JP5319280B2 - 2−エチル−ヘキシルおよびメタクリル酸を製造するための統合プラントおよびそれに基づく方法 - Google Patents

2−エチル−ヘキシルおよびメタクリル酸を製造するための統合プラントおよびそれに基づく方法 Download PDF

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Description

本発明は、2−エチル−ヘキサノールおよびメタクリル酸の製造を統合する方法および装置に関する。
本発明は、より詳しくは、2−エチル−ヘキサノールとその誘導体およびメタクリル酸とその誘導体の製造を統合する方法および装置に関し、ここで、本発明の方法は、酸素含有ガスおよび混合酸化物触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体流をメタクロレイン含有流に転化すると同時に、一酸化炭素と水素の混合物およびヒドロホルミル化触媒の存在下でプロピレン流をブタナール流にヒドロホルミル化し、ブタナール流をn−ブタナール流とイソブタナール流に分離し、メタクロレイン含有流とイソブタナール流またはイソブチルアルデヒド流を混合し、酸素含有ガスおよびヘテロポリ酸触媒の存在下でその混合流をメタクリル酸含有流に転化する各工程を有してなる。本発明はまた、n−ブタナール誘導生成物、メタクリル酸誘導生成物、およびn−ブタナールとメタクリル酸の両方から誘導された生成物の製造にも関する。
現在、プロピレンをブタナールに、イソブテンをメタクリル酸に転化するプロセスが存在している。プロピレン転化プロセスの副生成物として、イソブタナールやイソブチルアルデヒドなどの望ましくない副生成物が生成される。この廃棄生成物は一般に、燃料価のために燃焼されるか、または処分される。
それゆえ、より価値のある生成物を製造し、望ましくない副生成物や廃棄流を処分する必要を減らすためまたはなくすために、この廃棄流を、価値を向上させるプロセスで容易に利用できる方法が、当該技術分野において必要とされている。
定義および省略形
IBAは、イソブチルアルデヒドと称されることもあるイソブタナールを意味する。
MACはメタクロレインを意味する。
MAAはメタクリル酸を意味する。
Tは温度を意味する。
Pは圧力を意味する。
HCは炭化水素を意味する。
アルデヒド供給原料は、イソブタナールおよびメタクロレインの混合物を含む流れを意味する。
GCはガスクロマトグラフィーを意味する。
FIDは、GCの水素炎イオン化検出器を意味する。
hまたはhrは時を意味する。
gはグラムを意味する。
mLはミリリットルを意味する。
minまたはmin.は分を意味する。
wt%またはwt.%は質量パーセントを意味する。
vol%またはvol.%は体積パーセントを意味する。
DIは脱イオン水を意味する。
本発明は、ブタナールおよび/または不飽和酸誘導生成物を製造するための統合装置であって、ブタナールの製造・利用副装置および不飽和酸の製造・利用副装置を備えた統合装置を提供する。前記ブタナールの製造・利用副装置は、プロピレンの供給源、一酸化炭素と水素の混合物(合成ガス)の供給源、ヒドロホルミル化反応器構成要素、n−ブタナール出力とイソブタナール出力を持つアルデヒド分離構成要素、およびn−ブタナール転化構成要素を備えている。前記ヒドロホルミル化反応器構成要素は、ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガスを、n−ブタナールおよびイソブタナールを含むブタナールに転化するように適合されている。前記アルデヒド分離構成要素は、そのブタナールをn−ブタナールとイソブタナールに分離するように適合されている。前記n−ブタナール転化構成要素は、n−ブタナールをn−ブタナール誘導生成物に転化するように適合されている。前記メタクリル酸の製造・利用副装置は、イソブテン、t−ブチル−アルコールなどのメタクロレイン前駆体の供給源、酸化剤の供給源、第1の酸化反応器構成要素、第2の酸化反応器構成要素、およびメタクリル酸転化構成要素を備えている。前記第1の酸化反応器構成要素は、混合酸化物酸化触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体および酸化剤をメタクロレインに転化するように適合されている。前記第2の酸化反応器構成要素は、ヘテロポリ酸触媒の存在下で、メタクロレイン、イソブタナールおよび酸化剤をメタクリル酸に同時に転化するように適合されている。前記メタクリル酸転化構成要素は、メタクリル酸をメタクリル酸誘導生成物に転化するように適合されており、これにはブタナール生成物の使用が含まれてもよい。
本発明は、ブタナールおよび/または不飽和酸誘導生成物を製造するための統合装置であって、ブタナールの製造・利用副装置および不飽和酸の製造・利用副装置を備えた統合装置を提供する。前記ブタナールの製造・利用副装置は、プロピレンの供給源、一酸化炭素と水素の混合物(合成ガス)の供給源、ヒドロホルミル化反応器構成要素、n−ブタナール出力とイソブタナール出力を持つアルデヒド分離構成要素、主要n−ブタナール転化構成要素および随意的な副n−ブタナール転化構成要素を備えている。前記ヒドロホルミル化反応器構成要素は、ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガスを、n−ブタナールおよびイソブタナールを含むブタナールに転化する。前記アルデヒド分離構成要素は、そのブタナールをn−ブタナールとイソブタナールに分離するように適合されている。前記主要n−ブタナール転化構成要素は、分離されたn−ブタナールを主要n−ブタナール誘導生成物に転化するように適合されており、前記副n−ブタナール転化構成要素は、主要n−ブタナール誘導生成物を副n−ブタナール誘導生成物に転化するように適合されている。前記メタクリル酸の製造・利用副装置は、メタクロレイン前駆体の供給源、酸化剤の供給源、第1の酸化反応器構成要素、第2の酸化反応器構成要素、主要メタクリル酸転化構成要素、および随意的な副メタクリル酸転化構成要素を備えている。前記第1の酸化反応器構成要素は、混合酸化物酸化触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体および酸化剤をメタクロレインに転化するように適合されている。前記第2の酸化反応器構成要素は、ヘテロポリ酸触媒の存在下で、メタクロレイン、イソブタナールおよび酸化剤をメタクリル酸に同時に転化するように適合されている。前記主要メタクリル酸転化構成要素は、メタクリル酸を主要メタクリル酸誘導生成物に転化するように適合されている。前記副メタクリル酸転化構成要素は、主要メタクリル酸誘導生成物を副メタクリル酸誘導生成物に転化するように適合されている。
本発明は、アルコール並びに不飽和酸およびエステルを製造するための統合装置であって、アルコール製造副装置および不飽和酸/エステル製造副装置を備えた統合装置を提供する。前記アルコール製造副装置は、プロピレンの供給源、一酸化炭素と水素の混合物(合成ガス)の供給源、ヒドロホルミル化反応器構成要素、n−ブタナール出力とイソブタナール出力を持つアルデヒド分離構成要素、n−ブタノール製造構成要素、ポリ−n−ブタナール製造構成要素および2−エチル−ヘキサノール構成要素を備えている。前記ヒドロホルミル化反応器構成要素は、ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガスを、n−ブタナールおよびイソブタナールに転化するように適合されている。前記アルデヒド分離構成要素は、n−ブタナールおよびイソブタナールを分離するように適合されている。前記ブタノール製造構成要素、前記ポリブタナール製造構成要素および前記2−エチル−ヘキサノール構成要素は、n−ブタノール、n−ブタナールポリマー、および2−エチル−ヘキサノールを製造するように適合されている。前記不飽和酸およびエステルの製造副装置は、メタクロレイン前駆体の供給源、酸化剤の供給源、第1の酸化反応器構成要素、第2の酸化反応器構成要素、およびメタノールの供給源を持つメタクリル酸メチル製造構成要素を備えている。前記第1の酸化反応器構成要素は、混合酸化物酸化触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体および酸化剤をメタクロレインに転化するように適合されている。前記第2の酸化反応器構成要素は、ヘテロポリ酸触媒の存在下で、メタクロレイン、イソブタナールおよび酸化剤をメタクリル酸に同時に転化するように適合されている。前記メタクリル酸メチル製造構成要素は、エステル化触媒の存在下で、メタクリル酸およびメタノールをメタクリル酸メチルに転化するように適合されている。前記統合装置は、メタクリル酸ブチル製造構成要素およびメタクリル酸2−エチル−ヘキシル構成要素を備えても差し支えなく、ここで、メタクリル酸ブチル製造構成要素は、エステル化触媒の存在下で、メタクリル酸およびn−ブタノールをメタクリル酸ブチルに転化するように適合されており、前記メタクリル酸2−エチル−ヘキシル構成要素は、エステル化触媒の存在下で、メタクリル酸および2−エチル−ヘキサノールをメタクリル酸2−エチル−ヘキシルに転化するように適合されている。前記統合装置は、メタクリル酸ブチルコポリマーおよび/またはメタクリル酸2−エチル−ヘキシルコポリマーを製造するための構成要素を備えても差し支えない。
本発明は、ブタナールの製造・利用設備およびメタクリル酸の製造・利用設備を統合させる方法であって、プロピレンおよび合成ガスをヒドロホルミル化触媒と接触させて、n−ブタナール(n−ブチルアルデヒドとしても知られている)およびイソブタナール(イソブチルアルデヒドとしても知られている)を含むヒドロホルミル化生成物を形成する工程を有してなる方法を提供する。次いで、ヒドロホルミル化生成物を、n−ブタナール生成物およびイソブタナール生成物に分離する。次いで、n−ブタナール生成物を、重合させてn−ブタナールポリマーを形成する、n−ブタノール生成物に脱水素化する、および/または2−エチル−ヘキサノールに二量体化し水素化することもできる。ヒドロホルミル化と同時に、または同時ではなく、メタクロレイン前駆体および酸化剤を混合金属酸化触媒と接触させて、メタクロレイン生成物を形成する。次いで、メタクロレイン生成物およびイソブタナール生成物をヘテロポリ酸触媒と接触させて、メタクリル酸生成物を形成する。前記方法は、エステル化触媒の存在下で、メタノールおよびメタクリル酸生成物を接触させて、メタクリル酸メチルを形成する工程を含んでもよい。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、n−ブタノール生成物およびメタクリル酸生成物を接触させて、メタクリル酸n−ブチルを形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、2−エチル−ヘキサノール生成物およびメタクリル酸生成物を接触させて、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルを形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、メタクリル酸をポリメタクリル酸に重合する工程、メタクリル酸メチルをポリメタクリル酸メチルに重合する工程、メタクリル酸n−ブチルをポリメタクリル酸n−ブチルに重合する工程、またはメタクリル酸2−エチル−ヘキシルをポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルに重合する工程を含んでも差し支えない。
