JP6394582B2 - 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents
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トナーが、トナーコア及びシェル層を備えるトナー粒子を、複数含む。トナーコアは、結着樹脂及び離型剤を含有する。シェル層は、トナーコアの表面を覆っている。トナー中に存在する離型剤のうち、トナー粒子から遊離した離型剤の割合(以下、離型剤遊離率と記載する)は、示差走査熱量分析による吸熱量換算で、2.0%以上5.0%以下である。トナーに対する微小圧縮試験において、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、トナー粒子に負荷速度60nN/秒で荷重を加え、最大荷重60nNに到達後、最大荷重のまま1秒間静置した時のトナー粒子の変位量をZ1、トナー粒子の粒子径をZ2と表す場合、式「トナー変位率=100×Z1/Z2」で示されるトナー変位率は0.50%以上0.70%以下である。
トナー粒子(特に、トナーコア及びシェル層)を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、アクリル酸系樹脂(より具体的には、アクリル酸エステル重合体又はメタクリル酸エステル重合体等)、オレフィン系樹脂(より具体的には、ポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂等)、ビニル樹脂(より具体的には、塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ビニルエーテル樹脂、又はN−ビニル樹脂等)、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、又はウレタン樹脂を好適に使用できる。また、これら各樹脂の共重合体、すなわち上記樹脂中に任意の繰返し単位が導入された共重合体(より具体的には、スチレン−アクリル酸系樹脂又はスチレン−ブタジエン系樹脂等)も、トナー粒子を構成する熱可塑性樹脂として好適に使用できる。
トナー粒子(特に、シェル層)を構成する熱硬化性樹脂としては、例えば、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、スルホンアミド系樹脂、グリオキザール系樹脂、グアナミン系樹脂、アニリン系樹脂、ポリイミド樹脂(より具体的には、マレイミド重合体又はビスマレイミド重合体等)、又はキシレン系樹脂を好適に使用できる。
(結着樹脂)
トナーコアでは、一般的に、成分の大部分(例えば、85質量%以上)を結着樹脂が占める。このため、結着樹脂の性質がトナーコア全体の性質に大きな影響を与えると考えられる。結着樹脂として複数種の樹脂を組み合わせて使用することで、結着樹脂の性質(より具体的には、水酸基価、酸価、Tg、又はTm等)を調整することができる。例えば、結着樹脂がエステル基、水酸基、エーテル基、酸基、又はメチル基を有する場合には、トナーコアはアニオン性になる傾向が強くなり、結着樹脂がアミノ基又はアミド基を有する場合には、トナーコアはカチオン性になる傾向が強くなる。結着樹脂が強いアニオン性を有するためには、結着樹脂の水酸基価及び酸価の少なくとも一方が10mgKOH/g以上であることが好ましい。
トナーコアは、着色剤を含有してもよい。着色剤としては、トナーの色に合わせて公知の顔料又は染料を用いることができる。トナーを用いて高画質の画像を形成するためには、着色剤の量が、結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
本実施形態に係るトナーでは、トナーコアが離型剤を含有する。離型剤は、例えば、トナーの定着性又は耐オフセット性を向上させる目的で使用される。トナーコアのアニオン性を強めるためには、アニオン性を有するワックスを用いてトナーコアを作製することが好ましい。
トナーコアは、電荷制御剤を含有していてもよい。電荷制御剤は、例えば、トナーの帯電安定性又は帯電立ち上がり特性を向上させる目的で使用される。トナーの帯電立ち上がり特性は、短時間で所定の帯電レベルにトナーを帯電可能か否かの指標になる。
トナーコアは、磁性粉を含有していてもよい。磁性粉の材料としては、例えば、強磁性金属(より具体的には、鉄、コバルト、又はニッケル等)もしくはその合金、強磁性金属酸化物(より具体的には、フェライト、マグネタイト、又は二酸化クロム等)、又は強磁性化処理(より具体的には、熱処理等)が施された材料を好適に使用できる。1種類の磁性粉を単独で使用してもよいし、複数種の磁性粉を併用してもよい。
