JP4280600B2 - 移動装置 - Google Patents

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本発明は、車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置に関するものである。
一般的に、車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールには、コンソールボックスが設けられている。このコンソールボックスは、箱状の収納部と収納部を開閉するリッドとで構成されており、リッドを開放させると収納部が使用可能な状態となる。
例えば、特許文献1では、収納部の上面に対して出入可能に設けられた押圧ボタンを押圧し、ロック装置のロック状態を解除して、リッドを開放させる。
しかしながら、このように、メカ式の押圧ボタンなどを押圧する場合、操作ストロークが必要となるため、指先に力を入れなければならない。このため、リッドを開放させるためには、まず、指先に力が入る姿勢を確保しなければならない。また、メカ式の押圧ボタンの場合、押圧ボタンを押圧する際の作動音がうるさく、高級感に欠けてしまう。
特開平11−278514号公報
本発明は上記事実を考慮し、どのような姿勢でも容易に駆動手段を操作して移動体を使用・非使用状態とすることができ、また、高級感が得られる移動装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、を有し、車両のエンジンが停止すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して前記移動体を非使用状態とすることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、人の動きを感知する感知センサからの信号に基づき、制御手段が駆動手段を操作し、車両室内に設けられた移動体を移動させて使用状態又は非使用状態としている。
このように、人の動きを感知する感知センサを用いるため、押圧ボタンなどによるメカ式センサと比較して押圧する等の操作ストロークが必要なく、指先に力を入れる必要もないので、どのような姿勢でも容易に駆動手段を操作して移動体を使用・非使用状態とすることができる。また、押圧ボタンと違って作動音がしないため、高級感を得ることができる。
さらに、上記構成では、感知センサに動きを感知させるため、つまり、感知センサに軽く触れたり、ドライバーの動く気配を感知させるだけでよいため、目視にて操作ボタンを探す必要がなく、運転に集中させることができる。
また、車両のエンジンが停止すると、制御手段によって、駆動手段を操作して移動体を非使用状態とすることで、例えば、移動体としてコンソールボックスに適用させた場合、エンジンの停止と共に、コンソールボックスが閉止されることとなる。このため、コンソールボックスの閉め忘れを防ぐと共に、車両を駐車させた状態では、コンソールボックス内が外から見えることはないので、防犯性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、を有し、前記移動体がカップホルダーであり、前記カップホルダーに保持されるカップの有無を検出する検出手段を備え、前記カップホルダーが使用状態かつ前記検出手段がカップ無しと判断して、所定時間が経過すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作してカップホルダーを非使用状態とすることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、人の動きを感知する感知センサからの信号に基づき、制御手段が駆動手段を操作し、動体を移動させて使用状態又は非使用状態としている
また、カップホルダーが使用状態であり、かつ検出手段によってカップホルダーにはカップが保持されていないと判断され、所定時間が経過すると、制御手段によって、駆動手段を操作してカップホルダーを非使用状態とするようにしている。このように、請求項2に記載の発明によれば、カップホルダーが使用状態であるにも拘わらず、カップホルダーにカップが保持されていないと判断された場合、自動的にカップホルダーを非使用状態とすることで、利便性を図っている。
請求項3に記載の発明は、車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、を有し、前記移動体がカップホルダーであり、前記感知センサが、前記カップホルダーに保持する容器を手に持った状態を写すCCDカメラと、予め記録された画像と前記CCDカメラで撮像された画像を照合して信号を出力する照合手段と、で構成されたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、カップホルダーに保持する容器を手に持った画像がCCDカメラに写ると、該画像と予め記録された画像とを照合し、両者が略一致すると信号を出力する。そして、カップホルダーが近づいているか、遠ざかっているかによって、カップホルダーが使用状態或いは非使用状態となるようにする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の移動装置において、前記制御手段は、1つの前記感知センサからの信号で、前記移動体を使用状態又は非使用状態とすることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、1つのセンサからの信号で、移動体を使用状態又は非使用状態としている。例えば、メカ式の開閉ボタンのように、開放するための開ボタンと閉止するための閉ボタンを異なる位置に設けたものと比較すると、左右或いは上下と意識せずに開閉操作することができるので、運転に集中させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体が停止し、前記駆動手段に所定値以上のトルクが負荷されると、前記制御手段が、駆動手段を駆動停止させることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、例えば、移動体の移動軌跡上において、移動体と非移動体との間にコイン等の異物が挟まって移動体が移動できない状態となった場合、駆動手段には必要以上のトルクが負荷されることとなり、駆動手段の故障の原因になってしまう恐れが生じる。このため、このような場合には、駆動手段を駆動停止させるようにしている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体使用状態又は非使用状態となるまでの間に前記移動体の移動が妨げられ、前記駆動手段のトルクが増加すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して移動体非使用状態又は使用状態へ戻すことを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、例えば、移動体が非使用状態から使用状態へ移動するまでの間に、移動体の移動軌跡上に物が置かれたりなどして、駆動手段のトルクが増加すると、制御手段によって、移動体を非使用状態へ戻すようにしている。これにより、駆動手段に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
請求項7に記載の発明は、1〜6の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体の位置を検出する位置検出センサを備え、前記移動体使用状態又は非使用状態で、前記感知センサからの信号に基づかず、前記位置検出センサが、移動体が所定量移動したことを検出すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して、移動体非使用状態又は使用状態とすることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、例えば、感知センサによらず、移動体を手動で使用状態へ移動させようとした場合、移動体の位置を検出する位置検出センサによって移動体が所定量移動したことが検出されると、制御手段によって、駆動手段を操作し、移動体を非使用状態へ移動させるようにしている。
これにより、感知センサの有無を知らずに移動体を無理に移動させようとした場合でも、移動体を自動で移動させることができ、駆動手段に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
