JP2003077204A - ディスク搬送装置 - Google Patents

ディスク搬送装置

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JP2003077204A
JP2003077204A JP2001262328A JP2001262328A JP2003077204A JP 2003077204 A JP2003077204 A JP 2003077204A JP 2001262328 A JP2001262328 A JP 2001262328A JP 2001262328 A JP2001262328 A JP 2001262328A JP 2003077204 A JP2003077204 A JP 2003077204A
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mode
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disc
cam
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JP2001262328A
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English (en)
Inventor
Susumu Hisatomi
晋 久冨
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレイの動作異常を短時間に検出する。 【解決手段】トレイは、モータ16によってオープン状
態の位置からクローズ状態の位置に移動される。トレイ
の移動に応じてロータリスイッチ28が回転して、所定
のタイミングで出力信号を発生する。ロータリスイッチ
28からの出力信号はトレイの移動途中の所定タイミン
グにおいて発生する。トレイ移動の開始時点からロータ
リスイッチ28の出力信号の発生時点までの時間間隔が
所定の範囲内にあるか否かによって、トレイの動作異常
を検出する。トレイの移動途中において動作異常の検出
が可能であり、異常検出に要する時間を短縮することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDあるいは、D
VD等のディスクに対して信号を記録しあるいは再生す
る機器に好適なディスク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDプレイヤー、DVDプレイヤ
ー等においては、トレイに複数枚のディスクを収納可能
にして、自在に任意のディスクを選択的に再生可能にし
たディスクチェンジャーが採用されることがある。例え
ば、特開平7−272380号公報においては、ディス
クの再生中にトレイをオープンしてディスクの入れ替え
を可能にしたディスク搬送装置が開示されている。
【0003】ところで、従来のディスク搬送装置におけ
る各モードの設定は、トレイ等の部材の位置等を検出す
ることで行われる。例えば、トレイが筐体前面に完全に
引き出されたことを検出してオープン状態の動作モード
を設定し、トレイが筐体内に完全に収納されたことを検
出してクローズ状態の各動作モードを設定する。
【0004】しかしながら、通常、動作異常を検出する
場合には、期待されるタイミングで信号を検出すること
ができなかった時間から、安全率を考慮して所定の時間
経過後に、動作異常が発生したものと判断して、異常検
出信号を出力するようになっている。
【0005】このため、異常の検出に比較的長時間を要
し、例えば、トレイに指を挟んでしまった場合等におい
て、事故等の発生から動作を停止させるまでに比較的長
時間を要することがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、動
作異常の検出に比較的長時間を要してしまうという問題
点があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、トレイの移行途中の複数のタイミングで検
出信号を発生させことにより、動作異常の検出に要する
時間を短縮することができるディスク搬送装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク搬
送装置は、ディスクを保持して回転駆動するターンテー