本発明は、ブタナール製造・利用設備およびメタクリル酸製造・利用設備を統合する方法であって、ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロペン(プロピレン)含有流を合成ガス流でヒドロホルミル化して、n−ブタナール(n−ブチルアルデヒド)およびイソブタナール(イソブチルアルデヒド)を含むヒドロホルミル化生成物流を生成する工程を有してなる方法を提供する。次いで、ヒドロホルミル化生成物流をn−ブタナール含有流およびイソブタナール含有流に分離する。次いで、n−ブタナール含有流を、ポリn−ブタナール含有生成物流に重合しても差し支えない。ヒドロホルミル化工程および分離工程と同時に、または同時ではなく、酸化剤含有流および混合金属酸化触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体含有流を酸化させて、メタクロレイン含有流を形成する。次いで、メタクロレイン含有流およびイソブタナール含有流を、第2の酸化剤含有流およびヘテロポリ酸触媒の存在下で、共に酸化させて、メタクリル酸含有流を形成する。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、メタクリル酸含有流をメタノール含有流でエステル化して、メタクリル酸メチル含有流を生成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、n−ブタナール含有量を水素化して、n−ブタノール含有流を形成し、このn−ブタノール含有流をメタクリル酸含有流と反応させて、メタクリル酸n−ブチル含有流を形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、二量体化触媒の存在下で、n−ブタナール含有流を二量体化して、二量体化生成物流を形成し、この二量体化生成物流を水素化触媒の存在下で水素化して、2−エチル−ヘキサノール含有流を形成し、エステル化触媒の存在下で、メタクリル酸含有流をこの2−エチル−ヘキサノール含有流でエステル化して、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルを形成する各工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、メタクリル酸をポリメタクリル酸に、メタクリル酸ブチルをポリメタクリル酸ブチルに、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルをポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルに重合する工程、またはこれらの混合物および他のメタクリル酸エステルをアクリル酸コポリマー、三元ポリマーなどに重合する工程を含んでも差し支えない。
同様の要素に同じ番号がつけられている添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照することによって、本発明をよりよく理解できるであろう。
本願の発明者等は、メタクリル酸の製造・利用設備をブタナールの製造・利用設備と統合した化学プラントを構成できることを見出した。2つの設備の統合によって、副生成物の廃物が減少し、2つの設備に由来する出発材料を含む最終生成物の独立したまたは全体での同時生産のために出力流がより効率的に利用され、副生成物流がよりよく利用される。
本発明は広く、ブタナールおよびメタクリル酸誘導生成物を製造するための統合製造設備であって、ブタナールの製造・利用装置およびアクリル酸の製造・利用装置を備えた統合設備に関する。前記ブタナールの製造・利用装置は、プロピレンの供給源と合成ガスの供給源、ヒドロホルミル化反応器構成要素、およびn−ブタナール出力とイソブタナール出力を有するアルデヒド分離構成要素を備えている。前記ヒドロホルミル化反応器構成要素は、合成ガスおよびヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンをn−ブタナールおよびイソブタナールに転化するように適合されている。前記アルデヒド分離構成要素はn−ブタナールとイソブタナールを分離する。前記メタクリル酸製造・利用装置は、メタクロレイン前駆体の供給源、メタクロレイン前駆体酸化反応器構成要素、およびメタクリル酸形成反応器構成要素を備えている。前記メタクロレイン前駆体酸化反応器構成要素は、酸化剤および混合酸化物酸化触媒の存在下で、メタクロレイン前駆体をメタクロレインに転化するように適合されている。前記メタクリル酸形成反応器構成要素は、酸化剤およびヘテロポリ酸触媒の存在下で、メタクロレインおよびイソブタナールの混合物を同時にメタクリル酸に転化するように適合されている。前記統合製造設備は、ブタノール製造ユニット、ポリブタナール製造ユニット、2−エチル−ヘキサノールユニット、メタクリル酸メチル製造ユニット、メタクリル酸ブチル製造ユニットおよび/またはメタクリル酸2−エチル−ヘキシルユニットを備えても差し支えない。この統合製造設備は、ポリメタクリル酸メチル製造ユニット、ポリメタクリル酸製造ユニット、ポリアクリル酸ブチル製造ユニット、ポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニットおよび/またはアクリル酸コポリマー、三元ポリマーなどを製造するためのユニットを備えても差し支えない。
本発明は、ブタナールおよびメタクリル酸生成物を同時製造する方法であって、合成ガスおよび適合されたヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンを、n−ブタナール(n−ブチルアルデヒド)およびイソブタナール(イソブチルアルデヒド)を含むブタナールに転化する工程を有してなる方法を提供する。次いで、ブタナールをn−ブタナールおよびイソブタナールに分離する。次いで、n−ブタナールを、重合してモノマーとしてn−ブタナールを含むポリマーを形成しても、水素化してn−ブタノールを形成しても、および/または二量体化し水素化して2−エチル−ヘキサノールを形成しても差し支えない。ブタナール製造工程と同時に、または同時ではなく、メタクロレイン前駆体を、酸化剤および混合金属酸化触媒の存在下で酸化して、メタクロレインを形成する。次いで、メタクロレインおよびイソブタナールを、酸化剤およびヘテロポリ酸触媒の存在下で、同時に酸化して、メタクリル酸を形成する。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、メタノールおよびメタクリル酸を反応させて、メタクリル酸メチルを形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、ブタノールおよびメタクリル酸を反応させて、メタクリル酸ブチルを形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、エステル化触媒の存在下で、2−エチル−ヘキサノールおよびメタクリル酸を反応させて、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルを形成する工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、重合触媒の存在または不在にかかわらず、メタクリル酸をポリメタクリル酸に重合させる工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、重合触媒の存在または不在にかかわらず、メタクリル酸メチルをポリメタクリル酸メチルに重合させる工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、重合触媒の存在または不在にかかわらず、メタクリル酸ブチルをポリメタクリル酸ブチルに重合させる工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、重合触媒の存在または不在にかかわらず、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルをポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルに重合させる工程を含んでも差し支えない。前記方法はまた、重合触媒の存在または不在にかかわらず、アクリル酸エステルの混合物を2種類以上のアクリル酸エステルモノマーを含むポリマーに重合させる工程を含んでも差し支えない。
適切な触媒、材料および構成要素
適切な設備構成要素
反応器構成要素は、反応器と、固定床反応器、移動床反応器、流体床反応器、撹拌タンク反応器、栓流反応器、蒸留塔反応器、および気相、液相または混合相反応を実施するための他の反応器などの反応器を動作させるための全ての関連設備とを含み、ここで、反応器は、導管設備、供給ライン、リサイクルライン、コンプレッサ、エキスパンダ、ヒータ、冷却ジャケット、温度制御装置、圧力制御装置、バルブ、コンピュータ制御ユニット、オペレータ制御ユニットなどを含んでも差し支えない。
分離構成要素は、デカンター、蒸留塔、抽出塔、抽出蒸留塔、触媒蒸留塔、または成分を分離するための他の装置を含み、また反応器は、導管設備、供給ライン、リサイクルライン、コンプレッサ、エキスパンダ、ヒータ、冷却ジャケット、温度制御装置、圧力制御装置、バルブ、コンピュータ制御ユニット、オペレータ制御ユニットなども含む。