請求項8に記載の発明は、車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、を有し、車両のエンジンが停止すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用不可状態とすることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、人の動きを感知する感知センサからの信号に基づき、制御手段が駆動手段を操作し、車両室内に設けられた収納部を使用可能状態又は使用不可状態としている。このため、請求項8に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項9に記載の発明は、車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、を有し、前記収納部がカップホルダーであり、前記カップホルダーに保持されるカップの有無を検出する検出手段を備え、前記カップホルダーが使用状態かつ前記検出手段がカップ無しと判断して、所定時間が経過すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作してカップホルダーを使用不可状態とすることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、人の動きを感知する感知センサからの信号に基づき、制御手段が駆動手段を操作し、カップホルダーを使用可能状態又は使用不可状態としている。このため、請求項9に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項10に記載の発明は、車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、前記移動体を移動させる駆動手段と、人の動きを感知する感知センサと、前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、を有し、前記収納部がカップホルダーであり、前記感知センサが、前記カップホルダーに保持する容器を手に持った状態を写すCCDカメラと、予め記録された画像と前記CCDカメラで撮像された画像を照合して信号を出力する照合手段と、で構成されたことを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、カップホルダーに保持する容器を手に持った画像がCCDカメラに写ると、該画像と予め記録された画像とを照合し、両者が略一致すると信号を出力する。そして、カップホルダーが近づいているか、遠ざかっているかによって、カップホルダーを使用可能状態或いは使用不可状態となるようにする。
請求項11に記載の発明は、請求項〜10の何れか1項に記載の移動装置において、前記制御手段は、1つの前記感知センサからの信号で、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態としている。請求項11に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項8〜11の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体が停止し、前記駆動手段に所定値以上のトルクが負荷されると、前記制御手段が、駆動手段を駆動停止させることを特徴としている。このため、請求項12に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項〜12の何れか1項に記載の移動装置において、前記収納部が使用可能状態又は使用不可状態となるまでの間に前記移動体の移動が妨げられ、前記駆動手段のトルクが増加すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して収納部を使用不可状態又は使用可能状態へ戻すことを特徴としている。このため、請求項13に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項14に記載の発明請求項8〜13の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体の位置を検出する位置検出センサを備え、前記収納部が使用可能状態又は使用不可状態で、前記感知センサからの信号に基づかず、前記位置検出センサが、移動体が所定量移動したことを検出すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して、収納部を使用不可状態又は使用可能状態とすることを特徴としている。
請求項14に記載の発明では例えば、感知センサによらず、移動体を手動で移動させようとした場合、移動体の位置を検出する位置検出センサによって移動体が所定量移動したことが検出されると、制御手段によって、駆動手段を操作し、収納部を使用不可状態又は使用可能状態へ移動させるようにしている。このため、請求項14に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と略同一の効果を得ることができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14の何れか1項に記載の移動装置において、電源が投入されていないとき、前記駆動手段を構成するクラッチギアを空転させることを特徴としている
請求項15に記載の発明では、電源が投入されていないとき、駆動手段を構成するクラッチギアを空転させることで、移動体を手動で移動させることができる。このため、移動体を移動させるために再度エンジンを動作させる必要が無く便利である。ここで、エンジンが停止した状態で、バッテリーが残っていれば、移動体を手動で移動させたとき、移動体が所定量移動すると、制御手段によって移動体は自動で移動するが、バッテリーが残っていない場合は、手動で移動体を移動させることができる。
請求項16に記載の発明は、請求項1〜15の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは前記移動体に取付けられていることを特徴とする。請求項16に記載の発明では、感知センサを移動体に取り付けている。これにより、移動させたいものを触るといった、きわめて人間工学に則した態様で、例えば、移動体を使用状態又は非使用状態とすることができる。
請求項17に記載の発明は、請求項1〜15の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは前記移動体の周囲に取付けられていることを特徴としている。請求項17に記載の発明では、センサを移動体の周囲に取り付けている。例えば、移動体が回転する場合など移動体の移動軌跡によっては、移動体の周囲にセンサを取り付けた方が良い場合もある。
請求項18に記載の発明は、請求項1〜17の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体は回転して使用状態となることを特徴としている。請求項18に記載の発明では、移動体を回転させて使用状態としている。例えば、車両室内に設けられたサンバイザーを移動体とし、サンバイザーに感知センサを配設した場合、該感知センサに人の動きを感知させるだけで、サンバイザーが回転して使用状態となり、再度感知センサに人の動きを感知させると、サンバイザーは非使用状態となる。
請求項19に記載の発明は、請求項1〜17の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体はスライドして使用状態となることを特徴としている。請求項19に記載の発明では、移動体をスライドさせて使用状態としている。例えば、車両室内に設けられたカップホルダーを移動体とし、車両室内に露出するカップホルダーの端部に感知センサを配設した場合、該感知センサに人の動きを感知させるだけで、カップホルダーがスライドして使用可能な状態となり、再度感知センサに人の動きを感知させると、カップホルダーが収納され使用できない状態となる。
請求項20に記載の発明は、請求項8〜17の何れか1項に記載の移動装置において、前記移動体は開放して前記収納部が使用可能状態となることを特徴としている。請求項20に記載の発明では、例えば、車両室内に配置されたコンソールボックスの収納部を覆う蓋部を移動体とし、蓋部の周囲にセンサを配設した場合、感知センサに人の動きを感知させるだけで、蓋部が開放され収納部が使用可能な状態となり、再度感知センサに人の動きを感知させると、蓋部が閉止され収納部が使用不可状態となる。
請求項21に記載の発明は、請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは、アンテナ部によって発信された電波が人の手に当たり跳ね返ってくるまでの時間によって手の動きを感知する電波式センサであることを特徴としている。
請求項21に記載の発明では、電波式センサによって、手の動きを感知するようにしている。電波式センサでは、電波を反射する物体であれば検出可能であり、また、広い範囲を一つのセンサで検出可能である。
また、感知センサに直接手を触れなくても手の動きを感知させることができるため、例えば、移動体がサンバイザーの場合、特に助手席側において、シートに座った状態のままで、サンバイザーを使用状態・非使用状態とすることができる。したがって、サンバイザーを使用状態・非使用状態にするために前方へ乗り出さなくても良くなる。
さらに、移動体がメガネケースの場合、メガネケースはルーフに設けられる場合が多く、運転手が運転中にメガネケース内のメガネを必要とした場合でも、感知センサに直接手を触れることなく、手を動かすだけで感知センサが感知するため、便利である。
請求項22に記載の発明請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは、手を触れたときのコンデンサーの静電容量の変化によって手の動きを感知する静電容量式センサであることを特徴としている。請求項22に記載の発明では、静電容量式センサによって、手の動きを感知するようにしている。静電容量式センサでは、導電性であればどんなものでもセンサ電極とすることができるため、便利である。また、電波式センサよりも、ノイズに強く、誤作動し難い。さらに、感度調整が容易であると共に、回路が簡単であり、安価である。
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の移動装置において、前記静電容量式センサは、導電性部材を用いた物質型センサであることを特徴としている。請求項23に記載の発明では、静電容量式センサが、導電性部材を用いた物質型センサであり、導電性部材として、導電性塗料、導電性樹脂等が用いられる。勿論金属でも良い。
請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の移動装置において、前記導電性部材が導電性樹脂であり、前記導電性樹脂の表面に加飾層を設けていることを特徴としている。請求項24に記載の発明では、導電性樹脂の表面に加飾層を設けることで、外観を向上させ、移動装置に高級感を持たせることができる。