ブルと、載置されたディスクを前記ターンテーブルまで
搬送するトレイと、前記トレイの搬送途中において所定
の検出信号を出力するスイッチ手段とを具備したもので
ある。
【0009】本発明において、トレイはディスクをター
ンテーブルまで搬送する。この搬送途中において、スイ
ッチ手段は所定の検出信号を出力する。この検出信号を
用いることで、例えばトレイの動作異常を比較的短時間
で検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の一実
施の形態に係るディスク搬送装置を示す上面図である。
図1はトレイが筐体内に収納されたクローズ状態を示し
ている。図2は図1のトレイテーブル11及びクランプ
ホルダ12を除いて示す上面図である。図3は図2のト
レイ10がディスク入換えのために筐体外に露出したオ
ープン状態を示す上面図である。図4はディスク搬送装
置の側面図であり、クローズ状態を示している。図5は
図4に対応した側面図であり、オープン状態を示してい
る。図6はモードの移行を示すタイミングチャートであ
る。図7乃至図10は夫々図6のモード1乃至モード4
時における上面図であり、図3のトレイ10を除いて示
している。図11はピックアップ装置の状態の変化を説
明するための説明図であり、図11(a)乃至(e)は
時間の経過に従った変化を示している。
【0011】本実施の形態はトレイの移動終了時点だけ
でなく、トレイの移動途中においても各種状態の検出を
可能にすることにより、異常時の検出に要する時間を短
縮するようにしたものである。
【0012】図4及び図5はディスク搬送装置の筐体1
4が台13上に載置されている状態を示している。筐体
14内にはシャーシ15が配設されており、筐体14の
前面側のシャーシ15にはトレイ10が取り付けられ、
筐体14の背面側のシャーシ15にはピックアップ装置
26が取り付けられている。トレイ10は図1に示すよ
うに円盤状であり、シャーシ15に支持されて筐体14
の前方から引き出されて、図5に示すように筐体14外
に露出する(オープン状態)と共に、図4に示すように
筐体14内に収納される(クローズ状態)ようになって
いる。
【0013】トレイ10上にはトレイテーブル11が配
置されている。略円形のトレイテーブル11は、軸9を
中心に回動自在であり、表面にCD(コンパクトディス
ク)等のディスク媒体を収納する5つの収納部8を有す
る。トレイテーブル11は回転することによって、所定
の収納部8をピックアップ装置26上に位置させると共
に、他の所定の収納部8を筐体14の前面側に配置する
ことができるようになっている。
【0014】筐体14の背面側のシャーシ15端部には
ネジ部12aによってクランプホルダ12が取り付けら
れている。クランプホルダ12にはクランパ30が取り
付けられており、後述するように、ピックアップ装置2
6上に位置する収納部8上のディスク24(2点鎖線)
をクランパ30とターンテーブル25(図5参照)との
間に挟持して保持するときには、クランプホルダ12と
クランパ30は接触しないようになっている。
【0015】図1のトレイテーブル11及びクランプホ
ルダ12を取り外すと、図2又は図3の状態となる。図
2はトレイ10が筐体14内に収納された状態(クロー
ズ状態)を示し、図3はトレイ10が筐体14外に露出
した状態(オープン状態)を示している。クローズ状態
とオープン状態との間の移行はモータ16によって行わ
れる。
【0016】図3に示すように、モータ16はシャーシ
15の前端部分に固定されている。図3のトレイ10を
取り外すと、図7の状態となる。図7はトレイ10の搬
送機構及びピックアップ装置26の近傍部分を示してい
る。
【0017】モータ16は回転軸が筐体14の左右方向
に配置されており、回転軸にはウォーム17が取り付け
られている。シャーシ15に植設された軸には回動自在
に中継ギア18が取り付けられており、ウォーム17と
中継ギア18とは噛合している。また、シャーシ15に
植設された軸には回動自在にカムギア19が取り付けら
れており、中継ギア18とカムギア19とは噛合してい
る。モータ16の回転によってウォーム17が回転する
と、この回転によって中継ギア18が回転し、更にカム
ギア19も回転する。
【0018】また、カムギア19近傍のシャーシ15上
には軸20bが植設されており、この軸20bには、軸
20bを揺動中心とするカムレバー20が取り付けられ