設備または装置は、全ての反応器構成要素、分離構成要素、水素化構成要素、重合構成要素、二量体化構成要素、精製構成要素などを含み、それぞれが、反応器は、導管設備、供給ライン、リサイクルライン、コンプレッサ、エキスパンダ、ヒータ、冷却ジャケット、温度制御装置、圧力制御装置、バルブ、コンピュータ制御ユニット、オペレータ制御ユニットなどを含んでも差し支えない。
適切な試薬
適切なエステル化触媒としては、以下に限られないが、ルイスとブレンステッド両方の酸と塩基が挙げられる。そのような触媒の例としては、硫酸、リン酸、塩化水素酸、酸性イオン交換樹脂、水酸化ナトリウム、塩基性イオン交換樹脂などが挙げられる。
適切な二量体化触媒の例としては、以下に限られないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
適切な水素化触媒としては、以下に限られないが、IUPACの周期表からの8,9,10および11族の元素を含む遷移金属(Fe,Ru,Os,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,Pt,Cu,Ag,Au)を含む水素化触媒が挙げられる。水素化触媒は、均質または不均質であっても、担持されていてもいなくても差し支えない。
適切なメタクロレイン前駆体としては、以下に限られないが、イソブチレン、t−ブタノール、またはメタクロレインに酸化できる他の同様の材料が挙げられる。
適切な混合金属酸化物触媒としては、以下に限られないが、メタクロレイン前駆体をメタクロレインに酸化できる任意の混合金属酸化物触媒、特に、モリブデン系の混合金属酸化物触媒が挙げられ、そのような触媒の例が、ここに引用する、米国特許第3,907,712号; 同第3,928,462号; 同第3,929,899号; 同第3,933,751号; 同第3,936,505号; 同第3,956,378号; 同第4,012,449号; 同第4,025,565号;同第4,035,418号;同第4,lll,984号;同第4,170,570号;同第4,171,454号; 同第4,190,608号; 同第4,224,193号;同第4,240,931号;同第4,250,339号; 同第4,252,683号; 同第4,258,217号; 同第4,261,858号; 同第4,267,385号; 同第4,267,386号; 同第4,271,040号; 同第4,272,408号; 同第4,292,203号; 同第4,306,088号; 同第4,306,090号; 同第4,332,971号; 同第4,339,355号; 同第4,354,044号; 同第4,377,501号;同第4,380,664号; 同第4,404,397号; 同第4,413,147号; 同第4,414,134号; 同第4,424,141号; 同第4,446,328号; 同第4,454,346号; 同第4,489,170号; 同第4,503,247号; 同第4,511,671号;同第4,535,188号; 同第4,537,874号; 同第4,547,588号; 同第4,556,731号; 同第4,558,029号; 同第4,596,784号; 同第4,732,884号; 同第4,778,930号; 同第4,803,190号; 同第4,816,603号; 同第4,871,700号; 同第4,916,103号; 同第4,925,823号; 同第4,946,819号; 同第4,954,650号; 同第5,059,573号; 同第5,072,052号; 同第5,081,314号; 同第5,082,819号; 同第5,094,990号; 同第5,102,847号; 同第5,132,269号; 同第5,138,100号; 同第5,144,090号; 同第5,155,262号; 同第5,166,119号; 同第5,183,936号; 同第5,198,578号; 同第5,221,653号; 同第5,225,389号; 同第5,245,083号; 同第5,250,485号; 同第5,264,627号; 同第5,276,178号; 同第5,300,707号; 同第5,349,092号; 同第5,364,825号; 同第5,380,933号; 同第5,491,258号; 同第5,532,199号; 同第5,602,280号; 同第5,670,702号; 同第5,684,188号; 同第5,728,894号; 同第5,739,391号; 同第5,817,865号; 同第5,821,390号; 同第5,856,259号; 同第6,028,220号; 同第6,069,271号; 同第6,171,571号; または米国再発行特許第32,082号の各明細書に記載されている。
適切なアルデヒド転化触媒としては、以下に限られないが、メタクロレインおよびイソブタノールの混合物をメタクリル酸に同時に酸化する任意の触媒が挙げられる。好ましいアルデヒド転化触媒としては、以下に限られないが、ヘテロポリ酸触媒が挙げられる。好ましいヘテロポリ酸触媒としては、速達郵便ラベル番号ER441451601USに関連する同日出願で同時係属出願の米国特許出願番号の明細書に開示されたヘテロポリ酸触媒が挙げられる。これらの触媒は、一般化学式:
Mo12abCucMIdMIIeMIIIfg (I)
を有し、
ここで、
MIは、ビスマス(Bi)、ホウ素(B)およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択され、
MIIは、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、タリウム(Tl)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択され、
MIIIは、アンチモン(Sb)、セリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、インジウム(In)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ヒ素(As)、銀(Ag)、亜鉛(Zn)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)、鉛(Pb)、スズ(Sn)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ランタン(La)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択され、
aは、約0.1および約3.5の間の値を持つ数であり、
bは、約0.01および約5.0の間の値を持つ数であり、
cは、約0.0および約1.5の間の値を持つ数であり、
dは、MIがBiであるときに約0.01および約2.0の間の値、またはMIがBであるときに約0.01および約5.0の間の値を持つ数であり、dがBiおよびBの混合物を表すときに、Biは約0.01および約2.0の間に及び、Bは約0.01および約5.0の間に及び、
eは、約0.0および約5.0の間の値を持つ数であり、
fは、約0.0および約5.0の間の値を持つ数であり、
gは、化学式(I)の触媒の酸化状態を釣り合わせるための十分な数の酸素原子を表す値を持つ数である。
他の好ましい触媒としては、ここに引用する、以下のリスト:米国特許第3,840,595号; 同第3,865,873号; 同第3,875,220号; 同第3,925,464号; 同第3,856,182号; 同第3,965,163号; 同第3,998,876号; 同第3,998,877号; 同第4,000,088号; 同第4,001,316号; 同第4,017,423号; 同第4,042,533号; 同第4,042,625号; 同第4,051,179号; 同第4,052,450号; 同第4,052,450号; 同第4,070,397号; 同第4,101,448号; 同第4,115,441号;同第4,118,419号; 同第4,124,634号; 同第4,124,634号; 同第4,138,366号; 同第4,138,366号; 同第4,165,296号; 同第4,166,190号; 同第4,169,070号; 同第4,172,051号; 同第4,180,678号; 同第4,212,767号; 同第4,212,767号; 同第4,212,767号; 同第4,223,161号; 同第4,225,466号; 同第4,238,359号; 同第4,240,930号; 同第4,250,054号; 同第4,252,681号; 同第4,252,682号; 同第4,252,683号; 同第4,259,211号; 同第4,261,858号; 同第4,261,859号; 同第4,261,860号; 同第4,271,040号; 同第4,272,408号; 同第4,273,676号; 同第4,297,247号; 同第4,301,030号; 同第4,301,031号; 同第4,305,843号; 同第4,314,074号; 同第4,319,042号; 同第4,320,227号; 同第4,339,355号; 同第4,341,900号; 同第4,347,163号; 同第4,356,114号; 同第4,356,316号; 同第4,358,608号; 同第4,358,610号; 同第4,404,397号; 同第4,440,948号; 同第4,443,555号; 同第4,444,906号; 同第4,467,113号; 同第4,469,810号; 同第4,471,062号; 同第4,489,170号; 同第4,528,398号; 同第4,530,916号; 同第4,558,028号; 同第4,558,029号; 同第4,565,801号; 同第4,595,778号; 同第4,745,217号; 同第4,803,302号; 同第4,804,778号; 同第4,814,305号;同第4,891,347号;同第4,925,823号; 同第4,925,980号; 同第4,954,650号; 同第4,968,838号; 同第4,985,592号; 同第4,985,592号; 同第5,102,846号; 同第5,102,847号; 同第5,198,579号; 同第4,621,155号; 同第4,652,673号;同第4,720,575号;同第4,757,038号;同第4,816,603号;同第4,966,990号; 同第5,093,521号; 同第5,104,844号; 同第5,126,307号; 同第5,153,162号; 同第5,173,468号; 同第5,206,431号; 同第5,221,767号; 同第5,239,115号; 同第5,264,627号; 同第5,420,091号; 同第5,422,326号; または同第5,521,137号; および欧州特許第l13156 Bl号; 同第64371 Bl号; 同第265733 Bl号; 同第180997 Bl号; または同第268201 Bl号に含まれるメタクロレインおよびイソブタナール酸化の両方の例を含む米国特許および欧州特許の各明細書に記載された触媒が挙げられる。