シェル層は、粒状感のない膜であってもよいし、粒状感のある膜であってもよい。シェル層を形成するための材料として樹脂粒子を使用した場合、材料(樹脂粒子)が完全に溶けて膜状の形態で硬化すれば、シェル層として、粒状感のない膜が形成されると考えられる。他方、材料(樹脂粒子)が完全に溶けずに膜状の形態で硬化すれば、シェル層として、樹脂粒子が2次元的に連なった形態を有する膜(粒状感のある膜)が形成されると考えられる。シェル層を構成する樹脂粒子の形状は、球形状であってもよい。また、球形状の樹脂粒子が膜化の過程で扁平状に変形していてもよい。乾燥工程で加熱されて、又は外添工程で物理的な衝撃力を受けて、樹脂粒子の膜化が進行することがある。
トナー母粒子の表面に外添剤を付着させてもよい。外添剤は、例えばトナーの流動性又は取扱性を向上させるために使用される。トナーの流動性又は取扱性を向上させるためには、外添剤の量が、トナー母粒子100質量部に対して、0.5質量部以上10質量部以下であることが好ましい。また、トナーの流動性又は取扱性を向上させるためには、外添剤の粒子径は0.01μm以上1.0μm以下であることが好ましい。
以下、上記構成を有する本実施形態に係るトナーを製造する方法の一例について説明する。
好適なトナーコアを容易に得るためには、凝集法又は粉砕法によりトナーコアを作製することが好ましい。また、前述の基本構成を有するトナーを容易かつ適切に製造するためには、粉砕法によりトナーコアを作製することが特に好ましい。
まず、水性媒体(例えば、イオン交換水)を準備する。なお、水性媒体は、水を主成分とする媒体(より具体的には、純水、又は水と極性媒体との混合液等)である。水性媒体は溶媒として機能してもよい。水性媒体中に溶質が溶けていてもよい。水性媒体は分散媒として機能してもよい。水性媒体中に分散質が分散していてもよい。水性媒体中の極性媒体としては、例えば、アルコール(より具体的には、メタノール又はエタノール等)を使用できる。水性媒体の沸点は約100℃である。
示差走査熱量計(セイコーインスツル株式会社製「DSC−6220」)を用いて、試料(例えば、樹脂)の吸熱曲線(縦軸:熱流(DSC信号)、横軸:温度)を求めた。続けて、得られた吸熱曲線から試料のTg(ガラス転移点)を読み取った。得られた吸熱曲線中の比熱の変化点(ベースラインの外挿線と立ち下がりラインの外挿線との交点)の温度が、試料のTg(ガラス転移点)に相当する。
高化式フローテスター(株式会社島津製作所製「CFT−500D」)に試料(例えば、樹脂)をセットし、ダイス細孔径1mm、プランジャー荷重20kg/cm2、昇温速度6℃/分の条件で、1cm3の試料を溶融流出させて、試料のS字カーブ(横軸:温度、縦軸:ストローク)を求めた。続けて、得られたS字カーブから試料のTm(軟化点)を読み取った。得られたS字カーブにおいて、ストロークの最大値をS1とし、低温側のベースラインのストローク値をS2とすると、S字カーブ中のストロークの値が「(S1+S2)/2」となる温度が、試料のTm(軟化点)に相当する。
(トナーコアの作製)
低粘度ポリエステル樹脂(Tg=38℃、Tm=65℃)750gと、中粘度ポリエステル樹脂(Tg=53℃、Tm=84℃)100gと、高粘度ポリエステル樹脂(Tg=71℃、Tm=120℃)150gと、離型剤(株式会社加藤洋行製「カルナウバワックス1号」、カルナバワックス)55gと、着色剤(DIC株式会社製「KET BLUE 111」、フタロシアニンブルー)40gとを、FMミキサー(日本コークス工業株式会社製)を用いて回転速度2400rpmで混合した。
温度計及び攪拌羽根を備えた容量1Lの3つ口フラスコをウォーターバスにセットした。続けて、フラスコ内に、温度30℃のイオン交換水875gと、アニオン界面活性剤(花王株式会社製「ラテムル(登録商標)WX」、成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、固形分濃度:26質量%)75gとを入れた。その後、フラスコ内容物を攪拌しながら、ウォーターバスを用いてフラスコ内の温度を80℃に昇温させた。続けて、80℃のフラスコ内容物を攪拌しながら、2種類の液(第1の液及び第2の液)をそれぞれ5時間かけてフラスコ内に滴下した。第1の液は、スチレン14gと、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA)4gと、アクリル酸ブチル2gとの混合液であった。第2の液は、過硫酸カリウム0.5gをイオン交換水30gに溶かした溶液であった。
樹脂微粒子(疎水性樹脂)のサスペンションB(固形分濃度10質量%)の調製方法は、第1の液及び第2の液の各々の滴下時間を5時間から7時間に変更した以外は、サスペンションAの調製方法と同じであった。得られたサスペンションBに含まれる樹脂粒子に関して、個数平均粒子径は42nmであった。サスペンションBに含まれる樹脂粒子をテトラヒドロフラン(THF)に投入したところ、樹脂粒子は、膨潤したが、溶解しなかった。
温度計及び攪拌羽根を備えた容量1Lの3つ口フラスコを準備し、フラスコ内に、イオン交換水500gと、ポリアクリル酸ナトリウム(東亞合成株式会社製「ジュリマー(登録商標)AC−103」)50gとを添加した。その結果、フラスコ内にポリアクリル酸ナトリウム水溶液が得られた。