請求項25に記載の発明は、請求項24に記載の移動装置において、前記導電性樹脂は、ABS樹脂にカーボンが混練されたものであることを特徴としている。請求項25に記載の発明では、導電性樹脂として、ABS樹脂にカーボンが混練されたものを用いることで、加飾層との密着性を高めることができる。
請求項26に記載の発明は、請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは、体熱を感知して手の動きを感知する熱感知センサであることを特徴としている。請求項26に記載の発明では、熱感知センサによって、手の動きを感知する。
請求項27に記載の発明は、請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは、手を触れたときの圧力変化を感知して手の動きを感知する圧力感知センサであることを特徴としている。請求項27に記載の発明では、圧力感知センサによって、手の動きを感知する。
請求項28に記載の発明は、請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置において、前記感知センサは、光を発光する発光部と、前記発光部からの光を受光する受光部と、で構成され、手で光が遮られたとき手の動きを感知する光検出センサであることを特徴としている。
請求項28に記載の発明では、光検出センサによって、手で光が遮られたとき手の動きを感知する。光検出センサは、分解能が高く、光を僅かに手で遮っただけでも人の動きを感知することができる。
また、感度が高く、電気的なノイズに強いため、携帯電話の電波などに誤作動する恐れはない。さらに、回路が簡単であり、安価である。また、発光部からの光を遮るか否かによって人の動きを感知するため、手以外のものであっても良い。
請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の移動装置において、前記光検出センサは、前記発光部と前記受光部が対面して配置された赤外線透過型センサであることを特徴としている。
請求項29に記載の発明では、光検出センサを、赤外線透過型センサとしており、発光部と受光部を対面して配置し、発光部から発光された光が手で遮られたとき、受光部には光は到達しないため、これにより、手の動きが感知されることとなる。
請求項30に記載の発明は、請求項28に記載の移動装置において、前記光検出センサは、前記発光部と、発光部から発光され手で反射した光を受光する受光部が隣接して配置された赤外線反射型センサであることを特徴としている。
請求項30に記載の発明では、光検出センサを、赤外線反射型センサとしており、発光部と受光部を隣接させて配置し、発光部から発光され光が手で遮られることで、光が反射され受光部へ入光する。これにより、手の動きが感知される。
ここで、赤外線反射型センサを用いることで、発光部と受光部とを同一面上に配設させることができるため、取付が容易であると共に、赤外線透過型センサよりも取付けの適用範囲が広い。
請求項31に記載の発明は、請求項1〜30の何れか1項に記載の移動装置において、前記駆動手段は、前記移動体を回動させる回動手段と、前記回動手段に回動力を付与するモータと、で構成されたことを特徴としている。
請求項31に記載の発明では、駆動手段を回動手段とモータとで構成し、移動体を回動させる回動手段には、モータによって回転力が付与されるようにしている。これにより、移動体を静かに回動させることができ、移動体の移動時に収納部等との接触音をなくし、移動装置として高級感を得ることができる。
請求項32に記載の発明は、請求項1〜30の何れか1項に記載の移動装置において、前記駆動手段は、回転力を付与するモータと、前記モータから付与された回転力をスライド力に変換し、前記移動体をスライドさせる変換手段と、で構成されたことを特徴としている。
請求項32に記載の発明では、モータから付与された回転力を、変換手段によってスライド力に変換して、移動体をスライドさせる。変換手段として、例えば、ピニオンとラックが用いられ、移動体にラックを形成させ、モータにピニオンを直結させてピニオンとラックとを噛み合わせるようにする。モータの回転力がピニオンに伝達され、ラックを介して移動体がスライド移動することで、請求項31に記載の発明と略同一の効果が得られる。
請求項33に記載の発明は、請求項31又は32に記載の移動装置において、前記モータの回転速度を前記移動体の位置に応じて可変することを特徴としている。
請求項33に記載の発明では、モータに供給される電圧を変え、モータの回転速度を移動体の位置に応じて可変するようにしている。これにより、例えば、移動体の移動開始直後は移動体を早く移動させ、移動終了側に近づくに連れてゆっくり移動させることができ、移動装置に高級感を与えることができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1又はに記載の発明では、人の動きを感知するセンサを用いるため、押圧ボタンなどによるメカ式センサと比較して押圧する等の操作ストロークが必要なく、指先に力を入れる必要もないので、どのような姿勢でも容易に駆動手段を操作して移動体を使用・非使用状態とすることができる。また、押圧ボタンと違って作動音がしないため、高級感を得ることができる。さらに、軽く触れたり、ドライバーの動く気配を感知させるだけでよいため、目視にて操作ボタンを探す必要がなく、運転に集中させることができる。また、エンジンの停止と共に、コンソールボックスが閉止されることとなるため、コンソールボックスの閉め忘れを防ぐと共に、車両を駐車させた状態では、コンソールボックス内が外から見えることはないので、防犯性を高めることができる。
請求項2、9に記載の発明では、人の動きを感知する感知センサからの信号に基づき、制御手段が駆動手段を操作し、移動体を移動させて使用状態又は非使用状態としている。また、カップホルダーを使用していない場合には、自動的にカップホルダーを非使用状態とすることで、利便性を図っている。
請求項3、10に記載の発明では、予め記憶された画像とCCDカメラで撮像された画像とを照合し、両者が一致すると、カップホルダーが近づいているか、遠ざかっているかによって、カップホルダーが使用状態或いは非使用状態となる。
請求項又は11に記載の発明では、メカ式の開閉ボタンのように、開放するための開ボタンと閉止するための閉ボタンを異なる位置に設けたものと比較すると、左右或いは上下と意識せずに開閉操作することができるので、運転に集中させることができる。
請求項5〜7、12〜14に記載の発明では、駆動手段に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。請求項15に記載の発明では、エンジンが停止した状態でも、移動体を手動で移動させることができるため、移動体を移動させるために再度エンジンを動作させる必要が無く便利である。
請求項16又は17に記載の発明では、人間工学に則した態様で、移動体を使用状態又は非使用状態とすることができる。請求項18に記載の発明では、移動体を回転させて使用状態とし、請求項19に記載の発明では、移動体をスライドさせて使用状態としている。請求項20に記載の発明では、移動体を開放させて収納部を使用可能状態としている。
請求項21に記載の発明では、直接手を触れなくても手の動きを感知させることができる。請求項22又は23に記載の発明では、導電性であればどんなものでもセンサ電極とすることができるため、便利である。また、電波式センサよりも、ノイズに強く、誤作動し難い。さらに、感度調整が容易であると共に、回路が簡単であり、安価である。
請求項24に記載の発明では、導電性樹脂の表面に加飾層を設けることで、外観を向上させ、移動装置に高級感を持たせることができる。請求項25に記載の発明では、導電性樹脂として、ABS樹脂にカーボンが混練されたものを用いることで、加飾層との密着性を高めることができる。
請求項26に記載の発明では、熱感知センサによって、手の動きを感知し、請求項27に記載の発明では、圧力感知センサによって、手の動きを感知する。請求項2830に記載の発明では、分解能が高く、光を僅かに手で遮っただけでも人の動きを感知することができる。また、感度が高く、電気的なノイズに強いため、携帯電話の電波などに誤作動する恐れはない。さらに、回路が簡単であり、安価である。また、発光部からの光を遮るか否かによって人の動きを感知するため、手以外のものであっても良い。
請求項31に記載の発明では、モータの回転速度を可変可能とすることで、移動体の回動速度を変えることが可能となり、移動体を静かに回動させることができるため、動装置として高級感が得られる。請求項32に記載の発明では、モータの回転速度を可変可能とすることで、移動体の移動速度を変えることが可能となり、移動体を静かに回動させることができるため、移動体の移動時に収納部等との接触音をなくし、移動装置として高級感が得られる。
請求項33に記載の発明では、移動体の移動開始直後は移動体を早く移動させ、移動終了側に近づくに連れてゆっくり移動させることができ、移動装置に高級感を与えることができる。
図1〜図3には、本発明の実施の形態に係る移動装置としてのコンソールボックス10が示されている。コンソールボックス10は車両の運転席と助手席との間に配置されており、箱状の収納部12(図8参照)と収納部12を開閉するリッド14とで構成されている。
リッド14はリッド14Aとリッド14Bとで構成され、収納部12の長手方向に沿った中央部から観音開きの状態でリッド14A、14Bが開閉可能となっており、リッド14、14Bが開放された状態で収納部12が使用状態となり、リッド14、14Bが閉止された状態で収納部12が非使用状態となる。
収納部12の幅方向の一側壁には、図4に示すように、ギア収納部16が設けられており、複数のギア30A、30B等で構成される駆動装置140が配設可能となっている。ギア収納部16の底部には、正逆回転可能なモータ18が配設されており、モータ18にはウォームギア20が直結され、モータ18が作動すると、モータ18の駆動力がウォームギア20へ伝達される。