図面の詳細な説明
ここで図1を参照すると、概して100で示された本発明の設備の好ましい実施の形態が、ヒドロホルミル化装置102へのプロピレン供給流105をサポートするプロピレン供給源104に連結されたプロピレン入力103およびヒドロホルミル化装置102への合成ガス供給流108をサポートする合成ガス供給源107に連結された合成ガス入力106を有するヒドロホルミル化装置102を含むのが示されている。ヒドロホルミル化装置102は、ヒドロホルミル化出力110も含む。ヒドロホルミル化装置102は、ヒドロホルミル化触媒、好ましくはコバルトカルボニル系ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガス(一酸化炭素と水素の混合物)を、出力110を通して排出されるn−ブタナールおよびイソブタナールの混合物を含むヒドロホルミル化生成物流112に転化するように適合されている。その生成物流112は、少量のn−ブタノールおよびイソブタノールも含んでいる。
次いで、ヒドロホルミル化生成物流112は蒸留装置114に送られる。この蒸留装置114は、ヒドロホルミル化生成物流入力116、n−ブタナール出力118およびイソブタナール出力120を含む。蒸留装置114は、ヒドロホルミル化生成物流112を、n−ブタナール含有流122およびイソブタナール含有流124に分離する。次いで、n−ブタナール含有流122は、所望のn−ブタナール生成物に応じて、3つの副流126,128および130に分割することができる。
n−ブタナール重合生成物が望ましい場合、副流126が存在し、n−ブタナール入力133および重合生成物出力134を含む重合ユニット132に送られ、ここで、n−ブタナールは単独でまたは他のモノマーと組み合わされて重合されて、ポリマー生成物流136を形成し、ここで、このポリマー生成物はn−ブタナールモノマー単位を含む。
n−ブタノールが望ましい場合、n−ブタナール副流128が存在し、n−ブタナール入力139、還元剤供給流142をサポートする還元剤供給源141に連結された還元剤流力140およびn−ブタノール出力143を含む水素化ユニット138に送られる。この水素化ユニット138において、n−ブタナールは、還元剤、好ましくは水素、および水素化触媒の存在下で、n−ブタノールに水素化されて、n−ブタノール流144を形成する。
2−エチル−ヘキサノールが望ましい場合、n−ブタナール副流130が存在し、n−ブタナール入力147、還元剤供給流150をサポートする還元剤供給源149に連結された還元剤流力148および2−エチル−ヘキサノール出力151を含む二量体化ユニット146に送られる。この二量体化ユニット146において、n−ブタナールは、二量体化触媒、好ましくは水酸化ナトリウムの存在下で二量体化され、次いで、還元剤、特に水素、および第2の水素化触媒、好ましくはレーニー・ニッケル触媒の存在下で水素化されて、2−エチル−ヘキサノール流152を形成する。
設備100は、並列に、メタクロレイン前駆体流157をサポートするメタクロレイン前駆体供給源156に連結されたメタクロレイン前駆体入力155および酸化剤流160をサポートする酸化剤の供給源159に連結された酸化剤入力158を含む第1の酸化反応器装置154も備えている。この反応器装置154は、メタクロレイン含有流162がそこを通って出るメタクロレイン出力161も含む。第1の酸化反応器装置154は、ヒドロホルミル化装置102と同時にまたは同時ではなく動作することができる。
次いで、メタクロレイン含有流162は、イソブタナール含有流124と混合されて、混合流164を形成し、次いで、混合流入力167を通して、第2の酸化反応器装置166に送られる。もちろん、2つの流124および162を独立して第2の反応器装置166に供給しても差し支えない。第2の反応器装置166は、酸化剤流170をサポートする酸化剤の供給源169に連結された酸化剤入力168を備えている。反応器装置166は、メタクリル酸含有流172がそこを通って出るメタクリル酸出力171も備えている。
ここで図2を参照すると、概して200で示された本発明の設備の別の好ましい実施の形態が、ヒドロホルミル化装置202へのプロピレン供給流205をサポートするプロピレン供給源204に連結されたプロピレン入力203およびヒドロホルミル化装置202への合成ガス供給流208をサポートする合成ガス供給源207に連結された合成ガス入力206を有するヒドロホルミル化装置202を含むのが示されている。ヒドロホルミル化装置202は、ヒドロホルミル化出力210も含む。ヒドロホルミル化装置202は、ヒドロホルミル化触媒、好ましくはコバルトカルボニル系ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガス(一酸化炭素と水素の混合物)を、出力210を通して排出されるn−ブタナールおよびイソブタナールの混合物を含むヒドロホルミル化生成物流212に転化するように適合されている。その生成物流212は、少量のn−ブタノールおよびイソブタノールも含んでいる。
次いで、ヒドロホルミル化生成物流212は蒸留装置214に送られる。この蒸留装置214は、ヒドロホルミル化生成物流入力216、n−ブタナール出力218およびイソブタナール出力220を含む。蒸留装置214は、ヒドロホルミル化生成物流212を、n−ブタナール含有流222およびイソブタナール含有流224に分離する。次いで、n−ブタナール含有流222は、所望のn−ブタナール生成物に応じて、3つの副流226,228および230に分割することができる。
n−ブタナール重合生成物が望ましい場合、副流226が存在し、n−ブタナール入力233および重合生成物出力234を含む重合ユニット232に送られ、ここで、n−ブタナールは単独でまたは他のモノマーと組み合わされて重合されて、ポリマー生成物流236を形成し、ここで、このポリマー生成物はn−ブタナールモノマー単位を含む。
n−ブタノールが望ましい場合、n−ブタナール副流228が存在し、n−ブタナール入力239、還元剤供給流242をサポートする還元剤供給源241に連結された還元剤流力240およびn−ブタノール出力243を含む水素化ユニット238に送られる。この水素化ユニット238において、n−ブタナールは、還元剤、好ましくは水素、および水素化触媒の存在下で、n−ブタノールに水素化されて、n−ブタノール流244を形成する。
2−エチル−ヘキサノールが望ましい場合、n−ブタナール副流230が存在し、n−ブタナール入力247、還元剤供給流250をサポートする還元剤供給源249に連結された還元剤流力248および2−エチル−ヘキサノール出力251を含む二量体化ユニット246に送られる。この二量体化ユニット246において、n−ブタナールは、二量体化触媒、好ましくは水酸化ナトリウムの存在下で二量体化され、次いで、還元剤、特に水素、および第2の水素化触媒、好ましくはレーニー・ニッケル触媒の存在下で水素化されて、2−エチル−ヘキサノール流252を形成する。
設備200は、並列に、メタクロレイン前駆体流257をサポートするメタクロレイン前駆体供給源256に連結されたメタクロレイン前駆体入力255および酸化剤流260をサポートする酸化剤の供給源259に連結された酸化剤入力258を含む第1の酸化反応器装置254も備えている。この反応器装置254は、メタクロレイン含有流262がそこを通って出るメタクロレイン出力261も含む。第1の酸化反応器装置254は、ヒドロホルミル化装置202と同時にまたは同時ではなく動作することができる。
次いで、メタクロレイン含有流262は、イソブタナール含有流224と混合されて、混合流264を形成し、次いで、混合流入力267を通して、第2の酸化反応器装置266に送られる。もちろん、2つの流224および262を独立して第2の反応器装置266に供給しても差し支えない。第2の反応器装置266は、酸化剤流270をサポートする酸化剤の供給源269に連結された酸化剤入力268を備えている。反応器装置266は、メタクリル酸含有流272がそこを通って出るメタクリル酸出力271も備えている。
設備200は、副n−ブタナール転化装置274および主要メタクリル酸転化装置276も備えることができる。副n−ブタナール転化装置274は、n−ブタノール副流278aから出力生成物流278cを形成するn−ブタノール転化ユニット277を備えることができ、これは、酢酸ブチルユニット、アクリル酸ブチルユニットまたはn−ブタノールを出力生成物に転化する他のユニットであって差し支えない。副n−ブタナール転化装置274は、2−エチル−ヘキサノール副流280aから別の出力生成物流281を形成する2−エチル−ヘキサノール転化ユニット279を備えることができ、これは、フタル酸ジイソオクチルユニット、2−エチル−ヘキシルセルロースユニット、または2−エチル−ヘキサノールを出力生成物に転化する他のユニットを含んで差し支えない。
主要メタクリル酸転化装置276は、メタクリル酸流272由来のアクリル酸流284aを受け入れるメタクリル酸入力283を含むメタクリル酸n−ブチル製造ユニット282を備えることができる。メタクリル酸n−ブチル製造ユニット282は、n−ブタノール副流278bをサポートするn−ブタノール入力285およびメタクリル酸n−ブチル流287がそこを通ってメタクリル酸n−ブチル製造ユニット282を出るメタクリル酸n−ブチル出力286も備えている。
主要メタクリル酸転化装置276は、メタクリル酸流272由来のメタクリル酸流284bを受け入れるためのメタクリル酸入力289を含むメタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット288を備えることができる。メタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット288は、2−エチル−ヘキサノール副流280bをサポートする2−エチル−ヘキサノール290およびメタクリル酸2−エチル−ヘキシル流282がそこを通ってメタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット288を出るメタクリル酸2−エチル−ヘキシル出力291も備えている。
主要メタクリル酸転化装置276は、メタクリル酸流272由来のメタクリル酸流284cを受け入れるためのメタクリル酸入力294を含むメタクリル酸メチル製造ユニット293を備えることができる。メタクリル酸メチル製造ユニット293は、メタノール流297をサポートするメタノール源296に連結されたメタノール入力295およびメタクリル酸メチル流299がそこを通ってメタクリル酸メチル製造ユニット293を出るメタクリル酸メチル出力298も備えている。