ている。カムレバー20の所定位置には、カムギア19
の表面側に突出したピン20aが設けられている。カム
ギア19の表面には、カム溝19aが形成されており、
このカム溝19aにカムレバー20のピン20aが係合
するようになっている。
【0019】カムレバー20のピン20aがカムギア1
9のカム溝19aに案内されて移動することで、カムレ
バー20は軸20bを中心に揺動する。即ち、モータ1
6の回転に伴ってカムギア19が回転することで、カム
レバー20は揺動する。カムレバー20の先端にはピン
20cが植設されており、このピン20cを軸として回
動自在なアイドルギア21が取り付けられている。
【0020】また、カムレバー20の先端の移動軌跡に
沿って、シャーシ15上には円弧状ラック15aが固定
されている。ラック15aはアイドルギア21に噛合し
ている。即ち、図7の状態からモータ16を例えば正回
転させることによってカムギア19を反時計方向に回転
させると、カムレバー20は揺動軸20bを中心に反時
計方向に回転し、アイドルギア21も反時計方向に回転
しながら円弧状ラック15aに沿って、筐体14後方側
に移動する。逆に、モータ16を逆回転させると、アイ
ドルギア21は時計方向に回転しながら円弧状ラック1
5aに沿って筐体14前方側に移動する。
【0021】一方、トレイ10の裏面側には、図2及び
図3に示すように、アイドルギア21に対応する位置に
円弧状ラック10eが固定されており、円弧状ラック1
0eはアイドルギア21に噛合している。アイドルギア
21は、反時計方向に回転することによって、円弧状ラ
ック10e上を筐体14前方側に移動し、時計方向に回
転することによって、円弧状ラック10e上を筐体14
後方側に移動する。
【0022】円弧状ラック15aはシャーシ15に固定
されており、円弧状ラック10eはトレイ10に固定さ
れているので、アイドルギア21が反時計方向に回転す
ることによって、トレイ10をシャーシ15の後方側に
移動させ、時計方向に回転することによって、トレイ1
0をシャーシ15の前方側に移動させる。
【0023】即ち、図7の状態からモータ16を正回転
させてカムギア19を反時計方向に回転させると、カム
レバー20は揺動軸20bを中心に反時計方向に揺動
し、アイドルギア21は反時計方向に回転しながら円弧
状ラック15a上を移動し、トレイ10はオープンの状
態からクローズの状態に移行する。逆に、モータ16を
逆回転させてカムギア19を時計方向に回転させると、
アイドルギア21は時計方向に回転しながら円弧状ラッ
ク15a上を筐体14の前方側に移動し、トレイ10を
クローズ状態からオープン状態に移行させる。
【0024】また、ピックアップ装置26の上下動をト
レイ10の出し入れに連動させることにより、トレイ1
0の挿入に必要な力を軽減するようにしている。このよ
うなトレイ10の移動の補助は、カムギア19の裏面
に、カム溝19bを形成することで行われる。
【0025】即ち、ピックアップ装置26は、ピックア
ップホルダ29上に配置されたピックアップ部26a及
びターンテーブル25を有している。ピックアップホル
ダ29は、水平方向に設けられた一対の軸29aによっ
てシャーシ15後端において上下方向に揺動自在に支持
されている。ピックアップホルダ29の前端にはターン
テーブル25がクランプホルダ12のクランパ30に対
向する位置に配置されている。
【0026】ピックアップホルダ29が軸29aを中心
にして揺動し、その前端を下に下げる(ダウン状態)こ
とによって、ターンテーブル25とクランパ30との間
に隙間が生じて、ディスク24をターンテーブル25と
クランパ30との間に配置することが可能となる。ピッ
クアップホルダ29が軸29aを中心にして前端を上に
上げる(アップ状態)と、ターンテーブル25とクラン
パ30とが圧接されて、介在しているディスク24を挟
持することが可能となる。
【0027】ピックアップ部26aはピックアップホル
ダ29中を前後方向に移動自在であり、ターンテーブル
25上で回転しているディスク24に対してその径方向
に移動しながらレーザ光を照射することで、ディスク2
4に対してデータの書込み及び読み出しを行うことが可
能となっている。
【0028】ピックアップホルダ29の前端には係合部
27dが形成されており、この係合部27dにはアップ
ダウンレバー27後端の係合部27cが係合されてい
る。アップダウンレバー27は前端下端において水平方
