111(大日本インキ株式会社製))40gと、表2に記載の量の電化制御剤(P−51(オリヱント化学工業株式会社製))とをヘンシェルミキサー(日本コークス株式会社製)を用いて2400rpmで混合した。得られた混合物を、二軸押出機(PCM−30(株式会社池貝製))を用いて、材料投入量5kg/h、軸回転数160rpm、設定温度範囲100℃以上130℃以下で溶融混練した。得られた溶融混練物を冷却した後、溶融混練物をロートプレックスミル(8/16型(株式会社東亜器械製作所製))で粗粉砕した。次いで、粗粉砕品をジェットミル(超音波ジェットミルI型(日本ニューマチック工業株式会社製))で微粉砕し、得られた微粉砕品をエルボージェット(EJ−LABO型(日鉄工業株式会社製))で分級してトナーコア粒子を得た。
〔分散工程〕
イオン交換水500mlと、表3〜5に記載の種類、及び量の分散剤とを混合装置(マグネチックスターラーRS−1DN(アズワン株式会社製))を用いて混合して、分散剤の水溶液を得た。分散剤の水溶液に、表3〜5に記載の種類のトナーコア粒子100gを加え、分散剤の水溶液中のトナーコア粒子を、常温にて20分間撹拌して、トナーコア粒子の分散液(I)を調製した。
なお、下記の市販品を表3〜5に記載の分散剤として用いた。
ポリアクリル酸ナトリウム:ジュリマーAC−103(東亜合成株式会社製)
部分鹸化ポリ酢酸ビニル:ゴーセノールGM−14L(日本合成化学工業株式会社製)
ポリパラビニルフェノール:マルカリンカーM S−2(丸善石油化学株式会社製)
目開き3μmのろ紙を用いて、分散液(I)からトナーコア粒子をろ取した。次いで、ろ取されたトナーコア粒子が乾燥する前に、再度、トナーコア粒子をイオン交換水500mlに投入し、混合装置を用いて、トナーコア粒子をイオン交換水中に再分散させた。このトナーコア粒子のろ取と、最分散との工程を、表3〜5に記載の回数繰り返して、イオン交換水500mlに分散されたトナーコア粒子の分散液(II)を調製した。
分散液(II)に、表3〜5に記載の種類、及び量のシェル材の原料を加えた後、分散液(II)を、混合装置を用いて撹拌して、シェル材の原料をイオン交換水に溶解させた次いで、0.05N−希塩酸を用いて分散液のpHを4に調整した後、分散液(II)を、温度計及び撹拌羽根を備えた1リットルのセパラブルフラスコに移した。フラスコの内容物を70℃まで昇温した後、同温度にて、フラスコの内容物を撹拌羽根により、回転数120rpmで1時間撹拌して、トナーコア粒子表面にシェル層を形成させた。その後、フラスコの内容物を、常温まで冷却して、トナー粒子の分散液を得た。
なお、下記の市販品を表3〜5に記載のシェル材の原料として用いた。
メチロール化尿素:ミルベンSUM−100(昭和電工株式会社製)
メチロールメラミン:ニカレジンS−260(日本カーバイド工業株式会社製)
ブフナーロートを用いて、トナー分散液からトナーのウエットケーキをろ取した。トナーのウエットケーキを再度イオン交換水に分散させてトナーを洗浄した。トナーのイオン交換水による同様の洗浄を6回繰り返した。
トナーのウエットケーキを、濃度50質量%のエタノール水溶液に分散させてスラリーを調製した。得られたスラリーを連続式表面改質装置(コートマイザー(フロイント産業株式会社製))に供給することにより、スラリー中のトナー粒子を乾燥させて、トナーを得た。コートマイザーによる乾燥条件は、熱風温度45℃、ブロアー風量2m3/分であった。
乾燥工程にて得られたトナーをトナー母粒子として用いた。トナー母粒子100質量部と、シリカ(REA90(日本アエロジル株式会社製))1.5質量部とを、5Lヘンシェルミキサー(三井三池工業株式会社製)を用いて、5分間混合して外添剤を付着させた。その後、300メッシュ(目開き48μm)の篩によりトナーを篩別した。
エタノール100gと、0.05N−希塩酸50gと、表3〜5に記載の種類のトナーコア粒子100gとを、撹拌装置、温度計、及び還流装置を備えた容量1リットルのセパラブルフラスコに投入した。フラスコの内容物を撹拌した後、フラスコ内に、シェル材の原料であるメチロールメラミン(ニカレジンS−260(日本カーバイド工業株式会社製))1gを加えた。フラスコの内容物を撹拌してシェル材の原料をエタノール中に溶解させた。次いで、フラスコ内容物の温度を60℃まで上げ、同温度にて、フラスコ内容物を4時間撹拌して、トナーコア粒子表面にシェル層を形成させた。フラスコの内容物を、常温まで冷却して、トナー粒子の分散液を得た。