ここで図3を参照すると、概して300で示された本発明の設備の別の好ましい実施の形態が、ヒドロホルミル化装置302へのプロピレン供給流305をサポートするプロピレン供給源304に連結されたプロピレン入力303およびヒドロホルミル化装置302への合成ガス供給流308をサポートする合成ガス供給源307に連結された合成ガス入力306を有するヒドロホルミル化装置302を含むのが示されている。ヒドロホルミル化装置302は、ヒドロホルミル化出力310も含む。ヒドロホルミル化装置302は、ヒドロホルミル化触媒、好ましくはコバルトカルボニル系ヒドロホルミル化触媒の存在下で、プロピレンおよび合成ガス(一酸化炭素と水素の混合物)を、出力310を通して排出されるn−ブタナールおよびイソブタナールの混合物を含むヒドロホルミル化生成物流312に転化するように適合されている。その生成物流312は、少量のn−ブタノールおよびイソブタノールも含んでいる。
次いで、ヒドロホルミル化生成物流312は蒸留装置314に送られる。この蒸留装置314は、ヒドロホルミル化生成物流入力316、n−ブタナール出力318およびイソブタナール出力320を含む。蒸留装置314は、ヒドロホルミル化生成物流312を、n−ブタナール含有流322およびイソブタナール含有流324に分離する。次いで、n−ブタナール含有流322は、所望のn−ブタナール生成物に応じて、3つの副流326,328および330に分割することができる。
n−ブタナール重合生成物が望ましい場合、副流326が存在し、n−ブタナール入力333および重合生成物出力334を含む重合ユニット332に送られ、ここで、n−ブタナールは単独でまたは他のモノマーと組み合わされて重合されて、ポリマー生成物流336を形成し、ここで、このポリマー生成物はn−ブタナールモノマー単位を含む。
n−ブタノールが望ましい場合、n−ブタナール副流328が存在し、n−ブタナール入力339、還元剤供給流342をサポートする還元剤供給源341に連結された還元剤流力340およびn−ブタノール出力343を含む水素化ユニット338に送られる。この水素化ユニット338において、n−ブタナールは、還元剤、好ましくは水素、および水素化触媒の存在下で、n−ブタノールに水素化されて、n−ブタノール流344を形成する。
2−エチル−ヘキサノールが望ましい場合、n−ブタナール副流330が存在し、n−ブタナール入力347、還元剤供給流350をサポートする還元剤供給源349に連結された還元剤流力348および2−エチル−ヘキサノール出力351を含む二量体化ユニット346に送られる。この二量体化ユニット346において、n−ブタナールは、二量体化触媒、好ましくは水酸化ナトリウムの存在下で二量体化され、次いで、還元剤、特に水素、および第2の水素化触媒、好ましくはレーニー・ニッケル触媒の存在下で水素化されて、2−エチル−ヘキサノール流352を形成する。
設備300は、並列に、メタクロレイン前駆体流357をサポートするメタクロレイン前駆体供給源356に連結されたメタクロレイン前駆体入力355および酸化剤流360をサポートする酸化剤の供給源359に連結された酸化剤入力358を含む第1の酸化反応器装置354も備えている。この反応器装置354は、メタクロレイン含有流362がそこを通って出るメタクロレイン出力361も含む。第1の酸化反応器装置354は、ヒドロホルミル化装置302と同時にまたは同時ではなく動作することができる。
次いで、メタクロレイン含有流362は、イソブタナール含有流324と混合されて、混合流364を形成し、次いで、混合流入力367を通して、第2の酸化反応器装置366に送られる。もちろん、2つの流324および362を独立して第2の反応器装置366に供給しても差し支えない。第2の反応器装置366は、酸化剤流370をサポートする酸化剤の供給源369に連結された酸化剤入力368を備えている。反応器装置366は、メタクリル酸含有流372がそこを通って出るメタクリル酸出力371も備えている。
設備300は、副n−ブタナール転化装置374および主要メタクリル酸転化装置376も備えることができる。副n−ブタナール転化装置374は、n−ブタノール副流378aから出力生成物流378cを形成するn−ブタノール転化ユニット377を備えることができ、これは、酢酸ブチルユニット、アクリル酸ブチルユニットまたはn−ブタノールを出力生成物に転化する他のユニットであって差し支えない。副n−ブタナール転化装置374は、2−エチル−ヘキサノール副流380aから別の出力生成物流381を形成する2−エチル−ヘキサノール転化ユニット379を備えることができ、これは、フタル酸ジイソオクチルユニット、2−エチル−ヘキシルセルロースユニット、または2−エチル−ヘキサノールを出力生成物に転化する他のユニットを含んで差し支えない。
主要メタクリル酸転化装置376は、メタクリル酸流372由来のアクリル酸流384aを受け入れるメタクリル酸入力383を含むメタクリル酸n−ブチル製造ユニット382を備えることができる。メタクリル酸n−ブチル製造ユニット382は、n−ブタノール副流378bをサポートするn−ブタノール入力385およびメタクリル酸n−ブチル流387がそこを通ってメタクリル酸n−ブチル製造ユニット382を出るメタクリル酸n−ブチル出力386も備えている。
主要メタクリル酸転化装置376は、メタクリル酸流372由来のメタクリル酸流384bを受け入れるためのメタクリル酸入力389を含むメタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット388を備えることができる。メタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット388は、2−エチル−ヘキサノール副流380bをサポートする2−エチル−ヘキサノール390およびメタクリル酸2−エチル−ヘキシル流382がそこを通ってメタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット388を出るメタクリル酸2−エチル−ヘキシル出力391も備えている。
主要メタクリル酸転化装置376は、メタクリル酸流372由来のメタクリル酸流384cを受け入れるためのメタクリル酸入力394を含むメタクリル酸メチル製造ユニット393を備えることができる。メタクリル酸メチル製造ユニット393は、メタノール流397をサポートするメタノール源396に連結されたメタノール入力395およびメタクリル酸メチル流399がそこを通ってメタクリル酸メチル製造ユニット393を出るメタクリル酸メチル出力398も備えている。
設備300は、ポリメタクリル酸メチルユニット401、ポリメタクリル酸ブチルユニット402、およびポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルユニット403を含む副メタクリル酸転化装置400も備えることができる。ポリメタクリル酸メチルユニット401は、メタクリル酸メチル流399を受け入れるためのメタクリル酸メチル入力404およびポリメタクリル酸メチル出力406をサポートするポリメタクリル酸メチル出力405を備えている。ポリメタクリル酸ブチルユニット402は、メタクリル酸ブチル流387を受け入れるためのメタクリル酸ブチル入力407およびポリメタクリル酸ブチル出力409をサポートするポリメタクリル酸ブチル出力408を備えている。ポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルユニット403は、メタクリル酸2−エチル−ヘキシル流392を受け入れるためのメタクリル酸2−エチル−ヘキシル入力410およびポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシル出力412をサポートするポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシル出力411を備えている。これら3つの重合ユニット401,402および403は、アクリル酸エステル重合触媒の存在下でアクリル酸モノマーを重合させるように適合されている。重合に用いられる触媒は、従来のチーグラー・ナッタ型重合触媒、メタロセン重合触媒、またはより新しいチーグラー・ナッタ型重合触媒を含む任意のチーグラー・ナッタ型重合触媒であって差し支えない。以下に限られない例示の実例としては、ここに引用する、米国特許第6,683,146号, 同第6,673,885号, 同第6,610,801号, 同第6,593,440号, 同第6,300,440号, 同第6,175,037号, 同第6,111,041号, 同第5,578,544号, 同第5,491 ,244号, 同第5,399,641号, 同第5,359,018号, 同第5,349,022号, 同第4,912,183号, 同第4,370,449号, 同第4,203,867号, 同第4,163,092号, 同第4,151,147号, 同第4,151,146号, 同第4,071,508号, 同第4,060,678号, 同第4,058,491号, および同第4,036,788号の各明細書に開示されたものが挙げられる。
一般反応条件および供給原料組成
アルデヒド供給原料転化
本発明の方法に用いられる触媒は、担体を利用せずに用いても、もしくは不活性担体上に支持されても、またはそれにより希釈されても差し支えない。適切な不活性担体としては、以下に限られないが、ケイ酸塩、シリカ、アルミン酸塩、アルミナ、シリカ・アルミナ、炭化ケイ素、ジルコニア、チタニア、マグネシア、同様の酸化物もしくはそれらの混合物または組合せが挙げられる。
本発明の触媒は、アルデヒド供給原料中のアルデヒドをメタクリル酸に転化するのに十分な時間に亘る十分な温度と圧力での、イソブタナールおよびメタクロレインを含むアルデヒド供給原料を含有する蒸気または蒸気流の気相触媒酸化により、不飽和酸、好ましくはメタクリル酸などの共役不飽和酸を製造するのに理想的に適している。本発明の触媒と接触させるのに用いられる蒸気流は、一般に、工業的な量のメタクリル酸を含有する出力流に転化される、アルデヒド供給原料中の十分なアルデヒドを含む。その蒸気または蒸気流は、アルデヒド供給原料中に約1体積%から約20体積%のアルデヒドを含むことが好ましく、特に、その蒸気または蒸気流はアルデヒド供給原料中に約3体積%から約10体積%のアルデヒドを含む。一般に、メタクリル酸の調製のためのアルデヒド供給原料は、多量の水と、一酸化炭素、二酸化炭素、アセトン、酢酸、アクロレイン、メタクリル酸、イソブチレンおよび他の飽和および不飽和炭化水素、低級飽和アルデヒドなどの少量の不純物とを含有してもよいが、そのような不純物は、アルデヒドの不飽和酸への転化に実質的に影響を与えない。