向に設けられた軸27bに軸支されて、この軸27bを
中心に係合部27cを上下方向に揺動自在である。ま
た、アップダウンレバー27の前端上端、即ち、軸27
bの上方には、ピン27aが上方に向けて植設されてい
る。
【0029】ピン27aは、カムギア19の裏面に形成
されたカム溝19bに係合するようになっている。アッ
プダウンレバー27のピン27aがカムギア19のカム
溝19bに案内されて移動することで、アップダウンレ
バー27は軸27bを中心に揺動する。即ち、モータ1
6の回転に伴ってカムギア19が回転することで、アッ
プダウンレバー27は揺動する。アップダウンレバー2
7の後端側はターンテーブル25及びピックアップ部2
6aを搭載したピックアップホルダ29と係合してお
り、カムギア19の回転に応じて、ピックアップホルダ
29が上下に揺動することになる。
【0030】図7に示すように、カムギア19に形成し
たカム溝19bは、カムギア19の回転軸からの径が短
い部分(以下、短径部分という)19bSと長い部分
(以下、長径部分という)19bLとを有する。ピン2
7aは、軸27bの上方であって、ピックアップホルダ
29の前端の所定位置に固定されている。
【0031】ピン27aがカム溝19bの短径部分19
bSを通過する場合には、ピン27aは軸27bの略垂
直上方に位置する(図11(e)参照)。一方、ピン2
7aがカム溝19bの長径部分19bLを通過する場合
には、ピン27aは軸27bの垂直上方の位置よりも後
端側に位置する(図11(b)参照)。即ち、この場合
には、アップダウンレバー27の後端側の係合部27c
は下方に位置し、ピックアップホルダ29の前端は下に
下がった位置に位置する。
【0032】このとき、ピックアップホルダ29の前端
が自重によって下方に移動する力は、アップダウンレバ
ー27の前端のピン27aを筐体14の後方側に移動さ
せる力となり、ピン27aをカム溝19b内の短径部分
19bSから長径部分19bLに移動させる力となる。
【0033】図3及び図7に示すように、トレイ10が
筐体14外部に露出したオープン状態においては、ピン
27aはカム溝19b内の短径部分19bSから長径部
分19bLへの移動途中に位置する。しかも、この移動
途中の位置においては、カム溝19bの圧力角は大きな
値に設定してある。即ち、この状態では、ピックアップ
装置26の自重によって、ピン27aを長径部分19b
Lに移動させようとする力、即ち、カムギア19を反時
計方向に回転させようとする力が働く。つまり、オープ
ン状態時には、ピックアップ装置26の自重によって、
カムギア19の反時計方向(トレイ10を収納する方
向)の回転を補助する力が働き、比較的小さな力でトレ
イ10を収納することが可能となる。
【0034】逆に、トレイ10をクローズ状態からオー
プン状態に移行させる場合には、オープン状態への移行
完了直前において、ピックアップ装置26の自重により
カムギア19の時計方向の回転を抑制する力が作用し、
トレイ10の引き出しにブレーキをかけ、オープン状態
完了時点においてトレイ10の引き出しをスムーズに終
了させることが可能となる。
【0035】なお、ピックアップホルダ29のダウン状
態では、トレイ10がクローズの状態でもトレイテーブ
ル11の回転が可能である。また、ピックアップホルダ
29のアップ状態では、ディスク24はターンテーブル
25上に搭載されてクランパ30との間にクランプさ
れ、ピックアップ部26aによって再生可能な状態とな
る。
【0036】本実施の形態においては、シャーシ15に
は、ロータリスイッチ28が取り付けられており、ロー
タリスイッチ28はカムギア19に噛合している。図1
2はロータリスイッチ28の具体的な構成を示す説明図
である。図12(a)はロータリスイッチ28の上面を
示しており、図12(b)は図12(a)の上方に配置
されるロータリ部を示している。
【0037】ロータリスイッチ28は、シャーシ15に
対して固定されたステータ部40とステータ部40の上
方に位置して、回動自在なロータ部41にって構成され
ている。即ち、ステータ部40はシャーシ15に対して
固定され、ロータ部41はステータ部40に対して回動
自在に取り付けられている。
【0038】ステータ部40は同心円状に複数の摺動部
が形成されている。各摺動部は、絶縁性のベース部材4
3及びこのベース部材43上に断続的に形成される配線
パターン42(斜線部)によって構成されている。各摺