表4に記載の種類のトナーコア粒子100gと、シェル材の原料であるメチロールメラミン(ミルベンKAM−7(昭和電工株式会社製))10gと、0.05N−希塩酸でpHを4に調整されたイオン交換水200gとを、ハイビスミックス(2P−03型(プライミックス株式会社製))に投入し、公転30rpm、自転100rpmの混合条件にて2時間撹拌して混合物を得た。得られた混合物を、温度計及び撹拌羽根を備えた1リットルのセパラブルフラスコに移した。次いで、フラスコ内容物の温度を70℃まで上げ、同温度にて、フラスコ内容物を回転数120rpmで1時間撹拌して、コア粒子表面にシェル層を形成させた。フラスコの内容物を、常温まで冷却して、トナー粒子の分散液を得た。
トナーコア粒子Bをトナー母粒子として用い、実施例1と同様にして、外添工程を行い、比較例2のトナーを得た。なお、比較例2のトナーについて、外添工程でトナー粒子同士の凝集が確認されたため、下記の露出部存在比Rw、Rm、及びReが0.20以上であるトナー粒子の割合の測定、及び評価1、2は行わなかった。
<Rw、Rm、及びReの測定方法>
1)光硬化性樹脂1.0g中にトナー0.3gを分散させたトナー含有樹脂組成物に紫外線を照射して、トナー含有樹脂組成物を硬化させて硬化樹脂組成物を得た。
2)得られた硬化樹脂組成物を、研磨機(ドクターラップML−180SL(株式会社マルトー製))に装着して、#220、#800、#2000の研磨紙をこの順番で用いて硬化樹脂組成物の表面を研磨し、硬化樹脂組成物の表面にトナー粒子の断面を露出させた。
3)研磨された硬化樹脂組成物を58℃まで昇温させ、同温度で12時間加熱した。
4)加熱後の硬化樹脂組成物を、水、メタノール、又はエタノールにそれぞれ浸漬し、硬化樹脂組成物が浸漬された水、メタノール、又はエタノールに、超音波洗浄機(UT−105S(シャープ株式会社製)を用いて、周波数30kHz、出力80Wという条件で5分間超音波を、それぞれ照射した。
5)超音波照射後に、水、メタノール、又はエタノールから取り出した硬化樹脂組成物を乾燥させた。
6)乾燥後の硬化樹脂組成物の研磨された表面を、走査型電子顕微鏡(JSM−7600F(日本電子株式会社製))により倍率10,000倍で観察し、100個のトナー粒子の断面の電子顕微鏡画像を得た。
7)画像解析ソフトフェア(WinROOF(三谷商事株式会社製))を用いて、得られた電子顕微鏡画像から、100個のトナー粒子それぞれについて、トナー粒子の断面の周囲の長さである周囲長(X)と、トナー粒子の断面の周囲のうち、シェル層により被覆されていない部分の長さである露出部長(Y)とを測定し、下式:
露出部存在比=(Y/X)・・・・(I)
により、トナー粒子の露出部存在比を算出した。
8)トナー粒子100個に対する、露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子数の割合を算出した。
実施例1〜7、比較例1、及び比較例3〜5で得られたトナーについて、以下の方法に従って、耐熱保存性を評価した。実施例1〜7、比較例1、及び比較例3〜5のトナーの耐熱保存性の評価結果を、表6及び7に記す。
トナー3gを、容量20mlのポリ容器に秤量し、60℃に設定された恒温器内に3時間静置することで、耐熱保存性評価用のトナーを得た。その後、耐熱保存性評価用のトナーを、篩(目開き106μm)を用いて篩別した。下式によりトナー残留割合(%)を求めた。
(トナー残留割合算出式)
トナー残留割合(%)=篩上に残留したトナーの質量/篩別前のトナーの質量×100
耐熱保存性を、下記基準により評価した。
○:トナー残留割合50質量%以下
×:トナー残留割合50質量%超
実施例1〜7、比較例1、及び比較例3〜5で得られたトナーを用いて、以下の方法に従って、帯電量、及び低温定着性を評価した。また、下記方法に従って、印字率5%にて1万枚の被記録媒体に画像形成する耐久性試験を行い、耐久性試験後の、耐久試験中に現像部から飛散した飛散トナー量と、トナーの帯電量、及び逆帯電トナー量とを評価した。なお、帯電量、及び低温定着性の評価と、耐久性試験後の、飛散トナー量、トナーの帯電量、及び逆帯電トナー量の評価とは、以下の方法に従って調製した2成分現像剤を用いて行った。実施例1〜7、比較例1、及び比較例3〜5のトナーの評価結果を、表6及び7に記す。
(2成分現像剤の調製)
現像剤用キャリア(TASKalfa5550用キャリア)と、キャリアの質量に対して10質量%のトナーとを、ボールミルにて30分間混合して2成分現像剤を調製した。
20℃60%RHにて、調製例3で調製した2成分現像剤のトナーの帯電量を測定した。次いで、調製例3で調製した2成分現像剤を、28℃80%RHにて、24時間静置した後にトナーの帯電量を測定した。帯電量の測定はQMメーター(MODEL 210HS−1(TREK社製))を用いて行った。帯電量を、下記基準により評価した。
○:帯電量が20.0μC/g以上。
×:帯電量が20.0μC/g未満。