本発明の触媒上でのアルデヒド供給原料の気相触媒酸化反応は、空気の存在下で経済的に行うことができるが、本発明の用いられる好ましい酸化剤のある群は、空気よりも酸素含有量の多い酸素含有ガスである。本発明の使用される別の好ましい酸化剤は純粋な酸素である。このアルデヒド供給原料のメタクリル酸への転化に用いられる酸化剤の量は、アルデヒド供給原料中のアルデヒドに対する酸素のモル比に対して設定される。一般に、そのモル比は、約0.3および約4.0の間の値を有し、その比が約0.8および約3.0の間の値を有することが好ましい。前記酸化剤は、窒素、蒸気、二酸化炭素などの不活性ガス、回収された酸素含有ガスもしくはそれらの混合物または組合せにより希釈されても、もしくはそれらを含有してもよい。
本発明の触媒を用いたメタクリル酸の製造において、酸化は一般に、周囲圧未満および周囲圧より大きい数気圧の間の反応圧力で行われ、その圧力がほぼ周囲圧である、またはできるだけ低いことが好ましい。本発明の触媒を用いた酸化反応は、一般に高温、好ましくは約230℃および約450℃の間の温度、特に約250℃および約400℃の間の温度、より特別に約250℃および約350℃の間の温度で行われる。本発明の触媒を用いた酸化反応は、固定床反応器(1つ以上の固定触媒床または区域を持つ反応器)、流動床反応器(噴流ガスの反応雰囲気中での再利用触媒)、移動床反応器(触媒が、触媒区画に出入りして動く)、連続撹拌タンク式反応器またはイソブチルアルデヒドの不飽和酸への転化などの酸化反応を実施するために適用された他の反応器装置を含む様々な反応器装置を用いて実施できる。
アルデヒド供給原料
本発明の装置および方法は、2−エチル−ヘキサノール製造・利用設備由来のイソブタナールおよびメタクリル酸製造・利用設備の第1段酸化反応において誘導されたメタクロレインの混合物を含むアルデヒド供給原料からメタクリル酸を製造するように設計されている。それゆえ、本発明の装置および方法は、流れの全体の利用効率を改善し、同じ設備内の流れを必要とすることにより下流生成物の製造を改善するように設計されている。すなわち、メタクリル酸メチルポリマーおよびコポリマーを現場で製造でき、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルポリマーおよびコポリマー並びにメタクリル酸ブチルコポリマーを現場で製造できる。
本発明の装置およびそれに基づく方法は、その装置のブタナール部分からのイソブタナールおよび装置のメタクリル酸部分からのメタクロレインの混合物を含むアルデヒド供給原料を使用し、その混合物をメタクリル酸に同時に酸化できるヘテロポリ酸触媒の存在下で当該混合物をメタクリル酸に転化するように設計されている。先に述べたように、特定のヘテロポリ酸触媒はその混合物を同時に酸化できるが、他のものはできず、その特定の触媒が好ましい。
アルデヒドのある好ましい混合物は、約5質量%のイソブタナールおよび約95質量%のメタクロレインから、約95質量%のイソブタナールおよび約5質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約10質量%のイソブタナールおよび約90質量%のメタクロレインから、約90質量%のイソブタナールおよび約10質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約15質量%のイソブタナールおよび約85質量%のメタクロレインから、約85質量%のイソブタナールおよび約15質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約20質量%のイソブタナールおよび約80質量%のメタクロレインから、約80質量%のイソブタナールおよび約20質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約25質量%のイソブタナールおよび約75質量%のメタクロレインから、約75質量%のイソブタナールおよび約25質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約30質量%のイソブタナールおよび約70質量%のメタクロレインから、約70質量%のイソブタナールおよび約30質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約35質量%のイソブタナールおよび約65質量%のメタクロレインから、約65質量%のイソブタナールおよび約35質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約40質量%のイソブタナールおよび約60質量%のメタクロレインから、約60質量%のイソブタナールおよび約40質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドの別の好ましい混合物は、約45質量%のイソブタナールおよび約55質量%のメタクロレインから、約55質量%のイソブタナールおよび約45質量%のメタクロレインまでに及ぶ組成を有する。アルデヒドのある好ましい混合物は、約50質量%のイソブタナールおよび約50質量%のメタクロレインの組成を有する。
好ましいアルデヒド供給原料の範囲は、そのような統合設備のオペレータが、プラントの動作中に遭遇するであろう全ての供給原料組成を網羅するように設計されている。この統合設備は、プラントの動作中の各アルデヒドの利用可能性に応じて、どのようなアルデヒド組成範囲も取り扱うように設計されている。それゆえ、メタクロレイン製造反応器が、ブタナール製造反応器よりも多い生産高で動作している場合には、アルデヒド供給原料はイソブタナールよりも多くメタクロレインを含み、ブタナール製造反応器がメタクロレイン製造反応器よりも多い生産高で動作している場合には、アルデヒド供給原料はメタクロレインよりも多くイソブタナールを含む。
この統合設備は、モノマーを遠くにある設備から輸送する必要がないので、メタクリル酸エステルポリマーおよびコポリマーをより効率的に製造する。メタクリル酸メチルを製造する必要がある場合には、その設備で製造されない唯一の供給原料はメタノールである。この設備は、アルコールまたはメタクリル酸のいずれも離れた場所にある設備に輸送しなければならないという問題なく、メタクリル酸ブチルおよびメタクリル酸2−エチル−ヘキシルのポリマーおよびコポリマーを直接調製するのに理想的に適している。
本発明は、その目的のいくつかとして、メタクリル酸および2−エチル−ヘキサノールおよびそれらの誘導体をより効率的な様式で製造するための装置および方法を提供し、副生成物や望ましくない生成物をよりよく利用し、設計の融通性を改善しなければならない。以下に述べるように、イソブタナールまたはメタクロレインを酸化する触媒の全てが、イソブタナールとメタクロレインの混合物をメタクリル酸に転化できるという訳ではない。本発明の装置および方法の別の特徴は、イソブタナールの臭気指数は非常に低いので、すなわち、低濃度のイソブタナールでさえ、最終的なメタクリル酸生成物において不快な臭気を放つので、イソブタナールとメタクロレインの混合物の酸化に使用される触媒は、メタクロレインの転化効率にかかわらず、実質的に全てのイソブタナールを転化できなければならないことである。本発明の装置および方法の利点の1つは、一般に、2−エチル−ヘキサノールプラントの廃物であるイソブタナールを、メタクリル酸などの高価値の生成物に転化する経路の提供を含む。イソブタナールの高価値の使用が提供されるので、2−エチル−ヘキサノールプラントでは、低コストの触媒を使用でき、設計の融通性が大きくなる。何故ならば、メタクリル酸製造を増加させるために、またはメタクリル酸の同じ製造でメタクロレイン前駆体の使用を低下させるために、任意の増加したイソブタナール製造が単に用いられるからである。さらに、本発明の装置および方法により、2−エチル−ヘキサノールプラントのオペレータに増加した融通性が可能になる。何故ならば、オペレータは、以下のようにしてイソブタナール製造を増加させたとしても、ヒドロホルミル化反応器中の条件および触媒を調節して、全体の収率を増加させ、製造コストを減少させることができるからである。この増加した融通性は、イソブタナールはもはや望ましくない廃物ではなく、今では、メタクリル酸製造のための価値のある供給原料として使用できるという事実のためである。本発明の装置および方法により、統合プラントのオペレータは、需要と価格の変化に応じて、メタクリル酸、2−エチル−ヘキサノール、n−ブタナール、およびそれらの対応するエステル、モノマー、ポリマーおよびコポリマーの製造の調節が可能になる。以下の記載する実験は、イソブタナールとメタクロレインの混合物を効率的に酸化できるだけでなく、イソブタナールをメタクリル酸に実質的に定量的に転化できる好ましい触媒を実証するものである。
実験セクション
触媒の概論
以下の実施例は、本発明の特定の触媒配合物および比較の触媒の調製、か焼および試験を示す。実施例1は、BおよびBiの両方を含む本発明の特別な触媒の調製を示しており、一方で、比較例1は、BおよびBiを含まない触媒の調製を示している。比較例2および3は、イソブタナール、メタクロレインおよびその混合物の転化に関して本発明の触媒を比較するために用いられるヘテロポリ酸である。本発明と比較例の触媒に関する性能データを分析した実施例も含まれている。100パーセントのイソブタナールまたはメタクロレインからなるアルデヒド供給原料の転化は、本発明の設備に使用することは考えられないが、以下の実施例は、純粋なアルデヒドおよび2種類のアルデヒドの50:50の混合物からメタクリル酸を製造する上での本発明の好ましい触媒の活性および選択性を示す。
触媒の調製
実施例1
以下の実施例は、以下の化学式Mo121.50.5Cu0.1Bi0.5Sb0.8Cs1.00.5gを持つ本発明の触媒の50gのバッチの調製を示す。