動部の配線パターン42は、夫々端子44乃至47に接
続されている。
【0039】一方、ロータ部41は、表面に接点部52
が配置されている。接点部52はステータ部40の各摺
動部に対応する位置に夫々ブラシ48乃至51を有して
いる。ブラシ48乃至51は、ロータ部41が回動する
ことによって、各摺動部上を摺動し、各摺動部の同一回
転角における配線パターン42又はベース部材43に接
触するようにステータ部40に取り付けられている。
【0040】カムギア19は図7乃至図10に示すよう
に、モード1乃至モード4間で略1回転する。ロータリ
スイッチ28のロータリ部41はカムギア19に噛合し
ており、カムギア19の回転に従って例えばモード1乃
至モード4間で略1回転する。カムギア19の回転に応
じてロータ部41が回転すると、ステータ部40の各摺
動部の同一回転角において接点部52の各ブラシ48乃
至51が接触する。同一回転角の位置において配線パタ
ーン42が形成されていれば、形成されている配線パタ
ーン42同士は接点部52によって接続される。即ち、
端子44乃至47相互間は回転角度に応じてオン,オフ
される。端子44乃至47相互間のオン,オフをマイク
ロコンピュータ等によって検出することで、カムギア1
9の所定の回転角度を検出し、例えば3種類の信号A,
B,Cによって夫々カムギア19の所定の回転角度を独
立して示すことができる。
【0041】例えば、ロータリスイッチからの信号A
は、図6に示すように、モード1、モード2及びモード
4のタイミングで発生する。信号Bは、図6に示すよう
に、モード2及びモード3のタイミングで発生すると共
に、モード1とモード2間の2点及びモード3とモード
4間の2点を検出する。また、信号Cは、図6に示すよ
うに、信号Bと同様に、モード1とモード2間の2点及
びモード3とモード4間の2点を検出すると共に、モー
ド5及びモード4のタイミングを検出する。ロータリス
イッチ28の出力に基づいて各種動作モードが設定され
る。
【0042】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0043】トレイ10の出し入れ及び再生等の各モー
ドは図6のモード移行図に従って行われる。図6のモー
ド1乃至モード5は、夫々、オープン状態、クローズ状
態、クローズ・クランプ状態、オープン・クランプ状態
及び再配置状態を示している。本実施の形態において
は、図6の各モードは、ロータリスイッチ28の出力信
号A,B,Cによって設定される。
【0044】モード1のオープン状態は、トレイ10が
オープン状態であることを示し、モード2のクローズ状
態はトレイ10がクローズ状態であることを示す。モー
ド3のクローズ・クランプ状態は、トレイ10がクロー
ズ状態で、ディスク24をターンテーブル25に搭載し
てクランプし、ピックアップ部26aで再生可能にした
ことを示し、モード4のオープン・クランプ状態は、デ
ィスク24のクランプ状態を維持してトレイ10をオー
プン状態にしたことを示す。また、モード5の再配置状
態は、クランプに際してクランプ状態を一旦解除した状
態を示している。
【0045】図7乃至図10は夫々図6のモード1乃至
モード4に対応している。また、モード1乃至4におけ
るピックアップ装置26の状態は、夫々図11(a),
図11(b),図11(e),図11(e)に示してあ
る。
【0046】モード1乃至4の移行は、カムギア19の
反時計方向の回転に連動して行われる。即ち、トレイ1
0のオープン状態から、カムギア19の反時計方向の回
転に連動してトレイ10の移動及びピックアップ装置2
6(アップダウンレバー27)の上下動が行われて、モ
ード2のクローズ状態、モード3のクローズ・クランプ
状態、モード4のオープン・クランプ状態に移行する。
カムギア19の時計方向の回転では、モード4からモー
ド1への移行が行われる。ロータリスイッチ28がカム
ギア19の回転位置を検出することで、各モード1〜4
の設定が行われる。
【0047】次に、図7乃至図11を参照して、各モー
ドの詳細な動作を説明する。
【0048】図7及び図11(a)はモード1、即ち、
オープン状態を示している。トレイ10は筐体14の前
方から外部に露出してオープン状態である。アップダウ
ンレバー27は、図11(e)に示すアップ状態と図1
1(b)に示すダウン状態との中間の状態となってい
る。
【0049】このように、本実施の形態においては、再