このウォームギア20は軸部142に配設されたトルクリミッタ144を構成するギア22と噛み合っている。また、トルクリミッタ144にはクラッチギア24を備えており、ウォームギア20からの駆動力がギア22へ伝達されると、ギア22に固定された軸部142を介してクラッチギア24が回転する。このクラッチギア24にはギア26が噛み合っており、クラッチギア24の回転力はギア26へ伝達される。
ここで、クラッチギア24は所定値以上のトルクが負荷されると、軸部142に対して空転するようになっており、クラッチギア24と軸部142及びギア22との間では、駆動力が伝達されないこととなる。また、モータ18にはトルクセンサ146が接続されており、モータ18に負荷されるトルク値を検出し、後述する制御装置40へ入力するようにしている。
一方、ギア26の同軸にはピニオン28が固定されており、ギア26と一体に回転する。また、ピニオン28にはギア30Aが噛み合っており、ギア30Aはギア30Aと同径のギア30Bと噛み合い、ピニオン28から伝達された回転力がギア30Aからギア30Bへ伝達され、ギア30Aはギア30Bは同じ線速度で回転する。
ギア30A及びギア30Bには、それぞれセクタギア25A、セクタギア25Bが噛み合っている。ここで、セクタギア25A、25Bは、それぞれリッド14A、14Bの長手方向両端部の底面から垂下された軸体32うち、一方の軸体32の先端部に形成されており、ギア30A、30Bを介してセクタギア25A、25Bへ回転力が伝達されると、収納部12の幅方向の側壁に固定された軸部34を中心にセクタギア25A、セクタギア25Bが回転し、軸体32を介してリッド14A、14Bが回動して、収納部12を開放又は閉止する。
ここで、リッド14A、14Bは閉止された状態で、収納部12の側壁の上端面と略面一の状態となり、開放するときは収納部12の内側壁に沿って移動し、開放された状態で、リッド14A、14Bの側端面が収納部12の側壁の上端面と略面一の状態となる。
ところで、図5(A)、(B)及び図6に示すように、セクタギア25Bの裏面側には、位置検出片148、150がセクタギア25Bの半径方向に沿ってセクタギア25Bの外縁部から張り出している。
位置検出片148の移動軌跡上には、断面が略U字状に形成された位置検出センサ151としてのフォトインタラプタ152が配設されており、位置検出片148によって、フォトインタラプタ152の側壁156間を透過する光を遮断可能としている。
また、位置検出片150の移動軌跡上には、フォトインタラプタ152と略同一のフォトインタラプタ154が配設されており、位置検出片148によって、フォトインタラプタ152の側壁156間を透過する光を遮断可能としている。
図4及び図5(A)に示すように、リッド14A、14Bが閉止された状態では、位置検出片150はフォトインタラプタ154の側壁158の間に位置し、フォトインタラプタ154の光は遮断されるが、位置検出片148はフォトインタラプタ152からズレた場所に位置しているため、フォトインタラプタ152の光は側壁156間を透過する状態が維持される。
また、図5(B)に示すように、リッド14A、14Bが開放された状態では、位置検出片148がフォトインタラプタ152の側壁156の間に位置し、フォトインタラプタ152の光は遮断されるが、位置検出片150はフォトインタラプタ154からズレた場所に位置しているため、フォトインタラプタ154の光は側壁158間を透過する状態が維持される。
このため、フォトインタラプタ152及びフォトインタラプタ154の光が、側壁156及び側壁158間で透過された状態では、リッド14A、14Bが閉止又は開放途中であることが分かる。
また、図4に示すリッド14A、14Bの閉止又は開放開始から閉止又は開放終了までの時間は、モータ18の回転速度によって求めることができるため、所定時間内にフォトインタラプタ152或いはフォトインタラプタ154の光が遮断されない場合は、モータ18に接続された制御装置40によってリッド14A、14Bが閉止又は開放途中で停止していると判断されることとなる。
一方、図2及び図3に示すように、収納部12の幅方向の一側壁の上端面には、図7に示す静電容量式センサ36を構成する金属製のセンサ電極38が一つ設けられている。このセンサ電極38に指を近づけると、人体に帯電している10pF〜100pFの静電容量により制御装置40内に配設されたコンデンサー42の容量に変化が生じる。
センサ電極38に指を近づけ、制御装置40内のコンデンサー42の容量に変化が生じると、モータ18が作動し、正逆交互に回転するようになっている。ここで、モータ18の回転速度は、制御装置40によって制御されており、モータ18に供給する電圧を変え、モータ18の回転速度をリッド14A、14Bの位置に応じて可変するようにしている。
また、図8に示すように、制御装置40は、駆動装置140に配設されたトルクリミッタ144と接続されており、リッド14A、14Bが移動停止し、モータ18に所定値以上のトルクが負荷され、トルクリミッタ144のクラッチギア24(図4参照)が空転すると、モータ18を駆動停止させるようにしている。
また、制御装置40は、モータ18に接続されたトルクセンサ146と接続されており、リッド14A、14Bが開放(又は閉止状態)から閉止(又は開放)位置へ移動するまでの間に、モータ18に負荷されるトルクが増大すると、モータ18を逆回転させ、リッド14A、14Bを開放(又は閉止)状態へ戻すようにしている。
さらに、制御装置40は、リッド14A、14Bの位置を検出する位置検出センサ151と接続されており、リッド14A、14Bの開放状態(又は閉止状態)で、静電容量式センサ36からの信号に基づかず、手動でリッド14A、14Bを閉止(又は開放)させようとした場合に、位置検出センサ151を構成するフォトインタラプタ152、154によりリッド14Bが移動したことが検出されると、モータ18を駆動してリッド14A、14Bを閉止(又は開放)方向へ移動させるようにしている。
また、制御装置40は、イグニッション装置178と接続されており、イグニッションKEYをOFFにし、車両のエンジンを停止させると、モータ18を駆動して、リッド14A、14Bを閉止状態とするようにしている。
ここで、バッテリーが残っていない場合に、手動でリッド14A、14Bを閉止(又は開放)させる場合、モータ18に所定値以上のトルクが負荷されると、クラッチギア24は空転するため、クラッチギア24はフリーとなり、これにより、リッド14A、14Bを手動で閉止(又は開放)させることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る移動装置としてのコンソールボックスの作用について説明する。
図2に示すように、コンソールボックス10の収納部12の一側壁の上端面にセンサ電極38を設け、センサ電極38によって、手の動きを感知するようにしている。図7に示すように、センサ電極38に手を近づけ、制御装置40内のコンデンサー42の容量に変化が生じると、図4に示すモータ18が作動し(正方向へ回転)、ギア30A、ギア30B、セクタギア25A、セクタギア25B等を介して、コンソールボックス10のリッド14A、14Bが開放される(使用可能状態)。
この状態で、センサ電極38に手を近づけ、制御装置40内のコンデンサー42の容量に変化が生じると、モータ18が作動して(逆方向へ回転)、コンソールボックス10のリッド14A、14Bが閉止する(使用不可状態)。
ここで、例えば、開放されたリッド14A、14Bを手動で閉止させる場合、リッド14A、14Bの側端部を収納部12の側壁の上端面から突出させ、指掛かり部を設け、指が掛かるようにしなければならない。
しかし、本形態のように、リッド14A、14Bを開閉させる駆動手段として、正逆回転可能なモータ18を用いることで、リッド14A、14Bが閉止及び開放された状態で、リッド14A、14Bの側端面を収納部12の側壁の上端面と略面一とすることができるため、該指掛かり部を設ける必要がない。
また、リッド14A、14Bが閉止及び開放された状態で、リッド14A、14Bの側端面と収納部12の側壁の上端面との間に段部が生じないため、外観がすっきりして高級感を得ることができる。
さらに、制御装置40によってモータ18の回転速度を制御し、リッド14A、14Bの開放終了位置近傍或いは閉止終了位置近傍の回転速度を遅くして、リッド14A、14Bをできるだけ静かに開閉させ、リッド14A、14Bの開閉時に接触音が生じないようにしている。
これにより、リッド14A、14Bの移動軌跡上において、収納部12と接触する部分、或いは、リッド14A、14Bを閉止させた状態でリッド14A、14B同士が接触する部分で、接触音を防止するためのフェルト等を貼着する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
また、モータ18に供給する電圧を変え、リッド14A、14Bの移動開始直後はリッド14A、14Bを早く移動させ、移動終了側に近づくに連れてゆっくり移動させるようにすることで、コンソールボックス10に高級感を与えることができる。
一方、静電容量式センサ36等、手の動きを感知するセンサを用いることで、図9(A)に示すように、押圧ボタン45(開ボタン45)などによるメカ式センサと比較して、図9(B)では、押圧する等の操作ストロークが必要なく、指先に力を入れる必要もないので、どのような姿勢でも容易にモータ18を作動させてリッド14A、14Bを開閉させることができる。また、押圧ボタン45と違って作動音がしないため、高級感を得ることができる。