評価機として、定着温度を調節できるように改造したプリンター(FDC−5250DN(京セラドキュメントショリューションズ株式会社製))を用いた。調製例3で調製した2成分現像剤を評価機の現像部に投入し、トナーを評価機のトナーコンテナに投入して、評価機により、線速158mm/秒、トナー載り量1.5mg/cm2に設定して、被記録媒体に未定着のベタ画像を形成した。定着温度を80℃以上160℃以下の範囲で、評価機の定着装置の定着温度を80℃から5℃ずつ上昇させて、未定着のベタ画像を定着させて、ベタ画像がオフセットすることなく被記録媒体に定着できる最低温度である最低定着温度を測定した。低温定着性を、下記基準により評価した。
○:最低定着温度が120℃以下。
×:最低定着温度が120℃超。
評価機として、複合機(TASKalfa5550(京セラドキュメントショリューションズ株式会社製))を用いた。被記録媒体には、普通紙を用いた。調製例3で調製した2成分現像剤を評価機の現像部に投入し、トナーを評価機のトナーコンテナに投入し、28℃80%RH環境下にて、評価機を用いて印字率5%で、連続して1万枚の被記録媒体に画像形成を行った。なお、比較例1のトナーについては、800枚の画像形成後に、非記録媒体の形成画像中に白筋が確認され、現像部内ではトナー同士の凝集が確認されたため、耐久試験を中断した。
耐久性試験後に、評価機内部に落下しているトナーを回収し、その質量を測定した。飛散トナー量を、下記基準により評価した。
○:飛散トナー量が200mg以下。
×:飛散トナー量が200mg超。
耐久性試験後に現像スリーブ表面から採取したトナーの帯電量を、QMメータ(TREK社製、MODEL 210HS−1)を用いて測定した。帯電量を、下記基準により評価した。
○:帯電量が8μC/g以上、25μC/g以下。
×:帯電量が8μC/g未満、又は25μC/g超。
耐久性試験後に現像ローラー表面から採取したトナーをイースパートアナライザ(EST−III型(ホソカワミクロン株式会社製))に投入して、トナー中の逆帯電トナー量(質量%)を測定した。
○:逆帯電トナー量が2質量%以下。
×:逆帯電トナー量が2質量%超。
Claims (1)
- 少なくとも結着樹脂を含むトナーコア粒子と、
前記トナーコア粒子を被覆するシェル層と、からなる静電潜像現像用トナーであって、
前記結着樹脂が、水酸基、及びカルボキシル基から選択される基を有する樹脂からなり、
前記シェル層が、メラミン樹脂、及び尿素樹脂から選択される樹脂からなる静電潜像現像用トナーにおける、前記シェル層の前記トナーコア粒子からの剥がれにくさの評価方法であって、
下記1)〜8)の工程により測定される、
水を用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rw(個数%)、
メタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Rm(個数%)、及び、
エタノールを用いて測定される露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子の割合Re(個数%)、
が、何れも、トナー粒子100個に対して、20個数%以下である場合を良好とし、前記Rw、前記Rm、及び前記Reの少なくとも1つが20個数%超である場合を不良とする、評価方法。
1)光硬化性樹脂1.0g中にトナー0.3gを分散させたトナー含有樹脂組成物に紫外線を照射して、前記トナー含有樹脂組成物を硬化させて硬化樹脂組成物を得る工程、
2)得られた前記硬化樹脂組成物の表面を研磨して、前記硬化樹脂組成物の表面にトナー粒子の断面を露出させる工程、
3)研磨された前記硬化樹脂組成物を58℃まで昇温させ、同温度で12時間加熱する工程、
4)加熱後の前記硬化樹脂組成物を、水、メタノール、又はエタノールに浸漬し、前記硬化樹脂組成物が浸漬された水、メタノール、又はエタノールに、周波数35kHz、出力80Wで5分間超音波を照射する工程、
5)超音波照射後に、水、メタノール、又はエタノールから取り出した硬化樹脂組成物を乾燥する工程、
6)乾燥後の硬化樹脂組成物の研磨された表面を、走査型電子顕微鏡により倍率10,000倍で観察し、100個のトナー粒子の断面の電子顕微鏡画像を得る工程、
7)得られた電子顕微鏡画像から、100個のトナー粒子それぞれについて、前記トナー粒子の断面の周囲の長さである周囲長(X)と、前記トナー粒子の断面の周囲のうち、シェル層により被覆されていない部分の長さである露出部長(Y)とを測定し、下式:
露出部存在比=(Y/X)・・・・(I)
により、前記トナー粒子の露出部存在比を算出する工程、及び
8)前記トナー粒子100個に対する、露出部存在比が0.20以上であるトナー粒子数の割合を算出する工程。
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