生中でないオープン状態においては、ピックアップ装置
26を完全なダウン状態から所定量だけ上げた状態に設
定するようになっている。これにより、オープン状態に
おいては、ピックアップ装置26は自重によってピック
アップホルダ29の先端を下に下げる方向に力を生じさ
せる。
【0050】モード1においては、トレイテーブル11
の回転が可能である。操作者は筐体14の前面から露出
したトレイテーブル11を回転させることによって、所
望の収納部8にディスク24を載置することができる。
トレイ10上には、トレイテーブル11の回転位置を変
えるためのスキップスイッチ38がディスク搭載面と同
一面に設けられており、トレイ10をオープンさせた状
態でスキップスイッチ38を押し込むことによって、ト
レイテーブル11を回転させて、所望の収納部8を前面
中央に位置させることができ、これにより、容易にディ
スクの入れ替えを行うことができる。
【0051】ここで、ユーザーが筐体14の図示しない
前面パネルに設けられたクローズボタンを押すか、又
は、トレイ10を手で少し押し込むものとする。そうす
ると、トレイ10の裏面に固定されている円弧状ラック
10eがアイドルギア21を反時計方向に回転させ、カ
ムレバー20を反時計方向に回転させる。これにより、
カムギア19も反時計方向に回転する。この回転はロー
タリスイッチ28によって検出され、ロータリスイッチ
28はモータ16に正回転させるための指示を出力す
る。以後、モータ16が正回転して、モード2に移行す
る。
【0052】オープン状態からモード2のクローズ状態
への移行開始時においては、図7に示すように、ピック
アップホルダ29に取り付けたアップダウンレバー27
のピン27aは、カムギア19のカム溝19b内の短径
部分19bSと長径部分19bLとの途中に位置する。
この部分は圧力角が大きく、ピックアップ装置26の自
重によって、ピン27aは筐体14の後端方向、即ち、
長径部分19bLに移動しようとする。ピン27aが長
径部分19bLに移動しようとする力は、カムギア19
の反時計方向の回転を補助する力となり、トレイ10の
収納に必要な力が軽減される。これにより、トレイ10
を比較的小さい力で押し込むだけで、ロータリスイッチ
28の信号を変化させてモード2に移行させることがで
きる。また、モータ16の負荷を軽減させることができ
る。
【0053】モータ16が正方向の回転を続けることに
よって、モード2のクローズ状態に移行する。図8及び
図11(b)はクローズ状態を示している。トレイ10
は図4に示すように筐体14内に収納されている。モー
ド1からモード2への移行開始後において、アップダウ
ンレバー27のピン27aは、長径部分19bLに位置
する。これにより、ピックアップホルダ19はダウン状
態となる。
【0054】トレイ10が筐体14内に収納されること
により、トレイテーブル11の所定の収納部8は、図2
に示すように、ピックアップ装置26上に移動する。ピ
ックアップホルダ19はダウン状態であるので、収納部
8上のディスク24は、図11(b)に示すよう、ター
ンテーブル25とクランパ30との間に移動する。クロ
ーズ状態では、ディスク24のセンターの開口部分は略
ターンテーブル25上に位置する。
【0055】クローズ状態では、ターンテーブル25と
クランパ30との間に隙間があるので、ディスク24を
搭載したトレイテーブル11を回転させることができ、
再生するディスク24の交換が可能である。
【0056】モード2のクローズ状態から更にモータ1
6を正回転させると、ピックアップ装置26は図11
(b)〜図11(e)の状態に変化し、モード3のクロ
ーズ・クランプ状態に移行する。図9及び図11(e)
はクローズ・クランプ状態を示している。クローズ・ク
ランプ状態においては、ピックアップホルダ19はアッ
プ状態となり、ターンテーブル25は上昇してディスク
24をクランプホルダ12のクランパ30との間に挟持
する。
【0057】しかし、単にピックアップホルダ19をア
ップ状態にしただけでは、ターンテーブル25とディス
ク24の芯だしが不十分となることがある。そこで、モ
ード3への移行直後に、モータ16を逆方向に回転させ
て、元のモード2近傍のモード5に移行させ、再度モー
タ16を正回転させてモード3の状態に復帰させる。即
ち、トレイ10はクローズ状態のまま、ピックアップ装
置26を図11(e)から図11(d)を経て図11