また、図7に示す静電容量式センサ36では、感度調整が容易に行なうことができるため、センサ電極38に軽く触れたり、感度を上げてドライバーの動く気配で感知できるようにすることもできる。これにより、目視にて操作ボタンを探す必要がなく、運転に集中させることができる。さらに、ノイズに比較的強く、誤作動し難い。また、回路が簡単であるため、安価である。
一方、本形態では、一つのセンサ電極38からの信号で、リッド14を開放或いは閉止させる。例えば、図9(A)に示すように、メカ式の開閉ボタンのように、開放するための開ボタン45と閉止するための閉ボタン47を異なる位置に設けたものと比較すると、図9(B)では、左右或いは上下と意識せずに開閉操作ができるので(ここでは、図9(A)との比較のため、指で触る図にしているが、実際には手のひらでセンサ電極38上をなでるようにする)、開ボタン45或いは閉ボタン47をその目的に応じて探す必要はなく、運転に集中させることができる。
なお、図7に示す静電容量式センサ36では、導電性であればどんなものでもセンサ電極38とすることができるため、本形態のように、金属部材だけでなく、導電性の樹脂或いは導電性の塗料を用いても良い。
例えば、図10に示す導電性樹脂160としては、ABS樹脂(アクリトニトリ、ブタジエン、スチレンの3元共重合体)にカーボンを30%以上混練されたものが考えられるが、ABS樹脂の他には、POM(ポリアセタール)やPA6(ポリアミド)等を用いても良い。
これにより、体積固有抵抗値を10-2Ω・cm以下とすることができ、導電性を確保することができる。一方、カーボンを混練した場合、表面が粗くなり外観が損なわれてしまうため、導電性樹脂160の表面に最大膜厚50μの加飾層162を施しても良い。これにより、外観を向上させ、コンソールボックス10に高級感を持たせることができる。
加飾層162として、具体的には、木目調流体印刷、クロムメッキ、塗装、メタリック塗装等が考えられるが、導電性樹脂160の表面に加飾層162を施す場合、導電性樹脂160と加飾層162との密着性を考慮する必要があるため、導電性樹脂160としては、ABS樹脂にカーボンを混練したものを用いたものが最適である。
ここで、静電容量式センサ36の感度を上げることで、導電性樹脂160の表面に加飾層162を施したとしても、加飾層162を介して導電性樹脂160に手の動きを感知させることができる。
また、図4及び図8に示すように、駆動装置140にトルクリミッタ144を配設し、モータ18に所定値以上のトルクが負荷されると、トルクリミッタ144のクラッチギア24を空転させるようにすることで、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。このため、例えば、電源が投入されていないとき(バッテリーが残っていないとき)、クラッチギア24を空転させることで、クラッチギア24はフリーの状態となるため、リッド14A、14Bを手動で移動させることができる。
さらに、モータ18に接続されたトルクセンサ146を制御装置40と接続させ、トルクセンサ146によって検出されたトルク値を制御装置40へ入力するようにしている。これにより、リッド14Aが開放(又は閉止状態)から閉止(又は開放)位置へ移動するまでの間に、リッド14A、14Bの移動軌跡上に物が置かれたり、手が挟まったりした場合など、トルクセンサ146によるトルク値が増加すると、制御装置40によって、モータ18を逆回転させ、リッド14Aを開放(又は閉止)状態へ戻すようにして、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
ここで、トルクセンサ146によるトルク値が増加した場合、この増加率を計算するようにしている。例えば、リッド14A、14Bの移動軌跡上において、リッド14A、14Bと収納部12との間にコイン等の異物が挟まってリッド14A、14Bが移動できない状態となった場合、モータ18に負荷されるトルク値は急激に増大することとなる。このような場合、モータ18を駆動停止させ、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
さらに、駆動装置140に配設された位置検出センサ151を制御装置40と接続させ、リッド14A、14Bの開放状態(又は閉止状態)で、静電容量式センサ36からの信号に基づかず、手動でリッド14A、14Bを閉止(又は開放)させようとした場合に、位置検出センサ151を構成するフォトインタラプタ152、154(図5(A)、(B)参照)によりリッド14Aが移動したことが検出されると、制御装置40によって、モータ18を駆動してリッド14Aを閉止(又は開放)方向へ移動させるようにしている。
これにより、静電容量式センサ36の有無を知らずにリッド14A、14Bを無理に移動させようとした場合でも、リッド14A、14Bを自動で移動させることができ、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
また、制御装置40をイグニッション装置178と接続させ、イグニッションKEYをOFFにし車両のエンジンを停止させると、制御装置40によって、モータ18を駆動させリッド14A、14Bを閉止させるようにしている。
これにより、エンジンの停止と共に、コンソールボックス10は閉止されることとなり、コンソールボックス10の閉め忘れを防ぐと共に、車両を駐車させた状態では、コンソールボックス10内が外から見えることはないので、防犯性を高めることができる。また、リッド14A、14Bを移動させるために再度エンジンを動作させる必要が無いため便利である。
以上、制御装置40と図8で示す各装置との関係及びその作用について説明したが、図4及び図8を参照して、各フローチャートに従って、コンソールボックス10の動作を通じて制御装置40の作用を説明する。
図11に示すように、ステップ200において、静電容量式センサ36によって人の動きが感知されると、制御装置40は、ステップ202で、モータ18を駆動させリッド14A、14Bを開放(又は閉止)方向へ移動させる。
ここで、フォトインタラプタ152、154によって、リッド14A、14Bの位置が制御装置40へ入力され、リッド14A、14Bが閉止された状態であれば、制御装置40によって、リッド14A、14Bは開放方向へ移動し、リッド14A、14Bが開放された状態であれば、リッド14A、14Bは閉止方向へ移動する。
リッド14A、14Bが開放(又は閉止)方向へ移動するとき、リッド14A、14Bを介してモータ18に負荷されるトルク値は、トルクセンサ146によって制御装置40へ入力されるため、ステップ204では、制御装置40によって、モータ18に負荷されるトルクが増加しているか否かが判断される。
つまり、リッド14A、14Bを移動させるに当たって、リッド14A、14Bは略一定のトルクで移動するからである。このため、リッド14A、14Bの移動軌跡上に物が置かれたり、手を挟んだりして、リッド14A、14Bの移動が妨げられた場合、ステップ204では、制御装置40によって、モータ18に負荷されるトルクが増加していると判断される。
このように、制御装置40によって、ステップ204で、モータ18に負荷されるトルクが増加していると判断された場合、ステップ206において、トルク増加率が所定値よりも大きいか否かが判断される。
制御装置40によって、ステップ206において、トルク増加率が所定値よりも小さいと判断されると、ステップ208で、モータ18は逆回転し、リッド14A、14Bが閉止(又は開放)方向へ移動する。
これにより、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。そして、制御装置40によって、ステップ210で、リッド14A、14Bが完全に閉止(又は開放)されたと判断されると、ステップ212において、モータ18は駆動停止する。
一方、リッド14A、14Bと収納部12との間にコインが挟まれた場合など急激にトルクが増加した場合には、トルク増加率が所定値よりも大きくなるため、制御装置40によって、ステップ206で、トルク増加率が所定値よりも大きいと判断される。この場合、ステップ212へ進み、制御装置40によってモータ18は駆動停止する。
ところで、制御装置40によって、ステップ204において、モータ18に負荷されるトルクの増加がみられない場合は、リッド14A、14Bはそのまま開放(又は閉止)方向へ移動し、ステップ214において、リッド14A、14Bが完全に開放(又は閉止)されたと判断されると、ステップ212において、モータ18は駆動停止する。
また、図12に示すように、ステップ220において、イグニッションKEYをOFFにすると、制御装置40は、イグニッション装置178から信号が入力され、ステップ222で、モータ18を駆動させリッド14A、14Bを閉止方向へ移動させる。これにより、コンソールボックス10の閉め忘れを防ぐことができる。
そして、制御装置40によって、ステップ224において、モータ18に負荷されるトルクが増加したと判断されると、ステップ226で、トルク増加率が所定値よりも大きいか否かが判断される。制御装置40によって、ステップ226において、トルク増加率が所定値よりも大きいと判断されると、ステップ232へ進み、モータ18は駆動停止する。これにより、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにしている。
一方、ステップ226で、トルク増加率が所定値よりも小さいと判断されると、ステップ228において、モータ18は逆回転しリッド14A、14Bが開放方向へ移動する。そして、制御装置40によって、ステップ230において、リッド14A、14Bが完全に開放されると、ステップ232において、モータ18は駆動停止する。
ところで、ステップ224において、リッド14A、14Bの移動中にトルクの増加がみられない場合は、リッド14A、14Bはそのまま閉止方向へ移動し、ステップ234において、リッド14A、14Bが完全に閉止されたと判断されると、ステップ232において、モータ18は駆動停止する。