上記のようにして得られたトナー母粒子の分散液を、ブフナー漏斗を用いてろ過(固液分離)した。その結果、ウェットケーキ状のトナー母粒子が得られた。その後、得られたウェットケーキ状のトナー母粒子をイオン交換水に再分散させた。さらに、分散とろ過とを5回繰り返して、トナー母粒子を洗浄した。
続けて、得られたトナー母粒子を、濃度50質量%のエタノール水溶液に分散させた。これにより、トナー母粒子のスラリーが得られた。続けて、連続式表面改質装置(フロイント産業株式会社製「コートマイザー(登録商標)」)を用いて、熱風温度45℃かつブロアー風量2m3/分の条件で、スラリー中のトナー母粒子を乾燥させた。その結果、乾燥したトナー母粒子(粉体)が得られた。
上記のようにして得たトナー母粒子100質量部と、乾式シリカ粒子(日本アエロジル株式会社製「AEROSIL(登録商標)REA90」)1.5質量部とを、容量10LのFMミキサー(日本コークス工業株式会社製)を用いて5分間混合することにより、トナー母粒子の表面に外添剤(シリカ粒子)を付着させた。その後、得られた粉体を、200メッシュ(目開き75μm)の篩を用いて篩別して、多数のトナー粒子を含むトナー(トナーTA−1〜TA−7及びTB−1〜TB−5)を得た。
走査型プローブ顕微鏡(SPM)(株式会社日立ハイテクサイエンス製「多機能型ユニットAFM5200S」)を備えたSPMプローブステーション(株式会社日立ハイテクサイエンス製「NanoNaviReal」)を用いて、試料(トナー)に対して微小圧縮試験を行った。SPMの最大荷重を60nNに設定し、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、負荷速度60nN/秒で、試料(トナー)に含まれるトナー粒子に荷重を加えた。そして、最大荷重(60nN)に到達後1秒経過時のトナー粒子の変位量(以下、変位量Z1と記載する)を測定した。詳しくは、SPMのDIF信号(カンチレバーの上下方向の変位に対応した信号)に基づいて変位量Z1を測定した。また、ベックマン・コールター株式会社製の「コールターカウンターマルチサイザー3」を用いてコールター原理(細孔電気抵抗法)に基づきトナー粒子の粒子径(球換算径)を測定した。以下、測定されたトナー粒子の粒子径(球換算径)を、粒子径Z2と記載する。試料(トナー)から10個の平均的なトナー粒子を選び取って、それらトナー粒子の各々について、上記方法により変位量Z1及び粒子径Z2を測定した。測定された変位量Z1及び粒子径Z2に基づき、式「トナー変位率=100×変位量Z1/粒子径Z2」で表されるトナー変位率(%)を算出した。そして、得られた10個の測定値の算術平均を、試料(トナー)の評価値(トナー変位率)とした。
試料(トナー)に対して、試料から遊離離型剤を取り除くための分級処理を行った。詳しくは、100TTSP型分級機(ホソカワミクロン株式会社製)を用いて、試料供給量100g/分、回転速度12000rpm、ブロワ風量6m3/分の条件で、試料(トナー)に対して気流式の分級処理を行った。
各試料(トナーTA−1〜TB−5)の評価方法は、以下のとおりである。
試料(トナー)3gを容量20mLのポリエチレン製容器に入れて密閉し、密閉された容器を、50℃に設定された恒温槽内に3時間静置した。その後、恒温槽から取り出したトナーを室温(約25℃)まで冷却して、評価用トナーを得た。
W0=100×(W1−W2)/W1
現像剤用キャリア(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製の「FS−C5300DN」用キャリア)100質量部と、試料(トナー)10質量部とを、ボールミルを用いて30分間混合して、評価用現像剤(2成分現像剤)を調製した。
評価機として、カラープリンター(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製「FS−C5300DN」)を用いた。上述のようにして調製した評価用現像剤を評価機の現像器に投入し、評価機のトナーコンテナに試料(補給用トナー)を投入した。
上記評価機を用いて、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、印字率10%の連続印刷を1万枚の紙(A4サイズの印刷用紙)に対して行った。連続印刷中、印刷開始から1000枚までは200枚ごとに、それ以降は1000枚ごとに、Q/mメーター(トレック社製「MODEL 210HS−1」)を用いて、下記方法により上記評価機の現像器内のトナーの帯電量を測定した。
Q/mメーターの測定セルに現像剤(キャリア及びトナー)0.10gを投入し、投入された現像剤のうちトナーのみを篩(金網)を介して10秒間吸引した。そして、式「吸引されたトナーの総電気量(単位:μC)/吸引されたトナーの質量(単位:g)」に基づいて、現像剤中のトナーの帯電量(単位:μC/g)を算出した。