(c)の状態(モード5の再配置状態)に戻し、更に、
ピックアップ装置26を図11(c)から図11(d)
を得て図11(e)のクローズ・クランプ状態に復帰さ
せる。
【0058】図11(c)に示すモード5の再配置状態
においては、図示しないトレイテーブル11とディスク
24とは接触せず、クランパ30とディスク24とが離
間した状態である。これにより、ディスク24に対する
クランパ30の押圧力が低減され、ターンテーブル25
に対するディスク24の芯だしが容易となる。この状態
で、モータ16を正回転させてモード3に移行すること
によって、正常に芯だしを行った状態でディスク24を
ターンテーブル25とクランパ30との間にクランプす
ることができる。
【0059】なお、モード2とモード3との間、即ち、
トレイ10がクローズ状態で、ピックアップホルダ29
がダウン状態から若干アップ状態に移行した後には、ト
レイテーブル11の回転は禁止される。即ち、ロータリ
スイッチ28のモード2を示す出力信号Bの立下りタイ
ミングからモード3の次に発生する出力信号Bの立ち上
がりタイミングまでが、トレイテーブル回転不可範囲に
設定される。
【0060】また、アップダウンレバー27がアップ状
態となって、ディスク24がターンテーブル25とクラ
ンパ30との間にクランプされることによって、ディス
ク24に対する再生等のアクセスが可能となる。
【0061】いま、ディスク24の再生中において、図
示しないディスク入れ替えボタンが操作されるものとす
る。この場合には、モード3のクローズ・クランプ状態
から、モータ16を正回転させることによって、モード
4のオープン・クランプ状態に移行させる。図10はこ
のオープン・クランプ状態を示している。
【0062】クローズ・クランプ状態においてモータ1
6が正回転すると、カムレバー20はピン20aがカム
溝19aに案内されることによって、時計方向に回転す
る。これにより、アイドルギア21は時計方向に回転し
て、円弧状ラック15aに沿って筐体14の前面側に移
動する。これにより、円弧状ラック10eも筐体14の
前面側に移動し、最終的には、図10及び図5に示すよ
うに、トレイ10はオープン状態となる。
【0063】なお、オープン・クランプ状態において
は、図10に示すように、アップダウンレバー27のピ
ン27aは短径部分19bSに位置する。従って、ピッ
クアップホルダ19はアップ状態を維持し、ディスク2
4はクランプ状態を維持して、再生可能な状態となって
いる。また、この場合には、トレイテーブル11の周面
はターンテーブル25よりも筐体14の前面側に位置し
ており、トレイテーブル11は回転可能である。従っ
て、オープン・クランプ状態においては、ディスク24
を再生しながら、他の収納部8へのディスクの入れ替え
が可能である。
【0064】なお、モード4の状態からモータ16を逆
回転させることによって、モード3、モード2、モード
1に順次移行することは明らかである。なお、この場合
において、モード3からモード2への移行時には芯だし
のための往復動作を行う必要はないことも明らかであ
る。
【0065】モード2のクローズ状態からモード1のオ
ープン状態への移行に際して、アップダウンレバー27
のピン27aは長径部分19bLに位置し、オープン状
態への移行完了直前において、ピン27aは長径部分1
9bLから短径部分19bSに移動しようとする。しか
し、この部分は圧力角が大きいので、ピックアップ装置
26は、その自重によって、ピン27aが長径部分19
bLに移動することを阻止するように、即ち、ピン27
aが筐体14の前面方向に移動することを阻止するよう
に作用する。これにより、オープン状態への完全な移行
直前において、カムギア19の時計方向の回転を抑制す
る力が作用し、トレイ10の前方側への移動にはブレー
キが掛けられ、トレイ10はスムーズに停止する。
【0066】本実施の形態においては、図6のモード1
とモード2との間及びモード3とモード4との間におい
ては、ロータリスイッチ28からの出力信号B,Cは、
各モード間で夫々2カ所のタイミングを示すパルスを発
生している。モード1とモード2との間はトレイ10の
オープン状態からクローズ状態の移行期間である。ま
た、モード3とモード4との間はトレイ10のクローズ
状態からオープン状態の移行期間である。
【0067】本実施の形態においては、これらの移行期
間の途中の2カ所で、信号B,Cのパルスを発生させて