さらに、図13に示すように、制御装置40によって、ステップ240において、リッド14A、14Bが完全閉止(又は開放)された状態から、位置検出センサ151によって、リッド14A、14Bが開放(閉止)方向へ所定量移動したことが検出されると、ステップ242において、モータ18は駆動し、リッド14A、14Bは開放(閉止)方向へ移動する。そして、ステップ244において、リッド14A、14Bが完全に開放(閉止)されると、ステップ246で、モータ18は駆動停止する。
これにより、静電容量式センサ36の有無を知らずにリッド14A、14Bを無理に移動させようとした場合でも、リッド14A、14Bを自動で移動させることができ、モータ18に必要以上のトルクが負荷されないようにすることができる。
なお、ここでは、コンソールボックス10の動作を通じて制御装置40の作用を説明したが、この実施例に限るものでないことは勿論のことであり、コンソールボックス10の動作に応じて制御装置40の処理内容も異なってくる。
また、本形態では、静電容量式センサ36を用いたが、人の動きを感知できるセンサであれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図14に示すように、電波式センサ44によって、手の動きを感知するようにしても良い。電波式センサ44は、アンテナ部46によって発信された電波が検出対象(ここでは人の手)49に当たり跳ね返ってくるまでの時間によって手の動きを感知するものである。この電波式センサ44では、電波を反射する検出対象であれば感知可能であり、また、広い範囲を一つのセンサで感知することができる。
これ以外にも、人の動きを感知できるセンサとして、光検出センサを用いても良い。光検出センサには、赤外線透過型センサと赤外線反射型センサがあり、図15に示すように、赤外線透過型センサ56では、光を発光する発光部48と発光部48からの光を受光する受光部50が対面して配置され、発光部48からの光が手で遮られたとき手の動きを感知する。
光検出センサ52の場合、分解能が高いため、光を僅かに手で遮っただけでも手の動きを感知することができる。また、感度が高く、電気的なノイズに強いため、携帯電話の電波などに対しても誤作動する恐れはない。さらに、回路が簡単であり、安価である。また、発光部48からの光路を遮るか否かによって、人の動きを感知するため、手以外のものであっても良い。
一方、図16に示すように、赤外線反射型センサ54では、発光部48と、発光部48が隣接して配置され、発光部48から発光された光が反射物51(ここでは人の手)によって遮られると、手で反射した光が受光部50へ入光し、手の動きが感知される。
赤外線反射型センサ54の場合、発光部48と受光部50とを同一面上に配設させることができるため、取付が容易であると共に、赤外線透過型センサ56よりも取付の適用範囲が広い。
また、上記の他に、体熱を感知して手の動きを感知する熱感知センサや、手を触れたときの圧力変化を感知して手の動きを感知する圧力感知センサ等を用いても良い。
また、ここでは、図2及び図3に示すように、収納部12に対して観音開きのリッド14A、14Bを備えたが、観音開きのリッド14A、14Bに限らず、図17に示すように、単一のリッド58が回動開閉するものや、図示はしないが、スライド式のリッド、或いは蛇腹状のスライドリッドが、スライド開閉するものでも良い。
さらに、ここでは、図4に示すように、制御装置40とモータ18とを接続して、モータ18の回転速度を制御するようにしたが、ダンパ(図示省略)を用いて回転速度を制御するようにしても良い。
例えば、セクタギア25A、25Bの移動軌跡上にダンパを配設し、セクタギア25A、25Bが所定角度回転すると、ダンパに設けたピニオンと噛み合うようにする。これにより、リッド14A、14Bが所定角度回転すると、リッド14A、14Bの回動が制動されるようにしても良い。
ところで、本形態では、移動装置としてコンソールボックス10について説明したが、車両室内に設けられた移動装置であれば良いため、コンソールボックス10に限るものではない。
例えば、図18〜図21(A)、(B)に示すように、カップホルダー60、62、64、66に適用させても良い。図1及び図18(A)、(B)に示すカップホルダー60は、車室内前面のインパネ等にケース68が取り付けられ、このケース68に対して、カップ保持部70を有するホルダー72を収容している。
ホルダー72の側壁には、ラック72Aを形成させ、ラック72Aに対応してケース68には開口部68Aを設けている。そして、この開口部68Aを通じて、モータ63に直結されたピニオン67をラック72Aに噛み合わせる。これにより、モータ63を作動させると、ピニオン67が回転し、ラック72Aを介してホルダー72がスライドする。
ここで、ホルダー72にセンサ電極38を取り付け、センサ電極38に触れると、モータ63が作動し(正方向へ回転)、ホルダー72がスライドしてカップ保持部70が使用可能な状態となる(図18(B)参照)。再度センサ電極38に触れると、モータ63が作動し(逆方向へ回転)、ホルダー72が収納されカップ保持部70が使用できない状態となる(図18(A)参照)。
このように、ホルダー72にセンサ電極38を取り付けることで、移動させたいものを触るといった、きわめて人間工学に則した態様で、カップ保持部70を使用可能な状態とすることができる。
一方、図19(A)、(B)に示すカップホルダー62は、センターコンソールに取り付けられるカップ保持部74を有するケース76(コンソールボックスと兼用でも良い)を備えており、このケース76の上面に沿って、リッド78がスライドした後、このリッド78が回動し、ケース76の側壁と平行に配置され、この状態でカップ保持部74が使用可能となる(図19(B)参照)。
ここで、図19(A)、(B)に示すカップホルダー62は、1枚のリッド78が開閉するタイプであるが、図20(A)、(B)に示すように、2枚のリッド80が、観音開きするタイプでも良い。
さらに、図21(A)、(B)に示すカップホルダー66は、コンソール後端部や、後席アームレスト67に取り付けられる収納部86を備えており、この収納部86に対して、カップホルダー82が回動可能に軸支されているタイプである。
ここで、例えば、図18(A)、(B)に示すように、ホルダー72を移動させるためのセンサ電極38とは別に、カップ保持部70に赤外線透過型センサ56(図15参照)を配設し、ホルダー72のカップ保持部70にカップが保持されているか否かを検出するようにする。
そして、位置検出装置(図示省略)によって、ホルダー72が使用状態であり、かつ赤外線透過型センサ56によって、発光部48からの光が受光部50で受光される(カップ保持部70内にはカップは保持されていない)状態が所定時間(例えば、約15秒)継続すると、制御装置40によって、モータ18を操作してホルダー72を非使用状態とするようにするようにしても良い。
これにより、ホルダー72を使用していない場合は、ホルダー72が自動的にケース68内へ収納されることとなり、利便性を図ることができる。
ところで、ホルダー72の場合、ホルダー72を移動させるためのセンサとして、ホルダー72に保持する容器を手に持った状態を写すCCDカメラを用いても良い。例えば、図1に示すコンソール部164に、ホルダー72回りを写すCCDカメラ166を配設し、図22に示すように、CCDカメラ166と制御装置40とを接続する。
そして、制御装置40に設けられた記憶部168に、容器170を手に持った画像172を予め数パターン記憶させておき、記憶させた画像172とCCDカメラ166で撮像された画像174とを画像照合部176で照合させ、画像172と画像174とが略一致すると、制御装置40へ信号を出力し、ホルダー72が近づいているか、遠ざかっているかによって、ホルダー72が使用状態或いは非使用状態となるようにしても良い。
なお、画像照合部176では、画像172と画像174を抽象的な画像としてとらえるようにすることで、多少容器の形状等が異なっていたとしてもホルダー72を動作させることができる。
一方、カップホルダー以外にも、図23に示すように、ポップアップアームレスト90に適用させても良い。このポップアップアームレスト90はセンターコンソール等に設けられるアームレストにおいて、使用者に使いやすくするために内蔵されたパンタグラフ等のリフト機構により、上方及び/または前方へ移動可能に構成したものである。
このポップアップアームレスト90の先端部に、例えば、圧力感知センサ84を取り付け、手を触れたときの圧力変化によって手の動きを感知するようにしても良い。
これにより、ポップアップアームレスト90に腕を載せた状態を保持したまま、手の先の動作でポップアップアームレスト90の位置を変えることができるため、最適な位置に設置することができる。
なお、他のセンサを用いても良いのは、勿論のことである。また、図24(A)、(B)に示すように、シート92の脇に回動可能に取り付けられたアームレスト94に適用させても良い。
また、移動装置として、図1及び図25(A)、(B)に示すように、グローブボックス96に適用させても良い。グローブボックス96は、助手席等のインパネ等に物入れとして設けられており、車体本体に設けられたブラケットに収納部98を取り付け、この収納部98に対してリッド100を開閉可能とし、リッド100を開放した状態で収納部98が使用可能な状態となる。
さらに、図1及び図26(A)、(B)に示すように、ナビ102に適用させても良い。ナビ102の場合、未使用状態では、インパネ内部に収納されていたモニタ104が、車室内方向に摺動後、回転し、起立することにより使用状態となるものや、図示はしないが、CDプレーヤー等を内蔵したものでは、通常状態でモニタが直立し、CD等の取出し時にモニタが回動して横倒するものがある。