46.49gのパラモリブデン酸アンモニウムを室温で200mLの脱イオン(DI)水に加えた。その溶液に1.28gのメタバナジウム酸アンモニウムを混合しながら加えた。全ての粒子が溶解してMoV溶液を生成するまで、この混合物を室温で撹拌した。次いで、4.28gの硝酸セシウムを25mLのDI水に加え、得られた溶液をMoV溶液に混合しながら加えて、MoVCs溶液を形成した。次いで、3.80gのリン酸を6mLのDI水中に溶解させ、得られた溶液をMoVCs溶液に混合しながら加えて、MoVCsP溶液を形成した。0.51gの硝酸銅を5mLのDI水に加え、得られた溶液をMoVCsP溶液に混合しながら加えて、MoVCsPCu溶液を形成した。11.32gの硝酸を30グラムのDI水に加え、次いで、この硝酸溶液に7mLの水酸化アンモニウム(28質量%の溶液)を加え、次いで、5.32gの硝酸ビスマスを、硝酸/水酸化アンモニウム溶液に混合しながら加え、硝酸ビスマスが溶液となるBi溶液を形成するまで、この混合物を撹拌した。次いで、Bi溶液をMoVCsPCu溶液に混合しながら加えて、MoVCsPCuBiスラリーを形成した。Bi溶液がMoVCsPCu溶液に加えられたときに、またはMoVCsPCu溶液がBi溶液に加えられたときに、Bi溶液により成分が沈殿する。次いで、得られたMoVCsPCuBiスラリーを95℃に加熱し、次いで、2.56gの三酸化アンチモンおよび0.68gのホウ酸をこのMoVCsPCuBiスラリーに混合しながら加えて、MoVCsPCuBiSbBスラリーを形成した。
次いで、MoVCsPCuBiSbBスラリーを約100℃で蒸発させて、蒸発混合物を形成した。次いで、蒸発混合物を約130℃で約16時間に亘り乾燥させ、篩にかけて、約20メッシュおよび約30メッシュの間のサイズを持つ粒子を得た。次いで、これらの粒子を0.5℃/分の比率で230℃の浸漬時間まで加熱し、空気中において3時間に亘りこの浸漬温度に保持した。次いで、粒子を空気中において0.5℃/分の比率で380℃のか焼温度に加熱し、このか焼温度に5時間に亘り保持して、Mo121.50.5Cu0.1Bi0.5Sb0.8Cs1.00.5g触媒を形成した。
比較例1
以下の比較例は、以下の化学式Mo121.50.5Cu0.1Sb0.8Cs1.0gを持つ本発明の触媒の50gのバッチの調製を示す。
パラモリブデン酸アンモニウム(46.49g)を室温で200mLの脱イオン(DI)水に加えた。この溶液にメタバナジウム酸アンモニウム(1.28g)を加えた。この混合物を室温で撹拌し、全ての粒子が溶解した。硝酸セシウム(4.28g)を25mLのDI水に加え、この溶液を上記混合物に加えた。リン酸(3.80g)を6mLのDI水中に溶解させ、得られた溶液を上記混合物に加えた。硝酸銅(0.51g)を5mLのDI水に加え、得られた溶液を上記混合物に加えた。硝酸(11.32g)をDI水(30g)に加え、次いで、7mLのNH4OH(28%)をこの溶液に加え、得られた溶液を上記混合物に加えた。この混合物の温度を95℃に上昇させた。次いで、三酸化アンチモン(2.56g)を上記混合物に加えた。この混合物を100℃で蒸発させ、130℃で16時間に亘り乾燥させ、篩い分けして、20〜30メッシュの粒子を得た。次いで、これらの粒子を0.5℃/分の比率で230℃の浸漬時間まで加熱し、空気中において3時間に亘りこの浸漬温度に保持した。次いで、粒子を空気中において0.5℃/分の比率で380℃のか焼温度に加熱し、このか焼温度に5時間に亘り保持した。
比較例2
この比較例は、米国特許第4,381,411号明細書の実施例1による触媒の調製を示している。
40.40gのFe(NO33、13.59gのAgNO3および21.22gの85%のH3PO4を100mLの水中に溶解させた。得られた溶液を、加熱し撹拌しながら、乾燥ペーストとなるまで蒸発させた。次いで、乾燥およびか焼後、Ag0.8FeP1.84xの組成を持つ触媒を得た。
比較例3
市販のヘテロポリ酸触媒(NH43PMoO12の試料。
触媒の性能データ
試験1
6ccの実施例1の触媒を固定床反応器中に充填し、9ccの石英片で希釈した。触媒を、以下の組成:4体積%のイソブチルアルデヒド(IBA)および30体積%の水蒸気で残りが窒素である組成を持ち、2つの異なる酸素対IBAモル比(O2/HC)を有する水蒸気について試験した。反応温度および蒸気流の流量を変えることによって、様々な条件下で転化率および選択率のデータを得た。得られた排気流をガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。
以下の結果を理解するために、以下の定義を述べる:
IBA転化率%=[(IBAi−IBAf)/IBAi]×100
MAA選択率%=[(MAA)/(IBAi−IBAf)]×100
MAC選択率%=[(MAC)/(IBAi−IBAf)]×100
生成物に残留したIBAの量を決定するために、反応後の生成物を0℃でデュワー瓶内に捕捉した。回収した液体の分析により、微量のIBAも示されなかった。GC火炎イオン化検出器(FID検出器)の精度に基づいて、IBAの転化率は少なくとも約99.95%より高い。
触媒結果が表Iに示されている。
Figure 0005319280
実施例1の触媒について、全イソブチルアルデヒド転化率および約80%の組合せのメタクロレインおよびアクリル酸の選択率が得られた。酸素(O2)の炭化水素(HC)に対するモル比(O2:HC)の変化は、反応結果にほとんど影響を与えない。それゆえ、この触媒は、イソブタナールをメタクリル酸に効率的に転化できる。
試験2
6ccの実施例1の触媒を固定床反応器中に充填し、9ccの石英片で希釈した。触媒を、以下の組成:4体積%のメタクロレイン(MAC)および30体積%の水蒸気で残りが窒素である組成を持ち、3つの異なる流量での2つの異なる酸素対MACモル比(O2/HC)を有する水蒸気について試験した。得られた排気流をガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。
以下の結果を理解するために、以下の定義を述べる:
MAC転化率%=[(MACi−MACf)/MACi]×100
MAA選択率%=[(MAA)/(MACi−MACf)]×100
触媒結果が表IIに示されている。
Figure 0005319280
このデータは、同じ反応条件(反応温度および酸素/炭化水素モル比)下で、この好ましい触媒を、メタクロレインをメタクリル酸に転化するのに使用できることを示している。
試験3
6ccの実施例1と比較例1の触媒を固定床反応器中に充填し、9ccの石英片で希釈した。各触媒を、以下の組成:4体積%のIBAおよび30体積%の水蒸気で残りが窒素である供給物を用いて、酸素のIBAに対する比が2である酸素の存在下で、試験した。生成物をGCにより分析した。IBAは、MACを経る2段階プロセスでMAAに転化されるので、IBA転化データは、表IIIに示されるようなMAC転化成分を含む。
生成物中に残留したIBAの濃度を決定するために、反応後の生成物を0℃でデュワー瓶内に捕捉した。回収した液体の分析により、微量のIBAも示されなかった。GC検出器(FID)の精度に基づいて、イソブタナールの転化率は少なくとも約99.95%より高い。
以下の結果を理解するために、以下の定義を述べる:
MAC転化率%=[(MACi+IBAi−MACf−IBAf)/(MACi+IBAi)]×100
MAA選択率%=[(MAA)/(MACi−MACf)+(MAA)/(IBAi−IBAf)]×100
同じ反応温度(281℃)で得られた実施例1および比較例1の触媒に関する触媒の活性および選択率が表IIIに示されている。
Figure 0005319280
同じ反応条件で、実施例1の触媒は、比較例1の触媒よりもメタクロレインの高い転化率を示し、同じ反応転化率で、実施例1の触媒は、比較例1の触媒よりも高い選択率を示したのが分かる。それゆえ、イソブチルアルデヒドの酸化に関して、このデータは明らかに、BiおよびBを含む触媒は、BiおよびBを含まない触媒よりも優れた性能を示すことを表している。
試験4
6ccの実施例1および比較例2と3の触媒を固定床反応器中に充填し、9ccの石英片で希釈した。各触媒を、2体積%のIBA、2体積%のMAC、30体積%の水蒸気で残りが窒素である供給物について、酸素の炭化水素に対する比が2である酸素の存在下で、試験した。酸化反応は、284℃の温度、50sccmの供給流量で行った。生成物をGCにより分析した。
生成物中に残留したイソブタナールを決定するために、反応後の生成物を0℃でデュワー瓶内に捕捉した。回収した液体の分析により、微量のイソブタナールも示されなかった。GC検出器(FID)の精度に基づいて、イソブタナールの転化率は少なくとも約99.95%より高い。
IBAおよびMACの50:50の混合物をMAAに転化するために実施例1、比較例2および比較例3の触媒を用いて得られた反応結果が、表IVに示されている。
Figure 0005319280
このデータは明らかに、本発明の好ましい触媒が、IBAおよびMACの50:50の混合物をMAAに同時に転化でき、比較例の触媒がずっと低い性能を示したことを表している。表IVに示された性能データを見ると、統合された2−エチル−ヘキサノールおよびメタクリル酸設備の目的と利点のいくつかを達成するために、触媒の選択は重要な検討事項であり、イソブタナール酸化またはメタクロレイン酸化を行えるどの触媒も働くわけではないことが明らかである。再度、好ましい触媒は、少なくともMoと、Pと、Vと、随意的な量のCuと、Biと、Bと、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、タリウム(Tl)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択される第2の成分と、アンチモン(Sb)、セリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、インジウム(In)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ヒ素(As)、銀(Ag)、亜鉛(Zn)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)、鉛(Pb)、スズ(Sn)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ランタン(La)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択される第3の成分とを含有するヘテロポリ酸触媒である。
ここに引用した全ての文献は参照により含まれる。本発明を十分かつ完全に説明してきたが、添付の特許請求の範囲内で、本発明を、特別に記載した以外の様式で実施してもよいことが理解されよう。本発明を好ましい実施の形態を参照して開示してきたが、本発明の説明を読むことにより、特許請求の範囲および先に記載した本発明の範囲および精神から逸脱しない変化および変更が当業者により認識されるであろう。