上記評価機を用いて、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、印字率10%の連続印刷を10万枚の紙(A4サイズの印刷用紙)に対して行った。連続印刷後、ソリッド部を含むサンプル画像を評価用紙に印刷して、サンプル画像におけるソリッド部の画像濃度(ID)を測定した。画像濃度の測定には、反射濃度計(X−Rite社製「SpectroEye(登録商標)」)を用いた。画像濃度が1.3以上であれば○(良い)と評価し、画像濃度が1.3未満であれば×(良くない)と評価した。
上記評価機を用いて、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、印字率10%の連続印刷を10万枚の紙(A4サイズの印刷用紙)に対して行った。連続印刷中、印刷開始から1000枚までは200枚ごとに、それ以降は1000枚ごとに、トナー載り量0.5mg/cm2の条件で、評価用紙(モンディ社製「ColorCopy(登録商標)」、A4サイズ、90g/m2)に未定着のソリッド画像を形成し、形成されたソリッド画像を目視で観察した。また、評価機の現像スリーブの表面を目視で観察した。そして、以下の基準で試料(トナー)の耐付着性を評価した。
○(良い):10万枚の連続印刷を通して、現像スリーブの表面にトナーによる着色が観察されず、かつ、ソリッド画像に画像欠陥が観察されなかった。
×(良くない):10万枚の連続印刷中のいずれかのタイミングで、現像スリーブの表面にトナーによる着色が観察されるか、又は、ソリッド画像に画像欠陥(例えば、縦すじ)が観察された。
上記評価機を用いて、ブレードクリーニング方式で感光ドラムをクリーニングしながら、連続して1000枚の紙(印刷用紙)に印字率8%の評価用画像を印刷した後、最後に印刷された紙について、画像汚れ(すじ模様など)の有無を目視で判定した。画像汚れが確認されなかった場合には○(良い)と評価し、画像汚れが確認された場合には×(悪い)と評価した。なお、感光ドラムでのブレードクリーニングが不十分であると、トナーのすり抜けなどに起因して、画像にすじ模様が現れることがある。
表2に、各試料(トナーTA−1〜TB−5)の評価結果(耐熱保存性:トナー通過率、帯電性:平均帯電量、帯電安定性:帯電量差、現像性:画像濃度、耐付着性:トナー付着の有無、クリーニング性:クリーニング不良の有無)をまとめて示す。
Claims (7)
- 結着樹脂及び離型剤を含有するコアと、前記コアの表面を覆うシェル層とを備えるトナー粒子を、複数含む静電潜像現像用トナーであって、
前記トナー中に存在する前記離型剤のうち、前記トナー粒子から遊離した前記離型剤の割合は、示差走査熱量分析による吸熱量換算で、2.0%以上5.0%以下であり、
前記トナーに対する微小圧縮試験において、温度25℃かつ湿度50%RHの環境下で、前記トナー粒子に負荷速度60nN/秒で荷重を加え、最大荷重60nNに到達後、前記最大荷重のまま1秒間静置した時の前記トナー粒子の変位量をZ1、前記トナー粒子の粒子径をZ2と表す場合、式「トナー変位率=100×Z1/Z2」で示されるトナー変位率は0.50%以上0.70%以下である、静電潜像現像用トナー。 - 前記コア中の前記離型剤の粒子の分散径が0.1μm以上1.0μm以下である、請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記トナー中に存在する前記離型剤の量は、前記結着樹脂100質量部に対して、3質量部以上10質量部以下である、請求項1又は2に記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記シェル層は、疎水性熱可塑性樹脂を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記シェル層は、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、又はメタクリル酸2−ヒドロキシプロピルに由来する1種以上のアルコール性水酸基を有する樹脂を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
- 前記コアは、前記結着樹脂として、異なる軟化点を有する複数種のポリエステル樹脂を含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の静電潜像現像用トナーを製造する方法であって、
前記コアの材料を溶融混練押出機のシリンダー内に供給し、前記溶融混練押出機を用いて前記シリンダー内で前記材料を溶融混練して混練物を得ることと、
前記溶融混練押出機から前記混練物を冷却ロールに向けて押し出して、前記混練物を温度5℃以上10℃以下の前記冷却ロールに通して冷却することと、
を含む、静電潜像現像用トナーの製造方法。
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