また、移動装置として、図1及び図27(A)、(B)に示すように、灰皿110に適用させても良い。灰皿110の場合、灰皿本体112が回動移動により、使用状態又は非使用状態となるタイプと、図28(A)、(B)に示すように、灰皿本体114がスライド移動により使用状態又は非使用状態となるタイプがある。
ここで、灰皿本体114を移動させる駆動手段として、モータに限らず、ソレノイド116を用い、ソレノイド116に直結され出入するプランジャー117の先端面を灰皿本体114の後面に固定し、灰皿本体114をスライドさせるようにしても良い。ソレノイド116を用いることで、灰皿本体114の移動機構を簡単にすることができる。
また、移動装置として、図29(A)、(B)に示すテーブル124に適用させても良い。このテーブル124は、運転席と助手席との間や、シートバックに取り付けられており、回動させることで、未使用位置又は使用位置となる。
さらに、図1に示すように、メガネケース125に適用させても良い。このメガネケース125はルーフに設置されることが多く、ルーフ内に設けられた本体にリッド126が回動可能に取り付けられており、リッド126を回動させることで、使用可能な状態又は使用不可の状態となる。
このため、運転手が運転中にメガネケース125内のメガネを必要とした場合でも、センサに直接手を触れることなく、手を動かすだけでセンサが感知するため、便利である。
また、移動装置として、図1及び図30(A)、(B)に示すように、トラッシュボックス118に適用させても良い。トラッシュボックス118はセンターコンソール121の脇や、運転席及び/又は助手席足元に配置されており、ゴミ箱本体120と、ゴミ箱本体120に対して開閉可能に取り付けられたリッド122とからなっている。
このリッド122が開放された状態で、ゴミ箱本体120が使用可能な状態となる。ここで、例えば、リッド122の上面にセンサ電極38を配設した場合、リッド122が開放された状態では、リッド122の上面はセンターコンソール121の側壁側となるため、リッド122を閉止させる際に、不便である。このため、リッド122の側壁にもセンサ電極38を配設することも考えられるが、このような場合は、ゴミ箱本体120側等にセンタ電極を配設した方が良い。
例えば、図1に示すように、サンバイザー134やアシストグリップ138に適用させる場合、特にサンバイザー134の場合は、運転席及び助手席から見た場合、非使用時と使用時とではサンバイザー134の面が表側と裏側とで異なってしまう。
このため、サンバイザー134やアシストグリップ138の場合、サンバイザー134やアシストグリップ138以外にセンサを取り付けた方が良い。例えば、ルーフに、体熱を感知して手の動きを感知する熱感知センサ136を取り付ける。
サンバイザー134の場合、直接手を触れなくても手の動きを感知できるため、シートに座った状態のまま、サンバイザー134を使用状態・非使用状態にすることができるため、サンバイザー134を使用状態又は非使用状態にするために前方へ乗り出さなくても良くなり、大変便利である。
なお、上記各移動装置におけるセンサはあくまでも一例であり、これに限るものではなく、移動装置の仕様に応じて個々に選択する。
本発明の実施の形態に係る移動装置の車室内での配置を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスのリッドが閉止された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスのリッドが開放された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスの駆動系の正面図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスのリッドの位置を検出する位置検出センサの正面図であり、(A)はリッドが閉止された状態を示し、(B)はリッドが開放された状態を示している。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスのリッドの位置を検出する位置検出センサの側面図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスに配設された静電容量式センサの説明図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置に備えられた制御装置のブロック図である。 (A)は押圧ボタンによるメカ式センサの説明図であり、(B)は静電容量式センサの説明図である。 導電性樹脂に加飾層が施された状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置に備えられた制御装置の第1の作用を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る移動装置に備えられた制御装置の第2の作用を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る移動装置に備えられた制御装置の第3の作用を示すフローチャートである。 電波式センサの説明図である。 赤外線透過型センサの説明図である。 赤外線反射型センサの説明図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたコンソールボックスのリッドの変形例を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたカップホルダーの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用された第2のカップホルダーの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用された第3のカップホルダーの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用された第4のカップホルダーの動作を示す斜視図である。 CCDカメラを用いたセンサの説明図である。 本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたポップアップアームレストの動作を示す側面図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたアームレストの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたグローブボックスの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたナビの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用された灰皿の動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用された第2の灰皿の動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたテーブルの動作を示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態に係る移動装置が適用されたトラッシュボックスの動作を示す斜視図である。
符号の説明
10 コンソールボックス(移動装置)
12 収納部
14 リッド(移動体)
18 モータ(駆動手段)
20 ウォームギア(回動手段、駆動手段)
22 ギア(回動手段、駆動手段)
24 クラッチギア(回動手段、駆動手段)
25A セクタギア(回動手段、駆動手段)
25B セクタギア(回動手段、駆動手段)
26 ギア(回動手段、駆動手段)
28 ピニオン(回動手段、駆動手段)
30A ギア(回動手段、駆動手段)
30B ギア(回動手段、駆動手段)
34 軸部(回動手段、駆動手段)
36 静電容量式センサ(センサ)
38 センサ電極(導電性部材)
40 制御装置(制御手段)
44 電波式センサ(センサ)
48 発光部(光検出センサ、センサ)
50 受光部(光検出センサ、センサ)
52 光検出センサ(センサ)
54 赤外線反射型センサ(光検出センサ、センサ)
56 赤外線透過型センサ(光検出センサ、センサ)
58 リッド(移動体)
60 カップホルダー(移動装置)
62 カップホルダー(移動装置)
63 モータ(駆動手段)
64 カップホルダー(移動装置)
66 カップホルダー(移動装置)
67 ピニオン(変換手段、駆動手段)
72 ホルダー(移動体)
72A ラック(変換手段、駆動手段)
74 カップ保持部
78 リッド(移動体)
80 リッド(移動体)
82 カップホルダー(移動体)
84 圧力感知センサ(センサ)
90 ポップアップアームレスト(移動装置)
94 アームレスト(移動装置)
96 グローブボックス(移動装置)
100 リッド(移動体)
102 ナビ(移動装置)
104 モニタ(移動体)
110 灰皿(移動装置)
112 灰皿本体(移動体)
114 灰皿本体(移動体)
118 トラッシュボックス(移動装置)
122 リッド(移動体)
124 テーブル(移動装置)
125 メガネケース(移動装置)
126 リッド(移動体)
134 サンバイザー(移動装置)
136 熱感知センサ(センサ)
138 アシストグリップ(移動装置)
140 駆動装置(駆動手段)
148 位置検出片
150 位置検出片
151 位置検出センサ
160 導電性樹脂(センサ電極、導電性部材)
162 加飾層
166 CCDカメラ(センサ)
176 画像照合部(照合手段、センサ)

Claims (33)

  1. 車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、
    を有し、
    車両のエンジンが停止すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して前記移動体を非使用状態とすることを特徴とする移動装置。