本発明の統合されたブタナール/メタクリル酸設備の好ましい実施の形態を示す概略図 本発明の統合されたブタナール/メタクリル酸設備の別の好ましい実施の形態を示す概略図 本発明の統合されたブタナール/メタクリル酸設備のさらに別の好ましい実施の形態を示す概略図
符号の説明
100,200,300 本発明の設備
102,202,302 ヒドロホルミル化装置
114,214,314 蒸留装置
132,232,332 重合ユニット
138,238,338 水素化ユニット
146,246,346 二量体化ユニット
154,254,354 第1の酸化反応器装置
166,266,366 第2の酸化反応器装置
277,377 n−ブタノール転化ユニット
279,379 2−エチル−ヘキサノール転化ユニット
282,382 メタクリル酸n−ブチル製造ユニット
288,388 メタクリル酸2−エチル−ヘキシル製造ユニット
293,393 メタクリル酸メタル製造ユニット
401 ポリメタクリル酸メチルユニット
402 ポリメタクリル酸ブチルユニット
403 ポリメタクリル酸2−エチル−ヘキシルユニット

Claims (14)

  1. イソブテン、t−ブタノールおよびそれらの組合せからなる群より選択されるメタクロレイン前駆体を含む供給流および酸素を含む第1の酸化流を第1の酸化触媒の存在下で接触させて、メタクロレインを含む不飽和アルデヒド流を形成し、
    プロペンを含むアルケン流および水素と一酸化炭素を含む合成ガス流をヒドロホルミル化触媒の存在下で接触させて、n−ブタナールとイソブタナールを含む飽和アルデヒド流を形成し、
    前記飽和アルデヒド流を、イソブタナールを含むイソブタナール含有流(IBA流)およびn−ブタナールを含むn−ブタナール含有流(NBA流)に分離し、
    前記不飽和アルデヒド流、前記IBA流、および酸素を含む第2の酸化流を、少なくともMo、PおよびVを含むヘテロポリ酸触媒である第2の酸化触媒の存在下で接触させて、メタクリル酸を含むメタクリル酸含有流(MAA流)を生成する、
    各工程を有してなる方法。
  2. 前記MAA流の一部およびメタノールを含む第1のアルカノール流をエステル化触媒の存在下で接触させて、メタクリル酸メチルを含むメタクリル酸メチル含有流(MMA流)を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記NBA流の一部を二量体化して、生成物前駆体流を形成し、
    該生成物前駆体流を水素化して、2−エチル−ヘキサノールを含む2−エチル−ヘキサノール含有流(2EH流)を形成する、
    各工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記MAA流の一部および前記2EH流の一部を接触させて、メタクリル酸2−エチル−ヘキシルを含むメタクリル酸2−エチル−ヘキシル含有流(2EHMA流)を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記NBA流の一部を水素化して、n−ブタノールを含むn−ブタノール流(NBOH流)を形成し、
    前記MAA流の一部および前記NBOH流の一部をエステル化触媒の存在下で接触させて、メタクリル酸n−ブチルを含むメタクリル酸n−ブチル流(NBMA流)を形成する、
    各工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記NBA流の一部を重合触媒の存在下で、随意的にコモノマーの存在下で重合させて、n−ブタナール由来モノマー単位を含有するポリマーを含むポリマー流を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記MMA流の一部を重合触媒の存在下で、随意的にコモノマーの存在下で重合させて、メタクリル酸メチル由来モノマー単位を含有するポリマーを含むポリマー流を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  8. 前記2EHMA流の一部を重合触媒の存在下で、随意的にコモノマーの存在下で重合させて、メタクリル酸2−エチル−ヘキシル由来モノマー単位を含有するポリマーを含むポリマー流を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  9. 前記NBMA流の一部を重合触媒の存在下で、随意的にコモノマーの存在下で重合させて、メタクリル酸n−ブチル由来モノマー単位を含有するポリマーを含むポリマー流を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  10. 前記ヘテロポリ酸触媒がCuをさらに含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 前記ヘテロポリ酸触媒が、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、タリウム(Tl)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択される成分をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記ヘテロポリ酸触媒が、
    一般化学式:
    Mo12abCucMIdMIIeMIIIfg (I)
    を有し、
    ここで、
    MIは、ビスマス(Bi)、ホウ素(B)およびそれらの組合せからなる群より選択され、
    MIIは、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)、タリウム(Tl)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択され、
    MIIIは、アンチモン(Sb)、セリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、インジウム(In)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ヒ素(As)、銀(Ag)、亜鉛(Zn)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム(Ga)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)、鉛(Pb)、スズ(Sn)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ランタン(La)、およびそれらの混合物または組合せからなる群より選択され、
    aは、0.1および3.5の間の値を持つ数であり、
    bは、0.01および5.0の間の値を持つ数であり、
    cは、0.0および1.5の間の値を持つ数であり、
    dは、MIがBiであるときに0.01および2.0の間の値、またはMIがBであるときに0.01および5.0の間の値を持つ数であり、dがBiおよびBの混合物を表すときに、Biは0.01および2.0の間に及び、Bは0.01および5.0の間に及び、
    eは、0.0および5.0の間の値を持つ数であり、
    fは、0.0および5.0の間の値を持つ数であり、
    gは、化学式(I)の触媒の酸化状態を釣り合わせるための十分な数の酸素原子を表す値を持つ数であることを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. n−ブタナールとそれに由来する生成物および副生成物としてのイソブタナールを製造するように適合されたブタナール製造・利用設備、および
    メタクリル酸とそれに由来する生成物を製造するように適合されたメタクリル酸製造・利用設備であって、前記メタクリル酸が、イソブテン、t−ブタノールおよびそれらの組合せからなる群より選択されるメタクロレイン前駆体と、前記ブタナール製造・利用設備において製造された副生成物のイソブタナールから製造されるものであるメタクリル酸製造・利用設備、
    を有してなり、
    該メタクリル酸製造・利用設備が、酸素および第1の酸化触媒の存在下でメタクロレイン前駆体をメタクロレイン生成物に転化するよう設計されたメタクロレイン製造ユニット、および、酸素および第2の酸化触媒の存在下で前記メタクロレイン生成物およびイソブタナール生成物をメタクリル酸生成物に転化するよう設計されたメタクリル酸製造ユニットを含み、前記第2の酸化触媒が、少なくともMo、PおよびVを含むヘテロポリ酸触媒である、
    ことを特徴とする統合設備。
  14. ブタナール製造反応器およびブタナール分離器を備えたブタナール製造・利用設備であって、
    前記ブタナール製造反応器が
    プロピレン供給源に連結されたプロピレン入口、
    合成ガス供給源に連結された合成ガス入口、
    ヒドロホルミル化触媒、および
    ブタナール反応器出口、
    を有し、プロピレンおよび合成ガスをn−ブタナールとイソブタナールの混合物に転化するように適合され、
    前記ブタナール分離器が、
    前記ブタナール反応器出口に連結されたブタナール入口、
    n−ブタナール分離器出口、および
    イソブタナール分離器出口、
    を有し、n−ブタナールをイソブタナールから分離するように適合されている、
    ブタナール製造・利用設備と;
    メタクロレイン製造反応器およびメタクリル酸製造反応器を備えたメタクリル酸製造・利用設備であって、
    前記メタクロレイン製造反応器が、
    メタクロレイン前駆体供給源に連結されたメタクロレイン前駆体入口、
    第1の酸化剤の第1の供給源に連結された第1の酸化剤の入口、
    混合金属酸化物触媒、および
    メタクロレイン出口、
    を有し、イソブテン、t−ブタノールおよびそれらの組合せからなる群より選択されるメタクロレイン前駆体をメタクロレインに転化するように適合され、
    前記メタクリル酸製造反応器が、
    前記メタクロレイン入口に連結され、かつ前記イソブタナール分離器出口に連結された入口、
    第2の酸化剤の供給源に連結された第2の酸化剤の入口、
    少なくともMo、PおよびVを含むヘテロポリ酸触媒、および
    メタクリル酸出口、
    を有し、前記メタクロレインおよびイソブタナールをメタクリル酸に転化するように適合されている、
    メタクリル酸製造・利用設備と、
    を備えた装置。
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