いる。例えば、図示しないマイクロコンピュータ等は、
これらの信号B,Cのパルスタイミングでトレイ10の
移動が正常に行われているか否かを判定する。例えば、
マイクロコンピュータ等は、モード1からモード2への
以降開始タイミングから信号B,Cのパルスの発生間隔
を調べ、所定の範囲内にある場合にはトレイ10が正常
に移動しているものと判断し、信号B,Cのパルスの発
生間隔が所定の範囲よりも大きい場合には、トレイ10
の動作が異常であるものと判断して、例えば、トレイ1
0を駆動するモータ16の回転を停止させた後、元のモ
ードまで戻るためにモータを逆転させる。
【0068】このように、本実施の形態においては、ロ
ータリスイッチ28はモータ16の停止位置以外のタイ
ミングでも信号を出力するようになっている。このた
め、トレイ10の通常動作の移行中には短い時間間隔で
信号を発生させることができ、トレイ10に指を挟むな
どの異常時の検出を短時間で行うことができる。なお、
本実施の形態においては、信号B,Cをトレイ10の移
動の異常検出に用いたが、信号B,Cの用途は特に限定
されるものではない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レイの移行途中の複数のタイミングで検出信号を発生さ
せことにより、動作異常の検出に要する時間を短縮する
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディスク搬送装置
を示す上面図。
【図2】図1のトレイテーブル11及びクランプホルダ
12を除いて示す上面図。
【図3】図2のトレイ10がディスク入換えのために筐
体外に露出したオープン状態を示す上面図。
【図4】ディスク搬送装置の側面図。
【図5】図4に対応した側面図。
【図6】モードの移行を示すタイミングチャート。
【図7】図6のモード1時における上面図。
【図8】図6のモード2時における上面図。
【図9】図6のモード3時における上面図。
【図10】図6のモード4時における上面図。
【図11】ピックアップ装置の状態の変化を説明するた
めの説明図。
【図12】ロータリスイッチ28の具体的な構成を示す
説明図。
【符号の説明】
10…トレイ、11…トレイテーブル、12…クランプ
ホルダ、19…カムギア、19a,19b…カム溝、2
5…ターンテーブル、26…ピックアップ装置、27…
アップダウンレバー、27a…ピン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを保持して回転駆動するターン
    テーブルと、 載置されたディスクを前記ターンテーブルまで搬送する
    トレイと、 前記トレイの搬送途中において所定の検出信号を出力す
    るスイッチ手段とを具備したことを特徴とするディスク
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ手段は、前記トレイの搬送
    途中の複数のタイミングで前記所定の検出信号を出力こ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は、前記トレイの搬送
    に応じて回転し、前記トレイの搬送位置に応じた検出信
    号を出力するロータリスイッチであることを特徴とする
    請求項1に記載のディスク搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記検出信号は、前記トレイの搬送異常
    の検出に利用されることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022629A (ja) * 2003-06-12 2005-01-27 Nifco Inc 移動装置
US8214852B2 (en) 2010-03-12 2012-07-03 Orion Electric Company, Ltd. Disc device including disc loading mechanism

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JP2005022629A (ja) * 2003-06-12 2005-01-27 Nifco Inc 移動装置
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