  2. 車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、
    を有し、
    前記移動体がカップホルダーであり、
    前記カップホルダーに保持されるカップの有無を検出する検出手段を備え、
    前記カップホルダーが使用状態かつ前記検出手段がカップ無しと判断して、所定時間が経過すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作してカップホルダーを非使用状態とすることを特徴とする移動装置。
  3. 車両室内に設けられた移動体を移動させ使用状態又は非使用状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記移動体を使用状態又は非使用状態とする制御手段と、
    を有し、
    前記移動体がカップホルダーであり、
    前記感知センサが、
    前記カップホルダーに保持する容器を手に持った状態を写すCCDカメラと、
    予め記録された画像と前記CCDカメラで撮像された画像を照合して信号を出力する照合手段と、
    で構成されたことを特徴とする移動装置。
  4. 前記制御手段は、1つの前記感知センサからの信号で、前記移動体を使用状態又は非使用状態とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の移動装置。
  5. 前記移動体が停止し、前記駆動手段に所定値以上のトルクが負荷されると、前記制御手段が、駆動手段を駆動停止させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の移動装置。
  6. 前記移動体使用状態又は非使用状態となるまでの間に前記移動体の移動が妨げられ、前記駆動手段のトルクが増加すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して移動体非使用状態又は使用状態へ戻すことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の移動装置。
  7. 前記移動体の位置を検出する位置検出センサを備え、
    前記移動体使用状態又は非使用状態で、前記感知センサからの信号に基づかず、前記位置検出センサが、移動体が所定量移動したことを検出すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して、移動体非使用状態又は使用状態とすることを特徴とする1〜6の何れか1項に記載の移動装置。
  8. 車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、
    を有し、
    車両のエンジンが停止すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用不可状態とすることを特徴とする移動装置。
  9. 車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、
    を有し、
    前記収納部がカップホルダーであり、
    前記カップホルダーに保持されるカップの有無を検出する検出手段を備え、
    前記カップホルダーが使用状態かつ前記検出手段がカップ無しと判断して、所定時間が経過すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作してカップホルダーを使用不可状態とすることを特徴とする移動装置。
  10. 車両室内に設けられた収納部を覆う移動体を移動させ、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする移動装置において、
    前記移動体を移動させる駆動手段と、
    人の動きを感知する感知センサと、
    前記感知センサからの信号に基づき、前記駆動手段を操作して前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とする制御手段と、
    を有し、
    前記収納部がカップホルダーであり、
    前記感知センサが、
    前記カップホルダーに保持する容器を手に持った状態を写すCCDカメラと、
    予め記録された画像と前記CCDカメラで撮像された画像を照合して信号を出力する照合手段と、
    で構成されたことを特徴とする移動装置。
  11. 前記制御手段は、1つの前記感知センサからの信号で、前記収納部を使用可能状態又は使用不可状態とすることを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の移動装置。
  12. 前記移動体が停止し、前記駆動手段に所定値以上のトルクが負荷されると、前記制御手段が、駆動手段を駆動停止させることを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の移動装置。
  13. 前記収納部が使用可能状態又は使用不可状態となるまでの間に前記移動体の移動が妨げられ、前記駆動手段のトルクが増加すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して収納部を使用不可状態又は使用可能状態へ戻すことを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の移動装置。
  14. 前記移動体の位置を検出する位置検出センサを備え、
    前記収納部が使用可能状態又は使用不可状態で、前記感知センサからの信号に基づかず、前記位置検出センサが、移動体が所定量移動したことを検出すると、前記制御手段が、前記駆動手段を操作して、収納部を使用不可状態又は使用可能状態とすることを特徴とする請求項8〜13の何れか1項に記載の移動装置。
  15. 電源が投入されていないとき、前記駆動手段を構成するクラッチギアを空転させることを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の移動装置。
  16. 前記感知センサは前記移動体に取付けられていることを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の移動装置。
  17. 前記感知センサは前記移動体の周囲に取付けられていることを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の移動装置。
  18. 前記移動体は回転して使用状態となることを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載の移動装置。
  19. 前記移動体はスライドして使用状態となることを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載の移動装置。
  20. 前記移動体が開放して前記収納部が使用可能状態となることを特徴とする請求項8〜17の何れか1項に記載の移動装置。
  21. 前記感知センサは、アンテナ部によって発信された電波が人の手に当たり跳ね返ってくるまでの時間によって手の動きを感知する電波式センサであることを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置。
  22. 前記感知センサは、手を触れたときのコンデンサーの静電容量の変化によって手の動きを感知する静電容量式センサであることを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置。
  23. 前記静電容量式センサは、導電性部材を用いた物質型センサであることを特徴とする請求項22に記載の移動装置。
  24. 前記導電性部材が導電性樹脂であり、前記導電性樹脂の表面に加飾層を設けていることを特徴とする請求項23に記載の移動装置。
  25. 前記導電性樹脂は、ABS樹脂にカーボンが混練されたものであることを特徴とする請求項24に記載の移動装置。
  26. 前記感知センサは、体熱を感知して手の動きを感知する熱感知センサであることを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置。
  27. 前記感知センサは、手を触れたときの圧力変化を感知して手の動きを感知する圧力感知センサであることを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置。
  28. 前記感知センサは、光を発光する発光部と、前記発光部からの光を受光する受光部と、で構成され、手で光が遮られたとき手の動きを感知する光検出センサであることを特徴とする請求項1〜20の何れか1項に記載の移動装置。
  29. 前記光検出センサは、前記発光部と前記受光部が対面して配置された赤外線透過型センサであることを特徴とする請求項28に記載の移動装置。
  30. 前記光検出センサは、前記発光部と、発光部から発光され手で反射した光を受光する受光部が隣接して配置された赤外線反射型センサであることを特徴とする請求項28に記載の移動装置。
  31. 前記駆動手段は、前記移動体を回動させる回動手段と、前記回動手段に回動力を付与するモータと、で構成されたことを特徴とする請求項1〜30の何れか1項に記載の移動装置。
  32. 前記駆動手段は、回転力を付与するモータと、前記モータから付与された回転力をスライド力に変換し、前記移動体をスライドさせる変換手段と、で構成されたことを特徴とする請求項1〜30の何れか1項に記載の移動装置。
  33. 前記モータの回転速度を前記移動体の位置に応じて可変することを特徴とする請求項31又は32に記載の移動装置。
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